【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ソフトウェアプログラムの不正使用を防止するための方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、ソフトウェアプログラムの不正コピーの防止には、プロダクトＩＤとプロダクトキーの組み合わせなどのパスワードが用いられていた。
また、ソフトウェアプログラムの記録媒体が複製されたものであるかを判断して不正コピーを防止する方法が知られている。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−４１１６５号
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
これは次のような欠点があった。
イ．不正コピーを防止するためにソフトウェアプログラムにプロダクトキーなどのパスワードを設定しておいても、第３者がその情報を入手してしまうと、そのソフトウェアプログラムを不正にコピーまたはインストールされてしまう。
ロ．正規に登録したユーザであれば、オリジナルの記憶媒体を用いて同じソフトウェアプログラムを多数の異なるコンピュータにコピーまたはインストールできてしまう。
本発明は、これらの欠点を解決するために発明されたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、無料で配信あるいは配布され、その状態では一定以下の機能に限定されたり、あるいは全く動作しなかったり、使用期間が制限されるなど、任意のパスワードなどを入力することで初めて正規利用が可能となるソフトウェアプログラムにおいて、または、有料で販売されているソフトウェアプログラムにおいて、不正利用を排除する機能を有するものである。以下、具体的にその内容を説明する。
インストールにより設定されるソフトウェアプログラムの場合はインストール時に、あるいはインストール不要なソフトウェアプログラムの場合はそのソフトウエアプログラムの初使用時に、例えば個々のＯＳのオリジナルナンバーやハードディスクの製造ナンバーやネットワークカードのＭＡＣアドレスなどのユーザのコンピュータ固有のＩＤ情報をユーザマシンＩＤとして取得する。そのユーザマシンＩＤを任意の変換手段で記憶ＩＤおよび通知用ＩＤに変換してコンピュータ内の任意の不揮発性記憶媒体の任意のアドレスに記録するとともに、ユーザに通知用ＩＤを通知する。なお、記憶ＩＤや通知用ＩＤの記録についてはそれぞれテキスト形式でもよいが適当に暗号化して記録する方法も考えられる。プログラムのユーザはインストールプログラムやソフトウェアプログラムから通知用ＩＤの通知を受け、その通知用ＩＤの情報をプログラム開発者や開発元あるいは販売元など（以下、プログラム管理者と表現する）に送る。プログラム管理者はユーザからの通知を受け取ると、送られてきたＩＤ情報に対応する認証パスワードを、あらかじめ定めておいた一定の生成ルールを持つ認証パスワード生成手段に入力し、そのルールに基づいて認証パスワードを生成し、生成した認証パスワードをユーザに通知する。認証パスワードの通知を受けたユーザは、ソフトウェアプログラムに認証パスワードを登録する。本プログラムはプログラム管理者が定めた一定のルールの下でその通知用ＩＤと対応する認証パスワードの入力がなければ正規使用を認めない機能を有するので、通知用ＩＤと認証パスワードが適切に対応している場合にのみユーザによるソフトウェアプログラムの正規使用を許可する正規モードでソフトウェアプログラムは動作する。また、このとき、認証済みフラグをセットしてコンピュータ内の任意の不揮発性記憶媒体の任意のアドレスに記録する。なお、インストール時またはその直後やソフトウェアプログラムの初使用時においては認証済みフラグは初期状態であり、アンセットに設定されている。認証済みフラグの状態の記録はテキスト形式でもよいが暗号化する方法も考えられる。その記録いる。通知用ＩＤと認証パスワードが適切に対応しない場合はソフトウェアプログラムの正規モードでの使用を許可せず、機能や使用期間が制限されたり、あるいは全く機能しないモードである制限モードでソフトウェアプログラムは動作する。本プログラムには認証パスワード確認のために、以上のような認証確認作業のための手段が設けられており、正規の認証パスワードが登録されるまで、つまり、認証済みフラグがセットされるまで、ソフトウェアプログラムの起動毎あるいは起動中の適宜に認証確認作業が実施される。
また、本プログラムは、通知用ＩＤに対応する認証パスワードを入手したユーザが記憶ＩＤや通知用ＩＤを含むそのソフトウェアプログラム全体を他のコンピュータにコピーして使用することを防止する目的でコンピュータ識別の機能を有する。この機能はソフトウェアを実行しているコンピュータのユーザマシンＩＤを取得し、そのユーザマシンＩＤから一時的に一時記憶ＩＤを生成し、この一時記憶ＩＤが前もって記録されている記憶ＩＤと一致するか判断することで実現される。この判断において一時記憶ＩＤと記憶ＩＤが一致する場合は正規モードで動作するが、一致しない場合は不正なコンピュータでの使用であるとみなして、正規モードでの動作を拒否する。これにより、認証パスワードを入手したユーザによる多数のコンピュータへのソフトウェアプログラムの不正なコピーを防止できる。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第１の実施の形態について説明する。
本プログラムはユーザにプログラムの利用目的とする機能を提供するとともに、ユーザマシンＩＤを取得して記憶ＩＤや通知用ＩＤを生成し、認証パスワードが入力された場合に通知用ＩＤと正規に対応するかを判断するなどの不正使用防止の機能を有する。
本プログラムがコンピュータへインストールされる場合またはコンピュータで初使用される場合、初期状態として、記憶ＩＤと通知用ＩＤは未設定であり、認証済みフラグはアンセットである。記憶ＩＤと通知用ＩＤおよび認証済みフラグは、コンピュータ内の任意の書き込み可能な記憶媒体または、ソフトウェアプログラムの記録されている書き込み可能な記録媒体などに記録するための領域が設けられている。この状態が図３のステップ１に相当し、記憶ＩＤと通知用ＩＤを次のように取得および記録する。例えばネットワークカードのＭＡＣアドレスが４桁の数値１２３４であった場合にステップ２でこれを取得しユーザマシンＩＤとする。記憶ＩＤは例えばユーザマシンＩＤそのものと同一にするというルールである場合、ステップ３において記憶ＩＤも１２３４になる。また、通知用ＩＤも例えばユーザマシンＩＤと同一にするというルールである場合、通知用ＩＤもステップ３において１２３４となる。この記憶ＩＤと通知用ＩＤをステップ４で記録する。図３のステップ５でユーザには図７に示すようなコンピュータ画面によって通知用ＩＤが１２３４であることがモニタ上に表示され通知される。
