【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、既存の規格のディスクフォーマットに対応のディスクにその規格よりデータフォーマットの効率が高い規格に準拠するデータフォーマットにより高密度にデータを記録したディスクを判別するディスク判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学ヘッドを用いて光学的に記録・再生を行う光ディスクの規格としては、CD(Compact Disc)規格と、CDと同一ディスク径として機構的な互換性を確保した上で更なる大容量のニーズに応えたDVD(Digital Versatile Disc)規格が知られている。
【0003】
このDVDに対応するDVDドライブにおいてはCDとの上位互換が確保されており、CDの再生が可能となっている。
【0004】
ところで、記録可能な光ディスクはCD及びDVDの両方式に存在し、CDの記録方式はCD−R(Recordable)及びCD−RW(ReWritable)に統一されているが、DVDの記録方式は現在のところ種々の規格が乱立し、デファクトスタンダードが確立されていない状況にある。
【0005】
ディスクに記録可能な記憶容量に関しては、CDに比べてDVDの方が圧倒的に大容量であり、パソコンで扱うファイルのデータ量が増大してきている状況において、CD−R及びCD−RWディスクの記憶容量が標準で650MB(メガバイト)と700MBであることからこの記憶容量では十分でない状況になってきている。
【0006】
しかしながら、CD規格の記録方式は先に述べたように統一されており、CD−R/RWドライブが普及されているので、CD−R及びCD−RW用の記録系信号処理回路のLSIが安価で出回っていると共に、CD−R及びCD−RW用のディスクが市場に安価で出回っている。
【0007】
そこで、CD規格のデータフォーマット、すなわち、CDの変調コード(EFM)及び誤り訂正符号(ECC)を採用しながら、ディスクに記録するピット及びランドよりなる記録マークの長さを短縮し、規格による線密度よりも高密度化してディスクの記録容量の高容量化を図ることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−25064号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように既存の規格のデータフォーマットを採用して記録容量の拡大を図ると、市場で出回っている安価な記録系信号処理回路のLSIを使用できると共に、設計が容易であり、また、既存のCD−R及びCD−RW用ディスクを使用することが可能である。
【0010】
しかしながら、フォーマット効率がデータフォーマットにより固定されるので、フォーマット効率を向上させてディスクに高密度記録することが出来ず、ディスクの記録再生に前記規格に適合する波長のレーザービームを用いる場合、ディスク上のレーザースポット径の関係から記録マークの長さを大幅に短縮することが出来ず、十分な高密度化が行えない問題があった。
【0011】
その為、現行の規格よりもフォーマット効率の高い規格を採用してディスクに高密度記録させることが考えられる。
【0012】
ところで、CD規格に比べてDVD規格のデータフォーマットの方が冗長度が小さくCD規格に比べてDVD規格はフォーマット効率が高い。
【0013】
その為、CD規格の記録用ディスク、CD−R及びCD−RW用ディスクにDVD規格のデータフォーマットに則った記録データを記録するようにすると、高密度記録が可能となる。
【0014】
しかしながら、既存のCD−R及びCD−RWディスクを用いているので、前述のように高密度記録したディスクと、通常どおりCD規格のデータフォーマットに則って標準記録したディスクとが混同し、高密度記録したディスクに誤って標準記録により追記や上書きをしてしまったり、逆に、標準記録したディスクに誤って高密度記録により追記や上書きをしてしまう問題が発生し、あるいはディスク再生が正しく行えないという問題が発生する。
【0015】
そこで、高密度記録したディスクと標準記録したディスクとを確実に判別する必要がある。
【0016】
本発明は、上述の問題点に鑑み、記録用ディスクにあらかじめ形成されるプリグルーブにアドレス情報が記録される既存の第1規格の記録用ディスクフォーマットに対応する記録用ディスクに、前記規格よりフォーマット効率が高い第2規格のデータフォーマットに則って高密度記録されたディスクを確実に判別できるようにしたディスク判別装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、プリグルーブにアドレス情報が記録される第1規格の記録用ディスクであることを判定する記録用ディスク判定機能と、前記プリグルーブのアドレス情報を復号し、このアドレス情報から同期信号を抽出するアドレス情報デコーダと、このアドレス情報デコーダにより検出される同期信号の一周期期間にディスクの読み取りデータから抽出されるビットクロックをカウントするカウンタと、該カウンタによりカウントされたカウント値により記録用ディスクに記録されたデータの記録モードが高密度記録モードであるか標準記録モードであるかを判定する記録モード判定機能とを備えている。これにより第1規格の記録用ディスクフォーマットに対応する記録用ディスクに第1規格のデータフォーマットに準拠させてデータを記録した標準記録モードのディスクと、前記記録用ディスクに第1規格よりデータフォーマットの効率が高い第2規格のデータフォーマットに準拠させてデータを記録した高密度記録モードのディスクとを判別するようにしている。
【0018】
【実施例】
図1は本発明に係るディスク判別装置を備える光ディスクドライブの一実施例を示す回路ブロック図である。図1の光ディスクドライブはCDの記録再生及びDVDの再生が行えると共に、DVD規格に準拠したデータフォーマットに対応させた記録信号処理及び再生信号処理が行える構成となっている。
【0019】
図1において、1はディスクの信号トラックをトレースするレーザービームを出射し、ディスクに対してデータ信号の書き込み及び読み取りを行う光学ヘッドである。この光学ヘッド1は、CDの記録再生に用いる780nmの波長のレーザービームを発光する第1レーザーダイオード1aと、DVDの再生に用いる650nmの波長のレーザービームを発光する第2レーザーダイオード1bとを光源として備え、各レーザーダイオード1a,1bからそれぞれ発光されるレーザービームを2焦点の対物レンズ(図示せず)を介してCD及びDVDの各ディスクに照射する構成となっている。
【0020】
2は光学ヘッド1から発生される各種受光出力を用いてディスクから読み取られるデータ信号のRF信号(ラジオ周波信号)を生成し、そのRF信号を最適レベルにゲインコントロールすると共に、各ディスクに応じてイコライジングして2値データ化し、かつ、光学ヘッド1からディスクに照射されるレーザービームのディスク信号面とのフォーカスずれを示すフォーカスエラー信号、及び前記レーザービームのディスクの信号トラックとのトラッキングずれを示すトラッキングエラー信号を生成するフロントエンド処理回路である。
【0021】
3は前記フォーカスエラー信号に応じてメインビームをディスクの信号面に合焦させるフォーカス制御、及び前記トラッキングエラー信号に応じてメインビームをディスクの信号トラックに追従させるトラッキング制御を行うと共に、光学ヘッド1自体をディスクの径方向に送るスレッド送り制御を行うヘッドサーボ回路である。
【0022】
4はフロントエンド処理回路2によりCD方式の記録用ディスク(CD−R,CD−RW)のプリグルーブ(Pre-groove)から抽出されるウォブル(wobble)信号から時間情報アドレスのATIP(Absolute Time In Pre-groove)アドレスを復調するATIPデコーダである。
【0023】
5はフロントエンド処理回路2から出力されるディスクの読み取りデータからビットクロック(チャネルビットクロック)を抽出するPLL(Phase Locked Loop)回路、6はフロントエンド処理回路2から出力されるディスクの読み取りデータをPLL回路5により抽出されるビットクロックを動作クロックとしてCD規格で規定されたデータフォーマットに対応してデコード処理を行うCD用デコーダである。このCD用デコーダ6はオーディオのCD−DA規格により規定される範囲のデコード処理及びCD−ROM規格により規定される範囲のデコード処理を行う。
【0024】
CD規格は変調コードとしてEFM(Eight to Fourteen Modulation)を採用し、誤り訂正符号としてCIRC(Cross Interleaved Reed-Solomon Code)を採用しているので、前記CD用デコーダ6はこれらの変調コード及び誤り訂正符号に基づくデコード処理を行う。また、前記CD用デコーダ6はCD−ROMのデータフォーマットに対応した誤り検出及び誤り訂正処理も行う。
【0025】
