【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、消毒薬に浸漬することなく脱脂綿に消毒薬を含浸することができる消毒用綿棒に関する。
【０００２】
【従来の技術】
容器に収容され市販されている家庭用消毒薬を用いる際には、手や摂子を介して保持した脱脂綿あるいは綿棒の脱脂綿に消毒薬を含浸させて患部に塗布する場合や、容器から傷などの患部に消毒薬を直接塗布したり滴下したりする場合がある。消毒薬を収容している容器には、先端が細くなっている口部を設けたり、口部の先端にスポンジを取り付けているものがあり、容器から直接消毒薬を患部に塗布する利便性が考慮されたりしている。
【０００３】
一般に、綿棒は中実棒状の軸部に脱脂綿が紡錘状に取り付けられており、使用に際しては、脱脂綿を消毒薬に浸漬して消毒薬を脱脂綿に含浸させている。従来、図６に示すように、綿棒１０には、脱脂綿１１に消毒薬などの液剤を予め含浸させ、１本毎に脱脂綿１１が凹状のカバー部１２とシート部１３により形成される包装体１４の内部に収容されているものがあり、カバー部１２からシート部１３を剥離することで、消毒薬を脱脂綿１１に浸漬することなく使用できるようにしている。（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
また、図７に示すように、一端に頭部（綿部）２１を取り付けた綿棒柄部２２の他端を鋭角にするとともに綿棒柄部２２の中心に細孔２３を設けた綿棒２０があり、この綿棒２０は筒状体２５の開口部中心に外蓋２４を介して固定されるとともに、この筒状体２５を塗布液（薬液）２６の充填した瓶状容器２６の瓶頸部外面に固定し、または摺動可能（図７（ａ）参照）あるいは螺動可能（図７（ｂ）参照）に取り付けている。綿棒２０の使用に際しては、筒状体２５が瓶頸部に固定されているときは綿棒２０のみを下降し、また、摺動あるいは螺動可能に取り付けられているときは筒状体２５を摺動あるいは螺動して筒状体２５と一緒に綿棒２０を下降し、瓶状容器２６の閉蓋２８を綿棒柄部２２の鋭角端部で突き破って綿棒柄部２２を薬液２７に入れることにより、薬液２７は綿棒柄部２２に設けた細孔２３を通り綿部２１に含侵されるというものである。（例えば、特許文献２参照）。
【０００５】
【特許文献１】
特開２０００−２３７２３５号公報（第３頁、図２）
【特許文献２】
実開昭６３−６２１５１号（明細書第３頁、第１図）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、手で保持した脱脂綿に消毒薬を含浸させる際には、消毒薬に色が付いていると、その色が手に付く恐れがあるとともに、付いた場合には洗っても落ちずらく、長らくその色が手に付いたままとなる問題点があった。また、脱脂綿を摂子で挟んで保持する場合には、脱脂綿に加え摂子を購入するため経済的な負担となるとともに管理も容易でなく、使用後の摂子の取り扱いが面倒であるという問題点があった。
【０００７】
また、市販の消毒薬を容器から患部に直接塗布する場合、容器を下に向けると消毒薬が垂れて患部にうまく当たらないという問題点があった。さらに、口部を先細りにした容器から消毒薬を患部に塗布する場合には患部に塗布し易いが、口部を患部に触れた状態で塗布したり、触らないように患部に接近させようとしても不注意で接触する場合があり、患部の汚れや雑菌が口部に移る問題点があった。また、口部にスポンジが設けられている場合は、消毒薬をスポンジに含浸させそのスポンジを患部に接触して消毒薬を塗布するため、スポンジに患部の汚れや雑菌が付着する問題点があった。そのため、他の人が使用する場合に限らず、同一人であっても消毒薬を再度使用する際に気持ち悪さが生じ、その使用にためらう気分が出て、消毒薬が残っていても新たに購入する場合があり、経済的に問題が生じる場合があった。
【０００８】
