JP2004221802A - Telephone set - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、たとえば公衆電話回線を通じて相手先と通話が可能な電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、たとえば一般家庭における電話装置は公衆電話回線に接続されている。最近では、たとえば公衆電話回線を通じてインターネットなどを利用してデータ通信を行う場合、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)と呼称される高速データ通信技術が電話装置および公衆電話回線に適用される。
【0003】
図6は、電話装置および公衆電話回線にADSLが適用された場合のシステムの一例を示す図である。このシステムでは、電話装置1と公衆電話回線Lとの間にスプリッタ2が介在され、スプリッタ2にADSL用モデム3が接続され、ADSL用モデム3にパーソナルコンピュータ4が接続されている。なお、電話装置1には、ファクシミリ装置が適用されてもよい。
【0004】
スプリッタ2は、公衆電話回線Lから送られる音声信号とデータ信号とを分離する、または電話装置1およびADSL用モデム3から与えられる音声信号およびデータ信号とを合成するためのものである。スプリッタ2は、いわゆるローパスフィルタとして機能し、たとえば公衆電話回線Lから1MHz以上の周波数帯域のデータ信号が到達すると、このデータ信号をカットし、データ信号が電話装置1に送られないようにするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記スプリッタ2を電話装置1と公衆電話回線Lとの間に介在させると、電話装置1から公衆電話回線L側を見たときのインピーダンスが変化する場合がある。すなわち、スプリッタ2を介在させない場合、電話装置1から公衆電話回線L側を見たときのインピーダンスが約600Ωとされているが、上記スプリッタ2を介在させると、介在されるスプリッタ2の性能によっては、電話装置1から公衆電話回線L側を見たときのインピーダンスが大幅に変化することがある。通常、電話装置1は上記公衆電話回線L側のインピーダンスと整合するように設定されており、上記のように、インピーダンスが変化してインピーダンスの整合がとれない場合には、電話装置1において、マイクロフォン(図示略)からの送話信号がスピーカ(図示略)に回り込むことがあり、送話信号が受話信号に混在し、良好な通話ができなくなるといった不具合を生じる。
【0006】
ところで、送話器から入った音声や周囲の雑音が受話器に回り込み、受話信号が聞き取り難くなるという問題を解決する技術として、従来、所定周波数の試験信号を送話器側から入力する一方、受話出力アンプを介して受話器側に出力されるその試験信号を受話出力アンプの出力端で検出し、その出力レベルが適正となるように受話出力アンプのゲインを調整する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−53863号公報
【0008】
しかし、この技術は、受話出力アンプのゲインを調整するだけであるから、送話器側から回り込んだ送話信号(雑音を含む。以下、側音信号という。)と電話回線から送られてきた受話信号との両方が、受話出力アンプによって増幅されるため、側音信号の受話信号に対するレベルが比較的高い場合は、側音信号が十分に抑制されないという問題がある。特に、電話装置にADSL用のスプリッタが接続されるなどして当該電話装置から公衆電話回線側を見たインピーダンスが大きく変動するような場合は、そのインピーダンスの変動に応じて受話器側に回り込む側音信号の周波数特性も大きく変化するため、受話出力アンプのゲインを調整するだけでは、実際に使用される電話装置の設置状況に応じて十分な側音抑制効果を達成することは困難である。
【0009】
本願発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、電話装置の設置状況が、たとえば電話装置にADSLのスプリッタなどが接続され、当該電話装置から公衆電話回線側のインピーダンスが大きく変化する状況となっても、そのインピーダンスの変化に起因する側音信号によって生じる通話の品質低下を低減することのできる電話装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明の電話装置は、回線を通じて相手先と通話が可能であり、かつ音声を入力するための音声入力手段と、音声を出力するための音声出力手段と、前記音声入力手段から入力された送話信号を前記回線に向けて送り出すとともに、前記回線から送られる受話信号を取り込んで前記音声出力手段に与えるための2線4線変換手段とを有する電話装置であって、所定の試験信号を前記2線4線変換手段に対して発信する発信手段と、前記発信手段から発信され前記2線4線変換手段において前記音声出力手段に向けて回り込む前記試験信号のレベルを検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記試験信号のレベルに基づいて、前記回線側のインピーダンスに整合させるためのインピーダンス整合手段と、を備えることを特徴としている。
【0011】
このような電話装置によれば、発信手段から発信される試験信号は、2線4線変換手段において音声出力手段に向けて回り込み、検出手段によってそのレベルが検出される。そして、その検出レベルに基づいて、インピーダンス整合手段によって回線側のインピーダンスに整合させる。そのため、たとえばこの電話回線と公衆電話回線との間に、回線インピーダンスに影響を与える、ADSLのスプリッタが介在された場合であっても、インピーダンス整合手段によって回線側のインピーダンスに整合させることにより、そのインピーダンスの変化に起因する側音信号によって生じる通話の品質低下を低減することができ、良好な通話を行うことができる。
【0012】
また、請求項2に記載した発明の電話装置は、請求項1に記載の電話装置であって、前記2線4線変換手段は、複数の回路素子を含んでおり、前記インピーダンス整合手段は、前記2線4線変換手段における前記回路素子の回路定数を変化させることにより、前記回線側のインピーダンスに整合させる。
【0013】
このような電話装置によれば、請求項1に記載の電話装置による効果に加え、2線4線変換手段における回路素子の回路定数を変化させることにより、回線側のインピーダンスに整合させることができるので、回路定数を変化させるといった容易な処理で回線側のインピーダンスとの整合を行うことができる。
【0014】
また、請求項3に記載した発明の電話装置は、請求項2に記載の電話装置であって、前記インピーダンス整合手段は、前記2線4線変換手段における前記回路素子に対してそれぞれ設けられ、前記回路素子の回路定数をそれぞれ変化させるための複数のスイッチ手段と、上記複数のスイッチ手段を選択的にオン、オフする制御手段とによって構成されている。
【0015】
このような電話装置によれば、請求項2に記載の電話装置による効果に加え、制御手段によって複数のスイッチ手段を選択的にオン、オフすることにより、回路素子の回路定数をそれぞれ変化させることができるので、回線側のインピーダンスとの整合を、簡易な構成で実現することができる。
【0016】
また、請求項4に記載した発明の電話装置は、請求項3に記載の電話装置であって、前記制御手段は、前記検出手段によって検出された前記試験信号のレベルが最小となるときの、前記スイッチ手段のオン、オフの組み合わせを選択することにより、前記回線側のインピーダンスに整合させる。
【0017】
このような電話装置によれば、請求項3に記載の電話装置による効果に加え、制御手段は、検出手段によって検出された試験信号のレベルが最小となるとき、スイッチ手段のオン、オフの組み合わせを選択するので、実際の音声信号が音声信号出力手段側に回りこんだときのその音声信号による雑音を最小限に抑えることができる。
【0018】
また、請求項5に記載した発明の電話装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の電話装置であって、前記発信手段は、前記試験信号として単一の周波数のトーン信号を発信する。
【0019】
