JP2004205231A - 敷き寝具および寝姿勢の測定方法と測定装置 - Google Patents

敷き寝具および寝姿勢の測定方法と測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】仰臥位と側臥位の寝姿勢を測定して、寝具を使用する本人にとって至適な寝姿勢になるように敷き寝具を自由に調節できるようにする。
【解決手段】多数の細い測定棒を用いた測定装置で人体の上面と下面の表面中央の水平面からの高さを測定して平均した曲線を仰臥位の寝姿勢とし、下肢を伸ばした姿勢の側臥位の上半身の正中線曲線の水平面からの高さと下肢の中央の水平面からの高さをT字型の測定装置を足の間に挟んで測定し、足先から頭頂まで結んだ曲線を側臥位の寝姿勢とする。弾力性または高さの異なる多数のブロックを枠体の中に並べた敷き寝具により、寝具を使用する個人に最適な寝姿勢になるように調節する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、敷き寝具および寝姿勢の測定方法と測定装置に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】
従来、ふとんは寝姿勢が重要であると漠然と言われてきたが、その具体的な定義はされておらず、測定技術は無い。また、寝姿勢を自由に調節できる敷き寝具は無い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般の健常人はもとより高齢者・病人・身体障害者の寝具には、蓐瘡や腰痛の防止、サニタリー性などの課題が山積しており、快適な睡眠、蓐瘡防止、腰痛防止等のためには、至適な寝姿勢を提供する寝具が重要である。寝姿勢は体格、体重など個人の特性と寝具の弾力性によって異なっており、寝具とそれを使用する個人との関係で測定され、寝具を用いる本人に至適なように調節されなければならない。
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、次の項目である。
1.仰臥位での寝姿勢の測定方法。
2.仰臥位の人体の形状を測定する測定装置。
3.側臥位の寝姿勢の測定方法。
4.側臥位の寝姿勢の測定装置。
5.寝具を用いる本人に最適な寝姿勢に調節できる敷き寝具。寝具1から寝具8。
6.前項の寝姿勢を調節できる敷き寝具の枠体。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【0006】
1.仰臥位での寝姿勢の測定方法。
寝具に仰臥位で寝かせた人体を横から見て、上下の厚さの中央の水平面からの高さを足先から頭頂までを結んだ線を、足先からの距離の関数として仰臥位寝姿勢曲線と定義する。水平な硬い台に仰臥位で寝かせた場合を仰臥位基準寝姿勢曲線と定義する。仰臥位での寝姿勢は次の手順で測定する。
【0007】
1)被測定者を次の請求項に記載する測定装置の水平な測定台に仰臥位で寝かせ、人体正面の正中線の上方に水平に設置した測定装置の人体上面の測定器で、人体正面中央表面の台からの寸法を頭頂から恥骨部までを足先からの距離の関数として測定する。
2)右または左の下肢前面中央表面の台からの寸法を鼠経部から足先までを足先からの距離の関数として測定する。
3)これを、頭頂から足先までを繋いで足先からの距離の関数として仰臥位前面の曲線とする。
4)次いで、人体下面の正中線の下方に水平に設置した次に記載する測定装置の人体下面の測定器で、人体下面中央表面の台からの寸法を頭頂から恥骨部までを足先からの距離の関数として測定する。
5)右または左の下肢下面中央の台表面からの寸法を大腿から足先までを足先からの距離の関数として人体下面の測定器で測定する。
6)これを、頭頂から足先までを繋いで足先からの距離の関数として仰臥位下面の曲線とする。
7)仰臥位前面の曲線と仰臥位下面の曲線とを平均した足先からの距離の関数を、平板における仰臥位寝姿勢とし、仰臥位基準寝姿勢曲線とする。
8) 仰臥位前面の曲線から仰臥位下面の曲線を減じた足先からの距離の関数は人体の上下の厚さであり、これを仰臥位基準寝姿勢の基準厚さ関数とする。
