JP2004213548A - Device and method for processing information, and program - Google Patents

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To execute a processing relating to the recording and display of use history information of an IC card more excellently and more securely. <P>SOLUTION: A CPU shifts from an off mode 261 to a polling mode 262 by activating an application, controls a reader device, and detects an approached non-contact IC card. The CPU shifts to a balance display mode 263 and performs prescribed time display of balance information of the non-contact IC mode. Then, on the basis of a user's instruction, the CPU shifts to a history display/saving mode 264, displays the history information and saves it in a database. Also, in the polling mode 261, the CPU shifts to a history deletion mode 265 on the basis of the user's instruction, and deletes the history information in the database. This invention can be applied to a PDA. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、ICカードの使用履歴情報の記録および表示に関する処理を、より好適に、かつ、より安全に実行することができるようにした情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、クレジットカードやプリペイドカード等を用いて、貨幣を用いない商取引方法が普及している。その方法の1つに、IC(Integrated Circuit)カードを用いた商取引方法がある。
【0003】
ICカードは、例えば、極めて薄い半導体集積回路(ICチップ)が埋め込まれたキャッシュカード大のプラスチック製カードであり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)等の機能を有し、情報を記録できるようにしたカードである。ICカードは、内蔵するメモリに数KByteのデータを記録でき、データの暗号化も可能なため偽造にも強く、例えば、電子マネーやテレホンカードなどの記録媒体として応用されている。
【0004】
ICカードは、データを読み書きする方式の違いによって「接触式」と「非接触式」に分けられ、接触式カードは、カード側に設置された接点(端子)を介して端末がデータを取得する。また、非接触式カードはアンテナを内蔵しており、微弱な電波を利用して端末と近距離無線通信を行う。
【0005】
このようなICカードには、最近行われた商取引の履歴情報が所定の件数分記録されている。ユーザがこの履歴情報を閲覧する方法として、例えば、ユーザがICカードより情報を読み出すことができる専用のカードリーダにICカードを接触または近接させると、そのカードリーダを介してICカードより履歴情報を取得し、ディスプレイに表示する履歴情報読み取り装置を用いる方法が考えられる(例えば、非特許文献1参照)。
【0006】
【非特許文献1】
”EdyViewerヘルプ”、[ダウンロードデータ(自己解凍方式圧縮ファイル)]、平成14年9月11日、ビットワレット株式会社、[平成15年1月6日検索]、インターネット,<http://www.bitwallet.co.jp/user/download/index.html>,アプリケーションデータ”EdyViewer”,<http://www.bitwallet.co.jp/user/download/edyvw1013.exe>,HTMLデータ,<¥Edy Viewer¥Help¥index.htm>
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような方法においては、ユーザは、ICカードに記憶されている履歴情報しか閲覧することができないという課題があった。
【0008】
すなわち、ユーザがICカードを用いて商取引を行うと、そのICカードは、その履歴情報を記憶するが、履歴の件数が予め定められた件数より多くなった場合、最も古い履歴情報を削除し、最新の商取引の履歴情報を記憶する。従って、上述したような履歴情報読み取り装置は、ICカードより削除された履歴情報を読み取ることができないので、ユーザは、その履歴情報を閲覧することができない。
【0009】
これに対して、履歴情報読み取り装置が1度読み取った履歴情報を記憶し、後からその履歴情報を参照できるようにする方法が考えられるが、その場合、ユーザ以外の第3者が、履歴情報読み取り装置を操作し、記憶されている履歴情報を表示させて閲覧することができ、個人情報が漏洩してしまう恐れがあるという課題があった。
【0010】
通常、ユーザは、不必要に、個人情報である商取引の履歴情報を第3者に閲覧されることを好ましく感じない。従って、履歴情報読み取り装置が、履歴情報の対応するICカードのユーザ以外の第3者に、その履歴情報を閲覧されることを防止できるようにするのが望ましい。
【0011】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ICカードの使用履歴情報の記録および表示に関する処理を、より好適に、かつ、より安全に実行することができるようにしたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、ICカードに記録されている情報を取得する情報取得手段と、情報取得手段により取得された情報を記憶する情報記憶手段と、記憶手段により記憶されている情報を、ICカード毎の情報として管理し、情報の、記憶手段からの読み出し、および記憶手段への書き込みを制御する情報管理制御手段と、情報の表示を制御する情報表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
前記ICカードは、近接された通信装置と通信を行う非接触ICカードであるようにすることができる。
【0014】
通信可能な状態にあるICカードを検知するICカード検知手段と、ICカード検知手段により検知されたICカードの種類を判別する種類判別手段とをさらに備え、情報取得手段は、種類判別手段による判別結果に基づいて、ICカードが正当な種類のカードである場合、ICカードに記憶されている情報を取得するようにすることができる。
【0015】
前記検知手段は、予め決められた所定の検知信号を出力する検知信号出力手段と、ICカードにより供給された、検知信号出力手段により出力された検知信号に対する応答を取得する応答取得手段とを備え、応答取得手段により応答を取得することにより、通信可能な状態のICカードを検知するようにすることができる。
【0016】
前記情報を所定の方法で暗号化する暗号化手段と、暗号化手段による暗号化の方法に対応する方法で、暗号化手段により暗号化された情報を復号する復号手段をさらに備え、情報管理制御手段は、暗号化手段により暗号化された情報を記憶手段に書き込み、復号手段は、情報管理制御手段により記憶手段から読み出された、暗号化された情報を復号するようにすることができる。
【0017】
前記情報表示制御手段の制御による情報の表示開始に同期して所定の音声を報音し、情報の表示開始を報知する報音手段をさらに備えるようにすることができる。
【0018】
前記情報は、ICカードの識別情報、ICカードに記録されている電子マネーの残高情報、並びに、ICカードを利用して行われた商取引の履歴に関する情報である履歴情報を含むようにすることができる。
【0019】
前記情報管理制御手段は、情報に含まれるICカードの識別情報を用いて、ICカード毎に情報を管理するようにすることができる。
【0020】
前記情報管理制御手段は、新しい情報である第1の情報を記憶手段に書き込む際に、第1の情報と同一のICカードの識別情報に対応する情報である第2の情報が記憶手段に存在する場合、第1の情報を用いて第2の情報を更新し、第2の情報が記憶手段に存在しない場合、第1の情報を新規に記憶手段に書き込むようにすることができる。
【0021】
前記情報表示制御手段は、予め定められた所定の時間、情報に含まれる残高情報を表示させるようにすることができる。
【0022】
前記情報表示制御手段に制御され、残高情報が、所定の時間表示されている場合、残高情報の残り表示時間をカウントする残り時間カウント手段をさらに備えるようにすることができる。
【0023】
前記情報表示制御手段は、残り時間カウント手段によりカウントされた残り表示時間を、残高情報とともに表示させるようにすることができる。
【0024】
前記情報表示制御手段は、残り表示時間を、インジケータまたはメッセージにより表示させるようにすることができる。
【0025】
前記情報表示制御手段により制御され、残高情報が表示されている期間、情報に含まれる履歴情報の表示に関する要求を受け付ける要求受け付け手段をさらに備え、情報表示制御手段は、要求受け付け手段により要求が受け付けられた場合、表示されている残高情報と同一のICカード識別情報に対応する履歴情報を表示させるようにすることができる。
【0026】
前記情報取得手段により取得された情報、および、情報管理制御手段により記憶手段から読み出された情報に基づいて、最新の履歴情報を生成する履歴情報生成手段をさらに備え、表示制御手段は、履歴情報生成手段により生成された最新の履歴情報を表示させるようにすることができる。
【0027】
前記表示制御手段は、履歴情報生成手段により生成された最新の履歴情報のうち、記憶手段から読み出された情報に含まれない履歴情報に所定のマークを付加して表示させるようにすることができる。
【0028】
本発明の情報処理方法は、ICカードに記録されている情報の取得を制御する情報取得制御ステップと、取得制御ステップの処理により制御されて取得され、情報処理装置が有する記憶部に記憶されている情報を、ICカード毎の情報として管理し、情報の、記憶部からの読み出し、および記憶部への書き込みを制御する情報管理制御ステップと、情報の表示を制御する情報表示制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0029】
本発明のプログラムは、ICカードに記録されている情報の取得を制御する情報取得制御ステップと、取得制御ステップの処理により制御されて取得され、情報処理装置が有する記憶部に記憶されている情報を、ICカード毎の情報として管理し、情報の、記憶部からの読み出し、および記憶部への書き込みを制御する情報管理制御ステップと、情報の表示を制御する情報表示制御ステップとをコンピュータに実現させることを特徴とする。
【0030】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、ICカードに記録されている情報が取得され、取得された情報が記憶され、記憶されている情報がICカード毎の情報として管理され、情報の読み出しおよび書き込みが制御される。
【0031】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明が適用される情報処理装置としてのPDAの正面の構成例を表している。
【0032】
図1に示されるように、PDA1は、中央のヒンジ部12を境に、表示部11と本体部13とに分けられており、ヒンジ部12を介して折り畳み可能に形成されている。換言すると、表示部11は、ヒンジ部12の軸を中心として回動して本体部13に対して開閉自在とされている。さらに、表示部11は、その軸に対して略垂直な軸を中心として本体部13に対して回動自在とされている。
【0033】
表示部11の面11−1のほぼ全面には、LCD(Liquid Crystal Display)28、および、LCD28の表面上に積層された透明なタッチパネル36が設けられている。即ち、タッチペン35が、LCD28上の任意の位置に配置されると、その座標がタッチパネル36により検出され、検出された座標に対応する所定の処理が行われる。
【0034】
例えば、いま、LCD28に、図2に示されるような画像が表示されているものとすると、ユーザは、タッチペン35を操作して、ソフトボタン41−1乃至41−12のいずれかを押下する(タッチペン35をソフトボタン41−1乃至41−12のいずれかの上に配置させる)と、そのソフトボタン41に割り当てられているアプリケーションソフトウェアが起動される。
【0035】
さらに、ユーザが、タッチペン35を操作してソフトボタン43を押下すると、文字入力エリア29には、図3に示されるソフトキーボード50が表示される。ユーザが、タッチペン35を操作して、ソフトキーボード上の任意のキーを押下すると、その押下されたキーに対応する文字(または記号等)が入力される。即ち、タッチペン35が配置されている座標がタッチパネル36により検知され、その座標に対応するキーが認識され、認識されたキーに割り当てられている文字(または記号等)が入力される。
【0036】
このように、ユーザは、タッチペン35、および、ソフトウェアとしての文字入力エリア29を利用して、容易、かつ迅速に文字を入力することができる。なお、LCD28の表示面上全体に渡ってタッチパネル36が積層されているので、文字入力エリア29のLCD28に対する位置は、図1に示される位置に限定されない。例えば、図2に示される画像の上下左右が反転されると、文字入力エリア29は、図1中上方に配置され、上下逆に表示される。このような場合においても、ユーザは、上述した例と同様に、文字を入力することができる。
【0037】
図1に戻り、ヒンジ部12には、図中右方に、PDA1の電源をオンまたはオフ状態にする電源ボタン31が、その左隣に、PDA1に内蔵されているバッテリ(図示せず)が充電中の場合には点灯し、充電が終了すると消灯するLED(Light Emitting Diode)30が、さらにその左隣に、CCD(Charge−Coupled Devices)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサよりなる回動可能なカメラ22が、左端には、カメラ22で被写体を撮像するとき操作されるキャプチャーボタン23が、それぞれ設けられている。
【0038】
即ち、ユーザは、被写体を撮像する場合、キャプチャーボタン23を1回押下して、カメラ機能(被写体をカメラ22により撮像し、その撮像された被写体の画像を記録する機能)を有するアプリケーションソフトウェアを起動させ、カメラ22の撮像方向を被写体に向けるように回動させる。このとき、LCD28には、後述するように、カメラ22が撮像している画像(被写体の画像)が表示されるので、ユーザは、LCD28を確認しながらカメラ22の位置を確定し、シャッターボタンとして機能するキャプチャーボタン23を再度押下する。これにより、キャプチャーボタン23が押下された時点のカメラ22により撮像された画像が、PDA1のメモリに記憶される。
【0039】
本体部13の折り畳んだとき表示部11に対向する面13−1には、図中上方に、PDA1にインストールされているアプリケーションソフトウェアのそれぞれを表すシンボルが印刷されたボタン32が設けられており、ユーザがその指でボタン32を押下すると、それに対応するアプリケーションソフトウェアが起動される。即ち、ボタン32は、上述した図2のソフトボタン41−1乃至41−12のいずれかに対応するハードウェアとしてのボタンである。
【0040】
また、面13−1のボタン32が配置されている領域の中央部には、LCD28に表示されている画像をスクロールするためのスクロールボタン33が設けられている。
【0041】
さらに、面13−1のボタン32の下方には、文字(記号等を含む)を入力するためのキーボード34が設けられている。即ち、キーボード34は、上述した図3のソフトキーボード50に対応するハードウェアとしてのキーボードである。
【0042】
さらに、そのキーボート34の下方には、ICカードと近距離無線通信を行い、ICカードに記録されている情報を読み出すリーダデバイス37が内蔵されており、面13−1側に近接されたICカードを検知し、無線通信を行う。
【0043】
本体部13の面13−1と垂直な面(側面)13−2の、図中上方には、リモートコントローラ(以下、単にリモコンと称する)や、外部のヘッドホンと接続し、接続したそれらに音声を出力するためのヘッドホンジャック24が設けられており、その下方には、押下および回転自在なジョグダイヤル25が面13−2から僅かに突出した状態で設けられており、その下方には、直前の操作を取り消したりするためのバックボタン26が設けられており、さらにその下方には、誤って他のボタンが押下された場合、それに対応する機能の実行を禁止するためのホールドスイッチ27が設けられている。
【0044】
本体部13の面13−1,13−2に垂直な面(図中下側の端面)13−4の、中央部には、クレードル等の付属機器を接続するためのコネクタ67が設けられている。
【0045】
図4は、PDA1の裏面の構成例を表している。図4に示されるように、ヒンジ部12の図中左側上部には、小型薄型形状のプラスチックケース内に電気的に書き換えや消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable andProgrammable Read Only Memory)の一種であるフラッシュメモリ素子を格納した、抜き差し自在なメモリカード143、または、メモリカード143と同様のインタフェースを有する機能拡張モジュール121が装着されるスロット64、メモリカード143内のデータが読み書きされている場合に点灯するランプ63、および、赤外線で他の装置と通信するための赤外線ポート62が設けられている。
【0046】
メモリカード143は、スロット64やメモリカード143内に設けられたフラッシュメモリ素子用のコントローラの制御により、スロット64を介して供給された画像や音声、音楽等の各種情報(データ)を書き込んだり、記憶されている各種情報を読み出したりすることができるようになっている。従って、PDA1は、このようなメモリカード143を挿着することができるために、メモリカード143を介して他の装置との間でデータの共有化を図ることができる。
【0047】
本体部13の面13−1の反対側の面13−3の中央部の図中左側には、PDA1をリセットするためのリセットボタン65が設けられており、その下方には、音声を出力するためのスピーカ66が設けられている。
【0048】
本体部13の面13−1,13−3に垂直な面(図中下側の端面)13−4の、中央部には、上述したように、コネクタ67が設けられており、その図中左方には、タッチペン35を収納する収納口68が設けられている。
【0049】
図5は、PDA1の内部の構成例を示すブロック図である。
【0050】
CPU(Central Processing Unit)131は、ROM(Read Only Memory)132に記憶されているプログラム、または記憶部139からRAM(Random Access Memory)133にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM133にはまた、CPU131が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0051】
CPU131、ROM132、およびRAM133は、バス134を介して相互に接続されている。このバス134にはまた、LCD28に表示させる画像を制御する表示制御部136が接続されている。
【0052】
表示制御部136には、CPU131の制御に基づいて、上述したカメラ22、および、LCD28の他、VRAM138が接続されている。表示制御部136は、カメラ22により撮像された画像を、VRAM138に記憶させ、そのVRAM138に記憶されている画像や、他のメモリ(RAM133、記憶部139、スロット64に接続されたメモリスティック143)に記憶されている画像を、LCD28に表示させる。
【0053】
バス134には、上述したキーボード34、各種ボタン22,32,33、および、ジョグダイヤル25等からなる入力部137、タッチパネル36、赤外線通信ポート62、メモリスティック143若しくは機能拡張モジュール121が装着されるスロット64、PDA1が内蔵するバッテリ(図示せず)を充電させるとともに、他の外部装置152との通信の中継装置となるクレードル91等が接続されるコネクタ67、リモコン101若しくはヘッドホン153と接続される音声出力部としてのヘッドホンジャック24、他の通信装置とブルートゥースを用いた無線通信を行うブルートゥースモジュール38、並びに、近接されたICカード146と近距離無線通信を行うリーダデバイス37が接続されている。
【0054】
なお、タッチパネル36により検出された座標は、バス134を介してCPU131に提供され、CPU131は、提供されたその座標に対応する所定の情報を取得する。
【0055】
バス134にはまた、必要に応じて、ハードディスクなどより構成される記憶部139が接続される。外部装置152に適宜装着される磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどから読み出されたコンピュータプログラムは、赤外線ポート62、ブルートゥースモジュール38、若しくはリーダデバイス37を介する無線通信、無線LANモジュール(機能拡張モジュール)121を介する無線通信、または、クレードル91を介する有線通信等の手段により、必要に応じてPDA1に対して供給され、記憶部139にインストールされる。または、スロット64に適宜装着されるメモリスティック143から読み出されたコンピュータプログラムも、必要に応じて記憶部139にインストールされる。
【0056】
バス134にはさらにまた、表示部11が本体部13に対して閉状態の場合、オン状態となり、かつ、表示部11が本体部13に対して開状態の場合、オフ状態となるLCD開閉スイッチ144、および、表示部11が所定の回動角度以上回動された場合にオン状態となるLCD回転スイッチ145が設けられている。
【0057】
即ち、この例においては、CPU131は、LCD開閉スイッチ144やLCD回転スイッチ145の、それぞれのオン状態またはオフ状態に基づいて、表示部11の本体部13に対する開閉の状態(以下、LCD開閉状態と称する)、および回動状態、並びに、カメラ22の回動状態を認識する。
【0058】
図6は、図5のリーダデバイス37の詳細な構成例を示すブロック図である。
【0059】
IC201は、CPU211、ROM212、RAM213、SCC(Serial CommunicationController)214、SPU(Signal Processing Unit)216、並びに、これらのCPU211乃至SPU216を相互に接続するバス215から構成されている。
【0060】
CPU211は、ROM212に格納されている制御プログラムをRAM213に展開し、例えば、非接触ICカード146から送信されてきた応答データや、図5のCPU131から供給されてきた制御信号に基づいて、各種の処理を実行する。例えば、CPU211は、非接触ICカード146に送信するコマンドを生成し、それを、バス215を介してSPU216に出力したり、非接触ICカード146から送信されてきたデータの認証処理などを行ったりする。
【0061】
SCC214は、図5のCPU131から供給されてきたデータを、バス215を介してCPU211に供給したり、CPU211から、バス215を介して供給されてきたデータをCPU131に出力したりする。
【0062】
SPU216は、非接触ICカード146からの応答データが復調部204から供給されてきたとき、そのデータに対して、例えば、BPSK復調(マンチェスターコードのデコード)などを施し、取得したデータをCPU211に供給する。また、SPU216は、非接触ICカード146に送信するコマンドがバス215を介して供給されてきたとき、そのコマンドにBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調(マンチェスターコードへのコーディング)を施し、取得したデータを変調部202に出力する。
【0063】
変調部202は、発振回路(OSC)203から供給される所定の周波数(例えば、13.56MHz)の搬送波を、SPU216より供給されるデータに基づいて、ASK(Amplitude Shift Keying)変調し、生成された変調波を、電磁波としてアンテナ205から出力する。一方、復調部204は、アンテナ205を介して取得した変調波(ASK変調波)を復調し、復調されたデータをSPU206に出力する。
【0064】
アンテナ205は、所定の電磁波を輻射し、それに対する負荷の変化に基づいて、非接触ICカード146が近接されたか否かを検出する。そして、例えば、非接触ICカード146が近接されたとき、アンテナ205は、非接触ICカード146と各種のデータを送受信する。
【0065】
図7は、非接触ICカード146の詳細な構成例を示すブロック図である。
【0066】
非接触ICカード146は、例えば、図に示すアンテナ(ループアンテナ)230およびコンデンサ231と、それ以外の構成が1チップに格納されたICから構成され、電磁誘導を利用してPDA1に設けられたリーダデバイス37等と各種のデータを半二重通信するものであって、必ずしもカード状のものとして構成されるわけではない。また、ICカードとは、説明の便宜上用いた名称であり、上述したような、または後述するような機能を意図するものである。この非接触ICカード146と基本的に同様の機能を提供するものとして、例えば、Felicaチップ(登録商標)などがある。
【0067】
CPU221は、ROM222に格納されている制御プログラムをRAM223に展開し、非接触ICカード146の全体の動作を制御する。例えば、CPU221は、PDA1に設けられたリーダデバイス37等から輻射されている電磁波がアンテナ230において受信されたとき、それに応じて、非接触ICカード146に設定されているカード識別番号等を含むICカード情報をリーダデバイス37に通知したり、リーダデバイス37の要求に応じて、商取引の履歴情報をリーダデバイス37に供給したりする。
【0068】
アンテナ230とコンデンサ231により構成されるLC回路は、近傍に配置されたPDA1に設けられたリーダデバイス37等から輻射される所定の周波数の電磁波と共振する。インタフェース部229は、ASK復調部243において、アンテナ230を介して受信した変調波(ASK変調波)を包絡線検波して復調し、復調後のデータをBPSK(Binary Phase Shift Keying)復調部232に出力する。
【0069】
また、インタフェース部229は、アンテナ230において励起された交流磁界をASK復調部243により整流し、それを電圧レギュレータ241において安定化し、各部に直流電源として供給する。リーダデバイス37等から輻射される電磁波の電力は、後述するように非接触ICカード146に必要な電力を賄う磁界を発生させるように調整されている。
【0070】
また、インタフェース部229の発振回路244はPLL(Phase Locked Loop)回路を内蔵し、受信信号のクロック周波数と同一の周波数のクロック信号を発生する。
【0071】
さらに、インタフェース部229は、例えば、残金情報等の要求をPDA1に設けられたリーダデバイス37等に送信する場合、BPSK変調部228から供給されるデータに対応して、例えば、所定のスイッチング素子(図示せず)をオン/オフさせ、スイッチング素子がオン状態であるときだけ、所定の負荷をアンテナ230に並列に接続させることにより、アンテナ230の負荷を変動させる。
【0072】
ASK変調部242は、アンテナ230の負荷の変動により、BPSK変調部228より供給されたBPSK変調波をASK変調し、その変調成分を、アンテナ230を介してリーダデバイス37に送信する(リーダデバイス37のアンテナの端子電圧を変動させる)(ロードスイッチング方式)。
【0073】
BPSK復調部232は、ASK復調部243で復調されたデータがBPSK変調されている場合、図示せぬPLL回路から供給されるクロック信号に基づいて、そのデータの復調(マンチェスターコードのデコード)を行い、復調したデータをデータ受信部233に出力する。データ受信部233は、供給されてきたデータをCPU221に適宜出力する。CPU221はこのデータをRAM223またはEEPROM224に記憶させる。
【0074】
EEPROM224に記憶されたデータは、CPU221により読み出され、データ送信部227に供給される。BPSK変調部228は、データ送信部227から供給されてきたデータにBPSK変調(マンチェスターコードへのコーディング)を行い、それをASK変調部242に出力する。
【0075】
EEPROM224には、電子マネー情報が記憶される。ユーザは、この電子マネーを利用して、購入した商品、サービス等の代金を決済することができる。決済の履歴もEEPROM224に記憶される。
【0076】
図8は、非接触ICカード146の仕様の例を示す図である。
【0077】
上述したように、リーダデバイス37と非接触ICカード146間の通信は、半二重により行われ、その通信速度は、例えば、211.875kbpsとされる。
【0078】
また、図8に示されるように、リーダデバイス37から非接触ICカード146に対する電力電送、およびデータ転送、並びに、非接触ICカード146からリーダデバイス37に対するデータ転送により使用される周波数帯域の中心周波数は、例えば、13.56MHzとされる。
【0079】
そして、電力電送のためにリーダデバイス37から出力される電波の出力は、例えば、350mWであり、アンテナの特性などの通信環境にもよるが、その通信距離は、例えば、10cm前後とされる。
【0080】
リーダデバイス37から非接触ICカード146に対するデータ転送は、上述したように、マンチェスターコードにコード化されたデータをASK変調することにより行われ、その変調度(データ信号の最大振幅/搬送波の最大振幅)は、例えば、約0.1とされる。また、非接触ICカード146からリーダデバイス37に対するデータ転送は、上述したように、ロードスイッチング方式により出力データを送信信号に変換する(出力データに応じてスイッチング素子をオン/オフさせることによりアンテナ170の負荷を変動させる)ことにより行われる。
【0081】
以上のようなPDA1のユーザは、上述したリーダデバイス37の機能を用いて、非接触ICカード146に記憶されている商取引(決済)の履歴情報や、非接触ICカード146に記憶されている(チャージされている)電子マネーの残高情報等をPDA1のLCD28に表示させる。
【0082】
すなわち、ユーザが、PDA1を操作し、上述した処理を行うためのアプリケーションを起動させ、非接触ICカード146をPDA1の面13−1のリーダデバイス37上の位置に近接させると、PDA1のCPU131は、リーダデバイス37を制御して、上述した非接触ICカード146より履歴情報等を読み取り、LCD28に表示させる。
【0083】
CPU131は、このアプリケーションを実行することにより、図9に示されるように複数のモードを遷移し、各モードにおいて、各モードに応じた処理を行う。
【0084】
すなわち、CPU131は、アプリケーションを実行することにより、アプリケーションを実行していないオフモード261からポーリングモード262に移行し、リーダデバイス37を制御して、リーダデバイス37に近接された非接触ICカード146を検出する処理を行う。
【0085】
オフモード261において、リーダデバイス37の電源はオフになっており、PDA1は、非接触ICカード146との通信を行ったり、LCD28に履歴情報を表示したりする処理を行わない。
【0086】
