JP2004181025A

JP2004181025A - Garment and remote diagnostic system using the same

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Publication number: JP2004181025A
Application number: JP2002353151A
Authority: JP
Inventors: Kaoru Moriyama; 馨森山
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2002-12-04
Filing date: 2002-12-04
Publication date: 2004-07-02
Anticipated expiration: 2022-12-04
Also published as: JP4221701B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a garment which facilitates detecting operation of the biological sound and biological signal of a patient and which is easy to put on and to take off. <P>SOLUTION: The garment 11 is provided with a plurality of biological sound detection means 15 generated inside of a human body, and an air bag 14 for moving the detection means 15 to the side of the human body. By moving the detection means 15 to the side of the human body by feeding air to the air bag 14 after the patient puts on the garment 11, the detection means 15 is brought into contact with the skin of the patient to surely catch the biological sound of the patient. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【発明の属する技術分野】本発明は、人体を診断する際に用いる衣服及びそれを用いて、遠隔地より患者の健康状態を診断する遠隔診断システムに関するものである。
【従来の技術】医師が患者の健康状態を診断する際に用いるものに、聴診器や心電計があることは良く知られている。聴診器は、患者の体内で発生する胸膜音、心音、呼吸音、脈音などの生体音を聞いて、患者を診断するもので、一般に、図１２に示されるように、患者の皮膚に押し当てて生体音を集音する集音部１と、前記集音部１に接続されるゴム管２と、ゴム管２に接続される分岐管３と、分岐管３の端部に設けられた耳あて４から構成されている。医師は、耳あて４を耳に挿入し、集音部１を、患者の胸壁や背中に押し当てて生体音を聞いて患者を診断する。
他の聴診器の例として、特開平１０−２４０３３号公報に示されるように、聴診器の収音部にマイクロホンを設け、前記マイクロホンで受音された生体音をアンプで増幅し、その増幅された電気信号でスピーカやヘッドホンを駆動するようにして、耳あてを不要としたものもある。
さらに、他の従来例として特開２００１−３０９９１６号公報には、聴診器で受けた生体音を遠隔の医療期間にいる医師にインターネットを介して送信する通信機能付き聴診器が開示されている。
一方、心電計は、患者の心電図データといった生体信号を捕らえるもので、心臓の動作状態を診断する上で不可欠で、一般に、患者の両手、両足、胸壁に置かれる電極を備えている。電極を使用する際、電極が安定して生体信号を検出できるように、電解質からなる糊状のものを皮膚に塗り、その上に電極を置くようにしている。
また、特開２０００−１４６５４号公報には、伸縮性の大きな繊維で縫製されたスーツの内面に、筋肉の活動電位を測定する面状電極を複数装着した衣服が開示され、それを着服するだけでいくつもの電極をさまざまな箇所に貼り付ける手間が省けるようになっている。
【発明が解決しようとする課題】
患者自身が、聴診器の使用方法を知っている場合、従来の聴診器では、自分で胸壁に聴診器を当てることは出来ても背中に当てることは出来ず、自分自身で十分な診断が出来なかった。また、一般に行われているように、医師に聴診器を使って診断してもらう場合、患者が病院に赴くか、医師に患者の自宅まできてもらわなければならず、互いに非常に不便であり、また、患者の容体が急変した場合には、対応が遅れがちであった。また、特開２００１−３０９９１６号公報に聴診器そのものの使用方法が具体的に開示されていないことから判断し、その方法は従来方法、すなわち医師も含め第三者に聴診器をあててもらうことを前提としているものと思われる。
また、心電計で診断する場合、従来いくつもの電極をさまざまな箇所に貼り付ける必要があり、特に自己の健康管理上患者自身が心電計を使用する場合、非常に手間がかかっていた。
特開２０００−１４６５４号公報に開示された衣服は、ウエットスーツのように伸縮性の大きな繊維で縫製されているので、着衣が極めて困難で、しかも体全体が常に締め付けられる状態になるので、息苦しく、病弱の患者や、年配の患者にとって非常に苦痛なものであった。
本発明は、上記課題を解決し、患者の生体音、生体信号の検出操作を容易にすることを第１の目的としている。また、第２の目的は、患者は自宅に、医師は医療施設に居たままで患者の生体音、生体信号を確認して、診断に伴う相互の負担を軽減すると共に、迅速な診断が行えるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
上記第１の目的を達成するために本発明は、人体の内部で発生する生体音を検出する複数の生体音検出手段と、前記生体音検出手段を人体側に移動させる移動手段を衣服に備え、衣服の着衣後に生体音検出手段を人体側に移動させるようにすることで、着衣が容易であると共に、移動手段で、生体音検出体を体表に密着させることが出来るので、確実に且つ正確な診断を行うことが出来る。
上記第２の目的を達成するために本発明は、上記衣服に設けた生体音検出手段または、生体音検出体で検出された生体音を公衆回線を通じて遠隔地に送信し、遠隔地で生体音を診断するようにしたもので、遠く離れた所からでも患者の診断が出来るようになる。
【発明の実施の形態】
請求項１記載の発明は、人体の内部で発生する生体音を検出する複数の生体音検出手段と、前記生体音検出手段を人体側に移動させる移動手段を衣服に備え、衣服の着衣後に生体音検出手段を人体側に移動させるようにすることで、着衣が容易であると共に、移動手段で、生体音検出体を体表に密着させることが出来るので、確実に且つ正確な診断を行うことが出来る。
請求項２記載の発明は、裏側に取着された空気袋と、前記空気袋に空気を供給するエアーポンプに接続される給気管と、前記空気袋の膨張にともなって人体側に移動すると共に人体の内部で発生する生体音を検出する生体音検出体を備えたもので、着衣が容易であると共に、着衣するだけで生体音検出体が体表の必要箇所に位置させることが出来、さらに、空気袋を膨らませて、生体音検出体を体表に密着させて、確実に診断を行うことが出来る。
請求項３記載の発明は、裏側に取着された空気袋と、前記空気袋に空気を供給するエアーポンプに接続される給気管と、人体の内部で発生する生体音を集音する集音部材と、前記集音部材の反人体側に取り付けられ前記集音部材で集音された生体音を検出する生体音検出体を備え、前記集音部材の人体側端部を前記空気袋の膨張にともなって人体側に移動するようにしたもので、人体側端部が確実に体表に密着して、外部からの音侵入を防止し、生体音を確実に捉えることが出来る。
請求項４記載の発明は、空気袋を衣服に着脱自在にすることにより、汚れ具合に応じて、空気袋、衣服を別々に洗濯することができる。万一使用中に空気袋が破けても、空気袋の交換だけで済むので、コスト的に有利になる。
請求項５記載の発明は、生体音検出体を空気袋に着脱自在としたもので、生体音検出体の修理や、交換が極めて容易になるものである。
請求項６記載の発明は、空気袋内の空気圧を任意に切り替える圧力切替手段に連結されるようにしたので、患者の肥満度、体表の状態に応じて適切に空気袋内の空気圧が変えられ、不要な圧迫感が無く、使用勝手が良い。
請求項７記載の発明は、１〜６のいずれか１項記載の衣服に設けた生体音検出手段又は生体音検出体で検出された生体音を公衆回線を通じて遠隔地に送信し、遠隔地で生体音を診断するようにしたもので、遠く離れた所からでも患者の診断が出来るようになる。
請求項８記載の発明は、遠隔地より、生体音検出体を任意に選択できるようにしたもので、遠隔地から診断する医師が異常な生体音を発する部位を適宜選択できるので、診断を効率良く行うことが出来る。
請求項９記載の発明は、人体の生体信号を検出する複数の生体信号検出体と、前記生体信号検出体を人体側に移動させる移動手段を備えた、衣服の着衣後に生体信号検出体を人体側に移動させるようにすることで、着衣が容易であると共に、移動手段で、生体信号検出体を体表に密着させることが出来るので、確実に且つ正確な診断を行うことが出来る。
請求項１０記載の発明は、裏側に取着された空気袋と、前記空気袋に空気を供給するポンプに接続される供給管と、前記空気袋の膨張にともなって人体側に移動すると共に人体の生体信号を検出する生体信号検出体を備えたもので、着衣が容易で、着衣するだけで生体信号検出体が体表の必要箇所に位置させることが出来、さらに、空気袋を膨らませて、生体信号検出体を体表に密着させることが出来るので、確実に生体信号を捕らえ、診断を行うことが出来る。
請求項１１記載の発明は、空気袋を衣服に着脱自在としたもので、汚れ具合に応じて、空気袋、衣服を別々に洗濯することができる。万一使用中に空気袋が破けても、空気袋の交換だけで済むので、コスト的に有利になる。
請求項１２記載の発明は、生体信号検出体を空気袋に着脱自在としたもので、生体信号検出体の修理や、交換が極めて容易になるものである。
請求項１３記載の発明は、空気袋内の空気圧を任意に切り替える圧力切替手段に連結されるようにしたので、患者の肥満度、体表の状態に応じて適切に空気袋内の空気圧が変えられ、不要な圧迫感が無く、使用勝手が良い。
請求項１４記載の発明は、請求項９〜１３のいずれか１項記載の衣服に生体信号検出体を複数設け、前記生体信号検出体で検出された生体信号を公衆回線を通じて遠隔地に送信し、遠隔地で生体信号を診断するようにしたもので、遠く離れた所からでも患者の診断が出来るようになる。
【実施例】
〈実施例１〉
本発明の第１の実施例を図１〜５を用いて説明する。なお、従来例と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図１は、本発明の衣服１１を着衣した患者を示し、図２は衣服１１の裏面を示す。１１ａ、１１ｂ、１１ｃは、それぞれ衣服１１の背当部、前部、脇部で、脇部１１ｃの表側には面ファスナーＡ１２が取りつけられ、前部１１ｂの裏側端部には面ファスナーＢ１３が取り付けられており、衣服１１を着衣した後、面ファスナーＢ１３を面ファスナーＡ１２に押し付ける事により、衣服１１の前部１１ｂが脇部１１ｃに固定され、着衣が完了する。なお、２つの面ファスナーを圧設させて固定する時には、一方の面ファスナーに無数のフックが、他方の面ファスナーには無数のループが付いていることは周知なので、本明細書中では、特にどちらにフックが付いてどちらにループが付いているか、特定しないこととする。例えば、上記面ファスナーＢ１３がループ側の場合、他方の面ファスナーＡ１２はフック側であり、その逆でも良い。
１４は空気袋で、後述する生体音検出手段１５を人体側に移動させる手段となるもので、それにエアーポンプ２０により空気が供給されると、膨張するものである。生体音を検出する生体音検出手段１５は、空気袋１４のそれぞれに複数〈本実施例では、一つの空気袋に左右２箇所〉設けられ、それぞれ形状が略円錐状で生体音を集音する集音部材１５ａと、前記集音部材１５ａの奥（反人体側）に配され、集音部材１５ａで集音された生体音を検出し電気信号に変換する生体音検出体となるマイクロフォン１６ａ〜１６ｈから形成されている。
集音部材１５ａの衣服１１への取り付けは、接着や溶着で固着するか、面ファスナー〈図示せず〉を使って脱着自在にしても良い。後者の場合、集音部材１５ａの破損時の交換が容易になることは言うまでもない。
それぞれの空気袋１４の裏面には、図３（ａ）に示されるように面ファスナーＣ１７が固着され、衣服１１の背当部１１ａ、前部１１ｂの裏面には面ファスナーＤ１８が固着されており、面ファスナーＣ１７、Ｄ１８で、空気袋１４が衣服１１に対し着脱自在になっている。
１９は、コントロールボックスで、空気袋１４にエアーを供給するエアーポンプ２０、マイクロフォン（１６ａ〜１６ｈ）で検出された生体音を増幅するアンプ２１と、アンプ２１で増幅された生体音を発するスピーカー２２、前記エアーポンプ２０やアンプ２１の電源となる電池２３が内蔵されている。
２４は、空気袋１４内と連通する空気の圧力を検知する圧力センサーで、エアーポンプ２０を駆動制御する制御回路２５に接続されている。２６は、空気袋１４内と連通する空気の圧力を切り替える圧力切替スイッチで、同じく制御回路２５に接続されている。
２７、２７ａは、それぞれ出力切替スイッチ、出力切替スイッチＡで、図５に示されるように両スイッチを切り替えて、複数のマイクロフォン１６ａ〜１６ｈの内のいずれか一つのマイクロフォンを選択して、その部位での生体音を聞けるようにするものである。２８はアンプ２１による増幅率を変えてスピーカー２２の音量を調整する音量調整つまみである。
２９は、エアーポンプ２０、アンプ２１への通電を入り切りする電源スイッチである。空気袋１４には、給気管Ａ３０が固着され、エアーポンプ２０からの空気は、前記エアーポンプ２０と給気管Ａ３０とを連結する給気管Ｂ３１を通して空気袋１４に送られる。３２は、アンプ２１とマイクロフォン１６ａ〜１６ｈとを電気的に接続する導体である。
上記構成による作用は以下の通りである。
患者は、衣服１１を着たら、衣服１１がたるまない程度に衣服１１の前部１１ｂを脇部１１ｃ側に引き寄せて、面ファスナーＢ１３を面ファスナーＡ１２に押し付けて、前部１１ｂと脇部１１ｃをしっかり固定する。次に、電源スイッチ２９を「入」にし、圧力切替スイッチ２６を「低」の位置に合わせる。するとエアーポンプ２０の運転が開始し、空気袋１４への空気の供給が開始する。
