JP2004203429A

JP2004203429A - Breathable bag

Info

Publication number: JP2004203429A
Application number: JP2002374676A
Authority: JP
Inventors: Norio Azuma; 憲男東; Masao Azuma; 全男東
Original assignee: AZUMA SEAL KK
Current assignee: AZUMA SEAL KK
Priority date: 2002-12-25
Filing date: 2002-12-25
Publication date: 2004-07-22

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a breathable bag with sufficient breathability and sealing strength and of simple structure, easy manufacture and recyclable property, into which fine foreign matter hardly enter from outside. <P>SOLUTION: This breathable bag comprises a non-breathable seal portion with two opposing sheets constituting a bag body continuously joined with each other, and a tape portion with a predetermined space from the seal portion. A breathable portion with the two sheets not joined with each other is formed in the predetermined space. An air vent to discharge air from the inside of the bag is formed in the breathable portion. In the tape portion, a clearance communicated with the breathable portion is formed between a ridge-shaped top portion and the breathable portion by continuously joining each one side of a double-folded breathable tape formed of a material similar to that of the two sheets with each one of the two sheets leaving the ridge-shaped top portion between these one-sides behind. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通気可能な袋、例えば、粒状の材料、特に米などの穀物を入れるための脱気可能な袋に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
通気を必要とする袋、例えば、主として米などの穀物を入れる袋には、その穀物を袋に入れて封をする場合、袋の中に空気が溜まらないように、すなわちその空気を袋の外へ排出させるための通気孔が設けられている。この通気孔は従来、合成樹脂製の袋や紙製の袋を構成する合成樹脂シ−トまたは紙に小さな丸孔を開けることによって設けられていたが、このような通気孔では、保存または運搬中に、その孔から水や湿気が袋内に浸潤して袋の中の穀物にカビなどの微生物が繁殖したり、あるいは埃や害虫が侵入して、その品質を損なうことがあった。
【０００３】
そこで、例えば、米等の穀物を入れるための袋の側縁または端縁の少なくとも一部に、袋本体の表面材と裏面材との対抗する面どうしを不連続に接着させて通気孔を形成させるとともに、その表面材と裏面材との対抗する縁部に跨がって、不織布テ−プを袋の内側においてこれらの表面材と裏面材との対向する面に接着させて通気部を設けてなる脱気可能な袋が、本発明者によって開発されている（特開平１１−１８０４５０号公報参照）が、この袋は縁部の構造が複雑で、その製造が面倒である上に、通気部では不織布テ−プの僅かな部分しか利用されず、その大部分は表面材と裏面材とを互いに接合させるため、それらに跨がった連結部分として使用される結果、製造が比較的困難で高価な不織布テ−プの大部分が、通気性という本来の特性を無駄にして使用されるという問題があった。
【０００４】
また、米等の穀物を入れる袋の通気孔に不織布テ−プ等のテ−プを入れた袋も提案されているが、このような通気孔では、収納後に微細な異物が侵入するのを防ぐには十分でなかった。
【０００５】
そして、袋本体を構成する表裏二枚のシ−トの間に不織布テ−プのようなテ−プが介在している脱気可能な袋においては、通常そのシ−トとテ−プとの材質が異なっているためにこれらの材料はリサイクルして使用することができないという問題があった。
【０００６】
更にまた、十分な通気性を確保しながらシ−ル強度を向上させ、しかも、例えば米袋の場合には、水や湿気、あるいは埃やカビまたは害虫の卵のような微細な汚染物の侵入が防止される通気性の袋を提供するために、本発明者は、袋本体を構成する２枚の相対するシ−トを互いに断続的に接合することによって形成される通気孔を含むシ−ル部と、二つ折りに折られて前記２枚のシ−トの間に挟まれた通気性テ−プの中央部を前記２枚のシ−トには接合させないで、この中央部を挟む前記通気性テ−プの両縁部を前記２枚のシ−トに接合させることによって形成される通気性の空隙を含むテ−プ部とを袋の周縁部に設けた通気可能な袋を既に提案した（特願２００１−３５３４９７参照）。
【０００７】
しかし、この袋では、袋本体の周縁部に前記の通気口のための非接合部分が設けられているために、すなわち袋本体の周縁部に断続的な非接合部分が設けられているために、前記周縁部における前記２枚のシ−トの接合強度が全般的に弱まって、前記非接合部分で破袋が生じ易いという欠点があった。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来技術の現況に鑑みて発明されたもので、構造が簡単で製造が容易であるとともに、十分な通気性とシ−ル強度を具え、しかも微細な異物が外部から侵入し難い、例えば米袋の場合には、水や湿気、あるいは埃やカビまたは害虫の卵などの微細な汚染物の侵入が防止され、かつ、十分な通気性を具えながらも破れ難い丈夫な構造を有し、更にリサイクルが可能である通気性の袋を提供することを目的としている。
【０００９】
