JP2004187778A

JP2004187778A - Rice cooker

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Publication number: JP2004187778A
Application number: JP2002356720A
Authority: JP
Inventors: Tatsunari Ohashi; 龍成大橋; Takashi Oya; 崇史大宅
Original assignee: Rinnai Corp
Current assignee: Rinnai Corp
Priority date: 2002-12-09
Filing date: 2002-12-09
Publication date: 2004-07-08
Anticipated expiration: 2022-12-09
Also published as: JP3845371B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To cook the rice of high quality by taking temperature change into consideration and deciding appropriate limit time even when a temperature inside a pot is influenced by outdoor air or the like and changed with time at the time of timer standby in a rice cooker. <P>SOLUTION: The rice cooker is provided with a limit time setting means (52) for setting the limit time capable of preventing large amount reproduction of various germs inside the pot for each temperature, a comparison temperature storage means (53) for storing the latest temperature inside the pot changed with time during the timer standby as a comparison temperature, and a selection means (54) for setting the appropriate limit time corresponding to the latest temperature inside the pot from the limit time for each temperature. In the case that timer standby time is longer than the appropriate limit time, rice cooking is started at the point of time at which the appropriate limit time elapses after the start of the timer standby. Conversely, in the case that the timer standby time is shorter, rice cooking is started when the timer standby time elapses. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、炊飯器、特に、炊飯終了までの時間や炊飯終了時刻等の炊飯終了目標時点が到来したときに炊飯を終了させる予約炊飯機能を具備する炊飯器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
炊飯開始前の浸け置き中の水や米粒群内には、種々の雑菌が混入していると共に、この雑菌は、雰囲気温度が高い程繁殖速度が大きいことが知られている。
そして、予約炊飯を行う場合、予約炊飯操作をしてから炊飯開始時までのタイマー待機時間が長いと、このタイマー待機中に雑菌が釜内に多量繁殖し、炊き上がり米飯の品質を低下させる。
【０００３】
かかる問題を解決する炊飯器として、特許文献１に開示されたものがある。
このものは、前記タイマー待機中の釜内の雑菌の多量繁殖を防止し得る限界時間を温度別に記憶する時間メモリーを備えている。
【０００４】
このものでは、予約炊飯スイッチが投入されると、該投入時に温度センサが検知する釜内温度に対応する特定の限界時間を前記時間メモリーから選択し、選択した特定の限界時間よりもタイマー待機時間が長い場合は、前記タイマー待機時間が経過する前であっても、限界時間の経過時に強制的に炊飯を開始させるようにしている。
これにより、釜内温度に対応する特定の限界時間の経過時（雑菌が多量繁殖する前）に炊飯が開始し、炊き上がり米飯の品質を確保することができる。
【０００５】
【特許文献１】
実開昭６２−１９６１２６号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものでは、予約炊飯スイッチの投入時に一回だけ検知される釜内温度に基づいて前記時間メモリーから特定の限界時間を選択する。従って、例えば、夏の朝に涼しい部屋で洗米して夜に炊き上がるようにセットする場合や、冬の寒い日に給湯機からの温水を用いて洗米した後に予約炊飯を行なわせる場合には、タイマー待機中に釜内の水等が経時的に温度変化するから、適正な限界時間を選択することができない。よって、該適正限界時間より長い限界時間が選択された場合は、タイマー待機中に雑菌が多量繁殖し、炊き上がり米飯の品質が担保できなくなるという問題があった。
【０００７】
本発明は、係る点に鑑みて成されたもので、タイマー待機時に釜内の温度が外気等の影響で経時的に変化しても、該温度変化を考慮した適正な限界時間を決定できるようにし、高品質の米飯を炊き上げられるようにすることを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
［１項］
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、
『釜内温度を検知する温度センサと、
炊飯終了目標時点を設定するタイマー設定手段と、
前記炊飯終了目標時点の到来時より炊飯所要時間だけ前のタイムアップ予定時までタイマー待機した後に炊飯開始する予約炊飯を実行させる為の予約炊飯スイッチと、
前記タイマー待機中の釜内の雑菌の多量繁殖を防止し得る限界時間を温度別に設定する限界時間設定手段と、
前記タイマー待機中に前記温度センサが設定時間周期で検知した最新の釜内温度を比較温度として記憶する比較温度記憶手段と、
前記タイマー待機中に経時変化する前記比較温度に対応する特定の限界時間を前記温度別の限界時間から選択する選択手段と、
前記選択手段で選択された前記特定の限界時間より前記タイマー待機の時間が長い場合は強制炊飯信号を出力する時間比較手段と、が設けられ、
前記時間比較手段から前記強制炊飯信号が出力された場合は前記タイマー待機の開始後に前記特定の限界時間が経過した時に前記炊飯開始する一方、
前記時間比較手段から前記強制炊飯信号が出力されない場合は前記タイムアップ予定時に炊飯開始する』ことである。
【０００９】
ここで、前記「炊飯終了目標時点を設定する」とは、炊飯終了時刻を設定する場合のほか、予約炊飯スイッチの投入時から炊飯終了までの時間を設定する場合を含む概念である。
【００１０】
上記技術的手段は次のように作用する。
予約炊飯スイッチが操作されると、後述の炊飯を開始させるタイムアップ予定時までタイマー待機が実行される。このタイマー待機時には、釜内温度を設定時間周期で検知する温度センサの最新の検知温度が比較温度として比較温度記憶手段に記憶される。
【００１１】
一方、限界時間設定手段には、釜内の雑菌の多量繁殖を防止し得る限界時間が温度別に格納されている。
そして、上記比較温度に対応する特定の限界時間が前記限界時間設定手段から選択手段によって選択されると共に、該特定の限界時間よりタイマー待機の時間が長い場合は、タイムアップ予定時には釜内に多量の雑菌が繁殖していると判断される。従って、係る場合は、時間比較手段から強制炊飯信号が出力されると共に、該信号が出力された場合は、タイマー待機の開始後に前記特定の限界時間が経過した時点で炊飯が開始される。
【００１２】
一方、時間比較手段から前記強制炊飯信号が出力されない場合、即ち、タイムアップ予定時に雑菌が多量発生する心配がないと判断される場合は、前記タイムアップ予定時に炊飯を開始させる。即ち、強制的に早期炊飯させることなく、通常の予約炊飯を開始させる。
【００１３】
［２項］
上記課題を解決する為の他の発明の技術的手段は、
『釜内温度を検知する温度センサと、
炊飯終了目標時点を設定するタイマー設定手段と、
前記炊飯終了目標時点の到来時より炊飯所要時間だけ前のタイムアップ予定時までタイマー待機した後に炊飯開始する予約炊飯を実行させる為の予約炊飯スイッチと、
前記タイマー待機中の釜内の雑菌の多量繁殖を防止し得る限界時間を温度別に設定する限界時間設定手段と、
前記タイマー待機中に前記温度センサが設定時間周期で検知した各釜内温度の平均温度を演算する平均温度演算手段と、
前記平均温度に対応する特定の限界時間を前記温度別の限界時間から選択する選択手段と、
前記選択手段で選択された前記特定の限界時間より前記タイマー待機の時間が長い場合は強制炊飯信号を出力する時間比較手段と、が設けられ、
前記時間比較手段から前記強制炊飯信号が出力された場合は前記タイマー待機の開始後に前記特定の限界時間が経過した時に炊飯開始する一方、
前記時間比較手段から前記強制炊飯信号が出力されない場合は前記タイムアップ予定時に炊飯開始する』ことである。
【００１４】
上記技術的手段は次のように作用する。
このものでは、タイマー待機中に温度センサが検知する温度の平均値たる平均温度が平均温度演算手段でもとめられる。そして、該平均温度に対応する特定の限界時間が、選択手段で限界時間設定手段から選択され、該特定の限界時間を用いて、既述１項と同様の動作が行われる。
【００１５】
［３項］
上記課題を解決するための他の発明の技術的手段は、
『釜内温度を検知する温度センサと、
炊飯終了目標時点を設定するタイマー設定手段と、
