JP2004186992A - 符号化装置 - Google Patents
符号化装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004186992A JP2004186992A JP2002351522A JP2002351522A JP2004186992A JP 2004186992 A JP2004186992 A JP 2004186992A JP 2002351522 A JP2002351522 A JP 2002351522A JP 2002351522 A JP2002351522 A JP 2002351522A JP 2004186992 A JP2004186992 A JP 2004186992A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- video
- mpeg
- descriptor
- format
- encoding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Abstract
【課題】ビデオ符号化データの符号化パラメータを、MPEG−2システムストリームのディスクリプタ形式で符号化することに好適な符号化装置を提供する。
【解決手段】MPEGビデオのシーケンス符号化パラメータを、MPEG−2システムズのディスクリプタ形式で記述子として符号化する。そして、画像サイズ、画素アスペクト、フレームレート等の符号化パラメータ変更の場合に、この記述子を変更前の所定タイミングで、PMT等に挿入することで、ビデオ符号化データに影響を与えず、ビデオ復号装置へ変更を告知することができ、これにより、復号装置で動作条件を事前に更新処理することができ、異常動作により乱れた復号画像を表示する等の問題を回避することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】MPEGビデオのシーケンス符号化パラメータを、MPEG−2システムズのディスクリプタ形式で記述子として符号化する。そして、画像サイズ、画素アスペクト、フレームレート等の符号化パラメータ変更の場合に、この記述子を変更前の所定タイミングで、PMT等に挿入することで、ビデオ符号化データに影響を与えず、ビデオ復号装置へ変更を告知することができ、これにより、復号装置で動作条件を事前に更新処理することができ、異常動作により乱れた復号画像を表示する等の問題を回避することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオ符号化データの符号化パラメータを、MPEG−2システムストリームのディスクリプタ形式で符号化する符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオ符号化データを、オーディオ符号化データやその他のデータとともに多重化して蓄積や伝送するための標準として、ISO/IEC13818−1(以下、MPEG−2システムズ)がある。この標準では、プログラムストリーム形式(以下、PS形式)とトランスポートストリーム形式(以下、TS形式)の二つの仕様があり、PS形式は主にDVD等の蓄積媒体で用いられ、TS形式は主にデジタル放送等の伝送媒体に用いられている。
【0003】
ビデオ符号化データの符号化標準として、たとえば、ISO/IEC13818−2(以下、MPEG−2ビデオ)がある。この標準では、画像サイズ、画面アスペクト、プロファイル、レベル等の符号化仕様を記述したシーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンションを、少なくとも一連のビデオ符号化データの先頭で符号化する。以降、最初を除くIフレーム符号化データ毎に、量子化マトリクス情報を除き先頭で符号化したものと同一内容のシーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンションを、符号化することができる。そして、シーケンスエンドコードにより終端して、一連のビデオ符号化データをビデオシーケンスとして構成する。
【0004】
ここで、画像サイズ、画面アスペクト、プロファイル、レベル等の符号化仕様を変更する場合、シーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンションの記述内容が更新されるが、一般にこれら情報の変更に伴い復号装置は、ビデオ復号の動作条件を更新する必要がある。ビデオ復号装置では、この更新処理にある程度の時間を要する。すなわち、シーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンションの記述内容が更新されたビデオ符号化データの復号する場合に、更新処理期間は正常な復号処理ができない。新たなビデオシーケンスの復号で、シーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンションを解読後、即座に動作条件を更新できずに、この期間は異常動作により乱れた復号画像を表示する等の問題を発生する可能性がある。
【0005】