【発明を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の通気可能な袋は、袋本体の相対する２枚のシ−トを互いに連続的に接合させている非通気性のシ−ル部と、このシ−ル部と所定の間隔を空けて、前記シ−ル部の内側に設けられている通気性のテ−プ部とを有する通気可能な袋であって、前記所定の間隔には断続的に接合部と通気部、あるいは連続的に通気部が形成され、そして前記テ−プ部においては、前記袋本体の中央部から前記シ−ル部に向かって山形を形成するように二つ折りに折られる状態の通気性テ−プが、前記山形の頂部に跨がる所定の間隔を空けて、前記テ−プのそれぞれの片側で前記２枚のシ−トと連続的に接合し、前記接合部と前記山形の頂部との間に、前記通気部に通ずる空隙が形成されており、かつ、前記通気部における前記シ−トには袋の内部から空気を排出させるための排気口が設けられ、また、前記２枚のシ−トと前記通気性テ−プとが同種の材質で構成されていることを特徴としている。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明の通気可能な袋は、それの全体が描かれている図１の平面図において符号１で示されているように、相対する２つの側縁部１Ａ，１Ａと底側端縁部１Ｂとからなる縁部および開口部１Ｃを有し、その側縁部１Ａおよび底側縁部１Ｂにおけるそれぞれのシ−ル部１ａおよび１ｂは、袋の本体を構成させるための、ポリオレフィン系合成樹脂のような熱間シ−ル性に優れた材料からなるシ−ト１１と１２とを連続的に接合させることによって形成されている。
【００１１】
前記側縁部１Ａには、２枚のシ−ト１１と１２とを互いに直接接合させることによって形成させた前記のシ−ル部１ａと共に、このシ−ル部１ａから所定の間隔を空けて、そのシ−ル部１ａの内側に、通気性のテ−プ部１ｔが前記シ−ル部１ａに沿って設けられている。
【００１２】
この通気性のテ−プ部１ｔにおいては、後でも述べるように、前記シ−ト１１と１２との間にあって、この両者を互いに結合させるための通気性テ−プ３が、前記袋１の中央部からシ−ル部１ａに向かって山形を形成するように二つ折りに折られる状態でシ−ト１１と１２との間に挟まれ、そしてその山形の頂部の両側のテ−プ部分がこのシ−ト１１および１２とそれぞれ連続的に接合することによって、すなわちシ−ト１１と１２とが、通気性テ−プ３を介して、互いに連続的に接合することによってテ−プ部１ｔが形成されている。
【００１３】
前記のシ−ル部１ａとテ−プ部１ｔとが前記の所定の間隔を空けて設けられ、かつ、この間隔の部分に前記シ−ト１１と１２とが互いに断続的に接合している接合部２ａが設けられることによって形成される断続的な非接合部分が、通気部２となっている。
【００１４】
前記側縁部１Ａに沿う方向における上記の接合部と通気部との長さの比は、前記シ−トの材質や厚さ、袋の中に充填される収納物の種類または袋の使用法等によって適宜変更することができ、場合によっては、前記の通気部と通気部との間に接合部を設けなくてもよい。
【００１５】
上記の接合部２ａは、シ−ル部１ａと同様に、シ−ト１１と１２とを直接接合させることによって、側縁部１Ａにおけるシ−ト１１と１２との接合強度を高めている。
【００１６】
前記通気部２には、脱気時に袋の内部からテ−プ部１ｔを通ってこの通気部２に流入する空気を外部に排出させるための排気口４が設けられている。
【００１７】
通気性テ−プ３は、ヒ−トシ−ル時に十分な接着性を発揮するとともに、袋本体のシ−トと接合された後でも十分な強度を保持しなければならないので、図１２の断面図で示されるように、比較的融点の低い表面材３ａと比較的融点の高い芯材３ｂとの三層構造となっていて、一般に表面材３ａの融点は芯材３ｂの融点よりも１０℃〜２５℃低いのが好ましい。
【００１８】
なお、図１では、シ−ル部１ａは一列に形成させているが、このシ−ル部１ａは複数の列で形成させてもよい。
【００１９】
本発明の袋では、袋本体を構成する前記のシ−トおよび通気性テ−プが全て同種の材料、例えばポリオレフィン、好ましくはポリエチレンでできているので、本発明の袋はリサイクルして再使用できる袋となっている。
【００２０】
図２および図３は、上記シ−ル部１ａにおけるシ−ト１１と１２との接合状態および前記テ−プ部１ｔにおけるシ−ト１１および１２と通気性テ−プ３との接合状態を示す拡大断面図である。これらの図はいずれも、前記側縁部１Ａの長さ方向に垂直で、かつ前記接合部２ａを通る平面で切断した断面を示すものであって、その一方の図２は二つ折りになっているテ−プ３が閉じている状態を示しており、他方の図３は、図２に示されるような接合状態にあるシ−ト１１と１２とが互いに４０度の角度を開けて開いている状態を示している。
【００２１】
これらの図において、側縁部１Ａにおけるシ−ル部１ａでシ−ト１１と１２とは、図で黒く塗りつぶされている接合部分１ａａにおいて互いに接合しており、そしてこのシ−ル部１ａの内側に位置する接合部２ａでは、図で黒く塗りつぶされている接合部分２ａａにおいてシ−ト１１と１２とが互いに接合しており、更に接合部２ａの内側に位置するテ−プ部１ｔでは、袋本体の中央部、したがってシ−ト１１および１２の中央部からシ−ル部１ａに向かって山形を形成するように二つ折りに折られる状態で、これらのシ−ト１１と１２との間に挟まれた通気性テ−プ３の片側が接合部分３ｔａにおいてシ−ト１１に、そしてその他方の片側が接合部分３ｔｂにおいてシ−ト１２にそれぞれ接合していて、この通気性テ−プ３が差し込まれたシ−ト部分も、通気性テ−プ３と共にテ−プ部１ｔを構成している。
【００２２】
前記接合部分３ｔａと３ｔｂとの間にはシ−ト１１および１２のどちらにも接合していないテ−プ３の非接合部分５が介在することによって、前記シ−ル部１ａと前記テ−プ部１ｂとの間には前記の通気部２に通じる空隙６が形成されている。
【００２３】
図２および図３は、前記の通り、接合部２ａを通る平面で切断した断面について示されているが、この接合部２ａの代わりに、通気部２に設けられている前記の排気口を通る平面で切断した断面について同様に描いたものが、図４として示されている。
【００２４】
図４に見られるように、袋の中の空気は脱気時に矢印Ｒに沿って通気性テ−プ３を通過して空隙６の中に流入し、ついでこの空気は空隙６に通じている通気部２に至った後、この通気部２に設けられている排気口４から、矢印で示されるように袋の外に排出される。
【００２５】
通気部２に通じている空隙６の状態はまた、図５の拡大平面図に示される通りであって、テ−プ部１ｔに沿って形成されている空隙６は、断続的に設けられているそれぞれの通気部２と一体になっている。脱気時に袋の内部から矢印Ｒに沿って流れる空気は、テ−プ部１ｔを通過して空隙６から通気部２に至った後、この通気部２に設けられている排気口４から外部に排出される。この図５および前記の図１においては１つの通気部について１個の排気口が設けられているが、この排気口は１つの通気部について２個以上設けてもよい。
【００２６】
図２および図３から明らかなように、空隙６はシ−ト１１、シ−ト１２およびテ−プ３で囲まれていて、この空隙６の大きさは、シ−ト１１とシ−ト１２とが図３に示されるように互いに４０度の角度を開けて開いているときにこれらのシ−ト１１とシ−ト１２との接合線Ｓと、二つ折りになった通気性テ−プ３の稜線Ｔとの間隔によって表すことができ、このように表される空隙６の大きさ、すなわち接合線Ｓと稜線Ｔとの間隔が大きくなればなるほど、通気性テ−プ３による通気性は益々大きくなる。
