JP2004167092A - Ultrasonic diagnostic apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波診断装置に係り、特に、トラカールを通して生体の体腔内に超音波振動子を挿入する超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、内視鏡を用いた手術や検査が行われるようになってきている。内視鏡を用いた手術や検査においては、患者の腹部に穴を開け、そこから例えばトラカールを通して気圧を掛けて腹部を膨らませる。トラカールは、内径がおよそ10mm程度の中空管で、このトラカールを通して内視鏡、電気メス等の手術具を体腔内に挿入して、内視鏡の観察の下で作業を行う。このような手術や検査において、超音波探触子をトラカールを通して体腔内に挿入し、臓器等の生体組織に当接させ、その超音波探触子によるリアルタイムの超音波断層像をモニタしながら手術や検査を行う方法が採られるようになってきている。
【0003】
トラカールを通して体腔内に挿入する超音波探触子としては、細長い棒状の探触子軸の側面にリニアアレイタイプの超音波振動子を配置したものがある。また特許文献1には、細長い棒状の探触子軸に関節部を設けて、その先に超音波振動子を配置した探触子ヘッドを設け、探触子ヘッドを探触子軸から傾斜させることができる構成が開示されている。また、内視鏡のように湾曲可能な軸の先端または側面に超音波振動子を設けたもの等も用いられる。
【0004】
【特許文献1】
特許第2664631号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、トラカールの内径は一般には約10mmと小さいために、トラカールを通して体腔内に挿入できる超音波振動子の大きさに制限が加えられ、十分な検査、診断を行うことができない。例えば、従来例において棒状あるいは湾曲可能な軸の先端に超音波振動子を設けたいわゆるエンドファイヤー型のものでは、超音波送受信の開口はトラカールの内径に制限され、数mmの径に過ぎない。また、棒状あるいは湾曲可能な軸の側面に超音波振動子を設けたいわゆるサイドファイヤー型のものでは、超音波送受信の開口を大きく取ろうとするときはその分トラカールの挿入先端側から体腔内に長く突き出すか、あるいは大きく曲げて長く繰り出す必要があるが、腹腔手術空間の制限のために、十分な突き出し量あるいは繰り出し量を確保することができない。
【0006】
また、トラカールを通して体腔内に挿入できる超音波振動子の超音波の送受信可能領域に限度があり、生体組織に対して複数方向からの超音波の送受信が困難で、たとえば得られる断層画像にシャドウ等がつくことが多い。
【0007】
このように、トラカールを通して体腔内に挿入する超音波振動子を用いる超音波診断装置においては、トラカールの内径と、体腔空間等の制約から、開口の広い超音波送受信を行うことが困難であった。また、得られた断層画像にシャドウがつくなど超音波画像の画質に問題があった。
【0008】
本発明の目的は、かかる従来技術の課題を解決し、トラカールを通して体腔内に挿入する超音波振動子を用いる超音波診断装置において、超音波送受信の開口を広くすることができる超音波診断装置を提供することである。他の目的は、トラカールを通して体腔内に挿入する超音波振動子を用いる超音波診断装置において、超音波画像の画質を向上させることができる超音波診断装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る超音波診断装置は、トラカールを通して生体の体腔内に挿入されるプローブを含む超音波診断装置において、前記プローブは、超音波を送受信する超音波振動子と、前記超音波振動子を支持面に支持する複数の支持部であって、前記トラカールにプローブが挿入されたときに前記トラカールの挿入先端側から前記体腔内に露出し、相互に離反して広がり広径化し、前記超音波振動子を超音波の照射対象に臨ませる複数の支持部と、前記トラカールにプローブが挿入されたときに前記トラカールの後端側から前記生体の外部に延伸する操作部と、前記操作部の操作量に応じて前記各支持部の離反量を変化させる可変機構と、を備えることを特徴とする。
【0010】
上記構成により、トラカールを通して生体の体腔内に挿入されるプローブの先端の複数の支持部が、操作部の操作量に応じ相互に離反する離反量を変化させる。したがって、トラカールにプローブを挿入するときは、操作部の操作により各支持部間の離反量を最小にして「すぼめ」、その状態でトラカールを通過させ、支持部がトラカールの挿入先端側から体腔内に露出した状態で、操作部を操作して各支持部間の離反量を増大させて「広げ」ることができる。そして、各支持部を「広げ」た状態では、各超音波振動子の配置も大きく広がり、超音波送受信開口を広くすることができる。
【0011】
また、前記各支持部は、前記プローブの先端に設けられた回動軸に回動自在に係合し、前記可変機構は、前記操作部の操作量に応じて、前記各支持部の間の離反角度を変化させることが好ましい。
【0012】
上記構成により、各支持部は回動軸周りに回動できる。この場合各支持部の間の離反量は各支持部の間の離反角度で代表することができ、操作部の操作量に応じ可変機構は離反角度を変化させる。したがって、各支持部を回動軸周りに回動自在に係合するという簡単な構成により、複数の支持部の全体を、あたかも傘のように、操作部の操作量に応じ、すぼめたり、広げたりでき、その広げ具合もコントロールすることができる。
【0013】
また、前記可変機構は、前記複数の支持部を収容可能な内径を有する外筒と、前記外筒と協働して前記各支持部の離反動作を行う離反動作部材と、を含み、前記外筒に収容された前記複数の支持部の収容量に応じて、前記離反角度を変化させることが好ましい。
【0014】
上記構成により、外筒を動かして各支持部の離反動作を行わせる。そして、各支持部の離反角度が小さくなるにつれ外筒の内部に各支持部が収容され易くなる。したがって、外筒を動かすという簡単な操作で、離反角度をコントロールすることができる。
【0015】
また、前記離反動作部材は、前記外筒の端部に向かって、前記各支持部の間の離反角度を最大にする方向に付勢する付勢部材であることが好ましい。上記構成により、離反角度を最大にしようとする付勢部材と、外筒とを協働させて、外筒を動かすことで離反角度を変化させる。したがって、簡単な構成と簡単な操作により離反角度を変化させることができる。
【0016】
また、前記離反動作部材は、前記各支持部の前記支持面の裏面側と、前記外筒とを接続するリンク部材であることが好ましい。上記構成により、外筒を動かすことでリンク部材を介し各支持部を回動軸まわりに回動させる。したがって、簡単な構成と簡単な操作により離反角度を変化させることができる。
【0017】
また、前記可変機構は、前記プローブの先端に係合した前記各支持部を、前記プローブ内から回動操作する操作部材と、前記操作部材と前記支持部とを接続するリンク部材と、を含むことが好ましい。上記構成により、プローブ内に設けた操作部材により、各支持部を回動軸まわりに回動させる。したがって、プローブ内に可変機構を収めることができる。
【0018】
また、本発明に係る超音波診断装置は、前記プローブの先端側に装着されたシール部材を含むことが好ましい。上記構成により、プローブ内に収納される可変機構を、プローブの外部から遮蔽する。したがって、体腔内の生体組織を可変機構によって汚染することを防止し、また、可変機構が生体組織により汚染されることも防止できる。
【0019】
また、本発明に係る超音波診断装置は、トラカールを通して生体の体腔内に挿入されるプローブと、本体部とを含む超音波診断装置において、前記プローブは、超音波を送受信する超音波振動子と、前記超音波振動子を支持面に支持する複数の支持部であって、前記トラカールにプローブが挿入されたときに前記トラカールの挿入先端側から前記体腔内に露出し、相互に離反して広がり広径化し、前記超音波振動子を超音波の照射対象に臨ませる複数の支持部と、前記トラカールにプローブが挿入されたときに前記トラカールの後端側から前記生体の外部に延伸する操作部と、前記操作部の操作量に応じて前記各支持部の離反量を変化させる可変機構と、を備え、前記本体部は、前記超音波の送受信を制御する送受信制御部と、前記複数の超音波振動子の各出力信号に基づき、合成超音波画像を形成する画像処理部と、を備えることを特徴とする。
