JP2004204362A - Chenille yarn and fabric - Google Patents
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Abstract
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣料布帛、袋物生地、カーテン地、壁掛け、テーブルクロス、ベットカバー、椅子張地、車両内装クロス等として使用される織物や編物の経糸や緯糸に使用されるモール糸に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
モール糸は、織物や編物の経糸を芯糸とし、その緯糸を花糸とし、その芯糸に沿って緯糸（花糸）を裁断してつくられ、必要に応じて加撚して使用される。織物の経糸を芯糸とするモール糸では、芯糸と花糸は織組織をもって交絡しており、編物の経糸を芯糸とするモール糸では、芯糸と花糸は編組織をもって交絡している。芯糸には熱融着性繊維が使用されることもあり、花糸に極細繊維が使用されることもある。そのように芯糸と花糸に使用する繊維や、芯糸と花糸の交絡構造などが異なる種々のタイプのモール糸が公知である（例えば、特許文献１、特許文献２、特許文献３、特許文献４、特許文献５、特許文献６、特許文献７、特許文献８、特許文献９、特許文献１０、特許文献１１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００１−３３６０３７号公報（図１）
【特許文献２】
特開２００１−１６４４３７号公報（段落０００５）
【特許文献３】
特開２００１−７２３４５号公報（段落００１９）
【特許文献４】
特開平１−１４０４３２号公報（請求項２〜４、図４）
【特許文献５】
特開平４−３３３６３１号公報（請求項１）
【特許文献６】
特開平４−２７２２８３号公報（請求項１）
【特許文献７】
特開平２−３００３３９号公報（特許請求の範囲、図面）
【特許文献８】
特開平１−９７２２９号公報（請求項１）
【特許文献９】
特開昭５８−１６９５３５号公報（第１図）
【特許文献１０】
特開昭５１−１１９８４４号公報（特許請求の範囲）
【特許文献１１】
実開昭５２−１０８３４５号公報（実用新案登録請求の範囲）
【０００４】
モール糸には、それを緯糸に使用して織成される織物の表面に織り出される図柄模様についてのデザイン情報の組み込まれたものがある。そのようにデザイン情報の組み込まれたモール糸は、特に「シェニール糸」と称され、デザイン情報の組み込まれていない無地のモール糸と区別される。シェニール糸を緯糸に使用して織成された織物は、一般に「シェニール織」と称されている。シェニール糸の原布となる織物や編物では、緯糸に色彩の異なる数種類の花糸が使用され、シェニール織の表面に織り出される図柄模様の画素に応じた色彩の花糸（緯糸）が経糸間に選択的に織り・編み込まれている。このため、シェニール織の表面には、その花糸（緯糸）の色彩に彩られた図柄模様が織り出されることになる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、捺染技術が進歩し、インクジェット捺染技術が実用化されるに至った現在では、無地のパイル布帛にインクジェット捺染技術を適用して多彩な図柄模様を簡便且つ効率的に描出することが可能になり、それよってシェニール織と同等の捺染パイル布帛を安価に得ることが出来る。このため、シェニール織には捺染技術によっては得られない高い付加価値が要求される。
【０００６】
【発明の目的】
そこで本発明は、捺染技術によっては得られない付加価値の高いシェニール織を得ることを目的とし、その目的を達成し得るシェニール糸を提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るシェニール糸Ｋは、その長さ方向において、花糸を構成する繊維高分子の屈折率、繊維高分子の組成分・素材、繊維の光沢、繊維の染色性、繊維の吸湿性、繊維の撥水性、繊維の撥油性、繊維の摩擦係数、繊維の捲縮度合、繊維の伸縮率、繊維の収縮率、繊維の繊度、繊維の断面形状、花糸を構成する単糸の本数、花糸を構成する単糸の太さ、花糸の撚数、花糸の太さ、花糸片の芯糸からの突出長、花糸片を係止する芯糸との織編組織構造、シェニール糸の単位長さ当たりの花糸片の本数（係止密度）の何れか少なくとも１つの点において部分的に異なることを第１の特徴とする。
【０００８】
