JP2004178035A - データベース運用管理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アプリケーションから、データベースの運用管理の実行契機と実行内容を記述したデータベース運用管理情報を格納する。アプリケーションの運用管理開始時に、データベース運用管理実行処理がデータベース運用管理情報の内容に従って運用管理の実行契機を判定する。運用管理の実行契機時に、データベース運用管理実行処理がデータベースの運用管理ユティリティを起動し、データベースの運用管理を実行する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
データベース管理システムにおけるデータベースの運用管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
システム運用管理ソフトウェア、文書管理ソフトウェアや、ストレージ管理ソフトウェアなどのアプリケーションおよびミドルウェアでは、データ管理の信頼性を向上させたいという要求がある。そのため、これらのアプリケーションやミドルウェアでは、データベース管理システム(DBMS:Database Management System)を使用してシステムを構築することが多い。
【0003】
このようなシステムにおいては、アプリケーションやミドルウェアとDBMSは、データ処理と連携されているが、データベースの運用管理とは連携されていない。ここで、アプリケーションやミドルウェアとDBMSの連携とは、アプリケーションやミドルウェアからDBMSの処理や操作を行うことである。また、データベースの運用管理には、データベースやトランザクションログのバックアップ、データベースの再編成、データベース格納領域の拡張、データベースの回復や、チューニングなどが存在する。
【0004】
図16は、従来の技術におけるアプリケーションとDBMSの関係を示す(例えば、非特許文献1を参照)。データ処理については、SQLなどの標準インタフェースが存在し、それらを用いることで、アプリケーションとDBMSが連携している。一方、運用管理については、アプリケーションとDBMSが連携しておらず、DBMSを直接意識して運用管理を行わなければならない。
【0005】
【非特許文献1】
Date, C. J.: “An Introduction to Database Systems, 7th edition”, p.16,41−43,48−50,83−84, Addison Wesley Longman, Inc., 2000.
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、データベースの運用管理を行うためには、DBMSに関する広範な知識を習得することや、運用管理の計画を立案又は策定することが必要となる。このため、データベース管理者が運用管理を行うことが望ましい。しかしながら、従来は、アプリケーションやミドルウェアのユーザが運用管理を行う場合、データベース管理のための手掛かりがなく、運用管理のための詳細が不明であるため、アプリケーションやミドルウェアが提供するサービスや機能を利用する時に、データベースの運用管理がユーザにとって新たな負担となる。
【0007】
このように、従来技術では、DBMSを使用して構築したシステムでは、DBMSを直接意識したデータベースの運用管理が必要になるという問題点があった。
【0008】
そのため、この問題を解決するためには、DBMSがデータベースを適切に運用管理することによって、DBMSを直接意識せずにデータベースの運用管理を行えるようにする必要がある。
【0009】
しかし、データベースの運用管理には様々な方法や手順があり、データベースを使用するアプリケーションやミドルウェアの要件によって、方法や手順が大きく異なる。そのため、従来技術では、DBMSが適切なデータベースの運用管理の方法や手順を判断することは困難であった。
【0010】
本発明の目的は、アプリケーションやミドルウェアとDBMSが連携することによって、DBMSが適切にデータベースを運用管理することで、DBMSを直接意識せずに、データベースの運用管理を行えるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明におけるデータベースの運用管理方法では、アプリケーションやミドルウェアで必要なデータベースの運用管理の実行内容と実行契機を記述した定義情報であるデータベース運用管理情報に従って、データベース運用管理ユティリティを起動し、データベースの運用管理を実行する。
【0012】
データベース運用管理情報に記述される運用管理の実行内容とは、実行する運用管理の項目と方法であり、運用管理の実行契機とは、運用管理を実行するきっかけとなる事象である。実行契機となる事象には、特定の時刻と一定時間の経過、DBMSからの特定のアラート(警告)の受信、および、データベースやシステムの内部情報に関する特定の条件の成立などがある。
【0013】
データベース運用管理情報は、アプリケーションやミドルウェアの要件に従って、これらの開発者が作成する。例えば、日中のみ処理を行い、夜間は処理を行わないアプリケーションで使用されるDBMSでは、バックアップや再編成などのデータベースの運用管理を夜間に行う。そのため、このようなアプリケーションに対しては、夜間にオフライン(データベースへのアクセスを受け付けない状態)の運用管理を実行するためのデータベース運用管理情報を作成する。
【0014】
一方、24時間365日連続で稼動することが前提のアプリケーションで使用されるDBMSでは、アプリケーションの処理と並行してオンラインのデータベースの運用管理を行う。そのため、このようなアプリケーションに対しては、アプリケーションの処理が少ない時間帯にオンライン(データベースへのアクセスを受け付けた状態)の運用管理を実行するためのデータベース運用管理情報を作成する。
【0015】
データベース運用管理情報には、以下の情報を記述する。
【0016】
(1)運用管理を実行する契機:データベースの運用管理を実行するきっかけとなる事象を示す。そのような事象には、特定の時刻と一定時間の経過、DBMSからの特定のアラートの受信、及びデータベースやシステムの内部情報に関する特定の条件の成立などがある。
【0017】
(2)実行する運用管理の内容:実行するデータベースの運用管理の項目及び方法を示す。具体的には、運用管理を実行するために起動する一つ以上のデータベース運用管理ユティリティとそれらの起動順序を記述したスクリプト(シェルスクリプトやバッチファイルなどの各種の簡易型プログラム)である。
【0018】
本発明のデータベース運用管理方法は、以下のステップを有する。
【0019】
(1)アプリケーションからの指示を受けて、前記データベース運用管理情報を、データベース運用管理情報格納領域に格納し、DBMSに登録する。
【0020】
(2)アプリケーションからの指示を受けて、データベース運用管理実行処理の開始指示を受けると、前記データベース運用管理実行処理が、登録されたデータベース運用管理情報を取得し、運用管理の実行契機を判定する。