【0020】
上記構成により、複数の超音波振動子からそれぞれ超音波の照射対象に対し超音波を送信し、それぞれのエコー信号に基づいて、超音波画像を合成する。このことで、照射対象について、1つの照射方向からの情報のみならず、多方向からの情報に基づいた画像を得ることができる。
【0021】
また、前記各支持部は、前記プローブの先端に設けられた回動軸に回動自在に係合するものであり、前記可変機構は、前記操作部の操作量に応じて、前記各支持部の間の離反角度を変化させるものであり、前記送受信制御部は、前記離反角度に応じて形成される不感応領域に向けて、各超音波振動子の前記超音波の送受信方向を偏向させる制御を行うことが好ましい。
【0022】
回動軸周辺には超音波振動子を配置しにくいので、複数の支持部を組み合わせても、離反角度によっては、回動軸の周辺から照射対象に対し超音波の送受信を行うことが難しく、その部分が超音波画像を形成できない不感応領域となることがおこる。上記構成により、各超音波振動子の送受信方向を不感応領域に向けて偏向させる。したがって、離反角度によらず不感応領域をなくし、広い超音波送受信開口を確保することができる。
【0023】
また、前記各支持部は、前記プローブの先端に設けられた回動軸に回動自在に係合するものであり、前記可変機構は、前記操作部の操作量に応じて、前記各支持部の回動角度を変化させるものであり、前記各支持部の回動角度を検出する角度センサを含み、前記画像処理部は、前記角度センサにより検出された各回動角度に基づき、前記各超音波振動子の前記超音波の送受信方向を特定し、超音波照射対象の同一観察位置に対する複数方向からの受信信号に基づき、合成超音波画像を形成することが好ましい。
【0024】
超音波照射対象に対し、複数の支持部を用いることで、同一観察位置について多方向から超音波の送受信を行い、例えば、生体組織の表側から観察した情報と裏側から観察した情報を得ることができる。上記構成により、各支持部の回動角度から各超音波振動子からの超音波の送受信方向を特定する。したがって、特定された各超音波の送受信方向から、複数方向からの受信信号を合成して、例えば、表側から観察した情報と裏側から観察した情報を合成して、シャドウの少ない画質のよい画像を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。図1は、生体10に対し、内視鏡と、超音波診断装置30を用いて、生体の体腔内の生体組織を観察する様子を示した図である。
【0026】
一般に、内視鏡を用いた手術または検査においては、生体10の腹部に穴を開け、そこから例えばトラカールを通して気圧を掛けて腹部を膨らませる。図において、膨らんだ腹部について腹壁12、体腔14、体腔内の生体組織16として胆のう、生体組織16内の患部18として胆のう内の結石が示されている。腹壁12に例えば3箇所の穴を開け、その穴にそれぞれトラカール20を刺す。トラカール20としては、例えば内径が10−15mmのものを用いることができる。トラカール20aには、本実施の形態にかかる超音波診断装置30のプローブ40が挿入される。また、トラカール20bには内視鏡が、トラカール20cには電気メス等の手術具が挿入される。トラカールの数は、手術または検査の目的に応じ増減することができる。
【0027】
超音波診断装置30は、超音波振動子を備えるプローブ40と、プローブ40の超音波振動子に対して超音波の送受信を制御し、受信信号を処理して超音波画像を形成し表示する本体部50と、プローブ40と本体部50とを接続する信号ケーブル48から構成される。
【0028】
プローブ40は、先端に複数の支持部70を備え、後端部の操作部60の操作により、各支持部70の離反角度を変化させ、その形態を「すぼめ」たり、「広げ」たりできるプローブである。超音波振動子72は、各支持部70に支持されて設けられる。
【0029】
図2にプローブ40の概略図を示す。このプローブ40は、先端に2個の支持部70a,70bを有するハウジング80と、ハウジング80の外周に沿って摺動可能な外筒86とから構成される。後述するように、外筒86の後端部が操作部60の機能を有し、外筒86の先端部と各支持部70a,70bとの接触部分等が離反角度を変化させる可変機構の機能を有する。図2(a)は、外筒86を支持部70a,70b側に動かして離反角度を小さくし「すぼめ」た状態、(b)は、外筒86を(a)とは反対側に動かして離反角度を大きくし「広げ」た状態を示す。
【0030】
ハウジング80は、筒状の部材で、その先端には回動軸82a,82bが設けられ、2個の支持部70a,70bが回動自在に係合される。回動軸82a,82bの周りには、ハウジング80と各支持部70a,70bとの間に、各支持部70a,70bを相互に離反させる方向に付勢するコイルばね84a,84bが設けられる。ハウジング80の長さは、トラカールにプローブ40が挿入されたとき、トラカールの挿入先端側から体腔内に各支持部70a,70bが露出する長さに設定される。
【0031】
支持部70a,70bは、超音波振動子72a,72bを支持する機能を有する部材である。図2(a)に示すように、回動軸82a,82bの周りに支持部70a,70bを回動させて相互に対向させたときに、その対向面を支持面として、各超音波振動子72a,72bがその送受信面を向かい合わせるようにして支持される。支持部70a,70bにおいて、回動軸82a,82bの周りに、コイルばね84a,84bが設けられる。コイルばね周りの構造については後述する。
【0032】
超音波振動子72a,72bは、超音波の照射対象に対し超音波の送信およびエコーの受信を行うアレイ振動子である。アレイ振動子は複数の振動素子からなり、このアレイ振動子により超音波ビームが形成される。この超音波ビームは電子走査され、その電子走査方式としては、例えば電子リニア走査や電子セクタ走査を用いることができる。
【0033】
外筒86は、ハウジング80の外周に沿って摺動できる内径と、プローブ40が挿入されるトラカールの内径よりやや小さ目の外径を有する筒状の部材である。また、その内径は、離反角度を小さくして「すぼめ」た状態のときに各支持部70a,70bをその内部に収納することができるように設定される。外筒86の長さは、トラカールにプローブ40が挿入されたとき、外筒86の後端部が、トラカールの後端側から生体の外部に延伸する程度の長さに設定される。
【0034】
図3は、プローブ先端の部分断面図で、特に、各支持部の回動軸付近周りに設けられたコイルばね84a,84bが現れる側から見た部分断面図である。図においては、支持部70a,70bが「広げ」られるように外筒86が上方、すなわちハウジング80の後端側の方向に動かされた状態を示す。コイルばね84a,84bは、ハウジング80に設けられた回動軸82a,82bの周りに巻回して設けられ、その一端はハウジング80の内壁に設けられた回転止め81により支持され、他端は各支持部70a,70bの内壁に設けられた回転止め73a,73bにより支持される。コイルばね84a,84bの巻き方向は、回動軸82a,82bを中心として、各支持部70a,70bが相互に離反し、離反角度を大きくする方向に付勢されるように設定される。
【0035】
したがって、コイルばね84a,84bの付勢力により、各支持部70a,70bの支持面の裏面74a,74bと外筒86の先端部88とは相互に押し付け合う方向に接触し、外筒86をハウジング80に沿って摺動させる操作量に応じて離反角度を変化させることができる。すなわち、外筒86の後端部が操作部としての機能を有し、外筒86の先端部88と各支持部70a,70bの支持面の裏面74a,74b及びコイルばね84a,84bとが、操作部の操作量に応じて離反角度を変化させる可変機構としての機能を有する。なお、ハウジング80の下端部83は、各支持部70a,70bの離反角度の上限を規定するストッパとしての機能を有する。
