JP2004209049A

JP2004209049A - Induction heating rice cooker

Info

Publication number: JP2004209049A
Application number: JP2003000766A
Authority: JP
Inventors: Toshiaki Kawai; 敏明河合
Original assignee: Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Current assignee: Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority date: 2003-01-07
Filing date: 2003-01-07
Publication date: 2004-07-29

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a heat radiation board for an induction heating rice cooker which satisfies both a heat generation effect by a magnetic member and a heat radiation effect by a thermal conductive member simultaneously through the use of a simple working structure which is obtained by bending inward the end part of a clad material consisting of the magnetic member and the thermal conductive member. <P>SOLUTION: The induction heating rice cooker includes: a lid to be attached on the upper surface of a main body; the heat radiation board to be arranged inside the lid; an inner pot to be stored inside the main body and positioned under the heat radiation board; and an induction heating coil for heating the heat radiation board disposed at the shoulder part of the main body. In the heat radiation board, the magnetic member is oppositely positioned to the induction heating coil, and the thermal conductive member is opposed to the inner pot. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本願発明は、肩部に加熱源としての誘導加熱コイルを設け、該誘導加熱コイルにより内蓋としての放熱板を加熱してなる誘導加熱式炊飯器放熱板の加熱構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の誘導加熱式炊飯器は、図５に示すように、誘導加熱式炊飯器本体ａ、ご飯等を入れる内鍋ｂ、該内鍋ｂを加熱するためのワークコイルｃ１、ｃ２、肩部材ｄに設けられ、主として保温時に用いられる加熱源としての誘導加熱コイルｅ、前記誘導加熱式炊飯器本体ａの上方に取り付けられる蓋ｆ、及び該蓋ｆの内面に前記内鍋ｂの上方開口部を閉蓋する内蓋としての放熱板ｇ等により形成されるものである。
【０００３】
そして、誘導加熱式炊飯器本体ａにご飯等を入れた内鍋ｂを収納配置し、該内鍋ｂの底部及び側部に対向する位置にワークコイルｃ１、ｃ２を設け、これらワークコイルｃ１、ｃ２による電磁誘導により前記内鍋ｂを加熱し、内鍋ｂ内のご飯等を炊く。
【０００４】
また、肩部を構成する肩部材ｄに加熱源としての誘導加熱コイルｅを設け、更に誘導加熱式炊飯器本体ａの上方に取り付けられる蓋ｆの内面に前記内鍋ｂの上方開口部を閉蓋する内蓋としての放熱板ｇを設けるとともに、該放熱板ｇの外周縁部を前記誘導加熱コイルｅの近傍に位置させ、誘導加熱コイルｅの作用により放熱板ｇを発熱させ、保温時等に内鍋ｂ内のご飯等を上部から保温等し、特に保温時に蓋ｆの内面に発生しがちな水蒸気の液滴化、ならびに内鍋ｂの内面に発生する水蒸気の液滴化をも防止し、水蒸気の液滴化に起因したご飯の白ぼけを防止するようにしている。
【０００５】
ところで、図５のものは、肩部材ｄに加熱源としての誘導加熱コイルｅを設け、該誘導加熱コイルｅにより放熱板ｇを誘導加熱するものであり、そのためには放熱板ｇを磁性部材にする必要がある反面、放熱板ｇとしての本来の機能を奏するには放熱板ｇをアルミニウム等の熱伝導部材で形成することも必要となり、図５のものでは、放熱板ｇを磁性部材ｇ１とアルミニウム層からなる熱伝導部材ｇ２との積層構造であるクラッド材から形成し、且つ前記誘導加熱コイルｅによる誘導加熱効率を高めるために磁性部材ｇ１を誘導加熱コイルｅに対向するように内側に積層している（例えば、特許文献１参照。）。
【０００６】
ところが、放熱板ｇを熱伝導部材ｇ２により形成する意味は、内鍋ｂの内側に向かって放熱を行い、内鍋ｂ内のご飯を保温等するためのものであるとともに、肩部材ｄに加熱源としての誘導加熱コイルｅを設け、この誘導加熱コイルｅにより放熱板ｇを加熱するためには、誘導加熱コイルｅに対向して磁性部材ｇ１を配置する必要がある。
【０００７】
上記従来例のものは、磁性部材ｇ１を内側にアルミニウム層の熱伝導部材ｇ２を外側にしたクラッド材からなる放熱板ｇを用いているため、肩部材ｄに設けられる誘導加熱コイルｅに対向して磁性部材ｇ１が配置される形態となり、放熱板ｇを良好に加熱することになる。
【０００８】
しかしながら、その結果、放熱板ｇの中央部では、磁性部材ｇ１が内鍋ｂに対向し、熱伝導部材ｇ２が蓋ｆに対向する形態となる。このような形態では、磁性部材ｇ１で発熱した熱は、内鍋ｂ方向ではなく、蓋ｆの方向に放熱し、放熱板ｇの本来の機能が低減するとともに、蓋ｆが熱くなるという弊害をも引き起こす恐れを有していた。
【０００９】
【特許文献１】
特開平５−１１１４２５号公報
【発明が解決しようとする課題】
本願発明の目的は、このような課題を解決するとともに、簡単な加工構造により、磁性部材による発熱効果と熱伝導部材による放熱効果とを同時に満足することのできる誘導加熱式炊飯器の放熱板を提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願発明は以下の構成を採用する。
【００１１】
請求項１に係る発明では、本体の上面に取付けられる蓋と、該蓋の内側に設けられる放熱板と、前記本体内に収納され前記放熱板の下方に位置する内鍋と、前記本体の肩部に前記放熱板を加熱するための誘導加熱コイルとを有する誘導加熱式炊飯器において、前記放熱板は、前記誘導加熱コイルに対向して磁性部材が位置し、前記内鍋に対向して熱伝導部材が位置する構成。
【００１２】
そしてこの構成により、肩部材に設けられる誘導加熱コイルに対向して磁性部材が配置される形態となり、放熱板を良好に加熱することになる。また、放熱板の中央部では、熱伝導部材が内鍋に対向する形態となり、内鍋方向に放熱が行われ内鍋内のご飯等を効率よく保温等する。
【００１３】
請求項２に係る発明では、前記放熱板は、前記熱伝導部材及び前記磁性部材を積層構造にするとともに、端部を折り曲げて形成する構成。そしてこの構成により、請求項１に係る発明の作用に加え、磁性部材と熱伝導部材とからなるクラッド材で放熱板を形成しその端部を折り曲げるという簡単な加工により、発熱と放熱の両機能を十分奏することができる放熱板が得られる。
【００１４】
請求項３に係る発明では、前記端部の折り曲げ部は、前記内鍋の外側に位置する構成。そしてこの構成により、請求項１、２に係る発明の作用に加え、誘導加熱コイルには磁性部材が対向し、内鍋の上方開口には熱伝導部材が対向する形態となり、それぞれの機能が最大限発揮される。
【００１５】
請求項４に係る発明では、前記放熱板は、前記熱伝導部材側にフッ素処理を施す構成。そしてこの構成により、請求項１乃至３に係る発明の作用に加え、熱伝導部材の腐食が低減し、例え放熱板にご飯等が付いたとしてもその離脱が容易になり、更に汚れ難くなる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
