JP2004206811A

JP2004206811A - Edge damper

Info

Publication number: JP2004206811A
Application number: JP2002375676A
Authority: JP
Inventors: Rie Miyakozawa; 理恵都澤
Original assignee: Polymatech Co Ltd
Current assignee: Polymatech Co Ltd
Priority date: 2002-12-25
Filing date: 2002-12-25
Publication date: 2004-07-22
Anticipated expiration: 2022-12-25
Also published as: JP4147937B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a viscous fluid enclosing damper by which a disk device in which a mechanical chassis having reproducing mechanism of disk media is incorporated is miniaturized further. <P>SOLUTION: An edge damper 10 is formed by projecting a supporting concave part 12c in a closed container 11 in which a corner part 7b of a mechanical chassis 7 is inserted and housed in a flexible part 12 consisting of thermoplastic elastomer constituting a closed case 11. Excessive distortion deformation is not caused by receiving corner part 7b by a plane of the supporting part 12c and supporting by internal pressure of the viscous fluid 3 even if a coil spring for supporting mechanical chassis utilized conventionally is abolished. Also, excellent vibration damping effects are obtained by enclosing the viscous fluid 3 such as silicone oil or the like for damping the vibration of the mechanical chassis 7 in the closed container 11 and enabling that the supporting concave part 12c receiving the vibrations of the mechanical chassis 7 can stir the viscous fluid 3. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車載用、民生用を含めた音響機器、映像機器、情報機器、各種精密機器などに用いられるＣＤ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ、ＤＶＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＡＭ、光磁気ディスクなどのディスクメディア（以下、ディスクという）を再生するディスク装置の振動減衰技術に関し、特にディスクの再生機構を実装したメカニカルシャーシの振動を減衰する粘性流体封入式のダンパーに関する。
【０００２】
【従来の技術】
ディスクの再生機構は、スピンドルモータでディスクを高速回転させながら、光学ピックアップを接近させた状態でトラッキングモータで半径方向に移動させ、記録データを再生する。したがって、スピンドルモータやトラッキングモータを含む各種駆動モータの作動により生じる振動や、いわゆる偏心ディスクの回転により生じる振動により内乱振動が発生する。また、車載用のディスク装置であれば走行振動が、また携行可能なディスク装置であれば携行時に振動が、それぞれ外乱振動としてメカシャーシに作用する。そして、これらの内乱振動や外乱振動がメカシャーシに作用すると、記録データの読取りにソフトウェア手段では訂正不能な再生エラーが生じることがある。そこで、メカシャーシとそれを内蔵する筐体との間には、減衰効果の高い粘性流体封入式のダンパーを介在させるのが普通である。
【０００３】
従来の粘性流体封入式のダンパー１は、例えば図８で示すように、密閉容器２にシリコーンオイルのような振動減衰作用をもつ粘性流体３を封入した構造となっている。密閉容器２は、ポリプロピレンなどの硬質樹脂でなる円筒形状の周壁部４と、その一端に固着して閉塞する熱可塑性エラストマーなどのゴム状弾性体でなるドーム形状の可撓部５と、周壁部４の他端に固着して閉塞する硬質樹脂でなる略円盤形状の蓋部６とで構成される。
【０００４】
その取付構造は、可撓部５に形成した粘性流体３を攪拌する攪拌筒部５ａに、メカシャーシ７に設けたシャフト７ａを差込ませるとともに、蓋部６を貫通するネジ孔６ａに取付ネジＮを挿通し、これを筐体８の側面８ａに螺合させる構造である。
【０００５】
ところで、ダンパー１は、その取付構造によれば、メカシャーシ７の重量によって、ゴム状弾性体でなる可撓部５が歪み変形を起こしてしまうため、所望の減衰効果を期待できない。そこで、メカシャーシ７と筐体８との間にコイルスプリング９を取付けて、メカシャーシ７の重量をダンパー１にもたせるようにし、ダンパー１の可撓部５に歪み変形が起きないようにするのが通常である。
【０００６】
このような従来技術を開示する先行技術文献として本出願人は以下のものを知得している。
【特許文献１】
特開２０００−２２０６８１号公報（図３）
【特許文献２】
特開２００１−２７１８６７号公報（図９）
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コイルスプリング９を併用すると、その取付スペースが必要となるため、ディスク装置全体をさらに小型化、薄型化するのは困難である。
【０００８】
また、ダンパー１自体もメカシャーシ７の側方に突出するシャフト７ａを攪拌筒部５ａに差込ませる構造であるため、メカシャーシ７と筐体８との間にダンパー１用の大きな取付間隙が必要である。この点でも、ディスク装置の幅方向での小型化には限界がある。
【０００９】
さらに、幅方向を小型化すべくダンパー１を筐体８の底面８ｂに取付けると、今度はメカシャーシ７から下向きに突出するシャフト７ａを攪拌筒部５ａに差込ませるため、ディスク装置の高さ方向での小型化が阻害される。
【００１０】
このような従来技術を背景になされたのが本発明で、その目的は、ディスク装置をさらに小型化できる粘性流体封入式のダンパーを提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成すべく本発明は、ディスクメディアの再生機構を備えるメカシャーシの板端部に取付けるエッジダンパーであって、密閉容器に、該板端部を収容する支持凹部を該密閉容器内に突出形成した可撓部を設けるとともにメカシャーシの振動を減衰させる粘性流体を封入したエッジダンパーを提供する。
【００１２】
本発明のエッジダンパーでは、メカシャーシの板端部を収容する支持凹部を形成したため、板端部を支持凹部により面で受けて粘性流体の内圧によって支持することで、メカシャーシが水平方向に沿うようにディスク装置を横置きした場合でも、メカシャーシが鉛直方向に沿うようにディスク装置を縦置きした場合でも、可撓部の過度の歪み変形を抑制でき、メカシャーシの重量支持用のコイルスプリングの使用を廃止できる。また、支持凹部で板端部を収容するため、メカシャーシの一部である板端部を密閉容器内に取込んだ格好となり、メカシャーシと筐体との間に必要な取付間隙を小さくでき、ディスク装置を幅方向で小型化できる。さらに、支持凹部で板端部を収容するため、メカシャーシの高さ（厚さ）と重なり合うから、ディスク装置を高さ方向で小型化できる。
【００１３】
このようにしてディスク装置を小型化できることに加え、本発明のエッジダンパーでは、支持凹部を該密閉容器内に突出形成し、密閉容器内にメカシャーシの振動を減衰させる粘性流体を封入したため、メカシャーシの振動を受けた支持凹部が粘性流体を攪拌する。よって、可撓部の弾性変形とともに粘性流体の攪拌によっても優れた振動減衰効果を発揮できる。
【００１４】
さらに、本発明のエッジダンパーでは、支持凹部内にメカシャーシの板端部を差込めば取付可能であるため、従来例のようにシャフト７ａを攪拌筒部５ａに挿入するダンパー１よりも取付作業が容易である。
【００１５】
上記エッジダンパーについては、支持凹部の内部形状をメカシャーシの板端部の外形面形状と相対形状とするのが好ましい。
【００１６】
本発明によれば、メカシャーシの板端部の外形面形状に合わせて遊び無く板端部を保持できる。このため振動を受けた板端部の僅かな変位に追随して支持凹部で粘性流体を攪拌できる。よって優れた振動減衰効果を発揮できる。
【００１７】
上記エッジダンパーについては、少なくとも面交差する２つの面部を形成した硬質材でなる本体部と、該本体部の各面部と対向する面部を形成したゴム状弾性体でなる前記可撓部とで密閉容器を形成したものとして構成できる。
【００１８】
本発明によれば、密閉容器を硬質材でなる本体部とゴム状弾性体でなる前記可撓部で形成したため、本体部でエッジダンパーの全体剛性と可撓部の保形性が得られる。また、振動減衰に寄与する可撓部を大きく確保することができる。
【００１９】
上記エッジダンパーについては、可撓部をなし異方向に相互に連続する面部どうしの境界部分に角部を形成したものとして構成できる。
【００２０】
これによれば、面部どうしが角部で連続し、角部において可撓部の形状が維持されるため、メカシャーシが水平方向に沿うようにディスク装置を横置きした場合でも、メカシャーシが鉛直方向に沿うようにディスク装置を縦置きした場合でも、メカシャーシの重量による可撓部の過度の歪み変形を更に抑制できる。
【００２１】
上記エッジダンパーについては、本体部をメカシャーシの板端部と面交差するように対向する側面部と該板端部と面平行な底面部とで構成し、可撓部を本体部の側面部と対向するととともに前記支持凹部を形成した差込側面部と本体部の底面部と対向する天面部とで構成できる。
【００２２】
本発明によれば、本体部の側面部と底面部で可撓部の差込側面部を、また本体部の側面部で可撓部の天面部をそれぞれ確実に支持することができる。また、可撓部を差込側面部と天面部とで構成したため、振動減衰に寄与するゴム状弾性体の使用部分を大きく確保できる。
【００２３】
上記エッジダンパーについては、可撓部にメカシャーシと面交差方向で板端部の差込側面部を設け、この差込側面部の上下方向における中間に支持凹部を形成するとともに、差込側壁における少なくとも支持凹部の下側部分をメカシャーシの重量を支持する厚肉部として形成するのが好ましい。
【００２４】
本発明によれば、差込側面部における少なくとも支持凹部の下側部分をメカシャーシの重量を支持する厚肉部として形成したので、メカシャーシの重量を確実に支持可能で、可撓部全体の過度の歪み変形を更に小さく抑制できる。
【００２５】
上記エッジダンパーについては、密閉容器が本体部と可撓部とを二色成形にて形成した成形体として構成できる。
【００２６】
本発明によれば、密閉容器を二色成形体として得られるので、可撓部と本体部との固着が強固であり、製造工程における取扱性にも優れる。
【００２７】
上記エッジダンパーについては、支持凹部の内部形状を角部を有する板端部と相対形状としたものとして構成できる。また、支持凹部の内部形状を直線状の板端部と相対形状としたものとして構成できる。
【００２８】
前者によれば、メカシャーシのコーナー部に取付けることができる。また、後者によれば、メカシャーシにおける直線状の板端部分であっても取付けることができる。
【００２９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエッジダンパーの実施形態の例について、図面を参照しつつ説明する。
【００３０】