この問題を解決するために、社団法人電波産業会標準規格ARIB STD−B10 3.4版では、ビデオデコードコントロール記述子を規定してHDTVとSDTVの切り替えを行う方法について記載している。ARIB STD−B10は日本のデジタル放送方式に関する標準のひとつで、TS形式で多重化する際に、MPEG−2システムズ規定のセクション形式やディスクリプタ形式を用いて様々な制御情報を伝送するための仕様が記述されている。ビデオデコードコントロール記述子はディスクリプタ形式を用いており、HDTVとSDTVの切り替え等ビデオフォーマット変更前の所定タイミングでプログラムマップテーブル(以下、PMT)に挿入され、復号装置がこの記述子を検出して記述内容を解釈することで事前に更新処理を行って、異常動作により乱れた復号画像を表示する等の問題回避を図っている。ディスクリプタ形式とすることで、ビデオ符号化データと独立させることができ、MPEG−2ビデオ符号化標準に何ら影響を与えず実現することができる。
【0006】
【非特許文献1】
社団法人電波産業会標準規格ARIB STD−B10 3.4版(ビデオデコードコントロール記述子関連記載部分)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したビデオデコードコントロール記述子は、所定のビデオエンコードフォーマットのみを告知するのみであり、画像サイズ、画面アスペクト、プロファイル、レベル等のシーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンションの記述内容について詳細に更新を告知することはできない。
【0008】
また、MPEG−2システムズでは、ビデオストリームディスクリプタを規定してMPEG−2ビデオ符号化データのフレームレート、プロファイル、レベル等を伝送可能としているが、画像サイズを告知できない等、ビデオデコードコントロール記述子と同様に詳細に更新を告知することはできない。
【0009】
さらに、ISO/IEC14496−10(以下、MPEG−4 AVC)のFCD(Final Committee Draft)、すなわち、MPEG−4 AVCの標準化委員会最終案に記載のビデオ符号化では、動き補償予測の参照フレームを最大15フレーム設定することができ、符号化で用いる参照フレーム数をシーケンスパラメータセットに記述する。シーケンスパラメータセットは、MPEG−2ビデオ符号化のシーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンションと同様に、画像サイズや画素アスペクト等の符号化仕様を記述するデータである。すなわち、このシーケンスパラメータセットにおいて、画像サイズだけでなく参照フレーム数が更新されれば、ビデオ復号において動き補償予測の参照フレーム画像メモリ制御条件等も同様に変更する必要があり、従来の方式では十分な対応を行うことができない。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では、画像サイズ、画面アスペクト、プロファイル、レベル等のビデオ符号化パラメータを変更する場合、変更後の符号化パラメータを、MPEG−2システムズのディスクリプタ形式で記述子として符号化する。この記述子を符号化パラメータの変更前の所定タイミングで、たとえば、PMTに挿入することで、ビデオ復号装置に事前告知することができ、これにより、ビデオ復号では動作条件を事前に更新処理することができ、異常動作により乱れた復号画像を表示する等の問題を回避することができる。
【0011】
上記は、MPEG−2ビデオの場合について述べたが、ISO/IEC11172−2(以下、MPEG−1ビデオ)、ISO/IEC14496−2(MPEG−4ビジュアル)、MPEG−4 AVCにおいても同様であり、MPEG−1ビデオの場合はシーケンスヘッダ、MPEG−4ビジュアルの場合はVOLヘッダ、MPEG−4 AVCの場合はシーケンスパラメータセットをディスクリプタ形式で記述子として符号化する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図1に示す。図1では、SDTVとHDTVを外部からの制御により切り替えて出力する。ビデオ符号化は、MPEG−2ビデオに準拠する方法で行う。
【0013】
SDTVとは、たとえば、画面サイズ720×480、フィールド周波数60Hzのデジタルインターレースビデオ信号である。また、HDTVとは、たとえば、画面サイズ1080×1080、フィールド周波数60Hzのデジタルインターレースビデオ信号である。
【0014】
制御器120は、符号化パラメータ入力としてSDTVビデオとHDTVビデオの画面サイズ等の信号特性、及び、符号化パラメータを入力する。そして、これらの情報に基づき、制御器120は、SDTVビデオ符号化器100とHDTV符号化器110の動作条件を設定する。
【0015】
SDTVビデオ符号化器100とHDTVビデオ符号化器110は、それぞれSDTVビデオ入力とHDTVビデオ入力を入力して、制御器120で設定された動作条件に基づき、MPEG−2ビデオに準拠する方法で符号化する。
【0016】
SDTVビデオ符号化器100とHDTVビデオ符号化器110からのビデオ符号化データは、スイッチ130を介して、MPEG−2システムストリーム符号化器140に入力する。
【0017】
MPEG−2システムストリーム符号化器140では、入力ビデオ符号化データを、MPEG−2システムズのTS形式に符号化して出力する。
【0018】
一方、制御器120は、切り替え制御入力からの指示を受けて、SDTVビデオ符号化器100とHDTVビデオ符号化器110からのビデオ符号化データを切り替えるよう、スイッチ130を制御する。
【0019】
また、制御器120は、スイッチ130の切り替え前の所定タイミングにおいて、切り替え後にスイッチ130からMPEG−2システムストリーム符号化器140に入力するビデオ符号化データのシーケンス符号化パラメータ、すなわち、シーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンション等を、ディスクリプタ形式で符号化して伝送するよう指示する。
