JP2004211926A - Air conditioner - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製織工場や製紙工場、印刷工場、畜産工場などの広い特定の室内空間の湿度調整や結露防止などを行う空調装置で、詳しくは、フルシーズンを通してコスト的有利に空調ができる多機能な空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
人や物の出入の多い各種の工場においては、電力式やガス式の大型エアコンを設置して、工場の室内空間の温度や湿度を調整しているが、室内空間全体を空調するためには大型エアコンを何台も使用する必要があり、イニシャルコストとランニングコストが高くなる。また、工場内の作業場に集中的に空調された空気を送り出すダクトを工場の天井や床に設置して、作業場を集中的に空調する場合、大型エアコンの台数が少なくできてランニングコストが安くなるが、広い工場内に配備するダクトで結果的にイニシャルコストが高く付く。
【0003】
このようなことから、また、高湿度工場においては、工場の天井近くに大型送風ファンを配置して、工場内の空気を攪拌し、作業場で発生した高湿度の空気を工場外に排出して工場内の湿度を調整するようにした空調装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−306071号公報(図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記空調装置(特許文献1では製茶工場空調装置)は、製茶工場の天井近くに配置した送風機から水平方向に送風して、室内空間の空気を攪拌し、送風機より下方にある作業場で発生する高湿度空気を風に載せて工場外に排出することで、工場内空間の湿度が過度にならないようにしている。このような空調装置は、ダクトを使用しないことから安いイニシャルコスト、ランニングコストで実施できるが、送風機による室内空気の攪拌だけのために、室内空間の過度の湿度上昇は防止できても、快適とされる40〜60%の湿度調整が困難であり、また、工場内の温度調整や天井の結露防止が難しくて、湿度調整や結露防止は他の種類の空調装置に頼らざるを得ない。
【0006】
実際、1つの工場においては、高温多湿の夏場は、夏場に見合った冷房装置を使用し、低温乾燥期の冬場はそれ相応の暖房装置と加湿装置を使用している。また、製茶工場や畜産工場、印刷工場などの臭いの発生する工場においては、活性炭などの臭い吸収材料を使用した脱臭機能付装置を使用している。つまり、1つの工場においては、春夏秋冬の季節に応じた種類の異なる複数の空調装置を装備して、季節の変化に応じて使い分けしているのが現状である。換言すると、フルシーズン通して使用できる多機能な空調装置がなくて、結果的に工場全体をフルシーズン通して空調する設備のイニシャルコストが高く付く問題があった。
【0007】
本発明の目的とするところは、工場の広い室内空間をフルシーズン通して空調する多機能で、かつ、低コストで実施できる空調装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、所定の室内空間の空気を室内空間全体で流動させる風を室内空間に直接に送り込む送風ファンと、この送風ファンの風吹出口に配設され、噴出した水微粒子を送風ファンからの風に乗せる複数の独立した噴霧ノズルと、この複数の各噴霧ノズルに高圧水を給水する高圧発生ポンプと、送風ファンによる送風速度切換運転と前記複数の噴霧ノズルによる噴霧量切換運転をフルシーズンを通じて制御する運転制御部とを具備したことを特徴とする。
【0009】
ここで、工場の室内空間は、製織工場や印刷工場、畜産工場などの330m2を超える広い空間で、人や物の出入りのある密閉されていない空間である。この室内空間の床面から5〜8mの高さにに送風ファンと噴霧ノズルのユニットを配備し、季節に応じ、また、必要に応じて、送風ファンだけを稼動させて風を室内空間に吹き込んで室内空間の空気を流動させ、あるいは、送風ファンと高圧発生ポンプを稼動させて、噴霧ノズルから噴出される水微粒子を送風ファンからの送風に載せて室内空間に給送する。前者の送風だけの場合は、工場の室内空間の換気と天井や壁の結露防止ができ、この送風に噴霧を加えると室内空間の調湿と調温、脱臭(人間が感じる臭いの消臭)の制御が可能となる。このような様々な空調は季節の変化に応じて選択でき、また、結露防止や調湿などの空調は、送風ファンで作成する風の速度が60m/s〜120m/sであり、噴霧ノズルから高圧で噴出する水微粒子の噴出圧力が30kg/cm2〜150kg/cm2の高圧で、かつ、200(l/h)〜3000(l/h)の噴出量で噴出することで、より効果的に安定して行われる。また、噴霧ノズルから噴出させる水粒子は、軟水が噴霧ノズルの目詰まりを抑制する上で望ましく、さらに、噴霧ノズルは、噴霧口内面に螺旋状の水噴出通路を形成したものが、噴霧される水微粒子をより微細に粒子化する上で望ましい。