9) 被測定者を測定装置の水平な測定台の上に敷いた実際の寝具に仰臥位で寝かせ、前記1から7と同じ手順に従って人体前面の曲線と人体下面の曲線を足先からの距離の関数として測定する。人体前面の曲線と人体下面の曲線を平均した関数を、実際の寝具の仰臥位寝姿勢曲線とする。
10)仰臥位寝姿勢曲線を簡易に求めたい場合は、被測定者を実際の寝具に寝かせ、この時の仰臥位の人体前面の曲線を足先からの距離の関数として測定し、仰臥位基準寝姿勢の基準厚さ関数の値を減じ、実際の寝具の仰臥位寝姿勢近似曲線とする。
【0008】
この実際の寝姿勢曲線を寝姿勢至適曲線と比較して寝姿勢の評価に用いる。至適寝姿勢曲線を直線とし、この差を補正すれば至適な寝姿勢になる。
【0009】
2.仰臥位の形状を測定する測定装置。
仰臥位で寝かせた被測定者の上方に水平に設置した、被測定者の身長より長い棒状の材料に等間隔に孔を明け、この孔に一定の長さの細い棒を被測定者の身体に接するまで差し入れ、棒材の上に残った長さを棒材の上に設置した目盛板の目盛りを読むことで、被測定者の水平面からの距離を測定する仰臥位の人体上面の形状測定装置とした。並びに水平な測定台に仰臥位で寝かせた被測定者の正中線および左右の下肢の中央の線の位置に測定台に等間隔に孔を明け、この孔に一定の長さの細い棒を、被測定者の身体に接するまで下から差し入れ、残った長さを測定することで、被測定者の水平面からの距離を測定する仰臥位の人体下面の形状測定装置とした。
【0010】
実際のふとんに寝た場合の寝姿勢を測定する場合は測定台の上にふとんを敷いて、ふとんを貫通して測定棒を孔に差し入れ測定するが、この際の人体下面の測定棒の入れ方は、図4に示す装置を用いて、次の手順による。
1)測定台に敷きふとんを敷き、細い先の尖った針を、測定台に垂直になるように案内具を用いて、測定台の孔に下からふとんを貫通させて差し入れ、針の先をふとんから出す。
2)上から人体下面の測定棒の端面を針の先に刺し、そのまま下へ測定棒のストッパーの位置までふとんに押し込む。
3)測定台の全部の孔に測定棒を設置し、被測定者をふとんの上に寝させる。
4)測定台の下に出ている測定棒の長さを測る。
5)測定する際、ふとんと人体との間に、隙間のできる箇所は、測定棒を人体に接するまで突き上げて測定する。
【0011】
3.側臥位の寝姿勢の測定方法。
下肢を伸ばした姿勢の側臥位で寝具に寝かせた人体を横から見て、上半身の正中線曲線の水平面からの高さ、下肢の中央の水平面からの高さを足先から頭頂までを結んだ線を、足先からの距離の関数として側臥位の寝姿勢と定義する。
【0012】
被測定者を立位で背面の正中線に指標を付けてから寝具に下肢を伸ばした姿勢の側臥位で寝かせ、上半身の正中線曲線の水平面からの寸法を足先からの距離の関数として測定し、T字型の測定装置を足の間に挟んで下肢部の正中線曲線を足先からの距離の関数として計測し、これを頭頂から足先までを繋いで側臥位の寝姿勢とする。側臥位の寝姿勢の至適値を直線とし、差を補正すれば至適な寝姿勢になる。
【0013】
4.側臥位の寝姿勢の測定装置。
股下から足先までの長さの断面がT字型をした板から成り、足の間に挟んで下肢部の中央線を計測する測定装置を考案した。
【0014】
5.寝姿勢を調節できる敷き寝具。
寝姿勢を調節できる敷き寝具として、以下の寝具1から寝具8を考案した。快適な睡眠、腰痛防止のためには、前述の測定方法によって仰臥位の寝姿勢至適値、あるいは側臥位の寝姿勢至適値に調整する。蓐瘡の予防のためには、体圧分布を測定し微調整する。また、実際に使用する本人の好みによって微調整する。
【0015】
1)寝姿勢を調節できる敷き寝具、寝具1。
高さの異なる入れ替え可能な多数の弾力性のあるブロックを枠体の中に並べることによって、寝姿勢を使う本人に適したものに調整出来るようにした。
【0016】
2)寝姿勢を調節できる敷き寝具、寝具2。
弾力性の異なる入れ替え可能な同じ高さの多数のブロックを枠体の中に並べることによって、寝姿勢を使う本人に適したものに調整出来るようにした。
【0017】
3)寝姿勢を調節できる敷き寝具、寝具3。
高さの異なる入れ替え可能な多数の弾力性のあるブロック、および弾力性の異なる入れ替え可能な多数のブロックを枠体の中に並べることによって、寝姿勢を使う本人に適したものに調整出来るようにした。
【0018】
