JP2004213095A - ビデオテキスト処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のビデオフレームから候補テキストチェンジフレームを高速に選択し、テキストチェンジフレーム内のテキスト領域を正確に検出する。
【解決手段】与えられたビデオフレームから冗長なフレームや非テキストフレームを除くことにより、テキスト領域を含むビデオフレームを選択し、選択されたフレーム内の偽ストロークを除くことによりテキスト領域を特定し、テキスト領域内のテキストラインを抽出して二値化する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオ画像処理装置に関し、さらに詳しくはeラーニングビデオのためのテキスト画像抽出装置に関する。テキストチェンジフレーム検出装置は、テキスト情報を含むビデオフレームを特定する。テキスト抽出装置は、そのビデオフレームからテキスト情報を抽出し、抽出したテキスト情報を認識のため光学式文字認識(OCR)エンジンに渡す。
【0002】
【従来の技術】
ビデオおよび画像内のテキスト検索は非常に重要な技術であり、格納領域削減、ビデオおよび画像のインデックス付け、デジタルライブラリ等のように、多様な適用対象を有する。
【0003】
本発明は、特定のタイプのビデオとして、大量のテキスト情報を含んでいるeラーニングビデオに着目している。ビデオ内のテキストコンテンツを効率的に検索するためには、2つの技術が必要となる。ビデオ内でのテキストチェンジフレーム検出と画像からのテキスト抽出である。テキストチェンジフレームとは、ビデオ内でテキストコンテンツの変化を示すフレームである。第1の技術は、ビデオを高速に拾い読みしてテキスト領域を含むビデオフレームを選択する。そして、第2の技術は、そのビデオフレームからテキスト情報を抽出して、認識のためOCRエンジンに渡す。
【0004】
テキストチェンジフレーム検出技術は、場面チェンジフレーム検出技術の特別なケースであると考えられる。ビデオの内容の変化を示す場面チェンジフレームを検出する技術は、近年盛んに研究されている。いくつかの方法では、フレーム間の強度の違いに着目しており、いくつかの方法では、色ヒストグラムとテクスチャの違いに着目している。しかしながら、これらの方法は、特にeラーニングの分野においては、ビデオ内でのテキストチェンジフレーム検出に適していない。
【0005】
典型的なeラーニングビデオの例として、ビデオフレームがしばしばスライド画像を含んでいるプレゼンテーションビデオを採り上げてみる。スライド画像の例としては、PowerPoint(登録商標)画像やプロジェクタからのフィルム画像がある。スライドの内容の変化は、色およびテクスチャの劇的な変化を引き起こすことにはならない。また、ビデオカメラの焦点は、話中にしばしばスライド画像内であちこち移動して、画像シフトを引き起こす。話し手が自分のスライドを動かすときにも、画像シフトが発生する。従来の方法では、これらの内容シフトフレームが場面チェンジフレームとしてマークされることになる。従来の方法のもう1つの欠点は、あるフレームがテキスト情報を含んでいるか否かを直接判定できないことである。
【0006】
ビデオからテキストチェンジフレームを抽出するもう1つの方法は、ビデオ内のフレーム毎にテキスト抽出法を実行して、内容が変化したか否かを判定することである。この戦略の問題点は、非常に時間がかかるということである。
【0007】
テキストチェンジフレームが検出された後、テキスト抽出法が用いて、そのフレームからテキストラインが抽出される。ビデオおよび静止画像からテキストラインを抽出するために多くの方法が提唱されている(例えば、非特許文献1および2参照)。
【0008】
また、本分野に関連するいくつかの特許も公開されている(例えば、特許文献1、2、および3参照)。
これらの方法によれば、eラーニングにおけるビデオフレームを取り扱うときに問題が生じることになる。eラーニングビデオ画像内の文字は常に極小サイズであり、文字の境界も非常に不明瞭であり、テキスト領域の周辺には、テキストラインのバウンディングボックス、人間の体による陰影や隠蔽等のように、多くの障害がある。
【0009】
【非特許文献1】
V. Wu, R. Manmatha, and E. M. Riseman,“TextFinder: An Automatic System to Detect and Recognize Text in Images,”IEEE transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence, VOL. 21, NO. 11, pp. 1224−1229, November, 1999.
【非特許文献2】
T. Sato, T. Kanade, E. Hughes, M. Smith, and S. Satoh,“Video OCR: Indexing Digital News Libraries by Recognition of Superimposed Captions,”ACM Multimedia Systems Special Issue on Video Libraries, February, 1998.
【特許文献1】
米国特許第6,366,699号明細書
【特許文献2】
米国特許第5,465,304号明細書
【特許文献3】
米国特許第5,307,422号明細書
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のビデオ画像処理には、次のような問題がある。
ビデオ内のフレーム毎にテキスト抽出法を実行して、内容が変化したか否かを判定するのには、非常に時間がかかる。
【0011】
eラーニングビデオ画像内の文字は常に極小サイズであり、文字の境界も非常に不明瞭であり、テキスト領域の周辺には多くの障害がある。したがって、従来のテキスト抽出法では、最終二値画像内に多くの偽りの文字ストロークが残ってしまい、後続のOCR段階で誤った認識結果を生じさせることになる。
【0012】
本発明の課題は、正しいテキストチェンジフレームの総数に対する抽出された正しいテキストチェンジフレームの数の比率として定義されるリコール率を高く維持したままで、複数のビデオフレームから候補テキストチェンジフレームを高速に選択することである。
【0013】
本発明のもう1つの課題は、テキストチェンジフレーム内のテキスト領域を効率的に検出し、偽りの文字ストロークをできるだけ多く除去して、テキストライン毎の二値画像を提供するスキームを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、ビデオ内のテキストフレームを高速に選択するテキストチェンジフレーム検出装置と、テキストフレーム内のテキストラインを抽出するテキスト抽出装置とを備え、ビデオ内の全フレームからテキストコンテンツを含むフレームを高速に選択し、テキストフレーム内の各テキストラインの領域をマークして、テキストラインをバイナリ形式で出力するビデオテキスト処理装置により達成される。
【0015】
第1のテキストチェンジフレーム検出装置は、第1のフレーム除去手段、第2のフレーム除去手段、第3のフレーム除去手段、および出力手段を備え、与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択する。第1のフレーム除去手段は、与えられたビデオフレームから冗長なビデオフレームを除去する。第2のフレーム除去手段は、与えられたビデオフレームからテキスト領域を含まないビデオフレームを除去する。第3のフレーム除去手段は、与えられたビデオフレームから画像シフトに起因する冗長なビデオフレームを検出して除去する。出力手段は、残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する。
【0016】
第2のテキストチェンジフレーム検出装置は、画像ブロック有効化手段、画像ブロック類似度計測手段、フレーム類似度判定手段、および出力手段を備え、与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択する。
【0017】
画像ブロック有効化手段は、与えられたビデオフレームのうちの2つのビデオフレーム内の同じ位置にある2つの画像ブロックが、画像コンテンツの変化を示す能力のある有効ブロックペアであるか否かを決定する。画像ブロック類似度計測手段は、有効ブロックペアの2つの画像ブロックの類似度を計算して、それらの2つの画像ブロックが類似しているか否かを決定する。フレーム類似度判定手段は、有効ブロックペアの総数に対する類似画像ブロックの数の比を用いて2つのビデオフレームが類似しているか否かを決定する。出力手段は、類似ビデオフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する。
【0018】
第3のテキストチェンジフレーム検出装置は、高速簡易画像二値化手段、テキストライン領域決定手段、再二値化手段、テキストライン確認手段、テキストフレーム検証手段、および出力手段を備え、与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択する。高速簡易画像二値化手段は、与えられたビデオフレームのうちの1つのビデオフレームの第1の二値画像を生成する。テキストライン領域決定手段は、第1の二値画像の横射影と縦射影を用いてテキストライン領域の位置を決定する。再二値化手段は、テキストライン領域毎に第2の二値画像を生成する。テキストライン確認手段は、第1の二値画像と第2の二値画像の差と、テキストライン領域内の画素の総数に対するそのテキストライン領域内のフォアグランド画素の数の充填率とを用いて、テキストライン領域の有効性を決定する。テキストフレーム検証手段は、1組の連続するビデオフレーム内の有効テキストライン領域の数を用いて、1組の連続するビデオフレームがテキスト領域を含まない非テキストフレームであるか否かを確認する。出力手段は、非テキストフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する。
【0019】
第4のテキストチェンジフレーム検出装置は、高速簡易画像二値化手段、テキストライン縦位置決定手段、縦シフト検出手段、横シフト検出手段、および出力手段を備え、与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択する。高速簡易画像二値化手段は、与えられたビデオフレームのうちの2つのビデオフレームの二値画像を生成する。テキストライン縦位置決定手段は、上記2つのビデオフレームの二値画像の横射影を用いてテキストライン領域毎の縦位置を決定する。縦シフト検出手段は、横射影の相関を用いて、上記2つのビデオフレームの間における画像シフトの縦オフセットと、それらの2つのビデオフレームの縦方向の類似度とを決定する。横シフト検出手段は、上記2つのビデオフレームの二値画像内におけるテキストライン毎の縦射影の相関を用いて、画像シフトの横オフセットと、それらの2つのビデオフレームの横方向の類似度とを決定する。出力手段は、類似ビデオフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する。
【0020】
テキストチェンジフレーム検出装置によりビデオ内の候補テキストチェンジフレームが検出された後、フレーム毎の画像がテキスト抽出のためにテキスト抽出装置に送られる。
【0021】
第1のテキスト抽出装置は、エッジ画像生成手段、ストローク画像生成手段、ストロークフィルタ手段、テキストライン領域形成手段、テキストライン検証手段、テキストライン二値化手段、および出力手段を備え、与えられた画像から少なくとも1つのテキストライン領域を抽出する。
【0022】
エッジ画像生成手段は、与えられた画像のエッジ情報を生成する。ストローク画像生成手段は、エッジ情報を用いて与えられた画像内の候補文字ストロークの二値画像を生成する。ストロークフィルタ手段は、エッジ情報を用いて上記二値画像から偽りのストロークを除去する。テキストライン領域形成手段は、複数のストロークを1つのテキストライン領域に統合する。テキストライン検証手段は、テキストライン領域から偽りの文字ストロークを除去し、そのテキストライン領域を改善する。テキストライン二値化手段は、上記テキストライン領域の高さを用いてそのテキストライン領域を二値化する。出力手段は、上記テキストライン領域の二値画像を出力する。
【0023】
第2のテキスト抽出装置は、エッジ画像生成手段、ストローク画像生成手段、ストロークフィルタ手段、および出力手段を備え、与えられた画像から少なくとも1つのテキストライン領域を抽出する。エッジ画像生成手段は、与えられた画像のエッジ画像を生成する。ストローク画像生成手段は、エッジ画像を用いて与えられた画像内の候補文字ストロークの二値画像を生成する。ストロークフィルタ手段は、エッジ画像内のエッジを表す画素と上記候補文字ストロークの二値画像内のストロークの輪郭との重複率をチェックし、重複率が所定のしきい値より大きければそのストロークを有効ストロークと決定し、重複率が所定のしきい値より小さければそのストロークを無効ストロークと決定して、無効ストロークを除去する。出力手段は、上記候補文字ストロークの二値画像内の残されたストロークの情報を出力する。
【0024】