このオフモード261において、LCD28に表示された図2に示されるようなGUIにおいて、ユーザがタッチペン35を操作して、「ICカードビューアA」のソフトボタン41−8を押下すると、入力部137は、バス134を介してその情報をCPU131に供給する。CPU131は、その操作に基づいて、記憶部139などに記憶されている、操作に対応するアプリケーションを読み出し、実行する。
【0087】
その際にCPU131が実行する起動処理を図10のフローチャートを参照して説明する。また、必要に応じて図11を参照して説明する。
【0088】
最初に、ステップS1において、CPU131は、リーダデバイス37を制御し、リーダデバイス37の電源をオンにし、ステップS2において、リーダデバイス37の初期化処理を実行する。
【0089】
そして、初期化処理が終了すると、ステップS3において、CPU131は、正常に初期化ができたか否かを判定し、正常に初期化処理が終了したと判定した場合、CPU131は、ステップS4において、現在のモードを、非接触ICカードの検知を行うポーリングモードに移行し、起動処理を終了する。
【0090】
また、ステップS3において、正常に初期化処理が終了していないと判定した場合、CPU131は、ステップS5に処理を進め、LCD28に図11に示されるようなエラー画面271を表示し、ユーザに確認させる。
【0091】
図11において、LCD28に表示されたエラー画面271には、「リーダデバイスの初期化に失敗しました。」というメッセージと、OKボタン272が表示されている。ユーザは、タッチペン35を操作して、OKボタン272を押下する(タッチペン35を用いてOKボタン272上をタップする)ことにより、初期化が失敗したことを確認する。
【0092】
CPU131は、図10のステップS6において、ユーザによって初期化の失敗が確認されたか否か(ユーザがOKボタン272を押下したか否か)を判定し、確認されたと判定するまで待機する。
【0093】
そして、初期化の失敗が、ユーザによって確認されたと判定すると、CPU131は、ステップS7において、エラー画面271を消去するとともに、オフモードのまま、アプリケーション(ICカードビューアA)を終了し、起動処理を終了する。
【0094】
すなわち、CPU131は、アプリケーション(ICカードビューアA)起動時に、リーダデバイス37の初期化処理を行い、正常に初期化処理が完了した場合ポーリングモードに移行し、初期化処理が失敗した場合エラー画面を表示し、アプリケーション(ICカードビューアA)を終了する。
【0095】
以上のような起動処理を行い、図9のオフモード261からポーリングモード262に移行したPDA1のCPU131は、次に、近接された非接触ICカード146を検知する処理を行う。
【0096】
図12および図13のフローチャートを参照して、ポーリングモード262において実行されるポーリング処理を説明する。また、必要に応じて、図14乃至図17を参照して説明する。
【0097】
最初に、ステップS21において、CPU131は、表示制御部136を制御して、LCD28に図14に示されるような初期画面281を表示させる。
【0098】
図14において、初期画面281には、「リーダー部へロゴを覆わないようにカードをかざしてください。」のメッセージが表示されており、ユーザは、そのメッセージに従って、非接触ICカード146をリーダデバイス37に近接させる。
【0099】
なお、初期画面281の下部右側には、上向き矢印の表示切り替えボタン281Aが表示されており、ユーザがこの表示切り替えボタン281Aを押下する(タッチペン35を用いて表示切り替えボタン281A上をタップする)ことにより、図15に示されるように、LCD28に、初期画面281と文字入力エリア29を同時に表示させるようにすることができる。
【0100】
図15において、表示切り替えボタン281Aには、下向きの矢印が表示されており、ユーザがこの表示切り替えボタン281Aを押下すると、CPU131は、表示制御部136を制御して、図14に示されるような状態で、初期画面281をLCD28に表示させる。
【0101】
以上のような初期画面281を表示させたCPU131は、図12のステップS22において、リーダデバイス37を制御して、面13−1のリーダデバイス37上に近接された非接触ICカード146に対して、ICカード検知信号を出力する。
【0102】
ICカード検知信号は、予め定められている、非接触ICカード146とリーダデバイス37との間で行われる通信のプロトコルに基づいた信号である。リーダデバイス37に対応する非接触ICカード146がリーダデバイス37に近接されると、非接触ICカード146は、このICカード検知信号を受信し、これに応答する。リーダデバイス37は、この応答に基づいて、非接触ICカード146が近接されたことを検知する。
【0103】
従って、非接触ICカード146以外のカードが近接された場合や、通信プロトコルに対応していない非接触ICカード(例えば、通信プロトコルが異なる他社製のICカード等)が近接された場合には、それらのカードは、リーダデバイス37より出力されるICカード検知信号に応答しないので、リーダデバイス37は、非接触ICカード146が近接されていないと判定する。
【0104】
ステップS23において、CPU131は、通信可能範囲内に、通信可能な非接触ICカード146が存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合、ステップS24に処理を進め、アプリケーションが対象とするICカードの種類に対応する暗号鍵(復号鍵)を供給し、ICカード情報を要求する。
【0105】
非接触ICカード146は、用途や運営する企業などによって、その種類が複数存在する。例えば、交通機関の企業が運営し、その交通機関の運賃支払いに用いられる非接触ICカード、特定の加盟店やインターネットにおける商取引に使用される非接触ICカード、または、電話会社により運営され、公衆電話を使用する際の電話料金の支払いに用いられる非接触ICカード等が存在する。
【0106】
各カードは、それぞれの利用方法に最適になるようにカスタマイズされており、これらのカードに記憶されている情報も互いに異なり、統一されていない。すなわち、通常、これらの非接触ICカードは、安全のため、情報を暗号化してから記憶するが、その際の暗号化処理および復号処理に用いられる暗号鍵(復号鍵)も、カードの種類によって異なる。また、非接触ICカードが一部または全部の情報を暗号化せずに平文で記憶する場合もあり、その場合、暗号化されずに記憶される情報の内容も、カードの種類によって異なる。
【0107】
従って、CPU131は、ステップS24において、上述したように、近接された非接触ICカード146に対して、アプリケーション(ICカードビューアA)が対象とする種類の暗号鍵(復号鍵)を供給し、個々の非接触ICカードに割り当てられたID番号等を含む、非接触ICカード146に関する情報であるICカード情報を要求する。
【0108】
ICカード情報を要求された非接触ICカード146は、アプリケーションに対応する種類のICカードである場合、リーダデバイス37より供給された暗号鍵(復号鍵)を用いて、暗号化されて記憶されているICカード情報を復号し、リーダデバイス37に供給する。
【0109】
リーダデバイス37に近接された非接触ICカード146が、アプリケーションに対応しない種類のICカードである場合、非接触ICカード146は、リーダデバイス37より取得した暗号鍵(復号鍵)を用いて、暗号化されて記憶されているICカード情報を復号できないので、リーダデバイス37からのICカード情報の要求に応答できない、または、エラー応答を行う。
【0110】
以上のような非接触ICカード146からの応答(の有無)に基づいて、CPU131は、図12のステップS25において、近接された非接触ICカード146が、アプリケーションの対象とする種類のICカードであるか否かを判定する。リーダデバイス37が、非接触ICカード146より供給されたICカード情報を取得し、対象とする種類のICカードであると判定した場合、CPU131は、ステップS26に処理を進め、リーダデバイス37を制御し、非接触ICカード146より決済の履歴や電子マネーの残高等に関する履歴情報を取得する。
【0111】
そして、CPU131は、ステップS27において、通信処理が終了したリーダデバイス37の電源をオフにし、ステップS28において、モードを、現在のポーリングモードから残高表示モードに移行し、ポーリング処理を終了する。
【0112】
ステップS25において、近接された非接触ICカード146よりICカード情報の要求に対する応答が得られなかったり、エラー応答を取得したりして、近接された非接触ICカード146がアプリケーションの対象としない種類のICカードであると判定した場合、CPU131は、ステップS29に処理を進め、上述したステップS24の場合と同様にして、対象としない種類の暗号鍵(復号鍵)を供給することにより、対応しない種類のICカード情報を要求する。なお、複数の種類について要求する場合、CPU131は、それぞれの種類について、ステップS29の処理を繰り返す。
【0113】
ステップS30において、上述した処理に対する応答を非接触ICカード146より取得し、対象としない種類のICカードであると判定した場合、CPU131は、処理をステップS31に進め、通信処理が終了したリーダデバイス37の電源をオフにする。
【0114】
なお、アプリケーションの対象としない種類のICカードの識別処理が行われないようにしてもよい。その場合、ステップS25において、近接された非接触ICカード146がアプリケーションの対象としない種類のICカードであると判定した場合に、CPU131は、ステップS29およびS30の処理を省略し、ステップS31に処理を進め、通信処理が終了したリーダデバイス37の電源をオフにする。
【0115】
ステップS31の処理を終了したCPU131は、ステップS32において、LCD28に、図16に示されるような読み取りエラー画面を表示する。
【0116】
図16において、LCD28には、読み取りエラー画面282が表示されている。読み取りエラー画面282には、「読み取りに失敗しました。ICカードビューアA対応のカードか確認し、リーダー部へ正しくカードをかざしてください。」というメッセージと、ユーザが確認した後に押下するOKボタン283が表示されている。
【0117】
図12のステップS33において、CPU131は、タッチパネル36を制御して、ユーザがOKボタン283を押下したか否かを判定し、押下したと判定するまで待機する。
【0118】
ユーザがOKボタン283を押下し、読み取りエラーであることを確認したと判定した場合、CPU131は、ステップS34においてリーダデバイス37の電源をオンにした後、ステップS22に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0119】
ステップS23において、通信可能なICカードが存在しないと判定した場合、CPU131は、処理を図13のステップS41に進め、所定の時間が経過したか否かを判定する。
【0120】
予め決められた所定の時間が経過したと判定した場合、CPU131は、ステップS42に処理を進め、リーダデバイス37の電源をオフにし、ステップS43において、図17に示されるようなカード検出エラー画面を表示する。
【0121】
図17において、LCD28には、カード検出エラー画面284が表示されている。カード検出エラー画面284には、「カードが見つかりません。アプリケーションを終了しますが、よろしいですか?」というメッセージと、ユーザが押下することにより、アプリケーション(ICカードビューアA)の終了が指示されるOKボタン285、および、ユーザが押下することにより、アプリケーション(ICカードビューアA)の終了がキャンセルされるキャンセルボタン286が表示されている。
【0122】
ステップS44において、CPU131は、タッチパネル36を制御して、ユーザが図17のOKボタン285を押下することにより、アプリケーションの終了が指示されたか否かを判定し、指示されたと判定した場合、ステップS45において、アプリケーションを終了し、オフモード261に移行させた後、ポーリング処理を終了する。
【0123】
また、ステップS44において、ユーザがOKボタン285を押下しておらず、終了が指示されていないと判定した場合、CPU131は、ステップS46に処理を進め、ユーザがキャンセルボタン286を押下することにより、アプリケーションの終了をキャンセルし、ポーリングを再開することを指示したか否かを判定する。ユーザがキャンセルボタン286を押下しておらず、ポーリングの再開を指示していないと判定した場合、CPU131は、ステップS44に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。そして、ステップS46において、ユーザがキャンセルボタン286を押下し、ポーリングを再開すると判定した場合、CPU131は、図12のステップS34に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0124】
すなわち、CPU131は、図17のカード検出エラー画面284において、ユーザがOKボタン285、またはキャンセルボタン286を操作するまで待機し、押下された場合、そのボタンに対応する指示に基づいて、処理を実行する。
【0125】
なお、図12のステップS30において、リーダデバイス37に近接された非接触ICカード146が、アプリケーションの対象としない種類のICカードではないと判定した場合、図13のステップS42に処理を進め、それ以降の処理を繰り返す。
【0126】
また、ステップS41において、所定の時間が経過していないと判定した場合、CPU131は、ステップS47に処理を進め、ユーザの指示に基づいて、図9の履歴削除モード265への移行が指示されたか否かを判定する。
【0127】
ユーザが、PDA1を操作して、履歴削除モード265への移行を指示したと判定した場合、CPU131は、ステップS48に処理を進め、リーダデバイス37の電源をオフにし、ステップS49において、履歴削除モード265に移行した後、ポーリング処理を終了する。履歴削除モード265については、後述する。
【0128】
ステップS47において、履歴削除モードへの移行が指示されていないと判定した場合、CPU131は、図12のステップS22に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0129】
すなわち、CPU131は、ポーリング処理において、ICカード検知信号を出力しながら、通信可能なICカードが存在するまで待機し、所定の時間、通信可能なICカードが検知されない場合は、カード検出エラー画面284をLCD28に表示し、ユーザの指示を受け付ける。
【0130】
このとき(非接触ICカード146がリーダデバイス37に近接されていない状態のとき)、ユーザが履歴削除モードへの移行を指示すると、CPU131は、履歴削除モードに移行する。
【0131】
また、通信可能なICカードが検知された場合、CPU131は、そのICカードの種類を判別し、アプリケーションに対応する場合は、その非接触ICカード146より履歴情報を取得し、残高表示モードに移行する。
【0132】
近接された非接触ICカード146がアプリケーションに対応しないと判定した場合、CPU131は、読み取りエラー画面282を表示し、ユーザの指示を受け付ける。
【0133】
つまり、CPU131は、リーダデバイス37が検知した非接触ICカード146の種類によって異なる画面をLCD28に表示するなど、各カードの種類に応じた処理を実行する。これにより、エラーが生じた場合、CPU131は、エラーの原因をより詳細にLCD28に表示させることができ、ユーザは、どのような不正な処理を行ったかを容易に理解し、より適切な方法で対応することができる。
【0134】
また、図9に示されるように、アプリケーションが起動されていないオフモード261から、アプリケーションを起動させ、後述する履歴の表示や、残高の表示等の各種の処理を実行させるために、ユーザは、ポーリングモード262における、図12および図13のフローチャートに示されるような、ポーリング処理を行い、正当な非接触ICカード146を検出させなければならない。
【0135】
これにより、後述するように、PDA1に管理され、LCD28に表示される、非接触ICカード146の履歴情報を第3者に、不正に閲覧されることを抑制することができる。
【0136】
以上のようにして、図9のポーリングモード262から、残高表示モード263に移行した、CPU131は、次に、取得した履歴情報に基づいて非接触ICカード146にチャージされている電子マネーの最新の残高情報を表示する残高表示処理を実行する。
【0137】
図18および図19のフローチャートを参照して、PDA1による残高表示処理を説明する。また、必要に応じて、図20乃至図23を参照して説明する。
【0138】
最初に、ステップS61において、CPU131は、LCD28に図20に示すような残高表示画面を表示し、ステップS62において、リーダデバイス37に近接された非接触ICカード146より取得したICカード情報および履歴情報より残高表示画面に表示する残高表示情報を生成し、ステップS63において、表示制御部136を制御して、生成した残高表示情報を残高表示画面に表示させ、ステップS64において、予め用意された所定の表示開始音をスピーカより出力する。
【0139】
図20において、LCD28に表示された残高表示画面291には、図12のステップS24において要求し、取得したICカード情報、および図12のステップS26の処理により取得した履歴情報に基づいて、近接された非接触ICカード146のID番号(No:2222−1111−2222−1111)、および現在非接触ICカード146にチャージされている電子マネーの残高(現在のバリュー残高¥407)に関するICカード残高情報292が表示されている。この表示により、ユーザは、非接触ICカード146の現在の残高を把握することができる。
【0140】
残高表示画面291には、さらに、ユーザが押下する(タップする)ことによりポーリングモードへの移行を指示する戻るボタン293、およびユーザが押下する(タップする)ことにより履歴表示・保存モードへの移行を指示する履歴ボタン294が表示されている。
【0141】
また、残高表示画面291の上部には、残高表示画面291の残り表示時間を示すタイムアウトカウンタ295が表示されている。残高表示画面291は、所定の時間(例えば、30秒間)だけ表示される。タイムアウトカウンタ295は、その残りの表示時間が減るごとに表示が変化するインジケータと、「表示終了まであとT秒」(Tは残り時間(図20の例の場合、秒単位))というメッセージにより構成されている。このタイムアウトカウンタ295の表示により、ユーザは、残高表示画面291の残り表示時間を把握することができる。
【0142】
後述するように、ユーザは、上述したような残高表示画面291が表示されてから、所定の時間(例えば、30秒間)内に、戻るボタン293を押下し、ポーリングモードへの移行を指示するか、履歴ボタン294を押下し、履歴表示・保存モードへの移行を指示する。
【0143】
残高表示画面291の表示時間が所定の時間(例えば、30秒間)を超えた場合、LCD28には、後述するような表示終了画面が表示される。
【0144】
なお、図20のLCD28の右下隅には、ユーザが押下する(タップする)ことにより、表示されている残高表示画面291の表示を図21に示されるような表示に切り替える表示切り替えボタン291Aが表示されている。残高表示画面291が図20に示されるような表示の場合、表示切り替えボタン291Aには、上向き矢印が表示されている。
【0145】
図21において、LCD28には、残高表示画面291と文字入力エリア29が同時に表示されている。図21のような状態において、表示切り替えボタン291Aには、下向き矢印が表示されている。この状態において、ユーザが、表示切り替えボタン291Aを操作する(LCD28の表示切り替えボタン291A上をタップする)と、CPU131は、表示制御部136を制御して、LCD28の表示を切り替えて、図20に示されるような残高表示画面291を表示させる。
【0146】
図18に戻り、ステップS61乃至S64の処理により、以上のような残高表示画面291を表示させたCPU131は、ステップS65に処理を進め、残高表示画面291のタイムアウトカウンタ295の表示を制御するタイムアウトカウンタ処理を実行し、表示時間のカウントに関する処理を行う。
【0147】
そして、ステップS66において、CPU131は、所定の時間(例えば、30秒)が経過したか否かを判定し、経過していないと判定した場合、ステップS67に処理を進める。
【0148】
ステップS67において、CPU131は、ユーザによりポーリングモードへの移行が指示されたか否かを判定し、ユーザが図20(または、図21)の戻るボタン293を押下しておらず(LCD28の戻るボタン293上をタップしておらず)、ポーリングモードへの移行が指示されていないと判定した場合、ステップS68に処理を進める。
【0149】
ステップS68において、CPU131は、ユーザにより履歴表示・保存モードへの移行が指示されたか否かを判定し、ユーザが図20(または、図21)の履歴ボタン294を押下しておらず(LCD28の履歴ボタン294上をタップしておらず)、履歴表示・保存モードへの移行が指示されていないと判定した場合、ステップS69に処理を進める。
【0150】
ステップS69において、CPU131は、ユーザにより残高表示画面291の表示の切り替えが指示されたか否かを判定し、ユーザが図20(または、図21)において、表示切り替えボタン291Aを押下し(LCD28の表示切り替えボタン291A上をタップし)、残高表示画面291の表示の切り替えが指示されたと判定した場合、ステップS70に処理を進め、上述したように残高表示画面291を切り替えた後、ステップS65に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0151】
ステップS69において、ユーザが図20(または、図21)の表示切り替えボタン291Aを押下しておらず、残高表示画面291の表示の切り替えが指示されていないと判定した場合、CPU131は、ステップS70の処理を省略し、ステップS65に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0152】
以上のように、CPU131は、表示制御部136を制御して、ステップS65乃至S70の処理を繰り返し、所定の時間(例えば、30秒間)残高表示画面291をLCD28に表示させる。
【0153】
また、ステップS67において、ユーザが図20(または、図21)の戻るボタン293を押下し(LCD28の戻るボタン293上をタップし)、ポーリングモードへの移行が指示されたと判定した場合、CPU131は、ステップS71に処理を進め、現在のモードである図9の残高表示モード263から、ポーリングモード262にモードを移行し、残高表示処理を終了する。
【0154】
ステップS68において、ユーザが図20(または、図21)の履歴ボタン294を押下し(LCD28の履歴ボタン294上をタップし)、履歴表示・保存モードへの移行が指示されたと判定した場合、CPU131は、ステップS72に処理を進め、現在のモードである図9の残高表示モード263から、履歴表示・保存モード264にモードを移行し、残高表示処理を終了する。
【0155】
以上のようにして、残高表示画面291を所定の時間表示させた後、ステップS66において、所定の時間が経過したと判定した場合、CPU131は、処理を図19のステップS81に処理を進める。
【0156】
図19のステップS81において、CPU131は、表示制御部136を制御し、LCD28に表示していた残高表示画面291に変えて、図22に示されるような表示終了画面をLCD28に表示させる。
【0157】
図22において、LCD28に表示される表示終了画面296には、「表示終了しました」と「再度表示する場合は、もう一度操作をやり直してください。」というメッセージ297が表示される。このメッセージ297により、ユーザは、残高表示が終了したことを把握し、次にするべき操作を理解することができる。
【0158】
表示終了画面296には、メッセージ297の他に、戻るボタン293、履歴ボタン294、および、タイムアウトカウンタ295が表示されている。
【0159】
履歴ボタン294は、ユーザが押下できない状態で表示されており、仮に、ユーザがLCD28の履歴ボタン294上をタップしても、図20(または図21)の残高表示画面291における履歴ボタン294の場合のように、履歴表示・保存モードへの移行は行われない。また、タイムアウトカウンタ295は、時間切れの状態で表示されている。
【0160】
すなわち、ユーザは、この表示終了画面296において、他のモードへの移行を指示する場合、戻るボタン293を押下して、ポーリングモードへの移行を指示することしかできない。
【0161】
なお、図22のLCD28の右下端には、ユーザが押下することにより、表示終了画面296の表示が切り替えられる表示切り替えボタン296Aが表示されている。図22の状態において、表示切り替えボタン296Aには、上向き矢印が表示されており、ユーザがこの表示切り替えボタン296Aを押下すると、表示終了画面296は、図23に示されるような表示に切り替えられ、LCD28に表示終了画面296と、文字入力エリア29が同時に表示されるようになる。
【0162】
このとき、表示切り替えボタン296Aには、下向き矢印が表示されており、ユーザがこの表示切り替えボタン296Aを押下すると、CPU131は、表示制御部136を制御して、表示終了画面296を図22に示されるような表示に切り替える。
【0163】
すなわち、ユーザが表示切り替えボタン296Aを押下する度に、表示終了画面296の表示サイズが変化し、図22または図23のような表示に交互に切り替えられる。
【0164】
図19に戻り、ステップS81の処理により、以上のような表示終了画面296をLCD28に表示させたCPU131は、ステップS82において、ユーザによりポーリングモードへの移行が指示されたか否かを判定する。
【0165】
ユーザが図22(または図23)の戻るボタン293を押下しておらず、ポーリングモードへの移行が指示されていないと判定した場合、CPU131は、ステップS83に処理を進め、ユーザにより、表示の切り替えが指示されたか否かを判定する。
【0166】
ユーザが図22(または図23)の表示切り替えボタン296Aを押下することにより(LCD28の表示切り替えボタン296A上をタップすることにより)、表示終了画面296の表示の切り替えが指示されたと判定した場合、CPU131は、ステップS84において、表示制御部136を制御し、LCD28に表示されている表示終了画面296の表示を、図22の状態である場合図23の状態に、逆に図23の状態である場合、図22の状態に、切り替え、処理をステップS82に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0167】
また、ステップS83において、表示の切り替えが指示されていないと判定した場合、CPU131は、ステップS84の処理を省略し、ステップS82に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0168】
以上のようにして、CPU131は、ステップS82乃至S84の処理を繰り返しながら、ユーザが戻るボタン293を押下するまで待機する。
【0169】
ステップS82において、ユーザが戻るボタン293を押下することにより(LCD28の戻るボタン293上をタップすることにより)、ポーリングモードへの移行が指示されたと判定した場合、CPU131は、処理を図18のステップS71に進め、現在のモードである図9の残高表示モード263から、ポーリングモード262にモードを移行し、残高表示処理を終了する。
【0170】
以上のようにして、CPU131は、図9の残高表示モードにおいて、上述したような残高表示処理を実行し、リーダデバイス37に近接された非接触ICカード146の残高情報を所定の時間(例えば、30秒間)、LCD28に表示させる。そして、所定の時間が経過した場合、CPU131は、表示制御部136を制御して、残高表示画面291に変えて、表示終了画面296をLCD28に表示する。
【0171】
このようにすることにより、ユーザは、ポーリングモードにおいて非接触ICカード146をリーダデバイス37に近接させ、ICカード情報や履歴情報をPDA1に読み込ませた場合においても、予め定められた所定の時間しか残高情報が表示されないので、例えば、ユーザが残高情報を表示させたまま、PDA1から離れるなどして、第3者に残高情報を閲覧されてしまうことを抑制することができる。
【0172】
また、後述するように、PDA1に読み込まれた履歴情報等を閲覧するためには、ユーザは、上述した残高表示画面291において、履歴ボタン294を押下しなければならない。従って、残高表示画面291の表示時間を上述したように制限することにより、例えば、ユーザが残高情報を表示させたまま、PDA1から離れるなどして、第3者に閲覧されることを抑制することができる。
【0173】
すなわち、PDA1は、図9のポーリングモード262から、残高表示モード263を介さないと、履歴表示・保存モード264に移行できず、さらに、残高表示モード263において表示される残高表示画面291の表示時間を制限することにより、PDA1は、ポーリングモード262において読み込んだ非接触ICカード146のICカード情報および履歴情報を、より安全に、管理し、表示することができる。
【0174】
以上のような残高表示処理において、図18のステップS72の処理により、図9の残高表示モード293から履歴表示・保存モード294に移行したPDA1は、非接触ICカード146の履歴情報の表示や保存に関する処理である履歴情報表示・保存処理を実行する。
【0175】
図24および図25のフローチャートを参照して、PDA1による履歴情報表示・保存処理を説明する。また、必要に応じて、図26乃至図31を参照して説明する。
【0176】
最初に、ステップS101において、CPU131は、履歴表示画面を表示する。ステップS102において、CPU131は、記憶部139等を制御し、ポーリングモード262において非接触ICカード146より取得したICカード情報に対応する履歴情報が、記憶部139等に構成される履歴情報のデータベースに存在するか否かを判定する。
【0177】
PDA1は、後述するように、非接触ICカード146より取得した履歴情報を、記憶部139、スロット64に装着されたメモリカード143、またはRAM133等の所定の記憶領域に、非接触ICカード146毎のデータベースを作成して記憶する。
【0178】
CPU131は、ステップS102において、そのデータベースを参照し、今回取得されたICカード情報(ICカード情報を読み込んだ非接触ICカード146)に対応する履歴情報が、以前にも読み込まれており、データベースに登録されているか否かを判定する。
【0179】
そして、対応する履歴情報がデータベースに存在すると判定した場合、CPU131は、ステップS103に進み、そのデータベースより履歴情報を取得し、ステップS104において取得した履歴情報を所定の暗号鍵(復号鍵)を用いて復号する。
【0180】
PDA1は、非接触ICカード146より取得したICカード情報や履歴情報をデータベースに登録する際に、そのICカード情報や履歴情報を暗号化してから、上述した所定の記憶領域に記憶する。これにより、記憶している情報を不正に読み取られることを防止することができ、ICカード情報や履歴情報等を安全に管理することができる。
【0181】
データベースより取得した履歴情報を復号したCPU131は、ステップS105に処理を進め、非接触ICカード146より取得したICカード情報および履歴情報、並びに、データベースより取得した履歴情報等を用いて、最新の表示用の履歴情報を作成する。
【0182】
そして、CPU131は、ステップS106において、非接触ICカード146より取得した履歴情報で構成される未保存の履歴情報に、後述するようなマーク処理を行い、ステップS107において、以上のように作成した表示用の履歴情報を、表示制御部136を制御して、履歴表示画面に表示する。
【0183】
