JP2004173127A - 移動体通信システム、ネットワークシステム、及び移動体通信方法 - Google Patents

移動体通信システム、ネットワークシステム、及び移動体通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動体の分離や併合の際に、移動体との間の通信において、通信経路の再構成を速やかに行うことができ、通信パケットの紛失を防止することができるネットワークシステムを提供する。
【解決手段】本発明のネットワークシステムは、通信ネットワーク40と、移動体である各列車に設置されるX編成車上通信システム10X及びY編成車上通信システム10Yと、列車無線基地局であるA駅アクセスポイント50A及びB駅アクセスポイント50Bと、X編成車上通信システム10Xとの通信を行うX地上通信サーバ20Xと、Y編成車上通信システム10Yとの通信を行うY地上通信サーバ20Yと、X地上ホスト30Xと、Y地上ホスト30Yと、を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道車両(列車)などの移動体との間で情報などの通信を行う移動体通信システム、ネットワークシステム、及び移動体通信方法に関する。特には、移動体に確立されたネットワークの経路の再構成を速やかに行うことができる移動体通信システム、ネットワークシステム、及び移動体通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複数のコンピュータを通信回線などによって接続し、データやプログラムなどを複数のコンピュータ同士で蓄積交換したり、データなどを共有するコンピュータ・ネットワーク(以下、単に「ネットワーク」とも言う)が確立されている。
【0003】
このようなネットワークの方式としては、通信プロトコルTCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)に遵守し、原則として自由にコンピュータの接続ができるオープン型ネットワーク方式のインターネットと、ネットワークをホスト・コンピュータなどで管理し、接続されるコンピュータなどの端末装置に一定のセキュリティなどの制限を設けて、管理外のコンピュータ・ノードをネットワークに接続させないようにするクローズ型ネットワーク方式のイントラネットなどがある。
【0004】
このインターネットにおける通信サービスには、携帯電話などを利用した移動体通信サービスも存在している。また、現在、鉄道において、列車内の乗務員や車上機器と地上の指令や通信装置との間の通信は、列車無線や乗務員無線、あるいは携帯電話を用いて音声通話やデータ通信を行っている。また、旅客は列車内から携帯電話や小型情報端末等を用い、インターネットサービスプロバイダ(ISP:Internet Service Provider)などのアクセスポイントに個別に発呼してメールやWeb等のサービスを利用している。
【0005】
鉄道におけるネットワークシステムとしては、本出願人が先に出願した特開2002−111702号公報がある。
【0006】
図27は、特開2002−111702号公報に示されたネットワークシステムを示す図である。このネットワークシステムは、インターネットやイントラネットなどのコンピュータネットワークである通信ネットワーク80と、移動体であるA列車20a及びB列車20bの各列車に設置され、A列車車上通信プログラム及びB列車車上通信プログラムなどの車上通信プログラムを実行する移動体通信装置22a,22bと、移動体であるA列車20a及びB列車20bの各列車に設置され、旅行商品販売、車上機器制御やモニタリング、異常時情報収集と提供などを行うアプリケーションであるA列車車上業務プログラム及びB列車車上業務プログラムなどの車上業務プログラムを実行する移動体業務装置21a,21bと、各列車20a,20bの無線通信を行う列車無線システム30と、列車無線システム30と通信ネットワーク80との間で情報の中継を行う列車無線中央局50と、各列車20a,20bの列車内LANとの無線通信を行う駅無線LAN41と、駅無線LAN41と通信ネットワーク80との間で情報の中継を行う駅ネットワーク40と、各列車20a,20bからの携帯電話やPHS(Personal Handy Phone System)方式による通信を中継する基地局60と、基地局60と通信ネットワーク80を接続する携帯電話網90と、情報の蓄積交換や処理などを行うホスト70と、各列車20a、20bで実行される車上業務プログラムや車上通信プログラムに対応する、A列車地上業務プログラム11a、B列車地上業務プログラム11b、A列車地上通信プログラム12a及びB列車地上通信プログラム12bなどを実行して処理する地上通信サーバ10と、を備えている。
【0007】
ここで、1列車ごと(各A列車20a及びB列車20bごと)に地上通信サーバ10と各A列車20a及びB列車20b上にペアとなる通信プログラムが存在し、各列車上と地上通信サーバ10との通信は、必ずこの通信プログラムのペアを介して行われる(以下、ペアとなる地上及び車上の通信プログラムをそれぞれ「地上通信プログラム」「車上通信プログラム」ともいう)。したがって、A列車20aと地上通信サーバ10との関係では、「A列車地上通信プログラム12a」と「A列車車上通信プログラム(移動体通信装置22aで実行される)」がペアとなり、B列車20bと地上通信サーバ10との関係では、「B列車地上通信プログラム12b」と「B列車車上通信プログラム(移動体通信装置22bで実行される)」がペアとなる。