前記炊飯終了目標時点の到来時より炊飯所要時間だけ前のタイムアップ予定時までタイマー待機した後に炊飯開始する予約炊飯を実行させる為の予約炊飯スイッチと、
前記タイマー待機中に前記温度センサが設定時間周期で検知した各温度の累積温度を演算する累積温度演算手段と、
前記累積温度が、タイマー待機中の釜内の雑菌の多量繁殖を防止し得る基準値以上になった場合は強制炊飯信号を出力する累積値比較手段と、が設けられ、
前記累積値比較手段から前記強制炊飯信号が出力される時と、前記タイムアップ予定時の何れか早い時に炊飯開始する』ことである。
【００１６】
このものでは、タイマー待機中に温度センサが検知する釜内温度の累積値たる累積温度が累積温度演算手段で演算される。
そして、上記累積温度が、釜内の雑菌の多量繁殖を防止し得る基準値以上になる時点と、タイムアップ予定時の何れか早い時点で炊飯が開始され、これにより、雑菌の多量繁殖が防止される。
【００１７】
［４項］
上記課題を解決する為の他の技術的手段は、
『釜内温度を検知する温度センサと、
炊飯終了目標時点を設定するタイマー設定手段と、
前記炊飯終了目標時点の到来時より炊飯所要時間だけ前のタイムアップ予定時までタイマー待機した後に炊飯開始する予約炊飯を実行させる為の予約炊飯スイッチと、
前記タイマー待機中の釜内の雑菌の多量繁殖を防止し得る限界時間を温度別に設定する限界時間設定手段と、
前記タイマー待機中に前記温度センサが設定時間周期で検知した各釜内温度の変化に基づいて将来の釜内温度Ｔを時間の関数ｆ（ｔ）として予測する温度予測手段と、
前記関数ｆ（ｔ）上の一つの点に対応する時刻ｔｘ及び釜内温度Ｔｘの夫々と、前記タイマー待機の開始後に特定の限界時間が経過する時刻ｔ’ｘと前記特定の限界時間に対応する温度Ｔ’ｘの夫々の値が実質的に一致（ｔｘ＝ｔ’ｘ，Ｔｘ＝Ｔ’ｘ）する場合の前記時刻ｔｘ，ｔ’ｘを演算する炊飯開始時予測手段と、
前記タイムアップ予定時が、前記時刻ｔｘ，ｔ’ｘより後の場合は強制炊飯信号を出力する比較手段と、が設けられ、
前記比較手段から前記強制炊飯信号が出力された場合は前記時刻ｔｘ，ｔ’ｘの到来時に炊飯開始する一方、
前記比較手段から前記強制炊飯信号が出力されない場合は前記タイムアップ予定時に炊飯開始する』ことである。
【００１８】
このものでは、温度予測手段は、設定時間周期で釜内温度を検知する温度センサの出力に基づいて、将来の釜内温度Ｔを時間の関数ｆ（ｔ）として予測する。
一方、炊飯開始時予測手段は、前記関数ｆ（ｔ）上の一つの点に対応する時刻ｔｘ及び釜内温度Ｔｘの夫々と、前記温度別に設定された限界時間中の特定の限界時間が経過する時（タイマー待機の開始時から前記特定の限界時間が経過する時）の時刻ｔ’ｘと前記特定の限界時間に対応する温度Ｔ’ｘの夫々の値が実質的に一致（ｔｘ＝ｔ’ｘ，Ｔｘ＝Ｔ’ｘ）するときの前記時刻ｔｘ，ｔ’ｘを演算する。
【００１９】
従って、前記時刻ｔｘ，ｔ’ｘの時点で炊飯を開始すれば、釜内に多量の雑菌が繁殖するのを防止することができる。
そこで、タイムアップ予定時が、前記時刻ｔｘ，ｔ’ｘより後か否かを比較手段で判断し、前記時刻ｔｘ，ｔ’ｘより後の場合は、雑菌が多量繁殖している可能性があるので、タイムアップ予定時の到来前であっても前記時刻ｔｘ，ｔ’ｘの到来時に炊飯を開始させる。
【００２０】
他方、タイムアップ予定時が、前記時刻ｔｘ，ｔ’ｘより前の場合は、釜内に多量の雑菌が繁殖する心配がないので、係る場合は、タイムアップ予定時に前記炊飯所要時間だけ前の時点で炊飯を開始させる。
【００２１】
［５項］
前記１項，２項及び４項に於いて、
『炊飯開始時刻や炊飯開始までの残時間等を報知する炊飯開始時点報知手段が設けられており、
前記炊飯開始時点報知手段は、前記強制炊飯信号が出力された場合は前記タイマー待機の開始後に前記特定の限界時間が経過する時点を事前に報知する一方、前記強制炊飯信号が出力されない場合は前記タイムアップ予定時を事前に報知する』ものでは、タイムアップ予定時より前に炊飯を開始させる場合、即ち、器具使用者が予期しない程早い時点で炊飯が開始する場合は、タイマー待機の開始後に特定の限界時間が経過する時点たる炊飯開始時点を予め報知手段で報知させる。従って、炊飯器が不意に炊飯動作を始める不都合がない。
【００２２】
［６項］
前記１項〜５項に於いて、
『炊き上がった米飯を保温温度に維持する保温動作を実行させる制御手段を備え、
炊飯終了目標時点より設定時間以上前に前記米飯が炊き上がる場合は、前記炊飯終了目標時点の直前に前記保温温度を超える温度まで釜を再加熱する』ものでは、タイムアップ予定時より前に炊飯動作が終了するために炊きたての米飯を食事に供し得ない場合でも、炊飯終了目標時点の直前に釜を再加熱するから、炊き立てに近い感覚の米飯を食事に供することができる。
【００２３】
【発明の効果】
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
温度センサが設定時間周期で検知する釜内温度に基づいて、炊飯の開始時点を決定するから、釜内温度が外気温等の影響を受けて経時的に変化する場合でも、該温度変化に影響されることなく高品質の米飯を炊き上げることができる。
【００２４】
５項のものでは、既述したように、報知手段で炊飯開始時点を報知するから、器具使用者の予期しない時期に炊飯器が不意に炊飯動作し始める不都合を防止することができる。
【００２５】
６項のものでは、炊飯終了目標時点より早期に米飯が炊き上がる場合でも、炊飯終了目標時点の直前に釜を再加熱するから、炊き立てに近い感覚の米飯を食事に供することができる。
【００２６】
【発明の実施の形態】
次に、上記した本発明の実施の形態を図面に従って詳述する。
図１に示すように、本発明の実施の形態に係る炊飯器は、本体ケース（１）の前部上面の操作部（１１）には、炊飯終了目標時点たる予約時刻を設定する為の予約時刻設定器（１２）（既述発明特定事項たるタイマー設定手段に対応する。）と、前記予約時刻より炊飯所要時間（本実施の形態では４０分）だけ前のタイムアップ予定時までタイマー待機した後に炊飯開始する予約炊飯を実行させる予約炊飯スイッチ（１３）と、通常炊飯動作を実行させるときに操作する通常炊飯スイッチ（１４）と、予約時刻や炊飯進捗状況等を表示する表示部が設けられている。
【００２７】
又、本体ケース（１）内に着脱自在に装填された釜（２）は、加熱源たるガスバーナ（３）で加熱されるようになっていると共に、該釜（２）内の温度はこれの外底面に当接された温度センサ（２１）で検知されるようになっている。又、本体ケース（１）の上端開放部には開閉蓋（４）が配設されている。
次に、上記炊飯器の制御装置の構成を、各実施の形態毎に説明する。
【００２８】
［第１実施形態］
図２は第１実施形態に係る炊飯器の概念図である。
既述予約時刻設定器（１２）で設定された予約時刻から炊飯所要時間を減算する減算回路（５０）の出力、即ち、予約時刻より炊飯所要時間だけ前のタイムアップ予定時刻を示す出力は、待機時間演算手段（５９）に印加されている。この待機時間演算手段（５９）は、予約炊飯スイッチ（１３）の投入時から前記タイムアップ予定時刻までの所要時間たるタイマー待機時間を演算し、該タイマー待機時間は時間比較手段（５１）の一方の入力部に印加されるようになっている。
【００２９】
一方、タイムアップ予定時刻までタイマー待機しているときに、釜（２）内の雑菌の多量繁殖（炊き上がり米飯の食味が保証できなくなる程度の繁殖）を防止できる限界時間が限界時間設定手段（５２）内に温度別に格納されている。釜（２）内の雑菌は、タイマー待機中の温度が高い程繁殖速度が大きいことから、前記多量の雑菌が繁殖するのを防止できる限界時間は前記温度毎に相違する。そこで、実験で求められた図３の「温度―時間テーブル」のような、温度別の限界時間が限界時間設定手段（５２）に予め格納されている。即ち、同図に示すように、２１℃〜２５℃，２６℃〜３０℃，３１℃〜３５℃，３６℃〜４０℃の釜内温度の夫々に対応させて１７時間，１４時間，１２時間，１０時間の限界時間が設定されており、この「温度―時間テーブル」が限界時間設定手段（５２）に格納されている。
【００３０】
タイマー待機中に経時変化する温度センサ（２１）の検知温度は比較温度記憶手段（５３）に印加されており、該比較温度記憶手段（５３）は順次更新される温度センサ（２１）の最新の検知温度を記憶している。
【００３１】
上記比較温度記憶手段（５３）が記憶する前記最新の検知温度は選択手段（５４）に印加されていると共に、該選択手段（５４）は、前記最新の検知温度（釜内温度）に対応する限界時間を限界時間設定手段（５２）から選択する。具体的には、図３から分かるように、温度センサ（２１）の検知する釜内温度が２１℃〜２５℃，２６℃〜３０℃・・・の範囲にある場合は、１７時間，１４時間・・・の限界時間が選択される。
【００３２】
そして、上記選択手段（５４）で選択された特定の限界時間と、待機時間演算手段（５９）が出力するタイマー待機時間とが、時間比較手段（５１）で比較されている。
【００３３】
そして、時間比較手段（５１）から強制炊飯信号たるＨ信号が出力されると第２ゲート（Ｇ２）が開放され、これにより、選択手段（５４）で選択された特定の限界時間を示す信号が図示しない制御装置に印加される。そして、該制御装置により、前記特定の限界時間が経過した時点で炊飯を開始させる制御が行なわれる。一方、時間比較手段（５１）からＬ信号が出力された場合（強制炊飯信号が出力されない場合）には、第１ゲート（Ｇ１）が開放され、これにより、待機時間演算手段（５９）が出力するタイマー待機時間の経過時たるタイムアップ予定時に炊飯を開始せる制御が行なわれる。
【００３４】
次に、図示しない制御装置には図４のフローチャートに示す内容の制御プログラムを格納したマイクロコンピュータが内蔵されており、以下、同図のフローチャートに従って第１実施形態に係る炊飯器の動作等を説明する。
ステップ（ＳＴ１）で通常炊飯スイッチ（１４）の投入が確認されると、後述するステップ（ＳＴ１１）の炊飯動作が直ちに開始される。
【００３５】
次に、ステップ（ＳＴ２）で予約炊飯スイッチ（１３）の投入を監視し、これが投入されない場合はステップ（ＳＴ１）に制御が戻される。
一方、予約炊飯スイッチ（１３）が投入されると、該投入時刻を待機スタート時刻ｔ０として記憶すると共に、マイクロコンピュータに内蔵された待機時間計測タイマＷの計測値を０にする（ステップ（ＳＴ３））。
【００３６】