本発明に係るシェニール糸Ｋの第２の特徴は、上記第１の特徴に加え、シェニール糸Ｋの先端部分と後端部分Ｇにおいて、色彩、または、花糸を構成する繊維高分子の屈折率、繊維高分子の組成分・素材、繊維の光沢、繊維の染色性、繊維の吸湿性、繊維の撥水性、繊維の撥油性、繊維の摩擦係数、繊維の捲縮度合、繊維の伸縮率、繊維の収縮率、繊維の繊度、繊維の断面形状、花糸を構成する単糸の本数、花糸を構成する単糸の太さ、花糸の撚数、花糸の太さ、花糸片の芯糸からの突出長、および、花糸片を係止する芯糸との織編組織構造、シェニール糸の単位長さ当たりの花糸片の本数（係止密度）を共通にする特定の花糸片Ｗ2 が、その先端部分と後端部分Ｇの一定の長さにわたって連続しており、その特定の花糸片Ｗ2 と外観を同じくする花糸片Ｗ1 が、その先端部分から後端部分に至るシェニール糸Ｋの全長にわたって一定の間隔Ｌh で配置されている点にある。
【０００９】
本発明に係るシェニール織Ｏは、上記第１または第２の特徴を有するシェニール糸Ｋが緯糸として織り込まれていることを第１の特徴とする。
【００１０】
本発明に係るシェニール織Ｏの第２の特徴は、上記第１の特徴に加え、それが搦み織組織によって織成されている点にある。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明に係るシェニール糸は、その長さ方向において、異なる花糸片の色彩以外の要素（以下、花糸要素と言う。）、即ち、花糸を構成する（１） 繊維高分子の屈折率、（２） 繊維高分子の組成分・素材、（３） 繊維の光沢、（４）繊維の染色性、（５） 繊維の吸湿性、（６） 繊維の撥水性、（７） 繊維の撥油性、（８） 繊維の摩擦係数、（９） 繊維の捲縮度合、（１０） 繊維の伸縮率、（１１） 繊維の収縮率、（１２） 繊維の繊度、（１３） 繊維の断面形状、（１４） 花糸を構成する単糸の本数、（１５） 花糸を構成する単糸の太さ、（１６） 花糸の撚数、（１７） 花糸の太さ、（１８） 花糸片の芯糸からの突出長、（１９） 花糸片を係止する芯糸との織編組織構造、（２０） シェニール糸の単位長さ当たりの花糸片の本数（係止密度）によって特徴づけられる。
【００１２】
これらの花糸要素は、その花糸要素を異にするシェニール糸の各部分の花糸片と花糸片との間に、色彩以外の外観の相違、又は、風合い感触の相違をもたらすものであり、色彩の相違によらず、その色彩以外の外観の相違、又は、風合い感触の相違によって、シェニール織の表面に図柄模様を描出することが出来る。しかし、これらの花糸要素は、その相違するシェニール糸の各部分の花糸片と花糸片との間に、色彩の相違をもたらすものであってもよいし、又、色彩の相違を伴うものであってもよい。即ち、花糸要素は、デザイン情報としてシェニール糸に組み込まれ、シェニール糸を緯糸に使用して織成されるシェニール織の表面に、部分的に花糸要素を異なる花糸片を画素とする所定の図柄模様が描出されることになる。その描出される図柄模様は、輪郭が明瞭な具象的図柄模様であっても、輪郭が不鮮明な抽象的図柄模様であっても、輪郭を有しない細かい地模様であってもよい。
【００１３】
花糸片を係止する芯糸には、前記の特許文献が示す熱融着性繊維を使用することが出来る。花糸片を係止する芯糸との織編組織構造は、図１に円で囲んで拡大して示す部分Ｘのように、複数本の芯糸Ｍと複数本の芯糸Ｎによる搦み織組織にすることが望ましいが、それに限定されることなく前記の特許文献が示す通常の織組織や編組織にすることも出来る。
【００１４】
図１は、６種類の花糸Ａ・Ｂ・Ｃ・Ｄ・Ｅ・Ｆを緯糸として選択的に経糸間に織り込んで織成されたシェニール糸用織物原反の経糸に沿って緯糸（花糸）を切断し、熱処理して仕上げられたシェニール糸Ｋを図示するものである。花糸Ａは、熱収縮性繊維の捲縮加工マルチフィラメント糸によって構成され、熱処理によって収縮した極短い花糸片を形成している。花糸Ｂは、扁平断面の箔糸と複数本のプラスチックテープヤーンとの合撚糸をニット・デニット法によって曲折セットした複合糸によって構成され、その構成する糸条が細かく曲折して煌く短い花糸片を形成している。花糸Ｃは、強撚セットされた複数本の紡績単糸の合撚糸で構成され、各単糸が異方向に傾いて単糸側面の光沢がランダムに現れる硬く短い花糸片を形成している。花糸Ｄは、無捲縮マルチフィラメント糸と熱収縮性繊維の捲縮加工マルチフィラメント糸との混繊糸によって構成され、熱処理によって収縮した短い捲縮繊維と、収縮することなく真っ直ぐ長く突き出て滑り易く絹様光沢のある平滑繊維が混合した花糸片を形成している。花糸Ｅは、無捲縮マルチフィラメント糸によって構成され、上記の花糸片Ａ・Ｂ・Ｃよりも芯糸Ｍ・Ｎから長く突き出て滑り易く絹様光沢のある花糸片を形成している。花糸Ｆは、複数本の紡績単糸の合撚糸で構成され、上記の花糸片Ａ・Ｂ・Ｃよりも芯糸Ｍ・Ｎから長く突出し、上記の花糸片Ｅに比して弾性に富む腰のある花糸片を形成している。