【0010】
また、本発明においては、噴霧ノズルから噴出される水微粒子の粒径を1.5μm〜30.0μmにすることが、噴霧ノズルから噴出して蒸発する際の気化熱で周囲を冷却する機能や、臭い成分を吸収して工場内の臭いを低減させる機能に優れて望ましい。
【0011】
また、本発明においては、送風ファンの送風方向と噴霧ノズルからの水微粒子の噴霧方向を略平行にすることが望ましい。このようにすることで、噴霧ノズルから噴霧される水微粒子が送風ファンからの送風で追い風的に前方へと給送され、給送されながら送風で拡散され、室内空間全体に分散して、より効果的に室内空間全体を均一に調湿し、調温するようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図1乃至図5を参照して説明する。
【0013】
図1の空調装置は、製織工場や印刷工場、製紙工場などの一般的な大きさの工場の室内空間1に使用されるもので、室内空間1の調湿、調温、消臭、結露防止の各種空調を送風と水微粒子の噴霧の選択で行う。室内空間1を囲む構築物2の内部の天井近くに送風ファン10と複数の独立した噴霧ノズル13を備えた空調ユニット16が架台3に支持されて設置される。構築物2の外部、或いは、内部に噴霧ノズル13に給水する給水系20が設置され、構築物2の中に室内空間1の平均的な湿度を検出する湿度センサー30が設置される。また、構築物2の外部、或いは、内部に送風ファン10の送風速度切換運転と、複数の噴霧ノズル13の噴霧量切換運転を、フルシーズンを通じて制御する運転制御部31が配備される。
【0014】
給水系20は、水道水などの水源からの水がバルブ21を介して給水されると軟水に変換する自動軟水器22と、自動軟水器22からバルブ23を介して給水された軟水を浄化するミクロフィルター24と、ミクロフィルター24で浄化された軟水を貯留する給水タンク25と、給水タンク25の軟水を所定の高圧水にして噴霧ノズル13に給水する高圧発生ポンプ26を備える。自動軟水器22は、噴霧ノズル13の硬水による目詰まりを防止するためのもので、大量の水道水を連続して軟水にする市販品が使用される。なお、水源が元々軟水であると、自動軟水器22は不要である。ミクロフィルター24は、軟水から0.4μm以下程度の雑菌類を除去する市販品を使用すればよい。
【0015】
高圧発生ポンプ26は、給水タンク25の軟水を30kg/cm2〜150kg/cm2の高圧水にして、図2に示すように複数の噴霧ノズル13にバルブ27、28を介して給水する。複数の噴霧ノズル13は同一種類のもので、共通の高圧発生ポンプ26から高圧水が給水されると、全ての噴霧ノズル13から合計で200(l/h)〜3000(l/h)の噴出量で軟水の水微粒子を噴出する。
【0016】
室内空間1の床面から5〜7mの高さの上部位置に架台3が固定され、この架台3上に送風ファン10がブラケット11を介して上下左右に回動可能に設置される。室内空間1の端の壁近くに送風ファン10が、その円筒状風吹出口12を室内空間1の中央部に向けて配置される。送風ファン10の風吹出口12の両側に複数、例えば図2及び図3に示すように左右一対の噴霧ノズル13が設置される。以下、この一対の噴霧ノズル13を区別する場合にだけ、噴霧ノズル13a、13bと称する。
【0017】
送風ファン10は、室内空間1の空気を室内空間全体で流動させるだけの風を、室内空間1の中央部に向けて直接に送風する。このような送風ファン10は、風速60m/s〜120m/sの風を給送する能力の市販品、例えば、定格消費電力1.5kWで直径1m程度の小形で省エネタイプの市販品が使用可能である。送風ファン10で室内空間1の空気に向けて所定範囲の風速の風を(ダクト類を使用することなく)直接に送り込むようにすることで、室内空間1の全体で空気の流動が安定して生じ、空気流動が継続する。この空気流動が、フルシーズンを通した後述する調湿調温や結露防止、消臭などの各種空調を確実で高性能なものにする。
【0018】
図2及び図3に示すように、一対の各噴霧ノズル13a、13bは上下に延びる高圧給水管で、前面壁の上下6箇所に噴霧口14を突出する。図4及び図5に示すように、6箇所の噴霧口14は、上下に等間隔で並ぶ円筒管で、内部にプレフィルター18を交換可能に収納する。各噴霧口14の先端開口部内面は円錐面で、この円錐面に螺旋溝17が形成される。プレフィルター18を通過した高圧水は、螺旋溝17で旋回力を受けて、噴霧口14の先端開口から噴出される。この高圧水の噴出時に噴霧化されて極微細な水粒子となって噴出されると共に、螺旋溝17による旋回力の作用で水粒子がさらに微細化されて、粒径1.5μm〜30.0μmの極微細な水微粒子の噴霧として放出される。各噴霧口14からの噴霧方向は、ダクト12の送風方向とほぼ同じに設定され、噴出された水微粒子はダクト12からの風に負圧で吸引され、風に乗って前方へと追い立てられるように飛散流動する。
