JP2004176963A

JP2004176963A - Refrigerant recovering method from air conditioner

Info

Publication number: JP2004176963A
Application number: JP2002342003A
Authority: JP
Inventors: Hironao Numamoto; 浩直沼本
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2002-11-26
Filing date: 2002-11-26
Publication date: 2004-06-24
Anticipated expiration: 2022-11-26
Also published as: KR20040047668A; JP4107065B2; CN1502926A; CN1249388C

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a refrigerant recovering method for efficiently recovering refrigerant gas for replacing a refrigerating cycle part at a job site when removing an air conditioner unable to perform pump-down work. <P>SOLUTION: This air conditioner is constituted by connecting both an indoor machine and an outdoor machine by a connecting pipe, and has a two-way valve and a three-way valve in the outdoor machine as a connecting port, and includes a process for putting both the two-way valve and the three-way valve in a closing state, a process for connecting a refrigerant recovering pump to a service port part of the three-way valve and a process for connecting the refrigerant recovering pump and a refrigerant recovering vessel. The refrigerant recovering pump generates the suction-exhaust action effect by operating a check valve for suction and a check valve for exhaust by driving a piston inside a cylinder vessel. The refrigerant recovering method from the air conditioner recovers the refrigerant gas remaining inside the indoor machine and the connecting pipe into the refrigerant recovering vessel by driving the piston of the refrigerant recovering pump. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、住宅あるいはビル用途に設置された空気調和機についてポンプダウン作業ができない状況下において取り外し作業を実施する時に行われる冷媒回収方法、あるいは室外機本体内部の冷凍サイクル部品の故障を修理するために現場にて冷媒回収する方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、鉄、アルミニウム、銅、プラスチック等およびこれらの複合材からなる産業廃棄物は破砕機等を使用して破砕した後、分離・選別することによってリサイクルを行っていた。
【０００３】
また、空気調和機等の廃棄物は内部に冷媒、オイルが封入されているため、現場ではポンプダウン作業を行って、冷凍サイクルシステム内の冷媒ガスを室外機本体内に一旦回収した後、設備の十分整った工場等に持ちかえって解体することになる。その時もそのままの状態で破砕機に投入すると、冷媒ガスが噴出、オイルが漏洩し、環境破壊と危険性が高いことから、冷媒ガスとオイルの回収が義務づけられている。このような目的には冷媒回収の動力として電動圧縮機を使用し、強制的に吸引する冷媒回収装置を使用するのが一般的である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、市場では様々な空気調和機が存在し、設置された空気調和機の圧縮機が故障していて全く運転できないもの、あるいはすでに供給電源が停止された後に空気調和機を取り外す場合もある。このような場合にも電源を使用せずに、十分な冷媒回収作業ができる技術開発が要求されていた。また市場現場で室外機の冷凍サイクル故障を修理するために冷媒回収するためにも現状では電動圧縮機を使用した冷媒回収装置しかないため、冷媒回収装置は大きく、重く、さらに高価であるため、一般にはほとんど普及しておらず、やむなく大気放出しているのが実状であった。
【０００５】
本発明は、従来技術の有する問題点を鑑みてなされたものであり、取り外しが必要となった空気調和機および室外機本体の冷凍サイクル部品故障を修理する空気調和機から、その場で電源等の設備がない場合にも、スピーディに冷媒回収することのできる冷媒回収方法を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、室内機と室外機と両者を接続配管で接続して構成する空気調和機において、接続ポートとして室外機に二方弁と三方弁が具備され、前記二方弁と前記三方弁をともに閉状態とする工程と、前記三方弁のサービスポート部に冷媒回収用ポンプを接続する工程と、前記冷媒回収用ポンプと冷媒回収用容器を接続する工程とを含み、前記冷媒回収用ポンプはシリンダー容器内部をピストンが駆動することによって、吸気用逆止弁と排気用逆止弁が作動することで吸排作用効果を生じ、前記冷媒回収用ポンプのピストンを駆動させることによって前記室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスを前記冷媒回収用容器内部へと冷媒回収する空気調和機からの冷媒回収方法である。
【０００７】
上記構成によって、室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスは冷媒回収用ポンプを使用することによって強制的に吸引、吐出されるので、冷媒回収用容器内部へと冷媒回収され、この時使用される冷媒回収用ポンプはピストンシリンダーと逆止弁を組み合わせた簡単な構成であるため、電源等の設備を使用することなく、作業者自身による人力で冷媒回収作業を行うことができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
上記課題を解決するための請求項１記載の発明は、室内機と室外機と両者を接続配管で接続して構成する空気調和機において、接続ポートとして室外機に二方弁と三方弁が具備され、前記二方弁と前記三方弁をともに閉状態とする工程と、前記三方弁のサービスポート部に冷媒回収用ポンプを接続する工程と、前記冷媒回収用ポンプと冷媒回収用容器を接続する工程とを含み、前記冷媒回収用ポンプはシリンダー容器内部をピストンが駆動することによって、吸気用逆止弁と排気用逆止弁が作動することで吸排作用効果を生じ、前記冷媒回収用ポンプのピストンを駆動させることによって前記室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスを前記冷媒回収用容器内部へと冷媒回収する空気調和機からの冷媒回収方法である。
【０００９】
請求項２記載の発明は、室内機と室外機と両者を接続配管で接続して構成する空気調和機において、接続ポートとして室外機に二方弁と三方弁が具備され、前記二方弁と前記三方弁をともに開状態とする工程と、前記三方弁のサービスポート部に冷媒回収用ポンプを接続する工程と、前記冷媒回収用ポンプと冷媒回収用容器を接続する工程とを含み、前記冷媒回収用ポンプはシリンダー容器内部をピストンが駆動することによって、吸気用逆止弁と排気用逆止弁が作動することで吸排作用効果を生じ、前記冷媒回収用ポンプのピストンを駆動させることによって前記空気調和機内部に残留する冷媒ガスを冷媒回収用容器内部へと冷媒回収する空気調和機からの冷媒回収方法である。
【００１０】
請求項３記載の発明は、前記ピストンには駆動軸が連結され、前記駆動軸はシリンダー容器を貫通して外部へと突き出し、前記駆動軸へてこ作用によって力を加えることで前記ピストンを駆動させる空気調和機からの冷媒回収方法である。
【００１１】
請求項４記載の発明は、冷媒回収用容器内部に合成ゼオライトが充填されている空気調和機からの冷媒回収方法である。
【００１２】
請求項５記載の発明は、三方弁のサービスポート部と冷媒回収用ポンプとを接続する経路途上にオイルセパレータが配設されている空気調和機からの冷媒回収方法である。
【００１３】
請求項６記載の発明は、前記ピストンには駆動軸が連結され、前記駆動軸はシリンダー容器を貫通して外部へと突き出してハンドル棒の一端と連結部１で連結され、前記ハンドル棒は支持柱とも連結部２で連結され、前記連結部２を支点とし、前記連結部１を作用点とし、前記ハンドル棒のもう一端部を力点とすることで前記ピストンを駆動させる構成である空気調和機からの冷媒回収方法である。
【００１４】
請求項７記載の発明は、前記ピストンには駆動軸が連結され、前記駆動軸はシリンダー容器を貫通して外部へと突き出してハンドル棒と連結部１で連結され、前記ハンドル棒の一端は支持柱とも連結部２で連結され、前記連結部２を支点とし、前記連結部１を作用点とし、前記ハンドル棒のもう一端部を力点とすることで前記ピストンを駆動させる構成である空気調和機からの冷媒回収方法である。
【００１５】
請求項８記載の発明は、シリンダー容器内部に少なくともピストンと吸気用逆止弁と排気用逆止弁が配設され、前記ピストンには駆動軸が連結され、前記駆動軸は前記シリンダー容器を貫通して外部へと突き出し、前記吸気用逆止弁と前記排気用逆止弁は前記シリンダー容器内部を前記ピストンで二室に仕切られ、前記駆動軸が配設されていない一室側に配置されている空気調和機からの冷媒回収方法である。
【００１６】
請求項９記載の発明は、シリンダー容器内部に少なくともピストンと吸気用逆止弁と排気用逆止弁が配設され、前記ピストンには駆動軸が連結され、前記駆動軸は前記シリンダー容器を貫通して外部へと突き出し、前記吸気用逆止弁は前記シリンダー容器内部を前記ピストンで二室に仕切られ、前記駆動軸が配設されている一室側に配置され、前記排気用逆止弁は前記駆動軸が配設されている一室側に配置され、前記ピストンに逆止弁が配設されて前記駆動軸が配設されている一室側から前記駆動軸が配設されていない一室側への流れを防止する構成である空気調和機からの冷媒回収方法である。
【００１７】
請求項１０記載の発明は、シリンダー容器内部に少なくともピストンと吸気用逆止弁と排気用逆止弁が配設され、前記ピストンには駆動軸が連結され、前記駆動軸は前記シリンダー容器を貫通して外部へと突き出し、前記シリンダー容器内部を前記ピストンで二室に仕切られ、各々の一室に前記吸気用逆止弁と前記排気用逆止弁が配設され、各々の一室に設けられた前記吸気用逆止弁側経路が外部で連結されるとともに各々の一室に設けられた前記排気用逆止弁側経路も外部で連結される空気調和機からの冷媒回収方法である。
【００１８】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について図面を参考に詳細な説明を行う。
【００１９】
（実施例１）
図１は空気調和機の主要構成図を示している。本実施例では室外機１台に室内機１台の冷媒Ｒ２２を使用した空気調和機、冷媒充填量７５０ｇに対して圧縮機の故障でポンプダウン操作ができない場合を想定して説明する。空気調和機は主要な部分として、室内機１と接続配管２、３と室外機４で構成され、接続配管２、３は配管カバー５で覆われている。詳細には、室内機から引き出された補助配管（図示せず）と接続配管２、３とがフレアー接続される。
【００２０】
図２は冷媒回収方法の装置に関する主要構成図と接続関係を示している。室外機本体４には二方弁６、三方弁７が配設され、接続配管２、３を介して室内機１と連結されている。室外機４本体の三方弁７のサービスポート部に接続バルブ８側を連結することで冷媒回収用ポンプ９の吸気用逆止弁側が耐圧ホース１０を介して連結される。耐圧ホース１０の経路途上にはニードルバルブ１１、オイルセパレータ１２と低圧ゲージ１３が配設されている。また冷媒回収用ポンプ９の排気用逆止弁側が耐圧ホース１４を介して冷媒回収用容器１５と連結されている。冷媒回収用容器１５は設計耐圧３０ｋｇ／ｃｍ^２、内容積５００ｃｍ^３のステンレス製容器であり、冷媒導入口にはバルブ１５１が配設されている。本実施例では冷媒充填量が７５０ｇであり、それに対して室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒を回収することが必要であり、このような場合には大体冷媒回収量は２００ｇを越えることがないので内容積５００ｃｍ^３の冷媒回収用容器を使用した。冷媒回収用容器１５は事前に冷媒回収用ポンプ９を利用して５０ｔｏｒｒ以下の負圧状態としてバルブ１５１を閉状態にしてある。
【００２１】
冷媒回収用ポンプ９はシリンダー容器９１内部にピストン９２が配置されることで二室に仕切られ、ピストン９２には駆動軸９３が連結され、駆動軸９３はシリンダー容器９１を貫通して外部ハンドル９４部と連結され、駆動軸９３が配設されていない一室側のピストン９２下死点位置に吸気用逆止弁９５と排気用逆止弁９６が配設されている。またピストン９２にはＣＲ製のＯリング９７が配設され、ピストン９２外周部での冷媒ガス漏れを防止する設計となっている。
【００２２】
図３に吸気用逆止弁の断面構成図を示す。吸気用逆止弁９５は、銅管９５１が２ヶ所でロール溝加工されており、溝加工部９５１ａには真鍮製弁受け座体９５２が固定されている。圧縮コイルバネ体９５３はＰＰＳ製樹脂板９５４に接合され、圧縮コイルバネ力によってＰＰＳ製樹脂板９５４が真鍮製弁受け座体９５５にぶつかり、受け座体９５５と樹脂板９５４とが面接触で流路を閉塞し、矢印の方向にしか空気は流れない逆止弁構造となっている。圧縮コイルバネ体９５３はＳＵＳ３０４製のバネ定数が０．４Ｎ／ｍｍのものを使用した。真鍮製弁受け座体９５５は溝加工部９５１ｂで固定され、弁受け座体９５５の上流側流路にはテーパー部が設けられている。排気用逆止弁としても吸気用逆止弁とほぼ同様な構造のものを使用したので説明は省略するが、バネ定数は０．６Ｎ／ｍｍのものを使用した。
【００２３】
本実施例で使用したオイルセパレータについて説明する。図４にオイルセパレータの断面構成図を示す。オイルセパレータ１２は円筒形のステンレス容器１２１内部に円筒状の内リング１２２が配設され、内リング１２２として３２メッシュのステンレス網が使用されるとともに、円板形状で同じく３２メッシュのステンレス網１２３、１２４、１２５が３段階に間隔を置いて配設されている。冷媒ガスは導入口１２６から入って、排出口１２７から出る構造となっている。これによって冷媒ガスに随伴する圧縮機用オイルはステンレス網に衝突することでオイルだけが分離される。
【００２４】
次に冷媒回収の操作手順について説明する。
【００２５】
まずバルブ１５１を閉状態とした冷媒回収用容器１５と冷媒回収用ポンプ９を連結させるとともに耐圧ホース１０も冷媒回収用ポンプ９と連結させておく。次に室外機４本体の二方弁６と三方弁７のバルブを六角レンチの回転で閉じる。その後三方弁７のサービスポート部にニードルバルブ１１を閉状態として接続バルブ８と連結する。この時接続バルブ８には三方弁７に設けられたバルブコア突起部分を締め付けと同時に奥方向へと押せるタイプを使用する。それによって耐圧ホース１０は接続配管内部と連通状態となり、冷媒ガスがニードルバルブ１１まで達して止まる。次に閉状態にしていたニードルバルブ１１を少し開放することで室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスは冷媒回収用ポンプ９の吸気用逆止弁９５からシリンダー容器９１へと入り、排気用逆止弁９６から耐圧ホース１４を経て冷媒回収用容器１５の入口バルブ１５１まで一気に導かれる。その後冷媒回収用容器１５のバルブ１５１を開状態とする。それによってさらに冷媒ガスが冷媒回収用容器１５内部へと移動する。ニードルバルブ１１を徐々に開放することで室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスを冷媒回収用容器１５へと導く。この時室内機内部および接続配管内部に残留する圧縮機用オイルはニードルバルブ１１を徐々に開放すると、途中に配置したオイルセパレータ１２で冷媒ガスとオイルとが分離され、冷媒回収用ポンプ９側へオイルが侵入するのを防止することができる。また一気に冷媒回収用ポンプ９側へ冷媒ガスが移動するとハンドル９４は甲方向へ駆動するので、事前にハンドル９４をピストン９２の上死点位置に配置してニードルバルブ１１を開放させるのが望ましい。ニードルバルブ１１を全開放後、冷媒ガス音を聞きながら、冷媒ガスの動きが停止するまでしばらく待つ。その後冷媒回収用容器１５と室内機内部および接続配管内部が均圧になれば、冷媒ガスの動きが停止するので、その頃合いを見計らって冷媒回収用ポンプ９のハンドル９４部を乙方向へと駆動させることでシリンダー容器９１内部の冷媒ガスは排気用逆止弁９６から吐出され、冷媒回収用容器１５へと冷媒ガスを導く。さらにハンドル９４部を甲方向へと駆動させることで室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスはシリンダー容器９１内部へと吸気される。これらのハンドル往復操作を繰り返すことで最終的に室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスは冷媒回収用容器１５へと強制的に冷媒回収される。また低圧ゲージ１３にて圧力状態を読み取ることで残留している冷媒ガス量も把握できる。冷媒Ｒ２２の２０℃における冷媒ガス圧力は９．２８ｋｇｆ／ｃｍ^２であるので冷媒回収用ポンプに１０ｋｇｆ／ｃｍ^２の昇圧能力があれば、冷媒を冷媒回収用容器内部へ液化させて十分な冷媒回収が行える。作業者がハンドル９４を利用して直接作業するのであれば、ハンドル９４への負荷がかなり大きいのでピストン９２の受圧面積は４ｃｍ^２以下にすることが望ましい。低圧ゲージ１３が正圧から負圧に達したら、冷媒回収用容器１５のバルブ１５１を閉状態とし、三方弁７のサービスポート部から接続バルブ８を外すことで冷媒回収が完了となる。
【００２６】
（実施例２）
本実施例では室外機１台に室内機１台の冷媒Ｒ４０７Ｃを使用した空気調和機、冷媒充填量８００ｇに対して電力会社からの電源供給を停止された場合を想定して説明する。図５は冷媒回収方法の装置に関する主要構成図と接続関係を示している。室外機本体１６には二方弁１７、三方弁１８が配設され、接続配管１９、２０を介して室内機（図示せず）と連結されている。室外機１６本体の三方弁１８のサービスポート部に接続バルブ２１側を連結することで冷媒回収用ポンプ２２の吸気用逆止弁側が耐圧ホース２３を介して連結される。耐圧ホース２３の経路途上にはニードルバルブ２４、オイルセパレータ２５と低圧ゲージ２６が配設されている。また冷媒回収用ポンプ２２の排気用逆止弁側が耐圧ホース２７を介して冷媒回収用容器２８と連結されている。冷媒回収用容器２８は設計耐圧３０ｋｇ／ｃｍ^２、内容積７００ｃｍ^３のステンレス製容器であり、冷媒導入口にはバルブ２８１が配設されている。また冷媒回収用容器２８内部には合成ゼオライト２８２が充填され、バッフル２８３にて位置固定されている。使用した合成ゼオライトは１３Ｘ型、１／１２インチ径粒子、６００ｇである。冷媒回収用容器２８は事前に冷媒回収用ポンプ２２を利用して５０ｔｏｒｒ以下の負圧状態としてバルブ２８１を閉状態にしてある。オイルセパレータ２５は実施例１と同じ構成のものを使用した。
【００２７】
冷媒回収用ポンプ２２はシリンダー容器２２１内部にピストン２２２が配置されることで二室に仕切られ、ピストン２２２には駆動軸２２３が連結され、駆動軸２２３はシリンダー容器２２１を貫通して外部ハンドル部２２４と連結され、駆動軸２２３が配設されている一室側のピストン２２２上死点位置に吸気用逆止弁２２５が配設されている。また駆動軸２２３が配設されていない一室側のピストン２２２下死点位置に排気用逆止弁２２６が配設されている。さらにピストン２２２にも逆止弁２２７が配設され、駆動軸２２３が配設されていない一室側から駆動軸２２３が配設されている一室側への冷媒ガス流れを防止する構成となっている。またピストン２２２外周部にはＨＮＢＲ製のＯリング２２８が配設され、ピストン２２２外周部での冷媒ガス漏れを防止する設計となっている。また駆動軸２２３がシリンダー容器２２１と接することになる貫通孔にもＨＮＢＲ製のＯリング（図示せず）が配設され、駆動軸２２３からの冷媒ガス漏れを防止する設計となっている。また吸気用逆止弁２２５、排気用逆止弁２２６、逆止弁２２７は実施例１で説明したものとほぼ同様な構造のものを使用したので説明は省略する。
【００２８】
次に冷媒回収の操作手順について説明する。
【００２９】
まずバルブ２８１を閉状態とした冷媒回収用容器２８と冷媒回収用ポンプ２２を連結させるとともに耐圧ホース２３も冷媒回収用ポンプ２２と連結させておく。次に室外機１６本体の二方弁１７と三方弁１８のバルブを六角レンチの回転で閉じる。その後三方弁１８のサービスポート部にニードルバルブ２４を閉状態として接続バルブ２１と連結する。この時接続バルブ２１には三方弁１８に設けられたバルブコア突起部分を締め付けと同時に奥方向へと押せるタイプを使用する。それによって耐圧ホース２３は接続配管内部と連通状態となり、冷媒ガスがニードルバルブ２４まで達して止まる。次に閉状態にしていたニードルバルブ２４を少し開放することで室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスは冷媒回収用ポンプ２２の吸気用逆止弁２２５からシリンダー容器２２１の甲側へと入り、ピストン２２２に配設された逆止弁２２７を経て、シリンダー容器２２１の乙側へと移動し、さらに排気用逆止弁２２６から耐圧ホース２７を経て冷媒回収用容器２８の入口バルブ２８１まで一気に導かれる。その後冷媒回収用容器２８のバルブ２８１を開状態とする。それによってさらに冷媒ガスが冷媒回収用容器２８内部へと移動し、内部に充填された合成ゼオライト２８２に物理吸着される。ニードルバルブ２４を徐々に開放することで室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスを冷媒回収用容器２８へと導く。この時室内機内部および接続配管内部に残留する圧縮機用オイルはニードルバルブ２４を徐々に開放すること途中に配置したオイルセパレータ２５で冷媒ガスとオイルとが分離され、冷媒回収用ポンプ２２側へオイルが侵入するのを防止することができる。また一気に冷媒ガスが冷媒回収用ポンプ２２側へと移動した時、逆止弁２２７の流通抵抗が大きければハンドル２２４は下方向へ移動する。逆止弁２２７の流通抵抗が小さければ甲側一室と乙側一室はすぐに均圧される。したがって本実施例のような冷媒回収用ポンプを使用すれば作業者がケガをする懸念は少ないと考えられる。最終的にニードルバルブ２４を全開放後、冷媒回収用容器２８と室内機内部および接続配管内部とが均圧となるまでしばらく待つ。その後冷媒ガスの動きが停止した頃合いを見計らって冷媒回収用ポンプ２２のハンドル２２４部を乙方向へと駆動させることでシリンダー容器２２１内部の冷媒ガスは排気用逆止弁２２６から吐出されるとともに、室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスは吸気用逆止弁２２５から吸気される。吐出された冷媒ガスは冷媒回収用容器２８へと冷媒回収される。冷媒回収用ポンプ２２のハンドル部２２４を甲方向へ移動させることによってシリンダー容器２２１内部の冷媒ガスはピストン２２２に設けられた逆止弁２２７を介して甲側一室から乙側一室へと移動する。さらにハンドル部２２４を乙方向へ移動させることによって冷媒ガスは圧縮されながら排気用逆止弁２２６を介して冷媒回収用容器２８へと冷媒回収される。このハンドル往復操作を繰り返すことによって室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスは冷媒回収用容器２８へと強制的に冷媒回収されることになる。また低圧ゲージ２６にて圧力状態を読み取ることで残留している冷媒ガス量も把握できる。冷媒Ｒ４０７Ｃの２０℃における冷媒ガス圧力は最大１０．５６ｋｇｆ／ｃｍ^２であるので冷媒回収用ポンプに１５ｋｇｆ／ｃｍ^２の昇圧能力があれば十分な冷媒回収が行える。しかし１０ｋｇｆ／ｃｍ^２の昇圧能力でも本実施例のような構成の冷媒回収ポンプであれば、シリンダー容器二室の差圧がない状態から冷媒回収を行うことになるので十分なレベルと考えられる。低圧ゲージ２５が正圧から負圧に達したら、冷媒回収用容器２８のバルブ２８１を閉状態とし、三方弁１８のサービスポート部から接続バルブ２１を外すことで冷媒回収が完了となる。
【００３０】
（実施例３）
本実施例では、室外機１台に室内機１台の冷媒Ｒ４１０Ａを使用した空気調和機、冷媒充填量８００ｇに対して圧縮機が故障で動作しない場合を想定して説明する。図６は冷媒回収方法の装置に関する主要構成図と接続関係を示している。室外機２９本体には二方弁３０、三方弁３１が配設され、接続配管３２、３３を介して室内機（図示せず）と連結されている。室外機２９本体の三方弁３１のサービスポート部に接続バルブ３４側を連結することで冷媒回収用ポンプ３５の吸気用逆止弁側が耐圧ホース３６を介して連結させる。耐圧ホース３６の経路途上にはバルブ３７、オイルセパレータ３８と低圧ゲージ３９が配設されている。また冷媒回収用ポンプ３５の排気用逆止弁側が耐圧ホース４０を介して冷媒回収用容器４１と連結されている。冷媒回収用容器４１は設計耐圧４５ｋｇ／ｃｍ^２、内容積７００ｃｍ^３のステンレス製容器であり、冷媒導入口にはバルブ４１１が配設されている。また冷媒回収用容器４１内部には合成ゼオライト４１２が充填され、バッフル４１３にて位置固定されている。使用した合成ゼオライトは１３Ｘ型、１／１２インチ径粒子、６００ｇである。冷媒回収用容器４１は事前に冷媒回収用ポンプ３５を利用して５０ｔｏｒｒ以下の負圧状態としてバルブ４１１を閉状態にしてある。オイルセパレータ３８は実施例１と同じ構成のものを使用した。
【００３１】
冷媒回収用ポンプ３５はシリンダー容器３５１内部にピストン３５２が配置されることで二室に仕切られ、ピストン３５２には駆動軸３５３が連結される。駆動軸３５３はシリンダー容器３５１を貫通して外部ハンドル部３５４と連結される。駆動軸３５３が配設されている一室側のピストン３５２上死点位置に吸気用逆止弁３５５ａと排気用逆止弁３５６ａが配設され、また駆動軸３５３が配設されていない一室側のピストン３５２下死点位置に吸気用逆止弁３５５ｂと排気用逆止弁３５６ｂが配設されている。吸気用逆止弁３５５ａと吸気用逆止弁３５５ｂからの経路はともに途中で連結される耐圧ホース３６で構成され、排気用逆止弁３５６ａと吸気用逆止弁３５６ｂからの経路もに途中で連結される耐圧ホース４０で構成される。またピストン３５２外周部にはＨＮＢＲ製のＯリング３５７が配設され、ピストン３５２外周部での冷媒ガス漏れを防止する設計となっている。また駆動軸３５３がシリンダー容器３５１と接することになる貫通孔にもＨＮＢＲ製のＯリング（図示せず）が配設され、駆動軸３５３からの冷媒ガス漏れを防止する設計となっている。また吸気用逆止弁３５５ａ、３５５ｂ、排気用逆止弁３５６ａ、３５６ｂは実施例１で説明したものとほぼ同様な構造のものを使用したので説明は省略する。
【００３２】
次に冷媒回収の操作手順について説明する。
【００３３】