また、ステップS102において、非接触ICカード146より取得したICカード情報に対応する履歴情報がデータベースに存在しないと判定した場合、CPU131は、ステップS103およびS104の処理を省略し、ステップS105に処理を進め、非接触ICカード146より取得したICカード情報および履歴情報を用いて最新の表示用の履歴情報を作成し、ステップS106において、未保存の履歴情報(全ての履歴情報)にマークし、ステップS107において、作成した表示用の履歴情報を表示する。
【0184】
図26は、LCD28に表示される履歴表示画面の構成例を示す模式図である。
【0185】
図26において、LCD28に表示される履歴表示画面301には、商取引が行われた取引日時、その商取引における取り扱い金額、および、取引内容などからなる備考等により構成される履歴情報一覧302が表示されている。
【0186】
履歴情報一覧302は、各履歴情報が、新しい順に上から並べられて表示されており、例えば、上から3行目の履歴情報は、2002年11月1日の11時09分(02/11/01 11:09)に、441円(¥441)の出金があったことを示している。
【0187】
また、履歴情報一覧302のうち、未保存の履歴情報には、左端に所定のマーク303が付加されて表示される。図26の場合、履歴情報一覧302の6件全てに対して長方形のマーク303が表示されており、これらの全ての履歴情報が今回非接触ICカード146より読み込まれた履歴情報により構成されていることを示している。
【0188】
ところで、履歴表示画面301には表示されないが、非接触ICカード146の履歴情報(およびデータベースにおいて管理されている履歴情報)に含まれる個々の履歴情報には、ID番号が割り当てられており、各履歴情報は対応する非接触ICカード146の何個目の情報であるかが識別できるようになっている。
【0189】
非接触ICカード146の記憶領域は非常に小さいため、非接触ICカード146は、所定の件数分(例えば6件分)の履歴情報しか記憶することができない。従って、その件数(例えば6件)を超える回数の商取引が行われた場合、非接触ICカード146は、最も古い履歴情報を削除し、最新の履歴情報を記憶する。すなわち、非接触ICカード146には、所定の件数(例えば6件)の最新の履歴情報が常に記憶されている。
【0190】
従って、PDA1が非接触ICカード146より読み込んだ履歴情報も、所定の件数(例えば6件)の最新の履歴情報であり、これらの履歴情報が、すでにデータベースに登録されている履歴情報と連続しているとは限らない。また、このような場合において、履歴情報をデータベースに登録すると、データベースに不連続な(割り当てられたID番号が不連続な)履歴情報がデータベースに登録されることになる。
【0191】
このように、履歴情報一覧302の履歴情報の各履歴情報のID番号が連続していない場合、すなわち、途中に消去されて残っていない履歴情報が存在する場合、履歴表示画面301の履歴情報一覧302の対応する部分には点線が表示されるようにしてもよい。
【0192】
また、履歴情報一覧302の全ての履歴情報が、履歴表示画面301に一度に表示できない場合、スクロールバー等を表示して、ユーザが履歴情報一覧302をスクロールさせることができるようにしてもよい。また、表示する件数に応じて履歴情報一覧302のフォントサイズが変更されるようにしてもよい。
【0193】
履歴表示画面301の下部には、ユーザが押下することにより、残高表示モード263への移行を指示する戻るボタン304、および、ユーザが押下することにより、履歴表示画面301に表示されている履歴情報一覧302の履歴情報のデータベースへの保存を指示する保存ボタン305が表示されている。
【0194】
さらに、上述した以外にも、履歴表示画面301には、表示している履歴情報に対応する非接触ICカード146のID番号、現在チャージされている電子マネーの残高情報、並びに、履歴表示画面301に表示される履歴情報一覧302の合計件数などが表示される。
【0195】
また、図26において、LCD28の右下端には、ユーザが押下することにより、履歴表示画面301の表示サイズの切り替えを指示する表示切り替えボタン301Aが表示されている。図26のように履歴表示画面301がLCD28全体に表示されている場合、表示切り替えボタン301Aには、上向き矢印が表示されており、この状態において、ユーザが表示切り替えボタン301Aを押下すると(LCD28の表示切り替えボタン301A上をタップすると)、CPU131は、表示制御部136を制御して、履歴表示画面301の表示を図27に示されるような表示に切り替える。
【0196】
図27において、LCD28には、履歴表示画面301と文字入力エリア29が表示されている。図27における履歴表示画面301は、図26の場合の履歴表示画面と表示サイズが異なるだけで、その構成は、図26の場合と基本的に同様である。ただし、図27における履歴表示画面301の場合、履歴情報一覧302を表示する欄が図26の場合と比較して小さくなるので、同時に表示可能な件数が図26の場合と異なる。
【0197】
図27の場合、表示切り替えボタン301Aには、下向き矢印が表示されており、この状態において、ユーザが表示切り替えボタン301Aを押下すると(LCD28の表示切り替えボタン301A上をタップすると)、CPU131は、表示制御部136を制御して、履歴表示画面301の表示を図26に示されるような表示に切り替える。
【0198】
すなわち、ユーザが表示切り替えボタン301Aを押下する度に、履歴表示画面301の表示サイズは、図26の状態から図27の状態へ、または図27の状態から図26の状態へと、交互に切り替わる。
【0199】
また、非接触ICカード146より読み込んだ履歴情報が空の場合、すなわち、一度も商取引に用いられていない非接触ICカード146より履歴情報が読み込まれた場合、当然、データベースにもその非接触ICカード146に対応する履歴情報は存在しないので、LCD28に表示された履歴表示画面301には、履歴情報一覧302の代わりに、図28に示されるように、「取引履歴はありません」というメッセージ306が表示される。これにより、ユーザは、履歴情報が存在しないことを容易に把握することができる。
【0200】
なお、図28の場合においても、ユーザが表示切り替えボタン301Aを押下することにより、図29に示されるように、履歴表示画面301の表示サイズを変更し、文字入力エリア29を同時に表示させることができる。
【0201】
図24に戻り、ステップS107の処理により、履歴情報を表示させたCPU131は、図25のステップS111に処理を進める。
【0202】
ステップS111において、CPU131は、残高表示モードに移行するか否かを判定する。
【0203】
ユーザが図26乃至図29のいずれかにおいて、戻るボタン304を押下しておらず(LCD28の戻るボタン304上をタップしておらず)、残高表示モードに移行しないと判定した場合、CPU131は、ステップS112に処理を進め、履歴の保存が指示されたか否かを判定する。
【0204】
ユーザが図26乃至図29のいずれかにおいて、保存ボタン305を押下すると(LCD28の保存ボタン305上をタップすると)、CPU131は、表示制御部136を制御して、LCD28に、図30に示されるような履歴保存確認画面を表示する。
【0205】
図30において、LCD28に、履歴表示画面301に重畳されて表示された履歴保存確認画面307には、「カードから読み込んだデータを本体内に保存しますか。」というメッセージ、ユーザが押下することにより、履歴の保存が指示されるOKボタン308、並びに、ユーザが押下することにより、履歴の保存が中止されるキャンセルボタン309が表示されている。
【0206】
ユーザは、履歴表示画面301において、保存ボタン305を押下し、さらに表示された履歴保存確認画面307においてOKボタンを押下して確認することにより、履歴の保存を指示する。
【0207】
以上のようにして、履歴の保存が指示されたと判定した場合、CPU131は、ステップS113に処理を進め、保存する履歴情報を暗号化する。
【0208】
そして、ステップS114において、ICカード情報に対応する履歴情報、すなわち、保存する履歴情報と同じ非接触ICカード146に対応する履歴情報がデータベースに存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合、ステップS115において、その、データベースの履歴情報を、保存する履歴情報で更新する。CPU131は、さらに、ステップS117において、表示している履歴情報のマークを消去するなどして更新し、処理をステップS111に戻してそれ以降の処理を繰り返す。
【0209】
また、ステップS114において、データベースにICカード情報に対応する履歴情報が存在しないと判定した場合、CPU131は、ステップS116に処理を進め、データベースに新たに履歴情報を作成し、ステップS117において、表示している履歴情報を更新した後、ステップS111に処理を戻してそれ以降の処理を繰り返す。
【0210】
すなわち、図31に示すように、例えば、記憶部139の記憶領域に構成されるデータベース320には、ICカード情報のID番号毎に(対応する非接触ICカード146毎に)、履歴情報が登録されており、CPU131は、最新の履歴情報を保存する場合、その履歴情報が対応する非接触ICカード146に対応する履歴情報を検索し、その履歴情報が存在するときは、記憶する履歴情報を用いて、その履歴情報を更新し、対応する履歴情報が存在しないときは、記憶する履歴情報を新たにICカード情報に対応させて登録する。
【0211】
例えば、図31の場合、データベース320は、ID番号が「1111−0000−1111−0000」の非接触ICカード146に対応する履歴情報321、および、ID番号「2222−1111−2222−1111」の非接触ICカード146に対応する履歴情報322を含んでいる。
【0212】
このようなデータベース320に対して、ID番号「2222−1111−2222−1111」の非接触ICカード146に対応する最新の履歴情報331の保存が指示された場合、CPU131は、データベース320より履歴情報322を検索し、履歴情報331を用いて、検索された履歴情報332の内容を更新する。
【0213】
また、このようなデータベース320に対して、ID番号「5555−7777−5555−7777」の非接触ICカード146に対応する最新の履歴情報332の保存が指示された場合、CPU131は、データベース320を検索するが、履歴情報332に対応する履歴情報が存在しないので、履歴情報332を新たに生成し、データベース320に登録する。
【0214】
ところで、ステップS112において、ユーザが履歴表示画面301の保存ボタン305を押下しないか、若しくは、履歴保存確認画面307において、キャンセルボタン309を押下し、履歴の保存が指示されていないと判定した場合、CPU131は、ステップS111に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0215】
以上のように、CPU131は、ステップS111乃至S117の処理を繰り返して、履歴表示画面301における処理を行う。
【0216】
また、ステップS111において、CPU131は、ユーザが戻るボタン304を押下し、残高表示モードに移行すると判定した場合、ステップS118に処理を進め、残高表示モードに移行し、履歴情報表示・保存処理を終了する。
【0217】
以上のようにして、PDA1は、非接触ICカード146より読み込んだ履歴情報を保存するので、ユーザは、非接触ICカード146に記録されている履歴情報以外の、過去の履歴情報も閲覧することができる。
【0218】
また、PDA1は、非接触ICカード146より取得した履歴情報を、対応する非接触ICカード146毎の情報として、記憶部139等に生成されたデータベース320に記憶する。このように、PDA1は、対応する非接触ICカード146毎の履歴情報により構成されるデータベース320を自動的に生成するので、より安全に、かつ、より容易に、履歴情報等を管理することができる。
【0219】
さらに、PDA1は、ポーリングモード262において、ユーザが非接触ICカード146をリーダデバイス37に近接させ、残高表示モード263において、所定の時間表示される残高表示画面291において、履歴ボタン294を押下した場合のみ、リーダデバイス37に近接された非接触ICカード146に対応する履歴情報のみが履歴表示画面301に表示されるので、履歴情報が第3者に不正に閲覧されることを抑制することができ、より安全に表示することができる。
【0220】
ところで、図9のポーリングモード262において、図13のステップS49の処理により履歴削除モード265に移行した場合、PDA1は、記憶部139等の記憶領域に形成したデータベース230に登録されている履歴情報を削除する履歴削除処理を実行する。
【0221】
図32および図33のフローチャートを参照して、PDA1による履歴削除処理を説明する。また、必要に応じて、図34乃至図38を参照して説明する。
【0222】
最初に、ステップS131において、CPU131は、表示制御部136を制御して、履歴削除画面を表示し、ステップS132において、記憶部139等のデータベースが形成される記憶領域を含む部分を制御し、履歴削除画面に、データベースに登録されている履歴一覧を表示する。
【0223】
図34は、LCD28に表示される履歴削除画面の構成例を示す模式図である。
【0224】
図34において、LCD28に表示された履歴削除画面341には、上述した履歴一覧が、対応する非接触ICカード146毎の履歴情報342として(ID番号毎の履歴情報342として)表示される。
【0225】
履歴情報342は、最後に履歴が登録された日時、その時の残高情報、登録されている履歴の件数、および、対応する非接触ICカードのID番号等により構成される。
【0226】
また、履歴情報342には、チェックボックス343が設けられており、後述するように、ユーザが削除する履歴情報342を選択できるようになっている。
【0227】
なお、全ての履歴情報342、すなわち、データベースに登録されている履歴情報の一覧の履歴件数が多すぎて、同時に履歴削除画面341に表示できない場合、スクロールバーが表示され、ユーザが履歴削除画面341に表示された履歴情報342をスクロールすることができるようにしてもよい。また、表示される履歴情報342の件数に応じて、履歴情報342のフォントサイズが変更されるようにしてもよいし、1度に表示される履歴情報342を1ページとして、ページ単位で表示するようにしてもよい。その場合、表示するページ(履歴情報342)を切り替える切り替えボタンが別途設けられる。
【0228】
また、履歴削除画面341の下部には、ユーザが押下することにより、全てのチェックボックス343をチェックし、全ての履歴情報を選択する全選択ボタン344、ユーザが押下することにより、チェックボックス343のチェックを全て解除する選択解除ボタン345、ユーザが押下することにより、チェックボックス343がチェックされた履歴情報342を削除する削除ボタン346、並びに、ユーザが押下することにより、履歴削除処理を中止するキャンセルボタン347が設けられている。
【0229】
また、LCD28の右下隅には、ユーザが押下することにより、履歴削除画面341の表示サイズを切り替える表示切り替えボタン341Aが設けられており、図34の状態において、ユーザが表示切り替えボタン341Aを押下すると、図35に示されるように、履歴削除画面341の表示サイズが切り替えられ、LCD28には、履歴削除画面341と文字入力エリア29が同時に表示される。
【0230】
なお、図35の状態において、ユーザが表示切り替えボタン341を押下すると、履歴削除画面341の表示サイズは、図34に示される状態に切り替えられる。
【0231】
図32に戻り、ステップS132の処理を終了したCPU131は、ステップS133において、ユーザが履歴削除画面341のチェックボックス343をチェックしたり(チェックボックス343が未チェックの状態において、ユーザがLCD28のチェックボックス343上をタップしたり)、ユーザが履歴削除画面341のチェックボックス343のチェックを解除したり(チェックボックス343がチェック済の状態において、ユーザがLCD28のチェックボックス343上をタップしたり)することにより、履歴のチェックが更新されたか否かを判定する。
【0232】
履歴のチェックが更新されたと判定した場合、CPU131は、ステップS134において、RAM133等に保持する削除候補に関する情報を更新する。CPU131は、チェックボックス343がチェックされた履歴を削除候補としてリストアップし、RAM133等に保持しておき、後述するように、履歴を削除する場合は、その削除候補にリストアップされた履歴を削除する。ステップS134において、CPU131は、ユーザによるチェックボックス343の状態の更新に合わせて、その削除候補に関する情報を更新する。
【0233】
削除候補を更新したCPU131は、処理をステップS135に進める。
【0234】
また、ステップS133において、履歴のチェックが更新されていないと判定した場合、CPU131は、ステップS134の処理を省略し、ステップS135に処理を進める。
【0235】
ステップS135において、CPU131は、ユーザが全選択ボタン344を押下することにより入力される一括チェックの指示に基づいて、一括チェックするか否かを判定する。
【0236】
ユーザが、全選択ボタン344を押下し、一括チェックを指示したと判定した場合、CPU131は、ステップS136において、全てのチェックボックス343をチェック状態にし、全ての履歴を、上述した削除候補に追加する。ステップS136の処理を終了したCPU131は、ステップS137に処理を進める。
【0237】
また、ステップS135において、ユーザが全選択ボタン344を押下しておらず、一括チェックしないと判定した場合、CPU131は、ステップS136の処理を省略し、ステップS137に処理を進める。
【0238】
ステップS137において、CPU131は、ユーザが選択解除ボタン345を押下したか否かを判定し、一括解除するか否かを判定する。ユーザが選択解除ボタン345を押下して、全てのチェックボックス343のチェックの解除を指示し、その指示に基づいて、一括解除すると判定した場合、CPU131は、ステップS138において、全てのチェックボックス343の状態を未チェックの状態にし、全ての履歴を削除候補より削除し、ステップS139に処理を進める。
【0239】
また、ステップS137において、ユーザが選択解除ボタン345を押下しておらず、一括解除しないと判定した場合、CPU131は、ステップS138の処理を省略し、ステップS139に処理を進める。
【0240】
ステップS139において、CPU131は、ユーザが削除ボタン346を押下したか否かを判定し、履歴を削除するか否かを判定する。
【0241】
ユーザが、削除ボタン346を押下しておらず、履歴の削除が指示されてなく、履歴を削除しないと判定した場合、CPU131は、ステップS140に処理を進め、削除処理を中止するか否かを判定する。
【0242】
ユーザがキャンセルボタン347を押下しておらず、削除処理を中止しないと判定した場合、CPU131は、処理をステップS133に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0243】
また、ステップS140において、ユーザがキャンセルボタン347を押下して削除処理の中止を指示しており、その指示に基づいて、削除処理を中止すると判定した場合、CPU131は、ステップS141において、現在の履歴削除モード265からポーリングモード262に移行し、履歴削除処理を終了する。
【0244】
ところで、ステップS139において、ユーザが削除ボタン346を押下して、履歴の削除を指示しており、その指示に基づいて、履歴を削除すると判定した場合、CPU131は、処理を図33のステップS151に進める。
【0245】
図33のステップS151において、CPU131は、RAM133に保持している削除候補に履歴が存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合、すなわちチェックボックス343がチェック済である履歴が存在する場合、ステップS152において、表示制御部136を制御して、LCD28に、図37に示されるような削除確認画面を表示する。
【0246】
図37において、LCD28に、履歴削除画面341に重畳されて表示される削除確認画面351には、「履歴データを本体から削除します。よろしいですか?」というメッセージと、「この操作では、カード内のデータは削除されません。」というメッセージが表示されており、ユーザが、PDA1に記憶されている履歴削除の作業を行っていることを、容易に理解することができるようになっている。
【0247】
また、削除確認画面351には、ユーザが押下することにより、データベースより履歴データを削除するOKボタン352、並びに、ユーザが押下することにより、履歴データの削除を中止するキャンセルボタン353が設けられている。
【0248】
以上のような削除確認画面351を表示させたCPU131は、ステップS153において、ユーザがOKボタン352を押下することにより、履歴の削除が指示されたか否かを判定し、指示されたと判定した場合、ステップS154において削除候補の履歴データをデータベースより削除し、ステップS155において、表示制御部136を制御して、図38に示されるような削除終了確認画面をLCD28に表示させる。
【0249】
図38において、履歴削除画面341に重畳してLCD28に表示された削除終了確認画面354には、「データの削除が終了しました。」というメッセージと、ユーザが押下することにより、確認済みであることを通知するOKボタン355が表示されている。
【0250】
削除終了確認画面354を表示させたCPU131は、ステップS156において、削除終了確認画面354のOKボタン355がユーザにより押下され、削除終了が確認されたか否かを判定し、削除終了がユーザによって確認されたと判定するまで待機する。
【0251】
そして、ユーザがOKボタン355を押下し、削除終了が確認されたと判定した場合、CPU131は、図32のステップS141に処理を戻し、ポーリングモード262にモードを移行した後、履歴削除処理を終了する。
【0252】
ところで、図33のステップS153において、図37に示される削除確認画面351がLCD28に表示されている状態で、ユーザがOKボタン352を押下しておらず、履歴の削除が指示されていないと判定した場合、CPU131は、ステップS157に処理を進め、ユーザにより削除中止が指示されたか否かを判定する。
【0253】
ユーザが、図37に示される削除確認画面351において、キャンセルボタン353を押下しておらず、削除中止が指示されていないと判定した場合、CPU131は、ステップS153に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0254】
すなわち、CPU131は、図37の削除確認画面351がLCD28に表示されている状態において、ステップS153およびS157の処理を繰り返しながら、ユーザがOKボタン352またはキャンセルボタン353を押下するまで待機する。
【0255】
ステップS157において、ユーザがキャンセルボタン353を押下し、削除中止が指示されたと判定した場合、CPU131は、表示制御部136を制御して、図37の削除確認画面351を消去するとともに、図32のステップS140に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0256】
また、ユーザにより履歴の削除が指示された後、図33のステップS151において、削除候補に履歴が存在しないと判定された場合(チェック済の状態のチェックボックス353が存在しない場合)、CPU131は、ステップS158に処理を進め、表示制御部136を制御して、LCD28に、図36に示されるような削除エラー画面を表示させる。
【0257】
図36において、履歴削除画面341に重畳されてLCD28に表示される削除エラー画面348には、「カード履歴を選択してから実行してください。」というメッセージと、ユーザが押下することにより、エラーが生じたことを確認するOKボタン349が表示されている。
【0258】
削除エラー画面341を表示させたCPU131は、ユーザがOKボタン349を押下するまで待機し、ユーザがOKボタン349を押下すると、処理を図32のステップS140に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0259】
以上のようにして、履歴削除モード265において、履歴削除処理が行われる。これにより、PDA1は、ユーザの指示に基づいて、データベースに登録してある履歴を削除することができる。
【0260】
なお、以上の履歴削除の処理は、上述したように、ポーリングモード262において、ユーザが非接触ICカード146をリーダデバイス37に近接させなくても、ユーザの指示に基づいて、実行することができる。これにより、ユーザは、より容易に、PDA1に記録されている履歴情報を削除することができる。
【0261】
また、上述したように、履歴削除処理においては、確認画面が何度も表示されるようになっている。これにより、ユーザが誤って履歴情報を削除することを抑制することができるとともに、作業時間を長期化させ、第3者による不正な削除処理を抑制することができる。
【0262】
以上のように、PDA1は、リーダデバイス37を用いて非接触ICカード146の履歴情報を、より安全に、かつ、より好適に、読み出し、管理し、表示することができる。
【0263】
なお、PDA1の記憶部139等の記憶領域には、その記憶容量の許す限り、複数のアプリケーションを記憶させることができ、図2に示されるように、ユーザがそれらのアプリケーションの中から、選択して実行させることができる。
【0264】
すなわち、PDA1は、上述した特定の非接触ICカード146の履歴情報を管理し表示するアプリケーションの他にも、他の種類の非接触ICカード146に対するアプリケーションを記憶しておくことができる。
【0265】
このようにすることにより、ユーザが、非接触ICカード146の種類に応じて起動させるアプリケーションを選択することができ、PDA1は、複数の非接触ICカード146に対応することができる。
【0266】
また、このような場合、非接触ICカード146の種類によって、それぞれに対応するアプリケーションにより実行される処理が異なるようにしてもよい。
【0267】
以下に、上述したアプリケーション(ICカードビューアA)の場合と異なる処理を行うアプリケーション(ICカードビューアB)について説明する。
【0268】
このICカードビューアBの場合、ICカードビューアAの場合と異なり、PDA1は、リーダデバイス37を用いて、近接された非接触ICカード146に記憶されている履歴情報等を読み取り、この非接触ICカード146にチャージされている電子マネーの残高情報の表示のみを行う。
【0269】
このアプリケーション(ICカードビューアB)を実行する場合においても、CPU131は、上述したアプリケーション(ICカードビューアA)の場合と同様に、複数のモードを遷移し、各モードにおいて各モードに応じた処理を行う。
【0270】
図39は、アプリケーション(ICカードビューアB)実行によるモード遷移の様子を示す図である。
【0271】
図39において、CPU131は、アプリケーション(ICカードビューアB)を実行することにより、アプリケーションを実行していないオフモード361からポーリングモード362に移行し、リーダデバイス37を制御して、リーダデバイス37に近接された非接触ICカード146を検出する処理を行う。
【0272】
そして、PDA1は、ユーザの指示に基づいて、残高表示モード363に移行し、取得した残高情報をLCD28に表示する。
【0273】
すなわち、このアプリケーション(ICカードビューアB)の場合、図9の場合と異なり、履歴表示・保存モード264、および履歴削除モード265に対応するモードは存在しない。
【0274】
オフモード361において、リーダデバイス37の電源はオフになっており、PDA1は、非接触ICカード146との通信を行ったり、LCD28に履歴情報を表示したりする処理を行わない。
【0275】
このオフモード361において、LCD28に表示された図2に示されるようなGUIにおいて、ユーザがタッチペン35を操作して、「ICカードビューアB」のソフトボタン41−11を押下すると、入力部137は、バス134を介してその情報をCPU131に供給する。CPU131は、その操作に基づいて、記憶部139などに記憶されている、操作に対応するアプリケーション(ICカードビューアB)を読み出し、実行する。
【0276】
その際にCPU131が実行する起動処理は、図10のフローチャートを参照して説明した起動処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0277】
すなわち、CPU131は、アプリケーション(ICカードビューアB)起動時に、リーダデバイス37の初期化処理を行い、正常に初期化処理が完了した場合ポーリングモードに移行し、初期化処理が失敗した場合エラー画面を表示し、アプリケーション(ICカードビューアB)を終了する。
【0278】
以上のような起動処理を行い、図39のオフモード361からポーリングモード362に移行したPDA1のCPU131は、次に、近接された非接触ICカード146を検知する処理を行う。
【0279】
ポーリングモード362において実行されるポーリング処理は、図12および図13のフローチャートを参照して説明した場合と基本的に同様である。
【0280】
すなわち、最初に、ステップS21において、CPU131は、表示制御部136を制御して、LCD28に図40に示されるような初期画面371を表示させる。
【0281】
図40において、初期画面381には、「リーダー部へロゴを覆わないようにカードをかざしてください。」のメッセージが表示されており、ユーザは、そのメッセージに従って、非接触ICカード146をリーダデバイス37に近接させる。
【0282】
なお、初期画面281の下部右側には、上向き矢印の表示切り替えボタン371Aが表示されており、ユーザがこの表示切り替えボタン371Aを押下する(タッチペン35を用いて表示切り替えボタン371A上をタップする)ことにより、CPU131は、表示制御部136を制御して、初期画面371の表示サイズを切り替え、図41に示されるように、LCD28に初期画面371と文字入力エリア29を同時に表示させるようにすることができる。
【0283】
図41の状態において、ユーザが下向き矢印の表示切り替えボタン371Aを押下すると、CPU131は、表示制御部136を制御して、図40に示されるような状態で、初期画面371をLCD28に表示させる。
【0284】
以上のような初期画面21を表示させたCPU131は、図12のステップS22において、リーダデバイス37を制御して、面13−1のリーダデバイス37上に近接された非接触ICカード146に対して、ICカード検出信号を出力する。
【0285】
ステップS23において、CPU131は、通信可能範囲内に、通信可能な非接触ICカード146が存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合、ステップS24に処理を進め、アプリケーションが対象とするICカードの種類に対応する暗号鍵(復号鍵)を供給し、ICカード情報を要求する。
【0286】
CPU131は、ステップS24において、上述したように、近接された非接触ICカード146に対して、アプリケーション(ICカードビューアB)が対象とする種類の暗号鍵(復号鍵)を供給し、個々の非接触ICカードに割り当てられたID番号等を含む、非接触ICカード146に関する情報であるICカード情報を要求する。
【0287】
ICカード情報を要求された非接触ICカード146は、アプリケーションに対応する種類のICカードである場合、リーダデバイス37より供給された暗号鍵(復号鍵)を用いて、暗号化されて記憶されているICカード情報を復号し、リーダデバイス37に供給する。
【0288】
リーダデバイス37に近接された非接触ICカード146が、アプリケーションに対応しない種類のICカードである場合、非接触ICカード146は、リーダデバイス37より取得した暗号鍵(復号鍵)を用いて、暗号化されて記憶されているICカード情報を復号できないので、リーダデバイス37からのICカード情報の要求に応答できない、または、エラー応答を行う。
