JP2004213461A - 個人情報流通システム、及び個人情報流通方法 - Google Patents

個人情報流通システム、及び個人情報流通方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信ネットワークに多数の事業者のコンピュータシステムを接続し、情報の共有を行うようなシステムにおいては、信頼関係のある各事業者が相互に情報を流通させていた。しかし、競合関係にある事業者が、同じシステムに参加することは、競合他社に自社の情報が漏れてしまう恐れがあり困難であった。
【解決手段】情報提供元事業者の装置100が、鍵Aで暗号化した個人情報を、プロキシー200を介して、共有情報保管DB300に登録する。また、情報取得事業者の装置101が、共有情報保管DB300に登録された暗号化された個人情報を取得する。また、情報提供元事業者と情報取得事業者とが互いに相手方を認識することなく、情報取得事業者の装置101が、プロキシー200を介して、情報提供元事業者100から鍵Aの情報を取得し、暗号化された個人情報を復号する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数の事業者が運営するコンピュータシステムが個人情報の共有空間に存在し、暗号化された個人情報及びその付加情報を、その個人情報を有する事業者のみが参照できる個人情報流通システム、及び個人情報流通方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットなどの通信ネットワークにより多数の事業者のコンピュータシステムを接続し、これらコンピュータシステムが個人情報の共有を行うようなシステムにおいては、関連のある各事業者が提携することにより、相互に情報を流通させていた。このように、各事業者が利用者の個人情報などの情報を共有するシステムを構成する場合、各事業者間の信頼関係の上にシステムが成立していたので、そもそも事業者間で情報を隠蔽する必要性は低かった。
【0003】
しかし、逆に言うと、競合関係にある事業者が、同じシステムで事業者グループを形成することは、競合他社に自社の情報が漏れてしまう恐れがあり、困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、本発明は、多数の事業者が運営するコンピュータシステムが個人情報の共有空間に存在し、かつ事業者間に競合関係にある場合でも、競合他社に自社の情報が漏れてしまう恐れがなく、暗号化された個人情報及びその付加情報を、その個人情報を有する事業者のみが参照できる個人情報流通システム、及び個人情報流通方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の個人情報流通システムは、利用者の個人情報を提供する情報提供元事業者の装置と、前記個人情報を取得する情報取得事業者の装置と、前記個人情報の流通を仲介するプロキシー装置と、前記個人情報を保管する共有情報保管データベースとが通信ネットワークを通して接続される個人情報流通システムであって、前記情報提供元事業者の装置が、前記利用者の端末から利用者の個人情報の登録及び更新の申し込みを受け付け登録するための利用者情報登録手段と、前記情報提供元事業者の装置が、共通鍵Aで暗号化された個人情報を、前記プロキシー装置を介して、前記共有情報保管データベースに登録するための共有情報登録手段と、前記情報取得事業者の装置が、前記共有情報保管データベースに登録された暗号化された個人情報を取得するための情報取得手段と、前記プロキシー装置を介して、前記情報提供元事業者の装置と情報取得事業者の装置が互いに相手方を認識することなく、前記情報取得事業者の装置が、前記情報提供元企業から前記共通鍵Aの情報を取得し、暗号化された個人情報を復号するための個人情報復号手段と、前記プロキシー装置が、前記個人情報が情報取得事業者に取得されることを利用者の端末に通知し、利用者の端末から承認信号を受信するための利用者承認確認手段とを具備することを特徴とする。
これにより、情報提供元事業者と情報取得事業者は互いに相手先が誰であるかを知ることがなく、個人情報の提供と取得が行える。そのため、競合関係にある事業者が、同じシステムに参加することができる。また、利用者は、一度の入力で複数事業者にまたがる個人情報の更新(住所変更手続きなど)などが可能になる。また、各事業者は、利用者に利便性を提供できる他、最新の個人情報を保持できる。また、プロキシー装置を運営する事業者は、新しいビジネスを展開できる。
【0006】
また、本発明の個人情報流通システムは、利用者の個人情報を提供する情報提供元事業者の装置と、前記個人情報を取得する情報取得事業者の装置と、前記個人情報の流通を仲介するプロキシー装置と、前記個人情報を保管する共有情報保管データベースとが通信ネットワークを通して接続され、前記各事業者の装置には、前記個人情報から異なるアルゴリズムにより2通りのメッセージダイジェストA及びBを生成し登録するメッセージダイジェストデータベースが設備される個人情報流通システムであって、前記情報提供元事業者の装置には、前記利用者の端末から利用者の個人情報の登録及び更新の申し込みを受け付け登録するための利用者情報登録手段と、共通鍵Aと公開鍵暗号方式の鍵B(秘密鍵及び公開鍵)を生成するための暗号鍵A、B生成手段と、前記個人情報を前記共通鍵Aにて暗号化するための個人情報暗号化手段と、前記メッセージダイジェストAと、暗号化された個人情報と、鍵B(公開鍵)の情報とを、前記プロキシー装置を介して、前記共有情報保管データベースへ登録するための共有情報登録手段と、前記情報取得事業者の装置から、前記プロキシー装置を介して、前記鍵B(公開鍵)により暗号化されたメッセージダイジェストBと、情報取得事業者の装置が生成した公開鍵暗号方式の鍵C(公開鍵)の情報と、情報識別IDの情報を受信するためのメッセージダイジェストB受信手段と、前記暗号化されたメッセージダイジェストBを前記鍵B(秘密鍵)で復号し、復号されたメッセージダイジェストBと情報識別IDを基に、メッセージダイジェストAが同じ利用者のものであることを確認するためのメッセージダイジェストA確認手段と、前記情報取得事業者の装置が生成した鍵C(公開鍵)で共通鍵Aを暗号化し、暗号化された共通鍵Aの情報を、プロキシー装置を介して、情報取得事業者の装置に送信するための共通鍵A送信手段とを具備し、前記情報取得事業者の装置には、前記共有情報保管データベースを参照し、前記メッセージダイジェストAと、暗号化された個人情報と、鍵B(公開鍵)の情報と、情報識別IDの情報とを受信するための情報取得手段と、前記メッセージダイジェストAをキーにメッセージダイジェストデータベースから、メッセージダイジェストBを検索するためのメッセージダイジェストB検索手段と、公開鍵暗号方式の鍵C(秘密鍵及び公開鍵)を生成するための暗号鍵C生成手段と、前記鍵B(公開鍵)により、メッセージダイジェストBを暗号化するためのメッセージダイジェストB暗号化手段と、前記暗号化されたメッセージダイジェストBと、鍵C(公開鍵)と、情報識別IDの情報を前記プロキシー装置に送信するためのメッセージダイジェストB送信手段と、前記情報提供元事業者の装置から、前記プロキシー装置を介して、暗号化された共通鍵Aの情報を受信し、暗号化された共通鍵Aを前記鍵C(秘密鍵)を用いて復号し、該共通鍵Aにより暗号化された個人情報を復号するための個人情報復号手段とを具備し、前記プロキシー装置には、情報提供元事業者の装置から、前記メッセージダイジェストAと、暗号化された個人情報と、鍵B(公開鍵)の情報を受信し、情報識別IDを付して前記共有情報保管データベースに保管するための共有情報保管手段と、前記情報取得事業者の装置から、前記鍵B(公開鍵)により暗号化されたメッセージダイジェストBと、鍵C(公開鍵)と、情報識別IDの情報を受信するためのメッセージダイジェストB受信手段と、前記情報取得事業者の装置により個人情報が取得されることを利用者の端末に通知し、該利用者の端末から承認信号を受信するための利用者承認確認手段と、前記利用者承認確認手段により、利用者の端末からの承認信号が得られた場合に、前記情報取得事業者の装置から受信した暗号化されたメッセージダイジェストBと、鍵C(公開鍵)と、情報識別IDの情報を情報提供元事業者の装置に送信するためのメッセージダイジェストB送信手段とを具備することを特徴とする。
これにより、情報提供元事業者と情報取得事業者は互いに相手先が誰であるかを知ることがなく、個人情報の提供と取得が行える。また、利用者は、一度の入力で複数事業者にまたがる個人情報の更新(住所変更手続きなど)などが可能になる。また、情報公開先を選択できる。また、各事業者は、利用者に利便性を提供できる他、最新の個人情報を保持できる。また、プロキシー装置を運営する事業者は、新しいビジネスを展開できる。
【0007】
また、本発明の個人情報流通システムは、前記情報提供元事業者の装置と前記情報取得事業者の装置とが、同一事業者の装置内に設備されることを特徴とする。
これにより、各事業者は個人情報の提供と取得が行える。
【0008】
また、本発明の個人情報流通方法は、利用者の個人情報を提供する情報提供元事業者の装置と、前記個人情報を取得する情報取得事業者の装置と、前記個人情報の流通を仲介するプロキシー装置と、前記個人情報を保管する共有情報保管データベースとが通信ネットワークを通して接続される個人情報流通システムにおける個人情報流通方法であって、前記情報提供元事業者の装置が、前記利用者の端末から利用者の個人情報の登録及び更新の申し込みを受け付け登録するための利用者情報登録手順と、前記情報提供元事業者の装置が、共通鍵Aで暗号化された個人情報を、前記プロキシー装置を介して、前記共有情報保管データベースに登録するための共有情報登録手順と、前記情報取得事業者の装置が、前記共有情報保管データベースに登録された暗号化された個人情報を取得するための情報取得手順と、前記プロキシー装置を介して、前記情報提供元事業者の装置と情報取得事業者の装置が互いに相手方を認識することなく、前記情報取得事業者の装置が、前記情報提供元企業から前記共通鍵Aの情報を取得し、暗号化された個人情報を復号するための個人情報復号手順と、前記プロキシー装置が、前記個人情報が情報取得事業者に取得されることを利用者の端末に通知し、利用者の端末から承認信号を受信するための利用者承認確認手順とを含むことを特徴とする。
これにより、情報提供元事業者と情報取得事業者は互いに相手先が誰であるかを知ることがなく、個人情報の提供と取得が行える。そのため、競合関係にある事業者が、同じシステムに参加することができる。また、利用者は、一度の入力で複数事業者にまたがる個人情報の更新(住所変更手続きなど)などが可能になる。また、各事業者は、利用者に利便性を提供できる他、最新の個人情報を保持できる。また、プロキシー装置を運営する事業者は、新しいビジネスを展開できる。
【0009】
また、本発明の個人情報流通方法は、利用者の個人情報を提供する情報提供元事業者の装置と、前記個人情報を取得する情報取得事業者の装置と、前記個人情報の流通を仲介するプロキシー装置と、前記個人情報を保管する共有情報保管データベースとが通信ネットワークを通して接続され、前記各事業者の装置には、前記個人情報から異なるアルゴリズムにより2通りのメッセージダイジェストA及びBを生成し登録するメッセージダイジェストデータベースが設備される個人情報流通システムにおける個人情報流通方法であって、前記情報提供元事業者の装置により、前記利用者の端末から利用者の個人情報の登録及び更新の申し込みを受け付け登録するための利用者情報登録手順と、共通鍵Aと公開鍵暗号方式の鍵B(秘密鍵及び公開鍵)を生成するための暗号鍵A、B生成手順と、前記個人情報を前記共通鍵Aにて暗号化するための個人情報暗号化手順と、前記メッセージダイジェストAと、暗号化された個人情報と、鍵B(公開鍵)の情報とを、前記プロキシー装置を介して、前記共有情報保管データベースへ登録するための共有情報登録手順と、前記情報取得事業者の装置から、前記プロキシー装置を介して、前記鍵B(公開鍵)により暗号化されたメッセージダイジェストBと、情報取得事業者の装置が生成した公開鍵暗号方式の鍵C(公開鍵)の情報と、情報識別IDの情報を受信するためのメッセージダイジェストB受信手順と、前