4)寝姿勢を調節できる敷き寝具、寝具4。
高さの違いによって違う色か印を付けた、高さの異なる入れ替え可能な多数の弾力性のあるブロックを枠体の中に並べることによって、寝姿勢を使う本人に適したものに調整出来るようにした。
【0019】
5)寝姿勢を調節できる敷き寝具、寝具5。
弾力性の違いによって違う色か印を付けた、弾力性の異なる入れ替え可能な多数のブロックを枠体の中に並べることによって、寝姿勢を使う本人に適したものに調整出来るようにした。
【0020】
6)寝姿勢を調節できる敷き寝具、寝具6。
高さの違いによって違う色か印を付けた、高さの異なる入れ替え可能な多数の弾力性のあるブロック、および弾力性の違いによって違う色か印を付けた、弾力性の異なる入れ替え可能な多数のブロックを枠体の中に並べることによって、寝姿勢を使う本人に適したものに調整出来るようにした。
【0021】
7)寝姿勢を調節できる敷き寝具、寝具7。
上記の5項から10項に記載の弾力性のある多数のブロックを、底の面全面に弾力性のある1枚のブロックを設けた枠体の中に並べることによって、収納時などに取り扱い易いようにした。
【0022】
8)寝姿勢を調節できる敷き寝具、寝具8。
上記の5項から10項に記載の弾力性のある多数のブロックを、枠体の中にブロックと同じ大きさの仕切りを設けることで並べ易くした。
【0023】
6.寝姿勢を調節できる敷き寝具の枠体。
枠体は、上記の8種の寝姿勢を調節できる敷き寝具の各ブロックを纏めるものである。寝姿勢を調節できる敷き寝具の枠体として、以下の2種を考案した。第1種の枠体は袋型に作りブロックを容易に出し入れできるように、開閉できる蓋を設けた。取り扱いが便利なように、敷き寝具を数個に分割することもできる。第2種の枠体はベッド型に作り、固体の底板と枠板を設けたもので、ブロックを入れた上をシートで覆う。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の仰臥位の寝姿勢を測定する測定装置と測定方法、側臥位の寝姿勢を測定する測定装置と測定方法、寝姿勢を調節できる敷き寝具、寝具1から寝具8および枠体について説明する。
【0025】
【実施例】
実施例1
図1、図2、図3,図4は仰臥位の寝姿勢を測定する測定装置と測定方法の説明の図である。測定のために、棒状の角材に等間隔に孔を明け、一定の長さの測定用の細い棒を差し入れ、角材の上に残った長さを測定することで、仰臥位の人体上面の形状を測定するようにした。便宜のために、途中を弾力性のあるパッキンで押さえておき人体の上で、押さえ蓋を離すことによって、測定用の細い棒を一斉に落下させ、角材の上に残った長さを後ろに置いた目盛り板の目盛りを読みとることで測定するようにした。
【0026】
実施例2
図5は側臥位の寝姿勢を測定する測定装置と測定方法の説明の図である。被測定者を立位で背面の正中線に指標を付けてから寝具に側臥位で寝かせ、上半身の正中線曲線の水平面からの寸法を測定する。しかし、下半身はそのままでは指標を付けられないので、T字型の板を足の間に挟んで下肢部の正中線曲線を計測し、これを頭頂から足先までを繋いで側臥位の寝姿勢とする。測定装置は足の間に挟んで下肢部の正中線曲線を計測する断面がT字型の板である。
【0027】
実施例3
図2は、高さの異なるブロックを用いた寝姿勢を調節できる寝具1の実施例である。高さの異なるブロックを多数用意しておき並べ変えることによって、寝姿勢を使う本人に適したものに調整出来るようにした。調整方法は、寝具を使用する本人に仰臥位か側臥位かを選択させ、至適寝姿勢を測定し、至適寝姿勢になるように、ブロックを並べ変えて調整し、実際に使用する本人の好みによって微調整する。蓐瘡の予防のためには、体圧分布を測定し微調整する。
【0028】
実施例4
図6は弾力性の異なるブロックを用いた寝姿勢を調節できる寝具2の実施例である。弾力性の異なるブロックを多数用意しておき並べ変えることによって、寝姿勢を使う本人に適したものに調整出来るようにした。調整方法は、寝具を使用する本人に仰臥位か側臥位かを選択させ、至適寝姿勢を測定し、至適寝姿勢になるように、ブロックを並べ変えて調整し、実際に使用する本人の好みによって微調整する。蓐瘡の予防のためには、体圧分布を測定し微調整する。