（第１の実施の形態）
図１及び図２は、本願発明の第１の実施の形態を示し、図１は誘導加熱式炊飯器１の全体を前面の一部及び断面の一部で示す図、図２は、放熱板を示す要部拡大断面図であり、該誘導加熱式炊飯器１は、炊飯器本体２及び蓋ユニット３からなる。
【００１７】
そして特に、前記蓋ユニット３の内側に内鍋６内への放熱性能の高い熱伝導性部材と、誘導加熱による発熱性能の高い磁性部材とのクラッド材よりなる金属製で且つ多層構造の放熱板３０を備えるとともに、炊飯器本体２の肩部材９に、放熱板３０を電磁誘導により加熱する誘導加熱コイル１３を備え、該誘導加熱コイル１３により放熱板３０を加熱するようにしたことをその特徴的構成とする。
【００１８】
誘導加熱式炊飯器１について説明すると、図１に示すように、誘導加熱式炊飯器１は、炊飯器本体２及び蓋ユニット３からなる。炊飯器本体２は、更に有底筒状に形成された合成樹脂製の内ケース（保護枠）４と、該内ケース４を保持する外装筺体である筒状の外ケース５とを有し、該外ケース５と前記内ケース４とを結合一体化して上部が開口した有底筒状体の炊飯器本体２を形成するとともに、その開口部を覆って前記蓋ユニット３が開閉自在に取り付けられる。
【００１９】
また、前記内ケース４内には、内部に誘起されるうず電流によって自己発熱が可能なステンレス鋼材等の磁性金属材料（鉄系金属材料）よりなる内鍋６が任意に収納セットされるとともに、該内ケース４の底壁部には、図示しないが、例えば半径方向の内側と外側に位置を異にして同心状に分巻された内鍋６の加熱用のワークコイルが設けられており、それぞれ図示しない公知の制御装置により内ケース４内に収納された内鍋６の底面部の中央面側と外周面側を加熱することにより効率良く炊飯を行う。
【００２０】
更に、前記内ケース４の上方側壁部の外面には、保温ヒータ７が設けられており、該保温ヒータ７は、保温時において上記内鍋６の側面部を加熱する。
【００２１】
前記外ケース５は、例えば合成樹脂板で形成された上下方向に筒状の側板としてのカバー部材８と、該カバー部材８の上端部に設けられた合成樹脂製の肩部材９と、前記カバー部材８の底部に設けられた底部材１０とからなっている。そして、前記内ケース４の上端側にあって外周方向に鉤上に曲成された肩部材支持片１１の上部に対し、前記肩部材９の内周側鉤状の肩片１２を係合支持して一体化し、それらの上部に、放熱板加熱用のワークコイルである誘導加熱コイル１３が設けられる。
【００２２】
該誘導加熱コイル１３は、水平方向内周側から外周側にリッツ線が複数回巻成された少なくとも１段のフラットリング構造のものとして形成されており、図２に示すように内周側に上方に起立した係合リブ１４を有した断面Ｌ字形のコイルホルダー１５により保持されるとともに、その上部及び両側部は、断面逆Ｊの字形状の合成樹脂製のコイルカバー１６によってカバーされ、前記内ケース４の上端部及び外ケース５の肩部材９とともに一体化されて、前記炊飯器本体２の開口端部を構成している。
【００２３】
そして、このように誘導加熱コイル１３を備えた炊飯器本体２の開口端部に対し、開口部が縮径された前記内鍋６の開口縁部６ａが、その収納セット状態において、図示のような位置関係で対応する。
【００２４】
一方、蓋ユニット３の非磁性部材である蓋ユニット部分は、その外周面を構成する合成樹脂製の外カバー１７と、該外カバー１７内側の周方向に固定して設けられる合成樹脂製の内カバー１８とから形成されるとともに、両カバー１７、１８間には中空の断熱構造体としての内部空間１９が形成される。そして、該蓋ユニット３の前記内カバー１８の下方には、後記の放熱板３０が着脱可能に取り付けられる。
【００２５】
また、蓋ユニット３を構成する前記外カバー１７及び内カバー１８の中央部には、上下両方向に貫通して調圧口２０が形成され、該調圧口２０に対して図示のようなキャップ構造の調圧ユニット２１が上方側から着脱可能に嵌合されている。
【００２６】
前記調圧口２０の下部の内カバー１８中央部には、放熱板取付け用の筒部２２が設けられていて、該筒部２２内に放熱板３０の中央に設けた相対的に小径の嵌合用筒部２３を相互の間に設けた凸凹部を介して嵌合係止することにより、前記放熱板３０自体が着脱可能な状態で取り付けられる。
【００２７】
一方、前記外カバー１７と前記内カバー１８との外周側固定部には、第１のパッキン２４の基部が固定されており、前記放熱板３０は、その外周側上面を同第１のパッキン２４によってシールされるようになっている。また、放熱板３０の外周部の下面には、後記のシール部３４内に凹陥部３６が形成されるとともに、該凹陥部３６には第２のパッキン２５が嵌合され、前記蓋ユニット３の閉蓋時、この第２のパッキン２５の他端が前記内鍋６の縮径された開口縁部６ａの上面に当接し、内鍋６を密閉する。
【００２８】
他方、前記外カバー１７は、その外周縁部が外径を拡大しながら前記肩部材９の外周面に連続するまで下方に深く延びており、前記誘導加熱コイル１３部分の外周面を確実にカバーし、誘導加熱領域で生じる熱を外部に逃がさないようにしている。
【００２９】
そして蓋ユニット３は、例えば図１の図面背面側端部で、開方向への付勢スプリングを備えたヒンジ機構を介して前記炊飯器本体２の同背面側端部に開閉可能に枢着されている一方、前面側端部には、同蓋ユニット３の開閉レバーが設けられており、該開閉レバーを下方に押圧する開操作時には、蓋ロック機構が解除され、前記蓋ユニット３は、付勢スプリングの作用で自動的に上方に開かれる。
【００３０】
なお、前記炊飯器本体２の前面部上方には、例えば図１に示すような略半月形状の操作パネル部２６が設けられている。該操作パネル部２６には、十分に広く大きな表示面積をもつ液晶表示部２７と、炊飯スイッチ２８ａ、タイマー予約スイッチ２８ｂ、取消スイッチ２８ｃ、保温／再加熱スイッチ２８ｄ、おこげスイッチ２８ｅ、メニュー操作スイッチ２８ｆ、時スイッチ２８ｇ、分スイッチ２８ｈ等の各種操作スイッチが設けられる。
【００３１】
本願発明の主要部を占める放熱板３０について説明する。まず、その形状について説明する。放熱板３０は、放熱部３３、シール部３４及び被誘導加熱部３５からなる。放熱部３３は、前記内鍋６の縮径された開口縁部６ａの口径に対応する部分であり、若干下方側に突出しており、該放熱部３３より加熱された放熱板３０の熱を内鍋６の中心方向に向かって放熱する。
【００３２】
前記シール部３４は、放熱部３３の外周側に形成される断面逆Ｕ字状の部分であり、その内周部には前記第２のパッキン２５の基部２５ａが嵌合される凹陥部３６が形成され、該凹陥部３６に第２のパッキン２５を嵌合することにより、第２のパッキン２５の他端は、内鍋６の開口縁部６ａの上端を覆う。
【００３３】
前記被誘導加熱部３５は、前記シール部３４の更に外周側であって前記誘導加熱コイル１３に対向する部分であり、誘導加熱コイル１３と所定の隙間Ｇを介して対向され、図示しない制御装置により前記誘導加熱コイル１３が駆動されると、それに対応して被誘導加熱部３５が誘導加熱されて発熱し、その熱を前記シール部３４を介して前記放熱部３３に伝え、前記放熱部３３の全面から内鍋６内の飯米に放熱する。
【００３４】
前記放熱板３０は、板状のアルミニウム材３１と同じく板状のステンレス材３２とを２層に積層してなるクラッド材から形成される。該アルミニウム材３１は、熱伝導性が良好で放熱効果の高い熱伝導性部材であり、ステンレス材３２は、磁性金属部材であり前記誘導加熱コイル１３の誘導加熱により良好に発熱する。
【００３５】
これら両部材３１、３２の接合は次のように行われる。即ち、アルミニウム材３１及びステンレス材３２の片面に銅メッキを施し、それぞれの銅メッキ面を重ね合わした後に、真空炉に入れる。そして真空炉内で加熱することにより銅メッキが溶け、溶けた銅により両部材３１、３２が固く接合され、クラッド材が形成されることになる。
【００３６】
このクラッド材から放熱板３０を形成する場合、放熱板３０の中央部側においては熱伝導性の良好な熱伝導部材、即ちアルミニウム材３１を前記内鍋６に対向するように下面に配置し、放熱板３０の端部側では磁性部材、即ちステンレス材３２を前記誘導加熱コイル１３に対向するように同じく下面に配置する。このように配置することにより、端部側では放熱板３０を良好に発熱させることができ、中央部側では加熱された放熱板３０の熱を内鍋６方向に良好に放熱させ、内鍋６内のご飯等を有効に保温等することができる。
【００３７】
