JP2004180862A - Bubble forming device for bubble bath - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は泡浴用の泡発生装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、上記泡浴用の泡発生装置を開示した先行技術文献として、多くの文献が公開されている。
下記特許文献1は、浴槽内に満たされた石鹸泡内に入浴するようにした新しい泡浴方法を提供するもので、従来の入浴に比べて必要とする水量と熱量を減らすことができることが記載してある。この特許文献1で開示されている泡発生装置は、泡発生装置内に高温の原液である石鹸水溶液が溜められ、石鹸水溶液中に空気を送ること及び撹拌することにより発泡させ、その泡を浴槽に供給する構成が開示してある。
【0003】
下記特許文献2は、特許文献1と同様に泡浴装置を提供する技術であり、シャワーノズルを備えたシャワーカプセル内に人が入れる泡浴室を設け、その泡浴室に連通して底面に多孔質板を配設した石鹸液槽を配置し、前記多孔質板の裏面側から空気を供給することにより、石鹸液槽内に泡を発生させ、シャワーカプセル内に石鹸泡を満たして泡浴を行えるように構成したものである。
下記特許文献3に開示された泡入浴装置は、浴槽と、浴槽とは別に設けられた泡発生原液槽と、泡発生原液槽に空気を吹き込む空気吹き込むノズルと、泡発生原液槽で発生した泡を前記浴槽へ導く導入管とを備えていることを特徴としている。そして前記空気吹き込みノズルは多数の小孔が下向きに分散して設けられていることが記載してある。さらに、この特許文献3の第2図〜第6図には各種形状の空気吹き込みノズルと小孔の開口の仕方が開示されている。
【0004】
下記特許文献4の浴用泡発生器は、発泡石を使用して洗浄用泡を発生させる小型で簡素な構造の装置である。
下記特許文献5のバスシステムは、泡浴用のバスシステムであり、前記特許文献2と同様に底面に泡発生用多孔板を設け、空気を送り込むことによりバブリングにより泡を発生させる装置が図4に記載されている。
下記特許文献6に記載された浴用泡発生装置は、複数の噴出孔を備えたノズルと泡を発生させる洗剤溶液を内部に収容する容器を設け、そのノズルの空気噴出孔は容器の水平方向に分散して配置させることを特徴とし、その噴出孔の孔面積を7.85×10−3mm2以上7.85×10−3mm2以下にすることが好ましいことが記載してある。このように構成することで、大きさの揃った単泡が集合した泡浴用の泡を発生させることができると開示してある。
【0005】
【特許文献1】特開昭60−90523号「泡浴方法」
【特許文献2】実開平01−59481号「泡浴装置」
【特許文献3】実開平03−892号「泡入浴装置」
【特許文献4】特開平10−137153「浴用泡発生器」
【特許文献5】特開2000−83851「バスシステム」
【特許文献6】特開2002−78628「浴用泡発生装置」
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の泡浴技術に使用されている泡発生装置であれば、下記のような課題がある。
まず、特許文献1では泡発生装置の具体的構成については、ほとんど記載されておらず、単に、石鹸水溶液に空気を送ること及び撹拌することが記載されているにすぎない。このような泡発生装置は泡の発生手段としての一般的な常識を述べているにすぎない。
【0007】
特許文献2に開示された泡発生装置は、前記したように底面に多孔質板を配設した石鹸液槽を配置し、その多孔質板の裏面側から空気を供給するという構成が示されている。しかし、この特許文献2に開示された構成では空気は石鹸液槽の下方から供給され、バブリングにより生じた泡はその径が大きく、また径が不均一で泡の液膜が厚い、所謂、水分の多い泡(湿った泡)であり、泡浴に使用する泡としては好ましいものではない。同様に、特許文献5に開示されたバスシステムも泡発生用多孔板の下方側から空気を送り込んでバブリングさせる構成となっており、上記特許文献2と同様の課題を有する。
【0008】
特許文献4に開示された浴用泡発生器では、玩具として用いられることを想定しており、発泡石のように小孔の大きさのバラツキの大きい物を発泡具として使用しても大きさの揃った泡浴に適した泡を生成することは難しい。また、特許文献4には、採用する発泡石の種類、小孔の大きさに関する記載はなく、具体的な構成の開示はない。
特許文献3に開示された泡入浴装置及び特許文献6に開示されたバスシステムでは、空気吹き込みノズルの小孔の配置に特徴があり、容器内の泡の発生量を均一にするための構成が開示してあるが、このような機械的な加工で開けられる小孔とその小孔を容器内に分散させて配置する構成では、泡浴に適した大きさが揃い、かつ液膜の薄い水分の少ない泡(乾いた泡)を短時間で発生させることは難しい。
【0009】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、上記課題を解決できる新たな装置を提供することにある。
具体的な目的の一例を示すと、以下の通りである。
(a)上記従来技術より優れた、比較的大きさが揃い、かつ泡浴に適した乾いた泡を発生できる泡浴用の泡発生装置を提供する。
(b)簡単かつ安価な装置を用いて、短時間で多量の泡浴用の泡を発生させることができる泡発生装置を提供する。
(c)泡浴に適した泡を発生させる場合において、泡微細化装置を組み合わせて、入浴者が温水に入ったように気持ちが良いと感じるムース状の泡を、短時間で、大量に発生させることのできる実用的な泡浴装置に適した泡発生装置を提供する。
なお、上記に記載した以外の発明の課題及びその解決手段は、後述する明細書内の記載において詳しく説明する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成は多面的に表現できるが、例えば、代表的なものを挙げると、次のように構成したものである。
第1発明の泡浴用の泡発生装置は、空気を通す導気部が内部に形成してあり、その導気部を流れる空気を泡剤液中に噴出することにより泡を発生させる発泡具と、
その発泡具と泡剤液を内部発泡室に収容し、発生した泡を泡出口から排出する発泡装置と、を備えた泡浴用の泡発生装置において、
発泡具の空気噴出口には網体が設けてあり、その網体の単位面積当たりの開口率が27.7%〜49.5%であり、単位面積当たりの噴出孔の数が9690個/cm2〜24800個/cm2であり、さらに、網体の設けられた前記空気噴出口を発泡装置の内部発泡室底壁に向けて配置したことを特徴とする。
【0011】
第2発明の泡浴用の泡発生装置は、空気を通す導気部が内部に形成してあり、その導気部を流れる空気を泡剤液中に噴出することにより泡を発生させる発泡具と、
その発泡具と泡剤液を内部発泡室に収容し、発生した泡を泡出口から排出する発泡装置と、を備えた泡浴用の泡発生装置において、
発泡具の空気噴出口には250メッシュ〜400メッシュ(例えば、正方形の開口部とすれば、網目の開口部の一辺の長さ33.4μm〜71.5μm、日本工業規格による単位名、以下同じ)の網体が設けてあり、網体の設けられた前記空気噴出口を発泡装置の内部発泡室底壁に向けて配置したことを特徴とする。
【0012】
第3発明は、前記発泡具の空気噴出口に設けられた網体が内部発泡室底壁に平行な平面形の網体で構成されていることを特徴とする。
第4発明は、前記発泡具の空気噴出口面積(S1)に対する前記発泡装置の内部発泡室の底壁面積(S2)の比率(S2/S1)を、122〜219の範囲に設定したことを特徴とする。
【0013】
第5発明は、前記発泡具が垂直方向に延び、内部発泡室底壁に正対するように設けられた管形体で構成され、管形体の下端側に前記網体を取り付けたことを特徴とする。
第6発明は、前記内部発泡室に設けられた泡出口が浴槽の側面に沿う方向となるように細長開口としてあり、前記発泡具の空気噴出口がその細長開口の長手方向において、一定間隔で複数個配列してあることを特徴とする。
第7発明は、前記内部発泡室に設けられた泡出口に内部発泡室内で発生した泡を微細化する泡微細化装置が連通していることを特徴とする。
【0014】
第8発明は、前記泡微細化装置は、120メッシュ〜250メッシュの網体を3枚〜10枚備えており、それら網体間の間隔は、メッシュの目の大きさの30倍〜100倍の範囲に設定されていることを特徴とする。
第9発明は、前記第8発明を含む各発明において、発泡運転時における発泡装置内の圧力が2.2kPa〜2.7kPaの範囲であることを特徴とする。
第10発明は、前記発泡具の空気噴出口と発泡装置の内部発泡室底壁との距離を0.1mm〜1mmに設定したことを特徴とする。
【0015】
第11発明は、前記内部発泡室内に溜まる泡剤液の高さを底壁から1mm〜50mmに設定したことを特徴とする。
第12発明は、前記発泡装置の泡出口を、内部発泡室内の泡剤液の液面上20mm〜300mmの位置に設けたことを特徴とする。
第13発明は、前記泡微細化装置が、微細化後の泡の平均の直径を0.2mm〜2mmとする泡微細化装置であることを特徴とする。
【0016】
第14発明は、少なくとも一回の泡浴に必要な泡剤液を内部に保有し、泡剤液の温度を調節可能な加熱昇温装置を備えた昇温リザーバを設け、昇温リザーバからの泡剤液を前記発泡装置に供給するように構成したことを特徴とする。
第15発明は、前記昇温リザーバから泡剤液を前記発泡装置に供給し、空気を昇温リザーバ内に送ることにより、昇温リザーバ内を加圧するとともに昇温リザーバと発泡装置との圧力を調整して、泡剤液を昇温リザーバから発泡装置へ流れやすく構成したことを特徴とする。
なお、上記第1発明〜第15発明において、少なくとも一つの発明を組み合わせることにより、それぞれの発明の効果を有する新しい発明を構成することができる。
【0017】
以下、上記第1発明〜第15発明についてさらに詳しく説明する。
本明細書において「泡剤液」とは泡を発生させる元となる液体を言う。「泡剤液」として、最も一般的に用いられるのは水分と泡発生剤を含んでいるものである。さらに、水に加えて所定の溶媒を含ませて泡を発生させるように構成しても良い。なお、その場合の溶媒は人体に優しい成分であることが好ましい。
【0018】
水を使用する場合、泡発生剤としては、例えば、身体を洗うための石鹸、例えば、ボディソープなどの液状石鹸、固形石鹸などを使用することができる。
前記「泡剤液」として簡単で、好適に使用できるものは、例えば、液状石鹸を水に溶かした液である。
上記発泡具および泡微細化装置に使用される「網体」の目の形状、「網体」の構成材料は特には限定されない。網の目の形状としては格子状、菱形、亀甲などが例示できる。本発明の網体としては金網が好ましい。
【0019】
一般に、気相−液相で泡を発生させるには、液中に気体を吹き込んで泡の内部の気圧を大気圧以上にする必要があり、泡の単粒子の大きさが小さいほど大きな圧力を要する。この圧力は、形成された泡の液膜の表面張力とつりあうため入浴に使用した場合、身体が受ける圧力は温水浴に比べて非常に小さく、大気圧とほとんど同じになる。さらに泡は密度が小さいため、中で身体を動かしても抵抗が少なく心肺機能に負担のかからない入浴ができる。
気相−液相の泡は液膜によって気体が包まれた状態でこの泡が多数集まって塊状をなしているが、本発明者が、上述した各発明を実現するにあたって考慮した泡の性質は下記のようなことである。
特に、下記(泡の性質2)〜(泡の性質7)は本発明者らが発見したものである。
【0020】
(泡の性質1)泡が常温よりも暖かい場合、泡の表層部では蒸発により短時間で温度が降下する。
(泡の性質2)一旦発生した泡塊は膜を構成する液分が重力によって下へ移動し、その結果、泡塊の温度が高い時は内部では温度差を生じて上部が冷たく、下部では熱くなる。また液分が分離するとその分離した部分は液としての熱容量を持つために身体に触れれば熱く感じる。この現象は泡の液分が多い(換言すれば、液膜が厚い)ほど、また石鹸分の濃度が小さいほど著しくなる。
(泡の性質3)泡はある温度で発生させると上記(1)(2)の場合を除いて短時間での昇温や降温が難しく、温度の制御が非常に困難である。
【0021】
