JP2004202627A - 水平多関節ロボットの干渉チェック装置および方法 - Google Patents

水平多関節ロボットの干渉チェック装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】短時間に障害物回避軌道計画シミュレーションできる干渉チェック装置および方法を提供する。
【解決手段】多関節ロボットの位置を入力するロボット位置入力部901と、3次元ロボットモデルの位置姿勢を管理するロボットモデル管理部902と、3次元ロボットモデルを2次元平面上に投影した2次元ロボットモデルに変換する2次元ロボットモデル作成部104と、3次元障害物モデルを管理する障害物モデル管理部903と、3次元障害物モデルを2次元障害物モデルとして分割する2次元障害物モデル分割部101と、2次元障害物モデルを登録する2次元障害物モデルテーブル102と、2次元障害物モデルを選択する2次元障害物モデル選択部103と、2次元モデルの干渉判定を行う2次元モデル干渉判定部105と、干渉判定をした結果を出力する干渉判定結果出力部905とを備える。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも1つの障害物とロボット間の干渉をチェックする装置および方法についてであり、特に水平多関節ロボットの干渉チェック装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数障害物の中でロボットが作業することを想定し、複数障害物とロボットの衝突を防ぐために、干渉をチェックする方法がいくつか開示されている。例えば、多関節構造を有するロボットの各リンクを円柱や半球をつけた形状の近似立体で被覆し、障害物とロボットリンクの近似立体の位置関係を3次元上で距離比較することで干渉の有無を検出している。従来技術を図9と図10を用いて説明する。図9に従来の干渉チェック方法をブロック図にて示す。図9において、ロボット各軸の位置をロボット位置入力部901に入力する。予め設定された3次元ロボットモデルを管理するロボットモデル管理部902で入力されたロボット位置を利用しロボットの各リンクモデルの位置姿勢を決定し、修正する。障害物モデル管理部903では予め設定された3次元障害物モデルを管理する。3次元モデル干渉判定部904はロボットモデル管理部902と障害物モデル管理部903から互いの3次元モデル情報を取得し、3次元的に演算し、干渉の有無を判定する。干渉判定結果出力部905は判定結果を出力する。
例えば、図10において、1001はロボットの第n(n=1,2,3,...)リンクを近似立体した円柱であり、1002は第nリンクの円柱中心軸であり、1003は球形の障害物であり、1004は第nリンクの円柱中心軸と球形障害物の中心との最短距離Dである時、ロボットの第nリンクの円柱半径をRrとし、障害物の球半径をRcとすると、
D ≦ Rr+Rc ・・・(1)
の判定を行い式(1)を満たす場合干渉有り、満たさない場合干渉無しとしている。
上記のような干渉チェック方法において、少なくとも1つの障害物とロボットを設定しておき、ロボットの位置が与えられた時、障害物とロボットのリンク間の距離を3次元的に比較することで障害物とロボットとの干渉の有無が判定できる(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−236676号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の障害物とロボットとの干渉チェック方法において、ロボットを動作させながらの実時間干渉チェックやシミュレータにおける障害物回避軌道計画をシミュレーションした場合、干渉チェック用の演算時間が長いために、実時間干渉チェックができないという課題やシミュレーション時間が長いという課題があった。