【００１５】
これらの花糸Ａ〜Ｆは、ある部分Ｗでは平織組織を構成して芯糸Ｍ・Ｎに係止され、他の部分Ｘでは搦み織組織を構成して芯糸Ｍ・Ｎに係止されており、その搦み織組織を成す部分Ｘの花糸片（Ａ・Ｂ・Ｄ・Ｆ）は、平織組織を成す部分Ｗの花糸片（Ｃ・Ｅ）に比して、芯糸Ｍ・Ｎからの突出方向がランダムで嵩高に膨らんだ外観を呈し、柔らかい感触を与えている。又、花糸Ａ〜Ｆと芯糸Ｍ・Ｎが交絡して形成する織組織が同じであっても、芯糸Ｍ・Ｎに交絡して係止される花糸の密度（芯糸の単位長さ当たりの花糸片の数）が、ある部分Ｙでは緻密になっており、他の部分Ｚでは粗くなっており、その緻密な部分Ｙでは、粗い部分Ｚに比して太く硬い感触を与えている。図示するシェニール糸Ｋの多くの部分Ｐは、上記花糸Ａによって構成されており、他の部分Ｑ・Ｒ・Ｓ・Ｔ・Ｖ・Ｗ・Ｘには、上記の花糸Ｂ〜Ｆが選択的に使用されている。
【００１６】
図示するシェニール糸Ｋにおいて、その多くの部分Ｐ（以下、ベース部と言う。）を構成している花糸Ａとは花糸要素が異なる花糸Ｂ〜Ｆによって構成される部分Ｑ・Ｒ・Ｓ・Ｔ・Ｕ・Ｖ・Ｗ・Ｘ（以下、デザイン情報部と言う。）の間隔Ｌ1 ・Ｌ2 ・Ｌ3 ・Ｌ4 ………を不規則（ランダム）に設定するとき、シェニール織の表面には、それらの花糸片Ａ〜Ｆによって外観や手触りが部分的に異なる地模様が形成されることになる。その各デザイン情報部の間隔Ｌ1 ・Ｌ2 ・Ｌ3 ・Ｌ4 ………を、所要の絵図を構成する画素と画素の間隔に合わせて設定するとき、シェニール織の表面には、その所要の絵図と同じ輪郭を有し、各デザイン情報部Ｑ・Ｒ・Ｓ・Ｔ・Ｕ・Ｖ・Ｗ・Ｘの花糸要素に起因する外観や手触りの相違による図柄模様が描出されることになる。
【００１７】
織物Ｏに輪郭Ｊの明瞭な図柄模様を描出するためのシェニール糸Ｋでは、それが緯糸として経糸間に挿入され、織物Ｏの耳端において折り返される折返箇所の花糸片Ｗ1 は、全て花糸要素を共通にする同じ花糸よって構成するとよい。そうすると、製織過程において、その花糸片Ｗ1 が折返箇所の目印となり、その折返箇所を耳端に当てて折り返し、経糸間Ｉ・Ｉにシェニール糸Ｋを挿入することによって、柄歪のない図柄模様を織物Ｏに描出することが出来る。従って、シェニール糸Ｋには、その図柄模様を描出しようとする織物Ｏの織幅Ｈに応じた一定の間隔Ｌh で、特定の色彩または特定の花糸要素によって構成される花糸片Ｗ1 を配置するとよい。更に好ましくは、織物Ｏの織り始めとなるシェニール糸Ｋの先端部分Ｇと、織物Ｏの織り終りとなるシェニール糸Ｋの後端部分（Ｇ）の花糸片Ｗ2 には、その折返箇所の花糸片Ｗ1 と花糸要素を同じくする同じ花糸を使用し、その折返箇所の花糸片Ｗ1 と花糸要素を同じくする花糸片Ｗ2 をシェニール糸Ｋの先端部分Ｇと後端部分（Ｇ）の織幅Ｈに応じた一定の長さにわたって連続させる。そうすることによって、その特定の花糸に彩られた縁取りを有する織物Ｏを織成することが出来る。
【００１８】
従って、色彩または花糸要素を共通にする特定の花糸片Ｗ2 によって、シェニール糸Ｋの先端部分と後端部分Ｇを一定の長さにわたって連続して形成すると共に、その特定の花糸片Ｗ2 と花糸を共通にする花糸片Ｗ1 を、その先端部分から後端部分に至るシェニール糸Ｋの全長にわたって一定の間隔Ｌh で配置することが、本発明の好ましい実施態様となる。
【００１９】
シェニール糸Ｋを緯糸に使用してシェニール織Ｏを織成する場合、その経糸Ｉと緯糸Ｋが交叉して構成する織組織は搦み織組織にするとよく、そうすることによって、製織過程で経糸Ｉがシェニール糸Ｋの花糸片と花糸片の間に深く食い込んで目ズレが起き難く、描出される図柄模様に柄歪（柄崩れ）もなく、花糸片の立ち具合いのよいシェニール織Ｏを得ることが出来る。
【００２０】
【発明の効果】
本発明によると、上記の通り、花糸片の色彩だけによってではなく、花糸要素の相違に起因する花糸片の芯糸Ｍ・Ｎからの突出長の相異による凹凸、花糸要素の相違に起因する花糸片の光沢、質感、手触り等の相異によってシェニール織の表面に所要の図柄模様を描出することが出来、その図柄模様の形際を長く突き出た花糸片Ｆによる凸部、短い花糸片Ａ・Ｂ・Ｃによる凹部、長く腰のある花糸片Ｆによる凸部から腰の弱い花糸片Ｄ・Ｅを介して短い花糸片Ａ・Ｂ・Ｃによる凹部へと続くなだらかな凹凸変化、箔糸（Ｂ）の煌き等によって縁取って立体的に表現することが出来る。
【００２１】