まずバルブ４１１を閉状態とした冷媒回収用容器４１と冷媒回収用ポンプ３５を連結させるとともに耐圧ホース３６も冷媒回収用ポンプ３５と連結させておく。次に室外機２９本体の二方弁３０と三方弁３１のバルブを六角レンチの回転で閉じる。その後三方弁３１のサービスポート部にニードルバルブ３７を閉状態として接続バルブ３４と連結する。この時接続バルブ３４には三方弁３１に設けられたバルブコア突起部分を締め付けと同時に奥方向へと押せるタイプを使用する。それによって耐圧ホース３６は接続配管内部と連通状態となり、冷媒ガスがニードルバルブ３７まで達して止まる。次に閉状態にしていたニードルバルブ３７を少し開放することで室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスは冷媒回収用ポンプ３５の吸気用逆止弁３５５ａと３５５ｂからシリンダー容器３５１の甲乙両側へと入り、さらに排気用逆止弁３５６ａと３５６ｂから耐圧ホース４０を経て冷媒回収用容器４１の入口バルブ４１１まで一気に導かれる。その後冷媒回収用容器４１のバルブ４１１を開状態とする。それによってさらに冷媒ガスが冷媒回収用容器４１内部へと移動し、内部に充填された合成ゼオライト２８２に物理吸着される。ニードルバルブ３７を徐々に開放することで室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスを冷媒回収用容器４１へと導く。この時室内機内部および接続配管内部に残留する圧縮機用オイルはニードルバルブ３７を徐々に開放すること途中に配置したオイルセパレータ３８で冷媒ガスとオイルとが分離され、冷媒回収用ポンプ３５側へオイルが侵入するのを防止することができる。また一気に冷媒ガスが冷媒回収用ポンプ３５側へと移動する場合でもシリンダー容器３５１の甲乙両側へと導かれるのでハンドル部３５４の移動はほとんどない。したがって本実施例のような冷媒回収用ポンプを使用すれば作業者がケガをする懸念は少ないと考えられる。最終的にニードルバルブ３７を全開放後、冷媒回収用容器４１と室内機内部および接続配管内部とが均圧となるまでしばらく待つ。その後冷媒ガスの動きが停止した頃合いを見計らって冷媒回収用ポンプ３５のハンドル３５４部を乙方向へと駆動させることでシリンダー容器３５１内部乙側の冷媒ガスは排気用逆止弁３５６ｂから吐出されるとともに、室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスは吸気用逆止弁３５５ａからシリンダー容器３５１内部甲側の吸気される。吐出された冷媒ガスは冷媒回収用容器４１へと冷媒回収される。冷媒回収用ポンプ３５のハンドル部３５４を甲方向へ移動させることによってシリンダー容器３５１内部甲側の冷媒ガスは排気用逆止弁３５６ａから吐出されるとともに、室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスは吸気用逆止弁３５５ｂからシリンダー容器３５１内部乙側の吸気される。このハンドル往復操作を繰り返すことによって室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスはハンドル部３５４をどちらの方向へ駆動させても冷媒回収用容器４１へと強制的に冷媒回収させることができる。また低圧ゲージ３９にて圧力状態を読み取ることで残留している冷媒ガス量も把握できる。冷媒Ｒ４１０Ａの２０℃における冷媒ガス圧力は最大１４．７１ｋｇｆ／ｃｍ^２であるので冷媒回収用ポンプに１５ｋｇｆ／ｃｍ^２の昇圧能力があれば十分な冷媒回収が行える。しかし１０ｋｇｆ／ｃｍ^２の昇圧能力でも本実施例のような構成の冷媒回収ポンプであればシリンダー容器二室の差圧がない状態から冷媒回収を行うことになるのである程度の回収能力はあると考えられる。低圧ゲージ３９が正圧から負圧に達したら、冷媒回収用容器４１のバルブ４１１を閉状態とし、三方弁３１のサービスポート部から接続バルブ３４を外すことで冷媒回収が完了となる。
【００３４】
実施例２、３では１３Ｘ型合成ゼオライトを冷媒回収用容器に充填して冷媒回収したが、これによって常圧条件でも合成ゼオライト重量に対して約２５ｗｔ％の吸着能力を有しているので、冷媒回収用容器に冷媒回収するための作業負担はかなり軽減された。
【００３５】
（実施例４）
本実施例では、室外機１台に室内機１台の冷媒Ｒ２２を使用した空気調和機、冷媒充填量７５０ｇに対して圧縮機が故障で動作しないため、現場にて部品交換をするために冷媒回収する場合を想定して説明する。図７は冷媒回収方法の装置に関する主要構成図と接続関係を示している。室外機４２本体には二方弁４３、三方弁４４が配設され、接続配管４５、４６を介して室内機（図示せず）と連結されている。室外機４２本体の三方弁４４のサービスポート部に接続バルブ４７側を連結することで冷媒回収用ポンプ４８の吸気用逆止弁側が耐圧ホース４９を介して連結させる。耐圧ホース４９の経路途上にはニードルバルブ５０、オイルセパレータ５１と低圧ゲージ５２が配設されている。また冷媒回収用ポンプ４８の排気用逆止弁側が耐圧ホース５３を介して冷媒回収用容器５４と連結されている。冷媒回収用容器５４は設計耐圧３０ｋｇ／ｃｍ^２、内容積１２００ｃｍ^３のステンレス製容器であり、冷媒導入口にはバルブ５４１が配設されている。冷媒回収用容器５４は事前に冷媒回収用ポンプ４８を利用して５０ｔｏｒｒ以下の負圧状態としてバルブ５４１を閉状態にしてある。オイルセパレータ３８は実施例１と同じ構成のものを使用した。
【００３６】
冷媒回収用ポンプ４８は構成的には実施例１で使用したものと似ている。シリンダー容器４８１内部にピストン４８２が配置されることで二室に仕切られ、ピストン４８２には駆動軸４８３が連結され、連結部にはボールベアリングを備えたビス軸４８４が配設されている。駆動軸４８３はシリンダー容器４８１を貫通して外部へと突き出している。また駆動軸４８３が配設されていない一室側のピストン４８２下死点位置に吸気用逆止弁４８５と前記排気用逆止弁４８６が配設され、ピストン４８２にはＨＮＢＲ製のＯリング４８７が配設され、ピストン４８２外周部での冷媒ガス漏れを防止する設計となっている。また駆動軸４８３が上下方向に動作する時接するシリンダー容器４８１部分にはエラストマー４８８が配設されている。吸気用逆止弁４８５、排気用逆止弁４８６は実施例１で説明したものとほぼ同様な構造のものを使用したので説明は省略する。
【００３７】
冷媒回収用ポンプ４８は基板５５にビス固定され、基板５５には支持柱５６もビス固定されている。冷媒回収用ポンプ４８の駆動軸４８３と支持柱５６はハンドル棒５７で連結されている。ハンドル棒５７の端部がビス軸５７１にて駆動軸４８３と連結され、ハンドル棒５７の中間部がビス軸５７２にて支持柱５６と連結されている。ビス軸５７１にはボールベアリングが配設され、ビス軸５７２にもボールベアリングが配設されている。またハンドル部５７３が作業者の実際に力を加える場所となる。たとえばビス軸５７１とビス軸５７２との距離が１に対してビス軸５７２とハンドル部５７３との距離が３であるとする。ハンドル部５７３に力を加えるとビス軸５７２が支点となり、ビス軸５７１が作用点となってハンドル部５７３に加える力は直接駆動軸４８３へ加える力の１／３でよい構成となる。ハンドル部５７３の上下方向の動きに対して、ビス軸５７２が支点となって、ビス軸５７１がハンドル軸方向へ動作することで冷媒回収用ポンプ４８の駆動軸４８３が上下に動作する。この時ビス軸５７１とビス軸５７２が固定されているため、駆動軸４８３の動作方向は基板５５に対して垂直方向よりも少し横ズレを生じることなる。その横ズレに対応するため駆動軸４８３がシリンダー容器４８１と接する部分にはエラストマー４８８が配設するとともに、ピストン４８２と駆動軸４８３はビス軸４８４で連結する構成としている。また冷媒圧縮仕事として負荷が大きいのはハンドル部を作業者が上方向に引っ張り操作を行う時になる。
【００３８】
次に冷媒回収の操作手順について説明する。
【００３９】
まずバルブ５４１を閉状態とした冷媒回収用容器５４と冷媒回収用ポンプ４８を連結させるとともに耐圧ホース４９も冷媒回収用ポンプ４８と連結させておく。次に室外機４２本体の二方弁４３と三方弁４４のバルブを開状態のままにしておき、三方弁４４のサービスポート部にニードルバルブ５０を閉状態として接続バルブ４７と連結する。この時接続バルブ４７には三方弁４４に設けられたバルブコア突起部分を締め付けと同時に奥方向へと押せるタイプを使用する。それによって耐圧ホース４９は接続配管内部と連通状態となり、冷媒ガスがニードルバルブ５０まで達して止まる。次に閉状態にしていたニードルバルブ５０を少し開放することで室外機本体、室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスは冷媒回収用ポンプ４８の吸気用逆止弁４８５からシリンダー容器４８１の乙側へと入り、排気用逆止弁４８６から耐圧ホース５３を経て冷媒回収用容器５４の入口バルブ５４１まで一気に導かれる。その後冷媒回収用容器５４のバルブ５４１を開状態とする。それによってさらに冷媒ガスが冷媒回収用容器５４内部へと移動する。ニードルバルブ５０を徐々に開放することで室外機本体、室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスを冷媒回収用容器５４へと導く。この時室外機本体、室内機内部および接続配管内部から耐圧ホース４９に導かれる圧縮機用オイルはニードルバルブ５０を徐々に開放すること途中に配置したオイルセパレータ５１で冷媒ガスとオイルとが分離され、冷媒回収用ポンプ４８側へオイルが侵入するのを防止することができる。また一気に冷媒回収用ポンプ４８側へ冷媒ガスが移動するとハンドル部５７は下方向へ駆動するので、事前にハンドル部５７を下方向へと駆動させ、ピストン４８２を上死点位置に配置してニードルバルブ５０を開放させるのが望ましい。ニードルバルブ５０を全開放後、冷媒ガスの動きが停止するまでしばらく待つ。その後頃合いを見計らってハンドル部５７３を上方向へと駆動させることで、ピストン４８２が乙方向へと駆動してシリンダー容器４８１内部の冷媒ガスは排気用逆止弁４８６から吐出され、冷媒回収用容器５４へと冷媒ガスを導く。さらにハンドル部５７３を下方向へと駆動させることで室外機本体、室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスはシリンダー容器４８１内部へと吸気される。これらハンドル部５７３の上下操作を何度も繰り返すことで最終的に室外機本体内部、室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスは冷媒回収用容器５４へと強制的に冷媒回収される。また低圧ゲージ５２にて圧力状態を読み取ることで残留している冷媒ガス量も把握できる。本実施例の場合、圧縮機用オイルに溶解している冷媒ガスは徐々にガス化されて冷媒回収ポンプ側へと排出されるため、低圧ゲージ５２にてある程度の圧力変動値になったら作業を見切る必要がある。
【００４０】
本実施例のような構成の冷媒回収ポンプであればてこの原理をうまく活用することで手動式であっても３０ｋｇｆ／ｃｍ^２、さらにそれ以上の昇圧能力を有するものが可能であった。
【００４１】
（実施例５）
本実施例では、室外機１台に室内機１台の冷媒Ｒ４１０Ａを使用した空気調和機、冷媒充填量８００ｇに対して圧縮機が故障で動作しないため、現場にて部品交換をするために冷媒回収する場合を想定して説明する。図８は冷媒回収方法の装置に関する主要構成図と接続関係を示している。室外機５８本体には二方弁５９、三方弁６０が配設され、接続配管６１、６２を介して室内機（図示せず）と連結されている。室外機５８本体の三方弁６０のサービスポート部に接続バルブ６３側を連結することで冷媒回収用ポンプ６４の吸気用逆止弁側が耐圧ホース６５を介して連結させる。耐圧ホース６５の経路途上にはニードルバルブ６６、オイルセパレータ６７と低圧ゲージ６８が配設されている。また冷媒回収用ポンプ６４の排気用逆止弁側が耐圧ホース６９を介して冷媒回収用容器７０と連結されている。冷媒回収用容器７０は設計耐圧４５ｋｇ／ｃｍ^２、内容積１２００ｃｍ^３のステンレス製容器であり、冷媒導入口にはバルブ７０１が配設されている。冷媒回収用容器７０は事前に冷媒回収用ポンプ６４を利用して５０ｔｏｒｒ以下の負圧状態としてバルブ７０１を閉状態にしてある。オイルセパレータ６７は実施例１と同じ構成のものを使用した。
【００４２】
冷媒回収用ポンプ６４は実施例２で使用したものとほぼ構成が同じで、シリンダー容器６４１内部にピストン６４２が配置されることで二室に仕切られ、ピストン６４２には駆動軸６４３が連結され、駆動軸６４３はシリンダー容器６４１を貫通して外部と突き出している。また駆動軸６４３が配設されている一室側のピストン６３２上死点位置に吸気用逆止弁６４４が配設されている。また駆動軸６４３が配設されていない一室側のピストン６４２下死点位置に排気用逆止弁６４５が配設されている。さらにピストン６４２にも逆止弁６４６が配設され、駆動軸６４３が配設されていない一室側から駆動軸６４３が配設されている一室側への冷媒ガス流れを防止する構成となっている。またピストン６４２外周部にはＨＮＢＲ製のＯリング６４７が配設され、ピストン６４２外周部での冷媒ガス漏れを防止する設計となっている。また駆動軸６４３がシリンダー容器６４１と接することになる貫通孔にもＨＮＢＲ製のＯリング（図示せず）が配設され、駆動軸６４３からの冷媒ガス漏れを防止する設計となっている。また吸気用逆止弁６４４、排気用逆止弁６４５、逆止弁６４６は実施例２で説明したものとほぼ同様な構造のものを使用したので説明は省略する。
【００４３】
冷媒回収用ポンプ６４は基板７１にビス固定され、基板７０には支持柱７２もビス固定されている。冷媒回収用ポンプ６４の駆動軸６４３と支持柱７２はハンドル棒７３で連結されている。ハンドル棒７３の端部がビス軸７３１にて支持柱７２と連結され、ハンドル棒７３の中間部がビス軸７３２にて駆動軸６４３と連結されている。ビス軸７３２にはハンドル軸方向への動作を可能とする直線方向用ニードルローラベアリングが配設され、ビス軸７３１には回転方向用ニードルローラベアリングが配設されている。またハンドル部７３３が作業者の実際に力を加える場所となる。たとえばビス軸７３１とビス軸７３２との距離が１に対してビス軸７３２とハンドル部７３３との距離が３であるとする。ハンドル部７３３に力を加えるとビス軸７３１が支点となり、ビス軸７３２が作用点となってハンドル部７３３に加える力は直接駆動軸７３３へ加える力の１／４でよい構成となる。ハンドル軸方向へのスライド動作を可能とする直線方向用ニードルローラベアリングを配設することによって、ハンドル部７３３の上下方向の動きに対して、ビス軸７３１が支点となって、ビス軸７３２がハンドル軸方向へ動作することで冷媒回収用ポンプ６４の駆動軸６４３が上下する方向は基板７１に対して垂直方向を維持することができた。また冷媒圧縮仕事として負荷が大きいのはハンドル部を作業者が下方向に押し下げる操作を行う時になる。
【００４４】
次に冷媒回収の操作手順について説明する。
【００４５】
まずバルブ７０１を閉状態とした冷媒回収用容器７０と冷媒回収用ポンプ６４を連結させるとともに耐圧ホース６５も冷媒回収用ポンプ６４と連結させておく。次に室外機５８本体の二方弁５９と三方弁６０のバルブを開状態のままにしておき、三方弁６０のサービスポート部にニードルバルブ６６を閉状態として接続バルブ６３と連結する。この時接続バルブ６３には三方弁６０に設けられたバルブコア突起部分を締め付けと同時に奥方向へと押せるタイプを使用する。それによって耐圧ホース６５は接続配管内部と連通状態となり、冷媒ガスがニードルバルブ６６まで達して止まる。次に閉状態にしていたニードルバルブ６６を少し開放することで室外機本体、室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスは冷媒回収用ポンプ６４の吸気用逆止弁６４４からシリンダー容器６４１の甲側へと入り、ピストン６４２に配設された逆止弁６４７を経て、シリンダー容器６４１の乙側へと移動し、さらに排気用逆止弁６４６から耐圧ホース６９を経て冷媒回収用容器７０の入口バルブ７０１まで一気に導かれる。その後冷媒回収用容器７０のバルブ７０１を開状態とする。それによってさらに冷媒ガスが冷媒回収用容器７０内部へと移動する。ニードルバルブ６６を徐々に開放することで室外機本体、室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスを冷媒回収用容器７０へと導く。この時室外機本体、室内機内部および接続配管内部から耐圧ホース６５に導かれる圧縮機用オイルはニードルバルブ６６を徐々に開放すること途中に配置したオイルセパレータ６７で冷媒ガスとオイルとが分離され、冷媒回収用ポンプ６４側へオイルが侵入するのを防止することができる。また一気に冷媒ガスが冷媒回収用ポンプ６４側へと移動した時も、逆止弁６４６の流通抵抗が小さければ甲側一室と乙側一室はすぐに均圧される。したがって本実施例のような冷媒回収用ポンプを使用すればハンドル棒が急激に動作するのを防止できる。最終的にニードルバルブ６６を全開放後、冷媒回収用容器７０と室外機本体内部、室内機内部および接続配管内部とが均圧となることによって冷媒ガスの動きが停止した頃を見計らって冷媒回収用ポンプ６４のハンドル部７３３を下方向へと駆動させることで、ピストン６４２も乙方向へと駆動され、シリンダー容器６４１内部の冷媒ガスは排気用逆止弁６４５から吐出されるとともに、室外機本体内部、室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスは吸気用逆止弁６４４から吸気される。吐出された冷媒ガスは冷媒回収用容器７０へと冷媒回収される。ハンドル部７３３を上方向へ駆動させることで、ピストン６４２も甲方向へと駆動され、シリンダー容器６４１内部の冷媒ガスはピストン６４２に設けられた逆止弁６４６を介して甲側一室から乙側一室へと移動する。さらにハンドル部７３３を下方向へ移動させることによって冷媒ガスは圧縮されながら排気用逆止弁６４５を介して冷媒回収用容器７０へと冷媒回収される。このハンドル部７３３の上下操作を何度も繰り返すことで最終的に室外機本体内部、室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスは冷媒回収用容器７０へと強制的に冷媒回収されることになる。また低圧ゲージ６８にて圧力状態を読み取ることで残留している冷媒ガス量も把握できる。本実施例の場合、圧縮機用オイルに溶解している冷媒ガスは徐々にガス化されて冷媒回収ポンプ側へと排出されるため、低圧ゲージ６８にてある程度の圧力変動値になったら作業を見切る必要がある。
【００４６】
本実施例のような構成の冷媒回収ポンプであればてこの原理をうまく活用することで手動式であっても３０ｋｇｆ／ｃｍ^２、さらにそれ以上の昇圧能力を有するものが可能であった。
【００４７】
実施例ではＯリングとして冷媒Ｒ２２の場合にはＣＲ製のゴムを使用し、冷媒Ｒ４０７Ｃ，Ｒ４１０Ａの場合にはＨＮＢＲ製のゴムを使用した。Ｏリングについても耐冷媒性、耐オイル性を考慮しながら、最適な硬度のものを選択する必要がある。
【００４８】
実施例５では駆動軸と連結されるビス軸に直線方向用ニードルローラベアリングを使用し、支持柱と連結されるビス軸に回転方向用ニードルローラベアリングを使用した。ビス軸に直線方向用ニードルローラベアリングを配設する場合としてはハンドル部の中間部に設けられる連結部のほうが好ましいと考えられる。また本発明に使用できる構造はこれに限定されるものではない。てこの原理を利用して力のかかる支点あるいは作用点部分がスムーズに動作できるような構造になっていること、また連結部の一方がハンドル棒方向へスライド可能なことが望まれる。したがってころがり軸受け構造あるいはすべり軸受け構造が好ましい。ころがり軸受け構造としてはボールベアリング方式も使用でき、すべり軸受け構造としてはポリテトラフルオロエチレン系、グラファイト系の材料が使用できる。またころがり軸受け構造あるいはすべり軸受け構造に対してさらに潤滑性を向上させるためグリースを供給することも可能である。
【００４９】
実施例では吸気用逆止弁、排気用逆止弁等すべて圧縮コイルバネ力を利用した逆止弁を使用したが、本発明に使用できる構造はこれに限定されるものではない。排気用逆止弁側は直接冷媒ガスに接触するため、弁構造としての十分な強度が要求される。また吸気用逆止弁もボールバルブ等での圧力調整弁がない場合には同様に弁構造としての強度が要求される。しかし吸気用逆止弁の場合圧縮コイルバネ力が強すぎると冷媒回収率を低下させる。すなわち吸気用逆止弁での差圧によって弁が切り換わるため、圧縮コイルバネ力が強すぎると、冷媒回収作業中の弁切り換わり限界時点で冷媒回収作業が停止する。したがって、吸気用逆止弁に使用される圧縮コイルバネのバネ定数としては０．３〜０．６Ｎ／ｍｍ程度が好ましいと考えられる。また排気用逆止弁としてはそれよりも大きな０．４〜０．８Ｎ／ｍｍ程度が好ましいと考えられる。
【００５０】
実施例では冷媒Ｒ２２、Ｒ４０７Ｃ，Ｒ４１０Ａを充填されてなる空気調和機について冷媒回収を実施したが、本発明の利用用途はこれらに限定されるものではない。冷媒Ｒ４１０Ａは冷媒Ｒ２２に比べると同一温度条件に対する冷媒圧力が約１．６倍となるため、それに対応できる冷媒回収装置の昇圧設計が必要になる。実施例１のような冷媒回収用ポンプの構成であればシリンダーの一室が大気圧状態に対してもう一室にて冷媒ガス圧縮仕事を行う構成になるのでかなり大きな負荷を伴うが、実施例２あるいは実施例３のような冷媒回収用ポンプの構成であればシリンダー容器内の二室は均一な冷媒圧力関係であるため、液冷媒が残留する最初のうちは小さな負荷で室外機本体への冷媒回収作業を行うことができる。しかし冷媒回収作業の進行とともにガス冷媒だけになるため冷媒ガス圧縮仕事への負荷は大きくなる。したがってポンプダウンのできない空気調和機から冷媒回収あるいは室外機本体内部の冷媒も含めた冷媒回収の回収率を高くするためには冷媒回収用ポンプの昇圧能力として１０〜３０ｋｇ／ｃｍ^２が必要であった。そのための作業を人力で行うには限度があるため、必然的に冷媒回収用ポンプに使用されるシリンダー容器の断面積を小さく設計する必要がある。また冷媒回収用容器に細孔径の大きな合成ゼオライトを充填すれば物理吸着作用によって合成ゼオライトの３０ｗｔ％程度まで吸着させることが可能なので、それを活用することによっても作業負担を軽減することができた。そのためには合成ゼオライトとして２５℃での二酸化炭素分圧５００ｍｍＨｇにおける二酸化炭素吸着容量が２０ｗｔ％以上であるような物理特性を有していることが望ましかった。
【００５１】
また、てこ作用を利用した冷媒回収用ポンプ装置であれば、てこの原理を活用することで作業にもとなう最大負荷を低減できた。しかし、あまり極端な構成にすると冷媒回収用ポンプ装置の形状が大きくなり、装置を運搬する時にかさばってしまう。したがって、てこの原理を利用するとしても支点、作用点、力点の構成で１／２〜１／５程度に作業最大負荷低減にとどめることが好ましいと考える。
【００５２】
本発明は電力を使用することなく空気調和機からの冷媒回収を行うことを目的としているため、本発明の実施例にもあるようなてこの効果、冷媒回収用容器への合成ゼオライト充填等の物理吸着効果を利用することでどのような冷媒ガスに対しても冷媒回収装置の構成を工夫することで作業者への負担を大幅に低減させることができた。
【００５３】
【発明の効果】
上記実施例から明らかなように、請求項１記載の発明によれば、室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスは冷媒回収用ポンプを使用することによって強制的に吸引、吐出されるので、冷媒回収用容器内部へと冷媒回収され、この時使用される冷媒回収用ポンプはピストンシリンダーと逆止弁を組み合わせた簡単な構成であるため、電源等の設備を使用することなく、作業者自身による人力で冷媒回収作業を行うことができた。
【００５４】
また、請求項２記載の発明によれば、室外機本体内部、室内機内部および接続配管内部に残留する冷媒ガスは冷媒回収用ポンプを使用することによって強制的に吸引、吐出されるので、冷媒回収用容器内部へと冷媒回収され、この時使用される冷媒回収用ポンプはピストンシリンダーと逆止弁を組み合わせた簡単な構成であるため、電源等の設備を使用することなく、作業者自身による人力で冷媒回収作業を行うことができた。
【００５５】
また、請求項３記載の発明によれば、冷媒回収用ポンプのピストンを駆動軸への力によって動かす時、冷媒ガスの排気操作は圧縮仕事になるのでかなり大きな負荷を要するが、てこ作用を利用することで排気操作に必要な最大負荷を低減でき、人力での作業性が大幅に改善された。
【００５６】
また、請求項４記載の発明によれば、冷媒回収用容器内部に細孔径の大きな合成ゼオライトを充填させることによって、合成ゼオライト自体が２０〜３０ｗｔ％程度冷媒を物理吸着してくれるので、冷媒回収用容器に冷媒ガスを冷媒回収用ポンプで機械圧縮させながら回収する肉体的な作業負荷が大幅に軽減された。
【００５７】
また、請求項５記載の発明によれば、吸気用逆止弁とサービスポート接続バルブとの経路途上にオイルセパレーターを配設することで室内機内部および接続配管内部に残留する圧縮機用オイルを十分に分離して冷媒ガスだけを冷媒回収用ポンプへと導くことができた。
【００５８】
また、請求項６記載の発明によれば、支柱柱を支点としてハンドル棒の一端に冷媒回収用ポンプの駆動軸が連結されて作用点となり、もう一端へ作業者が力を加えることでてこがバランスされ、冷媒回収用ポンプのピストンを駆動軸への力によって動かす時、必要な冷媒ガス圧縮仕事の負荷を、てこ作用を利用することで排気操作に必要な最大負荷を低減でき、人力での作業性が大幅に改善された。
【００５９】
また、請求項７記載の発明によれば、ハンドル棒の一端を支柱柱との支点として、ハンドル棒の中間部へ冷媒回収用ポンプの駆動軸が連結されて作用点となり、もう一端へ作業者が力を加えることでてこがバランスされ、冷媒回収用ポンプのピストンを駆動軸への力によって動かす時、必要な冷媒ガス圧縮仕事の負荷を、作用点を支点と力点との間に設けることでてこ作用を有効にすることで排気操作に必要な最大負荷を低減でき、人力での作業性が大幅に改善された。
【００６０】
また、請求項８記載の発明によれば、冷媒回収用ポンプのシリンダー容器について一室だけを利用して冷媒ガスへの吸排作用効果生じさせることができた。
【００６１】
また、請求項９記載の発明によれば、冷媒回収用ポンプのシリンダー容器についてピストンに逆止弁が配設されることによって、仕切られたシリンダー容器内部の二室に対して圧力差が小さいので作業者への仕事負荷を低減させることができた。
【００６２】
また、請求項１０記載の発明によれば、冷媒回収用ポンプのシリンダー容器について仕切られた内部二室に各々吸気用逆止弁と排気用逆止弁が配設されることで、ピストンを上下両方向へ移動させても一方では冷媒ガスの圧縮仕事を行って外部へ排出するとともに、もう一方ではシリンダー容器内部への冷媒ガス導入操作を並行して実施できたので非常に作業性が向上した。また仕切られたシリンダー容器内部の二室に対して圧力差が小さいので作業者への仕事負荷も低減させることができた。
【００６３】
また、請求項１１記載の発明によれば、合成ゼオライトとして２５℃での二酸化炭素分圧５００ｍｍＨｇにおける二酸化炭素吸着容量が２０ｗｔ％以上であるような物理特性を有していれば細孔径も大きいので冷媒を迅速かつ効率的に吸着できた。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例において示す空気調和機の主要構成図
【図２】本発明の実施例１において使用される冷媒回収方法の装置に関する主要構成図と接続関係図
【図３】本発明の実施例１において使用される吸気用逆止弁の断面構成図
【図４】本発明の実施例１において使用されるオイルセパレーターの断面構成図
【図５】本発明の実施例２において使用される冷媒回収方法の装置に関する主要構成図と接続関係図
【図６】本発明の実施例３において使用される冷媒回収方法の装置に関する主要構成図と接続関係図
【図７】本発明の実施例４において使用される冷媒回収方法の装置に関する主要構成図と接続関係図
【図８】本発明の実施例５において使用される冷媒回収方法の装置に関する主要構成図と接続関係図
【符号の説明】
１室内機
２、３接続配管
４室外機
６二方弁
７三方弁
９冷媒回収用ポンプ
９１シリンダー容器
９２ピストン
９３駆動軸
９５、９６吸気用逆止弁
１０耐圧ホース
１１ニードルバルブ
１２オイルセパレータ
１３低圧ゲージ
１５冷媒回収用容器[0001]
[Industrial applications]
The present invention provides a method for recovering refrigerant which is performed when performing a removal operation in a situation where an air conditioner installed in a house or a building cannot be pumped down, or repairs a failure of a refrigeration cycle component inside an outdoor unit main body. For recovering refrigerant on site.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, industrial wastes made of iron, aluminum, copper, plastic, and the like and composite materials thereof have been crushed using a crusher or the like, and then separated and sorted for recycling.
[0003]