【0289】
以上のような非接触ICカード146からの応答(の有無)に基づいて、CPU131は、図12のステップS25において、近接された非接触ICカード146が、アプリケーションの対象とする種類のICカードであるか否かを判定する。リーダデバイス37が、非接触ICカード146より供給されたICカード情報を取得し、対象とする種類のICカードであると判定した場合、CPU131は、ステップS26に処理を進め、リーダデバイス37を制御し、非接触ICカード146より電子マネーの残高等に関する残高情報を含む履歴情報を取得する。
【0290】
そして、CPU131は、ステップS27において、通信処理が終了したリーダデバイス37の電源をオフにし、ステップS28において、モードを、現在のポーリングモードから残高表示モードに移行し、ポーリング処理を終了する。
【0291】
ステップS25において、近接された非接触ICカード146よりICカード情報の要求に対する応答が得られなかったり、エラー応答を取得したりして、近接された非接触ICカード146がアプリケーションの対象としない種類のICカードであると判定した場合、CPU131は、ステップS29に処理を進め、上述したステップS24の場合と同様にして、対象としない種類の暗号鍵(復号鍵)を供給することにより、対応しない種類のICカード情報を要求する。なお、複数の種類について要求する場合、CPU131は、それぞれの種類について、ステップS29の処理を繰り返す。
【0292】
ステップS30において、上述した処理に対する応答を非接触ICカード146より取得し、対象としない種類のICカードであると判定した場合、CPU131は、処理をステップS31に進め、通信処理が終了したリーダデバイス37の電源をオフにし、ステップS32において、LCD28に、図42に示されるような読み取りエラー画面を表示する。
【0293】
図42において、LCD28には、初期画面371に重畳されて、読み取りエラー画面372が表示されている。読み取りエラー画面372には、「読み取りに失敗しました。ICカードビューアB対応のカードか確認し、リーダー部へ正しくカードをかざしてください。」というメッセージと、ユーザが確認した後に押下するOKボタン373が表示されている。
【0294】
図12のステップS33において、CPU131は、タッチパネル36を制御して、ユーザがOKボタン373を押下したか否かを判定し、押下したと判定するまで待機する。
【0295】
ユーザがOKボタン373を押下し、読み取りエラーであることを確認したと判定した場合、CPU131は、ステップS34においてリーダデバイス37の電源をオンにした後、ステップS22に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0296】
ステップS23において、通信可能なICカードが存在しないと判定した場合、CPU131は、処理を図13のステップS41に進め、所定の時間が経過したか否かを判定する。
【0297】
予め決められた所定の時間が経過したと判定した場合、CPU131は、ステップS42に処理を進め、リーダデバイス37の電源をオフにし、ステップS43において、図43に示されるようなカード検出エラー画面を表示する。
【0298】
図43において、LCD28には、初期画面371に重畳されて、カード検出エラー画面374が表示されている。カード検出エラー画面374には、「カードが見つかりません。アプリケーションを終了しますが、よろしいですか?」というメッセージと、ユーザが押下することにより、アプリケーション(ICカードビューアB)の終了が指示されるOKボタン375、および、ユーザが押下することにより、アプリケーション(ICカードビューアB)の終了がキャンセルされるキャンセルボタン376が表示されている。
【0299】
ステップS44において、CPU131は、タッチパネル36を制御して、ユーザが図43のOKボタン375を押下することにより、アプリケーションの終了が指示されたか否かを判定し、指示されたと判定した場合、ステップS45において、アプリケーションを終了し、オフモード361に移行させた後、ポーリング処理を終了する。
【0300】
また、ステップS44において、ユーザがOKボタン375を押下しておらず、終了が指示されていないと判定した場合、CPU131は、ステップS46に処理を進め、ユーザがキャンセルボタン376を押下することにより、アプリケーションの終了をキャンセルし、ポーリングを再開することを指示したか否かを判定する。ユーザがキャンセルボタン376を押下しておらず、ポーリングの再開を指示していないと判定した場合、CPU131は、ステップS44に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。そして、ステップS46において、ユーザがキャンセルボタン376を押下し、ポーリングを再開すると判定した場合、CPU131は、図12のステップS34に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0301】
すなわち、CPU131は、図43のカード検出エラー画面374において、ユーザがOKボタン375、またはキャンセルボタン376を操作するまで待機し、押下された場合、そのボタンに対応する指示に基づいて、処理を実行する。
【0302】
なお、図12のステップS30において、リーダデバイス37に近接された非接触ICカード146が、アプリケーションの対象としない種類のICカードではないと判定した場合、図13のステップS42に処理を進め、それ以降の処理を繰り返す。
【0303】
また、ステップS41において、所定の時間が経過していないと判定した場合、CPU131は、図12のステップS22に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0304】
図39を参照して上述したように、ICカードビューアBにおいては、履歴削除モードが存在しないため、図13におけるステップS47乃至S49の処理は省略される。
【0305】
すなわち、CPU131は、ポーリング処理において、ICカード検知信号を出力しながら、通信可能なICカードが存在するまで待機し、所定の時間、通信可能なICカードが検知されない場合は、カード検出エラー画面374をLCD28に表示し、ユーザの指示を受け付ける。
【0306】
また、通信可能なICカードが検知された場合、CPU131は、そのICカードの種類を検知し、アプリケーションに対応する場合は、その非接触ICカード146より履歴情報を取得し、残高表示モード363に移行する。
【0307】
近接された非接触ICカード146がアプリケーションに対応しないと判定した場合、CPU131は、読み取りエラー画面372を表示し、ユーザの指示を受け付ける。
【0308】
つまり、CPU131は、リーダデバイス37が検知した非接触ICカード146の種類によって異なる画面をLCD28に表示するなど、各カードの種類に応じた処理を実行する。これにより、エラーが生じた場合、CPU131は、エラーの原因をより詳細にLCD28に表示させることができ、ユーザは、何が不適切であったのかを容易に理解することができる。
【0309】
また、図39に示されるように、アプリケーションが起動されていないオフモード361から、アプリケーションを起動させ、後述する残高の表示等の処理を実行させるために、ユーザは、ポーリングモード362における、図12および図13のフローチャートに示されるような、ポーリング処理を行い、正当な非接触ICカード146を検出させなければならない。
【0310】
これにより、非接触ICカード146の履歴情報を第3者に閲覧されることを抑制することができる。
【0311】
以上のようにして、図39のポーリングモード362から、残高表示モード363に移行した、CPU131は、次に、取得した履歴情報に基づいて非接触ICカード146にチャージされている電子マネーの最新の残高情報を表示する残高表示処理を実行する。
【0312】
図44および図45のフローチャートを参照して、PDA1による残高表示処理を説明する。また、必要に応じて、図46乃至図49を参照して説明する。
【0313】
最初に、ステップS171において、CPU131は、LCD28に図46に示すような残高表示画面を表示し、ステップS172において、リーダデバイス37に近接された非接触ICカード146より取得したICカード情報および履歴情報より残高表示画面に表示する残高表示情報を生成し、ステップS173において、表示制御部136を制御して、生成した残高表示情報を残高表示画面に表示させ、ステップS174において、予め用意された所定の表示開始音をスピーカより出力する。
【0314】
図46において、LCD28に表示された残高表示画面381には、図12のステップS26の処理により取得した履歴情報に基づいて、近接された非接触ICカード146にチャージされている電子マネーの残高(現在のカード残額¥620)に関するICカード残高情報382が表示されている。この表示により、ユーザは、非接触ICカード146の現在の電子マネーの残額を把握することができる。
【0315】
残高表示画面381には、さらに、ユーザが押下する(タップする)ことによりポーリングモードへの移行を指示する戻るボタン383が表示されている。なお、上述したように、ICカードビューアBにおいて、商取引の履歴情報の管理や表示は行われないので、残高表示画面381には、図20の残高表示画面291の履歴ボタン294に対応するボタンは設けられていない。
【0316】
また、残高表示画面381の上部には、残高表示画面381の残り表示時間を示すタイムアウトカウンタ384が表示されている。残高表示画面381は、所定の時間(例えば、30秒間)だけ表示される。タイムアウトカウンタ384は、その残りの表示時間が減るごとに表示が変化するインジケータと、「表示終了まであとT秒」(Tは残り時間(図46の例の場合、秒単位))というメッセージにより構成されている。このタイムアウトカウンタ384の表示により、ユーザは、残高表示画面381の残り表示時間を把握することができる。
【0317】
後述するように、ユーザは、上述したような残高表示画面381が表示されてから、所定の時間(例えば、30秒間)内に、戻るボタン383を押下し、ポーリングモードへの移行を指示する。残高表示画面381の表示時間が所定の時間(例えば、30秒間)を超えた場合、LCD28には、後述するような表示終了画面が表示される。
【0318】
なお、図46のLCD28の右下隅には、ユーザが押下する(タップする)ことにより、表示されている残高表示画面381の表示サイズを切り替える、上向き矢印の表示切り替えボタン381Aが表示されている。図46の状態において、ユーザがこの表示切り替えボタン381Aを押下すると、CPU131は、表示制御部136を制御して、残高表示画面381の表示サイズを切り替え、図47に示されるように、LCD28に、残高表示画面381と文字入力エリア29が同時に表示されるようにする。
【0319】
図47のような状態において、ユーザが、下向き矢印の表示切り替えボタン381Aを押下する(LCD28の表示切り替えボタン381A上をタップする)と、CPU131は、表示制御部136を制御して、残高表示画面381の表示サイズを、図46の状態に切り替える。
【0320】
図44に戻り、ステップS171乃至S174の処理により、以上のような残高表示画面381を表示させたCPU131は、ステップ175に処理を進め、残高表示画面381のタイムアウトカウンタ384の表示を制御するタイムアウトカウンタ処理を実行し、表示時間のカウントに関する処理を行う。
【0321】
そして、ステップS176において、CPU131は、所定の時間(例えば、30秒)が経過したか否かを判定し、経過していないと判定した場合、ステップS177に処理を進める。
【0322】
ステップS177において、CPU131は、ユーザによりポーリングモード362への移行が指示されたか否かを判定し、ユーザが図46(または、図47)の戻るボタン383を押下しておらず(LCD28の戻るボタン383上をタップしておらず)、ポーリングモード362への移行が指示されていないと判定した場合、ステップS178に処理を進める。
【0323】
ステップS178において、CPU131は、ユーザにより残高表示画面381の表示の切り替えが指示されたか否かを判定し、ユーザが図46(または、図47)において、表示切り替えボタン381Aを押下し(LCD28の表示切り替えボタン381A上をタップし)、残高表示画面381の表示の切り替えが指示されたと判定した場合、ステップS179に処理を進め、上述したように残高表示画面381の表示サイズを切り替えた後、ステップS175に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0324】
ステップS178において、ユーザが図46(または、図47)の表示切り替えボタン381Aを押下しておらず、残高表示画面381の表示サイズの切り替えが指示されていないと判定した場合、CPU131は、ステップS179の処理を省略し、ステップS175に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0325】
以上のように、CPU131は、表示制御部136を制御して、ステップS175乃至S179の処理を繰り返し、所定の時間(例えば、30秒間)残高表示画面381をLCD28に表示させる。
【0326】
また、ステップS177において、ユーザが図46(または、図47)の戻るボタン383を押下し(LCD28の戻るボタン383上をタップし)、ポーリングモード362への移行が指示されたと判定した場合、CPU131は、ステップS180に処理を進め、現在のモードである図39の残高表示モード363から、ポーリングモード362にモードを移行し、残高表示処理を終了する。
【0327】
以上のようにして、残高表示画面381を所定の時間表示させた後、ステップS176において、所定の時間が経過したと判定した場合、CPU131は、処理を図45のステップS191に処理を進める。
【0328】
図45のステップS191において、CPU131は、表示制御部136を制御し、LCD28に表示していた残高表示画面381に変えて、図48に示されるような表示終了画面をLCD28に表示させる。
【0329】
図48において、LCD28に表示される表示終了画面386には、「表示終了しました」と「再度表示する場合は、もう一度操作をやり直してください。」というメッセージ387が表示される。このメッセージ387により、ユーザは、残高表示が終了したことを把握し、次にするべき操作を理解することができる。
【0330】
表示終了画面386には、メッセージ387の他に、戻るボタン383、およびタイムアウトカウンタ384が表示されている。タイムアウトカウンタ384は、時間切れの状態で表示されている。
【0331】
ユーザは、この表示終了画面386において、残高表示画面381の表示が終了したことを確認し、戻るボタン383を押下して、ポーリングモード362への移行を指示する。
【0332】
なお、図48のLCD28の右下端には、ユーザが押下することにより、表示終了画面386の表示サイズが切り替えられる表示切り替えボタン386Aが表示されている。図48の状態において、ユーザがこの上向き矢印の表示切り替えボタン386Aを押下すると、CPU131は、表示制御部136を制御して、表示終了画面386の表示サイズを、図49に示されるような表示サイズに切り替え、LCD28に、表示終了画面386と、文字入力エリア29が同時に表示されるようにする。
【0333】
図49の状態において、ユーザが下向き矢印の表示切り替えボタン386Aを押下すると、CPU131は、表示制御部136を制御して、表示終了画面386の表示サイズを図48に示される状態に切り替える。
【0334】
すなわち、ユーザが表示切り替えボタン386Aを押下する度に、表示終了画面386の表示サイズが変化し、図48または図49のような表示サイズに交互に切り替えられる。
【0335】
図45に戻り、ステップS191の処理により、以上のような表示終了画面386をLCD28に表示させたCPU131は、ステップS192において、ユーザによりポーリングモード362への移行が指示されたか否かを判定する。
【0336】
ユーザが図48(または図49)の戻るボタン383を押下しておらず、ポーリングモード362への移行が指示されていないと判定した場合、CPU131は、モードを残高表示モード363のままにして、ステップS193に処理を進め、ユーザにより、表示の切り替えが指示されたか否かを判定する。
【0337】
ユーザが図48(または図49)の表示切り替えボタン386Aを押下することにより(LCD28の表示切り替えボタン386A上をタップすることにより)、表示終了画面386の表示サイズの切り替えが指示されたと判定した場合、CPU131は、ステップS194において、表示制御部136を制御し、LCD28に表示されている表示終了画面386の表示サイズを、図48の状態である場合図49の状態に、逆に図49の状態である場合図48の状態に、切り替え、処理をステップS192に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0338】
また、ステップS193において、表示の切り替えが指示されていないと判定した場合、CPU131は、ステップS194の処理を省略し、ステップS192に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0339】
以上のようにして、CPU131は、ステップS192乃至S194の処理を繰り返しながら、ユーザが戻るボタン383を押下するまで待機する。
【0340】
ステップS192において、ユーザが戻るボタン383を押下することにより(LCD28の戻るボタン383上をタップすることにより)、ポーリングモード362への移行が指示されたと判定した場合、CPU131は、処理を図44のステップS180に進め、現在のモードである図39の残高表示モード363から、ポーリングモード362にモードを移行し、残高表示処理を終了する。
【0341】
以上のようにして、CPU131は、図39の残高表示モードにおいて、上述したような残高表示処理を実行し、リーダデバイス37に近接された非接触ICカード146の残高情報を所定の時間(例えば、30秒間)、LCD28に表示させる。そして、所定の時間が経過した場合、CPU131は、表示制御部136を制御して、残高表示画面381に変えて、表示終了画面386をLCD28に表示する。
【0342】
このようにすることにより、ユーザは、ポーリングモード362において非接触ICカード146をリーダデバイス37に近接させ、ICカード情報や履歴情報をPDA1に読み込ませた場合においても、予め定められた所定の時間しか残高情報が表示されないので、例えば、ユーザが残高情報を表示させたまま、PDA1から離れるなどして、第3者に残高情報を閲覧されてしまうことを抑制することができる。
【0343】
また、残高表示モード363において表示される残高表示画面381の表示時間を制限することにより、PDA1は、ポーリングモード362において読み込んだ非接触ICカード146のICカード情報および履歴情報を、より安全に表示することができる。
【0344】
以上のように、PDA1は、このアプリケーション(ICカードビューアB)においても、リーダデバイス37を用いて非接触ICカード146の履歴情報を、より安全に、かつ、より好適に読み出し、表示することができる。
【0345】
すなわち、PDA1は、記憶部139等に記憶されている複数のアプリケーションから、ユーザによって目的のアプリケーションが選択して実行されることにより、複数の種類の非接触ICカード146に対応させた処理を行うことができ、また、非接触ICカード146を用いた異なる処理を行うこともできる。
【0346】
なお、以上においては、ユーザが起動するアプリケーションを選択するように説明したが、これに限らず、例えば、ポーリングモードにおいてPDA1が近接された非接触ICカード146の種類を判定し、その判定結果に基づいて、近接された非接触ICカード146に対応するアプリケーションを選択し、起動するようにしてもよい。
【0347】
PDA1のCPU131が、ポーリング処理において、複数種類の非接触ICカード146を検知し、その検知された非接触ICカード146の種類に応じて、異なる処理を行い、異なる画面を表示することができることを、図12および図13のフローチャートを参照して説明した。
【0348】
これと同様に、CPU131が、その検知された非接触ICカード146の種類に応じて、異なる処理を行い、異なるアプリケーションを起動するようにすることにより、上述したように、PDA1が近接された非接触ICカード146に対応するアプリケーションを選択し、起動することができる。
【0349】
以上のようにして選択されたアプリケーションが起動された後は、上述した処理と同様の処理が行われるようにすればよいので、その説明は省略する。
【0350】
また、現在は、非接触ICカード146の規格は、統一されておらず、その製造会社によって通信方法等が異なるが、例えば、各社の非接触ICカード146に、その仕様が統一されたID番号を割り当てることによって、他社の非接触ICカード146に対応したアプリケーションを起動させることも可能であり、さらに、図12および図13のフローチャートを参照して説明したポーリング処理における、非接触ICカード146の種類の判定に関する処理も、より容易に行うことができる。
【0351】
すなわち、図12および図13のフローチャートを参照して説明したポーリング処理において、CPU131は、まず、通信可能な非接触ICカード146が検知されたか否かを判定し、通信可能な非接触ICカード146が検知された場合、さらに、その非接触ICカード146の種類を判定しているが、仕様が共通のID番号が非接触ICカード146に割り当てられることにより、CPU131は、そのID番号を近接された非接触ICカード146より取得するだけで、非接触ICカード146が近接されたことを検知し、さらに、その種類も判定することができる。
【0352】
なお、以上において、PDA1を用いて、非接触ICカード146の履歴情報を管理し、表示する場合について説明したが、上述した構成を有し上述した一連の処理を実行できる情報処理装置であればその機種は限定されない。例えば、ノート型パーソナルコンピュータのようなモバイル端末や、携帯電話機でもよいし、パーソナルコンピュータ、または家庭電化製品等であってもよい。
【0353】
また、以上において、履歴情報を参照するICカードとして、非接触ICカードについて説明したが、これに限らず、接触型のICカードであってもよい。さらに、PDA1が非接触ICカード146より読出し、管理し、表示する情報は、非接触ICカード146を用いた商取引の履歴情報であるように説明したが、これに限らず、非接触ICカード146に記憶されている情報であれば、どのような情報であってもよい。
【0354】
さらに、上述した例においては、スロット64に装着されるメモリは、メモリカード143であったが、スロット64が対応できる記録媒体であれば限定されない。例えば、図示は省略するが、その他の半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、または光磁気ディスク等でもよい。
【0355】
なお、一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムがPDA1に、ネットワークや記録媒体からインストールされる。ただし、記録媒体は、PDA1に直接装着される場合のみならず、必要に応じて他の装置に装着される場合もある。この場合、他の装置とPDA1が相互に通信を行うことで、プログラムがPDA1にインストールされる。
【0356】
この記録媒体は、図5に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを供給するために配布される、プログラムが記憶されているメモリカード143といった半導体メモリのみならず、図示は省略するが、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク(CD−ROM(Compact Disk−Read only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、もしくは光磁気ディスク(MD(Mini−Disk)を含む)などよりなるパッケージメディアにより構成されることができる。さらに、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに供給される、プログラムが記憶されているROM132や、ハードディスクとしての記憶部139などで構成される。
【0357】
なお、以上においては、各フローチャートに示される処理は、図5のCPU131がソフトウェアにより実行するようにしたが、各処理を実行するハードウェアを用意するようにして、ハードウェアにより実行されるようにすることも、もちろん可能である。
【0358】
また、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0359】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、情報を記録して管理し、表示させることができる。特に、ICカードの使用履歴情報の記録および表示に関する処理を、より好適に、かつ、より安全に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるPDAの正面の構成例を示す斜視図である。
【図2】図1のPDAのLCDに表示される画像の例を示す斜視図である。
【図3】図1のPDAのLCDの文字入力エリアに表示される画像の例を示す図である。
【図4】図1のPDAの裏面の構成例を示す斜視図である。
【図5】図1のPDAの内部の構成例を示すブロック図である。
【図6】図5のリーダデバイスの詳細な構成例を示すブロック図である。
【図7】図5のリーダデバイスに対応する非接触ICカードの構成例を示すブロック図である。
【図8】図7の非接触ICカードの、仕様の例を示す図である。
【図9】図1のPDAにおいてICカードビューアAが実行された場合の、モードの遷移の例を示す模式図である。
【図10】起動処理の例を説明するフローチャートである。
【図11】図1のPDAのLCDに表示されるエラー画面の構成例を示す図である。
【図12】ポーリング処理の例を説明するフローチャートである。
【図13】ポーリング処理の例を説明する、図12に続くフローチャートである。
【図14】図1のPDAのLCDに表示される初期画面の構成例を示す図である。
【図15】図1のPDAのLCDに表示される初期画面の、他の構成例を示す図である。
【図16】図1のPDAのLCDに表示される読み取りエラー画面の構成例を示す図である。
【図17】図1のPDAのLCDに表示されるカード検出エラー画面の構成例を示す図である。
【図18】残高表示処理の例を説明するフローチャートである。
【図19】残高表示処理の例を説明する、図18に続くフローチャートである。
【図20】図1のPDAのLCDに表示される残高表示画面の構成例を示す図である。
【図21】図1のPDAのLCDに表示される残高表示画面の、他の構成例を示す図である。
【図22】図1のPDAのLCDに表示される表示終了画面の構成例を示す図である。
【図23】図1のPDAのLCDに表示される表示終了画面の、他の構成例を示す図である。
【図24】履歴情報表示・保存処理を説明するフローチャートである。
【図25】履歴情報表示・保存処理を説明する、図24に続くフローチャートである。
【図26】図1のPDAのLCDに表示される履歴表示画面の構成例を示す図である。
【図27】図1のPDAのLCDに表示される履歴表示画面の、他の構成例を示す図である。
【図28】図1のPDAのLCDに表示される履歴表示画面の、さらに他の構成例を示す図である。
【図29】図1のPDAのLCDに表示される履歴表示画面の、さらに他の構成例を示す図である。
【図30】図1のPDAのLCDに表示される履歴保存確認画面の構成例を示す図である。
【図31】図1のPDAの記憶部によるデータベース情報の更新の様子を示す模式図である。
【図32】履歴削除処理を説明するフローチャートである。
【図33】履歴削除処理を説明する、図32に続くフローチャートである。
【図34】図1のPDAのLCDに表示される履歴削除画面の構成例を示す図である。
【図35】図1のPDAのLCDに表示される履歴削除画面の、他の構成例を示す図である。
【図36】図1のPDAのLCDに表示される削除エラー画面の構成例を示す図である。
【図37】図1のPDAのLCDに表示される削除確認画面の構成例を示す図である。
【図38】図1のPDAのLCDに表示される削除終了確認画面の構成例を示す図である。
【図39】図1のPDAにおいてICカードビューアBが実行された場合の、モードの遷移の例を示す模式図である。
【図40】図1のPDAのLCDに表示される初期画面の、さらに他の構成例を示す図である。
【図41】図1のPDAのLCDに表示される初期画面の、さらに他の構成例を示す図である。
【図42】
図1のPDAのLCDに表示される読み取りエラー画面の、他の構成例を示す図であ
る。
【図43】
図1のPDAのLCDに表示されるカード検出エラー画面の、他の構成例を示す図で
ある。
【図44】
残高表示処理の他の例を説明するフローチャートである。
【図45】
残高表示処理の他の例を説明する、図44に続くフローチャートである。
【図46】
図1のPDAのLCDに表示される残高表示画面の、さらに他の構成例を示す図であ
る。
【図47】
図1のPDAのLCDに表示される残高表示画面の、さらに他の構成例を示す図であ
る。
【図48】
図1のPDAのLCDに表示される表示終了画面の、さらに他の構成例を示す図であ
る。
【図49】
図1のPDAのLCDに表示される表示終了画面の、さらに他の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 PDA, 28 LCD, 36 タッチパネル, 37 リーダデバイス, 131 CPU, 136 表示制御部, 139 記憶部, 146 非接触ICカード, 261 オフモード, 262 ポーリングモード, 263 残高表示モード, 264 履歴表示・保存モード, 265 履歴削除モード, 271 エラー画面, 281 初期画面, 282 読み取りエラー画面, 284 カード検出エラー画面, 291 残高表示画面, 296 表示終了画面, 301 履歴表示画面, 307 履歴保存確認画面, 320 データベース, 341 履歴削除画面, 348 削除エラー画面, 351 削除確認画面, 354 削除終了確認画面, 361 オフモード, 362 ポーリングモード, 363 残高表示モード, 371 初期画面, 372読み取りエラー画面, 374 カード検出エラー画面, 381 残高表示画面, 387 表示終了画面
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an information processing apparatus, an information processing method, and a program, and more particularly, to an information processing apparatus and a processing method capable of executing processing related to recording and displaying of usage history information of an IC card more suitably and more safely. Methods and programs.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, a commercial transaction method that uses a credit card, a prepaid card, and the like and does not use money has become popular. One of the methods is a commercial transaction method using an IC (Integrated Circuit) card.