通知用ＩＤを通知されたユーザが通知用ＩＤをプログラム管理者に送る図４のステップ６を経て、プログラム管理者はステップ７において認証パスワード生成手段にユーザの通知用ＩＤを入力する。例えば認証パスワードの生成ルールが通知用ＩＤを逆順に並べ替えるというルールである場合、ステップ８によって認証パスワードは通知用ＩＤである１２３４を逆順に並べ替えた４３２１として生成される。ステップ９でプログラム管理者はこの認証パスワード４３２１をユーザに認証パスワードとして通知する。
認証パスワードの通知を受けたユーザは認証パスワードの登録を確認する図８の表示選択過程、図９に示すような入力過程を経てコンピュータ画面に従って認証パスワードとして４３２１を認証パスワード入力画面で入力する。本プログラムは、インストールまたはプログラムの初使用の前から例えば認証パスワードの生成ルールが通知用ＩＤを逆順に並べ替えるというルールであることがユーザに不可視の状態で設定されているので、認証パスワードの入力を受けたプログラムは通知用ＩＤ１２３４を逆順に並べ替えた一時的な一時認証パスワード４３２１がユーザの入力した認証パスワードと一致するかを判断する。図２に示すように他のユーザからその認証パスワードを聞きだして入力したような場合など認証パスワードが一致しない場合は、その旨がユーザに通知されるとともに認証済みフラグはアンセットのままにされ、正規モードでの動作は拒否される。一致する場合はその旨をユーザに知らせるとともに認証済みフラグをセットし、図１に示すように正規モードで動作させる。
以下、これら手順を実現させるためにプログラムの制御プロセスに基づいて、詳細に説明する。
インストールが必要なソフトウェアはインストールが済んだあと、インストールが不要なソフトウェアの場合は初使用以降において、ソフトウェアプログラムは図５および図６に示すような手順で認証パスワードについて調べる。
まず、認証済みフラグの状態を確認して認証パスワードが正規に登録されているかを調べる。認証済みフラグがセットされていない、つまり、認証パスワードが正規に登録されていない、あるいは全く登録されていない場合は、図７のようなメッセージを表示し前記した生成手段により発生した通知用ＩＤをユーザに通知し、図８のようなメッセージを表示して認証パスワードを登録する意思があるか否かを確認する。
認証パスワードを登録する意思がある場合は図９のような認証パスワード入力画面が表示されこれに従って、前記した生成手段で発生されプログラム管理者から通知された認証パスワードを入力して認証パスワードの登録を行う。認証パスワードが通知用ＩＤと正規に対応する場合はその旨をユーザに通知するとともに、認証済みフラグをセットし、ソフトウェアプログラムの正規モードでの使用を許可する。また、認証パスワードを登録する意思がない場合は制限モードでしかソフトウェアを使用できないことがユーザに通知される。この場合、認証済みフラグはアンセットのままにされ、ユーザは制限モードでソフトウェアプログラムを使用する。
認証済みフラグがセットされている、つまり、認証パスワードが正規に登録されている場合はユーザに正規モードでの使用を許可する。
また、本プログラムには、認証パスワードの情報を有するユーザが記憶ＩＤや通知用ＩＤの情報も含めたそのソフトウェア全体を他のコンピュータに不正コピーして使用するのを防ぐために、不正コピー防止機能が設けられている。これは、認証パスワードが登録され、認証済みフラグがセットされた状態にあるソフトウェアプログラムにおいてコンピュータ識別を行い、正規のコンピュータによる正規使用であるかを確認するものである。
コンピュータ識別においては、ソフトウェアプログラムを実行しているコンピュータのユーザマシンＩＤを読み取り、一時的に一時記憶ＩＤを生成し、この一時記憶ＩＤが前もって記録されていた記憶ＩＤ例えば前記の例では１２３４と一致するかを判断する。一致する場合は正規モードでの動作を続ける。一致しない場合は不正なコンピュータでソフトウェアプログラムが正規モードで実行されようとしているとみなし、その旨をユーザに通知するとともに、認証済みフラグ、記憶ＩＤ、通知用ＩＤを初期設定にリセットする。そして、図５のＢステップの状態から実行していく。
ここにあげた事例は、プログラムを制限モードで実行する状態にするものとして説明したが、プログラムを強制終了させるような手法をとることも可能である。
ユーザマシンＩＤ、記憶ＩＤ、通知用ＩＤ、認証パスワードの生成方法としては、前記した生成手段の他に次のような方法なども考えられる。
１．ユーザマシンＩＤは１２３４、記憶ＩＤはユーザマシンＩＤと同じで１２３４、通知用ＩＤはユーザマシンＩＤに２を乗算した２４６８とし、認証パスワードは通知用ＩＤに１１１１を加算した３５７９とする。
２．ユーザマシンＩＤは１２３４、記憶ＩＤはユーザマシンＩＤに１１１１を加算した２３４５、通知用ＩＤはユーザマシンＩＤと同じで１２３４とし、認証パスワードは通知用ＩＤに２を乗算した２４６８とする。
３．ユーザマシンＩＤは１２３４、記憶ＩＤはユーザマシンＩＤに１１１１を加算した２３４５、通知用ＩＤもユーザマシンＩＤに１１１１を加算した２３４５とし、認証パスワードは通知用ＩＤを逆順にした５４３２とする。
もちろん、生成手段に関してはこれに限定されるものではなく、各種任意の取り決めにおける生成手段が可能である。
なお、前記事例では記憶ＩＤと通知用ＩＤを利用することで、より不正使用を排除する効果をあげているが、記憶ＩＤと通知用ＩＤは無理に分けなくても両方の役割を兼用する一つのＩＤ情報として設定することも可能である。
また、ユーザマシンＩＤの情報源はＭＡＣアドレスやＯＳのシリアルナンバーなどが対象となることは説明したが、そのどれを使用するかに関しては、プログラムがあらかじめ設定する手段以外に、ユーザが選択できるようにする方法も考えられる。
【０００７】
本発明の実施の形態には次のような応用例などが考えられる。