テキスト抽出装置によりテキストライン領域が抽出された後、それらは認識のためにOCRエンジンに送られる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明のビデオテキスト処理装置の構成を示している。装置の入力は、既存のビデオデータ101またはテレビ(TV)ビデオカメラ102からの生のビデオストリームであり、入力されたビデオデータは、まずビデオ分解部103により連続したフレームに分解される。そして、テキストチェンジフレーム検出装置104を用いて、ビデオフレーム内の候補テキストチェンジフレームが見つけられる。テキストチェンジフレーム検出装置は、総処理時間を大幅に削減することになる。その後、テキスト抽出装置105に、候補テキストチェンジフレーム毎にフレーム内のテキストライン(テキスト領域)を検出させ、そのテキストラインの画像をさらなるOCR処理のためにデータベース106に出力させる。
【0026】
図2は、図1のビデオテキスト処理装置の処理フローチャートを示している。S201の処理はビデオ分解部103により行われ、S202からS204までの処理はテキストチェンジフレーム検出装置104により行われ、S205からS210までの処理はテキスト抽出装置105により行われる。
【0027】
まず、入力されたビデオが連続したフレームに分解される(S201)。そして、フレーム類似度計測が行われ、2つの隣同士のフレームの類似度が計測される(S202)。それらの2つのフレームが類似していれば、2番目のフレームが除去される。次に、テキストフレーム検出および検証が行われ、S202の処理で残されたフレームがテキストラインを含むか否かが判定される(S203)。フレームがテキストラインを含んでいなければ、そのフレームは除去される。さらに画像シフト検出が行われ、2つのフレーム内に画像シフトが存在するか否かが決定される(S204)。もしそうであれば、2番目のフレームが除去される。テキストチェンジフレーム検出装置104の出力は、一群の候補テキストチェンジフレームとなる。
【0028】
候補テキストチェンジフレーム毎にエッジ画像生成が行われ、フレームのエッジ画像が生成される(S205)。そして、ストローク生成が行われ、エッジ情報に基づいてストローク画像が生成される(S206)。次に、ストロークフィルタリングが行われ、エッジ情報に基づいて偽りのストロークが除去される(S207)。さらにテキストライン領域形成が行われ、個々のストロークが接続されて1つのテキストラインになる(S208)。その後、テキストライン検証が行われ、テキストライン内の偽りのストロークが除去されて、テキストラインが改善される(S209)。最後に、テキストライン二値化が行われ、最終的な二値画像が生成される(S210)。最終出力は、認識のためにOCRエンジンにより処理されることになる一連の二値テキストライン画像である。
【0029】
図3は、図1のテキストチェンジフレーム検出装置104の構成を示している。入力されたビデオフレームは、まず重複しているフレームを削除するためにフレーム類似度計測部301に送られ、テキストフレーム検出検証部302を用いて、テキスト情報を含むフレームか否かがチェックされる。次に、画像シフト検出部303を用いて、画像シフトに起因する冗長なフレームが除去される。フレーム類似度計測部301、テキストフレーム検出検証部302、および画像シフト検出部303は、それぞれ第1、第2、および第3のフレーム除去手段に対応する。テキストチェンジフレーム検出装置104は、eラーニングビデオ内のテキストチェンジフレームを検出するのに非常に適している。この装置は、テキスト領域を含んでいないビデオフレームとともに、重複しているビデオフレームおよびシフトしているビデオフレームを、高いリコール率を維持しながら非常に高速に除去することができる。
【0030】
図4は、図3のフレーム類似度計測部301の構成を示している。フレーム類似度計測部301は、画像ブロック有効化部311、画像ブロック類似度計測部312、およびフレーム類似度判定部313を含む。画像ブロック有効化部311は、2つのビデオフレーム内の同じ位置にある2つの画像ブロックが有効ブロックペアであるか否かを決定する。有効ブロックペアとは、画像内容の変化を示す能力のある画像ブロックペアである。画像ブロック類似度計測部312は、有効ブロックペアの2つの画像ブロックの類似度を計算し、それらの2つの画像ブロックが類似しているか否かを決定する。フレーム類似度判定部313は、有効ブロックペアの総数に対する類似画像ブロックの数の比を用いて、2つのビデオフレームが類似しているか否かを決定する。フレーム類似度計測部301によれば、ビデオフレームから重複しているフレームが効率的に検出され、除去される。
【0031】
図5は、図3のテキストフレーム検出検証部302の構成を示している。テキストフレーム検出検証部302は、高速簡易画像二値化部321、テキストライン領域決定部322、再二値化部323、テキストライン確認部324、およびテキストフレーム検証部325を含む。高速簡易画像二値化部321は、ビデオフレームの第1の二値画像を生成する。テキストライン領域決定部322は、第1の二値画像の横射影と縦射影を用いてテキストライン領域の位置を決定する。再二値化部323は、テキストライン領域毎に第2の二値画像を生成する。テキストライン確認部324は、第1の二値画像と第2の二値画像の差と、テキストライン領域内の画素の総数に対するそのテキストライン領域内のフォアグランド画素の数の充填率とを用いて、テキストライン領域の有効性を決定する。テキストフレーム検証部325は、1組の連続するビデオフレーム内の有効テキストライン領域の数を用いて、1組の連続するビデオフレームがテキスト領域を含まない非テキストフレームであるか否かを確認する。テキストフレーム検出検証部302によれば、ビデオフレームから非テキストフレームが高速に検出され、除去される。
【0032】
図6は、図3の画像シフト検出部303の構成を示している。画像シフト検出部303は、高速簡易画像二値化部331、テキストライン縦位置決定部332、縦シフト検出部333、および横シフト検出部334を含む。高速簡易画像二値化部331は、2つのビデオフレームの二値画像を生成する。テキストライン縦位置決定部332は、それらの二値画像の横射影を用いてテキストライン領域毎の縦位置を決定する。縦シフト検出部333は、横射影の相関を用いて、上記2つのビデオフレームの間における画像シフトの縦オフセットと、それらの2つのビデオフレームの縦方向の類似度とを決定する。横シフト検出部334は、上記2つのビデオフレームの二値画像内におけるテキストライン毎の縦射影の相関を用いて、画像シフトの横オフセットと、それらの2つのビデオフレームの横方向の類似度とを決定する。画像シフト検出部303によれば、ビデオフレームから画像シフトに起因する冗長なフレームが高速に検出され、除去される。
【0033】
図7および8は、同じテキストコンテンツを有する2つのフレームを示している。図9は、これらの2つのフレームに対するフレーム類似度計測部301の処理結果を示している。図9の白のボックスは、有効ブロックペアに含まれるブロックであり、かつ、内容の変化を示す能力のある、すべての有効画像ブロックを示している。実線のボックスは類似画像ブロックを表し、破線のボックスは非類似画像ブロックを表す。有効ブロックの数に対する類似画像ブロックの数の比は、所定のしきい値より大きいので、これらの2つの画像は類似しているとみなされ、2番目のフレームが除去される。
【0034】
図10は、図4のフレーム類似度計測部301の動作フローチャートである。0番目の瞬間の0番目のフレームから比較が開始され(S501)、現在のi番目のフレームが、STEP個のフレームのフレーム間隔を有するj番目のフレームと比較される(S502)。2つのフレームの比較においてi番目のフレームがj番目のフレームと類似していれば(S503)、現在のフレーム位置がj番目のフレームにジャンプして、比較のためのS502およびS503の処理が繰り返される。
【0035】
2つのフレームが異なっていれば、現在のフレームの1フレーム後のフレームから比較が再開され、そのフレームはk番目のフレームとなる(S504およびS505)。kがjより小さいか否かがチェックされる(S506)。k番目のフレームがj番目のフレームの前であり、i番目のフレームがk番目のフレームと類似していれば(S511)、k番目のフレームが現在のフレームとなり(S512)、比較のためのS502およびS503の処理が繰り返される。
【0036】
i番目のフレームがk番目のフレームと異なっていれば、kが1だけ増加し(S505)、kがjより小さいか否かがチェックされる。kがjより小さくなければ、j番目のフレームはそれ以前のフレームとは異なることを意味し、j番目のフレームは新たな候補テキストチェンジフレームとしてマークされる(S507)。そして、j番目のフレームから新たな検索が始まる(S508)。現在の検索フレームのインデックスiとSTEPの和が入力されたビデオフレームの総数nFrameより大きければ(S509)、検索は終わり、見つかった候補テキストチェンジフレームは、さらなる処理のために後続部302および303に送られる。そうでなければ、検索が続けられる。
【0037】
フレーム間隔STEPの意図は、検索動作全体の時間を短縮することである。STEPが大きすぎれば、ビデオの内容は急に変化し、性能が低下することになる。STEPが小さすぎれば、総検索時間はあまり短縮されないことになる。このフレーム間隔としては、例えば、STEP=4フレームが選ばれる。
【0038】
図11は、図10のS503における2つのフレームの類似度の決定の動作フローチャートを示している。S511における処理のフローチャートは、図11においてjをkに置き換えることで得られる。
【0039】
開始時に、画像ブロックカウントn、有効ブロックカウントnValid、および類似ブロックカウントnSimilarは、すべて0に設定される(S513)。そして、i番目のフレームとj番目のフレームが、N×Nの規模の重複しない小さな画像ブロックに分割され、それらの画像ブロックの数がnBlockとして記録される(S514)。例えば、N=16である。2つのフレーム内の同じ位置にある2つの画像ブロックは、画像ブロックペアと定義される。そして、画像ブロックペア毎に、画像ブロック有効化部311を用いて、画像ブロックペアが有効ブロックペアであるか否かがチェックされる(S515)。画像ブロックペア毎の変化を検出することにより、2つのフレーム間における変化の検出が達成される。内容が変化したとしても、スライドのバックグラウンド部分は通常は変化しない。したがって、これらの部分の画像ブロックペアは、有効ブロックペアとみなされるべきではない。
【0040】
ブロックペアが無効であれば、次のブロックペアがチェックされる(S519およびS520)。ブロックペアが有効ブロックペアであれば、有効ブロックカウントnValidが1だけ増加し(S516)、画像ブロック類似度計測部312を用いて、2つの画像ブロックの類似度が計測される(S517)。それらのブロックが類似していれば、類似ブロックカウントnSimilarが1だけ増加する(S518)。すべてのブロックペアが比較されたとき(S519およびS520)、フレーム類似度判定部313を用いて、2つのフレームが類似しているか否かが決定される(S521)。次の条件が満たされれば、2つのフレームは類似しているとみなされる(S522)。
nSimilar>nValid*simrate
例えば、simrate=0.85である。上記条件が満たされなければ、2つのフレームは非類似とみなされる(S523)。
【0041】
図12は、図11のS515における画像ブロック有効化部311の動作フローチャートを示している。まず、n番目の画像ブロックペアの平均と分散が計算される(S524)。i番目のフレームの画像ブロックの濃淡値の平均および分散は、それぞれM(i)およびV(i)と記される。j番目のフレームの画像ブロックの濃淡値の平均および分散は、それぞれM(j)およびV(j)と記される。ブロックペアの2つの分散V(i)およびV(j)がどちらも所定のしきい値Tvより小さく(S525)、かつ、2つの平均M(i)およびM(j)の絶対差もまた所定のしきい値Tmより小さければ(S526)、その画像ブロックペアは無効ブロックペアとなる(S527)。そうでなければ、その画像ブロックペアは有効ブロックペアとなる(S528)。
【0042】
図13は、図11のS517における画像ブロック類似度計測部312の動作フローチャートを示している。n番目の画像ブロックペアの平均M(i)およびM(j)がまず計算される(S529)。2つの平均M(i)およびM(j)の絶対差が所定のしきい値Tm1より大きければ(S530)、それらの2つの画像ブロックは非類似画像ブロックとみなされる(S534)。そうでなければ、2つの画像ブロックの相関C(i,j)が計算される(S531)。相関C(i,j)が所定のしきい値Tcより大きければ(S532)、それらの2つの画像ブロックは類似しているとみなされ(S533)、相関C(i,j)がしきい値Tcより小さければ、それらの2つの画像ブロックは非類似とみなされる(S534)。
【0043】
図14から図21までは、図5のテキストフレーム検出検証部302により行われる処理の結果の例を示している。図14は、元のビデオフレームを示している。図15は、高速簡易画像二値化の結果である第1の二値画像を示している。図16は、横二値射影の結果を示している。図17は、射影正則化の結果を示している。図18は、候補テキストライン毎の縦二値射影の結果を示している。図19は、テキストライン領域決定の結果を示している。グレーの矩形は、候補テキストライン領域を示している。
【0044】
図20は、図19において破線によりマークされた2つの候補テキストライン領域の二値画像の2つのペアの結果を示している。最初のペアの二値画像はテキスト情報を含んでいる。これらの2つの画像の違いは非常に小さい。したがって、このテキストライン領域は、真のテキストライン領域とみなされる。2番目のペアの二値画像には非常に大きな違いがある。異なる部分は所定のしきい値より大きいため、この領域は非テキストライン領域とみなされる。図21は、検出されたテキストライン領域を示している。