また、綿棒を用いて患部に消毒薬を塗布する際には、前記した問題は生じないが、市販されている綿棒は脱脂綿部が小さく多量の消毒薬を含ませることができず、患部の領域が大きいと１回の含浸で患部の全域に消毒薬を塗布できない場合があった。この場合、新たな綿棒を使用する必要があるが、今まで使っていた綿棒を不注意で消毒薬内に浸漬して継続使用する場合あり、患部の汚れや雑菌が消毒薬に移る問題があった。特許文献１の綿棒１０にあっては、そのような問題が生じないが、１本ごとに脱脂綿１１がカバー部１２とシート部１３からなる包装体１４に収容されているので、綿棒１０が高価となる問題があった。
【０００９】
また、特許文献２の綿棒２０では、綿棒柄部２２に細孔２３を設け、毛管現象により瓶状容器２６の薬液２７を綿部２１に含侵させているが、薬液２７が少なくなると綿部２１にまで上昇しない可能性があり、薬液２７が綿部２１に含侵しなくなる問題点があった。さらに、綿棒２０は瓶状容器２６の付属品としての意味合いを持っており、瓶状容器２６に収容した薬液２７を一回の使用で使い切らないと、一度使用した綿棒２０を再び瓶状容器２６に取り付けて使用しなければならい問題があった。また、薬液２７を含侵させた綿棒２０を筒状体２５から取り外して指で把持しつつ使用する場合、綿棒柄部２２の鋭角端部により指部等を傷つける恐れがある問題があった。
【００１０】
本発明は、前記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、消毒薬を患部に対して的確に塗布できるとともに、使用の途中で綿棒を誤って消毒薬に浸漬する恐れが無く、安全で経済的な消毒用綿棒を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、第１の発明は、消毒薬を収容した容器の小径突出口部が挿入可能な内径を有する中空棒状部材の一端外側部に、その中空開口部を覆うように脱脂綿等の消毒薬含浸用部材を取り付けたことを特徴とする。
【００１２】
また、第２の発明は、第１の発明にあって、前記中空棒状部材は、前記消毒薬含浸用部材を取り付けない端部をテーパ状に拡開したことを特徴とする。
【００１３】
前記第１の発明にあっては、脱脂綿等の消毒薬含浸用部材を取り付けた反対側の開口部に消毒薬を収容した容器の小径突出口部を挿入して中空棒状部材の内径部に消毒薬をこぼすことなく確実に注入し、消毒薬含浸用部材に消毒薬を含浸できる。
【００１４】
前記第２の発明にあっては、消毒薬を注入する開口端部を拡開することで、容易に消毒薬を中空棒状部材の内径部に注入できる。その他の作用は、第１の発明と同様である。
【００１５】
【発明の実施の形態】
（実施の形態１）
本発明の実施の形態１を図１および図２に基づいて説明する。図１は本実施の形態の消毒用綿棒を示す正面図、図２は図１の平面図である。
【００１６】
本実施の形態の消毒用綿棒１は、軸部２がプラスチック製の中空棒状部材からなり、その軸部２の一端側部に消毒薬含浸用部材としての脱脂綿３が中空棒状部材の開口部を覆うように取り付けられている。軸部２は、直径が０.５〜０.７ｃｍ（肉厚は極めて薄く、内径も略同じ）程度で、消毒薬を収容して市販されている消毒薬容器の小径突出口部を軸部２の端部開口から挿入できる大きさになっているとともに、軸部２の長さは手で持って患部に消毒薬を的確かつ容易に塗布しやすい長さとなっており、５〜１０ｃｍ程度が好ましい。軸部２を形成するプラスチックの材質としては種々のものが考えられるが、発ガン性がなく安全性を有するとともに曲がらない固さがあり薄い肉厚で筒状に成形可能なポリプロピレン、ポリエチレン等が好ましい。なお、撥水性を持たせた紙材であっても良い。
【００１７】
脱脂綿３は、患部に消毒薬を塗布する際に軸部２の一端部（先端部）が患部が触れないように、軸部２の先端より０.５ｃｍ程度突出させるとともに、軸部２の外側部に３〜４ｃｍ程度の長さに先端側が厚くなるように巻き付けられている。このとき、脱脂綿３は容易に軸部２から外れないように取り付けられており、取り付け部に細かな凸部を多数形成しても良いし、螺旋状の凸部を周設あるいは軸部２の軸線と直交させて平行な凸部を複数段周設しても良い。なお、消毒薬含浸用部材としては、脱脂綿３の他に、ガーゼ、ウール、絹、レーヨン、ポリエステル、アクリル樹脂、ナイロン、ウレタン樹脂、ポリオレフィン等を用いることができる。