このような電話装置によれば、請求項1ないし4のいずれかに記載の電話装置による効果に加え、発信手段が発信する試験信号は、単一の周波数のトーン信号とされるので、このトーン信号の周波数を適当な値に設定すれば、可聴域の全周波数について検出手段による試験信号のレベルの検出を行わなくてもよく、制御が容易となる。
【0020】
また、請求項6に記載した発明の電話装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の電話装置であって、前記発信手段は、前記試験信号として複数種類の互いに異なる周波数のトーン信号をそれぞれ発信するものであり、前記インピーダンス整合手段は、各周波数のトーン信号によって検出されるレベルを考慮して前記回線側のインピーダンスに整合させる。
【0021】
このような電話装置によれば、請求項1ないし4のいずれかに記載の電話装置による効果に加え、複数種類の互いに異なる周波数のトーン信号に基づいて、検出手段による試験信号のレベルの検出が行なわれるので、広範囲の周波数帯域において検出レベルを把握でき、回線のインピーダンスとの整合を厳密にかつ適切に行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0023】
以下の説明では、従来の技術の欄で説明した図6を再び参照する。本願発明に係る電話装置としてのファクシミリ装置が適用されるシステムは、図6に示すように、いわゆるADSLが適用された構成とされており、ファクシミリ装置1と、このファクシミリ装置1に接続されたスプリッタ2と、このスプリッタ2に接続されたADSL用モデム3と、このADSL用モデム3に接続されたパーソナルコンピュータ4とを備えている。そして、スプリッタ2には、公衆電話回線L(以下、単に「回線L」という。)が接続されている。
【0024】
ファクシミリ装置1は、図示されていないが、たとえばインクジェット方式の印刷機能、画像読取機能(スキャナ機能)、および画像の通信機能などの各機能を複合的に備えたものである。ファクシミリ装置1は、たとえばファクシミリデータ信号を送信するときには、画像読取機能を用いて原稿を読み取り、読み取った原稿データを通信機能によって送り先に送信する。また、通信機能によってファクシミリデータ信号を受信したときには、印刷機能を用いてファクシミリデータ信号の内容を所定の記録用紙に印字する。なお、このファクシミリ装置1は、たとえばパーソナルコンピュータ4に接続された状態で独立した形で印刷装置やスキャナとして利用することもできる。また、印刷機能と画像読取機能とを連動させることで、コピー機として利用することもできる。また、ハンドセット(後述)を用いて回線Lを通じて相手先と通話を行うことができる。
【0025】
スプリッタ2は、回線Lから送られる音声信号とデータ信号とを分離する、またはファクシミリ装置1およびADSL用モデム3から与えられる音声信号およびデータ信号とを合成するためのものであり、たとえばコンデンサおよびコイル(いずれも図示略)からなるローパスフィルタによって構成されている。通常、受話信号は、たとえば300〜3400Hzの周波数帯域を有する可聴音声信号によって構成され、上記スプリッタ2は、この受話信号が回線Lから送られると、それを通過させ、それ以外の周波数帯域を有する信号を阻止する。そのため、ファクシミリ装置1側には、可聴域の受話信号が入力され、ADSL用モデム3側には、それ以外の周波数帯域を有する信号が入力される。
【0026】
ADSL用モデム3は、パーソナルコンピュータ4において処理される通信用のデータ信号の変復調を行うものである。
【0027】
パーソナルコンピュータ4は、たとえば1チップのマイクロコンピュータを備え、インターネットを通じて送られるホームページの画像データやメールデータなどの通信用のデータ信号を処理する装置である。
【0028】
図1は、ファクシミリ装置1の内部構成を示す図である。ファクシミリ装置1は、CPU11、RAM12、ROM13、ゲートアレイ14、NVRAM(不揮発性RAM:Non−Volatile RAM)15、コーデック16、DMAC17およびモデム18を備え、それらは、バス19により相互に接続されている。バス19には、アドレスバス、データバスおよび制御信号線が含まれる。また、このファクシミリ装置1では、ゲートアレイ14に、原稿読取部21、記録部22、操作部23、および表示部24が接続されて具備されている。
【0029】
モデム18には、2線−4線変換部31(本願発明における2線4線変換手段に相当)が接続され、2線−4線変換部31には、上述した回線Lが接続されている。また、2線−4線変換部31には、マイクロフォン32(本願発明における音声入力手段に相当)およびスピーカ33(本願発明における音声出力手段に相当)を備えたハンドセット34が接続されている。なお、図示していないが、このファクシミリ装置1には、回線Lに接続されることにより網制御を行うNCU(Network Control Unit)が設けられている。
【0030】
CPU11は、ファクシミリ装置1全体の動作を制御するものである。RAM12は、CPU11の作業領域などを提供するものである。ROM13は、CPU11が実行すべきプログラムなどを記憶するものである。特に、本実施形態では、ROM13に、図2に示すように、2線−4線変換部31の後述するアナログスイッチSW1〜SW7に対するオン、オフ設定を示すデータがスイッチ設定テーブルの形で記憶されている。
【0031】
すなわち、本実施形態に係るCPU11は、上記スイッチ設定テーブルを用いて、各アナログスイッチSW1〜SW7に対して複数種類のオン、オフ設定を行い、回線L側のインピーダンスが好適となるときのアナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフの組み合わせを選択する。この詳細については、後述する。また、CPU11は、モデム18に対して、試験信号としてのトーン信号を発信する指示を行う。なお、CPU11は、本願発明における制御手段に相当する。
【0032】
ゲートアレイ14は、CPU11と各部21〜24とのインターフェイスとして機能するものである。NVRAM15は、データや各種の情報を記憶するものである。コーデック16は、音声信号やファクシミリデータ信号などの符号化や復号化を行うものである。DMAC17は、主にRAM12へのデータの書き込みや読み出しを行うものである。
【0033】
モデム18は、ファクシミリデータ信号の変調や復調などを行うものである。本実施形態におけるモデム18は、試験信号としてのトーン信号を発信するためのトーン信号発信部35(本願発明における発信手段に相当)と、発信されたトーン信号を検出するためのトーン信号検出部36(本願発明における検出手段に相当)とが設けられている。
【0034】
トーン信号発信部35は、単一の周波数(たとえば1000Hz)のトーン信号を発信出力するためのものである。トーン信号発信部35の出力端子は、ハンドセット34のマイクロフォン32から入力される音声信号などが2線−4線変換部31に導かれる送信側ラインTLに接続される。トーン信号発信部35は、CPU11の指示によってトーン信号を発信出力する。なお、トーン信号発信部35は、複数種類の互いに異なる周波数のトーン信号を発信出力するものであってもよい。
【0035】
トーン信号検出部36は、トーン信号発信部35から出力され、2線−4線変換部31を通じて回り込んできたトーン信号を検出するためのものである。トーン信号発信部35の入力端子は、ハンドセット34のスピーカ33に出力するための、回線Lから送られる音声信号などが導かれる受信側ラインRLに接続される。トーン信号検出部36によって検出されたトーン信号の検出値は、CPU11に与えられる。
【0036】
2線−4線変換部31は、マイクロフォン32から入力される音声信号(送話信号)を回線Lに向けて送り出すとともに、回線Lから送られる音声信号(受話信号)を取り込んでスピーカ33に与えるためのものである。この2線−4線変換部31の詳細については後述する。
【0037】
原稿読取部21は、たとえばイメージセンサ、LED光源、および原稿送りモータ(いずれも図示せず)などを備え、CPU11の制御に応じてファクシミリ原稿などからイメージ画像を読み取るものである。
【0038】
記録部22は、感熱方式またはインクジェット方式などにより文字や図形などの画像を、CPU11からの指令に基づいてモノクロまたはカラーで印刷するものである。
【0039】
操作部23は、図示しないが、ダイヤルキー、ジョグダイヤルキー、およびその他の操作キーなどを備え、ユーザのキー操作による入力信号をCPU11に伝えるものである。