記暗号化されたメッセージダイジェストBを前記鍵B(秘密鍵)で復号し、復号されたメッセージダイジェストBと情報識別IDを基に、メッセージダイジェストAが同じ利用者のものであることを確認するためのメッセージダイジェストA確認手順と、前記情報取得事業者の装置が生成した鍵C(公開鍵)で共通鍵Aを暗号化し、暗号化された共通鍵Aの情報を、プロキシー装置を介して、情報取得事業者の装置に送信するための共通鍵A送信手順とが行われ、前記情報取得事業者の装置により、前記共有情報保管データベースを参照し、前記メッセージダイジェストAと、暗号化された個人情報と、鍵B(公開鍵)の情報と、情報識別IDの情報とを受信するための情報取得手順と、前記メッセージダイジェストAをキーにメッセージダイジェストデータベースから、メッセージダイジェストBを検索するためのメッセージダイジェストB検索手順と、公開鍵暗号方式の鍵C(秘密鍵及び公開鍵)を生成するための暗号鍵C生成手順と、前記鍵B(公開鍵)により、メッセージダイジェストBを暗号化するためのメッセージダイジェストB暗号化手順と、前記暗号化されたメッセージダイジェストBと、鍵C(公開鍵)と、情報識別IDの情報を前記プロキシー装置に送信するためのメッセージダイジェストB送信手順と、前記情報提供元事業者の装置から、前記プロキシー装置を介して、暗号化された共通鍵Aの情報を受信し、暗号化された共通鍵Aを前記鍵C(秘密鍵)を用いて復号し、該共通鍵Aにより暗号化された個人情報を復号するための個人情報復号手順とが行われ、前記プロキシー装置により、情報提供元事業者の装置から、前記メッセージダイジェストAと、暗号化された個人情報と、鍵B(公開鍵)の情報を受信し、情報識別IDを付して前記共有情報保管データベースに保管するための共有情報保管手順と、前記情報取得事業者の装置から、前記鍵B(公開鍵)により暗号化されたメッセージダイジェストBと、鍵C(公開鍵)と、情報識別IDの情報を受信するためのメッセージダイジェストB受信手順と、前記情報取得事業者の装置により個人情報が取得されることを利用者の端末に通知し、該利用者の端末から承認信号を受信するための利用者承認確認手順と、前記利用者承認確認手順により、利用者の端末からの承認信号が得られた場合に、前記情報取得事業者の装置から受信した暗号化されたメッセージダイジェストBと、鍵C(公開鍵)と、情報識別IDの情報を情報提供元事業者の装置に送信するためのメッセージダイジェストB送信手順とが行われることを特徴とする。
これにより、情報提供元事業者と情報取得事業者は互いに相手先が誰であるかを知ることがなく、個人情報の提供と取得が行える。また、利用者は、一度の入力で複数事業者にまたがる個人情報の更新(住所変更手続きなど)などが可能になる。また、情報公開先を選択できる。また、各事業者は、利用者に利便性を提供できる他、最新の個人情報を保持できる。また、プロキシー装置を運営する事業者は、新しいビジネスを展開できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
[発明の概要]
図1に、本発明による個人情報流通システムの概略構成を示す。本発明では、インターネットなどの通信ネットワーク1により、システムに参加する事業者の事業者装置100〜103、プロキシー装置200、及び共有情報保管データベース300が接続されて構成される。なお、事業者装置100〜103は個人情報提供元事業者か、個人情報取得事業者か、またはその両方である。
(1)本発明の個人情報流通システムにおいては、各事業者が運営する事業者装置(コンピュータシステム)101〜103からの、共有情報保管データベース300へのアクセス手順に特徴がある。
また、本発明の個人情報流通システムにおいては、プロキシー装置200を導入することにより、特定事業者間の契約が不要になり、事業者の匿名性を高めることで、結果として個人情報がより高度に保護される。また共有情報保管データベース300を導入することにより、個人情報の流通の自由度を高められる。
【0011】
(2)また、本発明の個人情報流通システムは、インターネット等の通信ネットワーク1に接続された多数のコンピュータシステム上で駆動するアルゴリズムに特徴がある。
【0012】
(3)共有情報保管データベース300に保管された個人情報及びその付加情報は、その個人情報を自身で有する事業者のみが、その情報が誰の情報なのかを判断できる。当該個人と関係のない事業者へ情報が漏れることはない。
したがって、競合関係にある事業者が共通のシステムを利用しても、お互いの情報が相手に漏れることがない。
共有情報保管データベース300に情報を公開する事業者は、個人情報の空間を共有する事業者の中から、その情報にアクセスする権利を有する(情報に対応する個人情報を有する)事業者を、自ら検索するのではなく、情報を取得しようとする事業者が、自分が適合するか否かを他の事業者とは独立/並行に判断できるので、参加する事業者が増加しても判断に要する時間は増加しない。
【0013】
また本発明のシステムは、住所等の個人情報の流通といった、保護が必須な他の種類の情報の流通にも適用できる。住所変更の例では、例えば、新しい電話番号が決まる前に手続きを行い、電話番号決定時に自動的にシステムが新電話番号情報を流通させることなどが可能になる。
【0014】
[システム構成例]
図2は、本発明の個人情報流通システムにおける事業者装置の機能構成例を示す図であり、事業者が情報提供元事業者であり、かつ情報取得事業者の場合の例を示している。
【0015】
図2において、事業者装置100には、本発明に直接関係する機能として、以下の機能を設ける。
・メッセージダイジェストA、B生成登録機能110
事業者装置では、個人情報(その付加情報及び更新情報を含む)から、異なる2種類のメッセージダイジェストA、Bを生成し、メッセージダイジェストデータベース140に登録する。
【0016】
また、情報提供元事業者として機能するために、以下の機能を有する。
・利用者情報登録機能121は、利用者の端末から利用者の個人情報の登録及び更新を受け付け登録するための機能である。