第１実施形態〔図１〜図５〕；エッジダンパー１０は、メカシャーシ７の「板端部」としてのコーナー部７ｂに取付けるものである。エッジダンパー１０の密閉容器１１は、可撓部１２、本体部１３、蓋部１４とで構成されている。そして、これらの内部には、振動減衰に作用する粘性流体３が封入されている。
【００３１】
可撓部１２は、メカシャーシ７のコーナー部７ｂに対し面直方向に沿って形成した差込側面部１２ａと、この差込側面部１２ａと面交差方向に形成した天面部１２ｂとで構成されており、これらは何れも図２で示すように薄肉に形成されている。差込側面部１２ａの上下方向における中間には、内部形状をコーナー部７ｂの外形面形状と相対形状とした支持凹部１２ｃが開口している。コーナー部７ｂはこの支持凹部１２ｃ内で遊び無く保持される。支持凹部１２ｃの下側部分は、肉厚ｔ１が上側部分の肉厚ｔ２よりも厚くなるように厚肉部１２ｄとして形成されている。
【００３２】
可撓部１２をなす「ゴム状弾性体」は、減衰効果を有する合成ゴム、熱可塑性エラストマーを好適に用いることができる。合成ゴムとしては、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルブタジエンゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム等を使用できる。熱可塑性エラストマーとしては、スチレン系、オレフィン系、ウレタン系、エステル系、塩化ビニル系を使用できる。本形態の可撓部１２の材質は、熱可塑性エラストマーである。
【００３３】
本体部１３は、相互に面交差する２つの面部を硬質樹脂にて形成したものである。具体的には、コーナー部７ｂと面交差するように対向する矩形状とした２つの側面部１３ａ，１３ｂと、コーナー部７ｂと面平行で略正方形状とした底面部１３ｃとが形成されている。側面部１３ａは矩形平板形状とされており、取付状態で筐体８の側面８ａと対面する。側面部１３ｂは角形環状とされ、鍔部１３ｄが突形成されている。この鍔部１３ｄの内周面には粘性流体３の注入開口１３ｅが形成されている。また、側面部１３ｂには、可撓部１２の天面部１２ｂの面端と固着する突縁１３ｆが形成されている。一方、底面部１３ｃには、差込側面部１２ａの下端と固着する突縁１３ｇが形成されている。
【００３４】
蓋部１４は、矩形平板状として形成されており、エッジダンパー１０を筐体８の底面８ｂに固定する取付ネジＮを挿通するためのネジ孔１４ａを形成した取付片１４ｂが形成されている。
【００３５】
以上の本体部１３、蓋部１４は、「硬質材」で形成されており、目的とする部品の寸法精度、耐熱性、機械的強度、耐久性、信頼性などの要求性能に応じて熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、金属などを選択できる。この中では、軽量化や加工性に優れる熱可塑性樹脂が好ましい。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル・スチレン・アクリレート樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、シリコーン樹脂、ポリケトン樹脂、液晶ポリマーなどやそれらの複合材を使用できる。また、これらの熱可塑性樹脂に粉末形状や繊維形状の金属、ガラス、フィラーなどの充填材を添加し、寸法精度や耐熱性を向上したものでもよい。なお、本形態の本体部１３と蓋部１４はアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂を使用している。
【００３６】
以上のように本形態では、可撓部１２が熱可塑性エラストマーであり、本体部１３と蓋部１４はアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂である結果、これらを二色成形による一体の成形体として構成している。したがって、エッジダンパー１０の製造工程における取扱性や、各部どうしの強い固着性が得られるようになっている。
【００３７】
また、本体部１３が「硬質材」であるアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂であるため、エッジダンパー１０に全体剛性を持たせることができる。そして、熱可塑性エラストマーでなる可撓部１２はこの本体部１３に固着させているため、型くずれを抑制でき保形性が良い。より具体的には、本体部１２の側面部１３ａ、側面部１３ｂの突縁１３ｆ、底面部１３ｃの突縁１３ｇに対し、可撓部１２の差込側面部１２ａの面端と天面部ｂの面端が固着しているため、確実に可撓部１２を支持することができる。また、可撓部１２を、差込側面部１２ａと天面部１２ｂとで構成したため、振動減衰に寄与するゴム状弾性体の使用部分を大きく確保できるものである。
【００３８】
そして、本形態では、本体部１３と蓋部１４がアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂であるため、鍔部１３ｄと蓋部１４とを超音波融着により短時間で且つ強固に固着して封止できるようになっている。
【００３９】
以上のような構造のエッジダンパー１０は、図３で示すように、ディスク装置の筐体８とメカシャーシ７との間に取付けられる。具体的には、エッジダンパー１０の蓋部１４におけるネジ孔１４ｂに取付ネジＮを挿通させ、これを筐体８の底面８ｂに対して螺合させる。そして、メカシャーシ７の四隅におけるコーナー部７ｂを、それぞれ対応するエッジダンパー１０の可撓部１２の支持凹部１２ｃに差込むだけでよい。本形態のエッジダンパー１０は、こうした極めて簡単な取付作業で容易に取付けることができ、シャフト７ａを攪拌筒部５ａに挿入する従来のダンパー１よりも取付作業の作業効率を格段に向上できる。また、コーナー部７ｂを支持凹部１２ｃに差込む際には、ゴム状弾性体でなる可撓部１２を変形させることができるから、差込作業を大変スムーズに行えて、この点でも作業効率を格段に向上できる。
【００４０】