ところで、放熱板３０をアルミニウム材３１及びステンレス材３２とのクラッド材から形成し、アルミニウム材３１を下面に配置すると、前記誘導加熱コイル１３に対向する位置を占める被誘導加熱部３５においてもアルミニウム材３１が下方でステンレス材３２が上方に位置することになる。すると磁性部材のステンレス材３２と誘導加熱コイル１３との間にアルミニウム材３１が介在し、ステンレス材３２での発熱が有効に行われなくなるところ、本願発明では、放熱板３０の端部側を上側が下側になるように内側に折り曲げてなる折り曲げ部３７を形成し、被誘導加熱部３５をアルミニウム材３１及びステンレス材３２からなるクラッド材の二重層になるように形成したものである。
【００３８】
なお、この実施の形態では、被誘導加熱部３５の折り曲げ部３７に空隙３８を形成している。この空隙３８はその中に水が入った場合水が簡単に排出する大きさに設けられる。また、この空隙３８は、被誘導加熱部３５と誘導加熱コイル１３との間の隙間Ｇを適正に調整したり、或いは後記の第３の実施の形態で示すようにパッキンを取り付けるために利用することができる。勿論、空隙３８がなくても良い。
【００３９】
このように放熱板３０の端部側を内側に折り曲げ、クラッド材を二重層にする折り曲げ部３７を形成することにより、被誘導加熱部３５の誘導加熱コイル１３に対向する面は、ステンレス材３２が位置することになり、誘導加熱コイル１３による誘導加熱が有効に作用し、被誘導加熱部３５のステンレス材３２は良好に加熱され、その熱は即座にアルミニウム材３１に伝えられるとともに、アルミニウム材３１より内鍋６方向に良好に放熱される。
【００４０】
そして、前記折り曲げ部３７は、内鍋６の外側に位置するように形成される。勿論この位置は内鍋６の外側の直近が好ましい。このような位置で折り曲げ部３７を形成することにより、被誘導加熱部３５での誘導加熱、並びに放熱部３３での放熱を最大限に発揮することができる。
【００４１】
また、図示しないが放熱板３０のアルミニウム材３１の側にフッ素処理を施している。このような処理を施すことにより、アルミニウム材３１の表面の腐食を低減でき、また、放熱板３０にご飯等が付きにくくなり、放熱板３０を清潔に保つことができる。なおこのフッ素処理は省略することもできる。
【００４２】
（第２の実施の形態）
図３にその実施の形態を示す。この実施の形態のものは、放熱板３０の端部側の折り曲げ部３７にリベット４０を取り付け、該リベット４０により第２のパッキン２５等を一体的に取り付け固定するものである。なお、第１の実施の形態のものと同一なものについては同じ符号で示す。
【００４３】
即ち、まず、放熱板３０の形状について説明する。放熱板３０は、第１の実施の形態のものと同様に放熱部３３、シール部３４及び被誘導加熱部３５からなる。そして放熱部３３は、前記内鍋６の縮径された開口縁部６ａの口径に対応する部分であり、若干下方側に突出しており、該放熱部３３より加熱された放熱板３０の熱を内鍋６の中心方向に向けて放熱する。
【００４４】
前記シール部３４は、放熱部３３の外周側に形成される断面逆Ｕ字状の部分であり、その内底部には前記第２のパッキン２５の基部２５ａが当接され、その内底部に第２のパッキン２５の基部２５ａが当接することにより、第２のパッキン２５の他端は、内鍋６の開口縁部６ａの上端を覆うことになる。
【００４５】
そして前記被誘導加熱部３５は、前記シール部３４の更に外周側であって前記誘導加熱コイル１３に対向する部分であり、誘導加熱コイル１３と所定の隙間Ｇを介して対向され、図示しない制御装置により前記誘導加熱コイル１３が駆動されると、それに対応して被誘導加熱部３５が誘導加熱されて発熱し、その熱を前記シール部３４を介して前記放熱部３３に伝え、前記放熱部３３の全面から内鍋６内の飯米に放熱する。
【００４６】
前記放熱板３０は、第１の実施の形態のものと同様に板状のアルミニウム材３１と同じく板状のステンレス材３２とを２層に積層してなるクラッド材から形成されるとともに、アルミニウム材３１を下面に配置し、その端部側を上側が下側になるように内側に折り曲げて折り曲げ部３７を形成し、被誘導加熱部３５としたもので、第１の実施の形態のものと同様に被誘導加熱部３５ではステンレス材３２が下面に位置する形態を有する。
【００４７】
このように放熱板３０の端部側を上側が下側になるように内側に折り曲げ、クラッド材が二層になる折り曲げ部３７を形成することにより、被誘導加熱部３５の誘導加熱コイル１３に対向する面は、ステンレス材３２が位置することになり、誘導加熱コイル１３による誘導加熱が有効に作用し、被誘導加熱部３５のステンレス材３２は良好に加熱され、その熱は即座にアルミニウム材３１に伝えられるとともに、アルミニウム材３１より内鍋６方向に良好に放熱される。
【００４８】
そして、前記折り曲げ部３７にはリベット４０が取り付けられる。このリベット４０は、被誘導加熱部３５に周方向で且つ等間隔に８本設けられるとともに、蓋ユニット３の閉蓋時、その底部４１は断面逆Ｕ字状の前記コイルカバー１６の上面に軽く当接され、折り曲げ部３７と誘導加熱コイル１３との隙間Ｇを常時所定の長さに保持する。
【００４９】
また、前記折り曲げ部３７にリベット４０を取り付ける際、パッキン保持部材４２が同時に取り付けられる。このパッキン保持部材４２は、その外周部及び内周部に立設される外周側係止部４３及び内周側係止部４４を有する断面略皿状のリング状部材である。
【００５０】
そしてこのパッキン保持部材４２をリベット４０により折り曲げ部３７に一体的に取り付ける際、パッキン保持部材４２の外周側係止部４３は、折り曲げ部３７の外周端を包み込み、また、内周側係止部４４は、第２のパッキン２５の基部２５ａを包み込む形態に設置され、その後、リベット４０により一体的に取り付けられる。その結果、折り曲げ部３７は、パッキン保持部材４２の外周側係止部４３によりカバーされ、且つ、第２のパッキン２５は、パッキン保持部材４２の内周側係止部４４により強く狭持される。
【００５１】
このように折り曲げ部３７にリベット４０を取り付けることにより、折り曲げ部３７と誘導加熱コイル１３との隙間Ｇを常時所定の長さに保持することができるとともに、第２のパッキン２５を一体的に固定することができる。更に、折り曲げ部３７の下面をパッキン保持部材４２により覆うことにより、該折り曲げ部３７の下面の損傷を防止することができ、且つ蓋ユニット３の開蓋時、折り曲げ部３７の先端に物が引っ掛かる等の弊害をなくすることができる。
【００５２】
勿論、この実施の形態のものにおいても放熱板３０のアルミニウム材３１の側にフッ素処理を施すことができる。このような処理を施すことにより、アルミニウム材３１の表面の腐食を低減でき、また、放熱板３０にご飯等が付きにくくなり、放熱板３０を清潔に保つことができる。
【００５３】
（第３の実施の形態）
図４にその実施の形態を示す。この実施の形態のものは、放熱板３０の端部側の折り曲げ部３７に形成される空隙３８にパッキンを取り付け、更に放熱部３３に断熱用の真空空間４６を形成するものである。なお、第１の実施の形態のものと同一なものについては同じ符号で示す。
【００５４】
即ち、まず、放熱板３０の形状について説明する。放熱板３０は、第１及び第２の実施の形態のものと同様に放熱部３３、シール部３４及び被誘導加熱部３５からなる。そして放熱部３３は、前記内鍋６の縮径された開口縁部６ａの口径に対応する部分であり、該放熱部３３より加熱された放熱板３０の熱を内鍋６方向に放熱する。
【００５５】
前記シール部３４は、放熱部３３の外周側に形成される断面段状の部分であり、その内面には前記第２のパッキン２５の基部２５ａが当接され、その内面に第２のパッキン２５の基部２５ａが当接することにより、第２のパッキン２５の他端は、内鍋６の開口縁部６ａの上端を覆うことになる。
【００５６】
そして前記被誘導加熱部３５は、前記シール部３４の更に外周側であって前記誘導加熱コイル１３に対向する部分であり、誘導加熱コイル１３と所定の隙間Ｇを介して対向され、図示しない制御装置により前記誘導加熱コイル１３が駆動されると、それに対応して被誘導加熱部３５が誘導加熱されて発熱し、その熱を前記シール部３４を介して前記放熱部３３に伝え、前記放熱部３３の全面から内鍋６内の飯米に放熱する。
【００５７】
前記放熱板３０は、第１及び第２の実施の形態のものと同様に板状のアルミニウム材３１と同じく板状のステンレス材３２とを２層に積層してなるクラッド材から形成されるとともに、アルミニウム材３１を下面に配置し、その端部側を上側が下側になるように内側に折り曲げて折り曲げ部３７を形成し、被誘導加熱部３５としたもので、第１及び第２の実施の形態のものと同様に被誘導加熱部３５ではステンレス材３２が下面に位置する形態を有する。
【００５８】
