【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報端末に燃料電池を搭載した場合の内部構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
燃料電池を用いた情報端末の構成方法として、例えば特開２００２−４９４４０号公報において、ノートパソコンを例として情報端末に燃料電池を適用したものが示されている。ここでは、燃料電池の発電手段や、燃料カートリッジをノートパソコンの表示部（液晶パネル）側に備えたときの構成例が示されており、これを従来の技術Ａと呼ぶ。また特開２００２−２３１２９０号公報には、情報機器に燃料電池を備えたときに、発電効率を高めるために、情報機器の他の部位で発生する熱を燃料電池に伝える伝達手段を備えた構成例が示されており、これを従来の技術Ｂと呼ぶ。
【０００３】
従来の技術Ａでは、燃料電池をノートパソコンの液晶パネル側ではなく、ノートパソコン本体側に備えた場合については、考慮されてはいなかった。また従来の技術Ｂでは、ＣＰＵの空冷ファンから発生する熱い空気を燃料電池の発電部位に供給し、燃料電池の発電効率を高めると共に燃料電池への空気供給を同時に実施するといった工夫がされていたが、ノートパソコンでは、熱が本体内部から逃げなくなってしまうために、稼動中にＣＰＵの空冷ファンが発生する熱い空気を装置内部に取り入れるような構成は通常取らず、外へ排出する構成を取ることが一般的であるため、実現困難であった。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００２−４９４４０号公報
【特許文献２】
特開２００２−２３１２９０号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、燃料電池を情報機器の表示側ではなく、本体側に備えたときの構成例を提供することにあり、また燃料電池の発電部位への空気供給方法を提供することにある。
【０００６】
また、本発明の別の課題として、燃料電池の燃料カートリッジや水回収カートリッジの液漏れ防止方法を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するために、情報端末の本体部位に燃料電池を構成する際、特に燃料カートリッジが交換しやすいように、パームレスト下部に燃料電池を構成する。
【０００８】
また発電部位に空気供給を行うために、ＣＰＵ空冷ファンが空気を排出する際に用いる空気の供給孔をパームレストの底面に用意し、その面に燃料電池の発電部位を置く構造とする。
【０００９】
また燃料電池の発電部位において、酸素供給のために空気面と触れるところに、防水シートを用い、空気は通すが水は通さない構造とする。
【００１０】
また燃料カートリッジと水回収カートリッジを情報端末内部に格納する際、カートリッジ接続手段を用意し、各カートリッジとカートリッジ接続手段との間にセンサ付きの電磁バルブを備え、カートリッジを取り出すなどして、格納されているとき以外の場合、電磁バルブを自動的に閉めて、液漏れを防止可能な構造とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図１からの図面を用いて説明する。
【００１２】
図１は本発明の全体を示すシステム概観図であり、１は情報端末、２は表示装置側筐体、３は本体側筐体、４は表示装置、５はキーボード、６はポインティングデバイス、７と８はヒンジ、９は燃料カートッリッジ、１０は発電手段、１１は水回収カートリッジ、１２は空気供給孔、１３は空気排出孔、１４はパームレスト、１５は燃料電池である。
【００１３】
情報端末１はノートパソコンを想定しており、表示装置側筐体２には表情装置４が備えられている。また本体側筐体３にはキーボード５とポインティングデバイス６が備えられており、ヒンジ７と８によって表示装置側筐体２が本体側筐体３に接続されている。ここでキーボード５の前側、すなわちポインティングデバイス６が備えられている場所は、パームレスト１４と呼ばれる部位であり、操作者がキーボード５やポインティングデバイス６を操作する際に手のひらを置いて、手を休めることが可能である。
【００１４】
情報端末１の本体側筐体３におけるパームレスト１４の内部には、燃料電池１５を構成する燃料カートリッジ９と発電手段１０が内蔵されており、また水回収カートリッジ１１も内蔵されている。これらは内部に存在するため、点線で図示している。本体側筐体３の前面裏側には空気供給孔１２が備えられており、本体側筐体３の左側側面には空気排出孔１３が備えられている。