【0036】
図3におけるA−A線に沿った断面図を図4に示す。支持部70aは、断面の外形輪郭が略半円形あるいは略かまぼこ形をなし、内部が中空の薄肉成形部材である。断面において底面側には超音波振動子72aが固定される。また、コイルばね84aが設けられる近傍の断面においては、仕切り板75aにより、内部が2分される。仕切り板75aの片側の空間にはコイルばね84aが収納され、もう片側の空間には、超音波振動子72aからの信号線77aが収納される。信号線77aは、仕切り板75aの片側の専用空間を通り、必要があれば他の信号線とともに信号ケーブル48を構成し、本体部50に接続される。
【0037】
再び図1に戻り、上記構成のプローブ40の生体組織16に対する作用について説明する。図1において、まずトラカール20aにプローブ40を挿入する。挿入に際しては、外筒の後端部である操作部60を操作してプローブ40の先端部に設けられた2個の支持部70の離反角度を最初にして「すぼめ」た状態にして行う。次にトラカール20bに挿入された内視鏡を用い、体腔14内における生体組織16である胆のうについておよその位置を特定する。そして、内視鏡を見ながら、トラカール20aに挿入したプローブ40の先端部に設けられた2個の支持部70を生体組織16である胆のうに近づける。ついで操作部60を操作して、2個の支持部70の離反角度を大きくして「広げ」、プローブ40全体をトラカール20aに沿ってさらに押し込み、2個の支持部70を生体組織16である胆のうに接触させる。
【0038】
図においては、離反角度を最大、すなわち、2個の超音波振動子72をほぼ一平面に並べたと同じ状態にまで「広げ」た場合について示してある。このように、トラカールを通過するときは2個の超音波振動子を「すぼめ」、トラカールを通り抜けて体腔内に露出すると、離反角度を大きくして「広げ」ることで、1個の超音波振動子を単純にトラカールを通した場合に比べ、超音波送受信の開口を2倍に広くすることができる。プローブの先端部に設けられる支持部の数、すなわち超音波振動子の数を、「すぼめ」た状態でトラカールを通過できる数まで増加させることで、さらに超音波送受信の開口を広くすることができる。
【0039】
図5は、支持部の数を3個または4個とするプローブ140の例を示す図である。このプローブ140は、先端に3個の支持部170a,170b,170cを有するハウジング180と、ハウジング180の外周に沿って摺動可能な外筒186とから構成される。3個の支持部170a,170b,170cは、ハウジング180に設けられた回動軸182a,182b,182cに回動自在に係合される。また、外筒186に設けられたリンク支軸183a,183b,183cと、各支持部170a,170b,170cの支持面の裏面174a,174b,174cにそれぞれ設けられたリンク支軸173a,173b,173cとの間は、それぞれリンク部材184a,184b,184cにより接続される。
【0040】
上記構成において、外筒186をハウジング180の外周に沿って動かすことで、リンク部材184a,184b,184cを介し各支持部170a,170b,170cを回動軸182a,182b,182cまわりに回動させることができる。したがって、外筒186をハウジング180に沿って摺動させる操作量に応じて、各支持部170a,170b,170cの離反角度を変化させることができる。
【0041】
すなわち、外筒186の後端部が操作部としての機能を有し、外筒186とリンク部材184a,184b,184cとが、操作部の操作量に応じて離反角度を変化させる可変機構としての機能を有する。図5(a)は、外筒186を支持部170a,170b,170c側に動かして離反角度を小さくし「すぼめ」た状態、(b)は、外筒186を(a)とは反対側に動かして離反角度を大きくし「広げ」た状態を示す。
【0042】
上記構成と同様な構成でさらに支持部の数を4個に増加させ、外筒をハウジングに沿って摺動させる操作量に応じて、4個の支持部の離反角度を変化させることもできる。
【0043】
図6は、外筒を用いず、可変機構をハウジングの内部に収容するプローブ240の例を示す図である。このプローブ240は、ハウジング280を備え、ハウジング280に設けられた回動軸282a,282bに2個の支持部270a,270bが回動自在に係合され、ハウジング280内部に、ハウジング280の内周に沿って摺動可能な内筒286が配置される。そして、内筒286に設けられたリンク支軸283a,283bと、各支持部270a,270bにそれぞれ設けられたリンク支軸273a,273bとの間は、それぞれリンク部材284a,284bにより接続される。各リンク支軸273a,273bとそれに対応する各回動軸282a,282bとの距離はできるだけ離すことが望ましい。内筒286の長さは、トラカールにプローブ240が挿入されたとき、内筒286の後端部が、トラカールの後端側から生体の外部に延伸する程度の長さに設定される。
【0044】
上記構成において、内筒286をハウジング280の内周に沿って動かすことで、リンク部材284a,284bを介し各支持部270a,270bを回動軸282a,282bまわりに回動させることができる。したがって、内筒286をハウジング280に沿って摺動させる操作量に応じて、各支持部270a,270bの離反角度を変化させることができる。
【0045】
すなわち、内筒286の後端部が操作部としての機能を有し、内筒286とリンク部材284a,284bとが、操作部の操作量に応じて離反角度を変化させる可変機構としての機能を有する。図6(a)は、内筒286を支持部270a,270b側から遠ざける方向に動かして離反角度を小さくし「すぼめ」た状態、(b)は、内筒286を(a)とは反対側に動かして離反角度を大きくし「広げ」た状態を示す。
【0046】
また、図6において、プローブ240の先端側にシール部材290を装着することができる。すなわち、可変機構はハウジング280の内部に収容されるので、伸縮性を有し、機械的強度が高い材料、例えばフッ素ゴムやEPDM(エチレンプロピレンジエンモノマー)素材をシール部材290として用い、ハウジング280の先端部及び各支持部270a,270bの回動軸282a,282b周辺を被覆し、ゴムバンド292でしっかり封止する。このことで、体腔内の生体組織を可変機構によって汚染することを防止し、また、可変機構が生体組織により汚染されることも防止できる。また、プローブの使用後の洗浄、滅菌処理が容易となる。
【0047】
内筒の代わりに、ハウジングの内部に2個の操作部材を設け、その端部にそれぞれリンク支軸を設けて、リンク部材を介して各支持部に設けられたリンク支軸と接続することでも、図6のプローブと同様の作用を得ることができる。
【0048】
図7は、各支持部の回動軸周りの回動角度を検出するために角度センサを設けた様子を示す図である。プローブ40は図2で説明したものである。図7において、2個の支持部70a,70bがハウジング80に回動自在に係合される回動軸82a,82bに角度センサ90a,90bとして小型のエンコーダが設けられる。角度センサ90aは、ハウジング80に対する支持部70aの回動軸82a周りの回動角度を検出し、同様に角度センサ90bは、支持部70bの回動角度を検出し、図示されていない信号線を介してそのデータが本体部に送られる。ハウジング80に対する各支持部70a,70bの回動角度から、2個の支持部間の離反角度θabを求めることができる。
【0049】