【００１８】
前記消毒用綿棒１を使用する際には、まず、脱脂綿３を取り付けていない軸部２の後端側から内径部に消毒薬を注入し、その内径部を伝わらせて消毒薬を脱脂綿３に含浸させる。このとき、消毒薬を収容している容器の小径突出口部を軸部２の内径部に差し込んで行い、図３に示すように、軸部２を略垂直に立てて容器６の小径突出口部７より軸部２の内径部に消毒薬を滴下あるいは流動状態で注入しても良いし、図４に示すように、軸部２を傾斜させつつ容器６の小径突出口部７を軸部２の後端に当て付けて軸部２の内径部に消毒薬を流し込んでも良い。
【００１９】
本実施の形態の消毒用綿棒１によれば、軸部２の内径部を通じて脱脂綿３に消毒薬を含浸させるので、脱脂綿３と消毒薬が直接接触することがなく、新たな消毒用綿棒１を使用することで複数の人が同じ容器の消毒薬を気兼ねなく使用することができる。また、患部の領域が大きくて１回の含浸では不十分な場合であっても、同一人である限り、使用している消毒用綿棒１の脱脂綿３に再び消毒薬を含浸させて継続使用することもでき、使用していた消毒用綿棒１を捨てる必要が無くなる。また、軸部２内への消毒薬の注入量を目視できるので、患部の大きさに応じた消毒薬の量を脱脂綿３に含浸させることができる。さらに、脱脂綿３は使用に際して軸部２より容易に外れないように取り付けられているが、使用後には容易に軸部２から取り外すことができるので、プラスチック製の軸部２と脱脂綿３を分別して廃棄することができ、環境に悪影響を与えることがない。
【００２０】
（実施の形態２）
本発明の実施の形態２を図５に基づいて説明する。図５は本実施の形態の消毒用綿棒を示す正面図である。
【００２１】
本実施の形態の消毒用綿棒８は、消毒薬を注入する側の軸部９の端部がテーパ状９ａに拡開して構成され、消毒薬の注入が容易に行えるようになっている。その他の構成は実施の形態１と同様であり、その他の作用・効果も実施の形態１と同様である。
【００２２】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項１の消毒用綿棒によれば、中空棒状部材の端部から内径部に消毒薬を注入することで消毒薬含浸用部材と消毒薬を直接接触させることなく、消毒薬を容器から容易かつ的確に消毒薬含浸用部材へ含浸させることができる。そのため、一般に市販されている消毒薬を容器から直接患部に塗布する際に生じる不具合、例えば患部の汚れや細菌等が容器に移ることを防ぐことができるとともに、後に再び使用する際の気持ちの悪さや他人が使用した後の使用がはばかられることから、消毒薬を使い切らない状態で新たな消毒薬を購入するということもなくなり、期間内であれば安全な状態を維持し消毒薬を使い切ることができ、経済的である。
【００２３】
また、本発明の請求項２の消毒用綿棒によれば、テーパ状に拡開した開口部から消毒薬を極めて容易に中空棒状部材内へ注入して消毒薬含浸用部材に含浸させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１を示す正面図である。
【図２】図１の平面図である。
【図３】本発明の実施の形態１の消毒用綿棒に設けた脱脂綿に消毒薬を含浸させる一例を示す斜視図である。
【図４】本発明実施の形態１の消毒用綿棒に設けた脱脂綿に消毒薬を含浸させる一例を示す斜視図である。
【図５】本発明の実施の形態２を示す正面図である。
【図６】従来技術の綿棒を示す断面図である。
【図７】従来技術の綿棒を示す断面図である。
【符号の説明】
１，８ 消毒用綿棒
２，９ 軸部
３ 脱脂綿
６ 容器
７ 口部
９ａ テーパ部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a disinfectant swab capable of impregnating absorbent cotton with a disinfectant without being immersed in the disinfectant.