7はフロントエンド処理回路2から出力されるディスクの読み取りデータをPLL回路5により抽出されるビットクロックを動作クロックとしてDVD規格のデータフォーマットに対応してデコード処理するDVD用デコーダである。DVD規格は変調コードとしてEFM−Plus(8−16)を採用し、誤り訂正符号としてRS(Reed-Solomon) Product-Codeを採用しているので、前記DVD用デコーダ7はこれらの変調コード及び誤り訂正符号に基づくデコード処理を行う。
【0026】
8は接続端子9を介して接続されるパソコン等のホスト機器とのデータの受け渡しを制御するインタフェースである。
【0027】
10はインタフェース8を介して入力される入力データをCD規格のデータフォーマットに基づくエンコード処理を行い、そのデータフォーマットに則ったデータ構造のCDデータを生成するCD用エンコーダである。このCD用エンコーダ10によるエンコード処理は、CD−ROM規格により規定される範囲のエンコード処理及びCD−DA規格により規定される範囲のエンコード処理を含むものである。
【0028】
11はインタフェース8を介して入力される入力データをDVD規格のデータフォーマットに基づくエンコード処理を行い、そのデータフォーマットに則ったデータ構造のDVDデータを生成するDVD用エンコーダである。
【0029】
図中、破線により囲まれているPLL回路5、CD用デコーダ6、DVD用デコーダ7、CD用エンコーダ10、DVD用エンコーダ11、及びPLL回路5により抽出されるビットクロックをカウントするカウンタ21は、DSP(Digital Signal Processor)のLSIにより構成されている。
【0030】
12はインタフェース8により入力される入力データを一時記憶し、CD用エンコーダ10及びDVD用エンコーダ11によってエンコード処理する際に使用されると共に、CD用デコーダ6及びDVD用デコーダ7によってデコード処理する際に使用され、かつ、デコード処理された後の再生データが蓄えられるRAM、13は該RAM12の書き込み及び読み出しを制御するメモリコントローラ、14はディスクの記録及び再生に係るシステム全般の制御を行うシステム制御マイコンである。
【0031】
15はCD−R及びCD−RWの各ディスクの記録特性を考慮してディスクに最適な記録が行われるように光学ヘッド1の発光出力を制御するライトストラテジ回路、16はCD及びDVDの再生時においてフロントエンド処理回路2に含まれるAPC(Automatic Power Control)回路(図示せず)に応じて第1レーザーダイオード1a及び第2レーザーダイオード1bを駆動すると共に、記録時においてライトストラテジ回路15から発生されるパルス信号に応じて光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1aを駆動するレーザー駆動回路である。
【0032】
17はディスクを回転駆動するスピンドルモータ、18は該スピンドルモータ17を駆動するモータ駆動回路、19は該モータ駆動回路18を制御するモータ制御回路である。該モータ制御回路19は、ディスクに記録されたデータ信号から抽出される同期信号及びビットクロックを用いて、あるいはATIPデコーダ4により復調されるATIP信号と同期をとって線速度一定方式で回転制御することが出来ると共に、スピンドルモータ17の回転に応じて発生するパルス信号を用いて角速度一定方式で回転制御可能となっている。
【0033】
このように構成される図1の光ディスクドライブは、CD及びDVDの再生が可能であると共に、CD−R及びCD−RWの各ディスクにCD規格に準拠する標準記録モードの記録が可能であり、かつ、CD−R及びCD−RWの各ディスクにDVDのデータフォーマットに基づくデータを記録する高密度記録モードの記録が行えるようになっている。
【0034】
尚、記録用DVDディスクを用いた純粋なDVD記録に対応させていないが、この純粋なDVD記録に対応させた光ディスクドライブとすることも当然可能である。
【0035】
まず、標準記録モードによる記録について説明する。
【0036】
標準記録モードによる記録が可能と判断された場合、接続端子9に接続されるホスト機器により標準記録モードによる記録を行う設定が可能となる。
【0037】
その為、標準記録モードによる記録設定を行うと、ホスト機器は標準記録モードに対応して光ディスクドライブを制御する制御コマンドの発生やコマンド動作手順が設定される状態となる。
【0038】
ホスト機器から記録コマンドが送信され、光ディスクドライブに標準記録モードによるディスクへの記録が要求されると、その要求に応じて記録用CDのディスクフォーマットに対応してディスク記録を実行する体制が整えられるべく、システム制御マイコン14により各回路が通常記録モードのディスク記録を行う状態に切り替えられ、CD用エンコーダ10を使用する記録信号処理系が選択される。
【0039】
また、ディスク記録が行われる標準記録モード及び判別されたディスクの種別に応じてフロントエンド処理回路2、ヘッドサーボ回路3、ライトストラテジ回路15及びレーザー駆動回路16はディスク記録に適合した動作を行うように設定が切り替えられる。
【0040】
また、ホスト機器から送信される記録コマンドにより要求された記録速度により記録動作を行うべくモータ制御回路19はシステム制御マイコン14により設定される記録速度に対応する回転速度でディスクを駆動するべくモータ駆動回路18を制御する。
【0041】
そして、ライトストラテジ回路15は、設定される記録速度に対応して光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1aの発光出力をその記録速度に適合するあらかじめ決められた記録レベルに設定するべくレーザー駆動回路16を制御する。
【0042】
ディスクへの記録が開始される前に、ディスク情報を取得し、ディスク記録が可能か否か、及び記録を行えるアドレスを把握する。
【0043】
また、設定された記録速度において、ディスクのPCA(Power Calibration Area)に発光出力を段階的に変化させて試し書きが行われ、再生した際の誤り率を最少とするべく光学ヘッド1の発光出力が最適記録レベルに設定される。
【0044】
このようなディスク記録の準備が完了した状態で、記録を要求するコマンド及びデータがインタフェース8を介して受信されると、記録が要求されたデータがメモリコントローラ13の制御の基にRAM12に書き込まれる。
【0045】
RAM12に書き込まれたデータの備蓄量がエンコード処理を開始するデータ容量に達すると、メモリコントローラ13の制御によりRAM12からデータが読み出され、このデータがCD用エンコーダ10に入力される。
【0046】
CD用エンコーダ10はシステム制御マイコン14の制御の基に動作して入力データのエンコード処理を行い、このエンコード処理はまずCD−ROM規格に基づいてシンク、ヘッダ、誤り検出符号及び誤り訂正符号を必要に応じて付加し、その後、CD用エンコーダ10内の内部RAM(図示せず)を用いてCD−DA規格に基づいてCIRC処理を施すと共に、サブコードを付加し、かつEFM処理を施し、フレーム同期信号を付加する。
【0047】
CD用エンコーダ10は、このようなエンコード処理によりCD規格のデータフォーマットに則ったデータ構造のCDデータを生成する。
【0048】
このCDデータはライトストラテジ回路15に供給され、ライトストラテジ回路15は記録ディスクに応じてCD−RあるいはCD−RWの記録特性を考慮し、PCAにおける試し書きにより設定された最適記録レベルでディスク記録が行えるようにCDデータに基づく記録パルスを発生する。これにより光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1aが駆動され、記録パルスに応じてディスクに前記CDデータに基づく記録マークが形成されてディスクに記録データが記録される。
【0049】
次に、CD−R及びCD−RWの各ディスクにDVDのデータフォーマットに対応したデータを記録する高密度記録モードの記録動作について説明する。
【0050】
高密度記録モードによる記録が可能と判断された場合、接続端子9に接続されるホスト機器により高密度記録モードによる記録を行う設定が可能となる。
【0051】
その為、高密度記録モードによる記録の設定を行うと、ホスト機器は高密度記録モードに対応して光ディスクドライブを制御する制御コマンドの発生やコマンド動作手順が設定される状態となる。
【0052】
ホスト機器から記録コマンドが送信され、光ディスクドライブに高密度記録モードによるディスクへの記録が要求されると、その要求に応じて記録用CDのディスクフォーマットに対応してディスク記録を実行する体制が整えられるべく、システム制御マイコン14により各回路が高密度記録モードのディスク記録を行う状態に切り替えられ、DVD用エンコーダ11を使用する記録信号処理系が選択される。
【0053】
また、ディスク記録が行われる高密度記録モード及び判別されたディスクの種別に応じてフロントエンド処理回路2、ヘッドサーボ回路3、ライトストラテジ回路15及びレーザー駆動回路16はディスク記録に適合した動作を行うように設定が切り替えられる。