図３（ａ）は、空気が供給される前の空気袋１４の状態を示すもので、エアーポンプ２０が運転されると、図３（ｂ）に示すように空気袋１４が膨張し、同時に集音部材１５ａの人体側端部１５ｂが、人体側に移動し体表に押しつけられ、圧力センサー２４が所定の「低」圧力を検知すると、制御回路２５の動作でエアーポンプ２０の運転は停止し、空気袋１４への空気の供給は停止する。
患者が肥満タイプの場合は、空気袋１４内の圧力が「低」でも、集音部材１５ａの人体側端部１５ｂが患者の体表に密着し、集音部材１５ａが外部の雑音を拾ったり、また生体音が集音部材１５ａから漏れることがなく、生体音を確実に捕らえることができる。しかし、患者が痩せ型の場合は、集音部材１５ａをある程度強く体表に押しつけないと、人体側端部１５ｂと体表との間に隙間が発生し、外部の雑音を拾ったりする事がある。この場合は、圧力切替スイッチ２６を「中」、又は「高」の位置に合わせて、空気袋１４に供給される空気の圧力を高めると良い。ただし必要以上に圧力を高くすると、人体側端部１５ｂが体表に食い込み痛く感ずるので、適宜調整することが望ましい。
次に、部位切替スイッチ２７、部位切替スイッチＡ２７ａを任意の位置に合わせることにより、その部位における生体音がスピーカー２２から発する。例えば、図４に示すように、部位切替スイッチ２７を「胸部」、部位切替スイッチＡ２７ａを「上段−右」の位置に、それぞれ合わせることで、図２に示されるマイクロフォン１６ｅが捕らえた生体音をスピーカー２２で確認することができる。
スピーカー２２の音量は音量調整つまみ２８で調整する。後は、部位切替スイッチ２７、部位切替スイッチＡ２７ａを順次切り替えて、各部の生体音を聞いて異常な音が出ていないか調べる。
以上のように、本実施例によれば、患者は衣服１１を着衣し、コントロールボックス１９を操作するだけで、簡単に、しかも自ら各部位の生体音を確かめることができる。また、医師が生体音を診断する場合でも、患者に本実施例の衣服１１を着衣してもらうだけで、診断に必要な各部位にマイクロフォンが取りつけられた状態になり、後は、部位切替スイッチ２７、部位切替スイッチＡ２７ａを切り替えるだけなので、診断が極めて容易に出来るものである。
また、集音部材１５ａの体表への押圧が、圧力切替スイッチ２６による空気の圧力の切り替えで、自由に変えられるので、患者の体表に必要以上に集音部材１５ａが押しつけられることが無く、体への負担も少ない。さらに、本実施例では、空気袋１４の衣服１１への取り付けを面ファスナーで行っているので、空気袋１４の取り外しが簡単で、衣服１１の洗濯も容易に行える。なお、衣服１１の背当部１１ａ、前部１１ｂに固定した面ファスナーＤ１８をある程度大きめにしておけば、患者の大きさに合わせて、空気袋１４の取りつけ位置が容易に調整でき、患者の大きさ、体形に合わせて正しい位置で生体音を捕らえることが出来ることは言うまでもない。
なお、特に図示しないが、マイクロフォン１６ａ〜１６ｈと、集音部材１５ａのそれぞれに面ファスナーを取り付け、両方の面ファスナーで脱着するようにすれば、マイクロフォン１６ａ〜１６ｈのメンテが容易になることは言うまでもない。
〈実施例２〉
次に本発明の第２の実施例を図６を用いて説明する。なお、上記第１の実施例と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
上記第１の実施例では、別部品の集音部材１５ａを衣服１１に取り付けるようにしたが、本実施例では、図６に示すように、集音部３３を衣服１１に一体的に形成したものである。すなわち、空気袋１４の表シート１４ａと裏シート１４ｂのそれぞれの内面の一部（図６（ａ）中の斜線部）を互いに溶着し、その溶着部３４に生体音検出体であるマイクロフォン３５を、接着剤等を用いて固着したものである。
図６（ｂ）は、空気袋１４に空気を供給する前の状態を示し、その空気袋１４に空気を供給すると、図６（ｃ）に示されるように、溶着部３４を頂点とする略円錐状の集音部３３が形成される。
上記構成によれば、集音部３３が空気袋１４に一体に形成されるので、部品点数が削減されて安価になると共に、集音部３３そのものが空気袋１４の一部なので、体表への接触が極めて良好でしかも、体表に別部品の集音部材が当たることによる異物感、不快感もなく、非常に使用勝手が良いものである。
なお、マイクロフォン３５の溶着部３４への取り付けを、接着剤等を用いた固着ではなく、面ファスナーを用いて着脱自在にすれば、万一マイクロフォン３５が破損した場合、その交換が容易になることは言うまでもない。
〈実施例３〉
次に、本発明の第３の実施例を図７，８を用いて説明する。なお、上記実施例と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
３６は、一般に使用される電話機〈図示せず〉の受話器４０を載せる受話器置部で、コントロールボックス１９の一側に配され、受話器４０を受話器置部３６に置いた時に受話器４０のスピーカー４０ａと対向する位置にマイクロフォンＡ３７が、また、受話器４０のマイク４０ｂと対向する位置に生体音を発するスピーカー２２がそれぞれ配されている。
マイクロフォンＡ３７が捕らえた音声はアンプＡ３８で増幅されて、スピーカーＡ３９から発せられる。３９ａは、スピーカーＡ３９の音量を調整するための音量調整つまみである。
上記構成による作用は以下の通りである。
患者は、自宅から離れた医療施設に電話をして、医師に電話口にでてもらい、生体音を電話口で聞いて欲しい旨お願いする。医師がそれを了解したら、患者は受話器４０をコントロールボックス１９の受話器置部３６に置く。
医師の指示は、スピーカー３９から発せられるので、それに従って、患者は、聴診部位を部位切替スイッチ２７、部位切替スイッチＡ２７ａを使って順次切り替えるようにする。
このように、本実施例によれば、電話回線を使って、患者が自宅に居ながら、離れた医師に聴診してもらうことが出来、万一生体音に異常または、疑わしいところがあれば、医師の居る医療施設に赴くようにすれば良い。勿論、問題がなければ、医療施設に行く必要がないので、無駄足を運ぶことがない。
〈実施例４〉
次に、本発明の第４の実施例を図９を用いて説明する。なお、上記実施例と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
４１は、患者の自宅に設置した聴診アダプターで、衣服１１及び情報処理機Ａ４２に接続されている。情報処理機Ａ４２は、電話回線、インターネット等の公衆回線を通じて医師側に設置された情報処理機Ｂ４３と情報や信号のやり取りを行う。
聴診アダプター４１には、衣服１１に取り付けられたマイクロフォン１６ａ〜１６ｈを切り替える切替手段４４、医師からの指示を音声で聞くためのスピーカーＢ４８、空気袋１４に空気を供給するエアーポンプＡ４５、エアーポンプＡ４５により供給される空気の圧力を検知する圧力センサーＡ４５ａ、エアーポンプＡ４５を駆動する駆動回路４５ｂ、上記エアーポンプＡ４５、駆動回路４５ｂに電力を供給する電池４５ｃが内蔵されている。４９は、患者の言葉を医師に伝える為のマイクロフォンＢである。
一方、医師側の情報処理機Ｂ４３には、医師の指示を患者に伝えるためのマイクロフォンＣ５０とコントロールボックスＡ５１が接続されている。コントロールボックスＡ５１には、切替手段４４、駆動回路４５ｂのそれぞれを情報処理機Ａ４２、情報処理機Ｂ４３を介して遠隔制御するための電気信号を創生する聴診部位選択スイッチ５２、圧力切替スイッチＡ５３がそれぞれ設けられている。
上記構成による作用は、以下の通りである。
最初に、患者と医師は、電話等で、診断を開始する旨、及び情報処理機Ａ４２、情報処理機Ｂ４３、聴診アダプター４１、コントロールボックスＡ５１などの関連機器が全て通電され動作開始可能状態になっているか、電話等で確認し合う。
次に患者は、衣服１１を着衣し、前部１１ｂを脇部１１ｃに留める。次に医師は圧力切替スイッチ５３をＯＮすると共に空気袋１４の空気圧を所定の値に設定する。圧力切替スイッチＡ５３で設定された圧力に対応する信号は、情報処理機Ｂ４３、情報処理機Ａ４２を経て、駆動回路４５ｂに伝達され、エアーポンプＡ４５が動作し、空気袋１４に空気が送られ、設定された圧力を圧力センサーＡ４５ａが検知すると、エアーポンプＡ４５の動作が停止する。圧力切替スイッチＡ５３による圧力の設定は、最初は低めの値から始め、マイクロフォンＣ５０を通して、患者に空気袋１４のふくらみ具合を確認しながら適正な値まで上げて行く。次に医師は、患者の聴診部位を切り替えるために聴診部位選択スイッチ５３を操作すると、情報処理機Ｂ４３、情報処理機Ａ４２を経て切り替え信号が切替手段４４に伝達され、マイクロフォン１６ａ〜１６ｈが切り替えられていく。
医師の質問に対する患者の返事は、スピーカーＣ５４を通して確認される。
このように本実施例によれば、患者と医師が遠く離れていても、医師により患者が着衣した衣服に取り付けられた空気袋の圧力を適性に調整して、患者の生体音を確実に捉え、診断を正確に行うことが出来るものである。
上記実施例では、生体音検出体を備えた空気袋を背当部１１ａ、前部１１ｂに設けたが、衣服に袖を設け、着衣時に手首部に位置する内周に、生体音検出手段を備えた空気袋を取り付けて血圧計として使っても良い。具体的には、前記空気袋に空気を供給して膨らませて動脈を阻血した後、生体音検出体で脈音を聞きながら空気を徐々に排出して行けば、血圧を測ることができるものである。あるいは、生体音検出体の替わりに、脈波による空気袋内の圧力変動を検知する検知手段を設ければ、同じく血圧計として使えると共に、心拍数を測定する衣服としても活用できるものである。
〈実施例５〉
次に、本発明の第５の実施例を図１０、１１を用いて説明する。なお、上記実施例と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施例は、上記実施例での生体音検出体に替え、患者の生体信号すなわち心電図データを得るための電極を空気袋に取り付けたものである。
以下にその説明を行う。６０は空気袋Ａで、裏面に固着された面ファスナーＣ１７と、衣服１１の前部１１ｂに固着された面ファスナーＤ１８を介して前部１１ｂに取り付けられている。６１は、生体信号を検出するための電極で、空気袋６０の上下方向の略中央で且つ左右に１個づつ取り付けられている。電極６１の空気袋６０への取り付けは、接着や溶着等で固定するか、あるいは、面ファスナーを使って着脱自在としても良い。
６２は、電極６１と心電計（図示せず）を電気的に接続する導線である。６３は、コントロールボックスＢで、エアーポンプ２０、制御回路２５、電源用の電池２３、圧力センサー２４を内蔵すると共に、圧力切替スイッチ２６を備えている。３０，３１は、空気袋６０とエアーポンプ２０とを連通する給気管Ａ，給気管Ｂである。図１１（ａ）は、空気袋Ａ６０に空気が供給される前の状態を示し、図１１（ｂ）は、空気袋Ａ６０に空気が供給され膨らんだ状態を示す。
上記構成による作用は以下の通りである。
患者は、衣服１１を着衣するにあたり、電極６１による生体信号の検出を安定して行えるように、事前にそれぞれの電極６１に、一般に使用される電解液を塗布する。そして衣服１１を着衣し、前部１１ｂを脇部１１ｃにしっかり固定する。
必要に応じて、手首と足首にそれ用の電極を、患者自ら従来の方法で取り付ける。
次に、コントロールボックスＢ６３の圧力切替スイッチ２６を操作して、電極６１が確実に、しかも程よい圧力で体表に接するように、空気袋Ａ６０を膨らませる。圧力切替スイッチ２６の詳細な使用方法については、第１の実施例と同様であるので、その説明を省略する。
そして心電計を操作して、通常の心電図を得る。
以上のように、本実施例によれば、患者が衣服を着衣するだけで、複数の電極を同時に体表の必要部位に位置させることが出来るので、電極の取り付け作業が簡便になり、多少体が不自由な人でも使用することが出来る。また、患者自身で圧力切替スイッチ２６を操作して、電極が程よい圧力で体表に押しつけられるように空気袋Ａ６０を膨らませることが出来るので、不要な圧迫感がなく、しかも生体信号を確実に捉えることが出来るものである。
また、心電計で得られた心電図データを、第４の実施例で述べたような患者側に設置した情報処理機を使って、離れた医師のところに設置したに情報処理機に公衆回線を通じて送れば、離れたところで医師がしかもリアルタイムで患者の心電図データを確認することが出来る。
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、衣服の着衣時には空気袋内の空気が少ないので、着衣が容易で、一旦着衣すると、生体音検出体、生体信号検出体が体表の必要箇所に位置するので、誰でも簡単に使え、さらに、空気袋に空気を送ることで、空気袋が膨張し、体表に密着して、生体音、生体信号が確実に捉えられ、正確な診断が出来るものである。
また、遠く離れた医師が在宅患者を診断出来るので、診断が効率的に行えると共に、患者は病院に赴く必要がないので、体の不自由な患者や、交通の便が悪い所に済む患者にとっては極めて有効なものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施例を示す衣服を患者が着ている様子を示す図
【図２】同衣服の裏面を示す展開図
【図３】（ａ）図２のＡ−Ａ断面図〈膨張前〉
（ｂ）図２のＡ−Ａ断面図〈膨張後〉
【図４】同衣服に接続されるコントロールボックスの平面図
【図５】同コントロールボックス内の電気回路を示すブロック図
【図６】（ａ）本発明の第２の実施例を示す衣服の空気袋の平面図
（ｂ）同空気袋の断面図（膨張する前）
（ｃ）同空気袋の断面図（膨張後）
【図７】本発明の第３の実施例を示す衣服に接続されるコントロールボックスの平面図
【図８】同コントロールボックス内の電気回路を示すブロック図
【図９】本発明の第４の実施例を示す遠隔診断システムの全体図
【図１０】本発明の第５の実施例を示す衣服
【図１１】（ａ）図１０のＢ−Ｂ断面図〈膨張前〉
（ｂ）同Ｂ−Ｂ断面図〈膨張後〉
【図１２】従来の聴診器の全体斜視図
【符号の説明】
１１衣服
１４空気袋（移動手段）
１５生体音検出手段
１５ａ集音部材
１９コントロールボックス
２０エアーポンプ
２４圧力センサー
２５制御回路
２６圧力切替スイッチ
２７部位切替スイッチ
２７ａ部位切替スイッチＡ
２８音量調整ツマミ
２９電源スイッチ
３０給気管Ａ
３１給気管Ｂ
３３集音部BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to clothing used for diagnosing a human body and a remote diagnosis system for diagnosing a patient's health from a remote place using the same.
