JP2004203152A

JP2004203152A - Waterdrop removing device for vehicle

Info

Publication number: JP2004203152A
Application number: JP2002373046A
Authority: JP
Inventors: Yasuhito Sato; 康仁佐藤; Tetsuya Maekawa; 哲也前川
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 2002-12-24
Filing date: 2002-12-24
Publication date: 2004-07-22

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a waterdrop removing device for a vehicle capable of effectively removing waterdrops attached to a window part of the vehicle. <P>SOLUTION: The waterdrop removing device for the vehicle, mounted on the vehicle having a plurality of the window parts, for removing the waterdrops attached to the plurality of the window parts comprises a plurality of air outlet ports 13, 13 and 13, provided corresponding to an air compressor 11 for generating wind, a running wind inlet port 10, and the plurality of the window parts, respectively, for blowing wind generated by the air compressor 11 and the running wind inlet port 10 on a surface of each window part, an air duct 15 for communicating each air outlet port 13, the air compressor 11, and the running wind inlet port 10 with each other, a gear position detecting part 14 for detecting a gear position of a transmission 25 for the vehicle, a plurality of shielding valves 12, provided on the air duct 15, for adjusting an air discharge amount to each window part by freely adjusting an air blow amount of each air duct 15 according to the detected gear position. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両、特に自動車の窓の表面に付着する水滴を除去する車両用水滴除去装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、車両の窓部（以下、ウィンドーガラス）の表面に付着する雨滴等の水滴を除去する手段には、ワイパーアームの先端に取り付けたゴム製のワイパーブレードをウィンドーガラスの表面に圧接させ、ワイパーアームとともに往復摺動させて水滴を払拭するワイパー装置がある。また、ワイパー装置に比較して、ワイパーアームによる視界の遮蔽や、ワイパーブレードがウィンドーガラス表面を傷つけるのを防止できる、いわゆるエアーワイパーもある（例えば、特許文献１参照）。このエアーワイパーは、空気を圧縮して風を発生させるエアコンプレッサー等の送風手段と、この送風手段に送風ダクトを介して連通すると共に、送風手段で発生した風をウィンドーガラスの表面に吹き付ける吐風口部を備えており、吐風口部から吹き付けた風で、ウィンドーガラス表面に付着した水滴を除去する。
【０００３】
通常、この吐風口部はウィンドーガラスの一端部の近傍に配置し、吐出する風がウィンドーガラスの表面を撫でるように、この一端部から、この一端部に対向する他端部に向かって流れるように、吐風口部の吐風角度を調整する。このようにすることで、ウィンドーガラスの表面に付着した水滴は、吐出した風と一緒に、ウィンドーガラス表面を、一端部から他端部に向かって移動し、ウィンドーガラス表面から除去される。例えばエアワイパーを、自動車のフロントウィンドーに取り付けるのであれば、吐風口部は、そのフロントウィンドーの下端部近傍に配設し、フロントウィンドーの下側から上側に向かって空気を吐出するようにする。また、リアウィンドーに設けるのであれば、吐風口部は、そのリアウィンドーの上端部に配設し、そのリアウィンドーの上側から下側に向かって空気を吐出するようにする。このように配設すれば、自動車が前進する場合に自然発生する走行風と相まって、ウィンドーガラス表面に付着した水滴を良好に除去することが可能となる。
【０００４】
しかしながら、このエアーワイパーでは、ウィンドーガラス表面のうち、吐出口部が風を吹き付ける部分においては、その空気に勢いがあるため水滴も良好に除去できるが、そのウィンドーガラス表面内でも、風を吹き付けた部分から離間した部分においては、その空気の勢いが減衰しているため、その離間部分に付着した水滴を除去しにくいことがある。これを回避するためには、吹き付ける風の勢いをさらに大きくすればよいのであるが、この場合、勢いの強い風を発生するために空気の圧縮率を増大することが必要となり、圧縮に必要なエネルギー量が増大することになる。
【０００５】
また、車両内からの視界を向上させるためには、より多くのウィンドーガラスにエアワイパーを配設することが好ましいが、この場合には吐出する空気量が著しく増加する。この場合においても、各ウィンドーガラスを通しての視界を良好にするためには、上記のように吹き付ける空気の勢いを高く保つことが必要になる。そのため、複数のウィンドーガラスに付着する水滴を除去して視界を良好に保つためには、エアコンプレッサー等を稼動するための電力を膨大に消費することになり、非常に非効率なものであった。
【０００６】
【特許文献１】
特開平２−２９９９５８号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、車両の窓部に付着した水滴を効率的に除去することのできる車両用水滴除去装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項１に係る車両用水滴除去装置は、複数の窓部を有する車両に取り付けられ、その複数の窓部に付着した水滴を除去する車両用水滴除去装置であって、風を発生する送風手段と、上記複数の窓部のそれぞれに対応させて配設され、その各窓部の表面に、上記送風手段の発生した風を吹き付ける複数の吐風口部と、上記複数の吐風口部及び上記送風手段を個々に連通させる複数の送風流路と、上記車両に関する物理量を検出する検出手段と、上記複数の送風流路の個々に設けられ、上記検出手段の検出した結果に応じて、各送風流路の遮蔽量を自在に調整して、各窓部への風の吹き付け量を調整する複数の遮蔽弁とを備えることを特徴とする。
【０００９】
請求項２の発明では、請求項１の発明において、上記検出手段は、車両のギアポジションを検出するギア検出部を有し、上記複数の遮蔽弁は、上記ギア検出部の検出した結果に応じて、各送風流路の遮蔽量を調整することを特徴とする。
【００１０】
請求項３の発明では、請求項１又は請求項２の発明において、上記検出手段は、各吐風口部を配設した各窓部の開閉を検出する窓開閉検出部を有すると共に、上記送風手段は、上記窓開閉検出部の検出した結果に応じて風の発生又は停止を切り替えるよう形成されており、上記窓開閉検出部が開閉状態を検出する複数の窓部のうち、少なくとも一つ窓部の開状態を検出した場合には、上記送風手段は風の発生を停止することを特徴とする。
【００１１】
請求項４の発明では、車両の略四辺型の窓部に付着した水滴を除去する車両用水滴除去装置であって、上記窓部の表面に圧接されて往復運動するワイパーブレードを有するワイパー装置と、風を発生する送風手段と、窓部の一辺の近傍に配設されると共に、上記ワイパーブレードの運動に連動して、その窓部の表面に、上記一辺部からその一辺部に対向する他辺方向に向かって風を吹き付ける第１の吐風口部と、上記第１の吐風口部及び上記送風手段を連通させる送風流路とを備え、上記第１の吐風口部は、上記ワイパーブレードが上記吐風口部から離間する方向に運動するときに、第１の吐風量で窓部の表面に風を吹き付け、上記ワイパーブレードが上記第１の吐風口部に近接する方向に運動するときには、上記第１の吐風量より小さい第２の吐風量で、窓部の表面に風を吹き付けることを特徴とする。
【００１２】
