JP2004184835A - ファイバーグレーティングの熱処理方法 - Google Patents

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Yasuo Mizutani
水谷康男
Susumu Kimura
進 木村
Makoto Yamauchi
誠 山内
Masaki Ejima
江島正毅
Kiyoshi Nakagawa
清 中川
Yoshifumi Suzaki
須崎嘉文
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Abstract

【課題】水素充填を施した光ファイバーに紫外線レーザー光を照射し、光ファイバーのコア部に屈折率の高低を周期的に誘起してファイバーグレーティングを形成し、その後、長期間安定化のために行なう熱処理工程において、確実にかつ最短の時間で、安定した熱処理を施し、ファイバーグレーティングの製造効率を高める方法を、しかも短周期ファイバーグレーティングと長周期ファイバーグレーティングのいずれに対しても適用できる熱処理方法を提供する。
【解決手段】所望する熱処理温度に対し、t=3.45×10−5×exp(+4834/T)で規定される時間の1倍乃至2倍の間の時間をかけて熱処理を行なう。ここで時間tおよび温度Tの単位は、それぞれHoursおよび絶対温度Kである。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紫外線レーザー光を光ファイバーに照射し、光ファイバーのコア部に縞状の屈折率高低を誘起して回折格子すなわちグレーティングを書き込み、その後に行なうファイバーグレーティングの長期間安定化のために施す熱処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファイバーグレーティングを作製するには、光ファイバーのコアにドープされたゲルマニウム(Ge)が紫外光に反応して屈折率が高くなることを利用して、光ファイバーに紫外光レーザーを照射することによって回折格子、すなわちグレーティングが形成する方法が採られている。LP02基本波モードだけを伝送させるファイバーを用いて、このようにして形成されるファイバーグレーティングには、その周期Λの大きさによって2種類のファイバーグレーティングがある。
【0003】
周期Λが小さい短周期ファイバーグレーティングの場合、光ファイバーに入射した光のうち、特定の波長λSP−FBGの光はファイバーグレーティングで反射され、他の波長の光はこのファイバーグレーティングに影響されずに透過する。反射される光の波長は、下記の(2)式で表される。
λSP−FBG=2×neff×ΛSP−FBG ・・・・ (2)
ここでneffは基本波LP02基本波モードに対する光ファイバーの実効屈折率で、ΛSP−FBGは光ファイバー内に形成された回折格子の間隔である。
【0004】
周期Λが長い長周期ファイバーグレーティングの場合、光ファイバーに入射したLP01基本波モードの光のうち、特定の波長λLP−FBGの光はこのファイバーグレーティングで高次モード、例えばLP02、LP03、LP04、LP05等に変換され、これらの高次モードは伝送されずクラッド部を経て光ファイバーの外へ運ばれ損失となり、結果的に、その特定の波長λLP−FBGの光は減衰されることになり、他の波長の光はこの長周期ファイバーグレーティングに関係なく透過する。減衰される光の波長は、下記の(3)式で表される。
λLP−FBG=ΛLP−FBG×(n01−nmn) ・・・・(3)
ここでΛLP−FBGは長周期FBGの回折格子間隔で、n01はLP01基本波モードに対する、nmnはmn次のLPmn高次モードに対する光ファイバーの実効屈折率である。
【0005】
光通信に用いられる1550nm帯域の光に対するこれらの数値は、短周期ファイバーグレーティングではλSP−FBG〜1550nmに対して回折格子間隔ΛSP−FBGは約0.5μmであり、長周期ファイバーグレーティングではλLP−FBG〜1550nmに対して回折格子間隔ΛLP−FBGは約550μmである。
【0006】
短周期ファイバーグレーティングを形成する方法としては、従来より、フェーズマスク法(例えば、U.S. Patent No. 5,367,588)および2光束干渉法(例えば、U.S. Patent No. 4,725,110、U.S. Patent No. 4,807,950)が知られている。いずれの方法も紫外線レーザー光の干渉を利用したものである。
【0007】
長周期ファイバーグレーティングを形成する方法としては、回折格子間隔が約0.55mmと広いため、紫外線レーザー光を凸レンズ等で絞り、紫外線レーザー光または光ファイバーを駆動系を用いて回折格子間隔の距離だけ送って光ファイバーへ局所的に照射し、これを数cmにわたって繰り返す方法、あるいは回折格子間隔に合わせて開口部を多数設けたスリットをマスクとして用い、紫外線レーザー光を照射して作製する方法等がある。
【0008】