【0019】
図1の空調装置は、春夏秋冬のフルシーズンを通して適宜に稼動する。
【0020】
例えば、工場内が高温多湿となる夏場においては、送風ファン10による送風運転と、噴霧ノズル13による噴霧運転が、次の要領で行われる。送風ファン10を駆動させて風速60m/s以上で120m/s以下の風を室内空間1の中央部に向けてほぼ水平に送風すると共に、高圧発生ポンプ26から30kg/cm2〜150kg/cm2の高圧水の軟水を左右一対の噴霧ノズル13a、13bに給水して、一対の噴霧ノズル13a、13bの全噴霧口14から200(l/h)〜3000(l/h)の噴出量で粒径1.5μm〜30.0μmの極微細な水微粒子を噴出させる。送風ファン10の風吹出口12からの高速風が室内空間1の天井近くを流れ、この風により室内空間1の空気が室内全体を流動し始める。送風を継続させると、室内空間1で図1の破線矢印方向に空気が流動し、この空気の流動が室内全体に平均して継続して発生して、室内空間1の温度差、湿度差を小さくし、室内全体の温度、湿度を平均させる。
【0021】
送風ファン10からの送風と同時に、左右一対の噴霧ノズル13a、13bから噴出された微細水粒子が高速風に吸引されて、風と共に室内空間1を流れ、流れる際に一部が蒸発して気化熱で周辺空間を冷却し、この冷却空気が室内空間1の全体的な空気流動で分散して、室内空間1を平均した温度に冷房する。さらに、噴霧ノズル13a、13bから噴霧されて室内空間1を流動する水微粒子が室内空間1の湿度を平均したものに調整する。このような調温と調湿が、室内空間1に高速で送風された風によって助長されて、短時間で行われる。
【0022】
また、室内空間1を流動する水微粒子は一部がイオン化して、室内空間1の作業場に臭い発生物質があると、この臭い発生物質からの臭い成分をイオン分解して臭いを少なくする。実際、室内空間1に臭い成分が量(レベル)で「100」あるとすると、その内の「10」程度の臭い成分が噴霧水微粒子に吸着されて除去され、室内の臭いのレベルが人間の嗅覚に感じないところまで低下する。この臭いレベルの低下で、人間には消臭されたと感じられて、夏場の作業環境が良好なものとなる。
【0023】
室内空間1の特定の位置に設置された湿度センサー30で湿度を検出し、この検出信号を運転制御部31の運転制御回路に送信して、高圧発生ポンプ26と送風ファン10の駆動を制御することで、室内空間1の調温調湿を行うことができる。すなわち、室内空間1の湿度の増減変化で、高圧発生ポンプ26で噴霧ノズル13から噴出する軟水量と、送風ファン10の風速を実験データに基づいて増減させる。また、噴霧ノズル13が左右一対の噴霧ノズル13a、13bの場合は、図2に示すバルブ27、28を手動で、あるいは、自動で開閉して、左右一対の噴霧ノズル13a、13bの両方、あるいは、一方を噴霧運転させることで、室内空間1の調温調湿を行う。このようなバルブ27、28の開閉による調温調湿は、簡単な制御回路、調整機構を使って行える。
【0024】
なお、実験によると、送風ファン10の風速が60m/s未満であると、一般的な広さの工場の室内空間1の湿度を40%〜60%の快適湿度にまで調整するのに長時間を要して実用的でなく、風速が120m/sを超すと強風による影響が顕著になって、これも実用的でない。実用的で望ましい風速は、80m/sから100m/sである。また、高圧発生ポンプ26による軟水の発生圧が30kg/cm2より小さいと、噴霧ノズル13からの水の極微細化が難しくなって湿度調整の他に冷房、脱臭などの機能低下が目立ち、150kg/cm2を超えると高圧水対策に高価な設備が必要となるなどして実用的でなくなる。また、噴霧ノズル13の数の増減で噴霧ノズル13からの軟水の噴出量を200(l/h)〜3000(l/h)の範囲外にすることも可能であるが、一般的で、かつ、平均的な大きさの工場においては、噴出量が200(l/h)〜3000(l/h)の範囲内が最も無難であり、実用的であることが実験で認知された。
【0025】
また、夏場に使用される図1の空調装置は、送風ファン10に定格消費電力の少ない低コストで省エネタイプのものが適用できるため、従来の夏場の空調装置に比べてイニシャルコストが5分の1程度まで低減でき、一日24時間フル稼働させた場合のランニングコストが従来の空調装置の10分の1程度まで少なくできる。したがって、工場が拡大されて、図1の空調装置の設置台数を増やしても、イニシャルコストやランニングコストが従来の空調装置より大幅に安くなる。
【0026】