In addition, since refrigerant and oil are enclosed in the waste such as air conditioners, pump-down work is performed at the site to collect the refrigerant gas in the refrigeration cycle system into the outdoor unit itself, and then install the equipment. It will be dismantled by returning to a fully equipped factory. At that time, if the refrigerant is put into the crusher as it is, the refrigerant gas is ejected and the oil leaks, and the environmental destruction and the danger are high. Therefore, the recovery of the refrigerant gas and the oil is required. For such a purpose, it is common to use an electric compressor as a power for refrigerant recovery and use a refrigerant recovery device for forcibly sucking.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, there are various types of air conditioners on the market, and there are cases where the installed air conditioner has a malfunctioning compressor and cannot operate at all, or the air conditioner is removed after the power supply is already stopped. Even in such a case, there has been a demand for the development of a technology capable of performing a sufficient refrigerant recovery operation without using a power supply. Also, in order to recover the refrigerant to repair the refrigeration cycle failure of the outdoor unit at the market site, there is currently only a refrigerant recovery device using an electric compressor, so the refrigerant recovery device is large, heavy, and more expensive, In general, it was hardly widespread and it was necessary to release it to the atmosphere.
[0005]
The present invention has been made in view of the problems of the prior art, and has been developed from an air conditioner that needs to be removed and an air conditioner that repairs a refrigeration cycle component failure of an outdoor unit body to a power supply or the like on the spot. It is an object of the present invention to provide a refrigerant recovery method capable of speedily recovering the refrigerant even when there is no such equipment.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the present invention provides an air conditioner configured by connecting an indoor unit and an outdoor unit to each other by a connection pipe, wherein the outdoor unit is provided with a two-way valve and a three-way valve as connection ports, A step of closing both the one-way valve and the three-way valve, a step of connecting a refrigerant recovery pump to a service port of the three-way valve, and a step of connecting the refrigerant recovery pump and a refrigerant recovery container. In the refrigerant recovery pump, a piston is driven inside the cylinder container, and an intake check valve and an exhaust check valve are operated to generate a suction / discharge effect, thereby driving the piston of the refrigerant recovery pump. This is a method for recovering refrigerant from an air conditioner that recovers refrigerant gas remaining in the indoor unit and the connection pipe into the refrigerant recovery container.
[0007]
With the above configuration, the refrigerant gas remaining inside the indoor unit and the connection pipe is forcibly sucked and discharged by using the refrigerant recovery pump, so that the refrigerant is recovered into the refrigerant recovery container and used at this time. Since the refrigerant recovery pump to be used has a simple configuration in which a piston cylinder and a check valve are combined, the refrigerant recovery operation can be performed manually by an operator himself without using equipment such as a power supply.
[0008]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The invention according to claim 1 for solving the above-mentioned problem is an air conditioner configured by connecting both an indoor unit and an outdoor unit with a connection pipe, wherein the outdoor unit has a two-way valve and a three-way valve as connection ports. Closing the two-way valve and the three-way valve, connecting a refrigerant recovery pump to a service port of the three-way valve, and connecting the refrigerant recovery pump and the refrigerant recovery container. The process includes a step in which the piston for driving the inside of the cylinder container causes the intake check valve and the exhaust check valve to operate, thereby producing a suction / discharge effect. This is a method for recovering refrigerant from an air conditioner that recovers refrigerant gas remaining in the indoor unit and the connection pipe into the refrigerant recovery container by driving a piston.
[0009]
The invention according to claim 2 is an air conditioner configured by connecting both an indoor unit and an outdoor unit with a connection pipe, wherein the outdoor unit is provided with a two-way valve and a three-way valve as a connection port, Opening the three-way valve together, connecting a refrigerant recovery pump to a service port of the three-way valve, and connecting the refrigerant recovery pump and a refrigerant recovery container, The recovery pump is driven by a piston inside the cylinder container, and operates a suction check valve and an exhaust check valve to produce a suction / discharge effect, thereby driving the piston of the refrigerant recovery pump. This is a method of recovering refrigerant from an air conditioner that recovers refrigerant gas remaining in the air conditioner into a refrigerant recovery container.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, a drive shaft is connected to the piston, the drive shaft protrudes to the outside through a cylinder container, and drives the piston by applying a force to the drive shaft by leverage. This is a method of recovering the refrigerant from the air conditioner.
[0011]
The invention according to claim 4 is a method for recovering refrigerant from an air conditioner in which a synthetic zeolite is filled in a refrigerant recovery container.
[0012]
The invention according to claim 5 is a method for recovering refrigerant from an air conditioner in which an oil separator is provided on a path connecting a service port of a three-way valve and a refrigerant recovery pump.
[0013]
According to a sixth aspect of the present invention, a drive shaft is connected to the piston, the drive shaft protrudes to the outside through a cylinder container, and is connected to one end of a handle bar at a connection portion 1, and the handle bar is supported. The air conditioner is also connected to a pillar by a connecting portion 2, and the piston is driven by using the connecting portion 2 as a fulcrum, the connecting portion 1 as an action point, and the other end of the handle bar as a power point. This is a method of recovering refrigerant from the water.
[0014]
According to a seventh aspect of the present invention, a drive shaft is connected to the piston, the drive shaft penetrates a cylinder container and protrudes to the outside, and is connected to a handle bar at a connecting portion 1, and one end of the handle bar is supported. The air conditioner is also connected to a pillar by a connecting portion 2, and the piston is driven by using the connecting portion 2 as a fulcrum, the connecting portion 1 as an action point, and the other end of the handle bar as a power point. This is a method of recovering refrigerant from the water.
[0015]
In the invention according to claim 8, at least a piston, a check valve for intake and a check valve for exhaust are arranged inside the cylinder container, a drive shaft is connected to the piston, and the drive shaft penetrates the cylinder container. Then, the intake check valve and the exhaust check valve are partitioned into two chambers by the piston inside the cylinder container, and are disposed on one chamber side where the drive shaft is not disposed. This is a method for recovering refrigerant from an air conditioner that is in use.
[0016]
According to a ninth aspect of the present invention, at least a piston, a check valve for intake and a check valve for exhaust are disposed inside the cylinder container, a drive shaft is connected to the piston, and the drive shaft penetrates the cylinder container. The intake check valve is divided into two chambers by the piston inside the cylinder container, and is disposed on one chamber side where the drive shaft is disposed, and the exhaust check valve is provided. Is disposed on the one chamber side where the drive shaft is disposed, and the check shaft is disposed on the piston and the drive shaft is not disposed from the one chamber side where the drive shaft is disposed. This is a method of recovering refrigerant from the air conditioner, which is configured to prevent the flow to the one room side.
[0017]
According to a tenth aspect of the present invention, at least a piston, a check valve for intake and a check valve for exhaust are disposed inside a cylinder container, a drive shaft is connected to the piston, and the drive shaft penetrates the cylinder container. Then, the inside of the cylinder container is partitioned into two chambers by the piston, and the check valve for intake and the check valve for exhaust are disposed in each chamber, and provided in each chamber. A method for recovering refrigerant from an air conditioner in which the intake check valve-side paths provided are connected externally and the exhaust check valve-side paths provided in each of the chambers are also connected externally.
[0018]
【Example】
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0019]
(Example 1)
FIG. 1 shows a main configuration diagram of the air conditioner. In this embodiment, an air conditioner using one refrigerant R22 for one outdoor unit and a case where a pump down operation cannot be performed due to a failure of a compressor for a refrigerant charging amount of 750 g will be described. The air conditioner is mainly composed of an indoor unit 1, connection pipes 2, 3 and an outdoor unit 4, and the connection pipes 2, 3 are covered with a pipe cover 5. Specifically, an auxiliary pipe (not shown) drawn from the indoor unit and the connection pipes 2 and 3 are flared.
[0020]
FIG. 2 shows a main configuration diagram and a connection relation regarding the apparatus of the refrigerant recovery method. A two-way valve 6 and a three-way valve 7 are provided in the outdoor unit main body 4, and are connected to the indoor unit 1 via connection pipes 2 and 3. By connecting the connection valve 8 side to the service port portion of the three-way valve 7 of the outdoor unit 4 main body, the suction check valve side of the refrigerant recovery pump 9 is connected via the pressure-resistant hose 10. A needle valve 11, an oil separator 12, and a low-pressure gauge 13 are provided along the path of the pressure-resistant hose 10. The exhaust check valve side of the refrigerant recovery pump 9 is connected to a refrigerant recovery container 15 via a pressure-resistant hose 14. Refrigerant recovery container 15 is designed to withstand 30 kg / cm ² , Inner volume 500cm ³ , And a valve 151 is provided at the refrigerant inlet. In this embodiment, the refrigerant charge is 750 g, and it is necessary to recover the refrigerant remaining inside the indoor unit and the connection pipe. In such a case, the refrigerant recovery amount generally exceeds 200 g. There is no inner volume 500cm ³ Was used. The refrigerant recovery container 15 is set in advance to a negative pressure state of 50 torr or less by using the refrigerant recovery pump 9, and the valve 151 is closed.
[0021]
The refrigerant recovery pump 9 is partitioned into two chambers by disposing a piston 92 inside a cylinder container 91, a drive shaft 93 is connected to the piston 92, and the drive shaft 93 penetrates the cylinder container 91 and has an external handle 94. A check valve 95 for intake and a check valve 96 for exhaust are arranged at the bottom dead center position of the piston 92 on the one chamber side where the drive shaft 93 is not arranged. The piston 92 is provided with an O-ring 97 made of CR, which is designed to prevent refrigerant gas leakage at the outer periphery of the piston 92.
[0022]
FIG. 3 shows a sectional configuration view of the intake check valve. In the check valve 95 for intake, a copper pipe 951 is roll-grooved at two places, and a brass valve seat 952 is fixed to the grooved portion 951a. The compression coil spring body 953 is joined to the resin plate 954 made of PPS, and the resin plate 954 made of PPS collides with the valve seat 955 made of brass due to the force of the compression coil spring. It has a check valve structure that is closed and air flows only in the direction of the arrow. As the compression coil spring body 953, a SUS304 spring having a spring constant of 0.4 N / mm was used. The valve seat 955 made of brass is fixed by the grooved portion 951b, and a tapered portion is provided in the upstream flow path of the valve seat 955. The exhaust check valve has substantially the same structure as that of the intake check valve, and the description thereof is omitted. However, the spring check valve has a spring constant of 0.6 N / mm.
[0023]
