JP2004193152A - 光源装置 - Google Patents

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高雅 山下
Daisuke Kaneya
大祐 金屋
実 ▲吉▼田
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Abstract

【課題】ダブルクラッドファイバを用いた光源装置において、不所望な発振を抑制し、あるいは、発振光を抑圧して励起光源などへの悪影響を低減する。
【解決手段】ダブルクラッドファイバ4に、レーザーダイオード2からの励起光を入射させてASEを出力する光源装置であって、
ダブルクラッドファイバ4の励起光が入射される側に、ダブルクラッドファイバ4のコア5を伝搬する発振光を吸収して損失を与える損失体を含む発振抑圧用ダブルクラッドファイバ11を設け、レーザーダイオード2とダブルクラッドファイバ4の端面4aとの間の不所望な発振を抑制するようにしている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ASE(Amplified Spontaneous Emission:自然放出光)を出力するASE光源やファイバレーザなどの光源装置に関し、更に詳しくは、ダブルクラッドファイバ(Double Clad Fiber:DCF)を用いた光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ASE光源やファイバレーザなどの光源装置の光パワーは、例えば、通信用途における伝送距離を長くしたり、あるいは、加工用途における加工時間を短縮するなどのために、高出力化が望まれている。
【0003】
希土類元素をドープした通常のシングルモード光ファイバを用いた光源装置では、コアに励起光を直接入射するために、高出力化が困難であったが、ダブルクラッドファイバでは、コアに比べて遥かに大きな面積を有する内側クラッドから励起光を入射することで高出力化を図ることができ、かかるダブルクラッドファイバを用いたファイバレーザも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ダブルクラッドファイバは、励起光活性物質として希土類元素がドープされたコアと、このコアの周囲を覆う内側クラッドと、この内側クラッドの周囲を覆う外側クラッドとから構成されており、内側クラッドは、励起光を導光し、外側クラッドは、励起光を内側クラッドに閉じ込めるものであり、上述のように、コアに比べて遥かに大きな面積を有する内側クラッドから励起光を導入するので、高出力化を図ることができるものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−13346号公報(図10)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図3は、かかるダブルクラッドファイバを用いた光源装置としてのASE光源の構成例を示す図である。
【0007】
同図において、2は励起光源としてのレーザーダイオード、3はマルチモードファイバ、4はダブルクラッドファイバである。ダブルクラッドファイバ4は、Er(エルビウム)などの希土類元素がドープされたコア5と、このコア5の外周を覆う内側クラッド6と、この内側クラッド6の外周を覆う外側クラッド7とを有している。
【0008】
このASE光源では、レーザーダイオード2からの励起光を、マルチモードファイバ3を介してダブルクラッドファイバ4に入射すると、励起光によってダブルクラッドファイバ4のエルビウムが励起されてASE(自然放出光)が放出されて端面4aから出力される。
【0009】
かかるダブルクラッドファイバ4を用いたASE光源では、従来のシングルモードファイバを用いたASE光源に比べて、励起パワーが、例えば、数W〜数十W程度と大きく、高出力、例えば、Wクラスとなるために、レーザーダイオード2内部のレンズや発光体とダブルクラッドファイバ4の端面4aとの間で不所望な発振が生じ易く、発振が生じた場合には、発振光が前後のデバイス、例えば、レーザーダイオード2に入射してその出力を不安定にしたり、レーザーダイオード2を損傷させるといった難点がある。
【0010】
なお、この図3においては、後述の本発明との比較のために、ダブルクラッドファイバ4への励起光のファイバ径に対する強度分布およびレーザーダイオード2へのASEあるいは発振光のファイバ径に対する強度分布の略図を併せて示している。