2. Description of the Related Art It is well known that a stethoscope and an electrocardiograph are used by a doctor when diagnosing the health condition of a patient. A stethoscope diagnoses a patient by listening to body sounds such as pleural sounds, heart sounds, respiratory sounds, and pulse sounds generated in the patient's body. Generally, a stethoscope is pressed on the patient's skin as shown in FIG. A sound collecting unit 1 for collecting body sound by applying the sound, a rubber tube 2 connected to the sound collecting unit 1, a branch tube 3 connected to the rubber tube 2, and an end portion of the branch tube 3. It consists of an earpiece 4. The doctor inserts the ear cover 4 into the ear, presses the sound collecting unit 1 against the chest wall or the back of the patient, and listens to the body sound to diagnose the patient.
As another example of a stethoscope, as shown in JP-A-10-24033, a microphone is provided in a sound collecting unit of a stethoscope, and a body sound received by the microphone is amplified by an amplifier. In some cases, a speaker or headphone is driven by an electric signal, thereby eliminating the need for an earpiece.
Furthermore, as another conventional example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-309916 discloses a stethoscope with a communication function for transmitting body sounds received by a stethoscope to a doctor who is in a remote medical period via the Internet.
On the other hand, an electrocardiograph captures a biological signal such as electrocardiogram data of a patient, and is indispensable for diagnosing the operating state of the heart, and generally includes electrodes placed on both hands, both feet, and a chest wall of the patient. When an electrode is used, a paste made of an electrolyte is applied to the skin, and the electrode is placed thereon so that the electrode can stably detect a biological signal.
Further, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-14654 discloses a garment in which a plurality of planar electrodes for measuring the action potential of muscles are mounted on the inner surface of a suit sewn with a highly elastic fiber, and the user only wears the garment. This eliminates the need to attach many electrodes to various locations.
[Problems to be solved by the invention]
If the patient himself knows how to use a stethoscope, conventional stethoscopes can put a stethoscope on the chest wall by themselves but not on the back, making a sufficient diagnosis on their own. Did not. Also, as is commonly done, when a doctor uses a stethoscope to make a diagnosis, the patient must go to the hospital or have the doctor come to the patient's home, which is very inconvenient. Also, when the patient's condition changed suddenly, the response was apt to be delayed. Judging from the fact that the method of using the stethoscope itself is not disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-309916, the method is a conventional method, that is, a third party including a doctor applies the stethoscope. It seems to be assumed.
In addition, when diagnosing with an electrocardiograph, conventionally, it has been necessary to attach a number of electrodes to various places, and it has been extremely troublesome especially when the patient himself uses the electrocardiograph for his own health management.
The clothing disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-14654 is sewn with highly stretchable fibers like a wet suit, so it is extremely difficult to wear the clothing and the whole body is constantly tightened, so that it is difficult to breathe. It was very painful for the sick and the elderly.
SUMMARY OF THE INVENTION It is a first object of the present invention to solve the above-mentioned problems and to facilitate a detection operation of a patient's body sound and a biological signal. A second object is to enable the patient to check the body sound and the biological signal of the patient while staying at home and the doctor to stay at the medical facility, thereby reducing the mutual burden associated with the diagnosis and performing a quick diagnosis. It is to be.
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the first object, the present invention provides a clothes comprising a plurality of body sound detecting means for detecting body sounds generated inside a human body, and a moving means for moving the body sound detecting means toward a human body. By moving the body sound detection means toward the human body after the clothes are worn, the clothes can be easily worn, and the movement means can bring the body sound detection body into close contact with the body surface. An accurate diagnosis can be made.
In order to achieve the second object, the present invention provides a body sound detecting means provided on the clothes or a body sound detected by a body sound detector to be transmitted to a remote place through a public line. The patient can be diagnosed from a distance.
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The invention according to claim 1 is provided with a plurality of body sound detection means for detecting body sounds generated inside a human body, and a movement means for moving the body sound detection means to the human body side in a garment. By moving the sound detection means to the human body side, clothes can be easily worn, and the moving sound means can make the body sound detection body adhere to the body surface, so that reliable and accurate diagnosis can be made. Can be done.
The invention according to claim 2 is an air bag attached to the back side, an air supply pipe connected to an air pump that supplies air to the air bag, and a body that moves toward the human body with the inflation of the air bag. It is equipped with a body sound detector that detects body sounds generated inside the human body, and is easy to wear, and the body sound detector can be positioned at the required location on the body surface just by putting on clothes. By inflating the air bag and bringing the body sound detector into close contact with the body surface, the diagnosis can be reliably performed.
The invention according to claim 3 is an air bag attached to the back side, an air supply pipe connected to an air pump that supplies air to the air bag, and a sound collector that collects body sounds generated inside the human body. A member, and a body sound detector attached to an anti-human body side of the sound collection member for detecting a body sound collected by the sound collection member, and a human body side end of the sound collection member is inflated with the air bag. With this arrangement, the body moves toward the human body, so that the end of the human body is securely brought into close contact with the body surface to prevent external sound intrusion and to reliably capture body sounds.