この後、ステップ（ＳＴ４）で温度センサ（２１）の検知温度を比較温度Ｔ０として記憶（比較温度Ｔ０を記憶するマイクロコンピュータの機能部が既述発明特定事項たる比較温度記憶手段に対応する）し、更に、ステップ（ＳＴ５）で、前記記憶した比較温度Ｔ０に対応する限界時間ｔ’を、マイクロコンピュータのメモリに記憶させた図３の「温度―時間テーブル」から選択する。従って、本制御に於いては、ステップ（ＳＴ５）を実行するマイクロコンピュータの機能部が既述発明特定事項たる選択手段に対応すると共に、前記メモリーが既述発明特定手段たる限界時間設定手段に対応する。
【００３７】
次に、限界時間ｔ’とタイマー待機の時間の大小関係、即ち、予約炊飯スイッチ（１３）の投入時刻たる待機スタート時刻ｔ０からの経過時間が上記選択された限界時間ｔ’より小さいか否かがステップ（ＳＴ６）で判断される。具体的には、待機スタート時刻をｔ０，限界時間をｔ’，予約時刻をｔｎ，ガスバーナ（３）への点火時（炊飯開始時）から米飯の蒸らしが終了するまでの炊飯所要時間を４０分とし、ステップ（ＳＴ６）で「（ｔ０＋ｔ’）≦（ｔｎ−４０分）」の条件が成立するか否かが判断される。従って、本制御に於いては、ステップ（ＳＴ６）を実行するマイクロコンピュータの機能部が既述発明特定事項たる時間比較手段に対応する。
【００３８】
そして、ステップ（ＳＴ６）で「（ｔ０＋ｔ’）≦（ｔｎ−４０分）」の条件が満たされていると判断された場合は、ステップ（ＳＴ７）を実行し、タイマー待機の開始後に限界時間が経過する時刻、即ち、待機スタート時刻ｔ０に限界時間ｔ’を加算した時刻（ｔ０＋ｔ’）を炊飯開始時刻として表示部（１５）に表示する。従って、器具使用者が予想しない程早い時期に炊飯が開始する場合でも、これを表示部（１５）に表示して報知することができる。従って、本実施の形態では、前記表示部（１５）が既述発明特定事項たる炊飯開始時点報知手段に対応する。
【００３９】
次に、タイマー待機の開始後に限界時間ｔ’が経過したか否かが判断される。即ち、ステップ（ＳＴ８）で、待機スタート時刻ｔ０に限界時間ｔ’を加算した時刻が到来したか否かが判断される。そして、前記時刻が到来した場合、ステップ（ＳＴ９）で、予約時刻ｔｎより２時間以上前に炊飯が終了するか否かが判断される。即ち、「（ｔ０＋ｔ’＋４０分）≦（ｔｎ−２時間）」の関係が成立するか否かが判断される。そして、予約時刻ｔｎより２時間以上前に炊飯が終了すると判断された場合は、予約時刻ｔｎの到来直前に釜（２）の再加熱が必要であることを示す再加熱フラグＦ１を「１」にセットし（ステップ（ＳＴ１０））、その後、ステップ（ＳＴ１１）でガスバーナ（３）に点火して炊飯を開始させる。これにより、予約炊飯スイッチ（１３）が投入された後に釜（２）内に雑菌が多量繁殖する前の限界時間ｔ’が経過したときに炊飯が開始されるから、炊き上がり米飯の食味・品質が悪くなる不都合が防止できる。
【００４０】
一方、上記ステップ（ＳＴ８）を実行したときに、待機スタート時刻ｔ０に限界時間ｔ’を加算した時刻が到来していないと判断された場合は、ステップ（ＳＴ１７）で１分間の時間待ちを実行し、その後、ステップ（ＳＴ４）で再び温度センサ（２１）の検知温度を最新の比較温度Ｔ０として記憶し直してステップ（ＳＴ５）以下を再実行する。これにより、経時的に変化する釜（２）内温度に基づいて適正な限界時間ｔ’を選択することができる。
【００４１】
尚、ステップ（ＳＴ６）を実行した結果、「（ｔ０＋ｔ’）≦（ｔｎ−４０分）」の関係が成立しないと判断された場合、即ち、限界時間ｔ’よりもタイマー待機時間（待機スタート時刻ｔ０からの経過時間）が短いと判断された場合は、タイマー待機時間が経過するタイムアップ予定時には雑菌が多量繁殖していないと判断し、かかる場合はステップ（ＳＴ１５）で、予約時刻ｔｎから炊飯所要時間たる４０分を減算した時刻（タイムアップ予定時）を炊飯開始時刻として表示部（１５）に表示する。その後、タイムアップ予定時たる「予約時刻ｔｎ−４０分」の時刻が到来したか否かがステップ（ＳＴ１６）で判断され、到来した場合は、ステップ（ＳＴ１１）で炊飯動作が開始され、炊飯所要時間たる４０分の時間をかけて米飯を炊き上げる制御が行なわれる。尚、ステップ（ＳＴ１６）で、タイムアップ予定時たる「予約時刻ｔｎ−４０分」の時刻が到来していないと判断された場合は、ステップ（ＳＴ１７）で１分間の時間待ちを実行し、その後、ステップ（ＳＴ４）で再び温度センサ（２１）の検知温度を最新の比較温度Ｔ０として記憶し直してステップ（ＳＴ５）以下を再実行する。
【００４２】
そして、ステップ（ＳＴ１１）の炊飯動作が終了した時、即ち、予約時刻ｔｎが到来したときには、ステップ（ＳＴ１２）で再加熱フラグＦ１の内容が確認される。そして、再加熱が必要な場合（Ｆ１＝１）は、ステップ（ＳＴ１３）でガスバーナ（３）を燃焼させて釜（２）内を保温温度たる７３℃より高温の再加熱温度（例えば、９８℃〜１４５℃）まで再加熱し、その後、ステップ（ＳＴ１４）を実行し、図示しない保温ヒータで釜（２）内を前記保温温度に保温する。このものでは、予約時刻ｔｎより２時間以上前に炊飯が終了する場合は、予約時刻ｔｎの到来直前に釜（２）内が再加熱されるから、ほぼ炊き上がり感覚の米飯を食事に供することができる。
【００４３】
［第２実施形態］
図５は第２実施形態に係る炊飯器の概念図である。
図５の概念図は、図２に現れる比較温度記憶手段（５３）に代えて平均温度演算手段（５５）が採用されている点を除いて、該図２と同様に構成されている。この平均温度演算手段（５５）は、タイマー待機中に温度センサ（２１）が所定時間周期で検知する釜内温度の累積値を時間で割り算する機能を有している。
【００４４】
このため、第２実施形態に係る炊飯器の制御動作を示す図６のフローチャートは、ステップ（ＳＴ３’）（ＳＴ４’）を除いて既述図４のフローチャートと同じように構成されている。
【００４５】
ステップ（ＳＴ３’）（ＳＴ４’）は既述図４のステップ（ＳＴ３）（ＳＴ４）に対応しているが、ステップ（ＳＴ３’）では、温度センサ（２１）が所定時間周期で検知する釜内温度の累積値ＴＴの値を「０」に初期設定する制御が、既述ステップ（ＳＴ３）の制御に付加されている。
【００４６】
又、ステップ（ＳＴ４’）では、タイマー待機中に変化する温度センサ（２１）の検知温度の平均値、即ち、平均温度を比較温度Ｔ０として採用する為、釜内温度の累積値ＴＴをタイマー待機時間で割る演算（Ｔ０＝ＴＴ／Ｗ）を実行する制御が、既述ステップ（ＳＴ４）の制御に付加されている。従って、本制御では、上記Ｔ０＝ＴＴ／Ｗの演算を実行するマイクロコンピュータの機能部が既述発明特定事項たる平均温度演算手段に対応する。
そして、本実施の形態の炊飯器では、上記比較温度Ｔ０たる平均温度を用いて、既述第１実施形態と同様の制御が行なわれる。
【００４７】
［第３実施形態］
図７は第３実施形態に係る炊飯器の概念図である。
予約時刻設定器（１２）で設定された予約時刻から炊飯所要時間を減算する減算回路（５０）の出力たるタイムアップ予定時刻は、時計装置（６９）が出力する現在時刻と共に比較手段（６１）に印加されており、現在時刻が前記タイムアップ予定時刻に一致すると該一致したことを示す信号が比較手段（６１）から図示しない制御装置に印加される。
【００４８】
累積温度演算手段（５６）は、タイマー待機中に温度センサ（２１）が所定時間周期で検知する各温度を順次累積する機能を有しており、該累積値と、釜（２）内の雑菌の多量繁殖を防止し得る基準値を設定する基準値設定手段（６２）の出力とが、累積値比較手段（６０）で比較されるようになっている。そして、前記基準値設定手段（６２）で設定された基準値よりも前記累積値が大きい場合は、前記累積値比較手段（６０）から強制炊飯信号が出力され、これが図示しない制御装置に印加される。
次に、図８のフローチャートに従って第３実施形態に係る炊飯器の動作等を説明する。
【００４９】
ステップ（ＳＴ５１）で通常炊飯スイッチ（１４）の投入が確認されると、後述するステップ（ＳＴ５８）の炊飯動作が直ちに開始される。
次に、ステップ（ＳＴ５２）で予約炊飯スイッチ（１３）の投入を監視し、これが投入されない場合はステップ（ＳＴ５１）に制御が戻される。
【００５０】
一方、予約炊飯スイッチ（１３）が投入されると、該投入時刻を待機スタート時刻ｔ０として記憶すると共に、マイクロコンピュータに内蔵された待機時間計測タイマＷの計測値を０にする（ステップ（ＳＴ５３））。又、ステップ（ＳＴ５３）では、温度センサ（２１）が所定時間周期で検知する釜内温度の累積値を比較値Ｔｍとし、該比較値Ｔｍを「０」に初期設定すると共に、該比較値Ｔｍの１分前の値たる前回比較値Ｔｍ−１を「０」に初期設定する。
【００５１】
次に、ステップ（ＳＴ５４）（このステップを実行するマイクロコンピュータの機能部が既述累積温度演算手段に対応する）を実行し、釜内温度の累積値たる比較値Ｔｍを更新する為、「Ｔｍ＝Ｔｍ−１＋温度センサ（２１）の検知温度」の演算を行なう。そして、既述発明特定事項たる累積値比較手段に相当するステップ（ＳＴ５５Ａ）で、前記比較値Ｔｍの値が基準値（釜内の雑菌の多量繁殖を防止し得る値）に達していないことが確認できると、ステップ（ＳＴ５５Ｂ）で「比較値Ｔｍ／基準値」の値を数値表示又は円グラフ形式等で表示部（１５）に表示し、これにより、比較値Ｔｍが基準値に到達するまでの時間の判断に有効な情報を前記表示部（１５）に表示する。次に、ステップ（ＳＴ６２）で「予約時刻ｔｎ−４０分」の時刻が到来したか否かが判断され、到来した場合は、ステップ（ＳＴ５８）で炊飯動作が開始され、炊飯所要時間たる４０分の時間をかけて米飯を炊き上げる制御が行なわれる。一方、ステップ（ＳＴ６２）で「予約時刻ｔｎ−４０分」の時刻が到来していないと判断された場合は、ステップ（ＳＴ６３）で比較値Ｔｍ（初期設定値は「０」）を前回比較値Ｔｍ−１として記憶し直し、その後、ステップ（ＳＴ６４），（ＳＴ５４），（ＳＴ５５Ａ），（ＳＴ５５Ｂ），（ＳＴ６２），（ＳＴ６３）を繰り返すことにより、釜内温度の累積値たる比較値Ｔｍを１分周期で更新していく。
【００５２】
又、ステップ（ＳＴ５５Ａ）で比較値Ｔｍの値が基準値に達していることが確認できると、ステップ（ＳＴ５６）を実行し、予約時刻ｔｎより２時間以上前に炊飯が終了するか否かが判断される。即ち、釜内に雑菌が多量繁殖するのを防止できる限界時間（比較値Ｔｍが基準値に達するまでの待機時間計測タイマＷの計測時間）をｔ’とした場合、「（ｔ０＋ｔ’＋４０分）≦（ｔｎ−２時間）」の関係が成立するか否かが判断される。そして、予約時刻ｔｎより２時間以上前に炊飯が終了すると判断された場合は、予約時刻ｔｎの到来直前に釜（２）の再加熱が必要であることを示す再加熱フラグＦ１を「１」にセットし（ステップ（ＳＴ５７））、その後、ステップ（ＳＴ５８）でガスバーナ（３）に点火して炊飯を開始させる。これにより、予約炊飯スイッチ（１３）が投入された後に釜（２）内に雑菌が多量繁殖する前、即ち、釜内温度の累積値が、釜内の雑菌の多量繁殖を防止し得る基準値に達する前に炊飯が開始されるから、炊き上がり米飯の食味・品質が悪くなる不都合が防止できる。
