JP2004214024A - Heater control method and heater control circuit - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ヒータの突入電流を制限するヒータ制御方法およびヒータ制御回路に関し、特に複写機,プリンタ,ファクシミリ等の画像形成装置に搭載する定着装置および文字消去ローラ装置などの熱源として使用するハロゲンヒータ等のヒータを制御するヒータ制御方法およびヒータ制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真方式の複写機,プリンタ,ファクシミリ等の画像形成装置では、定着装置および文字消去ローラ装置などの熱源として、ハロゲンランプ(ハロゲンヒータとも云う)などのヒータを用いている。
例えば、用紙上に転写した未定着のトナー画像を加熱および加圧して定着させる定着装置では、定着ローラにヒータを内設して加熱している。このような定着装置の場合、ヒータを断続的に動作させて定着ローラを加熱したり自然冷却したりして定着ローラの温度がトナー像の定着に適した一定の温度になるように調整することが多い。
【0003】
ところで、ヒータを動作させるために交流電圧を印加(オン)すると、印加直後にヒータに突入電流が流れてしまう。図6の(a)はヒータに印加する交流電圧の波形を示すタイミングチャートであり、図6の(b)はヒータに流れる電流(以下「AC負荷電流」と云う)の波形を示すタイミングチャートである。なお、図6ではヒータの温度が電圧印加前後で変化しないと仮定した場合の例を示す。
交流の入力電圧100を印加したときにヒータに流れるAC負荷電流101は、図6の(b)に太線で示すように電圧印加直後に振幅が大きくなる。これが突入電流101aである。しかし、ヒータの温度が一定であれば、AC負荷電流101の振幅は図6に示すように数周期で通常の大きさになる。つまり、突入電流が発生する時間(以下、単に「突入電流発生時間」と云う)T1は、ヒータの種類やヒータに接続する回路などによって多少異なるが比較的短い。
【0004】
しかし、実際にはヒータの温度は交流電圧を印加していない状態(オフ)のときには冷却されて下がり、オンの状態のときには発熱して上がる。図7はこのようにヒータの温度が変化する場合にヒータに流れる電流(AC負荷電流102)の変化を示す。なお、図7では突入電流の変化を判り易く図示するため、図6に示したタイミングチャートよりも時間軸(タイムスケール)を縮めて示している。
ヒータは温度が低いときにその抵抗値が小さく、温度が高くなるとその抵抗値が大きくなる。したがって、ヒータをオフからオンに切り換えるときは、ヒータの温度が低く抵抗値が小さいため、その分過大な突入電流102aが流れる。その後、突入電流102aは、ヒータの温度が上昇するにつれて次第に小さくなるものの、ヒータの温度が所定の温度に到達して抵抗値がある程度大きくなるまで流れ続けてしまう。
つまり、実際の突入電流発生時間T2は、ヒータの種類やヒータに接続する回路に加えてヒータの熱応答性にも影響を受けるので比較的長い。
【0005】
このように長時間の突入電流が発生すると、ヒータが劣化したり破壊したりする恐れがあるだけではなく、ヒータを接続した電源ラインの一時的な電圧降下を招いて、その電源ラインに接続した他の周辺機器に悪影響を及ぼす可能性もある。例えば、ヒータ内蔵の画像形成装置を設置した場所の照明が一時的に暗くなったり、パーソナルコンピュータのディスプレイの画面が歪んだりする問題が発生する。
そこで、例えば特許文献1に見られるように、ヒータに交流電圧を印加するたびに、必ず低く制限した電流をヒータの温度制御に影響を及ぼすことのない一定時間ヒータに流し、ヒータの温度がある程度上昇した後にそのヒータに流れる電流の制限を解除することにより、大きな突入電流が流れるのを防止するヒータ制御方法が知られている。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−282199号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載されているような従来のヒータ制御方法では、制限電流供給用の回路を設ける必要があるため、回路部品が増えてコスト高を招き、実装スペースも大きくなってしまうという問題があった。
しかも、ヒータに通常よりも長時間通電する必要があるので、部品の信頼性が低下してヒータの寿命が短くなるだけではなく、待機電力(スタンバイ時の消費電力)が増加してしまうという問題もあった。
近年、地球温暖化などの地球環境問題に対応してエネルギー効率の高い製品の開発および導入が促進されており、米国環境保護庁(EPA)で認可されている国際エネルギースタープログラムの基準であるエナジスターでは、待機電力の基準を30W以下としている。従来のヒータ制御方法ではこの基準に準拠できなくなる可能性がある。
【0008】
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ヒータに接続する回路部品を大幅に増やしたり、ヒータの待機電力を増加させたりすることなく、突入電流を小さくすると共に突入電流発生時間も短くすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明によるヒータ制御方法は、交流電源からの交流電圧を双方向スイッチ素子を介し、その導通位相角を制御してヒータに印加するヒータ制御方法であって、上記の目的を達成するため、交流電源の投入直後から交流電圧の時間軸上でゼロクロス点を挟んで前後に対の制御信号を発生し、その各制御信号のパルス幅を最小値から交流電圧の半周期に対する比率を漸増するように増加させ、その制御信号によって双方向スイッチ素子の導通位相角を制御するようにしたものである。
このとき、ゼロクロス点を挟んで前後に対の制御信号を構成する該ゼロクロス点の前と後の制御信号のパルス幅を同じにするとよい。
あるいは、ゼロクロス点を挟んで前後対の制御信号を構成する該ゼロクロス点の後の制御信号のパルス幅を前の制御信号のパルス幅より大きくしてもよい。
【0010】
また、交流電源の投入直後から交流電圧の時間軸上でゼロクロス点を挟んで前後に連続する制御信号を発生し、その制御信号のパルス幅を最小値から交流電圧の周期に対する比率を漸増させるように増加させ、その制御信号によって双方向スイッチ素子の導通位相角を制御するとなおよい。
このとき、ゼロクロス点を挟んで前後に連続する制御信号のパルス幅の比率を該ゼロクロス点の前の部分と後の部分で同じにするとよい。
あるいは、ゼロクロス点を挟んで前後に連続する制御信号のパルス幅の比率を該ゼロクロス点の前の部分より後の部分の方を大きくしてもよい。
または、制御信号を複数のゼロクロス点で同じパルス幅で発生した後、そのパルス幅を増加させるようにしてもよい。
【0011】
また、この発明によるヒータ制御回路は、交流電源からの交流電圧を双方向スイッチ素子を介し、その導通位相角を制御してヒータに印加するヒータ制御回路であって、交流電源による交流電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、交流電源の投入直後から、交流電圧の時間軸上でゼロクロス検出回路によって検出されるゼロクロス点を挟んで前後に対の制御信号を発生し、その各制御信号のパルス幅を最小値から交流電圧の半周期に対する比率を漸増するように増加させる制御回路とを設け、その制御回路が発生する制御信号によって双方向スイッチ素子の導通位相角を制御するようにしたものである。
【0012】
または、上記制御回路に代えて、交流電源の投入直後から、交流電圧の時間軸上でゼロクロス検出回路によって検出されるゼロクロス点を挟んで前後に連続する制御信号を発生し、その制御信号のパルス幅を最小値から交流電圧の周期に対する比率を漸増するように増加させる制御回路を設け、その制御回路が発生する制御信号によって双方向スイッチ素子の導通位相角を制御するようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔ヒータ制御回路の実施形態〕
まず、この発明によるヒータ制御回路(この発明によるヒータ制御方法を実施する回路)の実施形態について説明する。図1はそのヒータ制御回路の一実施形態を示す回路図である。
図1において、ヒータ1は電源ライン11および12を介して交流電源6に接続する。その電源ライン12における交流電源6とヒータ1との間にはヒータオンオフ回路3を直列に介挿している。そのヒータオンオフ回路3は、後述する制御信号Scに応じてヒータ1への給電をオン・オフする。
【0014】
また、電源ライン12は、ヒータオンオフ回路3と交流電源6との間で電源ライン14を分岐している。同様に、電源ライン11は交流電源6とヒータ1との間で電源ライン13を分岐している。これらの分岐した電源ライン13,14は、それぞれゼロクロス検出回路4に接続している。
ゼロクロス検出回路4は、交流電圧が0Vになるタイミング(以下、「ゼロクロス点」と云う)を検出してゼロクロス検出信号Szを出力する回路であり、ゼロクロス検出信号出力線15によって制御回路2にそれを入力させる。
【0015】
制御回路2はCPUとメモリ(ROMおよびRAM)等からなるマイクロコンピュータを備えており、ゼロクロス検出信号Szを入力してヒータ1に印加される交流電圧の周期を算出し、交流電源の投入直後からその交流電圧の時間軸上でゼロクロス点を挟んで前後に対の制御信号Scを発生し、その各制御信号のパルス幅を最小値から交流電圧の半周期に対する比率を漸増するように増加させ、その制御信号Scによってヒータオンオフ回路3の双方向スイッチ素子であるトライアック31の導通位相角を制御する。