請求項５の発明では、請求項４に記載の発明において、窓部の上記一辺部に隣接する隣接辺に配設されると共に、上記隣接辺からその隣接辺に対向する対向辺方向に向かって風を吹き付ける第２の吐風口部をも備えると共に、上記ワイパーブレードは、窓部の上記一辺及び上記隣接辺間を往復運動し、上記第２の吐風口部は、上記ワイパーブレードがその隣接辺から離間する方向に運動するときに、第１の吐風量で窓部の表面に風を吹き付け、上記ワイパーブレードが上記第２の吐風口部に近接する方向に運動するときには、上記第１の吐風量より小さい第２の吐風量で、窓部の表面に風を吹き付けることを特徴とする。
【００１３】
請求項６の発明では、請求項１乃至請求項５のいずれかの発明において、上記送風手段は、窓部の表面に吹き付ける風の圧力が周期的に変化するよう、風を発生することを特徴とする。
【００１４】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明の請求項１に係る車両用水滴除去装置の一実施の形態を示す図であり、自動車２０に取り付けた状態の概観を示している。図１において、１１は空気圧縮機、１０は走行風取込口、１２は遮蔽弁、１５は送風流路としての送風ダクト、１３は吐風口、１４は検出手段としてのギアポジション検知部、２１はサイドウィンドー、２２はリアウィンドー、２３はフロントウィンドー、２４はタイヤ、２５は変速機を示している。
【００１５】
送風手段は、エアコンプレッサー等の空気圧縮機１１と走行風取込口１０とで構成している。走行風取込口１０は、自動車２０のボディ前面に形成した外気の取り込み口であり、自動車２０が高速走行中にそのボディ前面に当たる走行風を送風ダクト１５内に取り込むようにしている。走行風は、自動車２０が高速に走行するほど、その勢いが増大し、送風ダクト１５に連通する吐風口部１３から勢いよく吐出させることができる。すなわち、この走行風取込口１０が吐風口部１３に送る風は、低速走行時よりも高速走行時に特に有効に作用する。
【００１６】
空気圧縮機１１は、電力供給により作動し、外気を取り込んで圧縮し、その圧縮した空気を放出して風を発生させる。この空気圧縮機１１は、供給する電力に応じて、発生させる風の勢いを変化することができる。従って、この空気圧縮機１１により、自動車２０が高速走行又は低速走行に関わらず安定して吐風口部１３に風を吹き出させることが可能となる。
上記の走行風取込口１０及び空気圧縮機１１により、吐風口部１３から安定して風を吹き出させることができ、また、自動車２０が高速走行するほど、より効果的に水滴を除去することが可能となる。
【００１７】
送風ダクト１５は、配管パイプで形成しており、走行風取込口１０及び空気圧縮機１１と、自動車２０のウィンドーの端部に配設した吐風口部１３とを連通している。この送風ダクト１５により、走行風取込口１０および空気圧縮機１１で発生させた風を、吐風口部１３に配送することができる。
【００１８】
吐風口部１３は、自動車２０のウィンドーの端部近傍に配設している。図１では、フロントウィンドー２３の下端部の近傍と、リアウィンドー２２の上端部の近傍と、サイドウィンドー２１の側端部の近傍に配設してある。この配設位置は、各ウィンドーに吹き付ける風の勢いが著しく減衰しない程度の距離であれば特に限定するものはなく、フロントウィンドー２３であれば、例えば、自動車２０のボンネットとフロントウィンドー２３との間に配設するようにすればよい。またリアウィンドー２２であれば、自動車２０の天井部分に配設すればよい。またサイドウィンドー２１であれば、ウィンドーを支持する枠体に配設すればよい。
【００１９】
ギアポジション検知部１４は、自動車２０の変速機２５に取り付けてあり、その変速機２５のギアのポジション、例えば１速、２速、後退などを検出する。
【００２０】
遮蔽弁１２は、送風ダクト１５に設けた弁で、走行風取込口１０及び空気圧縮機１１から吐風口部１３へ至る送風ダクト１５内の送風量を、その弁を開放したり絞ったりすることで調整している。この遮蔽弁１２を最大に絞った場合には、送風量はゼロとなる。この遮蔽弁１２は、ギアポジション検知部１４の検出した結果が、例えば１速であれば、全ての遮蔽弁１２を開放状態にして、吐風口部１３を配設した複数の窓部の全てに風を吹き付ける。また、ギアポジション検知部１４の検出した結果が、５速など高速走行用のギア位置であったときには、フロントウィンドー２３に対応させて配設した吐風口部１３に連通する送風ダクト１５のみを開放するようにする。また、ギアポジション検知部１４の検出した結果が、後退のギア位置であれば、リアウィンドー２２とサイドウィンドー２１に連通する送風ダクト１５の遮蔽弁１２を開放して、後方及び側方の視界が良好になるようにする。このようにすることで、低速走行時はすべてのウィンドーの視界が良好になり、高速走行時には、より重点的に注視すべきフロントウィンドーの視界が良好になる。また後進時には、後方の視界を特に注視するのに必要な、リアウィンドー２２及びサイドウィンドー２１の視界を良好にすることができる。
【００２１】
なお本実施形態において、図２に示すように、検出手段に降雨量を検出する水分検出部１６をも備えさせ、上記の走行風取込口１０及び空気圧縮機１１を、この水分検出部１６の検出する結果に応じて、作動又は停止に切り替えさせるようにしてもよい。このようにすれば、雨量がゼロの場合、すなわち晴天時等の雨滴が付着することのないときに誤ってこの水滴除去装置を誤って作動させてしまうことを防止できる。また、雨量を検知したときに自動的に、風を発生させるようにすれば、人為的に操作せずとも視界を良好に保つことが可能となり好ましい。
【００２２】
また、図３に示すように、検出手段に、ウィンドーの開閉状態を検出する窓開閉検出部１７をも設け、その検出結果に応じて、上記の走行風取込口１０及び空気圧縮機１１の作動又は停止を切り替えるようにすれば、開いているウィンドーに誤って風を吹き付けさせ、自動車２０内に風を吹き込ませてしまうことを防止できる。
【００２３】
また、図４に示すように、ウィンドーの表面に圧接した状態で往復摺動するワイパーブレードを有するワイパー装置１９をも備えさせ、ウィンドーに付着する水滴をより効率的に除去させるようにしてもよい。さらにこのワイパー装置１９の動作を、水滴除去装置の動作に連動させるようにすれば、消費エネルギーを低減させながら、水滴を効率的に除去することができ好ましい。例えば、水滴を除去することが必要な場合において、ワイパー装置１９の作動中は、水滴除去装置の動作を停止させる、すなわち交互に動作させるようにすれば、より電力消費を低減させることができる。また、ワイパー装置１９と水滴除去装置の動作を同時に作動又は停止させるようにすれば、水滴除去装置の風の吐出／非吐出状態を、ワイパー装置１９の動作で視認することができ、無駄に電力を消費するのを防止できる。
【００２４】
また、検出手段に自動車２０の速度を検出する速度検出部（図示せず）を設けるようにして、自動車２０の速度に応じて、吐風口部１３に吐出させる風を、走行風取込口１０又は空気圧縮機１１のいずれか一方に切り替えさせるようにしてもよい。この場合、例えば、速度検出部の検出結果に応じて走行風取込口１０に蓋をするシャッター部を設けるようにすればよい。そして、高速走行時には、このシャッター部の蓋を開いて走行風を送風ダクト１５内に取り込むと共に、空気圧縮機１１への電力供給を停止させる。逆に、低速走行時には、シャッター部の蓋を閉じて走行風取込口１０を閉塞すると共に、空気圧縮機１１に電力を供給して、送風ダクト１５に風を送るようにする。
【００２５】
上記の車両用水滴除去装置の動作を示すフローチャートを図５に示す。以下、この図５を参照して、車両用水滴除去装置の動作を説明する。
【００２６】
まず、水分検出部１６で雨量を検出する（ステップＳ１）。検出した結果、雨量がゼロであった場合には、水滴除去装置を作動させる必要がないので動作を終了する。一方、雨量がゼロでなく、降雨状態である場合には、ステップＳ２に移行する。降雨状態である場合において、ウィンドーが開いているか、又は閉じているかを検出する（ステップＳ２）。もし、ウィンドーが開いていれば、吹き付けた風が車内に入り込む可能性があるので、ここで動作を終了する。ウィンドーが閉じていれば、ステップＳ３に移行する。
【００２７】
このステップＳ３では、変速機２５のギアポジションを検出する。検出した結果、変速機のギアが前進ギアのいずれかに入っていれば、ステップＳｆ１に移行する。前進ギアに入っているとき、水分検出部１６の検出結果が大雨である場合には、ワイパー装置１９の動作を停止させると共に送風手段の走行風取込口及び空気圧縮装置を作動させる（ステップＳｆ２）。大雨でなければ、そのときワイパー装置１９が作動中であるか否かを検出する（ステップＳｆ３）。ワイパー装置１９が作動中であれば、ワイパー装置１９によりウィンドー越しの視界が良好であると判断して、動作を終了する。もしワイパー装置１９が停止していれば、ステップＳｆ４に移行する。ワイパー装置１９が停止中の場合、自動車２０が高速走行中であるか否かを検出する（ステップＳｆ４）。その検出の結果、自動車２０が高速走行中であれば、走行風取込口１０を開いて、走行風を取り込み、送風ダクト１５及び吐風口部１３を介してウィンドーにその取り込んだ走行風を吹き付けさせる（ステップＳｆ６）。もし自動車が低速走行中又は停止中であれば、走行風の勢いは小さいので、送風手段を作動させて勢いのある風を発生させ、送風ダクト１５及び吐風口部１３を介してウィンドーに、その発生させた風を吹き付けさせる（ステップＳｆ５）。