【００１５】
この実施例では、情報端末１全体を動作させる電力がパームレスト１４内部の燃料電池１５によって供給されており、燃料電池を用いた情報端末を構成することが可能である。
【００１６】
図２は、パームレスト内部の燃料電池１５の構造を示す図であり、２０は本体側筐体下部、２１はカートリッジ接続手段、２２は燃料パイプ、２３は排水パイプ、２４から２７は電磁バルブ、２９は防水シートである。
【００１７】
パームレスト１４と本体側筐体下部２０との間に燃料電池１５を構成する燃料カートリッジ９と発電手段１０が挟み込まれた構造となっており、右側には水回収カートリッジ１１が備えられ、カートリッジ接続手段２１によって、燃料カートリッジ９と水回収カートリッジ１１が情報端末１内部に接続されている。
【００１８】
燃料カートリッジ９には電磁バルブ２４が、また水回収カートリッジ１１には電磁バルブ２７が備えられており、電磁気力で動作する開閉栓であるため、閉まっていれば両カートリッジから液漏れする心配は無い。またカートリッジ接続手段２１には、燃料パイプ２２と排水パイプ２３が備えられており、それぞれ電磁バルブ２５と２６が備えられており、こちらも閉まっていれば、燃料カートリッジ９と水回収カートリッジ１１を情報端末１から取り外した際に、発電手段１０からの燃料あるいは排水が漏れ出す心配は無い。
【００１９】
燃料電池１５が発電動作する場合、燃料カートリッジ９からの燃料が、カートリッジ接続手段２１の燃料パイプ２２を通じて、発電手段１０に送られる。また本体側筐体下部２０に開けられた空気供給孔１２を通じて、空気中の酸素が発電手段１０に送られ、電力が発生する。ここで、発電手段１０の本体側筐体下部２０と触れる部位には、防水シート２９が備えられており、空気供給孔１２からの空気は通すものの、発電手段１０から発生した水が、情報端末１内部や外部に漏れることなく、そのまま排水パイプ２３を通じて、水回収カートリッジ１１に送られる。
【００２０】
以上説明を行ったように、情報端末１のパームレスト１４内部に備えられた燃料電池１５は、空気と燃料の供給を受け電力を発生することが可能である。また燃料は燃料カートリッジから供給を受け、発電時の排水は水回収カートリッジに送られるため、本体内部や外部に燃料や水が漏れ出る心配は無い。
【００２１】
図３は、筐体下部や側面の空気孔を示し、空気の流れを示す図であり、２０は本体側筐体下部、１２は空気供給孔、１０は発電手段、２８はＣＰＵ空冷ファン、１３は空気排出孔である。また番号を付けていないが、矢印の図形を用いて空気の流れを示した。
【００２２】
図３では、本体側筐体３の裏側すなわち本体側筐体下部２０の裏面と本体側筐体３の側面を示しており、本体側筐体下部２０の裏面には、内部に発電手段１０がある部位に空気供給孔１２が備えられている。また情報端末１の制御を実行しているＣＰＵの空冷ファン（ＣＰＵ空冷ファン２８）の側には、空気排出孔１３が備えられている。ＣＰＵ空冷ファン２８は、ＣＰＵから発生する熱を外部に排出する方向にファンを回転させている。この実施例では、空気供給孔１２を発電手段１０のところに開けることで、この空気供給孔１２から、情報端末１内部に空気が送り込まれ、発電手段１０に充分な酸素を供給しつつ、ＣＰＵ空冷ファン２８によって、空気排出孔１３から外部に空気が送り出される。
【００２３】
図３では、空気供給孔１２と空気排出孔１３とＣＰＵ空冷ファン２８によって、空気の流れる方向が決定されており、その途中に発電部位を置くことで、燃料電池への酸素供給のために追加の空気供給ファンを取り付けることなく、製造コストを下げることが可能であり、また空気供給が損なわれないために、燃料電池の発電効率が減少する恐れは無い。
【００２４】
図４と図５は、燃料カートリッジ９とカートリッジ接続手段２１の燃料パイプ２２に備えた電磁バルブ２４と電磁バルブ２５の説明図であり、また水回収カートリッジ１１とカートリッジ接続手段２１の排水パイプ２３に備えた電磁バルブ２７と電磁バルブ２６の説明図でもある。各電磁バルブにおいて、４１は弁、４２は永久磁石、４３は電磁石、４４は電池、４５は永久磁石、４６はセンサ、４７はガスケットである。
【００２５】
電磁バルプ２４から２７は上下を回転させているだけで、全く同じ構造を持っており、カートリッジ側とカートリッジ接続手段側の電磁バルブの違いはガスケット４７の有無のみであり、全く同じ部品である。なおガスケット４７は、カートリッジ側に備えられている。
【００２６】