【0008】
また、走行している列車20a,20bと地上通信サーバ10が通信を行う際には、通信の伝送方式として携帯電話や列車無線、乗務員無線、また駅に停車した時などにポイント的に利用する駅無線LAN41やPHSなどが考えられる。
【0009】
このネットワークシステムによれば、移動体(列車20a,20b)との間の通信において、利用者が通信の伝送方式や通信状態を意識することなく、シームレスな通信を行うことができる
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上述したような列車などの場合、列車の運行途中で、複数の編成が繋がって1つの列車になったり、1つの列車から複数の編成に分割されて複数の列車として運行されたりする場合がある。
【0011】
このように、運行途中で編成に変化が生じた場合、車上で利用できる無線機が変更される場合がある。すなわち、通常、車上の移動体通信装置には、1つ以上の無線機が使用されている。複数の編成が併合された場合には、複数の車上の移動体通信装置で何れか1つの移動体通信装置の無線機を使用することになり、移動体通信装置によっては利用できる無線機が変わることがある。
【0012】
この場合、地上(地上通信サーバ)と車上(移動体通信装置)間を流れる通信パケットの経路を変更する必要があり、この経路変更は、通信パケットの紛失を防止するためにも、列車の編成の分割や併合が行われて無線機の動作状態が変化したときに即座に行う必要がある。
【0013】
このように、アクセスポイントが高速に変化する列車において、車両の編成の分割や併合などによる経路変更を、速やかに行うことが必要となっている。
【0014】
従って、本発明の目的は、移動体との間の通信において、通信経路の再構成を速やかに行うことができ、通信パケットの紛失を防止することができる移動体通信システム、ネットワークシステム、及び移動体通信方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の移動体通信システムは、列車などの移動体に設けられる移動体通信システムであって、外部との間で情報の通信を行う通信装置と、通信装置に接続され、外部との通信を制御する車上通信サーバと、予めIPアドレスを準備して当該IPアドレスを動的に割り当て、情報の通信を行うためのネットワークパラメータを自動的に設定するアドレス制御サーバと、車上通信サーバとアドレス制御サーバを接続するサブネットワークと、他のサブネットワークに接続するための接続インタフェースと、サブネットワークと接続インタフェースの間に設けられ、接続インタフェースが他のサブネットワークに接続したことを検知する連結ルータと、を備え、連結ルータは、接続インタフェースが他のサブネットワークに接続したことを検知した場合、他のサブネットワークに接続されている他のアドレス制御サーバからIPアドレスを獲得してサブネットワーク間のルーティングを行い、車上通信サーバは、通信装置の停止に応じて、連結ルータを介して、他のサブネットワークに接続されている他の車上通信サーバとの通信リンクを確立する、ことを特徴とする。
【0016】
ここで、車上通信サーバは、他の車上通信サーバに接続されている他の通信装置によって、外部との間で情報の通信を行う、ことができる。
【0017】
また、車上通信サーバは、移動体通信装置であり、アドレス制御サーバは、DHCPサーバであり、接続インタフェースは、ジャンパ線であり、通信装置は、無線通信機である、ようにするとよい。
【0018】
また、車上通信サーバは、マルチキャストパケットの通信によって他のサブネットワークに接続されている他の車上通信サーバとの通信リンクを確立する、ことができる。このとき、通信リンクは、車上通信サーバと他の車上通信サーバ間のパケットトンネルである、ようにするとよい。
【0019】
また、上記課題を解決するため、本発明の第1の態様のネットワークシステムは、通信ネットワークを介して、列車などの移動体との通信を行うネットワークシステムであって、第1の移動体に設けられ、情報の通信を行う第1の移動体通信システムと、通信ネットワークに接続され、第1の移動体通信システムとの間で情報の送受信を行う第1の地上通信サーバと、第2の移動体に設けられ、情報の通信を行う第2の移動体通信システムと、通信ネットワークに接続され、第2の移動体通信システムとの間で情報の送受信を行う第2の地上通信サーバと、を備え、第1及び第2の移動体通信システムは、上述した移動体通信システムであり、第2の移動体通信システムの連結ルータは、接続インタフェースが第1の移動体通信システムのサブネットワークに接続したことを検知した場合、第1の移動体通信システムのアドレス制御サーバからIPアドレスを獲得して第1及び第2の移動体通信システムのサブネットワーク間のルーティングを行い、第2の移動体通信システムの車上通信サーバは、通信装置の停止に応じて、連結ルータを介して、第1の移動体通信システムのサブネットワークに接続されている第1の移動体通信システムの車上通信サーバとの通信リンクを確立すると共に、第1の移動体通信システムの車上通信サーバに対して第2の地上通信サーバと通信リンクを確立するように要求し、第1の移動体通信システムの車上通信サーバは、第2の移動体通信システムの車上通信サーバからの通信リンク確立要求に応じて、第1の移動体通信システムの通信装置を介して、第2の地上通信サーバとの間で、通信リンクを確立する、ことを特徴とする。