【００２８】
一方、ステップＳ３において、変速機２５のギアが後進ギアに入っていれば、ステップＳｂ１に移行する。後進ギアに入っているとき、水分検出部１６が大雨であると検出した場合には、空気圧縮機１１を作動させて風を発生させ、送風ダクト１５及び吐風口部１３を介してリアウィンドー２２に、その発生させた風を吹き付けさせる（ステップＳｂ２）。もし大雨でなければ、そのときワイパー装置１９が作動中であるか否かを検出する（ステップＳｂ３）。ワイパー装置１９が停止中であれば、送風手段を作動させて風を発生させ、送風ダクト１５及び吐風口部１３を介してリアウィンドー２２に、その発生させた風を吹き付けさせる（ステップＳｂ２）。もしワイパー装置１９が作動中であれば、そのワイパー装置１９によりウィンドー越しの視界が良好に保たれていると判断し、動作を終了する。上記のように動作させることにより、ウィンドー越しの視界を良好にすることが可能となる。
【００２９】
上記の水滴除去装置では、空気圧縮機１１及び走行風取込口１０からの風をそのまま吐風口部１３からウィンドーに吹き付けさせていたが、図６に示すように、空気圧縮機１１及び走行風取込口１０と吐風口部１３を連通させる送風ダクト１５にヒーター５１を設け、空気圧縮機１１及び走行風取込口１０からの風を加熱して、吐風口部１３から吐出させるようにすれば、ウィンドーが曇ったときに、すみやかにその曇りを取り除くことができ、また、雪がウィンドー上に降ったときや、積雪している場合には、特に、その雪をすみやかにウィンドー上から除去することが可能となり、好ましい。
【００３０】
また、水を貯留する貯水部（図示せず）をも備えるようにし、この貯水部と送風ダクト１５とを連通するようにすれば、貯水部に貯めた水を、空気圧縮機１１及び走行風取込口１０からの風に乗せて吐風口部１３からウィンドーに噴射させることが可能となる。これは、上記のように送風ダクト１５にヒーター５１を設けた場合、吐風口部１３から噴射する水がヒーター５１で加熱されて温水となるので、ウィンドーに積もった雪を溶解させて除去する場合には、特に有効となる。また、雪を溶解して除去するだけでなく、温水により、ウィンドーに付着した汚れをも落とすことが容易となり、好ましい。
【００３１】
また、吐風口部１３から吹き出す風が、その流速を周期的に変化するように、送風手段から吹き出すようにすれば、一定の勢いの風を吹き付けるよりも効率的に水滴を除去でき、好ましい。変化のさせ方は、例えば、インパルス的に急激に勢いの大きくなる脈動状や、徐々に勢いが大きくなり、その後再び元の勢いに戻るのを繰り返す正弦波状など、適宜設定すればよい。
【００３２】
また、本実施形態では、車両用水滴除去装置を適用する車両を自動車としたが、他にも例えば電車、航空機など、窓部を有する移動車両であればどのようなものに適用してもよい。
【００３３】
上記のように、自動車２０の複数のウィンドーのそれぞれに対応させて配設した複数の吐風口部１３のうち、車両に関する物理量に応じて、空気圧縮機１１からの風を吹き出させる吐風口部１３を切り替えるので、視界を良好に保つのに必要な箇所を、車両の状態に応じて適切に切り替えることができ、効率的に水滴を除去させることが可能となる。
【００３４】
図７は、本発明の請求項４に係る車両用水滴除去装置の一実施の形態を示すものであり、２３は略四辺型のフロントウィンドー、３１はワイパー装置のワイパーブレード、３２はフロントウィンドー２３の一辺に設けた第１の吐出口部、１１は送風手段としての空気圧縮装置、１５は送風ダクト、を示している。
【００３５】
ワイパーブレード３１は、ゴムよりなり、フロントウィンドー２３の表面に圧接状態で、その表面を摺動するようにワイパー装置に取着している。このワイパーブレード３１は、フロントウィンドー２３の下辺２３ａと、その下辺２３ａに隣接する側辺２３ｂとの間を往復摺動し、フロントウィンドー２３の表面に付着した水滴を、ワイパーブレード３１の進行方向の端部にある下辺２３ａ又は側辺２３ｂのいずれかに押し寄せて除去する。
【００３６】
吐風口部３２は、フロントウィンドー２３の下辺２３ａに配設しており、フロントウィンドー２３の表面に、下辺２３ａから、その下辺２３ａに対向する上端部方向に向かって、風を吐出する。すなわち、フロントウィンドー２３の表面に付着した水滴は、吐風口部３２からの風により、フロントウィンドー２３の上側方向に移動することになる。この吐風口部３２には、蓋（図示せず）が設けてあり、この蓋の開閉度を調整することで、吐風口部３２からの吐風量を調整する。蓋により吐風口部３２を閉塞した場合には吐風量はゼロとなる。そして、ワイパーブレード３１が、フロントウィンドー２３の下側から上側に移動中は、その蓋をせず、吐風口部３２を開放して第１の吐風量で風を吐出させる。また、ワイパーブレード３１が、フロントウィンドー２３の表面を上側から下側に移動中は、吐風口部３２に蓋をして、第１の吐風量より小さい第２の吐風量で風を吹き出させる。このようにすることで、フロントウィンドー２３の下辺２３ａから吹き出す風により、ワイパーブレード３１が下側に移動するとき、その吹き出した風を受けて往復運動に支障をきたさないようにすることが可能となる。また、その吐風口部３２の風を吐出する部分３２ａは複数あり、その複数の部分３２ａからフロントウィンドー２３の表面に風を吐出するようにしている。なお、第２の吐風量は、第１の吐風量より小さければよく、吐風量ゼロ、すなわち無風も含む。
【００３７】
送風手段は、エアーコンプレッサー等の空気圧縮機１１を備えており、圧縮した空気を放出することで風を発生させる。また、この空気圧縮装置に加えて、自動車が走行中に自然発生する走行風を送風ダクト１５内に取り込み、その取り込んだ走行風を吐風口部３２から吹き出させるようにしてもよい。
【００３８】
送風ダクト１５は、配管パイプで形成しており、空気圧縮機１１と吐風口部３２とを連通させて、空気圧縮機１１で発生した風を吐風口部３２まで漏れなく配送する。
【００３９】
また、本実施形態の別の形態として、図８に示すように、フロントウィンドー２３の下辺２３ａに隣接する隣接辺としての側辺２３ｂにも第２の吐風口部３３を備えるようにしてもよい。
【００４０】
この吐風口部３３は、吐風口部３２と同じように、送風ダクト１５を介して空気圧縮機１１に連通しており、空気圧縮機１１が発生させた風を、フロントウィンドー２３の表面に、側辺２３ｂから、その側辺２３ｂに対向するもう一方の側端部方向に向かって吹き付ける。また、この吐風口部３３にも蓋が設けてあり、この蓋により吐風口部３３の全体を閉塞することができる。この蓋により吐風口部３３の全体を閉塞すると、空気圧縮機１１からの風を、フロントウィンドー２３の表面に吹き出さないようにすることが可能となる。
【００４１】
このように、フロントウィンドー２３の下辺２３ａと側辺２３ｂに、それぞれ吐風口部３２と吐風口部３３を設け、ワイパーブレード３１の動作と連動させる。それは、ワイパーブレード３１が吐風口部３２から離間する方向、すなわちフロントウィンドー２３の上方向に向かって移動中は、吐風口部３２の蓋をせず開放状態にして、第１の吐風量で風を吹き出させる。このとき、吐風口部３３には蓋をして閉塞状態にさせ、第２の吐風量で風を吹き出す。
【００４２】
逆に、ワイパーブレード３１が吐風口部３３から離間する方向、すなわちフロントウィンドー２３の下方向に向かって移動中は、吐風口部３３には蓋をせず、開放状態にして第１の吐風量で風を吹き出させる。このとき吐風口部３２には蓋をして閉塞状態にさせ、第２の吐風量で風を吹き出させる。このようにすることで、ワイパーブレード３１が移動しようとする方向に向かって風が吹き出すことになると共に、その移動先にある端部からは風が吹き出さないことになるので、吐出口部から吹き出す風で、ワイパーブレード３１の往復運動を乱しにくくさせることが可能となると共に、より効率的に水滴を除去させることが可能となる。
【００４３】
なお、本実施形態の水滴除去装置の構成を、上記請求項１に係る水滴除去装置に設けるようにして、さらに効率的に水滴を除去させるようにしてもよい。
【００４４】
また、吐風口部から吹き出す風が、その流速を周期的に変化するように、送風手段から吹き出すようにすれば、一定の勢いの風を吹き付けるよりも効率的に水滴を除去でき、好ましい。変化のさせ方は、例えば、インパルス的に急激に勢いの大きくなる脈動状や、徐々に勢いが大きくなり、その後再び元の勢いに戻るのを繰り返す正弦波状など、適宜設定すればよい。
【００４５】
また、上記ではワイパーブレード３１の動作に風の吐出を連動させる際に、吐風口部３２，３３に蓋を設け、その設けた蓋を開閉することで、風の吐出／非吐出を行なっていたが、これ以外にも例えば、送風ダクト１５内に切り替え弁を設け、この切り替え弁で、空気圧縮機１１に連通させる吐風口部を、吐風口部３２と吐風口部３３との間で切り替えるようにしてもよい。
【００４６】