【0021】
(3)運用管理の実行契機になると、前記データベース運用管理実行処理が、データベース運用管理ユティリティを起動し、その結果、データベース運用管理ユティリティが、データベースの運用管理を実行する。
【0022】
(4)データベース運用管理ユティリティの終了ステータスやメッセージなど、DBMSから出力されたメッセージを、データベース運用管理インタフェースを介してアプリケーションに送信する。
【0023】
これらにより、アプリケーションの開発者が作成したデータベース運用管理情報に基づいて、DBMSがデータベースの運用管理を行うことができるようになる。従って、アプリケーションのユーザがDBMSを直接意識することなく、データベースの運用管理が行われるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の原理を示す。本発明のデータベース運用管理方法は、以下のステップを有する。
【0025】
(1)データベース運用管理インタフェース107を介して、アプリケーション105から前記データベース運用管理情報101を、データベース運用管理情報格納領域106に格納し、DBMS(データベース管理システム)104に登録する。なお、DBMS104は、1つのアプリケーション104だけが利用するものではなく、他のアプリケーションからも利用され、このような利用形態を前提にしたDBMS固有の運用管理がなされる。本発明は、DBMSを内部で利用しながら実行されるアプリケーションと、上記のように共用を前提として運用管理がなされるDBMSとで運用管理に関わる処理を連携させるための仕組みを提供するものである。
【0026】
(2)データベース運用管理インタフェース107を介して、アプリケーション105からデータベース運用管理実行処理の開始指示を受けると、前記データベース運用管理実行処理102が、登録されたデータベース運用管理情報101を取得し、運用管理の実行契機を判定する。
【0027】
(3)運用管理の実行契機になると、前記データベース運用管理実行処理102がデータベース運用管理ユティリティ103を起動し、その結果、データベース運用管理ユティリティ103が、データベースの運用管理を実行する。
【0028】
(4)データベース運用管理ユティリティ103の終了ステータスやメッセージなど、DBMS104から出力されたメッセージを、データベース運用管理インタフェース107を介してアプリケーション105に送信する。
【0029】
これらにより、アプリケーションの開発者が作成したデータベース運用管理情報に基づいて、DBMSがデータベースの運用管理を行うことができるようになる。従って、アプリケーションのユーザがDBMSを直接意識することなく、データベースの運用管理が行われるようになる。なお、本実施例では、DBMS104がアプリケーション105に組み込まれて利用される場合を説明するが、幾つかのアプリケーションから共用されるミドルウエアにDBMS104が組み込まれている場合にも本発明を適用できる。
【0030】
データベース運用管理情報には、以下の情報を記述する。
【0031】
(1)運用管理を実行する契機:データベースの運用管理を実行するきっかけとなる事象を示す。そのような事象には、特定の時刻と一定時間の経過、DBMSからの特定のアラートの受信、及びデータベースやシステムの内部情報に関する特定の条件の成立などがある。
【0032】
(2)実行する運用管理の内容:実行するデータベースの運用管理の項目及び方法を示す。具体的には、運用管理を実行するために起動する一つ以上のデータベース運用管理ユティリティとそれらの起動順序を記述したスクリプト(シェルスクリプトやバッチファイルなどの各種の簡易型プログラム)である。
(実施形態1)
以下に本発明の第一の実施形態について説明する。
【0033】
図2は、本発明の第一の実施形態におけるシステムの構成図である。
【0034】
図2に示す本実施形態のデータベース運用管理方法を実施する計算機システムは、中央処理装置(CPU)201、ディスプレイ202、キーボード203、可搬型媒体用ドライブ204、通信制御装置205、主メモリ206、磁気ディスク装置207、及びシステムバス2018から構成される。本発明の計算機システムは、一般的な計算機システムと同様な構成を有する。
【0035】
中央処理装置201は、本発明で使用する各種プログラムを実行する。ディスプレイ202は、処理の実行状況や実行結果などを表示するために使用する。キーボード203は、データベース管理システムの実行などを指示するコマンドを入力するために使用する。可搬型媒体用ドライブ204は、フレキシブルディスク、光磁気ディスクや、追記型光磁気ディスクなどの可搬型媒体2017へのデータの読み書きのために使用する。通信制御装置205は、ネットワーク2016を介した通信のために使用する。主メモリ206は、本発明で使用する各種プログラムと一時的なデータの格納に使用する。磁気ディスク装置207は、データベースやデータベースに関する定義情報を格納するために使用する。システムバス2018は、これらの各種装置を接続するために使用する。磁気ディスク装置207中には、データベース格納領域2014とデータベース運用管理情報格納領域106が確保される。
【0036】
データベース格納領域2014は、データベースとデータベースに関する定義情報を格納するために用いられる。データベース運用管理情報格納領域106は、データベース運用管理情報101を格納するために用いられる。
【0037】
データベース運用管理情報101は、アプリケーションプログラム208で必要なデータベースの運用管理の実行内容と実行契機を記述した定義情報であり、データベース運用管理情報登録プログラム2010によって、データベース運用管理情報格納領域106に格納され、データベース運用管理実行プログラム2011によって読み出される。
【0038】
主メモリ206中には、アプリケーションプログラム208、データベース管理システムプログラム209、システムプログラム2012、及びワークエリア2013が保持される。
【0039】
アプリケーションプログラム208は、データベース管理システムプログラム209が提供する機能を利用することによって、ユーザにサービスを提供する。また、アプリケーションプログラム208は、データベース管理システムプログラム209に対して、データベース運用管理情報101の登録や、データベースの運用管理の開始と終了などを指示する。
【0040】
データベース管理システムプログラム209は、データベース運用管理情報登録プログラム2010、データベース運用管理実行プログラム2011、データベース運用管理ユティリティ群2019、及びメッセージ送信プログラム2020を有する。データベース管理システムプログラム209は、アプリケーションプログラム208に対して、データベース運用管理情報101の登録やデータベース運用管理実行プログラム2011の起動と停止などの指示を行うデータベース運用管理インタフェース107を公開する。
【0041】