(泡の性質4)泡は見かけ容積に対して液部の実容積が小さく、したがって泡塊の熱容量は同じ容積の温水の場合よりもずっと小さくなり、適度の温熱感を得るためには通常の温水浴よりも高い温度が必要になる。この温度は泡の細かさ、液膜温度、泡内の空気温度等によって変化するために発泡方法によって発泡気体や泡剤液の温度の検討が必要である。
(泡の性質5)泡はきめの細かい方、つまり、泡の径が小さい方が体感が良く、温度の降下がゆっくりしているが、きめの粗い泡では体感が悪く、また同じ温度の場合に温度降下が早い。また、きめの細かい泡は互いに合体しやすく、きめの粗い泡に比べて消滅しやすい。
【0022】
(泡の性質6)発生した泡の移動は他の媒体を使用したり、あるいは連続して泡を発生させて泡自体を移動の動力源として使用することによって可能であるが、気体や液体と異なって移動経路中で泡を均等に分岐させたり移動経路の末端で多数の分岐を作り、その各々に均等に配分することは非常に困難である。
(泡の性質7)泡を発生させるための泡剤液は泡発生剤の濃度が大きい場合には発泡は良いが発泡量の増加は泡発生剤の濃度の増加に比例しない。泡は発生直後からその一部が液に戻り始めるが泡発生剤の濃度が小さすぎると、この傾向が大きく発泡量が極端に少なくなりすぐに泡が消えて液に戻る。このため発泡方法に最も適した泡発生剤濃度の検討が必要である。
【0023】
上記泡浴に適した泡を生成する目的において、従来の泡発生装置の場合、特許文献3及び特許文献6に示されるように、管形のノズルに空気噴出口を機械的な加工で開口することを前提にして、バブリングによって泡を発生させている。また、特許文献6の場合は、その図面の図1を参照すれば、ノズルは水平方向に配置されるとともに、噴出口はノズルの上方に開口されている。さらに、ノズルは泡剤液中に深く配置され、ノズルの噴出口から泡剤液液面までの距離はノズルの直径の3〜4倍程度に設定されていることが分かる。
【0024】
一方、特許文献3の場合は、第2図、第3図に示されるように、ノズルとなる管と管の間隙Sを設けることにより、発生した泡が遮られることなくスムーズに上昇していくことができるように構成されていることからも分かるように、発生した泡は真っ直ぐ上方へ上がるように構成されるものである。さらに、泡発生装置内で発生させる泡の量を泡発生装置の底壁全面において、均一にするために、特許文献3及び特許文献6においては、ノズルの噴出口位置を分散させることに重点をおいて泡発生装置を構成している。例えば、特許文献3においては、第2図〜第6図の全ての構成が小孔を泡発生装置の容器底面積に均等に分散させることを開示している。また、特許文献6においても、ノズルの噴出孔を水平方向に分散して存在させることが重要な特徴となっている。
【0025】
しかし、本発明者らが実験を繰り返して検討した結果、上記ノズルの噴出口を分散させる構成よりも、極めて小さい噴出孔を備えた網体を底壁に正対させた状態で空気を網体が設けられた回りの領域に噴出させる構成の方が、泡径が均一かつ乾いた泡を短時間のうちに発生できることを発見した。
つまり、本発明者らは、泡を発生させるノズルとしての発泡具を検討した結果、発泡具の噴出口の集積密度の高い網体(メッシュ)で空気噴出口を構成し、その網体から、発泡装置の内部発泡室底壁における広範囲の領域にほぼ均等に泡を供給するように構成したのである。
【0026】
また、好ましくは、底壁面と空気噴出口としての網体の距離を0.1mm〜1.0mmとして、底壁とメッシュ間の圧力を高めて、極めて狭い隙間からメッシュで発生した気泡を上記全方位に拡散させるようにし、さらに好ましくは、発泡具を内部発泡室底壁に正対するように設けられた垂直方向に延びる管形体で構成することにより、泡浴に適した良好な泡を大量に発生させることを発見したのである。
但し、第1発明及び第2発明において、発泡具の形状は特に限定されない。なお、空気噴出口から発生した泡が発泡具の外面に付着する量が少なくなるように、発泡具の形状は水平方向に狭く、かつ垂直方向に延びるような形状が好ましい。そのような形状の一例としては、下端に網体を取り付けた筒体をほぼ垂直方向に泡剤液に突入させる構成がある。
また、前記第2発明の記載のメッシュ範囲内において、250メッシュ〜300メッシュの範囲にすることが好ましい。
【0027】
上記第6発明の一実施形態としては、浴槽の長手方向に泡微細化装置の泡放出口を形成するとともに、前記泡放出口を前記浴槽の底壁近くの横側内壁に形成し、発泡装置と泡微細化装置とを前記浴槽に付設した構成がある。
なお、第7発明においては、泡を微細化する手段、方法は特に限定されない。
第8発明において、3枚〜10枚の網体を使用する場合に、網体の目の大きさが異なるものを使用する場合は、目の細かい網体を下流側に配置することが好ましい。
第8発明において、泡微細化装置に使用される前記網体は4枚〜5枚程度が好ましい。
【0028】
また、第8発明において、泡微細化装置に使用される網体の間隔は、網体の目の大きさの50倍〜70倍の範囲に設定されていることが好ましい。また、人が実際に泡浴する泡収容部に収容される泡の水分と泡中の気体の40℃における体積比が水分:気体=1:50〜1:200の範囲にあることが好ましい。
前記泡微細化装置に使用される網体の大きさは150メッシュ〜200メッシュの大きさに設定することが好ましい。
なお、「泡浴」に適した泡の温度は高温泡浴、低温泡浴など使用者が希望する泡の温度や、上記した(泡の性質4)の記載内容や、泡が発生してから浴槽などの泡収容手段までの移動距離、周囲温度等によってそれぞれ異なる。
発砲具の形態は、第5発明及び後述する実施形態のような構成のみ限定されるものではない。例えば、図17(A)(B)に示すように、発泡装置の長手方向に延びる管形体55に一定間隔で空気噴出口23としての穴(円形穴56)を開口し、その円形穴56に金網22を取り付けた構成や、図17(C)(D)に示すように管形体55の長さ方向に線状に延びるスリット57を開口し、そのスリット57に金網22を取り付けた構成などが例示できる。管形体55の形状としては、図17(B)(D)に示すように角管、円形管などの各種の形状の管でも採用できる。このような空気噴出口23を備えた管形体55を発泡装置5内に配置する場合は、図17(E)(F)に示すように、円形穴56又はスリット57を発泡装置5の底壁19に向けて、底壁19から近接した位置に水平に設ける。
発泡具は、発泡装置内に発泡具の全体が収容されなくとも、空気噴出口が設けられた部分のみが収容される構成でもよい。
図18はそのような構成の一例を示す例であり、図18(A)(B)は角管状の管形体55に一定間隔で枝管58を導出して、図18(F)に示すように、その枝管58のみを発泡装置5の側壁から突入させた構成を示したものである。図18(C)(D)は円形管状の管形体55に断続するスリット状の枝管58を一定間隔で導出した構成を示すものである。枝管58は発泡装置5の底壁19に正対できるように屈曲して形成してあり、枝管58の先端部には金網22が取り付けてある。
【0029】
【発明の効果】
第1発明であれば、その網体の単位面積当たりの開口率が27.7%〜49.5%であることにより、大きな開口率を有するので圧力の低い空気源を使用でき、泡浴装置及び運転コストを下げることができる。また、噴出孔を機械的に開ける方法に比べて網体を使用することにより、空気の供給量を多くでき、結果的に短時間で多量の泡を浴槽に供給できる。さらに単位面積当たりの空気噴出孔の数が9690個/cm2〜24800個/cm2であることにより、細微な孔を単位面積当たりの密度を高くして多数配置していることになり、比較的小さくて均一な泡を発泡装置で生成することができる。
【0030】
第2発明であれば、250メッシュ〜400メッシュ(例えば、網目として正方形の開口部を使用した場合は、網目の開口部の一辺の長さ33.4μm〜71.5μm、日本工業規格による単位名、以下同じ)の網体を使用することにより、大きな開口率を有するので圧力の低い空気源を使用でき、泡浴装置及び運転コストを下げることができる。また、噴出孔を機械的に開ける方法に比べて網体を使用することにより、空気の供給量を多くでき、結果的に短時間で多量の泡を浴槽に供給できる。上記範囲のメッシュを使用することで、細微な孔を単位面積当たりの密度を高くして多数配置していることになり、均一で比較的小さいな泡を多数生成することが可能になる。
【0031】
第3発明であれば、発泡具の空気噴出口に設けられた網体が内部発泡室底壁に平行な平面形の網体で構成されているので、網体の全域において内部発泡室底壁に同じ条件かつ同じ状態で微細な気泡を内部発泡室底壁に衝突させることができ、発泡具の周囲へ拡散する微細な気泡の状態をほぼ同じ状態にすることができる。
第4発明であれば、前記発泡具の空気噴出口面積に対する前記発泡装置の内部発泡室の底壁面積に対する比率を、122〜219の範囲に設定したので、発泡具の空気噴出口から噴出した気泡は内部発泡室内においてその発泡具がカバーする底壁面積に広がせることができ、その発泡具が存在する内部発泡室の所定カバー領域において良好に気泡を拡散発生させることができる。
【0032】
第5発明であれば、前記発泡具が垂直方向に延び、内部発泡室底壁に正対するように設けられた管形体で構成され、管形体の下端側に前記網体を取り付けたので網体から泡剤液中に噴出された気泡は、発泡具自体によって上昇を妨げられる程度を少なくすることができ、発泡装置中の微細な泡の発生を均一化することができる。また、管形体が垂直方向に延びているので、泡同士が合体して泡の大きさが大きくばらつくことを抑制することができる。
第6発明であれば、内部発泡室に設けられた泡出口が浴槽の側面に沿う方向となるように細長開口としてあり、前記発泡具の空気噴出口がその細長開口の長手方向において、一定間隔で複数個配列してあるので、前記した(泡の性質6)にかかわらず、泡の発生および泡の送り出しにおいて、浴槽の形状に合致して、短時間に泡で浴槽を満たすことが可能になる。
【0033】
第7発明であれば、前記内部発泡室に設けられた泡出口に内部発泡室内で発生した泡を微細化する泡微細化装置が連通しているので、発泡装置で発生した均一な泡をさらに均一化および微細化することができ、例えば、水に色を付けない通常の場合、見た目に白い見えるムース状の泡とすることができる。
第8発明であれば、前記した発泡具を備えた発泡装置と泡微細化装置とを組み合わせる場合において、前記泡微細化装置は、120メッシュ〜250メッシュの網体を3枚〜10枚備えており、それら網体間の間隔は、メッシュの目の大きさの30倍〜100倍の範囲に設定されてものとすることにより、簡単な構成で、良好なムース状の泡を短時間で多量に発生させることが可能になる。
【0034】
第9発明であれば、発泡運転時における発泡装置内の圧力を2.2kPa〜2.7kPaの範囲とすることにより、微細なムース状の泡の発生を短時間にかつ良好に行うことができる。
第10発明であれば、発泡具の空気噴出口と発泡装置の内部発泡室底壁との距離を0.1mm〜1mmに設定したことにより、空気噴出口と内部発泡室底壁との間の非常に狭い隙間から微少な気泡が周囲に吹き出すように拡散するので、発泡装置全体の泡の発生において良好な状態を保持することができる。
【0035】
第11発明であれば、内部発泡室内に溜まる泡剤液の高さを底壁から1mm〜50mmに設定したことにより、発泡具の空気噴出口から発生した気泡が泡剤液の液面に上昇する時間を短くすることができ、上昇時間が長いことによる単位となる気泡の合体などにより気泡が大きくなったり又は気泡の大きさが不均一になることを抑制することができる。
第12発明であれば、発泡装置の泡出口を、内部発泡室内の泡剤液の液面上20mm〜300mmの位置に設けたことにより、液面に近い泡の液層の厚い湿った泡の部分がそのまま泡出口から出ることを抑制して、液層の薄い乾いた泡を泡出口に送り出すことができる。
【0036】
第13発明であれば、前記泡微細化装置が、微細化後の泡の平均の直径を0.2mm〜2mmとする泡微細化装置であるので、泡浴して心地よい、泡を生成することができる。
第14発明であれば、昇温リザーバを設けることにより、発泡装置より上流側において泡剤液の量、温度などを調節することができ、発泡装置側の温度制御などの負担を低減することができる。