図8、図9は、角度センサとしての小型エンコーダの例を示す図である。これらの図において、支持部70aの断面図を図4にならって示してある。図8に示す角度センサ90aとしての小型エンコーダの例は、光学式エンコーダである。光学式エンコーダは、例えば、ハウジングに設けられた回動軸82aに固定されたスリット付円板92aと、支持部70aの内壁部分に固定されたフォトインタラプタ94aとから構成することができる。スリット付円板92aは、円板の円周方向に沿って複数のスリットが刻まれ、フォトインタラプタ94aは、スリット付円板92aを挟んで一方側に発光部、他方側に受光部を備える。この構成において、支持部70aが回動軸82a周りに回動すると、スリット付円板92aがフォトインタラプタ94aに対し相対的に回動し、その回動角度は、円板に刻まれたスリットがフォトインタラプタ94aを横切る数で検出できる。スリット付円板にかえて遮光性部分と透光性部分が規則性をもって配置される部材を用いることもできる。
【0050】
図9における角度センサ91aとしてのエンコーダの例は、磁気式エンコーダである。磁気式エンコーダは、例えば、円周の一部に磁石チップが取り付けられた円板96aと、磁気検出器98aとから構成することができる。円板96aは回動軸82aに固定され、磁気検出器98aは支持部70aに固定される。この構成において、支持部70aが回動軸82a周りに回動すると、円板96aが磁気検出器98aに対し相対的に回動し、その回動角度は、円板96aに取り付けられた磁石チップと磁気検出器98aとの相対関係で検出できる。磁気検出器として例えばMR(磁気抵抗)素子等を用いることができる。
【0051】
図10は、複数の超音波振動子を用いた超音波診断装置30の信号処理系についてのブロック図である。超音波診断装置30は、プローブ40において2個の超音波振動子72a,72bと、角度センサ90a,90bを備える。各超音波振動子と各角度センサとは信号ケーブルで本体部50と接続される。
【0052】
本体部50において、送信部302a,302bは、各超音波振動子72a,72b内部に設けられるアレイ振動子の各チャネルごとに遅延された送信信号を供給する機能を有するものである。受信部304a,304bは、各超音波振動子72a,72bからのエコー信号を増幅し、各チャネル間の受信信号の位相差を調整する整相加算等の処理を行い、受信信号として信号処理部308a,308bに出力する回路である。
【0053】
送受信制御部306は、各送信部302a,302b、各受信部304a,304bを制御する機能を有する。また、各支持部の回動角度に応じて、各超音波振動子72a,72bの超音波の送受信方向を制御することもできる。
【0054】
図11は、各超音波振動子の超音波の送受信方向を偏向させる制御を行う様子を示す図である。図において、各支持部70a,70bの回動角度が十分大きいとき、各超音波振動子72a,72bの超音波の送受信方向を送受信面に垂直方向fa,fbとすると、超音波振動子が配置されない部分に対応して超音波の送受信が行われない不感応領域Xができる。そこで、各超音波振動子72a,72bの超音波の送受信方向を制御し、不感応領域Xに向けてfa‘,fb’と偏向させる。
【0055】
このように、複数の支持部を組み合わせたとき、離反角度によっては、回動軸の周辺から診断対象部位に対し超音波の送受信を行うことが難しく、その部分が超音波画像を形成できない不感応領域となることがおこるが、各超音波振動子の送受信方向を不感応領域に向けて偏向させることで、不感応領域をなくすことができる。したがって、離反角度によらず不感応領域をなくし、広い超音波送受信開口を確保することができる。
【0056】
信号処理部308a,308bは、例えばBモード信号処理を行うときは、超音波ビームについて各受信部304a,304bから出力される整相加算後の受信信号に基づき、エコー信号の包絡振幅を抽出する検波、包絡振幅信号の対数圧縮等の処理を行う機能を有する。Bモード信号処理のほか、必要に応じドプラ信号処理の機能を含ませることもできる。
【0057】
画像処理部310は、信号処理部308a,308bと接続され、例えばBモード信号処理出力に対し座標変換やデータ補間等の処理を行ってBモード断層画像を形成する機能を有する。画像処理の結果は表示部312に出力される。
【0058】
画像処理には、各超音波振動子72a,72bからの各受信信号をそれぞれ信号処理し、画像処理して複数の断層画像を形成するほかに、各超音波振動子72a,72bからの各受信信号に基づいて合成超音波画像を形成することができる。各超音波振動子の超音波の送受信方向は、送受信制御部306の制御信号と、各角度センサ90a,90bが出力する各支持部の回動角度から特定できるので、超音波診断対象に対する複数の超音波振動子の送受信がそれぞれ求められ、その受信信号を合成することで、診断対象につきシャドウの少ない画像形成を行うことができる。
【0059】
例えば、図7に戻って説明すると、この場合の各支持部の回動角度においては、生体組織16内の患部18の観察位置Pは、支持部70aの超音波振動子72aの送受信方向faと、支持部70bの超音波振動子72bの送受信方向fbとの2方向が交差する。すなわち、観察位置Pは、超音波振動子72aの超音波の送受信により、図において右斜め上からの情報を得ることができ、超音波振動子72bの超音波の送受信により、左斜め上からの情報を得ることができる。この2方向からのエコー信号を信号処理し、画像形成において超音波画像を合成することで、観察位置Pについてシャドウの少ない良質の画像を得ることができる。
【0060】
【発明の効果】
本発明に係る超音波診断装置によれば、トラカールを通して体腔内に挿入する超音波振動子を用いる超音波診断装置において、超音波送受信の開口を広くすることができる。本発明に係る超音波診断装置によれば、トラカールを通して体腔内に挿入する超音波振動子を用いる超音波診断装置において、超音波画像の画質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態の超音波診断装置を用いて、生体の体腔内の生体組織を観察する様子を示した図である。
【図2】本発明に係る実施の形態の超音波診断装置におけるプローブの概略図である。
【図3】コイルばねが現れる側から見たプローブ先端の部分断面図である。
【図4】図3におけるA−A線に沿った支持部の断面図である。
【図5】他の実施の形態のプローブの例を示す図である。
【図6】他の実施の形態のプローブの例を示す図である。
【図7】各支持部の回動軸周りの回動角度を検出するために角度センサを設けた様子を示す図である。
【図8】角度センサの例を示す図である。
【図9】他の実施の形態の角度センサの例を示す図である。
【図10】本発明に係る実施の形態の超音波診断装置の信号処理系についてのブロック図である。
【図11】各超音波振動子の超音波の送受信方向を偏向させる制御を行う様子を示す図である。
【符号の説明】
10 生体、12 腹壁、14 体腔、16 生体組織、18 患部、20,20a,20b,20c トラカール、30 超音波診断装置、40,140,240 プローブ、48 信号ケーブル、50 本体部、60 操作部、70,70a,70b,170a,170b,170c,270a,270b 支持部、72,72a,72b 超音波振動子、74a,74b,174a,174b,174c 裏面、80,180,280 ハウジング、82a,82b,182a,182b,182c,270a,270b 回動軸、86,186 外筒、90a,90b,91a 角度センサ、184a,184b,184c,284a,284b リンク部材、286 内筒、290 シール部材、302a,302b 送信部、304a,304b 受信部、306 送受信制御部、308a,308b 信号処理部、310 画像処理部、312 表示部。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an ultrasonic diagnostic apparatus, and more particularly, to an ultrasonic diagnostic apparatus that inserts an ultrasonic transducer into a body cavity of a living body through a trocar.
