【0001】
【発明の属する技術分野】
車椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15を参照するに一般には自走式手動車椅子に於いて走行輪106に駆動輪107は複数個のステー109により回転方向及び軸方向に固定されており駆動論107と走行輪106は1対1の回転運動のみ得られる。従って登坂走行、小ステップの乗り越え及び凸凹路面走行時はより強力な力で駆動輪を駆動する必要があり搭乗者自身によるこうした路面上の走行は疲労が激しく持続的走行は困難である。これを解決する一手段として駆動輪と走行輪の間に遊星歯車減速機構及び摩擦クラッチ板を介在させ一定の駆動力を超えると摩擦クラッチ版が滑り遊星歯車減速機構に切り換わり走行輪の駆動力を増加せしめる提案があるが、例えば登坂走行時に登坂力が大きく走行輪と駆動輪の間に介在する摩擦クラッチ板にすべりが生じ自動的に駆動輪から走行輪への回転運動伝達経路が遊星歯車機構に切り換わり走行輪を減速させ走行輪の駆動力を増加せしめ登坂走行をすることになるが、駆動輪に加える手動力は、摩擦クラッチ板が滑るのに要する駆動力+登坂走行に必要とする駆動力となり搭乗者による駆動力は摩擦クラッチ板が滑るに要する余分な駆動力を要することになり駆動輪から走行輪への力の伝達効率が低下する。
【0003】
図16を参照するに、車椅子の制動ユニット111は車椅子を構成しているフレーム101bに固定されており、制動ユニット111上のレバー112aの操作によりロックレバー171を走行輪にスプリング力により押し付けロックする方式であり、走行時は前進・後退フリー、停車時は前進・後退ロックの機能のみであり、登坂走行時有効な、搭乗者自身叉は介護者が制御できる前進フリー・後退ロックの機能は付与されていない。
【0004】
然るに停止時の前進・後退ロックを備えかつ前進フリー・後退ロックの問題解決の一手段として、走行輪と一体として回転するブレーキドラム174を走行輪と同軸上に付与し、これとラチェット機構173とを組合せて前進フリー・後退ロックを、又停止時はブレーキドラム174とバンドブレーキ機構172により前進・後退ロックを各々独立したレバー(図面上では非表示)に関与せしめる提案があるが軽量が要求される折りたたみ式自走式手動車椅子に於いてはブレーキドラムの重量が加算されること、左右合計4個の操作レバーが必要となり操作の煩わしさがあること、直接走行輪を制動するのではなく付与したブレーキドラムを制動するため制動上の信頼性低下が懸念されることなどの問題がある。
【0005】
さらに後退ロックに対しては走行輪の車軸に一方向クラッチを組み込み、一方向クラッチへの駆動力伝達をグリップに連動したネジを回転させることにより摩擦板クラッチの掛け外しを行い前進フリー・後退ロック機能を可能にする提案もあるが車椅子の停止時の前進ロック・後退ロックの操作レバーとは独立に設けられており操作性に欠ける。いずれにせよ従来技術では自走式手動車椅子に於いて減速機能と後退ロック機能を兼ね備えた自走式手動車椅子は存在しなく真に利用者の要求を満たすには至っていない。
【0006】
アームレスト114はフレーム111bに固定されており、搭乗者の体形、搭乗時の搭乗者の姿勢に応じてアームレストの高さをより適した高さへの変更はできない。図17に於ける介護用車椅子で見られるアームレストはアームレスト214に固定されたガイドバー215が車椅子側面に設置されたガイドチャンネル213にガイドされ、アームレストの高さを調整後ロックグリップ216で固定される方式があるが緩慢な締め付けに対してはアームレストへの上方からのか荷重により突然推し下げられる場合があり危険である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
駆動輪と走行輪は連結ステーで回転方向、軸方向に固定されており駆動輪と走行輪の回転比はは1対1で固定されている。従って駆動輪に加える力は水平、平坦路面走行時より、登坂走行、小ステップの乗り越え、凸凹路面走行をするときはより大きな駆動力を要し、こうした路面の搭乗者自身による走行は搭乗者の疲労が激しく持続的走行は困難である。
【0008】
登坂走行時に搭乗者自身が駆動輪を連続回転する際、駆動輪から手を離している間に車椅子が下り勾配を後退しないようにするため慣性力走行状態にし登坂走行をする必要があり、搭乗者自身によるこうした登坂走行は搭乗者の疲労が激しく、持続的登坂走行は困難であり、これを解決する手段としてのブレーキドラムとラチェットに関わる提案及び走行輪の車軸に組み込んだ一方向クラッチを応用した従来提案の前進フリー・後退ロック機能は車椅子停止時の前進・後退ロック用レバーとは独立して設けられており操作性に欠ける。
【0009】