第15発明であれば、昇温リザーバから泡剤液を前記発泡装置に供給し、空気を昇温リザーバ内に送ることにより、昇温リザーバ内を加圧するとともに昇温リザーバと発泡装置との圧力を調整することにより、昇温リザーバ、発泡装置の総合的な圧力制御により、泡剤液を昇温リザーバから発泡装置へ流れやすく構成できる。さらにこの第15発明が泡微細化装置を備えた構成である場合には、泡が泡微細化装置を超えて、浴槽などに押し出される圧力を良好に制御できる。
【0037】
【実施の形態】
以下、本発明の泡発生装置を使用した泡浴装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明に係る泡発生装置を使用した泡浴装置を示す図であり、その泡浴装置の第1実施形態に係る概略構成を示す斜視図である。
この泡浴装置は、泡剤液を加温し、泡浴に適した暖かい泡を発生させる泡発生装置1と、発生した暖かい泡を人体の周囲に満たす泡収容部2とを備えている。泡収容部(泡収容手段とも言える)とは動物(普通は人間)と泡をともに共存させ、動物の周りに泡を配置して、泡浴できる全ての収容手段を言い、形状、材質等は問わない。また、専用の泡収容手段を新たに構成したものであっても、既存の浴槽等を利用するものであっても良い。
泡発生装置1は生成した泡を泡収容部2へ供給する泡供給部を備えており、その泡供給部は泡供給管や、泡収容部2の所定位置に設けられた供給口などによって構成される。
【0038】
この第1実施形態に係る構成では人が泡浴した後の泡を泡収容部から除去する泡除去装置3が泡発生装置に付設した構成が示してある。
泡除去装置3は必要により設けられるものであり、泡除去装置3としては、シャワー装置を備え、泡に水又は温水をかけて泡を消滅させる構成や、掃除機のような吸引によって泡を吸引する泡吸引装置などが例示できる。
【0039】
泡収容部2は形が一定で変化しない固形型泡収容部と、泡浴しない時は形が変化し、持ち運びなどに適した形になる変形型泡収容部とに大別できる。
固形型泡収容部の一例としては、一般の公衆浴場や家庭の風呂に使用される浴槽が挙げられる。変形型泡収容部としては、袋のように人体を収容する袋形体(図13参照)や、空気を袋中に送り込み膨らませることによって人体を収容する浴槽のようなものを作る空気ベッドなどや、水分を漏らさない合成樹脂シートを現場において泡浴しようとする人の下面、側面を囲うように立設させる浴槽シート組立キットのようなものなどが例示できる。
【0040】
[第2実施形態]
図2は泡浴装置の第2実施形態を示す図であり、固形型泡収容部として一般的な浴槽を使用した泡浴装置を示した構成図である。
この泡浴装置も泡浴に適した暖かい泡を発生させる泡発生装置1と、泡収容部2とを備えている。
泡発生装置1は、発泡具を用いてできるだけ乾いた均一な泡を発生させる発泡装置5と、発泡装置で発生した乾いた泡をさらに均一で小さい多量の泡に変える泡微細化装置6を含んで構成してあり、主に発泡装置5の構成が本実施形態の最も特徴的な構成要素となっている。また、上記発泡装置5の構成に加えて泡微細化装置6も特徴的な構成要素となっている。
【0041】
さらに、この実施形態に係る泡浴装置は、泡発生装置1、泡収容部2の他に、泡剤液貯蔵槽7と、昇温リザーバ8と、空気供給装置9と、空気昇温装置10と、加熱昇温装置11と、制御装置12と、泡収容部2としての浴槽31と、起動装置29とを含んで構成してある。
なお、図2においてV1,V2は、制御装置12からの指令により開度が調整できる制御弁、NV1,NV2,NV3は手動弁、M1,M2,M3は制御装置12の指令により熱流体の流量、電流などを調整する電動調整具である。
図2において泡剤液、空気が流れる流路は実線で示し、制御装置12の制御線は破線で示している。加熱昇温装置11の熱源装置13は熱源の供給が温水、蒸気などの流体で行われる場合と電気熱源等で行われる場合があるので一点鎖線で示している。
【0042】
図3は本発明の泡発生装置に係る発泡装置の拡大縦断面図、図4は泡微細化装置の拡大縦断面図である。
図3において、発泡装置5は内部発泡室14に泡剤液15と発泡具16を収容できるように構成してある。
内部発泡室14には加熱昇温装置11が設けられている。加熱昇温装置11の加熱方法としては電熱器や、加熱流体を循環させる熱交換器などが採用でき、図2に示すように加熱昇温装置11は熱源(電圧、加熱流体)を供給する熱源装置13が接続してある。
【0043】
図3において、内部発泡室14には温度センサ17が設けられ、検出された温度は制御装置12(図2参照)内の温度制御装置(図示せず)に入力されるように構成してある。そして発泡装置5は周囲への伝熱による温度降下を防ぐために加熱昇温装置11により内部を所定設定温度に保つように構成してある。
また、発泡装置5の内部発泡室14には泡剤液供給口18が設けられており、前記昇温リザーバから単位時間当たり一定量の泡剤液が供給され、内部発泡室14内の底壁19に泡剤液15が溜まるように構成してある。
【0044】
図5は発泡具の拡大斜視図である。図5に示すように発泡具16は前記導気部を筒体20で形成してあり、その筒体20の一方側から加熱加圧空気を供給する空気供給管21を接続し、筒体20の他方側に100メッシュ〜400メッシュの金網22を取り付けた構造となっている。筒体20は前記管形体の一種として記載している。
図3に示すように発泡具16はその空気噴出口23を発泡装置5の底壁19に向けて配設され、発泡具16の空気噴出口23から噴出する空気の圧力を1.0kPa以上、好ましくは1.5kPa〜10kPa、さらに好ましくは4kPa〜7kPaに設定し、空気噴出口23と底壁19との距離を0.1mm〜1mm、より好ましくは0.1mm〜0.5mmに設定し、さらに内部発泡室14内に溜まる泡剤液15の高さを底壁から1mm〜50mm、より好ましくは1mm〜20mmに設定してある。
また、発泡具16の筒体20は内部発泡室14の底壁19に正対するように設けられている。この実施形態の場合は、筒体20が底壁19にほぼ直交し、かつ金網22が底壁19に平行になるように設けられている。
【0045】
以下、上記発泡装置の発泡具の特徴構成についてさらに詳しく説明する。
図6(A)は、発泡装置内の発泡具において空気を噴出する前の状態の縦断面図、図6(B)は空気を噴出している状態の拡大模式図である。
例えば、図6(A)の状態において発泡具16を構成する筒体20の先端の金網22が浸かる状態の高さ位置、例えば20mmの高さ位置に泡剤液15を満たした後、金網22から空気を噴出させると、図6(B)に示すように、金網22と底壁19との間の隙間Kから気泡流50が発生し、発泡具16の筒体20の回りに広範囲に泡を発生させることができる。
【0046】
図7はこの様子を発泡装置の上方から見た図であり、気泡流50が発泡具16の円筒部のほぼ360゜にわたって吹き出すように広がり、結果的に、一つの発泡具16が有する金網22(図6参照)の面積S1に比べて、その発泡具16でカバーする底壁19の面積S2の比率(S2/S1)が122〜219の非常に大きいものとなっている。
そして、発泡装置5の泡出口が図7に示すように矢印方向51の横壁に細長形状に形成されている場合は、その一つの発泡具16と底壁面積S2の組を矢印方向に個数を増やしていけば、単位時間当たりに発生する泡の量を浴槽の例えば長手方向に同じ量にすることができ、短時間のうちに浴槽を良好な泡で一杯にすることができる。この考え方は、上記(泡の性質6)を考えた場合、浴槽全域に同じ状態の泡を供給する点において好ましい構成となる。
【0047】
また、発泡具16に空気を供給すると、発泡によって泡剤液15(図3参照)の表面が波立つが、この波立ちで泡剤液15が液のまま泡微細化装置に入ることを防ぐため、泡の微細化装置の入口は、泡剤液15の液面上50mm以上の位置に設置してある。
内部発泡室14の泡剤液15中では、泡は泡剤液15の深さが深いほど、液面に向かって細長く伸びた形状になりがちである。したがって泡剤液15が深ければ、泡は体積の大きいものになり、同時に泡の液膜として移動する泡剤液量も多くなる。この泡の体積をできるだけ小さくするため、この実施形態では、発泡開始時の内部発泡室14内での泡剤液15の深さを最大50mm以下、最適20mm以下となるように泡剤液15の供給量をニードル弁等で制御した。
【0048】
図4に示す泡微細化装置6は、発泡装置5を泡収容部2とは独立させて配置する方式のものを示すもので、微細な穴を多数有するオリフィス板24を上流側に配置し、その下流側に適切な目の細かさの金網25を配置した構成となっている。泡微細化装置6の泡放出口26(図2参照)は浴槽31の内壁に形成してある。
上記工夫された発泡装置で発生した泡は、その大きさが比較的均一化されるが、一部にきめの粗い泡も含んでいるが、この泡微細化装置6を通すことにより、均一できめの細かい多量の泡に変えることができる。このような泡は、白いムース状の泡になり、従来例2のようにバブリングにより発生する泡をそのまま使用する形態とは、全く異なるものである。
【0049】
図2に示す構成では、発泡装置5に一つの泡微細化装置6を取り付けた構成を示したが、発泡装置5に複数の泡出口27(図3参照)を設けるとともに、それらの泡出口27に連通する泡微細化装置を設け、各泡微細化装置から細かい泡が均等に増加して出るように構成することもできる。
泡微細化装置6は、図4に示したオリフィス板24と網体としての金網25の組み合わせだけでなく、必要により各部材を金網25に組み合わせたりすることができる。なお、泡微細化装置6における金網25の目の大きさ、配設枚数、配設間隔などについては後述する。
【0050】
図2に示すように、泡剤液貯蔵槽7は、適切な一定濃度の泡剤液15を内部に貯蔵する貯蔵槽であり、必要に応じて泡剤液を電磁弁、電動弁等を介して、昇温リザーバ8に供給する機能がある。泡剤液は昇温したままで長時間保存すると変質するため、泡剤液貯蔵槽7自体の昇温は行わず、昇温リザーバ8で1回使用量ごとに必要温度に昇温する方が好ましい。
昇温リザーバ8は、内部に使用者1回当たりの泡剤液使用量を保有できる空間を備えており、その空間に加熱昇温装置11と液量検知装置(図示せず)と温度センサ17を設けている。そして内部に保有された泡剤液を昇温させ、その昇温された泡剤液を発泡装置5に送る。また、前記発泡装置5内の発泡具16から供給される空気の圧力および発泡装置5の泡出口27に連通して設けた泡微細化装置6の通過抵抗で発泡装置5内の内部圧力が上昇するため、空気供給装置9からの空気の一部を昇温リザーバ8へ送って、昇温リザーバ8の内部を加圧して昇温リザーバ8と発泡装置5の圧力とをバランスさせ、泡剤液を流れやすくしている。
【0051】
空気供給装置9は、空気ポンプなどで構成され、発泡に必要な空気の量及び圧力を発泡装置5内の発泡具16へ送る機能がある。また、図2に示す構成では、前記昇温リザーバ8の内圧と発泡装置5内圧力とをバランスさせるために昇温リザーバ8にも空気を送るようになっている。
空気昇温装置10は、前記加熱昇温装置11を内蔵しており、空気供給装置9から送られる空気を泡に適した温度に昇温させて発泡装置5の発泡具16に送る機能がある。
加熱昇温装置11は、昇温リザーバ8内、空気昇温装置10内、発泡装置5内に配設され、温度センサ17及び温度制御装置により必要とされる温度に加熱する。加熱される対象は、空気昇温装置10では空気、昇温リザーバ8・発泡装置5ではそれぞれ泡剤液と内部空気である。
【0052】
泡収容部1は、使用者が内部に入り、立位、座位、仰臥などの体位で使用者の周りを泡で囲み、泡による泡浴を可能にする部材であれば、形状、構造、材質などは特に限定されない。図2に示す構成では、泡収容部1は二重底とされた浴槽31で構成されている。二重底は浴槽31の底部にスノコ状板または穴明き板などの開口板28を設置することにより構成する。このように二重底の浴槽31とすることにより泡から分離した高温の液部の排出を排水口から速やかに行うことができる。またこのような開口板を設けることで、浴槽内に溜められる泡の状態を良好に維持できる。
図2に示すように起動装置29は、泡収容部1自体又は泡収容部1の近くに設けられ、使用者が手動で操作することにより、少なくとも泡の発生及び停止を行えるようにする。なお、泡除去装置の起動装置も合わせて設け、必要により使用者が泡の除去を行えるように構成しても良い。
【0053】
上記構成の泡浴装置の作用について簡単に説明する。