[0003]
The IC card is, for example, a cash card-sized plastic card in which an extremely thin semiconductor integrated circuit (IC chip) is embedded, and is a CPU (Central Processing Unit), a ROM (Read Only Memory), or a RAM (Random Access Memory). It is a card having a function of recording information. An IC card can record several Kbytes of data in a built-in memory, and is also resistant to forgery because data can be encrypted. For example, it is applied as a recording medium such as electronic money or a telephone card.
[0004]
IC cards are classified into "contact type" and "non-contact type" according to the difference in the method of reading and writing data. In a contact type card, a terminal acquires data through a contact (terminal) installed on the card side. . In addition, the non-contact type card has a built-in antenna, and performs short-range wireless communication with the terminal using weak radio waves.
[0005]
In such an IC card, history information of recently performed commercial transactions is recorded for a predetermined number of cases. As a method for the user to browse the history information, for example, when the user contacts or approaches the IC card to a dedicated card reader capable of reading the information from the IC card, the history information is read from the IC card via the card reader. A method using a history information reading device that acquires and displays the acquired information on a display is conceivable (for example, see Non-Patent Document 1).
[0006]
[Non-patent document 1]
"EddyView Help", [download data (self-decompression type compressed file)], September 11, 2002, BitWallet, Inc., [search January 6, 2003], Internet, <http: // www. bitwallet. co. jp / user / download / index. http>, application data “EdyViewer”, <http: // www. bitwallet. co. jp / user / download / edyvw1013. exe>, HTML data, <{EdyViewer} Help \ index. htm>
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described method, there is a problem that the user can browse only the history information stored in the IC card.
[0008]
That is, when the user conducts a commercial transaction using the IC card, the IC card stores the history information, but when the number of histories exceeds a predetermined number, deletes the oldest history information, Store the latest transaction history information. Therefore, since the history information reading device as described above cannot read the history information deleted from the IC card, the user cannot browse the history information.
[0009]
On the other hand, a method of storing the history information once read by the history information reading device and making it possible to refer to the history information later is conceivable. In this case, a third party other than the user stores the history information. There is a problem that the user can operate the reading device to display and browse the stored history information, and personal information may be leaked.
[0010]
Usually, the user does not feel that a third party unnecessarily browses the history information of the transaction, which is personal information. Therefore, it is desirable that the history information reading device can prevent a third party other than the user of the IC card corresponding to the history information from viewing the history information.
[0011]
The present invention has been made in view of such a situation, and it is possible to more appropriately and safely execute processing relating to recording and display of use history information of an IC card. .
[0012]
[Means for Solving the Problems]
An information processing apparatus according to the present invention includes: an information acquisition unit that acquires information recorded on an IC card; an information storage unit that stores information acquired by the information acquisition unit; and information stored by the storage unit. An information management control unit that manages information as information for each IC card and controls reading of information from the storage unit and writing of the information to the storage unit, and an information display control unit that controls display of information. I do.
[0013]
The IC card may be a non-contact IC card that communicates with a communication device in proximity.
[0014]
IC card detecting means for detecting an IC card in a communicable state; and type determining means for determining the type of the IC card detected by the IC card detecting means. Based on the result, if the IC card is a valid type of card, the information stored in the IC card can be obtained.
[0015]
The detection unit includes a detection signal output unit that outputs a predetermined detection signal, and a response acquisition unit that obtains a response to the detection signal output by the detection signal output unit and supplied by the IC card. By obtaining a response by the response obtaining unit, it is possible to detect an IC card in a communicable state.
[0016]
Information management control, further comprising: an encryption unit for encrypting the information by a predetermined method; and a decryption unit for decrypting the information encrypted by the encryption unit in a method corresponding to the encryption method by the encryption unit. The means can write the information encrypted by the encryption means into the storage means, and the decryption means can decrypt the encrypted information read from the storage means by the information management control means.
[0017]
The information display control means may be further provided with a sound means for notifying a predetermined sound in synchronism with the start of information display under the control of the information display control means to notify the start of information display.
[0018]
The information may include identification information of an IC card, balance information of electronic money recorded on the IC card, and history information which is information on a history of a commercial transaction performed using the IC card. it can.
[0019]
The information management control means can manage the information for each IC card using the identification information of the IC card included in the information.
[0020]
When writing the first information, which is new information, to the storage means, the information management control means stores, in the storage means, second information, which is information corresponding to the same IC card identification information as the first information, in the storage means. In such a case, the second information can be updated using the first information, and if the second information does not exist in the storage unit, the first information can be newly written in the storage unit.
[0021]
The information display control means may display the balance information included in the information for a predetermined time.
[0022]
When the balance information is displayed for a predetermined time under the control of the information display control means, a remaining time counting means for counting the remaining display time of the balance information may be further provided.
[0023]
The information display control means may display the remaining display time counted by the remaining time counting means together with the balance information.
[0024]
The information display control means may display the remaining display time by an indicator or a message.
[0025]
The information display control unit further includes a request receiving unit that receives a request for displaying history information included in the information during a period in which the balance information is displayed. The information display control unit receives the request by the request receiving unit. In this case, the history information corresponding to the same IC card identification information as the displayed balance information can be displayed.
[0026]
The information acquisition unit further includes a history information generation unit configured to generate the latest history information based on the information read from the storage unit by the information management control unit. The latest history information generated by the information generating means can be displayed.
[0027]
The display control unit may add a predetermined mark to the history information not included in the information read from the storage unit and display the latest history information among the latest history information generated by the history information generation unit. it can.
[0028]
An information processing method according to the present invention includes an information acquisition control step for controlling the acquisition of information recorded on an IC card, and an information control method for acquiring the information recorded on an IC card. Information management control step of managing read information from the storage unit and controlling writing of information to the storage unit, and an information display control step of controlling display of information. It is characterized by the following.
[0029]
A program according to the present invention includes an information acquisition control step of controlling acquisition of information recorded on an IC card, and information acquired by being controlled by the processing of the acquisition control step and stored in a storage unit of the information processing apparatus. , As information for each IC card, and realizes, in a computer, an information management control step of controlling reading of information from the storage unit and writing of the information to the storage unit, and an information display control step of controlling display of information. It is characterized by making it.
[0030]
In the information processing apparatus and method and the program according to the present invention, information recorded on an IC card is acquired, the acquired information is stored, and the stored information is managed as information for each IC card. Is controlled.
[0031]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 shows an example of a front configuration of a PDA as an information processing apparatus to which the present invention is applied.
[0032]
As shown in FIG. 1, the PDA 1 is divided into a display section 11 and a main body section 13 with a center hinge section 12 as a boundary, and is formed to be foldable via the hinge section 12. In other words, the display unit 11 is rotatable about the axis of the hinge unit 12 so as to be openable and closable with respect to the main body unit 13. Further, the display unit 11 is rotatable with respect to the main unit 13 about an axis substantially perpendicular to the axis.
[0033]
An LCD (Liquid Crystal Display) 28 and a transparent touch panel 36 laminated on the surface of the LCD 28 are provided on almost the entire surface 11-1 of the display unit 11. That is, when the touch pen 35 is placed at an arbitrary position on the LCD 28, the coordinates are detected by the touch panel 36, and a predetermined process corresponding to the detected coordinates is performed.
[0034]
For example, assuming that an image as shown in FIG. 2 is displayed on the LCD 28, the user operates the touch pen 35 and presses any one of the soft buttons 41-1 to 41-12 ( When the touch pen 35 is disposed on any of the soft buttons 41-1 to 41-12), the application software assigned to the soft button 41 is activated.
[0035]
Further, when the user operates the touch pen 35 and presses the soft button 43, a soft keyboard 50 shown in FIG. 3 is displayed in the character input area 29. When the user operates the touch pen 35 and presses an arbitrary key on the soft keyboard, a character (or a symbol or the like) corresponding to the pressed key is input. That is, the coordinates at which the touch pen 35 is arranged are detected by the touch panel 36, a key corresponding to the coordinates is recognized, and a character (or a symbol or the like) assigned to the recognized key is input.
[0036]
As described above, the user can easily and quickly input characters using the touch pen 35 and the character input area 29 as software. Since the touch panel 36 is stacked over the entire display surface of the LCD 28, the position of the character input area 29 with respect to the LCD 28 is not limited to the position shown in FIG. For example, when the image shown in FIG. 2 is turned upside down and left and right, the character input area 29 is arranged above in FIG. 1 and displayed upside down. Even in such a case, the user can input characters as in the example described above.
[0037]
Returning to FIG. 1, a power button 31 for turning on or off the power of the PDA 1 is provided on the right side of the hinge 12, and a battery (not shown) built in the PDA 1 is provided on the left side thereof. An LED (Light Emitting Diode) 30 which is turned on when charging and turned off when charging is completed, is further provided on the left side thereof with a rotation of a CCD (Charge-Coupled Devices) or a CMOS (Complementary Metal Oxide Semiconductor) sensor. A possible camera 22 is provided at the left end with a capture button 23 operated when capturing an image of a subject with the camera 22.
[0038]
That is, when capturing an image of a subject, the user presses the capture button 23 once to activate application software having a camera function (a function of capturing the subject with the camera 22 and recording an image of the captured subject). Then, the camera 22 is rotated so that the imaging direction of the camera 22 is directed to the subject. At this time, as described later, the image (image of the subject) captured by the camera 22 is displayed on the LCD 28, so the user determines the position of the camera 22 while checking the LCD 28, and sets the shutter button. The functioning capture button 23 is pressed again. Thereby, the image captured by the camera 22 at the time when the capture button 23 is pressed is stored in the memory of the PDA 1.
[0039]
On the surface 13-1 facing the display unit 11 when the main body unit 13 is folded, a button 32 on which a symbol representing each of application software installed in the PDA 1 is printed is provided in the upper part of the drawing. When the user presses the button 32 with the finger, the corresponding application software is activated. That is, the button 32 is a button as hardware corresponding to any of the above-described soft buttons 41-1 to 41-12 in FIG.
[0040]
A scroll button 33 for scrolling an image displayed on the LCD 28 is provided at the center of the area of the surface 13-1 where the buttons 32 are arranged.
[0041]
Further, below the button 32 on the surface 13-1, a keyboard 34 for inputting characters (including symbols) is provided. That is, the keyboard 34 is a keyboard as hardware corresponding to the soft keyboard 50 in FIG.
[0042]
Further, a reader device 37 for performing short-range wireless communication with the IC card and reading information recorded on the IC card is built in below the keyboard 34, and the IC card close to the surface 13-1 is provided. And wireless communication is performed.
[0043]
A remote controller (hereinafter, simply referred to as a remote controller) and external headphones are connected to the upper side of the surface (side surface) 13-2 perpendicular to the surface 13-1 of the main body 13 in the figure. A headphone jack 24 for outputting an audio signal is provided, and a jog dial 25 that can be pressed and rotated is provided below the headphone jack 24 so as to slightly protrude from the surface 13-2. A back button 26 for canceling the operation is provided, and below the back button 26, a hold switch 27 for inhibiting execution of a function corresponding to another button being pressed by mistake is provided. ing.
[0044]
A connector 67 for connecting an attached device such as a cradle is provided at the center of a surface (lower end surface in the figure) 13-4 perpendicular to the surfaces 13-1 and 13-2 of the main body 13. I have.
[0045]
FIG. 4 illustrates a configuration example of the back surface of the PDA 1. As shown in FIG. 4, an electrically erasable and programmable read only memory (EEPROM), which is a nonvolatile memory that can be electrically rewritten and erased in a small and thin plastic case, is provided on the upper left side of the hinge unit 12 in the figure. A memory card 143 which stores a flash memory element, which is a kind of the memory card 143, or a slot 64 in which a function expansion module 121 having the same interface as the memory card 143 is installed, and data in the memory card 143 is read and written. A lamp 63 that lights up when the device is on, and an infrared port 62 for communicating with other devices using infrared light.
[0046]
The memory card 143 writes various information (data) such as images, sounds, and music supplied through the slot 64 under the control of a controller for the slot 64 or a flash memory device provided in the memory card 143. Various stored information can be read out. Therefore, since the PDA 1 can insert such a memory card 143, data can be shared with another device via the memory card 143.
[0047]
A reset button 65 for resetting the PDA 1 is provided on the left side of the center of the surface 13-3 opposite to the surface 13-1 of the main body 13 in the figure, and a voice is output below the reset button 65. Speaker 66 is provided.
[0048]
As described above, the connector 67 is provided at the center of the surface 13-4 (the lower end surface in the figure) perpendicular to the surfaces 13-1 and 13-3 of the main body 13, as shown above. A storage port 68 for storing the touch pen 35 is provided on the left side.
[0049]
FIG. 5 is a block diagram illustrating an example of the internal configuration of the PDA 1.
[0050]
The CPU (Central Processing Unit) 131 executes various processes according to a program stored in a ROM (Read Only Memory) 132 or a program loaded from a storage unit 139 into a RAM (Random Access Memory) 133. The RAM 133 also appropriately stores data necessary for the CPU 131 to execute various processes.
[0051]
The CPU 131, the ROM 132, and the RAM 133 are mutually connected via a bus 134. The bus 134 is also connected to a display control unit 136 that controls an image to be displayed on the LCD 28.
[0052]
The display control unit 136 is connected to the VRAM 138 in addition to the camera 22 and the LCD 28 under the control of the CPU 131. The display control unit 136 stores the image captured by the camera 22 in the VRAM 138, and stores the image stored in the VRAM 138 and another memory (the RAM 133, the storage unit 139, and the memory stick 143 connected to the slot 64). Is displayed on the LCD 28.
[0053]
The bus 134 has a slot in which the keyboard 34, the various buttons 22, 32, and 33, the input unit 137 including the jog dial 25 and the like, the touch panel 36, the infrared communication port 62, the memory stick 143, or the function expansion module 121 are mounted. 64, a battery (not shown) built in the PDA 1 is charged, and a connector 67 to which the cradle 91 or the like, which is a relay device for communication with another external device 152, is connected, and a voice, which is connected to the remote controller 101 or the headphones 153. The headphone jack 24 as an output unit, a Bluetooth module 38 for performing wireless communication with other communication devices using Bluetooth, and a reader device 37 for performing short-range wireless communication with an IC card 146 approached are connected.
[0054]
The coordinates detected by the touch panel 36 are provided to the CPU 131 via the bus 134, and the CPU 131 acquires predetermined information corresponding to the provided coordinates.
[0055]
A storage unit 139 including a hard disk or the like is connected to the bus 134 as necessary. A computer program read from a magnetic disk, an optical disk, a magneto-optical disk, a semiconductor memory, or the like that is appropriately mounted on the external device 152 includes a wireless communication via the infrared port 62, the Bluetooth module 38, or the reader device 37, and a wireless LAN module. (Functional extension module) It is supplied to the PDA 1 as necessary by means such as wireless communication via the 121 or wired communication via the cradle 91, and is installed in the storage unit 139. Alternatively, a computer program read from the memory stick 143 appropriately mounted in the slot 64 is also installed in the storage unit 139 as necessary.
[0056]
Further, an LCD open / close switch that is turned on when the display unit 11 is closed with respect to the main body unit 13 and is turned off when the display unit 11 is open with respect to the main body unit 13 is also provided on the bus 134. 144, and an LCD rotation switch 145 that is turned on when the display unit 11 is rotated by a predetermined rotation angle or more.
[0057]
That is, in this example, the CPU 131 opens and closes the main body 13 of the display unit 11 based on the ON state or the OFF state of the LCD open / close switch 144 and the LCD rotation switch 145 (hereinafter, referred to as the LCD open / close state). ), The rotation state, and the rotation state of the camera 22.
[0058]
FIG. 6 is a block diagram showing a detailed configuration example of the reader device 37 in FIG.
[0059]
The IC 201 includes a CPU 211, a ROM 212, a RAM 213, an SCC (Serial Communication Controller) 214, an SPU (Signal Processing Unit) 216, and a bus 215 connecting these CPUs 211 to SPU 216 to one another.
[0060]
The CPU 211 expands the control program stored in the ROM 212 into the RAM 213, and based on, for example, response data transmitted from the non-contact IC card 146 and control signals supplied from the CPU 131 in FIG. Execute the processing. For example, the CPU 211 generates a command to be transmitted to the non-contact IC card 146, outputs the command to the SPU 216 via the bus 215, performs authentication processing of data transmitted from the non-contact IC card 146, and the like. I do.
[0061]
The SCC 214 supplies the data supplied from the CPU 131 of FIG. 5 to the CPU 211 via the bus 215, and outputs the data supplied from the CPU 211 via the bus 215 to the CPU 131.
[0062]
When the response data from the non-contact IC card 146 is supplied from the demodulation unit 204, the SPU 216 performs, for example, BPSK demodulation (Decoding of Manchester code) on the data and supplies the obtained data to the CPU 211. I do. Also, when a command to be transmitted to the non-contact IC card 146 is supplied via the bus 215, the SPU 216 performs BPSK (Binary Phase Shift Keying) modulation (coding to a Manchester code) on the command and obtains the acquired data. Is output to the modulation unit 202.
[0063]
The modulation unit 202 generates a carrier wave of a predetermined frequency (for example, 13.56 MHz) supplied from the oscillation circuit (OSC) 203 based on the data supplied from the SPU 216 by performing ASK (Amplitude Shift Keying) modulation. The modulated wave is output from the antenna 205 as an electromagnetic wave. On the other hand, demodulation section 204 demodulates the modulated wave (ASK modulated wave) obtained via antenna 205 and outputs the demodulated data to SPU 206.
[0064]
The antenna 205 emits a predetermined electromagnetic wave, and detects whether or not the non-contact IC card 146 has approached, based on a change in load with respect to the predetermined electromagnetic wave. Then, for example, when the non-contact IC card 146 approaches, the antenna 205 transmits and receives various data to and from the non-contact IC card 146.
[0065]
FIG. 7 is a block diagram illustrating a detailed configuration example of the non-contact IC card 146.
[0066]
The non-contact IC card 146 includes, for example, an antenna (loop antenna) 230 and a capacitor 231 shown in the drawing and an IC in which the other components are stored in one chip, and is provided in the PDA 1 using electromagnetic induction. It is for half-duplex communication of various data with the reader device 37 and the like, and is not necessarily configured as a card. Further, the IC card is a name used for convenience of description, and intends a function as described above or as described later. As a device that provides basically the same function as the non-contact IC card 146, there is, for example, a Felica chip (registered trademark).
[0067]
The CPU 221 loads the control program stored in the ROM 222 into the RAM 223 and controls the entire operation of the non-contact IC card 146. For example, when an electromagnetic wave radiated from the reader device 37 or the like provided in the PDA 1 is received by the antenna 230, the CPU 221 responds to the received information by using an IC including a card identification number and the like set in the non-contact IC card 146. It notifies the reader device 37 of the card information, and supplies the transaction device history information to the reader device 37 in response to a request from the reader device 37.
[0068]
The LC circuit formed by the antenna 230 and the capacitor 231 resonates with an electromagnetic wave of a predetermined frequency radiated from the reader device 37 provided in the PDA 1 disposed in the vicinity. In the ASK demodulation unit 243, the ASK demodulation unit 243 performs envelope detection and demodulation on the modulated wave (ASK modulated wave) received via the antenna 230, and demodulates the demodulated data to a BPSK (Binary Phase Shift Keying) demodulation unit 232. Output.
[0069]
Further, the interface unit 229 rectifies the AC magnetic field excited in the antenna 230 by the ASK demodulation unit 243, stabilizes it in the voltage regulator 241, and supplies the DC power to each unit. The power of the electromagnetic wave radiated from the reader device 37 or the like is adjusted so as to generate a magnetic field that can supply necessary power to the non-contact IC card 146 as described later.
[0070]
The oscillation circuit 244 of the interface unit 229 includes a PLL (Phase Locked Loop) circuit and generates a clock signal having the same frequency as the clock frequency of the received signal.
[0071]
Further, for example, when transmitting a request for balance information or the like to the reader device 37 provided in the PDA 1, the interface unit 229 responds to data supplied from the BPSK modulation unit 228, for example, by using a predetermined switching element ( (Not shown), the load of the antenna 230 is varied by connecting a predetermined load to the antenna 230 in parallel only when the switching element is in the on state.
[0072]
The ASK modulation unit 242 ASK modulates the BPSK modulation wave supplied from the BPSK modulation unit 228 due to a change in the load of the antenna 230, and transmits the modulated component to the reader device 37 via the antenna 230 (reader device 37). Fluctuates the terminal voltage of the antenna) (load switching method).
[0073]
When the data demodulated by the ASK demodulation section 243 is BPSK modulated, the BPSK demodulation section 232 demodulates the data (decodes the Manchester code) based on a clock signal supplied from a PLL circuit (not shown). , And outputs the demodulated data to the data receiving unit 233. The data receiving unit 233 outputs the supplied data to the CPU 221 as appropriate. The CPU 221 stores this data in the RAM 223 or the EEPROM 224.
[0074]
The data stored in the EEPROM 224 is read by the CPU 221 and supplied to the data transmission unit 227. The BPSK modulation section 228 performs BPSK modulation (coding into a Manchester code) on the data supplied from the data transmission section 227, and outputs the data to the ASK modulation section 242.
[0075]
The EEPROM 224 stores electronic money information. The user can use this electronic money to settle the price of the purchased product or service. The settlement history is also stored in the EEPROM 224.
[0076]
FIG. 8 is a diagram showing an example of the specifications of the non-contact IC card 146.
[0077]
As described above, communication between the reader device 37 and the non-contact IC card 146 is performed by half duplex, and the communication speed is, for example, 211.875 kbps.
[0078]
As shown in FIG. 8, the center frequency of a frequency band used for power transmission and data transfer from the reader device 37 to the contactless IC card 146 and data transfer from the contactless IC card 146 to the reader device 37. Is 13.56 MHz, for example.
[0079]
The output of the radio wave output from the reader device 37 for electric power transmission is, for example, 350 mW, and the communication distance is, for example, about 10 cm depending on the communication environment such as the characteristics of the antenna.
[0080]
As described above, data transfer from the reader device 37 to the non-contact IC card 146 is performed by ASK-modulating the data encoded in the Manchester code, and the degree of modulation (maximum amplitude of data signal / maximum amplitude of carrier wave) is performed. ) Is, for example, about 0.1. As described above, the data transfer from the non-contact IC card 146 to the reader device 37 is performed by converting output data into a transmission signal by the load switching method (by turning on / off the switching element in accordance with the output data, the antenna 170). Is varied).
[0081]
The user of the PDA 1 as described above uses the function of the reader device 37 described above to store the transaction transaction (payment) history information stored in the non-contact IC card 146 and the history information of the non-contact IC card 146 ( The balance information of the charged electronic money is displayed on the LCD 28 of the PDA 1.
[0082]
That is, when the user operates the PDA 1 to activate an application for performing the above-described processing and brings the non-contact IC card 146 close to the position on the reader device 37 on the surface 13-1 of the PDA 1, the CPU 131 of the PDA 1 Then, the reader device 37 is controlled to read history information and the like from the above-mentioned non-contact IC card 146 and display the history information on the LCD 28.
[0083]
By executing this application, the CPU 131 transitions between a plurality of modes as shown in FIG. 9 and performs processing corresponding to each mode in each mode.
[0084]
That is, by executing the application, the CPU 131 shifts from the off mode 261 in which the application is not executed to the polling mode 262, controls the reader device 37, and removes the non-contact IC card 146 approaching the reader device 37. Perform detection processing.
[0085]
In the off mode 261, the power of the reader device 37 is off, and the PDA 1 does not perform communication with the non-contact IC card 146 or display history information on the LCD 28.
[0086]
In the off mode 261, when the user operates the touch pen 35 and presses the soft button 41-8 of “IC card viewer A” on the GUI as shown in FIG. The information is supplied to the CPU 131 via the bus 134. The CPU 131 reads out and executes an application corresponding to the operation stored in the storage unit 139 or the like based on the operation.
[0087]
The activation process executed by the CPU 131 at that time will be described with reference to the flowchart of FIG. Further, description will be made with reference to FIG.
[0088]
First, in step S1, the CPU 131 controls the reader device 37, turns on the power of the reader device 37, and executes an initialization process of the reader device 37 in step S2.
[0089]
Then, when the initialization processing ends, in step S3, the CPU 131 determines whether or not the initialization has been normally completed. When it is determined that the initialization processing has been normally completed, the CPU 131 determines in step S4 that the current Mode is shifted to the polling mode for detecting a non-contact IC card, and the activation process is terminated.
[0090]
If it is determined in step S3 that the initialization process has not been completed normally, the CPU 131 proceeds to step S5, displays an error screen 271 on the LCD 28 as shown in FIG. Let it.
[0091]
In FIG. 11, an error screen 271 displayed on the LCD 28 displays a message “Failed to initialize the reader device” and an OK button 272. The user operates the touch pen 35 and presses the OK button 272 (tap the OK button 272 with the touch pen 35) to confirm that the initialization has failed.
[0092]
In step S6 of FIG. 10, the CPU 131 determines whether or not the initialization has been failed by the user (whether or not the user has pressed the OK button 272), and waits until the determination is made.
[0093]
If it is determined that the initialization has failed by the user, the CPU 131 deletes the error screen 271 in step S7, ends the application (IC card viewer A) in the off mode, and starts the startup processing. finish.
[0094]
That is, when the application (IC card viewer A) is started, the CPU 131 performs initialization processing of the reader device 37, shifts to the polling mode when the initialization processing is completed normally, and displays an error screen when the initialization processing fails. Is displayed, and the application (IC card viewer A) ends.
[0095]
The CPU 131 of the PDA 1 that has performed the above-described startup processing and transitioned from the off mode 261 of FIG. 9 to the polling mode 262 then performs processing of detecting the approaching non-contact IC card 146.
[0096]
The polling processing executed in the polling mode 262 will be described with reference to the flowcharts of FIGS. The description will be given with reference to FIGS. 14 to 17 as necessary.
[0097]
First, in step S21, the CPU 131 controls the display control unit 136 to cause the LCD 28 to display an initial screen 281 as shown in FIG.
[0098]
In FIG. 14, a message “Please hold the card so as not to cover the logo on the reader unit” is displayed on the initial screen 281, and the user inserts the non-contact IC card 146 into the reader device according to the message. 37.
[0099]
A display switching button 281A of an upward arrow is displayed on the lower right side of the initial screen 281. The user presses the display switching button 281A (the user taps the display switching button 281A with the touch pen 35). As a result, as shown in FIG. 15, the initial screen 281 and the character input area 29 can be simultaneously displayed on the LCD 28.
[0100]
In FIG. 15, a downward arrow is displayed on the display switching button 281A, and when the user presses the display switching button 281A, the CPU 131 controls the display control unit 136, and as shown in FIG. In this state, the initial screen 281 is displayed on the LCD 28.
