JP2004168850A - Container for 2-cyanoacrylate-based adhesive - Google Patents
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Abstract
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、充填された２−シアノアクリレート系接着剤が良好な保存安定性を有し、かつ、着色されたプラスチック材料が２−シアノアクリレート系接着剤によって、膨潤することのない着色された２−シアノアクリレート系接着剤容器に関する。
【従来の技術】
【０００２】
本発明における接着剤容器とは、接着剤を充填する本体容器と必要に応じてノズルおよび／またはキャップが付属しているものを言う。
【０００３】
２―シアノアクリレート系接着剤は、常温で他種類の材料を極めて短時間に接着させる性質があり、種々の用途に用いられている。しかし、従来、この接着剤を充填する本体容器、ノズル、キャップの材質としては、２―シアノアクリレートに対して化学的に不活性で、成形しやすく、かつ、その成型品が適度のスキューズ性と耐衝撃性を有することが望ましいため、一般にプラスチック材料、その中でも、ポリエチレンやポリプロピレンがよく用いられている。 しかし、ポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチック材料を着色せずにそのまま用いた場合、得られる容器は透明または半透明であるため、２−シアノアクリレート系接着剤容器として使用した場合、紫外線や可視光線の透過等が２−シアノアクリレート系接着剤の保存安定性に悪影響を与えることがある。そこで、２―シアノアクリレート系接着剤用の容器として着色されたプラスチック容器を用いることがある。
【０００４】
通常、プラスチック材料を着色する際には、着色剤が斑になった状態で残存したり、色むらが生じる事を防止するために、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム等の分散剤が使用されている。（例えば、特許文献１参照）しかし、これらの分散剤を用いて着色した容器に２−シアノアクリレート系接着剤を充填した場合、充填された２−シアノアクリレート系接着剤の保存安定性は充分なものではなく、着色されたプラスチック材料が２−シアノアクリレート系接着剤によって膨潤するという欠点を有していた。 そこで、着色剤の分散性が良好で、色むらを生じない着色容器であって、充填された２−シアノアクリレート系接着剤の保存安定性が良好で、かつ、着色したプラスチック材料が２−シアノアクリレート系接着剤によって膨潤しない着色容器が求められていた。
【０００５】
【特許文献１】
特開平６−３１１５２号公報（第２頁）
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、ノズルおよび／またはキャップおよび／または本体容器が着色されたプラスチック材料製である２−シアノアクリレート系接着剤容器において、着色剤の分散性が良好で、色むらを生じない着色容器であって、充填した２−シアノアクリレート系接着剤の保存安定性に優れ、かつ、着色されたプラスチック材料が２−シアノアクリレート系接着剤によって膨潤しない２−シアノアクリレート系接着剤容器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明者らは、上記課題を解決するためにプラスチック材料を着色する際の分散剤について鋭意検討した結果、ノズルおよび／またはキャップおよび／または本体容器が着色されたプラスチック材料製である２−シアノアクリレート系接着剤容器において、プラスチック材料を着色する際の分散剤としてステアリン酸を用いることにより、着色剤の分散が良好で、着色されたプラスチック材料が２−シアノアクリレート系接着剤により膨潤しない容器が得られ、かつ、当該容器に２−シアノアクリレート系接着剤を充填することにより、２−シアノアクリレート系接着剤の保存安定性が改善されることを見い出し、本発明を完成させた。
【０００８】