【００５３】
そして、ステップ（ＳＴ５８）の炊飯動作が終了すると、ステップ（ＳＴ５９）で再加熱フラグＦ１の内容が確認される。そして、再加熱が必要な場合（Ｆ１＝１）は、ステップ（ＳＴ６０）でガスバーナ（３）を燃焼させて釜（２）内を保温温度たる７３℃より高温の再加熱温度（例えば、９８℃〜１４５℃）まで再加熱し、その後、ステップ（ＳＴ６１）を実行し、図示しない保温ヒータで釜（２）内を前記保温温度に保温する。
【００５４】
［第４実施形態］
図９は第４実施形態に係る炊飯器の概念図である。
温度予測手段（５７）は、タイマー待機中に温度センサ（２１）が１分時間周期で検知する各釜内温度の変化に基づいて将来の釜内温度Ｔを時間の関数ｆ（ｔ）として予測する機能を有している。
【００５５】
図１０には、温度センサ（２１）による釜内温度の実測値を示す実測グラフＬと、該実測グラフＬ上の２点Ｒ（ｔ１，Ｔ１），Ｓ（ｔ２，Ｔ２）から求められる「Ｔ＝ｆ（ｔ）」の関数を示すグラフが示されている。
【００５６】
上記Ｔ＝ｆ（ｔ）の関数は、本実施の形態では次のようにして求められている。
即ち、時刻ｔ１とｔ２で検知した釜内温度をＴ１とＴ２とし、時刻ｔでの予測温度をＴとした場合、釜内温度の時間的な勾配（Ｔ２―Ｔ１）／（ｔ２−ｔ１）と、時刻ｔ１に於ける釜内温度Ｔ１を利用し、
Ｔ＝（（（Ｔ２―Ｔ１）／（ｔ２−ｔ１））×（ｔ−ｔ１））＋Ｔ１・・・▲１▼
としている。
【００５７】
一方、限界時間設定手段（５２）は、タイマー待機中の釜（２）内に雑菌が多量繁殖するのを防止できる限界時間を温度の関数たる図１０の如き基準関数ｇ（ｔ）として記憶している。
【００５８】
炊飯開始時予測手段（５８）は、上記限界時間設定手段（５２）が記憶する基準関数ｇ（ｔ）と前記関数ｆ（ｔ）との交点Ｐの時刻座標ｔｘを求める機能を備えている。そして、該時刻ｔｘと、予約時刻設定器（１２）で設定された予約時刻より炊飯所要時間だけ前のタイムアップ予定時（減算回路（５０）が出力する時刻）とが、比較手段（６４）で比較され、減算回路（５０）が出力するタイムアップ予定時が炊飯開始時予測手段（５８）が出力する時刻ｔｘより大きい場合は、比較手段（６４）から強制炊飯信号が出力されるようになっている。そして、比較手段（６４）から強制炊飯信号が出力された場合は、前記時刻ｔｘの到来時に炊飯開始される一方、強制炊飯信号が出力されていない場合は、減算回路（５０）が出力するタイムアップ予定時に炊飯開始されるようになっている。
【００５９】
尚、図１０の実測グラフＬ上の２点Ｒ，Ｓのうち、温度センサ（２１）の最初の測定点を点Ｒとして固定し、この固定した点Ｒと、経時的に変化する点Ｓとに基づいて既述関数ｆ（ｔ）を求めても良い。
【００６０】
尚、温度センサ（２１）が設定時間周期で検知する釜内温度を利用し、最小２乗法の手法を用いて関数ｆ（ｔ）を決定してもよい。又、更に２次関数以上の高次回帰線を用いて関数ｆ（ｔ）を決定しても良い。
【００６１】
次に、図示しない制御装置には図１１のフローチャートに示す内容の制御プログラムを格納したマイクロコンピュータが内蔵されており、以下、同図のフローチャートに従って第４実施形態に係る炊飯器の動作を説明する。
【００６２】
ステップ（ＳＴ７０）で通常炊飯スイッチ（１４）の投入が確認されると、後述するステップ（ＳＴ８１）の炊飯動作が直ちに開始される。
次に、ステップ（ＳＴ７１）で予約炊飯スイッチ（１３）の投入を監視し、これが投入されない場合はステップ（ＳＴ７０）に制御が戻される。
【００６３】
この後、ステップ（ＳＴ７２）で温度センサ（２１）の検知温度を第１温度Ｔ１として記憶し、その１分後に於ける温度センサ（２１）の検知温度を第２温度Ｔ２として記憶する（ステップ（ＳＴ７３））。そして、上記第１，第２温度Ｔ１，Ｔ２及び、該温度を検知した時刻ｔ１，ｔ２を用いて既述関数Ｔ＝ｆ（ｔ）を求める（ステップ（ＳＴ７４））。
次に、ステップ（ＳＴ７５）で既述基準関数ｇ（ｔ）とｆ（ｔ）の交点Ｐの座標を演算してそのｔｘを求める。
【００６４】
そして、タイムアップ予定時たる「予約時刻ｔｎ−４０分」の時刻が上記ｔｘより遅いか否かがステップ（ＳＴ７６）で判断される。その結果前者のタイムアップ予定時刻がｔｘより遅く、該時刻から炊飯を開始したのでは雑菌が多量に繁殖すると判断される場合は、時刻ｔｘを表示部（１５）に表示した後（ステップ（ＳＴ７７））、ステップ（ＳＴ７８）で上記時刻ｔｘが到来したか否かを判断する。そして、時刻ｔｘが到来している場合は、現在時刻に炊飯所要時間たる４０分を加算した時刻（炊飯終了時刻）が予約時刻ｔｎの２時間前の時刻より早いか否かが判断される（ステップ（ＳＴ７９））。即ち、予約時刻ｔｎより２時間以上前に炊飯が終了するか否かが判断される。
【００６５】
そして、予約時刻ｔｎより２時間以上前に炊飯が終了すると判断された場合は、予約時刻ｔｎの到来直前に釜（２）の再加熱が必要であることを示す再加熱フラグＦ１を「１」にセットされる（ステップ（ＳＴ８０））。以後、既述第１実施形態の図４に示すステップ（ＳＴ１１）〜ステップ（ＳＴ１４）と同様の制御（ステップ（ＳＴ８１）〜（ＳＴ８４））が実行される。
【００６６】
一方、ステップ（ＳＴ７６）を実行したときに、時刻ｔｘがタイムアップ予定時（ｔｎ―４０分）より遅い場合は、ステップ（ＳＴ８５）で表示部（１５）に炊飯開始時刻としてタイムアップ予定時（ｔｎ―４０分）を表示し、該時刻が到来したことがステップ（ＳＴ８６）で確認できると、既述ステップ（ＳＴ８１）に制御が移される。
【００６７】
ステップ（ＳＴ８６）を実行した結果、（ｔｎ―４０分）が経過していないと判断された場合、及びステップ（ＳＴ７８）で既述ｔｘが到来していないと判断された場合は、ステップ（ＳＴ８７）で１分待機した後、ステップ（ＳＴ８８）で第２温度Ｔ２を第１温度Ｔ１として記憶し直し、その後、ステップ（ＳＴ７３）に制御が戻され、これにより、新たな第１，第２温度Ｔ１，Ｔ２を利用して再度関数ｆ（ｔ）が求められる（ステップ（ＳＴ７４））。
【００６８】
以上のことから、本制御では、マイクロコンピュータの機能のうち、関数ｆ（ｔ）を求めるステップ（ＳＴ７４）に対応部分が既述発明特定事項たる温度予測手段に、時刻ｔｘを求めるステップ（ＳＴ７５）に対応する部分が既述発明特定事項たる炊飯開始時予測手段に、「（ｔｎ−４０分）≧ｔｘ」の大小関係を判断するステップ（ＳＴ７６）が既述発明特定事項たる比較手段に、夫々対応する。
【００６９】
［その他］
▲１▼表示部（１５）に炊飯開始時刻を表示する場合、予約炊飯スイッチ（１３）の投入直後等、炊飯開始時刻の信頼性が低い場合は、該信頼性が高くなる頃（演算された炊飯開始時刻の誤差が許容誤差内に収斂する頃）までは、前記炊飯開始時刻を点滅表示させ、その後、信頼性が高くなったときは常時点灯させるようにしてもよい。
【００７０】
▲２▼炊飯開始時刻を音声報知する構成にしてもよい。この場合、操作部（１１）に確認ボタンを配設し、該確認ボタンが操作されたときは、前記炊飯開始時刻を音声で報知する。
【００７１】
▲３▼炊飯終了目標時点を設定するタイマー設定手段は、予約炊飯スイッチ（１３）を投入してから米飯が炊き上がるまでの時間を設定するものであってもよい。
【００７２】
▲４▼上記いずれの実施形態においても、予約炊飯スイッチ（１３）が操作されたときは、画一的に、タイマー待機中の釜内の雑菌の多量繁殖を防止し得る限界時間が到来したときには強制炊飯を開始させる（本発明の機能を発揮させる）ようにした。これに対し、炊飯器の操作部（１１）に機能選択ボタンを付加し、該機能選択ボタンが操作された場合には前記限界時間が到来したときに強制炊飯を開始させる一方、前記機能選択ボタンが操作されない場合には、画一的に、炊飯終了目標時点の到来時より炊飯所要時間だけ前に炊飯開始する動作（通常の予約炊飯）を実行させるようにしてもよい。
【００７３】
このようにすると、器具使用者によって機能選択ボタンが操作され、これにより、本発明に係る炊飯動作を実行させる積極的な意思が確認できる場合にのみ、該炊飯動作を実行するから、器具使用者が予期しない程早い時期（既述タイムアップ予定時より相当早い時期）にガスバーナ（３）が突然に燃焼開始する不都合がなく、器具使用者に困惑を与える心配がない。
【００７４】
▲５▼炊飯開始時刻と炊飯終了目標時点の両者を表示部（１５）に表示し、これにより、炊飯進捗状況（炊飯開始後の経過時間や、炊飯終了時までの残り時間等）を認識できるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に用いられる炊飯器の外観斜視図
【図２】第１実施形態に係る炊飯器の概念図
【図３】限界時間設定手段（５２）に格納されている温度別の限界時間のマトリクス
【図４】第１実施形態に係る炊飯器の動作等を説明するフローチャート
【図５】第２実施形態に係る炊飯器の概念図
【図６】第２実施形態に係る炊飯器の動作等を説明するフローチャート
【図７】第３実施形態に係る炊飯器の概念図
【図８】第３実施形態に係る炊飯器の動作等を説明するフローチャート
【図９】第４実施形態に係る炊飯器の概念図
【図１０】基準関数ｇ（ｔ），関数ｆ（ｔ）を表したグラフ
【図１１】第４実施形態に係る炊飯器の動作等を説明するフローチャート
【符号の説明】
（１）・・・本体ケース
（２）・・・釜
（３）・・・ガスバーナ
（１３）・・・予約炊飯スイッチ
（５２）・・・限界時間設定手段
（５３）・・・比較温度記憶手段
（５４）・・・選択手段
（５５）・・・平均温度演算手段
（５６）・・・累積温度演算手段
（６０）・・・累積値比較手段
（５７）・・・温度予測手段
（５８）・・・炊飯開始時予測手段[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a rice cooker, and more particularly, to a rice cooker having a reserved rice cooker function for ending rice cooking when a target rice ending time such as a time until rice cooking ends or a rice cooking end time has arrived.