【0045】
図22および23は、図3のテキストフレーム検出検証部302の動作フローチャートを示している。まず、連続する候補フレームセクションの検出が行われ、フレーム類似度計測部301により出力された候補テキストフレームは、一連の連続する候補フレームをそれぞれ含む複数のセクションに分類される(S701)。これらのセクションの数は、nSectionと記される。最初のセクションから始めて(S702)、i番目のセクションの連続する候補フレームの数M(i)が所定のしきい値Tncfより大きければ(S703)、高速簡易画像二値化部321を用いて、すべてのビデオフレームの各二値画像が求められる(S704)。そして、二値画像の横および縦射影を使用したテキストライン領域決定部322を用いて、テキストラインの領域が決定される(S705)。
【0046】
次に、検出されたテキストライン領域から始めて(S706)、再二値化部323を用いて、テキストライン領域の2番目の二値画像が作成される(S707)。再二値化部323は、検出されたテキストライン毎の全領域に対してNiblack の画像二値化法を適用して、二値画像を求める。同じテキストライン領域の2つの二値画像は、テキストライン確認部324により比較される(S708)。それらの2つの二値画像が類似していれば、i番目のセクションのテキストラインカウントnTextLine(i)が1だけ増加する(S709)。この手順はM(i)個の連続する候補フレーム内のすべてのテキストラインに対して繰り返される(S710およびS711)。
【0047】
非テキストフレームがいくつかのテキストラインを含んでいるとみなされることもあるが、一連の候補フレームがいかなるテキストラインも含んでいないのであれば、これらのフレーム内で検出されるテキストラインの数はそれほど多くならないものと考えられる。そこで、テキストフレーム検証部325を用いて、その一連の候補テキストフレームが非テキストフレームであるか否かが確認される。一連の候補テキストフレームは、次の条件が満たされれば非テキストフレームとみなされ(S712)、
nTextLine(i)≦αM(i)
これらの偽りの候補テキストフレームは除去される(S713)。ここで、αは、実験により決定される正の実数である。通常は、α=0.8と設定される。この手順は連続する候補フレームのすべてのセクションに対して繰り返される(S714およびS715)。
【0048】
図24は、図22のS704における高速簡易画像二値化部321の動作フローチャートを示している。フレーム画像は、まずN×Nの規模の重複しない画像ブロックに分割され、それらの画像ブロックの数はnBlockとして記録される(S716)。例えば、N=16である。最初の画像ブロックから始めて(S717)、Niblack の画像二値化法により画像ブロック毎に二値化される(S718)。Niblack の画像二値化のパラメータkは、k=−0.4に設定される。この手順はすべての画像ブロックに対して繰り返される(S719およびS720)。
【0049】
図25は、図24のS718におけるNiblack の画像二値化法のフローチャートを示している。入力はM×Nの規模の濃淡画像である。まず、画像の平均Meanおよび分散Varが計算される(S721)。分散Varが所定のしきい値Tvより小さければ(S722)、その二値画像内のすべての画素が0に設定される。Var>Tvであれば、次式によりバイナリしきい値Tが計算される。
T=Mean+k*Var
画像画素i毎に、その画素の濃淡値gray(i)がTより大きければ(S726)、その二値画像bin(i)内の画素が0に設定される(S727)、そうでなければ、その画素が1に設定される(S728)。この手順は二値画像内のすべての画素に対して繰り返される(S729およびS730)。
【0050】
図26は、図22のS705におけるテキストライン領域決定部322の動作フローチャートを示している。このテキストライン領域決定部の入力は、S704からのビデオフレームの二値画像である。横画像射影Prjhがまず計算される(S731)。この射影は平滑化されて(S732)正則化される(S733)。Prjhを正則化した結果はPrjhrとなり、0または1の2つの値のみを有する。1はその位置が大きな射影値を有することを意味し、0はその位置が小さな射影値を有することを意味する。Prjhrにおける各1の領域の始点および終点は、それぞれsy(i)およびey(i)として記録される(S734)。Prjhrにおける各1の領域に対して、縦画像射影Prjv(i)が計算される(S735)。Prjv(i)は平滑化されて(S736)正則化され、Prjvr(i)となる(S737)。Prjvr(i)内の2つの1の領域間の距離が2*領域の高さより小さければ、それらの2つの1の領域は接続されて1つの領域となり、接続後の領域の始点および終点が、それぞれsx(i)およびex(i)として記録される(S738)。これらの出力sx(i)、ex(i)、sy(i)、およびey(i)により、i番目のテキストラインの領域が決定される(S739)。
【0051】
図27は、図26のS731における横画像射影のフローチャートを示している。最初の横ラインから始めて(S740)、i番目の横ラインに対する射影が次式により計算される(S741)。
【0052】
【数1】
Figure 2004213095
【0053】
ここで、I(i,j)はi行j列の画素値であり、wは画像の幅である。この計算は、画像の高さをhとして、画像内のすべての横ラインに対して繰り返される(S742およびS743)。
【0054】
図28は、図26のS732における射影平滑化のフローチャートを示している。平滑化ウィンドウの半径δに相当する点から始めて(S744)、平滑化射影のi番目の点の値prjs(i)が次式により計算される(S745)。
【0055】
【数2】
Figure 2004213095
【0056】
ここで、平滑化ウィンドウの長さを2*δ+1とする。この計算は、平滑化の範囲をLとして、平滑化射影のすべての点に対して繰り返される(S746およびS747)。
【0057】
図29は、図26のS733における射影正則化のフローチャートを示している。最初に、射影内のすべての極大値が検出される(S748)。正則化射影Prjrのすべての画素の値は0に設定される(S749)。最初の極大値max(i)から始めて(S750)、すぐ近くの2つの極小値min1(i)およびmin2(i)が検出される(S751)。
【0058】
図30は、射影曲線におけるmax(i)、min1(i)、およびmin2(i)の位置の描画例を示している。3つの極大値が存在している。P2、P4、およびP6は、それぞれmax(1)、max(2)、およびmax(3)とする。P1はmax(1)に対する上側の極小値min1(1)であり、P3はmax(1)に対する下側の極小値min2(1)である。P3はmax(2)に対する上側の極小値min1(2)でもある。同様に、P5はmax(2)に対する下側の極小値min2(2)であり、max(3)に対する上側の極小値min1(3)でもある。P7はmax(3)に対する下側の極小値min2(3)である。
【0059】
min1(i)<max(i)/2、かつ、min2(i)<max(i)/2であれば(S752)、min1(i)およびmin2(i)の位置の間の正則化射影Prjrの値は1に設定される(S753)。この手順は、極大値毎に繰り返される(S754およびS755)。
【0060】
図31は、図22のS708におけるテキストライン確認部324の動作フローチャートを示している。このテキストライン確認部の入力は、同じテキストライン領域のw×hの規模の2つの二値画像I1およびI2である。まず、カウンタcount1、count2、およびcountが0に設定される(S756)。countは、I1およびI2内の対応する2つの画素の値がどちらも1であるような画素の数を意味する。count1は、I1内の対応する画素の値が1であり、I2内のそれが0であるような画素の数を意味する。count2は、I2内の対応する画素の値が1であり、I1内のそれが0であるような画素の数を意味する。
【0061】
2つの画像内の最初の位置から始めて、対応する2つの画素I1(i)およびI2(i)が両方とも1であれば、countが1だけ増加する(S757およびS758)。そうでない場合、I1(i)が1であれば、count1が1だけ増加する(S759およびS760)。そうでもない場合、I2(i)が1であれば、count2が1だけ増加する(S761およびS762)。すべての画素がチェックされた後(S763およびS764)、次の条件が満たされるか否かがチェックされる(S765およびS766)。
count+count1<w*h/2,
count+count2<w*h/2,
count1<count*0.2,
count2<count*0.2,
fillrate<0.5
テキストライン領域の‘fillrate’は、その領域内の総画素数に対するフォアグランド画素の数の比率として定義される。上記の条件が満たされれば、2つの二値画像はこのテキストライン領域内において類似しているとみなされ、そのテキストライン領域は有効テキストラインとみなされる(S768)。これらの条件の1つでも満たされなければ、そのテキストライン領域は無効テキストラインとみなされる(S767)。
【0062】
図32および33は、図6の画像シフト検出部303の動作フローチャートを示している。連続する2つのフレームであるフレームiおよびjに対して、まず高速簡易画像二値化部331を用いて、それらの2つのフレームの二値画像が求められる(S801)。次に、フレームiおよびフレームjに対する横射影PrjyiおよびPrjyjをそれぞれ求めるために、テキストライン縦位置決定部332を用いて、図26のS731のような横画像射影が行われる(S802)。そして、縦シフト検出部333を用いて、2つの射影の相関関数Cy(t)が計算される(S803)。
【0063】
ここで、2つの射影Prj1(x)およびPrj2(x)の相関関数C(t)は、
【0064】
【数3】
Figure 2004213095
【0065】
のように定義される。ここで、Lは射影の長さであり、M1およびM2はそれぞれ射影Prj1およびPrj2の平均であり、V1およびV2はそれぞれ射影Prj1およびPrj2の分散である。
【0066】
Cy(t)の最大値が90%より小さければ(S804)、2つの画像はシフト画像ではない。そうでなければ、Cy(t)の最大値の位置が縦オフセットoffyとして記録され(S805)、射影Prjyiの正則化射影Prjyirを求めるために、S733のような射影正則化が行われる(S806)。フレームjがフレームiのシフトしたものであれば、フレームjの縦シフトオフセットはoffyとなる。Prjyir内の1の領域はすべて候補テキストライン領域とみなされ、始点syiおよび終点eyiにより表される(S807)。候補テキストライン領域の数はnCanTLとして記録される。
【0067】
最初の候補テキストライン領域から始めて、一致カウントnMatchが0に設定される(S808)。フレームj内のc番目の対応するシフト候補テキストライン領域は、syj(c)=syi(c)+offyおよびeyj(c)=eyi(c)+offyにより表されるものとする(S809)。2つの対応する候補テキストライン領域に対して、縦射影が計算される(S810)。そして、横シフト検出部334を用いて、2つの縦射影に対する相関関数Cx(t)が計算され、Cx(t)の最大値の位置が、これらの2つの射影に対する横オフセットoffxとして記録される(S811)。Cy(t)の最大値が90%より大きければ(S812)、2つの候補テキストライン領域は一致したシフトテキストライン領域とみなされ、一致カウントnMatchが1だけ増加する(S813)。すべての候補テキストラインペアがチェックされた後(S814およびS815)、一致したシフトテキストライン領域の数がテキストライン領域の数の70%より大きければ(S816)、フレームjはフレームiのシフトしたものとみなされる(S817)。そうでなければ、フレームjはフレームiのシフトしたフレームではない(S818)。
【0068】
図34は、図1のテキスト抽出装置105の構成を示している。テキスト抽出装置は、ビデオフレームのエッジ情報を抽出するエッジ画像生成部901、エッジ画像を用いて候補文字ストロークのストローク画像を生成するストローク画像生成部902、偽りの文字ストロークを除去するストロークフィルタ部903、隣同士のストロークを接続してテキストライン領域にするテキストライン領域形成部904、テキストライン領域内の偽りの文字ストロークを削除するテキストライン検証部905、およびテキストライン領域の最終二値画像を求めるテキストライン二値化部906を備える。テキスト抽出装置の出力は、フレーム内のすべてのテキストライン領域の二値画像のリストである。このテキスト抽出装置105によれば、できるだけ多くの偽りのストロークが検出されて除去されるので、テキストライン領域を正確に二値化することができる。
【0069】
図35は、図34のエッジ画像生成部901の構成を示している。エッジ画像生成部901は、エッジ強度計算部911、第1のエッジ画像生成部912、および第2のエッジ画像生成部913を含む。エッジ強度計算部911は、Sobel エッジ検出器を用いてビデオフレーム内の画素毎にエッジ強度を計算する。第1のエッジ画像生成部912は、画素毎のエッジ強度を所定のエッジしきい値と比較し、エッジ強度がしきい値より大きければ、第1のエッジ画像内の対応する画素の値をあるバイナリ値に設定し、エッジ強度がしきい値より小さければ、対応する画素の値を他のバイナリ値に設定することにより、第1のエッジ画像を生成する。例えば、あるバイナリ値として論理“1”を用いて白画素を表し、他のバイナリ値として論理“0”を用いて黒画素を表してもよい。第2のエッジ画像生成部913は、第1のエッジ画像内の上記あるバイナリ値を有する各画素の位置を中心とするウィンドウ内の画素毎のエッジ強度をそのウィンドウ内の画素の平均エッジ強度と比較し、その画素のエッジ強度が平均エッジ強度より大きければ、第2のエッジ画像内の対応する画素の値を上記あるバイナリ値に設定し、その画素のエッジ強度が平均エッジ強度より小さければ、対応する画素の値を上記他のバイナリ値に設定することにより、第2のエッジ画像を生成する。第2のエッジ画像生成には、例えば、3×3の規模の小さなウィンドウが用いられる。