このように放熱板３０の端部側を上側が下側になるように内側に折り曲げ、クラッド材が二層になる折り曲げ部３７を形成することにより、被誘導加熱部３５の誘導加熱コイル１３に対向する面は、ステンレス材３２が位置することになり、誘導加熱コイル１３による誘導加熱が有効に作用し、被誘導加熱部３５のステンレス材３２は良好に加熱され、その熱は即座にアルミニウム材３１に伝えられるとともに、アルミニウム材３１より内鍋６方向に良好に放熱される。
【００５９】
この実施の形態のものにも被誘導加熱部３５の折り曲げ部３７に空隙３８が形成される。そして、この空隙３８を利用して第２のパッキン２５が取り付けられる。即ち、第２のパッキン２５の基部２５ａには、断面板状の環状突片２５ｂ及び断面Ｖ字状の環状溝２５ｃが形成されており、この環状突片２５ｂを後記の保持リング４５とともに空隙３８内に圧入することにより、第２のパッキン２５の基部２５ａを前記シール部３４の内面に当接する形態でこの第２のパッキン２５を放熱板３０のシール部３４に一体的に取り付け固定することができる。
【００６０】
符号４５は、第２のパッキン２５を放熱板３０のシール部３４に取り付けるための保持リングで、垂直片及び水平片を有する略十字状の環状部材である。
【００６１】
そして、まず、保持リング４５の上方側垂直片４５ａを第２のパッキン２５の環状溝２５ｃ内に挿入する。すると保持リング４５の外側水平片４５ｂと第２のパッキン２５の環状突片２５ｂとが平行に当接するため、外側水平片４５ｂと環状突片２５ｂとを同時に放熱板３０の空隙３８に内側から外側に向かって圧入する。その圧入は、保持リング４５の下方側垂直片４５ｃの側面が折り曲げ部３７の先端に当接するまで行われる。
【００６２】
このように保持リング４５を用いることにより第２のパッキン２５を簡単に取り付けることができる。また、逆の動作により簡単に取りはずすこともでき、第２のパッキン２５を容易に取り外し洗浄することができる。また、第２のパッキン２５及び保持リング４５の取り付け時には、折り曲げ部３７の先端が保持リング４５の下方側垂直片４５ｃにより覆われるため、蓋ユニット３の開蓋時、折り曲げ部３７の先端に物が引っ掛かる等の弊害がなくなる。
【００６３】
また、放熱板３０の前記放熱部３３には、リング状に断熱用の真空空間４６が形成される。この真空空間４６は次のように形成される。即ち、アルミニウム材３１及びステンレス材３２の片面に銅メッキを施し、それぞれの銅メッキ面を重ね合わした後に、真空炉に入れる。そして真空炉内で加熱することにより銅メッキを溶かし、溶けた銅により両部材３１、３２が固く接合され、クラッド材が形成されるが、このクラッド材を形成する際、真空空間４６を形成する箇所には銅メッキを施さない状態にしておく。そのような処置を施し、クラッド材を形成し、その後そのクラッド材を再度加熱処理を行うと銅メッキが施されていない箇所のアルミニウム材３１が変形して銅メッキが施されていない箇所に真空空間４６が形成されることになる。
【００６４】
このように、放熱板３０に断熱用の真空空間４６を形成することにより、第１の実施の形態の蓋ユニット３の内部空間１９との二重断熱構造にすることができ、熱の逃げを更に低減することができる。更に、この放熱板３０の断熱用真空空間４６だけでも断熱効果を十分期待することができるため、蓋ユニット３の内部空間１９を省略することもできる。
【００６５】
勿論、この実施の形態のものにおいても放熱板３０のアルミニウム材３１の側にフッ素処理を施すことができる。このような処理を施すことにより、アルミニウム材３１の表面の腐食を低減でき、また、放熱板３０にご飯等が付きにくくなり、放熱板３０を清潔に保つことができる。
【００６６】
本願発明は、前記実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能であることは勿論である。
【００６７】
【発明の効果】
請求項１に係る発明では、本体の肩部に放熱板を加熱するための誘導加熱コイルを配置し、放熱板を熱伝導部材及び磁性部材から形成するとともに、誘導加熱コイルに対向して磁性部材を位置させ、内鍋に対向して熱伝導部材を位置させることにより、肩部材では誘導加熱コイルにより放熱板の磁性部材を効率よく発熱することができるとともに、磁性部材の効率的な発熱により熱伝導部材をほぼ同時に効率よく加熱することができる。その結果、熱伝導部材による内鍋方向の放熱により、内鍋内のご飯等を効率よく保温等することができる。
【００６８】
請求項２に係る発明では、放熱板を熱伝導部材及び磁性部材からなるクラッド材構造とし、端部を折り曲げて放熱板を形成することにより、請求項１に係る発明の効果に加え、簡単な加工により発熱と放熱の両機能を十分奏することができる放熱板を形成することができるとともに、それだけ生産コストを低減することができる。
【００６９】
請求項３に係る発明では、端部の折り曲げ部を内鍋の外側に位置することにより、請求項１、２に係る発明の効果に加え、誘導加熱コイルには磁性部材が対向し、内鍋の上方開口には熱伝導部材が対向する形態とすることができ、それぞれの機能を最大限発揮することができる。
【００７０】
請求項４に係る発明では、放熱板の熱伝導部材側にフッ素処理を施すことにより、請求項１乃至３に係る発明の効果に加え、アルミニウム層等の熱伝導部材の腐食を低減することができるとともに、例え放熱板にご飯等が付いたとしても簡単に洗い除くことができ、いつまでも放熱板を清潔に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本願発明の誘導加熱式炊飯器の全体の前面下方の一部及びその上方の一部を示す断面図。
【図２】本願発明の放熱板を示す要部拡大断面図。
【図３】本願発明の他の放熱板を示す要部拡大断面図。
【図４】本願発明の更に他の放熱板を示す要部拡大断面図。
【図５】従来例の誘導加熱式炊飯器の断面図。
【符号の説明】
１…誘導加熱式炊飯器２…炊飯器本体
３…蓋ユニット４…内ケース
５…外ケース６…内鍋
６ａ…開口縁部７…保温ヒータ
８…カバー部材９…肩部材
１０…底部材１１…肩部材支持片
１２…肩片１３…誘導加熱コイル
１４…係合リブ１５…コイルホルダー
１６…コイルカバー１７…外カバー
１８…内カバー１９…内部空間
２０…調圧口２１…調圧ユニット
２２…筒部２３…嵌合用筒部
２４…第１のパッキン２５…第２のパッキン
２５ａ…基部２５ｂ…環状突片
２５ｃ…環状溝２６…操作パネル部
２７…液晶表示部２８ａ〜ｈ…各種炊飯スイッチ
３０…放熱板３１…アルミニウム材
３２…ステンレス材３３…放熱部
３４…シール部３５…被誘導加熱部
３６…凹陥部３７…折り曲げ部
３８…空隙４０…リベット
４１…底部４２…パッキン保持部材
４３…外周側係止部４４…内周側係止部
４５…保持リング４５ａ…上方側垂直片
４５ｂ…外側水平片４５ｃ…下方側垂直片
４６…真空空間[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a heating structure for an induction heating type rice cooker radiator plate in which an induction heating coil as a heating source is provided on a shoulder portion, and the radiator plate as an inner lid is heated by the induction heating coil.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 5, a conventional induction heating type rice cooker includes an induction heating type rice cooker main body a, an inner pot b for storing rice, etc., work coils c1 and c2 for heating the inner pot b, and a shoulder member d. , An induction heating coil e as a heating source mainly used at the time of heat retention, a lid f attached above the induction heating type rice cooker main body a, and an upper opening of the inner pot b on an inner surface of the lid f. It is formed by a heat radiating plate g or the like as an inner lid to be closed.
