JP2004186121A - Surface light source device and light guide body used for it, and display device using these - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エッジライト方式の面光源装置に関するものであり、特に、発光面のうちの一次光源とは反対側の隅部に該隅部の角度をほぼ二等分するように斜めに現れる高輝度部分である斜光の発生の防止を企図した面光源装置に関するものであり、更に、それに用いられる導光体であって、斜光発生の防止を企図した面光源装置用導光体に関するものであり、更にこれらを用いた表示装置に関するものである。本発明の面光源装置は、例えば、携帯用ノートパソコン等のモニターや液晶テレビやビデオ一体型液晶テレビ等の表示部として使用される液晶表示装置のバックライトに、或は、携帯電話機などの携帯型電子機器のディスプレイパネルや各種機器のインジケータとして使用される比較的小型の液晶表示装置のバックライトに、好適に適用される。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、液晶表示装置は、携帯用ノートパソコン等のモニターとして、あるいは液晶テレビやビデオ一体型液晶テレビ等の表示部として、更にはその他の種々の分野で広く使用されてきている。液晶表示装置は、基本的にバックライトと液晶表示素子とから構成されている。バックライトとしては、液晶表示装置のコンパクト化の観点からエッジライト方式のものが多用されている。従来、エッジライト方式のバックライトとしては、矩形板状の導光体の少なくとも1つの端面を光入射端面として用いて、該光入射端面に沿って直管型蛍光ランプなどの線状または棒状の一次光源を配置し、該一次光源から発せられた光を導光体の光入射端面から導光体内部へと導入し、該導光体の2つの主面のうちの一方である光出射面から出射させるものが広く利用されている。
【0003】
また、近年、携帯電話機や携帯用ゲーム機などの携帯用電子機器あるいは各種電気機器また電子機器のインジケータなどの比較的小さな画面寸法の液晶表示装置について、小型化とともに消費電力の低減が要望されている。そこで、消費電力低減のために、エッジライト方式のバックライトの一次光源として、点状光源である発光ダイオード(LED)が使用されている。LEDを一次光源として用いたエッジライト方式のバックライトとしては、例えば特開平7−270624号公報(特許文献2)に記載されているように、線状の一次光源を用いるものと同様な機能を発揮させるために、複数のLEDを導光体の光入射端面に沿って一次元に配列している。このように複数のLEDの一次元配列による一次光源を用いることにより、所要の光量と画面全体にわたる輝度分布の均一性とを得ることができる。
【0004】
また、特公平7−27137号公報(特許文献1)では、光出射面が粗面(マット面)の導光体を用い、多数のプリズム列を配列形成した面を有するプリズムシートを、そのプリズム列形成面が導光体側となるように(即ちプリズム列形成面が入光面となるように)導光体の光出射面上に配置し、エッジライト方式のバックライトの消費電力を抑えるとともに、輝度も極力犠牲にしないために出射光の分布を狭くする方法が提案されている。
【0005】
ところで、エッジライト方式のバックライトにおいては、以上のような輝度及びその均一性の向上 をもたらす技術的改善その他に基づき、消費電力を低減すべく一次光源を矩形状導光体の1つの辺に対応する端面にのみ対向するように配置しても、発光面の外側領域を除けば所要の発光機能を実現することは可能である。ここで、発光面の外側領域を除外したのは、次のような理由によるものである。
【0006】
即ち、図10を参照して説明するに、このようなバックライトにおいては、一次光源102から発せられ導光体104の光入射端面141から該導光体に入射した光は、光入射端面141と反対側の反入射端面142の方へと拡散しながら進行し、その導光過程で適度に光出射面143から出射する。ここで、特に反入射端面142及びそれに隣接する側端面145,156へと到達した光は、そこで反射され、この反射光は更に導光体104内を導光され、光出射面143から出射される。しかして、特にこれら端面142,145,146の交わる部分の近傍の導光体隅部においては、光入射端面142から到来する光に加えて上記反射光も集中して存在することになるので、ここでの光出射面143の輝度が部分的に高くなる輝度むらが生ずることがある。この輝度むらは、端面142,145のなす角度及び端面142,146のなす角度をそれぞれ略二等分するような斜め方向に延びた直線状の高輝度部分(斜光と称される)100として、発現する。
【0007】
導光体104の光出射面143から発せられ、不図示の光偏向素子により偏向されて、面光源装置の発光面から発せられる光は、液晶表示素子に入射されるのであるが、液晶表示素子を含む表示装置の表示画面は、面光源装置の発光領域より小さく、即ち該発光領域のうち外側の枠状部分(いわゆる額縁部分)を除く有効発光領域(導光体104の対応領域をFで示す)に対応するのが一般的である。従って、面光源装置の発光領域から面状に発せられる光のうちの上記有効発光領域から発せられる光のみが最終的に表示に有効利用されることになる。このため、上記斜光100が有効発光領域Fの外即ち額縁部分にあれば、実際上、斜光に基づく輝度むらの問題は生じない。
【0008】
しかるに、近年、面光源装置の発光領域に対する有効発光領域の大きさをできるだけ大きくする(即ち額縁部分の幅をできるだけ狭くする)ことが要請されている。換言すれば、有効表示領域の大きさを維持しつつ面光源装置の小型化を図ることが要求されている。この要求に従えば、図10に示されているように、斜光100が有効発光領域F内に位置することになり、これが液晶表示装置の表示画像の品位を低下させる。従って、この斜光発生の防止が強く望まれている。
【0009】
尚、特開2002−258057号公報(特許文献3)には、エッジライト方式のバックライトにおいて、導光体の光入射端面側の隅部の輝度低下による輝度むらを解消するために、導光体の光出射面及びその反対側の裏面の少なくとも一方において、光入射端面側の隅部に平均傾斜角が他の領域より大きな領域を形成することが開示されている。しかしながら、これは、上記の斜光発生の防止を目的とするものではない。
【0010】
本発明の目的は、以上のような従来技術の問題点に鑑み、面光源装置における斜光発生を防止して有効発光領域の拡大を可能にする導光体を提供することにある。更に、本発明の目的は、そのような導光体を使用することで外形寸法に比して広い有効発光領域が可能な面光源装置及びそれを用いた表示装置を提供することにある。
【0011】
【特許文献1】
特公平7−27137号公報
【特許文献2】
特開平7−270624号公報
【特許文献3】
特開2002−258057号公報
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、以上の如き目的を達成するものとして、
一次光源から発せられる光を導光し、且つ前記一次光源から発せられる光が入射する光入射端面と導光される光が出射する光出射面と該光出射面の反対側の裏面とを有する板状の導光体であって、
前記光出射面及び前記裏面の少なくとも一方には、前記光入射端面の反対側の反入射端面と該反入射端面に隣接する側端面とが交わる部分の近傍の反入射隅部に、周囲の領域より大きな平均傾斜角を持つ斜光発生防止機能領域が設けられていることを特徴とする面光源装置用導光体、
が提供される。
【0013】
本発明の一態様においては、前記斜光発生防止機能領域は平均傾斜角が連続的に変化しているグラデーション領域を含む。本発明の一態様においては、前記グラデーション領域は前記反入射端面または前記側端面から離れるに従って平均傾斜角が連続的に低下する。
【0014】
本発明の一態様においては、前記斜光発生防止機能領域は前記反入射端面と前記側端面とが交わる部分から前記反入射端面及び前記側端面のそれぞれに沿って延びた略L字形状をなす。本発明の一態様においては、前記斜光発生防止機能領域は前記反入射隅部の1mm四方の領域を完全に含む。