【0029】
実施例5
図7は、高さの異なるブロックおよび弾力性の異なるブロックを用いた寝姿勢を調節できる寝具3の実施例である。弾力性の異なるブロックおよび高さの異なるブロックを多数用意しておき、並べ変えることによって、寝姿勢を使う本人に適したものに調整出来るようにした。調整方法は、寝具を使用する本人に仰臥位か側臥位かを選択させ、至適寝姿勢を測定し、至適寝姿勢になるように、ブロックを並べ変えて調整し、実際に使用する本人の好みによって微調整する。蓐瘡の予防のためには、体圧分布を測定し微調整する。
【0030】
実施例6
図2に示す高さの異なるブロックを用いた寝姿勢を調節できる寝具1に、ブロックに高さの違いによって違う色か印を付けることによって、容易に識別できるようにし、入れ替え作業を簡便にした寝具4の実施例である。
【0031】
実施例7
図6に示す弾力性の異なるブロックを用いた寝姿勢を調節できる寝具2に、ブロックに弾力性の違いによって違う色か印を付けることによって、容易に識別できるようにし、入れ替え作業を簡便にした寝具5の実施例である。
【0032】
実施例8
図7に示す高さの異なるブロックおよび弾力性の異なるブロックを用いた寝姿勢を調節できる寝具3に、ブロックに弾力性の違いによって違う色か印を付けることによって、容易に識別できるようにし、入れ替え作業を簡便にした寝具6の実施例である。
【0033】
実施例9
図8は、上記の寝姿勢を調節できる寝具1から寝具6に、底の面全面に弾力性のある1枚のブロックを入れることによって、型崩れしないようにし、収納時などに取り扱い易いようにした寝具7の実施例である。
【0034】
実施例10
図9は、上記の寝姿勢を調節できる寝具1から寝具6に、枠体の中にブロックと同じ大きさの仕切りを設けることで、ブロックを並べ易くして、入れ替え作業を簡便にした寝具8の実施例の枠体である。
【0035】
実施例11
図10、図11、図12は寝姿勢を調節できる敷き寝具を入れる枠体の各種の実施例である。枠体は、上記の寝姿勢を調節できる寝具1から寝具8において、各ブロックがばらばらにならないようにするためのものである。袋状のものは、ブロックが容易に出し入れできるように、ファスナーで入口を開閉できるようにした。ベッド型の枠体は底板と側板から成り、上面にシートを掛ける。
【0036】
【発明の効果】
高齢者は病気や身体の障害を伴う場合が多くなるので、ベッドやふとんと過ごす時間が長くなってくる。寝姿勢や体圧分布が悪くなると腰痛になったり、褥創ができたりする。本発明は、一般人や高齢者に対して、腰痛や褥創を防止して快適な睡眠がとれるように、寝姿勢や体圧分布を使う本人に適したものに調整できる。また、脊椎損傷者などの褥創の手術後に、術部に体圧を掛けない寝具として効果があり、高齢者および脊椎損傷者の敷き寝具に適用できる。
【0037】
1.本発明で仰臥位および側臥位の寝姿勢を定義したことによって、これまで漠然と言われてきた寝姿勢を数量的に議論できるようにした。
2.寝姿勢の測定方法と測定装置によって、寝具を使用する本人の仰臥位および側臥位の寝姿勢を実際に測定することができる。
3.寝姿勢を自由に調節できる寝具によって、本人に最も適した寝姿勢の寝具を提供することができる。寝姿勢を調節する要素には敷きふとんの高さと弾力性があり、高さと弾力性の異なる多くのブロックに分割したしことにより、敷きふとんの全面に亘って自由に調節できる。
4.ブロックの高さおよび弾力性の違いに応じて、違う色か印を付けることによって、ブロックを容易に識別できるようにしたので、入れ替え作業を簡便にした。
5.寝具の底の面全面に弾力性のある1枚のブロックを入れることによって、型崩れしないようにし、収納時などに取り扱い易いようにした。枠体の中にブロックと同じ大きさの仕切りを設けることで、ブロックを並べ易くして、入れ替え作業を簡便にした。
6.枠体の各種の実施例を示したことにより、使用者と使用条件に応じて多様に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平板における仰臥位基準寝姿勢曲線を測定する測定装置と測定方法の説明図である。(実施例1)