このようにしてコーナー部７ｂをエッジダンパー１０で保持すると、本形態のエッジダンパー１０は、コーナー部７ｂを支持凹部１２ｃにより面で受けて粘性流体の内圧によって支持することになるため、メカシャーシ７が水平方向に沿うようにディスク装置を横置きした場合だけでなく、メカシャーシ７が鉛直方向に沿うようにディスク装置を縦置きした場合であっても、可撓部１２の全体の過度の歪み変形を抑制できる。したがって、メカシャーシ７の重量支持用のコイルスプリングを廃止できる。また、可撓部１２をなし異方向に互いに連続する面部どうしの境界部分、すなわち差込側面部１２ａと天面部１２ｂとの境界部分、差込側面部１２ａと支持凹部１２ｃとの境界部分、支持凹部１２ｃを形成する各内面どうしの境界部分は、角部、つまり角付きの辺として形成されている。したがって、この角付きの辺によって可撓部１２の形状が維持されるため、この点でも過度の歪み変形を抑制できる。さらに、可撓部１２の差込側面部１２ａを厚肉部１２ｄとしてあるため、この点でも更に過度の歪み変形を抑制できるものである。
【００４１】
また、支持凹部１２ｃでコーナー部７ｂを収容するため、メカシャーシ７の一部であるコーナー部７ｂを密閉容器１１内に取込んだ格好となる。よって、メカシャーシと筐体との間に必要な取付間隙を小さくでき、ディスク装置を幅方向で小型化できる。
【００４２】
さらに、支持凹部１２ｃでコーナー部７ｂを収容するため、エッジダンパー１０がメカシャーシ７と高さ方向（厚さ方向）で重なり合うから、ディスク装置を高さ方向で小型化できる。
【００４３】
以上のようにディスク装置を小型化できることに加え、エッジダンパー１０では、支持凹部１２ｃを密閉容器１１内に突出形成し、密閉容器１１内にメカシャーシの振動を減衰させる粘性流体３を封入したため、メカシャーシ７の振動を受けた支持凹部１２ｃが弾性変形するとともに粘性流体３を攪拌する。よって、可撓部１２の弾性変形による減衰効果とともに粘性流体３の攪拌による減衰効果とを重畳的に発揮できる。
【００４４】
上記第１実施形態のエッジダンパー１０では、全体形状を角のあるブロック状として形成したが、例えば図４で示すエッジダンパー２０のように、差込側面部２１を湾曲面として、その全体形状を扇形形状としてもよい。これによれば、差込側面部２１の支持凹部２１ａに対するメカシャーシ７の差込量を少なくでき、メカシャーシ７に僅かな面積の差込部分しか確保できなくても、取付可能である。
【００４５】
上記第１実施形態のエッジダンパー１０では、蓋部１４にネジ孔１４ａを有する取付片１４ｂを形成したが、例えば図５で示すように、蓋部１４に弾性ロック片１４ｃを形成し、これを筐体８の底面８ｂに穿設した取付孔（図示略）に嵌め込むようにしてもよい。これによれば、筐体８への取付作業がワンタッチで済み、容易に取付可能である。
【００４６】
第２実施形態〔図６，図７〕；本形態のエッジダンパー３０は、メカシャーシ７の短手縁７ｃや長手縁７ｄに取付けるものである（図３参照）。したがって、このエッジダンパー３０では、可撓部３１の差込側面部３１ａに開口する支持凹部３１ｂが、差込側面部３１ａの面直方向に伸長する２つの差込側面部３１ｃ，３１ｄに連通するように形成されている。そして、このエッジダンパー３０によっても、前述した第２実施形態と同様の作用と効果が得られることに加え、メカシャーシ７のコーナー部７ｂでなくても、優れた振動減衰効果を有するエッジダンパー３０の取付けが可能である。また、第１実施形態のエッジダンパー１０，２０を、メカシャーシ７の直線状の短手縁７ｃや長手縁７ｄに取付けることも可能であるが、これだとエッジダンパー１０，２０がメカシャーシ７から外方への本体部１３の突出部分が大きくなってしまう。しかしながら、この第２実施形態のエッジダンパー３０であれば、突出部分を小さく抑えることもできる。
【００４７】
【発明の効果】
本発明のエッジダンパーによれば、優れた振動減衰効果を得ながらも、ディスク装置の更なる小型化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】一実施形態によるエッジダンパーの取付状態を示す外観斜視図。
【図２】図１のエッジダンパーの構造説明図で、分図（ａ）は右側面図、分図（ｂ）は正面図、分図（ｃ）は分図（ｂ）のＳＡ−ＳＡ線断面図、分図（ｄ）は分図（ａ）のＳＢ−ＳＢ線断面図。
【図３】図１のエッジダンパーを取付けたディスク装置の内部構造を模式的に示す説明図で、分図（ａ）は光ディスク装置内部の平面図、分図（ｂ）はＳＣ−ＳＣ線断面図。
【図４】図１のエッジダンパーの変形例を示す外観斜視図。
【図５】図１のエッジダンパーの他の変形例を示す背面側から見た外観斜視図。
【図６】第２実施形態によるエッジダンパーの取付状態を示す外観斜視図。
【図７】図６のエッジダンパーの構造説明図で、分図（ａ）は図６のＳＤ−ＳＤ線断面図、分図（ｂ）は分図（ａ）のＳＥ−ＳＥ線断面図。
【図８】一従来例による粘性流体封入式のダンパーのディスク装置に対する取付構造を模式的に示す説明図。
【符号の説明】
３粘性流体
７メカシャーシ
７ｂコーナー部（板端部）
７ｃ短手縁（板端部）
７ｄ長手縁（板端部）
８筐体
１０エッジダンパー
１１密閉容器
１２可撓部
１２ａ差込側面部
１２ｂ天面部
１２ｃ支持凹部
１２ｄ厚肉部
１３本体部（本体部）
１３ａ側面部
１３ｂ側面部
１３ｃ底面部
１４蓋部（本体部）
２０エッジダンパー
２１差込側面部
２１ａ支持凹部
３０エッジダンパー
３１可撓部
３１ａ差込側面部
３１ｂ支持凹部
３１ｃ差込側面部
３１ｄ差込側面部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to discs such as CDs, CD-ROMs, DVDs, DVD-ROMs, DVD-RAMs, and magneto-optical discs used for audio equipment, video equipment, information equipment, various precision equipment including in-vehicle use and consumer use. The present invention relates to a vibration damping technology for a disk device that reproduces media (hereinafter, referred to as a disk), and more particularly to a viscous fluid-filled damper that attenuates vibration of a mechanical chassis on which a disk reproducing mechanism is mounted.