また、図９に示すように、ワイパー装置の形状を、図９（ｂ）に示す形状のように形成するのも好ましい。図９は、車両のフロントウィンドー２３の上側方向から、ワイパーブレード３１に着目して表した図であり、このときワイパーブレード３１はその長手方向が天地となっている。図９（ａ）は、従来のワイパー装置を示す図であり、通常ワイパー装置には、その下側部分に風除け３１ａが取着してあり、フロントウィンドー２３の下側方向からの風により、ワイパーブレード３１がフロントウィンドー２３に圧接するようにしている。しかし、吐風口部３３からの風も、風除け３１ａに当たることになるため、吐風口部３３からの風を受けた場合には、逆に風除け３１ａに浮力が生じ、フロントウィンドー２３からワイパーブレード３１が離れてしまうことがある。そこで、図９（ｂ）のように、ワイパーブレード３１の上側にも風除け３１ａを設ければ、吐風口部３３からの風を受けてもワイパーブレード３１がフロントウィンドー２３から離れることなく、逆により大きな圧力の圧接状態でフロントウィンドー２３の表面を摺動することが可能となり、水滴をより多く除去することができ、好ましい。
【００４７】
また、上記では、吐風口部３２，３３をフロントウィンドー２３に配設するようにしたが、これはワイパー装置を備えるウィンドーであれば、どのウィンドーであってもよく、例えばリアウィンドー等にも配設すれば、車両の前後の視界が良好となり好ましい。ただしリアウィンドーに適用する場合は、吐風口部３２は、リアウィンドーの上端部に配設することが好ましく、このようにすれば車両の走行時に発生する走行風と同じ方向に風を吐出でき、より効率的に水滴を除去することが可能となる。
【００４８】
上記のように、ワイパー装置のワイパーブレード３１の動作と吐出口部からの風の吹き出し動作とを連動させるようにしたので、ウィンドーに付着した水滴をより効率的に除去することが可能となる。
【００４９】
以上、本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明はこの実施の形態に限らず、種々の形態で実施することができる。
【００５０】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項１に記載の車両用水滴除去装置は、複数の窓部を有する車両に取り付けられ、その複数の窓部に付着した水滴を除去する車両用水滴除去装置であって、風を発生する送風手段と、上記複数の窓部のそれぞれに対応させて配設され、その各窓部の表面に、上記送風手段の発生した風を吹き付ける複数の吐風口部と、上記複数の吐風口部及び上記送風手段を個々に連通させる複数の送風流路と、上記車両に関する物理量を検出する検出手段と、上記複数の送風流路の個々に設けられ、上記検出手段の検出した結果に応じて、各送風流路の遮蔽量を自在に調整して、各窓部への風の吹き付け量を調整する複数の遮蔽弁とを備えるので、効率的に水滴を除去できる、という効果を奏する。
【００５１】
本発明の請求項２に記載の車両用水滴除去装置によれば、請求項１の発明において、上記検出手段は、車両のギアポジションを検出するギア検出部を有し、上記複数の遮蔽弁は、上記ギア検出部の検出した結果に応じて、各送風流路の遮蔽量を調整するので、上記の効果に加えて、より効率的に水滴を除去することができる、という効果を奏する。
【００５２】
本発明の請求項３に記載の車両用水滴除去装置によれば、請求項１又は請求項２の発明において、上記検出手段は、各吐風口部を配設した各窓部の開閉を検出する窓開閉検出部を有すると共に、上記送風手段は、上記窓開閉検出部の検出した結果に応じて風の発生又は停止を切り替えるよう形成されており、上記窓開閉検出部が開閉状態を検出する複数の窓部のうち、少なくとも一つ窓部の開状態を検出した場合には、上記送風手段は風の発生を停止するので、上記の効果に加えて、より効率的に水滴を除去することができる、という効果を奏する。
【００５３】
本発明の請求項４に記載の車両用水滴除去装置によれば、車両の略四辺型の窓部に付着した水滴を除去する車両用水滴除去装置であって、上記窓部の表面に圧接されて往復運動するワイパーブレードを有するワイパー装置と、風を発生する送風手段と、窓部の一辺の近傍に配設されると共に、上記ワイパーブレードの運動に連動して、その窓部の表面に、上記一辺部からその一辺部に対向する他辺方向に向かって風を吹き付ける第１の吐風口部と、上記第１の吐風口部及び上記送風手段を連通させる送風流路とを備え、上記第１の吐風口部は、上記ワイパーブレードが上記吐風口部から離間する方向に運動するときに、第１の吐風量で窓部の表面に風を吹き付け、上記ワイパーブレードが上記第１の吐風口部に近接する方向に運動するときには、上記第１の吐風量より小さい第２の吐風量で、窓部の表面に風を吹き付けるので、効率的に水滴を除去することができる、という効果を奏する。
【００５４】
本発明の請求項５に記載の車両用水滴除去装置によれば、請求項４に記載の発明において、窓部の上記一辺部に隣接する隣接辺に配設されると共に、上記隣接辺からその隣接辺に対向する対向辺方向に向かって風を吹き付ける第２の吐風口部をも備えると共に、上記ワイパーブレードは、窓部の上記一辺及び上記隣接辺間を往復運動し、上記第２の吐風口部は、上記ワイパーブレードがその隣接辺から離間する方向に運動するときに、第１の吐風量で窓部の表面に風を吹き付け、上記ワイパーブレードが上記第２の吐風口部に近接する方向に運動するときには、上記第１の吐風量より小さい第２の吐風量で、窓部の表面に風を吹き付けるので、上記の効果に加えて、より効率的に水滴を除去することができる、という効果を奏する。
【００５５】
本発明の請求項６に記載の車両用水滴除去装置によれば、請求項１乃至請求項５のいずれかに記載の発明において、上記送風手段は、窓部の表面に吹き付ける風の圧力が周期的に変化するよう、風を発生するので、上記の効果に加えて、より一層効率的に水滴を除去することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の請求項１に係る車両用水滴除去装置の一実施の形態における概略図である。
【図２】上記車両用水滴除去装置において、水分検出部を設けたことを示す概略図である。
【図３】上記車両用水滴除去装置において、窓開閉検出部を設けたことを示す概略図である。
【図４】上記車両用水滴除去装置において、ワイパー装置を設けたことを示す概略図である。
【図５】上記車両用水滴除去装置の動作を示すフローチャートである。
【図６】上記車両用水滴除去装置において、ヒーターを設けたことを示す概略図である。
【図７】本発明の請求項８に係る車両用水滴除去装置の一実施の形態における概略図である。
【図８】上記車両用水滴除去装置の別の実施の形態を示す概略図である。
【図９】上記車両用水滴除去装置において、ワイパー装置に注目した図である。
【符号の説明】
１０走行風取込口
１１空気圧縮機
１２遮蔽弁
１３吐風口部
１４ギアポジション検知部
１５送風ダクト
１６水分検出部
１７窓開閉検出部
１９ワイパー装置
２０自動車
２１サイドウィンドー
２２リアウィンドー
２３フロントウィンドー
２３ａ下辺
２３ｂ側辺
２５変速機
３１ワイパーブレード
３２吐風口部
３３吐風口部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a water droplet removing device for a vehicle that removes water droplets attached to a surface of a vehicle, particularly, a window of an automobile.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a means for removing water droplets such as raindrops adhering to the surface of a window (hereinafter, window glass) of a vehicle includes pressing a rubber wiper blade attached to a tip of a wiper arm against the surface of the window glass. There is a wiper device that reciprocates with a wiper arm to wipe off water droplets. In addition, there is a so-called air wiper which can prevent the field of view from being shielded by a wiper arm and prevent a wiper blade from damaging the surface of a window glass as compared with a wiper device (for example, see Patent Document 1). The air wiper communicates with a blowing means such as an air compressor for compressing air to generate a wind, and a blowing duct for blowing the wind generated by the blowing means onto the surface of the window glass. A wind port is provided to remove water droplets adhering to the surface of the window glass by wind blown from the air outlet.
