JP2004171188A - 個別情報管理方法および装置 - Google Patents

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眞太郎 松本
Hidetoshi Ono
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Abstract

【課題】管理者への負担やサーバの記憶容量に対する圧迫を少なく、複数のユーザの個別情報を管理する方法および装置を提供する。
【解決手段】共通情報書込み手段115は、全てのユーザに関する処理にデフォルトとして適用される共通情報を設定する。個別情報書込み手段114は、個別のユーザに関する処理について共通情報と異なる設定とするために、個別のユーザについてのみ適用される個別情報を設定する。共通情報解析手段112は、個別情報が設定されている場合にはその個別情報を優先し、個別情報が設定されていない場合には共通情報を用いて設定情報を定める。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のユーザに個別に設定可能な情報の管理に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今のコンピュータ技術の発展にはめざましいものがある。そして、その中でシン・クライアント(Thin Client)と呼ばれる考え方のシステムが注目されている。
【0003】
図8は、シン・クライアントのシステムの概念を説明するための図である。図8に示すように、シン・クライアントの考え方は、一元管理された共通のアプリケーションを複数のユーザで共用することにより、運用や管理にかかるコストを低減しようとするものである。
【0004】
シン・クライアントのシステムは、各ユーザが使用するクライアントと、各クライアントから接続されるサーバとで構成されている。そして、各クライアントに最小限の機能だけを持たせ、サーバにアプリケーションソフトやファイルなどのリソースを管理させている。シン・クライアントのシステムは、クライアントからサーバのリソースを利用することにより、高性能マシンと同様の機能を各ユーザに提供できる。
【0005】
シン・クライアントのシステムによれば、最小限の機能だけを持たせることでクライアントを低コスト化することができる。また、それに伴って、クライアントに必要な性能が抑えられ、ハードウェアは単純化されるので、メンテナンスコストも低減される。さらに、アプリケーションソフトなどをサーバで一元管理することにより、ライセンス管理やインストールおよびバージョンアップのための管理にかかるコストを低減することができる。
【0006】
シン・クライアントのシステムでは、サーバには多数のクライアントからの接続が想定される。各ユーザは、通常、アプリケーションなどを利用するとき、自分専用にカスタマイズする個別情報を設定することがある。そのため、図8に示したように、シン・クライアントのシステムのサーバは、各ユーザ毎に個別情報を管理する必要がある。
【0007】
ユーザ毎の個別情報(カスタマイズ情報)をサーバで管理する技術は従来から存在する(例えば、特許文献1参照)。この従来技術によれば、ユーザがカスタマイズ情報を変更すると、クライアントからサーバに変更後のカスタマイズ情報がユーザIDと共に通知され、ユーザIDに対応付けられたカスタマイズ情報がサーバのデータベースに記録される。カスタマイズ情報を利用するときには、ユーザIDに基づいてデータベースを検索してカスタマイズ情報を取り出す。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−229102号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
多数のクライアントの個別情報を管理する場合、従来技術では、全てのユーザの全ての設定が個別情報として管理されるため管理者の負担が大きかった。また、多数の個別情報を格納するためにサーバの記憶容量が圧迫されていた。
【0010】
本発明の目的は、管理者への負担やサーバの記憶容量に対する圧迫を少なく、複数のユーザの個別情報を管理する方法および装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の個別情報管理方法は、1つのサーバを利用して処理を実行する複数のユーザについて個別に設定することのできる設定情報を管理するための個別情報管理方法であって、全てのユーザに関する処理にデフォルトとして適用される共通情報を設定するステップと、個別のユーザに関する処理について共通情報と異なる設定とするために、個別のユーザについてのみ適用される個別情報を設定するステップと、個別情報が設定されている場合にはその個別情報を優先し、個別情報が設定されていない場合には共通情報を用いて設定情報を定めるステップとを有している。