データベース運用管理情報登録プログラム2010は、アプリケーションプログラム208からデータベース運用管理インタフェース107を介して渡されたデータベース運用管理情報101を、磁気ディスク装置207内に確保されたデータベース運用管理情報格納領域106に格納する。データベース運用管理実行プログラム2011は、データベース運用管理情報格納領域106に格納されたデータベース運用管理情報101を取得し、データベース運用管理情報101に記載された内容に従って、データベース運用管理ユティリティを起動する。
【0042】
データベース運用管理ユティリティ群2019は、データベースやトランザクションログのバックアップ、データベースの再編成、データベース格納領域の拡張などの運用管理を実行するプログラムの集まりである。ここで、データベース運用管理ユティリティは、一般的なDBMSが有するユティリティと同様である。
【0043】
メッセージ送信プログラム2020は、データベース運用管理ユティリティ群2019が出力した終了ステータスやメッセージなどを、データベース運用管理インタフェース107を介してアプリケーションプログラム208に送信する。
【0044】
システムプログラム2012は、周辺機器との間のデータの入出力など、本発明で使用する各種プログラムを実行するための基本的な機能を提供する。また、システムプログラム2012は、内部にシステムクロックを有し、現在の日付や時刻を保持する。ワークエリア2013は、プログラムの実行時に一時的に必要となるデータを記憶するために用いられる。
【0045】
本発明で使用するプログラムは、可搬型媒体2017やネットワーク2016を介して、主メモリ206中に設定される。
【0046】
図3は、本発明の第一の実施形態におけるデータベースの運用管理を実行する手順の概略を示すフローチャートである。データベースの運用管理を実行する手順は、以下の通りである。
【0047】
(1)アプリケーション208からデータベース運用管理インタフェース107を介して渡されたデータベース運用管理情報101を、データベース運用管理情報格納領域106に格納する(ステップ301)。
【0048】
(2)アプリケーション208からデータベース運用管理インタフェース107を介して、データベースの運用管理の開始指示を受け取ったかどうかを判定する(ステップ302)。
【0049】
(3)上記(2)で、データベースの運用管理の開始指示を受け取った場合は(4)に進み、受け取っていない場合は全体の処理を終了する。
【0050】
(4)データベース運用管理情報格納領域106からデータベース運用管理情報101を取得して、データベース運用管理ユティリティを起動する(ステップ303)。
【0051】
(5)データベース運用管理ユティリティが出力した終了ステータスやメッセージを受信して、データベース運用管理インタフェース107を介してアプリケーション208に送信する(ステップ304)。
【0052】
(6)アプリケーション208からデータベース運用管理インタフェース107を介して、データベースの運用管理の終了指示を受け取ったかどうかを判定する(ステップ305)。
【0053】
(7)上記(6)で、データベースの運用管理の終了指示を受け取った場合は全体の処理を終了し、受け取っていない場合は上記(4)に戻る。
【0054】
ここで、ステップ301は、データベース運用管理情報登録プログラム2010が行う。データベース運用管理情報登録プログラム2010の処理手順は、図4で説明する。ステップ303は、データベース運用管理実行プログラム2011が行う。データベース運用管理実行プログラム2011の処理手順は、図6で説明する。ステップ304は、メッセージ送信プログラム2020が行う。メッセージ送信プログラム2020の処理手順は、図17で説明する。
【0055】
図4は、本発明の第一の実施形態におけるデータベース運用管理情報登録プログラム2010の処理手順の概略を示すフローチャートである(図3のステップ301)。データベース運用管理情報登録プログラムの処理手順は、以下の通りである。
【0056】
(1)アプリケーション208からデータベース運用管理インタフェース107を介して入力されたデータベース運用管理情報101を読み込む(ステップ401)。
【0057】
(2)データベース運用管理情報をデータベース運用管理情報格納領域106に格納する(ステップ402)。
【0058】
図5は、本発明の第一の実施形態におけるデータベース運用管理情報101の一例である。本実施形態では、現在の時刻が特定の時刻になったことと、一定の時間が経過したことを運用管理の実行契機とするデータベース運用管理情報101を示す。
【0059】
図5に示したデータベース運用管理情報101は、一つ以上の運用管理定義501(501a及び501b)から構成される。各運用管理定義は、実行契機フィールド502(502a及び502b)実行内容フィールド503(503a及び503b)から構成される。
【0060】
実行契機フィールド502の内容は、運用管理を周期的に繰り返し行うか、特定の年月日及び時刻に一回だけ行うかを示す。さらに、周期的に繰り返し行う場合は、運用管理の実行を開始する年月日及び時刻、運用管理を実行する周期間隔、および運用管理の実行を繰り返し行う期限を示す。また、特定の年月日及び時刻に一回だけ行う場合は、運用管理を実行する年月日及び時刻を示す。
【0061】
実行契機フィールド502には、以下の項目が含まれる。
【0062】
(1)実行開始日時504:運用管理の実行を開始する年月日及び時刻を示す。
【0063】
(2)実行周期505:運用管理を一定の周期で繰り返し実行する場合の周期間隔を示す。運用管理を特定の年月日及び時刻に一回だけ行う場合は、実行周期505を無期限とする。
【0064】
(3)有効期限506:運用管理の実行を繰り返し行う期限を年月日及び時刻で示す。運用管理の有効期限506を無期限とすることもでき、この場合、運用管理の実行を繰り返し行う期限は設定されない。
【0065】
図5では、(1)実行開始日時、(2)実行周期、および(3)有効期限の三つの項目で、特定の時刻になったことと一定の時間が経過したことを表したが、特定の時刻になったことと一定の時間が経過したことを表現できるならば、他の形式の情報で表現しても良い。
【0066】
実行内容フィールド503は、データベース運用管理ユティリティ群2019を使用して行う運用管理の内容および実行指示手順を示す。
【0067】
例えば、図5のデータベース運用管理情報101の運用管理定義1(501a)は、2002年4月1日の午後8時00分から、一週間周期で、データベース全体のオフラインバックアップを行うことを表す。この例でのオフラインバックアップの手順は、(1)データベース全体を閉塞し、(2)データベース全体のオフラインバックアップを取得し、(3)その後データベース全体を閉塞解除するという流れに従う。図5の実行内容フィールド503は、運用管理の内容と手順を自然言語で記述しているが、シェルスクリプトやバッチファイルなどのスクリプトによって、それらに対応するデータベース運用管理ユティリティのコマンドで記述することもできる。
【0068】