【0070】
図36は、図34のストローク画像生成部902の構成を示している。ストローク画像生成部902は、局所画像二値化部921を含む。局所画像二値化部921は、第2のエッジ画像内の上記あるバイナリ値を有する各画素の位置を中心とするウィンドウを用いることにより、Niblack の二値化方法でビデオフレーム内の濃淡画像を二値化して候補文字ストロークの二値画像を求める。局所画像二値化には、例えば、11×11の規模のウィンドウが用いられる。
【0071】
図37は、図34のストロークフィルタ部903の構成を示している。ストロークフィルタ部903は、ストロークエッジ被覆有効化部931および大直線検出部932を備える。ストロークエッジ被覆有効化部931は、第2のエッジ画像内の上記あるバイナリ値を有する画素と候補文字ストロークの二値画像内のストロークの輪郭との重複率をチェックし、重複率が所定のしきい値より大きければそのストロークを有効ストロークと決定し、重複率が所定のしきい値より小さければそのストロークを無効ストロークと決定して、無効ストロークを偽りのストロークとして除去する。大直線検出部932は、ストロークの幅と高さを用いて非常に大きなストロークを偽りのストロークとして除去する。
【0072】
図38は、図34のテキストライン領域形成部904の構成を示している。テキストライン領域形成部904は、ストローク接続チェック部941を含む。ストローク接続チェック部941は、2つの隣接するストロークの高さの重複率とそれらの2つのストロークの間の距離とを用いて、それらの2つのストロークが接続可能か否かをチェックする。テキストライン領域形成部904は、チェック結果を用いて複数のストロークを1つのテキストライン領域に統合する。
【0073】
図39は、図34のテキストライン検証部905の構成を示している。テキストライン検証部905は、縦偽りストローク検出部951、横偽りストローク検出部952、およびテキストライン改善部953を含む。縦偽りストローク検出部951は、テキストライン領域内のストロークの平均高さより高い高さの各ストロークをチェックし、そのストロークが2つの横テキストライン領域を接続して1つの大テキストライン領域を生成していれば、そのストロークを偽りのストロークとしてマークする。横偽りストローク検出部952は、テキストライン領域内のストロークの平均幅により決定されるしきい値より大きな幅の各ストロークをチェックし、そのストロークを含む領域内のストロークの数が所定のしきい値より小さければ、そのストロークを偽りのストロークとしてマークする。テキストライン改善部953は、テキストライン領域内で偽りのストロークが検出されれば、そのテキストライン領域内の偽りのストローク以外のストロークを再接続する。
【0074】
図40は、図34のテキストライン二値化部906の構成を示している。テキストライン二値化部906は、自動サイズ計算部961およびブロック画像二値化部962を含む。自動サイズ計算部961は、二値化用のウィンドウのサイズを決定する。ブロック画像二値化部962は、第2のエッジ画像内の上記あるバイナリ値を有する各画素の位置を中心とする上記ウィンドウを用いることにより、Niblack の二値化方法でビデオフレーム内の濃淡画像を二値化する。偽りのストロークを除去した後のこのようなテキストライン二値化によれば、テキストライン領域を正確に二値化することができる。
【0075】
図41から図46までは、テキスト抽出装置のいくつかの結果を示している。図41は、元のビデオフレームを示している。図42は、最終エッジ画像(第2のエッジ画像)となるエッジ画像生成の結果を示している。図43は、ストローク生成の結果を示している。図44は、ストロークフィルタリングの結果を示している。図45は、テキストライン形成の結果を示している。図46は、精錬された最終二値化テキストライン領域の結果を示している。
【0076】
図47および48は、図35のエッジ画像生成部901の動作フローチャートを示している。まず、W×Hの規模の第1のエッジ画像EdgeImg1の画素EdgeImg1(i)のすべての値が0に設定される(S1101)。そして、最初の画素から始めて(S1102)、エッジ強度計算部911を用いて、Sobel エッジ検出器でi番目の画素のエッジ強度E(i)が計算される(S1103)。次に、第1のエッジ画像生成部912を用いて、EdgeImg1(i)の値が決定される。エッジ強度が所定のしきい値Tedgeより大きければ(S1104)、第1のエッジ画像内のこの画素の値は1に設定され、EdgeImg1(i)=1となる(S1105)。この手順はすべての画素がチェックされるまで繰り返される(S1106およびS1107)。
【0077】
第1のエッジ画像が得られた後、W×Hの規模の第2のエッジ画像EdgeImg2に対するすべての値EdgeImg2(i)が0に初期化される(S1108)。最初の画素から走査して(S1109)、第1のエッジ画像内の画素の値が1であれば(S1110)、図49に示すような画素iの近傍1116の配置に従って、近傍画素の平均エッジ強度が求められる(S1111)。そして、第2のエッジ画像生成部913を用いて、画素のエッジ強度を平均エッジ強度と比較することにより、第2のエッジ画像内のそれらの近傍画素の値を決定する(S1112)。エッジ強度が平均エッジ強度より大きければ、第2のエッジ画像内の画素値が1に設定され、そうでなければ、値は0に設定される。第1のエッジ画像内のすべての画素がチェックされた後(S1113およびS1114)、第2のエッジ画像が最終エッジ画像EdgeImgとして出力される(S1115)。
【0078】
図50は、図47のS1103におけるエッジ強度計算部911の動作フローチャートを示している。まず、i番目の画素に対して、図49に示した近傍領域1116内で、横および縦エッジ強度Ex(i)およびEy(i)が次式により求められる(S1117およびS1118)。
Ex(i)=I(d)+2*I(e)+I(f)−I(b)−2*I(a)−I(h),
Ey(i)=I(b)+2*I(c)+I(d)−I(h)−2*I(g)−I(f)
ここで、I(x)はx番目の画素(x=a,b,c,d,e,f,g,h)の濃淡値を表す。総エッジ強度E(i)は、次式により計算される(S1119)。
【0079】
【数4】
Figure 2004213095
【0080】
図48のS1111における画素iの平均エッジ強度は、次式により計算される。
Figure 2004213095
図51は、図36のストローク画像生成部902の動作フローチャートを示している。まず、W×Hの規模のストローク画像が0に初期化される(S1201)。そして、局所画像二値化部921を用いて、ストローク画像の画素の値が決定される。最初の画素から始めて(S1202)、エッジ画像EdgeImgのi番目の画素の値EdgeImg(i)が1であれば(S1203)、濃淡フレーム画像内にその画素の位置を中心とする11×11のウィンドウが設定され、図25に示したNiblack の二値化法により、ウィンドウ内のストローク画像の画素の値が決定される。エッジ画像内のすべての画素がチェックされた後(S1205およびS1206)、ストローク画像が生成される。
【0081】
図52は、図37のストロークフィルタ部903の動作フローチャートを示している。まず、大直線検出部932を用いて、非常に大きなストロークが削除される。最初のストロークから始めて(S1301)、ストロークの幅または高さが所定のしきい値MAXSTROKESIZEを超えていれば(S1302)、このストロークは削除される(S1304)。そうでなければ、ストロークエッジ被覆有効化部931を用いて、そのストロークの有効性がチェックされる(S1303)。有効ストロークは候補文字ストロークを意味し、無効ストロークは真の文字ストロークではない。ストロークが無効であれば、それは削除される(S1304)。ストロークの数をnStrokeとして、ストローク画像内のすべてのストロークに対してチェックが繰り返される(S1305およびS1306)。
【0082】
図53は、図52のS1303におけるストロークエッジ被覆有効化部931の動作フローチャートを示している。まず、ストロークの輪郭Cが求められる(S1307)。現在の輪郭点の近傍領域におけるEdgeImgの画素値が、最初の輪郭点から(S1308)チェックされる(S1309)。図49に示したように、点aから点hまでが点iの近傍点とみなされる。1の値を有する隣りのエッジ画素があれば、この輪郭点は有効エッジ輪郭点とみなされ、有効エッジ輪郭点のカウントnEdgeが1だけ増加する(S1310)。nContourを輪郭点の数としてすべての輪郭点がチェックされた後、有効エッジ輪郭点の数が0.8*nContourより大きければ、そのストロークは有効ストローク、つまり、候補文字ストロークとみなされる(S1314)。そうでなければ、そのストロークは無効ストロークである(S1315)。nContourに対するnEdgeの比率は重複率を表している。
【0083】
図54は、図38のテキストライン領域形成部904の動作フローチャートを示している。まず、すべてのストロークの領域が個々のテキストライン領域として設定され、テキストラインの数nTLがnStrokeに設定される(S1401)。最初のストロークから始めて(S1402)、ストロークiの次のストロークjが選択され(S1403)、ストロークiおよびストロークjが1つのテキストライン領域に属するか否かチェックされる(S1404)。否であれば、ストローク接続チェック部941を用いて、これらの2つのストロークが接続可能か否かがチェックされる(S1405)。接続可能であれば、ストロークiが属するテキストラインおよびストロークjが属するテキストラインの2つのテキストライン内のすべてのストロークが、1つの大きなテキストラインに統合され(S1406)、テキストラインの数が1だけ減少する(S1407)。
【0084】
ここで、テキストラインは一群の接続可能なストロークであり、すべてのストロークはテキストラインの属性を持っている。ストロークiがm番目のテキストラインに属し、ストロークjがn番目のテキストラインに属し、ストロークiがストロークjと接続可能であれば、m番目およびn番目のテキストライン内のすべてのストロークの属性がmに設定される。すべてのストロークペアがチェックされた後(S1408、S1409、S1410、およびS1411)、nTLはそのフレーム内のテキストラインの数となる。
【0085】
図55は、図54のS1405におけるストローク接続チェック部941の動作フローチャートを示している。まず、2つのストロークの高さh1およびh2が求められ、高い方の高さがmaxhとマークされ、低い方の高さがminhとマークされる(S1412)。ストロークiおよびストロークjの中心間の横距離が1.5*maxhより大きければ、これらの2つのストロークは接続可能ではない(S1417)。そうでなければ、ストロークiおよびストロークjの両方と交点を持つ横ラインの数がnOverlapとして記録される(S1414)。nOverlapが0.5*minhより大きければ(S1415)、これらの2つのストロークは接続可能である(S1416)。そうでなければ、これらの2つのストロークは接続可能ではない(S1417)。S1415におけるminhに対するnOverlapの比率は重複率を表す。
【0086】
図56は、図39のテキストライン検証部905の動作フローチャートを示している。まず、修正フラグmodflagが偽に設定される(S1501)。最初のテキストライン領域から始めて(S1502)、i番目のテキストライン領域の高さHeight(i)が所定のしきい値MINTLHEIGHTより小さければ(S1503)、このテキストライン領域は削除される(S1504)。そうでなければ、縦偽りストローク検出部951および横偽りストローク検出部952を用いて、偽りのストロークが検出される(S1505およびS1506)。偽りのストロークが検出されれば、そのストロークは削除され(S1507)、テキストライン改善部953を用いて残されたストロークが再接続され(S1508)、修正フラグが真に設定される(S1509)。テキストライン改善部953は、テキストライン領域形成部904と同様にして残されたストロークを再接続する。すべてのテキストライン領域がチェックされた後(S1510およびS1511)、修正フラグが真であれば(S1512)、偽りのストロークが検出されなくなるまで、再度、全体の処理が繰り返される。
【0087】
図57は、図56のS1505における縦偽りストローク検出部951の動作フローチャートを示している。まず、テキストライン領域内のストロークの平均高さが計算される(S1513)。最初のストロークから始めて(S1514)、ストロークiの高さが平均高さより大きければ(S1515)、マルチテキストライン検出が行われ、ストロークiの左側の領域内のストロークがチェックされる(S1516)。ストロークiの左側の領域はテキストライン領域内部の領域であり、この領域の左、上、および下の境界は、それぞれそのテキストライン領域の左、上、および下の境界である。この領域の右の境界はストロークiの左の境界である。ストロークiの左側の領域内に2つ以上の非重複横テキストライン領域が存在すれば、ストロークiは縦偽りストロークとなる(S1520)。