[0002]
[Prior art]
In recent years, surgery and inspection using an endoscope have been performed. In an operation or an examination using an endoscope, a hole is made in a patient's abdomen, and air pressure is applied from there through a trocar, for example, to inflate the abdomen. The trocar is a hollow tube having an inner diameter of about 10 mm. Through the trocar, a surgical instrument such as an endoscope or an electric scalpel is inserted into a body cavity, and the operation is performed under observation of the endoscope. In such an operation or inspection, an ultrasonic probe is inserted into a body cavity through a trocar and brought into contact with a living tissue such as an organ, and the operation is performed while monitoring a real-time ultrasonic tomographic image by the ultrasonic probe. And inspection methods are being adopted.
[0003]
As an ultrasonic probe to be inserted into a body cavity through a trocar, there is an ultrasonic probe in which a linear array type ultrasonic transducer is arranged on a side surface of an elongated rod-shaped probe shaft. Further, in Patent Document 1, a joint head is provided on an elongated rod-shaped probe shaft, a probe head having an ultrasonic transducer disposed thereon is provided, and the probe head is tilted from the probe shaft. A configuration is disclosed that can be used. Further, an endoscope provided with an ultrasonic vibrator at the tip or side surface of a bendable shaft, such as an endoscope, is also used.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 2664631
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the inner diameter of the trocar is generally as small as about 10 mm, the size of the ultrasonic transducer that can be inserted into the body cavity through the trocar is limited, and sufficient examination and diagnosis cannot be performed. For example, in a so-called end-fire type in which an ultrasonic vibrator is provided at the tip of a rod-shaped or bendable shaft in a conventional example, the aperture for transmitting and receiving ultrasonic waves is limited to the inner diameter of the trocar and is only a few mm in diameter. In the case of a so-called side fire type in which an ultrasonic vibrator is provided on the side surface of a rod-shaped or bendable shaft, when an opening for transmitting and receiving ultrasonic waves is to be made large, the insertion into the body cavity from the insertion end side of the trocar is correspondingly long. It is necessary to protrude or largely bend and protrude for a long time, but a sufficient protruding amount or protruding amount cannot be secured due to the limitation of the abdominal operation space.
[0006]
In addition, there is a limit to the ultrasonic transmission / reception area of an ultrasonic transducer that can be inserted into a body cavity through a trocar, and it is difficult to transmit and receive ultrasonic waves from a plurality of directions to a living tissue. Is often attached.
[0007]
As described above, in the ultrasonic diagnostic apparatus using the ultrasonic transducer inserted into the body cavity through the trocar, it is difficult to perform ultrasonic transmission / reception with a wide opening due to the inner diameter of the trocar and restrictions on the body cavity space and the like. . In addition, there is a problem in the image quality of the ultrasonic image, such as a shadow is formed on the obtained tomographic image.