電磁バルブ２４において、弁４１によって、バルブが閉められており、弁４１には永久磁石４２が備えられている。図４のように通常時においては、弁４１は閉じており、燃料や水が漏れ出す心配は無い。
【００２７】
図５は、図４の電磁バルブ２４と２５あるいは、２７と２６が接続されたときの状態を示す図であり、構成要素の説明は全て同じなので割愛する。
【００２８】
燃料カートリッジ９を情報端末１に挿入し、カートリッジ接続手段２１へつないだときに、燃料カートリッジ９側の電磁バルブ２４と、カートリッジ接続手段２１側の電磁バルブは接触し、電磁バルブ２４と２５のセンサ４６が、相手側の永久磁石４５に触れることとなる。センサ４６は、接触が確認されると、回路を閉じ電池４４の電力を用いて、電磁石４３を動作させる。電磁石４３から磁界が発生すると、弁４１の永久磁石４２は、電磁石４３に引き付けられ、その結果、弁４１は開く。燃料パイプ２２側あるいは、排水パイプ２３側あるいは、水回収カートリッジ１１側の電磁バルブ２５、２６，２７も電磁バルブ２４と同様の動きを行う。つまり燃料カートリッジ９と水回収カートリッジ１１は、カートリッジ接続手段２１に接触しなければ、電磁バルブ２４と２７が開くことは無い。
【００２９】
ここで、燃料カートリッジ９と水回収カートリッジ１１は、同じ構成要素の電磁バルブを備えているために、それぞれを情報端末１から取り出した場合、触れ合ったときに、電磁バルブが開き、液漏れする恐れがあるが、ガスケット４７によって、直接の接触が抑えられるために、電磁バルブが開くことは無い。
【００３０】
本実施例では、高価になりやすい電磁バルブを全て同じ部品で構成することが可能であり、大量生産によって製造コストを大幅に下げることが可能となる。
【００３１】
なお、本実施例では、ノートパソコンを想定しているが、燃料電池カートリッジならびに、水回収カートリッジは、他の情報端末にも適用可能であり、電磁バルブの開閉システムは、カートリッジとカートリッジ接続手段のみで実現可能なため、広範囲に適用可能である。
【００３２】
【発明の効果】
以上、説明を行った本発明では、情報端末の本体部位に燃料電池を構成する際、パームレスト下部に燃料カートリッジを備え、使用者が簡便に燃料カートリッジを交換可能である。
【００３３】
また発電部位に空気供給を行うために、ＣＰＵ空冷ファンが空気を排出する際に用いる空気の供給孔をパームレストの底面に用意し、その上側に燃料電池の発電手段を置くような構成としたため、酸素が充分に発電手段に供給されつつ、情報端末内に熱い空気が留まる危険は無い。
【００３４】
また燃料電池の発電部位において、酸素供給のために空気面と触れるところに、防水シートを用い、空気は通すが水は通さない構造とすることで、情報端末内部に燃料電池からの排水が漏れる心配は無いといった効果も存在する。
【００３５】
また燃料カートリッジと水回収カートリッジならびにカートリッジ接続手段との間にセンサ付きの電磁バルブを備えたことから、カートリッジを取り出した時には、必ず電磁バルプが閉じるために、燃料や回収した水分が、カートリッジから情報端末内部に漏れることは無く、従来どおり、情報端末をカバンに入れて持ち歩いたり、机上に用いたりしても、液漏れの心配は無いといった情報端末に相応しい燃料電池の燃料カートリッジや水回収カートリッジが提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の全体を示す情報端末のシステム概観図。
【図２】パームレスト内部の燃料電池の構造を示す図。
【図３】筐体下部や側面の空気孔を示し、空気の流れを示す図。
【図４】燃料カートリッジとカートリッジ接続手段の電磁バルブの説明図。
【図５】カートリッジを挿入した際の電磁バルプの開口を示す図。
【符号の説明】
１…情報端末、２…表示装置側筐体、３…本体側筐体、４…表示装置、５…キーボード、６…ポインティングデバイス、７…ヒンジ、８…ヒンジ、９…燃料カートッリッジ、１０…発電手段、１１…水回収カートリッジ、１２…空気供給孔、１３…空気排出孔、１４…パームレスト、１５…燃料電池、２０…本体側筐体下部、２１…カートリッジ接続手段、２２…燃料パイプ、２３…排水パイプ、２４、２５、２６、２７…電磁バルブ、２８…ＣＰＵ空冷ファン、２９…防水シート、４１…弁、４２…永久磁石、４３…電磁石、４４…電池、４５…永久磁石、４６…センサ、４７…ガスケット。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an internal structure when a fuel cell is mounted on an information terminal.