[0101]
The CPU 131 that has displayed the initial screen 281 as described above controls the reader device 37 in step S22 in FIG. 12 and transmits the non-contact IC card 146 approaching the reader device 37 on the surface 13-1. , And outputs an IC card detection signal.
[0102]
The IC card detection signal is a signal based on a predetermined protocol of communication performed between the non-contact IC card 146 and the reader device 37. When the non-contact IC card 146 corresponding to the reader device 37 comes close to the reader device 37, the non-contact IC card 146 receives this IC card detection signal and responds thereto. The reader device 37 detects that the non-contact IC card 146 has approached based on this response.
[0103]
Therefore, when a card other than the non-contact IC card 146 approaches, or when a non-contact IC card that does not support the communication protocol (for example, an IC card manufactured by another company with a different communication protocol) approaches, Since those cards do not respond to the IC card detection signal output from the reader device 37, the reader device 37 determines that the non-contact IC card 146 is not approaching.
[0104]
In step S23, the CPU 131 determines whether or not there is a communicable non-contact IC card 146 within the communicable range. It supplies an encryption key (decryption key) corresponding to the type of card and requests IC card information.
[0105]
There are a plurality of types of the non-contact IC card 146 depending on the use and the company that operates the non-contact IC card 146. For example, a contactless IC card that is operated by a transportation company and used for payment of the transportation fare, a contactless IC card that is used for business transactions at specific member stores and the Internet, or operated by a telephone company and There are contactless IC cards and the like used for payment of telephone charges when using a telephone.
[0106]
Each card is customized so as to be optimal for each usage, and the information stored in these cards is also different from each other and is not unified. That is, these non-contact IC cards usually store information after encrypting the information for security, and the encryption key (decryption key) used for the encryption processing and the decryption processing at that time also depends on the type of the card. different. In some cases, the non-contact IC card stores part or all of the information in plain text without encryption. In this case, the content of the information stored without encryption also differs depending on the type of the card.
[0107]
Therefore, in step S24, as described above, the CPU 131 supplies an encryption key (decryption key) of the type that is targeted by the application (IC card viewer A) to the non-contact IC card 146 approached, and Of the non-contact IC card 146, including the ID number assigned to the non-contact IC card.
[0108]
If the non-contact IC card 146 requested for the IC card information is an IC card of a type corresponding to the application, it is encrypted and stored using the encryption key (decryption key) supplied from the reader device 37. The decrypted IC card information is supplied to the reader device 37.
[0109]
When the non-contact IC card 146 approaching the reader device 37 is an IC card of a type that does not correspond to the application, the non-contact IC card 146 uses the encryption key (decryption key) acquired from the reader device 37 to perform encryption. Since the IC card information stored in the form of a decryption cannot be decrypted, it cannot respond to the request for the IC card information from the reader device 37 or makes an error response.
[0110]
Based on the response (presence / absence) from the non-contact IC card 146 as described above, the CPU 131 determines in step S25 in FIG. 12 that the approached non-contact IC card 146 is an IC card of the type targeted for the application. It is determined whether or not there is. If the reader device 37 acquires the IC card information supplied from the non-contact IC card 146 and determines that the IC card is the target type of IC card, the CPU 131 advances the process to step S26 and controls the reader device 37. Then, history information on the settlement history, the balance of electronic money, and the like is obtained from the non-contact IC card 146.
[0111]
Then, in step S27, the CPU 131 turns off the power of the reader device 37 for which the communication process has been completed. In step S28, the mode is changed from the current polling mode to the balance display mode, and the polling process ends.
[0112]
In step S25, the type of the non-contact IC card 146 which is not the target of the application because a response to the request for the IC card information is not obtained from the non-contact IC card 146 or an error response is obtained from the non-contact IC card 146. If it is determined that the IC card is not the IC card, the CPU 131 advances the process to step S29, and supplies a non-target type of encryption key (decryption key) in the same manner as in the case of step S24 described above. Requests the type of IC card information. If a request is made for a plurality of types, the CPU 131 repeats the process of step S29 for each type.
[0113]
In step S30, a response to the above-described process is obtained from the non-contact IC card 146, and when it is determined that the IC card is not a target type, the CPU 131 advances the process to step S31, and terminates the communication with the reader device. Power off 37.
[0114]
It should be noted that the identification process of a type of IC card not targeted for the application may not be performed. In this case, if it is determined in step S25 that the non-contact IC card 146 approached is a type of IC card that is not the target of the application, the CPU 131 omits steps S29 and S30 and proceeds to step S31. The power of the reader device 37 for which the communication process has been completed is turned off.
[0115]
The CPU 131 that has completed the process in step S31 displays a reading error screen as shown in FIG. 16 on the LCD 28 in step S32.
[0116]
In FIG. 16, a reading error screen 282 is displayed on the LCD 28. On the reading error screen 282, a message “Reading failed. Check that the card is compatible with IC card viewer A and hold the card correctly to the reader unit” and an OK button 283 pressed by the user after confirming Is displayed.
[0117]
In step S33 of FIG. 12, the CPU 131 controls the touch panel 36 to determine whether or not the user has pressed the OK button 283, and waits until determining that the user has pressed the OK button 283.
[0118]
If the user presses the OK button 283 and determines that a reading error has been confirmed, the CPU 131 turns on the power of the reader device 37 in step S34, returns the process to step S22, and performs the subsequent processes. repeat.
[0119]
If it is determined in step S23 that there is no communicable IC card, the CPU 131 advances the process to step S41 in FIG. 13, and determines whether a predetermined time has elapsed.
[0120]
If it is determined that the predetermined time has elapsed, the CPU 131 advances the process to step S42, turns off the power of the reader device 37, and displays a card detection error screen as shown in FIG. indicate.
[0121]
In FIG. 17, the LCD 28 displays a card detection error screen 284. On the card detection error screen 284, a message “Card not found. Application is quit, is it OK?” And the user presses to instruct termination of the application (IC card viewer A). An OK button 285 and a cancel button 286 for canceling the end of the application (IC card viewer A) when pressed by the user are displayed.
[0122]
In step S44, the CPU 131 controls the touch panel 36 to determine whether or not the user has pressed the OK button 285 in FIG. 17 to instruct whether or not to terminate the application. In, after terminating the application and shifting to the off mode 261, the polling process is terminated.
[0123]
If it is determined in step S44 that the user has not pressed the OK button 285 and the end has not been instructed, the CPU 131 proceeds to step S46, and the user presses the cancel button 286. It is determined whether the termination of the application has been canceled and an instruction to restart polling has been issued. If it is determined that the user has not pressed the cancel button 286 and has not instructed to restart polling, the CPU 131 returns the process to step S44 and repeats the subsequent processes. Then, in step S46, if the user presses the cancel button 286 and determines to restart polling, the CPU 131 returns the process to step S34 in FIG. 12, and repeats the subsequent processes.
[0124]
That is, the CPU 131 waits until the user operates the OK button 285 or the cancel button 286 on the card detection error screen 284 of FIG. 17, and executes the processing based on the instruction corresponding to the button when pressed. I do.
[0125]
If it is determined in step S30 in FIG. 12 that the non-contact IC card 146 approaching the reader device 37 is not an IC card of a type that is not an application target, the process proceeds to step S42 in FIG. The subsequent processing is repeated.
[0126]
If it is determined in step S41 that the predetermined time has not elapsed, the CPU 131 advances the process to step S47, and determines whether or not an instruction to shift to the history deletion mode 265 in FIG. Determine whether or not.
[0127]
If it is determined that the user has operated the PDA 1 to instruct the transition to the history deletion mode 265, the CPU 131 advances the process to step S48, turns off the power of the reader device 37, and in step S49, After shifting to H.265, the polling process ends. The history deletion mode 265 will be described later.
[0128]
If it is determined in step S47 that the shift to the history deletion mode has not been instructed, the CPU 131 returns the process to step S22 in FIG. 12 and repeats the subsequent processes.
[0129]
In other words, in the polling process, the CPU 131 waits until an communicable IC card is present while outputting an IC card detection signal. If no communicable IC card is detected for a predetermined time, the card detection error screen 284 is displayed. Is displayed on the LCD 28, and an instruction from the user is accepted.
[0130]
At this time (when the non-contact IC card 146 is not in proximity to the reader device 37), when the user instructs to shift to the history deletion mode, the CPU 131 shifts to the history deletion mode.
[0131]
If a communicable IC card is detected, the CPU 131 determines the type of the IC card, and if it corresponds to an application, acquires history information from the non-contact IC card 146 and shifts to the balance display mode. I do.
[0132]
When determining that the approached non-contact IC card 146 does not correspond to the application, the CPU 131 displays a reading error screen 282 and accepts a user instruction.
[0133]
That is, the CPU 131 executes a process corresponding to the type of each card, such as displaying a different screen on the LCD 28 depending on the type of the non-contact IC card 146 detected by the reader device 37. Thus, when an error occurs, the CPU 131 can cause the LCD 28 to display the cause of the error in more detail, and the user can easily understand what illegal processing has been performed and use a more appropriate method. Can respond.
[0134]
As shown in FIG. 9, in order to start the application from the off mode 261 in which the application is not started, and to execute various processes such as display of a history and display of a balance, which will be described later, the user needs to In the polling mode 262, a polling process as shown in the flowcharts of FIGS. 12 and 13 must be performed to detect a valid non-contact IC card 146.
[0135]
As a result, as described later, it is possible to prevent the history information of the non-contact IC card 146 managed by the PDA 1 and displayed on the LCD 28 from being illegally viewed by a third party.
[0136]
As described above, the CPU 131 has shifted from the polling mode 262 of FIG. 9 to the balance display mode 263. The CPU 131 next updates the latest electronic money charged in the non-contact IC card 146 based on the acquired history information. Execute balance display processing for displaying balance information.
[0137]
The balance display processing by the PDA 1 will be described with reference to the flowcharts of FIGS. The description will be given with reference to FIGS. 20 to 23 as necessary.
[0138]
First, in step S61, the CPU 131 displays a balance display screen as shown in FIG. 20 on the LCD 28, and in step S62, the IC card information and the history information acquired from the non-contact IC card 146 proximate to the reader device 37. In step S63, the display control unit 136 is controlled to display the generated balance display information on the balance display screen. In step S64, predetermined balance display information is generated. The display start sound is output from the speaker.
[0139]
20, the balance display screen 291 displayed on the LCD 28 is approached based on the IC card information requested and acquired in step S24 of FIG. 12 and the history information acquired by the processing of step S26 in FIG. Card number information on the ID number (No: 2222-1111-2221-1111) of the contactless IC card 146 and the balance of the electronic money currently charged in the contactless IC card 146 (current value balance $ 407). 292 are displayed. With this display, the user can grasp the current balance of the non-contact IC card 146.
[0140]
The balance display screen 291 further includes a return button 293 for instructing the transition to the polling mode when the user presses (tap), and a transition to the history display / save mode when the user presses (tap). Is displayed.
[0141]
At the top of the balance display screen 291, a timeout counter 295 indicating the remaining display time of the balance display screen 291 is displayed. The balance display screen 291 is displayed for a predetermined time (for example, 30 seconds). The timeout counter 295 is composed of an indicator whose display changes each time the remaining display time is reduced, and a message of “T seconds to complete the display” (T is the remaining time (in the example of FIG. 20, in seconds)). Have been. The display of the timeout counter 295 allows the user to grasp the remaining display time of the balance display screen 291.
[0142]
As described later, the user presses the return button 293 within a predetermined time (for example, 30 seconds) after the above-described balance display screen 291 is displayed, and instructs to shift to the polling mode. , The history button 294 is pressed to instruct the shift to the history display / save mode.
[0143]
When the display time of the balance display screen 291 exceeds a predetermined time (for example, 30 seconds), a display end screen as described later is displayed on the LCD 28.
[0144]
In the lower right corner of the LCD 28 in FIG. 20, a display switching button 291A for switching the display of the displayed balance display screen 291 to the display as shown in FIG. 21 by pressing (tapping) by the user is displayed. Have been. When the balance display screen 291 is displayed as shown in FIG. 20, an upward arrow is displayed on the display switching button 291A.
[0145]
21, a balance display screen 291 and a character input area 29 are displayed on the LCD 28 at the same time. In the state as shown in FIG. 21, a downward arrow is displayed on the display switching button 291A. In this state, when the user operates the display switching button 291A (tap on the display switching button 291A of the LCD 28), the CPU 131 controls the display control unit 136 to switch the display of the LCD 28, and FIG. A balance display screen 291 as shown is displayed.
[0146]
Returning to FIG. 18, the CPU 131 having displayed the balance display screen 291 as described above through the processing of steps S61 to S64 advances the processing to step S65 and controls the display of the timeout counter 295 on the balance display screen 291. The processing is executed, and the processing related to the display time count is performed.
[0147]
Then, in step S66, the CPU 131 determines whether or not a predetermined time (for example, 30 seconds) has elapsed. If it is determined that the predetermined time has not elapsed, the process proceeds to step S67.
[0148]
In step S67, the CPU 131 determines whether or not an instruction to shift to the polling mode has been given by the user, and the user has not pressed the return button 293 of FIG. 20 (or FIG. 21) (the return button 293 of the LCD 28). If it is determined that the transition to the polling mode has not been instructed, the process proceeds to step S68.
[0149]
In step S68, the CPU 131 determines whether or not the user has instructed the transition to the history display / save mode, and determines that the user has not pressed the history button 294 in FIG. If it is determined that the transition to the history display / save mode has not been instructed (ie, the history button 294 has not been tapped), the process proceeds to step S69.
[0150]
In step S69, the CPU 131 determines whether or not the user has instructed to switch the display of the balance display screen 291. The user presses the display switch button 291A in FIG. 20 (or FIG. 21) (display on the LCD 28). If it is determined that the switching of the display of the balance display screen 291 has been instructed, the process proceeds to step S70. After switching the balance display screen 291 as described above, the process proceeds to step S65. And repeat the subsequent steps.
[0151]
If it is determined in step S69 that the user has not pressed the display switching button 291A in FIG. 20 (or FIG. 21) and that switching of the display of the balance display screen 291 has not been instructed, the CPU 131 proceeds to step S70. The process is omitted, the process returns to step S65, and the subsequent processes are repeated.
[0152]
As described above, the CPU 131 controls the display control unit 136 to repeat the processing of steps S65 to S70, and causes the LCD 28 to display the balance display screen 291 for a predetermined time (for example, 30 seconds).
[0153]
In step S67, if the user presses the return button 293 in FIG. 20 (or FIG. 21) (tap on the return button 293 on the LCD 28) and determines that the shift to the polling mode has been instructed, the CPU 131 Then, the process proceeds to step S71, the mode is shifted from the current mode, the balance display mode 263 in FIG. 9, to the polling mode 262, and the balance display process ends.
[0154]
In step S68, if the user presses the history button 294 in FIG. 20 (or FIG. 21) (tap the history button 294 on the LCD 28) and determines that the transition to the history display / save mode has been instructed, the CPU 131 Advances the process to step S72, shifts the mode from the current mode, the balance display mode 263 in FIG. 9, to the history display / save mode 264, and ends the balance display processing.
[0155]
After the balance display screen 291 is displayed for a predetermined time as described above, if it is determined in step S66 that the predetermined time has elapsed, the CPU 131 advances the processing to step S81 in FIG.
[0156]
In step S81 of FIG. 19, the CPU 131 controls the display control unit 136 to cause the LCD 28 to display a display end screen as shown in FIG. 22 instead of the balance display screen 291 displayed on the LCD 28.
[0157]
In FIG. 22, on the display end screen 296 displayed on the LCD 28, a message 297 of "Display ended" and "If you want to display again, perform the operation again" is displayed. From this message 297, the user can know that the balance display has been completed, and can understand the operation to be performed next.
[0158]
On the display end screen 296, in addition to the message 297, a return button 293, a history button 294, and a timeout counter 295 are displayed.
[0159]
The history button 294 is displayed in a state where the user cannot press it. Even if the user taps on the history button 294 of the LCD 28, the history button 294 on the balance display screen 291 in FIG. 20 (or FIG. 21) is displayed. The transition to the history display / save mode is not performed as in the above. The timeout counter 295 is displayed in a time-out state.
[0160]
That is, when instructing the transition to another mode on the display end screen 296, the user can only instruct the transition to the polling mode by pressing the return button 293.
[0161]
Note that a display switching button 296A that switches the display of the display end screen 296 when pressed by the user is displayed at the lower right end of the LCD 28 in FIG. In the state of FIG. 22, an upward arrow is displayed on the display switching button 296A, and when the user presses the display switching button 296A, the display end screen 296 is switched to a display as shown in FIG. The display end screen 296 and the character input area 29 are simultaneously displayed on the LCD 28.
[0162]
At this time, a downward arrow is displayed on the display switching button 296A, and when the user presses the display switching button 296A, the CPU 131 controls the display control unit 136 to display the display end screen 296 in FIG. Switch to a display that looks like
[0163]
That is, every time the user presses the display switching button 296A, the display size of the display end screen 296 changes, and the display is alternately switched to the display as shown in FIG.
[0164]
Returning to FIG. 19, the CPU 131 that has displayed the above-described display end screen 296 on the LCD 28 by the processing of step S81 determines in step S82 whether or not the user has instructed to shift to the polling mode.
[0165]
If the CPU 131 determines that the user has not pressed the return button 293 in FIG. 22 (or FIG. 23) and has not been instructed to shift to the polling mode, the CPU 131 advances the process to step S83, where It is determined whether switching has been instructed.
[0166]
When the user presses the display switching button 296A of FIG. 22 (or FIG. 23) (by tapping the display switching button 296A of the LCD 28) and determines that the display switching of the display end screen 296 has been instructed, In step S84, the CPU 131 controls the display control unit 136, and the display of the display end screen 296 displayed on the LCD 28 is in the state of FIG. In this case, the state is switched to the state of FIG. 22, the processing returns to step S82, and the subsequent processing is repeated.
[0167]
If it is determined in step S83 that the display switching has not been instructed, the CPU 131 omits the process in step S84, returns to step S82, and repeats the subsequent processes.
[0168]
As described above, the CPU 131 waits until the user presses the return button 293 while repeating the processing of steps S82 to S84.
[0169]
If it is determined in step S82 that the user presses the return button 293 (by tapping on the return button 293 of the LCD 28), the CPU 131 determines that the transition to the polling mode has been instructed. Proceeding to S71, the mode is shifted from the current mode, the balance display mode 263 in FIG. 9, to the polling mode 262, and the balance display processing ends.
[0170]
As described above, in the balance display mode of FIG. 9, the CPU 131 executes the above-described balance display processing, and stores the balance information of the non-contact IC card 146 approaching the reader device 37 for a predetermined time (for example, (For 30 seconds), display on the LCD 28. Then, when a predetermined time has elapsed, the CPU 131 controls the display control unit 136 to display a display end screen 296 on the LCD 28 instead of the balance display screen 291.
[0171]
By doing so, the user can bring the non-contact IC card 146 close to the reader device 37 in the polling mode and read the IC card information and the history information into the PDA 1 only for a predetermined time. Since the balance information is not displayed, it is possible to prevent a third party from viewing the balance information by, for example, leaving the PDA 1 with the balance information displayed.
[0172]
Further, as described later, in order to browse the history information and the like read into the PDA 1, the user must press the history button 294 on the balance display screen 291 described above. Therefore, by restricting the display time of the balance display screen 291 as described above, for example, it is possible to prevent the user from viewing the balance information while leaving the PDA 1 and viewing the balance information by a third party. Can be.
[0173]
That is, the PDA 1 cannot shift from the polling mode 262 of FIG. 9 to the history display / save mode 264 without going through the balance display mode 263, and furthermore, the display time of the balance display screen 291 displayed in the balance display mode 263. , The PDA 1 can more safely manage and display the IC card information and the history information of the non-contact IC card 146 read in the polling mode 262.
[0174]
In the above balance display processing, the PDA 1 that has shifted from the balance display mode 293 of FIG. 9 to the history display / save mode 294 by the processing of step S72 of FIG. 18 displays and saves the history information of the non-contact IC card 146. A history information display / save process is executed.
[0175]
The history information display / storage process by the PDA 1 will be described with reference to the flowcharts of FIGS. The description will be given with reference to FIGS. 26 to 31 as necessary.
[0176]
First, in step S101, the CPU 131 displays a history display screen. In step S102, the CPU 131 controls the storage unit 139 and the like, and the history information corresponding to the IC card information acquired from the non-contact IC card 146 in the polling mode 262 is stored in the history information database configured in the storage unit 139 and the like. Determine whether it exists.
[0177]
The PDA 1 stores the history information acquired from the non-contact IC card 146 in a predetermined storage area such as the storage unit 139, the memory card 143 mounted in the slot 64, the RAM 133, or the like, as described later. Create and store a database.
[0178]
In step S102, the CPU 131 refers to the database, and the history information corresponding to the currently acquired IC card information (the non-contact IC card 146 from which the IC card information has been read) has been read before, and is stored in the database. It is determined whether or not it has been registered.
[0179]
If it is determined that the corresponding history information exists in the database, the CPU 131 proceeds to step S103, acquires the history information from the database, and uses the predetermined history key obtained in step S104 by using a predetermined encryption key (decryption key). Decrypt.
[0180]
When registering the IC card information and the history information obtained from the non-contact IC card 146 in the database, the PDA 1 encrypts the IC card information and the history information and then stores them in the above-mentioned predetermined storage area. Thereby, it is possible to prevent the stored information from being read illegally, and it is possible to safely manage the IC card information, the history information, and the like.
[0181]
The CPU 131 that has decoded the history information acquired from the database proceeds to step S105, and displays the latest display using the IC card information and history information acquired from the non-contact IC card 146, the history information acquired from the database, and the like. Create history information for
[0182]
Then, in step S106, the CPU 131 performs a mark process as described below on the unsaved history information composed of the history information obtained from the non-contact IC card 146, and in step S107, the display created as described above. The control unit 136 controls the display control unit 136 to display the history information on the history display screen.
[0183]
If it is determined in step S102 that history information corresponding to the IC card information acquired from the non-contact IC card 146 does not exist in the database, the CPU 131 omits steps S103 and S104, and proceeds to step S105. Then, the latest display history information is created using the IC card information and the history information obtained from the non-contact IC card 146, and in step S106, the unsaved history information (all the history information) is marked. In S107, the created display history information is displayed.
[0184]
FIG. 26 is a schematic diagram illustrating a configuration example of a history display screen displayed on the LCD 28.
[0185]
In FIG. 26, on a history display screen 301 displayed on the LCD 28, a history information list 302 including remarks including a transaction date and time of the commercial transaction, a handling amount in the commercial transaction, transaction details, and the like is displayed. ing.
[0186]
In the history information list 302, each piece of history information is arranged and displayed from the top in the new order. For example, the history information in the third line from the top is 11:09 on November 1, 2002 (02/11 / 01 11:09) indicates that there was a withdrawal of 441 yen ($ 441).
[0187]
In the history information list 302, the unsaved history information is displayed with a predetermined mark 303 added to the left end. In the case of FIG. 26, rectangular marks 303 are displayed for all six items in the history information list 302, and all of these pieces of history information are constituted by history information read from the non-contact IC card 146 this time. It is shown that.
[0188]
By the way, although not displayed on the history display screen 301, each history information included in the history information of the non-contact IC card 146 (and the history information managed in the database) is assigned an ID number. The history information can identify the order of the corresponding non-contact IC card 146.
[0189]
Since the storage area of the non-contact IC card 146 is very small, the non-contact IC card 146 can store only a predetermined number of pieces of history information (for example, six pieces). Therefore, when the number of commercial transactions exceeds the number (for example, six), the non-contact IC card 146 deletes the oldest history information and stores the latest history information. That is, the contactless IC card 146 always stores a predetermined number (for example, six) of the latest history information.
[0190]
Therefore, the history information read from the non-contact IC card 146 by the PDA 1 is also a predetermined number (for example, six) of the latest history information, and the history information is continuous with the history information already registered in the database. Not necessarily. In such a case, when the history information is registered in the database, the history information that is discontinuous in the database (the assigned ID number is discontinuous) is registered in the database.
[0191]
As described above, when the ID numbers of the respective pieces of history information of the history information of the history information list 302 are not continuous, that is, when there is history information that has been deleted and not left, the history information list of the history display screen 301 is displayed. A dotted line may be displayed at a portion corresponding to 302.
[0192]
If all the history information in the history information list 302 cannot be displayed on the history display screen 301 at one time, a scroll bar or the like may be displayed so that the user can scroll the history information list 302. Further, the font size of the history information list 302 may be changed according to the number of items to be displayed.
[0193]
At the bottom of the history display screen 301, a return button 304 for instructing a shift to the balance display mode 263 when pressed by the user, and history information displayed on the history display screen 301 when pressed by the user. A save button 305 for instructing saving of the history information of the list 302 in the database is displayed.
[0194]
Further, in addition to the above, on the history display screen 301, the ID number of the non-contact IC card 146 corresponding to the displayed history information, the balance information of the electronic money currently charged, and the history display screen 301 , The total number of records in the history information list 302 displayed on the screen are displayed.
[0195]
In FIG. 26, a display switching button 301A for instructing switching of the display size of the history display screen 301 when pressed by the user is displayed at the lower right end of the LCD 28. When the history display screen 301 is displayed on the entire LCD 28 as shown in FIG. 26, an upward arrow is displayed on the display switching button 301A, and in this state, when the user presses the display switching button 301A (the display on the LCD 28). When the user taps on the display switching button 301A), the CPU 131 controls the display control unit 136 to switch the display of the history display screen 301 to a display as shown in FIG.
[0196]
27, a history display screen 301 and a character input area 29 are displayed on the LCD 28. The history display screen 301 in FIG. 27 is different from the history display screen in FIG. 26 only in the display size, and the configuration is basically the same as that in FIG. However, in the case of the history display screen 301 in FIG. 27, since the column for displaying the history information list 302 is smaller than that in FIG. 26, the number of cases that can be displayed simultaneously is different from that in FIG.
[0197]
In the case of FIG. 27, a downward arrow is displayed on the display switching button 301A. In this state, when the user presses the display switching button 301A (when the user taps the display switching button 301A on the LCD 28), the CPU 131 displays The control unit 136 is controlled to switch the display of the history display screen 301 to a display as shown in FIG.
[0198]
That is, every time the user presses the display switching button 301A, the display size of the history display screen 301 is alternately switched from the state of FIG. 26 to the state of FIG. 27 or from the state of FIG. 27 to the state of FIG. .
[0199]
When the history information read from the non-contact IC card 146 is empty, that is, when the history information is read from the non-contact IC card 146 that has never been used in a commercial transaction, the non-contact IC is naturally stored in the database. Since there is no history information corresponding to the card 146, a message 306 "No transaction history" is displayed on the history display screen 301 displayed on the LCD 28 instead of the history information list 302 as shown in FIG. Is displayed. Thus, the user can easily grasp that the history information does not exist.