・暗号鍵A、B生成機能122は、個人情報を暗号化するための共通鍵Aと、メッセージダイジェストBを暗号化するための公開鍵暗号方式の鍵B(秘密鍵及び公開鍵)を生成する。
・個人情報暗号化機能123は、個人情報(その付加情報及び更新情報を含む)を共通鍵Aで暗号化するための機能である。
・共有情報登録機能124は、暗号化された個人情報と、メッセージダイジェストAと、鍵B(公開鍵)の情報を、プロキシー装置200を介して、共有情報保管データベース300に登録するための機能である。
・メッセージダイジェストB受信機能125は、情報取得事業者(他の事業者)のシステムから、プロキシー装置200を介して、鍵B(公開鍵)により暗号化されたメッセージダイジェストBと、情報取得事業者(他の事業者)の装置が生成した鍵C(公開鍵)と、情報識別IDを受信するための機能である。
・メッセージダイジェストB復号機能126は、暗号化されたメッセージダイジェストBを鍵B(秘密鍵)で復号する機能である。
・メッセージダイジェストA確認機能127は、復号されたメッセージダイジェストBと情報識別IDを基に、メッセージダイジェストAが同じ利用者のものであることを確認するための機能である。
・共通鍵A送信機能128は、情報取得事業者(他の事業者)の装置が生成した鍵C(公開鍵)で共通鍵Aを暗号化し、暗号化された共通鍵Aの情報を、プロキシー装置200を介して、情報取得事業者(他の事業者)の装置に送信するための機能である。
【0017】
また、情報取得事業者として機能するために、以下の機能を設ける。
・情報取得機能131は、共有情報保管データベース300を参照し、メッセージダイジェストAと、暗号化された個人情報と、鍵B(公開鍵)の情報と、情報識別IDの情報とを受信するための機能である。
・メッセージダイジェストB検索機能132は、共有情報保管データベース300から取得したメッセージダイジェストAを「キー」にメッセージダイジェストデータベース140から、メッセージダイジェストBを検索するための機能である。
・暗号鍵C生成手段133は、公開鍵暗号方式の鍵C(秘密鍵及び公開鍵)を生成するための機能であり、鍵Cは共通鍵Aの暗号化のために使用される。
・メッセージダイジェストB暗号化機能134は、鍵B(公開鍵)により、メッセージダイジェストBを暗号化するための機能である。
・メッセージダイジェストB送信機能135は、暗号化されたメッセージダイジェストBと、鍵C(公開鍵)と、情報識別IDとを、プロキシー装置200に送信するための機能である。
・個人情報復号機能136は、暗号化された共通鍵Aの情報を受信し、暗号化された共通鍵Aを鍵C(秘密鍵)を用いて復号し、該共通鍵Aにより暗号化された個人情報を復号するための機能である。
【0018】
また、事業者装置には、図4に例示するメッセージダイジェスト・データベース(DB)140と顧客DB150が設備される。
・メッセージダイジェストデータベースには、「顧客コード」、「メッセージダイジェストA」、「メッセージダイジェストB」が記録される。
「メッセージダイジェストA」と「メッセージダイジェストB」は各事業者がそれぞれ生成する。なお、同一個人の情報でも、各事業者ごとに保持している内容が異なることがある。例えば、住所と名前を元に、メッセージダイジェストを生成するとすると、例えば番地の表し方を取ってもハイフォンで区切ったり、番、号などの文字を使ったりすることが考えられる。メッセージダイジェストを生成する元のデータが異なっていると、生成されるメッセージダイジェストも異なってしまう。そこで、メッセージダイジェストを生成する前に元情報を正規化する。
なお、2種類のメッセージダイジェストを生成する場合には、
・2種類の異なるアルゴリズムを適用する。
・元になる情報を入れ替える。
の2通りの方法が考えられるが、これについては、あらかじめ事業者間で決めておく。
【0019】
また、顧客データベース150には、「顧客コード」、「住所」、「電話番号」、「年齢性別」、「e−mailアドレス」、「パスワード」等の情報が記録される。
【0020】
また、事業者100が情報提供元事業者として機能する際には、図4に示す情報提供テンポラリデータベース(情報提供テンポラリDB)160が使用される。
情報提供テンポラリデータベース160には、例えば、以下のデータを記録する。
・メッセージダイジェストA
・メッセージダイジェストB
・情報識別ID
・共通鍵A
・共通鍵暗号方式の鍵B(秘密鍵及び公開鍵)
【0021】
また、事業者100が情報取得事業者として機能する際には、図4に示す情報取得テンポラリデータベース(情報取得テンポラリDB)170が使用される。情報提供テンポラリデータベース170には、例えば、以下のデータを記録する。
・情報識別ID
・暗号化された個人情報
・共通鍵暗号方式の鍵C(秘密鍵及び公開鍵)
【0022】
また、図3は、本発明の個人情報流通システムにおけるプロキシー装置の機能構成例を示す図であり、図3において、プロキシー装置200には、本発明に直接関係する機能として、以下の機能を設ける。
・共有情報保管機能211は、情報提供元事業者の装置から、メッセージダイジェストAと、共通鍵Aで暗号化された個人情報と、鍵B(公開鍵)の情報を受信し、情報識別IDを付して共有情報保管データベース300に保管するための機能である。なお、図5に共有情報保管データベース300のデータ構成例を示す。
・メッセージダイジェストB受信機能212は、情報取得事業者の装置から、鍵B(公開鍵)により暗号化されたメッセージダイジェストBと、鍵C(公開鍵)と、情報識別IDの情報を受信するための機能である。
・利用者承認確認機能213は、情報取得事業者の装置により個人情報が取得されることを利用者に通知し、利用者の端末からの承認信号を受信するための機能である。なお、利用者による確認はWebページを介して行う。
・メッセージダイジェストB送信機能214は、利用者の端末からの承認信号が得られた場合に、情報取得事業者の装置から受信した、暗号化されたメッセージダイジェストBと、前記鍵C(公開鍵)と、情報識別IDの情報を情報提供元事業者の装置に送信するための機能である。
・課金機能215は、本システムを利用して個人情報を取得した事業者に対するシステム利用料を算出して記録するための手段である。