図1の空調装置を冬場に使用する場合は、送風ファン10による送風運転を行い、噴霧ノズル13による噴霧運転を止めるか、噴霧運転規模を低減させる。例えば、工場の天井に室内と室外の温度差で結露が発生しやすい冬場においては、送風ファン10による送風運転だけ行っても、室内空間1に生じる空気の流動で、室内の天井や壁に結露が発生し難くなり、結露が発生しようとしても空気流に触れることで発生が抑制されて、結果的に結露発生が防止される。したがって、工場の天井の結露が水滴となって工場の作業場の製品類に落下するといったトラブル発生が無くなり、作業場の作業環境が常に良好なものとなる。また、送風と共に、噴霧運転を小規模で行うようにすると、冬場の乾燥しがちな室内空間1が噴霧で加湿されて、夏場と同様に湿度調整される。
【0027】
【実施例】
図6と図7に990m2の印刷工場に本発明装置を適用した実験例を示す。同図の構築物2は東西に横長の1階建て印刷工場で、この工場の室内空間1の東側隅部の上部に3台の同一型の空調ユニット16A〜16Cを設置する。12月で工場の外気温度5.0℃の条件下で、各空調ユニット16A〜16Cの送風ファンを停止させた場合と、駆動させた場合の工場の図6で示す床から1mの高さの各点A1〜3、B1〜3、C1〜3の温度を測定した。なお、A3、B3、C3は、工場の中心位置である。
【0028】
各空調ユニット16A〜16Cの送風ファンを停止させた場合、A1、B1、C1の温度差が約1℃であり、A2、B2、C2の温度差が約0.8℃であり、中央のA3、B3、C3の温度差が約2.2℃であり、さらに、A1とA3の温度差が2.0℃であった。これに対して、各空調ユニット16A〜16Cの送風ファンを駆動させると、A1、B1、C1の温度差が約0.5℃であり、A2、B2、C2の温度差が約1.0℃であり、中央のA3、B3、C3の温度差が約0.5℃であり、A1とA3の温度差が約0.5℃であった。このように、各点における温度差は湿度差に対応することから、各空調ユニット16A〜16Cの送風ファンを駆動させる方が、駆動させないよりも室内空間1の温度と湿度を効果的に平均化し、均一化することが分かる。この湿度の均一化は、図6の工場で印刷作業をしたときに、印刷される紙の皺が少なく、インクの含浸面において良好な結果が得られたことで、実証された。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、工場などの室内空間に送風ファンと噴霧ノズルのユニットを配備し、送風ファンから風を直接に室内空間に送風して、室内空間の全体に空気を流動させ、噴霧ノズルから適宜に水微粒子を噴出させることで、室内空間全体の平均的な調湿、調温が短時間で精度よく行うことができ、特に、夏場においては消臭のための運転が選択して実行でき、冬場においては結露防止のための運転が選択して実行できて、フルシーズン通し各季節で有効利用できる実用性、汎用性に優れた多機能な空調装置が提供できる。また、送風ファンや噴霧ノズルは小規模で安価、省エネタイプなものが適用できて、イニシャルコストとランニングコストの安い実用価値大なる空調装置が提供できる。
【0030】
また、送風ファンの送風方向と前記噴霧ノズルの噴霧方向を略平行にすることで、噴霧ノズルから噴霧される水粒子を送風ファンからの風に効果的に微細化して乗せて、室内空間に流動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す湿度調整装置の概要を示す側面図である。
【図2】図1装置における送風ファンと噴霧ノズルの正面図である。
【図3】図2装置の部分平面図である。
【図4】図2装置における噴霧ノズルの側面図である。
【図5】図4の噴霧ノズルの部分拡大断面図である。
【図6】本発明装置の実験例を説明するための工場の平面図である。
【図7】図6の工場の断面図である。
【符号の説明】
1 室内空間
10 送風ファン
11 ブラケット
12 風吹出口
13 噴霧ノズル
14 噴霧口
16 空調ユニット
17 螺旋溝
18 フィルター
20 給水系
21 バルブ
22 自動軟水器
23 バルブ
24 ミクロフィルター
25 給水タンク
26 高圧発生ポンプ
27 バルブ
28 バルブ
30 湿度センサー
31 運転制御部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention is an air conditioner for controlling humidity and preventing dew condensation in a wide specific indoor space such as a weaving factory, a paper mill, a printing factory, a livestock factory, etc. Air conditioner.