バンドブレーキ方式による前進・後退ロックと前進フリー・後退ロック機能の併用は各々独立した操作レバーが設けられており自走式手動車椅子に於いては必要な操作レバー類が分散されており操作性に煩わしさがあり、ブレーキドラム方式であるため車椅子の運搬を考慮すると重量が加算され、叉直接走行輪を制動する方式でないため制動面に於いて信頼性の低下がある。
【0010】
自走式手動車椅子に於いては搭乗者の体形又は搭乗者の搭乗時の姿勢に合わせてより適したアームレストの高さの調整はできなく、楽な姿勢での搭乗が困難であり、介護用車椅子における高さ可整式アームレストに対しては高さ固定用ネジの緩慢な締め付けの場合にアームレストへの上方からの荷重に対してアームレストが下方に押し下げられることが生じ危険である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
課題の駆動力増加により搭乗者の持続的自走を高める目的を達成するために、請求項1の減速機構を備えた請求項2の自走式手動車椅子は駆動輪と走行輪の同軸上に減速機を介在せしめ、減速機の操作レバーは搭乗者の手の届く範囲に設置し、速度比の切り換えは搭乗者が走行路面状態に応じて適宜切り換えをできるようにし、一定の減速をした状態で走行輪を回転させることにより搭乗者の駆動力少なくて走行輪を回転せしめ、登坂走行、小ステップの乗り越え、凸凹路面をより軽快に走行できることを特徴とする。
【0012】
課題の登坂走行に対する搭乗者の持続的走行性を高め、制動、減速の操作性を高め、かつ制動性の信頼性を高める目的を達成するために搭乗者の手元に設置された請求項3の制動ユニットを備えた請求項4の自走式手動車椅子は前進フリー・後退ロック、前進・後退ロック及び前進・後退フリーの機能選択をワンレバーに集約し、付与したブレーキドラムを制動するのではなく直接走行輪を制動して信頼性を確保し、走行状況に応じて搭乗者叉は介護者が制動機能を自在に選択でき、登坂走行時は搭乗者の力による慣性力走行をしなくても良く、登坂路面走行をより軽快に自走できることを特徴とする。
【0013】
課題のアームレストの安全性を高める目的を達成するために、請求項6のアームレストはそれと一体のアームレストプレートに上下ガイド用のスリットを二本設け、各スリットには傾斜を持った溝を上下方向に一列に複数個設け、フレームに固定されたアームレスト固定ブラケット上のネジを緩め、上下のスリットに沿ってアームレストの高さを調整後斜め前後にスライドすることによりアームレストプレートの傾斜溝にネジを嵌め込み傾斜溝に沿ってスライドした後ネジ締めすることによりアームレストプレートを固定し固定ネジの締め付けが緩慢であってもアームレストへの押し付け荷重によりアームレストが押し下げられることがなく安全性が高いことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
図2を参照するに、フレーム1a、1b、1c、1d及び1eにより構成される側フレームは左右対称に存在し、図1のリンク2、3a、3b及び4により連結されており車椅子の本体フレーム構造を成形しており、このリンク機構により従来技術と同様に図1の二点差線で示す如く巾の縮小、即ち折りたたみができる。
【0015】
図3を参照するに、走行輪6の車軸22を取付けるブラケット21はフレーム1aに搭乗者の体形に合わせて地上からの高さを決定し固定されており、車軸22は座金23と共にボルト24で固定されており、走行輪6を支えるハブ本体25はラジアルベアリング42を介し車軸22に搭載されており、軸方向は止め輪43により固定されており、第一内歯車26はハブ本体に同心上にボルト44で固定されている。つまり走行輪6と第一内歯車26は常に一体として回転運動をする。
【0016】
駆動輪29は減速機ケース8に固定されたリング31と複数個のステー30で連結されており、減速機ケース8は遊星歯車ホルダー38、複数個の遊星歯車27及び第二内歯車39と遊星歯車軸32により固定されており一体として回転運動をし、軸方向はスラストリング41により固定されており、遊星歯車軸32は必要個数の遊星歯車27を一軸につき一個保持しており、本案では図5に示す如く遊星歯車三個を有している。従って遊星歯車27は遊星運動をしながら第二内歯車39及び駆動輪29と一体として回転運動をする。
【0017】
車軸22上を軸方向に滑動する内外形にスプラインを有するスライドスリーブ40にはレバーホルダ35、第一外形歯車28、スプリング37、第二外形歯車36が搭載されており、レバーホルダ35はスライドスリーブ40のスプラインを外れた部分に搭載され、スライドスリーブ40との回転方向の拘束は無い状態にあり、図面上の左方向に脱落しないように止め輪45で止められており第二外形歯車36はスリーブ40の図面上右方のスプラインを外れた部分にラジアルベアリング46を介して搭載されスライドスリーブ40との回転方向の拘束は無い状態にあり、第一外形歯車28と中間内歯車36の間にはスプリング37が設置され、レバーホルダ35は第一外形歯車28と共に止め輪45側に、第二外形歯車36はその反対側にスラスト軸受け47を介して押し付けられており、スリーブ40の図面上における右端に設けられた鍔48により支えられている。つまりレバーホルダ35が右方に押されるとメイン歯車は直に右方に推され、スライド歯車36はスプリング37を介してスライドスリーブ40と共に右方に推されることになる。