【００２７】
上記のような空隙６を形成させるのに必要であり、かつこの空隙６の大きさに対応する前記間隔の大きさが一般に０．１ｍｍ未満であると、この空隙６を通る空気が十分に流れ難くなって通気、例えば脱気が円滑に進まなくなり、一方この大きさが８ｍｍを超えると、外部から袋の中に湿気や埃またはカビ等の微細な異物が比較的侵入し易くなるところから、本発明では、前記のように表される空隙６の大きさは一般に０．１〜８ｍｍ、特に０．５〜６ｍｍであるのが好ましい。
【００２８】
通気部２に設けられる前記の排気口４は、例えば、図６の斜視図では丸い孔として示されているが、勿論その他の断面形状を有する孔であってもよい。
【００２９】
また、袋の中の空気を外部に排出させるためには、前記の排気口は排気用の切れ目で形成させてもよく、この切れ目としては、例えば、図７の平面図および図８の斜視図に示されるように、シ−ト１１および１２に形成される半円形の円弧状の切れ目７が挙げられ、この切れ目は勿論、半円形の円弧状以外の適当な線に沿った切れ目であってよく、例えば、図９の平面図および図１０の斜視図に示されるような十文字の切れ目７’であってもよい。
【００３０】
このような排気用の切れ目をシ−トに設けると、例えば、その切れ目が図７および図８に示されるような半円形の円弧状の切れ目７である場合、その切れ目によって画定される半円形の部分７ａに空気の流れが当たる時には、すなわち脱気の時には、この半円形の部分７ａが、図８に見られるように開いて排気口４１を形成し、そして脱気が済んで米等の充填物の充填が終わった後では、通気中に図８のように開いていた半円形の部分７ａが排気口４１を閉じる傾向があるので、袋の外部から微細な異物が排気口４１を通って袋の中に侵入する恐れは、図６に示されるような排気口が設けられる場合よりも著しく軽減される。
【００３１】
前記の切れ目が図９および図１０に示されるような十文字の切れ目７’である場合にも、上記の場合と同様に、脱気の時、その切れ目によって画定される直角三角形の部分７’ａが図１０に示されるように開いて排気口４２を形成し、そして脱気が済んで後では、この直角三角形の部分７’ａが図９のように閉じることによって、前記の排気口４２が閉じられる。
【００３２】
以上のような排気口は適当な数、すなわち適当な間隔を置いて形成されている前記各通気部２に対して１個または２個以上設けられる。
【００３３】
本発明において使われる通気性テ−プ３には、図１１の拡大平面図に示されるように、その表裏両面の間で貫通する、例えば、円形の貫通孔８が設けられていてこの貫通孔８の大きさ、すなわち直径は一般に、例えば袋の大きさ並びに袋本体を形成するためのシ−トおよびテ−プの厚さや材質等によって変化することができるが、一般に０．１〜３ｍｍ、好ましくは０．２〜１．５ｍｍであり、また、このテ−プ３が適度な通気性を示すならば、貫通孔８の形および配置はここに示されているような円形および千鳥模様の配置ばかりでなく、その他の適当な任意の形状および配置を採用して、この貫通孔８を適当な密度、すなわち適当な間隔を空けて配置することができる。
【００３４】
以上のように構成されている側縁部１Ａを有する本発明の袋においては、袋の中の空気が外部から圧迫されるような圧力を受けると、その空気Ａは、図２〜図５の中の矢印Ｒで示されるように、袋の内部からテ−プ３を通過して空隙６から通気部２に至った後、この通気部２に設けられている排気口４、４１または４２を通って外部に排出される。
【００３５】
図１１のように構成されている通気性テ−プ３は前記のような貫通孔を有するために適度の通気性を有し、また、図１２に示されるような三層構造となっているこのテ−プ３では、融点の低い熱間シ−ル性に優れた２つの表面材３ａ，３ａが、これらの間に挟まれている芯材３ｂが熱によって強度が低下する前に既に溶融して二つのシ−ト１１および１２とそれぞれ接着してしまうので、このテ−プ３自体は十分な接着性と十分な強度とを兼ね備えたものものとなっており、このようなテ−プによって縁部が接合している本発明の袋も十分な耐久性と十分な強度とを兼ね備えている。
【００３６】
本発明の袋では、前述のように、袋の側縁部に連続的なシ−ル部が設けられているので、この側縁部における接合強度は従来の袋に比べて一層向上しており、したがって、このシ−ル部が断続的に設けられている従来の通気性の袋で起こり易かった破袋が著しく回避されるという利点が得られる。
【００３７】
本発明の袋は、例えば、袋本体を構成する２枚の帯状シ−トの両側または片側の側縁部の間に通気性テ−プを差し挟んでこの２枚の帯状シ−トの両側または片側縁部を通常のヒ−トシ−ラ−を用いる慣用のヒ−トシ−ルによりシ−ルして、これらの２枚の帯状シ−トを一体の筒状のものとした後、これを所定の間隔を置いて横方向に順次ヒ−トシ−ルすると同時に、前記側縁部１Ａに前記の排気口４または切れ目７を形成させ、そのヒ−トシ−ル部分に隣接する非シ−ル部分をそれぞれ切断することによって製造される。
【００３８】
本発明の袋においては、このテ−プ３はシ−ト１１，１２と同種の材質で、例えばポリエチレンで構成されているために、本発明によれば、リサイクル可能な袋が提供される。
【００３９】
本発明による袋は上述のように構成され、そして上述のようにして製造されるので、例えば、この袋の中に米などの穀物を入れて封をする場合には、袋の中に残留していた空気がスム−ズに袋の外へ排出され、そして収納物が一旦袋の中に収められた後には、シ−ル部分で２枚のシ−トがテ−プを間に挟んで一体に接合されるので、シ−ル部における袋のシ−ル強度は、そのテ−プの介在によって向上し、更に排気口または排気用の切れ目が形成されている通気性のテ−プ部に沿って２枚のシ−トが互いに連続的に接合しているテ−プ部が設けられているので、そのシ−ル強度は一層向上して、米などが充填された後でも、破袋のような不都合が有効に防止される。
【００４０】
また、本発明の袋では、上述のように、それの通気性の縁部がテ−プの存在により補強されるので、縁部のシ−ル強度は向上し、また、このようなことから、袋本体を構成させるシ−トの厚さを薄くできるという利益も得られる。
【００４１】
以上に述べたところでは、主に、米等の穀物を入れるために用いられる通気可能、したがって脱気可能な袋について本発明を説明してきたけれども、本発明の袋はその他の材料、製品または物品を入れるための袋としても使用することができる。すなわち、例えば、粒状または繊維状の農産物、肥料または土壌改良材のような農業用または園芸用の材料を入れるための袋として、化粧品を入れるための、底側端縁部に通気孔を有するチュ−ブ状の袋として、あるいは食品または注射針等の医療器具を、例えば滅菌または消毒するために、袋の外部から内部へと通気孔を通して滅菌用ガスまたは消毒用ガスを導入して、その袋の中に収容されている食品または注射針等の医療器具をこれらのガスに曝すための袋として、本発明の袋を使用することもできる。
【００４２】
【実施例】
ついで実施例を参照して本発明を説明するが、本発明は勿論この実施例によって限定されない。
【００４３】
実施例１
次のようにして、本発明の通気可能な米袋を製造した。