【0040】
表示部24は、図示しないが、たとえば液晶ディスプレイパネルを備え、この液晶ディスプレイパネルに対して、CPU11からの指令に基づいて動作状態や操作ガイダンスなどを表示するものである。
【0041】
図3は、2線−4線変換部31の回路構成を示す図である。この2線−4線変換部31は、トランス回路41と、受信アンプ回路42と、送信アンプ回路43と、音声信号とデータ信号とを切り換えるための切換回路44と、インピーダンス整合回路45(本願発明におけるインピーダンス整合手段に相当)とによって構成されている。
【0042】
トランス回路41は、回線Lと電気的に絶縁するための回路であり、回線Lに1次側が接続されたライントランスLTと、ライントランスLTの2次側に接続され、信号の直流分をカットするための結合用コンデンサC1とによって構成されている。このライントランスLTは、その巻線比が1:1とされている。
【0043】
受信アンプ回路42は、回線Lから送られたデータ信号および受話信号を所定のレベルに増幅するとともに、所定の周波数帯域を通過させるローパスフィルタの機能を有するものである。受信アンプ回路42は、OPアンプA1と、その負極側入力端子に接続された抵抗R1と、正極側入力端子に接続された抵抗R2と、負極側入力端子と出力端子との間に介在された抵抗R3およびコンデンサC2と、出力端子に接続された抵抗R4と、出力端子とグランドとの間に介在された抵抗R5とによって構成されている。
【0044】
送信アンプ回路43は、モデム18から送出されるデータ信号またはハンドセット34から送出される送話信号を所定のレベルに増幅するとともに、所定の周波数帯域を通過させるローパスフィルタの機能を有するものである。送信アンプ回路43は、OPアンプA2と、その負極側入力端子に接続された抵抗R6と、正極側入力端子に接続された抵抗R7と、正極側入力端子とグランドとの間に介在されたコンデンサC3と、負極側入力端子と出力との間に介在された抵抗R8およびコンデンサC4と、出力に接続され、信号直流分をカットするための結合用コンデンサC5とによって構成されている。正極側入力端子に接続された抵抗R7には、直流電圧(たとえばDC5V)が供給されている。
【0045】
切換回路44は、データ信号および送受話信号を切り換えるためのものであり、受信側ラインRLおよび送信側ラインTLのそれぞれに接続された2つのスイッチS1,S2によって構成され、2つのスイッチS1,S2は、CPU11の指令によって切り換えられる。
【0046】
具体的には、受信側ラインRLに接続されたスイッチS1は、回線Lからの信号に応じて、回線Lからの信号をモデム18に与えるか、ハンドセット34のスピーカ33に与えるかを切り換えるものである。この場合、回線Lからの信号がデータ信号のとき、モデム18側に切り換わり、回線Lからの信号が受話信号のとき、ハンドセット34側に切り換わる。
【0047】
また、送信側ラインTLに接続されたスイッチS2は、モデム18またはハンドセット34からの信号に応じて、送信側ラインTLをモデム18に接続するか、ハンドセット34に接続するかを切り換えるものである。この場合、このスイッチS2を介して送出される信号がモデム18からのデータ信号のとき、モデム18側に切り代わり換わり、送出される信号が受話信号のとき、ハンドセット34側に切り換わる。
【0048】
インピーダンス整合回路45は、ファクシミリ装置1から回線L側を見たインピーダンスに整合させるためのものであり、その基本構成として複数の抵抗R11〜R14、および複数のコンデンサC6〜C8を有している。具体的な接続構成としては、送信アンプ回路43の結合用コンデンサC5が抵抗R11の一端に接続され、抵抗R11の他端は、トランス回路41の結合用コンデンサC1に接続されているとともに、受信アンプ回路42の抵抗R1に接続されている。
【0049】
すなわち、送信アンプ回路43において増幅された音声信号またはデータ信号は、結合用コンデンサC5、インピーダンス整合回路45の抵抗R11、トランス回路41の結合用コンデンサC1、およびライントランスLTを介して回線Lに送出される。また、回線Lから送られた音声信号またはデータ信号は、トランス回路41のライントランスLT、結合用コンデンサC1、受信アンプ回路42の抵抗R1、OPアンプA1および抵抗R4を介して切換回路44に取り込まれる。
【0050】
インピーダンス整合回路45の抵抗R11〜R14は直列的に接続され、抵抗R14には、リファレンス電圧REFが供給される。各抵抗R12〜R14には、それぞれコンデンサC6〜C8が並列に接続されている。また、抵抗R12,R13(またはコンデンサC6,C7)の中点は、受信アンプ回路42の抵抗R2の一端に接続されている。
【0051】
インピーダンス整合回路45は、さらに、各抵抗R11〜R14および各コンデンサC6〜C8に対してそれぞれ並列に接続された、複数の第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7(本願発明におけるスイッチ手段に相当)と、複数の抵抗R16〜R19および複数のコンデンサC11〜C13とを有している。上記アナログスイッチSW1〜SW7は、CPU11による指令によってそれぞれオン、オフされる。
【0052】
具体的な接続構成としては、各アナログスイッチSW1〜SW7には、各抵抗R16〜R19および各コンデンサC11〜C13がそれぞれ直列に接続され、第1ないし第4アナログスイッチSW1〜SW4と各抵抗R16〜R19との各対構成が上記インピーダンス整合回路45の各抵抗R11〜R14に対して並列に接続されている。また、第5ないし第7アナログスイッチSW5〜SW7と各コンデンサC11〜C13との各対構成が上記インピーダンス整合回路45の各コンデンサC6〜C8に対して並列に接続されている。
【0053】
この構成によれば、たとえば第1アナログスイッチSW1がオンされると、抵抗R11と抵抗R16とが並列に接続された回路が構築される。これにより、抵抗R11の両端における抵抗値が変化される。また、たとえば第2アナログスイッチSW2がオンされると、抵抗R12と抵抗R17とが並列に接続された回路が構築される。これにより、抵抗R12の両端における抵抗値が変化される。
【0054】
すなわち、各アナログスイッチSW1〜SW7が選択的にオン、オフ設定されることにより、各抵抗R16〜R19および各コンデンサC11〜C13が並列に接続されて、各抵抗R11〜R14および各コンデンサC6〜C8の抵抗値および容量値がそれぞれ変化されることになる。
【0055】
本実施形態では、たとえばモデム18のトーン信号発信部35から発信される試験信号を、インピーダンス整合回路45を介してトーン信号検出部36において検出するようにし、インピーダンス整合回路45の各アナログスイッチSW1〜SW7をCPU11によって選択的にオン、オフ設定し、本来の各抵抗R11〜R14および各コンデンサC6〜C8の抵抗値および容量値を変化させることにより、トーン信号検出部36におけるトーン信号の検出レベルが最低となる、各抵抗R11〜R14および各コンデンサC6〜C8のオン、オフの組み合わせを選択するようにしている。
【0056】
これにより、図6に示したように、回線Lとファクシミリ装置1との間に、スプリッタ2を介在させることにより回線L側のインピーダンスに変化が生じても、ハンドセット34のマイクロフォン33から入力された音声信号がスピーカ33に回り込むことが抑制されるように、ファクシミリ装置1から見た回線L側のインピーダンスに整合させることができる。
【0057】
以下、上記構成におけるファクシミリ装置1の制御動作を、図4に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以下に示す制御動作は、たとえばファクシミリ装置1が工場から出荷されて一般家庭内に配置され、電源が投入された場合の初期設定時に行われるものである。
【0058】
まず、単一のトーン信号(たとえば1000Hz)を用いて回線L側のインピーダンスに整合させる場合の制御動作を説明する。図4に示すように、CPU11は、電源が投入されたとき、所定の初期設定を行い、そのひとつとして、アナログスイッチSW1〜SW7の設定番号を示すnを「0」とおき、それをRAM12に記憶させる(S1)。
【0059】