【0012】
したがって、本発明によれば、全ユーザに共通の共通情報と、その共通情報とのユーザ毎の差分を示す個別情報とで設定情報が管理される。また、個別情報を共通情報に優先して設定情報として用いるので、少ない情報量で、全てのユーザの全ての個別情報をカスタマイズ可能な仕組みを提供できる。また、少ない情報量で、全ユーザの個別情報が互いに独立して管理されるため、互いに干渉することなく効率的に保管され、個別情報の設定や変更が容易である。また、共通情報と個別情報の振り分けや、設定情報の整理がユーザの介在なく行われるので、ユーザは共通情報および個別情報のデータ構成を意識することなく、自身の個別情報を設定することができる。
【0013】
本発明の個別情報管理方法の一態様によれば、共通情報は、管理者が要求した場合にのみ設定可能であり、個別情報は、個別のユーザが要求した場合に設定可能である。
【0014】
また、本発明の個別情報管理方法は、共通情報および個別情報を一括で同じ情報に変更するステップをさらに有していてもよい。
【0015】
したがって、共通情報および個別情報を一括で同じ情報に変更することができるので、個別情報として設定されているために共通情報を変更しただけでは設定情報に反映されないときにも、全てのユーザの設定情報に変更を反映させることができる。
【0016】
本発明の個別情報管理方法の一態様によれば、共通情報および個別情報を一括で変更するのは、管理者が要求した場合のみである。
【0017】
本発明の個別情報管理方法の一態様によれば、設定情報は、サーバ上で複数のユーザに共用されているソフトウェアを各ユーザが実行するときに用いられる。
【0018】
本発明の個別情報管理装置は、1つのサーバを利用して処理を実行する複数のユーザについて個別に設定することのできる設定情報を管理する個別情報管理装置であって、全てのユーザに関する処理にデフォルトとして適用される共通情報を設定する共通情報書込み手段と、個別のユーザに関する処理について共通情報と異なる設定とするために、個別のユーザについてのみ適用される個別情報を設定する個別情報書込み手段と、個別情報が設定されている場合にはその個別情報を優先し、個別情報が設定されていない場合には共通情報を用いて設定情報を定める共通情報解析手段とを有している。
【0019】
本発明の個別情報管理装置の一態様によれば、管理者が共通情報の設定を要求した場合に共通情報書込み手段に共通情報の設定を指示し、個別のユーザが個別情報の設定を要求した場合に個別情報書込み手段に個別情報の設定を指示する管理者判定手段をさらに有している。
【0020】
また、本発明の個別情報管理装置は、個別情報書込み手段に、存在する全ての個別情報を一括変更することを指示する特殊情報書込み手段をさらに有し、管理者判定手段は、共通情報および個別情報を全て特殊情報に変更することを要求されると、共通情報書込み手段に共通情報を特殊情報に変更することを指示し、特殊情報書込み手段に個別情報を特殊情報に一括変更することを指示することとしてもよい。
【0021】
本発明の個別情報管理装置の一態様によれば、共通情報および個別情報を一括で変更するのは、管理者が要求した場合のみである。
【0022】
本発明の個別情報管理装置の一態様によれば、設定情報は、サーバ上で複数のユーザに共用されているソフトウェアを各ユーザが実行するときに用いられる。
【0023】
本発明の一態様によれば、個別情報管理装置は、サーバの内部に構成されている。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
図1は、本実施形態の概略について説明するための図である。図1を参照すると、本実施形態のシステムは、サーバ1とクライアント2〜2(nは自然数)を有している。ユーザは、いずれかのクライアントからサーバ1に接続し、サーバ1に記録されているアプリケーションの機能を利用する。本実施形態では、アプリケーションの処理にデータベース3、3への接続が含まれている。以下、このアプリケーションを上位アプリケーションと称する。
【0026】
サーバ1は、複数のユーザが共用する上位アプリケーション、全ユーザに共通の設定情報である共通情報、および各ユーザの個別情報を記録している。そして、サーバ1は、接続してきたクライアント2〜2に上位アプリケーションの機能を提供する。
【0027】