【００４４】
袋本体を構成させるためのシ−トとして、厚さ０．０４ｍｍのポリエチレンシ−トの片面に、ヒ−トシ−ル時に溶融して接着性を示す厚さ０．０５ｍｍのポリエチレンフィルムが積層されている幅３６０ｍｍのシ−トを、また、通気性テ−プとして、表面材が９５℃の融点を有するポリエチレンフィルムからなり、そして芯材が１１０℃の融点を有するポリエチレンシ−トからなる図９の断面図で示されるような三層構造となっていて、図８の平面図で示されるような０．５ｍｍの丸い貫通孔が斜め方向について互いに２ｍｍの間隔を空けて千鳥模様に配列されている幅２５ｍｍ×厚さ０．０６ｍｍの通気性テ−プをそれぞれ用意した。
【００４５】
ついで、前記積層されているポリエチレンフィルムの面を互いに向かい合わせた上記二枚の帯状シ−トの両側縁部の間に、二つ折りにした通気性テ−プを差し挟んで、通常のヒ−トシ−ラ−を用いる慣用のヒ−トシ−ルで前記二枚のシ−トどうしの外側端縁部および内側端縁部をそれぞれそれぞれ連続的および断続的に接合させると同時に、これらのシ−トと通気性テ−プとを連続的に接合させること（サイドシ−ル）によって、それぞれ連続的なシ−ル部と断続的な接合部および通気部並びに連続的なテ−プ部を形成させるとともに、前記各通気部に径１．５ｍｍの丸い排気口を開けた。
【００４６】
ついで、このように形成された筒状のものを、５７０ｍｍの長さの間隔をおいて横方向に順次ヒ−トシ−ル（ボトムシ−ル）して、そのヒ−トシ−ル部分に隣接する非シ−ル部分をそれぞれ切断することによって、幅３６０ｍｍ×長さ５７０ｍｍの寸法を有する容量１０ｋｇ入りの米袋を製造した。
【００４７】
このようにして製造された上記の米袋は、図１に示されるように、その両側縁部に沿って、互いに６ｍｍの間隔を隔てて、すなわち、いずれも幅が６ｍｍで、長さがそれぞれ１０ｍｍおよび５７ｍｍである通気部と接合部を隔てて、それぞれ３ｍｍおよび１２．５ｍｍの幅のシ−ル部とテ−プ部とが平行に形成され、そして各通気部には、径１．５ｍｍの丸い排気口が１つずつ設けられているものとなった。
【００４８】
実施例２
実施例１の袋において設けた丸い排気口の代わりに、図６に示されるような径１．５ｍｍの半円形の円弧状の切れ目を設けた点だけを変え、上記と同じ手順に従って同様な米袋を製造した。
【００４９】
以上に説明した本発明による米袋においては、それの側縁部の外周全体に設けられたシ−ル部と袋の内部との間に、前記二枚の帯状シ−トが互いに接合していない通気部が介在していて、この通気部は通気性のテ−プを隔てて前記袋の内部に通じているとともに、その通気部には袋の外部に空気を排出できる排気口が設けられているので、脱気される時の袋の内部の空気は通気性テ−プを通って容易に通気部に流入し、そしてこの通気部に流入した空気は各排気口から外部に排出される結果、満足な脱気性が発揮される。
【００５０】
また、前記通気部には排気口が断続的に設けられていて、この排気口は適宜小さな寸法とすることができる上に、この通気部と袋の内部とは、フィルタ−としても役立つ通気性のテ−プで仕切られているので、袋の外部から微細な異物、例えば水や湿気、あるいは埃やカビまたは害虫の卵等の異物が侵入するという不都合は徹底して排除される。
【００５１】
更にまた、この米袋の側縁部には連続的なシ−ル部が設けられているために、この側縁部における全般的な接合強度は、このシ−ル部が断続的に設けられている従来の米袋に比べると格段に向上しており、したがって本発明の米袋においては、前記従来の米袋で起こり易い破袋を回避することができる。
【００５２】
【発明の効果】
以上述べた説明から明らかなように、本発明の通気可能な袋においては、それの側縁部に相当するところの二枚のシ−トどうしを互いに直接、かつ連続的に接合させたシ−ル部を有するために、この側縁部における前記二枚のシ−トどうしの接合強度が十分な強度に維持されるとともに、前記シ−ル部に沿って設けられたテ−プ部とこのシ−ル部との間に形成された通気部が通気性のテ−プによって袋の内部と仕切られ、かつ、この通気部には外気に通ずる排気口が設けられているので、前記側縁部においては十分な通気性が確保される。
【００５３】
また、本発明によれば、前記側縁部から微細な汚染物、例えば水や湿気、あるいは埃やカビまたは害虫の卵等の汚染物が侵入するという不都合が防止された、製造が容易であって、リサイクルにも好都合な通気可能な袋が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による袋の一例を全体で示す平面図である。
【図２】図１の袋の側縁部の長さ方向に垂直で、かつ接合部を通る平面で切断してその側縁部を示す拡大断面図であって、この側縁部が膨らんでいない状態、すなわち閉じている状態を示している。
【図３】図２に示されるような接合状態にある２つのシ−トが互いに４０度の角度で開いている状態を示す拡大断面図である。
【図４】図１の袋の側縁部の長さ方向に垂直で、かつ通気部に設けられている排気口を通る平面で切断して、その側縁部を図３のように示す拡大断面図である。
【図５】本発明による袋の側縁部を拡大して示す平面図である。
【図６】シ−トに設けられる排気口を拡大して示す斜視図である。
【図７】排気口を形成させるための半円形の円弧状の切れ目がシ−トに設けられている状態を示す平面図である。
【図８】図７に示される切れ目によって排気口が形成される状態を示す斜視図である。
【図９】排気口を形成させるための十文字の切れ目がシ−トに設けられている状態を示す平面図である。
【図１０】図９に示される切れ目によって排気口が形成される状態を示す斜視図である。
【図１１】本発明で用いられる三層構造の通気性テ−プの拡大平面図である。
【図１２】図１１に示される三層構造の通気性テ−プの表面に垂直な平面で切断して、その通気性テ−プを示す拡大断面図である。
【符号の説明】
１・・・・・・・・・・・・・・・・・袋
１Ａ・・・・・・・・・・・・・・側縁部
１Ｂ・・・・・・・・・・・・底側端縁部
１Ｃ・・・・・・・・・・・・・・開口部
１ａ，１ｂ・・・・・・・・・・シ−ル部
１ａａ，２ａａ・・・・・・・・接合部分
１ｔ・・・・・・・・・・・・・テ−プ部
１１，１２・・・・・・・・・・・シ−ト
２・・・・・・・・・・・・・・・通気部
２ａ・・・・・・・・・・・・・・接合部
３・・・・・・・・・・・・通気性テ−プ
３ａ・・・・・・・・・・・・・・表面材
３ｂ・・・・・・・・・・・・・・・芯材
３ｔａ，３ｔｂ・・・・・・・・接合部分
４，４１，４２・・・・・・・・・排気口
５・・・・・・・・・・・・・非接合部分
６・・・・・・・・・・・・・・・・空隙
７，７’・・・・・・・・排気用の切れ目
８・・・・・・・・・・・・・・・貫通孔
Ｒ・・・・・空気が流れる方向を示す矢印
Ｓ・・・・・・・・・・・・・・・接合線
Ｔ・・・・・・・・・・・・・・・・稜線[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a breathable bag, for example a degassable bag for containing granular material, especially grains such as rice.