The oil separator used in this embodiment will be described. FIG. 4 shows a sectional configuration diagram of the oil separator. In the oil separator 12, a cylindrical inner ring 122 is disposed inside a cylindrical stainless steel container 121. A 32 mesh stainless steel net is used as the inner ring 122, and a disc-shaped stainless mesh 123 of the same 32 mesh. 124 and 125 are disposed at three intervals. Refrigerant gas enters through the inlet 126 and exits through the outlet 127. As a result, the compressor oil accompanying the refrigerant gas collides with the stainless steel net, whereby only the oil is separated.
[0024]
Next, the operation procedure of refrigerant recovery will be described.
[0025]
First, the refrigerant recovery container 15 with the valve 151 closed is connected to the refrigerant recovery pump 9, and the pressure-resistant hose 10 is also connected to the refrigerant recovery pump 9. Next, the two-way valve 6 and the three-way valve 7 of the outdoor unit 4 are closed by rotating a hexagon wrench. Thereafter, the needle valve 11 is closed to the service port of the three-way valve 7 and connected to the connection valve 8. At this time, the connection valve 8 is of a type that can simultaneously push the protrusion of the valve core provided on the three-way valve 7 toward the back as well. As a result, the pressure-resistant hose 10 becomes in communication with the inside of the connection pipe, and the refrigerant gas reaches the needle valve 11 and stops. Next, by slightly opening the needle valve 11 that has been closed, the refrigerant gas remaining in the indoor unit and the connection pipe enters the cylinder container 91 from the suction check valve 95 of the refrigerant recovery pump 9 and is exhausted. Through the pressure check hose 96 to the inlet valve 151 of the refrigerant recovery container 15 at once. Thereafter, the valve 151 of the refrigerant recovery container 15 is opened. Thereby, the refrigerant gas further moves into the inside of the refrigerant recovery container 15. By gradually opening the needle valve 11, the refrigerant gas remaining inside the indoor unit and inside the connection pipe is guided to the refrigerant recovery container 15. At this time, the compressor oil remaining in the indoor unit and the connection pipe gradually opens the needle valve 11, and the refrigerant gas and oil are separated by the oil separator 12 arranged in the middle, and the refrigerant gas and oil are transferred to the refrigerant recovery pump 9 side. It is possible to prevent oil from entering. When the refrigerant gas moves toward the refrigerant recovery pump 9 at a stroke, the handle 94 is driven in the instep direction. Therefore, it is desirable to dispose the handle 94 at the top dead center position of the piston 92 and open the needle valve 11 in advance. After fully opening the needle valve 11, while listening to the refrigerant gas sound, wait for a while until the movement of the refrigerant gas stops. Thereafter, when the pressure of the refrigerant recovery container 15 and the interior of the indoor unit and the connection pipe are equalized, the movement of the refrigerant gas stops. At that time, the handle 94 of the refrigerant recovery pump 9 is driven in the direction B. By doing so, the refrigerant gas inside the cylinder container 91 is discharged from the exhaust check valve 96 and guides the refrigerant gas to the refrigerant recovery container 15. Further, by driving the handle 94 in the instep direction, the refrigerant gas remaining inside the indoor unit and inside the connection pipe is sucked into the cylinder container 91. By repeating these handle reciprocating operations, the refrigerant gas finally remaining inside the indoor unit and the connection pipe is forcibly collected into the refrigerant collection container 15. Further, by reading the pressure state with the low pressure gauge 13, the amount of the refrigerant gas remaining can be grasped. The refrigerant gas pressure at 20 ° C. of the refrigerant R22 is 9.28 kgf / cm ² 10kgf / cm ² , The refrigerant can be liquefied into the refrigerant recovery container and sufficient refrigerant recovery can be performed. If the operator works directly using the handle 94, the load on the handle 94 is considerably large, so that the pressure receiving area of the piston 92 is 4 cm. ² It is desirable to make the following. When the low pressure gauge 13 reaches the negative pressure from the positive pressure, the valve 151 of the refrigerant recovery container 15 is closed, and the connection valve 8 is removed from the service port of the three-way valve 7 to complete the refrigerant recovery.
[0026]
(Example 2)
In the present embodiment, an air conditioner using one refrigerant R407C for one outdoor unit and a case where power supply from a power company is stopped for a refrigerant charging amount of 800 g will be described. FIG. 5 shows a main configuration diagram and a connection relation regarding the apparatus of the refrigerant recovery method. The outdoor unit main body 16 is provided with a two-way valve 17 and a three-way valve 18 and is connected to an indoor unit (not shown) via connection pipes 19 and 20. By connecting the connection valve 21 side to the service port portion of the three-way valve 18 of the outdoor unit 16 main body, the suction check valve side of the refrigerant recovery pump 22 is connected via the pressure-resistant hose 23. A needle valve 24, an oil separator 25, and a low-pressure gauge 26 are arranged on the path of the pressure-resistant hose 23. The exhaust check valve side of the refrigerant recovery pump 22 is connected to a refrigerant recovery container 28 via a pressure-resistant hose 27. Refrigerant recovery container 28 is designed to withstand pressure 30 kg / cm ² , Inner volume 700cm ³ And a valve 281 is provided at the refrigerant inlet. The inside of the refrigerant recovery container 28 is filled with a synthetic zeolite 282 and fixed in position by a baffle 283. The synthetic zeolite used was 13X type, 1/12 inch diameter particles, 600 g. The refrigerant recovery container 28 is set in advance to a negative pressure state of 50 torr or less using the refrigerant recovery pump 22, and the valve 281 is closed. The oil separator 25 having the same configuration as that of the first embodiment was used.
[0027]
The refrigerant recovery pump 22 is divided into two chambers by disposing a piston 222 inside the cylinder container 221, and a drive shaft 223 is connected to the piston 222, and the drive shaft 223 penetrates the cylinder container 221 and is provided with an external handle portion. An intake check valve 225 is disposed at the top dead center position of the piston 222 on the one chamber side where the drive shaft 223 is disposed. Further, an exhaust check valve 226 is provided at the bottom dead center position of the piston 222 on the one chamber side where the drive shaft 223 is not provided. Further, a check valve 227 is also provided on the piston 222 to prevent the flow of the refrigerant gas from the one chamber where the drive shaft 223 is not provided to the one chamber where the drive shaft 223 is provided. ing. Further, an O-ring 228 made of HNBR is arranged on the outer periphery of the piston 222, and is designed to prevent refrigerant gas leakage at the outer periphery of the piston 222. An O-ring (not shown) made of HNBR is also provided in a through hole where the drive shaft 223 comes into contact with the cylinder container 221, and is designed to prevent refrigerant gas leakage from the drive shaft 223. Further, since the check valve 225 for intake, the check valve 226 for exhaust, and the check valve 227 have substantially the same structure as that described in the first embodiment, the description is omitted.
[0028]
Next, the operation procedure of refrigerant recovery will be described.
[0029]
First, the refrigerant recovery container 28 with the valve 281 closed is connected to the refrigerant recovery pump 22, and the pressure-resistant hose 23 is also connected to the refrigerant recovery pump 22. Next, the two-way valve 17 and the three-way valve 18 of the outdoor unit 16 are closed by rotating a hexagon wrench. Thereafter, the needle valve 24 is closed to the service port of the three-way valve 18 and connected to the connection valve 21. At this time, the connection valve 21 is of a type that can simultaneously press the projection of the valve core provided on the three-way valve 18 toward the back as well. As a result, the pressure-resistant hose 23 communicates with the inside of the connection pipe, and the refrigerant gas reaches the needle valve 24 and stops. Next, by slightly opening the needle valve 24 which has been closed, the refrigerant gas remaining in the indoor unit and the connection pipe is transferred from the intake check valve 225 of the refrigerant recovery pump 22 to the back side of the cylinder container 221. And moves to the second side of the cylinder container 221 through a check valve 227 disposed on the piston 222, and further from the exhaust check valve 226 to the inlet valve 281 of the refrigerant recovery container 28 through the pressure-resistant hose 27. You will be led at once. Thereafter, the valve 281 of the refrigerant recovery container 28 is opened. As a result, the refrigerant gas further moves into the refrigerant recovery container 28 and is physically adsorbed by the synthetic zeolite 282 filled therein. By gradually opening the needle valve 24, the refrigerant gas remaining inside the indoor unit and inside the connection pipe is guided to the refrigerant recovery container 28. At this time, the compressor oil remaining in the indoor unit and the connection pipe is separated from the refrigerant gas and the oil by the oil separator 25 disposed in the middle of gradually opening the needle valve 24, and the refrigerant oil is transferred to the refrigerant recovery pump 22 side. It is possible to prevent oil from entering. Also, when the refrigerant gas moves to the refrigerant recovery pump 22 at a stretch, if the flow resistance of the check valve 227 is large, the handle 224 moves downward. If the flow resistance of the check valve 227 is small, the pressure in the instep side chamber and the inversion side chamber is immediately equalized. Therefore, it is considered that the use of the refrigerant recovery pump as in the present embodiment is less likely to cause injury to the operator. Finally, after fully opening the needle valve 24, it waits for a while until the pressure in the refrigerant recovery container 28, the interior of the indoor unit, and the interior of the connection pipe are equalized. Then, when the movement of the refrigerant gas stops, the handle 224 of the refrigerant recovery pump 22 is driven in the second direction in anticipation of the refrigerant gas being discharged from the exhaust check valve 226. The refrigerant gas remaining inside the indoor unit and inside the connection pipe is sucked from the check valve 225 for suction. The discharged refrigerant gas is recovered into the refrigerant recovery container 28. By moving the handle portion 224 of the refrigerant recovery pump 22 in the instep direction, the refrigerant gas in the cylinder container 221 moves from the instep-side one chamber to the party-side one chamber via the check valve 227 provided in the piston 222. I do. Further, by moving the handle portion 224 in the second direction, the refrigerant gas is compressed and collected into the refrigerant collection container 28 via the exhaust check valve 226 while being compressed. By repeating the handle reciprocating operation, the refrigerant gas remaining inside the indoor unit and inside the connection pipe is forcibly recovered into the refrigerant recovery container 28. Further, by reading the pressure state with the low pressure gauge 26, the amount of the refrigerant gas remaining can be grasped. The refrigerant gas pressure at 20 ° C. of the refrigerant R407C is 10.56 kgf / cm at maximum. ² 15kgf / cm ² Sufficient refrigerant recovery can be performed if the pressure increase capability is provided. But 10kgf / cm ² It is considered that the refrigerant recovery pump having the configuration as in the present embodiment can recover the refrigerant from a state where there is no differential pressure between the two cylinder containers even if the pressure increase capability of the present embodiment is used. When the low pressure gauge 25 reaches the negative pressure from the positive pressure, the valve 281 of the refrigerant recovery container 28 is closed, and the connection valve 21 is removed from the service port of the three-way valve 18 to complete the refrigerant recovery.
[0030]
(Example 3)