図2において、使用者が浴槽に入って起動装置29を操作すると、制御装置12により空気供給装置9が作動し、空気昇温装置10によって昇温された空気が発泡装置5に送られる。同時に昇温リザーバ8内の適切な温度になった泡剤液が発泡装置5に送られ、発泡装置5内に設けられた発泡具16から吹き出す空気によって暖かい泡が生成される。発生した泡は発泡装置5の泡出口27から泡微細化装置6に送られ、泡微細化装置6のオリフィス板24と金網25を通過することにより均一できめの細かい泡が多量に発生し、浴槽31内に送られる。
【0054】
浴槽31内は短時間のうちに泡で一杯になり、使用者が暖かい泡の中でゆったりくつろいで泡浴を楽しむことができる。泡の発生量は発泡装置5の形状、空気供給量及び泡剤液濃度と供給量によって決まるが、発泡自体は短時間で終わり、その後、適当な時間温風を送り続けることによって泡が消え始めるまでの比較的長い時間使用できる。その後は、泡除去装置としての温水シャワー装置(図示せず)などを駆動することにより残りの泡を洗い流して1泡浴サイクルを終了する。前記温風を送る温風供給装置としては前記空気供給装置9と空気昇温装置10を用いれば良い。
【0055】
なお、上記のように空気供給装置9と空気昇温装置10を連続運転として常時、温風が浴槽内に送られる場合でも、発泡装置5内に泡剤液がある場合においてのみ泡が発生するので、発泡装置5内に泡剤液がない状態では発泡装置5、泡微細化装置6を介して温風が供給されるだけになるので、温風を供給しても泡が出続ける心配はない。この場合は、タイマなどよって自動的に洗い流し用の温水シャワーを出し、使用者に1泡浴サイクルの終了を知らせるようにしても良い。
【0056】
上記のような作用により使用者は浴槽31内に入って起動装置29を起動操作後、短時間で暖かく細かい泡が浴槽31内を満たし、通常の温水浴に比べて心肺機能にかかる負担が小さく、のぼせたり湯疲れしたりすることがなく比較的長時間の入浴が可能になる。また、このような構成であれば、浴槽31への泡の供給、泡の除去が短時間に行えるので、ある人が使用した後の泡を後の人が使用することなく、全く新しい泡を用いて泡浴を行うことができる。
【0057】
次に、泡微細化装置の構成及び作用について詳細に説明する。
図8は泡微細化装置の網体の作用を説明するための模式的な図であり、図8(A)は網体としての金網を2枚、所定間隔で並べた構成を示す図であり、図8(B)は金網を4枚、所定間隔で並べた構成を示す図である。
(基本的な作用)
図8において、金網25を複数枚数、重ねて配置した場合、各々の金網25の目はきちっと同じ列に揃うことはなく、必ずズレを生じる。その結果、発生した泡は次の層の金網25に当たると、その何割かが細分化され、より細かい泡になる。このような過程を繰り返すことにより、泡は次々と細分化され、発泡装置内で発生した泡よりもずっと細かい均一な泡になる。
【0058】
(金網の枚数と配設間隔)
図8(A)に示すように、金網25の枚数が2枚であると細分化できる泡の程度が中程度で止まり、良好なムース状の泡を短時間で供給することが難しくなる。
泡の微細化のための金網25は、金網25の目の大きさの30〜100倍程度、より好ましい状態としては50〜70倍程度、離隔して設置した。これは、泡が周囲全方向に均等に近く伸びた形になるための時間を十分に持たせるためである。
【0059】
泡はその発生時には、金網25の目を通過して供給される空気の進行方向に伸びるが、後端が液膜で閉じられて供給空気から独立すると、泡の内部の空気の圧力で全方向に均等に近く伸びた形になる。そのため、単一の泡の体積は変わらないが、投影面積が金網25の目よりも大きくなり、次の金網25にあたると分割されやすくなる。
金網間の距離が長すぎる場合、例えば網の目の大きさの1000倍程度になると、泡と液が分離したり、隣接する泡同士が合体して大きくなって泡の数が減少し、泡の微細化の効果が小さくなった。
一方、金網の間隔が小さすぎる場合、例えば金網同士を必要以上に密着させると、泡は後端が閉じられないまま次の金網に当たって連続した変形の泡になり、結果として泡の体積は大きいものとなって十分に微細化されなかった。
【0060】
(金網の網目の大きさと枚数の組合せについて)
使用した金網の目の大きさと枚数の組合せでは、網の目の細かい250メッシュの金網を使用しても、金網の枚数が少ない場合、例えば、2枚程度では微細化された後の泡の径は平均で2mm〜5mmとなってバラツキが大きく、十分に細かい泡が得られなかった。同じ250メッシュの金網で枚数を多くした場合、例えば4枚〜5枚とすると泡微細化装置の通過抵抗が急激に増加して送風量が低下し、同じ泡の量を得るためには、比較的長い時間を要する結果となった。
同じく金網の目と枚数の組合わせで、網の目のより大きい100メッシュを使用すると、4枚〜5枚を使用しても微細化された後の泡の径は平均で3mm〜10mmとなり、泡径が大きく、微細なムース状の泡は得られなかった。さらに、これ以上に枚数を増やしても、泡は微細なムース状にならなかった。
【0061】
(金網の目の大きさと圧力について)
前記250メッシュの網目を持つ発泡具16を使用して、深さ20mm〜25mmの液に浸った状態での発泡に、およそ1.0〜1.5kPaの風圧を要した。内部発泡室14内で発生した泡が、150メッシュの金網5枚を3mm〜5mmの間隔で構成した泡微細化装置6に達すると、泡が金網を通過する抵抗により、4.5kPa〜6.0kPaの風圧を要した。一方、泡微細化装置6を250メッシュの金網で4枚〜5枚とした場合、9kPaを超える風圧となった。
このように、発泡装置で発生された泡が泡微細化装置6を通過するのに要する風圧が大きくなればなるほど、より能力の高い空気供給装置9が必要になるとともに、泡発生装置1および泡微細化装置6の構成も精密かつ頑強なものが要求され、泡浴装置が高価になる問題がある。
【0062】
次に、発泡装置内の泡の発生に関する工夫について説明する。このような工夫は後述する第2実施形態〜第4実施形態においても同様に言えるものである。
▲1▼発泡具から噴出する空気の圧力で内部発泡室から泡微細化装置に向けて泡が押し出され、かつ泡と空気が分離しない状態で泡が泡微細化装置の第1層の網体に達するようにする。つまり、泡微細化装置の第1層の網体に達する泡は、完全に泡になるようにし、また、発泡装置、泡微細化装置の間において連続した空気流の部分がないように発泡装置内で泡を発生させることが必要である。
【0063】
▲2▼さらに、浴槽などの泡収容手段の75%程度の容積まで、短時間、例えば30秒程度で入浴可能な量の泡を発生させることが好ましい。これに要する時間が長いと、泡の性質により、液分が重力によって泡塊の下方へ移動し、温度が泡塊の上下で不均一になって快適な浴感が得られなくなる。さらに待ち時間が長くなるため、体が冷えやすくなる。泡は微細なものほど発生直後から合体し始める。合体するよりも早く、次の泡を発生させるこが必要であり、この点からも発泡時間を短くすることが必要である。
▲3▼発泡装置の発泡具によって発生する一次の泡が泡微細化装置へ移動する場合に、泡の液膜が移動できるようにする泡剤液の量が適量になるようにすること。適量とは、泡が分割される際、その泡の後端を閉じるのに十分な量の泡剤液が泡の移動時に液膜として移動することを意味する。
【0064】
[第3実施形態]
図9は上記泡浴装置の第3実施形態を説明するための概略構成図である。この第3実施形態が前記第2実施形態と異なる点は、発泡装置5と泡微細化装置6とを前記浴槽31に一体的に付設した点と、使用者が操作できる泡浴状態設定装置30を設け、必要に応じて、運転時間の選択、泡の温度操作の少なくとも一つの操作を実現できるようにした点である。
まず、発泡装置5と泡微細化装置6とを前記浴槽31に一体的に付設した構成について説明する。
図10は発泡装置と泡微細化装置を前記浴槽に一体的に付設した浴槽の拡大正面図、図11は図10におけるVIII−VIII線縦拡大断面図である。
【0065】
図11に示すように、この泡浴装置の浴槽31の下部両側位置には、泡微細化装置6の泡放出口26が開口されている。その泡放出口26は浴槽31の所定方向(通常は浴槽31の長手方向)に伸びる細長い長方形に形成してある。浴槽外部には泡放出口26を覆うように発泡装置5と泡微細化装置6を収容したポケット部32が形成され、そのポケット部32は長手方向に延びるように立設された区画壁33により上流側室34と下流側室35に区画されている。そして上流側室34に発泡具16、加熱昇温装置11、泡剤液供給管36を配設し、上流側室34と下流側室35を連通する細長い長方形開口に複数の金網37が間隔をおいて複数層に重ねて配置されている。この複数枚の金網37が前記泡微細化装置6として機能する。下流側室35は、泡微細化装置6で発生した小さく多量の泡を細長い長方形である泡放出口26に導く導泡室として機能する。
【0066】
また、図10に示すように空気昇温装置10からの加熱空気が一旦流れ込む容量の大きな送風管38に図5で示すような複数の発泡具16が一定間隔で下方に突出するように設けられている。加熱昇温装置11は、上流側室34内を一定温度に保つように温水が流れる熱交換器として配置されている。泡剤液供給管36には洩れ孔(図示せず)が一定間隔で開口されており、昇温リザーバ8からの泡剤液を上流側室34の長手方向に均等に泡剤液が供給されるように構成してある。
なお、図10において泡剤液供給管36の位置、加熱昇温装置11の大きさなどは図7において線が重ならず分かりやすいように、図11に示す記載とは若干異ならせて記載してある。また、図12は上流側室34内で大きな泡が形成され、泡微細化装置6で小さな泡に変わる様子を模式的に描いた図である。
【0067】
上記発泡装置5と泡微細化装置6とを一体的に浴槽31に付設した構成であれば、下記の利点がある。
発泡装置5と泡微細化装置6とを一体的に浴槽31に付設することにより、発泡装置5と泡微細化装置6を配置する場合において浴槽とは独立した配置スペースが不要となり、泡浴装置全体を機能的に配置することができる。
また、ポケット部32を浴槽31の長手方向に設け、細長い長方形である泡放出口26を備えることにより、多量の泡を長手方向全域に同時に供給することができ、泡の浴槽31への充填を迅速に行うことができる。さらに、このように構成することにより、浴槽31の長手方向において浴槽31内の泡の状態をほぼ均一に構成することができ良好な泡浴を達成できる。
なお、図11に示す構成において、浴槽31の泡放出口26と泡微細化装置6の間に、浴槽31の側壁から入り込んだ下流側室35を設けた理由は、泡微細化装置6の金網37を人体の接触等から守るためである。
【0068】
次に、使用者が操作できる高機能の泡浴状態設定装置30を設けることにより、泡浴装置に付加できる機能を説明する。
(1.運転温度の選択)
図9に示すように、入浴者が操作可能な位置に押しボタン式、ダイヤル式、デジタル表示操作盤などの泡浴状態設定装置30を設ける。泡浴状態設定装置30は、起動装置29と別体で設けても良いし、同じ操作盤内に含ませて設けても良い。制御装置12が使用者が行った泡浴状態設定装置30の操作を検出して、各加熱昇温装置11の加熱温度を設定することにより、使用者の好みの温かさの泡でゆったり泡浴することができるように構成する。なお、加熱昇温装置11が加温するものは、前記したように、空気温度、泡剤液温度である。
【0069】
(2.運転時間の選択)
図9に示すように、起動装置29と並べてタイマを設置し、使用者がタイマで泡浴装置の運転時間を制御できるようにすることで好みの時間、泡浴を行うことができる。このタイマも概念として前記泡浴状態設定装置30の中に含まれる。発泡量と発泡時間は泡剤液の供給量および空気供給装置からの送気量とで決まるが、温風は空気供給装置が運転している間は出し続けることができるために使用者は泡が消え始めるまでの時間泡浴に浸ることができる。泡浴時間が長くなっても泡浴媒体の泡はほとんど大気圧に等しく圧迫感がないため使用者はのぼせたり、湯疲れすることなく泡浴を楽しむことができる。
【0070】
[第4実施形態]
図13は上記泡浴装置の第4実施形態に係る泡浴装置を示す概略斜視図であり、泡収容部として袋を採用したものを示す図である。図14は泡浴時における袋の長手方向の断面図、図15は泡浴時における袋の横方向の断面図である。