【0015】
本発明の一態様においては、前記光出射面及び前記裏面の少なくとも一方には、前記光出射面からの光出射に寄与する光出射機構が形成されている。本発明の一態様においては、前記光出射機構は粗面からなる。本発明の一態様においては、前記光出射機構の平均傾斜角は0.5〜8.0°の範囲内にある。本発明の一態様においては、前記斜光発生防止機能領域は前記光出射機構の形成されている前記光出射面または前記裏面に設けられている。本発明の一態様においては、前記斜光発生防止機能領域の少なくとも一部は前記周囲の領域より平均傾斜角が0.5°以上大きい。
【0016】
また、本発明によれば、以上の如き目的を達成するものとして、
上記面光源装置用導光体と、該導光体の前記光入射端面に隣接して配置された前記一次光源と、前記導光体の光出射面に隣接して配置されたシート状の光偏向素子とを備えており、前記光偏向素子は前記導光体の光出射面に対向して位置する入光面とその反対側の出光面とを有していることを特徴とする面光源装置、
が提供される。
【0017】
本発明の一態様においては、前記光偏向素子は、前記入光面及び前記出光面の少なくとも一方に複数のプリズム列が並列して形成されている。本発明の一態様においては、前記光偏向素子のプリズム列のそれぞれは前記導光体の前記光入射端面と略平行の方向に直線状に延びている。
【0018】
更に、本発明によれば、以上の如き目的を達成するものとして、上記面光源装置と、該面光源装置の前記光偏向素子の出光面上に配置されている表示素子とを備えていることを特徴とする表示装置が提供される。
【0019】
本発明の一態様においては、前記表示素子の有効表示領域は前記面光源装置の発光領域より小さく且つ該発光領域に包含されるような対応関係にて配置されており、前記有効表示領域に対応する前記面光源装置の有効発光領域に対応する前記導光体の有効発光領域の外に前記斜光発生防止機能領域が形成されている。本発明の一態様においては、前記表示素子は液晶表示素子である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
【0021】
図1は本発明による面光源装置の一実施形態を示す分解斜視図である。尚、図1には、面光源装置と組み合わせて表示装置を構成する液晶表示素子も示されている。
【0022】
図1に示されているように、本実施形態の面光源装置は、Y方向に延びた線状の一次光源2と、該一次光源から発せられる光を導光する板状の導光体4と、光偏向素子6と、光反射素子8とを備えている。また、一次光源2はリフレクタ(反射器)10を伴っている。
【0023】
光偏向素子6の上面(出光面)により面光源装置の発光面が形成され、この発光面上に液晶表示素子LCDが配置される。液晶表示素子LCDは、筐体その他により画定される有効表示領域F”を有している。この有効表示領域F”に対応する面光源装置の発光面部分が有効発光領域F’である。この有効発光領域F’は発光領域から外周部(額縁部分)を除外した領域であり、ここかから出た光が有効表示領域F”を照射する。
【0024】
導光体4は、XY面と平行に配置され、全体として矩形板状をなしている。導光体4は、4つの側端面を有しており、そのうちのYZ面と平行な1対の側端面の一方が光入射端面41とされ、該光入射端面と対向するように一次光源2が隣接配置されている。導光体4のYZ面と平行な1対の側端面のうちの他方の側端面は反入射端面42である。他の2つの側端面は、XZ面と平行な1対の側端面45,46である。導光体4の光入射端面に略直交する2つの主面は、いずれもZ方向と略直交するように配置されており、一方の主面である上面が光出射面43とされており、他方の主面が裏面44である。
【0025】
図2に、一次光源2及び導光体4の平面図を示す。図1及び図2に示されているように、光出射面43は、光出射制御機能構造(光出射機構と略称)としての粗面(マット面)からなる主領域43−1、及び、反入射端面42とそれに隣接する側端面45,46とが交わる部分の近傍の2つの反入射隅部に設けられた斜光発生防止機能領域43−2とからなる。斜光発生防止機能領域43−2は、周囲の主領域43−1より大きな平均傾斜角を持つ粗面(マット面)からなる。主領域43−1は、面光源装置の有効発光領域F’に対応する有効発光領域Fを包含している。有効発光領域Fから出射した光が有効発光領域F’に到達し、ここから出射する。
【0026】
主領域43−1のマット面の詳細については後述するが、主領域43−1からは、光出射面43の法線方向(Z方向)及び光入射端面41と直交するX方向の双方を含むXZ面内の分布において指向性のある光を出射させる。この出射光分布のピークの方向が光出射面となす角度は例えば10°〜40°であり、出射光分布の半値全幅は例えば10°〜40°である。
【0027】
図1に示されているように、導光体4の光出射面43と反対側の主面(裏面)44には、光出射面43からの出射光の一次光源2の延在方向と平行な面(例えばYZ面)内での指向性を制御するために、光入射端面41に対して略垂直の方向(X方向)に互いに平行に延びる多数のレンズ列(縦プリズム列)44aが形成されている。該レンズ列44aとしては、プリズム列、レンチキュラーレンズ列、V字状溝等を用いることができるが、YZ断面の形状が略三角形状のプリズム列を用いるのが好ましい。このプリズム列の頂角は、70〜110°の範囲とすることが好ましい。これは、プリズム頂角をこの範囲とすることで、光出射面43からの出射光を十分に集光させることができ、面光源装置としての輝度の一層の向上を図ることができるからである。即ち、プリズム頂角をこの範囲とすることで、出射光分布におけるピーク光を含みXZ面に垂直な面において出射光分布の半値全幅が35〜55°である集光された出射光を出射させることができ、面光源装置としての輝度を向上させることができる。特に、導光体4を作製する際のプリズム列形状の転写性の観点からは、プリズム列の深さが浅い形状で、輝度向上にも効果のある90〜110°の頂角とすることが好ましく、より好ましくは95〜105°の範囲である。
【0028】
一方、輝度向上の観点からは、プリズム列の頂角を70〜80°とすることが好ましい。このようにプリズム列の頂角を比較的鋭角とすることによって、導光体4を作製する際のプリズム列形状の転写性は低下する傾向にあるため、プリズム列の頂部を適度の曲面とすることで転写性の低下を抑止することが好ましい。
【0029】
また、レンズ列44aの配列ピッチP1は、例えば10〜100μm、好ましくは20〜80μm、より好ましくは30〜60μmである。なお、導光体4からの出射光のYZ面内での指向性を高めることがそれほど要求されない場合には、導光体裏面44にレンズ列44aを形成しなくともよい。
【0030】
なお、導光体4に形成される光出射機構としては、上記の様な光出射面43に形成したマット面からなるものと併用して、導光体4の内部に光拡散性微粒子を混入分散することで形成したものを用いることができる。また、導光体4としては、図1に示される様な全体として一様な厚さ(光出射面43の凹凸マット面の微細形状及び裏面44のプリズム列形状を無視した場合の厚さ)の板状のものの他に、X方向に関して光入射端面41から端面42の方へと次第に厚さが小さくなる様なくさび状のもの等の種々の断面形状のものを使用することができる。
【0031】
光偏向素子6は、導光体4の光出射面43上に配置されている。光偏向素子6の2つの主面は、それぞれ全体としてXY面と平行に位置する。2つの主面のうちの一方(導光体の光出射面43側に位置する主面)は入光面61とされており、他方が出光面62とされている。出光面62は、導光体4の光出射面43と平行な平坦面とされている。入光面61は、多数のプリズム列61aが互いに平行に配列されたプリズム列形成面とされている。
【0032】