共通情報は、システムの管理者のみが設定し、また変更できる。個別情報は、各ユーザが個別に設定した情報である。ユーザが上位アプリケーションを利用するとき、そのユーザの個別情報が設定されていなければ、上位アプリケーションは共通情報をデフォルトで用いて処理を行う。個別情報が設定されていれば、上位アプリケーションは個別情報を用いて処理を行う。個別情報として設定可能な項目毎に個別情報の設定が可能であり、つまり個別情報全体ではなく、一部の項目についてだけ個別情報を設定することもできる。その場合、上位アプリケーションは、個別情報が設定されている項目については、個別情報を用い、それ以外は共通情報を用いて処理を行う。
【0028】
予め、管理者は共通情報をサーバ1に設定しておく。本実施形態の共通情報によれば、上位アプリケーションはデータベース3に接続するものとする。この状態では、どのユーザが上位アプリケーションを利用しても、上位アプリケーションはデータベース3に接続する。
【0029】
あるユーザがデータベース3に接続したい場合、そのユーザは環境設定プログラムを用いてその旨の個別情報を設定する。その個別情報は、共通情報とは別にサーバ1に、ユーザ毎に記録される。この状態では、そのユーザが上位アプリケーションを利用すると、上位アプリケーションは個別情報を共通情報に優先して用い、データベース3に接続する。
【0030】
図2は、本実施形態のサーバの構成を示すブロック図である。図2を参照すると、サーバ1は、情報管理部11、共通情報保管部12および個別情報保管部13を有している。情報管理部11は、管理者判定部111、共通情報解析部112、ログ出力部113、個別情報書込部114、共通情報書込部115、個別情報読取部116および共通情報読取部117を有している。共通情報保管部12には、保管場所情報121と共通設定情報122が記録されている。個別情報保管部13には、各ユーザの個別情報131〜13m(mは、n以下の自然数)が記録されている。また、サーバ1は、環境設定プログラム14および設定参照プログラム15を記憶している。
【0031】
個別情報書込部114および共通情報書込部115の2つは、ユーザの設定情報の書き込みに使用され、管理者判定部111から呼び出される。また、その管理者判定部111は環境設定プログラム14から呼び出さる。環境設定プログラム14は、上位アプリケーションに組み込まれたプログラムであり、管理者またはユーザが共通情報や個別情報を設定するときに起動される。同様に、個別情報読取部116、共通情報読取部117の2つは、共通情報解析部112より呼び出される。また、ログ出力部113は、共通情報解析部112に呼び出される。その共通情報解析部112は、設定参照プログラム15から呼び出される。設定参照プログラム15は、上位アプリケーションに組み込まれたプログラムであり、管理者またはユーザが共通情報または個別情報を参照するときに起動される。
【0032】
情報管理部11は、環境設定プログラムの処理に応じて、共通情報122および個別情報131〜13mの設定情報を管理し、これらの設定を行う。
【0033】
管理者判定部111は、クライアント2〜2を用いて接続してきた者が管理者であるかユーザであるか判定する。そして、管理者判定部111は、判定結果に従って個別情報書込部114または共通情報書込部115のいずれかを呼び出し、設定情報の書込みを指示する。
【0034】
個別情報の書込みについてはユーザを指定して指示する。図3は、設定情報へのアクセスについて説明するための図である。図3に示すように、あるユーザ(User1)によって書込みおよび読出しできる個別情報は、User1の個別情報のみである。同様に、User2によって書込みおよび読出しできる個別情報は、User2の個別情報のみである。例えば、User2がUser1の個別情報にアクセスすることはできない。
【0035】
個別情報書込部114は、管理者判定部111からの指示に従って個別情報保管部13に個別情報131〜13mを書込み、共通情報保管部12に保管場所情報121を書き込む。保管場所情報121とは、共通情報122および個別情報131〜13mの保管場所を示す情報である。
【0036】
共通情報書込部115は、管理者判定部111からの指示に従って共通情報保管部12に共通情報122および保管場所情報121を書き込む。
【0037】
共通情報解析部112は、いずれかのユーザに実行された設定参照プログラム15の処理に応じて、図3に示したように、そのユーザの個別情報と共通情報122を参照し、参照結果を出力する。その際、共通情報解析部112は、個別情報読取部116に指示し、設定参照プログラム15を実行したユーザの個別情報を取得する。次に、共通情報解析部112は、共通情報読取部117に指示して共通情報122を取得する。次に、共通情報解析部112は、個別情報が取得された場合にはそれを優先し、個別情報が取得されなかった場合には共通情報122を使って、そのユーザの設定情報16を生成して設定参照プログラム15に送る。また、共通情報解析部112は、設定情報を生成した一連の処理の記録をログ情報17としてログ出力部113に送る。