【0011】
図4は、ダブルクラッドファイバを用いた光源装置としてのファイバレーザの構成例を示す図である。
【0012】
同図において、21は励起光源としてのレーザーダイオード、22はマルチモードファイバ、23はダブルクラッドファイバ、24は反射器としての反射ミラーであり、ダブルクラッドファイバ23は、Er(エルビウム)などの希土類元素がドープされたコア25と、このコア25の外周を覆う内側クラッド26と、この内側クラッド26の外周を覆う外側クラッド27とを有している。
【0013】
このファイバレーザは、ダブルクラッドファイバ23をレーザ媒質とし、反射ミラー24とダブルクラッドファイバ23の端面23aとでファブリペロー型の共振器を構成しており、レーザダイオード21からの励起光を、マルチモードファイバ22および反射ミラー24を介してダブルクラッドファイバ23に入射させることにより、レーザ発振が行われてレーザ発振光が端面23aから出力される。
【0014】
かかるダブルクラッドファイバ23を用いたファイバレーザでは、レーザ発振光は、上述のASE光源の場合と同様に、シングルモードファイバを用いた場合に比べて高出力であるために、前後のデバイス、例えば、反射ミラー24を透過してレーザダイオード21に入射してその出力を不安定にしたり、レーザーダイオード21を損傷させるといった難点がある。
【0015】
なお、この図4においては、後述の本発明との比較のために、反射ミラー24を透過したレーザ発振光およびダブルクラッドファイバ23からのレーザ発振光のファイバ径に対する強度分布の略図を併せて示している。
【0016】
本発明は、以上のような点に鑑みて為されたものであって、ダブルクラッドファイバを用いた光源装置において、不所望な発振を抑制し、あるいは、レーザ発振光による悪影響を低減することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために、次のように構成している。
【0018】
すなわち、本発明の光源装置は、励起光活性物質がドープされたコア、該コアの外周を覆う内側クラッドおよび該内側クラッドの外周を覆う外側クラッドを有するダブルクラッドファイバに、励起光源からの励起光を入射させてASE(自然放出光)を出力する光源装置であって、前記ダブルクラッドファイバの前記励起光が入射される側に、該ダブルクラッドファイバの前記コアを伝搬する光に損失を与える損失体を設けている。
【0019】
ここで、励起光活性物質とは、励起光によって活性される物質であって、例えば、Er(エルビウム)などの希土類元素である。
【0020】
損失体は、ダブルクラッドファイバのコアを伝搬する光に損失を与えるものであればよく、例えば、前記コアを伝搬する光を吸収したり、あるいは、散乱したり、反射したりして損失を与えるものであればよい。
【0021】
本発明によると、ダブルクラッドファイバの励起光が入射される側には、ダブルクラッドファイバのコアを伝搬する光に損失を与える損失体を設けたので、励起光にほとんど影響を与えることなく、ダブルクラッドファイバのコアで発生するASEあるいは発振光の内、励起光が入射される側に伝搬するASEあるいは発振光に対して損失体によって損失を与えることができ、これによって、例えば、レーザダイオードなどの励起光源とダブルクラッドファイバの端面との間で生じる不所望な発振を抑制することができる。
【0022】
また、本発明の光源装置は、励起光活性物質がドープされたコア、該コアの外周を覆う内側クラッドおよび該内側クラッドの外周を覆う外側クラッドを有するダブルクラッドファイバに、励起光源からの励起光を入射させて前記ダブルクラッドファイバをレーザ媒質としてレーザ発振を行う光源装置であって、前記ダブルクラッドファイバの前記励起光が入射される側に、該ダブルクラッドファイバの前記コアを伝搬する光に損失を与える損失体を設けており、好ましくは、前記損失体は、前記ダブルクラッドファイバの前記励起光が入射される側に、反射器を介して配置される。
【0023】
本発明によると、ダブルクラッドファイバの励起光が入射される側には、ダブルクラッドファイバのコアを伝搬する光に損失を与える損失体を設けたので、励起光にほとんど影響を与えることなく、ダブルクラッドファイバのコアで発生するレーザ発振光の内、励起光が入射される側に伝搬して反射器を透過したレーザ発振光に対して損失体によって損失を与えることができ、これによって、反射器を透過したレーザ発振光が、レーザダイオードなどの励起光源に悪影響を与えるのを低減できる。