[0003]
Normally, the air outlet is disposed near one end of the window glass, and from the one end toward the other end opposite to the one end, so that the wind to be discharged strokes the surface of the window glass. Adjust the blowing angle of the blowing port so that it flows. In this way, water droplets attached to the surface of the window glass, along with the discharged wind, move from the one end to the other end of the window glass surface, and are removed from the window glass surface. You. For example, if an air wiper is attached to the front window of the automobile, the air outlet is disposed near the lower end of the front window so that air is discharged upward from the lower side of the front window. To If provided in the rear window, the air outlet is disposed at the upper end of the rear window so that air is discharged from the upper side to the lower side of the rear window. With this arrangement, it is possible to satisfactorily remove water droplets adhering to the surface of the window glass in combination with the traveling wind naturally generated when the vehicle moves forward.
[0004]
However, with this air wiper, in the part of the window glass surface where the discharge port blows the wind, the air has a momentum, so that the water droplets can be removed satisfactorily. At a portion separated from the sprayed portion, since the force of the air is attenuated, it may be difficult to remove water droplets attached to the separated portion. In order to avoid this, it is only necessary to further increase the force of the blowing wind, but in this case, it is necessary to increase the compression ratio of the air in order to generate a strong force of the wind. The amount of energy will increase.
[0005]
Further, in order to improve the field of view from inside the vehicle, it is preferable to dispose air wipers on more window glasses, but in this case, the amount of air to be discharged is significantly increased. Even in this case, in order to improve the visibility through each window glass, it is necessary to keep the force of the blowing air high as described above. Therefore, in order to remove water droplets adhering to a plurality of window glasses and maintain a good visibility, a large amount of power is consumed for operating an air compressor and the like, which is very inefficient. Was.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-2-299958
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a vehicle water droplet removing device capable of efficiently removing water droplets attached to a vehicle window. is there.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
A vehicle water droplet removing device according to claim 1 of the present invention is a vehicle water droplet removing device that is attached to a vehicle having a plurality of windows and removes water droplets attached to the plurality of windows, and generates wind. Blowing means, and a plurality of air outlets disposed in correspondence with each of the plurality of windows, and a plurality of air outlets for blowing the wind generated by the air blowing means on the surface of each of the windows, and the plurality of air outlets And a plurality of air flow paths for individually communicating the air blowing means, a detecting means for detecting a physical quantity related to the vehicle, provided in each of the plurality of air flow paths, according to the detection result of the detecting means, It is characterized by comprising a plurality of shielding valves for freely adjusting the shielding amount of each air flow passage and adjusting the blowing amount of wind to each window.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the detecting means has a gear detecting section for detecting a gear position of the vehicle, and the plurality of shut-off valves are arranged in accordance with a result detected by the gear detecting section. Thus, the amount of shielding of each air flow path is adjusted.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect of the present invention, the detecting means has a window opening / closing detecting section for detecting opening / closing of each window provided with each air outlet, and the blowing means Is formed so as to switch the generation or stop of the wind in accordance with the result detected by the window opening / closing detection section, and at least one of the plurality of windows where the window opening / closing detection section detects the open / closed state. When the open state is detected, the blower stops generating the wind.
[0011]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a water droplet removing device for a vehicle for removing water droplets attached to a substantially quadrilateral window of a vehicle, the wiper having a wiper blade reciprocating by being pressed against the surface of the window. A blower for generating wind, and a wind blower, which is disposed near one side of the window, and which is opposed to the one side from the one side on the surface of the window in conjunction with the movement of the wiper blade. A first air outlet that blows wind in the side direction; and an air flow path that communicates the first air outlet and the air blowing means, wherein the first air outlet is provided by the wiper blade. When moving in the direction away from the air outlet, the first blowing amount blows air to the surface of the window, and when the wiper blade moves in the direction approaching the first air outlet, The first air volume smaller than the first air volume In the 吐風 amount, and wherein the blowing air to the surface of the window portion.
[0012]
According to a fifth aspect of the present invention, in the invention according to the fourth aspect, the window portion is disposed on an adjacent side adjacent to the one side portion, and extends from the adjacent side toward the opposite side facing the adjacent side. A second air outlet for blowing wind is provided, and the wiper blade reciprocates between the one side and the adjacent side of the window, and the second air outlet is formed by the wiper blade adjacent to the adjacent side. When the wiper blade moves in a direction approaching the second air outlet, the first blower blows air to the surface of the window at a first air discharge amount. The method is characterized in that wind is blown to the surface of the window with a second blowout amount smaller than the wind amount.
[0013]
According to a sixth aspect of the present invention, in any one of the first to fifth aspects of the present invention, the blower generates the wind such that the pressure of the wind blown to the surface of the window changes periodically. And
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 is a view showing one embodiment of a vehicle water drop removing device according to claim 1 of the present invention, and shows an overview of a state where the device is attached to an automobile 20. In FIG. 1, 11 is an air compressor, 10 is a traveling air intake, 12 is a shutoff valve, 15 is an air duct as an air passage, 13 is an air outlet, 14 is a gear position detecting unit as a detecting means, 21 Denotes a side window, 22 denotes a rear window, 23 denotes a front window, 24 denotes a tire, and 25 denotes a transmission.
[0015]
The air blowing means includes an air compressor 11 such as an air compressor and a traveling air intake 10. The traveling wind intake port 10 is an intake port for outside air formed on the front surface of the body of the vehicle 20, and takes in traveling air that hits the front surface of the vehicle 20 into the ventilation duct 15 while the vehicle 20 is traveling at high speed. The traveling wind increases its momentum as the automobile 20 travels at a higher speed, and can be discharged more vigorously from the air outlet 13 communicating with the ventilation duct 15. That is, the wind sent from the traveling wind intake port 10 to the discharge port 13 acts more effectively during high-speed running than during low-speed running.