[0002]
[Prior art]
When using a commercially available household disinfectant stored in a container, apply the disinfectant to the affected area by impregnating the absorbent cotton or cotton swab's absorbent cotton held by hand or through a centrifuge, The disinfectant may be applied directly to the affected area or dropped. Some containers containing disinfectants have a narrowed mouth or a sponge attached to the tip of the mouth, making it convenient to apply the disinfectant directly to the affected area from the container. Is being considered.
[0003]
In general, a cotton swab has a solid rod-shaped shaft portion on which absorbent cotton is attached in a spindle shape. In use, the absorbent cotton is immersed in a disinfectant to impregnate the absorbent cotton with the disinfectant. Conventionally, as shown in FIG. 6, a cotton swab 10 is impregnated in advance with a liquid material such as a disinfectant in a cotton swab 11, and the cotton swab 10 is wrapped in a package 14 in which each piece of cotton wool 11 is formed by a concave cover portion 12 and a sheet portion 13. And the sheet portion 13 is peeled off from the cover portion 12 so that the disinfectant can be used without being immersed in the absorbent cotton 11. (For example, see Patent Document 1).
[0004]
As shown in FIG. 7, there is a swab 20 in which the other end of a swab handle portion 22 having a head (cotton portion) 21 attached to one end has an acute angle, and a fine hole 23 is provided at the center of the swab handle portion 22. The cotton swab 20 is fixed to the center of the opening of the cylindrical body 25 through the outer lid 24, and the cylindrical body 25 is fixed to the outer surface of the bottle neck of a bottle-like container 26 filled with a coating liquid (chemical solution) 26. Or slidable (see FIG. 7 (a)) or screwable (see FIG. 7 (b)). When the swab 20 is used, only the swab 20 descends when the tubular body 25 is fixed to the bottle neck, and slides when the tubular body 25 is slidably or screwably mounted. Alternatively, the cotton swab 20 is lowered together with the cylindrical body 25 by screwing, and the lid 28 of the bottle-shaped container 26 is pierced at the sharp end of the cotton swab handle 22 to put the cotton swab handle 22 into the chemical solution 27. The chemical solution 27 is impregnated in the cotton portion 21 through the fine holes 23 provided in the cotton swab handle portion 22. (For example, see Patent Document 2).
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-2000-237235 (page 3, FIG. 2)
[Patent Document 2]
Japanese Utility Model Application Laid-Open No. 63-62151 (specification, page 3, FIG. 1)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, when impregnating the cotton swabs held by hand with the disinfectant, if the disinfectant is colored, the color may stick to the hand, and if it is attached, it will not easily fall off even if washed. There has been a problem that the color remains on the hand for a long time. In addition, if the absorbent cotton is sandwiched and held by the set, there is a problem that the purchase of the absorbent in addition to the absorbent cotton is economically burdensome, the management is not easy, and the handling of the absorbent after use is troublesome. Was.
[0007]
In addition, when a commercially available disinfectant is directly applied to the affected part from the container, there is a problem that the disinfectant drips when the container is turned downward and does not hit the affected part well. Furthermore, it is easy to apply the disinfectant to the affected part when applying the disinfectant to the affected part from a container having a tapered mouth, but it is necessary to apply the disinfectant to the affected part while touching the affected part or not to touch it. Inadvertent contact may occur, and there is a problem that dirt and germs on the affected part move to the mouth. If a sponge is provided at the mouth, the sponge is impregnated with the disinfectant and the sponge is brought into contact with the affected part to apply the disinfectant.Therefore, there is a problem that dirt and various bacteria on the affected part adhere to the sponge. Was. Therefore, not only when another person uses it, but also when the same person uses the disinfectant again, feeling uncomfortable, hesitating to use it, even if the disinfectant remains, In some cases, it was purchased and there were economic problems.