[0002]
[Prior art]
The disk reproducing mechanism reproduces the recorded data by rotating the disk at a high speed by the spindle motor and moving the optical pickup in the radial direction with the tracking motor close to the optical pickup. Therefore, vibration caused by the operation of various drive motors including the spindle motor and the tracking motor and vibration caused by the rotation of the so-called eccentric disk generate internal vibration. In addition, when the disk device is mounted on a vehicle, the traveling vibration is applied to the mechanical chassis, and when the disk device is portable, the vibration is applied to the mechanical chassis as disturbance vibration. When these internal vibrations and external vibrations act on the mechanical chassis, a read error that cannot be corrected by software means in reading recorded data may occur. Therefore, it is common to interpose a viscous fluid-filled damper having a high damping effect between the mechanical chassis and the housing containing the mechanical chassis.
[0003]
As shown in FIG. 8, for example, a conventional viscous fluid-filled damper 1 has a structure in which a viscous fluid 3 having a vibration damping action such as silicone oil is sealed in a closed container 2. The closed container 2 has a cylindrical peripheral wall portion 4 made of a hard resin such as polypropylene, a dome-shaped flexible portion 5 made of a rubber-like elastic body such as a thermoplastic elastomer which is fixedly attached to one end thereof, and a peripheral wall portion. And a substantially disk-shaped lid 6 made of a hard resin that is fixed to the other end of the block 4 and closed.
[0004]
The mounting structure is such that a shaft 7 a provided on the mechanical chassis 7 is inserted into a stirring cylinder portion 5 a formed on the flexible portion 5 for stirring the viscous fluid 3, and a mounting screw is inserted into a screw hole 6 a passing through the lid portion 6. N is inserted and screwed to the side surface 8 a of the housing 8.
[0005]
By the way, according to the mounting structure of the damper 1, a desired damping effect cannot be expected because the flexible portion 5 made of a rubber-like elastic body is deformed by the weight of the mechanical chassis 7. Therefore, a coil spring 9 is attached between the mechanical chassis 7 and the housing 8 so that the weight of the mechanical chassis 7 is given to the damper 1 so that the flexible portion 5 of the damper 1 is not deformed. Is normal.
[0006]
The applicant has known the following as prior art documents that disclose such prior art.
[Patent Document 1]
JP-A-2000-220681 (FIG. 3)
[Patent Document 2]
JP 2001-271867 A (FIG. 9)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the coil spring 9 is used together, a space for mounting the coil spring 9 is required, so that it is difficult to further reduce the size and thickness of the entire disk device.
[0008]
Further, since the damper 1 itself has a structure in which the shaft 7a projecting to the side of the mechanical chassis 7 is inserted into the stirring cylinder 5a, a large mounting gap for the damper 1 is provided between the mechanical chassis 7 and the housing 8. is necessary. Also in this respect, there is a limit in reducing the size of the disk device in the width direction.
[0009]
Further, when the damper 1 is mounted on the bottom surface 8b of the housing 8 in order to reduce the width, the shaft 7a projecting downward from the mechanical chassis 7 is inserted into the agitating cylinder 5a. Miniaturization is hindered.
[0010]
The present invention has been made against such background art, and an object of the present invention is to provide a viscous fluid-filled damper that can further reduce the size of a disk device.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the present invention provides an edge damper to be attached to a plate end of a mechanical chassis having a disk medium reproducing mechanism, wherein a support recess for accommodating the plate end is provided in the closed container. Provided is an edge damper provided with a protruding flexible portion and filled with a viscous fluid for damping vibration of a mechanical chassis.
[0012]
In the edge damper of the present invention, since the supporting recess for accommodating the plate end of the mechanical chassis is formed, the mechanical chassis extends in the horizontal direction by receiving the plate end on the surface by the supporting recess and supporting it by the internal pressure of the viscous fluid. Even if the disk device is placed horizontally as described above or the disk device is placed vertically so that the mechanical chassis runs in the vertical direction, the coil springs for supporting the weight of the mechanical chassis can suppress excessive deformation of the flexible portion. Can be abolished. In addition, since the plate end is accommodated in the support recess, the plate end, which is a part of the mechanical chassis, is taken into a closed container, and the required mounting gap between the mechanical chassis and the housing can be reduced. In addition, the disk device can be downsized in the width direction. Furthermore, since the plate recess is accommodated in the support recess and overlaps the height (thickness) of the mechanical chassis, the size of the disk device can be reduced in the height direction.
[0013]
In addition to being able to reduce the size of the disk device in this way, in the edge damper of the present invention, the support recess is formed to protrude into the closed container, and the viscous fluid that dampens the vibration of the mechanical chassis is sealed in the closed container. The supporting concave portion that receives the vibration of the chassis stirs the viscous fluid. Therefore, an excellent vibration damping effect can be exhibited by the agitation of the viscous fluid together with the elastic deformation of the flexible portion.
[0014]
Further, since the edge damper of the present invention can be mounted by inserting the plate end of the mechanical chassis into the support recess, the mounting operation is smaller than that of the damper 1 in which the shaft 7a is inserted into the stirring tube 5a as in the conventional example. Is easy.
[0015]
Regarding the edge damper, it is preferable that the internal shape of the supporting concave portion is made to be a relative shape to the external shape of the plate end of the mechanical chassis.