従って、本発明の目的は、ロボットを動作させながらの実時間干渉チェックを可能とさせ、短時間に障害物回避軌道計画シミュレーションできる干渉チェック装置および方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、請求項1記載の水平多関節ロボットの干渉チェック装置は、予め障害物と水平多関節ロボットの3次元モデルを設定しておき、前記障害物モデルと前記水平多関節ロボットモデルの距離に基づいて前記障害物との干渉チェックを行う水平多関節ロボットの干渉チェック装置において、前記多関節ロボットの位置を入力するロボット位置入力部と、入力されたロボットの位置を基に設定された3次元ロボットモデルの位置姿勢を管理するロボットモデル管理部と、前記ロボットモデル管理部の前記3次元ロボットモデルを2次元平面上に投影した2次元ロボットモデルに変換する2次元ロボットモデル作成部と、予め設定された3次元障害物モデルを管理する障害物モデル管理部と、前記障害物モデル管理部の前記3次元障害物モデルを前記水平多関節ロボットの水平面に対して垂直な方向に関して少なくとも1つの2次元障害物モデルとして分割する2次元障害物モデル分割部と、前記2次元障害物モデル分割部で分割された前記2次元障害物モデルを登録する2次元障害物モデルテーブルと、入力されたロボット位置を基に前記2次元障害物モデルテーブルから1つ以上の前記2次元障害物モデルを選択する2次元障害物モデル選択部と、前記2次元障害物モデル選択部からの前記2次元障害物モデルと前記2次元ロボットモデル作成部からの前記2次元ロボットモデルとを用いて2次元モデルの干渉判定を行う2次元モデル干渉判定部と、干渉判定をした結果を出力する干渉判定結果出力部を有することを特徴とするものである。
【0006】
また、請求項2記載の水平多関節ロボットの干渉チェック装置は、前記ロボットモデル管理部と前記障害物モデル管理部とから、前記3次元ロボットモデルおよび3次元障害物モデルを円柱、四角柱または多角柱の単純な近似立体で近似する単純近似立体変換部を備えることを特徴とするものである。
【0007】
また、請求項3記載の水平多関節ロボットの干渉チェック方法は、3次元上に少なくとも1つの障害物と水平多関節ロボットを予めモデルとして設定しておき、前記水平多関節ロボットの位置であるロボット位置が与えられた時、前記障害物と前記水平多関節ロボットのモデル間の距離を比較することにより前記障害物と前記水平多関節ロボットの干渉有無を判定する方法において、予め設定された3次元障害物モデルを前記水平多関節ロボットの水平面に対して垂直方向に関して少なくとも1つの2次元障害物モデルとして分割し、分割された前記2次元障害物モデルを2次元障害物モデルテーブルに登録し、予め設定された3次元ロボットモデルの位置姿勢を前記ロボット位置から決定し、前記決定されたロボット位置に基づいて前記3次元ロボットモデルを前記垂直方向の2次元平面上に投影した2次元ロボットモデルに変換し、前記ロボット位置を利用して前記2次元障害物モデルテーブルから少なくとも1つの前記2次元障害物モデルを選択し、選択された前記2次元障害物モデルと変換された前記2次元ロボットモデルとの干渉判定を行うことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
この発明の第1の実施の形態の障害物と水平多関節ロボットとの干渉チェック装置および方法について図1、図2、図3を用いて説明する。尚、前出の図を用いて説明した構成要素については、同一の符号を付して説明を割愛する。
図1は本発明の第1の実施の形態に関する干渉チェック装置のブロック図である。図1において、2次元障害物モデル分割部101は障害物モデル管理部903の3次元障害物モデルを水平多関節ロボットの水平面に対して垂直方向に関して少なくとも1つの2次元障害物モデルとして分割する。2次元障害物モデルテーブル102に2次元障害物モデル分割部101で分割された2次元障害物モデルを登録する。2次元障害物モデル選択部103ではロボット位置入力部901のロボット位置を利用して2次元障害物モデルテーブル102から少なくとも1つの2次元障害物モデルを選択し、選択された2次元障害物モデル情報を2次元モデル干渉判定部105に送る。2次元ロボットモデル作成部104はロボットモデル管理部902の3次元ロボットモデルを水平多関節ロボットの垂直方向の2次元平面として投影された2次元ロボットモデルに変換し、変換された2次元ロボットモデル情報を2次元モデル干渉判定部105に送る。2次元モデル干渉判定部105では2次元障害物モデル選択部103で選択された2次元障害物モデル情報と2次元ロボットモデル作成部104で作成された2次元ロボットモデル情報とを用いて2次元でのモデル干渉の判定を行い、干渉判定結果出力部905に干渉有無の判定結果を送る。
【0009】