[0002]
[Prior art]
It is known that various germs are mixed in water and rice grains during soaking before the start of rice cooking, and that the germs grow at a higher ambient temperature at a higher rate.
In the case of performing pre-cooked rice cooking, if the timer wait time from the start of the pre-cooked rice cooking operation to the start of rice cooking is long, a large amount of germs will propagate in the pot during the timer waiting, and the quality of cooked rice will deteriorate.
[0003]
As a rice cooker which solves such a problem, there is one disclosed in Patent Document 1.
This apparatus is provided with a time memory for storing, for each temperature, a limit time which can prevent a large amount of germs in the kettle waiting for the timer.
[0004]
In this device, when the reservation rice cooker switch is turned on, a specific limit time corresponding to the temperature in the pot detected by the temperature sensor when the switch is turned on is selected from the time memory, and the timer standby time is longer than the selected specific limit time. Is longer, the rice cooking is forcibly started when the limit time elapses even before the timer standby time elapses.
As a result, rice cooking is started when a specific limit time corresponding to the temperature in the pot has elapsed (before a large amount of germs propagate), and the quality of the cooked rice can be ensured.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. Sho 62-196126
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above conventional apparatus, a specific time limit is selected from the time memory based on the temperature in the pot detected only once when the reserved rice cooker switch is turned on. Therefore, for example, in the case where rice is set in a cool room in the summer morning and cooked at night, or in the case of making a reserved rice cooker after washing the rice using hot water from a water heater on a cold winter day, Since the temperature of water and the like in the kettle changes with time while the timer is on standby, an appropriate limit time cannot be selected. Therefore, when the limit time longer than the appropriate limit time is selected, there is a problem that a large amount of germs proliferate while waiting for the timer, and the quality of cooked rice cannot be ensured.
[0007]
The present invention has been made in view of the above, and even if the temperature in the pot changes over time due to the influence of the outside air or the like when the timer is on standby, it is possible to determine an appropriate limit time in consideration of the temperature change. And to be able to cook high-quality rice.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
[1]
Technical means of the present invention for solving the above problems,
`` A temperature sensor that detects the temperature inside the pot,
Timer setting means for setting a target time point for finishing rice cooking,
A reserved rice cooker switch for executing reserved rice cooker to start rice cooker after waiting for a timer until a time-up scheduled time earlier than the required rice cooking time from the arrival of the rice cooked target time point,
A limit time setting means for setting a limit time for each temperature that can prevent a large amount of germs in the kettle waiting for the timer,
Comparison temperature storage means for storing, as the comparison temperature, the latest pot temperature detected by the temperature sensor at a set time period during the timer standby,
Selection means for selecting a specific time limit corresponding to the comparative temperature that changes with time during the timer standby from the temperature-specific time limits,
A time comparing unit that outputs a forced rice signal when the timer standby time is longer than the specific time limit selected by the selecting unit;
When the forced rice signal is output from the time comparison means, the rice cooking is started when the specific time limit has elapsed after the start of the timer standby,
If the time comparison means does not output the compulsory rice cooking signal, rice cooking is started when the time is up.
[0009]
Here, "setting the rice cooking end target time point" is a concept that includes setting the time from when the reserved rice cooker switch is turned on to when cooking is completed, in addition to setting the rice cooking end time.
[0010]
The above technical means works as follows.
When the reserved rice cooker switch is operated, a timer wait is executed until a time-up scheduled to start rice cooker described later. During the standby of the timer, the latest detected temperature of the temperature sensor that detects the temperature in the pot at a set time period is stored in the comparative temperature storage means as the comparative temperature.
[0011]
On the other hand, the limit time setting means stores a limit time for each temperature that can prevent a large amount of germs in the kettle from multiplying.
When the specific limit time corresponding to the comparison temperature is selected by the selection means from the limit time setting means, and when the timer wait time is longer than the specific limit time, a large amount of time remains in the pot at the time of scheduled time-up. It is determined that various bacteria are breeding. Therefore, in such a case, the forced rice cooking signal is output from the time comparison means, and when the signal is output, the rice cooking is started when the specific limit time has elapsed after the start of the timer standby.
[0012]
On the other hand, if the forced rice cooking signal is not output from the time comparison means, that is, if it is determined that there is no fear that a large amount of germs will occur at the time of the time-up, rice cooking is started at the time of the time-up. That is, normal reserved rice cooking is started without forcibly cooking rice at an early stage.
[0013]
[2]
The technical means of another invention for solving the above-mentioned problems is as follows:
`` A temperature sensor that detects the temperature inside the pot,
Timer setting means for setting a target time point for finishing rice cooking,
A reserved rice cooker switch for executing reserved rice cooker to start rice cooker after waiting for a timer until a time-up scheduled time earlier than the required rice cooking time from the arrival of the rice cooked target time point,
A limit time setting means for setting a limit time for each temperature that can prevent a large amount of germs in the kettle waiting for the timer,
Average temperature calculating means for calculating the average temperature of each pot temperature detected by the temperature sensor at a set time period during the timer standby,
Selection means for selecting a specific time limit corresponding to the average temperature from the time limit for each temperature,
A time comparing unit that outputs a forced rice signal when the timer standby time is longer than the specific time limit selected by the selecting unit;
When the forced rice signal is output from the time comparing means, while the rice starts to be cooked when the specific time limit has elapsed after the start of the timer standby,
If the time comparison means does not output the compulsory rice cooking signal, rice cooking is started when the time is up.
[0014]
The above technical means works as follows.
In this case, the average temperature, which is the average value of the temperatures detected by the temperature sensor during the standby of the timer, is determined by the average temperature calculating means. Then, a specific time limit corresponding to the average temperature is selected from the time limit setting means by the selection means, and the same operation as in the above-described item 1 is performed using the specific time limit.
[0015]
[3]
The technical means of another invention for solving the above-mentioned problems is as follows:
`` A temperature sensor that detects the temperature inside the pot,
Timer setting means for setting a target time point for finishing rice cooking,
A reserved rice cooker switch for executing reserved rice cooker to start rice cooker after waiting for a timer until a time-up scheduled time earlier than the required rice cooking time from the arrival of the rice cooked target time point,
Cumulative temperature calculating means for calculating the cumulative temperature of each temperature detected by the temperature sensor at a set time period during the timer standby,
Cumulative value comparison means for outputting a forced rice cooking signal when the cumulative temperature is equal to or higher than a reference value capable of preventing the large number of germs in the kettle waiting for the timer, and
The rice cooking is started when the forced rice cooking signal is output from the accumulated value comparison means or when the time-up is scheduled, whichever is earlier.
[0016]
In this case, the accumulated temperature, which is the accumulated value of the temperature in the pot detected by the temperature sensor during the standby of the timer, is calculated by the accumulated temperature calculating means.
Then, rice cooking is started at the time when the cumulative temperature becomes equal to or higher than a reference value capable of preventing large-scale propagation of various bacteria in the kettle, and at an earlier time when a time-up is scheduled, thereby preventing large-scale reproduction of various bacteria. Is done.
[0017]
[Item 4]
Other technical means to solve the above problems,
`` A temperature sensor that detects the temperature inside the pot,
Timer setting means for setting a target time point for finishing rice cooking,
A reserved rice cooker switch for executing reserved rice cooker to start rice cooker after waiting for a timer until a time-up scheduled time earlier than the required rice cooking time from the arrival of the rice cooked target time point,
A limit time setting means for setting a limit time for each temperature that can prevent a large amount of germs in the kettle waiting for the timer,
Temperature estimating means for estimating a future oven temperature T as a function of time f (t) based on a change in each oven temperature detected by the temperature sensor at a set time period during the standby of the timer;
Corresponding to the time tx corresponding to one point on the function f (t) and the temperature Tx in the pot, the time t′x at which a specific limit time elapses after the start of the timer standby, and the specific limit time, respectively. Rice cooking start time estimating means for calculating the times tx and t'x when the respective values of the temperatures T'x are substantially the same (tx = t'x, Tx = T'x);
Comparing means for outputting a forced cooked rice signal when the scheduled time-up is after the times tx and t'x;
When the compulsory rice cooking signal is output from the comparing means, rice cooking is started when the times tx and t′x arrive,
If the compulsory rice cooking signal is not output from the comparing means, rice cooking is started at the time of the scheduled time-up. "
[0018]
In this case, the temperature predicting means predicts a future furnace internal temperature T as a function of time f (t) based on an output of a temperature sensor that detects the internal furnace temperature at a set time period.
On the other hand, the rice-cooking start-time predicting means calculates the time tx corresponding to one point on the function f (t) and the temperature Tx in the pot, and the specific limit time in the limit time set for each temperature. Time (when the specified time limit elapses from the start of the timer standby), the respective values of the time t′x and the temperature T′x corresponding to the specified time limit substantially match (tx = t (x, Tx = T'x), the times tx, t'x are calculated.
[0019]
Therefore, if rice cooking is started at the times tx and t'x, it is possible to prevent a large amount of germs from growing in the pot.
Therefore, it is determined by the comparing means whether or not the scheduled time-up is after the times tx and t'x, and if it is after the times tx and t'x, there is a possibility that a large amount of germs are proliferating. Therefore, rice cooking is started at the times tx and t'x even before the scheduled time-up.
[0020]
On the other hand, if the scheduled time-up is before the times tx and t'x, there is no fear that a large amount of germs will grow in the kettle. Start cooking at the time.