１． ユーザが通知用ＩＤをプログラム管理者に送る際に、ユーザ名、居住地、電話番号、生年月日、年齢、職業などの他の情報も併せて送る方法をとることにより、プログラム管理者はユーザへの認証パスワードの発行のみならず、ユーザ情報のデータベースを作成することも可能である。
２． 本発明は、あらかじめ無料あるいは廉価価格で配布され制限モードで使用できるシェアウェアなどへの利用に適している。すなわち、認証パスワードの発行条件としてソフトウェアプログラムの使用料金の支払いを義務付ける。この場合、ソフトウェアプログラムなどの使用料金の徴収を確認したうえでプログラム管理者からユーザに認証パスワードが発行され、これを入力することではじめて正規モードの使用ができるようになる。
３． 前記事例では、起動毎に通知用ＩＤが表示されるが、これは制限モードで継続して使用する際には、必要なときのみの通知とする設定にすることも可能である。
なお、ユーザマシンＩＤと記憶ＩＤの対応関係や、ユーザマシンＩＤと通知用ＩＤとの対応関係、または通知用ＩＤと認証パスワードの対応関係などをどのようなルールで決定するかはプログラム管理者の自由であるが、同じ管理者が異なるソフトウェアプログラムを販売する際には、パスワードの不正使用を避ける目的で、これらの対応関係をソフトウェアプログラム毎に用意することが望ましい。
本プログラムは、ＯＳ自体のソフトウェアプログラムに対しても、他のアプリケーションソフトのソフトウェアプログラムに対しても有効に適用できる。
【０００８】
【発明の効果】
ソフトウェアプログラムの認証パスワードがユーザのコンピュータ毎に異なるので、不正ユーザが正規ユーザから認証パスワードを聞き出したとしてもプログラムの不正使用を防止することができる。また、同様の理由で正規ユーザであっても、多数のコンピュータに不正にプログラムをコピーまたはインストールすることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】通知用ＩＤと認証パスワードが一致する場合の正規モード使用許可の概念図
【図２】通知用ＩＤと認証パスワードが一致しない場合の正規モード使用不許可の概念図
【図３】通知用ＩＤおよび記憶ＩＤの生成手順
【図４】認証パスワードの生成手順
【図５】認証パスワード登録の手順とコンピュータ識別作業の流れ
【図６】認証パスワード登録の手順とコンピュータ識別作業の流れ
【図７】通知用ＩＤをユーザに通知するためのコンピュータ画面
【図８】認証パスワード登録意思の有無の確認のコンピュータ画面
【図９】認証パスワード入力のコンピュータ画面
【符号の説明】
１ 通知用ＩＤ表示画面
２ 認証パスワード登録意思の有無を確認するための画面
３ 認証パスワードを入力するための画面[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for preventing unauthorized use of a software program.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a password such as a combination of a product ID and a product key has been used to prevent unauthorized copying of a software program.
There is also known a method of determining whether a recording medium of a software program is a duplicate and preventing unauthorized copying.
[0003]
[Patent Document 1]
JP, 2002-41165, A
[Problems to be solved by the invention]
This had the following disadvantages.
I. Even if a password such as a product key is set in a software program in order to prevent unauthorized copying, if a third party obtains the information, the software program is copied or installed illegally.
B. A legitimately registered user can copy or install the same software program on many different computers using the original storage medium.
The present invention has been made to solve these drawbacks.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is distributed or distributed free of charge, and in that state, it is limited to functions below a certain level, or does not operate at all, the use period is limited, etc. Or a software program sold for a fee, which has a function of eliminating unauthorized use. Hereinafter, the contents will be specifically described.