【0020】
ここで、通信リンクは、第1の移動体通信システムの車上通信サーバと第2の地上通信サーバ間のパケットトンネルである、ようにするとよい。
【0021】
また、上記課題を解決するため、本発明の第2の態様のネットワークシステムは、通信ネットワークを介して、列車などの移動体との通信を行うネットワークシステムであって、第1の移動体に設けられ、情報の通信を行う第1の移動体通信システムと、通信ネットワークに接続され、第1の移動体通信システムとの間で情報の送受信を行う第1の地上通信サーバと、第2の移動体に設けられ、情報の通信を行う第2の移動体通信システムと、通信ネットワークに接続され、第2の移動体通信システムとの間で情報の送受信を行う第2の地上通信サーバと、を備え、第1及び第2の移動体通信システムは、上述した移動体通信システムであり、第2の移動体通信システムの連結ルータは、接続インタフェースが第1の移動体通信システムのサブネットワークから分離したことを検知した場合、第1の移動体通信システムのアドレス制御サーバから獲得していたIPアドレスを廃棄して、第2の移動体通信システムの車上通信サーバは、第2の移動体通信システムの通信装置を介して、第2の地上通信サーバとの間で、通信リンクを確立する、ことを特徴とする。
【0022】
ここで、通信リンクは、第2の移動体通信システムの車上通信サーバと第2の地上通信サーバ間のパケットトンネルである、ことができる。
【0023】
また、通信ネットワークは、インターネット又はイントラネットである、ことができる。
【0024】
また、上記課題を解決するため、本発明の第1の態様の移動体通信方法は、通信ネットワークを介して、列車などの移動体で通信を行う移動体通信方法であって、第1の移動体と第2の移動体の連結に応じて、第1の移動体の移動体通信システムと第2の移動体の移動体通信システムとの間で第1の通信リンクを確立し、第1の移動体の移動体通信システムと、第2の移動体の移動体通信システムに対応する第2の地上通信サーバとの間で第2の通信リンクを確立し、第2の移動体の移動体通信システムと第2の地上通信サーバとの間の通信は、第1及び第2の通信リンクを介して行う、ことを特徴とする。
【0025】
また、上記課題を解決するため、本発明の第2の態様の移動体通信方法は、通信ネットワークを介して、列車などの移動体で通信を行う移動体通信方法であって、第2の移動体の移動体通信システムと第2の地上通信サーバとの間の通信を、第1の移動体の移動体通信システムを介して行っていた場合に、第1の移動体と第2の移動体の分離に応じて、第2の移動体の移動体通信システムと、第2の移動体の移動体通信システムに対応する第2の地上通信サーバとの間で通信リンクを確立し、第2の移動体の移動体通信システムと第2の地上通信サーバとの間の通信は、通信リンクを介して行う、ことを特徴とする。
【0026】
パケットのルーティングとマルチキャストパケットの通信で、動的に通信リンクを確立するため、移動体の分離や併合の際に、移動体との間の通信において、通信経路の再構成を速やかに行うことができ、通信パケットの紛失を防止することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の移動体通信システム、ネットワークシステム、及び移動体通信方法の実施の形態を説明する。
【0028】
図1及び図2は、本発明の移動体通信システムを適用したネットワークシステムの一形態を示す図である。このネットワークシステムは、インターネットやイントラネットなどのコンピュータネットワークである通信ネットワーク40と、移動体である各列車に設置され、それぞれの車上通信プログラムや車上業務プログラムなどを実行するX編成車上通信システム10X及びY編成車上通信システム10Yと、X編成車上通信システム10X及びY編成車上通信システム10Yと通信ネットワーク40との間で情報の中継を行う列車無線基地局であるA駅アクセスポイント50A及びB駅アクセスポイント50Bと、X編成車上通信システム10Xとの通信を行うX地上通信サーバ20Xと、Y編成車上通信システム10Yとの通信を行うY地上通信サーバ20Yと、X編成車上通信システム10Xとの情報の蓄積交換や処理などを行うX地上ホスト30Xと、Y編成車上通信システム10Yとの情報の蓄積交換や処理などを行うY地上ホスト30Yと、を備えている。
【0029】