あるいは、交流電圧の時間軸上でゼロクロス検出回路によって検出されるゼロクロス点を挟んで前後に連続する制御信号Scを発生し、その制御信号のパルス幅を最小値から交流電圧の周期に対する比率を漸増するように増加させるようにしてもよい。
この制御回路2は、交流電源6から入力される交流電圧Viを降圧して整流・平滑する図示しない直流電源回路によって発生される直流電圧によって動作する。
【0016】
次に、このヒータ制御回路におけるヒータオンオフ回路およびゼロクロス検出回路等について詳細に説明する。
交流電源6は一般的な商用周波数の交流電圧を供給する電源である。ヒータオンオフ回路3は、チョークコイル(インダクタ)L4と、双方向スイッチ素子であるトライアック31とを電源ライン12に直列に介挿している。そのトライアックのT1端子とT2端子の間にコンデンサC15と抵抗R3を直列回路に接続し、T1端子とG(ゲート)端子の間に抵抗R2を接続し、G端子とT2端子間に直列にフォトカプラ32の受光部であるフォトトライアック32aと抵抗R4とを直列に接続している。
【0017】
そして、フォトカプラ32の発光部である発光ダイオード(LED)32bのアノードに制御回路2から所定の直流電圧Vcが直流給電線17および抵抗R5を介して印加され、そのカソードはトランジスタ51のコレクタ・エミッタ間を介して間グランドに接続(接地)される。
そのトランジスタ51のエミッタとベース間には抵抗R6が接続され、ベースには制御回路2から前述した制御信号Scが制御信号出力線16および抵抗R16を介して印加される。
【0018】
ヒータオンオフ回路3のチョークコイルL4はフィルタであり、回路のピーク電流を抑えて力率を改善する。また、コンデンサC15と抵抗R3はスナバー回路を形成しており、トライアック31がオン・オフするときのサージ電圧を吸収し、トライアック31を破壊から保護する。
また、トライアック31とフォトカプラ32と抵抗R2およびR4はスイッチ回路を構成している。フォトカプラ32の発光部であるLED32bに電流が流れて発光すると、受光部であるフォトトライアック32aがそれを受光して導通し、抵抗R4,R2に電流が流れる。それによってトライアック31のG端子とT1端子およびT2端子間にそれぞれ電位差が発生するため、トライアック31は導通(オン)して交流電源6とヒータ1とを接続し、ヒータ1に交流電圧を印加する。一方、フォトカプラ32のLED32bが発光しないときは、フォトトライアック32aが非導通になるため、抵抗R4,R2に電流が流れず、トライアック31のG端子に電圧が印加されないため、トライアック31はオフになり、交流電源6からヒータ1への給電回路を遮断する。
【0019】
ところで、制御回路2からハイレベルHの制御信号Scが出力されると、それがトランジスタ51のベースに印加されるためトランジスタ51がオンになり、そのコレクタ・エミッタ間が導通するため、フォトカプラ32の発光部であるLED32bに電流が流れて発光する。
一方、制御回路2からの制御信号ScがローレベルLになると、トランジスタ51がオフになるのでフォトカプラ32のLED32bに電流が流れず、発光しなくなる。
したがって、制御回路2からハイレベルHの制御信号Scが出力されているときだけ、フォトカプラ32のLED32bが発光してフォトトライアック32aが導通し、トライアック31をオン状態にしてヒータ1に交流電圧を印加し、ヒータ1をオンにする。すなわち、制御信号Scによってトライアック31の導通位相角を制御して、ヒータ1へ供給する交流電圧Vhの実効値を制御する。
このようにして、ヒータオンオフ回路3は交流電源6からヒータ1への給電回路をオン・オフするスイッチ動作を行い、ヒータ1への給電をオン・オフする。
【0020】
続いて、ゼロクロス検出回路4について説明する。このゼロクロス検出回路4は、ダイオードブリッジ41、フォトカプラ42、トランジスタ43、反転回路(インバータ)44、および抵抗R11〜R15とコンデンサC1からなる。
上述した電源ライン11から分岐した電源ライン13はダイオードブリッジ41の一方の入力端子aに接続し、電源ライン12から分岐した電源ライン14は直列に接続した抵抗R12とR13を介してダイオードブリッジ41の他方の入力端子bに接続している。さらに、抵抗R12とR13との接続点と電源ライン13との間にコンデンサC1を接続している。この抵抗R12,R13はフォトカプラ42のLED42aに流れる電流を制御するもので、コンデンサC1はラインノイズを防止するため、抵抗R12,R13に流れる電流を平滑するフィルタの役目をする。
【0021】
このダイオードブリッジ41は全波整流回路であり、交流電源6からの交流電圧を全波整流して出力端子c,d間に全波整流電圧を出力して、フォトカプラ42の発光部であるLED42aに印加する。
このフォトカプラ42の受光部であるフォトトランジスタ42bは、そのコレクタをトランジスタ43のベースに接続し、エミッタをトランジスタ43のエミッタと共に接地している。そして、制御回路2からの直流電圧Vcを抵抗R14とR15によって分圧した電圧をトランジスタ43のベースに印加し、また抵抗R11を介して同じトランジスタ43のコレクタに印加している。
【0022】
そして、フォトカプラ42のLED42aが発光しているときは、フォトトランジスタ42bがその光を受光して導通状態になり、抵抗R15の両端を略短絡しているため、トランジスタ43のベース・エミッタ間に電圧が印加されず、トランジスタ43はオフ状態になり、そのコレクタは直流電圧Vcによってハイレベルになる。それを反転回路44を通して反転してゼロクロス検出信号Szとして出力するので、ゼロクロス検出信号Szはローレベルになっている。
フォトカプラ42のLED42aに殆ど電圧が印加されなくなるとLEDが発光しなくなり、フォトトランジスタ42bが非導通状態になるため、抵抗R15の両端の電圧がトランジスタ43のベース・エミッタ間に印加され、トランジスタ43がオン状態になり、そのコレクタは略接地電位のローレベルになる。それを反転回路44を通して反転したゼロクロス検出信号Szはハイレベルになる。このときがゼロクロス点である。このゼロクロス検出信号Szが制御回路2に入力される。
【0023】
この実施形態では、ヒータオンオフ回路3にフォトカプラ32を設け、ゼロクロス検出回路4にもフォトカプラ42を設けているが、その理由は、交流電圧が印加されるスイッチング回路側あるいは整流回路側と、制御回路2からの直流電圧で動作する回路側とを電気的に分離して、回路の安全性を高めるためである。しかし、これは本願に必須のことではないので、装置の使用条件などによって回路が充分に安全であると保証できる場合には、フォトカプラ32,42を省略して回路を構成することもできる。
【0024】
〔ヒータ制御方法の実施例〕
次に、図1とともに図2のタイミングチャートを参照して、上記ヒータ制御回路を使用して実施するこの発明によるヒータ制御方法の第1実施例を説明する。この図2において、(a)は交流電源6から入力する交流電圧Viの波形を、(b)はゼロクロス検出回路4によるゼロクロス検出信号Szの波形を、(c)は制御回路2から出力される制御信号Scの波形を、(d)はヒータ1に印加される交流電圧Vhの波形をそれぞれ示している。
【0025】
図1に示した交流電源6から図2の(a)に示す波形の交流電圧Viが入力すると、ゼロクロス検出回路4のダイオードブリッジ41の出力端子c,dから全波整流した電圧(図4の(b)の波形を参照)が出力し、フォトカプラ42の発光部であるLED42aに電流が流れる。
それによってLED42aが発光している間は、前述のようにフォトカプラ42の受光部であるフォトトランジスタ42bが導通状態になるため、トランジスタ43がオフ状態になり、そのコレクタ電圧を反転回路44で反転したゼロクロス検出信号Szはローレベルになっている。
【0026】
しかし、交流電圧Viがゼロクロス近傍になると、それを全波整流した電圧も極めて小さくなり、フォトカプラ42のLED42aに流れる電流もそれに応じて小さくなるため、LED42aが発光しなくなる。それによってトランジスタ43がオン状態になり、ローレベルになったコレクタ電圧を反転回路44で反転したゼロクロス検出信号Szがハイレベルになる。
したがって、ゼロクロス検出回路4から出力されるゼロクロス検出信号Szは、図1の(b)に示すように、交流電圧Viの半周期ごとのゼロクロス点を中心とする短いパルス幅のパルス信号となる。
【0027】
制御回路2は、交流電源の投入直後からこのゼロクロス検出信号Szを入力して、複数のゼロクロス検出信号Szの入力間隔から交流の1/2周期を算出する。それによって次のゼロクロス点を正確に予測することができる。
そこで、予めメモリに格納してある各回ごとの制御信号のパルス幅データ、あるいは初回の制御信号のパルス幅とその後の増加率のデータによって、図1の(c)に示すように交流電圧の時間軸上で各ゼロクロス点を挟んで前後に対の制御信号Scを発生し、その各制御信号のパルス幅を最小値から交流電圧Viの半周期に対する比率を漸増するように増加させる。図1は最初の制御信号(片側だけ)Scを発生したゼロクロス点以降の波形を図示している。
【0028】
この図1の(c)に示すとおり、対の制御信号Scは交流電圧の時間軸上のゼロクロス点を境にしてその前後に出力する。つまり、ゼロクロス検出信号Szの立上り前と立下り後に同じパルス幅で出力する。立上り前の制御信号Scは、予測される次のゼロクロス信号の立上り時点より所定のパルス幅(例えばt2)だけ早い時点から発生して、ゼロクロス検出信号の立上り時点で停止すればよい。ゼロクロス検出信号Szの立下がり後の制御信号Scは、その立下がり時点から所定のパルス幅(例えばt2)だけ出力すればよい。