【0088】
そうでなければ、次に、マルチテキストライン検出が行われ、ストロークiの右側の領域内のストロークがチェックされる(S1517)。ストロークiの右側の領域は、ストロークiの左側の領域と同様にして定義される。ストロークiの右側の領域内に2つ以上の非重複横テキストライン領域が存在すれば、ストロークiは縦偽りストロークとなる(S1520)。この手順はテキストライン領域内のすべてのストロークがチェックされるまで繰り返される(S1518およびS1519)。
【0089】
図58は、図57のS1516およびS1517におけるマルチテキストライン検出のフローチャートを示している。まず、テキストライン領域形成部904と同様にしてストロークが接続される。テキストライン領域の数nTextLineが1より大きければ(S1522)、次の3つの条件が満たされるか否かがチェックされる。
1.2つの非重複横テキストライン領域が存在する(S1523)。
2.一方のテキストライン領域がもう一方のテキストライン領域の上にある(S1524)。
3.各テキストライン領域内のストロークの数が3より大きい(S1525)。3つの条件がすべて満たされれば、マルチテキストラインが検出されたことになる(S1526)。
【0090】
図59は、図56のS1506における横偽りストローク検出部952の動作フローチャートを示している。まず、テキストライン領域内のストロークの平均幅が計算される(S1527)。最初のストロークから始めて(S1528)、ストロークiの幅が平均ストローク幅の2.5倍より大きければ(S1529)、検出領域Rが設定される(S1530)。Rの左の境界R.leftおよび右の境界R.rightは、それぞれストロークiの左の境界Stroke(i).Leftおよび右の境界Stroke(i).Rightにより決定される。Rの上の境界R.topおよび下の境界R.bottomは、それぞれそのテキストライン領域の上の境界textline.topおよび下の境界textline.bottomにより決定される。検出領域R内のストロークの数が計算され(S1531)、その数が3以下であれば(S1532)、ストロークiは横偽りストロークとしてマークされる(S1533)。この手順はテキストライン領域内のすべてのストロークがチェックされるまで繰り返される(S1534およびS1535)。
【0091】
図60および61は、偽りのストロークの例を示している。図60のストローク1541は縦偽りストロークであり、図61のストローク1542は横偽りストロークである。
【0092】
図62は、図40のテキストライン二値化部906の動作フローチャートを示している。まず、自動サイズ計算部961を用いて、テキストライン領域の高さHeightに基づき、次の3つの条件を満たすような二値化用のウィンドウのサイズwhが決定される(S1601)。
wh=Height/3,
wh=wh+1 if wh is an even number,
wh=5 if wh<5
その後、ブロック画像二値化部962を用いて、そのテキストライン領域が再二値化される(S1602)。ブロック画像二値化部962は、Niblack の二値化法のウィンドウサイズをwhに設定し、ストローク画像生成部902と同様にしてテキストライン領域を再二値化する。
【0093】
図1のビデオテキスト処理装置、あるいはテキストチェンジフレーム検出装置104およびテキスト抽出装置105の各々は、例えば、図63に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成される。図63の情報処理装置は、CPU(中央処理装置)1701、メモリ1702、入力装置1703、出力装置1704、外部記憶装置1705、媒体駆動装置1706、ネットワーク接続装置1707、およびビデオ入力装置1708を備え、それらはバス1709により互いに接続されている。
【0094】
メモリ1702は、例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)等を含み、処理に用いられるプログラムおよびデータを格納する。CPU1701は、メモリ1702を利用してプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。この場合、図3の301から303までの各部と図34の901から906までの各部は、メモリ1702に格納されたプログラムに対応する。
【0095】
入力装置1703は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、ユーザからの指示や情報の入力に用いられる。出力装置1704は、例えば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ等であり、ユーザへの問い合わせや処理結果の出力に用いられる。
【0096】
外部記憶装置1705は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。情報処理装置は、この外部記憶装置1705に、上記プログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ1702にロードして使用する。外部記憶装置1705は、図1の既存のビデオデータ101を格納するデータベースとしても用いられる。
【0097】
媒体駆動装置1706は、可搬記録媒体1710を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体1710は、メモリカード、フレキシブルディスク、CD−ROM(compact disk read only memory )、光ディスク、光磁気ディスク等の任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。ユーザは、この可搬記録媒体1710に上記プログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ1702にロードして使用する。
【0098】
ネットワーク接続装置1707は、LAN(local area network)、インターネット等の任意の通信ネットワークに接続され、通信中にデータを変換する。情報処理装置は、上記プログラムおよびデータをネットワーク接続装置1707を介して受け取り、必要に応じて、それらをメモリ1702にロードして使用する。
【0099】
ビデオ入力装置1708は、例えば、図1のTVビデオカメラ102であり、生のビデオストリームの入力に用いられる。
図64は、図63の情報処理装置にプログラムおよびデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示している。可搬記録媒体1710やサーバ1801のデータベース1803に格納されたプログラムおよびデータは、情報処理装置1802のメモリ1702にロードされる。サーバ1801は、そのプログラムおよびデータを搬送する搬送信号を生成し、ネットワーク上の任意の伝送媒体を介して情報処理装置1802に送信する。CPU1701は、そのデータを用いてそのプログラムを実行し、必要な処理を行う。
【0100】
(付記1) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するテキストチェンジフレーム検出装置であって、
前記与えられたビデオフレームから冗長なビデオフレームを除去する第1のフレーム除去手段と、
前記与えられたビデオフレームからテキスト領域を含まないビデオフレームを除去する第2のフレーム除去手段と、
前記与えられたビデオフレームから画像シフトに起因する冗長なビデオフレームを検出して除去する第3のフレーム除去手段と、
残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する出力手段と
を備えることを特徴とするテキストチェンジフレーム検出装置。
【0101】
(付記2) 前記第1のフレーム除去手段は、
前記与えられたビデオフレームのうちの2つのビデオフレーム内の同じ位置にある2つの画像ブロックが、画像コンテンツの変化を示す能力のある有効ブロックペアであるか否かを決定する画像ブロック有効化手段と、
前記有効ブロックペアの2つの画像ブロックの類似度を計算して、該2つの画像ブロックが類似しているか否かを決定する画像ブロック類似度計測手段と、
有効ブロックペアの総数に対する類似画像ブロックの数の比を用いて前記2つのビデオフレームが類似しているか否かを決定するフレーム類似度判定手段とを含み、
前記第1のフレーム除去手段は、類似ビデオフレームを冗長なビデオフレームとして除去することを特徴とする付記1記載のテキストチェンジフレーム検出装置。
【0102】
(付記3) 前記第2のフレーム除去手段は、
前記与えられたビデオフレームのうちの1つのビデオフレームの第1の二値画像を生成する高速簡易画像二値化手段と、
前記第1の二値画像の横射影と縦射影を用いてテキストライン領域の位置を決定するテキストライン領域決定手段と、
テキストライン領域毎に第2の二値画像を生成する再二値化手段と、
前記第1の二値画像と第2の二値画像の差と、テキストライン領域内の画素の総数に対する該テキストライン領域内のフォアグランド画素の数の充填率とを用いて、テキストライン領域の有効性を決定するテキストライン確認手段と、
1組の連続するビデオフレーム内の有効テキストライン領域の数を用いて、該1組の連続するビデオフレームがテキスト領域を含まない非テキストフレームであるか否かを確認するテキストフレーム検証手段とを含むことを特徴とする付記1記載のテキストチェンジフレーム検出装置。
【0103】
(付記4) 前記第3のフレーム除去手段は、
前記与えられたビデオフレームのうちの2つのビデオフレームの二値画像を生成する高速簡易画像二値化手段と、
前記2つのビデオフレームの二値画像の横射影を用いてテキストライン領域毎の縦位置を決定するテキストライン縦位置決定手段と、
前記横射影の相関を用いて、前記2つのビデオフレームの間における画像シフトの縦オフセットと、該2つのビデオフレームの縦方向の類似度とを決定する縦シフト検出手段と、
前記2つのビデオフレームの二値画像内におけるテキストライン毎の縦射影の相関を用いて、前記画像シフトの横オフセットと、該2つのビデオフレームの横方向の類似度とを決定する横シフト検出手段とを含み、
前記第3のフレーム除去手段は、類似ビデオフレームを前記画像シフトに起因する冗長なビデオフレームとして除去することを特徴とする付記1記載のテキストチェンジフレーム検出装置。
【0104】
(付記5) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するテキストチェンジフレーム検出装置であって、
与えられたビデオフレームのうちの2つのビデオフレーム内の同じ位置にある2つの画像ブロックが、画像コンテンツの変化を示す能力のある有効ブロックペアであるか否かを決定する画像ブロック有効化手段と、
前記有効ブロックペアの2つの画像ブロックの類似度を計算して、該2つの画像ブロックが類似しているか否かを決定する画像ブロック類似度計測手段と、
有効ブロックペアの総数に対する類似画像ブロックの数の比を用いて前記2つのビデオフレームが類似しているか否かを決定するフレーム類似度判定手段と、類似ビデオフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する出力手段と
を備えることを特徴とするテキストチェンジフレーム検出装置。
【0105】
(付記6) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するテキストチェンジフレーム検出装置であって、
前記与えられたビデオフレームのうちの1つのビデオフレームの第1の二値画像を生成する高速簡易画像二値化手段と、
前記第1の二値画像の横射影と縦射影を用いてテキストライン領域の位置を決定するテキストライン領域決定手段と、
テキストライン領域毎に第2の二値画像を生成する再二値化手段と、
前記第1の二値画像と第2の二値画像の差と、テキストライン領域内の画素の総数に対する該テキストライン領域内のフォアグランド画素の数の充填率とを用いて、テキストライン領域の有効性を決定するテキストライン確認手段と、
1組の連続するビデオフレーム内の有効テキストライン領域の数を用いて、該1組の連続するビデオフレームがテキスト領域を含まない非テキストフレームであるか否かを確認するテキストフレーム検証手段と、
前記非テキストフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する出力手段と
を備えることを特徴とするテキストチェンジフレーム検出装置。
【0106】
(付記7) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するテキストチェンジフレーム検出装置であって、
前記与えられたビデオフレームのうちの2つのビデオフレームの二値画像を生成する高速簡易画像二値化手段と、
前記2つのビデオフレームの二値画像の横射影を用いてテキストライン領域毎の縦位置を決定するテキストライン縦位置決定手段と、
前記横射影の相関を用いて、前記2つのビデオフレームの間における画像シフトの縦オフセットと、該2つのビデオフレームの縦方向の類似度とを決定する縦シフト検出手段と、
前記2つのビデオフレームの二値画像内におけるテキストライン毎の縦射影の相関を用いて、前記画像シフトの横オフセットと、該2つのビデオフレームの横方向の類似度とを決定する横シフト検出手段と、
類似ビデオフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する出力手段と