【0038】
個別情報読取部116は、共通情報解析部112からの指示に従って個別情報131〜13mを読み取って共通情報解析部112に送る。その際、個別情報読み取り部116は、保管場所情報121を参照することにより、所望の個別情報が記録されているメモリ上の位置を認識する。
【0039】
共通情報読取部117は、共通情報解析部112からの指示に従って共通情報122を読み取って共通情報解析部112に送る。その際、共通情報読取部117は、保管場所情報121を参照することにより、共通情報が記録されているメモリ上の位置を認識する。
【0040】
ログ出力部113は、共通情報解析部112から受けたログ情報17を出力する。
【0041】
図4は、本実施形態のサーバが設定情報を作成するときの動作を示すフローチャートである。ここでは、上位アプリケーションに組み込まれている環境設定プログラム14の処理に従って設定情報が作成される。
【0042】
図4を参照すると、環境設定プログラム14が起動されると、管理者判定部111は、起動時に使用されたユーザIDとパスワードに基づいて、環境設定プログラム14を起動したのが管理者かユーザか判定する(ステップ601)。
【0043】
環境設定プログラム14を起動したのが管理者であれば、管理者判定部111は共通情報書込部115を起動する(ステップ602)。次に、共通情報書込部115は、共通情報保管部12より共通情報122の保管場所情報を取得する(ステップ603)。次に、共通情報書込部115は、保管場所情報を基づいて共通情報122のファイルにアクセスし、管理者が指定した情報を書き込む(ステップ604)。
【0044】
ステップ601の判定において、環境設定プログラム14を起動したのがユーザであれば、管理者判定部111は個別情報書込部114を起動する(ステップ605)。次に、個別情報書込部114は、共通情報保管部12より、個別情報の保管場所情報を取得する(ステップ606)。次に、個別情報書込部114は、保管場所情報に基づいて個別情報のファイルにアクセスし、ユーザが指定した情報を書き込む(ステップ607)。
【0045】
図5は、本実施形態のサーバが設定情報を参照するときの動作を示すフローチャートである。ここでは、図5に示された動作によって作成された設定情報が、上位アプリケションに組み込まれている設定参照プログラム15の処理に従って参照される。
【0046】
図5を参照すると、設定参照プログラム15が起動されると、共通情報解析部112は、上位アプリケーションを使用しているユーザのユーザIDを取得し、そのユーザIDに示されたユーザの個別情報を取得することを個別情報読取部116に指示する(ステップ701)。
【0047】
共通情報解析部112から指示を受けた個別情報読取部116は、個別情報の保管場所情報を共通情報保管部12より取得する(ステップ702)。次に、個別情報読取部116は、保管場所情報に基づいて個別情報を検索する(ステップ703)。
【0048】
次に、個別情報読取部116は、そのユーザの個別情報が存在するか否か判定する(ステップ704)。個別情報が存在すれば、個別情報読取部116はそれを読み取って共通情報解析部112に送る(ステップ705)。
【0049】
ステップ704の判定で個別情報が存在しなかった場合に、またはステップ705の処理の後に、共通情報解析部112は、共通情報読取部117に指示して共通情報を取得する(ステップ706)。その際、共通情報解析部112から指示を受けた共通情報読取部117は、保管場所情報を共通情報保管部12より取得し、それに基づいて共通情報122を読み取り、共通情報解析部112に送る。
【0050】
次に、共通情報解析部112は、個別情報および共通情報を解析して設定情報を整理し、設定参照プログラム15に出力すると共に、ログ情報17をログ出力部113から出力する(ステップ707)。図6は、共通情報解析部が設定情報を整理する様子を示す図である。図6を参照すると、共通情報解析部112は、そのユーザの個別情報があればそれを優先して選択し、個別情報が無い項目については共通情報を用いることにより、そのユーザの全ての設定情報を整理する。
【0051】
以上説明したように、本実施形態によれば、サーバ1が、全ユーザの共通情報と、その共通情報とのユーザ毎の差分を示す個別情報とを管理するので、多数のユーザが存在する場合でも、管理すべき情報の量が少なく、管理者の負担およびサーバ1の記憶容量に対する圧迫が少ない。
【0052】
また、本実施形態によれば、サーバ1の情報管理部11が個別情報を共通情報に優先して整理するので、少ない情報量で、全てのユーザの全ての個別情報をカスタマイズ可能な仕組みを提供できる。
【0053】
また、本実施形態によれば、各ユーザの個別情報が互いに独立して管理されるため、互いに干渉することなく効率的に保管され、個別情報の設定や変更が容易である。