[0003]
Then, an inner pot b containing rice or the like is stored and arranged in the induction heating type rice cooker main body a, and work coils c1 and c2 are provided at positions opposed to the bottom and side portions of the inner pot b. The inner pot b is heated by electromagnetic induction by c2 to cook rice and the like in the inner pot b.
[0004]
Further, an induction heating coil e as a heating source is provided on a shoulder member d constituting a shoulder portion, and an upper opening of the inner pot b is closed on an inner surface of a lid f attached above the induction heating rice cooker main body a. A heat radiating plate g is provided as an inner lid to cover, and the outer peripheral edge of the heat radiating plate g is positioned near the induction heating coil e, and the heat of the heat radiating plate g is generated by the action of the induction heating coil e to keep the temperature. In addition, the rice in the inner pot b is kept warm from the top, etc., preventing the formation of water droplets of water vapor that tends to be generated on the inner surface of the lid f during the heat insulation, and also prevents the formation of water droplets of water vapor generated on the inner surface of the inner pot b. In addition, the rice is prevented from being blurred due to the formation of water droplets.
[0005]
In FIG. 5, the induction heating coil e as a heating source is provided on the shoulder member d, and the radiator plate g is induction-heated by the induction heating coil e. On the other hand, in order to achieve the original function as the heat sink g, the heat sink g also needs to be formed of a heat conductive member such as aluminum. In the case of FIG. The magnetic member g1 is formed of a clad material having a laminated structure with a heat conductive member g2 formed of an aluminum layer, and a magnetic member g1 is laminated inside so as to face the induction heating coil e in order to increase the induction heating efficiency by the induction heating coil e. (For example, see Patent Document 1).
[0006]
However, the meaning of forming the heat radiating plate g by the heat conductive member g2 is to radiate heat toward the inside of the inner pot b to keep the rice in the inner pot b warm and to heat the shoulder member d. In order to provide an induction heating coil e as a source and heat the radiator plate g with the induction heating coil e, it is necessary to dispose a magnetic member g1 opposite the induction heating coil e.
[0007]
In the above conventional example, since the heat radiating plate g made of a clad material having the magnetic member g1 inside and the aluminum layer heat conducting member g2 outside is used, it faces the induction heating coil e provided on the shoulder member d. As a result, the magnetic member g1 is arranged, and the radiator plate g can be satisfactorily heated.
[0008]
However, as a result, at the center of the heat sink g, the magnetic member g1 faces the inner pot b and the heat conductive member g2 faces the lid f. In such a form, the heat generated by the magnetic member g1 is dissipated in the direction of the lid f, not in the direction of the inner pan b, thereby reducing the original function of the radiator plate g and causing the lid f to be heated. Had also a fear of causing.
[0009]
[Patent Document 1]
JP-A-5-111425
[Problems to be solved by the invention]
The object of the present invention is to solve the above-mentioned problems and to provide a heat sink of an induction heating type rice cooker which can simultaneously satisfy the heat generating effect by the magnetic member and the heat releasing effect by the heat conductive member by a simple processing structure. To provide.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention employs the following configuration.
[0011]
In the invention according to claim 1, a lid attached to the upper surface of the main body, a heat sink provided inside the lid, an inner pot housed in the main body and positioned below the heat sink, and a shoulder of the main body An induction heating rice cooker having an induction heating coil for heating the radiator plate in a portion, wherein the radiator plate has a magnetic member located opposite the induction heating coil, and has a heat source opposed to the inner pan. A configuration in which a conductive member is located.
[0012]
With this configuration, the magnetic member is arranged so as to face the induction heating coil provided on the shoulder member, and the radiator plate is satisfactorily heated. At the center of the heat sink, the heat conducting member faces the inner pot, and heat is dissipated in the direction of the inner pot to efficiently heat rice and the like in the inner pot.
[0013]
In the invention according to claim 2, the heat radiating plate has a structure in which the heat conducting member and the magnetic member have a laminated structure and are formed by bending an end portion. With this configuration, in addition to the operation of the invention according to claim 1, both heat generation and heat radiation can be achieved by a simple process of forming a heat sink with a clad material composed of a magnetic member and a heat conductive member and bending the end thereof. Can be obtained.
[0014]
In the invention according to claim 3, the bent portion at the end is located outside the inner pot. According to this configuration, in addition to the functions of the inventions according to claims 1 and 2, a magnetic member faces the induction heating coil, and a heat conducting member faces the upper opening of the inner pot. Limited.
[0015]
In the invention according to claim 4, the heat dissipation plate is configured to perform a fluorine treatment on the heat conduction member side. With this configuration, in addition to the effects of the inventions according to the first to third aspects, corrosion of the heat conducting member is reduced, and even if rice or the like is attached to the radiator plate, it is easy to separate the rice and the stains are further reduced.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(First Embodiment)
1 and 2 show a first embodiment of the present invention. FIG. 1 is a diagram showing the entire induction heating type rice cooker 1 in a part of a front surface and a part of a cross section. FIG. FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view of a main part of the induction heating rice cooker 1, which comprises a rice cooker main body 2 and a lid unit 3.
[0017]
In particular, a heat dissipating plate made of metal and composed of a clad material of a heat conductive member having a high heat dissipation performance into the inner pan 6 and a magnetic member having a high heat generation performance by induction heating is provided inside the lid unit 3. And the induction heating coil 13 for heating the radiator plate 30 by electromagnetic induction on the shoulder member 9 of the rice cooker main body 2, and the radiator plate 30 is heated by the induction heating coil 13. Configuration.
[0018]
The induction-heated rice cooker 1 will be described. As shown in FIG. 1, the induction-heated rice cooker 1 includes a rice cooker main body 2 and a lid unit 3. The rice cooker main body 2 further includes an inner case (protection frame) 4 made of a synthetic resin formed in a bottomed cylindrical shape, and a cylindrical outer case 5 that is an outer casing holding the inner case 4. The outer case 5 and the inner case 4 are combined and integrated to form a rice cooker main body 2 having a bottomed tubular body with an open top, and the lid unit 3 is attached to the opening so as to be openable and closable. .
[0019]
In the inner case 4, an inner pot 6 made of a magnetic metal material (iron-based metal material) such as stainless steel capable of self-heating by eddy current induced therein is arbitrarily stored and set. Although not shown, a work coil for heating the inner pan 6 concentrically shunted at different positions inside and outside in the radial direction is provided on the bottom wall of the inner case 4, for example. Each of the well-known control devices (not shown) heats the central surface and the outer peripheral surface of the bottom portion of the inner pot 6 housed in the inner case 4 to efficiently cook rice.