を備えることを特徴とするテキストチェンジフレーム検出装置。
【0107】
(付記8) 与えられた画像から少なくとも1つのテキストライン領域を抽出するテキスト抽出装置であって、
前記与えられた画像のエッジ情報を生成するエッジ画像生成手段と、
前記エッジ情報を用いて前記与えられた画像内の候補文字ストロークの二値画像を生成するストローク画像生成手段と、
前記エッジ情報を用いて前記二値画像から偽りのストロークを除去するストロークフィルタ手段と、
複数のストロークを1つのテキストライン領域に統合するテキストライン領域形成手段と、
前記テキストライン領域から偽りの文字ストロークを除去し、該テキストライン領域を改善するテキストライン検証手段と、
前記テキストライン領域の高さを用いて該テキストライン領域を二値化するテキストライン二値化手段と、
前記テキストライン領域の二値画像を出力する出力手段と
を備えることを特徴とするテキスト抽出装置。
【0108】
(付記9) 前記エッジ画像生成手段は、
Sobel エッジ検出器を用いて前記与えられた画像内の画素毎のエッジ強度を計算するエッジ強度計算手段と、
画素毎のエッジ強度を所定のエッジしきい値と比較し、該エッジ強度が該しきい値より大きければ、第1のエッジ画像内の対応する画素の値をあるバイナリ値に設定し、該エッジ強度が該しきい値より小さければ、該対応する画素の値を他のバイナリ値に設定することにより、該第1のエッジ画像を生成する第1のエッジ画像生成手段と、
前記第1のエッジ画像内の前記あるバイナリ値を有する各画素の位置を中心とするウィンドウ内の画素毎のエッジ強度を該ウィンドウ内の画素の平均エッジ強度と比較し、該画素のエッジ強度が該平均エッジ強度より大きければ、第2のエッジ画像内の対応する画素の値を該あるバイナリ値に設定し、該画素のエッジ強度が該平均エッジ強度より小さければ、該対応する画素の値を前記他のバイナリ値に設定することにより、該第2のエッジ画像を生成する第2のエッジ画像生成手段とを含むことを特徴とする付記8記載のテキスト抽出装置。
【0109】
(付記10) 前記ストローク画像生成手段は、前記第2のエッジ画像内の前記あるバイナリ値を有する各画素の位置を中心とするウィンドウを用いることにより、Niblack の二値化方法で前記与えられた画像の濃淡画像を二値化して前記候補文字ストロークの二値画像を求める局所画像二値化手段を含むことを特徴とする付記9記載のテキスト抽出装置。
【0110】
(付記11) 前記ストロークフィルタ手段は、
前記第2のエッジ画像内の前記あるバイナリ値を有する画素と前記候補文字ストロークの二値画像内のストロークの輪郭との重複率をチェックし、該重複率が所定のしきい値より大きければ該ストロークを有効ストロークと決定し、該重複率が該所定のしきい値より小さければ該ストロークを無効ストロークと決定して、該無効ストロークを除去するストロークエッジ被覆有効化手段と、
前記ストロークの幅と高さを用いて大きなストロークを除去する大直線検出手段とを含むことを特徴とする付記9記載のテキスト抽出装置。
【0111】
(付記12) 前記テキストライン二値化手段は、
二値化用のウィンドウのサイズを決定する自動サイズ計算手段と、
前記第2のエッジ画像内の前記あるバイナリ値を有する各画素の位置を中心とする前記ウィンドウを用いることにより、Niblack の二値化方法で前記与えられた画像の濃淡画像を二値化するブロック画像二値化手段とを含むことを特徴とする付記9記載のテキスト抽出装置。
【0112】
(付記13) 前記テキストライン領域形成手段は、2つの隣接するストロークの高さの重複率と該2つのストロークの間の距離とを用いて、該2つのストロークが接続可能か否かをチェックするストローク接続チェック手段を含み、該テキストライン領域形成手段は、チェック結果を用いて前記複数のストロークを1つのテキストライン領域に統合することを特徴とする付記8記載のテキスト抽出装置。
【0113】
(付記14) 前記テキストライン検証手段は、
前記テキストライン領域内のストロークの平均高さより高い高さの各ストロークをチェックし、該ストロークが2つの横テキストライン領域を接続して1つの大テキストライン領域を生成していれば、該ストロークを偽りのストロークとしてマークする縦偽りストローク検出手段と、
前記テキストライン領域内のストロークの平均幅により決定されるしきい値より大きな幅の各ストロークをチェックし、該ストロークを含む領域内のストロークの数が所定のしきい値より小さければ、該ストロークを偽りのストロークとしてマークする横偽りストローク検出手段と、
前記テキストライン領域内で偽りのストロークが検出されれば、該テキストライン領域内の該偽りのストローク以外のストロークを再接続するテキストライン改善手段とを含むことを特徴とする付記8記載のテキスト抽出装置。
【0114】
(付記15) 与えられた画像から少なくとも1つのテキストライン領域を抽出するテキスト抽出装置であって、
前記与えられた画像のエッジ画像を生成するエッジ画像生成手段と、
前記エッジ画像を用いて前記与えられた画像内の候補文字ストロークの二値画像を生成するストローク画像生成手段と、
前記エッジ画像内のエッジを表す画素と前記候補文字ストロークの二値画像内のストロークの輪郭との重複率をチェックし、該重複率が所定のしきい値より大きければ該ストロークを有効ストロークと決定し、該重複率が該所定のしきい値より小さければ該ストロークを無効ストロークと決定して、該無効ストロークを除去するストロークフィルタ手段と、
前記候補文字ストロークの二値画像内の残されたストロークの情報を出力する出力手段と
を備えることを特徴とするテキスト抽出装置。
【0115】
(付記16) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するコンピュータのためのプログラムであって、
前記与えられたビデオフレームから冗長なビデオフレームを除去し、
前記与えられたビデオフレームからテキスト領域を含まないビデオフレームを除去し、
前記与えられたビデオフレームから画像シフトに起因する冗長なビデオフレームを検出して除去し、
残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【0116】
(付記17) 前記与えられたビデオフレームのうちの2つのビデオフレーム内の同じ位置にある2つの画像ブロックが、画像コンテンツの変化を示す能力のある有効ブロックペアであるか否かを決定し、
前記有効ブロックペアの2つの画像ブロックの類似度を計算して、該2つの画像ブロックが類似しているか否かを決定し、
有効ブロックペアの総数に対する類似画像ブロックの数の比を用いて前記2つのビデオフレームが類似しているか否かを決定し、
類似ビデオフレームを冗長なビデオフレームとして除去する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記16記載のプログラム。
【0117】
(付記18) 前記与えられたビデオフレームのうちの1つのビデオフレームの第1の二値画像を生成し、
前記第1の二値画像の横射影と縦射影を用いてテキストライン領域の位置を決定し、
テキストライン領域毎に第2の二値画像を生成し、
前記第1の二値画像と第2の二値画像の差と、テキストライン領域内の画素の総数に対する該テキストライン領域内のフォアグランド画素の数の充填率とを用いて、テキストライン領域の有効性を決定し、
1組の連続するビデオフレーム内の有効テキストライン領域の数を用いて、該1組の連続するビデオフレームがテキスト領域を含まない非テキストフレームであるか否かを確認する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記16記載のプログラム。
【0118】
(付記19) 前記プログラムは、
前記与えられたビデオフレームのうちの2つのビデオフレームの二値画像を生成し、
前記2つのビデオフレームの二値画像の横射影を用いてテキストライン領域毎の縦位置を決定し、
前記横射影の相関を用いて、前記2つのビデオフレームの間における画像シフトの縦オフセットと、該2つのビデオフレームの縦方向の類似度とを決定し、
前記2つのビデオフレームの二値画像内におけるテキストライン毎の縦射影の相関を用いて、前記画像シフトの横オフセットと、該2つのビデオフレームの横方向の類似度とを決定する処理を前記コンピュータに実行させ、
前記冗長なビデオフレームを検出して除去するステップは、類似ビデオフレームを前記画像シフトに起因する冗長なビデオフレームとして除去することを特徴とする付記16記載のプログラム。
【0119】
(付記20) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するコンピュータのためのプログラムであって、
与えられたビデオフレームのうちの2つのビデオフレーム内の同じ位置にある2つの画像ブロックが、画像コンテンツの変化を示す能力のある有効ブロックペアであるか否かを決定し、
前記有効ブロックペアの2つの画像ブロックの類似度を計算して、該2つの画像ブロックが類似しているか否かを決定し、
有効ブロックペアの総数に対する類似画像ブロックの数の比を用いて前記2つのビデオフレームが類似しているか否かを決定し、
類似ビデオフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【0120】
(付記21) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するコンピュータのためのプログラムであって、
前記与えられたビデオフレームのうちの1つのビデオフレームの第1の二値画像を生成し、
前記第1の二値画像の横射影と縦射影を用いてテキストライン領域の位置を決定し、
テキストライン領域毎に第2の二値画像を生成し、
前記第1の二値画像と第2の二値画像の差と、テキストライン領域内の画素の総数に対する該テキストライン領域内のフォアグランド画素の数の充填率とを用いて、テキストライン領域の有効性を決定し、
1組の連続するビデオフレーム内の有効テキストライン領域の数を用いて、該1組の連続するビデオフレームがテキスト領域を含まない非テキストフレームであるか否かを確認し、
前記非テキストフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【0121】
(付記22) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するコンピュータのためのプログラムであって、
前記与えられたビデオフレームのうちの2つのビデオフレームの二値画像を生成し、
前記2つのビデオフレームの二値画像の横射影を用いてテキストライン領域毎の縦位置を決定し、
前記横射影の相関を用いて、前記2つのビデオフレームの間における画像シフトの縦オフセットと、該2つのビデオフレームの縦方向の類似度とを決定し、
前記2つのビデオフレームの二値画像内におけるテキストライン毎の縦射影の相関を用いて、前記画像シフトの横オフセットと、該2つのビデオフレームの横方向の類似度とを決定し、
類似ビデオフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【0122】
(付記23) 与えられた画像から少なくとも1つのテキストライン領域を抽出するコンピュータのためのプログラムであって、
前記与えられた画像のエッジ情報を生成し、
前記エッジ情報を用いて前記与えられた画像内の候補文字ストロークの二値画像を生成し、
前記エッジ情報を用いて前記二値画像から偽りのストロークを除去し、
複数のストロークを1つのテキストライン領域に統合し、
前記テキストライン領域から偽りの文字ストロークを除去して、該テキストライン領域を改善し、
前記テキストライン領域の高さを用いて該テキストライン領域を二値化し、
前記テキストライン領域の二値画像を出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【0123】
(付記24) Sobel エッジ検出器を用いて前記与えられた画像内の画素毎のエッジ強度を計算し、
画素毎のエッジ強度を所定のエッジしきい値と比較し、該エッジ強度が該しきい値より大きければ、第1のエッジ画像内の対応する画素の値をあるバイナリ値に設定し、該エッジ強度が該しきい値より小さければ、該対応する画素の値を他のバイナリ値に設定することにより、該第1のエッジ画像を生成し、
前記第1のエッジ画像内の前記あるバイナリ値を有する各画素の位置を中心とするウィンドウ内の画素毎のエッジ強度を該ウィンドウ内の画素の平均エッジ強度と比較し、該画素のエッジ強度が該平均エッジ強度より大きければ、第2のエッジ画像内の対応する画素の値を該あるバイナリ値に設定し、該画素のエッジ強度が該平均エッジ強度より小さければ、該対応する画素の値を前記他のバイナリ値に設定することにより、該第2のエッジ画像を生成する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記23記載のプログラム。
【0124】
(付記25) 前記第2のエッジ画像内の前記あるバイナリ値を有する各画素の位置を中心とするウィンドウを用いることにより、Niblack の二値化方法で前記与えられた画像の濃淡画像を二値化して前記候補文字ストロークの二値画像を求める処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記24記載のプログラム。
【0125】
(付記26) 前記ストロークの幅と高さを用いて大きなストロークを除去し、
前記第2のエッジ画像内の前記あるバイナリ値を有する画素と前記候補文字ストロークの二値画像内のストロークの輪郭との重複率をチェックし、
前記重複率が所定のしきい値より大きければ前記ストロークを有効ストロークと決定し、該重複率が該所定のしきい値より小さければ該ストロークを無効ストロークと決定し、