本発明における着色剤としては、無機系着色剤と有機系着色剤があり、無機系着色剤としては、例えば、群青、セラミックエロー、チタニウムピグメントエローバフ、ウルトラマリンブルー、コバルトアルミネートブルー、ナチュラルインオルガニクス・シーナスアイアンオキサイドアンバー、アイアンオキサイドバフブラウン、セラミックブラック、アイアンオキサイド、チタニウムオキサイド等が挙げられ、これらのうち、群青、セラミックエロー、チタニウムピグメントエローバフ、ウルトラマリンブルー、コバルトアルミネートブルー、セラミックブラック、チタニウムオキサイドが好ましい。有機系着色剤としては、例えばペリレンレッド、ペリノンオレンジ、イソインドリノンエローグリーニッシュ、フタロシアニングリーン、フタロシアニンブルー、インダンスレンブルー、キナクリドンバイオレット、カーボンブラック等が挙げられ、これらのうち、ペリレンレッド、ペリノンオレンジ、イソインドリノンエローグリーニッシュ、フタロシアニングリーン、フタロシアニンブルー、キナクリドンバイオレットが好ましく、その添加量は、通常、プラスチック材料１００重量部に対して０．００１重量部〜１０重量部であり、好ましくは、０．０１重量部〜５重量部である。
【０００９】
本発明において着色剤用分散剤として用いられるステアリン酸の添加量は、通常、着色剤１００重量部に対して０．０１重量部〜３０重量部であり、好ましくは、０．１重量部〜２０重量部である。
【００１０】
本発明における、着色されたプラスチック材料製容器は、射出成形機や押出し成形に用いる成形機内での混練過程を利用して、この成形機内に粉末着色剤を混合した樹脂ペレットを供給する方法、または液状着色剤もしくはマスターバッチ着色剤を徐々に供給して混合する方法のほか、中間製品として着色ペレットを製造し、これを成形機に導入する方法等の公知の方法を用いて作製することができる。
【００１１】
本発明の２−シアノアクリレート系接着剤容器に充填する２−シアノアクリレート系接着剤は、通常、２−シアノアクリレートに種々の添加物を添加した組成物として用いられる。 ２−シアノアクリレートとしては、例えば、下記一般式（１）で示される２−シアノアクリレートが好適に用いられる。
【００１２】
【化１】
【００１３】
一般式（１）で示される２−シアノアクリレ−トの具体例としては、例えば、２−シアノアクリル酸のメチル、エチル、ｎ−プロピル、イソプロピル、ｎ−ブチル、イソブチル、ｓｅｃ−ブチル、オクチル、ネオペンチル、シクロヘキシル、エチルヘキシル、ドデシル、アリル、メトキシエチル、エトキシエチル、メトキシプロピル、ベンジル、フェニル、クロロエチル、テトラヒドロフルフリル等のエステル類が挙げられる。また、これらの２−シアノアクリレートは１種又は２種以上を混合して使用することができる。
【００１４】
本発明の２−シアノアクリレート系接着剤容器に充填する２−シアノアクリレート系接着剤は、必要に応じて、ポリヒドロキシ化合物、ポリカルボン酸、ポリヒドロキシカルボン酸、ポリカルボン酸エステル、ポリヒドロキシカルボン酸エステル、安定剤、硬化促進剤、フィラー、可塑剤、着色剤、香料、溶剤、増粘剤等を添加することができる。ポリヒドロキシ化合物、ポリカルボン酸、ポリヒドロキシカルボン酸、ポリカルボン酸エステル、ポリヒドロキシカルボン酸エステルとしては、ピロガロール、トリメリット酸、ピロメリット酸、没食子酸、トリメリット酸エステル、ピロメリット酸エステル、没食子酸エステル等が挙げられ、これらを単独あるいは併用することにより、強度を向上させることができる。安定剤としては、例えば、亜硫酸ガス、スルホン酸類、ＨＢＦ４、ＢＦ３エーテル錯塩、スルトン、ＢＦ３酢酸錯塩等のアニオン重合禁止剤、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル等のラジカル重合禁止剤等が挙げられ、これらを単独あるいは併用することにより、保存安定性を向上させることができる。硬化促進剤としては、例えば、ポリアルキレングリコール誘導体、カリックスアレン類、クラウンエーテル類等が挙げられ、これらを単独あるいは併用することにより、速硬化性を向上させることができる。フィラーとしては、ケイ素系化合物等が挙げられ、可塑剤としては、フタル酸ジメチル、フタル酸ジブチル、フタル酸−２−エチルヘキシル、トリクレジルフォスフェート、トリブトキシエチルホスフェート、アセチルクエン酸トリメチル、アセチルクエン酸トリエチル、アセチルクエン酸トリブチル等が挙げられる。
【００１５】
【発明の効果】
本発明の２−シアノアクリレート系接着剤容器を用いることにより、従来の着色された容器に比べて、２−シアノアクリレート系接着剤による膨潤を防止し、かつ、充填した２−シアノアクリレート系接着剤の保存安定性を改善することができる。
【００１６】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明する。
【００１７】
実施例中の測定及び評価は次の方法によりおこなった。
〈着色状態の確認と評価〉
実施例および比較例において着色剤により着色された本体容器、ノズル、キャップについて着色状況を目視により以下の基準にて評価した。