その光沢、質感、手触り等の部分的相異による外観と感触の変化は、花糸要素、即ち、花糸を構成する繊維高分子の屈折率、繊維高分子の組成分・素材、繊維の光沢、繊維の染色性、繊維の吸湿性、繊維の撥水性、繊維の撥油性、繊維の摩擦係数、繊維の捲縮度合、繊維の伸縮率、繊維の収縮率、繊維の繊度、繊維の断面形状、花糸を構成する単糸の本数、花糸を構成する単糸の太さ、花糸の撚数、花糸の太さ、花糸片の芯糸からの突出長、花糸片を係止する芯糸との織編組織構造、シェニール糸の単位長さ当たりの花糸片の本数（係止密度）の相違に起因するので、これらの花糸要素の多くの点、好ましくは、これらの花糸要素の２つ以上の点を異にする数多くの種類の花糸、好ましくは、６種類以上の花糸によってシェニール糸Ｋを構成することにより、従来類例のない外観の点でも感触・風合いの点でも立体感に富む新規なシェニール織を得ることが出来る。
【００２２】
このように、インクジェット捺染技術を適用してシェニール織と同等の捺染パイル布帛を安価に得ることが出来るようになったとは言え、本発明によると、捺染技術によっては到底得ることの出来ない付加価値の高いシェニール織を得ることが出来、シェニール糸の実用価値を高め、その量産と拡販を図る上で本発明の産業上利とするところ多大である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るシェニール糸の平面図であり、一部を円で囲んで拡大して図示している。
【図２】本発明に係るシェニール織の製織過程における平面図である。
【符号の説明】
Ａ・Ｂ・Ｃ・Ｄ・Ｅ・Ｆ 花糸（花糸片）
Ｇ 先端部分（後端部分）
Ｈ 織幅
Ｉ 経糸
Ｊ 輪郭
Ｋ シェニール糸
Ｌ・Ｌ1 ・Ｌ2 ・Ｌ3 ・Ｌ4 ・Ｌh 間隔
Ｍ・Ｎ 芯糸
Ｏ 織物（シェニール織）
Ｐ ベース部
Ｑ・Ｒ・Ｓ・Ｔ・Ｕ・Ｖ デザイン情報部
Ｗ1 ・Ｗ2 花糸片
Ｗ デザイン情報部（平織組織部分）
Ｘ デザイン情報部（搦み織組織部分）
Ｙ 緻密部分
Ｚ 目粗部分[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a mall yarn used for a warp or a weft of a woven or knitted fabric used as clothing fabric, bag fabric, curtain fabric, wall hanging, table cloth, bed cover, chair upholstery, vehicle interior cloth, and the like. .
[0002]
[Prior art]
Malle yarn is made by weaving a woven or knitted fabric as a core yarn, using the weft as a flower yarn, cutting the weft (flower yarn) along the core yarn, and twisting as necessary. . In a mulled yarn having a warp of a woven fabric as a core yarn, the core yarn and the flower yarn are entangled with a woven structure. I have. A heat fusible fiber may be used for the core yarn, and an extra fine fiber may be used for the flower yarn. Various types of molding yarns differing in the fibers used for the core yarn and the yarn and the entanglement structure of the core yarn and the yarn are known (for example, Patent Document 1, Patent Document 2, Patent Document 3, Patent Literature 4, Patent Literature 5, Patent Literature 6, Patent Literature 7, Patent Literature 8, Patent Literature 9, Patent Literature 10, and Patent Literature 11).
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2001-336037 A (FIG. 1)
[Patent Document 2]
JP 2001-164637 A (paragraph 0005)
[Patent Document 3]