前記無効ストロークを除去する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記24記載のプログラム。
【0126】
(付記27) 二値化用のウィンドウのサイズを決定し、
前記第2のエッジ画像内の前記あるバイナリ値を有する各画素の位置を中心とする前記ウィンドウを用いることにより、Niblack の二値化方法で前記与えられた画像の濃淡画像を二値化する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記24記載のプログラム。
【0127】
(付記28) 2つの隣接するストロークの高さの重複率と該2つのストロークの間の距離とを用いて、該2つのストロークが接続可能か否かをチェックし、チェック結果を用いて前記複数のストロークを1つのテキストライン領域に統合する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記23記載のプログラム。
【0128】
(付記29) 前記テキストライン領域内のストロークの平均高さより高い高さの各ストロークをチェックし、
前記ストロークが2つの横テキストライン領域を接続して1つの大テキストライン領域を生成していれば、該ストロークを偽りのストロークとしてマークし、
前記テキストライン領域内のストロークの平均幅により決定されるしきい値より大きな幅の各ストロークをチェックし、
前記ストロークを含む領域内のストロークの数が所定のしきい値より小さければ、該ストロークを偽りのストロークとしてマークし、
前記テキストライン領域内で偽りのストロークが検出されれば、該テキストライン領域内の該偽りのストローク以外のストロークを再接続する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記23記載のプログラム。
【0129】
(付記30) 与えられた画像から少なくとも1つのテキストライン領域を抽出するコンピュータのためのプログラムであって、
前記与えられた画像のエッジ画像を生成し、
前記エッジ画像を用いて前記与えられた画像内の候補文字ストロークの二値画像を生成し、
前記エッジ画像内のエッジを表す画素と前記候補文字ストロークの二値画像内のストロークの輪郭との重複率をチェックし、
前記重複率が所定のしきい値より大きければ該ストロークを有効ストロークと決定し、該重複率が該所定のしきい値より小さければ該ストロークを無効ストロークと決定し、
前記無効ストロークを除去し、
前記候補文字ストロークの二値画像内の残されたストロークの情報を出力する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【0130】
(付記31) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するコンピュータのためのプログラムを記録した記録媒体であって、該プログラムは、
前記与えられたビデオフレームから冗長なビデオフレームを除去し、
前記与えられたビデオフレームからテキスト領域を含まないビデオフレームを除去し、
前記与えられたビデオフレームから画像シフトに起因する冗長なビデオフレームを検出して除去し、
残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0131】
(付記32) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するコンピュータのためのプログラムを記録した記録媒体であって、該プログラムは、
与えられたビデオフレームのうちの2つのビデオフレーム内の同じ位置にある2つの画像ブロックが、画像コンテンツの変化を示す能力のある有効ブロックペアであるか否かを決定し、
前記有効ブロックペアの2つの画像ブロックの類似度を計算して、該2つの画像ブロックが類似しているか否かを決定し、
有効ブロックペアの総数に対する類似画像ブロックの数の比を用いて前記2つのビデオフレームが類似しているか否かを決定し、
類似ビデオフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0132】
(付記33) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するコンピュータのためのプログラムを記録した記録媒体であって、該プログラムは、
前記与えられたビデオフレームのうちの1つのビデオフレームの第1の二値画像を生成し、
前記第1の二値画像の横射影と縦射影を用いてテキストライン領域の位置を決定し、
テキストライン領域毎に第2の二値画像を生成し、
前記第1の二値画像と第2の二値画像の差と、テキストライン領域内の画素の総数に対する該テキストライン領域内のフォアグランド画素の数の充填率とを用いて、テキストライン領域の有効性を決定し、
1組の連続するビデオフレーム内の有効テキストライン領域の数を用いて、該1組の連続するビデオフレームがテキスト領域を含まない非テキストフレームであるか否かを確認し、
前記非テキストフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0133】
(付記34) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するコンピュータのためのプログラムを記録した記録媒体であって、該プログラムは、
前記与えられたビデオフレームのうちの2つのビデオフレームの二値画像を生成し、
前記2つのビデオフレームの二値画像の横射影を用いてテキストライン領域毎の縦位置を決定し、
前記横射影の相関を用いて、前記2つのビデオフレームの間における画像シフトの縦オフセットと、該2つのビデオフレームの縦方向の類似度とを決定し、
前記2つのビデオフレームの二値画像内におけるテキストライン毎の縦射影の相関を用いて、前記画像シフトの横オフセットと、該2つのビデオフレームの横方向の類似度とを決定し、
類似ビデオフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0134】
(付記35) 与えられた画像から少なくとも1つのテキストライン領域を抽出するコンピュータのためのプログラムを記録した記録媒体であって、該プログラムは、
前記与えられた画像のエッジ情報を生成し、
前記エッジ情報を用いて前記与えられた画像内の候補文字ストロークの二値画像を生成し、
前記エッジ情報を用いて前記二値画像から偽りのストロークを除去し、
複数のストロークを1つのテキストライン領域に統合し、
前記テキストライン領域から偽りの文字ストロークを除去して、該テキストライン領域を改善し、
前記テキストライン領域の高さを用いて該テキストライン領域を二値化し、
前記テキストライン領域の二値画像を出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0135】
(付記36) 与えられた画像から少なくとも1つのテキストライン領域を抽出するコンピュータのためのプログラムを記録した記録媒体であって、該プログラムは、
前記与えられた画像のエッジ画像を生成し、
前記エッジ画像を用いて前記与えられた画像内の候補文字ストロークの二値画像を生成し、
前記エッジ画像内のエッジを表す画素と前記候補文字ストロークの二値画像内のストロークの輪郭との重複率をチェックし、
前記重複率が所定のしきい値より大きければ該ストロークを有効ストロークと決定し、該重複率が該所定のしきい値より小さければ該ストロークを無効ストロークと決定し、
前記無効ストロークを除去し、
前記候補文字ストロークの二値画像内の残されたストロークの情報を出力する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0136】
(付記37) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するコンピュータにプログラムを搬送する搬送信号であって、該プログラムは、
前記与えられたビデオフレームから冗長なビデオフレームを除去し、
前記与えられたビデオフレームからテキスト領域を含まないビデオフレームを除去し、
前記与えられたビデオフレームから画像シフトに起因する冗長なビデオフレームを検出して除去し、
残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする搬送信号。
【0137】
(付記38) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するコンピュータにプログラムを搬送する搬送信号であって、該プログラムは、
与えられたビデオフレームのうちの2つのビデオフレーム内の同じ位置にある2つの画像ブロックが、画像コンテンツの変化を示す能力のある有効ブロックペアであるか否かを決定し、
前記有効ブロックペアの2つの画像ブロックの類似度を計算して、該2つの画像ブロックが類似しているか否かを決定し、
有効ブロックペアの総数に対する類似画像ブロックの数の比を用いて前記2つのビデオフレームが類似しているか否かを決定し、
類似ビデオフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする搬送信号。
【0138】
(付記39) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するコンピュータにプログラムを搬送する搬送信号であって、該プログラムは、
前記与えられたビデオフレームのうちの1つのビデオフレームの第1の二値画像を生成し、
前記第1の二値画像の横射影と縦射影を用いてテキストライン領域の位置を決定し、
テキストライン領域毎に第2の二値画像を生成し、
前記第1の二値画像と第2の二値画像の差と、テキストライン領域内の画素の総数に対する該テキストライン領域内のフォアグランド画素の数の充填率とを用いて、テキストライン領域の有効性を決定し、
1組の連続するビデオフレーム内の有効テキストライン領域の数を用いて、該1組の連続するビデオフレームがテキスト領域を含まない非テキストフレームであるか否かを確認し、
前記非テキストフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする搬送信号。
【0139】
(付記40) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するコンピュータにプログラムを搬送する搬送信号であって、該プログラムは、
前記与えられたビデオフレームのうちの2つのビデオフレームの二値画像を生成し、
前記2つのビデオフレームの二値画像の横射影を用いてテキストライン領域毎の縦位置を決定し、
前記横射影の相関を用いて、前記2つのビデオフレームの間における画像シフトの縦オフセットと、該2つのビデオフレームの縦方向の類似度とを決定し、
前記2つのビデオフレームの二値画像内におけるテキストライン毎の縦射影の相関を用いて、前記画像シフトの横オフセットと、該2つのビデオフレームの横方向の類似度とを決定し、
類似ビデオフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする搬送信号。
【0140】
(付記41) 与えられた画像から少なくとも1つのテキストライン領域を抽出するコンピュータにプログラムを搬送する搬送信号であって、該プログラムは、
前記与えられた画像のエッジ情報を生成し、
前記エッジ情報を用いて前記与えられた画像内の候補文字ストロークの二値画像を生成し、
前記エッジ情報を用いて前記二値画像から偽りのストロークを除去し、
複数のストロークを1つのテキストライン領域に統合し、
前記テキストライン領域から偽りの文字ストロークを除去して、該テキストライン領域を改善し、
前記テキストライン領域の高さを用いて該テキストライン領域を二値化し、
前記テキストライン領域の二値画像を出力する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする搬送信号。
【0141】
(付記42) 与えられた画像から少なくとも1つのテキストライン領域を抽出するコンピュータにプログラムを搬送する搬送信号であって、該プログラムは、
前記与えられた画像のエッジ画像を生成し、
前記エッジ画像を用いて前記与えられた画像内の候補文字ストロークの二値画像を生成し、
前記エッジ画像内のエッジを表す画素と前記候補文字ストロークの二値画像内のストロークの輪郭との重複率をチェックし、
前記重複率が所定のしきい値より大きければ該ストロークを有効ストロークと決定し、該重複率が該所定のしきい値より小さければ該ストロークを無効ストロークと決定し、
前記無効ストロークを除去し、
前記候補文字ストロークの二値画像内の残されたストロークの情報を出力する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする搬送信号。
【0142】
(付記43) 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するテキストチェンジフレーム検出方法であって、
前記与えられたビデオフレームから冗長なビデオフレームを除去し、
前記与えられたビデオフレームからテキスト領域を含まないビデオフレームを除去し、
前記与えられたビデオフレームから画像シフトに起因する冗長なビデオフレームを検出して除去し、
残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして提示する
ことを特徴とするテキストチェンジフレーム検出方法。
【0143】
(付記44) 与えられた画像から少なくとも1つのテキストライン領域を抽出するテキスト抽出方法であって、
前記与えられた画像のエッジ情報を生成し、