[0200]
In the case of FIG. 28 as well, when the user presses the display switching button 301A, the display size of the history display screen 301 is changed and the character input area 29 is simultaneously displayed as shown in FIG. it can.
[0201]
Returning to FIG. 24, the CPU 131 that has displayed the history information by the process of step S107 advances the process to step S111 of FIG.
[0202]
In step S111, the CPU 131 determines whether to shift to the balance display mode.
[0203]
If the user determines in any of FIGS. 26 to 29 that the return button 304 has not been pressed (the tap on the return button 304 of the LCD 28 has not been tapped) and that the mode does not shift to the balance display mode, the CPU 131 determines The process proceeds to step S112, and it is determined whether saving of the history is instructed.
[0204]
When the user presses the save button 305 in any of FIG. 26 to FIG. 29 (tap on the save button 305 of the LCD 28), the CPU 131 controls the display control unit 136 to display on the LCD 28 in FIG. A history save confirmation screen like this is displayed.
[0205]
In FIG. 30, a history saving confirmation screen 307 superimposed on the history display screen 301 on the LCD 28 displays a message "Do you want to save the data read from the card in the main body?" Thus, an OK button 308 for instructing to save the history and a cancel button 309 for canceling the saving of the history when pressed by the user are displayed.
[0206]
The user presses the save button 305 on the history display screen 301 and presses the OK button on the displayed history storage confirmation screen 307 to confirm, thereby instructing to save the history.
[0207]
As described above, when it is determined that the storage of the history has been instructed, the CPU 131 advances the process to step S113, and encrypts the history information to be stored.
[0208]
In step S114, it is determined whether history information corresponding to the IC card information, that is, history information corresponding to the same non-contact IC card 146 as the history information to be stored exists in the database. In step S115, the history information in the database is updated with the saved history information. Further, in step S117, the CPU 131 updates the history information by deleting the mark of the displayed history information or the like, returns the process to step S111, and repeats the subsequent processes.
[0209]
If it is determined in step S114 that the history information corresponding to the IC card information does not exist in the database, the CPU 131 advances the process to step S116, creates new history information in the database, and displays the history information in step S117. After updating the stored history information, the process returns to step S111, and the subsequent processes are repeated.
[0210]
That is, as shown in FIG. 31, for example, history information is registered in the database 320 configured in the storage area of the storage unit 139 for each ID number of IC card information (for each corresponding non-contact IC card 146). When the latest history information is stored, the CPU 131 searches for the history information corresponding to the non-contact IC card 146 corresponding to the latest history information, and when the history information exists, the stored history information is stored. When the corresponding history information is not present, the stored history information is newly registered in association with the IC card information.
[0211]
For example, in the case of FIG. 31, the database 320 stores the history information 321 corresponding to the non-contact IC card 146 having the ID number “1111-0000-1111-0000” and the history information 321 corresponding to the ID number “2222-1111-2221-1111”. The history information 322 corresponding to the non-contact IC card 146 is included.
[0212]
When such a database 320 is instructed to save the latest history information 331 corresponding to the non-contact IC card 146 having the ID number “2222-1111-2221-1111”, the CPU 131 sends the history information from the database 320 to the database 320. 322 is searched, and the history information 331 is updated using the history information 331.
[0213]
Further, when an instruction to save the latest history information 332 corresponding to the non-contact IC card 146 having the ID number “5555-7777-5555-7777” is given to the database 320, the CPU 131 stores the database 320 in the database 320. The search is performed, but since there is no history information corresponding to the history information 332, the history information 332 is newly generated and registered in the database 320.
[0214]
By the way, if it is determined in step S112 that the user does not press the save button 305 on the history display screen 301, or if the user presses the cancel button 309 on the history save confirmation screen 307 and save of the history is not instructed, The CPU 131 returns the process to step S111, and repeats the subsequent processes.
[0215]
As described above, the CPU 131 repeats the processing of steps S111 to S117 to perform the processing on the history display screen 301.
[0216]
Further, in step S111, when the user presses the return button 304 and determines that the mode shifts to the balance display mode, the CPU 131 advances the process to step S118, shifts to the balance display mode, and ends the history information display / save processing. I do.
[0219]
As described above, since the PDA 1 saves the history information read from the non-contact IC card 146, the user can view past history information other than the history information recorded on the non-contact IC card 146. Can be.
[0218]
Further, the PDA 1 stores the history information acquired from the non-contact IC card 146 as information for each corresponding non-contact IC card 146 in the database 320 generated in the storage unit 139 or the like. As described above, the PDA 1 automatically generates the database 320 including the history information for each corresponding non-contact IC card 146, so that the history information and the like can be managed more safely and more easily. it can.
[0219]
Further, in the PDA 1, when the user brings the contactless IC card 146 close to the reader device 37 in the polling mode 262 and presses the history button 294 on the balance display screen 291 displayed for a predetermined time in the balance display mode 263. Only the history information corresponding to the non-contact IC card 146 approaching the reader device 37 is displayed on the history display screen 301, so that unauthorized viewing of the history information by a third party can be suppressed. , Can be displayed more safely.
[0220]
By the way, in the polling mode 262 in FIG. 9, when the mode is shifted to the history deletion mode 265 by the processing in step S49 in FIG. 13, the PDA 1 stores the history information registered in the database 230 formed in the storage area such as the storage unit 139. Execute the history deletion process to delete.
[0221]
The history deletion processing by the PDA 1 will be described with reference to the flowcharts of FIGS. Also, description will be made with reference to FIGS. 34 to 38 as necessary.
[0222]
First, in step S131, the CPU 131 controls the display control unit 136 to display a history deletion screen. In step S132, the CPU 131 controls a portion including the storage area in which the database is formed, such as the storage unit 139, and Display the history list registered in the database on the delete screen.
[0223]
FIG. 34 is a schematic diagram showing a configuration example of a history deletion screen displayed on the LCD 28.
[0224]
In FIG. 34, on the history deletion screen 341 displayed on the LCD 28, the above-described history list is displayed as history information 342 for each corresponding non-contact IC card 146 (as history information 342 for each ID number).
[0225]
The history information 342 includes the date and time when the history was last registered, the balance information at that time, the number of registered histories, the ID number of the corresponding contactless IC card, and the like.
[0226]
In addition, the history information 342 is provided with a check box 343 so that the user can select the history information 342 to be deleted as described later.
[0227]
If all the history information 342, that is, the number of history items in the history information list registered in the database is too large and cannot be displayed on the history deletion screen 341 at the same time, a scroll bar is displayed, and the user deletes the history deletion screen 341. May be scrolled. In addition, the font size of the history information 342 may be changed according to the number of displayed history information 342, or the history information 342 displayed at one time is displayed as one page and displayed in page units. You may do so. In that case, a switching button for switching the page to be displayed (history information 342) is separately provided.
[0228]
At the bottom of the history deletion screen 341, when the user presses, all the check boxes 343 are checked, and when the user presses the check box 343, all the selection information is selected. A selection release button 345 for releasing all the checks, a delete button 346 for deleting the history information 342 whose check box 343 is checked when pressed by the user, and a cancel for stopping the history deletion processing when pressed by the user A button 347 is provided.
[0229]
A display switching button 341A for switching the display size of the history deletion screen 341 when the user presses the lower right corner of the LCD 28 is provided. When the user presses the display switching button 341A in the state of FIG. As shown in FIG. 35, the display size of the history deletion screen 341 is switched, and the history deletion screen 341 and the character input area 29 are displayed on the LCD 28 at the same time.
[0230]
When the user presses the display switching button 341 in the state of FIG. 35, the display size of the history deletion screen 341 is switched to the state shown in FIG.
[0231]
Returning to FIG. 32, in step S133, the CPU 131 that has completed the processing in step S132 checks the check box 343 on the history deletion screen 341 (when the check box 343 is unchecked, the user checks the check box on the LCD 28). 343), or the user unchecks the check box 343 on the history deletion screen 341 (the user taps on the check box 343 on the LCD 28 while the check box 343 is already checked). It is determined whether or not the history check has been updated.
[0232]
If it is determined that the history check has been updated, the CPU 131 updates the information on the deletion candidate held in the RAM 133 or the like in step S134. The CPU 131 lists the histories for which the check boxes 343 are checked as deletion candidates and holds the histories in the RAM 133 or the like. When deleting histories, as described later, the histories listed in the deletion candidates are deleted. I do. In step S134, the CPU 131 updates the information on the deletion candidate in accordance with the update of the state of the check box 343 by the user.
[0233]
Having updated the deletion candidate, the CPU 131 advances the process to step S135.
[0234]
If it is determined in step S133 that the history check has not been updated, the CPU 131 skips step S134 and proceeds to step S135.
[0235]
In step S135, the CPU 131 determines whether to perform the collective check based on the collective check instruction input when the user presses the select all button 344.
[0236]
If it is determined that the user has pressed the select all button 344 and instructed a batch check, the CPU 131 sets all check boxes 343 to the checked state in step S136, and adds all histories to the above-described deletion candidates. . After completing the process in step S136, the CPU 131 advances the process to step S137.
[0237]
If the user has not pressed the all-selection button 344 in step S135 and determines not to perform the batch check, the CPU 131 skips step S136 and proceeds to step S137.
[0238]
In step S137, the CPU 131 determines whether or not the user has pressed the selection release button 345, and determines whether or not to release the batch. When the user presses the selection release button 345 to instruct the release of the check of all the check boxes 343, and based on the instruction, determines that the batch release is performed, the CPU 131 determines in step S138 that all the check boxes 343 are unchecked. The state is set to an unchecked state, all histories are deleted from deletion candidates, and the process proceeds to step S139.
[0239]
If it is determined in step S137 that the user has not pressed the selection release button 345 and the batch release is not to be performed, the CPU 131 skips step S138 and proceeds to step S139.
[0240]
In step S139, the CPU 131 determines whether the user has pressed the delete button 346, and determines whether to delete the history.
[0241]
If the user has not pressed the delete button 346, has not been instructed to delete the history, and determines not to delete the history, the CPU 131 advances the process to step S140, and determines whether to cancel the deletion process. judge.
[0242]
If the user has not pressed the cancel button 347 and determines not to cancel the deletion process, the CPU 131 returns the process to step S133 and repeats the subsequent processes.
[0243]
Further, in step S140, when the user has pressed the cancel button 347 to instruct the deletion process to be stopped, and based on the instruction, the CPU 131 determines in step S141 that the deletion of the current history is to be stopped. The mode shifts from the deletion mode 265 to the polling mode 262, and the history deletion processing ends.
[0244]
By the way, in step S139, when the user has pressed the delete button 346 to instruct deletion of the history, and based on the instruction, it is determined that the history is to be deleted, the CPU 131 shifts the processing to step S151 in FIG. Proceed.
[0245]
In step S151 of FIG. 33, the CPU 131 determines whether or not a history exists in the deletion candidates held in the RAM 133, and when it is determined that the history exists, that is, when there is a history in which the check box 343 is checked. In step S152, the display control unit 136 is controlled to display a deletion confirmation screen as shown in FIG.
[0246]
In FIG. 37, a deletion confirmation screen 351 superimposed on the history deletion screen 341 displayed on the LCD 28 includes a message "Delete history data from the main body. Are you sure?" Is not deleted. "Is displayed, so that it is possible to easily understand that the user is performing the operation of deleting the history stored in the PDA 1. .
[0247]
The deletion confirmation screen 351 is provided with an OK button 352 for deleting history data from the database when pressed by the user, and a cancel button 353 for stopping deletion of history data when pressed by the user. I have.
[0248]
In step S153, the CPU 131 displaying the above-described deletion confirmation screen 351 determines whether or not the user has pressed the OK button 352 to delete the history. In step S154, the history data of the deletion candidate is deleted from the database, and in step S155, the display control unit 136 is controlled to display a deletion completion confirmation screen as shown in FIG.
[0249]
In FIG. 38, on the deletion completion confirmation screen 354 displayed on the LCD 28 superimposed on the history deletion screen 341, the message “Data deletion has been completed” and the user presses the confirmation message. OK button 355 for notifying the user is displayed.
[0250]
In step S156, the CPU 131 that has displayed the deletion end confirmation screen 354 determines whether or not the OK button 355 of the deletion end confirmation screen 354 has been pressed by the user to confirm that the deletion has been completed. Wait until it is determined that
[0251]
Then, when the user presses the OK button 355 and determines that the deletion end is confirmed, the CPU 131 returns the process to step S141 in FIG. 32, shifts the mode to the polling mode 262, and ends the history deletion process. .
[0252]
By the way, in step S153 in FIG. 33, it is determined that the user has not pressed the OK button 352 and the deletion of the history has not been instructed while the deletion confirmation screen 351 shown in FIG. 37 is displayed on the LCD 28. In this case, the CPU 131 advances the process to step S157, and determines whether or not the user has instructed to cancel the deletion.
[0253]
If the user determines on the deletion confirmation screen 351 shown in FIG. 37 that the user has not pressed the cancel button 353 and has not instructed to cancel deletion, the CPU 131 returns the process to step S153, and performs the subsequent processes. repeat.
[0254]
That is, while the deletion confirmation screen 351 of FIG. 37 is displayed on the LCD 28, the CPU 131 waits until the user presses the OK button 352 or the cancel button 353 while repeating the processing of steps S153 and S157.
[0255]
If it is determined in step S157 that the user has pressed the cancel button 353 and instructed to cancel deletion, the CPU 131 controls the display control unit 136 to delete the deletion confirmation screen 351 in FIG. The process returns to step S140, and the subsequent processes are repeated.
[0256]
After the user instructs to delete the history, in step S151 in FIG. 33, when it is determined that the history does not exist in the deletion candidate (when there is no check box 353 in a checked state), the CPU 131 The process advances to step S158 to control the display control unit 136 to cause the LCD 28 to display a deletion error screen as shown in FIG.
[0257]
In FIG. 36, a deletion error screen 348 superimposed on the history deletion screen 341 and displayed on the LCD 28 displays a message “Please select a card history before execution.” An OK button 349 for confirming that the error has occurred is displayed.
[0258]
The CPU 131 displaying the deletion error screen 341 waits until the user presses the OK button 349. When the user presses the OK button 349, the process returns to step S140 in FIG. 32, and the subsequent processes are repeated.
[0259]
As described above, the history deletion process is performed in the history deletion mode 265. Thereby, the PDA 1 can delete the history registered in the database based on the user's instruction.
[0260]
Note that, as described above, the above-described history deletion processing can be executed based on a user's instruction without the user bringing the non-contact IC card 146 close to the reader device 37 in the polling mode 262. . This allows the user to more easily delete the history information recorded on the PDA 1.
[0261]
Also, as described above, in the history deletion processing, the confirmation screen is displayed many times. This can prevent the user from accidentally deleting the history information, prolong the working time, and suppress unauthorized deletion by a third party.
[0262]
As described above, the PDA 1 can use the reader device 37 to read, manage, and display the history information of the non-contact IC card 146 more safely and more suitably.
[0263]
A plurality of applications can be stored in a storage area such as the storage unit 139 of the PDA 1 as long as the storage capacity permits. As shown in FIG. 2, the user selects and selects one of the applications. Can be executed.
[0264]
That is, the PDA 1 can store an application for another type of non-contact IC card 146 in addition to the application for managing and displaying the history information of the specific non-contact IC card 146 described above.
[0265]
By doing so, the user can select an application to be activated according to the type of the non-contact IC card 146, and the PDA 1 can support a plurality of non-contact IC cards 146.
[0266]
In such a case, the process executed by the corresponding application may be different depending on the type of the non-contact IC card 146.
[0267]
Hereinafter, an application (IC card viewer B) that performs processing different from that of the above-described application (IC card viewer A) will be described.
[0268]
In the case of the IC card viewer B, unlike the case of the IC card viewer A, the PDA 1 uses the reader device 37 to read history information and the like stored in the non-contact IC card 146 approached, and read the non-contact IC. Only the balance information of the electronic money charged in the card 146 is displayed.
[0269]
Also in the case of executing this application (IC card viewer B), the CPU 131 transitions among a plurality of modes and performs processing corresponding to each mode in each mode, as in the case of the above-described application (IC card viewer A). Do.
[0270]
FIG. 39 is a diagram showing a state of mode transition by execution of an application (IC card viewer B).
[0271]
In FIG. 39, the CPU 131 executes the application (IC card viewer B), shifts from the off mode 361 in which the application is not executed to the polling mode 362, controls the reader device 37, and approaches the reader device 37. A process for detecting the non-contact IC card 146 performed is performed.
[0272]
Then, the PDA 1 shifts to the balance display mode 363 based on the user's instruction, and displays the acquired balance information on the LCD 28.
[0273]
That is, in the case of this application (IC card viewer B), unlike the case of FIG. 9, there is no mode corresponding to the history display / save mode 264 and the history deletion mode 265.
[0274]
In the off mode 361, the power of the reader device 37 is off, and the PDA 1 does not perform communication with the non-contact IC card 146 or display history information on the LCD 28.
[0275]
In the off mode 361, when the user operates the touch pen 35 and presses the soft button 41-11 of "IC card viewer B" on the GUI shown in FIG. The information is supplied to the CPU 131 via the bus 134. The CPU 131 reads out and executes an application (IC card viewer B) stored in the storage unit 139 or the like corresponding to the operation based on the operation.
[0276]
The startup process executed by the CPU 131 at this time is the same as the startup process described with reference to the flowchart of FIG.
[0277]
That is, when the application (IC card viewer B) is started, the CPU 131 performs initialization processing of the reader device 37, shifts to the polling mode when the initialization processing is completed normally, and displays an error screen when the initialization processing fails. Is displayed, and the application (IC card viewer B) ends.
[0278]
The CPU 131 of the PDA 1 that has performed the above-described startup processing and transitioned from the off mode 361 to the polling mode 362 in FIG. 39 then performs processing for detecting the approached non-contact IC card 146.
[0279]
The polling process executed in the polling mode 362 is basically the same as the case described with reference to the flowcharts of FIGS.
[0280]
That is, first, in step S21, the CPU 131 controls the display control unit 136 to cause the LCD 28 to display an initial screen 371 as shown in FIG.
[0281]
In FIG. 40, on the initial screen 381, a message "Please hold the card over the reader unit so as not to cover the logo." Is displayed, and the user inserts the non-contact IC card 146 into the reader device according to the message. 37.
[0282]
A display switching button 371A of an upward arrow is displayed on the lower right side of the initial screen 281. The user presses the display switching button 371A (the user taps the display switching button 371A with the touch pen 35). The CPU 131 controls the display control unit 136 to switch the display size of the initial screen 371 so that the LCD 28 can simultaneously display the initial screen 371 and the character input area 29 as shown in FIG. it can.
[0283]
In the state of FIG. 41, when the user presses the display switch button 371A of the downward arrow, the CPU 131 controls the display control unit 136 to display the initial screen 371 on the LCD 28 in a state as shown in FIG.
[0284]
The CPU 131 that has displayed the initial screen 21 as described above controls the reader device 37 in step S22 of FIG. 12 and transmits the non-contact IC card 146 approaching the reader device 37 on the surface 13-1. , And outputs an IC card detection signal.
[0285]
In step S23, the CPU 131 determines whether or not there is a communicable non-contact IC card 146 within the communicable range. It supplies an encryption key (decryption key) corresponding to the type of card and requests IC card information.
[0286]
In step S24, the CPU 131 supplies an encryption key (decryption key) of the type targeted by the application (IC card viewer B) to the non-contact IC card 146 approached as described above, and It requests IC card information, which is information on the non-contact IC card 146, including the ID number assigned to the contact IC card.
[0287]
If the non-contact IC card 146 requested for the IC card information is an IC card of a type corresponding to the application, it is encrypted and stored using the encryption key (decryption key) supplied from the reader device 37. The decrypted IC card information is supplied to the reader device 37.
[0288]
When the non-contact IC card 146 approaching the reader device 37 is an IC card of a type that does not correspond to the application, the non-contact IC card 146 uses the encryption key (decryption key) acquired from the reader device 37 to perform encryption. Since the IC card information stored in the form of a decryption cannot be decrypted, it cannot respond to the request for the IC card information from the reader device 37 or makes an error response.
[0289]
Based on the response (presence / absence) from the non-contact IC card 146 as described above, the CPU 131 determines in step S25 in FIG. 12 that the approached non-contact IC card 146 is an IC card of the type targeted for the application. It is determined whether or not there is. If the reader device 37 acquires the IC card information supplied from the non-contact IC card 146 and determines that the IC card is the target type of IC card, the CPU 131 advances the process to step S26 and controls the reader device 37. Then, history information including balance information on the balance of electronic money and the like is obtained from the non-contact IC card 146.
[0290]
Then, in step S27, the CPU 131 turns off the power of the reader device 37 for which the communication process has been completed. In step S28, the mode is changed from the current polling mode to the balance display mode, and the polling process ends.
[0291]
In step S25, the type of the non-contact IC card 146 which is not the target of the application because a response to the request for the IC card information is not obtained from the non-contact IC card 146 or an error response is obtained from the non-contact IC card 146. If it is determined that the IC card is not the IC card, the CPU 131 advances the process to step S29, and supplies a non-target type of encryption key (decryption key) in the same manner as in the case of step S24 described above. Requests the type of IC card information. If a request is made for a plurality of types, the CPU 131 repeats the process of step S29 for each type.
[0292]
In step S30, a response to the above-described process is obtained from the non-contact IC card 146, and when it is determined that the IC card is not a target type, the CPU 131 advances the process to step S31, and terminates the communication with the reader device. 37, the power is turned off, and in step S32, a reading error screen as shown in FIG. 42 is displayed on the LCD 28.
[0293]
In FIG. 42, a reading error screen 372 is displayed on the LCD 28 so as to be superimposed on the initial screen 371. On the reading error screen 372, a message “Reading failed. Check if the card is compatible with IC card viewer B and hold the card correctly to the reader unit.” And an OK button 373 pressed by the user after confirming Is displayed.
[0294]
In step S33 of FIG. 12, the CPU 131 controls the touch panel 36 to determine whether or not the user has pressed the OK button 373, and waits until determining that the user has pressed the OK button 373.
[0295]
If the user presses the OK button 373 and determines that a reading error has been confirmed, the CPU 131 turns on the power of the reader device 37 in step S34, returns the process to step S22, and performs the subsequent processes. repeat.
[0296]
If it is determined in step S23 that there is no communicable IC card, the CPU 131 advances the process to step S41 in FIG. 13, and determines whether a predetermined time has elapsed.
[0297]
If it is determined that the predetermined time has elapsed, the CPU 131 proceeds to step S42, turns off the power of the reader device 37, and displays a card detection error screen as shown in FIG. 43 in step S43. indicate.
[0298]
In FIG. 43, the LCD 28 displays a card detection error screen 374 superimposed on the initial screen 371. On the card detection error screen 374, a message "Card not found. Application is quit, is it OK?" And the user presses it to instruct termination of the application (IC card viewer B). OK button 375 and a cancel button 376 for canceling the end of the application (IC card viewer B) when pressed by the user.
[0299]
In step S44, the CPU 131 controls the touch panel 36 to determine whether the user has pressed the OK button 375 in FIG. 43 to determine whether or not an instruction to end the application has been issued. In, after terminating the application and shifting to the off mode 361, the polling process ends.
[0300]
If it is determined in step S44 that the user has not pressed the OK button 375 and the termination has not been instructed, the CPU 131 advances the process to step S46, and the user presses the cancel button 376. It is determined whether the termination of the application has been canceled and an instruction to restart polling has been issued. If it is determined that the user has not pressed the cancel button 376 and has not instructed to restart polling, the CPU 131 returns the process to step S44 and repeats the subsequent processes. Then, in step S46, if the user presses the cancel button 376 and determines to restart polling, the CPU 131 returns the process to step S34 in FIG. 12, and repeats the subsequent processes.
[0301]
That is, the CPU 131 waits until the user operates the OK button 375 or the cancel button 376 on the card detection error screen 374 of FIG. 43, and executes the processing based on the instruction corresponding to the button when pressed. I do.
[0302]
If it is determined in step S30 in FIG. 12 that the non-contact IC card 146 approaching the reader device 37 is not an IC card of a type that is not an application target, the process proceeds to step S42 in FIG. The subsequent processing is repeated.
[0303]
If it is determined in step S41 that the predetermined time has not elapsed, the CPU 131 returns the process to step S22 in FIG. 12, and repeats the subsequent processes.
[0304]
As described above with reference to FIG. 39, in the IC card viewer B, since the history deletion mode does not exist, the processing of steps S47 to S49 in FIG. 13 is omitted.
[0305]
That is, in the polling process, the CPU 131 outputs an IC card detection signal and waits until an communicable IC card is present. If no communicable IC card is detected for a predetermined time, the card detection error screen 374 is displayed. Is displayed on the LCD 28, and an instruction from the user is accepted.
[0306]
When a communicable IC card is detected, the CPU 131 detects the type of the IC card. When the IC card corresponds to an application, the CPU 131 acquires history information from the non-contact IC card 146 and enters the balance display mode 363. Transition.
[0307]
When determining that the approached non-contact IC card 146 does not correspond to the application, the CPU 131 displays a reading error screen 372 and accepts a user instruction.
[0308]
That is, the CPU 131 executes a process corresponding to the type of each card, such as displaying a different screen on the LCD 28 depending on the type of the non-contact IC card 146 detected by the reader device 37. Thus, when an error occurs, the CPU 131 can cause the LCD 28 to display the cause of the error in more detail, and the user can easily understand what was inappropriate.
[0309]
In addition, as shown in FIG. 39, in order to start the application from the off mode 361 where the application is not started, and to execute processing such as balance display, which will be described later, the user operates the polling mode 362 in FIG. A polling process as shown in the flowchart of FIG. 13 and the valid non-contact IC card 146 must be detected.
[0310]
Thereby, it is possible to prevent the history information of the non-contact IC card 146 from being viewed by a third party.
[0311]
As described above, the CPU 131 has shifted from the polling mode 362 in FIG. 39 to the balance display mode 363. The CPU 131 next updates the latest electronic money charged in the non-contact IC card 146 based on the acquired history information. Execute balance display processing for displaying balance information.
[0312]
The balance display processing by the PDA 1 will be described with reference to the flowcharts of FIGS. 44 and 45. Further, description will be made with reference to FIGS. 46 to 49 as necessary.
[0313]
First, in step S171, the CPU 131 displays a balance display screen as shown in FIG. 46 on the LCD 28, and in step S172, the IC card information and the history information acquired from the non-contact IC card 146 approaching the reader device 37. In step S173, the display control unit 136 is controlled to display the generated balance display information on the balance display screen. In step S174, predetermined balance information is generated. The display start sound is output from the speaker.