[0021]
[5]
In the above paragraphs 1, 2 and 4,
`` Rice cooking start time notifying means for notifying rice cooking start time and remaining time until rice cooking is started is provided,
The rice cooking start time notifying means, when the forced rice signal is output, notifies in advance the time point at which the specific time limit has elapsed after the start of the timer standby, while the forced rice signal is not output when the forced rice signal is not output. In the case of notifying the scheduled time-up in advance, if the rice cooker is to be started before the scheduled time-up, that is, if the cooker starts at an earlier time than the appliance user expects, after the start of the timer standby. The rice cooking start time at which the specific time limit elapses is notified in advance by the notification means. Therefore, there is no inconvenience that the rice cooker suddenly starts the rice cooking operation.
[0022]
[Section 6]
In the above items 1 to 5,
`` Equipped with a control means for performing a heat retaining operation to maintain the cooked rice at a heat retaining temperature,
If the cooked rice is cooked more than the set time before the target rice cooking end time, the pot is reheated to a temperature exceeding the heat retention temperature immediately before the target rice cooking end time. Even if freshly cooked rice cannot be served for a meal due to the end of the operation, the kettle is reheated immediately before the target time for finishing the rice cooking, so that rice with a feeling similar to freshly cooked can be served for a meal.
[0023]
【The invention's effect】
The present invention has the following specific effects because of the above configuration.
Since the start point of rice cooking is determined based on the temperature in the pot detected by the temperature sensor in a set time cycle, even if the temperature in the pot changes over time due to the influence of the outside air temperature or the like, the temperature change is affected. High quality rice can be cooked without being cooked.
[0024]
In the item (5), as described above, the rice cooking start time is notified by the notification means, so that it is possible to prevent the rice cooker from unexpectedly starting the rice cooking operation at an unexpected time of the appliance user.
[0025]
In the item (6), even when the cooked rice is cooked earlier than the target rice cooking end point, the rice cooker is reheated immediately before the target rice cooking end point, so that the cooked rice with a feeling similar to a freshly cooked rice can be served for a meal.
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, the above-described embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, in the rice cooker according to the embodiment of the present invention, the operation unit (11) on the front upper surface of the main body case (1) has a reservation for setting a reservation time, which is a target end time of rice cooking. A time setting unit (12) (corresponding to the timer setting means which is the above-mentioned invention specific matter) and a timer waiting until a time-up scheduled time preceding the reservation time by the required rice cooking time (40 minutes in the present embodiment). A reserved rice cooker switch (13) for executing reserved rice cooker to start cooking later, a normal rice cooker switch (14) operated for performing a normal rice cooker operation, and a display unit for displaying a reservation time, a rice cooker progress status, and the like are provided. ing.
[0027]
The pot (2) removably loaded in the main body case (1) is heated by a gas burner (3) serving as a heating source, and the temperature in the pot (2) is controlled by the gas burner (3). The temperature is detected by a temperature sensor (21) in contact with the outer bottom surface. An opening / closing lid (4) is provided at an upper end opening of the main body case (1).
Next, the configuration of the rice cooker control device will be described for each embodiment.
[0028]
[First Embodiment]
FIG. 2 is a conceptual diagram of the rice cooker according to the first embodiment.
The output of the subtraction circuit (50) for subtracting the rice cooking time from the reservation time set by the reservation time setting device (12) described above, that is, the output indicating the time-up scheduled time before the reservation time by the rice cooking time is: It is applied to the waiting time calculation means (59). The waiting time calculating means (59) calculates a timer waiting time, which is a required time from the time when the reserved rice cooker switch (13) is turned on to the time when the time is up, and the timer waiting time is one of the time comparing means (51). Is applied to the input section of the.
[0029]
On the other hand, when the timer is on standby until the scheduled time-up, a limit time setting means (limit time setting means) for preventing a large amount of germs in the kettle (2) from being propagated (propagation to the extent that the taste of cooked rice cannot be guaranteed). 52) are stored for each temperature. Since the germs in the pot (2) have a higher breeding speed as the temperature during the timer standby is higher, the limit time for preventing the large amount of germs from growing is different for each temperature. Therefore, the limit time for each temperature is stored in advance in the limit time setting means (52), such as the "temperature-time table" in FIG. That is, as shown in the figure, 17 hours, 14 hours, and 12 hours correspond to the temperature in the pot of 21 ° C. to 25 ° C., 26 ° C. to 30 ° C., 31 ° C. to 35 ° C., and 36 ° C. to 40 ° C., respectively. , 10 hours are set, and this “temperature-time table” is stored in the limit time setting means (52).
[0030]
The detected temperature of the temperature sensor (21), which changes with time during standby of the timer, is applied to the comparative temperature storage means (53), and the comparative temperature storage means (53) stores the latest temperature of the temperature sensor (21) which is sequentially updated. The detected temperature is stored.
[0031]
The latest detected temperature stored in the comparison temperature storage means (53) is applied to the selection means (54), and the selection means (54) corresponds to the latest detected temperature (temperature in the pot). The limit time is selected from the limit time setting means (52). Specifically, as can be seen from FIG. 3, when the temperature in the pot detected by the temperature sensor (21) is in the range of 21 ° C. to 25 ° C., 26 ° C. to 30 ° C., and so on, 17 hours and 14 hours Are selected.
[0032]
Then, the specific limit time selected by the selection means (54) and the timer standby time output by the standby time calculation means (59) are compared by the time comparison means (51).
[0033]
Then, when the H signal as the forced rice signal is output from the time comparing means (51), the second gate (G2) is opened, whereby the signal indicating the specific limit time selected by the selecting means (54) is output. This is applied to a control device (not shown). Then, control is performed by the control device to start rice cooking when the specific time limit has elapsed. On the other hand, when the L signal is output from the time comparison means (51) (when the forced rice signal is not output), the first gate (G1) is opened, whereby the standby time calculation means (59) outputs The rice cooker is controlled to start cooking when a time-up is expected to elapse after the timer standby time elapses.
[0034]
Next, a control device (not shown) incorporates a microcomputer storing a control program having the contents shown in the flowchart of FIG. 4, and the operation of the rice cooker according to the first embodiment will be described below with reference to the flowchart of FIG. I do.
When it is confirmed in step (ST1) that the normal rice cooker switch (14) is turned on, the rice cooking operation in step (ST11) described later is immediately started.
[0035]
Next, in step (ST2), the turning on of the reserved rice cooker switch (13) is monitored, and if it is not turned on, the control is returned to step (ST1).
On the other hand, when the reserved rice cooker switch (13) is turned on, the input time is stored as the standby start time t0, and the measured value of the standby time measuring timer W built in the microcomputer is set to 0 (step (ST3)). ).
[0036]
Thereafter, in step (ST4), the detected temperature of the temperature sensor (21) is stored as the comparative temperature T0 (the functional unit of the microcomputer that stores the comparative temperature T0 corresponds to the comparative temperature storage means, which is the above-described invention specifying matter) Further, in step (ST5), a limit time t 'corresponding to the stored comparative temperature T0 is selected from the "temperature-time table" of FIG. 3 stored in the memory of the microcomputer. Therefore, in the present control, the functional unit of the microcomputer executing the step (ST5) corresponds to the selecting means as the above-mentioned invention specifying matter, and the memory corresponds to the limit time setting means as the above-mentioned invention specifying means. I do.
[0037]
Next, the magnitude relationship between the limit time t 'and the timer standby time, that is, whether the elapsed time from the standby start time t0, which is the turning-on time of the reserved rice cooker switch (13), is smaller than the selected limit time t'. Is determined in step (ST6). Specifically, the standby start time is t0, the limit time is t ', the reservation time is tn, and the time required for cooking rice from the time when the gas burner (3) is ignited (when rice cooking is started) to the end of steaming of rice is 40 minutes. It is determined in step (ST6) whether the condition of “(t0 + t ′) ≦ (tn−40 minutes)” is satisfied. Therefore, in the present control, the functional unit of the microcomputer executing the step (ST6) corresponds to the time comparing means as the above-mentioned invention specifying matter.
[0038]
If it is determined in step (ST6) that the condition of “(t0 + t ′) ≦ (tn−40 minutes)” is satisfied, step (ST7) is executed, and after the start of the timer standby, the time limit is reached. The elapsed time, that is, the time (t0 + t ') obtained by adding the limit time t' to the standby start time t0 is displayed on the display unit (15) as the rice cooking start time. Therefore, even if rice cooking starts at an earlier time than the appliance user can expect, this can be displayed on the display unit (15) and notified. Therefore, in the present embodiment, the display section (15) corresponds to the rice cooking start time notifying means, which is the above-mentioned invention specific matter.
[0039]
Next, it is determined whether or not the limit time t 'has elapsed since the start of the timer standby. That is, in step (ST8), it is determined whether or not the time obtained by adding the limit time t 'to the standby start time t0 has come. When the time has arrived, it is determined in step (ST9) whether or not cooking of rice is finished at least two hours before the reservation time tn. That is, it is determined whether or not the relationship of “(t0 + t ′ + 40 minutes) ≦ (tn−2 hours)” is satisfied. Then, when it is determined that the rice cooking is completed two hours or more before the reservation time tn, the reheating flag F1 indicating that reheating of the kettle (2) is necessary immediately before the arrival of the reservation time tn is set to “1”. (Step (ST10)). Then, in Step (ST11), the gas burner (3) is ignited to start rice cooking. As a result, after the reservation rice cooker switch (13) is turned on, the rice cooker starts when the limit time t 'before the germs multiply in the pot (2) elapses, so that the taste and quality of the cooked cooked rice is started. Can be prevented.
[0040]
On the other hand, if it is determined that the time obtained by adding the limit time t ′ to the standby start time t0 has not arrived at the time of executing the above-mentioned step (ST8), a waiting time of one minute is executed at step (ST17). Then, in step (ST4), the detected temperature of the temperature sensor (21) is stored again as the latest comparison temperature T0, and the steps from step (ST5) are re-executed. Thereby, an appropriate limit time t 'can be selected based on the temperature in the shuttle (2) that changes with time.