【図2】仰臥位寝姿勢曲線を測定する測定装置と測定方法の説明図(実施例1)と寝姿勢を調節できる敷き寝具、寝具1(実施例3)および寝具4(実施例6)の説明図である。
【図3】仰臥位寝姿勢曲線を測定する測定装置において、測定棒を押さえるパッキンの説明図である。(実施例1)
【図4】仰臥位寝姿勢曲線を測定する測定装置において、人体の下面の形状を測定するための装置の説明図である。(実施例1)
【図5】側臥位の寝姿勢を測定する測定装置と測定方法の説明の図である。(実施例2)
【図6】弾力性の異なるブロックを用いた、寝姿勢を調節できる寝具2(実施例4)および寝具5(実施例7)の説明図である。
【図7】高さの異なるブロックおよび弾力性の異なるブロックを用いた、寝姿勢を調節できる寝具3(実施例5)および寝具6(実施例8)の説明図である。
【図8】寝姿勢を調節できる寝具1から寝具6に、底の面全体に亘る1枚のブロックを入れることによって、型崩れしないようにし、収納時などに取り扱い易いようにした寝具7の説明図である。(実施例9)
【図9】寝姿勢を調節できる寝具1から寝具6に、枠体の中にブロックと同じ大きさの仕切りを設けることで、ブロックを並べ易くして、入れ替え作業を簡便にした寝具8の説明図である。(実施例10)
【図10】寝姿勢を調節できる敷き寝具を入れる枠体の実施例である。(実施例11)
【図11】寝姿勢を調節できる敷き寝具を入れる枠体の実施例である。(実施例11)
【図12】寝姿勢を調節できる敷き寝具を入れる枠体の実施例である。(実施例11)
【符号の説明】
1.仰臥位上面の測定棒。
2.仰臥位上面の測定装置本体。
3.支持金具。
4.測定台。
5.仰臥位下面の測定棒。
6.敷きふとんに寝たときの仰臥位下面の測定棒、上端にストッパー付き。
7.敷きふとん。
8.枠体の本体。
9.枠体の蓋。
10.測定棒を止める弾力性のあるパッキン。
11.パッキンを押さえる扉、止め金具で固定する。
12.仰臥位下面の測定棒を敷きふとんに通すための案内針。
13.案内針を測定台に垂直に通すためのパイプ。
14.下肢の間に挟んで下半身の正中線を測定するための側臥位の寝姿勢を測定する測定装置。
15.弾力性の異なる入れ替え可能なブロック。
16.高さの異なる入れ替え可能なブロック。
17.底の面全体に亘る1枚のブロック。
18.ブロックと同じ大きさの仕切りを設けることで並べ易くした枠体。
19.3カ所に仕切った枠体。
20.3カ所に分割し3っ折りにして収納し易くした枠体。
21.3カ所に分割して取り扱い易くした枠体。
22.ベッド型の枠体。

Claims (12)

  1. 次の手順によって測定する仰臥位寝姿勢の測定方法。
    1.被測定者を次の請求項に記載する測定装置の水平な硬い測定台に仰臥位で寝かせ、人体正面の正中線の上方に水平に設置した測定装置の人体上面の測定器で、人体正面正中線表面と台との間の寸法を頭頂から恥骨部までを足先からの距離の関数として測定する。
    2.右または左の下肢前面中央表面と台との間の寸法を鼠経部から足先までを足先からの距離の関数として測定する。
    3.これを、頭頂から足先までを繋いで足先からの距離の関数として仰臥位前面の曲線とする。
    4.次いで、人体下面の正中線の下方に水平に設置した次の請求項に記載する測定装置の人体下面の測定器で、人体下面表面と台との間の寸法を頭頂から恥骨部までを足先からの距離の関数として測定する。
    5.右または左の下肢下面中央表面と台との間の寸法を鼠経部から足先までを足先からの距離の関数として人体下面の測定器で測定する。
    6.これを、頭頂から足先までを繋いで足先からの距離の関数として仰臥位下面の曲線とする。
    7.仰臥位前面の曲線と仰臥位下面の曲線とを平均した足先からの距離の関数を、平板における仰臥位基準寝姿勢曲線とする。
    8.仰臥位前面の曲線から仰臥位下面の曲線を減じた足先からの距離の関数は人体の上下の厚さであり、これを仰臥位基準寝姿勢の基準厚さ関数とする。
    9.被測定者を測定装置の水平な測定台の上に敷いた実際の寝具に仰臥位で寝かせ、前記1から7と同じ手順に従って人体前面の曲線と人体下面の曲線を足先からの距離の関数として測定する。人体前面の曲線と人体下面の曲線を平均した関数を、実際の寝具の仰臥位寝姿勢曲線とする。