図13において、前記袋は水分を漏らさない合成樹脂製のシート39などで構成されている。シート39の縁部にはファスナー等の開閉具40が取り付けてあり、開閉具40を閉じることにより、図14,15に示すような使用者を包込む寝袋のような袋形にすることができるように構成してある。
【0071】
図13においてシート39の一方側には使用者の頭を支える枕部42が取り付けてあり、身体を横たえるシート部分の両側位置に複数個の泡供給口43が設けられ、シートの所定位置に複数個の泡排出口44が設けてある。泡発生装置(図示せず)からの泡は泡供給管45を介して泡供給口43から袋41(図14参照)内に供給されるように構成してある。また、泡排出口44には泡排出管46が接続され、外部の吸引装置(図示せず)により袋41内の泡を除去できるようにしてある。除去の仕方は吸引以外にも各種の方法があり、使用者の身体についた泡を流す少量の温水を供給する方法などが採用できる。
このような泡浴装置であれば、寝たきりになった人が寝ているベッドなどの上で図13に示すようなシート39を広げ、そのシート39の上に寝たきりになった人を移動させる寝返り動作のような負担の少ない介添えで、泡による泡浴を寝たきりになった人に楽しませることができる。
【0072】
図16は、泡収容部として家庭で使用するような携帯型の泡浴装置に好適な泡浴装置の全体構成を示した図である。
家庭で小規模に実施する泡浴装置においては、使用する泡剤液は少量で済むため、図2に示すような昇温リザーバ8は省略して、容量の小さい泡剤液貯蔵槽7を設けるだけで十分である。なお、図16においては、泡剤液貯蔵槽7、熱源装置13、空気供給装置9、空気昇温装置10、発泡装置5などを別々に配置しているように描いているが、一つまたは二つ程度の携帯型容器内に上記各構成要素を収容して移動又は持ち運びに便利なように構成し、家庭用電源で泡浴が楽しめるように構成することが好ましい。
【0073】
【実施例】
以下、図9〜図12に示す泡浴装置の具体的構成などを示す。
(具体的構成)
図9に示す泡剤液貯蔵槽7の容積を40リットルとし、昇温リザーバ8の容積を12.5リットルとし、一回に供給される泡剤液の量は5リットルとした。 また、空気供給装置9は回転式ブロアーを使用し、加熱昇温装置11は蒸気熱源を使用した。
浴槽31の容積は360リットルとし、ポケット部32の上流側室34の容積は片側で11リットルとし、0.17リットル/毎秒の量で、30秒間、昇温リザーバ8から上流側室34に泡剤液を供給した。発泡装置5としての上流側室34の底壁19と発泡具16の空気噴出口23との間隔は、0.5mmに設定し、空気の噴出圧力は6.0kPaに設定した。
【0074】
なお、昇温リザーバ8の泡剤液の温度とポケット部32の泡剤液の温度は、前記泡の性質(4)の記載内容などによってかなり変化するが、室温が15℃程度であれば、浴槽で40℃の泡による泡浴を実現するには、おおよそ、昇温リザーバ8内の泡剤液の温度を55℃〜60℃に設定し、ポケット部32内の泡剤液の温度を43℃〜48℃に設定すれば良好であった。
前記の条件で昇温リザーバ8からポケット部32に泡剤液を供給すると、ポケット部32の下流側室35の泡放出口26からは10リットル/毎秒の泡が発生し、約35秒で体重60kgの大人一人が入った浴槽31内が泡で一杯になった。その後、空気昇温装置10から45℃の温風を10分間供給することにより、ほぼ40℃の泡を10分間維持することができ、泡浴に十分な時間とすることができた。
使用者による泡浴終了後、泡浴除去装置としての0.5リットル/毎秒の温水シャワー装置を起動させると、約30秒間で浴槽31内の泡を消滅させることができた。
以下、図9〜図11に示す泡浴装置において、表1は発泡装置の仕様を示し、表2は発泡具の仕様と運転条件を示し、表3は泡微細化装置の仕様と運転状態を示し、表4は発生した泡の評価を示している。なお、これらの表の値は一実施例にすぎないものであり、これらのデータに本発明が限定されるものではない。
【0075】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
また、表4の(注1)の値は、泡は発生した直後から合体、消泡などによって液に戻り始めるため、厳密には単位時間の泡の発生量と経過時間の単純な積は泡の発生量とは一致しない。したがって、この(注1)の値は、便宜上、一致するものとして求めた数値である。
さらに、表4の(注2)は1ml(ミリリットル)=1cc(立方センチメートル)である。
【0076】
上記泡浴装置により判明したことの一例を挙げると以下のような点であった。
▲1▼(微細化された泡の充満時間)
上記本実施例の大きさの浴槽を使用した場合、本実施例に係る泡浴装置は、約35秒で浴槽を泡で一杯にすることができ、極めて短時間に泡浴可能状態にすることができた。
▲2▼(液濃度と発泡量)
実験では泡剤液に市販の液状ボディソープを前述の適切な濃度で使用することにより良い発泡が得られた。ボディソープ濃度が小さくなると前述したように発泡量が極端に少なくなり、発生した泡が直ぐに液に戻ってしまう現象が見られた。
【0077】
▲3▼(泡供給後の温風の効果)
図9の構成において昇温リザーバ8、空気昇温装置10の温度、発泡装置5内の温度を適切に設定することにより、良い泡浴感が得られ、発泡終了後も泡が消え始めるまでに浴槽31内に温風を均等に吹き出すことにより泡層の上下での温度差を小さくすることができた。
【0078】
▲4▼(金網の目と泡の細かさ)
泡微細化装置に前述した範囲の適切な目の細かさを持った金網を複数使用することにより短時間で多量の細かい均一な泡を得ることができた。同じ枚数の金網ではメッシュ数の大きい目の細かいものほど泡は細かくなったが、発泡終了までの時間が長くなり発泡終了での泡収容部内での泡量は余り多くはならなかった。これは発泡終了までの長くなった分の時間で、一旦発生した泡が液に戻ってしまう量が多くなったことによる。金網の目が細かいものでも層の数が少ない場合は均一な泡にならない場合が多く、また目の粗い金網では多数重ねても泡粒が大きく巨大泡も多く含まれ、良い泡浴感を得ることは難しかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る泡発生装置を使用した泡浴装置を示す図であり、その泡浴装置の第1実施形態に係る概略構成を示す斜視図である。
【図2】図2は泡浴装置の第2実施形態を示す構成図である。
【図3】図3は本発明の泡発生装置に係る発泡装置の拡大縦断面図である。
【図4】図4は泡微細化装置を示す拡大縦断面図である。
【図5】図5は発泡具の構成を示す拡大斜視図である。
【図6】図6(A)は、発泡装置内の発泡具において空気を噴出する前の状態の縦断面図、図6(B)は空気を噴出している状態の拡大模式図である。
【図7】図7は発泡具とその発泡具がカバーする泡発生領域との関係を示す図である。
【図8】図8(A)(B)はそれぞれ泡微細化装置の網体の作用を説明するための模式的な図である。
【図9】図9は泡浴装置の第3実施形態を示す構成図である。
【図10】図10は浴槽に発泡装置と泡微細化装置を付設した構成を説明するための拡大図である。
【図11】図11は図10のVIII−VIII線縦拡大断面図であり、ポケット部を説明するための図である。
【図12】図12はポケット部の使用時の状態を示す図である。
【図13】図13は上記泡浴装置の第4実施形態を示す概略構成斜視図である。
【図14】図14は泡浴時における袋の長手方向の模式的な断面図である。
【図15】図15は泡浴時における袋の横方向の模式的な断面図である。
【図16】図16は携帯型の泡浴装置に好適な泡浴装置の概略構成図である。
【図17】図17(A)〜(F)はそれぞれ発泡具の変形例を示す図であり、図17(A)は角管の管形体を示す底面図、図17(B)は図17(A)のB−B線縦断面図、図17(C)は円形管の管形体を示す底面図、図17(D)は図17(C)のD−D線縦断面図、図17(F)は発泡装置の縦断面図、図17(E)は図17(F)のE方向矢視図である。
【図18】図18(A)〜(F)はそれぞれ発泡具と発泡装置の配置の変形例を示す図であり、図18(A)は角管の管形体を示す正面図、図18(B)は図18(A)のB−B線縦断面図、図18(C)は円形管の管形体を示す正面図、図18(D)は図18(C)のD−D線縦断面図、図18(F)は発泡装置の縦断面図、図18(E)は図18(F)のE方向矢視図である。
【符号の説明】
1…泡発生装置、6…泡微細化装置、8…昇温リザーバ、11…加熱昇温装置、14…内部発泡室、15…泡剤液、16…発泡具、19…内部発泡室底壁、23…空気噴出口、27…泡出口。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a foam generator for a foam bath.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, many documents have been disclosed as prior art documents that disclose a foam generator for the above-mentioned bubble bath.
Patent Literature 1 below provides a new foam bath method for bathing in a soap bubble filled in a bath tub, and describes that the required amount of water and heat can be reduced as compared with the conventional bath. I have. In the foam generator disclosed in Patent Document 1, a soap aqueous solution, which is a high-temperature stock solution, is stored in the foam generator, and air is blown into the aqueous soap solution and agitated to foam the foam. Is disclosed.
[0003]
The foam bathing device disclosed in
[0004]
The bath foam generator of Patent Literature 4 described below is a device having a small and simple structure for generating a cleaning foam using a foam stone.
The bath system of
The bath foam generator described in
[0005]
[Patent Document 1] JP-A-60-90523 "Bubble bath method"
[Patent Document 2] Japanese Utility Model Application No. 01-59481 "Bubble bath apparatus"
[Patent Document 3] Japanese Utility Model Laid-Open No. 03-892 "Bubble bathing device"
[Patent Document 4] JP-A-10-137153 "Bubble generator for bath"
[Patent Document 5] JP-A-2000-83851 "Bus system"
[Patent Document 6] Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-78628 "Bubble generator for bath"
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The foam generator used in the above-described conventional bubble bath technology has the following problems.