【0018】
第一内歯車26は大ピッチ内歯車26aと小ピッチ内歯車26bとを有し、図4における変速レバー位地10aの時は第一内歯車の大ピッチ内歯車26bと遊星歯車27と、又遊星歯車27は第一外形歯車28と噛合っており、この状態で駆動輪を回転すると遊星歯車機構による減速状態、例えば駆動輪22に対して走行輪6は1/2の速比で内歯車26と共に回転する。
【0019】
図4を参照するに、レバー位地10aを図3の車軸22の端面に固定されたハンドルカバー33の溝34に沿ってレバー位地10bまで回転させることにより変速レバー10は距離34aの軸方向移動をし、レバーホルダは距離34aの軸方向移動し、図3における第一外形歯車28はスプリング37に抗して同量の移動をし、第一外形歯車28は遊星歯車27との噛合いが外れ、次に第二外形歯車36はスプリング37を介してスライドスリーブ40と共に押され、第一内歯車26の小ピッチ内歯車26aと噛合う。歯面の干渉が生じて噛合わない場合はスプリング37に抗してその位置で停止するが第一外形歯車歯28は遊星歯車27とは噛合いを外れた位置を保たれており、駆動輪29が回転されると歯面の位相が生じ、直近の噛合い位置で第二外形歯車36と第一内歯車26の小ピッチ内歯車26aとの噛合いが生ずる。従って駆動輪39に回転運動が生ずると第二外形歯車36は第二内歯車39及び第一内歯車の小ピッチ内歯車26aと同時に噛合うことになる。従って変速レバー位地10bの位置の状態では走行輪6は駆動輪39と一体となり回転する。つまり駆動輪39と走行輪6の速比は1対1の状態となる。
【0020】
図4を参照するに、かくして変速レバー10を登坂走行時、小ステップの乗り越え時叉は凸凹路面走行時にはレバー位置10aに、水平、平坦路面走行時はレバー位地10bに搭乗者が適宜切り換えることにより、より快適な自走が得られる。
【0021】
図7を参照するに、制動ニット11は搭乗者の手元に設置され切換レバー12は適宜搭乗者により操作可能状態に有り、前進・後退ロック、前進・後退フリー、前進フリー・後退ロックの機能を有している。
【0022】
切換レバー12はカム51と回転方向に対して固定されており、メインレバー52と57はスプリング56によりピン61を支点として互いに引寄せられていり、一方向クラッチ53及び60はアクションレバー54及び58の先端にそれぞれ取付けられておりスプリング56と捻りスプリング59及び62の作用により走行輪6に圧接されており、一方向クラッチ53は走行輪が反時計方向、つまり車椅子の後退方向に対しては回転不可の状態にあり一方向クラッチ60は走行輪6の時計方向、つまり車椅子の前進方向に対しては回転不可の状態にあり切換レバー12のレバー位置12aの時は前進・後退ロック状態で車椅子が停止状態の時に選択される。
【0023】
図9を参照するに、詳細解説として、一方向クラッチ53はクラッチの時計方向の回転にロックの状態であり、走行輪の反時計反方向の回転、つまり後退の時は一方向クラッチ53と走行輪6の接触面の摩擦抵抗により一方向クラッチ53はピン61を支点として時計方向に回転し、より走行輪6に接近する方向の運動となり、より強力な走行輪の後退ブレーキ力が発生する。一方向クラッチ60はクラッチの反時計方向に対してはロックの状態であり、走行輪が時計方向の回転、つまり前進の時はブレーキ効果が発生し、同様により強力な前進ブレーキ効果となる。したがって本ロック機構は単に接触抵抗によるブレーキ力以上により効果的な前進・後退ロック状態を提供するところに特徴がる。
【0024】
図10を参照するに、レバー12を12bの位置に回転させると、同時にカム51も同じ量だけ回転し、カム51の形状に従いメインレバー52は反時計方向に、57は時計方向にピン61を支点として回転し、一方向クラッチ53及び60は走行輪から離反しロックが解除、つまり前進・後退フリーの状態になる。搭乗者がレバー操作によりこの位地を選択することにより水平・平坦路面の自走ができる。
【0025】
図11を参照するに、切換レバー12を12cの位地に回転させるとカム51の形状に従いメインレバー52はスプリング56により引っ張られピン61を回転中心とし時計方向に回転し、一方向クラッチ53は走行輪6に圧接され、また一方向クラッチ60は走行輪6から離反状態になり、下り坂を後退しようとする。つまり走行輪が反時計方向に回転しようとすると一方向クラッチ53は前述の如く走行輪6にブレーキ作用をし、前進の場合つまり走行輪が時計方向に回転する場合は走行輪6に接触している一方向クラッチ53は前進に対してはフリー、一方向クラッチ60は走行輪6から離反しているため走行輪6へのブレーキ作用は発生しなく、かくして前進フリー・後退ロックの制動状態になり登坂走行時は搭乗者がレバー操作によりこの位地を選択することにより、搭乗者の疲労は少なく、より軽快な登坂走行ができることになる。