○：均一着色、×：不均一着色、着色剤の残存による色むら有り。
〈本体容器内の接着剤組成物の保存安定性の評価〉
本体容器内の接着剤組成物の保存安定性の評価は、７０℃×７日後の粘度とセットタイムの結果により評価した。
粘度（ｍＰａ・ｓ）：ＪＩＳ Ｋ ６８３３ 準拠
セットタイム（秒）：ＪＩＳ Ｋ ６８６１ 準拠
〈ノズルおよびキャップによる保存安定性への影響の測定及び評価〉
接着剤組成物３ｇをアルミ製本体容器に充填する。開封後ポリエチレン製のノズルおよびノズルの先端にキャップを取り付ける。次に市販のＮＢＲ試験片（日本テストパネル社製 １×２５×１００ｍｍ）上にノズルの先を接触させながら約１０ｃｍ塗布する。キャップでノズル先端部に蓋をして３０分間放置した後、同様にＮＢＲ上に塗布しキャップでノズル先端部に蓋をする。この状態で７０℃で７日後にノズル内部に溜まった接着剤組成物の固化によるノズルの閉塞の有無により評価した。
〈膨潤試験〉
２０ｍｌアルミ製容器にエチル−２−シアノアクリレートを１５ｇ充填し、作成したノズル、キャップの切片、約０．５ｇを浸漬し７０℃で７日間曝露後の膨潤の有無を目視により判定した。
【００１８】
比較例１〜３、実施例１〜４
中空成形用低密度ポリエチレン（スミカセンＧ−２０２ 住友化学工業社製）１００重量部に表１に示す着色剤４．５重量部と分散剤０．５重量部を配合したものを用いて、直径１０ｍｍ、長さ５０ｍｍ、肉厚０．６ｍｍの円筒状に中空成形し、本体容器を作成した。この接着剤容器にエチル−２−シアノクリレートを主剤とする接着剤組成物であるシアノボンドＷ−１００（粘度１００（ｍＰａ・ｓ／２５℃）（田岡化学工業社製）を３ｇ充填し、開封後、中空成形用低密度ポリエチレン（スミカセンＧ−２０２）１００重量部に着色剤としてペリレンレッド （Ｐ．Ｒ．１７８）を４．５重量部と分散剤としてステアリン酸０．５重量部を配合したものを用いて作製したノズルおよびキャップを取り付けて密閉し、７０℃で７日間保存後、本体容器中の接着剤について粘度と鋼−鋼でのセットタイムを測定した。結果を表１に示した。
【００１９】
【表１】
表１
着色剤Ｂ：無機着色剤 群青
着色剤Ｃ：ペリノンオレンジ（Ｐ．０．４３）
着色剤Ｄ：イソインドリノンエローグリーニッシュ（Ｐ．Ｙ．１１０）
分散剤Ｅ：ステアリン酸カルシウム
分散剤Ｆ：ステアリン酸マグネシウム
分散剤Ｇ：ステアリン酸
【００２０】
比較例４―６、実施例５−８
シアノボンドＷ−１００を直径１３ｍｍ、長さ４５ｍｍのアルミチューブに３ｇ充填し、開封後、中空成形用低密度ポリエチレン（スミカセンＧ−２０２）１００重量部に表２に示す着色剤４．５重量部と分散剤０．５重量部を配合したものを用いて、射出成型により作製したノズルで密閉し、ノズルの先端を針で開封し１滴滴下後、中空成形用低密度ポリエチレン（スミカセンＧ−２０２）１００重量部に着色剤としてペリレンレッド （Ｐ．Ｒ．１７８）を４．５重量部と分散剤としてステアリン酸０．５重量部を配合したものを用いて作製したキャップを取り付け、７０℃で７日間保管後にノズルによる保存安定性への影響の測定結果および作製したノズルについての膨潤試験の結果を表２に示した。
【００２１】
【表２】
表２
比較例７―９、実施例９―１２
シアノボンドＷ−１００を直径１３ｍｍ、長さ４５ｍｍのアルミチューブに３ｇ充填し、開封後、中空成形用低密度ポリエチレン（スミカセンＧ−２０２）１００重量部に着色剤としてペリレンレッド （Ｐ．Ｒ．１７８）を４．５重量部と分散剤としてステアリン酸０．５重量部を配合したものを用いて、射出成型により作製したノズルで密閉し、ノズルの先端を針で開封し１滴滴下後、中空成形用低密度ポリエチレン（スミカセンＧ−２０２）１００重量部に表３に示す着色剤４．５重量部と分散剤０．５重量部を配合したものを用いて、射出成型により作製したキャップを取り付け、７０℃で７日間保管後にびキャップによる保存安定性への影響の測定結果およびまた、作製したキャップについての膨潤試験の結果を表３に示した。
【００２３】
【表３】
表３
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a colored 2-cyanoacrylate adhesive having good storage stability, and a colored plastic material which is not swollen by the 2-cyanoacrylate adhesive. -It relates to a cyanoacrylate-based adhesive container.