First, Patent Literature 1 hardly describes a specific configuration of a foam generating apparatus, but merely describes sending air to a soap solution and stirring. Such a foam generator merely describes general common sense as a means of generating foam.
[0007]
The foam generation device disclosed in
[0008]
The bath foam generator disclosed in Patent Literature 4 is assumed to be used as a toy. Even when a foam having a large variation in the size of small holes, such as a foam stone, is used as a foaming tool, the size of the foam is not large. It is difficult to generate foam suitable for a uniform foam bath. Patent Document 4 does not disclose the type of foam stone to be used and the size of small holes, and does not disclose a specific configuration.
The foam bathing device disclosed in
[0009]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a new device that can solve the above problems.
An example of a specific purpose is as follows.
(A) To provide a foam generating apparatus for a bubble bath which is superior to the above-mentioned conventional technology, is relatively uniform in size, and can generate dry foam suitable for the foam bath.
(B) To provide a foam generating device capable of generating a large amount of foam for a foam bath in a short time using a simple and inexpensive device.
(C) In the case of generating foam suitable for a foam bath, a large number of mousse-like foams that the bather feels comfortable as if entering the hot water are generated in a short time by combining a foam miniaturization device. Provided is a foam generator suitable for a practical bubble bath device that can be made to work.
It should be noted that the problems of the invention other than those described above and the means for solving the problems will be described in detail in the description in the following specification.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
Although the configuration of the present invention can be expressed in various aspects, for example, a typical configuration is as follows.
A foam generator for a foam bath according to a first aspect of the present invention is a foaming device that has an air guiding portion formed therein for passing air therein, and that generates bubbles by ejecting air flowing through the air guiding portion into a foam agent liquid. ,
A foaming device for storing a foaming tool and a foaming agent liquid in an internal foaming chamber, and a foaming device for discharging generated foam from a foam outlet;
A net is provided at the air outlet of the foaming device, the opening ratio per unit area of the net is 27.7% to 49.5%, and the number of jet holes per unit area is 9690 / cm 2 ~ 24800 pieces / cm 2 Further, the air outlet provided with the mesh body is arranged facing the bottom wall of the internal foaming chamber of the foaming apparatus.
[0011]
A foam generator for a foam bath according to a second aspect of the present invention includes a foaming device that has an air guide portion formed therein for passing air therein, and that generates bubbles by ejecting air flowing through the air guide portion into a foam agent liquid. ,
A foaming device for storing a foaming tool and a foaming agent liquid in an internal foaming chamber, and a foaming device for discharging generated foam from a foam outlet;
250-400 mesh (for example, if the opening is a square, the length of one side of the opening of the mesh is 33.4 μm-71.5 μm, the unit name according to Japanese Industrial Standard, and the same hereinafter) ) Is provided, and the air jet port provided with the mesh is arranged toward the bottom wall of the internal foaming chamber of the foaming apparatus.
[0012]
A third aspect of the present invention is characterized in that the mesh provided at the air outlet of the foaming device is a flat mesh parallel to the bottom wall of the internal foaming chamber.
According to a fourth aspect of the present invention, the ratio (S2 / S1) of the bottom wall area (S2) of the internal foaming chamber of the foaming device to the air outlet area (S1) of the foaming device is set in the range of 122 to 219. Features.
[0013]
A fifth aspect of the present invention is characterized in that the foaming device is formed of a tubular body extending vertically and provided so as to face the bottom wall of the internal foaming chamber, and the mesh is attached to a lower end side of the tubular body. .
According to a sixth aspect of the present invention, the foam outlet provided in the internal foaming chamber has an elongated opening so as to be in a direction along the side surface of the bathtub, and the air outlets of the foaming device are arranged at regular intervals in the longitudinal direction of the elongated opening. It is characterized in that a plurality are arranged.
A seventh aspect of the invention is characterized in that a foam refiner for miniaturizing bubbles generated in the internal foaming chamber communicates with a foam outlet provided in the internal foaming chamber.
[0014]
In an eighth aspect, the foam finer includes three to ten meshes each having a mesh size of 120 to 250 mesh, and an interval between the meshes is 30 to 100 times a mesh size of the mesh. Is set in the range.
A ninth invention is characterized in that in each of the inventions including the eighth invention, the pressure in the foaming apparatus during the foaming operation is in a range of 2.2 kPa to 2.7 kPa.
A tenth invention is characterized in that the distance between the air outlet of the foaming device and the bottom wall of the internal foaming chamber of the foaming device is set to 0.1 mm to 1 mm.
[0015]
An eleventh invention is characterized in that the height of the foaming agent liquid stored in the internal foaming chamber is set to 1 mm to 50 mm from the bottom wall.
A twelfth invention is characterized in that the foam outlet of the foaming device is provided at a position of 20 mm to 300 mm above the level of the foaming agent liquid in the internal foaming chamber.
A thirteenth invention is characterized in that the foam refining device is a foam refining device having an average diameter of the foam after the refining of 0.2 mm to 2 mm.
[0016]
A fourteenth aspect of the present invention provides a heating reservoir having a heating and heating device capable of adjusting the temperature of the foaming liquid, which holds therein the foaming liquid necessary for at least one foam bath, A foaming agent liquid is supplied to the foaming device.
According to a fifteenth aspect, a foaming agent liquid is supplied to the foaming device from the temperature increasing reservoir, and air is sent into the temperature increasing reservoir to pressurize the temperature increasing reservoir and reduce the pressure between the temperature increasing reservoir and the foaming device. It is characterized in that the foaming agent liquid is easily adjusted to flow from the heating reservoir to the foaming device.
In the first to fifteenth inventions, a new invention having the effect of each invention can be constituted by combining at least one invention.
[0017]
Hereinafter, the first to fifteenth aspects will be described in more detail.
As used herein, the term "foam liquid" refers to a liquid from which foam is generated. The most commonly used "foam liquid" is one containing water and a foam generating agent. In addition, a predetermined solvent may be included in addition to water to generate bubbles. In this case, the solvent is preferably a component that is gentle on the human body.
[0018]
When water is used, as a foam generating agent, for example, a soap for washing the body, for example, a liquid soap such as a body soap, a solid soap, or the like can be used.
A simple and suitably usable "foam liquid" is, for example, a liquid obtained by dissolving liquid soap in water.
The shape of the mesh of the "mesh" used for the foaming tool and the foam refining device and the constituent material of the "mesh" are not particularly limited. Examples of the mesh shape include a lattice shape, a rhombus shape, and a turtle shell. A wire net is preferred as the net of the present invention.
[0019]
In general, in order to generate bubbles in a gas-liquid phase, it is necessary to blow gas into the liquid to raise the internal pressure of the bubbles to an atmospheric pressure or higher. It costs. Since this pressure balances the surface tension of the liquid film of the formed foam, when used for bathing, the pressure received by the body is much smaller than that of a warm water bath and almost equal to the atmospheric pressure. In addition, since the foam has a low density, it is possible to take a bath with little resistance even if the body is moved inside and without burdening the cardiopulmonary function.
Gas-liquid bubbles are a mass of many bubbles gathered in a state in which gas is wrapped by a liquid film, and the present inventor has considered the properties of bubbles considered in realizing each of the above-described inventions. It is as follows.
In particular, the following (foam properties 2) to (foam properties 7) have been discovered by the present inventors.
[0020]
(Properties 1 of foam) When the foam is warmer than room temperature, the temperature of the surface layer of the foam drops in a short time due to evaporation.
(Properties of foam 2) Once the foam mass is generated, the liquid component constituting the film moves downward due to gravity. As a result, when the temperature of the foam mass is high, a temperature difference is generated inside and the upper portion is cold, and the lower portion is cold. Become hot. In addition, when the liquid component separates, the separated portion has a heat capacity as a liquid, and therefore feels hot when touching the body. This phenomenon becomes more remarkable as the liquid content of the foam is larger (in other words, the liquid film is thicker) and the concentration of the soap content is lower.
(
[0021]
(Foam property 4) The foam has a smaller actual volume of the liquid part than the apparent volume, and therefore, the heat capacity of the foam is much smaller than that of hot water of the same volume. Requires a higher temperature than a hot water bath. Since this temperature varies depending on the fineness of the foam, the liquid film temperature, the air temperature in the foam, and the like, it is necessary to examine the temperature of the foaming gas and the foaming liquid by the foaming method.
(Properties of foam 5) Foam with finer texture, that is, smaller foam diameter has better bodily sensation and slower temperature drop, but coarse foam has poor bodily sensation and at the same temperature The temperature drops quickly. In addition, fine-grained bubbles are easily united with each other, and are more easily disappeared than coarse-grained bubbles.
[0022]
(Properties of foam 6) The generated foam can be moved by using another medium or by continuously generating foam and using the foam itself as a power source for movement. It is very difficult to divide the bubbles evenly in the different travel paths or to create a large number of branches at the end of the travel path and to distribute them evenly to each.
(
[0023]
For the purpose of generating foam suitable for the above-mentioned foam bath, in the case of a conventional foam generator, as shown in
[0024]
On the other hand, in the case of
[0025]
However, as a result of repeated examinations by the present inventors, it has been found that, compared to the configuration in which the nozzles of the nozzle are dispersed, air is meshed with the mesh having an extremely small ejection hole facing the bottom wall. It has been found that the configuration in which the bubbles are jetted into the surrounding area where bubbles are provided can generate dry bubbles having a uniform bubble diameter in a short time.
In other words, the present inventors have studied a foaming device as a nozzle that generates bubbles, and as a result, formed an air ejection port with a high-density mesh (mesh) at the ejection port of the foaming tool. The foam is supplied so as to supply the foam almost uniformly to a wide area in the bottom wall of the internal foaming chamber of the foaming apparatus.
[0026]
Further, preferably, the distance between the bottom wall surface and the mesh body as the air outlet is set to 0.1 mm to 1.0 mm, the pressure between the bottom wall and the mesh is increased, and the bubbles generated in the mesh from the extremely narrow gap are completely removed. It is preferable that the foaming device is constituted by a vertically extending tubular body provided to face the bottom wall of the internal foaming chamber so that good foam suitable for the foam bath is mass-produced. It was discovered that it would occur.
However, in the first invention and the second invention, the shape of the foaming tool is not particularly limited. Preferably, the shape of the foaming device is narrow in the horizontal direction and extends in the vertical direction so that the amount of foam generated from the air ejection port adheres to the outer surface of the foaming device. As an example of such a shape, there is a configuration in which a cylindrical body having a net attached to the lower end is made to penetrate into the foam liquid in a substantially vertical direction.
Further, it is preferable that the mesh range described in the second aspect of the present invention is in a range of 250 mesh to 300 mesh.
[0027]
As one embodiment of the sixth invention, a foam discharge port of a foam finer is formed in a longitudinal direction of a bathtub, and the foam discharge port is formed in a lateral inner wall near a bottom wall of the bathtub, and a foaming device is provided. And a device for reducing the size of the foam are attached to the bathtub.
In the seventh aspect, the means and method for making the bubbles fine are not particularly limited.
In the eighth invention, when three to ten nets are used, when meshes having different mesh sizes are used, it is preferable to dispose a fine mesh on the downstream side.
In the eighth invention, it is preferable that about 4 to 5 nets are used in the foam finer.
[0028]
In the eighth invention, it is preferable that the interval between the meshes used in the foam finer is set in a range of 50 to 70 times the mesh size of the mesh. In addition, it is preferable that the volume ratio at 40 ° C. of the moisture of the foam and the gas in the foam stored in the foam storage section where the person actually bathes the foam is in the range of moisture: gas = 1: 50 to 1: 200.
It is preferable that the size of the mesh used in the foam finer is set to a size of 150 mesh to 200 mesh.
In addition, the temperature of the foam suitable for the “foam bath” is the temperature of the foam desired by the user, such as a high-temperature foam bath or a low-temperature foam bath, the content described in the above (foam property 4), and after the foam is generated. The distance differs depending on the moving distance to the foam storage means such as a bathtub, the ambient temperature, and the like.