In the present embodiment, an air conditioner using one refrigerant R410A for one outdoor unit and a case where the compressor does not operate due to a failure with respect to a refrigerant charging amount of 800 g will be described. FIG. 6 shows a main configuration diagram and a connection relationship regarding the apparatus of the refrigerant recovery method. A two-way valve 30 and a three-way valve 31 are provided in the main body of the outdoor unit 29, and are connected to an indoor unit (not shown) via connection pipes 32 and 33. By connecting the connection valve 34 side to the service port portion of the three-way valve 31 of the outdoor unit 29 main body, the suction check valve side of the refrigerant recovery pump 35 is connected via the pressure-resistant hose 36. A valve 37, an oil separator 38, and a low-pressure gauge 39 are arranged on the path of the pressure-resistant hose 36. The exhaust check valve side of the refrigerant recovery pump 35 is connected to a refrigerant recovery container 41 via a pressure-resistant hose 40. Refrigerant recovery container 41 is designed to withstand 45 kg / cm ² , Inner volume 700cm ³ And a valve 411 is provided at the refrigerant inlet. The inside of the refrigerant recovery container 41 is filled with a synthetic zeolite 412, and the position is fixed by a baffle 413. The synthetic zeolite used was 13X type, 1/12 inch diameter particles, 600 g. The refrigerant recovery container 41 is set in advance in a negative pressure state of 50 torr or less using the refrigerant recovery pump 35, and the valve 411 is closed. The oil separator 38 having the same configuration as that of the first embodiment was used.
[0031]
The refrigerant recovery pump 35 is partitioned into two chambers by disposing a piston 352 inside the cylinder container 351, and a drive shaft 353 is connected to the piston 352. The drive shaft 353 penetrates the cylinder container 351 and is connected to the external handle portion 354. A check valve 355a for intake and a check valve 356a for exhaust are disposed at the top dead center position of the piston 352 on the one chamber side where the drive shaft 353 is disposed, and one chamber where the drive shaft 353 is not disposed. A check valve 355b for intake and a check valve 356b for exhaust are disposed at the bottom dead center position of the piston 352 on the side. The path from the check valve 355a for intake and the check valve 355b for intake is constituted by a pressure-resistant hose 36 connected together in the middle, and the path from the check valve for exhaust 356a and the check valve 356b for intake is also halfway. It is composed of a pressure-resistant hose 40 to be connected. An O-ring 357 made of HNBR is provided on the outer periphery of the piston 352, and is designed to prevent refrigerant gas leakage at the outer periphery of the piston 352. Also, an O-ring (not shown) made of HNBR is provided in a through hole where the drive shaft 353 comes into contact with the cylinder container 351, and is designed to prevent refrigerant gas leakage from the drive shaft 353. The intake check valves 355a and 355b and the exhaust check valves 356a and 356b have substantially the same structure as those described in the first embodiment, and thus description thereof will be omitted.
[0032]
Next, the operation procedure of refrigerant recovery will be described.
[0033]
First, the refrigerant recovery container 41 with the valve 411 closed is connected to the refrigerant recovery pump 35, and the pressure-resistant hose 36 is also connected to the refrigerant recovery pump 35. Next, the two-way valve 30 and the three-way valve 31 of the outdoor unit 29 are closed by rotating a hexagon wrench. Thereafter, the needle valve 37 is closed at the service port of the three-way valve 31 and connected to the connection valve 34. At this time, a type in which the protrusion of the valve core provided on the three-way valve 31 can be pressed in the depth direction at the same time as the connection valve 34 is used. As a result, the pressure-resistant hose 36 is in communication with the inside of the connection pipe, and the refrigerant gas reaches the needle valve 37 and stops. Next, by slightly opening the needle valve 37 which has been closed, the refrigerant gas remaining in the indoor unit and the connection pipe is discharged from the check valves 355 a and 355 b of the refrigerant recovery pump 35 to both sides of the cylinder container 351. Then, the gas is guided from the exhaust check valves 356a and 356b to the inlet valve 411 of the refrigerant recovery container 41 through the pressure-resistant hose 40 at a stretch. Thereafter, the valve 411 of the refrigerant recovery container 41 is opened. Thereby, the refrigerant gas further moves into the inside of the refrigerant recovery container 41 and is physically adsorbed by the synthetic zeolite 282 filled therein. By gradually opening the needle valve 37, the refrigerant gas remaining inside the indoor unit and inside the connection pipe is guided to the refrigerant recovery container 41. At this time, the compressor oil remaining in the indoor unit and the connection pipe is separated into the refrigerant gas and the oil by the oil separator 38 disposed in the middle of gradually opening the needle valve 37, and is directed to the refrigerant recovery pump 35 side. It is possible to prevent oil from entering. Further, even when the refrigerant gas moves to the refrigerant recovery pump 35 side at a stretch, the handle portion 354 hardly moves since it is guided to both sides of the cylinder container 351. Therefore, it is considered that the use of the refrigerant recovery pump as in the present embodiment is less likely to cause injury to the operator. Finally, after the needle valve 37 is fully opened, it waits for a while until the pressure in the refrigerant recovery container 41 and the inside of the indoor unit and the inside of the connection pipe are equalized. Then, when the movement of the refrigerant gas is stopped, the handle 354 of the refrigerant recovery pump 35 is driven in the direction of B when the refrigerant gas is stopped, so that the refrigerant gas inside the cylinder container 351 is discharged from the exhaust check valve 356b. At the same time, the refrigerant gas remaining inside the indoor unit and inside the connection pipe is sucked from the check valve 355a for intake into the inside of the cylinder container 351. The discharged refrigerant gas is collected into the refrigerant collection container 41. By moving the handle portion 354 of the refrigerant recovery pump 35 in the instep direction, the refrigerant gas on the instep side of the cylinder container 351 is discharged from the exhaust check valve 356a, and the refrigerant remaining in the indoor unit and the connection pipes The gas is sucked from the check valve 355b for intake to the inside of the cylinder container 351. By repeating the handle reciprocating operation, the refrigerant gas remaining in the indoor unit and the connection pipe can be forcibly collected in the refrigerant collection container 41 regardless of which direction the handle portion 354 is driven. Also, by reading the pressure state with the low pressure gauge 39, the amount of the remaining refrigerant gas can be grasped. The refrigerant gas pressure at 20 ° C. of the refrigerant R410A is 14.71 kgf / cm at maximum. ² 15kgf / cm ² Sufficient refrigerant recovery can be performed if the pressure increase capability is provided. But 10kgf / cm ² It is considered that the refrigerant recovery pump having the configuration as in the present embodiment recovers the refrigerant from the state where there is no differential pressure between the two cylinder containers even if the pressure is increased, so that the refrigerant recovery pump is considered to have a certain level of recovery ability. When the low pressure gauge 39 reaches the negative pressure from the positive pressure, the valve 411 of the refrigerant recovery container 41 is closed, and the connection valve 34 is removed from the service port of the three-way valve 31, thereby completing the refrigerant recovery.
[0034]
In Examples 2 and 3, the 13X type synthetic zeolite was filled in a refrigerant recovery container to recover the refrigerant. However, the refrigerant has an adsorption capacity of about 25 wt% with respect to the weight of the synthetic zeolite even under normal pressure conditions. The work load for collecting the refrigerant in the collection container has been considerably reduced.
[0035]
(Example 4)
In this embodiment, an air conditioner using one refrigerant R22 for one outdoor unit, and the compressor does not operate due to the failure of the refrigerant filling amount of 750 g. The description will be made on the assumption that the product is collected. FIG. 7 shows a main configuration diagram and a connection relation regarding the apparatus of the refrigerant recovery method. A two-way valve 43 and a three-way valve 44 are provided on the main body of the outdoor unit 42, and are connected to an indoor unit (not shown) via connection pipes 45 and 46. By connecting the connection valve 47 side to the service port portion of the three-way valve 44 of the outdoor unit 42 main body, the suction check valve side of the refrigerant recovery pump 48 is connected via the pressure-resistant hose 49. A needle valve 50, an oil separator 51, and a low-pressure gauge 52 are provided on the path of the pressure-resistant hose 49. The exhaust check valve side of the refrigerant recovery pump 48 is connected to a refrigerant recovery container 54 via a pressure-resistant hose 53. Refrigerant recovery container 54 is designed to withstand 30 kg / cm ² , Internal volume 1200cm ³ And a valve 541 is provided at the refrigerant inlet. The refrigerant recovery container 54 is set in advance in a negative pressure state of 50 torr or less using the refrigerant recovery pump 48, and the valve 541 is closed. The oil separator 38 having the same configuration as that of the first embodiment was used.
[0036]
The refrigerant recovery pump 48 is structurally similar to that used in the first embodiment. A piston 482 is arranged inside the cylinder container 481 to partition it into two chambers. A drive shaft 483 is connected to the piston 482, and a screw shaft 484 having a ball bearing is provided at a connection portion. The drive shaft 483 penetrates the cylinder container 481 and protrudes to the outside. A check valve 485 for intake and a check valve 486 for exhaust are provided at the bottom dead center position of the piston 482 on the one chamber side where the drive shaft 483 is not provided, and an O-ring 487 made of HNBR is provided on the piston 482. Is provided, and is designed to prevent refrigerant gas leakage at the outer peripheral portion of the piston 482. An elastomer 488 is provided in a portion of the cylinder container 481 that comes into contact when the drive shaft 483 operates in the up and down direction. The intake check valve 485 and the exhaust check valve 486 have substantially the same structure as those described in the first embodiment, and thus description thereof will be omitted.
[0037]
The coolant recovery pump 48 is fixed to the substrate 55 with screws, and the support column 56 is also fixed to the substrate 55 with screws. The drive shaft 483 of the refrigerant recovery pump 48 and the support column 56 are connected by a handle bar 57. An end of the handle bar 57 is connected to the drive shaft 483 by a screw shaft 571, and an intermediate portion of the handle bar 57 is connected to the support column 56 by a screw shaft 572. A ball bearing is provided on the screw shaft 571, and a ball bearing is also provided on the screw shaft 572. Further, the handle portion 573 is a place where the operator actually applies force. For example, it is assumed that the distance between the screw shaft 571 and the handle 573 is 3 while the distance between the screw shaft 571 and the screw shaft 572 is 1. When a force is applied to the handle portion 573, the screw shaft 572 becomes a fulcrum, and the force applied to the handle portion 573 with the screw shaft 571 acting as a point of application is only required to be １／ of the force directly applied to the drive shaft 483. With respect to the vertical movement of the handle portion 573, the screw shaft 572 serves as a fulcrum and the screw shaft 571 moves in the handle shaft direction, whereby the drive shaft 483 of the refrigerant recovery pump 48 moves vertically. At this time, since the screw shaft 571 and the screw shaft 572 are fixed, the operation direction of the drive shaft 483 is slightly shifted from the vertical direction with respect to the substrate 55. In order to cope with the lateral displacement, an elastomer 488 is provided at a portion where the drive shaft 483 contacts the cylinder container 481, and the piston 482 and the drive shaft 483 are connected by a screw shaft 484. The load of the refrigerant compression work is large when the operator pulls the handle portion upward.
[0038]
Next, the operation procedure of refrigerant recovery will be described.
[0039]