    10.仰臥位寝姿勢曲線を簡易に求めたい場合は、被測定者を実際の寝具に寝かせ、この時の仰臥位の人体前面の曲線を足先からの距離の関数として測定し、この関数から仰臥位基準寝姿勢の基準厚さ関数の値の2分の1を減じ、実際の寝具の仰臥位寝姿勢近似曲線とする。
    11.人体の背面全面の形状を測定したい場合は、測定する位置を正中線から左右に少しずつずらした位置で測定する。
  2. 水平な測定台に仰臥位で寝かせた被測定者の上方に水平に設置した、被測定者の身長より長い棒状の材料に等間隔に孔を明け、この孔に一定の長さの細い棒を被測定者の身体に接するまで差し入れ、棒材の上に残った長さを側定することで、被測定者の水平面からの距離を測定する仰臥位の人体上面の形状測定装置、並びに水平な測定台に仰臥位で寝かせた被測定者の正中線および左右の下肢の中央の線の位置に測定台に等間隔に孔を明け、この孔に一定の長さの細い棒を、敷きふとんを測定台に敷いた場合はふとんを貫通して、被測定者の身体に接するまで下から差し入れ、台から下に残った長さを測定することで、被測定者の水平面からの距離を測定する仰臥位の人体下面の形状測定装置。
    この際の敷きふとんを測定台に敷いた場合の人体下面の測定棒の入れ方は、次の手順による。
    1.測定台に敷きふとんを敷き、細い先の尖った針を、測定台に垂直になるように図4に示す案内具を用いて、測定台の孔に下からふとんを貫通させて差し入れ、針の先をふとんから出す。
    2.上から人体下面の図4に示す測定棒の端面を針の先に刺し、そのまま下へ測定棒のストッパーの位置までふとんに押し込む。
    3.測定台の全部の孔に測定棒を設置し、被測定者をふとんの上に寝させる。
    4.測定台の下に出ている測定棒の長さを測る。
    5.測定する際、ふとんと人体との間に、隙間のできる箇所は、測定棒を人体に接するまで突き上げて測定する。
  3. 次の手順によって測定する側臥位の寝姿勢の測定方法。
    1.被測定者を立位で背面の正中線に線状に指標を付ける。
    2.寝具または硬い水平な台に下肢を伸ばした姿勢の側臥位で寝かせ、上半身の正中線曲線の水平面からの寸法を足先からの距離の関数として測定する。
    3.股下から足先までの長さの断面がT字型をした次の項に記載する測定装置を足の間に挟んで、板の中央線の水平面からの寸法を足先からの距離の関数として測定する。
    4.この上半身と下半身の曲線を頭頂から足先までを繋いで、足先から頭頂までの関数として側臥位寝姿勢曲線とする。
    5.硬い台に寝かせた場合を側臥位基準寝姿勢曲線とする。
  4. 股下から足先までの長さの断面がT字型をした板から成り、足の間に挟んで下肢部の中央線を計測する側臥位の寝姿勢の測定装置。
  5. 高さの異なる入れ替え可能な多数の弾力性のあるブロックを枠体の中に並べた敷き寝具。寝具1と称する。
  6. 弾力性の異なる入れ替え可能な同じ高さの多数のブロックを枠体の中に並べた敷き寝具。寝具2と称する。
  7. 高さの異なる入れ替え可能な多数の弾力性のあるブロック、および弾力性の異なる入れ替え可能な多数のブロックを枠体の中に並べた敷き寝具。寝具3と称する。
  8. 高さの違いによって違う色か印を付けた、高さの異なる入れ替え可能な多数の弾力性のあるブロックを枠体の中に並べた敷き寝具。寝具4と称する。
  9. 弾力性の違いによって違う色か印を付けた、弾力性の異なる入れ替え可能な多数のブロックを枠体の中に並べた敷き寝具。寝具5と称する。
  10. 高さの違いによって違う色か印を付けた、高さの異なる入れ替え可能な多数の弾力性のあるブロック、および弾力性の違いによって違う色か印を付けた、弾力性の異なる入れ替え可能な多数のブロックを枠体の中に並べた敷き寝具。寝具6と称する。
  11. 上記の5項から10項に記載の弾力性のある多数のブロックを、底の面全体に亘るブロックを設けた枠体の中に並べた敷き寝具。寝具7と称する。
  12. 上記の5項から10項に記載の弾力性のある多数のブロックを、仕切りを設けた枠体の中に並べた敷き寝具。寝具8と称する。
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