【0023】
また、プロキシー装置200には、ユーザ情報データベース220と、情報取得事業者データベース230が設けられる。
・ユーザ情報データベース(ユーザ情報DB)220には、図5に示すように、「情報識別ID」、「e−mailアドレス」、「パスワード」、「情報提供元事業者情報」が記録される。
・情報取得事業者データベース(情報取得事業者DB)230には、「情報識別ID」、「情報取得事業者情報」などが記録される。
【0024】
[情報登録の流れ]
次に、本発明の個人情報流通システムにおける動作の流れについて説明する。最初に、利用者aの情報を登録する場合の手順について説明する。なお、情報提供元事業者を事業者Aとし、情報取得事業者を事業者Bとする。
図7は、個人情報の登録の流れを示す図であり、「利用者aの住所変更手続き」を例にしたものである。
以下、図7を参照しながら、「利用者aの住所変更手続き」の流れについて説明する。
(1)利用者aは利用者の端末から、事業者A装置のWebサイトにアクセスし、「住所変更手続き」を開始する(ステップS101)。
(2)事業者A装置は利用者を特定する(ステップS102)。事業者A装置は利用者aの顧客コードを基に、「メッセージダイジェストデータベース」を検索し、利用者aのメッセージダイジェストA、メッセージダイジェストBを得る。
(3)事業者A装置は「情報提供テンポラリデータベース」のレコードを追加し、メッセージダイジェストA、Bを登録する。
(4)事業者A装置は「顧客データベース」の利用者aの住所を新住所に更新し、新住所を基にメッセージダイジェストA、Bを生成、「メッセージダイジェストデータベース」の該当レコードを更新する。
(5)事業者A装置は、共通鍵A及び公開鍵暗号方式の鍵Bを生成し(ステップS103) 、「情報提供テンポラリデータベース」の該当レコードを更新する。
(6)事業者A装置は、新住所を共通鍵Aで暗号化する(ステップS104)。
(7)事業者A装置は、プロキシー装置に対して、「メッセージダイジェストA」、「暗号化された新住所情報」、「鍵B(公開鍵)」、「e−mailアドレス」、「パスワード」を通知し、情報の公開を依頼する。
(8)プロキシー装置は通知された情報に対応する、「情報識別ID」を生成する(ステップS105)。
(9)プロキシー装置は通知された通知された情報を基に、「ユーザ情報データベース」にレコードを追加する。
(10)プロキシー装置は事業者Aに「情報識別ID」を返却する。
(11)事業者A装置は返却された情報識別IDで「情報提供テンポラリデータベース」の該当レコードを更新する(ステップS106)。
(12)プロキシー装置は、共有情報保管データベースに「メッセージダイジェストA」、「暗号化された新住所情報」、「鍵B(公開鍵)」、「情報識別ID」を格納する(ステップS107)。
【0025】
[情報取得の流れ]
次に、情報取得の手順について説明する。
図8及び図9は、情報取得の流れについて説明するための図であり、以下、図8及び図9を参照しながら、「情報取得」の流れについて説明する。
【0026】
最初に、図8を参照する。
(1)事業者B装置は、「共有情報保管DB」から「メッセージダイジェストA」、「暗号化された新住所情報」、「鍵B(公開鍵)」、「情報識別ID」を取得する(ステップS201)。
(2)事業者B装置は「メッセージダイジェストデータベース」から、「メッセージダイジェストA」をキーに、「メッセージダイジェストB」を検索する(ステップS202)。
(3)事業者B装置は、公開鍵暗号方式の鍵Cを生成する(ステップS203)。
(4)事業者B装置は、「情報取得テンポラリデータベース」に、上述した手順の(1)、(2)、(3)の該当情報でレコードを追加する。
(5)事業者B装置は、「メッセージダイジェストB」を鍵B(公開鍵)で暗号化する(ステップS204)。
(6)事業者B装置は、プロキシー装置に、「暗号化されたメッセージダイジェストB」、「鍵C(公開鍵)」、「情報識別ID」を送信する。
(7)プロキシー装置は、「情報識別ID」から利用者情を取得し、確認用Webページを生成し、WebページのURLを利用者に通知する(ステップS205)。
(8)利用者aは、情報取得業者(事業者B)に情報を公開することを確認する(ステップS206、S207)。
(9)プロキシー装置は「情報取得事業者DB」に「情報識別ID」と「事業者B情報」でレコードを追加する。
(10)プロキシー装置は「暗号化されたメッセージダイジェストB」、「鍵C(公開鍵)」、「情報識別ID」を事業者A装置に送信する。
(11)事業者A装置は鍵B(秘密鍵)で暗号化されたメッセージダイジェストBを復号する(ステップS208)。
【0027】
以下、図9を参照する。
(12)復号された「メッセージダイジェストB」と「情報識別ID」に関連付けられた「メッセージダイジェストA」が同じ利用者のものであることを確認する(ステップS209)。
(13)メッセージダイジェストA」が同じ利用者のものであることが確認されたら、共通鍵Aを鍵C(公開鍵)で暗号化し、プロキシー装置に返信する(ステップS210)。
(14)プロキシー装置は課金処理をした後、事業者Bに「暗号化された共通鍵A」を返信する(ステップS211)。
(15)事業者B装置は、暗号化された共通鍵Aを鍵C(秘密鍵)により復号する(ステップS212)。
(16)事業者B装置は、暗号化された「新住所情報」を共通鍵Aにより復号する(ステップS213)。
(17)事業者B装置は、「顧客データベース」の利用者aの住所を復号化された「新住所情報」に更新し、「新住所情報」を基にメッセージダイジェストA、Bを生成し、「メッセージダイジェストデータベース」の該当レコードを更新する。
【0028】
以上の手順で情報にアクセスすることにより、次の結果が得られる。
(1)情報提供元事業者は情報取得事業者が誰であるかを知ることがない。
(2)情報取得事業者は情報提供元事業者が誰であるかを知ることがない。
(3)プロキシー装置は暗号化された個人情報を復号するキー(共通鍵A)を知ることがない。
(4)したがって、プロキシー装置は個人情報にアクセスできない。