[Prior art]
[0002]
The adhesive container in the present invention refers to a container provided with a main body container filled with an adhesive and, if necessary, a nozzle and / or a cap.
[0003]
The 2-cyanoacrylate-based adhesive has a property of bonding other types of materials at room temperature in a very short time, and is used for various applications. However, conventionally, as a material of a main body container, a nozzle, and a cap filled with the adhesive, the material is chemically inert to 2-cyanoacrylate, easy to mold, and the molded product has an appropriate skewness. Since it is desirable to have impact resistance, plastic materials, in particular, polyethylene and polypropylene are often used among them. However, when a plastic material such as polyethylene or polypropylene is used without coloring, the resulting container is transparent or translucent, and when used as a 2-cyanoacrylate-based adhesive container, transmission of ultraviolet light or visible light is not possible. May adversely affect the storage stability of the 2-cyanoacrylate adhesive. Therefore, a colored plastic container may be used as a container for the 2-cyanoacrylate adhesive.
[0004]
Usually, when coloring a plastic material, a dispersant such as magnesium stearate or calcium stearate is used in order to prevent the coloring agent from remaining in a spotted state or causing color unevenness. . However, when a container colored with these dispersants is filled with a 2-cyanoacrylate adhesive, the storage stability of the filled 2-cyanoacrylate adhesive is sufficient. However, there was a disadvantage that the colored plastic material was swollen by the 2-cyanoacrylate adhesive. Therefore, the present invention is a colored container in which the dispersibility of the colorant is good and the color unevenness does not occur, the storage stability of the filled 2-cyanoacrylate adhesive is good, and the colored plastic material is 2-cyanoacrylate. There has been a demand for a colored container that does not swell with an acrylate-based adhesive.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-6-31152 (page 2)
[Problems to be solved by the invention]
[0006]
The present invention relates to a 2-cyanoacrylate-based adhesive container in which a nozzle and / or a cap and / or a main container are made of a colored plastic material, wherein the colorant has good dispersibility and does not cause color unevenness. The present invention provides a 2-cyanoacrylate-based adhesive container which is excellent in storage stability of a filled 2-cyanoacrylate-based adhesive and in which a colored plastic material does not swell with the 2-cyanoacrylate-based adhesive. is there.
[Means for Solving the Problems]
[0007]
Means for Solving the Problems The present inventors have intensively studied a dispersing agent for coloring a plastic material in order to solve the above-mentioned problem, and as a result, have found that a nozzle and / or a cap and / or a main body container are made of a colored plastic material. In the acrylate adhesive container, by using stearic acid as a dispersant when coloring the plastic material, the dispersion of the colorant is good, and the container in which the colored plastic material does not swell with the 2-cyanoacrylate adhesive is used. It was found that the storage stability of the 2-cyanoacrylate adhesive was improved by filling the container with the 2-cyanoacrylate adhesive and completed the present invention.
[0008]
Examples of the colorant in the present invention include an inorganic colorant and an organic colorant. Examples of the inorganic colorant include ultramarine, ceramic yellow, titanium pigment yellow buff, ultramarine blue, cobalt aluminate blue, and natural in color. Organix Sinas Iron Oxide Amber, Iron Oxide Buff Brown, Ceramic Black, Iron Oxide, Titanium Oxide, etc.Of these, ultramarine, ceramic ero, titanium pigment ero buff, ultramarine blue, cobalt aluminate blue, Ceramic black and titanium oxide are preferred. Examples of the organic colorant include perylene red, perinone orange, isoindolinone yellow greenish, phthalocyanine green, phthalocyanine blue, indanthrene blue, quinacridone violet, carbon black, and the like. Perinone orange, isoindolinone yellow greenish, phthalocyanine green, phthalocyanine blue, and quinacridone violet are preferable, and the addition amount is usually 0.001 part by weight to 10 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the plastic material, preferably Is 0.01 to 5 parts by weight.