制御回路2は、ゼロクロス検出信号Szを入力し、それによって交流電圧Viの周期を算出し、少なくとも次のゼロクロス点の半周期前までに誤差を修正して、制御信号の出力タイミング及びそのパルス幅を決定することができる。
【0029】
そして、各ゼロクロス点を挟む対の制御信号のパルス幅は、最小値t1からt3,t4と、交流電圧の半周期に対する比率を順次増加してt9となり、その後は、ゼロクロス検出信号Szの発生期間を除く100%になる。したがって、各制御信号Scのパルス幅t1〜t9は、t1<t2<t3<t4<t5<t6<t7<t8<t9の関係になる。
この制御信号Scが図1における制御回路2から出力して、抵抗R16を介してトランジスタ51のベースに印加される。そして、前述したように、この制御信号Scがハイレベルの期間だけ、トランジスタ51及びヒータオンオフ回路3のフォトカプラ32を介して、双方向スイッチ素子であるトライアック31を導通状態にして交流電圧Viをヒータ1に印加させる。
【0030】
従って、ヒータ1には制御信号Scがハイレベルの期間だけ交流電圧Viが印加されるので、その交流電圧Vhの波形は、図2の(d)に示すようになる。すなわち、交流電源の投入直後からトライアック31の導通位相角がゼロクロス点の両側に順次増加し、それに伴ってヒータ1への印加電圧の波形および波高値も次第に大きくなる。
この交流電圧Vhの波高値が小さいときは、オームの法則によりヒータ1に流れる電流のピーク値も小さくなる。よって、上述したように交流電源6の投入直後には制御信号Scのパルス幅を小さくして、ヒータに印加する交流電圧Vhの波形および波高値を小さくすれば、ヒータ1に流れる突入電流を抑制することができる。
【0031】
そして、ヒータ1は交流電圧を印加すると加熱して温度が上昇し、徐々にその抵抗値が大きくなる。よって、図1に示すようにヒータ1への印加電圧のオン時間幅を制御し、ヒータ1に印加する交流電圧の波形及び波高値を次第に大きくしていけば、その間にヒータ1の温度が上昇して抵抗値が次第に大きくなるため、ヒータ1に過大な突入電流が流れてしまうことを防止できる。
なお、図1に示すように、交流電圧のゼロクロス点を挟んでその前後の波高値が極めて小さいところから両側に徐々にその導通位相角(オン時間幅)を広げていくので、従来の位相制御のようにゼロクロス点の片側で交流電圧の半周期ごとの導通位相角(オン時間幅)を制御するのに比べて波高値の上昇を抑え、より緩やかなソフトスタートを行うことができ、突入電流の低減に極めて有効である。
【0032】
すなわち、従来の位相制御では、ヒータに印加する交流電圧の導通位相角が50%を越えると、その交流電圧波形は正弦波であるからその波高値は最大となり、それ以後は導通位相角が50〜100%までの波高値は全て最大で100%のときと同じことになる。
これに対して、この発明の制御方法によれば、ゼロクロス点の両側で対称的に導通位相角を制御するため、導通位相角が両方合わせて50%を越えてもヒータに印加する交流電圧の波高値は最高値にならず、100%になるまで最高値より低く抑えられる。
【0033】
したがって、ヒータに印加する交流電圧の実効値が増加しても波高値の増加を抑え、ピーク電流を低くすることができる。
また、この第1実施例では、ゼロクロス点の前の制御信号Scのパルス幅と、ゼロクロス点の後の制御信号Scのパルス幅を同じにしているので、交流電圧の正の部分と負の部分とをバランス良くヒータ1に印加することができるという利点がある。さらに、2回同じパルス幅の制御信号を出力するので、制御が容易になるという利点もある。
なお、この実施例では、ヒータ1に印加する交流電圧の位相制御中(ソフトスタート中)は、各ゼロクロス点ごとに制御信号のパルス幅を増加しているが、交流電圧の数周期など複数回のゼロクロス点に関して同じパルス幅の制御信号を繰り返し出力しながら、徐々にそのパルス幅を増加するようにしてもよい。
【0034】
次に、この発明によるヒータ制御方法の第2実施例を図3に示すタイミングチャートによって説明する。この図3の(a)〜(d)は図1の(a)〜(d)と同様に、入力する交流電圧Vi、ゼロクロス検出信号Sz、制御信号Sc、およびヒータ1に印加される交流電圧Vhの各波形をそれぞれ示している。
この第2実施例において前述の第1実施例と相違する点は、図3の(c)に示すように、交流電圧Viの時間軸上でゼロクロス点を挟んで前後に対の制御信号Scを構成する2つの制御信号のパルス幅を異ならせ、ゼロクロス点の後の制御信号のパルス幅(例えばt3)を前の制御信号のパルス幅(例えばt2)より大きくしている点である。
【0035】
このような制御信号Scを図1に示した制御回路2によって発生させて、ヒータオンオフ回路のトライアック31の導通位相角を制御すると、ヒータ1には図3の(d)に示す波形の交流電圧Vhが印加される。
この波形が示すように、ヒータ1にはゼロクロス点の前と後のタイミングで交流電圧が印加されるが、その印加時間(オン時間幅)はゼロクロス点の前よりゼロクロス点の後の方が長く、且つゼロクロス点ごとにそのオン時間幅が次第に増加する。よって、ヒータ1に印加する交流電圧の波高値は、ゼロクロス点の前波形より後の波形の方が大きくなりながら徐々に大きくなる。
【0036】
従って、この第2実施例によれば、図1によって説明した第1実施例の場合と比較して、よりスムーズにヒータ1をソフトスタートできるという利点がある。なお、図3の(c)に示す制御信号Scは、あるゼロクロス点の後の信号のパルス幅と次のゼロクロス点の前の信号のパルス幅を同じにして、同じパルス幅の制御信号Scを2回ずつ出力しているが、これに限るものではない。すなわち、制御信号Scを構成する各パルス信号のパルス幅を全て異ならせて、徐々に増加させるようにしてもよいことは勿論である。そうすれば、より一層スムーズにヒータ1をソフトスタートできる。
【0037】
次に、この発明によるヒータ制御方法の第3の実施例を図4に示すタイミングチャートによって説明する。図4の(a)および(c),(d)は図1の(a)および(c),(d)と同じく、入力する交流電圧Vi、制御信号Sc、およびヒータ1に印加される交流電圧Vhの各波形をそれぞれ示している。しかし、同図の(b)は、ゼロクロス検出信号Szに代えて、交流電圧Viの全波整流電圧Vdの波形と、基準電圧Vrのレベル変化を示している。
この基準電圧Vrは、ヒータ1の電圧印加時間と温度との関係(温度特性)を近似した一次関数(単調に増加する直線)になるべく近似するように設定した交流電圧Viの半周期ごとに階段状にレベルを変化させた電圧である。
【0038】
この基準電圧Vrは、ヒータ1の温度特性を実測して求めるか、またはヒータ1の発熱量などから計算して求め、そのデータを予め図1に示した制御回路2のメモリに記憶させておく。そして、制御回路2は、ヒータ1が所定温度(ヒータ1の抵抗値が大きくなって過大な電流が流れなくなる温度)に到達したときに交流電圧波形の略100%がヒータ1に印加されるように基準電圧Vrと全波整流電圧Vdとを比較し、Vd<Vrの期間だけ制御信号Scとしてパルス信号を出力する。
【0039】
この制御信号Scを図4の(c)に示す。この制御信号Scは、交流電圧Viの時間軸上のゼロクロス点(図4では一点鎖線で示す)を挟んで前後に連続するパルス信号として出力される。また、そのパルス幅(s1+s′1〜s7+s′7)は交流電圧Viの投入直後は最小値とし、その後、ヒータ1の温度特性に応じてヒータ1の温度上昇に対応するように増加し、ヒータ1が所定温度に到達したときに交流電圧の半周期に対する比率が100%になる。
図4の(d)にこの制御信号Scによって図1に示したヒータオンオフ回路3のトライアック31の導通位相角を制御したときのヒータ1に印加される交流電圧Vhの波形を示す。すなわち、ヒータ1には交流電圧Viの各ゼロクロス点を中心に制御信号Scのパルス幅の時間だけ交流電圧が印加される。よって、ヒータ1に印加される交流電圧の波高値は、そのときのヒータ1の温度に応じた適正な大きさになる。
【0040】
つまり、この第3実施例によってもヒータに過大な突入電流が流れるのを確実に防止することができる。さらに、ヒータ1を温度特性に合わせてスムーズにソフトスタートすることができる。
なお、交流電源の投入後、その交流電圧の各ゼロクロス点で出力する制御信号Scのパルス幅は、基準電圧Vrと全波整流電圧Vdとをリアルタイムで比較して求めるのではなく、予め求めてそのデータを制御回路2のメモリに記憶しておき、制御回路2がそのパルス幅データに基いて各ゼロクロス点を中心としてその前後に連続するパルス幅の制御信号Scを出力するようにすることもできる。
【0041】
前述した第1および第2実施例では、ゼロクロス点の前後で不連続の制御信号に応じてヒータ1に交流電圧を印加するため、ヒータオンオフ回路3は一つのゼロクロス点に関して2回オン・オフ動作する必要があった。
それに対し、この第3実施例では、ゼロクロス点の前後で連続した制御信号に応じてオン・オフ動作するため(但しゼロクロス点ではヒータ1に電圧は印加されない)、一つのゼロクロス点に関して1回オン・オフ動作するだけでよい。
つまり、第3実施例によれば、第1および第2実施例と比較してヒータオンオフ回路3のドライブの負担を1/2にすることができる。それよって、誤動作の原因となる不要輻射や雑音端子電圧を低減することができる。
【0042】
また、図4の(c)に示すように制御信号のパルス幅の比率をゼロクロス点の前の部分(s1〜s7)と後の部分(s′1〜s′7)とで同じにすれば、同図の(d)に示すようにヒータ1に交流電圧の正の部分と負の部分とをバランスよく印加でき、しかも制御が比較的容易になる。
【0043】
次に、この発明によるヒータ制御方法の第4実施例について図5によって説明する。図5の(a)〜(d)は図4の(a)〜(d)と同じく入力する交流電圧Vi、その全波整流電圧Vdと基準電圧Vr、制御信号Sc、およびヒータに印加される交流電圧Vhの各波形をそれぞれ示している。