According to the fourth aspect of the present invention, the air bag and the clothes can be separately washed depending on the degree of dirt by making the air bag detachable from the clothes. Even if the air bag is torn during use, only replacement of the air bag is required, which is advantageous in cost.
According to the fifth aspect of the present invention, the body sound detector is detachably attached to the air bag, so that the body sound detector can be repaired or replaced very easily.
According to the sixth aspect of the present invention, the air pressure in the air bag is appropriately changed according to the obesity degree of the patient and the state of the body surface, since the pressure switching means is connected to the pressure switching means for arbitrarily changing the air pressure in the air bag. There is no unnecessary feeling of pressure, and it is easy to use.
According to a seventh aspect of the present invention, a body sound detected by the body sound detection means or the body sound detector provided on the clothing according to any one of the first to sixth aspects is transmitted to a remote place through a public line, and the body sound is detected at the remote place. The body sound is diagnosed, and the patient can be diagnosed from a remote place.
According to the eighth aspect of the present invention, a body sound detector can be arbitrarily selected from a remote place, and a doctor who diagnoses from a remote place can appropriately select a portion that emits abnormal body sound, thereby improving the efficiency of diagnosis. Can do well.
The invention according to claim 9 comprises a plurality of biological signal detectors for detecting a biological signal of a human body, and moving means for moving the biological signal detector toward the human body. By moving the body signal to the side, clothes can be easily worn, and the biological signal detector can be brought into close contact with the body surface by the moving means, so that reliable and accurate diagnosis can be performed.
The invention according to claim 10 is directed to an air bag attached to the back side, a supply pipe connected to a pump for supplying air to the air bag, and a human body that moves to the human body side with the expansion of the air bag. It is equipped with a biological signal detector that detects the biological signal of, it is easy to wear, the biological signal detector can be located at the required part of the body surface just by wearing, furthermore, inflating the air bag, Since the biological signal detector can be brought into close contact with the body surface, a biological signal can be reliably captured and diagnosis can be performed.
According to the eleventh aspect of the present invention, the air bag is detachable from the clothes, and the air bags and the clothes can be separately washed according to the degree of dirt. Even if the air bag is torn during use, only replacement of the air bag is required, which is advantageous in cost.
According to the twelfth aspect of the present invention, the biological signal detector can be detachably attached to the air bag, so that repair or replacement of the biological signal detector becomes extremely easy.
According to the thirteenth aspect of the present invention, the air pressure in the air bag is appropriately changed according to the obesity degree of the patient and the state of the body surface, since the pressure switching means is connected to the pressure switching means for arbitrarily changing the air pressure in the air bag. There is no unnecessary feeling of pressure, and it is easy to use.
According to a fourteenth aspect of the present invention, there is provided the clothes according to any one of the ninth to thirteenth aspects, wherein a plurality of the biological signal detectors are provided, and the biological signal detected by the biological signal detector is transmitted to a remote place through a public line. In addition, since the biological signal is diagnosed at a remote place, the patient can be diagnosed from a remote place.
【Example】
<Example 1>
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The same parts as those in the conventional example are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
FIG. 1 shows a patient wearing the clothes 11 of the present invention, and FIG. Reference numerals 11a, 11b, and 11c denote a backrest, a front portion, and a side portion of the garment 11, respectively. A hook-and-loop fastener A12 is attached to a front side of the side portion 11c, and a hook-and-loop fastener B13 is attached to a back end of the front portion 11b. After putting on the garment 11, the front part 11b of the garment 11 is fixed to the side part 11c by pressing the hook-and-loop fastener B13 against the hook-and-loop fastener A12, and the clothes are completed. When two surface fasteners are press-fitted and fixed, it is well known that one surface fastener has countless hooks and the other surface fastener has countless loops. It is not specified which one has a hook and which has a loop. For example, when the surface fastener B13 is on the loop side, the other surface fastener A12 is on the hook side, and vice versa.
Reference numeral 14 denotes an air bag, which serves as a means for moving a body sound detecting means 15 to be described later toward the human body, and expands when supplied with air by an air pump 20. A plurality of body sound detecting means 15 for detecting body sounds are provided in each of the air bladders 14 (in this embodiment, two places on the left and right sides in one air bladder), each of which has a substantially conical shape and collects body sounds. A sound collecting member 15a and microphones 16a to 16b which are arranged in the back of the sound collecting member 15a (on the opposite side of the human body) and serve as body sound detectors for detecting body sounds collected by the sound collecting member 15a and converting the sounds into electric signals. 16h.
The sound collecting member 15a may be attached to the clothing 11 by bonding or welding, or may be detachable using a hook-and-loop fastener (not shown). In the latter case, it goes without saying that the sound collecting member 15a can be easily replaced when it is damaged.