【0026】
図12を参照するに、アームレストブラケット15はフレーム1bに固定され、ネジ穴15aを設けられており、図14のアームレスト14に固定されたアームレストプレート13に上下方向のガイド用スリット13aを2本設け、各スリットには傾斜溝13bが複数個、一定の間隔で設けられている。
【0027】
図12、図13及び図14を参照するに、アームレスト4の高さを変更する場合は複数個のネジ16を緩め、ネジ16をアームレストプレート13の傾斜溝13aから外し、上下にスライドさせ所望の高さの傾斜溝13aに再び嵌めこみネジ18を締める。溝が傾斜になっているためネジの緩慢な締めに対してもアームレスト14への上方からの荷重に対して下方に押し下げられることがなく搭乗者自身叉は介護者により容易に安定したセッティングができる。
【0028】
【実施例】
図1を参照するに、駆動輪と走行輪の減速比は1/2と1/1の切換式、制動機構は一方向クラッチ応用の前進フリー・後退ロック、前進・後退フリー、前進・後退ロックのワンレバー切換方式、アームレスト高さは15mmおき、60mmの範囲で可調整とする。
【0029】
その他の特徴として、走行輪車軸取付けブラケットは従来技術に見られるフレームの分断し溶接する方法ではなく、利用者の要求にフレキシブル且迅速な対応ができるようにフレームへの側面溶接構造とし、着座、背もたれシートは清掃を容易にできるように、ネジ止め方式とし着脱を可能とする。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明による減速機に於いては従来の自走式手動車椅子を容易に、より快適な車椅子に改善できる効果がある。
【0031】
請求項2の発明による自走式手動車椅子では、搭乗者が走行路面の状況に応じて搭乗者自身が適宜レバー操作により減速ができ登坂走行時、小ステップの乗り越え、凸凹路面走行時には駆動輪に対する走行輪の回転速度を減速し走行駆動力を増加せしめ搭乗者の疲労を軽減でき、平坦走行時には駆動輪に対する走行輪の回転速度を1対1としスピード有る自走ができ、自走式手動車椅子搭乗者による一般路面走行への活動範囲を拡大せしめる効果がある。
【0032】
請求項3の発明による前進フリー・後退ロック、前進・後退フリー、前進・後退ロック機能を有したワンレバー式制動ユニットは既存の自走式手動車椅子及び介護用車椅子への後付けが容易にでき、より機能性の高い車椅子への改善への効果がある。
【0033】
請求項4の発明による自走式手動車椅子では、登坂走行時の駆動輪回転を繰り返す時に下り勾配を車椅子が後退しないよう前進フリー・後退ロックの機能を搭乗者自身叉は会議者が選択でき、より軽快な登坂走行ができ、自走式手動車椅子搭乗者による一般路面走行への活動範囲を拡大せしめる効果がある。
【0034】
請求項5の発明による減速機能付かつワンレバー操作に集約した制動機能付自走式手動車椅子は従来からの市場要求である駆動力の軽減及び登坂走行時の前進フリー・後退ロック機能を同時に満たしたであり自走式手動車椅子搭乗者の一般路面走行への活動範囲を急速に拡大せしめる効果がある。
【0035】
請求項5による高さ調整式アームレストは自走式手動及び自動車椅子、介護用車椅子など広範囲に応用でき、より快適に搭乗できる車椅子を提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る自走式手動車椅子の部分正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】この発明に係る遊星歯車式減速機の断面図である。
【図4】図3の部分側面図である。
【図5】図3の断面A-A矢視図である。
【図6】図3の断面B-B矢視図である。
【図7】この発明に係るワンレバー式制動ユニットの断面図である。
【図8】図7の断面図である。
【図9】図7の動作の詳細説明図である。
【図10】図7の動作の詳細説明図である。
【図11】図7の動作の詳細説明図である。
【図12】従来技術アームレスト部の正面図である。
【図13】図12の部分側面図である。
【図14】図12のアームレストの図である。
【図15】従来技術の自走式手動車椅子の部分正面図である。
【図16】図15の側面図である。
【図17】従来技術の介護用車椅子の側面図である。
【符号の説明】
5 キャスタ
15 フートレスト
42 スポーク
43 着座シート
44 背もたれシート[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
It is about a wheelchair.
