【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧用鏡の改良に係り、特に化粧後の乾燥を促進して短時間で良好な化粧ができるようにした携帯用の鏡に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、化粧および化粧直しの際に、化粧品の中でも特にマスカラを付ける女性が増加している。しかしながら、マスカラは、まつげに塗った後も乾きが遅いため、不用意な接触により瞼などに乾燥前のマスカラが付着し汚れることがある。また、まつげをカールさせた後にマスカラを塗ると、カールがとれてしまうなどの欠点があるため、改良が求められていた。
【０００３】
これに対して、家庭における鏡台にドライヤーを付けて髪を整えるときに使用するようにしたもの（例えば、特許文献１参照。）が提案されており、ドライヤーによって整髪時間を早めることができるが、化粧用ではなく、また、携帯用でもないため、外出先での化粧には供しえなかった。
【０００４】
また、携帯用である化粧用鏡やコンパクトについては、種々の機能を付加したものが提案されており、例えば、暗いところでも化粧直しをしたり、自分の顔を確認することができるように、コンパクトに照明具を設けたもの（特許文献２参照）や、化粧料やパフが収納される容器本体に対して、蓋体に液晶表示パネルを設けて顔を画像表示し、通常のコンパクトとして使用するだけでなく、必要により、時計、計算機、電子手帳として利用したり、あるいは、ラジオや携帯電話を設けるようにしたもの（特許文献３参照）が出願公開されている。
【０００５】
【特許文献１】
実開平６−５５３７号公報
【０００６】
【特許文献２】
特開２００２−２６２９３７公報
【０００７】
【特許文献３】
特開平９−２１５５２０号公報
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献２や３ほかの化粧用鏡やコンパクトにおいても、乾燥機能を有するものは提示されておらず、外出先での化粧直しに対しては依然として課題が残されていた。
【０００９】
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、携帯用でありながら、乾燥機能を保有するようにして、外出先や任意の場所においても納得できる化粧直しが可能な化粧用鏡を提供するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項１記載の化粧鏡は、厚みの薄い箱状をなす本体と、本体上に配置した鏡面と、本体の一端縁にヒンジにより回動可能に設けた鏡の表面を覆う蓋カバーと、前記本体の内部空間に配設したファンおよびダクトと、ダクトの下流側に設けた送風部とからなり、鏡面の上方の吹出口から風を吹き出すとともにファンを駆動するスイッチ部を本体の側壁部に配置したことを特徴とするものである。
【００１１】
この構成によれば、外出先においても、マスカラなどの乾きが遅い化粧品を使った場合であっても、すみやかにこれを乾かすことができ、また、乾くと固まる化粧品については、乾かしながらまつげを上向きにして固めることができるなど、化粧映えをよくすることができる。
【００１２】
請求項２記載の発明における送風部は、本体から突出する蓋カバーとのヒンジ部間に介在させて円筒状をなし、円筒状面にダクトと連通する吹出口を形成するとともに、回動可能として吹出口の方向を可変にしたことを特徴とするものであり、この構成によれば、鏡を持ったままの姿勢で鏡を見ながら、送風とともに化粧部位に合わせて風の方向を変えることができる。
【００１３】
請求項３記載の発明は、送風部内にヒータコイルを内蔵してファンの回転により温風を吹出口から吹き出すようにしたことを特徴とし、冬季など寒冷地においても冷風による不快感なく化粧することができる。
【００１４】
請求項４記載の発明は、本体の上面に凹部を形成して化粧用パフ、パウダーを配置するとともに、その上部に鏡面を有する中板をヒンジ部を介して回動可能に設けたことを特徴とするものであり、コンパクト型でも送風により手早くきれいに化粧することができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。図１は、化粧用鏡（１）の蓋カバー（３）を拡げた状態の全体構成を示す斜視図であり、厚みの薄い箱状を成す樹脂成形品の本体（２）の内表面には、鏡面（４）を配設し、本体（２）の一端縁には鏡（４）の表面を覆う蓋カバー（３）をヒンジ（５）により開閉自在に設けている。
【００１６】
しかして、前記本体（２）の内部空間には、蓋カバー（３）を開いて一部を破断した状態の平面図である図２、および蓋カバーを閉じた状態の一部を破断した側面図である図３に示すように、薄型で円盤状の遠心ファン（６）および本体の他端側に開口する吸込口（７）を設けた渦巻き状ダクト（８）を配設しており、ダクト（８）の下流側は前記ヒンジ（５）の機構部分に延設されている。
【００１７】
そして、ファン（６）を回転させた際は、吸込口（７）から外気を吸込むとともに、ファン（６）により遠心方向に加速し、ダクト（８）に沿ってヒンジ（５）の部分の間に設けた送風部（９）から外部に風を吹き出すようにしている。
【００１８】