【0054】
また、標準記録モードと同様に、要求された記録速度により記録動作を行うべくモータ制御回路19はシステム制御マイコン14により設定される記録速度に対応する回転速度でディスクを駆動するべくモータ駆動回路18を制御し、そして、ライトストラテジ回路15は、設定される記録速度に対応して光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1aの発光出力をその記録速度に適合するあらかじめ決められた記録レベルに設定するべくレーザー駆動回路16を制御する。
【0055】
ディスクへの記録が開始される前に、高密度記録モードに基づくディスクフォーマットに対応してディスク情報を取得し、ディスク記録が可能か否か、及び記録を行えるアドレスを把握する。
【0056】
また、設定された記録速度において、高密度記録モードのディスクフォーマットに対応させてディスクのPCAに発光出力を段階的に変化させて試し書きが行われ、再生した際の誤り率を最少とするべく光学ヘッド1の発光出力が最適記録レベルに設定される。
【0057】
この高密度記録モードの場合、特開2002−56617号に示すように、ATIPのアドレスに基づいて記録密度倍の実記録アドレスを算出し、この実記録アドレスに基づいて単位ごとにデータを記録して単位期間当たりの記録密度を上げることが行われる。この場合、記録密度が標準密度のあらかじめ設定されるn倍(n>1)とすると、実記録アドレスはATIPアドレスのn倍に対応する。
【0058】
このようなディスク記録の準備が完了した状態で、記録を要求するコマンド及びデータがインタフェース8を介して受信されると、記録が要求されたデータがメモリコントローラ13の制御の基にRAM12に書き込まれる。
【0059】
ところで、高密度記録モードによる記録を行う場合、ディスクに記録されるデータの記録形態をCD及びDVDのいずれに設定するかの選択が行われ、この選択に応じてホスト機器によるディスク記録に係わる制御処理形態がCDの記録形態に則ったものとなるのかDVDの記録形態に則ったものとなるのか設定される。
【0060】
その為、ホスト機器は選択された記録形態に則った動作手順により作動し、制御コマンドを発生する。
【0061】
インタフェース8を介して受信されたデータがRAM12に書き込まれ、RAM12のデータ備蓄量がエンコード処理を開始するデータ容量に達すると、RAM12からデータが読み出され、DVD用エンコーダ11はこのデータをエンコード処理し、DVD規格のデータフォーマットに則ったデータ構造のDVDデータを生成する。
【0062】
このDVDデータはライトストラテジ回路15に供給され、ライトストラテジ回路15は記録ディスクに応じてCD−RあるいはCD−RWの記録特性を考慮し、PCAにおける試し書きにより設定された最適記録レベルでディスク記録が行えるようにDVDデータに基づく記録パルスを発生する。これにより光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1aが駆動され、記録パルスに応じてディスクに前記DVDデータに基づく記録マークが形成されてディスクに記録データが記録される。
【0063】
ここで、DVD規格のデータフォーマットはCD規格のデータフォーマットに比べ冗長度が小さく、これらのデータフォーマットの冗長度の違いからDVD規格のデータフォーマットはCD規格のデータフォーマットに対してフォーマット効率が約1.49倍となる。
【0064】
また、高密度記録モードの場合、先に述べた如く、ディスクに記録される記録データの実記録アドレスがATIPアドレスに比べてn倍(n>1)になされ、図1の光ディスクドライブにおいては標準記録モードである場合に1ATIP期間にCDの1サブコードフレーム(1セクタ)分を記録するところ、高密度記録モードの場合、1ATIP期間にDVDのデータフォーマットの2セクタ分を記録するようになっている。これにより同一トラックピッチとしながらディスクに記録される記録データの線記録密度の向上(約1.34倍)が図られている。
【0065】
この場合、CDに適合する780nmの波長のレーザービームを使用していることから大幅な線記録密度の向上は図れないが、CD記録用の安価な光学ヘッドを用いることが出来、また、CDに比べてフォーマット効率の向上が図られているので、線記録密度の向上がCDの約1.34倍とすると、フォーマット効率の約1.49倍と合わされて高密度記録モードは標準記録モードの約2倍の記録密度で記録が行える。
【0066】
尚、RF信号の波形再現技術の向上が図れれば、CDに適合する780nmの波長のレーザービームであっても1ATIP期間にDVDのデータフォーマットの3セクタや4セクタ分を記録するようにして記録データの線記録密度の更なる向上を図ることも可能である。
【0067】
次に、ディスク再生について説明する。
【0068】
ホスト機器から送信される再生コマンドよりディスク再生が要求されると、システム制御マイコン14により各回路がディスク再生を行う状態に切り替えられ、この際、ディスク装着時のディスク判別によって判別されたディスク種別に対応したディスク再生の体制を整えるべくフロントエンド処理回路2、ヘッドサーボ回路3及びレーザー駆動回路16は再生する種類のディスクに適合した動作を行うように設定が切り替えられると共に、光学ヘッド1の使用するレーザーダイオード及び使用するデコーダが切り替えられる。
【0069】
ディスク判別により装着されたディスクが再生専用CDであると判断された場合、レーザー駆動回路16により光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1aがディスクの種別に対応した再生に適した発光出力に設定されて駆動され、光学ヘッド1によりディスクDの読み取りが行われる。
【0070】
このディスクDからの読み取り信号はフロントエンド処理回路2によりCDに適した信号処理が行われ、RF信号を2値化してCDデータを生成する。このCDデータはPLL回路5を介してCD用デコーダ6に供給され、CD用デコーダ6により各種データに分離されると共に、CD用デコーダ6内に備える内部RAM(図示せず)が用いられてエラー訂正を行う単位(最大インタリーブ長108EFMフレーム)ごとにCD−DA規格に対応するデコード処理が行なわれ、更に、メモリコントローラ13による制御でRAM12が用いられてCD−ROM規格に対応するデコード処理が行なわれる。
【0071】
一方、フロントエンド処理回路2により生成されるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号はCDに適した処理により生成されてヘッドサーボ回路3に供給される。
【0072】
CD用デコーダ5によりデコード処理されたCDデータは、CD規格のデータフォーマットに対応して復調されてホスト機器の要求データとなる。
【0073】
次に、装着されたディスクがDVDであると判断された場合について説明する。
【0074】
この場合、レーザー駆動回路16により光学ヘッド1の第2レーザーダイオード1bがディスクの種別に対応した再生に適した発光出力に設定されて駆動され、光学ヘッド1によりディスクDの読み取りが行われる。
【0075】
このディスクDからの読み取り信号はフロントエンド処理回路2によりDVDに適した信号処理が行われ、RF信号を2値化してDVDデータを生成する。このDVDデータはPLL回路5を介してDVD用デコーダ7に供給され、DVD用デコーダ7により各種データに分離されると共に、メモリコントローラ15による制御でRAM12が用いられてエラー訂正を行う単位(16セクタ)ごとにDVD用デコーダ7によりデコード処理される。
【0076】
一方、フロントエンド処理回路2により生成されるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号はDVDに適した処理により生成されてヘッドサーボ回路3に供給される。
【0077】
DVD用デコーダ7に供給されたDVDデータは、このDVD用デコーダ7によりDVD規格のデータフォーマットに対応するデコード処理により復調されてホスト機器の要求データとなる。
【0078】
このデータは必要に応じてRAM12に一時記憶された後、インタフェース8を介して接続端子9に接続されるホスト機器に供給される。
【0079】
次に、装着されたディスクが高密度記録モードの記録用CDディスクと判断された場合について説明する。
【0080】
光ディスクドライブは、高密度記録モードのディスクフォーマットに対応した手順でディスクDの読み取りが行われる。
【0081】
光学ヘッド1は、レーザー駆動回路16により第1レーザーダイオード1aがディスクの種別に対応した再生に適した発光出力に設定されて駆動される。
【0082】
光学ヘッド1によりディスクDから読み取られる読み取り信号はフロントエンド処理回路2によりDVDに適した信号処理が行われ、RF信号を2値化してDVDデータを生成する。このDVDデータはPLL回路5を介してDVD用デコーダ7に供給され、DVD用デコーダ7により各種データに分離されると共に、メモリコントローラ13による制御でRAM12が用いられてエラー訂正を行う単位(16セクタ)ごとにDVD用デコーダ7によりデコード処理される。