The form of the firing tool is not limited only to the configuration of the fifth invention and the embodiments described later. For example, as shown in FIGS. 17A and 17B, holes (circular holes 56) serving as the
The foaming device may have a configuration in which the entire foaming device is not housed in the foaming device, but only the portion provided with the air ejection port is housed.
FIGS. 18A and 18B show an example of such a configuration. FIGS. 18A and 18B show
[0029]
【The invention's effect】
According to the first aspect, since the opening ratio per unit area of the mesh body is 27.7% to 49.5%, an air source having a large opening ratio and a low pressure can be used. In addition, the operating cost can be reduced. Further, by using a mesh body as compared with the method of mechanically opening the ejection holes, the supply amount of air can be increased, and as a result, a large amount of bubbles can be supplied to the bathtub in a short time. Further, the number of air ejection holes per unit area is 9690 / cm. 2 ~ 24800 pieces / cm 2 Thus, a large number of fine pores are arranged with a high density per unit area, and a relatively small and uniform foam can be generated by the foaming apparatus.
[0030]
In the case of the second invention, 250 mesh to 400 mesh (for example, when a square opening is used as the mesh, the length of one side of the opening of the mesh is 33.4 μm to 71.5 μm, a unit name according to Japanese Industrial Standards) , The same applies to the following), it is possible to use a low pressure air source because of having a large aperture ratio, and it is possible to reduce the bubble bath apparatus and the operating cost. Further, by using a mesh body as compared with the method of mechanically opening the ejection holes, the supply amount of air can be increased, and as a result, a large amount of bubbles can be supplied to the bathtub in a short time. By using a mesh in the above range, a large number of fine holes are arranged with a high density per unit area, and a large number of uniform and relatively small bubbles can be generated.
[0031]
According to the third aspect of the present invention, since the mesh provided at the air outlet of the foaming device is formed of a flat mesh parallel to the bottom wall of the internal foaming chamber, the bottom wall of the internal foaming chamber is formed in the entire area of the mesh. Under the same conditions and under the same conditions, fine bubbles can be made to collide with the bottom wall of the internal foaming chamber, and the state of the fine bubbles diffused around the foaming tool can be made substantially the same.
According to the fourth aspect, the ratio of the area of the foaming device to the area of the bottom wall of the internal foaming chamber of the foaming device with respect to the area of the air outlet of the foaming device is set in the range of 122 to 219. The air bubbles can be spread in the bottom wall area covered by the foaming tool in the internal foaming chamber, and the air bubbles can be satisfactorily diffused and generated in a predetermined cover area of the internal foaming chamber where the foaming tool exists.
[0032]
According to the fifth aspect of the invention, the foaming device is constituted by a tubular body extending in the vertical direction and provided to face the bottom wall of the internal foaming chamber, and the mesh body is attached to the lower end side of the tubular body. Can be prevented from rising by the foaming tool itself, and the generation of fine bubbles in the foaming apparatus can be made uniform. In addition, since the tubular body extends in the vertical direction, it is possible to prevent the bubbles from coalescing and the size of the bubbles from greatly varying.
According to the sixth aspect, the foam outlet provided in the internal foaming chamber is formed as an elongated opening so as to be in a direction along the side surface of the bathtub, and the air outlets of the foaming device are arranged at regular intervals in the longitudinal direction of the elongated opening. Since a plurality of are arranged, regardless of the above (foam properties 6), it is possible to fill the bath tub with foam in a short time in accordance with the shape of the bath tub in generating and sending out the foam, in accordance with the shape of the bath tub. Become.
[0033]
According to the seventh aspect, since the foam outlet provided in the internal foaming chamber is connected to the foam miniaturization device for miniaturizing the foam generated in the internal foaming chamber, the uniform foam generated by the foaming device is further reduced. It can be homogenized and refined, for example a mousse-like foam that looks white in the normal case where water is not colored.
According to the eighth invention, in the case of combining a foaming device provided with the above-mentioned foaming tool and a foam finer, the foam finer comprises three to ten meshes of 120 mesh to 250 mesh. The spacing between the meshes is set to a range of 30 to 100 times the mesh size of the mesh, so that a large amount of good mousse-like foam can be produced in a short time with a simple configuration. Can be generated.
[0034]
According to the ninth aspect, by setting the pressure in the foaming apparatus during the foaming operation in the range of 2.2 kPa to 2.7 kPa, fine mousse-like foam can be generated in a short time and well. .
According to the tenth aspect, the distance between the air outlet and the bottom wall of the internal foaming chamber is set by setting the distance between the air outlet of the foaming device and the bottom wall of the internal foaming chamber of the foaming device to 0.1 mm to 1 mm. Since fine bubbles are diffused from a very narrow gap so as to blow out to the surroundings, it is possible to maintain a favorable state in the generation of bubbles in the entire foaming apparatus.
[0035]
According to the eleventh aspect, by setting the height of the foaming agent liquid accumulated in the internal foaming chamber to be 1 mm to 50 mm from the bottom wall, bubbles generated from the air outlet of the foaming tool rise to the liquid level of the foaming agent liquid. It is possible to reduce the time required to perform the process and to prevent the bubbles from becoming larger or the size of the bubbles from becoming non-uniform due to the coalescence of the bubbles as a unit due to the longer rise time.
According to the twelfth aspect, by providing the foam outlet of the foaming device at a position of 20 mm to 300 mm above the liquid surface of the foaming agent liquid in the internal foaming chamber, the liquid layer of the foam close to the liquid surface has a thick wet foam. It is possible to prevent the portion from leaving the bubble outlet as it is, and to send out a dry foam having a thin liquid layer to the bubble outlet.
[0036]
According to the thirteenth aspect, since the foam refining device is a foam refining device in which the average diameter of the foam after the refining is 0.2 mm to 2 mm, it is possible to generate a foam that is comfortable in a bubble bath. Can be.
According to the fourteenth aspect, by providing the temperature increasing reservoir, the amount, temperature, and the like of the foaming agent liquid can be adjusted on the upstream side of the foaming device, and the burden of controlling the temperature on the foaming device can be reduced. it can.
According to the fifteenth aspect, the foaming agent liquid is supplied to the foaming device from the temperature increasing reservoir, and air is sent into the temperature increasing reservoir to pressurize the temperature increasing reservoir and to reduce the pressure between the temperature increasing reservoir and the foaming device. By adjusting the pressure, the foaming liquid can be easily flowed from the heating reservoir to the foaming device by comprehensive pressure control of the heating reservoir and the foaming device. Further, when the fifteenth aspect of the present invention has a structure provided with the foam finer, the pressure at which the foam is pushed out of the foam finer and into the bathtub or the like can be well controlled.
[0037]
Embodiment
Hereinafter, a foam bath apparatus using the foam generator of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[First Embodiment]
FIG. 1 is a view showing a foam bath apparatus using the foam generating apparatus according to the present invention, and is a perspective view showing a schematic configuration according to a first embodiment of the foam bath apparatus.
This foam bath apparatus includes a foam generator 1 that heats a foaming liquid to generate warm foam suitable for a foam bath, and a
The foam generator 1 includes a foam supply unit that supplies the generated foam to the
[0038]
In the configuration according to the first embodiment, a configuration is shown in which a
The
[0039]
The
As an example of the solid-type foam storage unit, a bathtub used for a general public bath or a home bath may be mentioned. Examples of the deformable foam storage unit include a bag-like body that stores a human body like a bag (see FIG. 13), an air bed that creates something like a bathtub that stores a human body by sending air into the bag and inflating the bag. For example, a kit for assembling a bathtub sheet that stands up so as to surround a lower surface and side surfaces of a synthetic resin sheet that does not leak moisture can be exemplified.
[0040]
[Second embodiment]
FIG. 2 is a view showing a second embodiment of the bubble bath apparatus, and is a configuration diagram showing a bubble bath apparatus using a general bathtub as a solid foam storage unit.
This foam bath apparatus also includes a foam generator 1 that generates warm foam suitable for a foam bath, and a
The foam generating device 1 includes a
[0041]
Furthermore, in addition to the foam generator 1 and the
In FIG. 2, V1 and V2 are control valves whose opening can be adjusted by a command from the control device 12, NV1, NV2, and NV3 are manual valves, and M1, M2, and M3 are flow rates of the thermal fluid according to a command from the control device 12. , An electric adjuster for adjusting the current and the like.
In FIG. 2, the flow path through which the foam liquid and the air flow is indicated by a solid line, and the control line of the control device 12 is indicated by a broken line. The
[0042]
FIG. 3 is an enlarged vertical cross-sectional view of a foaming device according to the foam generator of the present invention, and FIG. 4 is an enlarged vertical cross-sectional view of a foam miniaturization device.
In FIG. 3, the
The
[0043]
3, a
Further, a foaming agent
[0044]
FIG. 5 is an enlarged perspective view of the foaming tool. As shown in FIG. 5, in the
As shown in FIG. 3, the foaming
The
[0045]
Hereinafter, the characteristic configuration of the foaming device of the foaming device will be described in more detail.
FIG. 6A is a vertical cross-sectional view of a foaming tool in a foaming apparatus before air is blown out, and FIG. 6B is an enlarged schematic view of a state in which air is blown out.
For example, after filling the foaming
[0046]
FIG. 7 is a view of this state as viewed from above the foaming apparatus. The
When the foam outlet of the
[0047]
In addition, when air is supplied to the
In the
[0048]
4 shows a type in which the
The foam generated by the above devised foaming device has a relatively uniform size, but includes some coarse-grained foam. It can be turned into a lot of fine bubbles. Such a foam becomes a white mousse-like foam, which is completely different from the form in which the foam generated by bubbling as in Conventional Example 2 is used as it is.
[0049]
In the configuration shown in FIG. 2, a configuration in which one
The
[0050]
As shown in FIG. 2, the foam
The
[0051]
The
The air
The heating and
[0052]
The foam storage unit 1 is a member that allows the user to enter the interior, surround the user with a foam in a posture such as standing, sitting, or supine, and enable a foam bath with the foam. Is not particularly limited. In the configuration shown in FIG. 2, the foam storage unit 1 is configured by a
As shown in FIG. 2, the
[0053]
The operation of the bubble bath apparatus having the above configuration will be briefly described.
In FIG. 2, when the user enters the bathtub and operates the
[0054]
The
[0055]
In addition, as described above, even when the
[0056]
After the user enters the
[0057]
Next, the configuration and operation of the foam miniaturization apparatus will be described in detail.
FIG. 8 is a schematic diagram for explaining the operation of the mesh of the foam miniaturization apparatus, and FIG. 8A is a diagram showing a configuration in which two metal meshes as the mesh are arranged at a predetermined interval. FIG. 8B is a diagram showing a configuration in which four wire nets are arranged at predetermined intervals.
(Basic action)
In FIG. 8, when a plurality of wire meshes 25 are arranged one on top of another, the meshes of the wire meshes 25 are not exactly aligned in the same row, and a gap always occurs. As a result, when the generated foam hits the
[0058]
(Number of wire mesh and spacing)
As shown in FIG. 8A, when the number of the wire nets 25 is two, the degree of bubbles that can be subdivided stops at a medium level, and it becomes difficult to supply good mousse-like bubbles in a short time.
The
[0059]
When the bubbles are generated, they extend in the traveling direction of the air supplied through the mesh of the
When the distance between the wire meshes is too long, for example, when the mesh size is about 1000 times as large as the mesh size, the bubbles and the liquid are separated, or the adjacent bubbles are united and become large, and the number of bubbles is reduced. The effect of miniaturization became smaller.
On the other hand, if the distance between the wire meshes is too small, for example, if the wire meshes are brought into close contact with each other more than necessary, the foam will be a continuously deformed foam hitting the next wire mesh without closing the rear end, resulting in a large foam volume As a result, it was not sufficiently miniaturized.