入光面61のプリズム列61aは、一次光源2の方向と略平行のY方向に延び、互いに平行に形成されている。プリズム列61aの配列ピッチP2は、10〜100μmの範囲とすることが好ましく、より好ましくは20〜80μm、さらに好ましくは30〜70μmの範囲である。また、プリズム列61aの頂角は、40〜80°の範囲とすることが好ましく、より好ましくは45〜75°の範囲である。また、光偏向素子6の厚さは、例えば50〜300μmである。
【0033】
図3に、光偏向素子6による光偏向の様子を示す。この図は、XZ面内での導光体4からのピーク出射光(出射光分布のピークに対応する光)の進行方向を示すものである。導光体4の光出射面43から斜めに出射される光は、プリズム列61aの第1面へ入射し第2面により全反射されてほぼ出光面62の法線の方向に出射する。また、YZ面内では、上記のようなレンズ列44aの作用により出光面62の法線の方向の輝度の向上を図ることができる。図3では、光出射面43の主領域43−1からの光出射が示されており、上記のように、この光出射は指向性光出射機構としてのマット面の作用によりXZ面内で高い指向性をもってなされる。
【0034】
光偏向素子6は、導光体4からの出射光を目的の方向に偏向(変角)させる機能を果たすものであり、少なくとも一方の面に多数のレンズ単位が並列して形成されたレンズ面を有するレンズシート等を使用することができる。上記の様な指向性の高い光を出射する導光体4と組み合わせる場合には、レンズシートを使用することが特に好ましい。レンズシートに形成されるレンズ形状は、目的に応じて種々のものが使用され、例えば、プリズム形状、レンチキュラーレンズ形状、フライアイレンズ形状、波型形状等が挙げられる。中でも断面略三角形状の多数のプリズム列が並列に配置されたプリズムシートが特に好ましい。
【0035】
導光体4及び光偏向素子6は、光透過率の高い合成樹脂から構成することができる。このような合成樹脂としては、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、環状ポリオレフィン樹脂が例示できる。特に、メタクリル樹脂が、光透過率の高さ、耐熱性、力学的特性、成形加工性に優れており、最適である。このようなメタクリル樹脂としては、メタクリル酸メチルを主成分とする樹脂であり、メタクリル酸メチルが80重量%以上であるものが好ましい。導光体4及び光偏光素子6の粗面の表面構造やプリズム列等の表面構造を形成するに際しては、透明合成樹脂板を所望の表面構造を有する型部材を用いて熱プレスすることで形成してもよいし、スクリーン印刷、押出成形や射出成形等によって成形と同時に形状付与してもよい。また、熱あるいは光硬化性樹脂等を用いて構造面を形成することもできる。更に、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリメタクリルイミド系樹脂等からなる透明フィルムあるいはシート等の透明基材上に、活性エネルギー線硬化型樹脂からなる粗面構造またレンズ列配列構造を表面に形成してもよいし、このようなシートを接着、融着等の方法によって別個の透明基材上に接合一体化させてもよい。活性エネルギー線硬化型樹脂としては、多官能(メタ)アクリル化合物、ビニル化合物、(メタ)アクリル酸エステル類、アリル化合物、(メタ)アクリル酸の金属塩等を使用することができる。
【0036】
導光体4の光出射面43の主領域43−1及び斜光発生防止機能領域43−2に形成するマット面のための転写パターンは、金型基材に対するガラスビーズなどのブラスト加工により形成することができ、このブラスト加工の条件を変えることで平均傾斜角の異なるマット面を得ることができる。
【0037】
光反射素子8としては、例えば表面に金属蒸着反射層を有するプラスチックシートを用いることができる。本発明においては、光反射素子8として反射シートに代えて、導光体4の裏面44に金属蒸着等により形成された光反射層等を用いることも可能である。尚、導光体4の光入射端面として利用される端面以外の端面にも反射部材を付することが好ましい。
【0038】
一次光源2には、一次光源2から発せられる光を少ないロスで導光体4の光入射端面41へと導くためのリフレクタ10が付されている。該リフレクタ10としては、例えば、表面に金属蒸着反射層を有するプラスチックフィルムを用いることができる。図示されているように、リフレクタ10は、光反射素子8の端縁部外面から一次光源2の外面を経て光偏光素子6の出光面端縁部へと巻き付けられている。別法として、光源リフレクタ10は、光偏光素子6を避けて、光反射素子8の端縁部外面から一次光源2の外面を経て導光体4の光出射面端縁部へと巻き付けることも可能である。
【0039】
さて、本実施形態では、導光体4の光出射面43の主領域43−1のマット面は、ISO4287/1−1984による平均傾斜角θaが0.5°〜8.0°の範囲のものとすることが、上記指向性光出射に基づく輝度向上及び光出射面43内での輝度均斉度の向上を図る点から好ましい。平均傾斜角θaは、さらに好ましくは0.5°〜5.0°の範囲であり、特に好ましくは1.0°〜3.0°の範囲である。
【0040】
尚、本明細書において、平均傾斜角などの角度または方向の基準としてレンズ列の形成された裏面44やマット面とされた光出射面43などの面をとる場合には、それらに形成されているレンズ列構造や粗面構造の微細形状を度外視した平面をいうものとする。
【0041】
導光体4の光出射面43に形成されるマット面の平均傾斜角θaは、ISO4287/1−1984に従って、触針式表面粗さ計を用いて粗面形状を測定し、測定方向の座標をxとして、得られた傾斜関数f(x)から次の(3)式および(4)式を用いて求めることができる。ここで、Lは測定長さであり、Δaは平均傾斜角θaの正接である。
【0042】
Δa=(1/L)∫0 L|(d/dx)f(x)|dx ・・・ (3)
θa=tan−1(Δa) ・・・ (4)
さらに、導光体4の光出射面主領域43−1は、その光出射率が0.5%〜5%の範囲にあるものが好ましく、より好ましくは1%〜3%の範囲である。これは、光出射率が0.5%より小さくなると導光体4から出射する光量が少なくなり十分な輝度が得られなくなる傾向にあり、光出射率が5%より大きくなると光源2近傍で多量の光が出射して、光出射面主領域43−1内でのY方向における光の減衰が著しくなり、光出射面主領域43−1での輝度の均斉度が低下する傾向にあるためである。このように導光体4の光出射面主領域43−1の光出射率を0.5%〜5%とすることにより、光出射面主領域43−1から出射するピーク光の角度が光出射面の法線に対し50°〜80°の範囲にあり、X方向を含み光出射面43に垂直な面における出射光分布の半値全幅が10°〜40°であるような指向性の高い出射特性の光を導光体4から出射させることができ、その出射方向を光偏向素子6で効率的に偏向させることができ、高い輝度を有する面光源装置を提供することができる。
【0043】
導光体4の光出射面主領域43−1からの光出射率は次のように定義される。光出射面43の光入射端面41側での出射光の光強度(I0 )と該端面から距離Lの位置での出射光強度(I)との関係は、導光体4の厚さ(Z方向寸法)をtとすると、次の(5)式のような関係を満足する。
【0044】
I=I0 ・α(1−α)L/t ・・・ (5)
ここで、定数αが光出射率であり、光出射面43におけるY方向での単位長さ(導光体厚さtに相当する長さ)当たりの導光体4から光が出射する割合(%)である。この光出射率αは、縦軸に光出射面43からの出射光の光強度の対数と横軸に(L/t)をプロットすることで、その勾配から求めることができる。
【0045】
なお、導光体の光出射機構は、導光体4の光出射面主領域43−1内で出射率が不均一分布となるように設けることもできる。例えば、光出射機能構造としてのマット面の表面粗さの光出射面主領域43−1内での分布が不均一となるように粗面化処理を施すことによって出射率の不均一分布を形成することができる。
【0046】