[0002]
[Prior art]
As a configuration method of an information terminal using a fuel cell, for example, JP-A-2002-49440 discloses a method in which a fuel cell is applied to an information terminal using a notebook personal computer as an example. Here, a configuration example in which a power generation unit of a fuel cell and a fuel cartridge are provided on a display unit (liquid crystal panel) side of a notebook personal computer is shown, which is referred to as a conventional technique A. Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-231290 discloses a configuration in which, when an information device is provided with a fuel cell, a transfer means for transmitting heat generated in other parts of the information device to the fuel cell in order to increase power generation efficiency. An example is shown and this is referred to as prior art B.
[0003]
In the prior art A, no consideration was given to the case where the fuel cell was provided not on the liquid crystal panel side of the notebook computer but on the notebook computer main body side. In the conventional technology B, hot air generated from the air-cooling fan of the CPU is supplied to the power generation portion of the fuel cell, thereby improving the power generation efficiency of the fuel cell and simultaneously supplying air to the fuel cell. However, in a notebook personal computer, since heat cannot escape from the inside of the main body, a configuration in which hot air generated by an air cooling fan of the CPU during operation is not usually taken into the inside of the device, but is taken out of the device. It was difficult to realize because it was common.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-49440 [Patent Document 2]
JP-A-2002-231290 [0005]
[Problems to be solved by the invention]
The problem to be solved by the present invention is to provide a configuration example in which a fuel cell is provided not on a display side of an information device but on a main body side, and to provide a method of supplying air to a power generation portion of the fuel cell. Is to do.
[0006]
Another object of the present invention is to provide a method for preventing leakage of a fuel cartridge or a water recovery cartridge of a fuel cell.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, when a fuel cell is formed in a main body of an information terminal, the fuel cell is formed in a lower portion of a palm rest so that a fuel cartridge can be easily replaced.
[0008]
In addition, in order to supply air to the power generation part, an air supply hole used when the CPU air cooling fan discharges air is prepared on the bottom surface of the palm rest, and the power generation part of the fuel cell is placed on that surface.
[0009]
In a power generation part of the fuel cell, a waterproof sheet is used at a place where it comes into contact with an air surface for oxygen supply, and has a structure that allows air to pass but does not allow water to pass.
[0010]
Also, when storing the fuel cartridge and the water recovery cartridge inside the information terminal, cartridge connecting means is prepared, an electromagnetic valve with a sensor is provided between each cartridge and the cartridge connecting means, and the cartridge is taken out and stored. Otherwise, the solenoid valve is automatically closed to prevent liquid leakage.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings from FIG.
[0012]
FIG. 1 is a system overview diagram showing the whole of the present invention, wherein 1 is an information terminal, 2 is a display side housing, 3 is a main body side housing, 4 is a display device, 5 is a keyboard, 6 is a pointing device, 7 Numeral 8 denotes a hinge, 9 denotes a fuel cartridge, 10 denotes a power generation means, 11 denotes a water recovery cartridge, 12 denotes an air supply hole, 13 denotes an air discharge hole, 14 denotes a palm rest, and 15 denotes a fuel cell.
[0013]
The information terminal 1 is assumed to be a notebook computer, and a display device side housing 2 is provided with a facial expression device 4. A keyboard 5 and a pointing device 6 are provided in the main body side housing 3, and the display device side housing 2 is connected to the main body side housing 3 by hinges 7 and 8. Here, the front side of the keyboard 5, that is, the place where the pointing device 6 is provided is a part called a palm rest 14. When the operator operates the keyboard 5 or the pointing device 6, the user places his palm and rests his hand. Is possible.
[0014]
Inside the palm rest 14 in the main body side housing 3 of the information terminal 1, a fuel cartridge 9 and a power generation means 10 constituting a fuel cell 15 are incorporated, and a water recovery cartridge 11 is also incorporated. Since these exist inside, they are shown by dotted lines. An air supply hole 12 is provided on the back side of the front surface of the main body side housing 3, and an air discharge hole 13 is provided on a left side surface of the main body side housing 3.
[0015]
In this embodiment, electric power for operating the entire information terminal 1 is supplied by the fuel cell 15 inside the palm rest 14, and an information terminal using the fuel cell can be configured.