前記ヒンジ（５）は、本体（２）から突出する円筒状の送風部（９）を間に形成したヒンジ部（５ａ）と蓋カバー（３）の両端から本体側に延設したヒンジ受け（５ｂ）とからなり、送風部（９）は円筒状部の表面に前記ダクト（８）側の開口（９ａ）と鏡面（４）の上方側に連通して開口する吹出口（９ｂ）を設けて、前記ヒンジ部（５ａ）やヒンジ受け（５ｂ）とは独立して回動可能に設けるとともに、送風部（９）の表面にはローレット加工を施した凹凸の回転調節部（９ｃ）を形成している。
【００１９】
（10）は遠心ファン（６）を駆動するための単４の電池であり、本体（２）の側部に形成した挿入口（11）から１本、あるいは必要に応じて２本挿入設置するようにし、本体側部に設けたスイッチ釦（12）の押圧により通電して、遠心ファン（６）を回転駆動するよう構成している。
【００２０】
しかして、この化粧用鏡（１）を使用する場合は、通常は蓋カバー（３）を開いて鏡面（４）を出し化粧に供すればよいが、まつげにマスカラを塗りながら早く乾かしたいような場合には、スイッチ釦（12）を押圧することでファン（６）を駆動して吹出口（９ｂ）から風を吹き出し、まつげ部分に当てることで乾燥を早めるものである。
【００２１】
このとき、送風部（９）の回転調整部（９ｃ）に手指を当てて回動することにより、吹出口（９ｂ）の角度を適宜変更し、風の方向と鏡面角度を調整して、マスカラを塗布するものであるが、前記スイッチ釦（12）や送風部（９）は、本体（２）の側面端部に配置していることから、スイッチ釦（12）の押圧や回転調整部（９ｃ）の回動動作は、本体（２）を持ったままの片手の手指で操作できるため、煩わしくなく便利である。
【００２２】
また、送風により乾燥させながら化粧できるので、マスカラのように乾くと固まる化粧品については、乾かしながらまつげを上向きにして固めることができ、化粧映えをよくすることができる。
【００２３】
上記構成の他、寒冷地を考慮した場合は、送風部（９）の円筒空間内におけるダクト側の開口（９ａ）と鏡面側の吹出口（９ｂ）との間にヒーター（13）を配置して、わずかに加温した適当温度の温風を吹出口（９ｂ）から吹き出すようにしてもよい。
【００２４】
また、ファン（６）の回転速度を変更して風力を変化できるようにしてもよく、その場合は、前記スイッチ釦（12）を複数段に切り換えるようにすればよいものであり、その際、ヒーター（13）のオンオフ切換え釦もスイッチ釦（12）部に併置すればよい。
【００２５】
上記においては、化粧用鏡の実施形態について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、化粧コンパクトに適用してもよい。例えば、蓋カバー（23）を拡げた状態である図４に示すように、上記と同様の厚みの薄い箱状を成す樹脂成形品の本体（22）の内表面には、皿状凹部（33）を設けて化粧用パウダーと化粧用パフの収納部（33ａ）（33ｂ）し、本体（22）の一端縁には両面に鏡面（24）を配置した中板（34）をヒンジ（25ｃ）により回動自在に設けている。蓋カバー（23）はさらに中板（34）の上面を覆うように回動可能に設けてコンパクト（21）を構成する。
【００２６】
そして、前記本体（22）の皿状凹部（33）の底面内部空間には、図示しないが、前記実施例と同様に、薄型円盤状の遠心ファンおよびダクトを配設しており、ダクトの下流側は前記ヒンジ（25）部分に延設されている。
【００２７】
そして、ファンを回転させた際は、吸込口（27）から外気を吸込み、ファンによってダクトに沿い、ヒンジ（25）の部分の間に設けた送風部（29）から外部に風を吹き出すようにしている。
【００２８】
前記ヒンジ（25）は、本体から突出する円筒状の送風部（29）を間に形成した形成したヒンジ部（25ａ）と、鏡である中板（34）および蓋カバー（23）の両端から本体側に延設したヒンジ受け（25ｃ）（25ｂ）とからなり、送風部（29）は円筒状部の表面に前記ダクト側の開口と鏡面（24）の上方側に連通して開口する吹出口（29ｂ）を設けて回動可能に設けるとともに、送風部（29）の表面にはローレット加工を施した凹凸の回転調節部（29ｃ）を形成している。
【００２９】
遠心ファンを駆動するための電池（31）やスイッチ釦（32）は前記実施例と同様に配置する。
【００３０】
この化粧用コンパクト（21）を使用する場合は、通常は蓋カバー（23）とともに中板（24）を開いて鏡面（24）を上方に回動し、裏面に設けた鏡面を見て化粧用パウダーとパフにより化粧すればよいが、まつげにマスカラを塗りながら早く乾かしたいような場合には、中板（34）を本体（22）側に収めて鏡面（24）の上部にヒンジ部、すなわち吹出口（29ｂ）を位置させ、スイッチ釦（32）を押圧することでファンを駆動して吹出口（29ｂ）から風を吹き出し、まつげ部分に当てるようにすればよい。
【００３１】
上記により、まつげの下方から風が吹き出すことで眼に風が直接当たって違和感を覚えることもなく、マスカラを速やかに乾かすことができるものであり、また、スイッチ釦（32）の押圧動作や送風部（29）の回動動作は、前記と同様に、スイッチ釦（32）や送風部（29）が本体（22）の側面端部に配置されていることから、本体（22）を持ったままの片手の手指で操作することができる。
【００３２】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の化粧鏡によれば、外出先においても、マスカラなどの乾きが遅い化粧品を使った場合であっても、すみやかにこれを乾かすことができ、また、乾くと固まる化粧品については、乾かしながらまつげを上向きにして固めることができるなど、化粧映えをよくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の１実施形態を示す化粧鏡の斜視図である。