図4は、導光体4の部分拡大図であり、特に反入射隅部を示すものである。有効発光領域Fの外周縁と反入射端面42及び側端面45との間の距離(即ち額縁部分の幅)はw0である。斜光発生防止機能領域43−2は、X方向及びY方向にそれぞれ沿って延びた略L字形状をなしており、X方向に延びた部分及びY方向に延びた部分は、いずれも長さがLで幅がwである。但し、X方向に延びた部分とY方向に延びた部分とは、長さ及び幅が同一でなくともよい。幅wはw0と同一またはそれより小さいのが好ましいが、これに限定されることはなく、斜光発生防止機能領域43−2の一部が有効発光領域F内に位置してもよい。w0が1〜2mm程度の場合には、長さLは例えば1〜15mmである。
【0047】
斜光発生防止機能領域43−2の平均傾斜角は、その周囲の主領域43−1の部分の平均傾斜角より大きく、好ましくは0.5°以上大きい。斜光発生防止機能領域43−2は、全体的に均一な平均傾斜角を持つものでもよいし、少なくとも一部に平均傾斜角が連続的に変化するグラデーション領域を含むものであってもよい。このグラデーション領域は、反入射端面42または側端面45,46から離れるに従って平均傾斜角が連続的に低下するのが好ましく、特に主領域43−1と接するように配置されその境界線の少なくとも一部において双方の領域の平均傾斜角が等しくなるようなものとすることができる。
【0048】
斜光は反入射端面42または側端面45,46からの反射光が導光体4内にて導光され光出射面43から出射することで発生すると考えられるので、本発明では、比較的高い平均傾斜角を持ち従って比較的高い光出射率とされた斜光発生防止機能領域43−2を設けることで、この反射光の出射が有効発光領域Fの外でなされるようにしている。このようにして、斜光の長さ(反入射端面42と側端面45,46とが交わる位置から斜光の先端までの距離)を減少させ或いはその発生を阻止することで、額縁部分の幅w0を小さくしても斜光が有効発光領域Fに存在しないようにすることができる。このような機能は反入射端面42や側端面45,46に対して特別の処理たとえば光吸収剤の塗布や光拡散面となす加工などを施すことなしに発揮することができ、導光体製造の際に単に金型作製のブラスト処理などの条件を適宜設定することのみで実現可能である。このため、導光体成形に際して、側端面処理済のものとは異なり、金型からの取り出し操作が面倒になることはなく、また成形後の端面加工も不要であるなど、製造工程を複雑化させることがないという大きな利点がある。
【0049】
図5〜7は、いずれも導光体4の部分拡大図であり、特に反入射隅部に設けられた斜光発生防止機能領域43−2の変形例を示すものである。
【0050】
図5の例では、斜光発生防止機能領域43−2は、全体として略L字形状をなしているが、両端ほど幅が狭くなっている。斜光発生防止機能への高平均傾斜角領域の寄与の程度は、反入射端面42と側端面45,46とが交わる位置から離れるに従って次第に低くなるので、両端ほど幅を細くしても実質的な機能低下はない。
【0051】
図6の例では、斜光発生防止機能領域43−2は、全体として略L字形状をなしているが、両端に先端ほど幅が狭くなっている長さL2の領域とし、それ以外は一定幅wで長さL1の領域としたものである。
【0052】
図7の例では、斜光発生防止機能領域43−2は、矩形状例えば正方形状である。このような形状であっても、斜光発生防止の機能を発揮することができる。この場合、斜光発生防止機能領域43−2は反入射隅部の1mm四方の領域を完全に含むことが好ましい。
【0053】
以上のような一次光源2、導光体4、光偏向素子6および光反射素子8からなる面光源装置の発光面(光偏光素子6の出光面62)上に液晶表示素子LCDを配置することにより液晶表示装置が構成される。液晶表示装置は、図1における上方から液晶表示素子LCDを通して観察者により観察される。導光体4の光出射面43に斜光発生防止機能領域43−2を設けたことで、液晶表示素子LCDの有効表示領域F”に表示される画像には斜光の影響がなくなり、良好な品質での画像表示が可能である。
【0054】
なお、光偏光素子6の出光面62上に、光拡散素子を隣接配置することができる。この光拡散素子により、画像表示の品位低下の原因となるぎらつきや輝度斑などを抑止し、画像表示の品質を更に向上させることができる。光拡散素子は、光拡散材を混入したシート状のものとすることができ、光偏向素子6の出光面62側にて該光偏向素子6に接合などにより一体化させてもよいし、光偏向素子6上に載置してもよい。
【0055】
図8は本発明による面光源装置の他の一実施形態を示す斜視図である。この図において、上記図1及び図2におけると同様の機能を有する部材または部分等には同一の符号が付されている。
【0056】
本実施形態では、一次光源2として、略点状の光源であるLEDを複数個使用している。本実施形態では、リフレクタ10は、有効発光領域F’以外の領域の光偏向素子6、導光体4及び光反射素子8の積層体の端面部並びにLED2を覆うように配置されている。これにより、積層体の端面部から出射する光及びLED2のケースから漏れ出す光をXY面内において良好に拡散させて反射させ導光体4へと再入射させることができ、導光体光出射面43の広い領域へと所要の強度の光を導くことができ、輝度の均斉度の向上に寄与することができる。
【0057】
図9は本発明による面光源装置の更に別の実施形態を示す側面図である。図9において、図1、図2及び図8におけると同様の機能を有する部材または部分等には同一の符号が付されている。
【0058】
本実施形態では、有効発光領域F’以外の領域の導光体4及び光反射素子8の積層体の端面部並びにLED2を覆うようにして、光拡散性を有する反射シート10が付設されている。その上に、光偏向素子6が配置されている。これによっても、図8の実施形態と類似の作用効果を得ることができる。
【0059】
以上の実施形態では、LEDなどの点状一次光源を複数用いている。この場合、複数の点状光源は、それらから発せられる光の最大強度光の方向が互いに平行となるように配置するのが好ましい。
【0060】
以上の実施形態では斜光発生防止機能領域及び光出射機構がいずれも光出射面43に形成されているが、本発明においては斜光発生防止機能領域を裏面44に形成することも可能であり、また光出射面43及び裏面44の双方に形成することも可能である。光出射機構についても同様である。但し、斜光発生防止機能領域と光出射機構とを同一の面に形成することが、導光体製造工程の効率化の観点からは好ましい。レンズ列44aの形成された面に斜光発生防止機能領域や光出射機構のためのマット面を形成する場合のこれらの平均傾斜角はレンズ列44aの延在方向に測定したもの(即ちレンズ列44aの形状による傾斜を含まないもの)である。
【0061】
また、本発明の表示装置の表示素子は液晶表示素子に限定されず、たとえばロール状の透光性画像担持フィルムを走行させる形式の表示装置や、各種の標示のための透光性固定画像担持体であってもよい。
【0062】
【実施例】
以下、本発明の実施例示す。尚、実施例において、平均傾斜角θaの測定は次のようにして行った。即ち、触針式表面粗さ計(東京精器社製サーフコム570A型)にて、触針として1μmR、55゜円錐ダイヤモンド針(010−2528)を用いて、駆動速度0.03mm/秒で、表面粗さを測定した。測定長は2mmとした。抽出曲線の平均線の傾斜の補正を行った後、前記(1)式および(2)式に従ってその曲線を微分した曲線の中心線平均値を求めることで平均傾斜角θaの値を得た。
【0063】
[実施例1]
鏡面仕上げをした240mm×310mmのステンレススチール板(SUS板)の表面を、ガラスビーズ(ポッターズバロティーニ社製J220)を用いて、ステンレススチール板から吹付けノズルまでの距離を35cmとし、吹付け圧力0.1MPaで全面に第1のブラスト処理を行って粗面化した。次いで、ステンレススチール板の粗面化した表面の隣接する2つの隅部に対して、アルミナ粒子(昭和電工株式会社モランダムA400)を用いて所定形状のブラスト用マスクを用いて、ステンレススチール板から吹付けノズルまでの距離を35cmとし、吹付け圧力0.3MPaで第2のブラスト処理を行って、図6に示すような斜光発生防止機能領域43−2の形状(L1=5mm;L2=5mm;w=1.2mm)に対応する領域のみを更に粗面化し、光出射面転写用の第1の金型を得た。
【0064】