As shown in FIG. 3 (a), a hook-and-loop fastener C17 is fixed to the back of each air bag 14, and a hook-and-loop fastener D18 is fixed to the back of the backrest 11a and the front 11b of the garment 11. With the hook-and-loop fasteners C17 and D18, the air bag 14 is detachable from the clothes 11.
Reference numeral 19 denotes a control box, an air pump 20 for supplying air to the air bag 14, an amplifier 21 for amplifying body sounds detected by the microphones (16a to 16h), and a speaker 22 for emitting body sounds amplified by the amplifier 21. And a battery 23 serving as a power supply for the air pump 20 and the amplifier 21.
Reference numeral 24 denotes a pressure sensor that detects the pressure of air communicating with the inside of the air bag 14, and is connected to a control circuit 25 that drives and controls the air pump 20. Reference numeral 26 denotes a pressure changeover switch for changing the pressure of air communicating with the inside of the air bag 14, and is also connected to the control circuit 25.
Reference numerals 27 and 27a denote output changeover switches and output changeover switches A, respectively, as shown in FIG. 5, by switching both switches to select any one of the plurality of microphones 16a to 16h, This allows the user to hear body sounds. Reference numeral 28 denotes a volume adjustment knob for adjusting the volume of the speaker 22 by changing the amplification factor of the amplifier 21.
Reference numeral 29 denotes a power switch for turning on and off the power supply to the air pump 20 and the amplifier 21. An air supply tube A30 is fixed to the air bag 14, and air from the air pump 20 is sent to the air bag 14 through an air supply tube B31 connecting the air pump 20 and the air supply tube A30. A conductor 32 electrically connects the amplifier 21 to the microphones 16a to 16h.
The operation of the above configuration is as follows.
When the patient wears the garment 11, the front part 11b of the garment 11 is pulled toward the side part 11c to the extent that the garment 11 does not slack, and the hook-and-loop fastener B13 is pressed against the hook-and-loop fastener A12, so that the front part 11b and the side part 11c are attached. Securely fix. Next, the power switch 29 is turned on and the pressure switch 26 is set to the "low" position. Then, the operation of the air pump 20 starts, and the supply of air to the air bag 14 starts.
FIG. 3A shows a state of the air bag 14 before the air is supplied. When the air pump 20 is operated, the air bag 14 expands as shown in FIG. When the human body end 15b of the sound collecting member 15a moves toward the human body and is pressed against the body surface, and the pressure sensor 24 detects a predetermined “low” pressure, the operation of the control circuit 25 stops the operation of the air pump 20. Then, the supply of air to the air bag 14 is stopped.
If the patient is obese, even if the pressure in the air bag 14 is "low", the human body side end 15b of the sound collecting member 15a is in close contact with the patient's body surface, and the sound collecting member 15a may pick up external noise. In addition, the body sound does not leak from the sound collecting member 15a, and the body sound can be reliably captured. However, when the patient is a thin type, if the sound collecting member 15a is not pressed strongly against the body surface to some extent, a gap is generated between the human body side end 15b and the body surface, and external noise may be picked up. is there. In this case, the pressure of the air supplied to the air bladder 14 may be increased by setting the pressure switch 26 to the “medium” or “high” position. However, if the pressure is increased more than necessary, the human body side end portion 15b does not feel to bite into the body surface, so it is desirable to appropriately adjust.
Next, by adjusting the position changeover switch 27 and the position changeover switch A27a to arbitrary positions, the body sound at the position is emitted from the speaker 22. For example, as shown in FIG. 4, the body sound captured by the microphone 16 e shown in FIG. 2 is adjusted by setting the position changeover switch 27 to the “chest” position and setting the position changeover switch A27 a to the “upper-right” position. It can be confirmed by the speaker 22.
The volume of the speaker 22 is adjusted by a volume adjustment knob 28. Thereafter, the part changeover switch 27 and the part changeover switch A27a are sequentially switched, and the body sounds of each part are heard to check whether an abnormal sound is output.
As described above, according to the present embodiment, the patient can easily check the body sound of each part by himself / herself simply by wearing the clothes 11 and operating the control box 19. Further, even when the doctor diagnoses the body sound, the microphone is attached to each part necessary for the diagnosis only by having the patient wear the clothes 11 of the present embodiment, and thereafter, the part changeover switch is provided. 27, diagnosis can be extremely easily performed because only the part changeover switch A27a is switched.
Further, the pressing of the sound collecting member 15a against the body surface can be freely changed by switching the air pressure by the pressure changeover switch 26, so that the sound collecting member 15a is not pressed more than necessary on the body surface of the patient. , Less burden on the body. Further, in the present embodiment, since the attachment of the air bag 14 to the clothes 11 is performed by the hook-and-loop fastener, the removal of the air bags 14 is easy, and the clothes 11 can be easily washed. In addition, if the hook-and-loop fastener D18 fixed to the backrest portion 11a and the front portion 11b of the garment 11 is relatively large, the mounting position of the air bag 14 can be easily adjusted according to the size of the patient. Needless to say, body sounds can be captured at the correct position according to the body shape.
Although not particularly shown, it is needless to say that the attachment of the hook-and-loop fastener to each of the microphones 16a to 16h and the sound collecting member 15a and the attachment and detachment of both hook-and-loop fasteners facilitate the maintenance of the microphones 16a to 16h. No.
<Example 2>
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