[0009]
The amount of stearic acid used as a dispersant for a colorant in the present invention is usually 0.01 to 30 parts by weight, preferably 0.1 to 20 parts by weight, per 100 parts by weight of the colorant. Parts by weight.
[0010]
In the present invention, a container made of a colored plastic material uses a kneading process in an injection molding machine or a molding machine used for extrusion molding, and supplies a resin pellet mixed with a powder colorant into the molding machine, or In addition to a method of gradually supplying and mixing a liquid colorant or a masterbatch colorant, a known method such as a method of producing a colored pellet as an intermediate product and introducing the same into a molding machine can be used. .
[0011]
The 2-cyanoacrylate adhesive to be filled in the 2-cyanoacrylate adhesive container of the present invention is usually used as a composition in which various additives are added to 2-cyanoacrylate. As the 2-cyanoacrylate, for example, 2-cyanoacrylate represented by the following general formula (1) is suitably used.
[0012]
Embedded image
[0013]
Specific examples of 2-cyanoacrylate represented by the general formula (1) include, for example, methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, isobutyl, sec-butyl, octyl, neopentyl of 2-cyanoacrylic acid And esters such as cyclohexyl, ethylhexyl, dodecyl, allyl, methoxyethyl, ethoxyethyl, methoxypropyl, benzyl, phenyl, chloroethyl, tetrahydrofurfuryl and the like. These 2-cyanoacrylates can be used alone or in combination of two or more.
[0014]
The 2-cyanoacrylate-based adhesive filled in the 2-cyanoacrylate-based adhesive container of the present invention may be a polyhydroxy compound, a polycarboxylic acid, a polyhydroxycarboxylic acid, a polycarboxylic acid ester, or a polyhydroxycarboxylic acid, if necessary. Esters, stabilizers, curing accelerators, fillers, plasticizers, coloring agents, fragrances, solvents, thickeners and the like can be added. Examples of the polyhydroxy compound, polycarboxylic acid, polyhydroxycarboxylic acid, polycarboxylic acid ester, and polyhydroxycarboxylic acid ester include pyrogallol, trimellitic acid, pyromellitic acid, gallic acid, trimellitic acid ester, pyromellitic acid ester, and gallic. Acid esters and the like can be mentioned, and the strength can be improved by using these alone or in combination. Examples of the stabilizer include anionic polymerization inhibitors such as sulfurous acid gas, sulfonic acids, HBF 4 , BF 3 ether complex salt, sultone, BF 3 acetate complex salt, and radical polymerization inhibitors such as hydroquinone and hydroquinone monomethyl ether. The storage stability can be improved by using these alone or in combination. Examples of the curing accelerator include polyalkylene glycol derivatives, calixarenes, crown ethers, and the like. By using these alone or in combination, rapid curing properties can be improved. Examples of the filler include silicon compounds, and examples of the plasticizer include dimethyl phthalate, dibutyl phthalate, 2-ethylhexyl phthalate, tricresyl phosphate, tribubutoxyethyl phosphate, acetyl citrate trimethyl, and acetyl citrate. And tributyl acetyl citrate.
[0015]
【The invention's effect】
By using the 2-cyanoacrylate-based adhesive container of the present invention, swelling due to the 2-cyanoacrylate-based adhesive is prevented as compared with a conventional colored container, and the filled 2-cyanoacrylate-based adhesive is used. Storage stability can be improved.
[0016]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples.
[0017]
The measurement and evaluation in the examples were performed by the following methods.
<Confirmation and evaluation of coloring state>
In the examples and comparative examples, the coloring condition of the main body container, the nozzle, and the cap colored by the coloring agent was visually evaluated according to the following criteria.
：: uniform coloring, ×: non-uniform coloring, color unevenness due to residual colorant.
<Evaluation of storage stability of adhesive composition in main container>
The storage stability of the adhesive composition in the main container was evaluated based on the results of viscosity and set time after 7 days at 70 ° C.
Viscosity (mPa · s): JIS K 6833 compliant set time (sec): JIS K 6861 compliant <Measurement and evaluation of the effect of nozzle and cap on storage stability>
3 g of the adhesive composition is filled in an aluminum main body container. After opening, attach a cap to the polyethylene nozzle and the tip of the nozzle. Next, about 10 cm is applied onto a commercially available NBR test piece (1 × 25 × 100 mm, manufactured by Nippon Test Panel) while the tip of the nozzle is in contact with the test piece. After covering the tip of the nozzle with a cap and leaving it for 30 minutes, apply it on the NBR in the same way and cover the tip of the nozzle with a cap. After 7 days at 70 ° C. in this state, evaluation was made based on whether or not the nozzle was blocked due to solidification of the adhesive composition accumulated inside the nozzle.