[0041]
In addition, as a result of executing the step (ST6), when it is determined that the relationship of “(t0 + t ′) ≦ (tn−40 minutes)” is not established, that is, the timer standby time (standby start time) is longer than the limit time t ′. When it is determined that the elapsed time from t0) is short, it is determined that a large amount of germs are not breeding at the time-up when the timer standby time elapses, and in such a case, in step (ST15), rice is cooked from the reservation time tn. The time obtained by subtracting the required time of 40 minutes (the scheduled time-up) is displayed on the display unit (15) as the rice cooking start time. Thereafter, it is determined in step (ST16) whether or not the time of “reservation time tn-40 minutes”, which is the scheduled time-up, has arrived. If so, the rice cooking operation is started in step (ST11), and rice cooking is required. The control of cooking rice over a period of 40 minutes is performed. If it is determined in step (ST16) that the time of “time-up scheduled” “reservation time tn−40 minutes” has not arrived, the process waits for one minute in step (ST17), and thereafter, Then, in step (ST4), the detected temperature of the temperature sensor (21) is stored again as the latest comparison temperature T0, and the steps after step (ST5) are executed again.
[0042]
When the rice cooking operation in step (ST11) is completed, that is, when the reservation time tn has arrived, the content of the reheating flag F1 is confirmed in step (ST12). When reheating is necessary (F1 = 1), the gas burner (3) is burned in step (ST13) to heat the inside of the pot (2) at a reheating temperature higher than 73 ° C. (for example, 98 ° C.). To 145 ° C.), and thereafter, the step (ST14) is executed, and the inside of the pot (2) is kept at the above-mentioned keeping temperature by the not-shown keeping heater. In this method, when rice cooking is completed two hours or more before the reservation time tn, the pot (2) is reheated immediately before the arrival of the reservation time tn. Can be.
[0043]
[Second embodiment]
FIG. 5 is a conceptual diagram of a rice cooker according to the second embodiment.
The conceptual diagram of FIG. 5 has the same configuration as that of FIG. 2 except that an average temperature calculating unit (55) is used instead of the comparative temperature storage unit (53) shown in FIG. The average temperature calculating means (55) has a function of dividing the accumulated value of the temperature in the kettle detected by the temperature sensor (21) in a predetermined time period during the standby of the timer by the time.
[0044]
For this reason, the flowchart of FIG. 6 showing the control operation of the rice cooker according to the second embodiment has the same configuration as the flowchart of FIG. 4 described above except for steps (ST3 ′) and (ST4 ′).
[0045]
Steps (ST3 ') and (ST4') correspond to the steps (ST3) and (ST4) in FIG. 4 described above, but in step (ST3 '), the temperature sensor (21) detects the temperature at a predetermined time period. Control for initially setting the value of the accumulated value TT of the temperature to “0” is added to the control of the above-described step (ST3).
[0046]
In step (ST4 '), the average value of the temperature detected by the temperature sensor (21), which changes during the standby of the timer, that is, the average temperature is adopted as the comparison temperature T0. The control of executing the calculation of dividing by time (T0 = TT / W) is added to the control of the previously described step (ST4). Therefore, in the present control, the functional unit of the microcomputer that executes the calculation of T0 = TT / W corresponds to the average temperature calculation means as the above-mentioned invention specifying matter.
Then, in the rice cooker according to the present embodiment, the same control as in the above-described first embodiment is performed using the average temperature as the comparison temperature T0.
[0047]
[Third embodiment]
FIG. 7 is a conceptual diagram of a rice cooker according to the third embodiment.
The time-up scheduled time, which is output from the subtraction circuit (50) for subtracting the required rice cooking time from the reservation time set by the reservation time setting device (12), is compared with the current time output from the clock device (69) and the comparison means (61). When the current time coincides with the scheduled time-up time, a signal indicating the coincidence is applied from the comparing means (61) to a control device (not shown).
[0048]
The cumulative temperature calculating means (56) has a function of sequentially accumulating each temperature detected by the temperature sensor (21) at a predetermined time period while the timer is on standby. The accumulated value and the germs in the pot (2) are accumulated. The output of the reference value setting means (62) for setting a reference value capable of preventing mass reproduction is compared with the accumulated value comparing means (60). If the cumulative value is larger than the reference value set by the reference value setting means (62), a forced rice signal is output from the cumulative value comparing means (60) and applied to a control device (not shown). You.
Next, the operation of the rice cooker according to the third embodiment will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0049]
When the normal rice cooker switch (14) is confirmed to be turned on in step (ST51), the rice cooking operation in step (ST58) described later is immediately started.
Next, in step (ST52), the turning on of the reserved rice cooker switch (13) is monitored, and if it is not turned on, the control is returned to step (ST51).
[0050]
On the other hand, when the reserved rice cooker switch (13) is turned on, the input time is stored as the standby start time t0, and the value measured by the standby time measuring timer W built in the microcomputer is set to 0 (step (ST53)). ). In step (ST53), the accumulated value of the temperature in the pot detected by the temperature sensor (21) at a predetermined time period is set as a comparison value Tm, and the comparison value Tm is initialized to “0”, and the comparison value Tm is set. The previous comparison value Tm−1, which is one minute before the previous comparison value, is initialized to “0”.
[0051]
Next, step (ST54) (the functional part of the microcomputer executing this step corresponds to the above-described cumulative temperature calculating means) is executed, and "Tm = Tm-1 + detected temperature of temperature sensor (21) ". In the step (ST55A) corresponding to the cumulative value comparison means as the above-mentioned invention specifying matter, the value of the comparison value Tm does not reach the reference value (a value that can prevent the large number of germs in the kettle from multiplying). If it can be confirmed, the value of “comparison value Tm / reference value” is displayed on the display unit (15) in a numerical display or a pie chart format or the like in step (ST55B), whereby the comparison value Tm reaches the reference value. Is displayed on the display unit (15). Next, in step (ST62), it is determined whether or not the time of "reservation time tn-40 minutes" has arrived. If so, the rice cooking operation is started in step (ST58), and the required rice cooking time is 40 minutes. Is controlled to cook rice over time. On the other hand, if it is determined in step (ST62) that the time of “reservation time tn−40 minutes” has not arrived, the comparison value Tm (initial setting value is “0”) is changed to the previous comparison value in step (ST63). Tm-1 is stored again, and then the steps (ST64), (ST54), (ST55A), (ST55B), (ST62), and (ST63) are repeated to obtain the comparison value Tm, which is the accumulated value of the temperature in the pot. Update every 1 minute.
[0052]
Also, if it is confirmed in step (ST55A) that the value of the comparison value Tm has reached the reference value, step (ST56) is executed, and it is determined whether or not the rice cooking is completed two hours or more before the reservation time tn. Is determined. That is, assuming that the limit time (measurement time of the waiting time measurement timer W until the comparison value Tm reaches the reference value) that can prevent the germs from growing in large quantities in the pot is t ′, “(t0 + t ′ + 40 minutes) ≦ (tn−2 hours) ”is determined. If it is determined that the rice cooking is to be finished at least two hours before the reservation time tn, the reheating flag F1 indicating that the kettle (2) needs to be reheated immediately before the arrival of the reservation time tn is set to “1”. (Step (ST57)), and then, in step (ST58), the gas burner (3) is ignited to start rice cooking. Thus, after the reservation rice cooker switch (13) is turned on and before the germs in the kettle (2) proliferate in large quantities, that is, the accumulated value of the temperature in the pot is a reference value that can prevent the germs in the pot from mass breeding. Since the rice cooking is started before the temperature has reached, it is possible to prevent the inconvenience that the taste and quality of the cooked rice is deteriorated.
[0053]
When the rice cooking operation in step (ST58) is completed, the content of the reheating flag F1 is confirmed in step (ST59). If reheating is required (F1 = 1), the gas burner (3) is burned in step (ST60) to reheat the pot (2) at a reheating temperature higher than 73 ° C., which is the temperature for keeping the temperature in the kettle (2) To 145 ° C.), and thereafter, the step (ST61) is executed, and the inside of the pot (2) is kept at the above-mentioned keeping temperature by the not-shown keeping heater.
[0054]
[Fourth embodiment]
FIG. 9 is a conceptual diagram of a rice cooker according to the fourth embodiment.
The temperature predicting means (57) predicts the future temperature T in the pot as a function f (t) of time based on the change in the temperature in each pot detected by the temperature sensor (21) in a one-minute time period during the standby of the timer. It has the function to do.
[0055]
FIG. 10 shows an actual measurement graph L indicating the actual measurement value of the temperature in the pot by the temperature sensor (21), and "T" obtained from two points R (t1, T1) and S (t2, T2) on the actual measurement graph L. = F (t) "is shown.
[0056]
In the present embodiment, the function of T = f (t) is obtained as follows.
That is, assuming that the temperatures in the pot detected at times t1 and t2 are T1 and T2 and the predicted temperature at time t is T, the temporal gradient of the temperature in the pot is (T2-T1) / (t2-t1). Utilizing the temperature T1 in the kettle at time t1,
T = (((T2−T1) / (t2−t1)) × (t−t1)) + T1 (1)
And
[0057]
On the other hand, the limit time setting means (52) stores, as a reference function g (t) as a function of temperature, a limit time which can prevent a large amount of germs from proliferating in the kettle (2) waiting for the timer. ing.
[0058]
The rice cooking start prediction means (58) has a function of obtaining a time coordinate tx of an intersection P between the reference function g (t) stored by the limit time setting means (52) and the function f (t). Then, the time tx and the scheduled time-up (the time output by the subtraction circuit (50)) that is earlier than the reservation time set by the reservation time setting device (12) by the required rice cooking time are compared by the comparing means (64). When the time-up scheduled output from the subtraction circuit (50) is greater than the time tx output from the rice cooking start prediction means (58), the comparison means (64) outputs a forced rice cooking signal. Has become. When the forced rice signal is output from the comparing means (64), rice cooking is started at the time tx, whereas when the forced rice signal is not output, the time output by the subtraction circuit (50). Cooking is started at the time of up schedule.
[0059]
Note that, of the two points R and S on the actual measurement graph L in FIG. 10, the first measurement point of the temperature sensor (21) is fixed as the point R, and the fixed point R and the point S that changes with time are fixed. The previously described function f (t) may be obtained based on
[0060]
The function f (t) may be determined by using the method of the least squares method using the temperature in the pot detected by the temperature sensor (21) at a set time period. Further, the function f (t) may be determined using a higher-order regression line of a quadratic function or more.
[0061]
Next, a control device (not shown) incorporates a microcomputer storing a control program having the contents shown in the flowchart of FIG. 11, and the operation of the rice cooker according to the fourth embodiment will be described below with reference to the flowchart of FIG. .
[0062]
When it is confirmed in step (ST70) that the normal rice cooker switch (14) is turned on, the rice cooking operation in step (ST81) described later is immediately started.
Next, in step (ST71), the turning on of the reserved rice cooker switch (13) is monitored, and if it is not turned on, the control is returned to step (ST70).