回折格子を光ファイバーに形成する前に水素充填を施しておくことで屈折率の変化を誘起する効率を大きく高めることができるため、短周期ファイバーグレーティングの作製においても、また長周期ファイバーグレーティングの作製においても、その前工程として、例えば、光ファイバーを10MPaの水素ガス中に10日間保持して光ファイバーに水素原子を吸収させておく手法がよく用いられている。
【0009】
紫外線レーザー光を照射して作製したファイバーグレーティングは、その反射特性、透過特性等が経時的に変化して行くため、通常、高温の雰囲気に一昼夜乃至数日間保持する熱処理が施されている。この熱処理については、短周期ファイバーグレーティングに対しては、文献(例えば、T. Erdogan, et. al., Journal of Applied Physics, vol.76, (1994), pp.73〜84)に詳細が、とくに光反射強度、光透過強度について、説明されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
長期間にわたって安定し特性変動のないファイバーグレーティングを作製するためには、この熱処理の後工程は不可欠である。その熱処理条件は、通常、被覆樹脂がダメージを受けないようにするため100〜200℃の温度の雰囲気に、一昼夜〜数日間保持する方法が採られている。
しかしながら、従来なされているこのような熱処理は、必要以上の温度で、必要以上の時間をかけてなされており、これらの方法ではファイバーグレーティング製品の製造効率が悪い。
本発明は、ファイバーグレーティングのこの熱処理工程における温度および保持時間を、実験および理論から、その下限値を明確にさせ、必要最低限の熱処理条件を確立し、製造効率を高めたファイバーグレーティングの熱処理方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
紫外線レーザー光を用いて上述の製造方法で作製した短周期ファイバーグレーティングに熱処理を施した場合の、光透過特性を図1(a)に示す。図で、点線で示したbは熱処理前の特性で、実線で示したaが熱処理後の特性である。熱処理によって、ファイバーグレーティングの反射特性が劣下し、透過光強度は図の2から1へ浅くなる。同時にファイバーグレーティング反射中心波長は4から3へ短い波長へ移動する。この移動量は、我々の実験結果では0.7〜0.8nm位の大きさである。長周期ファイバーグレーティングに熱処理を施した場合の光透過特性を図1(b)に示す。図で、点線で示したdは熱処理前の特性で、実線で示したcが熱処理後の特性である。熱処理によるファイバーグレーティングの特性劣下は微弱であり、透過光の減衰中心波長は6から5へ移動する。この移動量は、我々の実験結果では約80nm位の大きさである。
短周期ファイバーグレーティングにおいても、長周期ファイバーグレーティングにおいても、波長スペクトルにおける中心波長は、対数表示の時間に対して、図2に示すように、初期の中心波長から安定した中心波長へ移行して行き、高い熱処理温度では早く移行し、低い熱処理温度ではゆっくり移行して行く。図2は、高い熱処理温度に対する振る舞いをeで、中位の温度に対する振る舞いをfで、低い温度に対する振る舞いをgで模式的に示したものである。中心波長が安定した値へ移行した後は、さらに熱処理を続けても安定した値にとどまり、それ以上変化することはない。また、透過光強度の深さは、短周期ファイバーグレーティングにおいては、中心波長が安定した値に到達した後もさらに、若干、減少を続けるが、上述文献(Erdogan, et. al.)に従えば、数十年間は充分に安定した光強度を保証できる状態にある。従って、熱処理に必要な熱処理温度および保持時間は、中心波長が安定した値に到達すれば充分であり、それ以上の熱処理は不要である。
【0012】
光ファイバーに紫外線レーザー光を用いてファイバーグレーティングを形成する工程では、光ファイバーの光感応性を高めるために、通常、水素充填が施される。紫外線レーザー光を照射して作製したファイバーグレーティングに熱処理を施せば、充填されている水素原子は、光ファイバー内部から外部へ拡散現象によって無くなっていく。熱処理温度が高ければ、この拡散現象は早いレートで、低ければゆっくりしたレートで拡散して行く。拡散現象は、一般論として、拡散する距離Lと拡散にかかる時間tの間に拡散定数Dを介して下記の(4)式で記載される。
Dt/L≒1 ・・・・ (4)
光ファイバーを構成する石英ガラスに対する水素原子の拡散定数は、文献(R. Keshyap, ”Fiber Bragg Gratings”, Academic Press, (1999), p.32)に記載されており、
D=2.83×10−4exp(−(40.19kJ/mol)/(RT))・・・・(5)
である。ここでR=8.311J/(K・mol)で、温度Tの単位は絶対温度Kで、Dの単位はcm/sである。(5)式を(4)式に代入し、拡散距離Lに光ファイバーの中心からクラッド半径125μm/2を用い、水素原子の拡散にかかる時間を求めると、(1)式が得られる。