[0016]
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, a board end can be hold | maintained without play according to the external surface shape of the board end of a mechanical chassis. For this reason, the viscous fluid can be agitated in the support recess following the slight displacement of the end of the plate subjected to the vibration. Therefore, an excellent vibration damping effect can be exhibited.
[0017]
The edge damper is hermetically sealed by a main body made of a hard material having at least two intersecting surfaces, and the flexible portion made of a rubber-like elastic body having a surface opposed to each surface of the main body. It can be configured as a container.
[0018]
According to the present invention, since the closed container is formed of the main body portion made of a hard material and the flexible portion made of a rubber-like elastic body, the entire rigidity of the edge damper and the shape retaining property of the flexible portion can be obtained in the main body portion. Further, a large flexible portion that contributes to vibration damping can be secured.
[0019]
The edge damper may be configured as a flexible portion having a corner portion formed at a boundary portion between surfaces that are continuous with each other in different directions.
[0020]
According to this, the surface portions are continuous at the corners, and the shape of the flexible portion is maintained at the corners. Therefore, even when the disk device is laid horizontally so that the mechanical chassis is horizontal, the mechanical chassis is Even when the disk device is vertically arranged along the direction, it is possible to further suppress excessive deformation of the flexible portion due to the weight of the mechanical chassis.
[0021]
In the edge damper, the main body is composed of a side surface facing the plate end of the mechanical chassis so as to intersect with the plate end, and a bottom surface parallel to the plate end. And a top surface portion facing the bottom surface portion of the main body portion.
[0022]
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the insertion side surface part of a flexible part can be reliably supported by the side part and bottom part of a main-body part, and the top surface part of a flexible part by the side part of a main-body part, respectively. Further, since the flexible portion is constituted by the insertion side surface portion and the top surface portion, a large portion of the rubber-like elastic body that contributes to vibration damping can be secured.
[0023]
Regarding the edge damper, the flexible portion is provided with an insertion side surface portion at the plate end in a direction intersecting with the mechanical chassis, and a support recess is formed at an intermediate portion in the vertical direction of the insertion side surface portion, and the insertion side wall is formed. It is preferable that at least the lower portion of the support recess is formed as a thick portion that supports the weight of the mechanical chassis.
[0024]
According to the present invention, at least the lower portion of the support recess in the insertion side surface portion is formed as a thick portion that supports the weight of the mechanical chassis, so that the weight of the mechanical chassis can be reliably supported, and the entire flexible portion can be supported. Excessive distortion deformation can be further reduced.
[0025]
About the said edge damper, a closed container can be comprised as a molded object which formed the main-body part and the flexible part by two-color molding.
[0026]
According to the present invention, the sealed container is obtained as a two-color molded body, so that the flexible portion and the main body are firmly fixed to each other, and are excellent in handleability in the manufacturing process.
[0027]
The above-mentioned edge damper can be configured such that the internal shape of the support concave portion is made to be a shape relative to a plate end portion having a corner portion. Further, the internal shape of the support concave portion may be configured to be a relative shape to the linear plate end portion.
[0028]
According to the former, it can be attached to the corner of the mechanical chassis. Further, according to the latter, it is possible to mount even a linear plate end portion of the mechanical chassis.
[0029]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an example of an embodiment of an edge damper of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0030]
First Embodiment (FIGS. 1 to 5) ; The edge damper 10 is attached to a corner 7b as a “plate end” of the mechanical chassis 7. The closed container 11 of the edge damper 10 includes a flexible portion 12, a main body 13, and a lid 14. A viscous fluid 3 acting on vibration damping is sealed in these components.
[0031]
The flexible portion 12 includes an insertion side surface portion 12a formed along a direction perpendicular to the corner portion 7b of the mechanical chassis 7, and a top surface portion 12b formed in a direction intersecting with the insertion side surface portion 12a. These are all formed thin as shown in FIG. At the middle in the vertical direction of the insertion side surface portion 12a, a support concave portion 12c having an internal shape relative to the outer surface shape of the corner portion 7b is opened. The corner portion 7b is held without play in the support recess 12c. The lower portion of the support recess 12c is formed as a thick portion 12d such that the thickness t1 is greater than the thickness t2 of the upper portion.
[0032]
As the “rubber-like elastic body” forming the flexible portion 12, a synthetic rubber or a thermoplastic elastomer having a damping effect can be preferably used. As the synthetic rubber, styrene butadiene rubber, butadiene rubber, chloroprene rubber, nitrile butadiene rubber, butyl rubber, urethane rubber, silicone rubber, fluorine rubber, acrylic rubber and the like can be used. As the thermoplastic elastomer, styrene, olefin, urethane, ester, and vinyl chloride can be used. The material of the flexible portion 12 of the present embodiment is a thermoplastic elastomer.
[0033]
The main body portion 13 is formed by forming two surface portions intersecting each other with a hard resin. Specifically, two rectangular side surfaces 13a and 13b opposed to the corner 7b so as to intersect with the corner 7b, and a bottom surface 13c substantially parallel to the corner 7b and substantially square are formed. . The side surface portion 13a has a rectangular flat plate shape, and faces the side surface 8a of the housing 8 in a mounted state. The side surface portion 13b is formed in a rectangular ring shape, and a flange portion 13d is formed to project. An injection opening 13e for the viscous fluid 3 is formed on the inner peripheral surface of the flange 13d. Further, a protruding edge 13f is formed on the side surface portion 13b so as to be fixed to a surface end of the top surface portion 12b of the flexible portion 12. On the other hand, a protruding edge 13g fixed to the lower end of the insertion side surface portion 12a is formed on the bottom surface portion 13c.