一方、裏面転写用の第2の金型は、鏡面仕上げの表面に対して頂角100°で先端曲面(R/P1=0.2に対応)を有するダイヤモンドバイトを用いて短手方向にピッチ50μmで多数のプリズム列を連続して切削することで作製した。
【0065】
以上の第1の金型及び第2の金型を用いて射出成形を行い、長辺の長さが290mmで短辺の長さが219mmの長方形で、厚さが短辺に沿って2.0mmから0.7mmへと変化するくさび形状であり、一方の面(光出射面43)が平均傾斜角1.5°の主領域43−1と平均傾斜角4.0°の斜光発生防止機能領域43−2とからなり、他方の面(裏面44)が100°の頂角を有する多数のプリズム列が並列した透明アクリル樹脂板を作製し、これを導光体4とした。
【0066】
導光体の厚さ2.0mmの長辺側端面に対向するようにして、該長辺に沿って冷陰極管を配置し、該冷陰極管の導光体光入射端面側の部分以外を覆う様に光源リフレクタを配置した。また、導光体の裏面側には光反射素子として光散乱反射シート(東レ社製E60)を配置し、光出射面側には光偏向素子として頂角65°でピッチ50μmのプリズム列が多数並列に形成されたプリズムシート(三菱レイヨン社製M165)を、そのプリズム列形成面が対向するように配置し、図1〜7に関して説明したような面光源装置を作製した。
【0067】
得られた面光源装置の有効発光面F’(額縁部分の幅w0はX方向1.8mmでY方向1.6mm)を観察したところ、斜光は全く観察されず、全面にわたって輝度均斉度が極めて良好であった。有効発光面F’以外の額縁部分にのみ輝度むらが観察された。
【0068】
[実施例2]
第1の金型を作製する際の第2のブラスト処理で吹付け圧力を0.2MPaとし、斜光発生防止機能領域43−2の平均傾斜角を3.4°としたこと以外は、実施例1と同様にして面光源装置を作製した。
【0069】
得られた面光源装置の有効発光面F’(額縁部分の幅w0はX方向1.8mmでY方向1.6mm)を観察したところ、斜光は極僅かに観察されたが実用上全く支障のない程度であり、全面にわたって輝度均斉度が良好であった。有効発光面F’以外の額縁部分にのみ若干の輝度むらが観察された。
【0070】
[実施例3]
第1の金型を作製する際の第2のブラスト処理で吹付け圧力を0.1MPaとし、斜光発生防止機能領域43−2の平均傾斜角を2.6°としたこと以外は、実施例1と同様にして面光源装置を作製した。
【0071】
得られた面光源装置の有効発光面F’(額縁部分の幅w0はX方向1.8mmでY方向1.6mm)を観察したところ、斜光は僅かに観察されたが実用上支障のない程度であり、全面にわたって輝度均斉度が良好であった。有効発光面F’以外の額縁部分にも輝度むらは観察されなかった。
【0072】
[実施例4]
第1のブラスト処理により粗面化したステンレススチール板の表面の隣接する2つの隅部に対して、所定形状のブラスト用マスクを用いて、ステンレススチール板から吹付けノズルまでの距離を35cmとし、吹付け圧力0.2MPaで第2のブラスト処理を行って、図7に示すような斜光発生防止機能領域43−2の形状(1mm四方)に対応する領域のみを更に粗面化し、光出射面転写用の第1の金型を得たこと以外は、実施例1と同様にして面光源装置を作製した。
【0073】
得られた面光源装置の有効発光面F’(額縁部分の幅w0はX方向1.8mmでY方向1.6mm)を観察したところ、実施例2の場合に比べて幅広でぼんやりした斜光が観察されたが低コントラストで実用上支障のない程度であり、全面にわたって輝度均斉度が良好であった。有効発光面F’以外の額縁部分にも輝度むらは観察されなかった。
【0074】
[比較例1]
第1の金型を作製する際の第2のブラスト処理を行わなかったこと以外は、実施例1と同様にして面光源装置を作製した。
【0075】
得られた面光源装置の有効発光面F’(額縁部分の幅w0はX方向1.8mmでY方向1.6mm)を観察したところ、斜光がくっきりと観察され実用上支障があり、輝度均斉度が不良であった。有効表示領域F’‘内の額縁部分にも輝度むらが観察された。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、導光体の光出射面及び裏面の少なくとも一方の反入射隅部に、周囲の領域より大きな平均傾斜角を持つ斜光発生防止機能領域を設けることで、面光源装置における斜光発生を防止して有効発光領域を拡大することができ、外形寸法に比して広い有効発光領域が可能な面光源装置及びそれを用いた表示装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による面光源装置を示す分解斜視図である。
【図2】本発明による面光源装置の導光体及び一次光源を示す平面図である。
【図3】光偏向素子による光偏向の様子を示す図である。
【図4】導光体の部分拡大図である。
【図5】導光体の部分拡大図である。
【図6】導光体の部分拡大図である。
【図7】導光体の部分拡大図である。
【図8】本発明による面光源装置を示す斜視図である。
【図9】本発明による面光源装置を示す側面図である。
【図10】斜光発生の説明図である。
【符号の説明】
2 一次光源
4 導光体
41 光入射端面
42 反入射端面
43 光出射面
43−1 主領域
43−2 斜光発生防止機能領域
44 裏面
44a レンズ列
45,46 側端面
6 光偏向素子
61 入光面
61a プリズム列
62 出光面
8 光反射素子
10 リフレクタ
LCD 液晶表示素子
F,F’ 有効発光領域
F” 有効表示領域[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an edge light type surface light source device, and in particular, to a high-angle surface which appears obliquely at a corner of a light emitting surface opposite to a primary light source so as to divide the angle of the corner approximately into two. The present invention relates to a surface light source device intended to prevent the generation of oblique light as a luminance portion, and further relates to a light guide used for the same, and to a light guide for a surface light source device intended to prevent the generation of oblique light. And a display device using the same. The surface light source device of the present invention can be used, for example, in a backlight of a liquid crystal display device used as a monitor of a portable notebook personal computer or the like or a display portion of a liquid crystal television or a video integrated liquid crystal television, or a portable light source such as a mobile phone. It is suitably applied to a backlight of a relatively small liquid crystal display device used as a display panel of a portable electronic device or an indicator of various devices.