図5では、本実施形態の説明で必要な情報のみを示しており、この他に情報があっても良いし、運用管理を実行する契機と実行する運用管理の内容を示す情報が取得できるならば、他の形式の情報で表現しても良い。また、図5に示すデータベース運用管理情報101は、ディスプレイ202及びキーボード203を用いて、アプリケーションプログラム208を介して対話的に入力することもできる。
【0069】
図6は、本発明の第一の実施形態におけるデータベース運用管理実行プログラム2011の処理手順の概略を示すフローチャートである(図3のステップ303)。データベース運用管理実行プログラムの処理手順は、以下の通りである。
【0070】
(1)データベース運用管理情報101を取得済みかを確認する(ステップ601)。
【0071】
(2)上記(1)で取得済みの場合は(4)に、取得済みでない場合は(3)に進む。
【0072】
(3)データベース運用管理情報格納領域106からデータベース運用管理情報101を取得する(ステップ602)。
【0073】
(4)システムプログラム2012内のシステムクロックから、現在の日付と時刻を取得する(ステップ603)。
【0074】
(5)上記(4)で取得した現在の日付と時刻が、データベース運用管理情報101の実行契機フィールド502に記載された日付と時刻に一致しているか、もしくは、経過しているかを確認する(ステップ604)。
【0075】
(6)上記(5)で一致もしくは経過している場合は(7)に進み、一致も経過もしていない場合は処理を終了する。
【0076】
(7)データベース運用管理情報101の実行内容フィールド503に記載された指示手順に従って、データベース運用管理ユティリティを起動する(ステップ605)。
【0077】
図17は、本発明の第一の実施形態におけるメッセージ送信プログラム2020の処理手順の概略を示すフローチャートである(図3のステップ304)。メッセージ送信プログラムの処理手順は、以下の通りである。
【0078】
(1)データベース運用管理ユティリティから出力された終了ステータスやメッセージなどを受信する(ステップ1701)。
【0079】
(2)受信した終了ステータスやメッセージを、データベース運用管理インタフェース107を介してアプリケーション208に送信する(ステップ1702)。
【0080】
メッセージ送信プログラム2020によって情報を交換することによって、データベース運用管理ユティリティとアプリケーション208とが連携して、データベースの運用管理を行うことができる。
【0081】
以上説明したように、本実施形態のデータベース運用管理方法によれば、アプリケーションやミドルウェアから、現在の時刻が特定の時刻になったことと一定の時間が経過したことを実行契機とするデータベース運用管理情報をDBMSに登録し、DBMSがデータベース運用管理情報に従ってデータベースの運用管理を行うことによって、特定の日時や一定周期で繰り返し行う再編成やバックアップなどのデータベースの運用管理を、アプリケーションやミドルウェアのユーザがDBMSを直接意識しないで行うことができる。
【0082】
また、実行契機の経過や、データベース運用管理ユティリティからアプリケーションへのメッセージなどのデータベース運用管理の実行状況は、アプリケーションを介してディスプレイ202に表示され、アプリケーションを介して、データベース運用管理に関する指示をキーボード203によって入力できる。
(実施形態2)
以下に本発明の第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、第一の実施形態におけるデータベース運用管理情報の実行契機を、DBMSに含まれる問い合わせ処理プログラムから出力された特定のアラート(警告)を受信したことを実行契機とするように変更した実施形態である。
【0083】
図7は、本発明の第二の実施形態におけるシステム構成図である。
【0084】
図7に示す本実施形態のデータベース運用管理方法を実施する計算機システムの構成は、図2に示した構成とほとんど同一である。
【0085】
データベース管理システムプログラム209は、図2に示すプログラムの他に、問い合わせ処理プログラム701を有する。問い合わせ処理プログラム701は、アプリケーションプログラム208やデータベース運用管理ユティリティ群2019からのデータベースの問い合わせ要求を受け付け、その処理の結果を要求元に返すプログラムである。ここで、データベース運用管理ユティリティと問い合わせ処理プログラムは、一般的なDBMSが有するユティリティやプログラムと同様である。
【0086】
本発明の第二の実施形態におけるデータベースの運用管理を実行する手順の概略を示すフローチャートは、図3で説明した第一の実施形態のフローチャートと同様である。
【0087】
本発明の第二の実施形態におけるデータベース運用管理情報登録プログラム2010の処理手順の概略を示すフローチャートは、図4で説明した第一の実施形態のフローチャートと同様である。
【0088】
図8は、本発明の第二の実施形態におけるデータベース運用管理情報101の一例である。
【0089】
本実施形態のデータベース運用管理情報では、問い合わせ処理プログラム701が出力した特定のアラートを受信したことを運用管理の実行契機とする。ここで、アラートとは、問い合わせ処理プログラムからデータベース運用管理実行プログラムへの、データベースの内部で発生している障害に関する通知である。データベースの内部で発生する障害としては、具体的には、データベース格納領域の不足、データベースの格納効率や検索効率の低下などである。一般的に、このような障害の発生を通知するアラートの出力を契機として、データベース格納領域の拡張、データベースの再編成や、データベースバッファ領域サイズなどの各種パラメータのチューニングを行うことができる。
【0090】
図8に示したデータベース運用管理情報101は、一つ以上の運用管理定義801から構成される。各運用管理定義801は、実行契機フィールド802と実行内容フィールド803から構成される。
【0091】
実行契機フィールド802の内容は、受信を待つアラート804を示す。データベース運用管理実行プログラムは、データベース運用管理情報101の実行契機フィールド802に記載されたアラート804を受信した時点で、データベースの運用管理を実行指示する。実行契機フィールド802には、問い合わせ処理プログラムから出力されるアラート番号とアラートの内容など、アラートを一意に識別するための情報が含まれる。
【0092】
図8では、アラート番号とアラートの内容を用いてアラートを識別しているが、アラートを一意に識別できるならば、他の形式の情報で表現しても良い。
【0093】
なお、図8の実行契機フィールド802には、実行契機とするアラートが一つだけ記載されているが、複数の異なるアラートのいずれかを受信した時に運用管理を実行指示する場合や、記載された全てのアラートするまで待ち、全てのアラートを受信した時点で運用管理を実行指示する場合は、それぞれ、複数のアラートを論理和(OR)演算子、あるいは論理積(AND)演算子で結んで、実行契機フィールド802に指定することもできる。