[0020]
Further, a heat retaining heater 7 is provided on the outer surface of the upper side wall portion of the inner case 4, and the heat retaining heater 7 heats the side portion of the inner pan 6 at the time of keeping the temperature.
[0021]
The outer case 5 includes a cover member 8 formed of, for example, a synthetic resin plate and serving as a vertically side cylindrical side plate, a synthetic resin shoulder member 9 provided at an upper end of the cover member 8, and the cover. And a bottom member 10 provided at the bottom of the member 8. An inner hook-shaped shoulder piece 12 of the shoulder member 9 is engaged and supported on an upper portion of the shoulder member support piece 11 which is bent upward on the hook in the outer peripheral direction at the upper end side of the inner case 4. And an induction heating coil 13 which is a work coil for heating the radiator plate is provided above them.
[0022]
The induction heating coil 13 is formed as a flat ring structure of at least one stage in which a litz wire is wound a plurality of times from the inner circumferential side to the outer circumferential side in the horizontal direction, and as shown in FIG. While being held by a coil holder 15 having an L-shaped cross section having an engagement rib 14 standing upright, the upper part and both sides thereof are covered by a coil cover 16 made of a synthetic resin having an inverted J-shaped cross section. The upper end of the inner case 4 and the shoulder member 9 of the outer case 5 are integrated together to form an open end of the rice cooker main body 2.
[0023]
Then, the opening edge 6a of the inner pot 6 whose opening is reduced in diameter with respect to the opening end of the rice cooker main body 2 having the induction heating coil 13 in the storage set state as shown in the drawing. Corresponding with a simple positional relationship.
[0024]
On the other hand, the lid unit portion which is a non-magnetic member of the lid unit 3 has an outer cover 17 made of synthetic resin constituting the outer peripheral surface thereof and an inner cover made of synthetic resin fixedly provided in a circumferential direction inside the outer cover 17. An internal space 19 is formed between the two covers 17 and 18 as a hollow heat insulating structure. Below the inner cover 18 of the lid unit 3, a radiator plate 30 described later is detachably attached.
[0025]
At the center of the outer cover 17 and the inner cover 18 constituting the lid unit 3, a pressure adjusting port 20 is formed penetrating in both up and down directions. Are removably fitted from above.
[0026]
At the center of the inner cover 18 below the pressure adjusting port 20, a tubular portion 22 for attaching a heat sink is provided. A relatively small diameter fitting provided at the center of the heat sink 30 in the tubular portion 22 is provided. By fitting and locking the joint tube portions 23 via the convex and concave portions provided between the joint tube portions 23, the heat radiating plate 30 itself is detachably attached.
[0027]
On the other hand, a base portion of a first packing 24 is fixed to an outer peripheral side fixing portion between the outer cover 17 and the inner cover 18. Is to be sealed. On the lower surface of the outer peripheral portion of the heat radiating plate 30, a concave portion 36 is formed in a seal portion 34 described later, and the second packing 25 is fitted in the concave portion 36, and the lid unit 3 When the lid is closed, the other end of the second packing 25 comes into contact with the upper surface of the reduced opening edge 6a of the inner pot 6, thereby sealing the inner pot 6.
[0028]
On the other hand, the outer cover 17 extends deeply downward until the outer peripheral edge thereof continues to the outer peripheral surface of the shoulder member 9 while enlarging the outer diameter, and reliably covers the outer peripheral surface of the induction heating coil 13 portion. In addition, the heat generated in the induction heating area is not released to the outside.
[0029]
The lid unit 3 is pivotably attached to the rear end of the rice cooker main body 2 via a hinge mechanism having a biasing spring in the opening direction, for example, at the rear end of the drawing in FIG. On the other hand, an opening / closing lever of the lid unit 3 is provided at the front side end portion. When the opening operation of pressing the opening / closing lever downward is released, the lid lock mechanism is released, and the lid unit 3 is attached. It is automatically opened upward by the action of the force spring.
[0030]
In addition, above the front part of the rice cooker main body 2, for example, a substantially half-moon-shaped operation panel section 26 as shown in FIG. 1 is provided. The operation panel section 26 includes a liquid crystal display section 27 having a sufficiently large and large display area, a rice cooker switch 28a, a timer reservation switch 28b, a cancel switch 28c, a warm / reheat switch 28d, an off switch 28e, and a menu operation switch 28f. , An hour switch 28g and a minute switch 28h.
[0031]
The radiator plate 30 occupying the main part of the present invention will be described. First, the shape will be described. The heat radiating plate 30 includes a heat radiating part 33, a seal part 34, and an induced heating part 35. The heat dissipating portion 33 is a portion corresponding to the diameter of the reduced opening edge 6 a of the inner pan 6, and slightly protrudes downward, so that the heat of the heat dissipating plate 30 heated by the heat dissipating portion 33 is internally transferred. Dissipates heat toward the center of the pan 6.
[0032]
The seal portion 34 is a portion having an inverted U-shaped cross section formed on the outer peripheral side of the heat radiating portion 33, and a concave portion 36 into which the base 25 a of the second packing 25 is fitted is formed on the inner peripheral portion. The other end of the second packing 25 covers the upper end of the opening edge 6 a of the inner pot 6 by fitting the second packing 25 into the recess 36 formed.
[0033]
The induction-induced heating portion 35 is a portion on the outer peripheral side of the seal portion 34 and opposed to the induction heating coil 13, is opposed to the induction heating coil 13 via a predetermined gap G, and is a control device (not shown). When the induction heating coil 13 is driven by this, the inductively heated portion 35 is correspondingly induction-heated to generate heat, and the heat is transmitted to the heat radiating portion 33 through the seal portion 34, Radiates heat from the entire surface of the rice to the rice in the inner pan 6.
[0034]
The heat radiating plate 30 is formed of a clad material formed by laminating a plate-shaped aluminum material 31 and a plate-shaped stainless steel material 32 in two layers. The aluminum material 31 is a heat conductive member having good heat conductivity and a high heat radiation effect, and the stainless steel material 32 is a magnetic metal member and generates heat well by the induction heating of the induction heating coil 13.
[0035]
The joining of these two members 31, 32 is performed as follows. That is, copper plating is performed on one surface of the aluminum material 31 and the stainless steel material 32, and the copper plating surfaces are superimposed on each other, and then placed in a vacuum furnace. Then, the copper plating is melted by heating in a vacuum furnace, and the two members 31, 32 are firmly joined by the melted copper to form a clad material.
[0036]
When the heat radiating plate 30 is formed from the clad material, a heat conductive member having good thermal conductivity, that is, an aluminum material 31 is disposed on the lower surface of the heat radiating plate 30 so as to face the inner pan 6 on the central portion side thereof, On the end side of the heat radiating plate 30, a magnetic member, that is, a stainless steel material 32 is similarly arranged on the lower surface so as to face the induction heating coil 13. By arranging in this manner, the heat radiating plate 30 can be satisfactorily heated at the end portion side, and the heat of the heated radiating plate 30 can be radiated satisfactorily in the direction of the inner pan 6 at the center portion side. The rice and the like inside can be effectively kept warm.
[0037]
By the way, when the heat radiating plate 30 is formed of a clad material of the aluminum material 31 and the stainless steel material 32 and the aluminum material 31 is disposed on the lower surface, the aluminum material is also formed in the induction heating portion 35 occupying the position facing the induction heating coil 13. 31 is located below and the stainless steel material 32 is located above. Then, the aluminum material 31 is interposed between the stainless steel material 32 of the magnetic member and the induction heating coil 13, and the heat generation in the stainless steel material 32 is not effectively performed. A bent portion 37 is formed by being bent inward so that the side faces downward, and the induced heating portion 35 is formed to be a double layer of a clad material made of an aluminum material 31 and a stainless steel material 32.