この実施例における基準電圧Vrは、ヒータ起動時のCR時定数による略直線的に増加する電圧である。なお、この基準電圧Vrも、図4の(b)に示した基準電圧Vrと同様に、ヒータ1の温度特性を近似した1次関数になるべく近くなるように設定する。
【0044】
この第4実施例における制御信号Scは、第3実施例の場合と同様に基準電圧Vrと全波整流電圧Vdとを比較して、Vd<Vrのときだけパルス信号を出力する。
しかし、第3実施例では階段状の基準電圧Vrを用いたのに対し、この第4実施例では単調に増加する直線状の基準電圧Vrを用いるので、制御信号のパルス幅の比率はゼロクロス点の前の部分(s8,s10,s12,s14,s16,s18,s20)よりも後の部分(s9,s11,s13,s15,s17,s19,s21)の方が各々大きくなる。
【0045】
この制御信号Scによって、図1に示したヒータオンオフ回路3のトライアック31の導通位相角を制御することにより、ヒータ1には交流電圧Viのゼロクロス点の前から後にかけて連続する波形の交流電圧が印加される。また、その印加幅は、ゼロクロス点の前よりも後の方が長くなり、常にヒータ1の温度特性に応じた割合で増加する。よって、ヒータ1に印加する交流電圧の波高値も、ヒータ1が温度が上昇するのに従って徐々に増加する。
従って、この第4実施例によれば、ヒータ1に過大な突入電流が流れるのを確実に防止でき、ヒータの温度特性に合わせてスムースにソフトスタートすることができるうえ、その制御時間を短縮することができる。
【0046】
ここで、この発明の実施例ではないが、ヒータへの通電開始時に流れる突入電流を抑制する他のヒータ制御方法について説明する。
図示はしないが、交流電源からヒータへの給電ラインに抵抗を介挿し、その抵抗に並列にトライアックやスイッチ等のスイッチ素子を接続し、予めヒータの抵抗値が突入電流を生じない値に到達するまでの時間を、タイマや遅延回路あるいは時定数回路等によって設定する。そして、ヒータへの給電開始時にはスイッチ素子をオフにして抵抗を介して通電することによって突入電流を抑制し、設定時間が経過するとスイッチ素子をオンにして、そのスイッチ素子を通してヒータに直接給電するようにするとよい。
この場合、ヒータの温度上昇を予め把握して、それに応じて設定した時間だけ交流電圧を抵抗を介してヒータに給電するので、その時間は、500Wのハロゲンヒータで、供給電圧100V・AC、設定温度160℃の場合で、多くても0.5秒程度であり、抵抗による電力損失を比較的小さくすることができる。そして、簡単な回路構成で、ヒータへの突入電流を確実に防止することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によるヒータ制御回路およびヒータ制御方法によれば、ヒータに接続する回路部品を大幅に増やしたり、ヒータの待機電力を増加させたりすることなく、突入電流を小さくすると共に突入電流発生時間も短くすることができ、ヒータをスムーズにソフトスタートさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるヒータ制御方法を実施するためのヒータ制御回路の一実施形態を示す回路図である。
【図2】この発明によるヒータ制御方法の第1実施例を説明するためのタイミングチャート図である。
【図3】この発明によるヒータ制御方法の第2実施例を説明するためのタイミングチャート図である。
【図4】この発明によるヒータ制御方法の第3実施例を説明するためのタイミングチャート図である。
【図5】この発明によるヒータ制御方法の第4実施例を説明するためのタイミングチャート図である。
【図6】ヒータに印加する交流電圧とヒータに流れる電流との関係をヒータの温度が変化しないと仮定して示すタイミングチャート図である。
【図7】実際のヒータに流れる電流の変化を時間軸を縮めて示すタイミングチャート図である。
【符号の説明】
1:ヒータ 2:制御回路
3:ヒータオンオフ回路
4:ゼロクロス検出回路
6:交流電源 11,12:電源ライン
13,14:分岐した電源ライン
15:ゼロクロス検出信号出力線
16:制御信号出力線 17:直流給電線
31:トライアック(双方向スイッチ素子)
32,42:フォトカプラ
41:ダイオードブリッジ
43,51:トランジスタ 44:反転回路[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a heater control method and a heater control circuit for limiting a rush current of a heater, and more particularly to a halogen heater used as a heat source for a fixing device and a character erasing roller device mounted on an image forming apparatus such as a copying machine, a printer, and a facsimile. The present invention relates to a heater control method and a heater control circuit for controlling a heater such as a heater.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Generally, in an image forming apparatus such as an electrophotographic copying machine, a printer, and a facsimile, a heater such as a halogen lamp (also referred to as a halogen heater) is used as a heat source for a fixing device and a character erasing roller device.
For example, in a fixing device in which an unfixed toner image transferred onto a sheet is fixed by heating and pressing, a heater is provided in a fixing roller to heat the fixing roller. In the case of such a fixing device, the heater is operated intermittently to heat or naturally cool the fixing roller so that the temperature of the fixing roller is adjusted to a constant temperature suitable for fixing the toner image. There are many.
[0003]
By the way, if an AC voltage is applied (turned on) to operate the heater, an inrush current flows to the heater immediately after the application. FIG. 6A is a timing chart showing a waveform of an AC voltage applied to the heater, and FIG. 6B is a timing chart showing a waveform of a current flowing through the heater (hereinafter, referred to as “AC load current”). is there. FIG. 6 shows an example where it is assumed that the temperature of the heater does not change before and after voltage application.
The amplitude of the
[0004]
However, actually, when the AC voltage is not applied (off), the temperature of the heater is lowered by cooling, and when the heater is on, the temperature is increased by heating. FIG. 7 shows a change in the current (AC load current 102) flowing through the heater when the temperature of the heater changes as described above. In FIG. 7, the time axis (time scale) is smaller than that of the timing chart shown in FIG. 6 in order to easily show the change of the rush current.