【0094】
実行内容フィールド803は、データベース運用管理ユティリティ群2019を使用して行う運用管理の内容および実行指示手順を示す。
【0095】
例えば、図8のデータベース運用管理情報101の運用管理定義801は、問い合わせ処理プログラムから出力されたアラート番号12300 「データベース格納領域A2は、総セグメント数に対する使用済みセグメント数の比率が80%を超えました。」のアラートを、データベース運用管理情報実行処理プログラムが受信した時点で、データベース格納領域A2の領域サイズの拡張処理を行うことを表す。
【0096】
図8の実行内容フィールド803は、運用管理の内容を自然言語で記述しているが、シェルスクリプトやバッチファイルなどのスクリプトによって、それに対応するデータベース運用管理ユティリティのコマンドで記述することもできる。
【0097】
図8では、本実施形態の説明で必要な情報のみを示しており、この他に情報があっても良いし、運用管理を実行する契機と実行する運用管理の内容を示す情報が取得できるならば、他の形式の情報で表現しても良い。
【0098】
図9は、第二の実施形態におけるデータベース運用管理実行プログラム2011の処理手順の概略を示すフローチャートである。データベース運用管理実行プログラム2011の処理手順は、以下の通りである。
【0099】
(1)データベース運用管理情報101の取得の処理は図6と同様である(ステップ601、602)。
【0100】
(2)アラートが、問い合わせ処理プログラム701からデータベース運用管理実行プログラムに到着しているかどうかを確認する(ステップ901)。
【0101】
(3)問い合わせ処理プログラムからアラートが到着しており、かつ、到着したアラートがデータベース運用管理情報101の実行契機フィールド802に記載されたアラートと一致しているかを確認する(ステップ902)。
【0102】
(4)上記(3)で、到着かつ一致している場合は(5)に進み、到着していないか、到着しているが一致していない場合は処理を終了する。
【0103】
(5)データベース運用管理情報101の実行内容フィールド803に記載された指示手順に従って、データベース運用管理ユティリティを起動する(ステップ605)。
【0104】
本発明の第二の実施形態におけるメッセージ送信プログラム2020の処理手順の概略を示すフローチャートは、図17で説明した第一の実施形態のフローチャートと同様である。
【0105】
以上説明したように、本実施形態のデータベース運用管理方法によれば、アプリケーションやミドルウェアから、問い合わせ処理プログラムからのアラートを受信したことを実行契機とするデータベース運用管理情報をDBMSに登録し、DBMSがデータベース運用管理情報に従ってデータベースの運用管理を行うことによって、データベース内部で発生した問題に関するアラートを受けて行うデータベースの運用管理を、アプリケーションやミドルウェアのユーザがDBMSを直接意識しないで行うことができる。
(実施形態3)
以下に本発明の第三の実施形態について説明する。第三の実施形態は、第一の実施形態におけるデータベース運用管理情報の実行契機を、システムやデータベースの内部情報に対する特定の条件が成立したことを実行契機とするように変更した実施形態である。
【0106】
図10は、本発明の第三の実施形態におけるシステム構成図である。
【0107】
図10に示す本実施形態のデータベース運用管理方法を実施する計算機システムの構成は、図2に示した構成とほとんど同一である。
【0108】
主メモリ206中には、図2に示すプログラムの他に、システム状態情報取得プログラム1002が保持される。
【0109】
データベース運用管理ユティリティ群2019は、データベースやトランザクションログのバックアップ、データベースの再編成、データベース格納領域の拡張、及びデータベース内部の状態解析などの運用管理を実行するプログラムの集まりである。データベース運用管理ユティリティ群2019は、データベース状態解析ユティリティ1001を有する。
【0110】
データベース状態解析ユティリティ1001は、データベース格納領域2014の使用領域サイズと空き領域サイズやデータベース格納領域2014に格納されたデータの格納効率など、データベースの内部の情報を収集し、その結果を他のプログラムに報告するプログラムである。
【0111】
ここで、データベース運用管理ユティリティ、及びデータベース状態解析ユティリティ1001は、一般的なDBMSが有するユティリティと同様である。
【0112】
システム状態情報取得プログラム1002は、計算機システム中のCPU201の使用率や磁気ディスク装置207のI/O率など、システムの内部の状態を取得し、その結果を他のプログラムに報告するプログラムである。
【0113】
本発明の第三の実施形態におけるデータベースの運用管理を実行する手順の概略を示すフローチャートは、図3で説明した第一の実施形態のフローチャートと同様である。
【0114】
本発明の第三の実施形態におけるデータベース運用管理情報登録プログラム2010の処理手順の概略を示すフローチャートは、図4で説明した第一の実施形態のフローチャートと同様である。
【0115】
図11は、本発明の第三の実施形態におけるデータベース運用管理情報101の一例である。
【0116】
本実施形態のデータベース運用管理情報では、システムやデータベースの内部情報に対して特定の条件が成立したことを、運用管理の実行契機とする。ここで、システムの内部情報とは、CPU稼働率、ディスクI/O比率や、ネットワーク稼働率などのシステムの状態情報、統計情報、及び稼動情報を表す。また、データベースの内部情報とは、データベース格納領域の使用率、データの格納順序連続率や、データベースキャッシュにおけるページヒット率などのデータベースの状態情報、統計情報、及び稼動情報を表す。
【0117】
一般的に、システムやデータベースの内部情報に対して、予め閾値を設定しておき、それらの内部情報の値が閾値を超えた、もしくは下回ったなどの判定条件を満たした場合に、再編成やチューニングなどのデータベースの性能を向上させることを目的とした運用管理を実行することができる。
【0118】
図11に示したデータベース運用管理情報101は、一つ以上の運用管理定義1101から構成される。運用管理定義1101は、実行契機フィールド1102と、実行内容フィールド1103から構成される。
【0119】
実行契機フィールド1102は、システムやデータベースの内部情報に対する判定条件を表す。データベース運用管理実行プログラムは、OSの状態情報収集コマンドや、DBMSの状態解析ユティリティなどを用いて、システムやデータベースの内部情報を取得し、判定条件を評価することで、運用管理の実行契機を判断する。
【0120】
実行契機フィールド1102には、(1)パラメータ1104、(2)閾値1105、及び(3)比較条件1106の3つの項目が含まれる。
【0121】
(1)パラメータ1104は、閾値1105との比較による条件判定を行うシステムやデータベースの内部情報を示す。(2)閾値1105は、(1)で記載したパラメータに対する閾値を示す。(3)比較条件1106は、(1)パラメータと(2)閾値との値の比較による判定条件を示す。