[0002]
[Prior art]
In various factories where there are many people and objects, large electric and gas-type air conditioners are installed to adjust the temperature and humidity of the factory's indoor space. It is necessary to use many large air conditioners, which increases initial costs and running costs. In addition, when installing ducts on the ceiling or floor of the factory to send air that is intensively air-conditioned to the workplace in the factory to centrally air-condition the workplace, the number of large air conditioners can be reduced and running costs can be reduced. However, the initial cost is high as a result of the duct being installed in a large factory.
[0003]
For this reason, in a high-humidity factory, a large blower fan is placed near the ceiling of the factory to stir the air inside the factory and discharge the high-humidity air generated at the workplace outside the factory. 2. Description of the Related Art An air conditioner that adjusts humidity in a factory is known (for example, see Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-306071 (FIG. 2)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The air conditioner (the tea factory air conditioner in Patent Literature 1) blows air horizontally from a blower arranged near the ceiling of the tea factory to stir the air in the indoor space and to generate a high air generated in a workplace below the blower. Humid air is placed on the wind and discharged outside the factory to prevent the humidity inside the factory from becoming excessive. Such an air conditioner can be implemented at low initial cost and running cost because it does not use ducts, but it is comfortable even if it can prevent excessive increase in humidity of the indoor space just by stirring the indoor air by the blower. It is difficult to adjust the humidity by 40 to 60%, and it is difficult to adjust the temperature in the factory and prevent dew condensation on the ceiling, so that the humidity adjustment and dew condensation must be relied on other types of air conditioners.
[0006]
In fact, in one factory, a hot and humid summer uses a cooling device suitable for the summer, and a cold and dry winter uses a corresponding heating and humidifying device in the winter. In factories where odors are generated, such as tea factories, livestock factories, and printing factories, devices with a deodorizing function using an odor absorbing material such as activated carbon are used. In other words, one factory is equipped with a plurality of air conditioners of different types according to the seasons of spring, summer, autumn and winter, and uses the air conditioners properly according to seasonal changes. In other words, there is no multifunctional air conditioner that can be used throughout the whole season, and as a result, there is a problem that the initial cost of equipment for air conditioning the entire factory through the full season is high.
[0007]
It is an object of the present invention to provide an air conditioner which is multifunctional and can be implemented at low cost for air conditioning a large indoor space of a factory throughout a full season.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a blower fan for directly sending air that causes air in a predetermined indoor space to flow through the entire indoor space to the indoor space, and water particles that are disposed at an air outlet of the blower fan and that are ejected. A plurality of independent spray nozzles for supplying air to the wind from the blower fan, a high-pressure generating pump for supplying high-pressure water to each of the plurality of spray nozzles, a blowing speed switching operation by the blower fan, and a spray amount switching by the plurality of spray nozzles An operation control unit for controlling operation throughout the full season.