【図２】図１の化粧鏡の蓋カバーを拡げた状態の一部破断平面図である。
【図３】蓋カバーを閉じた状態を示す図２の一部破断した側面図である。
【図４】本発明の他の実施例を示すコンパクトの斜視図である。
【符号の説明】
１…化粧用鏡 ２、22…本体 ３、23…蓋カバー
４、24…鏡面 ５、25…ヒンジ ５ａ、25ａ…ヒンジ部
５ｂ、25ｂ…ヒンジ受け 25ｃ…中板のヒンジ
６…ファン ７、27…吸込口 ８…ダクト
９、29…送風部 ９ａ、29ａ…開口 ９ｂ、29ｂ…吹出口
９ｃ…回転調節部 10…電池 11、31…電池挿入口
12、32…スイッチ釦 13…ヒーター 33…皿状凹部
33ａ…パウダー収納部 33ｂ…パフ収納部 34…中板[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a cosmetic mirror, and more particularly to a portable mirror that promotes drying after makeup and enables good makeup in a short time.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the number of women who apply mascara, especially among cosmetics, during makeup and makeup redress has increased. However, since mascara dries slowly even after being applied to eyelashes, mascara before drying may adhere to eyelids and the like due to inadvertent contact and become dirty. In addition, if mascara is applied after curling the eyelashes, there is a drawback such as curling being removed, and thus improvement has been demanded.
[0003]
On the other hand, there has been proposed a hairdresser that is used when a hairdryer is attached to a mirror table at home to prepare hair (for example, see Patent Literature 1). Because it is not for makeup or portable, it could not be used for makeup on the go.
[0004]
Also, various types of portable cosmetic mirrors and compact mirrors have been proposed. For example, compact mirrors can be used to repair makeup even in a dark place or to confirm one's face. A liquid crystal display panel is provided on a lid of a container provided with a lighting device (see Patent Document 2) or a container body in which cosmetics and puffs are stored, and used as a normal compact. Not only that, as required, a clock, a calculator, an electronic organizer, or a radio or a mobile phone is provided (see Patent Document 3).
[0005]
[Patent Document 1]
Published Japanese Utility Model Application No. Hei 6-5537
[Patent Document 2]
JP 2002-262937 A
[Patent Document 3]
JP-A-9-215520
[Problems to be solved by the invention]
However, even in the above-mentioned Patent Literatures 2 and 3, other cosmetic mirrors and compacts, those having a drying function have not been proposed, and there is still a problem with makeup correction on the go.