【0083】
一方、フロントエンド処理回路2により生成されるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号は記録用CDに適した処理により生成されてヘッドサーボ回路3に供給される。
【0084】
DVD用デコーダ7に供給されたDVDデータは、このDVD用デコーダ7によりDVD規格のデータフォーマットに対応するデコード処理により復調されてホスト機器の要求データとなる。
【0085】
このデータは必要に応じてRAM12に一時記憶された後、インタフェース8を介してホスト機器に供給される。
【0086】
ここで、ホスト機器はディスクDに記録された記録形態に応じた再生機能が作動し、記録形態に基づいた再生処理が実行されるので、ホスト機器に転送されたデータは記録形態がCDに基づく場合であってもDVDに基づく場合であっても正しく再生処理される。
【0087】
次に、図1に示す光ディスクドライブにおける使用ディスクの判別方法について図2に示すフローチャートを用いて説明する。このディスク判別はシステム制御マイコン14内に備える機能のディスク判別手段20により実行される。このディスク判別手段20には詳細は後述するが、記録用CDディスク判定機能と記録モード判定機能とを備えており、これらの機能で、標準記録モードのディスクと高密度記録モードのディスクとを判別する。
【0088】
ディスクが装着されると、まず光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1aがレーザー駆動回路16により基準の再生レベルとするべく駆動され、その際のディスクからの反射光量レベルに応じてCD−R及びCD−RWの記録用CDディスクを判断する(ステップa)。
【0089】
この判断により記録用CDディスクでないと判断された場合、あらかじめピットが形成されている再生専用CDディスク、あるいはDVDディスクと判定する(ステップb)。
【0090】
記録用CDディスクと判断された場合、光学ヘッド1の第1レーザーダイオード1aから発光されるレーザー出力がレーザー駆動回路16によりディスクからの反射光量レベルに応じて最適に設定されてディスクの所定位置にアクセスされてディスクに記録されている記録マーク(ピット及びランド)の信号読み取りが行われ、記録データの有無が判断される(ステップc)。この記録データの有無は、例えばPLL回路5がロック状態になることにより判断できる。
【0091】
この判断により記録データが記録されていないと判断された場合、未記録ディスクと判定する(ステップd)。
【0092】
一方、記録データが記録されていると判断された場合、ディスクにあらかじめ形成されたプリグルーブから抽出されるウォブルからATIP信号の読み取りが行われ、ATIPデコーダ4によりATIP信号の同期信号のエッジ検出が行われる(ステップe)。
【0093】
ATIP信号の同期信号のエッジ検出が行われると、カウンタ21はPLL回路5により抽出されるビットクロックのカウントを開始する(ステップf)。
【0094】
カウンタ21によるビットクロックのカウントは、次のATIP信号の同期信号のエッジ検出が行われるまで継続され(ステップg)、この同期信号のエッジ検出されると、カウンタ21によるビットクロックのカウントは終了される(ステップh)。
【0095】
すなわち、カウンタ21によりATIP信号の同期信号の一周期期間(1ATIP期間)におけるビットクロックの数がカウントされる。
【0096】
カウンタ21によりカウントされたカウント値は、ディスク判別手段20によるディスク判別の要件となり、このカウント値がCD規格のデータフォーマットに則った標準記録モードにより記録されたディスクに対応しているか否かが判断され(ステップi)、前記カウント値がDVD規格のデータフォーマットに則った高密度記録モードにより記録されたディスクに対応しているか否かが判断される(ステップj)。
【0097】
ここで、CDに記録する物理的なデータフォーマットは1EFMフレームが588チャネルビットであり、1サブコードフレームが98EFMフレームにより構成され、この1サブコードフレーム期間が1ATIP期間に対応するので、1ATIP期間のチャネルビット数は588×98=57624となる。
【0098】
一方、DVDに記録する物理的なデータフォーマットは1シンクフレームが1488チャネルビットであり、1セクタ(CDの1サブコードフレームに対応)が26シンクフレームで構成される。そして、図1のディスクドライブにおいては、CD記録用ディスクに高密度記録モードにより記録する場合、1ATIP期間にDVDのデータフォーマットの2セクタ分を記録するようになっている。その為、高密度記録モードにより記録されたディスクの場合、1ATIP期間のチャネルビット数は1488×26×2=77376となる。
【0099】
したがって、標準記録モードにより記録されたディスクを判別する場合、1ATIP期間のチャネルビット数である57624ビットを基準にしてビット抜けやカウントミスを考慮して所定範囲の幅を設けて設定される標準記録モード対応カウント値であることをステップiにより検出して標準記録モードにより記録されたディスクを判別する(ステップk)。
【0100】
一方、高密度記録モードにより記録されたディスクを判別する場合、1ATIP期間のチャネルビット数である77376ビットを基準にしてビット抜けやカウントミスを考慮して所定範囲の幅を設けて設定される高密度記録モード対応カウント値であることをステップjにより検出して高密度記録モードにより記録されたディスクを判別する(ステップl)。
【0101】
尚、カウンタ21によるカウント値が標準記録モード対応カウント値及び高密度記録モード対応カウント値のいずれにも該当しない場合は、対象外ディスクとして処理する(ステップm)。
【0102】
ここで、1ATIP期間を検出する為のATIP信号の同期信号のエッジ検出を行う際には、ディスクの回転数を考慮した1ATIP期間に応じて計測時間が設定されるタイマー(図示せず)によるタイプアップにより検出ミスの発生で誤って2ATIP期間等を検出しないようになっており、このように1ATIP期間が正しく行われなかった場合におけるカウンタ21によるカウント値がディスク判別の要件にならないようになっている。
【0103】
以上のようにして装着されたディスクは、ディスク判別手段20により高密度記録モードによる記録ディスク、標準記録モードによる記録ディスク、未記録ディスク、再生専用CD、DVD、あるいは対象外ディスクと判定される。
【0104】
このディスク判断で高密度記録モードによる記録ディスクと判定された場合、及び未記録ディスクと判定された場合、このディスク判定の信号がインタフェース8を介して接続端子9に接続されるホスト機器に通知され、ホスト機器により高密度記録モードによる記録が可能と判断される。
【0105】
一方、装着されたディスクが標準記録モードによる記録ディスクと判定された場合、及び未記録ディスクと判定された場合、このディスク判定の信号がホスト機器に通知され、ホスト機器により標準記録モードによる記録が可能と判断される。
【0106】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、ディスク判別時にプリグルーブに記録されているアドレス情報の同期信号の一周期期間におけるビットクロックのカウント値による判断を行っているので、高密度記録モードと標準記録モードとの線記録密度の違いが検出でき、高密度記録モードと標準記録モードとのディスクを確実に判別することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク判別装置を備える光ディスクドライブの一例を示す回路ブロック図である。
【図2】本発明に係るディスク判別装置の一実施例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 光学ヘッド
1a 第1レーザーダイオード
1b 第2レーザーダイオード
2 フロントエンド処理回路
4 ATIPデコーダ(アドレス情報デコーダ)
5 PLL回路
6 CD用デコーダ
7 DVD用デコーダ
10 CD用エンコーダ
11 DVD用エンコーダ
12 RAM
13 メモリコントローラ
14 システム制御マイコン
15 ライトストラテジ回路
20 ディスク判別手段
21 カウンタ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a disc discriminating apparatus for discriminating a disc in which data is recorded at a high density in a data format conforming to a standard having a higher data format efficiency than a disc corresponding to an existing standard.