図2と図3を用いて、2次元障害物モデル分割部101、2次元障害物モデルテーブル設定部102、2次元障害物モデル選択部103と2次元ロボットモデル作成部104を説明する。半導体製造装置のように外枠で囲われた環境内に水平多関節のクリーンロボットが配置されているような例を図2に示す。図2では、外枠201内に四角柱形状の障害物202、円柱形状の障害物203、円柱形状の障害物203の直上に配置された三角柱形状の障害物204と水平多関節ロボット205が配置されている。外枠201の高さをL4とし、四角柱形状の障害物202の高さをL1とし、円柱形状の障害物203の高さをL2とし、三角柱形状の障害物204の高さをL3とする。水平多関節ロボット205は垂直軸J1、回転軸J2、直進軸J3の円筒座標系ロボットであり、ロボット設置面からJ3アームまでの高さがLである。但し、L1、L2、L3とL4はL1<L2<L3<L4の関係があるものとする。図2の水平多関節ロボットの水平面に対して垂直な軸はJ1であり、図2の3次元空間をこのJ1軸方向に関して2次元平面に垂直分割していくと、障害物モデルの垂直軸(J1)方向の相違分により、2次元障害物モデル分割部101は図3の301、302、303、304のような4つの2次元障害物モデルに分割できる。
0<L1<L2<L3<L4の関係からロボット高さLにより、次式のような領域分割がなされる。
【0010】
0 ≦ L ≦ L1 ・・・(2)
L1 < L ≦ L2 ・・・(3)
L2 < L ≦ L3 ・・・(4)
L3 < L ≦ L4 ・・・(5)
【0011】
301はロボット高さLが式(2)を満たす時の2次元障害物モデルであり、302はロボット高さLが式(3)を満たす時の2次元障害物モデルであり、303はロボット高さLが式(4)を満たす時の2次元障害物モデルであり、304はロボット高さLが式(5)を満たす時の2次元障害物モデルである。
これら分割された4つの2次元障害物モデル(301、302、303、304)を2次元障害物モデルテーブル102に登録する。2次元障害物モデル選択部103はロボット位置入力部901の情報に含まれている垂直軸J1位置からロボット高さLを取得し、式(2)、式(3)、式(4)、式(5)を利用して2次元障害物モデルテーブル102の中から1つ以上の2次元障害物モデルを選択し、2次元モデル干渉判定部105に選択された2次元障害物モデル情報を送る。2次元ロボットモデル作成部104はロボットモデル管理部902で決定された3次元ロボットモデルを利用し、305のようなJ1軸の垂直方向から見たときの2次元ロボットモデルを作成し、2次元モデル干渉判定部105に作成した2次元ロボットモデルを送る。
【0012】
仮にロボット位置入力部901から送られてくるJ1垂直軸位置から取得されたロボット高さLが式(2)を満たすなら、2次元モデル干渉判定部105は2次元障害物モデル301と2次元ロボットモデル305の2次元モデル同士の干渉有無を判定する。
水平多関節ロボット205の各リンクモデルには垂直軸J1方向に厚みがあるので、場合によって、2次元障害物モデル選択部103は2つ以上の2次元障害物モデルを選択し、2次元モデル干渉判定部105に2つ以上の2次元障害物モデルを送るような遷移区間が存在する。また、L1=L2の時、2次元障害物モデル302は存在し得ないので、2次元障害物モデルテーブルは301、303、304の3つから構成されることになり、必ずしも障害物モデル数と2次元障害物モデル数が一致するとは限らない。このように障害物モデル数と各障害物モデル高さとから垂直軸J1方向に関する分割数は決定される。
【0013】
この実施の形態によれば、少なくとも1つの2次元障害物モデルから構成される2次元障害物モデルテーブル102を設け、2次元障害物モデルと2次元ロボットモデルを2次元で干渉チェックするので、3次元で干渉チェックするよりも演算時間が短縮できる。
【0014】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態の障害物と水平多関節ロボットとの干渉チェック方法について図4、図5を用いて説明する。尚、前出の図を用いて説明した構成要素については、同一の符号を付して説明を割愛する。図4は本発明の第2の実施の形態に関する干渉チェック方法の処理手順を示したブロック図であり、図5は複雑立体から単純近似立体への変換を行っている図である。
図4において、単純近似立体変換部401はロボットモデル管理部902から各軸のロボットリンクモデルを取得し、複雑形状であれば、単純近似立体に変換し、単純近似立体ロボットモデル管理部402に設定する。また、単純近似立体変換部401は障害物モデル管理部903から障害物モデルを取得し、複雑形状であれば、単純近似立体障害物モデルに変換し、単純近似立体障害物モデルを2次元障害物モデル分割部101に設定する。単純近似立体ロボットモデル管理部402はロボット位置入力部901のロボット位置を利用して、単純近似立体の各軸モデル位置を修正し、2次元ロボットモデル作成部104に単純近似立体の各軸モデルを設定する。