JP 2001-72345 A (Paragraph 0019)
[Patent Document 4]
JP-A-1-140432 (Claims 2 to 4, FIG. 4)
[Patent Document 5]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-333661 (Claim 1)
[Patent Document 6]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-272283 (Claim 1)
[Patent Document 7]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2-300339 (claims, drawings)
[Patent Document 8]
JP-A-1-97229 (Claim 1)
[Patent Document 9]
JP-A-58-169535 (FIG. 1)
[Patent Document 10]
JP-A-51-119844 (Claims)
[Patent Document 11]
Japanese Utility Model Application Laid-Open No. 52-108345 (claims for registering utility models)
[0004]
There is a type of molding yarn in which design information on a design pattern woven on the surface of a woven fabric that is woven using the molding yarn is used. The mall yarn incorporating the design information in this way is particularly called “chenille yarn” and is distinguished from a plain mall yarn without the design information incorporated therein. A woven fabric using chenille yarn as the weft is generally called "chenille weave". In woven fabrics and knitted fabrics used as the base fabric of chenille yarn, several types of flower yarns of different colors are used for the weft yarn, and the color yarns (weft yarns) corresponding to the pixels of the design pattern woven on the surface of the chenille yarn are inter-warp yarns. Is selectively woven and woven. For this reason, on the surface of the chenille weave, a pattern pattern colored by the color of the yarn (weft) is woven.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, now that the printing technology has advanced and the ink-jet printing technology has come to practical use, it is now possible to easily and efficiently draw a variety of design patterns by applying the ink-jet printing technology to plain pile fabric. Thus, a printed pile fabric equivalent to chenille weave can be obtained at low cost. For this reason, chenille weave is required to have a high added value that cannot be obtained by printing techniques.