次いで、CPU11は、モデム18に対して試験信号としてのトーン信号を出力させる指令を出力する(S2)。モデム18は、上述したCPU11からの指令により、トーン信号発信部35からトーン信号を送信アンプ回路43に対して送出する。モデム18のトーン信号発信部35から出力されたトーン信号は、送信アンプ回路43によって所定のレベルに増幅され、インピーダンス整合回路45を介して受信アンプ回路42に回り込む。
【0060】
次に、CPU11は、アナログスイッチSW1〜SW7の設定番号nをRAM12から読み出し、読み出した設定番号nに「1」を加え(S3)、再度、RAM12に記憶させる。そして、CPU11は、ROM13に記憶されているスイッチ設定テーブル(図2参照)を参照して、インピーダンス整合回路45における各アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定を読み出す(S4)。ここで、CPU11は、RAM12において設定番号n=1が記憶されているため、スイッチ設定テーブルから第1の設定についての各アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定を読み出す。
【0061】
そして、CPU11は、読み出したオン、オフ設定に基づいて、インピーダンス整合回路45の各アナログスイッチSW1〜SW7に対して、オン信号またはオフ信号を出力する。これにより、インピーダンス整合回路45の各アナログスイッチSW1〜SW7は、オンまたはオフに設定される(S5)。たとえば、スイッチ設定テーブルにおける第1の設定は、図2に示すように、全ての各アナログスイッチSW1〜SW7がオフ(「0」)であるため、インピーダンス整合回路45の各アナログスイッチSW1〜SW7は、オフに設定される。
【0062】
受信アンプ回路42に回り込んだトーン信号は、モデム18のトーン信号検出部36によってそのレベルが検出され、その値はCPU11に送られる。CPU11は、モデム18から送られたトーン信号のレベルの値を取得する(S6)。
【0063】
次いで、CPU11は、前回までに検出されRAM12に記憶されていたトーン信号のレベルの値と、今回検出したトーン信号のレベルの値とを比較し(S7)、今回検出したトーン信号のレベルの値が前回までに検出され記憶されていたトーン信号のレベルの値より高いか否かの判別を行う(S8)。そして、今回検出したトーン信号のレベルの値が前回までに検出され記憶されていたトーン信号のレベルの値より低い場合(S8:NO)、今回検出したトーン信号のレベルの値を新たにRAM13に記憶させる(S9)。また、同時に、そのときのアナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定(または設定番号n)を記憶させる。これにより、検出レベルが最も低いときの、アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定が記憶されることになる。
【0064】
ステップS9において、今回検出したトーン信号のレベルの値をRAM13に記憶するか、または今回検出したトーン信号のレベルの値が前回までに検出され記憶されていたトーン信号のレベルの値より高い場合(S9:YES)、設定番号nが「128」であるか否かを判別する(S10)。設定番号nが「128」でない場合(S8:NO)、ステップS2に戻る。ステップS2では、ステップS3で設定番号n(=1)に「1」が加えられ、n=2がRAM12に記憶される。すなわち、スイッチ設定テーブルの第2の設定について、上述したと同様の手順で、アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定をROM13から読み出し、それに基づいて各アナログスイッチSW1〜SW7がオン、オフ設定される。
【0065】
たとえば、第2の設定では、第1アナログスイッチSW1のみオンとされ、第1アナログスイッチSW1以外の第2ないし第7アナログスイッチSW2〜SW7は、オフとされる。この場合も、トーン信号発信部35から発信されたトーン信号のレベルをトーン信号検出部36において検出し、今回検出したトーン信号のレベルの値が前回までに検出され記憶されていたトーン信号のレベルの値より高いか否かを比較し、低い方のレベル値をRAM12に記憶していく。
【0066】
ステップS10において、設定番号nが「128」である場合(S10:YES)、すなわち、第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7の全ての組み合わせについてトーン信号を検出した場合、RAM12に最終的に記憶されていた、第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定の組み合わせを読み出す。この場合、RAM12には、検出レベルが最も低かったときの第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定の組み合わせが記憶されているため、そのオン、オフ設定の組み合わせに基づいて、各第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフを決定する(S12)。
【0067】
このようにして、第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定の組み合わせのうち、トーン信号検出部36において検出された最も低いレベルの値であった第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定の組み合わせを選択することができる。
【0068】
このような処理により、送信側ラインTLを通じて送出される送話信号がインピーダンス整合回路25を介して受信側ラインRLに回り込むのを、可及的に抑制することができる。すなわち、ファクシミリ装置1から見た回線L側のインピーダンスに適切に整合させることができ、図6に示したように、回線インピーダンスに影響を与えるスプリッタ2が介在された場合であっても、インピーダンス整合回路45によって回線L側のインピーダンスに整合させることにより、良好な通話を行うことができる。
【0069】
また、上記構成によれば、インピーダンス整合回路45における抵抗R11〜R14およびコンデンサC11〜C14といった回路素子の回路定数を変化させることにより、回線L側のインピーダンスに整合させることができるので、回路定数を変化させるといった簡単な処理で回線L側のインピーダンスとの整合を行うことができる。
【0070】
また、CPU11によって第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7を選択的にオン、オフすることにより、回路素子の回路定数をそれぞれ変化させることができるので、回線L側のインピーダンスとの整合を、簡易な構成で実現することができる。
【0071】
また、CPU11は、トーン信号検出部36によって検出された試験信号のレベルが最小となるとき、第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフの組み合わせを選択するので、実際の音声信号がスピーカ33側に回りこんだときのその音声信号による雑音を最小限に抑えることができる。
【0072】
なお、上記実施形態では、インピーダンス整合回路45の各抵抗R11〜R14および各コンデンサC6〜C8の抵抗値および容量値を変化させるとき、各アナログスイッチSW1〜SW7を自動でオン、オフ設定するようにしたが、たとえばこれらの処理に代えてアッテネータやトリマといった可変用の部品を用いることも可能である。しかしながら、これらの部品は、ユーザが手動で調整する必要があるため、自動で行われる本実施形態の制御がより望ましいと言える。
【0073】
また、上記実施形態では、第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定の組み合わせの全てについて、トーン信号検出部36においてレベルを検出し、トーン信号検出部36において最小のレベルの値となる組み合わせを選択するようにしたが、これに代えて、たとえばしきい値としてのレベル値を予め設定しておき、そのしきい値以下になった、第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定の組み合わせを、最終的な第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定として取得してもよい。