[0002]
[Prior art]
Optical discs that perform optical recording and playback using an optical head are the same as the CD (Compact Disc) standard. A compliant DVD (Digital Versatile Disc) standard is known.
[0003]
In the DVD drive corresponding to the DVD, upward compatibility with the CD is ensured, and the CD can be reproduced.
[0004]
By the way, recordable optical disks exist in both CD and DVD systems, and the recording system for CDs is unified into CD-R (Recordable) and CD-RW (ReWritable), but the DVD recording system is currently used. Various standards have been established and de facto standards have not been established.
[0005]
Regarding the storage capacity that can be recorded on a disc, the DVD is overwhelmingly larger than the CD, and in a situation where the data amount of files handled by a personal computer is increasing, the capacity of the CD-R and CD-RW discs is increased. Since the storage capacity is 650 MB (megabyte) and 700 MB as standard, this storage capacity is not enough.
[0006]
However, the recording method of the CD standard is unified as described above, and since the CD-R / RW drive is widely used, the LSI of the recording system signal processing circuit for the CD-R and the CD-RW is inexpensive. And discs for CD-R and CD-RW are inexpensive on the market.
[0007]
Therefore, while adopting the data format of the CD standard, that is, the modulation code (EFM) and the error correction code (ECC) of the CD, the length of the recording mark composed of pits and lands to be recorded on the disk is shortened, and the line according to the standard is reduced. It has been proposed to increase the recording capacity of a disk by increasing the recording density to be higher than the recording density (for example, see Patent Document 1).
[0008]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-25064
[Problems to be solved by the invention]
As described above, if the recording capacity is expanded by adopting the data format of the existing standard, it is possible to use an inexpensive recording signal processing circuit LSI available on the market, and it is easy to design. CD-R and CD-RW discs can be used.
[0010]
However, since the format efficiency is fixed by the data format, it is not possible to improve the format efficiency to perform high-density recording on a disk. However, due to the laser spot diameter, the length of the recording mark cannot be significantly reduced, and there has been a problem that sufficient density cannot be achieved.
[0011]
Therefore, it is conceivable to employ a standard having a higher format efficiency than the current standard to perform high-density recording on a disk.
[0012]
By the way, the data format of the DVD standard has smaller redundancy than the CD standard, and the format efficiency of the DVD standard is higher than that of the CD standard.
[0013]
Therefore, if recording data conforming to the DVD standard data format is recorded on a CD-standard recording disk, CD-R and CD-RW disks, high-density recording becomes possible.
[0014]
However, since the existing CD-R and CD-RW discs are used, the disc recorded at a high density as described above is confused with the disc recorded as a standard according to the data format of the CD standard as usual. There is a problem that a standard recorded disc accidentally overwrites or overwrites a recorded disk, or a high-density recording accidentally overwrites or overwrites a standard-recorded disc. Problem.
[0015]
Therefore, it is necessary to reliably discriminate a high-density recorded disk from a standard-recorded disk.
[0016]
In view of the above problems, the present invention provides a recording disc corresponding to the existing first standard recording disc format in which address information is recorded in a pregroove formed in advance on the recording disc. It is an object of the present invention to provide a disc discriminating apparatus capable of reliably discriminating a disc on which high-density recording is performed in accordance with a highly efficient second standard data format.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides a recording disc determination function for determining that the disc is a recording disc of the first standard in which address information is recorded in a pre-groove, and decodes the pre-groove address information and generates a synchronization signal from the address information. An address information decoder to be extracted, a counter for counting a bit clock extracted from data read from the disk during one period of a synchronization signal detected by the address information decoder, and a recording disk based on the count value counted by the counter. And a recording mode determining function for determining whether the recording mode of the data recorded in the recording mode is the high-density recording mode or the standard recording mode. Accordingly, a standard recording mode disc in which data is recorded in conformity with the first standard data format on a recording disc corresponding to the first standard recording disc format, and a data format in accordance with the first standard is recorded on the recording disc. A disc in a high-density recording mode in which data is recorded in conformity with the data format of the second standard having high efficiency is determined.
[0018]
【Example】
FIG. 1 is a circuit block diagram showing an embodiment of an optical disk drive provided with a disk identification device according to the present invention. The optical disk drive shown in FIG. 1 is configured to perform recording and reproduction of a CD and reproduction of a DVD, and to perform recording signal processing and reproduction signal processing corresponding to a data format conforming to the DVD standard.
[0019]
In FIG. 1, reference numeral 1 denotes an optical head which emits a laser beam for tracing a signal track of a disk and writes and reads a data signal to and from the disk. The optical head 1 includes a first laser diode 1a that emits a laser beam having a wavelength of 780 nm used for recording / reproducing a CD and a second laser diode 1b that emits a laser beam having a wavelength of 650 nm used for reproducing a DVD. And a laser beam emitted from each of the laser diodes 1a and 1b is applied to a CD and DVD disc via a bifocal objective lens (not shown).
[0020]
Numeral 2 generates an RF signal (radio frequency signal) of a data signal read from a disk using various light-receiving outputs generated from the optical head 1, controls the gain of the RF signal to an optimum level, and controls the RF signal according to each disk. A focus error signal indicating a focus shift of a laser beam irradiated from the optical head 1 onto the disc with respect to a disc signal surface, and a tracking error of the laser beam with respect to a signal track of the disc. This is a front-end processing circuit that generates a tracking error signal.
[0021]
The optical head 1 performs focus control for focusing the main beam on the signal surface of the disk in accordance with the focus error signal, and tracking control for causing the main beam to follow the signal track of the disk in accordance with the tracking error signal. It is a head servo circuit that performs thread feed control for sending itself in the radial direction of the disk.
[0022]
Reference numeral 4 denotes an ATIP (Absolute Time In) of a time information address from a wobble signal extracted from a pre-groove of a recording disk (CD-R, CD-RW) of the CD system by the front end processing circuit 2. Pre-groove) is an ATIP decoder for demodulating an address.