[0006]
[Object of the invention]
Therefore, an object of the present invention is to obtain a high-value-added chenille weave that cannot be obtained by a printing technique, and to provide a chenille yarn that can achieve the object.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The chenille yarn K according to the present invention, in the length direction, the refractive index of the fiber polymer constituting the yarn, the composition and material of the fiber polymer, the gloss of the fiber, the dyeability of the fiber, the moisture absorption of the fiber, Fiber water repellency, fiber oil repellency, fiber friction coefficient, fiber crimping degree, fiber expansion and contraction, fiber shrinkage, fiber fineness, fiber cross-sectional shape, number of single yarns constituting flower yarn, The thickness of the single yarn constituting the yarn, the number of twists of the yarn, the thickness of the yarn, the protruding length of the yarn from the core yarn, the weaving and knitting structure with the core yarn that locks the yarn, The first feature is that the number of the thread pieces per unit length of the chenille thread (locking density) is partially different in at least one point.
[0008]
The second characteristic of the chenille yarn K according to the present invention is that, in addition to the above-mentioned first characteristic, the color or the refractive index of the fiber polymer constituting the yarn at the front end portion and the rear end portion G of the chenille yarn K , Fiber polymer composition and material, fiber gloss, fiber dyeability, fiber moisture absorption, fiber water repellency, fiber oil repellency, fiber friction coefficient, fiber crimp degree, fiber expansion and contraction rate, Fiber shrinkage, fiber fineness, fiber cross-sectional shape, number of single yarns constituting the yarn, thickness of single yarn constituting the yarn, number of twists of yarn, thickness of yarn, yarn fragment The specific length of the protruding length from the core yarn, the weaving and knitting structure with the core yarn that locks the yarn, and the number (locking density) of the yarn pieces per unit length of chenille yarn effect yarn piece W 2 is continuous throughout a length of the tip portion and the trailing end portion G, similarly to the specific effect yarn piece W 2 and appearance Effect yarn piece W 1 to is in that they are arranged at regular intervals L h over the entire length of the chenille yarn K extending to the rear end portion from the tip portion.
[0009]
The first characteristic of the chenille weave O according to the present invention is that the chenille yarn K having the first or second characteristic is woven as a weft.
[0010]
A second feature of the chenille weave O according to the present invention is that, in addition to the above-mentioned first feature, it is woven by a weaving weave structure.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
In the chenille yarn according to the present invention, in the length direction, elements other than the color of different pieces of the yarn (hereinafter, referred to as the yarn element), that is, the yarn constitute the yarn (1) Refractive index of fiber polymer , (2) composition and material of fiber polymer, (3) fiber gloss, (4) fiber dyeability, (5) fiber moisture absorption, (6) fiber water repellency, (7) fiber repellency Oiliness, (8) coefficient of friction of fiber, (9) degree of crimp of fiber, (10) expansion and contraction rate of fiber, (11) contraction rate of fiber, (12) fineness of fiber, (13) cross-sectional shape of fiber, (14) The number of single yarns constituting the yarn, (15) the thickness of the single yarn constituting the yarn, (16) the number of twists of the yarn, (17) the thickness of the yarn, (18) the yarn (19) Weaving and knitting structure with the core yarn that locks the yarn, (20) Number of yarns per unit length of chenille yarn ( Locking density).
[0012]
These thread elements bring about a difference in appearance other than color or a difference in texture and feel between thread pieces of each part of the chenille thread that differ from the thread elements. In addition, a pattern can be drawn on the surface of the chenille weave irrespective of the difference in color, due to the difference in appearance other than the color or the difference in texture and feel. However, these thread elements may cause a color difference between the thread pieces and the thread pieces of the different portions of the chenille thread, or may involve a color difference. It may be something. That is, the yarn element is incorporated into the chenille yarn as design information, and a predetermined yarn yarn element having a partially different yarn element is formed on the surface of the chenille woven by using the chenille yarn as the weft. Will be drawn. The drawn design pattern may be a concrete design pattern with a clear outline, an abstract design pattern with an unclear outline, or a fine ground pattern having no outline.
[0013]
The heat-fusible fiber disclosed in the above-mentioned patent document can be used as the core yarn for locking the flower yarn pieces. The weaving and knitting structure of the core yarn that locks the flower yarn pieces is formed by a plurality of core yarns M and a plurality of core yarns N, as indicated by a portion X encircled and enlarged in FIG. It is desirable to use a woven structure, but the present invention is not limited thereto, and a normal woven structure or knitted structure described in the above-mentioned patent document can be used.