【0074】
すなわち、第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定の組み合わせについて順次、トーン信号検出部36におけるレベルの値を検出していき、最初にしきい値以下となったオン、オフ設定の組み合わせを、最終的な第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定として取得する。
【0075】
この制御は、上記しきい値が実際に通話を行った際に、支障のない程度の検出レベル値であることに基づいて行われるものである。このようにすれば、第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定の組み合わせの全てについて、レベルを検出して、最小のレベルの値となるオン、オフ設定の組み合わせを選択しなくてもよく、制御が簡素化できるといった利点を有する。
【0076】
また、上記実施形態では、単一のトーン信号(たとえば1000Hz)を用いて回線L側のインピーダンスに整合させる場合の制御動作について説明したが、これに代えて、複数種類の互いに異なる周波数を用いて回線L側のインピーダンスに整合させるようにしてもよい。すなわち、トーン信号発信部35から、互いに異なる周波数のトーン信号(たとえば500Hz,1000Hz,2000Hz)を発信させ、周波数ごとに、および第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定の組み合わせごとに、トーン信号検出部36においての検出レベルをRAM12に記憶させる。
【0077】
この場合、図5に示すように、第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定の組み合わせにおいて、設定された周波数ごとに検出レベルの変化具合が異なることがある。このようなときには、たとえば各周波数における検出レベルの値に対して重み付けを加味し、加味された値に基づいて、第1ないし第7アナログスイッチSW1〜SW7のオン、オフ設定の組み合わせのうち、どの組み合わせが適当かを判断するようにしてもよい。
【0078】
たとえば、トーン信号の周波数を500Hz,1000Hz,2000Hzと設定した場合、ユーザが最も聴きやすいとされる1000Hzにおける検出レベルの値に対してたとえば定数「0.8」を掛け合わすようにし、500Hzおよび200Hzにおける検出レベルの値に対してたとえば定数「1」を掛け合わすようにし、掛け合わした各値を評価するようにしてもよい。なお、選択される周波数は、上記のように、3つに限るものではない。また、重み付けの定数も、上記した値に限るものではない。
【0079】
このように、複数種類の互いに異なる周波数のトーン信号についてレベルが検出されるので、広範囲の周波数帯域において検出レベルを把握でき、回線L側のインピーダンスとの整合を厳密にかつ適切に行うことができる。
【0080】
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではない。たとえば、ファクシミリ装置1の内部構成は、図1に示した構成に限らない。また、2線−4線変換部31の回路構成は、図3に示した構成に限らない。また、上記実施形態では、ファクシミリ装置1は、回線Lに接続されて適用されたが、これに代えて、IP電話などによるインターネット網が適用されてもよい。また、本実施形態では、たとえばADSLのスプリッタを用いたことによって回線Lのインピーダンスが大きく変化する場合に適用される構成について説明したが、上記スプリッタを用いたこと以外の他の要因によって回線Lのインピーダンスが変化する場合に適用されてもよい。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載した発明の電話装置によれば、発信手段から発信される試験信号は、2線4線変換手段において音声出力手段に向けて回り込み、検出手段によってそのレベルが検出される。そして、その検出レベルに基づいて、インピーダンス整合手段によって回線側のインピーダンスに整合される。そのため、たとえばこの電話回線と公衆電話回線との間に、回線インピーダンスに影響を与える、ADSLのスプリッタが介在された場合であっても、インピーダンス整合手段によって回線側のインピーダンスに整合させることにより、そのインピーダンスの変化に起因する側音信号によって生じる通話の品質低下を低減することができ、良好な通話を行うことができる。
【0082】
また、請求項2に記載した発明の電話装置によれば、請求項1に記載の電話装置による効果に加え、2線4線変換手段における回路素子の回路定数を変化させることにより、回線側のインピーダンスに整合させることができるので、回路定数を変化させるといった容易な処理で回線側のインピーダンスとの整合を行うことができる。
【0083】
また、請求項3に記載した発明の電話装置によれば、請求項2に記載の電話装置による効果に加え、制御手段によって複数のスイッチ手段を選択的にオン、オフすることにより、回路素子の回路定数をそれぞれ変化させることができるので、回線側のインピーダンスとの整合を、簡易な構成で実現することができる。
【0084】
さらに、請求項4に記載した発明の電話装置によれば、請求項3に記載の電話装置による効果に加え、制御手段は、検出手段によって検出された試験信号のレベルが最小となるとき、スイッチ手段のオン、オフの組み合わせを選択するので、実際の音声信号が音声信号出力手段側に回りこんだときのその音声信号による雑音を最小限に抑えることができる。
【0085】
さらに、請求項5に記載した発明の電話装置によれば、請求項1ないし4のいずれかに記載の電話装置による効果に加え、発信手段が発信する試験信号は、単一の周波数のトーン信号とされるので、このトーン信号の周波数を適当な値に設定すれば、可聴域の全周波数について検出手段による試験信号のレベルの検出を行わなくてもよく、制御が容易となる。
【0086】
さらに、請求項6に記載した発明の電話装置によれば、請求項1ないし4のいずれかに記載の電話装置による効果に加え、複数種類の互いに異なる周波数のトーン信号に基づいて、検出手段による試験信号のレベルの検出が行なわれるので、広範囲の周波数帯域において検出レベルを把握でき、回線側のインピーダンスとの整合を厳密にかつ適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る電話装置としてのファクシミリ装置の内部構成を示す図である。
【図2】スイッチ設定テーブルを示す図である。
【図3】2線−4線変換部の回路構成を示す図である。
【図4】ファクシミリ装置の制御動作を示すフローチャートである。
【図5】異なる周波数のトーン信号におけるアナログスイッチの設定番号と検出レベル値との関係を示す図である。
【図6】電話装置および公衆電話回線にADSLが適用された場合のシステムの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置(電話装置)
2 スプリッタ
11 CPU
18 モデム
31 2線−4線変換部
32 マイクロフォン
33 スピーカ
35 トーン信号発信部
36 トーン信号検出部
45 インピーダンス整合回路
L 公衆電話回線[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a telephone device capable of making a call with a destination through a public telephone line, for example.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, for example, a telephone device in a general home is connected to a public telephone line. In recent years, for example, when performing data communication using the Internet or the like through a public telephone line, a high-speed data communication technology called ADSL (Asymmetric Digital Subscriber Line) is applied to the telephone device and the public telephone line.