The resistance of the heater is small when the temperature is low, and increases when the temperature is high. Therefore, when the heater is switched from off to on, since the heater temperature is low and the resistance value is low, an
That is, the actual inrush current generation time T2 is relatively long because it is affected by the thermal response of the heater in addition to the type of the heater and the circuit connected to the heater.
[0005]
When such a long inrush current occurs, not only may the heater be deteriorated or destroyed, but also a temporary voltage drop may occur in the power line connected to the heater, and the heater may be connected to the power line. Other peripheral devices may be adversely affected. For example, there is a problem in that the lighting at the place where the image forming apparatus with a built-in heater is installed is temporarily darkened, and the display screen of the personal computer is distorted.
Therefore, as shown in Patent Document 1, for example, every time an AC voltage is applied to the heater, a current limited to a low level is always passed through the heater for a certain period of time without affecting the temperature control of the heater. There has been known a heater control method for preventing a large inrush current from flowing by releasing the restriction on the current flowing through the heater after the rise.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-6-282199
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional heater control method described in Patent Literature 1, it is necessary to provide a circuit for supplying a limited current, so that the number of circuit components increases, the cost increases, and the mounting space increases. There was a problem.
In addition, since it is necessary to energize the heater for a longer time than usual, not only the reliability of parts is reduced and the life of the heater is shortened, but also standby power (power consumption during standby) is increased. There was also.
In recent years, the development and introduction of energy-efficient products in response to global environmental issues such as global warming has been promoted, and the energy conservation standards of the International Energy Star Program approved by the US Environmental Protection Agency (EPA) have been promoted. In the case of Star, the standard of standby power is set to 30 W or less. The conventional heater control method may not be able to comply with this standard.
[0008]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-described problems, and reduces the inrush current and reduces the inrush current generation time without significantly increasing the number of circuit components connected to the heater or increasing the standby power of the heater. The purpose is also to shorten.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
A heater control method according to the present invention is a heater control method for applying an AC voltage from an AC power supply to a heater by controlling a conduction phase angle of the AC voltage via a bidirectional switch element. Immediately after the power is turned on, a pair of control signals are generated before and after the zero-cross point on the time axis of the AC voltage, and the pulse width of each control signal is gradually increased from the minimum value to the ratio of the AC voltage to a half cycle. The conduction phase angle of the bidirectional switch element is controlled by the control signal.
At this time, it is preferable that the pulse widths of the control signals before and after the zero-cross point forming a pair of control signals before and after the zero-cross point are the same.
Alternatively, the pulse width of the control signal after the zero-cross point, which constitutes a pair of control signals before and after the zero-cross point, may be larger than the pulse width of the previous control signal.
[0010]
Immediately after the AC power supply is turned on, a control signal that is continuous before and after the zero-cross point on the time axis of the AC voltage is generated, and the pulse width of the control signal is gradually increased from the minimum value to the cycle of the AC voltage. It is more preferable to control the conduction phase angle of the bidirectional switch element by the control signal.