[0002]
[Prior art]
Referring to FIG. 15, generally, in a self-propelled manual wheelchair, a driving wheel 107 is fixed to a traveling wheel 106 in a rotational direction and an axial direction by a plurality of stays 109, and the driving theory 107 and the traveling wheel 106 are paired. Only one rotational movement is obtained. Therefore, it is necessary to drive the drive wheels with a stronger force when traveling up a hill, over a small step, and traveling on an uneven road surface. The traveling by the occupant on such a road surface is so tired that continuous driving is difficult. As a means to solve this, a planetary gear reduction mechanism and a friction clutch plate are interposed between the drive wheel and the traveling wheel, and when a certain driving force is exceeded, the friction clutch plate is switched to a sliding planetary gear reduction mechanism and the driving force of the traveling wheel is changed. For example, when traveling uphill, the frictional clutch plate interposed between the running wheel and the driving wheel slips when traveling uphill, and the rotational motion transmission path from the driving wheel to the running wheel is automatically changed to a planetary gear. The mechanism is switched and the traveling wheels are decelerated, the driving force of the traveling wheels is increased, and the vehicle goes uphill. However, the manual force applied to the driving wheels is the driving force required for the friction clutch plate to slip + the traveling force required for the uphill traveling. The driving force generated by the occupant requires an extra driving force required for the friction clutch plate to slip, and the transmission efficiency of the force from the driving wheels to the traveling wheels decreases.
[0003]
Referring to FIG. 16, the braking unit 111 of the wheelchair is fixed to the frame 101b constituting the wheelchair, and the lock lever 171 is pressed against the traveling wheel by the operation of the lever 112a on the braking unit 111 by a spring force and locked. It is a forward / reverse free function when traveling and only a forward / reverse lock function when stopping, and a forward free / reverse lock function that can be controlled by the occupant or caregiver is effective when traveling uphill. It has not been.
[0004]
However, as a means of solving the problem of forward free / reverse lock provided with a forward / reverse lock at the time of stop, a brake drum 174 that rotates integrally with the traveling wheel is provided coaxially with the traveling wheel, and this and the ratchet mechanism 173 There is a proposal that the forward and backward locks can be associated with independent levers (not shown in the drawing) by the brake drum 174 and the band brake mechanism 172 when stopped, but a light weight is required. In the case of a folding self-propelled manual wheelchair, the weight of the brake drum is added, four operation levers on the left and right are required, and the operation is cumbersome, and it is applied instead of directly braking the running wheels There is a problem that the reliability of braking may be reduced because the brake drum is braked.
[0005]
For the reverse lock, a one-way clutch is incorporated into the axle of the running wheel, and the transmission of driving force to the one-way clutch is rotated by turning a screw that is linked to the grip to disengage and release the friction plate clutch. There is a proposal to enable the function, but it is provided independently of the operation lever for forward lock and reverse lock when the wheelchair is stopped, and lacks operability. In any case, in the prior art, there is no self-propelled manual wheelchair having both the deceleration function and the reverse lock function in the self-propelled manual wheelchair, and it has not truly satisfied the needs of the user.
[0006]
The armrest 114 is fixed to the frame 111b, and the height of the armrest cannot be changed to a more suitable height according to the occupant's body shape and the occupant's posture at the time of boarding. The armrest seen in the nursing wheelchair in FIG. 17 has a guide bar 215 fixed to the armrest 214 guided by a guide channel 213 installed on the side of the wheelchair, and fixed with a lock grip 216 after adjusting the height of the armrest. There is a system, but it is dangerous for a loose tightening because the armrest may be suddenly pushed down from above by a load from above.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The driving wheels and the running wheels are fixed in the rotational direction and the axial direction by a connecting stay, and the rotation ratio between the driving wheels and the running wheels is fixed at 1: 1. Therefore, the force applied to the drive wheels requires greater driving force when traveling uphill, climbing over small steps, and traveling on uneven roads than when traveling on horizontal or flat roads. Sustained running is difficult due to severe fatigue.
[0008]
When the occupant rotates the drive wheel continuously while climbing a hill, the wheelchair must be in an inertia running state to perform the uphill traveling so that the wheelchair does not retreat on a down slope while releasing the hand from the driving wheel. The rider's own climbing on such a slope is very tired for the rider, and it is difficult to climb continuously.It is proposed to solve this problem by applying the brake drum and ratchet, and applying a one-way clutch built into the axle of the running wheel. The conventionally proposed forward free / reverse lock function is provided independently of the forward / reverse lock lever when the wheelchair is stopped and lacks operability.
[0009]
The use of the forward / backward lock and the forward free / reverse lock function by the band brake system is provided with independent operation levers respectively.In a self-propelled manual wheelchair, the necessary operation levers are dispersed and the operability is improved. There is an annoyance, the weight is added when the wheelchair is transported in consideration of the brake drum system, and the reliability of the braking surface is reduced because the system is not a system for directly braking the running wheels.