[0008]
Further, when the disinfectant is applied to the affected area using a cotton swab, the above-described problem does not occur.However, a commercially available cotton swab has a small absorbent cotton portion and cannot contain a large amount of the disinfectant, and the area of the affected area is not covered. Is large, it may not be possible to apply the disinfectant to the entire affected area by one impregnation. In this case, it is necessary to use a new swab, but the swab used so far may be inadvertently immersed in the disinfectant and used continuously, and there is a problem that dirt and germs on the affected area are transferred to the disinfectant. Was. In the case of the cotton swab 10 of Patent Document 1, such a problem does not occur, but the cotton swab 10 is expensive because the cotton wool 11 is housed in the package 14 composed of the cover portion 12 and the sheet portion 13 one by one. There was a problem.
[0009]
Further, in the cotton swab 20 of Patent Document 2, the cotton swab handle portion 22 is provided with the pores 23 and the cotton solution 21 of the bottle-shaped container 26 is impregnated into the cotton portion 21 by capillary action. There is a possibility that the chemical solution 27 does not rise to 21 and the cotton portion 21 is not impregnated. Further, the swab 20 has a meaning as an accessory of the bottle-shaped container 26. If the chemical solution 27 accommodated in the bottle-shaped container 26 is not used up by one use, the swab 20 used once is again transferred to the bottle-shaped container 26. There was a problem that had to be attached to and used. Further, when the swab 20 impregnated with the chemical solution 27 is detached from the tubular body 25 and is used while being held by a finger, there is a problem that the finger portion or the like may be damaged by the acute end of the swab handle 22.
[0010]
The present invention has been made in view of the above-mentioned problems of the related art, and it is possible to apply a disinfectant to an affected area accurately, and there is no danger of accidentally immersing a cotton swab in the disinfectant during use. It is intended to provide an economical disinfecting swab.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a first aspect of the present invention is to provide a cotton wool having a small-diameter projecting opening portion of a container containing a disinfectant, a hollow rod-shaped member having an inner diameter capable of being inserted, and a cotton wool being covered so as to cover the hollow opening. And a member for impregnating the disinfectant is attached.
[0012]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the hollow bar-shaped member is formed such that an end of the hollow bar-shaped member to which the disinfectant impregnating member is not attached is tapered.
[0013]
In the first aspect, the small-diameter projecting opening of the container containing the disinfectant is inserted into the opening on the opposite side where the disinfectant impregnating member such as cotton wool is attached, and the inner diameter of the hollow rod-shaped member is disinfected. The medicine can be reliably injected without spilling, and the disinfectant impregnating member can be impregnated with the disinfectant.
[0014]
In the second aspect of the invention, the disinfectant can be easily injected into the inner diameter of the hollow rod-shaped member by expanding the opening end for injecting the disinfectant. Other operations are the same as those of the first invention.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(Embodiment 1)
First Embodiment A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a front view showing a disinfecting swab of the present embodiment, and FIG. 2 is a plan view of FIG.
[0016]
In the disinfecting swab 1 of the present embodiment, the shaft portion 2 is formed of a hollow member made of plastic, and one end side of the shaft portion 2 is provided with an absorbent cotton 3 as a disinfectant impregnating member. It is attached to cover. The shaft part 2 has a diameter of about 0.5 to 0.7 cm (the wall thickness is extremely thin and the inner diameter is substantially the same), and the small diameter projecting opening of a commercially available disinfectant container containing a disinfectant is used as the shaft part. 2 has a size that allows it to be inserted from the opening at the end, and the length of the shaft 2 is such that it is easy to apply the disinfectant to the affected part accurately and easily by holding it with a hand. preferable. Various materials can be considered as a material of the plastic forming the shaft portion 2. For example, polypropylene, polyethylene, and the like, which have no carcinogenicity, are safe, have a rigidity that does not bend, and are thin and can be formed into a tubular shape. preferable. Note that a paper material having water repellency may be used.
[0017]
The absorbent cotton 3 is made to protrude from the tip of the shaft 2 by about 0.5 cm so that one end (tip) of the shaft 2 does not touch the affected part when the disinfectant is applied to the affected part. It is wrapped around the portion so as to have a thickness of about 3 to 4 cm so that the tip side is thick. At this time, the absorbent cotton 3 is attached so as not to be easily detached from the shaft portion 2, and a large number of small convex portions may be formed in the attachment portion, or a spiral convex portion may be provided around or the shaft portion 2 may be formed. A plurality of convex portions parallel to and perpendicular to the axis may be provided. As the disinfectant impregnating member, gauze, wool, silk, rayon, polyester, acrylic resin, nylon, urethane resin, polyolefin and the like can be used in addition to the absorbent cotton 3.