[0016]
The air compressor 11 is operated by power supply, takes in outside air, compresses it, and discharges the compressed air to generate wind. The air compressor 11 can change the momentum of the generated wind according to the supplied electric power. Therefore, the air compressor 11 allows the vehicle 20 to stably blow air to the air outlet 13 regardless of whether the vehicle 20 is traveling at high speed or at low speed.
The traveling wind intake 10 and the air compressor 11 allow the air to be stably blown out from the air outlet 13, and the higher the speed of the automobile 20, the more effectively the water droplets can be removed. Becomes possible.
[0017]
The blower duct 15 is formed by a piping pipe, and communicates the traveling wind intake port 10 and the air compressor 11 with the blowout port section 13 provided at the end of the window of the automobile 20. The air generated by the traveling air intake 10 and the air compressor 11 can be delivered to the air outlet 13 by the air duct 15.
[0018]
The air outlet 13 is provided near the end of the window of the automobile 20. In FIG. 1, they are arranged near the lower end of the front window 23, near the upper end of the rear window 22, and near the side ends of the side windows 21. The arrangement position is not particularly limited as long as the momentum of the wind blown to each window does not significantly attenuate. If the front window 23 is used, for example, the hood of the automobile 20 and the front window 23 It may be arranged between them. Further, in the case of the rear window 22, it may be disposed on the ceiling of the automobile 20. Further, in the case of the side window 21, it may be disposed on a frame supporting the window.
[0019]
The gear position detector 14 is attached to the transmission 25 of the automobile 20 and detects the position of the gear of the transmission 25, for example, first gear, second gear, reverse, and the like.
[0020]
The shutoff valve 12 is a valve provided in the air duct 15, and opens or restricts the air volume in the air duct 15 from the traveling air intake 10 and the air compressor 11 to the air outlet 13. It is adjusted by that. When the shielding valve 12 is squeezed to the maximum, the air volume becomes zero. If the result detected by the gear position detection unit 14 is, for example, the first speed, the shield valve 12 opens all the shield valves 12 to open all of the plurality of windows in which the air outlets 13 are disposed. Blow the wind. Further, when the result detected by the gear position detection unit 14 is a gear position for high-speed traveling such as the fifth speed, only the ventilation duct 15 communicating with the air outlet 13 disposed in correspondence with the front window 23 is connected. Make it open. If the result of the detection by the gear position detector 14 is the reverse gear position, the shielding valve 12 of the air duct 15 communicating with the rear window 22 and the side window 21 is opened, and the rear and side views are reduced. Try to be good. By doing in this way, the visibility of all windows is improved during low-speed traveling, and the visibility of the front window to be watched more closely during high-speed traveling is improved. Also, when the vehicle is moving backward, the visibility of the rear window 22 and the side window 21 necessary for particularly gazing at the rear view can be improved.
[0021]
In this embodiment, as shown in FIG. 2, the detecting means is also provided with a moisture detecting section 16 for detecting the amount of rainfall, and the traveling wind intake port 10 and the air compressor 11 are connected to the moisture detecting section 16. May be switched to operation or stop according to the result of the detection. In this way, it is possible to prevent the water drop removing device from being operated by mistake when the amount of rain is zero, that is, when raindrops do not adhere on fine weather or the like. In addition, it is preferable that the wind be automatically generated when the rainfall is detected, because it is possible to maintain a good visibility without any manual operation.
[0022]
As shown in FIG. 3, the detection means is also provided with a window opening / closing detecting section 17 for detecting the open / closed state of the window. If the operation or the stop is switched, it is possible to prevent the wind from being accidentally blown to the open window and to blow the wind into the automobile 20.
[0023]
Further, as shown in FIG. 4, a wiper device 19 having a wiper blade that slides back and forth while being pressed against the surface of the window may be provided to more efficiently remove water droplets adhering to the window. . Further, if the operation of the wiper device 19 is linked to the operation of the water droplet removing device, it is possible to efficiently remove water droplets while reducing energy consumption, which is preferable. For example, when it is necessary to remove water droplets, the power consumption can be further reduced by stopping the operation of the water droplet removal device during the operation of the wiper device 19, that is, by operating the wiper device 19 alternately. Further, if the operations of the wiper device 19 and the water droplet removing device are simultaneously activated or stopped, the discharge / non-discharge state of the wind of the water droplet removing device can be visually recognized by the operation of the wiper device 19, thereby wasting power. Can be prevented from being consumed.
[0024]
In addition, a speed detecting unit (not shown) for detecting the speed of the vehicle 20 is provided in the detecting unit, and the wind to be discharged to the air outlet 13 according to the speed of the vehicle 20 is supplied to the traveling wind inlet 10. Alternatively, one of the air compressors 11 may be switched. In this case, for example, a shutter unit that covers the traveling wind intake port 10 according to the detection result of the speed detection unit may be provided. When the vehicle travels at high speed, the lid of the shutter portion is opened to take the traveling wind into the air duct 15 and stop the power supply to the air compressor 11. Conversely, when the vehicle is traveling at a low speed, the lid of the shutter portion is closed to close the traveling air intake 10, and at the same time, power is supplied to the air compressor 11 to blow air to the ventilation duct 15.
[0025]
FIG. 5 is a flowchart showing the operation of the above-described vehicle water drop removing device. Hereinafter, the operation of the vehicle water droplet removing device will be described with reference to FIG.
[0026]
First, the amount of rain is detected by the moisture detector 16 (step S1). If the result of the detection indicates that the rainfall is zero, the operation ends because there is no need to operate the water droplet removing device. On the other hand, if the rainfall is not zero and it is raining, the process proceeds to step S2. If it is raining, it is detected whether the window is open or closed (step S2). If the window is open, the operation ends here because there is a possibility that the blown wind may enter the vehicle. If the window is closed, the process moves to step S3.
[0027]
In step S3, the gear position of the transmission 25 is detected. As a result of the detection, if the gear of the transmission is in one of the forward gears, the process proceeds to step Sf1. If the detection result of the moisture detector 16 is heavy rain when the vehicle is in the forward gear, the operation of the wiper device 19 is stopped, and the traveling air intake of the blowing means and the air compression device are activated (step Sf2). ). If it is not heavy rain, it is detected whether or not the wiper device 19 is operating at that time (step Sf3). If the wiper device 19 is operating, the wiper device 19 determines that the field of view through the window is good, and ends the operation. If the wiper device 19 has stopped, the process proceeds to step Sf4. When the wiper device 19 is stopped, it is detected whether or not the automobile 20 is running at high speed (step Sf4). As a result of the detection, when the automobile 20 is traveling at high speed, the traveling wind intake port 10 is opened, the traveling wind is taken in, and the taken traveling wind is blown into the window through the blowing duct 15 and the air outlet 13. (Step Sf6). If the vehicle is traveling at a low speed or stopped, the traveling wind is low, so that the blowing means is operated to generate a strong wind, and the wind is blown into the window through the blowing duct 15 and the air outlet 13. The generated wind is blown (step Sf5).
[0028]
On the other hand, in step S3, if the gear of the transmission 25 is in the reverse gear, the process proceeds to step Sb1. If the moisture detector 16 detects heavy rain when the vehicle is in the reverse gear, the air compressor 11 is operated to generate wind, and the air is transmitted to the rear window 22 through the air duct 15 and the air outlet 13. Then, the generated wind is blown (step Sb2). If it is not heavy rain, it is detected whether the wiper device 19 is operating at that time (step Sb3). If the wiper device 19 is stopped, the blower is operated to generate wind, and the generated wind is blown to the rear window 22 via the blower duct 15 and the air outlet 13 (step Sb2). If the wiper device 19 is in operation, it is determined that the view over the window is well maintained by the wiper device 19, and the operation ends. By operating as described above, it is possible to improve the view through the window.
[0029]
In the above-described water droplet removing device, the wind from the air compressor 11 and the traveling wind intake port 10 is directly blown to the window from the air outlet 13, but as shown in FIG. 6, the air compressor 11 and the traveling wind A heater 51 is provided in an air duct 15 that connects the intake port 10 and the air outlet port 13 to heat the air from the air compressor 11 and the traveling air intake port 10 and discharge the air from the air outlet port 13. If the window is cloudy, it can be quickly removed, and if the snow falls on the window, or if it is covered with snow, the snow is immediately removed from the window It is possible and preferable.