(5)情報取得事業者は、自身のデータベースに該当する個人の情報を持っていない限り、共有空間に存在する個人情報にアクセスできない。
(6)共有空間管理者は共有空間(共有情報保管データベース)に誰の個人情報があるかを知ることがない。
(7)該当個人情報を取得する事業者は該当個人の情報を追記することができ、他の該当個人情報を参照する権限を持つ事業者は、これを参照することができる。
【0029】
なお、共有空間(共有情報保管データベース)には、「情報の数」×「事業者数」以上のアクセスが集中する。情報を分散格納するアルゴリズムとして「P2Pを利用した耐障害性向上アルゴリズム」が利用できる。
それぞれの、peerは原本スロットに新規情報が追加されたことを定期的に事業者の装置に通知する。各事業者の装置は該当情報を得るために通知元にアクセスすればよい。これにより、各事業者Bは遅滞なく新規情報を得ることができる上に、アクセスの集中が避けられる。
さらに共有空間を構成するpeerに各事業者のコンピュータシステムを利用することで、管理の負荷を低減することができる。
【0030】
以上、本発明の実施の形態ついて説明したが、図2に示す事業者装置内の各機能、および図3に示すプロキシー装置内の各機能は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、またメモリおよびCPU(中央処理装置)等の汎用の情報処理装置により構成され、この処理部の機能を実現するためのプログラム(図示せず)をメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
【0031】
また、図2に示す事業者装置内の各機能、および図3に示すプロキシー装置内の各機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、必要な処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0032】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可般媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体ないしは伝送波)、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0033】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の個人情報流通システムは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の個人情報流通システム及び個人情報流通方法においては、情報提供元事業者の装置が、共通鍵Aで暗号化された個人情報を、プロキシー装置を介して、共有情報保管データベースに登録する。また、情報取得事業者の装置が共有情報保管データベースに登録された暗号化された個人情報を取得する。また、プロキシー装置を介して、情報提供元事業者の装置と情報取得事業者の装置が互いに相手方を認識することなく、情報取得事業者の装置が、情報提供元事業者の装置から共通鍵Aを取得し、暗号化された個人情報を復号する。
これにより、情報提供元事業者と情報取得事業者は互いに相手先が誰であるかを知ることがなく、個人情報の提供と取得が行える。そのため、競合関係にある事業者が、同じシステムに参加することができる。また、利用者は、一度の入力で複数事業者にまたがる個人情報の更新(住所変更手続きなど)などが可能になる。また、各事業者は、利用者に利便性を提供できる他、最新の個人情報を保持できる。また、プロキシー装置を運営する事業者は、新しいビジネスを展開できる。
【0035】
また、本発明の個人情報流通システム及び個人情報流通方法においては、各事業者の装置では、登録された利用者の個人情報からメッセージダイジェストA、Bを生成して保持する。そして、情報提供元事業者の装置では、共通暗号鍵Aと公開鍵暗号方式の鍵B(秘密鍵及び公開鍵)を生成し、共通暗号鍵Aで暗号化した個人情報と、メッセージダイジェストAと、公開鍵Bとをプロキシー装置を介して共有情報保管データベースに登録する。情報取得事業者の装置では、共有情報保管データベースより、メッセージダイジェストAと、暗号化された個人情報と、公開鍵Bを取得し、公開鍵Bで暗号化したメッセージダイジェストBと、自己が生成した公開鍵暗号方式の鍵C(公開鍵)を、プロキシー装置を介して、情報提供元の装置に送信し、情報提供元事業者の装置の承認を受けて、情報提供元事業者の装置から公開鍵Cで暗号化された共通鍵Aを受信し、該鍵Aを復号して使用し、暗号化された個人情報を復号する。
これにより、情報提供元事業者と情報取得事業者は互いに相手先が誰であるかを知ることがなく、個人情報の提供と取得が行える。また、利用者は、一度の入力で複数事業者にまたがる個人情報の更新(住所変更手続きなど)などが可能になる。また、情報公開先を選択できる。また、各事業者は、利用者に利便性を提供できる他、最新の個人情報を保持できる。また、プロキシー装置を運営する事業者は、新しいビジネスを展開できる。
【0036】
また、本発明の個人情報流通システムにおいては、情報提供元事業者の装置と情報取得事業者の装置とが、同一事業者の装置内に設備される。
これにより、各事業者は個人情報の提供と取得が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による個人情報流通システムの概略構成を示す図である。
【図2】事業者装置の機能構成例を示す図である。
【図3】プロキシー装置の機能構成例を示す図である。
【図4】データベースのデータ構成例を示す図その1である。
【図5】データベースのデータ構成例を示す図その2である。
【図6】データベースのデータ構成例を示す図その3である。
【図7】個人情報の登録の流れを示す図である。
【図8】情報取得の流れについて説明するための図その1である。
【図9】情報取得の流れについて説明するための図その2である。
【符号の説明】
100、101、102、103 事業者装置
110 メッセージダイジェストA、B生成登録機能
121 利用者情報登録機能