[0314]
In FIG. 46, a balance display screen 381 displayed on the LCD 28 displays a balance (e.g., balance) of the electronic money charged to the non-contact IC card 146 in proximity based on the history information acquired by the process of step S26 in FIG. The IC card balance information 382 relating to the current card balance ($ 620) is displayed. With this display, the user can grasp the current balance of the electronic money in the non-contact IC card 146.
[0315]
The balance display screen 381 further displays a return button 383 for instructing a shift to the polling mode when pressed (tapped) by the user. As described above, since the history information of the commercial transaction is not managed or displayed in the IC card viewer B, a button corresponding to the history button 294 of the balance display screen 291 in FIG. Not provided.
[0316]
At the top of the balance display screen 381, a timeout counter 384 indicating the remaining display time of the balance display screen 381 is displayed. The balance display screen 381 is displayed for a predetermined time (for example, 30 seconds). The timeout counter 384 is composed of an indicator whose display changes each time the remaining display time is reduced, and a message of “T seconds to complete the display” (T is the remaining time (in seconds in the example of FIG. 46)). Have been. By displaying the timeout counter 384, the user can grasp the remaining display time of the balance display screen 381.
[0317]
As described later, the user presses the return button 383 within a predetermined time (for example, 30 seconds) after the above-described balance display screen 381 is displayed, and instructs the shift to the polling mode. When the display time of the balance display screen 381 exceeds a predetermined time (for example, 30 seconds), the LCD 28 displays a display end screen as described later.
[0318]
In the lower right corner of the LCD 28 in FIG. 46, a display switching button 381A of an upward arrow, which switches the display size of the displayed balance display screen 381 by being pressed (tapped) by the user, is displayed. When the user presses the display switching button 381A in the state of FIG. 46, the CPU 131 controls the display control unit 136 to switch the display size of the balance display screen 381, and the LCD 28 is displayed on the LCD 28 as shown in FIG. The balance display screen 381 and the character input area 29 are displayed simultaneously.
[0319]
In the state as shown in FIG. 47, when the user presses the display switching button 381A of the downward arrow (tap on the display switching button 381A of the LCD 28), the CPU 131 controls the display control unit 136 to display the balance display screen. The display size 381 is switched to the state shown in FIG.
[0320]
Returning to FIG. 44, the CPU 131 having displayed the balance display screen 381 as described above through the processing of steps S171 to S174 advances the processing to step 175, and controls the display of the timeout counter 384 on the balance display screen 381. The processing is executed, and the processing related to the display time count is performed.
[0321]
Then, in step S176, the CPU 131 determines whether or not a predetermined time (for example, 30 seconds) has elapsed. If it is determined that the predetermined time has not elapsed, the process proceeds to step S177.
[0322]
In step S177, the CPU 131 determines whether or not the shift to the polling mode 362 has been instructed by the user, and the user has not pressed the return button 383 of FIG. 46 (or FIG. 47) (the return button of the LCD 28). If it is determined that shifting to the polling mode 362 has not been instructed, the process proceeds to step S178.
[0323]
In step S178, the CPU 131 determines whether or not the user has instructed to switch the display of the balance display screen 381, and the user presses the display switch button 381A in FIG. 46 (or FIG. 47) (display on the LCD 28). If it is determined that the switching of the display of the balance display screen 381 has been instructed, the process proceeds to step S179, and after the display size of the balance display screen 381 has been switched as described above, the process proceeds to step S175. And the subsequent processing is repeated.
[0324]
If the CPU 131 determines in step S178 that the user has not pressed the display switching button 381A in FIG. 46 (or FIG. 47) and has not instructed to switch the display size of the balance display screen 381, the CPU 131 proceeds to step S179. Is omitted, the process returns to step S175, and the subsequent processes are repeated.
[0325]
As described above, the CPU 131 controls the display control unit 136 to repeat the processing of steps S175 to S179, and causes the LCD 28 to display the balance display screen 381 for a predetermined time (for example, 30 seconds).
[0326]
In step S177, if the user presses the return button 383 in FIG. 46 (or FIG. 47) (tap on the return button 383 on the LCD 28) and determines that the shift to the polling mode 362 has been instructed, the CPU 131 Advances the process to step S180, shifts the mode from the current mode, the balance display mode 363 in FIG. 39, to the polling mode 362, and ends the balance display process.
[0327]
As described above, after displaying the balance display screen 381 for a predetermined time, if it is determined in step S176 that the predetermined time has elapsed, the CPU 131 advances the processing to step S191 in FIG.
[0328]
In step S191 in FIG. 45, the CPU 131 controls the display control unit 136 to cause the LCD 28 to display a display end screen as shown in FIG. 48 instead of the balance display screen 381 displayed on the LCD 28.
[0329]
In FIG. 48, on the display end screen 386 displayed on the LCD 28, a message 387 is displayed, stating "Display ended" and "If you want to display again, please perform the operation again." From this message 387, the user can grasp that the balance display has been completed and understand the operation to be performed next.
[0330]
On the display end screen 386, a return button 383 and a timeout counter 384 are displayed in addition to the message 387. The timeout counter 384 is displayed in a time-out state.
[0331]
The user confirms that the display of the balance display screen 381 has been completed on the display end screen 386, and presses a return button 383 to instruct the shift to the polling mode 362.
[0332]
Note that a display switching button 386A for switching the display size of the display end screen 386 when pressed by the user is displayed at the lower right end of the LCD 28 in FIG. When the user presses the display switching button 386A of the upward arrow in the state of FIG. 48, the CPU 131 controls the display control unit 136 to change the display size of the display end screen 386 to the display size as shown in FIG. And the display end screen 386 and the character input area 29 are simultaneously displayed on the LCD 28.
[0333]
In the state of FIG. 49, when the user presses the display switching button 386A of the downward arrow, the CPU 131 controls the display control unit 136 to switch the display size of the display end screen 386 to the state shown in FIG.
[0334]
That is, each time the user presses the display switching button 386A, the display size of the display end screen 386 changes, and the display size is alternately switched to the display size as shown in FIG. 48 or FIG.
[0335]
Returning to FIG. 45, the CPU 131, which has displayed the above-described display end screen 386 on the LCD 28 by the process of step S191, determines whether or not the user has instructed to shift to the polling mode 362 in step S192.
[0336]
When it is determined that the user has not pressed the return button 383 in FIG. 48 (or FIG. 49) and the shift to the polling mode 362 has not been instructed, the CPU 131 leaves the mode in the balance display mode 363, The process proceeds to step S193, and it is determined whether the user has instructed to switch the display.
[0337]
When the user presses the display switching button 386A of FIG. 48 (or FIG. 49) (by tapping on the display switching button 386A of the LCD 28) and determines that the display size switching of the display end screen 386 has been instructed. In step S194, the CPU 131 controls the display control unit 136 to change the display size of the display end screen 386 displayed on the LCD 28 to the state shown in FIG. If so, the state is switched to the state shown in FIG. 48, the process returns to step S192, and the subsequent processes are repeated.
[0338]
If it is determined in step S193 that the display switching has not been instructed, the CPU 131 omits the process of step S194, returns the process to step S192, and repeats the subsequent processes.
[0339]
As described above, the CPU 131 waits until the user presses the return button 383 while repeating the processing of steps S192 to S194.
[0340]
If it is determined in step S192 that the user presses the return button 383 (by tapping on the return button 383 of the LCD 28), the CPU 131 determines that the transition to the polling mode 362 has been instructed. Proceeding to step S180, the mode is shifted from the current mode, the balance display mode 363 in FIG. 39, to the polling mode 362, and the balance display processing ends.
[0341]
As described above, the CPU 131 executes the above-described balance display processing in the balance display mode of FIG. 39, and stores the balance information of the non-contact IC card 146 approaching the reader device 37 for a predetermined time (for example, (For 30 seconds), display on the LCD 28. Then, when a predetermined time has elapsed, the CPU 131 controls the display control unit 136 to display a display end screen 386 on the LCD 28 instead of the balance display screen 381.
[0342]
By doing so, the user can bring the non-contact IC card 146 close to the reader device 37 in the polling mode 362 and read the IC card information and the history information into the PDA 1 even for a predetermined period of time. Since only the balance information is displayed, it is possible to prevent a third party from viewing the balance information by, for example, leaving the PDA 1 with the balance information displayed.
[0343]
Also, by limiting the display time of the balance display screen 381 displayed in the balance display mode 363, the PDA 1 displays the IC card information and the history information of the contactless IC card 146 read in the polling mode 362 more safely. can do.
[0344]
As described above, even in this application (IC card viewer B), the PDA 1 can read and display the history information of the non-contact IC card 146 more safely and more suitably using the reader device 37. it can.
[0345]
That is, the PDA 1 performs a process corresponding to a plurality of types of non-contact IC cards 146 by a user selecting and executing a target application from a plurality of applications stored in the storage unit 139 or the like. In addition, different processing using the non-contact IC card 146 can be performed.
[0346]
In the above description, the user selects an application to be started. However, the present invention is not limited to this. For example, in the polling mode, the type of the non-contact IC card 146 to which the PDA 1 has approached is determined, and the determination result is determined. Based on this, an application corresponding to the non-contact IC card 146 approached may be selected and activated.
[0347]
In the polling process, the CPU 131 of the PDA 1 detects a plurality of types of non-contact IC cards 146, performs different processes according to the types of the detected non-contact IC cards 146, and can display different screens. This has been described with reference to the flowcharts of FIGS.
[0348]
Similarly, the CPU 131 performs different processing and starts a different application according to the type of the detected non-contact IC card 146, so that, as described above, the PDA 1 An application corresponding to the contact IC card 146 can be selected and activated.
[0349]
After the application selected as described above is activated, the same processing as described above may be performed, and a description thereof will be omitted.
[0350]
At present, the standards of the non-contact IC card 146 are not standardized, and the communication method and the like differ depending on the manufacturer. For example, the non-contact IC card 146 of each company has an ID number whose specification is unified. , It is also possible to activate an application corresponding to the contactless IC card 146 of another company, and furthermore, the polling process described with reference to the flowcharts of FIGS. Processing relating to the type determination can also be performed more easily.
[0351]
That is, in the polling processing described with reference to the flowcharts of FIGS. 12 and 13, the CPU 131 first determines whether or not the communicable non-contact IC card 146 has been detected. Is detected, the type of the non-contact IC card 146 is further determined. However, by assigning an ID number having a common specification to the non-contact IC card 146, the CPU 131 approaches the non-contact IC card 146. By simply obtaining the information from the contactless IC card 146, it is possible to detect that the contactless IC card 146 has approached, and to determine the type.
[0352]
In the above, the case where the history information of the non-contact IC card 146 is managed and displayed using the PDA 1 has been described. However, any information processing apparatus having the above-described configuration and capable of executing the above-described series of processes is applicable. The model is not limited. For example, a mobile terminal such as a notebook personal computer, a mobile phone, a personal computer, a home appliance, or the like may be used.
[0353]
In the above, a non-contact IC card has been described as an IC card that refers to history information. However, the present invention is not limited to this, and a contact IC card may be used. Further, the information that the PDA 1 reads out, manages, and displays from the non-contact IC card 146 is described as the history information of the commercial transaction using the non-contact IC card 146. However, the present invention is not limited to this. Any information may be used as long as the information is stored in the.
[0354]
Further, in the above-described example, the memory mounted in the slot 64 is the memory card 143. However, the memory is not limited as long as the slot 64 is compatible with the recording medium. For example, although not shown, another semiconductor memory, a magnetic disk, an optical disk, a magneto-optical disk, or the like may be used.
[0355]
When a series of processing is executed by software, a program constituting the software is installed in the PDA 1 from a network or a recording medium. However, the recording medium may be mounted not only directly on the PDA 1 but also on another device as needed. In this case, the other device and the PDA 1 communicate with each other to install the program on the PDA 1.
[0356]
This recording medium, as shown in FIG. 5, is not limited to a semiconductor memory such as a memory card 143 in which a program is stored, which is distributed to supply a program to a user separately from the apparatus main body, but is not shown. For example, a magnetic disk (including a floppy disk), an optical disk (including a CD-ROM (Compact Disk-Read only Memory), a DVD (Digital Versatile Disk)) or a magneto-optical disk (MD (Mini-Disk)) is used. , Etc.). Further, it is configured by a ROM 132 storing a program, which is supplied to a user in a state of being pre-installed in the apparatus main body, and a storage unit 139 as a hard disk.
[0357]
In the above description, the processing shown in each flowchart is executed by the CPU 131 of FIG. 5 by software. However, hardware for executing each processing is prepared, and the processing is executed by hardware. It is, of course, possible.
[0358]
In this specification, the step of describing a program to be recorded on a recording medium may be performed in a chronological order in the order described, but is not necessarily performed in a chronological order. This also includes processes executed individually.
[0359]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, information can be recorded, managed, and displayed. In particular, it is possible to more suitably and safely execute processing relating to recording and display of use history information of an IC card.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an example of a front configuration of a PDA to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a perspective view showing an example of an image displayed on the LCD of the PDA of FIG. 1;
FIG. 3 is a diagram showing an example of an image displayed in a character input area of the LCD of the PDA of FIG. 1;
FIG. 4 is a perspective view showing a configuration example of a back surface of the PDA of FIG. 1;
FIG. 5 is a block diagram showing an example of the internal configuration of the PDA of FIG. 1;
FIG. 6 is a block diagram illustrating a detailed configuration example of the reader device of FIG. 5;
FIG. 7 is a block diagram showing a configuration example of a non-contact IC card corresponding to the reader device of FIG. 5;
FIG. 8 is a diagram showing an example of specifications of the non-contact IC card of FIG. 7;
FIG. 9 is a schematic diagram showing an example of mode transition when an IC card viewer A is executed in the PDA of FIG. 1;
FIG. 10 is a flowchart illustrating an example of a startup process.
FIG. 11 is a diagram showing a configuration example of an error screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1;
FIG. 12 is a flowchart illustrating an example of a polling process.
FIG. 13 is a flowchart illustrating an example of a polling process, continued from FIG. 12;
FIG. 14 is a diagram showing a configuration example of an initial screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1;
FIG. 15 is a diagram showing another configuration example of an initial screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1;
FIG. 16 is a diagram showing a configuration example of a reading error screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1;
17 is a diagram showing a configuration example of a card detection error screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1;
FIG. 18 is a flowchart illustrating an example of a balance display process.
FIG. 19 is a flowchart illustrating an example of a balance display process, continued from FIG. 18;
20 is a diagram showing a configuration example of a balance display screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1;
21 is a diagram showing another configuration example of the balance display screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1.
FIG. 22 is a diagram showing a configuration example of a display end screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1;
23 is a diagram showing another configuration example of the display end screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1. FIG.
FIG. 24 is a flowchart illustrating a history information display / storage process.
FIG. 25 is a flowchart illustrating the history information display / storage process, continued from FIG. 24;
26 is a diagram showing a configuration example of a history display screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1;
FIG. 27 is a diagram showing another configuration example of the history display screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1;
28 is a diagram showing still another configuration example of the history display screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1. FIG.
29 is a diagram showing still another configuration example of the history display screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1. FIG.
30 is a diagram showing a configuration example of a history storage confirmation screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1;
FIG. 31 is a schematic diagram showing a state of updating database information by a storage unit of the PDA in FIG. 1;
FIG. 32 is a flowchart illustrating a history deletion process.
FIG. 33 is a flowchart illustrating the history deletion processing, continued from FIG. 32;
FIG. 34 is a diagram showing a configuration example of a history deletion screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1;
FIG. 35 is a diagram showing another configuration example of the history deletion screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1;
36 is a diagram showing a configuration example of a deletion error screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1;
FIG. 37 is a diagram showing a configuration example of a deletion confirmation screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1;
38 is a diagram showing a configuration example of a deletion completion confirmation screen displayed on the LCD of the PDA of FIG. 1;
FIG. 39 is a schematic diagram showing an example of mode transition when an IC card viewer B is executed in the PDA of FIG. 1;
40 is a diagram showing still another configuration example of the initial screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1. FIG.
41 is a diagram showing still another configuration example of the initial screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1;
FIG. 42
FIG. 2 is a diagram showing another example of the configuration of a reading error screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1.
You.
FIG. 43
FIG. 4 is a diagram showing another example of the configuration of a card detection error screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1.
is there.
FIG. 44
It is a flow chart explaining other examples of balance display processing.
FIG. 45
FIG. 45 is a flowchart illustrating another example of the balance display process, continued from FIG. 44.
FIG. 46
FIG. 5 is a diagram showing still another example of the configuration of the balance display screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1.
You.
FIG. 47
FIG. 5 is a diagram showing still another example of the configuration of the balance display screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1.
You.
FIG. 48
FIG. 7 is a diagram showing still another example of the configuration of the display end screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1.
You.
FIG. 49
FIG. 7 is a diagram showing still another example of the configuration of the display end screen displayed on the LCD of the PDA in FIG. 1.
You.
[Explanation of symbols]
1 PDA, 28 LCD, 36 touch panel, 37 reader device, 131 CPU, 136 display control unit, 139 storage unit, 146 non-contact IC card, 261 off mode, 262 polling mode, 263 balance display mode, 264 history display / save mode , 265 history deletion mode, 271 error screen, 281 initial screen, 282 reading error screen, 284 card detection error screen, 291 balance display screen, 296 display end screen, 301 history display screen, 307 history save confirmation screen, 320 database, 341 History deletion screen, 348 deletion error screen, 351 deletion confirmation screen, 354 deletion end confirmation screen, 361 off mode, 362 polling mode, 363 balance display mode, 371 initial screen, 372 reading error screen 374 card detection error screen, 381 balance display screen, 387 display end screen

Claims (17)

情報の記録が可能なICカードと通信を行い、ICカードに記憶されている情報を読み出す情報処理装置において、
前記ICカードに記録されている前記情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段により取得された前記情報を記憶する情報記憶手段と、
前記記憶手段により記憶されている前記情報を、前記ICカード毎の情報として管理し、前記情報の、前記記憶手段からの読み出し、および前記記憶手段への書き込みを制御する情報管理制御手段と、
前記情報の表示を制御する情報表示制御手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
In an information processing apparatus that communicates with an IC card capable of recording information and reads information stored in the IC card,
Information acquisition means for acquiring the information recorded on the IC card;
Information storage means for storing the information acquired by the information acquisition means,
An information management control unit that manages the information stored by the storage unit as information for each IC card, and controls reading of the information from the storage unit and writing to the storage unit;
An information processing apparatus comprising: information display control means for controlling display of the information.
前記ICカードは、近接された通信装置と通信を行う非接触ICカードである
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
The information processing apparatus according to claim 1, wherein the IC card is a non-contact IC card that communicates with a communication device in proximity.
通信可能な状態にある前記ICカードを検知するICカード検知手段と、
前記ICカード検知手段により検知された前記ICカードの種類を判別する種類判別手段と
をさらに備え、
前記情報取得手段は、前記種類判別手段による判別結果に基づいて、前記ICカードが正当な種類のカードである場合、前記ICカードに記憶されている前記情報を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
IC card detecting means for detecting the IC card in a communicable state,
A type determining unit configured to determine a type of the IC card detected by the IC card detecting unit;
The information acquisition unit acquires the information stored in the IC card based on a result of the determination by the type determination unit when the IC card is a valid type of card. 2. The information processing device according to 1.
前記検知手段は、
予め決められた所定の検知信号を出力する検知信号出力手段と、
前記ICカードにより供給された、前記検知信号出力手段により出力された前記検知信号に対する応答を取得する応答取得手段と
を備え、
前記応答取得手段により前記応答を取得することにより、通信可能な状態の前記ICカードを検知する
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
The detection means,
Detection signal output means for outputting a predetermined detection signal determined in advance,
Response acquisition means for acquiring a response to the detection signal output by the detection signal output means, supplied by the IC card,
4. The information processing apparatus according to claim 3, wherein the IC card in a communicable state is detected by acquiring the response by the response acquiring unit.
前記情報を所定の方法で暗号化する暗号化手段と、
前記暗号化手段による暗号化の方法に対応する方法で、前記暗号化手段により暗号化された前記情報を復号する復号手段をさらに備え、
前記情報管理制御手段は、前記暗号化手段により暗号化された前記情報を前記記憶手段に書き込み、
前記復号手段は、前記情報管理制御手段により前記記憶手段から読み出された、暗号化された前記情報を復号する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
Encryption means for encrypting the information by a predetermined method,
Decryption means for decrypting the information encrypted by the encryption means, in a method corresponding to the encryption method by the encryption means, further comprising:
The information management control unit writes the information encrypted by the encryption unit to the storage unit,
2. The information processing apparatus according to claim 1, wherein the decryption unit decrypts the encrypted information read from the storage unit by the information management control unit.
前記情報表示制御手段の制御による前記情報の表示開始に同期して所定の音声を報音し、前記情報の表示開始を報知する報音手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
2. The apparatus according to claim 1, further comprising: a sounding unit that sounds a predetermined sound in synchronization with the start of the display of the information under the control of the information display control unit, and notifies the start of the display of the information. 3. Information processing device.
前記情報は、前記ICカードの識別情報、前記ICカードに記録されている電子マネーの残高情報、並びに、前記ICカードを利用して行われた商取引の履歴に関する情報である履歴情報を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
The information includes identification information of the IC card, balance information of electronic money recorded on the IC card, and history information that is information on a history of a commercial transaction performed using the IC card. The information processing apparatus according to claim 1, wherein:
前記情報管理制御手段は、前記情報に含まれる前記ICカードの識別情報を用いて、前記ICカード毎に前記情報を管理する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
The information processing apparatus according to claim 7, wherein the information management control unit manages the information for each of the IC cards using identification information of the IC card included in the information.
前記情報管理制御手段は、新しい前記情報である第1の情報を前記記憶手段に書き込む際に、
前記第1の情報と同一の前記ICカードの識別情報に対応する前記情報である第2の情報が前記記憶手段に存在する場合、前記第1の情報を用いて前記第2の情報を更新し、
前記第2の情報が前記記憶手段に存在しない場合、前記第1の情報を新規に前記記憶手段に書き込む
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
The information management control unit, when writing the first information that is the new information to the storage unit,
In a case where second information, which is the information corresponding to the same identification information of the IC card as the first information, exists in the storage unit, the second information is updated using the first information. ,
9. The information processing apparatus according to claim 8, wherein when the second information does not exist in the storage unit, the first information is newly written in the storage unit.
前記情報表示制御手段は、予め定められた所定の時間、前記情報に含まれる前記残高情報を表示させる
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
The information processing apparatus according to claim 7, wherein the information display control unit displays the balance information included in the information for a predetermined time.
前記情報表示制御手段に制御され、前記残高情報が、前記所定の時間表示されている場合、前記残高情報の残り表示時間をカウントする残り時間カウント手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
11. The apparatus according to claim 10, further comprising a remaining time counting means controlled by said information display control means, and when said balance information is displayed for said predetermined time, counting remaining display time of said balance information. An information processing apparatus according to claim 1.
前記情報表示制御手段は、前記残り時間カウント手段によりカウントされた前記残り表示時間を、前記残高情報とともに表示させる
ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
The information processing apparatus according to claim 11, wherein the information display control unit displays the remaining display time counted by the remaining time counting unit together with the balance information.
前記情報表示制御手段は、前記残り表示時間を、インジケータまたはメッセージにより表示させる
ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
The information processing apparatus according to claim 12, wherein the information display control unit displays the remaining display time by using an indicator or a message.
前記情報表示制御手段により制御され、前記残高情報が表示されている期間、前記情報に含まれる前記履歴情報の表示に関する要求を受け付ける要求受け付け手段をさらに備え、
前記情報表示制御手段は、前記要求受け付け手段により前記要求が受け付けられた場合、表示されている前記残高情報と同一の前記ICカード識別情報に対応する前記履歴情報を表示させる
ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
A period in which the balance information is displayed is controlled by the information display control unit, and further includes a request receiving unit that receives a request for displaying the history information included in the information,
The information display control means, when the request is accepted by the request accepting means, displays the history information corresponding to the same IC card identification information as the displayed balance information. Item 11. The information processing device according to item 10.
前記情報取得手段により取得された前記情報、および、前記情報管理制御手段により前記記憶手段から読み出された前記情報に基づいて、最新の履歴情報を生成する履歴情報生成手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記履歴情報生成手段により生成された最新の前記履歴情報を表示させる
ことを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
【請求16】前記表示制御手段は、前記履歴情報生成手段により生成された最新の前記履歴情報のうち、前記記憶手段から読み出された前記情報に含まれない前記履歴情報に所定のマークを付加して表示させる
ことを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
The information obtained by the information obtaining means, and, based on the information read from the storage means by the information management control means, further comprising a history information generating means for generating the latest history information,
The information processing apparatus according to claim 14, wherein the display control unit displays the latest history information generated by the history information generation unit.
16. The display control means adds a predetermined mark to the history information not included in the information read from the storage means, among the latest history information generated by the history information generation means. 16. The information processing apparatus according to claim 15, wherein the information is displayed.
情報の記録が可能なICカードと通信を行い、ICカードに記憶されている情報を読み出す情報処理装置の情報処理方法であって、
前記ICカードに記録されている前記情報の取得を制御する情報取得制御ステップと、
前記取得制御ステップの処理により制御されて取得され、前記情報処理装置が有する記憶部に記憶されている前記情報を、前記ICカード毎の情報として管理し、前記情報の、前記記憶部からの読み出し、および前記記憶部への書き込みを制御する情報管理制御ステップと、
前記情報の表示を制御する情報表示制御ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。
An information processing method of an information processing device that communicates with an IC card capable of recording information and reads information stored in the IC card,
An information acquisition control step of controlling acquisition of the information recorded on the IC card;
Managing the information acquired by being controlled by the processing of the acquisition control step and stored in the storage unit of the information processing device as information for each IC card, and reading out the information from the storage unit And, an information management control step of controlling writing to the storage unit,
An information display control step of controlling display of the information.
情報の記録が可能なICカードと通信を行い、ICカードに記憶されている情報を読み出す処理をコンピュータに行わせるプログラムにおいて、
前記ICカードに記録されている前記情報の取得を制御する情報取得制御ステップと、
前記取得制御ステップの処理により制御されて取得され、前記情報処理装置が有する記憶部に記憶されている前記情報を、前記ICカード毎の情報として管理し、前記情報の、前記記憶部からの読み出し、および前記記憶部への書き込みを制御する情報管理制御ステップと、
前記情報の表示を制御する情報表示制御ステップと
を含むことを特徴とするプログラム。
A program that communicates with an IC card capable of recording information and causes a computer to perform a process of reading information stored in the IC card includes:
An information acquisition control step of controlling acquisition of the information recorded on the IC card;
Managing the information acquired by being controlled by the processing of the acquisition control step and stored in the storage unit of the information processing device as information for each IC card, and reading out the information from the storage unit And, an information management control step of controlling writing to the storage unit,
An information display control step of controlling display of the information.
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