【0020】
MPEG−2システムストリーム符号化器140では、制御器120からの指示を受けて、シーケンス符号化パラメータ、すなわち、シーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンション等を、ディスクリプタ形式で符号化して、たとえば、PMTに挿入して伝送する。
【0021】
シーケンス符号化パラメータのディスクリプタ形式符号化は、たとえば、以下のような形式で、video#parameter#byteフィールドを用いてシーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンション等を記述する。
【0022】
【表1】
ここで、descriptor#tagはディスクリプタ識別子、descriptor#lengthはディスクリプタ長、video#parameter#byteは符号化パラメータを記述するためのバイトデータである。また、uimsbfはunsigned integer, most significant bit first、bslbfはbit string, left bit firstの略である。
【0023】
また、上記ディスクリプタ形式のデータをPMTに挿入しての伝送は、MPEG−2システムズ標準のTSプログラムマップセクションにおけるディスクリプタ形式データ挿入位置に挿入して伝送する。
【0024】
制御器120からの指示による、MPEG−2システムストリーム符号化器140におけるディスクリプタ形式によるシーケンス符号化パラメータ伝送、及び、スイッチ130におけるSDTVビデオ符号化器100とHDTVビデオ符号化器110からのビデオ符号化データ切り替えタイミングは、たとえば、ARIB STD−B10 3.4版の付属4.4章「混合多重編成(まだら放送)」記載の切り替えタイミングと同様に行う。
【0025】
以上により、画像サイズ、画面アスペクト、プロファイル、レベル等のシーケンス符号化パラメータを変更する場合、変更後の符号化パラメータを、MPEG−2システムズのディスクリプタ形式で符号化して、符号化パラメータの変更前の所定タイミングで、たとえば、PMTに挿入して伝送することで、復号装置でビデオ復号の動作条件を事前に更新処理することができ、異常動作により乱れた復号画像を表示する等の問題を回避することができる。
【0026】
本実施例では、ビデオ符号化として、MPEG−2ビデオを用いて説明したが、MPEG−1ビデオ、MPEG−4ビジュアル、MPEG−4 AVC等でも同様である。
【0027】
【発明の効果】
本発明により、画像サイズ、画面アスペクト、プロファイル、レベル等のシーケンス符号化パラメータを変更する場合、変更後の符号化パラメータを、MPEG−2システムズのディスクリプタ形式で符号化して、符号化パラメータの変更前の所定タイミングで、たとえば、PMTに挿入して伝送することで、復号装置でビデオ復号の動作条件を事前に更新処理することができ、異常動作により乱れた復号画像を表示する等の問題を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明符号化装置の一実施例を示すブロック図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオ符号化データの符号化パラメータを、MPEG−2システムストリームのディスクリプタ形式で符号化する符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオ符号化データを、オーディオ符号化データやその他のデータとともに多重化して蓄積や伝送するための標準として、ISO/IEC13818−1(以下、MPEG−2システムズ)がある。この標準では、プログラムストリーム形式(以下、PS形式)とトランスポートストリーム形式(以下、TS形式)の二つの仕様があり、PS形式は主にDVD等の蓄積媒体で用いられ、TS形式は主にデジタル放送等の伝送媒体に用いられている。
【0003】
ビデオ符号化データの符号化標準として、たとえば、ISO/IEC13818−2(以下、MPEG−2ビデオ)がある。この標準では、画像サイズ、画面アスペクト、プロファイル、レベル等の符号化仕様を記述したシーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンションを、少なくとも一連のビデオ符号化データの先頭で符号化する。以降、最初を除くIフレーム符号化データ毎に、量子化マトリクス情報を除き先頭で符号化したものと同一内容のシーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンションを、符号化することができる。そして、シーケンスエンドコードにより終端して、一連のビデオ符号化データをビデオシーケンスとして構成する。
【0004】
ここで、画像サイズ、画面アスペクト、プロファイル、レベル等の符号化仕様を変更する場合、シーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンションの記述内容が更新されるが、一般にこれら情報の変更に伴い復号装置は、ビデオ復号の動作条件を更新する必要がある。ビデオ復号装置では、この更新処理にある程度の時間を要する。すなわち、シーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンションの記述内容が更新されたビデオ符号化データの復号する場合に、更新処理期間は正常な復号処理ができない。新たなビデオシーケンスの復号で、シーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンションを解読後、即座に動作条件を更新できずに、この期間は異常動作により乱れた復号画像を表示する等の問題を発生する可能性がある。