[0002]
[Prior art]
For bags that require ventilation, for example, bags mainly containing grains such as rice, if the grains are sealed in a bag, air should not be trapped in the bag, that is, the air should be removed from the bag. A vent is provided for discharge to the air. Conventionally, the ventilation hole is provided by making a small round hole in a synthetic resin sheet or paper constituting a bag made of synthetic resin or a paper bag. In some cases, water or moisture may infiltrate into the bag through the holes, and microorganisms such as mold may propagate on the grains in the bag, or dust or pests may enter the bag, thereby impairing its quality.
[0003]
Therefore, for example, at least a part of a side edge or an end edge of a bag for putting grains such as rice, the opposing surfaces of the surface material and the back material of the bag body are discontinuously adhered to form a ventilation hole. At the same time, the nonwoven fabric tape is adhered to the opposing surfaces of the surface material and the back surface material inside the bag so as to straddle the opposing edge of the surface material and the back material, and a ventilation portion is provided. The present inventor has developed a degassable bag (see Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-180450). However, this bag has a complicated structure at the edges, is cumbersome to manufacture, and has a ventilation structure. Only a small portion of the non-woven tape is used in the portion, and most of the non-woven tape is used as a connecting portion straddling the front material and the back material because they are joined to each other. Most of the expensive and non-woven tapes are There is a problem that is used to waste sex.
[0004]
A bag in which a nonwoven fabric tape or the like is put in the air hole of a bag for putting grains such as rice has also been proposed, but such an air hole prevents fine foreign matter from entering after storage. Not enough to prevent.
[0005]
In the case of a degassable bag in which a tape such as a non-woven fabric tape is interposed between the two sheets constituting the bag body, the sheet and the tape are usually used. There is a problem that these materials cannot be recycled and used because the materials are different.
[0006]
Furthermore, the seal strength is improved while securing sufficient air permeability, and in the case of rice bags, for example, water, moisture, or fine contaminants such as dust, mold, or eggs of insect pests are prevented from entering. In order to provide a breathable bag that is prevented, the present inventor has disclosed a seal that includes a vent formed by intermittently joining two opposing sheets comprising a bag body to one another. And the central part of the air-permeable tape folded in half and sandwiched between the two sheets is not joined to the two sheets, and the central part is sandwiched between the two sheets. An air-permeable bag having a tape portion including a gas-permeable gap formed by joining both edges of a gas-permeable tape to the two sheets and having a peripheral portion of the bag is already provided. (See Japanese Patent Application No. 2001-353497).
[0007]
However, in this bag, since the non-joining portion for the ventilation hole is provided at the peripheral portion of the bag body, that is, the intermittent non-joining portion is provided at the peripheral portion of the bag body. In addition, the joint strength of the two sheets at the peripheral portion is generally weakened, and there is a disadvantage that the bag is easily broken at the non-joined portion.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the state of the art as described above, and has a simple structure, is easy to manufacture, has sufficient air permeability and seal strength, and furthermore, fine foreign matter is externally provided. Hard to penetrate, for example, in the case of rice bags, a durable structure that prevents penetration of water, moisture, or fine contaminants such as dust, mold, or eggs of insect pests, and has sufficient air permeability but is difficult to break It is another object of the present invention to provide a breathable bag that has recyclability.
[0009]
[Means for Solving the Invention]
In order to achieve the above object, a breathable bag according to the present invention comprises a non-breathable seal portion which continuously joins two opposing sheets of a bag body to each other; A breathable bag having a breathable tape portion provided inside the seal portion at a predetermined interval from the seal portion, wherein the bag is intermittently joined at the predetermined interval. A vent portion or a continuous vent portion is formed, and the tape portion is folded in two so as to form a chevron from the center of the bag body toward the seal portion at the tape portion. The air-permeable tape in a state is continuously joined to the two sheets on one side of each of the tapes at a predetermined interval over the top of the chevron, and A gap is formed between the top of the chevron and the vent, and the gap in the vent is formed. An exhaust port for discharging air from the inside of the bag is provided in the bag, and the two sheets and the breathable tape are made of the same material. .
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The breathable bag of the present invention has two opposing side edges 1A, 1A and a bottom edge 1B, as indicated by reference numeral 1 in the plan view of FIG. The seals 1a and 1b at the side edge 1A and the bottom side edge 1B are made of a polyolefin-based synthetic resin for forming the main body of the bag. It is formed by continuously joining sheets 11 and 12 made of a material having such excellent hot sealability.
[0011]
At the side edge portion 1A, together with the seal portion 1a formed by directly joining the two sheets 11 and 12 to each other, at a predetermined interval from the seal portion 1a. Inside the seal portion 1a, a breathable tape portion 1t is provided along the seal portion 1a.
[0012]
In this air-permeable tape portion 1t, as will be described later, a gas-permeable tape 3 between the sheets 11 and 12 for coupling the two to each other is provided. The sheet is sandwiched between the sheets 11 and 12 in a state where the sheet is folded in two so as to form a mountain shape from the center portion toward the seal portion 1a, and the tape portions on both sides of the top of the mountain shape are formed. The tape portion 1t is formed by continuously joining the sheets 11 and 12, respectively, that is, by joining the sheets 11 and 12 continuously to each other via the gas permeable tape 3. Is formed.