[0063]
Then, in step (ST72), the detected temperature of the temperature sensor (21) is stored as the first temperature T1, and the detected temperature of the temperature sensor (21) one minute later is stored as the second temperature T2 (step (ST72)). ST73)). Then, the aforementioned function T = f (t) is obtained using the first and second temperatures T1 and T2 and the times t1 and t2 when the temperatures are detected (step (ST74)).
Next, in step (ST75), the coordinates of the intersection P of the above-mentioned reference functions g (t) and f (t) are calculated to obtain tx.
[0064]
Then, it is determined in step (ST76) whether or not the time of the "reservation time tn-40 minutes", which is the scheduled time-up, is later than the time tx. As a result, if the former time-up scheduled time is later than tx, and it is determined that the germs grow in large quantities if rice cooking is started from that time, the time tx is displayed on the display unit (15) (step (ST77) )), It is determined in step (ST78) whether or not the time tx has arrived. Then, when the time tx has arrived, it is determined whether or not the time obtained by adding the required rice cooking time of 40 minutes to the current time (cooking end time) is earlier than the time two hours before the reservation time tn ( Step (ST79)). That is, it is determined whether or not the rice cooking is completed two hours or more before the reservation time tn.
[0065]
If it is determined that the rice cooking is to be finished at least two hours before the reservation time tn, the reheating flag F1 indicating that the kettle (2) needs to be reheated immediately before the arrival of the reservation time tn is set to “1”. Is set (step (ST80)). Thereafter, the same control (steps (ST81) to (ST84)) as the steps (ST11) to (ST14) shown in FIG. 4 of the first embodiment described above is executed.
[0066]
On the other hand, if the time tx is later than the scheduled time-up time (tn-40 minutes) when the step (ST76) is executed, the time-up scheduled time is displayed as the rice cooking start time on the display unit (15) in the step (ST85). tn-40 minutes), and when it is confirmed in step (ST86) that the time has arrived, the control is moved to the already described step (ST81).
[0067]
As a result of executing the step (ST86), when it is determined that (tn-40 minutes) has not elapsed, and when it is determined in the step (ST78) that the aforementioned tx has not arrived, the step (ST87) ), The second temperature T2 is stored again as the first temperature T1 in step (ST88), and then the control is returned to step (ST73), whereby the new first and second temperatures are set. The function f (t) is obtained again using T1 and T2 (step (ST74)).
[0068]
From the above, in the present control, of the functions of the microcomputer, the part corresponding to the step of obtaining the function f (t) (ST74) is the step of obtaining the time tx by the temperature estimating means, which is the above-mentioned invention specific matter (ST75). The step (ST76) of judging the magnitude relationship of “(tn−40 minutes) ≧ tx” is performed by the portion corresponding to the above-described rice cooking prediction means, which is the above-described invention specifying matter, and the comparison means, which is the above-described invention specifying matter, respectively. Corresponding.
[0069]
[Others]
(1) When the rice cooking start time is displayed on the display unit (15), and when the reliability of the rice cooking start time is low, such as immediately after the reservation rice cooker switch (13) is turned on, when the reliability becomes high (calculated). Until the error of the rice cooking start time converges within the allowable error), the rice cooking start time may be displayed in a blinking manner, and thereafter, when reliability becomes high, the rice cooking start time may be constantly lit.
[0070]
{Circle around (2)} The rice cook start time may be notified by voice. In this case, a confirmation button is provided on the operation unit (11), and when the confirmation button is operated, the rice cooking start time is notified by voice.
[0071]
{Circle over (3)} The timer setting means for setting the target time point of rice cooking completion may set the time from when the reserved rice cooking switch (13) is turned on to when the rice cooks.
[0072]
{Circle around (4)} In any of the above embodiments, when the reservation rice cooker switch (13) is operated, when the limit time has come, which can prevent the large amount of germs in the pot waiting for the timer, uniformly. Forced rice cooking was started (the function of the present invention was exhibited). On the other hand, a function selection button is added to the operation unit (11) of the rice cooker, and when the function selection button is operated, forced rice cooking is started when the time limit is reached, while the function selection button is pressed. If is not operated, the operation of starting rice cooking (normal reserved rice cooking) may be executed uniformly before the rice cooking end target time arrives by the required rice cooking time.
[0073]
In this way, the function selection button is operated by the appliance user, whereby the rice cooking operation is executed only when the positive intention to execute the rice cooking operation according to the present invention can be confirmed. However, there is no inconvenience that the gas burner (3) suddenly starts burning at an unexpectedly early time (a time that is considerably earlier than the scheduled time-up), and there is no concern that the appliance user will be confused.
[0074]
(5) Both the rice cooking start time and the rice cooking end target time are displayed on the display unit (15), whereby the progress of rice cooking (elapsed time after rice cooking starts, remaining time until rice cooking ends, etc.) can be recognized. You may do so.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of a rice cooker used in an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a conceptual diagram of a rice cooker according to the first embodiment.
FIG. 3 is a matrix of limit time for each temperature stored in a limit time setting means (52).
FIG. 4 is a flowchart for explaining the operation and the like of the rice cooker according to the first embodiment;
FIG. 5 is a conceptual diagram of a rice cooker according to a second embodiment.
FIG. 6 is a flowchart for explaining the operation and the like of the rice cooker according to the second embodiment.
FIG. 7 is a conceptual diagram of a rice cooker according to a third embodiment.
FIG. 8 is a flowchart for explaining the operation and the like of the rice cooker according to the third embodiment.
FIG. 9 is a conceptual diagram of a rice cooker according to a fourth embodiment.
FIG. 10 is a graph showing a reference function g (t) and a function f (t).
FIG. 11 is a flowchart illustrating the operation and the like of the rice cooker according to the fourth embodiment.
[Explanation of symbols]
(1) ・・・ Body case
(2) ・・・ Hook
(3) ・・・ Gas burner
(13) ・・・ Reserved rice cooker switch
(52) ・・・ Limit time setting means
(53) ・・・ Comparative temperature storage means
(54) ··· Selection means
(55) Mean temperature calculating means
(56) ··· Cumulative temperature calculating means
(60) ··· Cumulative value comparison means
(57) ・・・ Temperature prediction means
(58) ・・・ Rice cooking start prediction means

Claims

A temperature sensor for detecting the temperature in the pot,
Timer setting means for setting a target time point for finishing rice cooking,
A reserved rice cooker switch for executing reserved rice cooker to start rice cooker after waiting for a timer until a time-up scheduled time earlier than the required rice cooking time from the arrival of the rice cooked target time point,
A limit time setting means for setting a limit time for each temperature that can prevent a large amount of germs in the kettle waiting for the timer,
Comparison temperature storage means for storing, as the comparison temperature, the latest pot temperature detected by the temperature sensor at a set time period during the timer standby,
Selection means for selecting a specific time limit corresponding to the comparative temperature that changes with time during the timer standby from the temperature-specific time limits,
A time comparing unit that outputs a forced rice signal when the timer standby time is longer than the specific time limit selected by the selecting unit;
When the forced rice signal is output from the time comparison means, the rice cooking is started when the specific time limit has elapsed after the start of the timer standby,
A rice cooker for starting rice cooking when the time is up when the forced rice signal is not output from the time comparison means.

A temperature sensor for detecting the temperature in the pot,
Timer setting means for setting a target time point for finishing rice cooking,
A reserved rice cooker switch for executing reserved rice cooker to start rice cooker after waiting for a timer until a time-up scheduled time earlier than the required rice cooking time from the arrival of the rice cooked target time point,
A limit time setting means for setting a limit time for each temperature that can prevent a large amount of germs in the kettle waiting for the timer,
Average temperature calculating means for calculating the average temperature of each pot temperature detected by the temperature sensor at a set time period during the timer standby,
Selection means for selecting a specific time limit corresponding to the average temperature from the time limit for each temperature,
A time comparing unit that outputs a forced rice signal when the timer standby time is longer than the specific time limit selected by the selecting unit;
When the forced rice signal is output from the time comparing means, while the rice starts to be cooked when the specific time limit has elapsed after the start of the timer standby,
A rice cooker for starting rice cooking when the time is up when the forced rice signal is not output from the time comparison means.

A temperature sensor for detecting the temperature in the pot,
Timer setting means for setting a target time point for finishing rice cooking,
A reserved rice cooker switch for executing reserved rice cooker to start rice cooker after waiting for a timer until a time-up scheduled time earlier than the required rice cooking time from the arrival of the rice cooked target time point,
Cumulative temperature calculating means for calculating the cumulative temperature of each temperature detected by the temperature sensor at a set time period during the timer standby,
Cumulative value comparison means for outputting a forced rice cooking signal when the cumulative temperature is equal to or higher than a reference value capable of preventing the large number of germs in the kettle waiting for the timer, and
A rice cooker, which starts rice cooking when the forced rice signal is output from the accumulated value comparison means or when the time is up, whichever is earlier.

A temperature sensor for detecting the temperature in the pot,
Timer setting means for setting a target time point for finishing rice cooking,
A reserved rice cooker switch for executing reserved rice cooker to start rice cooker after waiting for a timer until a time-up scheduled time earlier than the required rice cooking time from the arrival of the rice cooked target time point,
A limit time setting means for setting a limit time for each temperature that can prevent a large amount of germs in the kettle waiting for the timer,
Temperature estimating means for estimating a future oven temperature T as a function of time f (t) based on a change in each oven temperature detected by the temperature sensor at a set time period during the standby of the timer;
Corresponding to the time tx corresponding to one point on the function f (t) and the temperature Tx in the pot, the time t′x at which a specific limit time elapses after the start of the timer standby, and the specific limit time, respectively. Rice cooking start time estimating means for calculating the times tx and t'x when the respective values of the temperatures T'x are substantially the same (tx = t'x, Tx = T'x);
Comparing means for outputting a forced cooked rice signal when the scheduled time-up is after the times tx and t'x;
When the compulsory rice cooking signal is output from the comparing means, rice cooking is started when the times tx and t′x arrive,
A rice cooker for starting rice cooking at the scheduled time-up when the compulsory rice cooking signal is not output from the comparing means.

In the rice cooker according to claim 1, 2, or 4,
There is provided a rice cooking start time notifying means for notifying the rice cooking start time and the remaining time until the rice cooking starts,
The rice cooking start time notifying unit, when the forced rice signal is output, notifies the time point at which the specific time limit elapses after the start of the timer standby in advance, while the forced rice signal is not output when the forced rice signal is not output. A rice cooker that notifies you when the time is up.

The rice cooker according to any one of claims 1 to 5,
Control means for executing a heat retaining operation of maintaining the cooked rice at a heat retaining temperature,
A rice cooker for reheating a kettle to a temperature exceeding the heat retention temperature immediately before the rice cooking target target time when the cooked rice is cooked at least a set time before the rice cooking target time.