[0010]
In self-propelled manual wheelchairs, it is not possible to adjust the height of the armrest more suitable for the occupant's body shape or occupant's posture at the time of boarding. For height-adjustable armrests in wheelchairs, it is dangerous that a slow tightening of the height fixing screws can cause the armrest to be pushed down by a load from above on the armrest.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The self-propelled manual wheelchair according to claim 2 including the reduction mechanism according to claim 1 is provided on the same axis as the driving wheel and the traveling wheel in order to achieve the object of increasing the self-propulsion of the occupant by increasing the driving force. With the reduction gear interposed, the operation lever of the reduction gear is set within the reach of the passenger, and the speed ratio can be switched appropriately according to the road surface condition by the passenger, and the deceleration is constant. By rotating the traveling wheels, the traveling wheels can be rotated with a small driving force of the occupant, so that the vehicle can travel uphill, climb over small steps, and travel more smoothly on uneven road surfaces.
[0012]
The vehicle according to claim 3, which is installed in the vicinity of the occupant in order to enhance the continuity of the occupant in climbing on the subject, improve the operability of braking and deceleration, and achieve the purpose of enhancing the reliability of braking. The self-propelled manual wheelchair according to claim 4 including a braking unit integrates the function selections of forward free / reverse lock, forward / reverse lock and forward / reverse free into one lever, and directly controls the applied brake drum instead of braking. Braking the running wheels to ensure reliability, the passenger or caregiver can freely select the braking function according to the driving situation, and when traveling uphill, there is no need to run the inertial force due to the passenger's force In addition, it is characterized by being able to travel on a slope uphill more easily.
[0013]
In order to achieve the objective of increasing the safety of the armrest, the armrest according to claim 6 is provided with two vertical guide slits on an armrest plate integrated with the armrest, and each slit is provided with an inclined groove in a vertical direction. Install a plurality of screws in a row, loosen the screws on the armrest fixing bracket fixed to the frame, adjust the height of the armrest along the upper and lower slits, slide diagonally back and forth, insert the screw into the inclined groove of the armrest plate, and tilt The armrest plate is fixed by sliding along the groove and then tightening the screws. Even if the fixing screws are loosely tightened, the armrest is not pushed down by the pressing load on the armrests, and the safety is high.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Referring to FIG. 2, the side frames formed by the frames 1a, 1b, 1c, 1d, and 1e exist symmetrically, and are connected by the links 2, 3a, 3b, and 4 in FIG. The structure is formed, and this link mechanism can reduce the width, that is, fold, as shown by the two-dot line in FIG.
[0015]
Referring to FIG. 3, a bracket 21 for mounting the axle 22 of the traveling wheel 6 is fixed to the frame 1 a by determining the height from the ground according to the occupant's body shape, and the axle 22 is bolted together with the washer 23 with a bolt 24. The hub body 25 which is fixed and supports the traveling wheel 6 is mounted on the axle 22 via a radial bearing 42, the axial direction is fixed by a retaining ring 43, and the first internal gear 26 is concentric with the hub body. Is fixed with bolts 44. That is, the running wheel 6 and the first internal gear 26 always rotate integrally.
[0016]
The drive wheel 29 is connected to a ring 31 fixed to the speed reducer case 8 by a plurality of stays 30, and the speed reducer case 8 includes a planetary gear holder 38, a plurality of planetary gears 27, a second internal gear 39, and a planetary gear. The planetary gear shaft 32 is fixed by a gear shaft 32 and rotates integrally, and the axial direction is fixed by a thrust ring 41.The planetary gear shaft 32 holds a required number of planetary gears 27 per axis. As shown in FIG. 5, it has three planetary gears. Therefore, the planetary gear 27 rotates integrally with the second internal gear 39 and the drive wheel 29 while performing planetary motion.
[0017]
A slide sleeve 40 having a spline on the inside and outside sliding on the axle 22 in the axial direction is equipped with a lever holder 35, a first outside gear 28, a spring 37, and a second outside gear 36, and the lever holder 35 is a slide sleeve. It is mounted on the portion where the spline of 40 has been removed, there is no restriction in the rotation direction with the slide sleeve 40, it is stopped by a retaining ring 45 so as not to drop to the left on the drawing, and the second external gear 36 is The sleeve 40 is mounted via a radial bearing 46 on the portion off the right spline in the drawing, and is in a state where there is no restriction in the rotational direction with the slide sleeve 40, between the first external gear 28 and the intermediate internal gear 36. The spring 37 is installed, the lever holder 35 is pressed against the retaining ring 45 side together with the first external gear 28, and the second external gear 36 is pressed against the opposite side via a thrust bearing 47. It is supported by a flange 48 provided at the right end on the surface. That is, when the lever holder 35 is pushed rightward, the main gear is immediately pushed rightward, and the slide gear 36 is pushed rightward together with the slide sleeve 40 via the spring 37.