[0003]
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of a system when ADSL is applied to a telephone device and a public telephone line. In this system, a
[0004]
The
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the
[0006]
By the way, as a technique for solving the problem that voice and surrounding noise entering from a transmitter wrap around to the receiver and the reception signal becomes difficult to hear, conventionally, a test signal of a predetermined frequency is input from the transmitter side, while A technique has been proposed in which a test signal output to a receiver via an output amplifier is detected at an output terminal of the receiver output amplifier, and the gain of the receiver output amplifier is adjusted so that the output level becomes appropriate (for example, see Japanese Patent Application Laid-Open Publication No. H11-157556). And Patent Document 1).
[0007]
[Patent Document 1]
JP 2001-53863 A
[0008]
However, since this technique only adjusts the gain of a reception output amplifier, it is transmitted from a telephone line and a transmission signal (including noise; hereinafter, referred to as a side tone signal) sneaking from the transmitter. Both the received speech signal and the received speech signal are amplified by the received speech output amplifier, so that when the level of the side tone signal with respect to the received speech signal is relatively high, there is a problem that the side tone signal is not sufficiently suppressed. In particular, when the ADSL splitter is connected to the telephone device and the impedance of the telephone device from the telephone device to the public telephone line fluctuates greatly, the sidetone wrapping around the handset according to the fluctuation of the impedance. Since the frequency characteristics of the signal also vary greatly, it is difficult to achieve a sufficient sidetone suppression effect according to the actual installation status of the telephone device only by adjusting the gain of the reception output amplifier.
[0009]
The invention of the present application has been proposed in view of the above points, and the installation status of the telephone device is such that an ADSL splitter or the like is connected to the telephone device, and the impedance of the public telephone line side greatly changes from the telephone device. It is an object of the present invention to provide a telephone device capable of reducing a decrease in quality of a call caused by a side tone signal caused by a change in impedance of the telephone device.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a telephone device according to the first aspect of the present invention is capable of communicating with a destination through a line, and further includes a voice input unit for inputting voice and a voice for outputting voice. Output means, and two-wire / four-wire conversion means for sending outgoing speech signals input from the voice input means toward the line, taking in received signals sent from the line, and providing the received signals to the voice output means. Transmitting means for transmitting a predetermined test signal to said two-wire / four-wire conversion means, and transmitting from said transmission means and wrapping around said voice output means in said two-wire / four-wire conversion means. Detecting means for detecting the level of the test signal; and impedance for matching the impedance on the line side based on the level of the test signal detected by the detecting means. It is characterized in that it comprises a dance aligning means.