【0005】
この問題を解決するために、社団法人電波産業会標準規格ARIB STD−B10 3.4版では、ビデオデコードコントロール記述子を規定してHDTVとSDTVの切り替えを行う方法について記載している。ARIB STD−B10は日本のデジタル放送方式に関する標準のひとつで、TS形式で多重化する際に、MPEG−2システムズ規定のセクション形式やディスクリプタ形式を用いて様々な制御情報を伝送するための仕様が記述されている。ビデオデコードコントロール記述子はディスクリプタ形式を用いており、HDTVとSDTVの切り替え等ビデオフォーマット変更前の所定タイミングでプログラムマップテーブル(以下、PMT)に挿入され、復号装置がこの記述子を検出して記述内容を解釈することで事前に更新処理を行って、異常動作により乱れた復号画像を表示する等の問題回避を図っている。ディスクリプタ形式とすることで、ビデオ符号化データと独立させることができ、MPEG−2ビデオ符号化標準に何ら影響を与えず実現することができる。
【0006】
【非特許文献1】
社団法人電波産業会標準規格ARIB STD−B10 3.4版(ビデオデコードコントロール記述子関連記載部分)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したビデオデコードコントロール記述子は、所定のビデオエンコードフォーマットのみを告知するのみであり、画像サイズ、画面アスペクト、プロファイル、レベル等のシーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンションの記述内容について詳細に更新を告知することはできない。
【0008】
また、MPEG−2システムズでは、ビデオストリームディスクリプタを規定してMPEG−2ビデオ符号化データのフレームレート、プロファイル、レベル等を伝送可能としているが、画像サイズを告知できない等、ビデオデコードコントロール記述子と同様に詳細に更新を告知することはできない。
【0009】
さらに、ISO/IEC14496−10(以下、MPEG−4 AVC)のFCD(Final Committee Draft)、すなわち、MPEG−4 AVCの標準化委員会最終案に記載のビデオ符号化では、動き補償予測の参照フレームを最大15フレーム設定することができ、符号化で用いる参照フレーム数をシーケンスパラメータセットに記述する。シーケンスパラメータセットは、MPEG−2ビデオ符号化のシーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンションと同様に、画像サイズや画素アスペクト等の符号化仕様を記述するデータである。すなわち、このシーケンスパラメータセットにおいて、画像サイズだけでなく参照フレーム数が更新されれば、ビデオ復号において動き補償予測の参照フレーム画像メモリ制御条件等も同様に変更する必要があり、従来の方式では十分な対応を行うことができない。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では、画像サイズ、画面アスペクト、プロファイル、レベル等のビデオ符号化パラメータを変更する場合、変更後の符号化パラメータを、MPEG−2システムズのディスクリプタ形式で記述子として符号化する。この記述子を符号化パラメータの変更前の所定タイミングで、たとえば、PMTに挿入することで、ビデオ復号装置に事前告知することができ、これにより、ビデオ復号では動作条件を事前に更新処理することができ、異常動作により乱れた復号画像を表示する等の問題を回避することができる。
【0011】
上記は、MPEG−2ビデオの場合について述べたが、ISO/IEC11172−2(以下、MPEG−1ビデオ)、ISO/IEC14496−2(MPEG−4ビジュアル)、MPEG−4 AVCにおいても同様であり、MPEG−1ビデオの場合はシーケンスヘッダ、MPEG−4ビジュアルの場合はVOLヘッダ、MPEG−4 AVCの場合はシーケンスパラメータセットをディスクリプタ形式で記述子として符号化する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図1に示す。図1では、SDTVとHDTVを外部からの制御により切り替えて出力する。ビデオ符号化は、MPEG−2ビデオに準拠する方法で行う。
【0013】
SDTVとは、たとえば、画面サイズ720×480、フィールド周波数60Hzのデジタルインターレースビデオ信号である。また、HDTVとは、たとえば、画面サイズ1080×1080、フィールド周波数60Hzのデジタルインターレースビデオ信号である。
【0014】
制御器120は、符号化パラメータ入力としてSDTVビデオとHDTVビデオの画面サイズ等の信号特性、及び、符号化パラメータを入力する。そして、これらの情報に基づき、制御器120は、SDTVビデオ符号化器100とHDTV符号化器110の動作条件を設定する。
【0015】
SDTVビデオ符号化器100とHDTVビデオ符号化器110は、それぞれSDTVビデオ入力とHDTVビデオ入力を入力して、制御器120で設定された動作条件に基づき、MPEG−2ビデオに準拠する方法で符号化する。
【0016】
SDTVビデオ符号化器100とHDTVビデオ符号化器110からのビデオ符号化データは、スイッチ130を介して、MPEG−2システムストリーム符号化器140に入力する。
【0017】