[0014]
FIG. 1 shows a weft (flower yarn) along a warp yarn of a chenille yarn fabric woven by selectively weaving six types of flower yarns A, B, C, D, E, and F as weft yarns between warp yarns. 1) is a diagram illustrating a chenille yarn K cut and heat-treated. The yarn A is constituted by a crimped multifilament yarn of a heat-shrinkable fiber, and forms an extremely short yarn fragment shrunk by the heat treatment. The flower yarn B is composed of a composite yarn in which a twisted yarn of a flat cross-section foil yarn and a plurality of plastic tape yarns is bent and set by a knit / denit method, and a short flower in which the formed yarn is finely bent and sparkles. A thread piece is formed. The flower yarn C is composed of a plied yarn of a plurality of spun single yarns set in a strong twist, each of the single yarns being inclined in a different direction to form a hard short yarn fragment in which the gloss of the single yarn side appears randomly. I have. The flower yarn D is composed of a blended yarn of a non-crimped multifilament yarn and a crimped multifilament yarn of a heat-shrinkable fiber, and a short crimped fiber shrunk by heat treatment and a straight and long protruding without shrinkage. It forms slips of silk that are mixed with smooth fibers that are slippery and shiny. The flower yarn E is composed of a non-crimped multifilament yarn, protrudes longer from the core yarns M and N than the above-mentioned flower yarn pieces A, B, and C to form a slippery silky luster yarn. I have. The flower yarn F is composed of a plurality of ply-twisted spun yarns, protrudes longer from the core yarns M and N than the flower yarn pieces A, B, and C, and has a higher elasticity than the flower yarn piece E. It forms a wavy piece of thread with a rich waist.
[0015]
These flower yarns A to F constitute a plain weave structure at a certain portion W and are locked to the core yarns M / N, and at other portions X, form a weaving weave structure and are locked to the core yarns M / N. The part X of the thread (A, B, D, F) forming the tangled weave design has a larger core yarn than the part W of the part W (C, E) forming the plain weave design. The protrusion direction from M · N is random and has a bulky appearance, giving a soft touch. Further, even if the woven structure formed by interlacing the yarns A to F and the core yarns M and N is the same, the density of the yarns interlocked and locked with the core yarns M and N (unit of the core yarn) The number of thread pieces per length) is dense in a certain portion Y and coarse in another portion Z, and the dense portion Y has a thick and hard feel compared to the coarse portion Z. Have given. Many portions P of the illustrated chenille yarn K are constituted by the above-described yarns A, and the other portions Q, R, S, T, V, W, and X are selected from the above yarns B to F. Is used regularly.
[0016]
In the illustrated chenille yarn K, the portions Q, R and R of the yarns B to F having different yarn components from the yarn A constituting many of the portions P (hereinafter, referred to as a base portion). When the intervals L 1 , L 2 , L 3 , L 4, ... Of S, T, U, V, W, X (hereinafter referred to as the design information section) are set irregularly (randomly), the chenille weave is used. A ground pattern having a partially different appearance and feel due to the thread pieces A to F is formed on the surface of the thread. When the distances L 1 , L 2 , L 3 , L 4 ... Of the respective design information sections are set in accordance with the distances between the pixels constituting the required picture, the surface of the chenille weave is required. Has the same outline as that of the picture, and a design pattern due to the difference in appearance and touch due to the thread element of each of the design information sections Q, R, S, T, U, V, W, and X is drawn. .
[0017]
In chenille yarn K for drawing a clear design patterns of the fabric O the contour J, it is inserted between the warp yarns as weft yarns, filament thread pieces W 1 of the fold-back portions to be folded back at the ear end of the fabric O, all flowers It is advisable to use the same thread that shares the same thread element. Then, the weaving process, the effect yarn piece W 1 is a mark of turnup portions folded against the ear end of that occasion returned position, by inserting the chenille yarn K in the warp between I · I, no pattern distortion symbol The pattern can be drawn on the fabric O. Therefore, the chenille thread K has a certain color L or a certain thread component W 1 at a constant interval L h corresponding to the weave width H of the woven fabric O in which the pattern is to be drawn. Should be placed. More preferably, a tip portion G of the chenille yarn K which is a woven beginning of fabrics O, the effect yarn piece W 2 of the rear end portion (G) of the chenille yarn K which is a weave end of the fabric O is the that occasion return portion using the same effect yarn which have the same effect yarn piece W 1 and Hanaito element, that occasion return portion of the effect yarn piece W 1 and similarly the Hanaito elements effect yarn piece W 2 and after a tip portion G of the chenille yarn K The end portion (G) is continuous over a certain length corresponding to the weave width H. By doing so, it is possible to weave the woven fabric O having a border colored by the particular yarn.