ここで、X編成車上通信システム10Xは、A駅アクセスポイント50Aとの無線通信を行う無線通信機などのX通信装置A16XA及びX通信装置B16XBと、X通信装置16XA,16XBに接続され、外部との通信を制御する移動体通信装置などのX車上通信サーバ11Xと、予めIPアドレスを準備して当該IPアドレスを動的に割り当て、情報の通信を行うためのネットワークパラメータを自動的に設定するDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバなどのX車上アドレス制御サーバ12Xと、X車上通信サーバ11XとX車上アドレス制御サーバ12Xを接続するサブネットワークであるX車上LAN(Local Area Network)15aと、他のサブネットワーク(車上LAN)に接続するためのジャンパ線などの接続インタフェース17Xa,17Xbと、X車上LAN15aと接続インタフェース17Xaの間に設けられ、接続インタフェース17Xaが他のサブネットワーク(車上LAN)に接続したことを検知するX連結ルータ13Xと、業務プログラムなどを実行するX車上ホスト14Xと、を備えている。ここで移動体通信装置の一例としてプロキシサーバなどがある。
【0030】
また、同様に、Y編成車上通信システム10Yは、B駅アクセスポイント50Bとの無線通信を行う無線通信機などのY通信装置A16YA及びY通信装置B16YBと、Y通信装置16YA,16YBに接続され、外部との通信を制御する移動体通信装置などのY車上通信サーバ11Yと、予めIPアドレスを準備して当該IPアドレスを動的に割り当て、情報の通信を行うためのネットワークパラメータを自動的に設定するDHCPサーバなどのY車上アドレス制御サーバ12Yと、Y車上通信サーバ11YとY車上アドレス制御サーバ12Yを接続するサブネットワークであるY車上LAN15bと、他のサブネットワーク(車上LAN)に接続するためのジャンパ線などの接続インタフェース17Ya,17Ybと、Y車上LAN15bと接続インタフェース17Yaの間に設けられ、接続インタフェース17Yaが他のサブネットワーク(図2ではX車上LAN15a)に接続したことを検知するY連結ルータ13Yと、業務プログラムなどを実行するY車上ホスト14Yと、を備えている。
【0031】
図1において、X編成車上通信システム10Xの車両とY編成車上通信システム10Yの車両は分離されており、それぞれのシステム10X,10Yは独立して稼動している。また、図2におけるX編成車上通信システム10Xの車両とY編成車上通信システム10Yの車両は併合されており、それぞれのシステム10X,10Yは結合して稼動している。
【0032】
ここで、車上通信システムごと(X編成車上通信システム10X及びY編成車上通信システム10Yごと)に対応する地上通信サーバ(X地上通信サーバ20X及びY地上通信サーバ20Y)が存在し、各車上と地上との通信は、必ずこのサーバのペアを介して行われる。したがって、X編成車上通信システム10XとX地上通信サーバ20Xとがペアとなり、Y編成車上通信システム10YとY地上通信サーバ20Yとがペアとなる。
【0033】
以下、それぞれの編成車上通信システム10X,10Yが併合及び分離した場合における通信リンクの確立(再構成)について説明する。
【0034】
図3は、編成車上通信システム10X,10Yが併合した場合の、通信リンクの再構築を示すフローチャートである。図4〜図8は、通信リンクの状態を示す図である。以下、編成車上通信システム10X,10Yが図1の状態から図2の状態に併合した場合について説明する。図1〜図8において、X編成とY編成の併合により、Y連結ルータ13Yは、接続I/F17Yaと接続I/F17Xbの接続により、X車上LAN15aに接続されたことを検知する(ステップ301)。
【0035】
Y連結ルータ13Yは、この検知に応じて、X車上アドレス制御サーバ12XからX車上LAN15aに属するIPアドレスを取得し、パケットのルーティングを開始する(ステップ302)。これにより、Y連結ルータ13YとX連結ルータ13Xは、RIP(Routing Information Protocol)プロトコルなどの経路制御情報交換プロトコルにより、それぞれのX車上LAN15a及びY車上LAN15bに関する経路制御情報を交換する。
【0036】
Y通信装置A16YA及びY通信装置B16YBは、併合前は図1に示すように動作していたが、併合後は、使用停止状態(図2)となり、Y車上通信サーバ11Yがこれを検知する(ステップ303)。この検知に応じて、Y車上通信サーバ11Yは、自編成のY通信装置A16YA,Y通信装置B16YBによる無線リンク(Y地上通信サーバ20Yとの間の通信リンク)が停止中であることを通知するための「無線リンク通知(停止)」マルチキャストパケットと、通信リンクの要求を行う「無線リンク要求」マルチキャストパケットを送信する(ステップ304)。
【0037】
この2つのマルチキャストパケットは、Y連結ルータ17Yaを経由してX車上LAN15aに伝送され、X車上通信サーバ11Xで受信される(ステップ305)。
【0038】
X車上通信サーバ11Xは、「無線リンク要求」マルチキャストパケットに応じて、自編成のX通信装置A16XA又はX通信装置B16XBによる無線リンク(X地上通信サーバ20Xとの間の通信リンク)が動作中であることを通知するための「無線リンク通知(動作)」マルチキャストパケットを送出する。この「無線リンク通知(動作)」マルチキャストパケットは、ステップ305と逆の流れで、Y車上通信サーバ11Yに到達する(ステップ306)。
【0039】