[0008]
An object of the present invention is to solve the problems of the prior art, and to provide an ultrasonic diagnostic apparatus using an ultrasonic transducer inserted into a body cavity through a trocar, in which an ultrasonic transmitting / receiving aperture can be widened. To provide. Another object of the present invention is to provide an ultrasonic diagnostic apparatus that uses an ultrasonic transducer inserted into a body cavity through a trocar and that can improve the quality of an ultrasonic image.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, an ultrasonic diagnostic apparatus according to the present invention is an ultrasonic diagnostic apparatus that includes a probe inserted into a body cavity of a living body through a trocar, wherein the probe has an ultrasonic transducer that transmits and receives ultrasonic waves. A plurality of support portions for supporting the ultrasonic vibrator on a support surface, wherein the plurality of support portions are exposed into the body cavity from the insertion end side of the trocar when a probe is inserted into the trocar, and spread away from each other. A plurality of supporting portions that have a large diameter and face the ultrasonic vibrator toward an object to be irradiated with ultrasonic waves, and an operation unit that extends from the rear end side of the trocar to the outside of the living body when a probe is inserted into the trocar. And a variable mechanism for changing an amount of separation of each of the support portions according to an operation amount of the operation portion.
[0010]
According to the above configuration, the plurality of support portions at the distal end of the probe inserted into the body cavity of the living body through the trocar change the amount of separation from each other in accordance with the operation amount of the operation unit. Therefore, when inserting the probe into the trocar, the amount of separation between the support parts is minimized by operating the operation part, and `` purging '', the trocar is passed in that state, and the support part is inserted into the body cavity from the insertion end side of the trocar. In the state of being exposed, the operating section can be operated to increase the amount of separation between the support sections and “spread”. Then, in a state where each support portion is "spread", the arrangement of each ultrasonic transducer is greatly expanded, and the ultrasonic transmission / reception aperture can be widened.
[0011]
Further, each of the support portions is rotatably engaged with a rotation shaft provided at a tip of the probe, and the variable mechanism is configured to move between the support portions according to an operation amount of the operation portion. It is preferable to change the separation angle.
[0012]
With the above configuration, each support portion can rotate around the rotation axis. In this case, the separation amount between the support portions can be represented by the separation angle between the support portions, and the variable mechanism changes the separation angle according to the operation amount of the operation portion. Therefore, with a simple configuration in which each support portion is rotatably engaged around a rotation axis, the entirety of the plurality of support portions can be narrowed or widened according to the operation amount of the operation portion, like an umbrella. You can also control the spread.
[0013]
In addition, the variable mechanism includes an outer cylinder having an inner diameter capable of accommodating the plurality of support portions, and a separating operation member that performs a separating operation of each of the support portions in cooperation with the outer cylinder. It is preferable that the separation angle is changed in accordance with the accommodation amount of the plurality of support portions accommodated in a cylinder.
[0014]
With the above configuration, the outer cylinder is moved to perform the separating operation of each support portion. Then, as the separation angles of the support portions become smaller, the support portions are more easily accommodated in the outer cylinder. Therefore, the separation angle can be controlled by a simple operation of moving the outer cylinder.
[0015]
Further, it is preferable that the separating operation member is an urging member that urges toward an end of the outer cylinder in a direction that maximizes a separating angle between the support portions. With the above configuration, the biasing member that attempts to maximize the separation angle and the outer cylinder cooperate to move the outer cylinder, thereby changing the separation angle. Therefore, the separation angle can be changed by a simple configuration and a simple operation.
[0016]
Further, it is preferable that the separation operation member is a link member that connects the back surface of the support surface of each support portion to the outer cylinder. According to the above configuration, each support portion is rotated around the rotation axis via the link member by moving the outer cylinder. Therefore, the separation angle can be changed by a simple configuration and a simple operation.
[0017]
In addition, the variable mechanism includes an operation member that rotates the support unit engaged with the tip of the probe from within the probe, and a link member that connects the operation member and the support unit. Is preferred. With the above configuration, each support portion is rotated around the rotation axis by the operation member provided in the probe. Therefore, the variable mechanism can be housed in the probe.
[0018]
Further, the ultrasonic diagnostic apparatus according to the present invention preferably includes a seal member attached to a distal end side of the probe. According to the above configuration, the variable mechanism housed in the probe is shielded from the outside of the probe. Therefore, it is possible to prevent the living tissue in the body cavity from being contaminated by the variable mechanism, and to prevent the variable mechanism from being contaminated by the living tissue.
[0019]
Further, an ultrasonic diagnostic apparatus according to the present invention is a probe inserted into a body cavity of a living body through a trocar, and an ultrasonic diagnostic apparatus including a main body, wherein the probe is an ultrasonic transducer that transmits and receives ultrasonic waves. A plurality of support portions for supporting the ultrasonic vibrator on a support surface, wherein the plurality of support portions are exposed into the body cavity from the insertion end side of the trocar when a probe is inserted into the trocar, and spread away from each other. A plurality of supporting portions that have a large diameter and face the ultrasonic vibrator toward an object to be irradiated with ultrasonic waves, and an operation unit that extends from the rear end side of the trocar to the outside of the living body when a probe is inserted into the trocar. And a variable mechanism that changes the amount of separation of each of the support units according to the operation amount of the operation unit, wherein the main body unit controls the transmission and reception of the ultrasonic waves, On the basis of the output signals of the wave vibrator, and an image processing unit for forming a composite ultrasound image, comprising: a.
[0020]
According to the above configuration, ultrasonic waves are transmitted from the plurality of ultrasonic transducers to the ultrasonic irradiation target, and an ultrasonic image is synthesized based on the respective echo signals. This makes it possible to obtain an image of an irradiation target based on information from not only one irradiation direction but also information from multiple directions.
[0021]
In addition, each of the support portions is rotatably engaged with a rotation shaft provided at the tip of the probe, and the variable mechanism is configured to control each of the support portions in accordance with an operation amount of the operation portion. The transmission / reception control unit controls the deflection of the ultrasonic transmission / reception direction of each ultrasonic transducer toward an insensitive area formed according to the separation angle. Is preferably performed.
[0022]
Since it is difficult to arrange an ultrasonic transducer around the rotation axis, even if a plurality of support parts are combined, it is difficult to transmit and receive ultrasonic waves to and from the irradiation target from around the rotation axis, depending on the separation angle. That portion may become an insensitive area where an ultrasonic image cannot be formed. According to the above configuration, the transmission / reception direction of each ultrasonic transducer is deflected toward the insensitive region. Therefore, the insensitive region can be eliminated regardless of the separation angle, and a wide ultrasonic transmission / reception aperture can be secured.