When installing a software program that is set by installation, or when using a software program that does not require installation for the first time, for example, the original number of each OS, the manufacturing number of the hard disk, the MAC address of a network card, etc. Of the user's computer is acquired as the user machine ID. The user machine ID is converted into a storage ID and a notification ID by any conversion means and recorded at an arbitrary address of an arbitrary nonvolatile storage medium in the computer, and the user is notified of the notification ID. Note that the storage ID and the notification ID may be recorded in a text format, but a method of appropriately encrypting and recording them is also conceivable. The user of the program receives the notification ID from the installation program or the software program, and sends the information of the notification ID to a program developer, a developer or a distributor (hereinafter, referred to as a program manager). Upon receiving the notification from the user, the program administrator inputs the authentication password corresponding to the transmitted ID information to an authentication password generation unit having a predetermined predetermined generation rule, and performs authentication based on the rule. Generate a password and notify the user of the generated authentication password. The user who has been notified of the authentication password registers the authentication password in the software program. This program has a function that, under certain rules set by the program administrator, does not permit regular use unless the notification ID and the corresponding authentication password are entered, so that the notification ID and the authentication password correspond appropriately. The software program operates in a regular mode that allows the user to use the software program legitimately only when the software program is running. At this time, an authenticated flag is set and recorded at an arbitrary address of an arbitrary nonvolatile storage medium in the computer. Note that the authenticated flag is in an initial state at the time of installation, immediately after installation, or at the first use of the software program, and is set to unset. The recording of the status of the authenticated flag may be in a text format, but an encryption method is also considered. That record. If the notification ID and the authentication password do not properly correspond to each other, the software program is not permitted to be used in the regular mode, and the software program operates in the restricted mode in which the function and the use period are limited or the mode is completely non-functional. . This program is provided with the means for authentication confirmation work described above in order to confirm the authentication password. Software until the formal authentication password is registered, that is, until the authenticated flag is set, An authentication confirmation operation is performed every time the program is started or during the start of the program.