First, the refrigerant recovery container 54 with the valve 541 closed is connected to the refrigerant recovery pump 48, and the pressure-resistant hose 49 is also connected to the refrigerant recovery pump 48. Next, the two-way valve 43 and the three-way valve 44 of the outdoor unit 42 are left open, and the needle valve 50 is closed to the service port of the three-way valve 44 and connected to the connection valve 47. At this time, the connection valve 47 is of a type that can simultaneously push the valve core protruding portion provided on the three-way valve 44 to the back as well. As a result, the pressure-resistant hose 49 communicates with the inside of the connection pipe, and the refrigerant gas reaches the needle valve 50 and stops. Next, by slightly opening the needle valve 50 which has been closed, the refrigerant gas remaining in the outdoor unit main body, the inside of the indoor unit, and the inside of the connection pipe is discharged from the suction check valve 485 of the refrigerant recovery pump 48 to the cylinder container 481. The refrigerant enters the side B, and is led at once from the exhaust check valve 486 to the inlet valve 541 of the refrigerant recovery container 54 via the pressure-resistant hose 53. Thereafter, the valve 541 of the refrigerant recovery container 54 is opened. Thereby, the refrigerant gas further moves into the inside of the refrigerant recovery container 54. By gradually opening the needle valve 50, the refrigerant gas remaining in the outdoor unit main body, the inside of the indoor unit, and the inside of the connection pipe is guided to the refrigerant recovery container 54. At this time, the compressor oil guided from the outdoor unit main body, the interior of the indoor unit and the inside of the connection pipe to the pressure-resistant hose 49 is separated into the refrigerant gas and the oil by the oil separator 51 arranged in the middle of gradually opening the needle valve 50. Thus, it is possible to prevent oil from entering the refrigerant recovery pump 48 side. Also, when the refrigerant gas moves to the refrigerant recovery pump 48 side at a stretch, the handle portion 57 is driven downward. Therefore, the handle portion 57 is driven downward in advance, and the piston 482 is disposed at the top dead center position and the needle is moved. It is desirable to open valve 50. After fully opening the needle valve 50, it waits for a while until the movement of the refrigerant gas stops. Thereafter, the handle portion 573 is driven upward at an appropriate time, whereby the piston 482 is driven in the second direction, and the refrigerant gas inside the cylinder container 481 is discharged from the exhaust check valve 486, and the refrigerant is collected. The refrigerant gas is led to the container 54. Further, by driving the handle portion 573 downward, refrigerant gas remaining in the outdoor unit main body, the inside of the indoor unit, and the inside of the connection pipe is sucked into the cylinder container 481. By repeatedly operating the handle portion 573 up and down many times, the refrigerant gas finally remaining inside the outdoor unit main body, inside the indoor unit, and inside the connection pipe is forcibly recovered into the refrigerant recovery container 54. Further, by reading the pressure state with the low pressure gauge 52, the amount of the remaining refrigerant gas can be grasped. In the case of this embodiment, the refrigerant gas dissolved in the compressor oil is gradually gasified and discharged to the refrigerant recovery pump side. You need to see it off.
[0040]
If the refrigerant recovery pump is configured as shown in the present embodiment, it can be used even if it is manually operated by 30 kgf / cm. ² In addition, a device having a higher boosting capability was possible.
[0041]
(Example 5)
In this embodiment, the air conditioner uses one refrigerant R410A for one outdoor unit, and the compressor does not operate due to the failure of the refrigerant filling amount of 800 g. The description will be made on the assumption that the product is collected. FIG. 8 shows a main configuration diagram and a connection relationship regarding the apparatus of the refrigerant recovery method. A two-way valve 59 and a three-way valve 60 are provided in the main body of the outdoor unit 58 and are connected to an indoor unit (not shown) via connection pipes 61 and 62. By connecting the connection valve 63 side to the service port portion of the three-way valve 60 of the outdoor unit 58 main body, the suction check valve side of the refrigerant recovery pump 64 is connected via the pressure-resistant hose 65. A needle valve 66, an oil separator 67, and a low-pressure gauge 68 are provided on the path of the pressure-resistant hose 65. The exhaust check valve side of the refrigerant recovery pump 64 is connected to a refrigerant recovery container 70 via a pressure-resistant hose 69. Refrigerant recovery container 70 is designed to withstand 45 kg / cm ² , Internal volume 1200cm ³ And a valve 701 is provided at the refrigerant inlet. The refrigerant recovery container 70 is set in advance to a negative pressure state of 50 torr or less using the refrigerant recovery pump 64, and the valve 701 is closed. The oil separator 67 used had the same configuration as that of the first embodiment.
[0042]
The refrigerant recovery pump 64 has substantially the same configuration as that used in the second embodiment, and is divided into two chambers by disposing a piston 642 inside a cylinder container 641, and a drive shaft 643 is connected to the piston 642, The drive shaft 643 penetrates the cylinder container 641 and protrudes from the outside. Further, an intake check valve 644 is provided at the top dead center position of the piston 632 on the one chamber side where the drive shaft 643 is provided. Further, an exhaust check valve 645 is provided at the bottom dead center position of the piston 642 on the one chamber side where the drive shaft 643 is not provided. Further, a check valve 646 is also provided on the piston 642 to prevent the flow of the refrigerant gas from the one chamber where the drive shaft 643 is not provided to the one chamber where the drive shaft 643 is provided. ing. Further, an O-ring 647 made of HNBR is disposed on the outer periphery of the piston 642, and is designed to prevent refrigerant gas leakage at the outer periphery of the piston 642. An O-ring (not shown) made of HNBR is also provided in a through hole where the drive shaft 643 comes into contact with the cylinder container 641, so that leakage of refrigerant gas from the drive shaft 643 is prevented. Further, the check valve for intake 644, the check valve for exhaust 645, and the check valve 646 have substantially the same structure as that described in the second embodiment, and a description thereof will be omitted.
[0043]
The refrigerant recovery pump 64 is fixed to the substrate 71 with screws, and the support column 72 is also fixed to the substrate 70 with screws. The drive shaft 643 of the refrigerant recovery pump 64 and the support column 72 are connected by a handle bar 73. An end of the handle bar 73 is connected to the support column 72 by a screw shaft 731, and an intermediate portion of the handle bar 73 is connected to a drive shaft 643 by a screw shaft 732. The screw shaft 732 is provided with a linear-direction needle roller bearing capable of operating in the handle shaft direction, and the screw shaft 731 is provided with a rotation-direction needle roller bearing. Further, the handle portion 733 is a place where the operator actually applies force. For example, it is assumed that the distance between the screw shaft 731 and the screw shaft 732 is 1 and the distance between the screw shaft 732 and the handle portion 733 is 3. When a force is applied to the handle portion 733, the screw shaft 731 becomes the fulcrum, and the screw shaft 732 becomes the point of action, so that the force applied to the handle portion 733 may be １／ of the force applied directly to the drive shaft 733. By disposing a linear direction needle roller bearing that enables a sliding operation in the handle axis direction, the screw shaft 731 is a fulcrum with respect to the vertical movement of the handle portion 733, and the screw shaft 732 is By operating in the axial direction, the direction in which the drive shaft 643 of the refrigerant recovery pump 64 moves up and down could be maintained perpendicular to the substrate 71. In addition, the load of the refrigerant compression work is large when the operator presses the handle portion downward.
[0044]
Next, the operation procedure of refrigerant recovery will be described.
[0045]
First, the refrigerant recovery container 70 with the valve 701 closed is connected to the refrigerant recovery pump 64, and the pressure-resistant hose 65 is also connected to the refrigerant recovery pump 64. Next, the two-way valve 59 and the three-way valve 60 of the main body of the outdoor unit 58 are left open, and the needle valve 66 is closed to the service port of the three-way valve 60 and connected to the connection valve 63. At this time, the connection valve 63 is of a type that can simultaneously push a valve core projection provided on the three-way valve 60 toward the back while tightening. As a result, the pressure-resistant hose 65 communicates with the inside of the connection pipe, and the refrigerant gas reaches the needle valve 66 and stops. Next, by slightly opening the needle valve 66 that has been closed, the refrigerant gas remaining in the outdoor unit main body, the indoor unit interior, and the connection pipe interior passes from the suction check valve 644 of the refrigerant recovery pump 64 to the cylinder container 641. It enters the instep side, moves to the second side of the cylinder container 641 through the check valve 647 disposed on the piston 642, and further moves from the exhaust check valve 646 to the refrigerant recovery container 70 through the pressure-resistant hose 69. It is led all at once to the inlet valve 701. Thereafter, the valve 701 of the refrigerant recovery container 70 is opened. Thereby, the refrigerant gas further moves into the refrigerant recovery container 70. By gradually opening the needle valve 66, the refrigerant gas remaining in the outdoor unit main body, the inside of the indoor unit, and the inside of the connection pipe is guided to the refrigerant recovery container 70. At this time, the compressor oil guided from the outdoor unit main body, the interior of the indoor unit and the inside of the connection pipe to the pressure-resistant hose 65 is separated into the refrigerant gas and the oil by the oil separator 67 arranged in the middle of gradually opening the needle valve 66. Thus, it is possible to prevent oil from entering the refrigerant recovery pump 64 side. Also, when the refrigerant gas moves to the refrigerant recovery pump 64 side at a stretch, if the flow resistance of the check valve 646 is small, the pressures in the first and second rooms are immediately equalized. Therefore, if the refrigerant recovery pump as in this embodiment is used, it is possible to prevent the handle bar from suddenly operating. Finally, after the needle valve 66 is fully opened, the refrigerant recovery container 70 and the interior of the outdoor unit main body, the interior of the indoor unit, and the inside of the connection pipe are equalized, and the refrigerant gas is stopped when the movement of the refrigerant gas is stopped. When the handle portion 733 of the pump 64 is driven downward, the piston 642 is also driven in the direction B, the refrigerant gas inside the cylinder container 641 is discharged from the exhaust check valve 645, and the outdoor unit Refrigerant gas remaining inside, inside the indoor unit, and inside the connection pipe is drawn in from the check valve 644 for suction. The discharged refrigerant gas is recovered into the refrigerant recovery container 70. By driving the handle portion 733 in the upward direction, the piston 642 is also driven in the instep direction, and the refrigerant gas in the cylinder container 641 is moved from the first instep side chamber to the second side through the check valve 646 provided in the piston 642. Move to one room. Further, by moving the handle portion 733 downward, the refrigerant gas is compressed and collected into the refrigerant collection container 70 via the exhaust check valve 645 while being compressed. By repeatedly operating the handle portion 733 up and down many times, the refrigerant gas remaining inside the outdoor unit main body, the indoor unit, and the connection piping is forcibly collected into the refrigerant collection container 70. become. Further, by reading the pressure state with the low pressure gauge 68, the amount of the remaining refrigerant gas can be grasped. In the case of this embodiment, the refrigerant gas dissolved in the compressor oil is gradually gasified and discharged to the refrigerant recovery pump side. You need to see it off.