[0002]
2. Description of the Related Art
In recent years, liquid crystal display devices have been widely used as monitors for portable notebook personal computers and the like, or as display units for liquid crystal televisions and video-integrated liquid crystal televisions, and in various other fields. A liquid crystal display device basically includes a backlight and a liquid crystal display element. As a backlight, an edge light type backlight is frequently used from the viewpoint of downsizing of a liquid crystal display device. Conventionally, as an edge-light type backlight, at least one end surface of a rectangular plate-shaped light guide is used as a light incident end surface, and a linear or rod-like linear fluorescent lamp or the like is formed along the light incident end surface. A primary light source is disposed, light emitted from the primary light source is introduced into the light guide from the light incident end face of the light guide, and a light emitting surface that is one of two main surfaces of the light guide. What emits light from is widely used.
[0003]
In recent years, portable electronic devices such as mobile phones and portable game machines or various electric devices and liquid crystal display devices having relatively small screen dimensions such as indicators of electronic devices have been demanded to be reduced in size and reduced in power consumption. I have. Therefore, in order to reduce power consumption, a light emitting diode (LED) which is a point light source is used as a primary light source of an edge light type backlight. An edge light type backlight using an LED as a primary light source has the same function as that using a linear primary light source as described in, for example, JP-A-7-270624 (Patent Document 2). A plurality of LEDs are arranged one-dimensionally along the light-incident end face of the light guide in order to exhibit the effect. By using a primary light source based on a one-dimensional array of a plurality of LEDs in this manner, it is possible to obtain a required light amount and uniformity of luminance distribution over the entire screen.
[0004]
In Japanese Patent Publication No. Hei 7-27137 (Patent Document 1), a prism sheet having a surface in which a large number of prism rows are arranged and formed using a light guide having a rough light emitting surface (mat surface) is used. It is arranged on the light emitting surface of the light guide so that the row forming surface is on the light guide side (that is, the prism row forming surface is on the light incident surface), and the power consumption of the edge light type backlight is suppressed. In addition, there has been proposed a method of narrowing the distribution of the emitted light so as not to sacrifice luminance as much as possible.
[0005]
By the way, in the backlight of the edge light type, the primary light source is placed on one side of the rectangular light guide to reduce power consumption based on the technical improvements and the like for improving the brightness and the uniformity as described above. Even if it is arranged so as to face only the corresponding end face, it is possible to realize the required light emitting function except for the area outside the light emitting surface. Here, the reason why the area outside the light emitting surface is excluded is as follows.
[0006]
That is, as described with reference to FIG. 10, in such a backlight, the light emitted from the
[0007]
Light emitted from the
[0008]
However, in recent years, it has been demanded that the size of the effective light emitting area with respect to the light emitting area of the surface light source device be made as large as possible (that is, the width of the frame portion is made as small as possible). In other words, it is required to reduce the size of the surface light source device while maintaining the size of the effective display area. According to this request, as shown in FIG. 10, the
[0009]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-258057 (Patent Document 3) discloses an edge light type backlight in order to eliminate luminance unevenness due to a decrease in luminance at a corner on the light incident end face side of a light guide. It is disclosed that at least one of the light emitting surface and the opposite back surface of the body has a region where the average inclination angle is larger than other regions at the corner on the light incident end surface side. However, this is not intended to prevent the generation of the oblique light.
[0010]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a light guide capable of preventing an oblique light from being generated in a surface light source device and expanding an effective light emitting area in view of the above-described problems of the related art. It is a further object of the present invention to provide a surface light source device capable of providing an effective light emitting area wider than the external dimensions by using such a light guide, and a display device using the same.
[0011]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. 7-27137
[Patent Document 2]
JP-A-7-270624
[Patent Document 3]
JP 2002-258057 A
[0012]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, as achieving the above objects,
It guides the light emitted from the primary light source, and has a light incident end surface on which the light emitted from the primary light source is incident, a light emission surface from which the guided light is emitted, and a back surface opposite to the light emission surface. A plate-shaped light guide,
At least one of the light exit surface and the back surface has a surrounding area at a counter incidence corner near a portion where a counter incidence end face opposite to the light incidence end face and a side end face adjacent to the counter incidence end face intersect. A light guide for a surface light source device, wherein an oblique light generation prevention function region having a larger average inclination angle is provided;
Is provided.
[0013]
In one embodiment of the present invention, the oblique light generation prevention function area includes a gradation area in which an average inclination angle is continuously changed. In one embodiment of the present invention, the average inclination angle of the gradation area continuously decreases as the distance from the counter-incident end face or the side end face increases.
[0014]
In one embodiment of the present invention, the oblique light generation prevention function region has a substantially L-shape extending from a portion where the opposite incident end surface and the side end surface intersect, along each of the opposite incident end surface and the side end surface. In one embodiment of the present invention, the oblique light generation preventing functional area completely includes a 1 mm square area at the opposite incident corner.
[0015]
In one aspect of the present invention, a light emission mechanism that contributes to light emission from the light emission surface is formed on at least one of the light emission surface and the back surface. In one embodiment of the present invention, the light emitting mechanism has a rough surface. In one aspect of the present invention, the average inclination angle of the light emitting mechanism is in a range of 0.5 to 8.0 °. In one aspect of the present invention, the oblique light generation prevention function region is provided on the light emitting surface or the back surface where the light emitting mechanism is formed. In one embodiment of the present invention, at least a part of the oblique light generation prevention function area has an average inclination angle larger than that of the surrounding area by 0.5 ° or more.