【0122】
図11では、システムやデータベースの内部情報に対する判定条件を、(1)パラメータ、(2)閾値、及び(3)比較条件の三つに分けて記述したが、運用管理の実行契機として、システムやデータベースの内部情報に対する判定条件を表現できるならば、他の形式の情報で表現しても良い。
【0123】
なお、図11の実行契機フィールド1102には、実行契機とする判定条件が一つだけ記載されているが、複数の判定条件のいずれかが成立した時に運用管理を実行指示する場合や、全ての判定条件が成立した時に運用管理を実行指示する場合は、複数の判定条件を論理和(OR)演算子や論理積(AND)演算子で結んで、実行契機フィールド1102に記載することもできる。
【0124】
実行内容フィールド1103は、データベース運用管理ユティリティ群2019を使用して行う運用管理の内容および実行指示手順を示す。
【0125】
例えば、図11のデータベース運用管理情報101の運用管理定義1(1101)は、データベース格納領域A3の総セグメント数に対する使用済みセグメント数の比率(使用セグメント比率)が閾値である90%を超えたという実行条件が満たされた時点で、データベース格納領域A3に含まれる全てのテーブルの再編成を行うことを表す。この例でのデータベースの再編成の手順は、(1)データベース格納領域A3を閉塞し、(2)データベース格納領域A3に含まれる全てのテーブルの再編成を行い、(3)データベース格納領域A3の閉塞を解除するという流れに従う。図11の実行内容フィールド1103は、運用管理の内容と手順を自然言語で記述しているが、実際には、シェルスクリプトやバッチファイルなどのスクリプトによって、それらに対応するデータベース運用管理ユティリティのコマンドを記述する。
【0126】
図11では、本実施形態の説明で必要な情報のみを示しており、この他に情報があっても良いし、運用管理を実行する契機と実行する運用管理の内容を示す情報が取得できるならば、他の形式の情報で表現しても良い。
【0127】
図12は、本発明の第三の実施形態におけるデータベース運用管理実行プログラム2011の処理手順の概略を示すフローチャートである。データベース運用管理実行プログラム2011の処理手順は、以下の通りである。
【0128】
(1)データベース運用管理情報101の取得の処理は図6と同様である(ステップ601、602)。
【0129】
(2)データベース状態解析ユティリティ1001やシステム状態情報取得プログラム1002など、システムやデータベースの内部情報を取得するプログラムを呼出して、システムやデータベースの内部情報を取得する(ステップ1201)。
【0130】
(3)取得したシステムやデータベースの内部情報が、データベース運用管理情報101の実行契機フィールド1102に記載された判定条件を満たしているかどうかを確認する(ステップ1202)。
【0131】
(4)上記(3)で、条件を満たしている場合は(5)に進み、条件を満たしていない場合は処理を終了する。
【0132】
(5)データベース運用管理情報101の実行内容フィールド1103に記載された指示手順に従って、データベース運用管理ユティリティを起動する(ステップ605)。
【0133】
本発明の第三の実施形態におけるメッセージ送信プログラム2020の処理手順の概略を示すフローチャートは、図17で説明した第一の実施形態のフローチャートと同様である。
【0134】
以上説明したように、本実施形態のデータベース運用管理方法によれば、アプリケーションやミドルウェアから、システムやデータベースの内部情報に対する判定条件が成立したことを実行契機とするデータベース運用管理情報を登録し、DBMSがデータベース運用管理情報に従ってデータベースの運用管理を行うことによって、システムやデータベースの内部情報に関する判定条件が満たされた時に行うデータベースの運用管理を、アプリケーションやミドルウェアのユーザがDBMSを直接意識しないで行うことができる。
(実施形態4)
以下に本発明の第四の実施形態について説明する。第四の実施形態は、第一の実施形態におけるデータベース運用管理情報の実行契機を、特定の時刻になったことと一定の時間が経過したこと、問い合わせ処理プログラムが出力した特定のアラートを受信したこと、及びシステムやデータベースの内部情報に対する特定の条件が成立したことの3つの事象を組み合わせた事象を実行契機とするように変更した実施形態である。
【0135】
図13は、本発明の第四の実施形態におけるシステム構成図である。
【0136】
図13に示す本実施形態のデータベース運用管理方法を実施する計算機システムの構成は、図2に示した構成とほとんど同一である。
【0137】
主メモリ206中には、図2に示すプログラムの他に、データベース管理システムプログラム209が保持される。
【0138】
データベース管理システムプログラム209は、図2に示すプログラムの他に、問い合わせ処理プログラム701を有する。
【0139】
データベース運用管理ユティリティ群2019は、データベースやトランザクションログのバックアップ、データベースの最編成、データベース格納領域の拡張、及びデータベース内部の状態解析などの運用管理を実行するプログラムの集まりである。データベース運用管理ユティリティ群2019は、データベース状態解析ユティリティ1001を有する。
【0140】
データベース状態解析ユティリティ1001は、データベース格納領域2014の使用領域サイズと空き領域サイズやデータベース格納領域2014に格納されたデータの格納効率など、データベースの内部の情報を収集し、その結果を他のプログラムに報告するプログラムである。
【0141】
問い合わせ処理プログラム701は、アプリケーションプログラム208やデータベース運用管理ユティリティ群2019からのデータベースの問い合わせ要求を受け付け、その処理の結果を要求元に返すプログラムである。
【0142】
ここで、データベース運用管理ユティリティ、データベース状態解析ユティリティ1001、及び問い合わせ処理プログラム701は、一般的なDBMSが有するユティリティやプログラムと同様である。
【0143】
システム状態情報取得プログラム1002は、計算機システム中のCPU201の使用率や磁気ディスク装置207のI/O率など、システムの内部の状態を取得し、その結果を他のプログラムに報告するプログラムである。
【0144】
本発明の第四の実施形態におけるデータベースの運用管理を実行する手順の概略を示すフローチャートは、図3で説明した第一の実施形態のフローチャートと同様である。
【0145】
本発明の第四の実施形態におけるデータベース運用管理情報登録プログラム2010の処理手順の概略を示すフローチャートは、図4で説明した第一の実施形態のフローチャートと同様である。
【0146】
図14は、本発明の第四の実施形態におけるデータベース運用管理情報101の一例である。
【0147】