[0034]
The lid portion 14 is formed as a rectangular flat plate, and has a mounting piece 14b formed with a screw hole 14a for inserting a mounting screw N for fixing the edge damper 10 to the bottom surface 8b of the housing 8.
[0035]
The above-mentioned main body 13 and lid 14 are formed of “hard material”, and are made of thermoplastic resin in accordance with required performances such as dimensional accuracy, heat resistance, mechanical strength, durability and reliability of a target component. Resins, thermosetting resins, metals and the like can be selected. Among them, a thermoplastic resin excellent in weight reduction and workability is preferable. As the thermoplastic resin, polyethylene resin, polypropylene resin, polyvinyl chloride resin, polystyrene resin, acrylonitrile / styrene / acrylate resin, acrylonitrile / butadiene / styrene resin, polyamide resin, polyacetal resin, polycarbonate resin, polyethylene terephthalate resin, polybutylene terephthalate Resins, polyphenylene oxide resins, polyphenylene sulfide resins, polyurethane resins, polyphenylene ether resins, modified polyphenylene ether resins, silicone resins, polyketone resins, liquid crystal polymers, and composites thereof can be used. In addition, fillers such as powdered or fibrous metals, glass, and fillers may be added to these thermoplastic resins to improve dimensional accuracy and heat resistance. Note that the main body 13 and the lid 14 of this embodiment use acrylonitrile / butadiene / styrene resin.
[0036]
As described above, in the present embodiment, the flexible portion 12 is a thermoplastic elastomer, and the main body portion 13 and the lid portion 14 are acrylonitrile / butadiene / styrene resin. ing. Therefore, the handleability in the manufacturing process of the edge damper 10 and the strong fixation of each part can be obtained.
[0037]
Further, since the main body 13 is made of acrylonitrile-butadiene-styrene resin, which is a “hard material”, the edge damper 10 can be provided with overall rigidity. Further, since the flexible portion 12 made of a thermoplastic elastomer is fixed to the main body portion 13, it is possible to suppress the shape collapse and to have good shape retention. More specifically, with respect to the side surface 13a of the main body portion 12, the protruding edge 13f of the side surface portion 13b, and the protruding edge 13g of the bottom surface portion 13c, the surface end of the insertion side surface portion 12a of the flexible portion 12 and the top surface portion b Since the surface ends are fixed, the flexible portion 12 can be reliably supported. Further, since the flexible portion 12 is configured by the insertion side surface portion 12a and the top surface portion 12b, a large portion of the rubber-like elastic body that contributes to vibration damping can be secured.
[0038]
In the present embodiment, since the main body 13 and the lid 14 are made of acrylonitrile / butadiene / styrene resin, the flange 13d and the lid 14 can be firmly fixed in a short time and strongly by ultrasonic fusion to be sealed. It has become.
[0039]
The edge damper 10 having the above-described structure is mounted between the housing 8 of the disk drive and the mechanical chassis 7 as shown in FIG. Specifically, the mounting screw N is inserted into the screw hole 14 b in the lid 14 of the edge damper 10 and screwed to the bottom surface 8 b of the housing 8. Then, it is only necessary to insert the corner portions 7b at the four corners of the mechanical chassis 7 into the corresponding support concave portions 12c of the flexible portions 12 of the edge damper 10. The edge damper 10 of the present embodiment can be easily attached by such an extremely simple attachment operation, and the operation efficiency of the attachment operation can be remarkably improved as compared with the conventional damper 1 in which the shaft 7a is inserted into the stirring tube portion 5a. Further, when the corner portion 7b is inserted into the support recess 12c, the flexible portion 12 made of a rubber-like elastic body can be deformed, so that the insertion operation can be performed very smoothly, and the working efficiency is also improved in this respect. It can be significantly improved.
[0040]
When the corner portion 7b is held by the edge damper 10 in this manner, the edge damper 10 of the present embodiment receives the corner portion 7b on the surface by the support recess 12c and supports it by the internal pressure of the viscous fluid. Not only when the disk device is placed horizontally so as to extend along the horizontal direction, but also when the disk device is placed vertically so that the mechanical chassis 7 extends along the vertical direction. Deformation can be suppressed. Therefore, the coil spring for supporting the weight of the mechanical chassis 7 can be eliminated. Further, a boundary portion between the surface portions which form the flexible portion 12 and are continuous with each other in different directions, that is, a boundary portion between the insertion side surface portion 12a and the top surface portion 12b, a boundary portion between the insertion side surface portion 12a and the support recess portion 12c, and a support portion The boundary between the inner surfaces forming the recess 12c is formed as a corner, that is, a cornered side. Therefore, since the shape of the flexible portion 12 is maintained by the cornered sides, excessive distortion deformation can be suppressed also in this regard. Further, since the insertion side surface portion 12a of the flexible portion 12 is formed as the thick portion 12d, excessive distortion deformation can be further suppressed in this regard.
[0041]
Further, since the corner 7 b is accommodated in the support recess 12 c, the corner 7 b which is a part of the mechanical chassis 7 is taken into the closed casing 11. Therefore, the required mounting gap between the mechanical chassis and the housing can be reduced, and the disk device can be downsized in the width direction.
[0042]
Furthermore, since the corner portion 7b is accommodated in the support recess 12c, the edge damper 10 overlaps the mechanical chassis 7 in the height direction (thickness direction), so that the disk device can be downsized in the height direction.