[0018]
The first internal gear 26 has a large-pitch internal gear 26a and a small-pitch internal gear 26b, and at the time of the shift lever position 10a in FIG. 4, a large-pitch internal gear 26b of the first internal gear, a planetary gear 27, and The planetary gear 27 meshes with the first external gear 28, and when the drive wheels are rotated in this state, the planetary gear mechanism is in a deceleration state, for example, the running wheel 6 is driven at a speed ratio of 1/2 with respect to the drive wheel 22 by the internal gear. Rotates with 26.
[0019]
Referring to FIG. 4, by shifting the lever position 10a to the lever position 10b along the groove 34 of the handle cover 33 fixed to the end surface of the axle 22 in FIG. The first outer gear 28 in FIG. 3 moves by the same amount against the spring 37, and the first outer gear 28 meshes with the planetary gear 27. Then, the second external gear 36 is pushed together with the slide sleeve 40 via the spring 37, and meshes with the small pitch internal gear 26a of the first internal gear 26. If the tooth surfaces do not mesh due to interference, the gear stops at that position against the spring 37, but the first external gear teeth 28 are kept out of mesh with the planetary gears 27, and the driving wheel When the 29 is rotated, the phase of the tooth surface is generated, and the mesh between the second external gear 36 and the small pitch internal gear 26a of the first internal gear 26 occurs at the nearest meshing position. Therefore, when a rotational motion occurs in the drive wheel 39, the second external gear 36 meshes with the second internal gear 39 and the small pitch internal gear 26a of the first internal gear simultaneously. Therefore, in the state of the position of the shift lever position 10b, the traveling wheel 6 rotates integrally with the driving wheel 39. That is, the speed ratio between the driving wheel 39 and the traveling wheel 6 is in a state of 1: 1.
[0020]
Referring to FIG. 4, the rider can appropriately switch the shift lever 10 to the lever position 10a when traveling uphill, when climbing over a small step, or when traveling on an uneven road surface, and when traveling on a horizontal or flat road surface, the rider can appropriately switch to the lever position 10b. Thereby, more comfortable self-propelled driving is obtained.
[0021]
Referring to FIG. 7, the braking knit 11 is installed in the vicinity of the occupant, and the switching lever 12 is appropriately operable by the occupant, and functions as a forward / backward lock, forward / backward free, forward free / backward lock. Have.
[0022]
The switching lever 12 is fixed to the cam 51 and the rotation direction, the main levers 52 and 57 are pulled toward each other by a spring 56 around a pin 61, and the one-way clutches 53 and 60 are actuated by action levers 54 and 58. The one-way clutch 53 rotates the running wheel in the counterclockwise direction, that is, in the backward direction of the wheelchair, by the action of the spring 56 and the torsion springs 59 and 62. In the disabled state, the one-way clutch 60 cannot rotate in the clockwise direction of the traveling wheel 6, that is, in the forward direction of the wheelchair, and when the switching lever 12 is at the lever position 12a, the forward / backward locked state is established. Selected when stopped.
[0023]
Referring to FIG. 9, as a detailed explanation, the one-way clutch 53 is locked against clockwise rotation of the clutch, and when the running wheel rotates counterclockwise, that is, when the vehicle retreats, the one-way clutch 53 The one-way clutch 53 rotates clockwise with the pin 61 as a fulcrum due to the frictional resistance of the contact surface of the wheel 6, so that the one-way clutch 53 moves in a direction closer to the traveling wheel 6, and a stronger braking force for retreating the traveling wheel is generated. The one-way clutch 60 is locked with respect to the anti-clockwise direction of the clutch, and a braking effect is generated when the running wheel rotates clockwise, that is, when the traveling wheel is moving forward, and also has a stronger forward braking effect. Therefore, the present locking mechanism is characterized in that it provides a more effective forward / backward locking state than merely the braking force due to contact resistance.
[0024]
Referring to FIG. 10, when the lever 12 is rotated to the position 12b, the cam 51 also rotates by the same amount at the same time, and the main lever 52 moves the pin 61 counterclockwise and 57 moves the pin 61 clockwise according to the shape of the cam 51. It rotates as a fulcrum, and the one-way clutches 53 and 60 separate from the running wheels and are unlocked, that is, free to move forward and backward. When the passenger selects this position by operating the lever, the vehicle can run on a horizontal or flat road surface.
[0025]
Referring to FIG. 11, when the switching lever 12 is rotated to the position of 12c, the main lever 52 is pulled by a spring 56 according to the shape of the cam 51, rotates clockwise around the pin 61 as a rotation center, and the one-way clutch 53 The one-way clutch 60 is pressed against the traveling wheel 6 and is separated from the traveling wheel 6, so that the one-way clutch 60 tries to retreat on a downhill. That is, when the running wheel tries to rotate in the counterclockwise direction, the one-way clutch 53 applies a braking action to the running wheel 6 as described above, and in the case of forward movement, that is, when the running wheel rotates clockwise, the one-way clutch 53 contacts the running wheel 6. The one-way clutch 53 is free for forward movement, and the one-way clutch 60 is separated from the traveling wheel 6, so that no braking action is applied to the traveling wheel 6, and the braking state of the forward free / reverse lock state is established. During climbing, the rider selects this position by operating the lever, so that the rider is less tired and can travel more smoothly.