【0024】
本発明の一実施態様においては、金属元素がドープされた光ファイバまたは濃度消光が生じる光ファイバによって、前記ダブルクラッドファイバの前記コアを伝搬する光を吸収して損失を与えるものであり、好ましくは、前記光ファイバが溶融着接続されるものである。
【0025】
ここで、金属元素は、ダブルクラッドファイバのコアを伝搬する光を吸収するなどして損失を与えることができれば、その種類は、特に限定されるものではない。
【0026】
本発明によると、例えば、希土類元素が濃度消光が生じる濃度までドープされた光ファイバあるいは金属元素がドープされた光ファイバを用いて容易にダブルクラッドファイバのコアを伝搬する光を吸収して損失を与えることができ、また、ドープする元素等の選択によってASEや発振光の波長に容易に対応することができ、また、溶融着接続することによって、反射等を防止することができる。
【0027】
他の例として、発振波長が予め分かっているのであれば、その波長をコアからクラッドへ放出するような長周期ファイバグレーティングを付加、あるいは、直接コアへ作製してもよい。
【0028】
以下、図面によって本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0029】
(実施の形態1)
図1は、本発明の一つの実施の形態に係る光源装置としてのASE光源1の構成を示す図であり、上述の図3に対応する部分には、同一の参照符号を付す。また、この図1においては、励起光のファイバ径に対する強度分布およびASEあるいは発振光のファイバ径に対する強度分布の略図を併せて示している。
【0030】
この実施の形態のASE光源1は、励起光源としてのレーザーダイオード2と、マルチモードファイバ3と、ダブルクラッドファイバ4とを備えており、ダブルクラッドファイバ4は、励起光活性物質としてのEr(エルビウム)などの希土類元素がドープされたコア5と、このコア5の外周を覆う内側クラッド6と、この内側クラッド6の外周を覆う外側クラッド7とを有している。以上の構成は、上述の図3と同様である。
【0031】
この実施の形態では、レーザーダイオード2内部のレンズや発光体とダブルクラッドファイバ4の端面4aとの間で不所望な発振が生じるのを抑制するために次のように構成している。
【0032】
すなわち、発振を抑制するには、発振光に損失を与えて共振器となっている部分における利得よりも損失を大きくすればよく、また、上述の図3およびこの図1のASEあるいは発振光の強度分布に示されるように、ダブルクラッドファイバ4におけるASEあるいは発振光は、ダブルクラッドファイバ4のシングルモードのコア5で発生しているので、このコア5を伝搬する光に損失を与えればよい。
【0033】
そこで、この実施の形態では、ダブルクラッドファイバ4の励起光が入射される側の端面4bとマルチモードファイバ3との間に、ダブルクラッドファイバ4のコア5を伝搬するASEあるいは発振光に損失を与えて発振を抑制する損失体を含む発振抑制用ダブルクラッドファイバ11を設けている。
【0034】
この発振抑制用ダブルクラッドファイバ11は、コア12と、内側クラッド13と、外側クラッド14とから構成されており、ダブルクラッドファイバ4のコア5を伝搬するASEあるいは発振光を吸収して損失を与えるために、損失体としてのコア12には、Er(エルビウム)などの希土類元素が高濃度、例えば、濃度消光が生じる程度の高濃度にドープされている。なお、損失を与えることができれば、その濃度は、適宜設定すればよい。
【0035】
この発振抑制用ダブルクラッドファイバ11の両端は、マルチモードファイバ3およびダブルクラッドファイバ4にそれぞれ溶融着接続されている。
【0036】
かかる構成を有するASE光源1では、レーザーダイオード2からの励起光を、マルチモードファイバ3および発振抑制用ダブルクラッドファイバ11を介してダブルクラッドファイバ4に入射すると、励起光によってダブルクラッドファイバ4のエルビウムが励起されて、例えば、1μm帯あるいは1.55μm帯のASE(自然放出光)が放出されてダブルクラッドファイバ4の端面4aから出力される。
【0037】
発振抑制用ダブルクラッドファイバ11に入射される励起光は、図1に示されるように、強度分布がコアの径方向に沿ってほぼ平坦であるのに対して、ASEあるいは発振光は、ダブルクラッドファイバ4の中心部のコア5で発生するので、その強度分布は、中心部に集中したものとなる。