【0015】
図5の501では、複雑形状の障害物モデル502を単純近似立体の障害物モデル503に変換している。複雑形状の障害物モデル502を1つの単純近似立体である円柱、四角柱、または、多角柱で被覆した時、体積の一番少ない柱は、四角柱なので、複雑障害物モデル502の場合、四角柱で立体近似した503となる。504では、複雑形状のロボットリンクモデル(505、507)を単純近似立体のロボットリンクモデル(508、509)に変換している。但し、504中のロボットリンクモデル506は複雑形状ではないものとしている。複雑形状のロボットリンクモデル(505、507)を円柱、四角柱、または、多角柱で近似した時、体積の一番少ない柱を適用することとし、複雑ロボットリンクモデル505は円柱508とし、複雑ロボットリンクモデル507は四角柱509とする。
【0016】
障害物やロボットのリンク形状が複雑立体である場合、2次元に展開した形状が複雑になり干渉チェックの演算時間が長くなる。このような場合に複雑立体を円柱、四角柱、または、多角柱の単純近似立体で覆い、この単純近似立体同士を用いて干渉チェックを行う。
この実施の形態によれば、複雑なロボットモデルや障害物モデルを単純近似立体で覆い、単純近似立体モデルによる干渉チェックを行うので、複雑モデルを用いた干渉チェックよりも演算時間を短縮させることができる。
【0017】
(第3の実施の形態)
この発明の第3の実施の形態の障害物と水平多関節ロボットとの干渉チェック方法について図6を用いて説明する。尚、前出の図を用いて説明した構成要素については、同一の符号を付して説明を割愛する。図6は本発明の第3の実施の形態に関する干渉チェック方法の処理手順を示したブロック図である。
図6において、601は3D−CADまたはオフラインシミュレータを入力手段とするモデル設定部であり、このモデル設定部601でロボットリンクモデルや障害物モデルを設定する。データ変換部602はモデル設定部601で設定されたモデル情報をロボットモデル管理部902や障害物モデル管理部903のデータフォーマットに変換し、変換されたモデル情報をロボットモデル管理部902や障害物モデル管理部903に設定する。
この実施の形態によれば、3D−CADやオフラインシミュレータにて、障害物モデルやロボットモデルをグラフィカルな3次元画面上で確認しながら設定できるので、以前の数値入力のみによる設定に比べて希望する障害物形状を間違いなく設定できる。
【0018】
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態の障害物と水平多関節ロボットとの干渉チェック方法について図7を用いて説明する。尚、前出の図を用いて説明した構成要素については、同一の符号を付して説明を割愛する。図7は本発明の第4の実施の形態に関する干渉チェック方法を説明する図である。
図7は、ロボットと障害物の配置関係が図2におけるロボット高さLが式(2)を満たす場合の301と304を組み合わせた図である。
図7において、障害物モデルは、外枠である四角柱障害物201と四角柱障害物202と円筒障害物203が存在し、これら障害物モデルは2次元上では円と四角で表現されている。また、ロボット205の各リンクモデルは2次元上では直線や楕円の弧で表現されている。このように、2次元上の障害物モデルとロボットモデルは、直線、円や楕円の弧として表現できる。この互いの直線、円や弧同士が接触または交差する時、干渉したとみなし、干渉の有無を判断する。図7では障害物の直線や円とロボットの直線や楕円の弧が交差していないので、ロボットと障害物は干渉していないことを示している。
この実施の形態によれば、様々な2次元障害物モデルや2次元ロボットモデルを直線、円や弧に分解し、2次元上の線分として比較し、干渉チェックを行っている。3次元上でなく2次元上の線分として比較するので、短時間に干渉チェックを行うことができる。
【0019】
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態の障害物と水平多関節ロボットとの干渉チェック方法について図8を用いて説明する。尚、前出の図を用いて説明した構成要素については、同一の符号を付して説明を割愛する。図8は本発明の第5の実施の形態に関する干渉チェック方法を説明するフロー図である。