本実施形態のデータベース運用管理情報では、特定の時刻になったことと一定の時間が経過したこと、問い合わせ処理プログラムが出力した特定のアラートを受信したこと、及びシステムやデータベースの内部情報に対する特定の条件が成立したことの3つの事象を組み合わせた事象を、運用管理の実行契機とする。
【0148】
具体的には、本実施形態では、問い合わせ処理プログラムから出力された特定のアラートを受信し、その後、特定の時刻になった時点でデータベースの内部情報に対する特定の条件が成立していた場合に、運用管理を実行するという内容を記載したデータベース運用管理情報について説明する。このようなデータベース運用管理情報は、日中の業務時間帯にのみ処理を行い、夜間などの業務時間帯外には処理を行わないアプリケーションで使用されるDBMSにおいて、業務時間帯に問い合わせ処理プログラムが特定のアラートを出力した場合、その日の業務終了時間後に、必要に応じてアラートの出力によって促される運用管理を行う場合に使用できる。
【0149】
図14に示したデータベース運用管理情報101は、一つ以上の運用管理定義1401から構成される。各運用管理定義1401は、実行契機フィールド1402と、実行内容フィールド1403から構成される。
【0150】
実行契機フィールド1402の内容は、運用管理の実行契機とするアラートの情報、時刻の情報、および、判定条件の情報を表す。実行契機フィールド1402には、(1)アラート1404、(2)時刻1405、及び(3)判定条件1406の3つの項目が含まれる。
【0151】
(1)アラート1404は、問い合わせ処理プログラムからの到着を待つアラートの番号と内容を示す。(2)時刻1405は、運用管理の実行指示を行う時刻を特定するための情報を示す。時刻の項目1405は、実行開始日時504、実行周期504、及び有効期限504を副項目として含む。(3)判定条件1406は、データベースの内部情報とそれに対して設定した閾値との比較による判定条件を示す。判定条件の項目1406は、パラメータ1104、閾値1105、及び比較条件1106を副項目として含む。
【0152】
実行内容フィールド1403は、データベース運用管理ユティリティ群2019を使用して行う運用管理の内容および実行指示手順を示す。
【0153】
例えば、図14のデータベース運用管理情報101の運用管理定義1401は、アラート番号00212「テーブルT2内に未使用のセグメントが無くなりました。テーブルT2を再編成して下さい。」 のアラートを受信し、時刻が21時00分を経過し、かつ、「データベース格納領域の使用済みセグメント数が90%よりも大きい」という条件が成立した場合に、テーブルT2の再編成を行うことを示す。言い換えると、再編成を促すアラート(アラート番号:00212)を受信した場合、その日の21時00分に、再編成の実行が必要か否かを判定するためのデータベース内部情報に対する条件判定を行う。条件判定の結果、再編成が必要な場合は再編成を実行指示し、再編成が必要ない場合は再編成を実行指示しない。図14の実行内容フィールド1403は、運用管理の内容と手順を自然言語で記述しているが、実際には、シェルスクリプトやバッチファイルなどのスクリプトによって、それらに対応するデータベース運用管理ユティリティのコマンドを記述する。
【0154】
図14では、アラートの受信、時刻を経過、及び判定条件の成立という3つの事象の全てが満たされたことを実行契機としたが、これら3つの事象のいずれかが満たされたことを実行契機とするなど、異なる組み合わせを実行契機としても良い。また、時刻の経過と判定条件の成立のみを組み合わせるなど、部分的な組み合わせを実行契機としても良い。
【0155】
図14では、本実施形態の説明で必要な情報のみを示しており、この他に情報があっても良いし、運用管理を実行する契機と実行する運用管理の内容を示す情報が取得できるならば、他の形式の情報で表現しても良い。
【0156】
図15は、本発明の第四の実施形態におけるデータベース運用管理実行プログラム2011の処理手順の概略を示すフローチャートである。データベース運用管理実行プログラム2011の処理手順は、以下の通りである。
【0157】
(1)データベース運用管理情報101の取得の処理は図6と同様である(ステップ601、602)。
【0158】
(2)アラート受信フラグにFALSEを設定する(ステップ1501)。
【0159】
(3)アラートが、問い合わせ処理プログラム701からデータベース運用管理実行プログラムに到着しているかどうかを確認する(ステップ901)。
【0160】
(4)問い合わせ処理プログラムからアラートが到着しており、かつ、到着したアラートがデータベース運用管理情報101の実行契機フィールド1402に記載されたアラートと一致しているかを確認する
(ステップ902)。
【0161】
(5)上記(4)で、アラートが到着かつ一致している場合は(6)に進み、アラートが到着していないか、到着しているが一致していない場合は処理を終了する。
【0162】
(6)アラート受信フラグをTRUEに設定する(ステップ1502)。
【0163】
(7)システムプログラム2012内のシステムクロックから、現在の日付と時刻を取得する(ステップ603)。
【0164】
(8)上記(7)で取得した現在の日付と時刻が、データベース運用管理情報101の実行契機フィールド1402に記載された日付と時刻に一致しているか、もしくは、経過しているかを確認する(ステップ604)。
【0165】
(9)上記(8)で一致もしくは経過している場合は(10)に進み、一致も経過もしていない場合は処理を終了する。
【0166】
(10)データベース状態解析ユティリティ1701やシステム状態情報取得プログラム1702など、システムやデータベースの内部情報を取得するプログラムを呼出して、システムやデータベースの内部情報を取得する(ステップ1001)。
【0167】
(11)取得したシステムやデータベースの内部情報が、データベース運用管理情報101の実行契機フィールド902に記載された判定条件を満たしているかどうかを確認する(ステップ1202)。
【0168】
(12)上記(11)で、内部情報が条件を満たしている場合は(13)に進み、条件を満たしていない場合は処理を終了する。
【0169】
(13)データベース運用管理情報101の実行内容フィールド1403に記載された指示手順に従って、データベース運用管理ユティリティを起動する(ステップ605)。
【0170】
(14)アラート受信フラグをFALSEに設定する(ステップ1503)。
【0171】
本発明の第四の実施形態におけるメッセージ送信プログラム2020の処理手順の概略を示すフローチャートは、図17で説明した第一の実施形態のフローチャートと同様である。
【0172】
以上説明したように、本実施形態のデータベース運用管理方法によれば、アプリケーションやミドルウェアから、問い合わせ処理プログラムから出力されたアラートの受信、特定の時刻もしくは時間の経過、及びシステムやデータベースの内部情報に対する判定条件の成立を組み合わせて指定した事象の発生を実行契機とするデータベース運用管理情報をDBMSに登録し、DBMSがデータベース運用管理情報に従ってデータベースの運用管理を行う。これによって、システムやデータベースの内部情報に関する判定条件が満たされた時に行うデータベースの運用管理を、アプリケーションやミドルウェアのユーザがDBMSを直接意識しないで行うことができる。