この「無線リンク通知(動作)」マルチキャストパケットに応じて、Y車上通信サーバ11Yは、X車上通信サーバ11Xとの間で車上パケットトンネル(通信リンク)を構成(確立)する(ステップ307)。この具体的な方法としては、本出願人が先に出願した特開2002−111702号公報に示されており、IPテーブルによるIPアドレスの自動ルーティングによってこの車上パケットトンネル(通信リンク)を構成(確立)することができる。
【0040】
図4は、ステップ302〜ステップ307までの通信リンクの確立を示している。この車上パケットトンネルの構成後は、Y車上通信サーバ11Yは、自編成のノード宛以外のパケットを、この車上パケットトンネルを経由してX車上通信サーバ11Xに送信するように、経路制御情報を設定する。また、X車上通信サーバ11X宛のパケットは、Y連結ルータ13Yに送信するように設定する。さらに、X車上通信サーバ11Xは、Y車上LAN15b宛のパケットを、この車上パケットトンネルを経由してY車上通信サーバ11Yに送信するように、経路制御情報を設定する。
【0041】
一方、X車上通信サーバ11XとX地上通信サーバ20Xとの間の通信リンク(X車上―X地上パケットトンネル)は、すでに構成されているので、X車上通信サーバ11Xは、通信ネットワーク40に接続されているサーバやホストと、X地上通信サーバ20Xを介してパケット交換(通信)が可能である。したがって、ステップ307までの処理で、Y車上通信サーバ11YからY地上通信サーバ20Yへのパケットの送信が可能となっている(図5)。そこで、Y車上通信サーバ11Yは、X車上通信サーバとY地上通信サーバ20Y間で通信リンク(パケットトンネル)を確立
(構成)するように要求するデータを送信する(ステップ308)。
【0042】
これにより、X車上通信サーバ11XとY地上通信サーバ20Y間で通信リンク(X車上−Y地上パケットトンネル)が確立
(構成)される(ステップ309:図6)。Y地上通信サーバ20Yは、Y車上ホスト14Y宛のパケットがこの通信リンク(X車上−Y地上パケットトンネル)を経由するように、経路制御情報を設定する(ステップ310)。
【0043】
これにより、Y地上ホスト30YとY車上ホスト14Y間のパケット交換(通信)が、図7に示すように可能となる。なお、図8は、X車上ホスト14XとY車上ホスト14Yとの間のパケット交換(通信)を示している。図7に示すように、Y車上ホスト14Yからのパケット送信の場合、送信されたパケットはX地上通信サーバ20Xから直接Y地上ホスト30Yに送信される(点線矢印)が、逆の場合には、Y地上ホスト30Yからのパケットは、Y地上通信サーバ20Yを経由してX地上通信サーバ20Xに送信される(実線矢印)。
【0044】
次に、図2の編成から、編成車上通信システム10X,10Yが分割(分離)した場合(図1の状態)について説明する。
【0045】
図9は、編成車上通信システム10X,10Yが分割(分離)した場合の通信リンクの構成を示すフローチャートである。また、図10は、編成車上通信システム10X,10Yが分割(分離)した場合の編成車上通信システム10Yの通信リンクの状態を示す図である。
【0046】
図1、図2、図9及び図10において、編成の分割によって接続I/F17Xbと接続I/F17Yaが切り離される(ステップ901)と、Y連結ルータ13Yは、これを検知し、X車上LAN15aとY車上LAN15bとの間のパケットのルーティングを停止する(ステップ902)。
【0047】
Y通信装置A16YA及びY通信装置B16YBは、分割前は図2に示すように使用停止状態であったが、分割後は通信可能な状態になり(ステップ903)、Y通信装置A16YA又はY通信装置B16YBとB駅アクセスポイント50Bとの無線リンクが確立する(ステップ904)。
【0048】
Y車上通信サーバ11Yは、この無線リンクの確立を検知すると、「無線リンク通知(動作)」マルチキャストパケットを送信する(ステップ905)。ただし、図1の場合には、X編成の通信状態は変化しないため、このマルチキャストパケットを送信に対応した動作は発生しない。
【0049】
Y車上通信サーバ11YとY地上通信サーバ20Yとの通信リンク(Y車上―Y地上パケットトンネル:図10)の確立は、上述したと同様の方法で行われる(ステップ906)。これにより、Y車上ホスト14YとY地上ホスト30Y間の通信(パケット交換)が可能となる。
【0050】
図11及び図12は、3つの編成の併合・分離状態を示す図である。先ず、編成の併合により、図11の状態から図12の状態になる場合について説明する。図11及び図12において、新たに追加されたZ編成車上システムは、図1及び図2に示されているX編成車上システムと同様の構成を備えている。
【0051】
図13は、編成の併合により、図11の状態から図12の状態になる場合の通信リンクの構成を示すフローチャートである。また、図14〜図19は、通信リンクの状態を示す図である。
【0052】
図11〜図19において、図11から図12への編成の併合により、Z連結ルータ13Zは、接続I/F17Zaと接続I/F17Xbの接続により、X車上LAN15aに接続されたことを検知する(ステップ1301)。
【0053】