前記エッジ情報を用いて前記与えられた画像内の候補文字ストロークの二値画像を生成し、
前記エッジ情報を用いて前記二値画像から偽りのストロークを除去し、
複数のストロークを1つのテキストライン領域に統合し、
前記テキストライン領域から偽りの文字ストロークを除去して、該テキストライン領域を改善し、
前記テキストライン領域の高さを用いて該テキストライン領域を二値化し、
前記テキストライン領域の二値画像を提示する
ことを特徴とするテキスト抽出方法。
【0144】
【発明の効果】
本発明によれば、テキスト領域を含んでいないビデオフレームとともに、重複しているビデオフレームおよびシフトしているビデオフレームを、与えられたビデオフレームから非常に高速に除去することができる。さらに、できるだけ多くの偽りのストロークが検出されて除去されるので、ビデオフレーム内のテキストライン領域を正確に二値化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオテキスト処理装置の構成を示す図である。
【図2】ビデオテキスト処理装置の処理フローチャートである。
【図3】本発明のテキストチェンジフレーム検出装置の構成を示すブロック図である。
【図4】フレーム類似度計測部の構成を示す図である。
【図5】テキストフレーム検出検証部の構成を示す図である。
【図6】画像シフト検出部の構成を示す図である。
【図7】テキストコンテンツを有する第1のフレームを示す図である。
【図8】テキストコンテンツを有する第2のフレームを示す図である。
【図9】フレーム類似度計測部の処理結果を示す図である。
【図10】フレーム類似度計測部の動作フローチャートである。
【図11】2つのフレームの類似度の決定のフローチャートである。
【図12】画像ブロック有効化部の動作フローチャートである。
【図13】画像ブロック類似度計測部の動作フローチャートである。
【図14】テキストフレーム検出検証のための元のビデオフレームを示す図である。
【図15】高速簡易画像二値化の結果の第1の二値画像を示す図である。
【図16】横射影の結果を示す図である。
【図17】射影正則化の結果を示す図である。
【図18】候補テキストライン毎の縦二値射影の結果を示す図である。
【図19】テキストライン領域決定の結果を示す図である。
【図20】2つの候補テキストラインに対する2組の二値画像を示す図である。
【図21】検出されたテキストライン領域を示す図である。
【図22】テキストフレーム検出検証部の動作フローチャート(その1)である。
【図23】テキストフレーム検出検証部の動作フローチャート(その2)である。
【図24】高速簡易二値化部の動作フローチャートである。
【図25】Niblack の画像二値化法のフローチャートである。
【図26】テキストライン領域決定部の動作フローチャートである。
【図27】横画像射影のフローチャートである。
【図28】射影平滑化のフローチャートである。
【図29】射影正則化のフローチャートである。
【図30】射影のmaxおよびminの例を示す図である。
【図31】テキストライン確認部の動作フローチャートである。
【図32】画像シフト検出部の動作フローチャート(その1)である。
【図33】画像シフト検出部の動作フローチャート(その2)である。
【図34】本発明のテキスト抽出装置の構成を示す図である。
【図35】エッジ画像生成部の構成を示す図である。
【図36】ストローク画像生成部の構成を示す図である。
【図37】ストロークフィルタ部の構成を示す図である。
【図38】テキストライン領域形成部の構成を示す図である。
【図39】テキストライン検証部の構成を示す図である。
【図40】テキストライン二値化部の構成を示す図である。
【図41】テキスト抽出のための元のビデオフレームを示す図である。
【図42】エッジ画像生成の結果を示す図である。
【図43】ストローク生成の結果を示す図である。
【図44】ストロークフィルタリングの結果を示す図である。
【図45】テキストライン領域形成の結果を示す図である。
【図46】最終二値化テキストライン領域を示す図である。
【図47】エッジ画像生成部の動作フローチャート(その1)である。
【図48】エッジ画像生成部の動作フローチャート(その2)である。
【図49】画素iの近傍の配置を示す図である。
【図50】エッジ強度計算部の動作フローチャートである。
【図51】ストローク画像生成部の動作フローチャートである。
【図52】ストロークフィルタ部の動作フローチャートである。
【図53】ストロークエッジ被覆有効化部の動作フローチャートである。
【図54】テキストライン領域形成部の動作フローチャートである。
【図55】ストローク接続チェック部の動作フローチャートである。
【図56】テキストライン検証部の動作フローチャートである。
【図57】縦偽りストローク検出部の動作フローチャートである。
【図58】マルチテキストライン検出のフローチャートである。
【図59】横偽りストローク検出部の動作フローチャートである。
【図60】第1の偽りストロークを示す図である。
【図61】第2の偽りストロークを示す図である。
【図62】テキストライン二値化部の動作フローチャートである。
【図63】情報処理装置の構成を示す図である。
【図64】記録媒体を示す図である。
【符号の説明】
101 ビデオデータ
102 TVビデオカメラ
103 ビデオ分解部
104 テキストチェンジフレーム検出装置
105 テキスト抽出装置
106、1803 データベース
301 フレーム類似度計測部
302 テキストフレーム検出検証部
303 画像シフト検出部
311 画像ブロック有効化部
312 画像ブロック類似度計測部
313 フレーム類似度判定部
321、331 高速簡易画像二値化部
322 テキストライン領域決定部
323 再二値化部
324 テキストライン確認部
325 テキストフレーム検証部
332 テキストライン縦位置決定部
333 縦シフト検出部
334 横シフト検出部
901 エッジ画像生成部
902 ストローク画像生成部
903 ストロークフィルタ部
904 テキストライン領域形成部
905 テキストライン検証部
906 テキストライン二値化部
911 エッジ強度計算部
912 第1のエッジ画像生成部
913 第2のエッジ画像生成部
921 局所画像二値化部
931 ストロークエッジ被覆有効化部
932 大直線検出部
941 ストローク接続チェック部
951 縦偽りストローク検出部
952 横偽りストローク検出部
953 テキストライン改善部
961 自動サイズ計算部
962 画像ブロック二値化部
1541、1542 偽りストローク
1701 CPU
1702 メモリ
1703 入力装置
1704 出力装置
1705 外部記憶装置
1706 媒体駆動装置
1707 ネットワーク接続装置
1708 ビデオ入力装置
1709 バス
1710 可搬記録媒体
1801 サーバ
1802 情報処理装置

Claims (8)

  1. 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するテキストチェンジフレーム検出装置であって、
    前記与えられたビデオフレームから冗長なビデオフレームを除去する第1のフレーム除去手段と、
    前記与えられたビデオフレームからテキスト領域を含まないビデオフレームを除去する第2のフレーム除去手段と、
    前記与えられたビデオフレームから画像シフトに起因する冗長なビデオフレームを検出して除去する第3のフレーム除去手段と、
    残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する出力手段と
    を備えることを特徴とするテキストチェンジフレーム検出装置。
  2. 与えられた画像から少なくとも1つのテキストライン領域を抽出するテキスト抽出装置であって、
    前記与えられた画像のエッジ情報を生成するエッジ画像生成手段と、
    前記エッジ情報を用いて前記与えられた画像内の候補文字ストロークの二値画像を生成するストローク画像生成手段と、
    前記エッジ情報を用いて前記二値画像から偽りのストロークを除去するストロークフィルタ手段と、
    複数のストロークを1つのテキストライン領域に統合するテキストライン領域形成手段と、
    前記テキストライン領域から偽りの文字ストロークを除去し、該テキストライン領域を改善するテキストライン検証手段と、
    前記テキストライン領域の高さを用いて該テキストライン領域を二値化するテキストライン二値化手段と、
    前記テキストライン領域の二値画像を出力する出力手段と
    を備えることを特徴とするテキスト抽出装置。
  3. 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するコンピュータのためのプログラムであって、
    前記与えられたビデオフレームから冗長なビデオフレームを除去し、
    前記与えられたビデオフレームからテキスト領域を含まないビデオフレームを除去し、
    前記与えられたビデオフレームから画像シフトに起因する冗長なビデオフレームを検出して除去し、
    残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  4. 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するコンピュータのためのプログラムであって、
    与えられたビデオフレームのうちの2つのビデオフレーム内の同じ位置にある2つの画像ブロックが、画像コンテンツの変化を示す能力のある有効ブロックペアであるか否かを決定し、
    前記有効ブロックペアの2つの画像ブロックの類似度を計算して、該2つの画像ブロックが類似しているか否かを決定し、
    有効ブロックペアの総数に対する類似画像ブロックの数の比を用いて前記2つのビデオフレームが類似しているか否かを決定し、
    類似ビデオフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  5. 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するコンピュータのためのプログラムであって、
    前記与えられたビデオフレームのうちの1つのビデオフレームの第1の二値画像を生成し、
    前記第1の二値画像の横射影と縦射影を用いてテキストライン領域の位置を決定し、
    テキストライン領域毎に第2の二値画像を生成し、
    前記第1の二値画像と第2の二値画像の差と、テキストライン領域内の画素の総数に対する該テキストライン領域内のフォアグランド画素の数の充填率とを用いて、テキストライン領域の有効性を決定し、
    1組の連続するビデオフレーム内の有効テキストライン領域の数を用いて、該1組の連続するビデオフレームがテキスト領域を含まない非テキストフレームであるか否かを確認し、
    前記非テキストフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  6. 与えられたビデオフレームからテキストコンテンツを含む複数のビデオフレームを選択するコンピュータのためのプログラムであって、
    前記与えられたビデオフレームのうちの2つのビデオフレームの二値画像を生成し、
    前記2つのビデオフレームの二値画像の横射影を用いてテキストライン領域毎の縦位置を決定し、
    前記横射影の相関を用いて、前記2つのビデオフレームの間における画像シフトの縦オフセットと、該2つのビデオフレームの縦方向の類似度とを決定し、
    前記2つのビデオフレームの二値画像内におけるテキストライン毎の縦射影の相関を用いて、前記画像シフトの横オフセットと、該2つのビデオフレームの横方向の類似度とを決定し、
    類似ビデオフレームを除去した後に残されたビデオフレームを候補テキストチェンジフレームとして出力する
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  7. 与えられた画像から少なくとも1つのテキストライン領域を抽出するコンピュータのためのプログラムであって、
    前記与えられた画像のエッジ情報を生成し、
    前記エッジ情報を用いて前記与えられた画像内の候補文字ストロークの二値画像を生成し、
    前記エッジ情報を用いて前記二値画像から偽りのストロークを除去し、
    複数のストロークを1つのテキストライン領域に統合し、
    前記テキストライン領域から偽りの文字ストロークを除去して、該テキストライン領域を改善し、
    前記テキストライン領域の高さを用いて該テキストライン領域を二値化し、
    前記テキストライン領域の二値画像を出力する
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  8. 与えられた画像から少なくとも1つのテキストライン領域を抽出するコンピュータのためのプログラムであって、
    前記与えられた画像のエッジ画像を生成し、
    前記エッジ画像を用いて前記与えられた画像内の候補文字ストロークの二値画像を生成し、
    前記エッジ画像内のエッジを表す画素と前記候補文字ストロークの二値画像内のストロークの輪郭との重複率をチェックし、
    前記重複率が所定のしきい値より大きければ該ストロークを有効ストロークと決定し、該重複率が該所定のしきい値より小さければ該ストロークを無効ストロークと決定し、
    前記無効ストロークを除去し、
    前記候補文字ストロークの二値画像内の残されたストロークの情報を出力する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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