【0054】
また、本実施形態によれば、サーバ1の情報管理部11が共通情報と個別情報の振り分けや、設定情報の整理を行うので、ユーザは共通情報および個別情報のデータ構成を意識することなく、自身の個別情報を設定することができる。
【0055】
なお、本実施形態のサーバ1によれば、上述されたように、管理者は共通情報を設定することができ、またユーザは自身の個別情報を設定することができる。したがって、個別情報が設定されていない状態では、管理者が共通情報を変更すれば、その変更は全てのユーザに適用される。しかし、ユーザが個別情報を設定している場合、共通情報よりも個別情報が優先されるので、管理者が共通情報を変更しても、その変更はそのユーザに対する処理に反映されない。そして、それを反映させるためには、各ユーザが自身の個別情報を設定し直さなければならない。この仕様は、管理者が設定を変える毎に、ユーザが個別情報を設定し直さなければならないようではユーザの負担が大きくなることを考慮したものである。
【0056】
しかし、例えば、データベースの全社的な移行など、全ユーザについて一斉に設定を変更したい事態も想定される。その場合、共通情報だけでなく個別情報も含めて全ての設定を変更できることが望ましい。そこで、本実施形態のサーバ1は、管理者が共通情報および個別情報の双方に一括で情報を設定する機能を、さらに有するように機能拡張されてもよい。
【0057】
図7は、機能拡張されたサーバの構成を示すブロック図である。図7を参照すると、サーバは情報管理部18、共通情報保管部12および個別情報保管部13を有している。機能拡張のため、図2の構成とは情報管理部18が異なる。
【0058】
図7の情報管理部18には、図2の構成に対して追加された特殊情報書込部182と、機能変更された管理者判定部181および個別情報書込部183とだけが示されており、図2と同じ共通情報解析部112、ログ出力部113、共通情報書込部115、個別情報読取部116および共通情報読取部117は省略されている。
【0059】
また、ここで用いられる環境設定プログラム19は、共通情報と全ユーザの個別情報に対して情報を一括で設定する機能を有しており、これは管理者が指定可能である。以下、一括で設定される情報を特殊情報と称する。環境設定プログラム19は、管理者によって特殊情報の設定が指示されると、その旨を管理者判定部182に通知する。
【0060】
管理者判定部181は、図2の管理者判定部111が有するのと同じ機能を有する。そして、その他に、管理者判定部181は、環境設定プログラム19から特殊情報の設定を指示されると、まず、共通情報書込部115を呼び出して特殊情報を共通情報122に指示する。また、共通情報書込部181は、特殊情報書込部182を呼び出して同じ特殊情報を個別情報に書き込むことを指示する。
【0061】
特殊情報書込部182は、管理者判定部181から指示を受けると、その時点で存在する全ての個別情報を特殊情報に書き換えるように個別情報書込み部183に指示する。
【0062】
個別情報書込部183は、図2の個別情報書込部114が有するのと同じ機能を有する。そして、その他に、個別情報書込部183は、特殊情報書込み部182の指示に応じて、保管場所情報を121を参照して、その時点で存在する全ての個別情報を検索し、特殊情報に対応する項目を特殊情報に書き換える。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、全ユーザに共通の共通情報と、その共通情報とのユーザ毎の差分を示す個別情報とで設定情報が管理されるので、多数のユーザが存在する場合でも、管理すべき情報の量が少なく、管理者の負担および記憶容量に対する圧迫が少ない。
【0064】
また、本発明によれば、個別情報を共通情報に優先して設定情報として用いるので、少ない情報量で、全てのユーザの全ての個別情報をカスタマイズ可能な仕組みを提供できる。
【0065】
また、本発明によれば、少ない情報量で、全ユーザの個別情報が互いに独立して管理されるため、互いに干渉することなく効率的に保管され、個別情報の設定や変更が容易である。
【0066】
また、本発明によれば、共通情報と個別情報の振り分けや、設定情報の整理がユーザの介在なく行われるので、ユーザは共通情報および個別情報のデータ構成を意識することなく、自身の個別情報を設定することができる。
【0067】
また、共通情報および個別情報を一括で同じ情報に変更することができるので、個別情報として設定されているために共通情報を変更しただけでは設定情報に反映されないときにも、全てのユーザの設定情報に変更を反映させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の概略について説明するための図である。