[0046]
If the refrigerant recovery pump is configured as shown in the present embodiment, it can be used even if it is manually operated by 30 kgf / cm. ² In addition, a device having a higher boosting capability was possible.
[0047]
In the embodiment, a rubber made of CR is used as the O-ring for the refrigerant R22, and a rubber made of HNBR is used for the refrigerants R407C and R410A. It is necessary to select an O-ring having an optimum hardness in consideration of refrigerant resistance and oil resistance.
[0048]
In the fifth embodiment, a needle roller bearing for a linear direction is used for a screw shaft connected to a drive shaft, and a needle roller bearing for a rotation direction is used for a screw shaft connected to a support column. When the needle roller bearing for the linear direction is provided on the screw shaft, it is considered that the connecting portion provided at the intermediate portion of the handle portion is more preferable. The structure that can be used in the present invention is not limited to this. It is desired that the fulcrum or the point of application of the force be configured to operate smoothly by utilizing the principle of leverage, and that one of the connecting portions be slidable in the direction of the handle bar. Therefore, a rolling bearing structure or a sliding bearing structure is preferable. As the rolling bearing structure, a ball bearing system can also be used, and as the sliding bearing structure, a polytetrafluoroethylene-based or graphite-based material can be used. It is also possible to supply grease to the rolling bearing structure or the sliding bearing structure in order to further improve lubricity.
[0049]
In the embodiment, the check valve for the intake, the check valve for the exhaust and the like are all used the check valves utilizing the compression coil spring force, but the structure which can be used in the present invention is not limited to this. Since the exhaust check valve side directly contacts the refrigerant gas, a sufficient strength as a valve structure is required. Also, in the case where the intake check valve does not have a pressure regulating valve such as a ball valve, the strength of the valve structure is similarly required. However, in the case of the intake check valve, if the compression coil spring force is too strong, the refrigerant recovery rate is reduced. That is, since the valves are switched by the differential pressure at the intake check valve, if the compression coil spring force is too strong, the refrigerant recovery operation stops at the limit of the valve switching during the refrigerant recovery operation. Therefore, it is considered that the spring constant of the compression coil spring used for the intake check valve is preferably about 0.3 to 0.6 N / mm. Also, it is considered that a larger value of about 0.4 to 0.8 N / mm is preferable for the exhaust check valve.
[0050]
In the embodiment, the refrigerant recovery is performed for the air conditioner filled with the refrigerants R22, R407C, and R410A, but the application of the present invention is not limited to these. Since the refrigerant pressure of the refrigerant R410A is about 1.6 times as high as that of the refrigerant R22 under the same temperature condition, it is necessary to design a booster for the refrigerant recovery device that can cope with the refrigerant pressure. In the configuration of the refrigerant recovery pump as in the first embodiment, since one chamber of the cylinder performs the refrigerant gas compression work in the other chamber with respect to the atmospheric pressure state, a considerable load is involved. In the configuration of the refrigerant recovery pump as in the second or third embodiment, the two chambers in the cylinder container have a uniform refrigerant pressure relationship. A refrigerant recovery operation can be performed. However, as the refrigerant recovery operation proceeds, only the gas refrigerant is used, so that the load on the refrigerant gas compression work increases. Therefore, in order to increase the recovery rate of the refrigerant recovery from the air conditioner that cannot be pumped down or the recovery of the refrigerant including the refrigerant inside the outdoor unit main body, the boosting capacity of the refrigerant recovery pump is 10 to 30 kg / cm. ² Was needed. Since there is a limit in performing such work manually, it is necessary to design the cross-sectional area of the cylinder container used for the refrigerant recovery pump to be small. In addition, if a synthetic zeolite having a large pore diameter is filled in a refrigerant recovery container, it is possible to adsorb up to about 30 wt% of the synthetic zeolite by a physical adsorption action, and thus the work load can be reduced by utilizing the synthetic zeolite. . For that purpose, it is desirable that the synthetic zeolite has physical properties such that the carbon dioxide adsorption capacity at a carbon dioxide partial pressure of 500 mmHg at 25 ° C. is 20 wt% or more.
[0051]
In addition, in the case of a refrigerant recovery pump device utilizing a leverage effect, the maximum load resulting from the work could be reduced by utilizing the principle of leverage. However, if the configuration is too extreme, the shape of the refrigerant recovery pump device becomes large, and it becomes bulky when transporting the device. Therefore, it is considered that it is preferable to reduce the maximum work load to about 1/2 to 1/5 with the configuration of the fulcrum, the action point, and the power point even if the leverage principle is used.
[0052]
Since the present invention aims at recovering the refrigerant from the air conditioner without using electric power, the leverage effect as in the embodiment of the present invention, such as the filling of the synthetic zeolite into the refrigerant recovery container, etc. By utilizing the physical adsorption effect, the burden on the operator could be significantly reduced by devising the configuration of the refrigerant recovery device for any refrigerant gas.
[0053]
【The invention's effect】
As apparent from the above embodiment, according to the first aspect of the present invention, the refrigerant gas remaining in the indoor unit and the connection pipe is forcibly sucked and discharged by using the refrigerant recovery pump. The refrigerant is recovered into the refrigerant recovery container, and the refrigerant recovery pump used at this time has a simple configuration combining a piston cylinder and a check valve. He was able to recover the refrigerant manually.
[0054]
According to the second aspect of the present invention, the refrigerant gas remaining inside the outdoor unit main body, inside the indoor unit and inside the connection pipe is forcibly sucked and discharged by using the refrigerant recovery pump. Refrigerant is collected inside the collection container, and the refrigerant recovery pump used at this time has a simple configuration combining a piston cylinder and a check valve. Refrigerant recovery work could be performed manually.
[0055]
According to the third aspect of the present invention, when the piston of the refrigerant recovery pump is moved by the force on the drive shaft, the refrigerant gas exhaust operation is a compression work, so that a considerably large load is required. By doing so, the maximum load required for the exhaust operation can be reduced, and the workability with human power has been greatly improved.
[0056]
According to the fourth aspect of the present invention, since the synthetic zeolite having a large pore diameter is filled in the refrigerant recovery container, the synthetic zeolite itself physically adsorbs the refrigerant in an amount of about 20 to 30 wt%. The physical workload of recovering refrigerant gas while mechanically compressing it with a refrigerant recovery pump in the container is greatly reduced.
[0057]
According to the fifth aspect of the present invention, the oil for the compressor remaining in the indoor unit and the connection pipe can be reduced by disposing the oil separator on the way between the intake check valve and the service port connection valve. The refrigerant gas was sufficiently separated, and only the refrigerant gas was guided to the refrigerant recovery pump.
[0058]
Further, according to the invention of claim 6, the drive shaft of the refrigerant recovery pump is connected to one end of the handle bar with the support post as a fulcrum, and becomes an action point, and the lever is applied by the operator applying force to the other end. When the piston of the refrigerant recovery pump is moved by the force on the drive shaft, the required load of the refrigerant gas compression work is reduced, and the maximum load required for the exhaust operation can be reduced by utilizing the leverage. Workability has been greatly improved.
[0059]
According to the seventh aspect of the present invention, the drive shaft of the refrigerant recovery pump is connected to an intermediate portion of the handle bar with one end of the handle bar serving as a fulcrum of the support post, and the working shaft is connected to the other end. When the lever is balanced by applying force, when the piston of the refrigerant recovery pump is moved by the force on the drive shaft, the necessary load of refrigerant gas compression work is set by setting the point of action between the fulcrum and the point of force. By enabling the leverage, the maximum load required for the exhaust operation can be reduced, and the workability with human power has been greatly improved.
[0060]
According to the eighth aspect of the present invention, the effect of sucking / discharging the refrigerant gas can be produced by using only one chamber of the cylinder container of the refrigerant recovery pump.
[0061]
According to the ninth aspect of the present invention, since the check valve is provided on the piston of the cylinder container of the refrigerant recovery pump, the pressure difference between the two chambers inside the partitioned cylinder container is small. The work load on the workers was reduced.
[0062]
According to the tenth aspect of the present invention, the check valve for intake and the check valve for exhaust are respectively disposed in two internal chambers partitioned with respect to the cylinder container of the refrigerant recovery pump, so that the piston is moved up and down. Even when the refrigerant gas is moved in both directions, the operation of compressing the refrigerant gas on the one hand and discharging the refrigerant gas to the outside and the operation of introducing the refrigerant gas into the inside of the cylinder container on the other hand can be carried out in parallel, thus greatly improving workability. Further, since the pressure difference between the two chambers inside the partitioned cylinder container is small, the work load on the operator can be reduced.
[0063]
According to the eleventh aspect of the present invention, if the synthetic zeolite has physical properties such that the carbon dioxide adsorption capacity at 25 ° C. and a carbon dioxide partial pressure of 500 mmHg is 20 wt% or more, the pore diameter is large. The refrigerant was quickly and efficiently adsorbed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a main configuration diagram of an air conditioner shown in one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a main configuration diagram and a connection relationship diagram relating to an apparatus of a refrigerant recovery method used in Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 3 is a sectional configuration diagram of an intake check valve used in Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 4 is a sectional configuration diagram of an oil separator used in Example 1 of the present invention.
FIG. 5 is a main configuration diagram and a connection relation diagram relating to an apparatus of a refrigerant recovery method used in Embodiment 2 of the present invention.
FIG. 6 is a main configuration diagram and a connection relationship diagram relating to an apparatus of a refrigerant recovery method used in Embodiment 3 of the present invention.
FIG. 7 is a main configuration diagram and a connection relationship diagram relating to an apparatus of a refrigerant recovery method used in Embodiment 4 of the present invention.
FIG. 8 is a main configuration diagram and a connection relationship diagram relating to an apparatus of a refrigerant recovery method used in Embodiment 5 of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 indoor unit
2, 3 connection piping
4 outdoor units
6 Two-way valve
7 Three-way valve
9 Refrigerant recovery pump
91 cylinder container
92 piston
93 Drive shaft
95, 96 Check valve for intake
10 Pressure-resistant hose
11 Needle valve
12 Oil separator
13 Low pressure gauge
15 Refrigerant container