At this time, the ratio of the pulse width of the control signal continuous before and after the zero-cross point may be the same between the part before and after the zero-cross point.
Alternatively, the ratio of the pulse width of the control signal that is continuous before and after the zero-cross point may be larger in a part after the zero-cross point than in a part before the zero-cross point.
Alternatively, the control signal may be generated with the same pulse width at a plurality of zero cross points, and then the pulse width may be increased.
[0011]
Further, the heater control circuit according to the present invention is a heater control circuit for controlling the conduction phase angle of an AC voltage from an AC power supply via a bidirectional switch element and applying the conduction phase angle to the heater. A zero-cross detection circuit that detects a point, and immediately after the AC power is turned on, generates a pair of control signals before and after the zero-cross point detected by the zero-cross detection circuit on the time axis of the AC voltage. A control circuit for increasing a pulse width from a minimum value to a ratio of a half cycle of the AC voltage so as to gradually increase, and a control signal generated by the control circuit controls a conduction phase angle of the bidirectional switch element. It is.
[0012]
Alternatively, instead of the above-described control circuit, immediately after the AC power is turned on, a control signal is generated that is continuous before and after the zero-cross point detected by the zero-cross detection circuit on the time axis of the AC voltage, and a pulse of the control signal is generated. A control circuit for increasing the width from the minimum value so as to gradually increase the ratio to the cycle of the AC voltage may be provided, and the conduction phase angle of the bidirectional switch element may be controlled by a control signal generated by the control circuit.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[Embodiment of heater control circuit]
First, an embodiment of a heater control circuit according to the present invention (a circuit for performing the heater control method according to the present invention) will be described. FIG. 1 is a circuit diagram showing one embodiment of the heater control circuit.
In FIG. 1, the heater 1 is connected to an AC power supply 6 via
[0014]
The
The zero-cross detection circuit 4 is a circuit that detects a timing at which the AC voltage becomes 0 V (hereinafter, referred to as a “zero-cross point”) and outputs a zero-cross detection signal Sz. Input.
[0015]
The control circuit 2 includes a microcomputer including a CPU and memories (ROM and RAM), inputs a zero-cross detection signal Sz, calculates a cycle of an AC voltage applied to the heater 1, and starts immediately after the AC power is turned on. A pair of control signals Sc are generated before and after the zero-cross point on the time axis of the AC voltage, and the pulse width of each control signal is increased from the minimum value so as to gradually increase the ratio to the half cycle of the AC voltage, The control signal Sc controls the conduction phase angle of the
Alternatively, a control signal Sc is generated on the time axis of the AC voltage that is continuous before and after the zero-cross point detected by the zero-cross detection circuit, and the pulse width of the control signal is gradually increased from the minimum value to the ratio of the cycle of the AC voltage. Alternatively, it may be increased.
The control circuit 2 operates by a DC voltage generated by a DC power supply circuit (not shown) that steps down and rectifies and smoothes the AC voltage Vi input from the AC power supply 6.
[0016]
Next, a heater on / off circuit, a zero cross detection circuit, and the like in the heater control circuit will be described in detail.
The AC power supply 6 is a power supply for supplying an AC voltage of a general commercial frequency. The heater on / off
[0017]
A predetermined DC voltage Vc is applied from the control circuit 2 to the anode of a light emitting diode (LED) 32b, which is a light emitting unit of the
A resistor R6 is connected between the emitter and the base of the
[0018]
The choke coil L4 of the heater on / off
The
[0019]
By the way, when the control signal Sc of the high level H is output from the control circuit 2, it is applied to the base of the
On the other hand, when the control signal Sc from the control circuit 2 goes to a low level L, the
Therefore, only when the control signal Sc of the high level H is output from the control circuit 2, the
In this way, the heater on / off
[0020]
Next, the zero-cross detection circuit 4 will be described. The zero-cross detection circuit 4 includes a
The
[0021]
The
A
[0022]
When the
When almost no voltage is applied to the
[0023]
In this embodiment, the
[0024]
[Example of heater control method]
Next, a first embodiment of a heater control method according to the present invention, which is performed using the heater control circuit, will be described with reference to the timing chart of FIG. 2 together with FIG. 2A shows the waveform of the AC voltage Vi input from the AC power supply 6, FIG. 2B shows the waveform of the zero-cross detection signal Sz from the zero-cross detection circuit 4, and FIG. 2C shows the waveform of the control circuit 2. (D) shows the waveform of the control signal Sc, and (d) shows the waveform of the AC voltage Vh applied to the heater 1.
[0025]
When an AC voltage Vi having a waveform shown in FIG. 2A is input from the AC power supply 6 shown in FIG. 1, a full-wave rectified voltage is output from the output terminals c and d of the
As a result, while the
[0026]
However, when the AC voltage Vi is near the zero crossing, the voltage obtained by full-wave rectification of the AC voltage becomes extremely small, and the current flowing through the
Therefore, the zero-cross detection signal Sz output from the zero-cross detection circuit 4 is a pulse signal having a short pulse width centered on the zero-cross point for each half cycle of the AC voltage Vi, as shown in FIG.
[0027]
The control circuit 2 inputs the zero-cross detection signal Sz immediately after the AC power is turned on, and calculates a half cycle of the AC from the input intervals of the plurality of zero-cross detection signals Sz. Thereby, the next zero-cross point can be accurately predicted.
Therefore, as shown in FIG. 1C, the pulse width data of the control signal for each time, or the pulse width data of the first control signal and the data of the rate of increase thereafter, are stored in the memory in advance. A pair of control signals Sc is generated before and after each zero-cross point on the axis, and the pulse width of each control signal is increased from the minimum value so as to gradually increase the ratio to the half cycle of the AC voltage Vi. FIG. 1 shows waveforms after the zero cross point at which the first control signal (only one side) Sc is generated.
[0028]
As shown in FIG. 1C, the paired control signals Sc are output before and after the zero-cross point on the time axis of the AC voltage. That is, the zero-cross detection signal Sz is output with the same pulse width before the rising edge and after the falling edge. The control signal Sc before the rising may be generated from a time earlier by a predetermined pulse width (for example, t2) than a predicted rising time of the next zero cross signal, and may be stopped at a rising time of the zero cross detection signal. The control signal Sc after the fall of the zero-cross detection signal Sz may be output for a predetermined pulse width (for example, t2) from the time of the fall.
The control circuit 2 receives the zero-cross detection signal Sz, calculates the period of the AC voltage Vi, corrects the error at least half a period before the next zero-cross point, and outputs the control signal output timing and its pulse width. Can be determined.
[0029]
Then, the pulse width of the pair of control signals sandwiching each zero-cross point becomes the minimum value t1 to t3, t4, and the ratio to the half cycle of the AC voltage is sequentially increased to t9, and thereafter, the generation period of the zero-cross
This control signal Sc is output from the control circuit 2 in FIG. 1 and applied to the base of the
[0030]
Therefore, since the AC voltage Vi is applied to the heater 1 only during the period when the control signal Sc is at the high level, the waveform of the AC voltage Vh is as shown in FIG. That is, immediately after the AC power is turned on, the conduction phase angle of the
When the peak value of the AC voltage Vh is small, the peak value of the current flowing through the heater 1 also becomes small according to Ohm's law. Therefore, as described above, the rush current flowing through the heater 1 can be suppressed by reducing the pulse width of the control signal Sc immediately after turning on the AC power supply 6 and reducing the waveform and peak value of the AC voltage Vh applied to the heater. can do.