<Swelling test>
A 20 ml aluminum container was filled with 15 g of ethyl-2-cyanoacrylate, and a prepared nozzle and a piece of a cap, about 0.5 g, were immersed in the container and exposed to 70 ° C. for 7 days.
[0018]
Comparative Examples 1-3, Examples 1-4
A mixture of 100 parts by weight of low-density polyethylene for hollow molding (Sumikasen G-202, manufactured by Sumitomo Chemical Co., Ltd.) and 4.5 parts by weight of a coloring agent shown in Table 1 and 0.5 part by weight of a dispersant is used, and has a diameter of 10 mm. A hollow body was formed into a cylindrical shape having a length of 50 mm and a thickness of 0.6 mm to form a main body container. This adhesive container is filled with 3 g of cyanobond W-100 (viscosity 100 (mPa · s / 25 ° C.) (manufactured by Taoka Chemical Industry Co., Ltd.), which is an adhesive composition containing ethyl-2-cyanoacrylate as a main component, and opened. Thereafter, 4.5 parts by weight of perylene red (PR.178) as a coloring agent and 0.5 parts by weight of stearic acid as a dispersant were blended into 100 parts by weight of low-density polyethylene for hollow molding (Sumikacene G-202). A nozzle and a cap prepared using the product were attached and sealed, and after storing at 70 ° C. for 7 days, the viscosity and the set time in steel-steel of the adhesive in the main body container were measured, and the results are shown in Table 1. .
[0019]
[Table 1]
Table 1
Colorant B: Inorganic colorant Ultramarine colorant C: Perinone orange (P. 0.43)
Colorant D: Isoindolinone Yellow Greenish (PY.110)
Dispersant E: calcium stearate dispersant F: magnesium stearate dispersant G: stearic acid
Comparative Example 4-6, Example 5-8
3 g of cyanobond W-100 was filled into an aluminum tube having a diameter of 13 mm and a length of 45 mm, and after opening, 4.5 parts by weight of a coloring agent shown in Table 2 was added to 100 parts by weight of low-density polyethylene for hollow molding (Sumikacene G-202). Using a mixture containing 0.5 part by weight of a dispersant, the mixture is sealed with a nozzle prepared by injection molding, the tip of the nozzle is opened with a needle, and a drop is dropped. Then, low-density polyethylene for hollow molding (Sumikacene G-202) 100 parts by weight of a cap prepared by blending 4.5 parts by weight of perylene red (PR. 178) as a coloring agent and 0.5 parts by weight of stearic acid as a dispersant was attached. Table 2 shows the measurement results of the effect of the nozzle on the storage stability after storage for one day and the results of the swelling test on the produced nozzle.
[0021]
[Table 2]
Table 2
Comparative Example 7-9, Example 9-12
3 g of cyanobond W-100 was filled into an aluminum tube having a diameter of 13 mm and a length of 45 mm, and after opening, 100 parts by weight of low-density polyethylene for hollow molding (Sumikacene G-202) was used as a coloring agent, perylene red (PR.178). Was mixed with 4.5 parts by weight of stearic acid as a dispersant and sealed with a nozzle prepared by injection molding, the tip of the nozzle was opened with a needle, and a drop was dropped. Using a mixture of 4.5 parts by weight of a coloring agent and 0.5 part by weight of a dispersant shown in Table 3 in 100 parts by weight of low-density polyethylene (Sumikacene G-202), a cap produced by injection molding was attached. Table 3 shows the measurement results of the effect of the cap on the storage stability after storage at 70 ° C. for 7 days and the results of the swelling test on the produced cap.
[0023]
[Table 3]
Table 3
Claims (2)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002334711A JP2004168850A (en) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | Container for 2-cyanoacrylate-based adhesive |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002334711A JP2004168850A (en) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | Container for 2-cyanoacrylate-based adhesive |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004168850A true JP2004168850A (en) | 2004-06-17 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002334711A Pending JP2004168850A (en) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | Container for 2-cyanoacrylate-based adhesive |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004168850A (en) |
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2002
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