[0018]
Thus, color or by a particular effect yarn piece W 2 to common Hanaito element, with continuously formed tip portion and the rear end portion G of the chenille yarn K over a certain length, the particular effect yarn piece the effect yarn piece W 1 for the W 2 and Hanaito commonly, be arranged at regular intervals L h over the entire length of the chenille yarn K extending to the rear end portion from the tip portion, the preferred embodiments of the present invention .
[0019]
When weaving the chenille weave O using the chenille yarn K as the weft, the warp I and the weft K intersect to form a weaving structure that is preferably a tangled weaving structure. I is deeply entangled between the yarn pieces of chenille yarn K, and the misalignment is unlikely to occur, and the drawn pattern has no pattern distortion (pattern collapse), and the chenille weave with good standing of the yarn thread O can be obtained.
[0020]
【The invention's effect】
According to the present invention, as described above, unevenness due to the difference in the protruding lengths of the yarn pieces from the core yarns M and N caused by the difference in the yarn elements, not only by the color of the yarn elements, Due to the difference in luster, texture, touch, etc. of the thread pieces caused by the difference, a required pattern can be drawn on the surface of the chenille weave, and the shape of the pattern is protruded by the thread F that protrudes long. , A concave portion formed by short thread pieces A, B, and C, and a convex portion formed by a long waisted thread piece F to a concave portion formed by short thread pieces A, B, and C through weak waist pieces D and E. It can be expressed three-dimensionally by bordering it with a gradual change in unevenness and glitter of the foil (B).
[0021]
Changes in appearance and feel due to partial differences in gloss, texture, feel, etc. are caused by the yarn component, that is, the refractive index of the fiber polymer that constitutes the yarn, the composition and material of the fiber polymer, and the gloss of the fiber. , Fiber dyeability, fiber hygroscopicity, fiber water repellency, fiber oil repellency, fiber friction coefficient, fiber crimp degree, fiber expansion and contraction, fiber shrinkage, fiber fineness, fiber cross-section , The number of single yarns that constitute the yarn, the thickness of the single yarn that constitutes the yarn, the number of twists of the yarn, the thickness of the yarn, the protrusion length of the yarn from the core yarn, and the yarn Due to the difference in the weaving and knitting structure of the core yarn to be stopped and the number of yarn pieces (locking density) per unit length of the chenille yarn, many points of these yarn elements are preferable. The chenille yarn K is composed of many types of yarns, preferably six or more types of yarns, which differ from each other by at least two points. Rukoto by, conventional unprecedented in terms of the appearance in terms of feel, texture woven novel chenille rich in three-dimensional effect can be obtained.
[0022]
As described above, although the printing pile fabric equivalent to the chenille weaving can be obtained at low cost by applying the ink jet printing technology, according to the present invention, the added value that cannot be obtained by the printing technology at all can be obtained. The high value of chenille yarn can be obtained, the practical value of chenille yarn can be increased, and the mass production and sales expansion can be industrially advantageous in the present invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a chenille yarn according to the present invention, which is partially enlarged and shown in a circle.
FIG. 2 is a plan view in the weaving process of the chenille weave according to the present invention.
[Explanation of symbols]
A, B, C, D, E, F flower yarn (fragment of flower yarn)
G Tip (rear end)
H Weave width I Warp J Contour K Chenille yarn L ・ L 1・ L 2・ L 3・ L 4・ L h interval M ・ N Core yarn O Woven fabric (Chenille weave)
P base portion Q · R · S · T · U · V design information section W 1 · W 2 flower yarn piece W design information section (plain weave part)
X Design Information Dept.
Y dense part Z coarse part
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