[0009]
Here, the indoor space of the factory is a large space exceeding 330 m 2 , such as a weaving factory, a printing factory, and a livestock factory, and is an unsealed space where people and goods enter and leave. A blower fan and a spray nozzle unit are installed at a height of 5 to 8 m from the floor of this indoor space, and only the blower fan is operated according to the season and, if necessary, to blow air into the indoor space. Then, the air in the indoor space is caused to flow, or the blowing fan and the high-pressure generating pump are operated, and the water fine particles ejected from the spray nozzle are placed on the blowing from the blowing fan and supplied to the indoor space. In the case of the former ventilation alone, ventilation of the interior space of the factory and the prevention of condensation on the ceiling and walls can be prevented. By adding spray to this ventilation, the humidity and temperature of the interior space can be controlled and deodorized (deodorization of the odor felt by humans). Can be controlled. Such various types of air conditioning can be selected according to seasonal changes. In addition, for air conditioning such as dew condensation prevention and humidity control, the speed of the air created by the blower fan is 60 m / s to 120 m / s, a high pressure jet pressure is 30kg / cm 2 ~150kg / cm 2 of water particles to be ejected at high pressure, and, by ejection by the ejection amount of 200 (l / h) ~3000 ( l / h), more effective It is performed stably. Further, the water particles ejected from the spray nozzle are desirable in that soft water suppresses clogging of the spray nozzle, and further, the spray nozzle is formed by forming a spiral water ejection passage on the inner surface of the spray nozzle. It is desirable to make water fine particles more fine.
[0010]
In the present invention, the water particles ejected from the spray nozzle having a particle diameter of 1.5 μm to 30.0 μm have a function of cooling the surroundings by heat of vaporization when ejected from the spray nozzle and evaporated. It is desirable because it has excellent function of absorbing odor components and reducing odor in the factory.
[0011]
Further, in the present invention, it is desirable that the blowing direction of the blowing fan and the spraying direction of the water fine particles from the spray nozzle be substantially parallel. In this way, the water fine particles sprayed from the spray nozzle are fed forward by the blowing from the blower fan in a tailwind manner, are diffused by the blowing while being blown, and are dispersed throughout the indoor space. Effectively, the entire indoor space is uniformly humidified and temperature-controlled.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0013]
The air conditioner shown in FIG. 1 is used in an
[0014]
The
[0015]
High
[0016]
A
[0017]
The
[0018]
As shown in FIGS. 2 and 3, each of the pair of
[0019]
The air conditioner of FIG. 1 operates properly throughout the full season of spring, summer, autumn and winter.
[0020]
For example, in summer when the temperature inside the factory becomes high temperature and high humidity, the blowing operation by the blowing
[0021]
At the same time as the air is blown from the
[0022]
Further, a part of the water fine particles flowing in the
[0023]
Humidity is detected by a
[0024]
According to an experiment, when the wind speed of the
[0025]
The air conditioner shown in FIG. 1 used in the summer can be a low-cost, energy-saving type with low rated power consumption for the
[0026]
When the air conditioner of FIG. 1 is used in winter, a blowing operation is performed by the blowing
[0027]
【Example】
6 and 7 show experimental examples in which the apparatus of the present invention is applied to a 990 m 2 printing factory. The
[0028]
When the air blowing fans of the
[0029]
【The invention's effect】
According to the present invention, a unit of a blower fan and a spray nozzle is provided in an indoor space such as a factory, and air is directly blown from the blower fan to the indoor space to flow air through the entire indoor space. By spouting water particles appropriately, the average humidity control and temperature control of the entire indoor space can be performed accurately in a short time, and in particular, in the summertime, the operation for deodorization can be selectively executed. In winter, it is possible to select and execute the operation for preventing dew condensation, and to provide a multifunctional air conditioner excellent in practicality and versatility that can be effectively used in each season throughout the full season. In addition, a small-sized, inexpensive, energy-saving blower fan and spray nozzle can be applied, and an air conditioner with a large initial value and a low running cost can be provided.
[0030]
Further, by making the blowing direction of the blowing fan and the spraying direction of the spraying nozzle substantially parallel, the water particles sprayed from the spraying nozzle can be effectively miniaturized on the wind from the blowing fan, and flow into the indoor space. Can be done.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an outline of a humidity adjusting device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of a blower fan and a spray nozzle in the apparatus of FIG. 1;
FIG. 3 is a partial plan view of the apparatus in FIG. 2;
FIG. 4 is a side view of a spray nozzle in the apparatus of FIG. 2;
FIG. 5 is a partially enlarged sectional view of the spray nozzle of FIG.
FIG. 6 is a plan view of a factory for explaining an experimental example of the apparatus of the present invention.
FIG. 7 is a sectional view of the factory of FIG. 6;
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