[0013]
The seal portion 1a and the tape portion 1t are provided at the above-mentioned predetermined interval, and the sheets 11 and 12 are intermittently joined to each other at the interval. The intermittent non-joining portion formed by providing the joining portion 2a is the ventilation portion 2.
[0014]
The ratio of the length of the joint and the length of the ventilation portion in the direction along the side edge 1A is determined by the material and thickness of the sheet, the type of the storage material to be filled in the bag, or the usage of the bag. It can be changed as appropriate depending on, for example, and in some cases, it is not necessary to provide a joint between the ventilation portions.
[0015]
The joint 2a increases the joint strength between the sheets 11 and 12 at the side edge 1A by directly joining the sheets 11 and 12, as in the case of the seal 1a.
[0016]
The ventilation section 2 is provided with an exhaust port 4 for discharging air flowing into the ventilation section 2 from the inside of the bag through the tape section 1t to the outside during degassing.
[0017]
The air permeable tape 3 must exhibit sufficient adhesiveness during heat sealing and maintain sufficient strength even after being joined to the sheet of the bag body. As shown in the figure, it has a three-layer structure of a surface material 3a having a relatively low melting point and a core material 3b having a relatively high melting point. In general, the melting point of the surface material 3a is 10 ° C. lower than the melting point of the core material 3b. Preferably it is ~ 25 ° C lower.
[0018]
In FIG. 1, the seal portions 1a are formed in a single row, but the seal portions 1a may be formed in a plurality of rows.
[0019]
In the bag of the present invention, since the sheet and the breathable tape constituting the bag body are all made of the same material, for example, polyolefin, preferably polyethylene, the bag of the present invention is recycled and reused. It is a bag that can be made.
[0020]
FIGS. 2 and 3 show the joining state of the sheets 11 and 12 at the seal portion 1a and the joining state of the sheets 11 and 12 and the gas permeable tape 3 at the tape portion 1t. It is an expanded sectional view shown. Each of these figures shows a cross section taken along a plane perpendicular to the length direction of the side edge 1A and passing through the joint 2a, and FIG. 2 of one of the figures is folded in two. 3 shows a state where the tape 3 is closed, and FIG. 3 shows a state where the sheets 11 and 12 in the joined state as shown in FIG. It shows the state where it is.
[0021]
In these figures, the sheets 11 and 12 at the sealing portion 1a at the side edge 1A are joined to each other at a joining portion 1aa which is painted black in the drawing, and the sealing portion 1a In the joint portion 2a located inside, the sheets 11 and 12 are joined to each other at the joint portion 2aa which is blacked out in the figure, and in the tape portion 1t located inside the joint portion 2a, The sheet 11 and 12 are folded in two so as to form a chevron from the central part of the bag body, that is, the central part of the sheets 11 and 12 toward the seal part 1a. One side of the permeable tape 3 sandwiched between the sheets is joined to the sheet 11 at the joining portion 3ta, and the other side is joined to the sheet 12 at the joining portion 3tb. 3 was inserted - root section also breathable tape - constitute a flop portion 1t - Te with flop 3.
[0022]
The non-joining portion 5 of the tape 3 not joined to either of the sheets 11 and 12 is interposed between the joining portions 3ta and 3tb, so that the sealing portion 1a and the tape are interposed. A gap 6 communicating with the ventilation section 2 is formed between the gap section 1b and the vent section 1b.
[0023]
2 and 3 show a cross section cut along a plane passing through the joint 2a as described above, but instead of passing through the joint 2a, the gas passes through the exhaust port provided in the ventilation section 2. FIG. 4 similarly shows a cross section cut along a plane.
[0024]
As can be seen in FIG. 4, the air in the bag, upon deaeration, passes through the permeable tape 3 along the arrow R and into the gap 6, which then passes into the gap 6. After reaching the ventilation section 2, the air is discharged from the bag through an exhaust port 4 provided in the ventilation section 2 as indicated by an arrow.
[0025]
The state of the gap 6 communicating with the ventilation section 2 is also as shown in the enlarged plan view of FIG. 5, and the gap 6 formed along the tape section 1t is provided intermittently. Integrated with each of the ventilation sections 2. The air flowing along the arrow R from the inside of the bag at the time of degassing passes through the tape portion 1t, reaches the ventilation portion 2 from the gap 6, and then passes through the exhaust port 4 provided in the ventilation portion 2 to the outside. Is discharged. In FIG. 5 and FIG. 1 described above, one vent is provided for one vent, but two or more vents may be provided for one vent.
[0026]
As is clear from FIGS. 2 and 3, the gap 6 is surrounded by the sheet 11, the sheet 12, and the tape 3. The size of the gap 6 is equal to that of the sheet 11 and the sheet. As shown in FIG. 3, the connecting line S between the sheet 11 and the sheet 12 and the folded air permeable tape when the sheets 12 are open at an angle of 40 degrees as shown in FIG. It can be expressed by the distance between the ridge line T of the tape 3 and the size of the gap 6 represented as described above, that is, the larger the distance between the joining line S and the ridge line T, the more the ventilation by the permeable tape 3. Gender is getting bigger and bigger.
[0027]
If it is necessary to form the space 6 as described above and the size of the space corresponding to the size of the space 6 is generally less than 0.1 mm, the air passing through the space 6 will flow sufficiently. When it becomes difficult, ventilation, for example, deaeration does not proceed smoothly.On the other hand, when this size exceeds 8 mm, fine foreign substances such as moisture, dust, and mold enter the bag relatively easily from the outside. In the present invention, the size of the void 6 represented as described above is generally 0.1 to 8 mm, particularly preferably 0.5 to 6 mm.
[0028]
The exhaust port 4 provided in the ventilation section 2 is, for example, shown as a round hole in the perspective view of FIG. 6, but may of course be a hole having another cross-sectional shape.
[0029]
Further, in order to discharge the air in the bag to the outside, the above-mentioned exhaust port may be formed by a cut for exhaust, for example, a plan view in FIG. 7 and a perspective view in FIG. As shown in FIG. 2, there are semicircular arc-shaped cuts 7 formed in the sheets 11 and 12, which are, of course, cuts along appropriate lines other than the semicircular arcs. For example, it may be a cross-shaped cut 7 'as shown in the plan view of FIG. 9 and the perspective view of FIG.
[0030]
When such a cut for exhaust is provided on the sheet, for example, when the cut is a semicircular arc-shaped cut 7 as shown in FIGS. 7 and 8, a semicircle defined by the cut is provided. When the air flow impinges on the portion 7a, that is, at the time of deaeration, the semicircular portion 7a opens to form an exhaust port 41 as shown in FIG. After the filling is completed, the semicircular portion 7a that has been opened as shown in FIG. 8 tends to close the exhaust port 41 during ventilation, so that fine foreign matter from the outside of the bag passes through the exhaust port 41. The possibility of intrusion into the bag is significantly reduced as compared with the case where an exhaust port is provided as shown in FIG.