[0031]
When an AC voltage is applied, the heater 1 is heated and its temperature rises, and its resistance gradually increases. Therefore, as shown in FIG. 1, if the ON time width of the voltage applied to the heater 1 is controlled and the waveform and peak value of the AC voltage applied to the heater 1 are gradually increased, the temperature of the heater 1 rises during that time. As a result, the resistance value gradually increases, so that an excessive rush current can be prevented from flowing through the heater 1.
As shown in FIG. 1, the conduction phase angle (on-time width) is gradually increased on both sides from the point where the peak value before and after the zero-cross point of the AC voltage is extremely small. As compared to controlling the conduction phase angle (ON time width) for each half cycle of the AC voltage on one side of the zero-cross point as described above, the rise of the peak value can be suppressed, and a gentler soft start can be performed. This is extremely effective in reducing the amount of slag.
[0032]
That is, in the conventional phase control, when the conduction phase angle of the AC voltage applied to the heater exceeds 50%, the peak value of the AC voltage waveform is a sine wave, the peak value becomes maximum, and thereafter the conduction phase angle becomes 50%. The peak values up to 〜100% are all the same as those at the maximum of 100%.
On the other hand, according to the control method of the present invention, since the conduction phase angle is symmetrically controlled on both sides of the zero-cross point, the AC voltage applied to the heater is applied even if both the conduction phase angles exceed 50%. The peak value does not reach the maximum value and is kept below the maximum value until it reaches 100%.
[0033]
Therefore, even if the effective value of the AC voltage applied to the heater increases, the increase in the peak value can be suppressed, and the peak current can be reduced.
In the first embodiment, the pulse width of the control signal Sc before the zero-cross point is equal to the pulse width of the control signal Sc after the zero-cross point. Is applied to the heater 1 in a well-balanced manner. Further, since the control signal having the same pulse width is output twice, there is an advantage that the control becomes easy.
In this embodiment, the pulse width of the control signal is increased at each zero-cross point during the phase control of the AC voltage applied to the heater 1 (during the soft start). The pulse width may be gradually increased while repeatedly outputting a control signal having the same pulse width with respect to the zero cross point.
[0034]
Next, a second embodiment of the heater control method according to the present invention will be described with reference to a timing chart shown in FIG. 3A to 3D show the input AC voltage Vi, the zero-cross detection signal Sz, the control signal Sc, and the AC voltage applied to the heater 1 in the same manner as FIGS. 1A to 1D. Each waveform of Vh is shown.
The difference between the second embodiment and the first embodiment is that, as shown in FIG. 3C, a pair of control signals Sc is placed before and after the zero-cross point on the time axis of the AC voltage Vi. The difference is that the pulse widths of the two control signals are different, and the pulse width (for example, t3) of the control signal after the zero-cross point is larger than the pulse width (for example, t2) of the previous control signal.
[0035]
When such a control signal Sc is generated by the control circuit 2 shown in FIG. 1 and the conduction phase angle of the
As shown in this waveform, an AC voltage is applied to the heater 1 at timings before and after the zero-cross point, and the application time (on-time width) is longer after the zero-cross point than before the zero-cross point. , And the on-time width gradually increases at each zero-cross point. Therefore, the peak value of the AC voltage applied to the heater 1 gradually increases while the waveform after the zero cross point becomes larger than the waveform before the zero cross point.
[0036]
Therefore, according to the second embodiment, there is an advantage that the heater 1 can be soft-started more smoothly than in the case of the first embodiment described with reference to FIG. The control signal Sc shown in FIG. 3C has the same pulse width as the control signal Sc having the same pulse width by making the pulse width of the signal after a certain zero cross point equal to the pulse width of the signal before the next zero cross point. The output is performed twice, but is not limited to this. That is, it goes without saying that the pulse widths of the respective pulse signals constituting the control signal Sc may all be different and gradually increased. Then, the heater 1 can be soft-started more smoothly.
[0037]
Next, a third embodiment of the heater control method according to the present invention will be described with reference to a timing chart shown in FIG. 4A, 4C, and 4D are the same as FIGS. 1A, 1C, and 4D, and show the input AC voltage Vi, the control signal Sc, and the AC applied to the heater 1. Each waveform of the voltage Vh is shown. However, FIG. 3B shows the waveform of the full-wave rectified voltage Vd of the AC voltage Vi and the level change of the reference voltage Vr instead of the zero-cross detection signal Sz.
The reference voltage Vr is set in a stepwise manner every half cycle of the AC voltage Vi set to be as close as possible to a linear function (a straight line that increases monotonically) that approximates the relationship between the voltage application time of the heater 1 and the temperature (temperature characteristic). This is a voltage whose level has been changed in the same manner.
[0038]
This reference voltage Vr is obtained by actually measuring the temperature characteristics of the heater 1 or by calculating from the heat generation amount of the heater 1 and the data is stored in advance in the memory of the control circuit 2 shown in FIG. . The control circuit 2 controls the heater 1 so that approximately 100% of the AC voltage waveform is applied to the heater 1 when the heater 1 reaches a predetermined temperature (a temperature at which an excessive current does not flow due to an increase in the resistance value of the heater 1). The reference voltage Vr is compared with the full-wave rectified voltage Vd, and a pulse signal is output as the control signal Sc only during the period of Vd <Vr.
[0039]
This control signal Sc is shown in FIG. The control signal Sc is output as a pulse signal that is continuous before and after the zero-cross point (indicated by a dashed line in FIG. 4) on the time axis of the AC voltage Vi. Further, the pulse width (s1 + s'1 to s7 + s'7) is set to a minimum value immediately after the application of the AC voltage Vi, and then increases according to the temperature characteristic of the heater 1 so as to correspond to the temperature rise of the heater 1. When 1 reaches the predetermined temperature, the ratio of the AC voltage to the half cycle becomes 100%.
FIG. 4D shows a waveform of the AC voltage Vh applied to the heater 1 when the conduction phase angle of the
[0040]
That is, also in the third embodiment, it is possible to reliably prevent an excessive rush current from flowing through the heater. Further, the heater 1 can be soft-started smoothly in accordance with the temperature characteristics.
After the AC power is turned on, the pulse width of the control signal Sc output at each zero-cross point of the AC voltage is obtained in advance, not by comparing the reference voltage Vr and the full-wave rectified voltage Vd in real time. The data may be stored in the memory of the control circuit 2, and the control circuit 2 may output a control signal Sc having a pulse width continuous before and after each zero-cross point as a center based on the pulse width data. it can.
[0041]
In the above-described first and second embodiments, since the AC voltage is applied to the heater 1 in response to the control signal that is discontinuous before and after the zero cross point, the heater on / off
On the other hand, in the third embodiment, since the on / off operation is performed according to the control signal continuous before and after the zero cross point (however, no voltage is applied to the heater 1 at the zero cross point), the on is performed once for one zero cross point.・ It is only necessary to turn off.
That is, according to the third embodiment, the load on the drive of the heater on / off
[0042]
Also, as shown in FIG. 4 (c), if the ratio of the pulse width of the control signal is the same in the part before the zero crossing point (s1 to s7) and the part after the zero crossing point (s'1 to s'7), As shown in FIG. 3D, the positive portion and the negative portion of the AC voltage can be applied to the heater 1 in a well-balanced manner, and the control becomes relatively easy.
[0043]
Next, a fourth embodiment of the heater control method according to the present invention will be described with reference to FIG. 5 (a) to 5 (d) are the same as the input AC voltage Vi, the full-wave rectified voltage Vd and reference voltage Vr, the control signal Sc, and the heater applied to the heater as in FIGS. 4 (a) to 4 (d). Each waveform of the AC voltage Vh is shown.