=3.45×10−5×exp(+4834/T) ・・・・ (1)
ここで時間tの単位はHoursである。この時間tが、温度T(K)雰囲気での熱処理にかかる必要最短の時間である。ファイバーグレーティングを作製する上で、若干のバラツキは避けられないので、この時間の1倍〜2倍の時間をかけて行なえば充分である。
つぎに本発明の実施の形態について、図3〜図5を用いて説明する。
【0013】
【発明の実施の形態】
【実施例1】
本実施例では短周期ファイバーグレーティングに対する我々の実験結果をもとに説明する。ファイバーグレーティングを形成する光ファイバーには、光通信等にもっともよく用いられているシングルモードファイバーSMF28を用いた。この光ファイバーを、室温で、ガス圧力10MPaの水素ガス雰囲気に10日間保持して、水素原子を光ファイバー内へ充分に充填した。短周期ファイバーグレーティングを作製するため、この光ファイバーの被覆樹脂を除去して、紫外線エキシマレーザー光をフェーズマスクを介して照射した。紫外線エキシマレーザー光の条件は、エネルギーは約120mJ/cm/パルスで、繰り返しは20Hz、照射時間は2分間とした。ファイバーグレーティングの全長は15mmで、その形成状況は、光スペクトラムアナライザーでモニターした。中心波長は1546.3nmで、光反射率が−25dBのファイバーグレーティングが作製できた。作製終了後、ただちに所定温度に準備した熱処理炉に入れ、熱処理を開始し、透過光強度および中心波長の振る舞いを同じスペクトラムアナライザーでモニタリングを継続した。熱処理温度を200℃、140℃、120℃、100℃、50℃と変えてそれぞれの温度に対する中心波長の変動を観察した結果を図3に示す。温度を変えた場合、中心波長は約10pm/℃変化することはすでに分かっており、本発明の要点は、熱処理による影響を抽出することであるため、図3のデータでは、熱処理アニーリングを充分に施したt=100時間を基準にとって中心波長の変化を解析した。図の横軸時間tは紫外線エキシマレーザー光照射完了時点をゼロとした。t<10分間では、熱処理炉に入れて所定温度に安定化するまでファイバーグレーティングの温度が変化しているので、データはそれ以降を、100時間まで追跡した。このようにして取得したデータは、明確に図2と同じ振る舞いを持っている。熱処理によって中心波長が変化する量は、熱処理温度に関係なく、この実験ではすべて0.7〜0.75nmであった。図の横軸の上に、中心波長が安定する熱処理時間をそれぞれの熱処理温度に対して矢印で示す。
図3の横軸上に矢印で示した時間を、熱処理温度T(K)の逆数に対して片対数グラフにプロットした結果を図5に△マークのデータで示す。図5のLine−Aは、光ファイバー中の水素原子拡散に対して(1)式を用いて計算したものであり、上述の理論と良好な一致が得られた。ファイバーグレーティング作製工程で若干のバラツキがあっても、(1)式で規定される時間の1倍(図5のLine−A)と2倍(図5のLine−B)の間にあれば、中心波長を充分に安定させたファイバーグレーティングが得られることが分かった。
【0014】
【実施例2】
次に、長周期ファイバーグレーティングにおける実施例について説明する。短周期ファイバーグレーティングに対する実施例1で用いた光ファイバーと同じシングルモードファイバーSMF28に、同じように室温で、ガス圧力10MPaの水素ガス雰囲気に10日間保持して水素充填を施し、被覆樹脂を除去して、270μm×40mmの矩形状開口部のスリットを周期540μmで全長37.8mmにわたって74個配置したマスクを介して紫外線エキシマレーザー光を照射し、長周期ファイバーグレーティングを作製した。なお、紫外線エキシマレーザー光は凸レンズを用いて絞り、光ファイバーの位置で光ファイバー長手方向へ約15mm、その直角方向へ約0.3mmの大きさのビームに絞って照射し、光ファイバーとスリットは一体構成として、これを固定した紫外線エキシマレーザー光に対して相対的に駆動し0.5mm/秒の速度で走査させ、全長37.8mmの長周期ファイバーグレーティングを作製した。紫外線エキシマレーザー光の条件は、エネルギーは約120mJ/cm/パルスで、繰り返しは20Hz、照射時間約2.5分間の間に、スリットの一端から多端までを走査させた。ファイバーグレーティングの形成状況は、光スペクトラムアナライザーでモニターした。1610nmにLP05モードの中心波長が出現し、透過信号光の減衰量は約−3dBであった。作製終了後、ただちに所定温度に準備した熱処理炉に入れ、熱処理アニーリングを開始し、透過光強度および中心波長の振る舞いを同じスペクトラムアナライザーでモニタリングを継続した。熱処理温度を200℃、140℃、100℃、60℃と変えてそれぞれの温度に対する中心波長の変動を観察した結果を図4に示す。実施例1におけるデータ解析と同様に、図4のデータでは熱処理を充分に施したt=100時間を基準にとって中心波長の変化を解析した。図4の時間tは、図3と同様に、紫外線エキシマ照射完了時点をゼロとし、t>10分間のデータを追跡した。