In addition, this program is used to prevent a user who has obtained the authentication password corresponding to the notification ID from copying the entire software program including the storage ID and the notification ID to another computer and using the same. Has functions. This function obtains the user machine ID of the computer executing the software, temporarily generates a temporary storage ID from the user machine ID, and determines whether the temporary storage ID matches a previously stored storage ID. It is realized by doing. If the temporary storage ID and the storage ID match in this determination, the operation is performed in the normal mode. However, if the temporary storage ID does not match, the operation in the normal mode is rejected, assuming that the computer is used by an unauthorized computer. This prevents unauthorized copying of the software program to many computers by the user who has obtained the authentication password.
[0006]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described.
This program provides the user with the function to be used for the program, obtains the user machine ID, generates the storage ID and the notification ID, and when the authentication password is input, it corresponds to the notification ID properly. It has a function of preventing unauthorized use, such as judging whether or not.
When this program is installed in a computer or used for the first time in a computer, as an initial state, the storage ID and the notification ID are not set, and the authenticated flag is unset. An area for recording the storage ID, the notification ID, and the authenticated flag on an arbitrary writable storage medium in a computer or a writable recording medium on which a software program is recorded is provided. This state corresponds to step 1 in FIG. 3, and the storage ID and the notification ID are obtained and recorded as follows. For example, if the MAC address of the network card is a four-digit numerical value 1234, it is obtained in step 2 and used as the user machine ID. If the storage ID is a rule to be the same as the user machine ID itself, the storage ID is also 1234 in step 3. If the rule for notifying the notification ID is the same as the user machine ID, for example, the notification ID is 1234 in step 3. The storage ID and the notification ID are recorded in step 4. In step 5 of FIG. 3, the user is notified on the monitor by the computer screen shown in FIG. 7 that the notification ID is 1234.
The user who has been notified of the notification ID sends the notification ID to the program manager. After step 6 in FIG. 4, the program manager inputs the notification ID of the user to the authentication password generating means in step 7. For example, if the generation rule of the authentication password is a rule of rearranging the notification IDs in reverse order, the authentication password is generated as 4321 by rearranging the notification ID 1234 in reverse order in step 8. In step 9, the program manager notifies the user of the authentication password 4321 as an authentication password.
The user who has received the notification of the authentication password inputs 4321 as the authentication password on the authentication password input screen according to the computer screen through the display selection process shown in FIG. 8 for confirming the registration of the authentication password and the input process shown in FIG. Before the installation or the first use of the program, for example, it is set in a state invisible to the user that the rule for generating the authentication password is a rule for rearranging the notification IDs in the reverse order. The received program determines whether or not the temporary temporary authentication password 4321 obtained by rearranging the notification IDs 1234 in reverse order matches the authentication password input by the user. As shown in FIG. 2, when the authentication passwords do not match, such as when the authentication password is retrieved from another user and entered, the user is notified of the fact and the authenticated flag is left unset. , Operation in the regular mode is rejected. If they match, the user is informed of the fact and the authenticated flag is set, and the apparatus is operated in the normal mode as shown in FIG.
Hereinafter, in order to realize these procedures, a detailed description will be given based on a control process of a program.
After the software that needs to be installed is installed, if the software does not need to be installed, after the first use, the software program checks the authentication password according to the procedure shown in FIGS. 5 and 6.
First, the state of the authenticated flag is checked to check whether the authentication password is registered properly. If the authenticated flag has not been set, that is, if the authentication password has not been registered properly or has not been registered at all, a message as shown in FIG. 7 is displayed and the notification ID generated by the generation means described above is displayed. The user is notified, and a message as shown in FIG. 8 is displayed to confirm whether the user intends to register the authentication password.
If there is an intention to register the authentication password, an authentication password input screen as shown in FIG. 9 is displayed, and according to this, the authentication password generated by the above-described generation means and notified by the program administrator is input to register the authentication password. Do. If the authentication password corresponds to the notification ID in a legitimate manner, the user is notified of that fact, the authenticated flag is set, and the use of the software program in the normal mode is permitted. If the user does not intend to register the authentication password, the user is notified that the software can be used only in the restricted mode. In this case, the authenticated flag is left unset and the user uses the software program in restricted mode.