The reference voltage Vr in this embodiment is a voltage that increases substantially linearly by the CR time constant at the time of starting the heater. The reference voltage Vr is also set to be as close as possible to a linear function approximating the temperature characteristic of the heater 1, similarly to the reference voltage Vr shown in FIG.
[0044]
The control signal Sc in the fourth embodiment compares the reference voltage Vr with the full-wave rectified voltage Vd and outputs a pulse signal only when Vd <Vr, as in the third embodiment.
However, while the step-like reference voltage Vr is used in the third embodiment, the monotonically increasing linear reference voltage Vr is used in the fourth embodiment, so that the pulse width ratio of the control signal is zero crossing point. The parts (s9, s11, s13, s15, s17, s19, s21) after the part (s8, s10, s12, s14, s16, s18, s20) are each larger.
[0045]
By controlling the conduction phase angle of the
Therefore, according to the fourth embodiment, it is possible to reliably prevent an excessive rush current from flowing through the heater 1, to perform a soft start smoothly in accordance with the temperature characteristic of the heater, and to shorten the control time. be able to.
[0046]
Here, although not an embodiment of the present invention, another heater control method for suppressing an inrush current flowing at the start of energization of the heater will be described.
Although not shown, a resistor is inserted in the power supply line from the AC power supply to the heater, and a switch element such as a triac or a switch is connected in parallel with the resistor, so that the resistance value of the heater reaches a value that does not cause an inrush current in advance. Is set by a timer, a delay circuit, a time constant circuit, or the like. Then, at the start of power supply to the heater, the inrush current is suppressed by turning off the switch element and conducting the current through the resistor, and after a set time, the switch element is turned on, and power is directly supplied to the heater through the switch element. It is good to
In this case, the temperature rise of the heater is grasped in advance, and the AC voltage is supplied to the heater via the resistor for the time set in accordance with the temperature rise. At a temperature of 160 ° C., the time is at most about 0.5 seconds, so that the power loss due to the resistance can be relatively reduced. In addition, the inrush current to the heater can be reliably prevented with a simple circuit configuration.
[0047]
【The invention's effect】
As described above, according to the heater control circuit and the heater control method of the present invention, the rush current can be reduced without increasing the number of circuit components connected to the heater or increasing the standby power of the heater. In addition, the rush current generation time can be shortened, and the heater can be smoothly soft-started.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram showing an embodiment of a heater control circuit for implementing a heater control method according to the present invention.
FIG. 2 is a timing chart for explaining a first embodiment of the heater control method according to the present invention.
FIG. 3 is a timing chart for explaining a second embodiment of the heater control method according to the present invention.
FIG. 4 is a timing chart for explaining a third embodiment of the heater control method according to the present invention.
FIG. 5 is a timing chart for explaining a fourth embodiment of the heater control method according to the present invention.
FIG. 6 is a timing chart showing the relationship between the AC voltage applied to the heater and the current flowing through the heater, assuming that the temperature of the heater does not change.
FIG. 7 is a timing chart showing a change in an actual current flowing through a heater with a time axis shortened.
[Explanation of symbols]
1: heater 2: control circuit
3: heater on / off circuit
4: Zero cross detection circuit
6:
13, 14: Branched power line
15: Zero cross detection signal output line
16: Control signal output line 17: DC power supply line
31: Triac (bidirectional switch element)
32, 42: Photocoupler
41: Diode bridge
43, 51: Transistor 44: Inverting circuit
Claims (9)
前記交流電源の投入直後から、前記交流電圧の時間軸上でゼロクロス点を挟んで前後に対の制御信号を発生し、その各制御信号のパルス幅を最小値から前記交流電圧の半周期に対する比率を漸増するように増加させ、該制御信号によって前記双方向スイッチ素子の導通位相角を制御することを特徴とするヒータ制御方法。A heater control method for applying an AC voltage from an AC power supply to a heater by controlling a conduction phase angle thereof through a bidirectional switch element,
Immediately after the AC power is turned on, a pair of control signals are generated before and after the zero-cross point on the time axis of the AC voltage, and the pulse width of each control signal is reduced from the minimum value to the half cycle of the AC voltage. Is increased so as to gradually increase, and the conduction phase angle of the bidirectional switch element is controlled by the control signal.
前記交流電源の投入直後から、前記交流電圧の時間軸上でゼロクロス点を挟んで前後に連続する制御信号を発生し、その制御信号のパルス幅を最小値から前記交流電圧の周期に対する比率を漸増させるように増加させ、該制御信号によって前記双方向スイッチ素子の導通位相角を制御することを特徴とするヒータ制御方法。A heater control method for applying an AC voltage from an AC power supply to a heater by controlling a conduction phase angle thereof through a bidirectional switch element,
Immediately after the AC power supply is turned on, a control signal is generated that is continuous before and after the zero-cross point on the time axis of the AC voltage, and the pulse width of the control signal is gradually increased from the minimum value to the ratio of the cycle of the AC voltage. And controlling the conduction phase angle of the bidirectional switch element by the control signal.
前記交流電源による交流電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、前記交流電源の投入直後から、前記交流電圧の時間軸上で前記ゼロクロス検出回路によって検出されるゼロクロス点を挟んで前後に対の制御信号を発生し、その各制御信号のパルス幅を最小値から前記交流電圧の半周期に対する比率を漸増するように増加させる制御回路とを設け、
該制御回路が発生する前記制御信号によって前記双方向スイッチ素子の導通位相角を制御するようにしたことを特徴とするヒータ制御回路。A heater control circuit for applying an AC voltage from an AC power supply to a heater by controlling a conduction phase angle thereof through a bidirectional switch element,
A zero-crossing detection circuit that detects a zero-crossing point of the AC voltage by the AC power supply; and A control circuit for generating a control signal, and increasing a pulse width of each control signal so as to gradually increase a ratio of the pulse width of the AC voltage to a half cycle of the AC voltage from a minimum value;
A heater control circuit, wherein the conduction phase angle of the bidirectional switch element is controlled by the control signal generated by the control circuit.
前記交流電源による交流電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路と、前記交流電源の投入直後から、前記交流電圧の時間軸上で前記ゼロクロス検出回路によって検出されるゼロクロス点を挟んで前後に連続する制御信号を発生し、その制御信号のパルス幅を最小値から前記交流電圧の周期に対する比率を漸増するように増加させる制御回路とを設け、
該制御回路が発生する前記制御信号によって前記双方向スイッチ素子の導通位相角を制御するようにしたことを特徴とするヒータ制御回路。A heater control circuit for applying an AC voltage from an AC power supply to a heater by controlling a conduction phase angle thereof through a bidirectional switch element,
A zero-crossing detection circuit that detects a zero-crossing point of the AC voltage by the AC power supply, and immediately after the AC power supply is turned on, continuously before and after the zero-crossing point detected by the zero-crossing detection circuit on the time axis of the AC voltage. A control circuit for generating a control signal, and increasing the pulse width of the control signal from a minimum value so as to gradually increase the ratio to the cycle of the AC voltage;
A heater control circuit, wherein the conduction phase angle of the bidirectional switch element is controlled by the control signal generated by the control circuit.
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JP2006349711A (en) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | Iwatsu Electric Co Ltd | Image fixing device |
JP2010152014A (en) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Oki Data Corp | Image forming apparatus and fixing temperature control method for the same |
-
2002
- 2002-12-27 JP JP2002382325A patent/JP2004214024A/en active Pending
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