[0023]
Reference numeral 5 denotes a PLL (Phase Locked Loop) circuit for extracting a bit clock (channel bit clock) from data read from the disk output from the front end processing circuit 2, and reference numeral 6 denotes data read from the disk output from the front end processing circuit 2 This is a CD decoder that performs a decoding process in accordance with a data format defined by the CD standard using a bit clock extracted by the PLL circuit 5 as an operation clock. The CD decoder 6 performs a decoding process in a range specified by the audio CD-DA standard and a decoding process in a range specified by the CD-ROM standard.
[0024]
Since the CD standard employs EFM (Eight to Fourteen Modulation) as a modulation code and CIRC (Cross Interleaved Reed-Solomon Code) as an error correction code, the CD decoder 6 uses these modulation codes and error correction codes. Perform decoding processing based on the code. The CD decoder 6 also performs error detection and error correction corresponding to the data format of the CD-ROM.
[0025]
Reference numeral 7 denotes a DVD decoder for decoding data read from the disk output from the front-end processing circuit 2 in accordance with the data format of the DVD standard using a bit clock extracted by the PLL circuit 5 as an operation clock. Since the DVD standard employs EFM-Plus (8-16) as a modulation code and RS (Reed-Solomon) Product-Code as an error correction code, the DVD decoder 7 uses these modulation codes and error codes. A decoding process based on the correction code is performed.
[0026]
Reference numeral 8 denotes an interface for controlling data transfer with a host device such as a personal computer connected via the connection terminal 9.
[0027]
Reference numeral 10 denotes a CD encoder that encodes input data input via the interface 8 based on a data format of a CD standard and generates CD data having a data structure according to the data format. The encoding process by the CD encoder 10 includes an encoding process in a range defined by the CD-ROM standard and an encoding process in a range defined by the CD-DA standard.
[0028]
Reference numeral 11 denotes a DVD encoder that encodes input data input via the interface 8 based on the data format of the DVD standard and generates DVD data having a data structure according to the data format.
[0029]
In the figure, a PLL circuit 5, a CD decoder 6, a DVD decoder 7, a CD encoder 10, a DVD encoder 11, and a counter 21 that counts a bit clock extracted by the PLL circuit 5, which are surrounded by broken lines, It is configured by a DSP (Digital Signal Processor) LSI.
[0030]
Numeral 12 temporarily stores input data input by the interface 8 and is used when the encoding process is performed by the CD encoder 10 and the DVD encoder 11 and when the decoding process is performed by the CD decoder 6 and the DVD decoder 7. RAM used for storing decoded data after decoding processing, 13 is a memory controller for controlling writing and reading of the RAM 12, and 14 is a system control microcomputer for controlling the entire system related to recording and reproduction of a disk It is.
[0031]
Reference numeral 15 denotes a write strategy circuit for controlling the light emission output of the optical head 1 so as to perform optimum recording on the disk in consideration of the recording characteristics of each of the CD-R and CD-RW disks. Drives the first laser diode 1a and the second laser diode 1b in accordance with an APC (Automatic Power Control) circuit (not shown) included in the front-end processing circuit 2 and generates the data from the write strategy circuit 15 during recording. A laser drive circuit for driving the first laser diode 1a of the optical head 1 in accordance with a pulse signal.
[0032]
Reference numeral 17 denotes a spindle motor for driving the disk to rotate, reference numeral 18 denotes a motor drive circuit for driving the spindle motor 17, and reference numeral 19 denotes a motor control circuit for controlling the motor drive circuit 18. The motor control circuit 19 controls rotation by a constant linear velocity method using a synchronization signal and a bit clock extracted from a data signal recorded on a disk, or in synchronization with an ATIP signal demodulated by the ATIP decoder 4. The rotation can be controlled by a constant angular velocity method using a pulse signal generated according to the rotation of the spindle motor 17.
[0033]
The optical disk drive of FIG. 1 configured as described above can reproduce a CD and a DVD, and can record in a standard recording mode conforming to the CD standard on each of a CD-R and a CD-RW. In addition, high-density recording mode for recording data based on the DVD data format on each of the CD-R and CD-RW discs can be performed.
[0034]
It is to be noted that, although it does not correspond to pure DVD recording using a recording DVD disk, it is naturally possible to use an optical disk drive compatible with this pure DVD recording.
[0035]
First, recording in the standard recording mode will be described.
[0036]
If it is determined that recording in the standard recording mode is possible, the host device connected to the connection terminal 9 can set to perform recording in the standard recording mode.
[0037]
Therefore, when the recording setting is performed in the standard recording mode, the host device is in a state in which a control command for controlling the optical disk drive and a command operation procedure are set corresponding to the standard recording mode.
[0038]
When a recording command is transmitted from the host device and the optical disc drive is requested to record on the disc in the standard recording mode, a system for executing disc recording corresponding to the disc format of the recording CD in response to the request is prepared. To this end, the system control microcomputer 14 switches each circuit to a state in which the disc is recorded in the normal recording mode, and the recording signal processing system using the CD encoder 10 is selected.
[0039]
Further, the front end processing circuit 2, the head servo circuit 3, the write strategy circuit 15, and the laser drive circuit 16 perform operations suitable for disk recording in accordance with the standard recording mode in which disk recording is performed and the type of disc determined. The setting is switched to.
[0040]
The motor control circuit 19 performs a recording operation at a recording speed requested by a recording command transmitted from the host device. The motor control circuit 19 drives the disk at a rotation speed corresponding to the recording speed set by the system control microcomputer 14. The circuit 18 is controlled.
[0041]
Then, the write strategy circuit 15 controls the laser drive circuit 16 to set the light emission output of the first laser diode 1a of the optical head 1 to a predetermined recording level corresponding to the set recording speed. Control.
[0042]
Before recording on a disc is started, disc information is obtained, and whether disc recording is possible and an address at which recording can be performed are grasped.
[0043]
At the set recording speed, test writing is performed by changing the light emission output step by step in the PCA (Power Calibration Area) of the disk, and the light emission output of the optical head 1 is minimized in order to minimize the error rate during reproduction. Is set to the optimum recording level.
[0044]
When a command and data requesting recording are received via the interface 8 in a state in which the preparation for disk recording is completed, the data requested to be recorded is written into the RAM 12 under the control of the memory controller 13. .
[0045]
When the amount of data stored in the RAM 12 reaches the data capacity at which the encoding process starts, data is read from the RAM 12 under the control of the memory controller 13, and the data is input to the CD encoder 10.
[0046]
The CD encoder 10 operates under the control of the system control microcomputer 14 to encode the input data. This encoding process first requires a sync, a header, an error detection code and an error correction code based on the CD-ROM standard. After that, a CIRC process is performed based on the CD-DA standard using an internal RAM (not shown) in the CD encoder 10, a subcode is added, and an EFM process is performed. Add a synchronization signal.
[0047]
The CD encoder 10 generates CD data having a data structure in accordance with the data format of the CD standard by such encoding processing.
[0048]
This CD data is supplied to a write strategy circuit 15, which takes into account the recording characteristics of a CD-R or CD-RW according to the recording disk and records the data at the optimum recording level set by trial writing in PCA. A recording pulse based on the CD data. As a result, the first laser diode 1a of the optical head 1 is driven, a recording mark based on the CD data is formed on the disk in accordance with the recording pulse, and the recording data is recorded on the disk.
[0049]
Next, a recording operation in a high-density recording mode for recording data corresponding to a data format of a DVD on each of a CD-R and a CD-RW will be described.
[0050]
When it is determined that the recording in the high-density recording mode is possible, the setting for performing the recording in the high-density recording mode by the host device connected to the connection terminal 9 becomes possible.