In the first embodiment, the separate sound collecting member 15a is attached to the clothing 11, but in the present embodiment, the sound collecting portion 33 is formed integrally with the clothing 11 as shown in FIG. Things. That is, a part of the inner surface of each of the front sheet 14a and the back sheet 14b of the air bag 14 (hatched portion in FIG. 6A) is welded to each other, and a microphone 35 which is a body sound detector is attached to the welded portion 34. , Using an adhesive or the like.
FIG. 6B shows a state before air is supplied to the air bladder 14. When air is supplied to the air bladder 14, as shown in FIG. A conical sound collector 33 is formed.
According to the above configuration, since the sound collecting portion 33 is formed integrally with the air bladder 14, the number of components is reduced and the cost is reduced. The contact is extremely good, and there is no foreign body sensation or discomfort due to the contact of the sound collecting member of another part with the body surface, and the usability is very good.
In addition, if the microphone 35 is attached to the welding portion 34 by using a hook-and-loop fastener instead of being fixed by using an adhesive or the like, if the microphone 35 is damaged, it can be easily replaced. Needless to say.
<Example 3>
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Note that the same parts as those in the above embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
Reference numeral 36 denotes a receiver unit on which a receiver 40 of a generally used telephone (not shown) is placed. The receiver unit is disposed on one side of the control box 19, and the speaker 40a of the receiver 40 when the receiver 40 is placed on the receiver unit 36. A microphone A37 is provided at a position facing the microphone 40b, and a speaker 22 emitting body sounds is provided at a position facing the microphone 40b of the receiver 40.
The sound captured by the microphone A37 is amplified by the amplifier A38 and emitted from the speaker A39. 39a is a volume control knob for adjusting the volume of the speaker A39.
The operation of the above configuration is as follows.
The patient calls the medical facility away from home, asks the doctor to come over the phone, and asks them to listen to the body sounds at the phone. When the doctor understands, the patient places the handset 40 in the handset rest 36 of the control box 19.
Since the doctor's instruction is issued from the speaker 39, the patient sequentially switches the auscultation site using the site switch 27 and the site switch A27a.
As described above, according to the present embodiment, it is possible to have a remote doctor auscultate a patient while staying at home using a telephone line, and if there is any abnormal or suspicious body sound, the doctor You should go to a medical facility where there is. Of course, if there is no problem, there is no need to go to a medical facility, so there is no waste.
<Example 4>
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. Note that the same parts as those in the above embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
Reference numeral 41 denotes an auscultation adapter installed at the patient's home, which is connected to the clothes 11 and the information processing device A42. The information processing device A42 exchanges information and signals with the information processing device B43 installed on the doctor side through a public line such as a telephone line or the Internet.
The auscultation adapter 41 includes switching means 44 for switching the microphones 16a to 16h attached to the clothes 11, a speaker B48 for listening to instructions from a doctor by voice, an air pump A45 for supplying air to the air bag 14, and an air pump A45. A pressure sensor A45a for detecting the pressure of the air supplied by the controller, a driving circuit 45b for driving the air pump A45, and a battery 45c for supplying power to the air pump A45 and the driving circuit 45b are built in. Reference numeral 49 denotes a microphone B for transmitting a patient's words to a doctor.
On the other hand, a microphone C50 and a control box A51 for transmitting a doctor's instruction to a patient are connected to the doctor's information processor B43. The control box A51 includes a switching unit 44, an auscultation site selection switch 52 for generating an electric signal for remotely controlling each of the drive circuit 45b via the information processing device A42 and the information processing device B43, and a pressure switching switch A53. Each is provided.
The operation of the above configuration is as follows.
First, the patient and the doctor are notified that the diagnosis is to be started by telephone or the like, and all the related devices such as the information processing device A42, the information processing device B43, the auscultation adapter 41, and the control box A51 are energized and are ready to start operation. Check each other over the phone.
Next, the patient wears the clothes 11, and fastens the front part 11b to the side part 11c. Next, the doctor turns on the pressure switch 53 and sets the air pressure of the air bag 14 to a predetermined value. A signal corresponding to the pressure set by the pressure switch A53 is transmitted to the drive circuit 45b via the information processing device B43 and the information processing device A42, the air pump A45 operates, and air is sent to the air bladder 14, When the pressure sensor A45a detects the set pressure, the operation of the air pump A45 stops. The pressure setting by the pressure change switch A53 is started from a low value at first, and is raised to an appropriate value through the microphone C50 while checking the swelling state of the air bag 14 with the patient. Next, when the doctor operates the auscultation site selection switch 53 to switch the auscultation site of the patient, a switching signal is transmitted to the switching unit 44 via the information processing device B43 and the information processing device A42, and the microphones 16a to 16h are switched. To go.
The patient's response to the doctor's question is confirmed through speaker C54.
As described above, according to the present embodiment, even when the patient and the doctor are far apart, the doctor appropriately adjusts the pressure of the air bag attached to the clothes worn by the patient to reliably capture the body sound of the patient. , It is possible to make a diagnosis accurately.