Z連結ルータ13Zは、この検知に応じて、X車上アドレス制御サーバ12XからX車上LAN15aに属するIPアドレスを取得し、パケットのルーティングを開始する(ステップ1302:図14)。これにより、Z連結ルータ13ZとX連結ルータ13Xは、RIP(Routing Information Protocol)プロトコルなどの経路制御情報交換プロトコルにより、それぞれのX車上LAN15a及びZ車上LAN15cに関する経路制御情報を交換する(ステップ1303:図14)。
【0054】
Z通信装置A16ZAは、併合前は図11に示すように動作していたが、併合後は、使用停止状態(図12)となり、Z車上通信サーバ11Zがこれを検知して(ステップ1304)、自編成のZ通信装置A16ZA,Z通信装置B16ZBによる無線リンク(Z地上通信サーバ20Zとの間の通信リンク)が停止中であることを通知するための「無線リンク通知(停止)」マルチキャストパケットと、通信リンクの要求を行う「無線リンク要求」マルチキャストパケットを送信する(ステップ1305:図14)。
【0055】
この2つのマルチキャストパケットは、Z連結ルータ13Zを経由してX車上LAN15aに伝送され、X車上通信サーバ11Xで受信され、Y連結ルータ13Yを経由してY車上LAN15bに伝送され、Y車上通信サーバ11Yで受信される(ステップ1306:図14)。
【0056】
X車上通信サーバ11Xは、「無線リンク要求」マルチキャストパケットに応じて、自編成のX通信装置A16XA又はX通信装置B16XBによる無線リンク(X地上通信サーバ20Xとの間の通信リンク)が動作中であることを通知するための「無線リンク通知(動作)」マルチキャストパケットを送出する(ステップ1307:図14)。
【0057】
この「無線リンク通知(動作)」マルチキャストパケットは、ステップ1306と逆の流れで、Z車上通信サーバ11Zに到達し(ステップ1308:図14)、同時に、Y連結ルータ13Yを経由してY車上通信サーバ11Yに到達する(ステップ1309:図14)。一方、Y車上通信サーバ11Yは、自編成の通信リンクが停止中であることを通知する「無線リンク通知(停止)」マルチキャストパケットを送出する(ステップ1310:図14)。
【0058】
Y車上通信サーバ11Yは、Z車上通信サーバ11ZとZ地上通信サーバ20Zとの間の通信リンクが使用不可になったこと、及びX車上通信サーバ11XとX地上通信サーバ20Xとの間で通信可能であることを検知して、X車上通信サーバ11Xからの通信リンクの確立を行うようにネットワークの再構成を行う(ステップ1311)。この具体的な方法としては、上述したステップ307〜ステップ310と同様の方法で行う(図14〜図19)。
【0059】
図20は、図12から図11へ編成が分割(分離)した場合の通信リンクの構成を示すフローチャートである。また、図21〜26は、編成が分割(分離)した場合の通信リンクの状態を示す図である。
【0060】
図11、図12、図20〜図26において、編成の分割によって接続I/F17Xbと接続I/F17Zaが切り離される(ステップ2001)と、Z連結ルータ13Zは、これを検知し、X車上LAN15aとZ車上LAN15cとの間のパケットのルーティングを停止する(ステップ2002)。このとき、Z連結ルータ13ZとY連結ルータ13Yとの間で、RIPプロトコルなどの経路情報交換プロトコルによって経路制御テーブルの交換が行われる(ステップ2003)。これにより、Y編成はZ編成との間のパケット交換は可能なままであるが、X編成間とのパケット交換はできなくなる。
【0061】
Z通信装置A16ZA及びZ通信装置B16ZBは、分割前は図12に示すように使用停止状態であったが、分割後は通信可能な状態になり、Z通信装置A16ZA又はZ通信装置B16ZBとB駅アクセスポイント50Bとの無線リンクが確立する。
【0062】
Z車上通信サーバ11Zは、この無線リンクの確立を検知する(ステップ2004)と、「無線リンク通知(動作)」マルチキャストパケットを送信する(ステップ2005)。
【0063】
このマルチキャストパケットは、Y連結ルータ13Yを経由してY車上LAN15bに伝送され、Y車上通信サーバ11Yで受信される(ステップ2006)。Y車上通信サーバ11Yは、上述したステップ307〜ステップ310と同様にして通信リンクを確立する(ステップ2007:図3及び図22〜図26)。これにより、Y車上ホスト14YとY地上ホスト30Y間の通信(パケット交換)が可能となる。
【0064】
以上、本発明の移動体通信システム、ネットワークシステム、及び移動体通信方法について説明したが、例えば、図11において、X−Z編成のシステムにY編成のシステムが併合した場合には、図1〜図8に示したX編成のシステムとY編成のシステムの動作によって図12に示される編成と同様の通信リンクが構成される。
【0065】
また、図12の編成からY編成が分離する場合には、図9及び図10に示したX編成のシステムとY編成のシステムの動作によって、X−Z編成の通信リンクとY編成の通信リンクが再構築される。
【0066】
【発明の効果】