[0016]
Further, according to the present invention, as achieving the above objects,
The surface light source device light guide, the primary light source disposed adjacent to the light incident end face of the light guide, and sheet-shaped light disposed adjacent to the light exit surface of the light guide. A deflecting element, wherein the light deflecting element has a light incident surface facing the light exit surface of the light guide and a light exit surface opposite to the light exit surface. apparatus,
Is provided.
[0017]
In one aspect of the present invention, in the light deflection element, a plurality of prism rows are formed in parallel on at least one of the light entrance surface and the light exit surface. In one aspect of the present invention, each of the prism rows of the light deflecting element linearly extends in a direction substantially parallel to the light incident end face of the light guide.
[0018]
Further, according to the present invention, as the above-described object, the surface light source device and the display element arranged on the light exit surface of the light deflecting element of the surface light source device are provided. A display device is provided.
[0019]
In one embodiment of the present invention, the effective display area of the display element is smaller than the light emitting area of the surface light source device and is arranged in a correspondence such that it is included in the light emitting area, and corresponds to the effective display area. The oblique light generation preventing function area is formed outside the effective light emitting area of the light guide corresponding to the effective light emitting area of the surface light source device. In one embodiment of the present invention, the display element is a liquid crystal display element.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0021]
FIG. 1 is an exploded perspective view showing an embodiment of the surface light source device according to the present invention. FIG. 1 also shows a liquid crystal display element constituting a display device in combination with the surface light source device.
[0022]
As shown in FIG. 1, the surface light source device of the present embodiment includes a linear primary
[0023]
The light emitting surface of the surface light source device is formed by the upper surface (light emitting surface) of the
[0024]
The
[0025]
FIG. 2 shows a plan view of the primary
[0026]
Although the details of the mat surface of the main region 43-1 will be described later, the main region 43-1 includes both the normal direction (Z direction) of the
[0027]
As shown in FIG. 1, the main surface (back surface) 44 of the
[0028]
On the other hand, from the viewpoint of improving the brightness, it is preferable that the vertex angle of the prism row be 70 to 80 °. By making the apex angle of the prism array relatively acute as described above, the transferability of the shape of the prism array when manufacturing the
[0029]
The arrangement pitch P1 of the
[0030]
As the light emitting mechanism formed on the
[0031]
The
[0032]
The
[0033]
FIG. 3 shows how light is deflected by the
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
The transfer pattern for the mat surface formed in the main area 43-1 and the oblique light generation prevention function area 43-2 of the
[0037]
As the
[0038]
The primary
[0039]
In the present embodiment, the mat surface of the main region 43-1 of the
[0040]
In this specification, when a surface such as a
[0041]
The average inclination angle θa of the mat surface formed on the
[0042]
Δa = (1 / L) ∫0 L| (D / dx) f (x) | dx (3)
θa = tan-1(Δa) (4)
Furthermore, the light emission surface main region 43-1 of the
[0043]
The light emission rate from the light emission surface main region 43-1 of the
[0044]
I = I0 ・ Α (1-α)L / t ... (5)
Here, the constant α is the light emission rate, and the ratio of light emission from the
[0045]
Note that the light emitting mechanism of the light guide may be provided so that the emission rate is non-uniformly distributed within the light emitting surface main region 43-1 of the
[0046]
FIG. 4 is a partially enlarged view of the
[0047]
The average inclination angle of the oblique light generation prevention function area 43-2 is larger than the average inclination angle of the surrounding main area 43-1 and is preferably 0.5 ° or more. The oblique light generation preventing function area 43-2 may have a uniform average inclination angle as a whole, or may include at least a part of a gradation area in which the average inclination angle changes continuously. It is preferable that the average inclination angle of the gradation region decreases continuously as the distance from the
[0048]
The oblique light is considered to be generated by the reflected light from the anti-incident end face 42 or the side end faces 45 and 46 being guided in the
[0049]
5 to 7 are partially enlarged views of the
[0050]
In the example of FIG. 5, the oblique light generation prevention function area 43-2 has a substantially L-shape as a whole, but the width becomes narrower at both ends. The degree of the contribution of the high average inclination angle region to the oblique light generation preventing function gradually decreases as the distance from the intersection of the
[0051]
In the example of FIG. 6, the oblique light generation prevention function area 43-2 has a substantially L-shape as a whole, but has a length L2 having a width narrower toward both ends at both ends, and a fixed width otherwise. w is an area of length L1.
[0052]
In the example of FIG. 7, the oblique light generation prevention function area 43-2 has a rectangular shape, for example, a square shape. Even with such a shape, the function of preventing oblique light can be exhibited. In this case, it is preferable that the oblique light generation prevention function area 43-2 completely includes a 1 mm square area at the opposite incident corner.
[0053]
The liquid crystal display element LCD is disposed on the light emitting surface (
[0054]
The light diffusing element can be arranged adjacent to the
[0055]
FIG. 8 is a perspective view showing another embodiment of the surface light source device according to the present invention. In this figure, members or portions having the same functions as those in FIGS. 1 and 2 are denoted by the same reference numerals.
[0056]
In the present embodiment, as the primary
[0057]
FIG. 9 is a side view showing still another embodiment of the surface light source device according to the present invention. 9, members or portions having the same functions as those in FIGS. 1, 2, and 8 are denoted by the same reference numerals.
[0058]
In the present embodiment, the light-diffusing
[0059]
In the above embodiments, a plurality of point-like primary light sources such as LEDs are used. In this case, it is preferable that the plurality of point light sources are arranged such that the directions of the maximum intensity light of the light emitted from the plurality of point light sources are parallel to each other.
[0060]
In the above embodiment, both the oblique light generation preventing function area and the light emitting mechanism are formed on the
[0061]
The display device of the display device of the present invention is not limited to a liquid crystal display device. For example, a display device in which a roll-shaped translucent image-bearing film is run, or a translucent fixed image carrier for various kinds of markings. It may be a body.
[0062]
【Example】
Hereinafter, examples of the present invention will be described. In the examples, the measurement of the average inclination angle θa was performed as follows. That is, with a stylus type surface roughness meter (Surfcom 570A type manufactured by Tokyo Seiki Co., Ltd.), a 1 μmR, 55 ° conical diamond needle (010-2528) was used as a stylus at a driving speed of 0.03 mm / sec. The surface roughness was measured. The measurement length was 2 mm. After correcting the inclination of the average line of the extracted curve, the value of the average inclination angle θa was obtained by calculating the center line average value of the curve obtained by differentiating the curve according to the above-mentioned equations (1) and (2).
[0063]
[Example 1]
The surface of a mirror-finished 240 mm × 310 mm stainless steel plate (SUS plate) was sprayed using glass beads (J220 manufactured by Potters Barotini) with the distance from the stainless steel plate to the spray nozzle set to 35 cm. First blasting was performed on the entire surface at a pressure of 0.1 MPa to roughen the surface. Then, two adjacent corners of the roughened surface of the stainless steel plate were blown from the stainless steel plate using a blast mask having a predetermined shape using alumina particles (Morundum A400, Showa Denko KK). The distance to the application nozzle was 35 cm, and the second blasting process was performed at a blowing pressure of 0.3 MPa to form the oblique light generation prevention function area 43-2 as shown in FIG. 6 (L1 = 5 mm; L2 = 5 mm; (w = 1.2 mm) was further roughened to obtain a first mold for transferring the light emitting surface.