MPEG−2システムストリーム符号化器140では、入力ビデオ符号化データを、MPEG−2システムズのTS形式に符号化して出力する。
【0018】
一方、制御器120は、切り替え制御入力からの指示を受けて、SDTVビデオ符号化器100とHDTVビデオ符号化器110からのビデオ符号化データを切り替えるよう、スイッチ130を制御する。
【0019】
また、制御器120は、スイッチ130の切り替え前の所定タイミングにおいて、切り替え後にスイッチ130からMPEG−2システムストリーム符号化器140に入力するビデオ符号化データのシーケンス符号化パラメータ、すなわち、シーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンション等を、ディスクリプタ形式で符号化して伝送するよう指示する。
【0020】
MPEG−2システムストリーム符号化器140では、制御器120からの指示を受けて、シーケンス符号化パラメータ、すなわち、シーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンション等を、ディスクリプタ形式で符号化して、たとえば、PMTに挿入して伝送する。
【0021】
シーケンス符号化パラメータのディスクリプタ形式符号化は、たとえば、以下のような形式で、video#parameter#byteフィールドを用いてシーケンスヘッダ、及び、シーケンスエクステンション等を記述する。
【0022】
【表1】
ここで、descriptor#tagはディスクリプタ識別子、descriptor#lengthはディスクリプタ長、video#parameter#byteは符号化パラメータを記述するためのバイトデータである。また、uimsbfはunsigned integer, most significant bit first、bslbfはbit string, left bit firstの略である。
【0023】
また、上記ディスクリプタ形式のデータをPMTに挿入しての伝送は、MPEG−2システムズ標準のTSプログラムマップセクションにおけるディスクリプタ形式データ挿入位置に挿入して伝送する。
【0024】
制御器120からの指示による、MPEG−2システムストリーム符号化器140におけるディスクリプタ形式によるシーケンス符号化パラメータ伝送、及び、スイッチ130におけるSDTVビデオ符号化器100とHDTVビデオ符号化器110からのビデオ符号化データ切り替えタイミングは、たとえば、ARIB STD−B10 3.4版の付属4.4章「混合多重編成(まだら放送)」記載の切り替えタイミングと同様に行う。
【0025】
以上により、画像サイズ、画面アスペクト、プロファイル、レベル等のシーケンス符号化パラメータを変更する場合、変更後の符号化パラメータを、MPEG−2システムズのディスクリプタ形式で符号化して、符号化パラメータの変更前の所定タイミングで、たとえば、PMTに挿入して伝送することで、復号装置でビデオ復号の動作条件を事前に更新処理することができ、異常動作により乱れた復号画像を表示する等の問題を回避することができる。
【0026】
本実施例では、ビデオ符号化として、MPEG−2ビデオを用いて説明したが、MPEG−1ビデオ、MPEG−4ビジュアル、MPEG−4 AVC等でも同様である。
【0027】
【発明の効果】
本発明により、画像サイズ、画面アスペクト、プロファイル、レベル等のシーケンス符号化パラメータを変更する場合、変更後の符号化パラメータを、MPEG−2システムズのディスクリプタ形式で符号化して、符号化パラメータの変更前の所定タイミングで、たとえば、PMTに挿入して伝送することで、復号装置でビデオ復号の動作条件を事前に更新処理することができ、異常動作により乱れた復号画像を表示する等の問題を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明符号化装置の一実施例を示すブロック図である。
Claims (4)
- MPEG−2システムストリーム符号化装置において、ビデオ符号化データの符号化パラメータをディスクリプタ形式の符号化データとして符号化する手段を備えることを特徴とする符号化装置。
- 上記符号化パラメータが、シーケンス符号化パラメータであることを特徴とする、請求項1記載の符号化装置。
- 前記ディスクリプタ形式の符号化データをセクション形式の符号化データの一部として符号化する手段と、前記セクション形式の符号化データをTS形式で符号化する手段とを備えることを特徴とする、請求項1記載の符号化装置。
- ビデオ符号化データのシーケンス符号化パラメータを変更する際、変更前の所定タイミングで、前記前記セクション形式の符号化データをTS形式で符号化する手段とを備えることを特徴とする、請求項2記載の符号化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002351522A JP2004186992A (ja) | 2002-12-03 | 2002-12-03 | 符号化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002351522A JP2004186992A (ja) | 2002-12-03 | 2002-12-03 | 符号化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004186992A true JP2004186992A (ja) | 2004-07-02 |
Family