[0016]
FIG. 2 is a view showing the structure of the fuel cell 15 inside the palm rest. Reference numeral 20 denotes a lower part of the main body side housing, 21 denotes a cartridge connecting means, 22 denotes a fuel pipe, 23 denotes a drain pipe, 24 to 27 denote electromagnetic valves, 29 Is a waterproof sheet.
[0017]
The fuel cartridge 9 and the power generation means 10 constituting the fuel cell 15 are sandwiched between the palm rest 14 and the lower part 20 on the main body side, and a water recovery cartridge 11 is provided on the right side. Through 21, the fuel cartridge 9 and the water recovery cartridge 11 are connected inside the information terminal 1.
[0018]
The fuel cartridge 9 is provided with an electromagnetic valve 24, and the water recovery cartridge 11 is provided with an electromagnetic valve 27, which is an opening / closing stopper operated by electromagnetic force. . The cartridge connecting means 21 is provided with a fuel pipe 22 and a drain pipe 23, and is provided with electromagnetic valves 25 and 26, respectively. When detached from the terminal 1, there is no fear that fuel or drainage from the power generation means 10 leaks.
[0019]
When the fuel cell 15 performs a power generation operation, the fuel from the fuel cartridge 9 is sent to the power generation means 10 through the fuel pipe 22 of the cartridge connection means 21. Further, oxygen in the air is sent to the power generation means 10 through the air supply holes 12 opened in the lower part 20 of the main body side housing, and electric power is generated. Here, a waterproof sheet 29 is provided at a portion of the power generation means 10 that comes into contact with the lower portion 20 of the main body side housing, and although air from the air supply holes 12 passes through, water generated from the power generation means 10 is supplied to the information terminal. 1 The water is sent to the water recovery cartridge 11 through the drain pipe 23 without leaking inside or outside.
[0020]
As described above, the fuel cell 15 provided inside the palm rest 14 of the information terminal 1 can generate power by receiving supply of air and fuel. Further, the fuel is supplied from the fuel cartridge, and the wastewater at the time of power generation is sent to the water recovery cartridge, so that there is no fear that the fuel or water leaks into or out of the main body.
[0021]
FIG. 3 is a view showing air holes in the lower portion and side surfaces of the housing, showing the flow of air. 20 is a lower portion of the housing on the main body side, 12 is an air supply hole, 10 is a power generation means, 28 is a CPU air cooling fan, 13 Is an air outlet. Although not numbered, the flow of air was shown using arrows.
[0022]
FIG. 3 shows the back side of the main body side housing 3, that is, the back surface of the main body side housing lower part 20 and the side surface of the main body side housing 3. An air supply hole 12 is provided at a certain location. In addition, an air discharge hole 13 is provided on the side of the air-cooling fan (CPU air-cooling fan 28) of the CPU that controls the information terminal 1. The CPU air-cooling fan 28 rotates the fan in a direction of discharging heat generated from the CPU to the outside. In this embodiment, by opening the air supply hole 12 at the power generation means 10, air is sent from the air supply hole 12 into the information terminal 1, and the CPU is supplied with sufficient oxygen to the power generation means 10. Air is sent out from the air discharge hole 13 to the outside by the air cooling fan 28.
[0023]
In FIG. 3, the direction in which air flows is determined by the air supply holes 12, the air discharge holes 13, and the CPU air-cooling fan 28, and a power generation part is provided in the middle of the direction to add air for supplying oxygen to the fuel cell. It is possible to reduce the manufacturing cost without attaching the air supply fan, and there is no possibility that the power generation efficiency of the fuel cell is reduced because the air supply is not impaired.
[0024]
4 and 5 are explanatory views of the electromagnetic valve 24 and the electromagnetic valve 25 provided in the fuel pipe 9 of the fuel cartridge 9 and the cartridge connecting means 21. The water recovery cartridge 11 and the drain pipe 23 of the cartridge connecting means 21 are shown in FIGS. It is also an explanatory view of the provided electromagnetic valves 27 and 26. In each electromagnetic valve, 41 is a valve, 42 is a permanent magnet, 43 is an electromagnet, 44 is a battery, 45 is a permanent magnet, 46 is a sensor, and 47 is a gasket.
[0025]
The electromagnetic valves 24 to 27 have exactly the same structure except that they are rotated up and down. The only difference between the electromagnetic valves on the cartridge side and the cartridge connecting means side is the presence or absence of the gasket 47, and they are the same parts. Note that the gasket 47 is provided on the cartridge side.