[0031]
In the case where the cut is a cross-shaped cut 7 'as shown in FIGS. 9 and 10, similarly to the above case, at the time of degassing, a right triangle portion 7'a defined by the cut is formed. Is opened as shown in FIG. 10 to form the exhaust port 42, and after the deaeration is completed, the right triangle part 7′a closes as shown in FIG. Closed.
[0032]
One or more of the above-described exhaust ports are provided for each of the ventilation portions 2 formed at an appropriate number, that is, at an appropriate interval.
[0033]
As shown in the enlarged plan view of FIG. 11, the air permeable tape 3 used in the present invention is provided with, for example, a circular through hole 8 penetrating between the front and back surfaces thereof. The size, i.e., the diameter, of the bag 8 can generally vary depending on, for example, the size of the bag and the thickness and material of the sheet and tape for forming the bag body. Preferably, it is 0.2-1.5 mm, and if the tape 3 exhibits a moderate air permeability, the shape and arrangement of the through holes 8 are circular and staggered as shown here. Not only the arrangement but also any other appropriate shape and arrangement can be adopted, and the through holes 8 can be arranged at an appropriate density, that is, at an appropriate interval.
[0034]
In the bag of the present invention having the side edge portion 1A configured as described above, when the air in the bag is subjected to a pressure that is compressed from the outside, the air A is generated as shown in FIGS. Arrow inside R As shown by the arrow, after passing through the tape 3 from the inside of the bag to reach the ventilation section 2 from the gap 6, the air passes to the outside through the exhaust port 4, 41 or 42 provided in the ventilation section 2. Is discharged.
[0035]
Figure 11 The air-permeable tape 3 having the above-mentioned structure has a suitable air permeability because of having the above-mentioned through holes, and has a three-layer structure as shown in FIG. In the loop 3, the two surface materials 3a, 3a having a low melting point and excellent in hot sealing properties are already melted before the strength of the core material 3b sandwiched therebetween is reduced by heat. Since the tape 3 adheres to the two sheets 11 and 12, respectively, the tape 3 itself has sufficient adhesiveness and sufficient strength. The bag of the present invention to which the parts are joined also has sufficient durability and sufficient strength.
[0036]
In the bag of the present invention, as described above, since a continuous seal portion is provided at the side edge of the bag, the bonding strength at this side edge is further improved as compared with the conventional bag. Therefore, there is an advantage that the breakage which is likely to occur in the conventional breathable bag in which the seal portion is provided intermittently is remarkably avoided.
[0037]
The bag according to the present invention is, for example, formed by inserting a breathable tape between both side edges or one side edge of two band-shaped sheets constituting a bag main body, and the both sides of the two band-shaped sheets. Alternatively, one side edge is sealed with a conventional heat seal using a normal heat sealer, and these two belt-shaped sheets are formed into an integral tubular shape. Are successively heat-sealed at a predetermined interval, and at the same time, the exhaust port 4 or the cut 7 is formed in the side edge portion 1A, and a non-sealing portion adjacent to the heat seal portion is formed. It is manufactured by cutting each of the metal parts.
[0038]
In the bag of the present invention, since the tape 3 is made of the same kind of material as the sheets 11 and 12, for example, polyethylene, the present invention provides a recyclable bag.
[0039]
Since the bag according to the present invention is constructed as described above and manufactured as described above, for example, when a grain such as rice is put in the bag and sealed, the bag remains in the bag. Once the stored air was smoothly discharged out of the bag and the contents were once stored in the bag, two sheets were sandwiched between the tape at the seal portion. Since they are integrally joined, the seal strength of the bag at the seal portion is improved by the interposition of the tape, and furthermore, a gas-permeable tape portion having an exhaust port or a cutout for exhaust. Is provided along the tape, so that the sheet strength is further improved, and even after rice or the like is filled, the tape is broken. Problems such as bags are effectively prevented.
[0040]
Further, in the bag of the present invention, as described above, since the air-permeable edge of the bag is reinforced by the presence of the tape, the seal strength of the edge is improved. Another advantage is that the thickness of the sheet constituting the bag body can be reduced.
[0041]
Although the foregoing has described the invention primarily with breathable and thus degassable bags used to hold grains such as rice, the bags of the present invention may be made of other materials, products or articles. It can also be used as a bag for storing. That is, for example, as a bag for containing agricultural or horticultural materials such as granular or fibrous agricultural products, fertilizers or soil amendments, a tube having a vent at the bottom edge for containing cosmetics. By introducing a sterilizing or disinfecting gas through a vent from outside to inside of the bag, for example for sterilizing or disinfecting food or medical instruments such as injection needles, as a bag. The bag of the present invention can also be used as a bag for exposing a food or a medical device such as a needle contained in the container to these gases.
[0042]
【Example】
Next, the present invention will be described with reference to examples, but the present invention is of course not limited to these examples.
[0043]
Example 1
The breathable rice bag of the present invention was manufactured as follows.
[0044]
As a sheet for forming the bag body, a polyethylene film having a thickness of 0.05 mm, which is melted during heat sealing and exhibits adhesiveness, is laminated on one side of a polyethylene sheet having a thickness of 0.04 mm. A sheet made of a polyethylene sheet having a melting point of 95.degree. C. and a core made of a polyethylene sheet having a melting point of 110.degree. C. as a breathable tape. 9 has a three-layer structure, as shown in the plan view of FIG. 8, and 0.5 mm round through holes are arranged in a zigzag pattern at an interval of 2 mm from each other in an oblique direction. Each of the air-permeable tapes having a width of 25 mm and a thickness of 0.06 mm was prepared.
[0045]
Then, a two-folded air-permeable tape is inserted between both side edges of the two strip-shaped sheets whose surfaces of the laminated polyethylene film are opposed to each other to form a normal heat shield. The outer edge and the inner edge of the two sheets are continuously and intermittently joined with a conventional heat seal using a sealer, respectively. By continuously joining the heat-sealing tape and the air-permeable tape (side seal), a continuous sealing portion, an intermittent joining portion, a ventilation portion, and a continuous tape portion are formed. At the same time, a round exhaust port having a diameter of 1.5 mm was opened in each of the ventilation sections.