In the above embodiment, the air bag provided with the body sound detector is provided on the backrest portion 11a and the front portion 11b. However, the sleeve is provided on the clothes, and the body sound detection means is provided on the inner periphery located on the wrist when the clothes are worn. You may attach an air bag provided and use it as a sphygmomanometer. Specifically, after supplying air to the air bladder and inflating the artery to inflate the artery, and gradually discharging the air while listening to the pulse sound with the body sound detector, the blood pressure can be measured. is there. Alternatively, if a detecting means for detecting a pressure fluctuation in the air bag due to a pulse wave is provided instead of the body sound detector, it can be used as a sphygmomanometer as well as clothes for measuring a heart rate.
<Example 5>
Next, a fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Note that the same parts as those in the above embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
In this embodiment, an electrode for obtaining a patient's biological signal, that is, electrocardiogram data, is attached to an air bag instead of the body sound detector in the above embodiment.
This will be described below. Reference numeral 60 denotes an air bag A, which is attached to the front portion 11b via a hook-and-loop fastener C17 fixed to the back surface and a hook-and-loop fastener D18 fixed to the front portion 11b of the garment 11. Reference numeral 61 denotes an electrode for detecting a biological signal, which is attached substantially at the center of the air bag 60 in the vertical direction and one by one on the left and right sides. The attachment of the electrode 61 to the air bag 60 may be fixed by bonding, welding, or the like, or may be made detachable using a hook-and-loop fastener.
Reference numeral 62 denotes a conductor for electrically connecting the electrode 61 to an electrocardiograph (not shown). Reference numeral 63 denotes a control box B, which includes the air pump 20, the control circuit 25, the battery 23 for power supply, the pressure sensor 24, and the pressure switch 26. Reference numerals 30 and 31 denote an air supply pipe A and an air supply pipe B that communicate the air bag 60 and the air pump 20. FIG. 11A shows a state before air is supplied to the air bag A60, and FIG. 11B shows a state where air is supplied to the air bag A60 and inflated.
The operation of the above configuration is as follows.
When the patient wears the clothes 11, a commonly used electrolyte is applied to each of the electrodes 61 in advance so that the detection of the biological signal by the electrodes 61 can be performed stably. Then, the garment 11 is put on, and the front part 11b is firmly fixed to the side part 11c.
If necessary, the electrodes are attached to the wrists and ankles by the patient in a conventional manner.
Next, the air bag A60 is inflated by operating the pressure changeover switch 26 of the control box B63 so that the electrode 61 is in contact with the body surface surely and with a moderate pressure. The detailed usage of the pressure changeover switch 26 is the same as that of the first embodiment, and the description thereof will be omitted.
Then, the user operates the electrocardiograph to obtain a normal electrocardiogram.
As described above, according to the present embodiment, a plurality of electrodes can be simultaneously positioned at required parts of the body surface only by the patient wearing clothes, so that the work of attaching the electrodes is simplified, and Can be used by people with disabilities. In addition, the air bag A60 can be inflated so that the electrode can be pressed against the body surface with a moderate pressure by operating the pressure change switch 26 by the patient himself, so that there is no unnecessary feeling of pressure and the vital signal can be reliably detected. It can be caught.
In addition, the electrocardiogram data obtained by the electrocardiograph is used for the information processing device installed on the patient side as described in the fourth embodiment. If sent through the physician, the doctor can confirm the patient's ECG data in real time and in real time.
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when the clothes are put on, the air in the air bag is small, so that the clothes are easy to put on. Once put on, the body sound detector and the biological signal detector are located at the required positions on the body surface. So that anyone can use it easily, and by sending air to the air bag, the air bag expands and comes into close contact with the body surface, ensuring that body sounds and biological signals can be captured and accurate diagnosis can be made. It is.
In addition, doctors who are far away can diagnose home patients, so that diagnosis can be performed efficiently, and patients do not need to go to the hospital, so for patients with physical disabilities and patients who have poor access to transportation Is extremely effective.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing a state in which a patient is wearing clothes according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded view showing the back of the clothes.
FIG. 3A is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 2 (before expansion).
(B) AA sectional view of FIG. 2 (after expansion)
FIG. 4 is a plan view of a control box connected to the clothing.
FIG. 5 is a block diagram showing an electric circuit in the control box.
FIG. 6 (a) is a plan view of an air bag of clothes showing a second embodiment of the present invention.
(B) Sectional view of the air bag (before inflation)
(C) Cross section of the air bag (after inflation)
FIG. 7 is a plan view of a control box connected to clothes according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a block diagram showing an electric circuit in the control box.
FIG. 9 is an overall view of a remote diagnosis system according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a garment showing a fifth embodiment of the present invention.
11 (a) is a sectional view taken along the line BB in FIG. 10 (before expansion).
(B) BB cross-sectional view (after expansion)
FIG. 12 is an overall perspective view of a conventional stethoscope.
[Explanation of symbols]
11 Clothes
14. Air bag (moving means)
15 Body sound detection means
15a Sound collecting member
19 Control Box
20 air pump
24 Pressure sensor
25 Control circuit
26 Pressure switch
27 Part changeover switch
27a Part changeover switch A
28 Volume control knob
29 Power switch
30 Air supply pipe A
31 Air supply pipe B
33 Sound Collection