このようにして取得したデータは、短周期ファイバーグレーティングに対する図3と同様に、明確に図2と同じ振る舞いが観察された。この長周期ファイバーグレーティングにおいても短周期ファイバーグレーティングの場合と同じように、中心波長の変化量は熱処理の温度に関係なく、いずれの熱処理温度に対しても80nmという値が得られた。ただし、短周期ファイバーグレーティングでは、中心波長の熱処理による変化量は0.7〜0.75nmであったが、この長周期ファイバーグレーティングにおいては2桁以上大きい値であった。この差は、短周期ファイバーグレーティングの中心波長は(2)式で、長周期ファイバーグレーティングの中心波長は(3)式で決定されるためである。図の横軸の上に、中心波長が安定する熱処理時間をそれぞれの熱処理温度に対して矢印で示す。これらの時間を、熱処理温度T(K)の逆数に対して片対数グラフにプロットした結果を図5に●マークのデータで示す。図5のLine−Aは、光ファイバー中の水素原子拡散に対して(1)式を用いて計算したものであり、上述の理論は短周期ファイバーグレーティングだけでなく、長周期ファイバーグレーティングに対してもきわめて良好に適用できることが確認できた。ファイバーグレーティング作製工程で若干のバラツキがあっても、(1)式で規定される時間の1倍(図5のLine−A)と2倍(図5のLine−B)の間にあれば、中心波長を充分に安定させたファイバーグレーティングが得られることが分かった。
【0015】
2つの上記実施例の実験では、10MPaの水素ガス圧のもとで、室温で、水素充填を行なった光ファイバーを用いて行なった。その結果、中心波長の変化量は、短周期ファイバーグレーティングで0.7〜0.75nmが、長周期ファイバーグレーティングで約80nmが得られた。これらの中心波長変化量は光ファイバーに充填された水素原子の量に依存するため、さらに高い水素ガス圧力で水素原子を充填すれば、これらの変化量よりも大きい変化量が得られる。しかしながら、水素原子が熱拡散によって減少して行く割合は熱処理の温度だけに依存するため、(1)式で規定する本発明の結果は、水素充填工程における水素ガス圧力には無関係であり、従って、異なる水素ガス圧力で水素充填した光ファイバーにも適用される。
【0016】
【発明の効果】
従来、ファイバーグレーティングの熱処理は、短周期ファイバーグレーティングにおいても、また長周期ファイバーグレーティングにおいても、一昼夜または数日間にわたって熱処理炉に保持する方法が採られていたが、本発明の方法によれば、(1)式で規定される時間の1倍乃至2倍の時間をかけて行なえば充分であり、これによってファイバーグレーティング作製の時間を大きく短縮することができ、その製造効率を大きく高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱処理の前後におけるファイバーグレーティングの波長スペクトルを示す図である。(a)図は短周期ファイバーグレーティングに対するもので、(b)図は長周期ファイバーグレーティングに対するものである。
【図2】熱処理におけるファイバーグレーティングの中心波長の変化を模式的に示した図である。eは高い熱処理温度に、fは中位の熱処理温度に、gは低い熱処理温度に対する中心波長の振る舞いである。
【図3】短周期ファイバーグレーティングの熱処理アニーリングにおける中心波長の変化を異なる熱処理温度に対して実測した結果を示す図である。
【図4】長周期ファイバーグレーティングの熱処理アニーリングにおける中心波長の変化を異なる熱処理温度に対して実測した結果を示す図である。
【図5】ファイバーグレーティングの中心波長の安定化時間を、温度T(K)の逆数に対して示した図である。図の△データは短周期ファイバーグレーティングに対する実測値であり、●データは長周期ファイバーグレーティングに対する実測値である。Line−Aは(1)式に対応する直線で、Line−Bは(1)式の2倍に対応する直線である。

Claims (1)

  1. 水素ガスを充填した光ファイバーに、紫外線レーザー光を照射し、短周期ファイバーグレーティングまたは長周期ファイバーグレーティングを形成し、その後工程として熱処理を行なうファイバーグレーティングの製造方法において、熱処理を施す雰囲気温度Tに対して、下記(1)式で規定される時間tの1倍乃至2倍の間の時間保持して熱処理を行なうことを特徴とするファイバーグレーティングの熱処理方法。
    =3.45×10−5×exp(+4834/T) ・・・・ (1)
    この式の時間tおよび温度Tの単位は、それぞれHoursおよび絶対温度Kである。
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CN102620828A (zh) * 2012-04-05 2012-08-01 浙江大学 一种宽谱超荧光光纤光源的平均波长稳定方法

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