[0018]
When using the disinfectant swab 1, first, a disinfectant is injected into the inner diameter portion from the rear end side of the shaft portion 2 to which the absorbent cotton 3 is not attached, and the disinfectant is transmitted to the absorbent cotton 3 through the inner diameter portion. Impregnate. At this time, the insertion is performed by inserting the small-diameter projecting opening of the container containing the disinfectant into the inner diameter portion of the shaft portion 2, and as shown in FIG. The disinfectant may be dripped or flowed into the inner diameter portion of the shaft portion 2 from the portion 7, or as shown in FIG. The disinfectant may be poured into the inner diameter portion of the shaft portion 2 by applying it to the rear end of the shaft portion 2.
[0019]
According to the disinfectant swab 1 of the present embodiment, the absorbent cotton 3 is impregnated with the disinfectant through the inner diameter portion of the shaft portion 2, so that the absorbent cotton 3 and the disinfectant do not come into direct contact, and a new disinfectant swab 1 is used. By using, a plurality of persons can use the disinfectant in the same container without hesitation. Even if the affected area is large and one impregnation is not sufficient, as long as the same person, the absorbent cotton 3 of the disinfecting swab 1 is impregnated again with the disinfectant and used continuously. This can eliminate the necessity of discarding the used swab 1 for disinfection. Further, since the amount of the disinfectant injected into the shaft portion 2 can be visually checked, the amount of the disinfectant according to the size of the affected part can be impregnated in the absorbent cotton 3. Further, the absorbent cotton 3 is attached so as not to be easily detached from the shaft portion 2 during use. However, since the absorbent cotton 3 can be easily removed from the shaft portion 2 after use, the plastic shaft portion 2 and the absorbent cotton 3 are separated. It can be disposed of and does not adversely affect the environment.
[0020]
(Embodiment 2)
Embodiment 2 of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 5 is a front view showing the swab for disinfection of the present embodiment.
[0021]
The disinfectant swab 8 of the present embodiment is configured such that the end of the shaft portion 9 on the side where the disinfectant is injected expands into a tapered shape 9a so that the disinfectant can be easily injected. Other configurations are the same as those of the first embodiment, and other operations and effects are the same as those of the first embodiment.
[0022]
【The invention's effect】
As described above, according to the disinfectant swab of claim 1 of the present invention, the disinfectant-impregnating member is brought into direct contact with the disinfectant-impregnating member by injecting the disinfectant from the end of the hollow rod-shaped member into the inner diameter portion. In addition, the disinfectant can be easily and accurately impregnated from the container into the disinfectant impregnating member. As a result, it is possible to prevent a problem that occurs when a commercially available disinfectant is applied directly from the container to the affected part, for example, it is possible to prevent dirt or bacteria from the affected part from being transferred to the container, and to feel uncomfortable when using the disinfectant again later. Since the use after use by others and others is unclear, it is no longer necessary to purchase a new disinfectant without using up the disinfectant, and within the period it is possible to maintain a safe state and use up the disinfectant Can and is economical.
[0023]
Further, according to the disinfectant swab of the second aspect of the present invention, the disinfectant can be extremely easily injected into the hollow rod-shaped member from the tapered opening to impregnate the disinfectant impregnating member. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of FIG.
FIG. 3 is a perspective view showing one example of impregnating a cotton swab provided on a cotton swab for disinfection according to Embodiment 1 of the present invention with a disinfectant;
FIG. 4 is a perspective view showing an example of impregnating a cotton swab provided on the cotton swab for disinfection according to Embodiment 1 of the present invention with a disinfectant.
FIG. 5 is a front view showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a sectional view showing a conventional swab.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a conventional swab.
[Explanation of symbols]
1,8 Disinfecting swab 2,9 Shaft 3 Absorbent cotton 6 Container 7 Mouth 9a Taper