以下で図8の各ステップを説明していく。
S801:障害物モデル管理部903に3次元障害物モデルを設定する。
S802:3次元障害物モデルを水平多関節ロボットの水平面に対して垂直方向に関して少なくとも1つの2次元障害物モデルとして分割する。
S803:S802で分割した2次元障害物モデルを2次元障害物モデルテーブル102に登録する。
【0020】
S804:ロボットモデル管理部902に3次元ロボットモデルを設定する。
S805:水平多関節ロボットが動作しており、ロボット位置入力部901のロボット位置が逐次更新されているのであればYesと判定し、水平多関節ロボットが停止しており、ロボット位置入力部901のロボット位置に変化が無いのであればNoと判定する。
S806:ロボット位置入力部901のロボット位置を利用しロボットの各リンクモデルの位置姿勢を決定し、修正する。
S807:S806で決定された3次元ロボットモデルを水平多関節ロボットの垂直方向の2次元平面として投影された2次元ロボットモデルに変換する。
S808:ロボット位置入力部901のロボット位置を利用して2次元障害物モデルテーブル102から少なくとも1つの2次元障害物モデルを選択する。
【0021】
S809:S807で変換された2次元ロボットモデルとS808で選択された2次元障害物モデルとを用いて2次元でのモデル干渉の判定を行う。
S810:干渉有無の判定結果を干渉判定結果出力部905に送る。
この実施の形態によれば、少なくとも1つの2次元障害物モデルから構成される2次元障害物モデルテーブル102を設け、2次元障害物モデルと2次元ロボットモデルを2次元で干渉チェックするので、3次元で干渉チェックするよりも演算時間が短縮できる。
【0022】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1の干渉チェック装置によれば、少なくとも1つの2次元障害物モデルから構成される2次元障害物モデルテーブル102を設け、2次元障害物モデルと2次元ロボットモデルを2次元で干渉チェックするので、3次元で干渉チェックするよりも演算時間が短縮できる。
請求項2記載の干渉チェック方法によれば、複雑なロボットモデルや障害物モデルを単純近似立体で覆い、単純近似立体モデルによる干渉チェックを行うので、複雑モデルを用いた干渉チェックよりも演算時間を短縮させることができる。
請求項3記載の干渉チェック方法によれば、複雑なロボットモデルや障害物モデルを単純近似立体で覆い、単純近似立体モデルによる干渉チェックを行うので、複雑モデルを用いた干渉チェックよりも演算時間を短縮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の干渉チェック装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の水平多関節ロボットと障害物の配置図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の2次元障害物モデルと2次元ロボットモデルの説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の干渉チェック方法の構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の干渉チェック方法を説明する図。
【図6】本発明の第3の実施の形態の干渉チェック方法の構成を示すブロック図。
【図7】本発明の第4の実施の形態の2次元平面での干渉チェック方法を説明する図。
【図8】本発明の第5の実施の形態の干渉チェック方法を説明するフロー図。
【図9】従来の干渉チェック方法の構成を示すブロック図。
【図10】従来の干渉チェック方法を説明する図。
【符号の説明】
101:2次元障害物モデル分割部
102:2次元障害物モデルテーブル設定部
103:2次元障害物モデル選択部
104:2次元ロボットモデル作成部
105:2次元モデル干渉判定部
106:干渉判定結果
201:外枠
202:四角柱形状の障害物
203:円柱形状の障害物
204:三角柱形状の障害物
205:水平多関節ロボット
L1 :四角柱形状の障害物の高さ
L2 :円柱形状の障害物の高さ
L3 :三角柱形状の障害物の高さ
L4 :外枠の高さ
J1 :水平多関節ロボットの垂直軸
J2 :水平多関節ロボットの回転軸