[0023]
In addition, each of the support portions is rotatably engaged with a rotation shaft provided at the tip of the probe, and the variable mechanism is configured to control each of the support portions in accordance with an operation amount of the operation portion. And an angle sensor for detecting a rotation angle of each of the support units. The image processing unit is configured to change each of the ultrasonic waves based on each of the rotation angles detected by the angle sensor. It is preferable that a transmission / reception direction of the ultrasonic wave of the transducer is specified, and a composite ultrasonic image is formed based on reception signals from a plurality of directions with respect to the same observation position of the ultrasonic irradiation target.
[0024]
By using a plurality of supports for the ultrasonic irradiation target, it is possible to transmit and receive ultrasonic waves from multiple directions for the same observation position, for example, to obtain information observed from the front side and information observed from the back side of the biological tissue it can. According to the above configuration, the transmission / reception direction of the ultrasonic wave from each ultrasonic transducer is specified from the rotation angle of each support portion. Therefore, from the specified transmission / reception direction of each ultrasonic wave, the received signals from multiple directions are combined, for example, the information observed from the front side and the information observed from the back side are combined, and an image with good image quality with little shadow is obtained. Obtainable.
[0025]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram showing a state of observing a living tissue in a body cavity of a living
[0026]
In general, in an operation or an examination using an endoscope, a hole is made in the abdomen of the living
[0027]
An ultrasonic
[0028]
The
[0029]
FIG. 2 shows a schematic diagram of the
[0030]
The
[0031]
The
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
FIG. 3 is a partial cross-sectional view of the tip of the probe, in particular, a partial cross-sectional view seen from the side where the
[0035]
Therefore, by the urging forces of the
[0036]
FIG. 4 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. The
[0037]
Returning to FIG. 1 again, the operation of the
[0038]
In the drawing, the case where the separation angle is maximized, that is, the case where the two
[0039]
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of the
[0040]
In the above configuration, by moving the
[0041]
That is, the rear end of the
[0042]
With the configuration similar to the above configuration, the number of support portions can be further increased to four, and the separation angles of the four support portions can be changed according to the operation amount of sliding the outer cylinder along the housing.
[0043]
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of a
[0044]
In the above-described configuration, by moving the
[0045]
That is, the rear end of the
[0046]
In FIG. 6, a
[0047]
Instead of the inner cylinder, two operating members may be provided inside the housing, link support shafts may be provided at the ends thereof, and connected to the link support shafts provided on the respective support portions via the link members. And the same operation as the probe of FIG. 6 can be obtained.
[0048]
FIG. 7 is a diagram illustrating a state in which an angle sensor is provided to detect a rotation angle of each support portion around a rotation axis. The
[0049]
8 and 9 are diagrams illustrating examples of a small encoder as an angle sensor. In these figures, a cross-sectional view of the
[0050]
An example of the encoder as the
[0051]
FIG. 10 is a block diagram of a signal processing system of the ultrasonic
[0052]
In the
[0053]
The transmission /
[0054]
FIG. 11 is a diagram illustrating a state in which control is performed to deflect the transmission / reception direction of the ultrasonic wave of each ultrasonic transducer. In the drawing, when the rotation angle of each of the
[0055]
As described above, when a plurality of supporting portions are combined, it is difficult to transmit and receive ultrasonic waves to and from a portion to be diagnosed from around the rotation axis depending on the separation angle, and the insensitive portion cannot form an ultrasonic image. In some cases, the area becomes an area, but the insensitive area can be eliminated by deflecting the transmission / reception direction of each ultrasonic transducer toward the insensitive area. Therefore, the insensitive region can be eliminated regardless of the separation angle, and a wide ultrasonic transmission / reception aperture can be secured.
[0056]
For example, when performing the B-mode signal processing, the
[0057]
The image processing unit 310 is connected to the
[0058]
In the image processing, each received signal from each of the
[0059]
For example, referring back to FIG. 7, at the rotation angle of each support in this case, the observation position P of the
[0060]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the ultrasonic diagnostic apparatus which concerns on this invention, in the ultrasonic diagnostic apparatus which uses an ultrasonic transducer inserted in a body cavity through a trocar, the opening of ultrasonic transmission / reception can be widened. ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the ultrasonic diagnostic apparatus which concerns on this invention, the image quality of an ultrasonic image can be improved in the ultrasonic diagnostic apparatus which uses an ultrasonic transducer inserted in a body cavity through a trocar.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a state in which a living tissue in a body cavity of a living body is observed using an ultrasonic diagnostic apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic diagram of a probe in the ultrasonic diagnostic apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a partial sectional view of a probe tip viewed from a side where a coil spring appears.
FIG. 4 is a cross-sectional view of the support section taken along line AA in FIG.
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a probe according to another embodiment.
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of a probe according to another embodiment.
FIG. 7 is a diagram illustrating a state in which an angle sensor is provided to detect a rotation angle of each support around a rotation axis.
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of an angle sensor.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of an angle sensor according to another embodiment.
FIG. 10 is a block diagram of a signal processing system of the ultrasonic diagnostic apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a diagram illustrating a state in which control is performed to deflect an ultrasonic transmission / reception direction of each ultrasonic transducer.
[Explanation of symbols]
Claims (10)
前記プローブは、
超音波を送受信する超音波振動子と、
前記超音波振動子を支持面に支持する複数の支持部であって、前記トラカールにプローブが挿入されたときに前記トラカールの挿入先端側から前記体腔内に露出し、相互に離反して広がり広径化し、前記超音波振動子を超音波の照射対象に臨ませる複数の支持部と、
前記トラカールにプローブが挿入されたときに前記トラカールの後端側から前記生体の外部に延伸する操作部と、
前記操作部の操作量に応じて前記各支持部の離反量を変化させる可変機構と、
を備えることを特徴とする超音波診断装置。In an ultrasonic diagnostic apparatus including a probe inserted into a body cavity of a living body through a trocar,
The probe is
An ultrasonic transducer for transmitting and receiving ultrasonic waves,
A plurality of support portions for supporting the ultrasonic vibrator on a support surface, wherein the plurality of support portions are exposed into the body cavity from the insertion end side of the trocar when a probe is inserted into the trocar, and spread apart and spread apart from each other. Diameter, a plurality of support portions facing the ultrasonic oscillator to the ultrasonic irradiation target,
An operation unit extending from the rear end side of the trocar to the outside of the living body when a probe is inserted into the trocar,
A variable mechanism that changes the separation amount of each of the support units according to the operation amount of the operation unit,
An ultrasonic diagnostic apparatus comprising:
前記各支持部は、前記プローブの先端に設けられた回動軸に回動自在に係合し、
前記可変機構は、前記操作部の操作量に応じて、前記各支持部の間の離反角度を変化させることを特徴とする超音波診断装置。The ultrasonic diagnostic apparatus according to claim 1,
Each of the support portions is rotatably engaged with a rotation shaft provided at the tip of the probe,
The ultrasonic diagnostic apparatus, wherein the variable mechanism changes a separation angle between the support units according to an operation amount of the operation unit.