[0030]
In addition, a water storage unit (not shown) for storing water is provided, and if the water storage unit and the ventilation duct 15 are communicated with each other, the water stored in the water storage unit is supplied to the air compressor 11 and the traveling wind. It is possible to put the wind from the intake port 10 and jet the window from the air outlet 13 to the window. This is because, when the heater 51 is provided in the air duct 15 as described above, the water jetted from the air outlet 13 is heated by the heater 51 to become hot water, so that the snow accumulated in the window is dissolved and removed. Is particularly effective. Further, not only is it possible to dissolve and remove snow, but also it is easy to remove dirt attached to the window by the warm water, which is preferable.
[0031]
In addition, it is preferable that the air blown out from the air outlet 13 be blown out from the blowing means so that the flow velocity thereof changes periodically so that water droplets can be removed more efficiently than blowing a wind of a constant force. The change may be set as appropriate, for example, in a pulsating manner in which the momentum suddenly increases in an impulse manner, or in a sine wave shape in which the momentum gradually increases and then returns to the original momentum again.
[0032]
Further, in the present embodiment, the vehicle to which the vehicle water droplet removing device is applied is an automobile, but may be applied to any moving vehicle having a window, such as a train or an aircraft. .
[0033]
As described above, out of the plurality of air outlets 13 arranged corresponding to each of the plurality of windows of the automobile 20, the air outlet 13 for blowing out the air from the air compressor 11 in accordance with the physical quantity relating to the vehicle. Is switched, it is possible to appropriately switch a portion necessary for maintaining good visibility in accordance with the state of the vehicle, and it is possible to efficiently remove water droplets.
[0034]
FIG. 7 shows an embodiment of a vehicle water droplet removing device according to claim 4 of the present invention, wherein 23 is a substantially quadrilateral front window, 31 is a wiper blade of a wiper device, and 32 is a front window. A first discharge port provided on one side of the dove 23, 11 denotes an air compressor as a blowing means, and 15 denotes a blowing duct.
[0035]
The wiper blade 31 is made of rubber, and is attached to the wiper device so as to slide on the surface of the front window 23 while being pressed against the surface. The wiper blade 31 slides back and forth between a lower side 23a of the front window 23 and a side 23b adjacent to the lower side 23a, and removes water droplets adhering to the surface of the front window 23 as the wiper blade 31 advances. It is pushed to either the lower side 23a or the side 23b at the end in the direction and removed.
[0036]
The air outlet 32 is disposed on the lower side 23 a of the front window 23, and discharges wind on the surface of the front window 23 from the lower side 23 a toward the upper end facing the lower side 23 a. That is, the water droplets adhering to the surface of the front window 23 move upward in the front window 23 due to the wind from the air outlet 32. The air outlet 32 is provided with a lid (not shown), and the opening / closing degree of the lid is adjusted to adjust the amount of air blown from the air outlet 32. When the air outlet 32 is closed by the lid, the air volume becomes zero. Then, while the wiper blade 31 is moving upward from the lower side of the front window 23, the wind outlet 32 is opened and the wind is discharged at the first flow rate without opening the cover. Further, while the wiper blade 31 is moving from the upper side to the lower side on the surface of the front window 23, the air outlet 32 is covered, and the air is blown out at the second air volume smaller than the first air volume. . In this manner, when the wind blows from the lower side 23a of the front window 23, the wiper blade 31 moves downward, so that the blown wind does not hinder the reciprocating motion. It becomes. Further, there are a plurality of portions 32a for discharging the wind from the air outlet 32, and the plurality of portions 32a discharge the wind to the surface of the front window 23. In addition, the second air discharge amount may be smaller than the first air discharge amount, and includes zero air discharge amount, that is, includes no wind.
[0037]
The blowing means includes an air compressor 11 such as an air compressor, and generates air by discharging compressed air. In addition to the air compression device, the traveling wind naturally generated while the vehicle is traveling may be taken into the air duct 15, and the taken traveling wind may be blown out from the air outlet 32.
[0038]
The blower duct 15 is formed by a piping pipe, communicates the air compressor 11 with the air outlet 32, and delivers the wind generated by the air compressor 11 to the air outlet 32 without leakage.
[0039]
As another form of the present embodiment, as shown in FIG. 8, a second air outlet 33 may be provided also on a side 23 b adjacent to the lower side 23 a of the front window 23. Good.
[0040]
Like the air outlet 32, the air outlet 33 communicates with the air compressor 11 through the air duct 15, and the air generated by the air compressor 11 is applied to the surface of the front window 23. , Is sprayed from the side 23b toward the other side end facing the side 23b. Also, a lid is provided on the air outlet 33, and the entire air outlet 33 can be closed by the lid. By closing the entire air outlet 33 with this lid, it is possible to prevent the air from the air compressor 11 from blowing out to the surface of the front window 23.
[0041]
As described above, the outlet 32 and the outlet 33 are provided on the lower side 23a and the side 23b of the front window 23, respectively, and are linked with the operation of the wiper blade 31. That is, while the wiper blade 31 is moving away from the air outlet 32, that is, while moving toward the upper direction of the front window 23, the air outlet 32 is opened without being covered, and the first air volume is adjusted. Let the wind blow out. At this time, the air outlet 33 is closed by closing the air outlet 33, and the air is blown at the second air flow.
[0042]
Conversely, while the wiper blade 31 is moving away from the air outlet 33, that is, moving downward of the front window 23, the air outlet 33 is not covered and the first air outlet is opened. Blow the wind at the air volume. At this time, the air outlet 32 is closed with a lid, and the air is blown out at the second air flow. By doing so, the wind blows out in the direction in which the wiper blade 31 is going to move, and the wind does not blow out from the end at the movement destination. The blown wind can make it difficult for the reciprocating motion of the wiper blade 31 to be disturbed, and more efficiently remove water droplets.
[0043]
The configuration of the water droplet removing device according to the present embodiment may be provided in the water droplet removing device according to claim 1 so as to remove water droplets more efficiently.
[0044]
In addition, it is preferable that the air blown from the air outlet be blown out from the blowing means so that the flow velocity changes periodically, since water droplets can be removed more efficiently than blowing a wind of a constant force. The change may be set as appropriate, for example, in a pulsating manner in which the momentum suddenly increases in an impulse manner, or in a sine wave shape in which the momentum gradually increases and then returns to the original momentum again.
[0045]
Further, in the above, when the wind discharge is linked to the operation of the wiper blade 31, a lid is provided on the air outlets 32 and 33, and the provided lid is opened and closed, thereby performing the discharge / non-discharge of the wind. However, in addition to this, for example, a switching valve is provided in the air duct 15, and the switching valve switches the air outlet communicating with the air compressor 11 between the air outlet 32 and the air outlet 33. It may be.
[0046]
Further, as shown in FIG. 9, it is preferable that the shape of the wiper device is formed as shown in FIG. 9B. FIG. 9 is a diagram illustrating the wiper blade 31 from above the front window 23 of the vehicle, with the longitudinal direction of the wiper blade 31 being upside down. FIG. 9 (a) is a view showing a conventional wiper device. A windshield 31a is attached to a lower portion of the normal wiper device. The wiper blade 31 is pressed against the front window 23. However, since the wind from the air outlet 33 also hits the wind shield 31a, when the wind from the air outlet 33 is received, buoyancy is generated in the wind shield 31a, and the windshield 31 May be separated. Therefore, as shown in FIG. 9B, if a wind shield 31 a is provided on the upper side of the wiper blade 31, the wiper blade 31 does not move away from the front window 23 even if it receives wind from the air outlet 33. Thus, the surface of the front window 23 can be slid in a pressure contact state with a larger pressure, and more water droplets can be removed, which is preferable.