Claims

A garment comprising: a plurality of body sound detecting means for detecting a body sound generated inside a human body; and a moving means for moving the body sound detecting means toward a human body.

An air bag attached to the back side, an air supply pipe connected to an air pump for supplying air to the air bag, and a body sound generated inside the human body while moving to the human body with the expansion of the air bag. Clothes equipped with a body sound detector that detects the sound.

An air bag attached to the back side, an air supply pipe connected to an air pump that supplies air to the air bag, a sound collecting member for collecting body sounds generated inside the human body, and a sound collecting member. A body sound detector attached to an anti-human body side for detecting a body sound collected by the sound collection member, wherein a body-side end of the sound collection member is moved toward the body with the inflation of the air bag; Clothes.

The clothes according to claim 2 or 3, wherein the air bag is detachable from the clothes.

The clothing according to any one of claims 2 to 4, wherein the body sound detector is detachable from the air bag.

The garment according to any one of claims 2 to 5, wherein the garment is connected to pressure switching means for arbitrarily switching air pressure in the air bag.

The body sound detected by the body sound detection means or the body sound detector provided on the clothes according to any one of claims 1 to 6, is transmitted to a remote place through a public line, and the body sound is diagnosed at a remote place. Remote diagnostic system.

8. The remote diagnosis system according to claim 7, wherein a body sound detector can be arbitrarily selected from a remote place.

A garment comprising: a plurality of biological signal detectors for detecting a biological signal of a human body; and moving means for moving the biological signal detector toward a human body.

An air bag attached to the back side, a supply pipe connected to an air pump that supplies air to the air bag, and a living body that moves toward the human body with the inflation of the air bag and detects a biological signal of the human body Clothing with a signal detector.

The garment according to claim 10, wherein the air bag is detachable from the garment.

The clothing according to claim 10 or 11, wherein the biological signal detector is detachable from the air bag.

The garment according to any one of claims 10 to 12, wherein the garment is connected to pressure switching means for arbitrarily switching air pressure in the air bag.

A plurality of biological signal detectors are provided on the clothes according to any one of claims 9 to 13, and the biological signal detected by the biological signal detector is transmitted to a remote place through a public line, and the biological signal is diagnosed at the remote place. Remote diagnostic system.