[0051]
Therefore, when the recording is set in the high-density recording mode, the host device enters a state in which a control command for controlling the optical disk drive and a command operation procedure are set in accordance with the high-density recording mode.
[0052]
When a recording command is transmitted from the host device and the optical disc drive is requested to perform recording on the disc in the high-density recording mode, a system for executing disc recording corresponding to the disc format of the recording CD in response to the request is prepared. To the extent possible, the system control microcomputer 14 switches each circuit to a state of performing high-density recording mode disk recording, and selects a recording signal processing system using the DVD encoder 11.
[0053]
Further, the front end processing circuit 2, the head servo circuit 3, the write strategy circuit 15, and the laser drive circuit 16 perform operations suitable for disk recording in accordance with the high-density recording mode in which disk recording is performed and the type of disc determined. Settings are switched as follows.
[0054]
Similarly to the standard recording mode, the motor control circuit 19 performs a recording operation at the requested recording speed, and the motor drive circuit 18 drives the disk at a rotation speed corresponding to the recording speed set by the system control microcomputer 14. And the write strategy circuit 15 sets the light emission output of the first laser diode 1a of the optical head 1 to a predetermined recording level corresponding to the set recording speed in accordance with the set recording speed. The laser drive circuit 16 is controlled.
[0055]
Before recording on a disc is started, disc information is acquired corresponding to a disc format based on a high-density recording mode, and whether or not disc recording is possible and an address at which recording is possible are grasped.
[0056]
At the set recording speed, test writing is performed by changing the light emission output to the PCA of the disk in a stepwise manner corresponding to the disk format of the high-density recording mode, in order to minimize the error rate at the time of reproduction. The light emission output of the optical head 1 is set to the optimum recording level.
[0057]
In the case of this high-density recording mode, as shown in JP-A-2002-56617, an actual recording address of twice the recording density is calculated based on the address of the ATIP, and data is recorded for each unit based on the actual recording address. Thus, the recording density per unit period is increased. In this case, assuming that the recording density is n times the standard density set in advance (n> 1), the actual recording address corresponds to n times the ATIP address.
[0058]
When a command and data requesting recording are received via the interface 8 in a state in which the preparation for disk recording is completed, the data requested to be recorded is written into the RAM 12 under the control of the memory controller 13. .
[0059]
By the way, when performing recording in the high-density recording mode, a selection is made as to whether the recording mode of the data recorded on the disc is set to CD or DVD, and control relating to disc recording by the host device is performed according to the selection. Whether the processing mode conforms to the recording mode of the CD or the recording mode of the DVD is set.
[0060]
Therefore, the host device operates according to the operation procedure according to the selected recording mode, and generates a control command.
[0061]
The data received via the interface 8 is written into the RAM 12, and when the data storage amount of the RAM 12 reaches the data capacity at which the encoding process starts, the data is read from the RAM 12, and the DVD encoder 11 encodes the data. Then, DVD data having a data structure according to the data format of the DVD standard is generated.
[0062]
The DVD data is supplied to a write strategy circuit 15. The write strategy circuit 15 considers the recording characteristics of a CD-R or CD-RW according to the recording disk and records the data at the optimum recording level set by trial writing in PCA. A recording pulse based on the DVD data is generated so that the recording can be performed. As a result, the first laser diode 1a of the optical head 1 is driven, a recording mark based on the DVD data is formed on the disk in accordance with the recording pulse, and the recording data is recorded on the disk.
[0063]
Here, the data format of the DVD standard has a smaller redundancy than the data format of the CD standard, and the data efficiency of the DVD standard is about 1 times higher than that of the CD standard due to the difference in the redundancy of these data formats. .49 times.
[0064]
In the case of the high-density recording mode, as described above, the actual recording address of the recording data recorded on the disk is made n times (n> 1) compared to the ATIP address. In the recording mode, one subcode frame (one sector) of the CD is recorded in one ATIP period. In the high-density recording mode, two sectors of the DVD data format are recorded in one ATIP period. I have. As a result, the linear recording density of the recording data recorded on the disk is improved (about 1.34 times) while maintaining the same track pitch.
[0065]
In this case, since a laser beam having a wavelength of 780 nm suitable for a CD is used, a significant improvement in linear recording density cannot be achieved. However, an inexpensive optical head for recording a CD can be used. Since the format efficiency is improved, the linear recording density is about 1.34 times higher than that of a CD, and the format efficiency is about 1.49 times that of a CD. Recording can be performed at twice the recording density.
[0066]
Incidentally, if the technique of reproducing the waveform of the RF signal can be improved, even a laser beam having a wavelength of 780 nm suitable for a CD is recorded in such a manner that three or four sectors of the DVD data format are recorded in one ATIP period. It is also possible to further improve the linear recording density of data.
[0067]
Next, disk reproduction will be described.
[0068]
When disk playback is requested by a playback command transmitted from the host device, the system control microcomputer 14 switches each circuit to a state in which disk playback is performed. At this time, the circuit is switched to the disk type determined by the disk determination when the disk is mounted. The settings of the front end processing circuit 2, the head servo circuit 3, and the laser drive circuit 16 are switched so as to perform operations suitable for the type of disk to be reproduced, and the use of the optical head 1 in order to prepare a system for reproducing the corresponding disk. The laser diode and the decoder used are switched.
[0069]
If it is determined by the discrimination that the loaded disc is a read-only CD, the laser drive circuit 16 sets the first laser diode 1a of the optical head 1 to a light emission output suitable for reproduction corresponding to the disc type. The optical disk 1 is driven to read the disk D.
[0070]
The read signal from the disk D is subjected to signal processing suitable for the CD by the front-end processing circuit 2, and the RF signal is binarized to generate CD data. The CD data is supplied to a CD decoder 6 via a PLL circuit 5 and separated into various data by the CD decoder 6, and an error is generated by using an internal RAM (not shown) provided in the CD decoder 6. A decoding process corresponding to the CD-DA standard is performed for each correction unit (maximum interleave length 108 EFM frames), and a decoding process corresponding to the CD-ROM standard is performed using the RAM 12 under the control of the memory controller 13. It is.
[0071]
On the other hand, the focus error signal and the tracking error signal generated by the front-end processing circuit 2 are generated by processing suitable for a CD and supplied to the head servo circuit 3.
[0072]
The CD data decoded by the CD decoder 5 is demodulated in accordance with the data format of the CD standard and becomes request data of the host device.
[0073]
Next, a case in which the mounted disc is determined to be a DVD will be described.
[0074]
In this case, the laser drive circuit 16 drives the second laser diode 1b of the optical head 1 to set the emission output suitable for reproduction corresponding to the type of the disk, and the optical head 1 reads the disk D.
[0075]
The read signal from the disk D is subjected to signal processing suitable for DVD by the front end processing circuit 2, and the RF signal is binarized to generate DVD data. The DVD data is supplied to the DVD decoder 7 via the PLL circuit 5, is separated into various data by the DVD decoder 7, and is subjected to error correction using the RAM 12 under the control of the memory controller 15 (16 sectors). ) Is decoded by the DVD decoder 7.
[0076]
On the other hand, the focus error signal and the tracking error signal generated by the front end processing circuit 2 are generated by processing suitable for DVD and supplied to the head servo circuit 3.
[0077]
The DVD data supplied to the DVD decoder 7 is demodulated by the DVD decoder 7 through a decoding process corresponding to the data format of the DVD standard, and becomes the requested data of the host device.
[0078]
This data is temporarily stored in the RAM 12 as needed, and then supplied to the host device connected to the connection terminal 9 via the interface 8.