[0064]
On the other hand, the second die for the backside transfer uses a diamond tool having a vertex angle of 100 ° with respect to the mirror-finished surface and a tip curved surface (corresponding to R / P1 = 0.2) to form a pitch in the transverse direction. It was manufactured by cutting a large number of prism rows continuously at 50 μm.
[0065]
Injection molding is performed using the above first and second molds, and a rectangle having a long side length of 290 mm and a short side length of 219 mm is formed along the short side. The wedge shape changes from 0 mm to 0.7 mm, and one surface (light emitting surface 43) has a main region 43-1 having an average inclination angle of 1.5 ° and an oblique light generation prevention function having an average inclination angle of 4.0 °. A transparent acrylic resin plate having a parallel arrangement of a large number of prism rows each having a region 43-2 and the other surface (back surface 44) having an apex angle of 100 ° was produced, and this was used as a
[0066]
A cold cathode tube is arranged along the long side so as to face the long side end surface of the light guide having a thickness of 2.0 mm, and a portion other than the light guide light incident end surface side of the cold cathode tube is provided. The light source reflector was arranged to cover. On the back side of the light guide, a light scattering / reflecting sheet (E60 manufactured by Toray Industries, Inc.) is disposed as a light reflecting element, and on the light emitting side, a large number of prism rows having a vertical angle of 65 ° and a pitch of 50 μm are provided as light deflecting elements. The prism sheets (M165, manufactured by Mitsubishi Rayon Co., Ltd.) formed in parallel were arranged so that the prism row forming surfaces faced each other, and the surface light source device described with reference to FIGS.
[0067]
Observation of the effective light emitting surface F ′ (width w0 of the frame portion is 1.8 mm in the X direction and 1.6 mm in the Y direction) of the obtained surface light source device showed that no oblique light was observed and the luminance uniformity was extremely high over the entire surface. It was good. Brightness unevenness was observed only in the frame portion other than the effective light emitting surface F '.
[0068]
[Example 2]
Except that the spray pressure was set to 0.2 MPa and the average tilt angle of the oblique light generation preventing function area 43-2 was set to 3.4 ° in the second blasting process when manufacturing the first mold. In the same manner as in Example 1, a surface light source device was manufactured.
[0069]
Observation of the effective light-emitting surface F '(width w0 of the frame portion of 1.8 mm in the X direction and 1.6 mm in the Y direction) of the obtained surface light source device showed that oblique light was observed only slightly, but did not hinder practical use at all. The brightness uniformity was good over the entire surface. Slight luminance unevenness was observed only in the frame portion other than the effective light emitting surface F '.
[0070]
[Example 3]
Except that the spray pressure was set to 0.1 MPa and the average inclination angle of the oblique light generation preventing function area 43-2 was set to 2.6 ° in the second blasting process when producing the first mold. In the same manner as in Example 1, a surface light source device was manufactured.
[0071]
Observation of the effective light-emitting surface F ′ (the width w0 of the frame portion was 1.8 mm in the X direction and 1.6 mm in the Y direction) of the obtained surface light source device showed that oblique light was slightly observed but did not hinder practical use. And the luminance uniformity was good over the entire surface. No luminance unevenness was observed in the frame other than the effective light emitting surface F '.
[0072]
[Example 4]
For two adjacent corners of the surface of the stainless steel plate roughened by the first blast treatment, the distance from the stainless steel plate to the spray nozzle was set to 35 cm using a blast mask of a predetermined shape, A second blasting process is performed at a spray pressure of 0.2 MPa to further roughen only an area corresponding to the shape (1 mm square) of the oblique light generation prevention function area 43-2 as shown in FIG. A surface light source device was manufactured in the same manner as in Example 1, except that a first mold for transfer was obtained.
[0073]
Observation of the effective light-emitting surface F ′ of the obtained surface light source device (the width w0 of the frame portion was 1.8 mm in the X direction and 1.6 mm in the Y direction) revealed that the oblique light was wider and blurred compared to the case of the second embodiment. It was observed that the contrast was low and there was no problem in practical use, and the brightness uniformity was good over the entire surface. No luminance unevenness was observed in the frame other than the effective light emitting surface F '.
[0074]
[Comparative Example 1]
A surface light source device was manufactured in the same manner as in Example 1, except that the second blasting process when manufacturing the first mold was not performed.
[0075]
Observation of the effective light-emitting surface F ′ (the width w0 of the frame portion is 1.8 mm in the X direction and 1.6 mm in the Y direction) of the obtained surface light source device clearly shows oblique light, which has a problem in practical use. The degree was poor. Brightness unevenness was also observed in the frame portion in the effective display area F '#.
[0076]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, at least one of the light exit surface and the back surface of the light guide, at the opposite incident corner, the oblique light generation prevention function region having an average inclination angle larger than the surrounding region is provided. In addition, the present invention provides a surface light source device capable of preventing an oblique light from being generated in a surface light source device and expanding an effective light emitting region, and having a wider effective light emitting region than an external dimension, and a display device using the same.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view showing a surface light source device according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a light guide and a primary light source of the surface light source device according to the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing a state of light deflection by a light deflection element.
FIG. 4 is a partially enlarged view of a light guide.
FIG. 5 is a partially enlarged view of a light guide.
FIG. 6 is a partially enlarged view of a light guide.
FIG. 7 is a partially enlarged view of a light guide.
FIG. 8 is a perspective view showing a surface light source device according to the present invention.
FIG. 9 is a side view showing a surface light source device according to the present invention.
FIG. 10 is an explanatory diagram of oblique light generation.
[Explanation of symbols]
2 Primary light source
4 Light guide
41 Light incident end face
42 Anti-incident end face
43 Light exit surface
43-1 Main area
43-2 Oblique Light Prevention Function Area
44 back
44a lens array
45, 46 side end face
6 Optical deflection element
61 Light incident surface
61a prism row
62 Light emitting surface
8 Light reflection element
10 Reflector
LCD liquid crystal display
F, F 'Effective light emitting area
F ”Effective display area
Claims (16)
前記光出射面及び前記裏面の少なくとも一方には、前記光入射端面の反対側の反入射端面と該反入射端面に隣接する側端面とが交わる部分の近傍の反入射隅部に、周囲の領域より大きな平均傾斜角を持つ斜光発生防止機能領域が設けられていることを特徴とする面光源装置用導光体。It guides light emitted from the primary light source, and has a light incident end surface on which light emitted from the primary light source enters, a light exit surface from which the guided light exits, and a back surface opposite to the light exit surface. A plate-shaped light guide,
At least one of the light exit surface and the back surface has a surrounding area at a counter incidence corner near a portion where a counter incidence end face opposite to the light incidence end face and a side end face adjacent to the counter incidence end face intersect. A light guide for a surface light source device, characterized in that an oblique light generation prevention function region having a larger average inclination angle is provided.
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