[0060]
(About the combination of wire mesh size and number)
In the combination of the size and the number of the wire mesh used, even if a wire mesh of a fine mesh of 250 mesh is used, if the number of wire meshes is small, for example, about two pieces, the diameter of the foam after being refined is reduced. The average was 2 mm to 5 mm, and the dispersion was large, and a sufficiently fine bubble could not be obtained. When the number of sheets is increased by the same 250 mesh wire mesh, for example, when the number of sheets is 4 to 5 sheets, the passage resistance of the foam miniaturization device rapidly increases and the blowing amount is reduced. It took a long time.
Similarly, in the combination of the wire mesh and the number of sheets, if a larger mesh of 100 mesh is used, even if 4 to 5 sheets are used, the diameter of the foam after being refined becomes 3 mm to 10 mm on average, The foam diameter was large and fine mousse-like foam was not obtained. Further, even if the number of sheets was further increased, the foam did not become a fine mousse state.
[0061]
(About the size and pressure of the wire mesh)
Using the foaming
As described above, the higher the wind pressure required for the foam generated by the foaming device to pass through the foam finer 6, the higher the required
[0062]
Next, a device for generating bubbles in the foaming apparatus will be described. Such a contrivance can be similarly applied to the second to fourth embodiments described later.
{Circle around (1)} The foam is pushed out from the internal foaming chamber toward the foam refiner by the pressure of the air ejected from the foaming tool, and the foam is foamed in a state where the foam and the air are not separated from each other. To reach. That is, the foam that reaches the first layer net of the foam miniaturization device is completely foamed, and the foaming device is designed so that there is no continuous air flow between the foaming device and the foam miniaturization device. It is necessary to generate bubbles within.
[0063]
{Circle around (2)} Further, it is preferable to generate an amount of foam that can be taken in a short time, for example, about 30 seconds, to a volume of about 75% of the foam accommodating means such as a bathtub. If the time required for this is long, due to the nature of the foam, the liquid component moves below the foam mass due to gravity, and the temperature becomes uneven above and below the foam mass, so that a comfortable bath feeling cannot be obtained. Since the waiting time is longer, the body becomes easier to cool. The finer the bubbles, the sooner they begin to coalesce. It is necessary to generate the next foam earlier than the coalescing, and from this point, it is necessary to shorten the foaming time.
{Circle around (3)} When the primary foam generated by the foaming device of the foaming device moves to the foam miniaturization device, the amount of the foaming agent liquid for moving the liquid film of the foam is adjusted to an appropriate amount. The proper amount means that when the foam is divided, a sufficient amount of the foaming agent liquid to close the trailing end of the foam moves as a liquid film when the foam moves.
[0064]
[Third embodiment]
FIG. 9 is a schematic configuration diagram for explaining a third embodiment of the bubble bath apparatus. The third embodiment is different from the second embodiment in that a
First, a configuration in which a
FIG. 10 is an enlarged front view of a bathtub in which a foaming device and a foam miniaturization device are integrally attached to the bathtub, and FIG. 11 is a vertical enlarged sectional view taken along line VIII-VIII in FIG.
[0065]
As shown in FIG. 11, a
[0066]
Further, as shown in FIG. 10, a plurality of foaming
In FIG. 10, the position of the foaming agent
[0067]
If the
By integrally attaching the
In addition, by providing the
In the configuration shown in FIG. 11, the reason why the
[0068]
Next, a description will be given of a function that can be added to the bubble bath device by providing the high-function bubble bath
(1. Selection of operating temperature)
As shown in FIG. 9, a bubble bath
[0069]
(2. Selection of operation time)
As shown in FIG. 9, a timer is provided in parallel with the
[0070]
[Fourth embodiment]
FIG. 13 is a schematic perspective view showing a bubble bath apparatus according to a fourth embodiment of the above-described bubble bath apparatus, and a view in which a bag is employed as a bubble storage unit. FIG. 14 is a cross-sectional view of the bag in the bubble bath in the longitudinal direction, and FIG. 15 is a cross-sectional view of the bag in the bubble bath in the transverse direction.
In FIG. 13, the bag is constituted by a
[0071]
In FIG. 13, a
With such a foam bath apparatus, a
[0072]
FIG. 16 is a diagram showing an overall configuration of a bubble bath apparatus suitable for a portable bubble bath apparatus used at home as a foam storage unit.
In a small-scale foam bath apparatus used at home, since a small amount of the foaming liquid is used, the
[0073]
【Example】
Hereinafter, a specific configuration of the bubble bath apparatus shown in FIGS. 9 to 12 will be described.
(Specific configuration)
The volume of the foam
The volume of the
[0074]
The temperature of the foaming liquid in the temperature-raising
When the foaming agent liquid is supplied from the temperature-raising
After the end of the bubble bath by the user, when the hot water shower device of 0.5 liter / second as the bubble bath removing device was activated, the bubbles in the
Hereinafter, in the foam bath apparatus shown in FIGS. 9 to 11, Table 1 shows the specifications of the foaming apparatus, Table 2 shows the specifications and operating conditions of the foaming device, and Table 3 shows the specifications and operating state of the foam miniaturization apparatus. Table 4 shows the evaluation of the generated bubbles. The values in these tables are merely examples, and the present invention is not limited to these data.
[0075]
[Table 1]
[Table 2]
[Table 3]
[Table 4]
In addition, the value of (Note 1) in Table 4 indicates that the foam is immediately returned to the liquid due to coalescence or defoaming immediately after it is generated, so strictly speaking, the simple product of the amount of foam generated per unit time and the elapsed time is foam. Does not coincide with the amount generated. Therefore, the value of (Note 1) is a numerical value obtained as a match for convenience.
Further, (Note 2) in Table 4 is 1 ml (milliliter) = 1 cc (cubic centimeter).
[0076]
The following points were given as an example of what was found by the bubble bath apparatus.
(1) (Filling time of fine foam)
When the bath tub of the size of the present embodiment is used, the bubble bath apparatus according to the present embodiment can fill the bath tub with foam in about 35 seconds, and makes the bubble bath ready state in a very short time. Was completed.
(2) (Liquid concentration and foaming amount)
In the experiment, good foaming was obtained by using a commercially available liquid body soap at the appropriate concentration as described above for the foam liquid. As described above, when the body soap concentration was reduced, the foaming amount was extremely reduced as described above, and a phenomenon was observed in which the generated foam immediately returned to the liquid.
[0077]
(3) (Effect of hot air after foam supply)
By properly setting the temperature of the
[0078]
▲ 4 ▼ (mesh of mesh and fineness of foam)
By using a plurality of wire meshes having the appropriate fineness in the above-described range in the foam finer, a large number of fine uniform foams could be obtained in a short time. With the same number of wire meshes, the finer the mesh, the larger the number of meshes, the finer the foam. However, the time until the end of foaming was longer, and the amount of foam in the foam container at the end of foaming was not so large. This is due to the fact that the amount of foam generated once returns to the liquid, which is the amount of time required until the end of foaming, has increased. Even if the wire mesh is fine, even if the number of layers is small, the foam often does not form a uniform foam. It was difficult.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing a foam bath apparatus using a foam generating apparatus according to the present invention, and is a perspective view showing a schematic configuration according to a first embodiment of the foam bath apparatus.
FIG. 2 is a configuration diagram showing a second embodiment of the bubble bath apparatus.
FIG. 3 is an enlarged vertical sectional view of a foaming device according to the foam generating device of the present invention.
FIG. 4 is an enlarged vertical cross-sectional view showing a foam refiner.
FIG. 5 is an enlarged perspective view showing a configuration of a foaming tool.
FIG. 6A is a vertical cross-sectional view of a foaming device in a foaming apparatus before air is blown out, and FIG. 6B is an enlarged schematic diagram of a state in which air is blown out.
FIG. 7 is a diagram showing a relationship between a foaming device and a bubble generation region covered by the foaming device.
FIGS. 8A and 8B are schematic diagrams for explaining the operation of the mesh of the foam miniaturization apparatus.
FIG. 9 is a configuration diagram showing a third embodiment of the bubble bath apparatus.
FIG. 10 is an enlarged view for explaining a configuration in which a foaming device and a foam miniaturization device are added to a bathtub.
11 is a vertical enlarged cross-sectional view taken along the line VIII-VIII in FIG. 10, and is a view for explaining a pocket portion.
FIG. 12 is a diagram showing a state when the pocket portion is used.
FIG. 13 is a schematic configuration perspective view showing a fourth embodiment of the bubble bath apparatus.
FIG. 14 is a schematic cross-sectional view in the longitudinal direction of a bag during a bubble bath.
FIG. 15 is a schematic cross-sectional view of a bag in a horizontal direction during a bubble bath.
FIG. 16 is a schematic configuration diagram of a bubble bath apparatus suitable for a portable bubble bath apparatus.
17 (A) to 17 (F) are views showing modified examples of the foaming tool, respectively. FIG. 17 (A) is a bottom view showing a square tubular body, and FIG. 17 (B) is FIG. 17A is a vertical cross-sectional view taken along the line BB, FIG. 17C is a bottom view showing the tubular body of the circular tube, FIG. 17D is a vertical cross-sectional view taken along the line DD in FIG. (F) is a longitudinal sectional view of the foaming apparatus, and FIG. 17 (E) is a view as seen in the direction of arrow E in FIG. 17 (F).
18 (A) to 18 (F) are views showing modified examples of the arrangement of the foaming device and the foaming device, respectively. FIG. 18 (A) is a front view showing a square tube, and FIG. 18B is a longitudinal sectional view taken along line BB of FIG. 18A, FIG. 18C is a front view showing a tubular body of a circular tube, and FIG. 18D is a longitudinal sectional view taken along line DD of FIG. 18 (F) is a longitudinal sectional view of the foaming apparatus, and FIG. 18 (E) is a view in the direction of arrow E in FIG. 18 (F).
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Foam generator, 6 ... Foam refiner, 8 ... Heating reservoir, 11 ... Heating / heating device, 14 ... Internal foaming chamber, 15 ... Foaming agent liquid, 16 ... Foaming tool, 19 ... Bottom wall of internal foaming chamber , 23 ... air outlet, 27 ... bubble outlet.
Claims (15)
その発泡具と泡剤液を内部発泡室に収容し、発生した泡を泡出口から排出する発泡装置と、を備えた泡浴用の泡発生装置において、
発泡具の空気噴出口には網体が設けてあり、その網体の単位面積当たりの開口率が27.7%〜49.5%であり、単位面積当たりの噴出孔の数が9690個/cm2〜24800個/cm2であり、さらに、網体の設けられた前記空気噴出口を発泡装置の内部発泡室底壁に向けて配置したことを特徴とする泡浴用の泡発生装置。A foaming device that has an air guiding portion for passing air formed therein, and generates bubbles by ejecting air flowing through the air guiding portion into the foaming agent liquid;
A foaming device for storing a foaming tool and a foaming agent liquid in an internal foaming chamber, and a foaming device for discharging generated foam from a foam outlet;
A net is provided at the air outlet of the foaming device, the opening ratio per unit area of the net is 27.7% to 49.5%, and the number of jet holes per unit area is 9690 / cm 2 to 24,800 cells / cm 2 , and the air jet port provided with a mesh body is arranged toward the bottom wall of the internal foaming chamber of the foaming apparatus.
その発泡具と泡剤液を内部発泡室に収容し、発生した泡を泡出口から排出する発泡装置と、を備えた泡浴用の泡発生装置において、
発泡具の空気噴出口には250メッシュ〜400メッシュの網体が設けてあり、網体の設けられた前記空気噴出口を発泡装置の内部発泡室底壁に向けて配置したことを特徴とする、泡浴用の泡発生装置。A foaming device that has an air guiding portion for passing air formed therein, and generates bubbles by ejecting air flowing through the air guiding portion into the foaming agent liquid;
A foaming device for storing a foaming tool and a foaming agent liquid in an internal foaming chamber, and a foaming device for discharging generated foam from a foam outlet;
The air outlet of the foaming device is provided with a mesh of 250 mesh to 400 mesh at the air outlet, and the air outlet provided with the mesh is arranged toward the bottom wall of the internal foaming chamber of the foaming apparatus. , Foam generator for bubble bath.
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