If the authenticated flag is set, that is, if the authentication password is registered properly, the user is permitted to use in the normal mode.
The program also has an unauthorized copy protection function to prevent a user having information on the authentication password from illegally copying the entire software including the information on the storage ID and the notification ID to another computer and using the same. Is provided. This is to identify a computer in a software program in which an authentication password is registered and an authenticated flag is set, and confirm whether the software program is authorized use by an authorized computer.
In the computer identification, the user machine ID of the computer executing the software program is read, a temporary storage ID is temporarily generated, and this temporary storage ID matches the previously stored storage ID, for example, 1234 in the above example. Judge whether to do. If they match, the operation in the normal mode is continued. If they do not match, it is considered that the software program is about to be executed in the normal mode by the unauthorized computer, and the fact is notified to the user, and the authenticated flag, the storage ID, and the notification ID are reset to the initial settings. Then, the process is executed from the state of step B in FIG.
In the example given here, the program is described as being in a state of being executed in the restricted mode. However, a method of forcibly terminating the program may be employed.
As a method of generating the user machine ID, the storage ID, the notification ID, and the authentication password, the following method may be considered in addition to the above-described generation means.
1. The user machine ID is 1234, the storage ID is 1234, which is the same as the user machine ID, the notification ID is 2468 obtained by multiplying the user machine ID by 2, and the authentication password is 3579 obtained by adding 1111 to the notification ID.
2. The user machine ID is 1234, the storage ID is 2345 obtained by adding 1111 to the user machine ID, the notification ID is 1234 which is the same as the user machine ID, and the authentication password is 2468 obtained by multiplying the notification ID by 2.
3. The user machine ID is 1234, the storage ID is 2345 obtained by adding 1111 to the user machine ID, the notification ID is 2345 obtained by adding 1111 to the user machine ID, and the authentication password is 5432 obtained by reversing the notification ID.
Of course, the generation means is not limited to this, and generation means in various arbitrary agreements is possible.
In the above case, the use of the storage ID and the notification ID has the effect of further eliminating unauthorized use. However, the storage ID and the notification ID share both roles without forcibly separating them. It is also possible to set as one ID information.
Also, it has been described that the information source of the user machine ID is the MAC address, the serial number of the OS, and the like. It is also conceivable to do this.
[0007]
Embodiments of the present invention include the following application examples.
1. When the user sends the notification ID to the program administrator, the program administrator can also send other information such as the user name, place of residence, telephone number, date of birth, age, and occupation, so that the program administrator It is possible to create a database of user information as well as to issue an authentication password to the user.
2. INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention is suitable for use in shareware or the like which is distributed in advance or at a low price and can be used in a restricted mode. That is, payment of the usage fee of the software program is obliged as a condition for issuing the authentication password. In this case, after confirming the collection of the usage fee of the software program or the like, the program manager issues an authentication password to the user, and the user can use the normal mode only by inputting the authentication password.
3. In the case described above, the notification ID is displayed each time it is activated, but it can be set to be a notification only when necessary when it is used continuously in the restricted mode.
It should be noted that the program administrator determines what rules determine the correspondence between the user machine ID and the storage ID, the correspondence between the user machine ID and the notification ID, or the correspondence between the notification ID and the authentication password. Although freely available, when the same administrator sells different software programs, it is desirable to prepare these correspondences for each software program in order to avoid unauthorized use of passwords.
This program can be effectively applied to a software program of the OS itself and a software program of another application software.
[0008]
【The invention's effect】
Since the authentication password of the software program differs for each user's computer, it is possible to prevent unauthorized use of the program even if an unauthorized user hears the authentication password from a legitimate user. Further, for the same reason, even a legitimate user can be prevented from illegally copying or installing a program on many computers.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual diagram of normal mode use permission when a notification ID and an authentication password match. FIG. 2 is a conceptual diagram of normal mode use permission when a notification ID and an authentication password do not match. Procedure for generating ID for use and storage ID [FIG. 4] Procedure for generating authentication password [FIG. 5] Procedure for authentication password registration and flow of computer identification work [FIG. 6] Procedure for authentication password registration and flow of computer identification work [FIG. 7] Computer screen for notifying the user of the notification ID [FIG. 8] Computer screen for confirming whether or not there is an intention to register the authentication password [FIG. 9] Computer screen for inputting the authentication password [Explanation of symbols]
1 Notification ID display screen 2 Screen for confirming the intention to register the authentication password 3 Screen for inputting the authentication password