[0026]
Referring to FIG. 12, the armrest bracket 15 is fixed to the frame 1b and provided with a screw hole 15a, and two vertical slits 13a are provided on the armrest plate 13 fixed to the armrest 14 in FIG. Each slit is provided with a plurality of inclined grooves 13b at regular intervals.
[0027]
Referring to FIGS. 12, 13 and 14, when changing the height of the armrest 4, loosen a plurality of screws 16, remove the screws 16 from the inclined grooves 13 a of the armrest plate 13, and slide them up and down to a desired height. The fitting screw 18 is tightened again into the inclined groove 13a having a height. Since the groove is inclined, even if the screw is loosely tightened, it will not be pushed down due to the load from above on the armrest 14, so that the stable setting can be easily performed by the occupant himself or the caregiver. .
[0028]
【Example】
Referring to FIG. 1, the reduction ratio of the drive wheel and the traveling wheel is switchable between 1/2 and 1/1, and the braking mechanism is a free-forward / reverse lock, a forward-reverse free, a forward-reverse lock, and a one-way clutch application. One lever switching method, armrest height every 15mm, adjustable within the range of 60mm.
[0029]
As another feature, the traveling wheel axle mounting bracket is not the method of dividing and welding the frame seen in the prior art, but has a side welding structure to the frame so that it can flexibly and promptly respond to the demands of the user, The backrest sheet is screwed so that it can be easily cleaned, and can be attached and detached.
[0030]
【The invention's effect】
As described above, the speed reducer according to the first aspect of the present invention has an effect that a conventional self-propelled manual wheelchair can be easily improved to a more comfortable wheelchair.
[0031]
In the self-propelled manual wheelchair according to the invention of claim 2, the rider can decelerate himself / herself appropriately by operating the lever according to the condition of the traveling road surface, climbing up a hill, climbing over a small step, and traveling on an uneven road surface. The self-propelled manual wheelchair can reduce the rotational speed of the running wheels and increase the driving force to reduce the fatigue of the occupant. This has the effect of expanding the range of activities on the general road surface by the passenger.
[0032]
The one-lever brake unit having the forward free / reverse lock, forward / reverse free, forward / reverse lock functions according to the invention of claim 3 can be easily retrofitted to existing self-propelled manual wheelchairs and nursing wheelchairs. It has the effect of improving wheelchairs with high functionality.
[0033]
In the self-propelled manual wheelchair according to the invention of claim 4, the occupant himself or the conferee can select the function of forward free / reverse lock so that the wheelchair does not retreat on a down slope when repeating drive wheel rotation during uphill traveling, This makes it possible to travel lighter uphill, and has the effect of expanding the range of activities for self-propelled manual wheelchair passengers traveling on general road surfaces.
[0034]
The self-propelled manual wheelchair with a deceleration function and a braking function integrated into one-lever operation according to the invention of claim 5 satisfies the conventional market requirements of the reduction of the driving force and the forward free and backward lock functions at the time of traveling uphill at the same time. This has the effect of rapidly expanding the range of activities of a self-propelled manual wheelchair occupant on a general road surface.
[0035]
The height-adjustable armrest according to claim 5 can be applied to a wide range such as a self-propelled manual and a wheelchair, a wheelchair for nursing care, and has an effect of providing a wheelchair that can be more comfortably boarded.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial front view of a self-propelled manual wheelchair according to the present invention.
FIG. 2 is a side view of FIG. 1.
FIG. 3 is a sectional view of the planetary gear type speed reducer according to the present invention.
FIG. 4 is a partial side view of FIG. 3;
5 is a sectional view taken along the line AA in FIG. 3;
6 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 3;
FIG. 7 is a cross-sectional view of the one-lever brake unit according to the present invention.
FIG. 8 is a sectional view of FIG. 7;
FIG. 9 is a detailed explanatory diagram of the operation in FIG. 7;
FIG. 10 is a detailed explanatory diagram of the operation in FIG. 7;
FIG. 11 is a detailed explanatory diagram of the operation in FIG. 7;
FIG. 12 is a front view of a prior art armrest.
FIG. 13 is a partial side view of FIG. 12;
FIG. 14 is a view of the armrest of FIG. 12.
FIG. 15 is a partial front view of a conventional self-propelled manual wheelchair.
FIG. 16 is a side view of FIG. 15;
FIG. 17 is a side view of a conventional wheelchair for nursing care.
[Explanation of symbols]
5 casters
15 Footrest
42 spokes
43 Seating seat
44 Backrest seat