122 暗号鍵A、B生成機能
123 個人情報暗号化機能
124 共有情報登録機能
125 メッセージダイジェストB受信機能
126 メッセージダイジェストB復号機能
127 メッセージダイジェストA確認機能
128 共通鍵A送信機能
131 情報取得機能
132 メッセージダイジェストB検索機能
133 暗号鍵C生成機能
134 メッセージダイジェストB暗号化機能
135 メッセージダイジェストB送信機能
136 個人情報復号機能
140 メッセージダイジェストデータベース
150 顧客データベース
160 情報提供テンポラリデータベース
170 情報取得テンポラリデータベース
200 プロキシー装置
211 共有情報保管機能
212 メッセージダイジェストB受信機能
213 利用者承認確認機能
214 メッセージダイジェストB送信機能
215 課金機能
220 ユーザ情報データベース
230 情報取得事業者データベース
300 共有情報保管データベース

Claims (5)

  1. 利用者の個人情報を提供する情報提供元事業者の装置と、前記個人情報を取得する情報取得事業者の装置と、前記個人情報の流通を仲介するプロキシー装置と、前記個人情報を保管する共有情報保管データベースとが通信ネットワークを通して接続される個人情報流通システムであって、
    前記情報提供元事業者の装置が、前記利用者の端末から利用者の個人情報の登録及び更新の申し込みを受け付け登録するための利用者情報登録手段と、
    前記情報提供元事業者の装置が、共通鍵Aで暗号化された個人情報を、前記プロキシー装置を介して、前記共有情報保管データベースに登録するための共有情報登録手段と、
    前記情報取得事業者の装置が、前記共有情報保管データベースに登録された暗号化された個人情報を取得するための情報取得手段と、
    前記プロキシー装置を介して、前記情報提供元事業者の装置と情報取得事業者の装置が互いに相手方を認識することなく、前記情報取得事業者の装置が、前記情報提供元企業から前記共通鍵Aの情報を取得し、暗号化された個人情報を復号するための個人情報復号手段と、
    前記プロキシー装置が、前記個人情報が情報取得事業者に取得されることを利用者の端末に通知し、利用者の端末から承認信号を受信するための利用者承認確認手段と
    を具備することを特徴とする個人情報流通システム。
  2. 利用者の個人情報を提供する情報提供元事業者の装置と、前記個人情報を取得する情報取得事業者の装置と、前記個人情報の流通を仲介するプロキシー装置と、前記個人情報を保管する共有情報保管データベースとが通信ネットワークを通して接続され、前記各事業者の装置には、前記個人情報から異なるアルゴリズムにより2通りのメッセージダイジェストA及びBを生成し登録するメッセージダイジェストデータベースが設備される個人情報流通システムであって、
    前記情報提供元事業者の装置には、
    前記利用者の端末から利用者の個人情報の登録及び更新の申し込みを受け付け登録するための利用者情報登録手段と、
    共通鍵Aと公開鍵暗号方式の鍵B(秘密鍵及び公開鍵)を生成するための暗号鍵A、B生成手段と、
    前記個人情報を前記共通鍵Aにて暗号化するための個人情報暗号化手段と、
    前記メッセージダイジェストAと、暗号化された個人情報と、鍵B(公開鍵)の情報とを、前記プロキシー装置を介して、前記共有情報保管データベースへ登録するための共有情報登録手段と、
    前記情報取得事業者の装置から、前記プロキシー装置を介して、前記鍵B(公開鍵)により暗号化されたメッセージダイジェストBと、情報取得事業者の装置が生成した公開鍵暗号方式の鍵C(公開鍵)の情報と、情報識別IDの情報を受信するためのメッセージダイジェストB受信手段と、
    前記暗号化されたメッセージダイジェストBを前記鍵B(秘密鍵)で復号し、復号されたメッセージダイジェストBと情報識別IDを基に、メッセージダイジェストAが同じ利用者のものであることを確認するためのメッセージダイジェストA確認手段と、
    前記情報取得事業者の装置が生成した鍵C(公開鍵)で共通鍵Aを暗号化し、暗号化された共通鍵Aの情報を、プロキシー装置を介して、情報取得事業者の装置に送信するための共通鍵A送信手段と
    を具備し、
    前記情報取得事業者の装置には、
    前記共有情報保管データベースを参照し、前記メッセージダイジェストAと、暗号化された個人情報と、鍵B(公開鍵)の情報と、情報識別IDの情報とを受信するための情報取得手段と、
    前記メッセージダイジェストAをキーにメッセージダイジェストデータベースから、メッセージダイジェストBを検索するためのメッセージダイジェストB検索手段と、
    公開鍵暗号方式の鍵C(秘密鍵及び公開鍵)を生成するための暗号鍵C生成手段と、
    前記鍵B(公開鍵)により、メッセージダイジェストBを暗号化するためのメッセージダイジェストB暗号化手段と、
    前記暗号化されたメッセージダイジェストBと、鍵C(公開鍵)と、情報識別IDの情報を前記プロキシー装置に送信するためのメッセージダイジェストB送信手段と、
    前記情報提供元事業者の装置から、前記プロキシー装置を介して、暗号化された共通鍵Aの情報を受信し、暗号化された共通鍵Aを前記鍵C(秘密鍵)を用いて復号し、該共通鍵Aにより暗号化された個人情報を復号するための個人情報復号手段と
    を具備し、
    前記プロキシー装置には、
    情報提供元事業者の装置から、前記メッセージダイジェストAと、暗号化された個人情報と、鍵B(公開鍵)の情報を受信し、情報識別IDを付して前記共有情報保管データベースに保管するための共有情報保管手段と、
    前記情報取得事業者の装置から、前記鍵B(公開鍵)により暗号化されたメッセージダイジェストBと、鍵C(公開鍵)と、情報識別IDの情報を受信するためのメッセージダイジェストB受信手段と、
    前記情報取得事業者の装置により個人情報が取得されることを利用者の端末に通知し、該利用者の端末から承認信号を受信するための利用者承認確認手段と、前記利用者承認確認手段により、利用者の端末からの承認信号が得られた場合に、前記情報取得事業者の装置から受信した暗号化されたメッセージダイジェストBと、鍵C(公開鍵)と、情報識別IDの情報を情報提供元事業者の装置に送信するためのメッセージダイジェストB送信手段と