[0009]
The present invention has been made in view of the above points, and has a drying function while being portable, so that a makeup mirror that can be redressed to be acceptable even on the go or any place is provided. To provide.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, a makeup mirror according to claim 1 has a thin box-shaped main body, a mirror surface disposed on the main body, and a mirror surface provided at one end edge of the main body so as to be rotatable by a hinge. A switch cover for blowing air from an air outlet above the mirror surface and driving the fan, comprising a lid cover for covering the main body, a fan and a duct disposed in the internal space of the main body, and a blower provided downstream of the duct. Are arranged on the side wall of the main body.
[0011]
According to this configuration, even when using a cosmetic such as mascara, which dries slowly, even when going out, it is possible to quickly dry the cosmetic. You can improve the appearance of the makeup, for example, by hardening it.
[0012]
The blower according to the second aspect of the invention has a cylindrical shape interposed between the hinge portion and the lid cover protruding from the main body, forms an air outlet communicating with the duct on the cylindrical surface, and is rotatable. According to this configuration, it is possible to change the direction of the wind according to the makeup while blowing air while looking at the mirror while holding the mirror. it can.
[0013]
The invention according to claim 3 is characterized in that a warm air is blown out of an air outlet by a rotation of a fan by incorporating a heater coil in a blower section, and makeup is performed without discomfort due to cold air even in a cold region such as winter. Can be.
[0014]
The invention according to claim 4 is characterized in that a concave portion is formed on the upper surface of the main body, cosmetic puffs and powder are arranged, and an intermediate plate having a mirror surface is rotatably provided on the upper portion thereof via a hinge portion. This makes it possible to quickly and neatly make up the makeup even with a compact type.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view showing the entire configuration of the cosmetic mirror (1) in a state in which a lid cover (3) is expanded. The inner surface of a thin box-shaped resin molded product main body (2) is shown in FIG. A mirror surface (4) is provided, and a lid cover (3) for covering the surface of the mirror (4) is provided on one edge of the main body (2) so as to be freely opened and closed by a hinge (5).
[0016]
Thus, in the internal space of the main body (2), FIG. 2 is a plan view showing a state in which the lid cover (3) is opened and a part is broken, and a side view in which a part is broken in a state where the lid cover is closed. As shown in FIG. 3, which is a diagram, a thin disk-shaped centrifugal fan (6) and a spiral duct (8) provided with a suction port (7) opened at the other end of the main body are provided. The downstream side of the duct (8) extends to the mechanism part of the hinge (5).
[0017]
When the fan (6) is rotated, the outside air is sucked from the suction port (7) and accelerated in the centrifugal direction by the fan (6). The air is blown out to the outside from the blower section (9) provided in.
[0018]
The hinge (5) includes a hinge portion (5a) formed between a cylindrical air blowing portion (9) protruding from the main body (2) and a hinge receiver extending from both ends of the lid cover (3) to the main body side. 5b), and the blower (9) is provided with an opening (9a) on the duct (8) side and an outlet (9b) that opens to communicate with the upper side of the mirror surface (4) on the surface of the cylindrical portion. In addition to being provided rotatably independently of the hinge part (5a) and the hinge receiver (5b), a knurled uneven rotation adjustment part (9c) is formed on the surface of the blower part (9). are doing.
[0019]
Reference numeral (10) denotes a AAA battery for driving the centrifugal fan (6), and one or two batteries are inserted from the insertion port (11) formed on the side of the main body (2). The centrifugal fan (6) is configured to be energized by pressing a switch button (12) provided on the side of the main body to rotate the centrifugal fan (6).
[0020]
When using this cosmetic mirror (1), it is usually sufficient to open the lid cover (3) and expose the mirror surface (4) for use in makeup, but if you want to dry quickly while applying mascara to the eyelashes In this case, the fan (6) is driven by pressing the switch button (12) to blow air from the outlet (9b), and the dryness is expedited by hitting the eyelashes.
[0021]
At this time, the angle of the air outlet (9b) is appropriately changed by rotating the rotation adjusting section (9c) of the blower section (9) with a finger, thereby adjusting the wind direction and the mirror surface angle, and Since the switch button (12) and the blower (9) are disposed at the side end of the main body (2), the switch button (12) is pressed and the rotation adjuster ( The rotation operation of 9c) can be operated with one hand while holding the main body (2), so that it is convenient and convenient.