[0043]
As described above, in addition to being able to reduce the size of the disk device, in the edge damper 10, the support recess 12 c is formed to protrude into the closed container 11, and the viscous fluid 3 that dampens the vibration of the mechanical chassis is sealed in the closed container 11. The support concave portion 12c that has received the vibration of the mechanical chassis 7 is elastically deformed and agitates the viscous fluid 3. Therefore, the damping effect due to the stirring of the viscous fluid 3 and the damping effect due to the stirring of the viscous fluid 3 can be exerted in a superimposed manner.
[0044]
In the edge damper 10 of the first embodiment, the overall shape is formed as a block with corners, but for example, as in the edge damper 20 shown in FIG. It may be a sector shape. According to this, the amount of insertion of the mechanical chassis 7 into the support concave portion 21a of the insertion side surface portion 21 can be reduced, and mounting is possible even if only a small area of the insertion portion is secured in the mechanical chassis 7.
[0045]
In the edge damper 10 of the first embodiment, the attachment piece 14b having the screw hole 14a is formed in the lid portion 14. For example, as shown in FIG. The housing 8 may be fitted into a mounting hole (not shown) formed in the bottom surface 8b. According to this, the attachment work to the housing 8 can be performed with one touch, and can be easily attached.
[0046]
Second Embodiment [FIGS. 6 and 7] The edge damper 30 of the present embodiment is attached to the short edge 7c and the long edge 7d of the mechanical chassis 7 (see FIG. 3). Therefore, in the edge damper 30, the support concave portion 31b opened to the insertion side surface portion 31a of the flexible portion 31 communicates with the two insertion side surface portions 31c and 31d extending in the direction perpendicular to the insertion side surface portion 31a. It is formed as follows. The edge damper 30 provides the same operation and effect as the above-described second embodiment. In addition, the edge damper 30 having an excellent vibration damping effect can be provided even if the edge damper 30 is not the corner 7b of the mechanical chassis 7. Can be mounted. Further, the edge dampers 10 and 20 of the first embodiment can be attached to the linear short edge 7c and the long edge 7d of the mechanical chassis 7, but in this case, the edge dampers 10 and 20 are attached to the mechanical chassis 7. The protruding portion of the main body portion 13 from the outside becomes large. However, in the case of the edge damper 30 of the second embodiment, the protruding portion can be reduced.
[0047]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the edge damper of this invention, it can contribute to further miniaturization of a disk drive, while obtaining an excellent vibration damping effect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view showing an attached state of an edge damper according to an embodiment.
FIGS. 2A and 2B are explanatory diagrams of the structure of the edge damper of FIG. 1; FIG. 2A is a right side view, FIG. 2B is a front view, and FIG. 2C is a SA-SA line in FIG. The sectional view and the sectional view (d) are sectional views taken along line SB-SB in the sectional view (a).
FIGS. 3A and 3B are explanatory views schematically showing the internal structure of the disk device to which the edge damper of FIG. 1 is attached. FIG. 3A is a plan view of the inside of the optical disk device, and FIG. FIG.
FIG. 4 is an external perspective view showing a modification of the edge damper of FIG. 1;
FIG. 5 is an external perspective view showing another modified example of the edge damper of FIG. 1 as viewed from the rear side.
FIG. 6 is an external perspective view showing an attached state of an edge damper according to a second embodiment.
7 is an explanatory view of the structure of the edge damper of FIG. 6; FIG. 7 (a) is a sectional view taken along line SD-SD of FIG. 6; FIG. 7 (b) is a sectional view taken along line SE-SE of FIG. 6 (a);
FIG. 8 is an explanatory view schematically showing a mounting structure of a conventional viscous fluid-filled damper to a disk device.
[Explanation of symbols]
3 Viscous fluid 7 Mechanical chassis 7b Corner (plate edge)
7c Short edge (board edge)
7d Long edge (board edge)
Reference Signs List 8 Housing 10 Edge damper 11 Sealed container 12 Flexible portion 12a Insert side surface portion 12b Top surface portion 12c Support concave portion 12d Thick portion 13 Main body (main body)
13a side surface portion 13b side surface portion 13c bottom surface portion 14 lid portion (main body portion)
Reference Signs List 20 edge damper 21 insertion side 21a support recess 30 edge damper 31 flexible portion 31a insertion side 31b support recess 31c insertion side 31d insertion side

Claims

An edge damper to be attached to a plate end of a mechanical chassis having a disk medium playback mechanism, wherein a flexible portion having a support recess for accommodating the plate end formed in the closed container is formed in the closed container. Edge damper filled with viscous fluid that dampens chassis vibration.

2. The edge damper according to claim 1, wherein the inner shape of the support recess is made to be a shape relative to the outer shape of the plate end of the mechanical chassis.

A closed container is formed by a main body portion made of a hard material having at least two surface portions intersecting with each other and the flexible portion made of a rubber-like elastic body having a surface portion opposed to each surface portion of the main body portion. An edge damper according to claim 1 or 2.

The main body is composed of a side surface facing the plate end of the mechanical chassis and a bottom surface parallel to the plate end, and the flexible portion is opposed to the side surface of the main body. 4. The edge damper according to claim 3, wherein said edge damper comprises an insertion side surface portion having said support concave portion and a top surface portion facing a bottom surface portion of said main body portion.

The flexible portion is provided with an insertion side portion at the plate end in a direction intersecting with the mechanical chassis, a support recess is formed at an intermediate portion of the insertion side portion in the up-down direction, and at least the support recess on the insertion side portion is provided. 5. The edge damper according to claim 1, wherein the side portion is formed as a thick portion supporting the weight of the mechanical chassis.

The edge damper according to claim 3, wherein the closed container is a molded body in which the main body and the flexible portion are formed by two-color molding.