[0046]
Next, the tubular member thus formed is sequentially heat-sealed (bottom-sealed) at intervals of a length of 570 mm, and is adjacent to the heat-sealed portion. By cutting each non-sealing portion, a rice bag having a size of 360 mm in width and 570 mm in length and containing a capacity of 10 kg was manufactured.
[0047]
As shown in FIG. 1, the rice bags manufactured in this way are spaced at a distance of 6 mm from each other along both side edges, that is, each of the rice bags has a width of 6 mm and a length of 10 mm each. A seal portion and a tape portion each having a width of 3 mm and 12.5 mm are formed in parallel with a vent portion and a joint portion having a width of 57 mm, and each vent portion has a diameter of 1.5 mm. One round exhaust port was provided.
[0048]
Example 2
A similar rice bag according to the same procedure as described above, except that a semicircular arc-shaped cut with a diameter of 1.5 mm as shown in FIG. 6 is provided instead of the round exhaust port provided in the bag of Example 1. Was manufactured.
[0049]
In the rice bag according to the present invention described above, the two band-shaped sheets are not joined to each other between the inside of the bag and the seal provided on the entire outer periphery of the side edge portion. A ventilation portion is interposed, the ventilation portion communicates with the inside of the bag through a permeable tape, and the ventilation portion is provided with an exhaust port capable of discharging air to the outside of the bag. As a result, the air inside the bag when degassed easily flows into the ventilation section through the air-permeable tape, and the air flowing into this ventilation section is discharged to the outside through the respective exhaust ports. Satisfactory degassing is exhibited.
[0050]
In addition, the vent portion is provided with an exhaust port intermittently, and the exhaust port can be appropriately reduced in size. In addition, the vent portion and the inside of the bag have air permeability which also serves as a filter. The inconvenience of fine foreign substances, for example, foreign substances such as water, moisture, or dust, mold, or eggs of insect pests, from the outside of the bag is completely eliminated.
[0051]
Furthermore, since a continuous seal portion is provided on the side edge portion of the rice bag, the overall bonding strength at the side edge portion is such that the seal portion is provided intermittently. Compared with the conventional rice bag, the rice bag of the present invention can avoid the breakage which is likely to occur in the conventional rice bag.
[0052]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, in the breathable bag of the present invention, a sheet in which two sheets corresponding to the side edges thereof are directly and continuously joined to each other. In order to have the sealing portion, the joining strength of the two sheets at the side edge portion is maintained at a sufficient strength, and the tape portion provided along the sealing portion and the tape portion are provided. The ventilation portion formed between the sealing portion and the sealing portion is separated from the inside of the bag by a breathable tape, and the ventilation portion is provided with an exhaust port that communicates with the outside air. In the part, sufficient air permeability is ensured.
[0053]
Further, according to the present invention, the inconvenience that fine contaminants, for example, water, moisture, or contaminants such as dust, mold, or eggs of insect pests, intrude from the side edge portion is prevented, and the production is easy. Thus, a breathable bag that is convenient for recycling is provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing an example of a bag according to the present invention as a whole.
2 is an enlarged sectional view taken along a plane perpendicular to the length direction of the side edge portion of the bag shown in FIG. 1 and passing through a joint portion to show the side edge portion, wherein the side edge portion is swollen; This indicates a closed state, that is, a closed state.
FIG. 3 is an enlarged sectional view showing a state in which two sheets in a joined state as shown in FIG. 2 are opened at an angle of 40 degrees from each other.
FIG. 4 is an enlarged view of the bag shown in FIG. 1 cut along a plane perpendicular to the length direction of the side edge portion and passing through an exhaust port provided in a ventilation portion, and showing the side edge portion as shown in FIG. 3; It is sectional drawing.
FIG. 5 is an enlarged plan view showing a side edge portion of the bag according to the present invention.
FIG. 6 is an enlarged perspective view showing an exhaust port provided on a sheet.
FIG. 7 is a plan view showing a state in which a semicircular arc-shaped cut for forming an exhaust port is provided in the sheet.
FIG. 8 is a perspective view showing a state where an exhaust port is formed by the cut shown in FIG. 7;
FIG. 9 is a plan view showing a state in which a cross cut for forming an exhaust port is provided on a sheet.
FIG. 10 is a perspective view showing a state in which an exhaust port is formed by the cut shown in FIG. 9;
FIG. 11 is an enlarged plan view of a three-layer breathable tape used in the present invention.
FIG. 12 is an enlarged cross-sectional view of the three-layer air-permeable tape shown in FIG. 11, cut along a plane perpendicular to the surface thereof, and showing the air-permeable tape.
[Explanation of symbols]
1 ... bag
1A ・・・・・・ Side edge
1B ・・・ Bottom edge
1C ・・・・・・ Opening
1a, 1b ... Seal part
1aa, 2aa,..., Joint portion
1t ··· Tape section
11,12 ・・・ Sheet
2. Ventilation section
2a ・・・・・・ Junction
3 .... Breathable tape
3a ・・・・・・ Surface materials
3b ····· Core material
3ta, 3tb ..... joining part
4, 41, 42 ... exhaust port
5 ······ Non-joined part
6 ・・・・・・・・ Void
7,7 '··········· Cut for exhaust
8 ····· Through hole
R ····· Arrow indicating the direction in which air flows
S ...
T ・・・・・・・・・ Ridge

Claims

A non-breathable seal portion that continuously joins two opposing sheets of the bag body to each other, and a predetermined interval from the seal portion to the inside of the seal portion. A gas-permeable bag having a gas-permeable tape portion provided at a predetermined interval, wherein the predetermined interval is intermittently formed with a joint portion and a gas-permeable portion or a continuous gas-permeable portion; In the tape portion, a breathable tape that is folded in two so as to form a chevron from the center of the bag body toward the seal portion straddles the top of the chevron. The tape is continuously joined to the two sheets on one side of each of the tapes at a predetermined interval, and a gap communicating with the ventilation portion is provided between the joint and the top of the chevron. An exhaust port for discharging air from the inside of the bag is formed on the sheet in the ventilation section. Vignetting, also, the two sheets - DOO and the breathable tape - characterized in that the flop is composed of homogeneous materials, the ventable bag.

When the two sheets are open at an angle of 40 degrees to each other at the edge, the joining line of the two sheets and the ridgeline of the folded air-permeable tape The bag according to claim 1, wherein the size of the void defined as an interval between the bag and the gap is 0.1 to 8 mm.

The bag according to claim 1, wherein the exhaust port is formed by an exhaust cut.

The bag according to any one of claims 1 to 3, wherein the air-permeable tape is formed of three layers of a core material and a surface material, and the melting point of the surface material is lower than the melting point of the core material.