以上述べた通り、本発明の移動体通信システム、ネットワークシステム、及び移動体通信方法によれば、パケットのルーティングとマルチキャストパケットの通信で、動的に通信リンクを確立するため、移動体の分離や併合の際に、移動体との間の通信において、通信経路の再構成を速やかに行うことができ、通信パケットの紛失を防止することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワークシステムの一例を示す図である。
【図2】本発明のネットワークシステムの一例を示す図である。
【図3】通信リンクの再構築の処理を示すフローチャートである。
【図4】通信リンクの状態を示す図である。
【図5】通信リンクの状態を示す図である。
【図6】通信リンクの状態を示す図である。
【図7】通信リンクの状態を示す図である。
【図8】通信リンクの状態を示す図である。
【図9】通信リンクの再構築の処理を示すフローチャートである。
【図10】通信リンクの状態を示す図である。
【図11】本発明のネットワークシステムの一例を示す図である。
【図12】本発明のネットワークシステムの一例を示す図である。
【図13】通信リンクの再構築の処理を示すフローチャートである。
【図14】通信リンクの状態を示す図である。
【図15】通信リンクの状態を示す図である。
【図16】通信リンクの状態を示す図である。
【図17】通信リンクの状態を示す図である。
【図18】通信リンクの状態を示す図である。
【図19】通信リンクの状態を示す図である。
【図20】通信リンクの再構築の処理を示すフローチャートである。
【図21】通信リンクの状態を示す図である。
【図22】通信リンクの状態を示す図である。
【図23】通信リンクの状態を示す図である。
【図24】通信リンクの状態を示す図である。
【図25】通信リンクの状態を示す図である。
【図26】通信リンクの状態を示す図である。
【図27】従来の移動体通信システムの一例を示す図である。
【符号の説明】
10X X編成車上システム
10Y Y編成車上システム
10Z Z編成車上システム
11X X車上通信サーバ
11Y Y車上通信サーバ
11Z Z車上通信サーバ
12X X車上アドレス制御サーバ
12Y Y車上アドレス制御サーバ
12Z Z車上アドレス制御サーバ
13X X連結ルータ
13Y Y連結ルータ
13Z Z連結ルータ
14X X車上ホスト
14Y Y車上ホスト
14Z Z車上ホスト
15a X車上LAN
15b Y車上LAN
15c Z車上LAN
16XA X通信装置A
16XB X通信装置B
16YA Y通信装置A
16YB Y通信装置B
16ZA Z通信装置A
16ZB Z通信装置B
17Xa,17Xb,17Ya,17Yb,17Za,17Zb 接続I/F
20X X地上通信サーバ
20Y Y地上通信サーバ
20Z Z地上通信サーバ
30X X地上ホスト
30Y Y地上ホスト
30Z Z地上ホスト
40 通信ネットワーク
50A A駅アクセスポイント
50B B駅アクセスポイント

Claims (15)

  1. 列車などの移動体に設けられる移動体通信システムであって、
    外部との間で情報の通信を行う通信装置と、
    前記通信装置に接続され、外部との通信を制御する車上通信サーバと、
    予めIPアドレスを準備して当該IPアドレスを動的に割り当て、情報の通信を行うためのネットワークパラメータを自動的に設定するアドレス制御サーバと、
    前記車上通信サーバと前記アドレス制御サーバを接続するサブネットワークと、
    他のサブネットワークに接続するための接続インタフェースと、
    前記サブネットワークと前記接続インタフェースの間に設けられ、前記接続インタフェースが前記他のサブネットワークに接続したことを検知する連結ルータと、
    を備え、
    前記連結ルータは、前記接続インタフェースが前記他のサブネットワークに接続したことを検知した場合、前記他のサブネットワークに接続されている他のアドレス制御サーバからIPアドレスを獲得してサブネットワーク間のルーティングを行い、
    前記車上通信サーバは、前記通信装置の停止に応じて、前記連結ルータを介して、前記他のサブネットワークに接続されている他の車上通信サーバとの通信リンクを確立する、
    ことを特徴とする移動体通信システム。
  2. 前記車上通信サーバは、前記他の車上通信サーバに接続されている他の通信装置によって、外部との間で情報の通信を行う、ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。
  3. 前記車上通信サーバは、移動体通信装置である、ことを特徴とする請求項1又は2記載の移動体通信システム。
  4. 前記アドレス制御サーバは、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバである、ことを特徴とする請求項1から3何れか記載の移動体通信システム。
  5. 前記接続インタフェースは、ジャンパ線である、ことを特徴とする請求項1から4何れか記載の移動体通信システム。
  6. 前記通信装置は、無線通信機である、ことを特徴とする請求項1から5何れか記載の移動体通信システム。
  7. 前記車上通信サーバは、マルチキャストパケットの通信によって前記他のサブネットワークに接続されている他の車上通信サーバとの通信リンクを確立する、ことを特徴とする請求項1から6何れか記載の移動体通信システム。