[0011]
According to such a telephone device, the test signal transmitted from the transmitting means is routed toward the audio output means in the two-wire / four-wire converting means, and the level is detected by the detecting means. Then, based on the detection level, the impedance is matched with the impedance on the line side by the impedance matching means. Therefore, for example, even when an ADSL splitter that affects the line impedance is interposed between the telephone line and the public telephone line, the impedance is matched to the impedance on the line side by impedance matching means. It is possible to reduce a decrease in the quality of a call caused by a side tone signal due to a change in impedance, and to perform a good call.
[0012]
A telephone device according to a second aspect of the present invention is the telephone device according to the first aspect, wherein the two-wire / four-wire conversion unit includes a plurality of circuit elements, and the impedance matching unit includes: By changing the circuit constant of the circuit element in the two-wire / four-wire conversion means, the impedance is matched to the impedance on the line side.
[0013]
According to such a telephone device, in addition to the effect of the telephone device according to the first aspect, it is possible to match the impedance on the line side by changing the circuit constant of the circuit element in the two-wire / four-wire conversion means. Therefore, matching with the impedance on the line side can be performed by an easy process such as changing the circuit constant.
[0014]
A telephone device according to a third aspect of the present invention is the telephone device according to the second aspect, wherein the impedance matching means is provided for each of the circuit elements in the two-wire / four-wire conversion means. It is constituted by a plurality of switch means for respectively changing circuit constants of the circuit element, and a control means for selectively turning on and off the plurality of switch means.
[0015]
According to such a telephone device, in addition to the effect of the telephone device according to
[0016]
Further, a telephone device according to a fourth aspect of the present invention is the telephone device according to the third aspect, wherein the control unit is configured to perform a control when the level of the test signal detected by the detection unit is minimized. By selecting a combination of ON and OFF of the switch means, the impedance is matched with the impedance on the line side.
[0017]
According to such a telephone device, in addition to the effect of the telephone device according to
[0018]
A telephone device according to a fifth aspect of the present invention is the telephone device according to any one of the first to fourth aspects, wherein the transmitting unit transmits a tone signal of a single frequency as the test signal. .
[0019]
According to such a telephone device, in addition to the effect of the telephone device according to any one of
[0020]
A telephone device according to a sixth aspect of the present invention is the telephone device according to any one of the first to fourth aspects, wherein the transmitting unit transmits a plurality of types of tone signals having different frequencies as the test signal. The impedance matching means matches the impedance on the line side in consideration of the level detected by the tone signal of each frequency.
[0021]
According to such a telephone device, in addition to the effect of the telephone device according to any one of
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0023]
In the following description, FIG. 6 described in the section of the related art will be referred to again. As shown in FIG. 6, a system to which a facsimile apparatus as a telephone apparatus according to the present invention is applied has a configuration to which a so-called ADSL is applied, and includes a
[0024]
Although not shown, the
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
The
[0028]
FIG. 1 is a diagram showing the internal configuration of the
[0029]
The
[0030]
The
[0031]
That is, the
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
The tone
[0035]
The tone
[0036]
The two-wire to four-
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
Although not shown, the
[0040]
Although not shown, the
[0041]
FIG. 3 is a diagram illustrating a circuit configuration of the 2-wire to 4-
[0042]
The
[0043]
The
[0044]
The
[0045]
The switching
[0046]
Specifically, the switch S1 connected to the receiving line RL switches between supplying the signal from the line L to the
[0047]
The switch S2 connected to the transmission line TL switches between connection of the transmission line TL to the
[0048]
The
[0049]
That is, the audio signal or the data signal amplified in the
[0050]
The resistors R11 to R14 of the
[0051]
The
[0052]
As a specific connection configuration, resistors R16 to R19 and capacitors C11 to C13 are connected in series to the analog switches SW1 to SW7, respectively, and the first to fourth analog switches SW1 to SW4 and the resistors R16 to Each pair configuration with R19 is connected in parallel to each of the resistors R11 to R14 of the
[0053]
According to this configuration, for example, when the first analog switch SW1 is turned on, a circuit in which the resistors R11 and R16 are connected in parallel is constructed. Thereby, the resistance value at both ends of the resistor R11 is changed. Further, for example, when the second analog switch SW2 is turned on, a circuit in which the resistors R12 and R17 are connected in parallel is constructed. As a result, the resistance value at both ends of the resistor R12 is changed.
[0054]
That is, when the analog switches SW1 to SW7 are selectively turned on and off, the resistors R16 to R19 and the capacitors C11 to C13 are connected in parallel, and the resistors R11 to R14 and the capacitors C6 to C8 are connected in parallel. Will be changed respectively.
[0055]
In the present embodiment, for example, a test signal transmitted from the tone
[0056]
As a result, as shown in FIG. 6, even if the impedance on the line L changes due to the interposition of the
[0057]
Hereinafter, a control operation of the
[0058]
First, a control operation in the case of using a single tone signal (for example, 1000 Hz) to match the impedance on the line L side will be described. As shown in FIG. 4, when the power is turned on, the
[0059]
Next, the
[0060]
Next, the
[0061]
Then, the
[0062]
The level of the tone signal that has flowed into the
[0063]
Next, the
[0064]
In step S9, the level value of the tone signal detected this time is stored in the
[0065]
For example, in the second setting, only the first analog switch SW1 is turned on, and the second to seventh analog switches SW2 to SW7 other than the first analog switch SW1 are turned off. Also in this case, the level of the tone signal transmitted from the tone
[0066]
In step S10, when the setting number n is “128” (S10: YES), that is, when tone signals are detected for all combinations of the first to seventh analog switches SW1 to SW7, the
[0067]
In this manner, the first to seventh analog switches SW1 having the lowest level value detected by the tone
[0068]
By such processing, it is possible to suppress the transmission signal transmitted through the transmission line TL from flowing to the reception line RL via the impedance matching circuit 25 as much as possible. That is, the impedance can be appropriately matched to the impedance on the line L side as viewed from the
[0069]
Further, according to the above configuration, by changing the circuit constants of the circuit elements such as the resistors R11 to R14 and the capacitors C11 to C14 in the
[0070]
Further, since the first to seventh analog switches SW1 to SW7 are selectively turned on and off by the
[0071]
Further, when the level of the test signal detected by the tone
[0072]
In the above embodiment, when the resistances and capacitances of the resistors R11 to R14 and the capacitors C6 to C8 of the
[0073]
In the above embodiment, the level is detected by the tone
[0074]
That is, the level values in the tone
[0075]
This control is performed based on the fact that the threshold value is a detection level value that does not cause any trouble when a call is actually made. With this configuration, the level is detected for all of the combinations of the ON and OFF settings of the first to seventh analog switches SW1 to SW7, and the combination of the ON and OFF settings with the minimum level value is not selected. This has the advantage that control can be simplified.