[0038]
In this embodiment, a gap 38 is formed in the bent portion 37 of the induced heating portion 35. The space 38 is provided in such a size that water can easily be discharged when water enters the space. The gap 38 is used for properly adjusting the gap G between the induction heating portion 35 and the induction heating coil 13 or for attaching a packing as described in a third embodiment described later. be able to. Of course, the gap 38 may not be provided.
[0039]
By bending the end side of the radiator plate 30 inward and forming the bent portion 37 in which the clad material is a double layer, the surface of the guided heating portion 35 facing the induction heating coil 13 is made of stainless steel 32. Is located, and the induction heating by the induction heating coil 13 effectively acts, the stainless steel material 32 of the inductively heated portion 35 is satisfactorily heated, and the heat is immediately transmitted to the aluminum material 31 and the aluminum material 31 is heated. The heat is satisfactorily dissipated from 31 toward the inner pan 6.
[0040]
The bent portion 37 is formed so as to be located outside the inner pot 6. Of course, this position is preferably close to the outside of the inner pot 6. By forming the bent portion 37 at such a position, the induction heating in the induced heating portion 35 and the heat radiation in the heat radiating portion 33 can be maximized.
[0041]
Further, although not shown, a fluorine treatment is applied to the aluminum plate 31 side of the heat sink 30. By performing such a treatment, corrosion of the surface of the aluminum material 31 can be reduced, and rice or the like hardly adheres to the heat radiating plate 30, and the heat radiating plate 30 can be kept clean. This fluorine treatment can be omitted.
[0042]
(Second embodiment)
FIG. 3 shows the embodiment. In this embodiment, a rivet 40 is attached to the bent portion 37 on the end side of the heat radiating plate 30, and the second packing 25 and the like are integrally attached and fixed by the rivet 40. The same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals.
[0043]
That is, first, the shape of the heat sink 30 will be described. The heat radiating plate 30 includes a heat radiating portion 33, a seal portion 34, and an inductively heated portion 35 as in the first embodiment. The heat radiating portion 33 is a portion corresponding to the diameter of the reduced opening edge portion 6a of the inner pan 6 and slightly protrudes downward, and dissipates the heat of the heat radiating plate 30 heated by the heat radiating portion 33. Heat is dissipated toward the center of the inner pan 6.
[0044]
The seal portion 34 is a portion having an inverted U-shaped cross section formed on the outer peripheral side of the heat radiating portion 33, the base 25 a of the second packing 25 is abutted on the inner bottom, and the inner bottom is formed on the inner bottom. When the base 25a of the second packing 25 abuts, the other end of the second packing 25 covers the upper end of the opening edge 6a of the inner pot 6.
[0045]
The guided heating portion 35 is a portion further outside the seal portion 34 and opposed to the induction heating coil 13, is opposed to the induction heating coil 13 via a predetermined gap G, and is controlled by a control (not shown). When the induction heating coil 13 is driven by the device, the inductively heated portion 35 is correspondingly induction-heated to generate heat, and the heat is transmitted to the heat radiating portion 33 through the seal portion 34, Heat is dissipated from the entire surface of 33 to the rice in the inner pan 6.
[0046]
The heat radiating plate 30 is formed of a clad material formed by laminating a plate-shaped aluminum material 31 and a plate-shaped stainless steel material 32 in two layers in the same manner as in the first embodiment. 31 is arranged on the lower surface, and the end side thereof is bent inward so that the upper side becomes the lower side to form a bent portion 37, thereby forming an inductively heated portion 35, which is the same as that of the first embodiment. Similarly, the induction heating section 35 has a form in which the stainless steel material 32 is located on the lower surface.
[0047]
In this way, the end side of the heat radiating plate 30 is bent inward so that the upper side becomes the lower side, and the bent portion 37 in which the clad material has two layers is formed, so that the induction heating coil 13 of the guided heating portion 35 is formed. The stainless steel material 32 is located on the opposing surface, and the induction heating by the induction heating coil 13 effectively works, the stainless steel material 32 of the induction heated part 35 is heated well, and the heat is immediately transferred to the aluminum material. In addition, the heat is transmitted to the inner pan 6 toward the inner pan 6 from the aluminum material 31.
[0048]
A rivet 40 is attached to the bent portion 37. Eight rivets 40 are provided at equal intervals in the circumferential direction in the guided heating section 35, and when the lid unit 3 is closed, the bottom 41 is lightly placed on the upper surface of the coil cover 16 having an inverted U-shaped cross section. The gap G between the bent portion 37 and the induction heating coil 13 is kept at a predetermined length at all times.
[0049]
When attaching the rivet 40 to the bent portion 37, the packing holding member 42 is attached at the same time. The packing holding member 42 is a ring-shaped member having a substantially dish-shaped cross section having an outer peripheral side locking portion 43 and an inner peripheral side locking portion 44 erected on its outer peripheral portion and inner peripheral portion.
[0050]
When the packing holding member 42 is integrally attached to the bent portion 37 with the rivet 40, the outer peripheral side locking portion 43 of the packing holding member 42 wraps the outer peripheral end of the bent portion 37, and the inner peripheral side locking portion. 44 is installed in a form that wraps the base 25a of the second packing 25, and is then attached integrally with the rivets 40. As a result, the bent portion 37 is covered by the outer peripheral locking portion 43 of the packing holding member 42, and the second packing 25 is strongly held by the inner peripheral locking portion 44 of the packing holding member 42. .
[0051]
By attaching the rivet 40 to the bent portion 37 in this manner, the gap G between the bent portion 37 and the induction heating coil 13 can be always maintained at a predetermined length, and the second packing 25 is integrally fixed. can do. Further, by covering the lower surface of the bent portion 37 with the packing holding member 42, the lower surface of the bent portion 37 can be prevented from being damaged, and an object is caught on the tip of the bent portion 37 when the lid unit 3 is opened. And the like can be eliminated.
[0052]
Of course, in this embodiment as well, the fluorine treatment can be performed on the aluminum material 31 side of the heat sink 30. By performing such a treatment, corrosion of the surface of the aluminum material 31 can be reduced, and rice or the like hardly adheres to the heat radiating plate 30, and the heat radiating plate 30 can be kept clean.
[0053]
(Third embodiment)
FIG. 4 shows the embodiment. In this embodiment, packing is attached to a gap 38 formed in the bent portion 37 on the end side of the heat radiating plate 30, and a vacuum space 46 for heat insulation is formed in the heat radiating portion 33. The same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals.
[0054]
That is, first, the shape of the heat sink 30 will be described. The heat radiating plate 30 includes a heat radiating portion 33, a seal portion 34, and an induced heating portion 35 as in the first and second embodiments. The heat radiating portion 33 is a portion corresponding to the diameter of the reduced opening edge 6 a of the inner pan 6, and radiates the heat of the heat radiating plate 30 heated by the heat radiating portion 33 toward the inner pan 6.
[0055]
The seal portion 34 is a stepped section formed on the outer peripheral side of the heat radiating portion 33, the inner surface thereof is in contact with the base 25 a of the second packing 25, and the inner surface thereof is in contact with the second packing 25. Is in contact with the base 25a, the other end of the second packing 25 covers the upper end of the opening edge 6a of the inner pot 6.
[0056]
The guided heating portion 35 is a portion further outside the seal portion 34 and opposed to the induction heating coil 13, is opposed to the induction heating coil 13 via a predetermined gap G, and is controlled by a control (not shown). When the induction heating coil 13 is driven by the device, the inductively heated portion 35 is correspondingly induction-heated to generate heat, and the heat is transmitted to the heat radiating portion 33 through the seal portion 34, Heat is dissipated from the entire surface of 33 to the rice in the inner pan 6.
[0057]
The heat radiating plate 30 is formed of a clad material formed by laminating a plate-shaped aluminum material 31 and a plate-shaped stainless steel material 32 in two layers in the same manner as in the first and second embodiments. , An aluminum material 31 is disposed on the lower surface, and an end portion thereof is bent inward so that an upper side is a lower side to form a bent portion 37, thereby forming an inductively heated portion 35. As in the case of the embodiment, the inductively heated portion 35 has a form in which the stainless steel material 32 is located on the lower surface.