  8. 前記通信リンクは、前記車上通信サーバと前記他の車上通信サーバ間のパケットトンネルである、ことを特徴とする請求項7記載の移動体通信システム。
  9. 通信ネットワークを介して、列車などの移動体との通信を行うネットワークシステムであって、
    第1の移動体に設けられ、情報の通信を行う第1の移動体通信システムと、
    前記通信ネットワークに接続され、前記第1の移動体通信システムとの間で情報の送受信を行う第1の地上通信サーバと、
    第2の移動体に設けられ、情報の通信を行う第2の移動体通信システムと、
    前記通信ネットワークに接続され、前記第2の移動体通信システムとの間で情報の送受信を行う第2の地上通信サーバと、
    を備え、
    前記第1及び第2の移動体通信システムは、前記請求項1から7何れか記載の移動体通信システムであり、
    前記第2の移動体通信システムの連結ルータは、接続インタフェースが前記第1の移動体通信システムのサブネットワークに接続したことを検知した場合、前記第1の移動体通信システムのアドレス制御サーバからIPアドレスを獲得して前記第1及び第2の移動体通信システムのサブネットワーク間のルーティングを行い、
    前記第2の移動体通信システムの車上通信サーバは、通信装置の停止に応じて、前記連結ルータを介して、前記第1の移動体通信システムのサブネットワークに接続されている前記第1の移動体通信システムの車上通信サーバとの通信リンクを確立すると共に、前記第1の移動体通信システムの車上通信サーバに対して前記第2の地上通信サーバと通信リンクを確立するように要求し、
    前記第1の移動体通信システムの車上通信サーバは、前記第2の移動体通信システムの車上通信サーバからの通信リンク確立要求に応じて、前記第1の移動体通信システムの通信装置を介して、前記第2の地上通信サーバとの間で、通信リンクを確立する、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  10. 前記通信リンクは、前記第1の移動体通信システムの車上通信サーバと前記第2の地上通信サーバ間のパケットトンネルである、ことを特徴とする請求項9記載のネットワークシステム。
  11. 通信ネットワークを介して、列車などの移動体との通信を行うネットワークシステムであって、
    第1の移動体に設けられ、情報の通信を行う第1の移動体通信システムと、
    前記通信ネットワークに接続され、前記第1の移動体通信システムとの間で情報の送受信を行う第1の地上通信サーバと、
    第2の移動体に設けられ、情報の通信を行う第2の移動体通信システムと、
    前記通信ネットワークに接続され、前記第2の移動体通信システムとの間で情報の送受信を行う第2の地上通信サーバと、
    を備え、
    前記第1及び第2の移動体通信システムは、前記請求項1から7何れか記載の移動体通信システムであり、
    前記第2の移動体通信システムの連結ルータは、接続インタフェースが前記第1の移動体通信システムのサブネットワークから分離したことを検知した場合、前記第1の移動体通信システムのアドレス制御サーバから獲得していたIPアドレスを廃棄して、第2の移動体通信システムの車上通信サーバは、前記第2の移動体通信システムの通信装置を介して、前記第2の地上通信サーバとの間で、通信リンクを確立する、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  12. 前記通信リンクは、前記第2の移動体通信システムの車上通信サーバと前記第2の地上通信サーバ間のパケットトンネルである、ことを特徴とする請求項11記載のネットワークシステム。
  13. 前記通信ネットワークは、インターネット又はイントラネットである、ことを特徴とする請求項9から12何れか記載のネットワークシステム。
  14. 通信ネットワークを介して、列車などの移動体で通信を行う移動体通信方法であって、
    第1の移動体と第2の移動体の連結に応じて、第1の移動体の移動体通信システムと第2の移動体の移動体通信システムとの間で第1の通信リンクを確立し、
    前記第1の移動体の移動体通信システムと、前記第2の移動体の移動体通信システムに対応する第2の地上通信サーバとの間で第2の通信リンクを確立し、
    前記第2の移動体の移動体通信システムと前記第2の地上通信サーバとの間の通信は、前記第1及び第2の通信リンクを介して行う、
    ことを特徴とする移動体通信方法。
  15. 通信ネットワークを介して、列車などの移動体で通信を行う移動体通信方法であって、
    第2の移動体の移動体通信システムと第2の地上通信サーバとの間の通信を、第1の移動体の移動体通信システムを介して行っていた場合に、前記第1の移動体と前記第2の移動体の分離に応じて、
    前記第2の移動体の移動体通信システムと、前記第2の移動体の移動体通信システムに対応する第2の地上通信サーバとの間で通信リンクを確立し、
    前記第2の移動体の移動体通信システムと前記第2の地上通信サーバとの間の通信は、前記通信リンクを介して行う、
    ことを特徴とする移動体通信方法。
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