【0038】
この実施の形態では、ダブルクラッドファイバ4のコア5に対応して中心部に損失体としてのコア12を含む発振抑制用ダブルクラッドファイバ11を設けているので、発振抑制用ダブルクラッドファイバ11を通過した励起光の強度分布に示されるように、励起光にはほとんど影響を与えることなく、発振抑制用ダブルクラッドファイバ11の前後のASEあるいは発振光の強度分布に示されるように、ダブルクラッドファイバ4のコア5を伝搬するASEあるいは発振光のみに大きな損失を与えることができる。
【0039】
これによって、レーザーダイオード2内部のレンズや発光体とダブルクラッドファイバ4の端面4aとの間で不所望な発振が生じるのを抑制することができ、これによって、発振光が前後のデバイス、例えば、レーザーダイオード2に入射してその出力を不安定にしたり、レーザーダイオード2を損傷させるといったことを防止できることになる。
【0040】
このようにして不所望な発振を抑制できるので、ダブルクラッドファイバ4の端面4aに発振を抑制するための特殊な加工を施すといった必要もない。
【0041】
なお、発振抑制用ダブルクラッドファイバ11のコア12の屈折率を高く、すなわち、比屈折率差を大きくすることによって、損失を大きくしてもよい。
【0042】
(実施の形態2)
図2は、本発明の他の実施の形態に係る光源装置としてのファイバレーザの構成図であり、上述の図4に対応する部分には、同一の参照符号を付す。また、この図2においては、レーザ発振光のファイバ径に対する強度分布の略図を併せて示している。
【0043】
この実施の形態のファイバレーザ20は、励起光源としてのレーザーダイオード21と、マルチモードファイバ22と、ダブルクラッドファイバ23と、反射ミラー24とを備えており、ダブルクラッドファイバ23をレーザ媒質とし、反射ミラー24とダブルクラッドファイバ23の端面23aとでファブリペロー型の共振器を構成している。ダブルクラッドファイバ23は、Er(エルビウム)などの希土類元素がドープされたコア25と、このコア25の外周を覆う内側クラッド26と、この内側クラッド26の外周を覆う外側クラッド27とを有している。以上の構成は、上述の図4と同様である。
【0044】
この実施の形態では、ダブルクラッドファイバ23の端面23aとの間で共振器を構成する反射ミラー24を透過するレーザ発振光が、レーザダイオード21に入射してその出力を不安定にしたり、レーザーダイオード21を損傷させるといったことを防止するために、次のように構成している。
【0045】
すなわち、この実施の形態では、ダブルクラッドファイバ23の励起光が入射される側の反射ミラー24とマルチモードファイバ22との間に、反射ミラー24を透過したダブルクラッドファイバ23のコア25を伝搬するレーザ発振光に損失を与えてレーザ発振光を抑圧するための損失体を含む発振光抑圧用ダブルクラッドファイバ28を設けている。
【0046】
この発振光抑圧用ダブルクラッドファイバ28は、コア29と、内側クラッド30と、外側クラッド31とから構成されており、反射ミラー24を透過したダブルクラッドファイバ23のコア25を伝搬するレーザ発振光を吸収して損失を与えるために、損失体としてのコア29には、Er(エルビウム)などの希土類元素が高濃度、例えば、濃度消光が生じる程度の高濃度にドープされている。
【0047】
この発振光抑圧用ダブルクラッドファイバ28は、マルチモードファイバ22と溶融着接続されている。
【0048】
かかる構成を有するファイバレーザ20では、レーザダイオード21からの励起光を、マルチモードファイバ22および発振光抑圧用ダブルクラッドファイバ28を介してダブルクラッドファイバ23に入射させることにより、レーザ発振が行われて、例えば、1μm帯あるいは1.55μm帯のレーザ発振光がダブルクラッドファイバ23の端面23aから出力される。
【0049】
この実施の形態では、ダブルクラッドファイバ23のコア25に対応して中心部に損失体としてのコア29を含む発振光抑圧用ダブルクラッドファイバ28を設けているので、発振光抑圧用ダブルクラッドファイバ28の前後のレーザ発振光の強度分布に示されるように、反射ミラー24を透過したレーザ発振光に大きな損失を与えることができる。
【0050】
これによって、レーザーダイオード21に入射するレーザ発振光のパワーをほぼゼロにすることができ、レーザーダイオード21の出力が不安定になるのを防止することができ、安定した発振が行えることになる。