ID=32753411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002351522A Pending JP2004186992A (ja) | 2002-12-03 | 2002-12-03 | 符号化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004186992A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009135888A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-06-18 | Canon Inc | 画像処理装置及びその制御方法 |
US8488017B2 (en) | 2007-11-06 | 2013-07-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus to transmit moving image data |
JP2016122985A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 株式会社東芝 | 画像処理システム、画像処理装置および画像処理方法 |
JP2018186583A (ja) * | 2012-08-27 | 2018-11-22 | サターン ライセンシング エルエルシーSaturn Licensing LLC | 受信装置および受信方法 |
-
2002
- 2002-12-03 JP JP2002351522A patent/JP2004186992A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009135888A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-06-18 | Canon Inc | 画像処理装置及びその制御方法 |
US8488017B2 (en) | 2007-11-06 | 2013-07-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus to transmit moving image data |
JP2018186583A (ja) * | 2012-08-27 | 2018-11-22 | サターン ライセンシング エルエルシーSaturn Licensing LLC | 受信装置および受信方法 |
JP2016122985A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 株式会社東芝 | 画像処理システム、画像処理装置および画像処理方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10750205B2 (en) | Selective use of start code emulation prevention | |
EP1902585B1 (en) | Coding dependency indication in scalable video coding | |
EP1725044A2 (en) | Flexible use of MPEG encoded images | |
TWI636687B (zh) | 視訊資料串流概念技術 | |
JP5918903B2 (ja) | 拡張データの処理 | |
US8149920B2 (en) | Device and method for merging codecs | |
JP2007166625A (ja) | ビデオデータ符号化装置、ビデオデータ符号化方法、ビデオデータ復号化装置およびビデオデータ復号化方法 | |
CN102630040A (zh) | 利用带宽优化的快速频道改变伴流解决方案 | |
JP2011109665A (ja) | コード化タイミング情報のないビデオ・エレメンタリ・ストリームをマルチプレクスする方法及び装置 | |
TWI504275B (zh) | 視頻處理方法和處理資料的系統 | |
KR0182026B1 (ko) | 엠펙 비디오 디코더용 구문 분석기 | |
CN1303819C (zh) | 译码mpeg比特流以增加子图内容的方法和设备 | |
WO2012077855A1 (ko) | 비디오 스트림의 패킷화 방법 및 장치 | |
CN108476330B (zh) | 发送设备、发送方法、接收设备和接收方法 | |
JP2004186992A (ja) | 符号化装置 | |
JP6822536B2 (ja) | 送信装置、送信方法、受信装置および受信方法 | |
JP6989037B2 (ja) | 送信装置、送信方法、受信装置および受信方法 | |
JP2010062871A (ja) | より高いピクチャレートの圧縮hd映像を、h.264規格を用いるレガシーhd映像デコーダでの復号に対応可能な、より低いピクチャレートの圧縮映像に変換する方法および装置 | |
KR20050098258A (ko) | 코딩된 신호내의 워터마크 임베딩 | |
KR101499919B1 (ko) | 비트 플레인 기반의 예측 오차 데이터 복호화 장치 및 방법 | |
JP4260191B2 (ja) | 画像復号化装置 | |
JP4260192B2 (ja) | 画像復号化装置 | |
KR20050050315A (ko) | 방송 채널을 처리하는 방법 및 이를 이용한 a/v장치 | |
JP2002290971A (ja) | トランスコーダシステム、その処理方法及びそのプログラム | |
KR20060113203A (ko) | 디지털 티브이의 시청 불가 표시 방법 |