[0026]
In the electromagnetic valve 24, the valve is closed by a valve 41, and the valve 41 is provided with a permanent magnet 42. In a normal state as shown in FIG. 4, the valve 41 is closed, and there is no fear that fuel or water leaks.
[0027]
FIG. 5 is a diagram showing a state when the electromagnetic valves 24 and 25 or 27 and 26 in FIG. 4 are connected, and the description of the components is the same, so that it is omitted.
[0028]
When the fuel cartridge 9 is inserted into the information terminal 1 and connected to the cartridge connecting means 21, the electromagnetic valve 24 on the fuel cartridge 9 and the electromagnetic valve on the cartridge connecting means 21 come into contact with each other, and the sensors of the electromagnetic valves 24 and 25 46 comes into contact with the permanent magnet 45 on the other side. When the contact is confirmed, the sensor 46 closes the circuit and operates the electromagnet 43 using the power of the battery 44. When a magnetic field is generated from the electromagnet 43, the permanent magnet 42 of the valve 41 is attracted to the electromagnet 43, and as a result, the valve 41 opens. The electromagnetic valves 25, 26, 27 on the fuel pipe 22 side, the drainage pipe 23 side, or the water recovery cartridge 11 side perform the same movement as the electromagnetic valve 24. That is, if the fuel cartridge 9 and the water recovery cartridge 11 do not contact the cartridge connecting means 21, the electromagnetic valves 24 and 27 do not open.
[0029]
Here, since the fuel cartridge 9 and the water recovery cartridge 11 have the same constituent electromagnetic valves, when they are taken out from the information terminal 1, when they come into contact with each other, the electromagnetic valves are opened, and there is a risk of liquid leakage. However, since the gasket 47 suppresses direct contact, the electromagnetic valve does not open.
[0030]
In this embodiment, all the electromagnetic valves that are likely to be expensive can be constituted by the same parts, and the production cost can be significantly reduced by mass production.
[0031]
In this embodiment, a notebook personal computer is assumed. However, the fuel cell cartridge and the water recovery cartridge can be applied to other information terminals, and the opening and closing system of the electromagnetic valve includes only the cartridge and the cartridge connecting means. Therefore, it can be widely applied.
[0032]
【The invention's effect】
In the present invention described above, when a fuel cell is configured in the main body of the information terminal, the fuel cartridge is provided at the lower part of the palm rest, and the user can easily replace the fuel cartridge.
[0033]
Also, in order to supply air to the power generation part, an air supply hole used when the CPU air cooling fan discharges air is prepared on the bottom of the palm rest, and the power generation means of the fuel cell is placed on the upper side thereof, While oxygen is sufficiently supplied to the power generation means, there is no danger of hot air remaining in the information terminal.
[0034]
Also, in the power generation part of the fuel cell, a waterproof sheet is used where oxygen comes in contact with the air surface, and the structure allows air to pass but not water, so that drainage from the fuel cell leaks into the information terminal There is also an effect that there is no worry.
[0035]
In addition, since an electromagnetic valve with a sensor is provided between the fuel cartridge, the water recovery cartridge and the cartridge connection means, the electromagnetic valve always closes when the cartridge is taken out, so that the fuel and the collected water can be read from the cartridge. There is no leakage inside the terminal, and as before, there is no need to worry about liquid leakage even if you carry the information terminal in a bag or use it on a desk. Can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system overview of an information terminal showing the entirety of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a structure of a fuel cell inside a palm rest.
FIG. 3 is a view showing air holes at a lower portion and a side surface of a housing and showing a flow of air.
FIG. 4 is an explanatory view of an electromagnetic valve of a fuel cartridge and a cartridge connecting means.
FIG. 5 is a diagram showing an opening of an electromagnetic valve when a cartridge is inserted.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Information terminal, 2 ... Display device side housing, 3 ... Main body side housing, 4 ... Display device, 5 ... Keyboard, 6 ... Pointing device, 7 ... Hinge, 8 ... Hinge, 9 ... Fuel cartridge, 10 ... Power generation Means, 11: Water recovery cartridge, 12: Air supply hole, 13: Air discharge hole, 14: Palm rest, 15: Fuel cell, 20: Lower part of main body side housing, 21: Cartridge connecting means, 22: Fuel pipe, 23 ... Drain pipe, 24, 25, 26, 27 electromagnetic valve, 28 CPU air cooling fan, 29 waterproof sheet, 41 valve, 42 permanent magnet, 43 electromagnet, 44 battery, 45 permanent magnet, 46 sensor , 47 ... gasket.