[0076]
Further, in the above-described embodiment, the control operation when matching with the impedance on the line L side using a single tone signal (for example, 1000 Hz) has been described. Instead, a plurality of types of different frequencies are used. You may make it match with the impedance of the line L side. That is, tone signals (for example, 500 Hz, 1000 Hz, and 2000 Hz) having different frequencies are transmitted from the tone
[0077]
In this case, as shown in FIG. 5, in the combination of the on / off setting of the first to seventh analog switches SW1 to SW7, the degree of change of the detection level may be different for each set frequency. In such a case, for example, a weight is added to the value of the detection level at each frequency, and based on the added value, any one of the combinations of ON / OFF settings of the first to seventh analog switches SW1 to SW7 is determined. It may be determined whether the combination is appropriate.
[0078]
For example, when the frequency of the tone signal is set to 500 Hz, 1000 Hz, and 2000 Hz, the value of the detection level at 1000 Hz, which is considered to be the most audible to the user, is multiplied by, for example, a constant “0.8”, so that 500 Hz and 200 Hz May be multiplied by a constant “1”, for example, and the multiplied values may be evaluated. The frequency to be selected is not limited to three as described above. The weighting constant is not limited to the above value.
[0079]
As described above, since the levels are detected for a plurality of types of tone signals having different frequencies, the detection level can be grasped in a wide frequency band, and the matching with the impedance on the line L side can be strictly and appropriately performed. .
[0080]
Note that the present invention is not limited to the above embodiment. For example, the internal configuration of the
[0081]
【The invention's effect】
As described above, according to the telephone device of the first aspect of the invention, the test signal transmitted from the transmitting means is wrapped around the audio output means in the two-wire / four-wire conversion means, and the level of the test signal is detected by the detecting means. Is detected. Then, based on the detected level, the impedance is matched to the impedance on the line side by the impedance matching means. Therefore, for example, even when an ADSL splitter that affects the line impedance is interposed between the telephone line and the public telephone line, the impedance is matched to the impedance on the line side by impedance matching means. It is possible to reduce a decrease in the quality of a call caused by a side tone signal due to a change in impedance, and to perform a good call.
[0082]
According to the telephone device of the invention described in
[0083]
According to the telephone device of the third aspect of the present invention, in addition to the effect of the telephone device of the second aspect, by selectively turning on and off a plurality of switch means by the control means, Since the circuit constants can be changed, matching with the impedance on the line side can be realized with a simple configuration.
[0084]
Further, according to the telephone device of the invention described in
[0085]
Further, according to the telephone device of the invention described in
[0086]
Further, according to the telephone device of the invention described in claim 6, in addition to the effect of the telephone device according to any one of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an internal configuration of a facsimile apparatus as a telephone apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a switch setting table.
FIG. 3 is a diagram showing a circuit configuration of a 2-wire to 4-wire conversion unit.
FIG. 4 is a flowchart showing a control operation of the facsimile machine.
FIG. 5 is a diagram illustrating a relationship between a setting number of an analog switch and a detection level value in tone signals of different frequencies.
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of a system when ADSL is applied to a telephone device and a public telephone line.
[Explanation of symbols]
1 Facsimile equipment (telephone equipment)
2 splitter
11 CPU
18 Modem
31 2-wire to 4-wire converter
32 microphones
33 Speaker
35 tone signal transmitter
36 Tone signal detector
45 Impedance matching circuit
L Public telephone line
Claims (6)
所定の試験信号を前記2線4線変換手段に対して発信する発信手段と、
前記発信手段から発信され前記2線4線変換手段において前記音声出力手段に向けて回り込む前記試験信号のレベルを検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された前記試験信号のレベルに基づいて、前記回線側のインピーダンスに整合させるためのインピーダンス整合手段と、
を備えることを特徴とする、電話装置。Voice input means for inputting voice, voice output means for outputting voice, and transmitting a speech signal input from the voice input means to the line. And a two-wire / four-wire conversion means for receiving a reception signal transmitted from the line and supplying the received signal to the voice output means.
Transmitting means for transmitting a predetermined test signal to the two-wire / four-wire conversion means;
Detecting means for detecting a level of the test signal transmitted from the transmitting means and circulating toward the audio output means in the two-wire / four-wire converting means;
Based on the level of the test signal detected by the detection means, impedance matching means for matching the impedance on the line side,
A telephone device, comprising:
前記インピーダンス整合手段は、前記2線4線変換手段における前記回路素子の回路定数を変化させることにより、前記回線側のインピーダンスに整合させる、請求項1に記載の電話装置。The two-wire / four-wire conversion means includes a plurality of circuit elements,
2. The telephone device according to claim 1, wherein the impedance matching means matches the impedance on the line side by changing a circuit constant of the circuit element in the two-wire / four-wire conversion means.
前記2線4線変換手段における前記回路素子に対してそれぞれ設けられ、前記回路素子の回路定数をそれぞれ変化させるための複数のスイッチ手段と、
上記複数のスイッチ手段を選択的にオン、オフする制御手段とによって構成されている、請求項2に記載の電話装置。The impedance matching means,
A plurality of switch means respectively provided for the circuit elements in the two-wire / four-wire conversion means for changing circuit constants of the circuit elements;
3. The telephone device according to claim 2, further comprising control means for selectively turning on and off said plurality of switch means.
前記インピーダンス整合手段は、各周波数のトーン信号によって検出されるレベルを考慮して前記回線側のインピーダンスに整合させる、請求項1ないし4のいずれかに記載の電話装置。The transmitting means is for transmitting a plurality of types of tone signals having different frequencies as the test signal,
The telephone device according to any one of claims 1 to 4, wherein the impedance matching unit matches the impedance on the line side in consideration of a level detected by a tone signal of each frequency.
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JP (1) | JP2004221802A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008211770A (en) * | 2007-01-29 | 2008-09-11 | Step Technica Co Ltd | Evaluation device and evaluation system |
JP2009253404A (en) * | 2008-04-02 | 2009-10-29 | Brother Ind Ltd | Communication device |
JP2017046128A (en) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 株式会社沖データ | Communication device |
-
2003
- 2003-01-14 JP JP2003005195A patent/JP2004221802A/en active Pending
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