[0022]
In addition, since makeup can be applied while being dried by blowing air, cosmetics that harden when dried, such as mascara, can be hardened with the eyelashes facing upward while drying, and the appearance of makeup can be improved.
[0023]
In addition to the above configuration, when a cold region is considered, a heater (13) is arranged between the opening (9a) on the duct side and the outlet (9b) on the mirror surface in the cylindrical space of the blower (9). The slightly heated warm air at an appropriate temperature may be blown out from the outlet (9b).
[0024]
Further, the wind speed may be changed by changing the rotation speed of the fan (6). In this case, the switch button (12) may be switched to a plurality of stages. The on / off switching button for the heater (13) may be provided alongside the switch button (12).
[0025]
Although the embodiment of the cosmetic mirror has been described above, the present invention is not limited to this, and may be applied to a cosmetic compact. For example, as shown in FIG. 4 in which the lid cover (23) is expanded, a dish-shaped recess (33) is formed on the inner surface of the resin molded product body (22) having a thin box shape similar to the above. ) Are provided to make up the storage portions (33a) and (33b) for the cosmetic powder and the cosmetic puff, and one end edge of the main body (22) is hinged to a middle plate (34) having mirror surfaces (24) disposed on both sides thereof (25c). To be rotatable. The lid cover (23) is further rotatably provided so as to cover the upper surface of the middle plate (34) to form a compact (21).
[0026]
Although not shown, a thin disk-shaped centrifugal fan and a duct are arranged in the inner space of the bottom surface of the dish-shaped concave portion (33) of the main body (22) in the same manner as in the above-described embodiment. The side extends from the hinge (25).
[0027]
When the fan is rotated, the outside air is sucked in from the suction port (27), and the air is blown to the outside from the blower (29) provided between the hinges (25) along the duct by the fan. ing.
[0028]
The hinge (25) has a hinge portion (25a) formed between a cylindrical blower portion (29) protruding from the main body, and a mirror plate (34) and both ends of a lid cover (23). The air blower (29) comprises a hinge receiver (25c) (25b) extending on the main body side, and a blower (29) communicates with the opening on the duct side and the upper side of the mirror surface (24) on the surface of the cylindrical part. An outlet (29b) is provided so as to be rotatable, and a rotation adjusting portion (29c) having knurled irregularities is formed on the surface of the blower (29).
[0029]
The battery (31) and the switch button (32) for driving the centrifugal fan are arranged in the same manner as in the above embodiment.
[0030]
When using this cosmetic compact (21), usually open the middle plate (24) together with the lid cover (23), rotate the mirror surface (24) upward, and look at the mirror surface You can apply makeup with powder and puff, but if you want to dry quickly while applying mascara to the eyelashes, put the middle plate (34) in the body (22) and place the hinges, The outlet (29b) may be positioned, and by pressing the switch button (32), the fan may be driven to blow air from the outlet (29b) and hit the eyelashes.
[0031]
As described above, the mascara can be dried quickly without blowing the wind directly from below the eyelashes, so that the wind does not directly hit the eyes and give a sense of incongruity. As described above, the turning operation of the part (29) has the main body (22) because the switch button (32) and the air blowing part (29) are arranged at the side end of the main body (22). It can be operated with one hand as it is.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the makeup mirror of the present invention, even when going out, even when using a slow-drying cosmetic such as mascara, it can be dried quickly, and when it dries, it hardens. As for cosmetics, it is possible to improve the appearance of the cosmetics, for example, by hardening the eyelashes while drying, and hardening them.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a makeup mirror showing one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partially broken plan view showing a state where a lid cover of the makeup mirror of FIG. 1 is expanded.
FIG. 3 is a partially broken side view of FIG. 2 showing a state where a lid cover is closed.
FIG. 4 is a perspective view of a compact showing another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Decorative mirror 2, 22 ... Main body 3, 23 ... Lid cover 4, 24 ... Mirror surface 5, 25 ... Hinge 5a, 25a ... Hinge part 5b, 25b ... Hinge receiver 25c ... Middle plate hinge 6 ... Fan 7, 27 ... Suction port 8 ... Duct 9, 29 ... Blower 9a, 29a ... Opening 9b, 29b ... Outlet 9c ... Rotation controller 10 ... Battery 11, 31 ... Battery insertion port
12, 32 ... switch button 13 ... heater 33 ... dish-shaped recess
33a ... Powder storage section 33b ... Puff storage section 34 ... Middle plate