[0058]
In this way, the end side of the heat radiating plate 30 is bent inward so that the upper side becomes the lower side, and the bent portion 37 in which the clad material has two layers is formed, so that the induction heating coil 13 of the guided heating portion 35 is formed. The stainless steel material 32 is located on the opposing surface, and the induction heating by the induction heating coil 13 effectively works, the stainless steel material 32 of the induction heated part 35 is heated well, and the heat is immediately transferred to the aluminum material. In addition, the heat is transmitted to the inner pan 6 toward the inner pan 6 from the aluminum material 31.
[0059]
In this embodiment as well, a gap 38 is formed in the bent portion 37 of the induced heating portion 35. Then, the second packing 25 is attached using the gap 38. That is, the base 25a of the second packing 25 is formed with an annular protruding piece 25b having a plate-like cross section and an annular groove 25c having a V-shaped cross section. By press-fitting the inside, the second packing 25 can be integrally attached and fixed to the seal portion 34 of the heat radiating plate 30 in such a manner that the base 25a of the second packing 25 abuts against the inner surface of the seal portion 34. it can.
[0060]
Reference numeral 45 denotes a holding ring for attaching the second packing 25 to the seal portion 34 of the heat sink 30, and is a substantially cross-shaped annular member having a vertical piece and a horizontal piece.
[0061]
Then, first, the upper vertical piece 45 a of the holding ring 45 is inserted into the annular groove 25 c of the second packing 25. Then, since the outer horizontal piece 45b of the holding ring 45 and the annular protruding piece 25b of the second packing 25 abut in parallel, the outer horizontal piece 45b and the annular protruding piece 25b are simultaneously inserted into the gap 38 of the heat sink 30 from the inside to the outside. Press in toward. The press-fitting is performed until the side surface of the lower vertical piece 45 c of the holding ring 45 contacts the tip of the bent portion 37.
[0062]
By using the holding ring 45 in this manner, the second packing 25 can be easily attached. In addition, the second packing 25 can be easily removed by the reverse operation, and the second packing 25 can be easily removed and washed. When the second packing 25 and the holding ring 45 are attached, the tip of the bent portion 37 is covered with the lower vertical piece 45c of the holding ring 45. The harmful effects, such as being caught, are eliminated.
[0063]
Further, a vacuum space 46 for heat insulation is formed in the heat radiating portion 33 of the heat radiating plate 30 in a ring shape. This vacuum space 46 is formed as follows. That is, copper plating is performed on one surface of the aluminum material 31 and the stainless steel material 32, and the copper plating surfaces are superimposed on each other, and then placed in a vacuum furnace. Then, the copper plating is melted by heating in a vacuum furnace, and the two members 31 and 32 are firmly joined by the melted copper to form a clad material. When the clad material is formed, a vacuum space 46 is formed. Places are not plated with copper. If such a treatment is performed to form a clad material, and then the clad material is again subjected to a heat treatment, the aluminum material 31 at a portion where copper plating is not applied is deformed and a vacuum is applied to a portion where copper plating is not applied. A space 46 will be formed.
[0064]
In this way, by forming the vacuum space 46 for heat insulation on the heat sink 30, a double heat insulation structure with the internal space 19 of the lid unit 3 according to the first embodiment can be obtained, and heat can escape. It can be further reduced. Furthermore, since the heat insulating effect can be sufficiently expected only with the heat insulating vacuum space 46 of the heat radiating plate 30, the internal space 19 of the lid unit 3 can be omitted.
[0065]
Of course, in this embodiment as well, the fluorine treatment can be performed on the aluminum material 31 side of the heat sink 30. By performing such a treatment, corrosion of the surface of the aluminum material 31 can be reduced, and rice or the like hardly adheres to the heat radiating plate 30, and the heat radiating plate 30 can be kept clean.
[0066]
The present invention is not limited to the configuration of the above-described embodiment, and it is needless to say that the design can be changed as appropriate without departing from the gist of the invention.
[0067]
【The invention's effect】
In the invention according to claim 1, an induction heating coil for heating a heat sink is arranged on a shoulder of the main body, and the heat sink is formed from a heat conducting member and a magnetic member, and a magnetic member is opposed to the induction heating coil. By positioning the heat conducting member opposite the inner pan, the induction heating coil can efficiently generate heat from the magnetic member of the heat sink at the shoulder member, and heat can be generated by the efficient heat generation of the magnetic member. The conductive members can be efficiently heated almost simultaneously. As a result, the heat and the like in the inner pot can be efficiently kept warm by heat radiation in the inner pot direction by the heat conductive member.
[0068]
According to the second aspect of the invention, in addition to the effect of the first aspect of the present invention, the heat radiation plate has a clad material structure including a heat conductive member and a magnetic member, and the end portion is bent to form the heat radiation plate. The heat radiating plate capable of sufficiently exhibiting both the heat generation and the heat radiation can be formed by the processing, and the production cost can be reduced accordingly.
[0069]
According to the third aspect of the invention, the bent portion at the end is located outside the inner pot, so that the magnetic member faces the induction heating coil in addition to the effects of the first and second aspects. A heat conductive member can be opposed to the upper opening of the upper surface, and the respective functions can be exhibited to the maximum.
[0070]
According to the fourth aspect of the present invention, in addition to the effects of the first to third aspects, corrosion of the heat conductive member such as an aluminum layer can be reduced by performing a fluorine treatment on the heat conductive member side of the heat sink. In addition to being able to wash, even if the heat sink has rice or the like, it can be easily washed away, and the heat sink can be kept clean forever.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a lower part of the front surface and a part of the upper part of the entire induction-heated rice cooker of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged sectional view of a main part showing a heat sink of the present invention.
FIG. 3 is an enlarged sectional view of a main part showing another heat sink of the present invention.
FIG. 4 is an enlarged sectional view of a main part showing still another heat sink of the present invention.
FIG. 5 is a sectional view of a conventional induction heating rice cooker.
[Explanation of symbols]
1. Induction heating rice cooker 2. Rice cooker body
3. Lid unit 4. Inner case
5 ... Outer case 6 ... Inner pot
6a: Opening edge 7: Heat insulation heater
8 ... Cover member 9 ... Shoulder member
10: bottom member 11: shoulder member support piece
12 ... shoulder piece 13 ... induction heating coil
14: Engaging rib 15: Coil holder
16 ... Coil cover 17 ... Outer cover
18 ... Inner cover 19 ... Inner space
20: Pressure adjusting port 21: Pressure adjusting unit
22: tube part 23: tube part for fitting
24 ... first packing 25 ... second packing
25a: base 25b: annular protruding piece
25c: annular groove 26: operation panel
27: liquid crystal display unit 28a-h: various rice cooker switches
30: heat sink 31: aluminum material
32: stainless steel 33: heat dissipating part
34: Sealing part 35: Induced heating part
36 ... concave part 37 ... bent part
38 ... void 40 ... rivet
41 ... bottom part 42 ... packing holding member
43: outer peripheral side locking section 44: inner peripheral side locking section
45 retaining ring 45a upper vertical piece
45b: outer horizontal piece 45c: lower vertical piece
46… vacuum space

Claims

A lid attached to the upper surface of the main body, a heat radiating plate provided inside the lid, an inner pot stored in the main body and positioned below the heat radiating plate, and heating the heat radiating plate to a shoulder of the main body. An induction heating rice cooker having an induction heating coil for radiating the heat radiation plate, wherein a magnetic member is located facing the induction heating coil, and a heat conducting member is located facing the inner pan. And induction heating type rice cooker.

The induction heating rice cooker according to claim 1, wherein the heat radiating plate has a laminated structure of the heat conductive member and the magnetic member, and is formed by bending an end portion.

3. The induction-cooked rice cooker according to claim 1, wherein the bent portion at the end is located outside the inner pot.

4. The induction-heated rice cooker according to claim 1, wherein the heat radiating plate is subjected to a fluorine treatment on the heat conductive member side. 5.