[0047]
Further, in the above description, the air outlets 32 and 33 are arranged in the front window 23. However, any window having a wiper device may be used. If it is provided, the visibility before and after the vehicle is good, which is preferable. However, when the invention is applied to a rear window, the air outlet 32 is preferably provided at the upper end of the rear window. In this way, the wind can be discharged in the same direction as the traveling wind generated when the vehicle is traveling, thereby improving the efficiency. It is possible to remove the water droplets.
[0048]
As described above, since the operation of the wiper blade 31 of the wiper device and the operation of blowing the wind from the discharge port are linked, it is possible to more efficiently remove water droplets attached to the window.
[0049]
The preferred embodiment of the present invention has been described above, but the present invention is not limited to this embodiment and can be implemented in various forms.
[0050]
【The invention's effect】
As described above, the vehicle water droplet removing device according to claim 1 of the present invention is a vehicle water droplet removing device that is attached to a vehicle having a plurality of windows and removes water droplets attached to the plurality of windows. A blowing means for generating a wind, and a plurality of air outlets disposed to correspond to each of the plurality of windows, and blowing a wind generated by the blowing means on a surface of each of the windows, A plurality of air outlets and a plurality of air flow paths for individually communicating the air blowing means, a detecting means for detecting a physical quantity relating to the vehicle, and a plurality of air blowing paths provided individually for the air blowing paths, and the detection means According to the result, since the shielding amount of each air flow path is freely adjusted and a plurality of shielding valves for adjusting the amount of wind blown to each window are provided, an effect that water droplets can be efficiently removed. Play.
[0051]
According to the water droplet removing device for a vehicle according to the second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the detecting means has a gear detecting unit for detecting a gear position of the vehicle, and the plurality of shielding valves are Since the amount of shielding of each air flow path is adjusted according to the result detected by the gear detection unit, an effect is obtained that water droplets can be more efficiently removed in addition to the above-described effects.
[0052]
According to the water drop removing device for a vehicle according to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect of the invention, the detecting means detects opening and closing of each window provided with each air outlet. A window opening / closing detection unit is provided, and the blowing unit is configured to switch between generation and stop of wind in accordance with a result detected by the window opening / closing detection unit, and the window opening / closing detection unit detects an open / closed state. When the open state of at least one of the windows is detected, the blowing unit stops generating the wind, so that in addition to the above-described effects, it is possible to more efficiently remove water droplets. It has the effect of being able to.
[0053]
According to the water droplet removing device for a vehicle according to the fourth aspect of the present invention, there is provided a water droplet removing device for a vehicle for removing water droplets attached to a substantially quadrangular window of a vehicle, the device being pressed against the surface of the window. A wiper device having a wiper blade that reciprocates, and a blower that generates wind, and is disposed near one side of the window portion, and in conjunction with the movement of the wiper blade, on the surface of the window portion, A first air outlet that blows wind from the one side toward the other side facing the one side, and an air flow path that communicates the first air outlet and the air blowing means; When the wiper blade moves in a direction away from the air outlet, the first air outlet blows air to the surface of the window at a first air flow rate, and the wiper blade causes the first air outlet to blow. When moving in a direction close to the part In the first 吐風 amount smaller than the second 吐風 amount, since blows air onto the surface of the window portion can be efficiently removing water droplets, an effect that.
[0054]
According to the vehicular water drop removing device according to claim 5 of the present invention, in the invention according to claim 4, the window portion is disposed on an adjacent side adjacent to the one side portion of the window portion, and the water is removed from the adjacent side. In addition to a second air outlet that blows wind in the direction of the opposite side facing the adjacent side, the wiper blade reciprocates between the one side of the window and the adjacent side, and the second discharge port. When the wiper blade moves in a direction away from the adjacent side, the wind outlet blows the wind to the surface of the window at a first air discharge amount, and the wiper blade approaches the second air outlet. When moving in the direction, the wind is blown to the surface of the window with a second air volume smaller than the first air volume, so that in addition to the above-described effects, water droplets can be more efficiently removed. This has the effect.
[0055]
According to the water droplet removing device for a vehicle according to the sixth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to fifth aspects, the blower means is configured such that the pressure of the wind blown to the surface of the window portion is periodic. Since the wind is generated so as to change the water drop, in addition to the above-described effects, it is possible to more effectively remove water droplets.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of a vehicle water droplet removing device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic view showing that a water detecting unit is provided in the vehicle water drop removing device.
FIG. 3 is a schematic diagram showing that a window opening / closing detection unit is provided in the vehicle water drop removing device.
FIG. 4 is a schematic view showing that a wiper device is provided in the water drop removing device for a vehicle.
FIG. 5 is a flowchart showing an operation of the vehicle water droplet removing device.
FIG. 6 is a schematic view showing that a heater is provided in the water droplet removing device for a vehicle.
FIG. 7 is a schematic view of an embodiment of a vehicle water drop removing device according to claim 8 of the present invention.
FIG. 8 is a schematic view showing another embodiment of the vehicle water drop removing device.
FIG. 9 is a view focusing on a wiper device in the water droplet removing device for a vehicle.
[Explanation of symbols]
10 Running wind intake
11 Air compressor
12 Shutoff valve
13 Outlet
14 Gear position detector
15 Ventilation duct
16 Moisture detector
17 Window open / close detector
19 Wiper device
20 cars
21 Side window
22 Rear window
23 Front window
23a lower side
23b side
25 transmission
31 Wiper blade
32 Outlet
33 Outlet

Claims

A water droplet removing device for a vehicle, which is attached to a vehicle having a plurality of windows and removes water droplets attached to the plurality of windows,
Blowing means for generating wind,
A plurality of air outlets are provided corresponding to each of the plurality of windows, and blow the wind generated by the blowing means on the surface of each window,
A plurality of air flow paths for individually communicating the plurality of air outlets and the air blowing means,
Detecting means for detecting a physical quantity related to the vehicle;
Each of the plurality of air passages is individually provided, and the shielding amount of each air passage is freely adjusted in accordance with a result detected by the detection unit to adjust the amount of air blown to each window. A water droplet removing device for a vehicle, comprising:

The detection means has a gear detection unit that detects a gear position of the vehicle,
The water drop removing device for a vehicle according to claim 1, wherein the plurality of shielding valves adjust a shielding amount of each ventilation passage according to a result detected by the gear detection unit.

The detection means has a window opening / closing detection unit that detects opening / closing of each window provided with each air outlet,
The blower is formed to switch the generation or stop of the wind according to the result detected by the window open / close detector,
The plurality of windows for detecting the open / closed state of the window open / closed detecting unit, when the open state of at least one of the windows is detected, the blower means stops the generation of wind. The vehicle water drop removing device according to claim 1 or 2.

A water droplet removing device for a vehicle that removes water droplets attached to a substantially quadrilateral window of a vehicle,
A wiper device having a wiper blade that reciprocates while being pressed against the surface of the window,
Blowing means for generating wind,
Along with being disposed near one side of the window, in conjunction with the movement of the wiper blade, the surface of the window is blown from the one side toward the other side facing the one side. 1 air outlet,
A first air outlet and an air flow path communicating the air blowing means;
When the wiper blade moves in a direction away from the air outlet, the first air outlet blows air to the surface of the window at a first air flow rate, and the wiper blade is moved by the first air outlet. A water drop removing device for a vehicle, characterized in that when moving in a direction approaching an air outlet, air is blown to a surface of a window with a second air flow smaller than the first air flow.

A second air outlet is provided on an adjacent side of the window adjacent to the one side, and blows wind from the adjacent side toward an opposite side facing the adjacent side.
The wiper blade reciprocates between the one side and the adjacent side of the window,
When the wiper blade moves in a direction away from the adjacent side, the second blow-out port blows wind to the surface of the window with a first blow-off amount, and the wiper blade causes the second blow-out port to blow. The water drop removing device for a vehicle according to claim 4, wherein when moving in a direction approaching the wind opening, the wind is blown to the surface of the window with a second air blowing amount smaller than the first air blowing amount. .

The water drop removing device for a vehicle according to any one of claims 1 to 5, wherein the blower generates the wind such that the pressure of the wind blown to the surface of the window portion changes periodically.