【図2】本実施形態のサーバの構成を示すブロック図である。
【図3】設定情報へのアクセスについて説明するための図である。
【図4】本実施形態のサーバが設定情報を作成するときの動作を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態のサーバが設定情報を参照するときの動作を示すフローチャートである。
【図6】共通情報解析部が設定情報を整理する様子を示す図である。
【図7】機能拡張されたサーバの構成を示すブロック図である。
【図8】シン・クライアントのシステムの概念を説明するための図である。
【符号の説明】
1 サーバ
11、18 情報管理部
111、181 管理者判定部
112 共通情報解析部
113 ログ出力部
114、183 個別情報書込部
115 共通情報書込部
116 個別情報読取部
117 共通情報読取部
182 特殊情報書込部
12 共通情報保管部
121 保管場所情報
122 共通設定情報
13 個別情報保管部
131〜13m 個別情報
14、19 環境設定プログラム
15 設定参照プログラム
16 設定情報
17 ログ情報
〜2 クライアント
、3 データベース
601〜607、701〜707 ステップ

Claims (11)

  1. 1つのサーバを利用して処理を実行する複数のユーザについて個別に設定することのできる設定情報を管理するための個別情報管理方法であって、
    全てのユーザに関する処理にデフォルトとして適用される共通情報を設定するステップと、
    個別のユーザに関する処理について前記共通情報と異なる設定とするために、前記個別のユーザについてのみ適用される個別情報を設定するステップと、
    前記個別情報が設定されている場合には該個別情報を優先し、前記個別情報が設定されていない場合には前記共通情報を用いて前記設定情報を定めるステップとを有する個別情報管理方法。
  2. 前記共通情報は、管理者が要求した場合にのみ設定可能であり、
    前記個別情報は、前記個別のユーザが要求した場合に設定可能である、請求項1記載の個別情報管理方法。
  3. 前記共通情報および前記個別情報を一括で同じ情報に変更するステップをさらに有する、請求項1または2記載の個別情報管理方法。
  4. 前記共通情報および前記個別情報を一括で変更するのは、前記管理者が要求した場合のみである、請求項3記載の個別情報管理方法。
  5. 前記設定情報は、前記サーバ上で複数の前記ユーザに共用されているソフトウェアを前記各ユーザが実行するときに用いられる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の個別情報管理方法。
  6. 1つのサーバを利用して処理を実行する複数のユーザについて個別に設定することのできる設定情報を管理する個別情報管理装置であって、
    全てのユーザに関する処理にデフォルトとして適用される共通情報を設定する共通情報書込み手段と、
    個別のユーザに関する処理について前記共通情報と異なる設定とするために、前記個別のユーザについてのみ適用される個別情報を設定する個別情報書込み手段と、
    前記個別情報が設定されている場合には該個別情報を優先し、前記個別情報が設定されていない場合には前記共通情報を用いて前記設定情報を定める共通情報解析手段とを有する個別情報管理装置。
  7. 管理者が前記共通情報の設定を要求した場合に前記共通情報書込み手段に前記共通情報の設定を指示し、前記個別のユーザが前記個別情報の設定を要求した場合に前記個別情報書込み手段に前記個別情報の設定を指示する管理者判定手段をさらに有する、請求項6記載の個別情報管理装置。
  8. 前記個別情報書込み手段に、存在する全ての個別情報を一括変更することを指示する特殊情報書込み手段をさらに有し、
    前記管理者判定手段は、前記共通情報および前記個別情報を全て特殊情報に変更することを要求されると、前記共通情報書込み手段に前記共通情報を前記特殊情報に変更することを指示し、前記特殊情報書込み手段に前記個別情報を前記特殊情報に一括変更することを指示する、請求項7記載の個別情報管理装置。
  9. 前記共通情報および前記個別情報を一括で変更するのは、前記管理者が要求した場合のみである、請求項8記載の個別情報管理装置。
  10. 前記設定情報は、前記サーバ上で複数の前記ユーザに共用されているソフトウェアを前記各ユーザが実行するときに用いられる、請求項6〜9のいずれか1項に記載の個別情報管理装置。
  11. 前記サーバの内部に構成されている、請求項6〜10のいずれか1項に記載の個別情報管理装置。
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