前記可変機構は、
前記複数の支持部を収容可能な内径を有する外筒と、
前記外筒と協働して前記各支持部の離反動作を行う離反動作部材と、
を含み、
前記外筒に収容された前記複数の支持部の収容量に応じて、前記離反角度を変化させることを特徴とする超音波診断装置。The ultrasonic diagnostic apparatus according to claim 2,
The variable mechanism,
An outer cylinder having an inner diameter capable of accommodating the plurality of support portions,
A separating operation member that performs a separating operation of each of the support portions in cooperation with the outer cylinder;
Including
The ultrasonic diagnostic apparatus according to claim 1, wherein the separation angle is changed according to an accommodation amount of the plurality of support portions accommodated in the outer cylinder.
前記離反動作部材は、前記外筒の端部に向かって、前記各支持部の間の離反角度を最大にする方向に付勢する付勢部材であることを特徴とする超音波診断装置。The ultrasonic diagnostic apparatus according to claim 3,
The ultrasonic diagnostic apparatus according to claim 1, wherein the separating operation member is an urging member that urges toward an end of the outer cylinder in a direction that maximizes a separating angle between the support portions.
前記離反動作部材は、前記各支持部の前記支持面の裏面側と、前記外筒とを接続するリンク部材であることを特徴とする超音波診断装置。The ultrasonic diagnostic apparatus according to claim 3,
The ultrasonic diagnostic apparatus, wherein the separating member is a link member that connects a back surface of the support surface of each of the support portions to the outer cylinder.
前記可変機構は、
前記プローブの先端に係合した前記各支持部を、前記プローブ内から回動操作する操作部材と、
前記操作部材と前記支持部とを接続するリンク部材と、
を含むことを特徴とする超音波診断装置。The ultrasonic diagnostic apparatus according to claim 2,
The variable mechanism,
An operating member for rotating the respective support portions engaged with the tip of the probe from inside the probe,
A link member that connects the operation member and the support portion,
An ultrasonic diagnostic apparatus comprising:
前記プローブの先端側に装着されたシール部材を含むことを特徴とする超音波診断装置。The ultrasonic diagnostic apparatus according to claim 6,
An ultrasonic diagnostic apparatus comprising a seal member mounted on a distal end side of the probe.
前記プローブは、
超音波を送受信する超音波振動子と、
前記超音波振動子を支持面に支持する複数の支持部であって、前記トラカールにプローブが挿入されたときに前記トラカールの挿入先端側から前記体腔内に露出し、相互に離反して広がり広径化し、前記超音波振動子を超音波の照射対象に臨ませる複数の支持部と、
前記トラカールにプローブが挿入されたときに前記トラカールの後端側から前記生体の外部に延伸する操作部と、
前記操作部の操作量に応じて前記各支持部の離反量を変化させる可変機構と、
を備え、
前記本体部は、
前記超音波の送受信を制御する送受信制御部と、
前記複数の超音波振動子の各出力信号に基づき、合成超音波画像を形成する画像処理部と、
を備えることを特徴とする超音波診断装置。In an ultrasonic diagnostic apparatus including a probe inserted into a body cavity of a living body through a trocar, and a main body,
The probe is
An ultrasonic transducer for transmitting and receiving ultrasonic waves,
A plurality of support portions for supporting the ultrasonic vibrator on a support surface, wherein the plurality of support portions are exposed into the body cavity from the insertion end side of the trocar when a probe is inserted into the trocar, and spread apart and spread apart from each other. Diameter, a plurality of support portions facing the ultrasonic oscillator to the ultrasonic irradiation target,
An operation unit extending from the rear end side of the trocar to the outside of the living body when a probe is inserted into the trocar,
A variable mechanism that changes the separation amount of each of the support units according to the operation amount of the operation unit,
With
The main body is
A transmission and reception control unit that controls transmission and reception of the ultrasonic waves,
Based on each output signal of the plurality of ultrasound transducers, an image processing unit that forms a combined ultrasound image,
An ultrasonic diagnostic apparatus comprising:
前記各支持部は、前記プローブの先端に設けられた回動軸に回動自在に係合するものであり、
前記可変機構は、前記操作部の操作量に応じて、前記各支持部の間の離反角度を変化させるものであり、
前記送受信制御部は、前記離反角度に応じて形成される不感応領域に向けて、各超音波振動子の前記超音波の送受信方向を偏向させる制御を行うことを特徴とする超音波診断装置。The ultrasonic diagnostic apparatus according to claim 8,
Each of the support portions is rotatably engaged with a rotation shaft provided at the tip of the probe,
The variable mechanism is to change a separation angle between the support units according to an operation amount of the operation unit,
The ultrasonic diagnostic apparatus, wherein the transmission / reception control unit performs control to deflect the transmission / reception direction of the ultrasonic wave of each ultrasonic transducer toward an insensitive area formed according to the separation angle.
前記各支持部は、前記プローブの先端に設けられた回動軸に回動自在に係合するものであり、
前記可変機構は、前記操作部の操作量に応じて、前記各支持部の回動角度を変化させるものであり、
前記各支持部の回動角度を検出する角度センサを含み、
前記画像処理部は、
前記角度センサにより検出された各回動角度に基づき、前記各超音波振動子の前記超音波の送受信方向を特定し、超音波照射対象の同一観察位置に対する複数方向からの受信信号に基づき、合成超音波画像を形成することを特徴とする超音波診断装置。The ultrasonic diagnostic apparatus according to claim 8,
Each of the support portions is rotatably engaged with a rotation shaft provided at the tip of the probe,
The variable mechanism is to change the rotation angle of each of the support units according to the operation amount of the operation unit,
Including an angle sensor for detecting the rotation angle of each of the support portions,
The image processing unit,
Based on each rotation angle detected by the angle sensor, the transmission / reception direction of the ultrasonic wave of each of the ultrasonic transducers is specified, and based on reception signals from a plurality of directions with respect to the same observation position of the ultrasonic irradiation target, the synthesized ultrasonic An ultrasonic diagnostic apparatus for forming an ultrasonic image.
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