【0173】
【発明の効果】
本発明によれば、アプリケーションやミドルウェアの要件に従って、DBMSで行うデータベースの運用管理の実行内容と、特定の時刻と時間の経過、問い合わせ処理プログラムから出力されたアラートの受信、システムやデータベースの内部情報に対する判定条件の成立、もしくは、これらを組み合わせた事象によって表される実行契機とを記述したデータベース運用管理情報を、アプリケーションやミドルウェアからDBMSに登録することによって、DBMSを直接意識せずにデータベースの運用管理を行うことができる。
【0174】
また、ユーザがDBMSを直接意識しないで運用管理できるようになることの副次的な効果として、データベースの運用管理を行う役割を担ったユーザであるデータベース管理者の介在なしで、データベースの運用管理を行うことができる。
【0175】
さらに、データベース管理者の介在なしで、データベースを運用管理することができるので、データベースの運用管理に掛かる人件費などの費用を削減することができ、データベースの運用管理に必要なコストを少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるデータベースの運用管理方法の原理を示す。
【図2】第一の実施形態におけるシステム構成を示す。
【図3】第一の実施形態におけるデータベースの運用管理を実行する手順を示したフローチャートである。
【図4】第一の実施形態におけるデータベース運用管理情報登録プログラムのフローチャートである。
【図5】第一の実施形態におけるデータベース運用管理情報の一例を示す。
【図6】第一の実施形態におけるデータベース運用管理実行プログラムのフローチャートである。
【図7】第二の実施形態におけるシステム構成を示す。
【図8】第二の実施形態におけるデータベース運用管理情報の一例を示す。
【図9】第二の実施形態におけるデータベース運用管理実行プログラムのフローチャートである。
【図10】第三の実施形態におけるシステム構成を示す。
【図11】第三の実施形態におけるデータベース運用管理情報の一例を示す。
【図12】第三の実施形態におけるデータベース運用管理実行プログラムのフローチャートである。
【図13】第四の実施形態におけるシステム構成を示す。
【図14】第四の実施形態におけるデータベース運用管理情報の一例を示す。
【図15】第四の実施形態におけるデータベース運用管理実行プログラムのフローチャートである。
【図16】従来技術におけるアプリケーションとDBMSの関係を示す。
【図17】第一の実施形態におけるメッセージ送信プログラムの処理手順の概略を示す。
【符号の説明】
101:データベース運用管理情報、102:データベース運用管理実行処理、103:データベース運用管理ユティリティ、104:DBMS、105:アプリケーション、106:データベース運用管理情報格納領域、201:中央処理装置、202:ディスプレイ、203:キーボード、204:可搬型媒体用ドライブ、205:通信制御装置、206:主メモリ、207:磁気ディスク装置、208:システムバス、209:データベース管理システムプログラム
Claims (9)
- アプリケーションやミドルウェアで使用されるデータベースの運用管理の方法において、
アプリケーション及びミドルウェアの少なくとも一方からの指示に基づいて、前記データベースの運用管理の実行内容および実行契機を含むデータベース運用管理情報をDBMSに登録し、
前記登録されたデータベース運用管理情報に基づいて、運用管理の実行契機を判定して、前記DBMSの運用管理ユティリティを起動し、
前記DBMSから出力されたメッセージを前記アプリケーション及び前記ミドルウェアの少なくとも一方に送信することを特徴とするデータベース運用管理方法。 - 予め指定された時刻になったことと、予め指定された時間が経過したことを前記運用管理の実行契機とする前記データベース運用管理情報の内容に従って、前記データベースの運用管理を実行することを特徴とする請求項1記載のデータベース運用管理方法。
- データベース問い合わせ処理プログラムから出力された警告の受信を前記運用管理の実行契機とする前記データベース運用管理情報に従って、前記データベースの運用管理を実行することを特徴とする請求項1記載のデータベース運用管理方法。
- システムやデータベースの内部情報に対して予め指定された条件が成立したことを前記運用管理の実行契機とする前記データベース運用管理情報に従って、前記データベースの運用管理を実行することを特徴とする請求項1記載のデータベース運用管理方法。
- 予め指定された時刻になったこと、予め指定された時間が経過したこと、データベース問い合わせ処理プログラムから出力された警告を受信したこと、および、システムやデータベースの内部情報に対して予め指定された条件が成立したことを組み合わせて指定した事象を前記運用管理の実行契機とする前記データベース運用管理情報に従って、前記データベースの運用管理を実行することを特徴とする請求項1記載のデータベース運用管理方法。
- 前記データベース運用管理情報は、前記アプリケーション及びミドルウェアの少なくとも一方を介して、入力手段を用いて入力されることを特徴とする請求項1記載のデータベース運用管理方法。
- 前記データベース運用管理情報に基づいたデータベース運用管理の実行状況を、前記アプリケーション及びミドルウェアの少なくとも一方を介して、出力手段に出力することを特徴とする請求項1記載のデータベース運用管理方法。
- アプリケーションやミドルウェアで使用されるデータベースの運用管理の方法を実行するプログラムを格納した、計算機で読み取り可能な記憶媒体であって、前記方法は、
アプリケーション及びミドルウェアの少なくとも一方からの指示に基づいて、前記データベースの運用管理の実行内容および実行契機を含むデータベース運用管理情報をDBMSに登録し、
前記登録されたデータベース運用管理情報に基づいて、運用管理の実行契機を判定して、前記DBMSの運用管理ユティリティを起動し、
前記DBMSから出力されたメッセージを前記アプリケーション及び前記ミドルウェアの少なくとも一方に送信することを特徴とする記憶媒体。 - アプリケーションやミドルウェアで使用されるデータベースの運用管理システムは、
アプリケーション及びミドルウェアの少なくとも一方からの指示に基づいて、前記データベースの運用管理の実行内容および実行契機を含むデータベース運用管理情報をDBMSに登録する手段、
前記登録されたデータベース運用管理情報に基づいて、運用管理の実行契機を判定して、前記DBMSの運用管理ユティリティを起動する手段、及び
前記DBMSから出力されたメッセージを前記アプリケーション及び前記ミドルウェアの少なくとも一方に送信する手段を有することを特徴とするデータベース運用管理システム。
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