【0051】
なお、反射ミラー24に代えて、反射器としてFBG(ファイバブラッググレーティング)を用いてもよく、また、反射器を、ダブルクラッドファイバの両端に設けて共振器を構成してもよい。
【0052】
(その他の実施の形態)
上述の実施の形態では、ダブルクラッドファイバ11,28を用いて損失を与えるようにしたけれども、ダブルクラッドファイバに代えてシングルモードファイバなどの他の光ファイバを用いてもよい。
【0053】
また、上述の実施の形態では、希土類元素を高濃度にドープしたダブルクラッドファイバ11,28を用いて損失を与えたけれども、本発明の他の実施の形態として、金属元素や他の不純物をドープした光ファイバを用いて損失を与えるようにしてもよい。
【0054】
本発明の他の実施の形態として、マルチモードファイバ3,22省略してもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ASEを出力する光源装置において、ダブルクラッドファイバの励起光が入射される側には、ダブルクラッドファイバのコアを伝搬する光に損失を与える損失体を設けたので、励起光にほとんど影響を与えることなく、励起光が入射される側に伝搬するダブルクラッドファイバからの発振光に損失を与えて不所望な発振を抑制することができ、これによって、発振光が、ダブルクラッドファイバの前後のデバイス、例えば、レーザーダイオードなどの励起光源に入射してその出力を不安定にしたり、励起光源を損傷させるといったことを防止できることになる。
【0056】
また、本発明によれば、レーザ発振光を出力する光源装置において、ダブルクラッドファイバの励起光が入射される側には、ダブルクラッドファイバのコアを伝搬する光に損失を与える損失体を設けたので、励起光にほとんど影響を与えることなく、励起光が入射される側に伝搬して反射器を透過したレーザ発振光に損失を与えてレーザーダイオードなどの励起光源に悪影響を与えるのを抑制して安定な発振を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係る光源装置の構成図である。
【図2】本発明の他の実施の形態の光源装置の構成図である。
【図3】ASE光源の構成図である。
【図4】ファイバレーザの構成図である。
【符号の説明】
1,20 光源装置
2,21 レーザーダイオード
4,23 ダブルクラッドファイバ
11 発振抑制用ダブルクラッドファイバ
24 反射ミラー
28 発振光抑圧用ダブルクラッドファイバ

Claims (5)

  1. 励起光活性物質がドープされたコア、該コアの外周を覆う内側クラッドおよび該内側クラッドの外周を覆う外側クラッドを有するダブルクラッドファイバに、励起光源からの励起光を入射させてASE(自然放出光)を出力する光源装置であって、
    前記ダブルクラッドファイバの前記励起光が入射される側に、該ダブルクラッドファイバの前記コアを伝搬する光に損失を与える損失体を設けたことを特徴とする光源装置。
  2. 励起光活性物質がドープされたコア、該コアの外周を覆う内側クラッドおよび該内側クラッドの外周を覆う外側クラッドを有するダブルクラッドファイバに、励起光源からの励起光を入射させて前記ダブルクラッドファイバをレーザ媒質としてレーザ発振を行う光源装置であって、
    前記ダブルクラッドファイバの前記励起光が入射される側に、該ダブルクラッドファイバの前記コアを伝搬する光に損失を与える損失体を設けたことを特徴とする光源装置。
  3. 前記損失体は、前記ダブルクラッドファイバの前記励起光が入射される側に、反射器を介して配置される請求項2記載の光源装置。
  4. 金属元素がドープされた光ファイバまたは濃度消光が生じる光ファイバによって、前記ダブルクラッドファイバの前記コアを伝搬する光を吸収して損失を与える請求項1〜3のいずれかに記載の光源装置。
  5. 前記光ファイバが溶融着接続される請求項4記載の光源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007220779A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Fujikura Ltd マルチモードファイバ、光増幅器及びファイバレーザ

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