J3 :水平多関節ロボットの直進軸
L :ロボット設置面からJ3アームまでの高さ
301:ある1つの2次元障害物モデル
302:ある1つの2次元障害物モデル
303:ある1つの2次元障害物モデル
304:ある1つの2次元障害物モデル
305:ある1つの2次元ロボットモデル
401:単純近似立体変換部
402:単純近似立体ロボットモデル管理部
501:複雑障害物モデルを単純近似立体障害物モデルへの変換
502:複雑形状の障害物モデル
503:単純近似立体の障害物モデル
504:複雑形状のロボットから単純近似立体のロボットへの変換
505:複雑形状のロボットリンクモデル
506:単純形状のロボットリンクモデル
507:複雑形状のロボットリンクモデル
508:単純近似立体のロボットリンクモデル
509:単純近似立体のロボットリンクモデル
601:3D−CADまたはオフラインシミュレータの入力手段
602:データ変換部
901:ロボット位置入力部
902:ロボットモデル管理部
903:障害物モデル管理部
904:3次元モデル干渉判定部
905:干渉判定結果出力部
1001:ロボット第nリンクを近似立体した円柱
1002:ロボット第nリンクの円柱中心軸
1003:球形の障害物
1004:ロボット第nリンクの円柱中心軸と球形障害物中心との最短距離

Claims (3)

  1. 予め障害物と水平多関節ロボットの3次元モデルを設定しておき、前記障害物モデルと前記水平多関節ロボットモデルの距離に基づいて前記障害物との干渉チェックを行う水平多関節ロボットの干渉チェック装置において、
    前記多関節ロボットの位置を入力するロボット位置入力部と、
    入力されたロボットの位置を基に設定された3次元ロボットモデルの位置姿勢を管理するロボットモデル管理部と、
    前記ロボットモデル管理部の前記3次元ロボットモデルを2次元平面上に投影した2次元ロボットモデルに変換する2次元ロボットモデル作成部と、
    予め設定された3次元障害物モデルを管理する障害物モデル管理部と、
    前記障害物モデル管理部の前記3次元障害物モデルを前記水平多関節ロボットの水平面に対して垂直な方向に関して少なくとも1つの2次元障害物モデルとして分割する2次元障害物モデル分割部と、
    前記2次元障害物モデル分割部で分割された前記2次元障害物モデルを登録する2次元障害物モデルテーブルと、
    入力されたロボット位置を基に前記2次元障害物モデルテーブルから1つ以上の前記2次元障害物モデルを選択する2次元障害物モデル選択部と、
    前記2次元障害物モデル選択部からの前記2次元障害物モデルと前記2次元ロボットモデル作成部からの前記2次元ロボットモデルとを用いて2次元モデルの干渉判定を行う2次元モデル干渉判定部と、
    干渉判定をした結果を出力する干渉判定結果出力部を有することを特徴とする水平多関節ロボットの干渉チェック装置。
  2. 前記ロボットモデル管理部と前記障害物モデル管理部とから、前記3次元ロボットモデルおよび3次元障害物モデルを円柱、四角柱または多角柱の単純な近似立体で近似する単純近似立体変換部を備えることを特徴とする請求項1記載の水平多関節ロボットの干渉チェック装置。
  3. 3次元上に少なくとも1つの障害物と水平多関節ロボットを予めモデルとして設定しておき、前記水平多関節ロボットの位置であるロボット位置が与えられた時、前記障害物と前記水平多関節ロボットのモデル間の距離を比較することにより前記障害物と前記水平多関節ロボットの干渉有無を判定する方法において、
    予め設定された3次元障害物モデルを前記水平多関節ロボットの水平面に対して垂直方向に関して少なくとも1つの2次元障害物モデルとして分割し、
    分割された前記2次元障害物モデルを2次元障害物モデルテーブルに登録し、
    予め設定された3次元ロボットモデルの位置姿勢を前記ロボット位置から決定し、
    前記決定されたロボット位置に基づいて前記3次元ロボットモデルを前記垂直方向の2次元平面上に投影した2次元ロボットモデルに変換し、
    前記ロボット位置を利用して前記2次元障害物モデルテーブルから少なくとも1つの前記2次元障害物モデルを選択し、
    選択された前記2次元障害物モデルと変換された前記2次元ロボットモデルとの干渉判定を行うことを特徴とする水平多関節ロボットの干渉チェック方法。
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