    を具備することを特徴とする個人情報流通システム。
  3. 前記情報提供元事業者の装置と前記情報取得事業者の装置とが、同一事業者の装置内に設備されること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の個人情報流通システム。
  4. 利用者の個人情報を提供する情報提供元事業者の装置と、前記個人情報を取得する情報取得事業者の装置と、前記個人情報の流通を仲介するプロキシー装置と、前記個人情報を保管する共有情報保管データベースとが通信ネットワークを通して接続される個人情報流通システムにおける個人情報流通方法であって、
    前記情報提供元事業者の装置が、前記利用者の端末から利用者の個人情報の登録及び更新の申し込みを受け付け登録するための利用者情報登録手順と、
    前記情報提供元事業者の装置が、共通鍵Aで暗号化された個人情報を、前記プロキシー装置を介して、前記共有情報保管データベースに登録するための共有情報登録手順と、
    前記情報取得事業者の装置が、前記共有情報保管データベースに登録された暗号化された個人情報を取得するための情報取得手順と、
    前記プロキシー装置を介して、前記情報提供元事業者の装置と情報取得事業者の装置が互いに相手方を認識することなく、前記情報取得事業者の装置が、前記情報提供元企業から前記共通鍵Aの情報を取得し、暗号化された個人情報を復号するための個人情報復号手順と、
    前記プロキシー装置が、前記個人情報が情報取得事業者に取得されることを利用者の端末に通知し、利用者の端末から承認信号を受信するための利用者承認確認手順と
    を含むことを特徴とする個人情報流通方法。
  5. 利用者の個人情報を提供する情報提供元事業者の装置と、前記個人情報を取得する情報取得事業者の装置と、前記個人情報の流通を仲介するプロキシー装置と、前記個人情報を保管する共有情報保管データベースとが通信ネットワークを通して接続され、前記各事業者の装置には、前記個人情報から異なるアルゴリズムにより2通りのメッセージダイジェストA及びBを生成し登録するメッセージダイジェストデータベースが設備される個人情報流通システムにおける個人情報流通方法であって、
    前記情報提供元事業者の装置により、
    前記利用者の端末から利用者の個人情報の登録及び更新の申し込みを受け付け登録するための利用者情報登録手順と、
    共通鍵Aと公開鍵暗号方式の鍵B(秘密鍵及び公開鍵)を生成するための暗号鍵A、B生成手順と、
    前記個人情報を前記共通鍵Aにて暗号化するための個人情報暗号化手順と、
    前記メッセージダイジェストAと、暗号化された個人情報と、鍵B(公開鍵)の情報とを、前記プロキシー装置を介して、前記共有情報保管データベースへ登録するための共有情報登録手順と、
    前記情報取得事業者の装置から、前記プロキシー装置を介して、前記鍵B(公開鍵)により暗号化されたメッセージダイジェストBと、情報取得事業者の装置が生成した公開鍵暗号方式の鍵C(公開鍵)の情報と、情報識別IDの情報を受信するためのメッセージダイジェストB受信手順と、
    前記暗号化されたメッセージダイジェストBを前記鍵B(秘密鍵)で復号し、復号されたメッセージダイジェストBと情報識別IDを基に、メッセージダイジェストAが同じ利用者のものであることを確認するためのメッセージダイジェストA確認手順と、
    前記情報取得事業者の装置が生成した鍵C(公開鍵)で共通鍵Aを暗号化し、暗号化された共通鍵Aの情報を、プロキシー装置を介して、情報取得事業者の装置に送信するための共通鍵A送信手順と
    が行われ、
    前記情報取得事業者の装置により、
    前記共有情報保管データベースを参照し、前記メッセージダイジェストAと、暗号化された個人情報と、鍵B(公開鍵)の情報と、情報識別IDの情報とを受信するための情報取得手順と、
    前記メッセージダイジェストAをキーにメッセージダイジェストデータベースから、メッセージダイジェストBを検索するためのメッセージダイジェストB検索手順と、
    公開鍵暗号方式の鍵C(秘密鍵及び公開鍵)を生成するための暗号鍵C生成手順と、
    前記鍵B(公開鍵)により、メッセージダイジェストBを暗号化するためのメッセージダイジェストB暗号化手順と、
    前記暗号化されたメッセージダイジェストBと、鍵C(公開鍵)と、情報識別IDの情報を前記プロキシー装置に送信するためのメッセージダイジェストB送信手順と、
    前記情報提供元事業者の装置から、前記プロキシー装置を介して、暗号化された共通鍵Aの情報を受信し、暗号化された共通鍵Aを前記鍵C(秘密鍵)を用いて復号し、該共通鍵Aにより暗号化された個人情報を復号するための個人情報復号手順と
    が行われ、
    前記プロキシー装置により、
    情報提供元事業者の装置から、前記メッセージダイジェストAと、暗号化された個人情報と、鍵B(公開鍵)の情報を受信し、情報識別IDを付して前記共有情報保管データベースに保管するための共有情報保管手順と、
    前記情報取得事業者の装置から、前記鍵B(公開鍵)により暗号化されたメッセージダイジェストBと、鍵C(公開鍵)と、情報識別IDの情報を受信するためのメッセージダイジェストB受信手順と、
    前記情報取得事業者の装置により個人情報が取得されることを利用者の端末に通知し、該利用者の端末から承認信号を受信するための利用者承認確認手順と、前記利用者承認確認手順により、利用者の端末からの承認信号が得られた場合に、前記情報取得事業者の装置から受信した暗号化されたメッセージダイジェストBと、鍵C(公開鍵)と、情報識別IDの情報を情報提供元事業者の装置に送信するためのメッセージダイジェストB送信手順と
    が行われることを特徴とする個人情報流通方法。
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