[0079]
Next, a case where the mounted disk is determined to be a recording CD disk in the high-density recording mode will be described.
[0080]
The optical disk drive reads the disk D in a procedure corresponding to the disk format in the high-density recording mode.
[0081]
The optical head 1 is driven by the laser drive circuit 16 with the first laser diode 1a set to a light emission output suitable for reproduction corresponding to the type of disc.
[0082]
A read signal read from the disk D by the optical head 1 is subjected to signal processing suitable for DVD by the front-end processing circuit 2, and the RF signal is binarized to generate DVD data. The DVD data is supplied to the DVD decoder 7 via the PLL circuit 5, is separated into various data by the DVD decoder 7, and is subjected to error correction using the RAM 12 under the control of the memory controller 13 (16 sectors). ) Is decoded by the DVD decoder 7.
[0083]
On the other hand, the focus error signal and the tracking error signal generated by the front end processing circuit 2 are generated by processing suitable for a recording CD, and supplied to the head servo circuit 3.
[0084]
The DVD data supplied to the DVD decoder 7 is demodulated by the DVD decoder 7 through a decoding process corresponding to the data format of the DVD standard, and becomes the requested data of the host device.
[0085]
This data is temporarily stored in the RAM 12 as needed, and then supplied to the host device via the interface 8.
[0086]
Here, the host device operates a reproduction function corresponding to the recording mode recorded on the disk D, and performs a reproduction process based on the recording mode. Therefore, the data transferred to the host device is based on the CD-based recording mode. The reproduction process is performed correctly regardless of whether the case is based on a DVD.
[0087]
Next, a method of determining a used disk in the optical disk drive shown in FIG. 1 will be described with reference to a flowchart shown in FIG. This disc discrimination is executed by the disc discriminating means 20 of the function provided in the system control microcomputer 14. As will be described later in detail, the disc discriminating means 20 has a recording CD disc discriminating function and a recording mode discriminating function, and discriminates between a disc in the standard recording mode and a disc in the high density recording mode by these functions. I do.
[0088]
When the disc is loaded, first, the first laser diode 1a of the optical head 1 is driven by the laser drive circuit 16 so as to have a reference reproduction level, and the CD-R and the CD are read according to the level of the amount of light reflected from the disc at that time. -Determine the RW recording CD disk (step a).
[0089]
If it is determined that the disk is not a recording CD disk, it is determined that the disk is a read-only CD disk or a DVD disk in which pits are formed in advance (step b).
[0090]
If it is determined that the disc is a recording CD disc, the laser output emitted from the first laser diode 1a of the optical head 1 is optimally set by the laser drive circuit 16 in accordance with the level of the amount of light reflected from the disc, and is positioned at a predetermined position on the disc. The signal of the recording mark (pit and land) recorded on the disk accessed is read, and the presence or absence of recording data is determined (step c). The presence or absence of this recording data can be determined, for example, by the PLL circuit 5 being locked.
[0091]
If it is determined that no recorded data is recorded, the disc is determined to be an unrecorded disc (step d).
[0092]
On the other hand, if it is determined that the recording data is recorded, the ATIP signal is read from the wobble extracted from the pre-groove formed in advance on the disc, and the ATIP decoder 4 detects the edge of the synchronization signal of the ATIP signal. (Step e).
[0093]
When the edge detection of the synchronization signal of the ATIP signal is performed, the counter 21 starts counting the bit clock extracted by the PLL circuit 5 (step f).
[0094]
The counting of the bit clock by the counter 21 is continued until the edge of the synchronization signal of the next ATIP signal is detected (step g). When the edge of the synchronization signal is detected, the counting of the bit clock by the counter 21 is terminated. (Step h).
[0095]
That is, the counter 21 counts the number of bit clocks in one cycle period (1 ATIP period) of the synchronization signal of the ATIP signal.
[0096]
The count value counted by the counter 21 is a requirement for disc discrimination by the disc discriminating means 20, and it is determined whether or not this count value corresponds to a disc recorded in the standard recording mode according to the data format of the CD standard. Then, it is determined whether or not the count value corresponds to a disk recorded in the high-density recording mode in accordance with the data format of the DVD standard (step j).
[0097]
Here, the physical data format recorded on the CD is such that one EFM frame is 588 channel bits, one subcode frame is composed of 98 EFM frames, and one subcode frame period corresponds to one ATIP period. The number of channel bits is 588 × 98 = 57624.
[0098]
On the other hand, in a physical data format recorded on a DVD, one sync frame has 1488 channel bits, and one sector (corresponding to one subcode frame of a CD) is composed of 26 sync frames. In the disk drive of FIG. 1, when recording on a CD recording disk in the high-density recording mode, two sectors of the DVD data format are recorded in one ATIP period. Therefore, in the case of a disk recorded in the high-density recording mode, the number of channel bits in one ATIP period is 1488 × 26 × 2 = 77376.
[0099]
Therefore, when discriminating a disc recorded in the standard recording mode, standard recording is set with a predetermined range of width based on 57624 bits, which is the number of channel bits in one ATIP period, in consideration of missing bits and count errors. The discrimination of the disc recorded in the standard recording mode is made by detecting the count value corresponding to the mode in step i (step k).
[0100]
On the other hand, when discriminating a disc recorded in the high-density recording mode, a predetermined range of width is set based on 77376 bits, which is the number of channel bits in one ATIP period, in consideration of missing bits and count errors. It is detected in step j that the count value corresponds to the density recording mode, and the disc recorded in the high density recording mode is determined (step l).
[0101]
If the count value of the counter 21 does not correspond to either the standard recording mode compatible count value or the high density recording mode compatible count value, the disc is processed as a non-target disc (step m).
[0102]
Here, when detecting the edge of the synchronization signal of the ATIP signal for detecting one ATIP period, a timer (not shown) that sets a measurement time according to the one ATIP period in consideration of the number of rotations of the disk is used. As a result, the 2ATIP period and the like are not erroneously detected due to the detection error, and the count value of the counter 21 when the 1ATIP period is not correctly performed does not become a requirement for disc determination. I have.
[0103]
The disc mounted as described above is discriminated by the disc discriminating means 20 as a recording disc in the high-density recording mode, a recording disc in the standard recording mode, an unrecorded disc, a read-only CD, a DVD, or a non-target disc.
[0104]
If the disc is determined to be a recording disk in the high-density recording mode and if it is determined to be an unrecorded disk, a signal for disc determination is sent to the host device connected to the connection terminal 9 via the interface 8. It is determined that recording in the high-density recording mode is possible by the host device.
[0105]
On the other hand, when the mounted disk is determined to be a recording disk in the standard recording mode, and when it is determined to be an unrecorded disk, this disk determination signal is notified to the host device, and recording in the standard recording mode is performed by the host device. It is determined that it is possible.
[0106]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the discrimination is made based on the bit clock count value in one period of the synchronization signal of the address information recorded in the pre-groove at the time of disc discrimination. The difference between the linear recording density and the standard recording mode can be detected, and the disc can be reliably discriminated between the high-density recording mode and the standard recording mode.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit block diagram illustrating an example of an optical disk drive including a disk identification device according to the present invention.
FIG. 2 is a flowchart illustrating an embodiment of a disc discriminating apparatus according to the present invention.
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 1 optical head 1a first laser diode 1b second laser diode 2 front-end processing circuit 4 ATIP decoder (address information decoder)
5 PLL circuit 6 CD decoder 7 DVD decoder 10 CD encoder 11 DVD encoder 12 RAM
13 Memory controller 14 System control microcomputer 15 Write strategy circuit 20 Disk discriminating means 21 Counter