Claims

In an air conditioner configured by connecting both an indoor unit and an outdoor unit with a connection pipe, the outdoor unit is provided with a two-way valve and a three-way valve as a connection port, and the two-way valve and the three-way valve are both in a closed state. And a step of connecting a refrigerant recovery pump to the service port of the three-way valve, and a step of connecting the refrigerant recovery pump and a refrigerant recovery container, wherein the refrigerant recovery pump When the piston is driven, the intake check valve and the exhaust check valve are operated to generate a suction / discharge effect, and by driving the piston of the refrigerant recovery pump, the inside of the indoor unit and the inside of the connection pipe are formed. A method for recovering refrigerant from an air conditioner, comprising recovering the remaining refrigerant gas into the refrigerant recovery container.

In the air conditioner configured by connecting both the indoor unit and the outdoor unit with the connection pipe, the outdoor unit is provided with a two-way valve and a three-way valve as a connection port, and the two-way valve and the three-way valve are both opened. And a step of connecting a refrigerant recovery pump to the service port of the three-way valve, and a step of connecting the refrigerant recovery pump and a refrigerant recovery container, wherein the refrigerant recovery pump When the piston is driven, the intake check valve and the exhaust check valve are operated to generate a suction / discharge effect, and the refrigerant remaining in the air conditioner is driven by driving the piston of the refrigerant recovery pump. A method of recovering refrigerant from an air conditioner, comprising recovering refrigerant into a refrigerant recovery container.

The drive shaft is connected to the piston, the drive shaft protrudes to the outside through a cylinder container, and drives the piston by applying a force to the drive shaft by leverage. 4. The method for recovering refrigerant from an air conditioner according to item 1.

The method for recovering refrigerant from an air conditioner according to any one of claims 1 to 3, wherein the inside of the refrigerant recovery container is filled with synthetic zeolite.

The refrigerant recovery from the air conditioner according to any one of claims 1 and 2, wherein an oil separator is disposed on a path connecting the service port portion of the three-way valve and the refrigerant recovery pump. Method.

A drive shaft is connected to the piston, the drive shaft penetrates the cylinder container and protrudes to the outside, and is connected to one end of a handle bar at a connection portion 1, and the handle bar is also connected to a support column at a connection portion 2. 4. The piston according to claim 3, wherein the connecting portion 2 is used as a fulcrum, the connecting portion 1 is used as an action point, and the other end of the handle bar is used as a power point, thereby driving the piston. 5. A method for recovering refrigerant from an air conditioner.

A drive shaft is connected to the piston, the drive shaft protrudes to the outside through the cylinder container and is connected to a handle bar at a connection portion 1, and one end of the handle bar is also connected to a support column at a connection portion 2. 4. The piston according to claim 3, wherein the connecting portion 2 is used as a fulcrum, the connecting portion 1 is used as an action point, and the other end of the handle bar is used as a power point, thereby driving the piston. 5. A method for recovering refrigerant from an air conditioner.

At least a piston, a check valve for intake and a check valve for exhaust are arranged inside the cylinder container, a drive shaft is connected to the piston, and the drive shaft projects through the cylinder container to the outside, The intake check valve and the exhaust check valve are characterized in that the interior of the cylinder container is partitioned into two chambers by the piston, and are disposed on one chamber side where the drive shaft is not disposed. A method for recovering refrigerant from an air conditioner according to any one of claims 1 to 7.

At least a piston, a check valve for intake and a check valve for exhaust are arranged inside the cylinder container, a drive shaft is connected to the piston, and the drive shaft projects through the cylinder container to the outside, The intake check valve is divided into two chambers by the piston inside the cylinder container, and is disposed on one chamber side where the drive shaft is disposed, and the exhaust check valve is disposed on the drive shaft. The flow from the one chamber side where the drive shaft is disposed with the check valve disposed on the piston and the one chamber side where the drive shaft is not disposed is disposed on the one chamber side where the piston is provided. The method for recovering refrigerant from an air conditioner according to any one of claims 1 to 7, wherein the method is configured to prevent the refrigerant.

At least a piston, a check valve for intake and a check valve for exhaust are arranged inside the cylinder container, a drive shaft is connected to the piston, and the drive shaft projects through the cylinder container to the outside, The interior of the cylinder container is partitioned into two chambers by the piston, and the check valve for intake and the check valve for exhaust are disposed in each chamber, and the check for intake provided in each chamber is provided. The valve-side path is connected externally, and the exhaust check valve-side path provided in each of the chambers is also externally connected, The method according to any one of claims 1 to 7, wherein: A method for recovering refrigerant from an air conditioner.

The method for recovering refrigerant from an air conditioner according to claim 4, wherein the synthetic zeolite has a carbon dioxide adsorption capacity of 20 wt% or more at a carbon dioxide partial pressure of 500 mmHg at 25 ° C.