【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は伝音難聴者などが、骨伝導聴感を効率良く獲得するために、振動伝達部を外耳道内に挿入し、この外耳道内内壁の両端面に振動伝達部を圧接する装用をして、骨伝導聴感を効率良く獲得する方法の、外耳道内挿入型骨伝導受話器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の骨伝導受話器においては、骨伝導受話器による骨伝導聴感を獲得するために、側頭部又は耳近傍などの部位に、骨伝導受話器を耳介を利用して保持したり（例えば、特許文献１と特許文献３参照）、外耳道の開口端に装用したり（例えば、特許文献１と特許文献２参照）、あるいは骨伝導受話器の保持を兼ね、眼鏡のつるや、ヘッドバンドの如き弾性機構のある構造部を付加し（例えば、特許文献１と特許文献２と特許文献３参照）、骨伝導受話器に押圧を加え、この受話器振動部の振動を得て目的を達していた。
【０００３】
【特許文献１】
実開昭６３−１１７１９０
【特許文献２】
特開２０００−１６６９５９
【特許文献３】
特開２００１−３２０７９０
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来に於いては、骨伝導受話器の振動部を側頭部などに装用して、骨伝導による聴感を得ていたが、頭部内の聴覚器官から離れた、頭部外側に前記振動部が装用されるので、骨伝導聴感を獲得し難いと言う問題があった。
【０００５】
又、ヘッドバンドなどの方法による、従来の骨伝導受話器の装用押圧付加機構では、使用中に前記装用部位から前記骨伝導受話器振動部のずれなどが発生し、この受話器振動部が装用される前記側頭部などの装用部位に対し、しばしば前記受話器振動部の装用押圧と、装用部位に対して修正が必要になるという問題があった。
【０００６】
本発明は、効率の良い骨伝導聴感の獲得を目的として、骨伝導受話器を外耳道内に挿入し、聴覚器官の近傍にこの骨伝導受話器の振動伝達部を装用する。さらに前記骨伝導受話器は、外耳道内内壁の両端面に前記振動伝達部を圧接する装用をし、外耳道内内壁に対し効率の良い振動の伝達を図り、又、振動伝達部の装用状態の保持とその維持を図ることなどにより、問題を解決することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために、本発明の外耳道内挿入型骨伝導受話器は、外耳道内への挿入の利便を図るため、外装ケースに組み込み使用に供する。
【０００８】
電気振動変換器のアマチュアー先端に、直接振動伝達部を取り付けることが効果的であり、この振動伝達部はプラスチックなどの硬質部材を使用した。
【０００９】
上記振動伝達部の内側は、前記電気振動変換器筐体の一部と間隙を持ち重なり合う構造にし、前記振動伝達部の外側には、プラスチックなどの硬質部材を使用した装用幅調整アダプターを施工できる構造にした。
【００１０】
上記振動伝達部の内側と前記電気振動変換器筐体の間隙部に、防塵リングを施工することが効果的である。
【００１１】
本発明の電気振動変換器の筐体に突部を施工した。この突部は外装ケースなどに、前記電気振動変換器などの組み込み時に使用する目的の施工物である。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明実施の形態は、電気振動変換器の筐体を概略長方体として、この筐体内部に、電磁型或いは圧電素子などで構成する、電気振動変換器を接着剤などで固定し、この変換器のアマチュアーを前記筐体の短辺面側の外部に突出させる。この外部に突出したアマチュアーの先端に、振動伝達部を接着剤などで固定する。この振動伝達部には装用幅調整アダプターを接着剤などで接合できる。そして筐体には突部が施工される。使用に供する時は、この突部を使用して外装ケースなどに組み込まれる。
【００１３】
【実施例】
発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図１において、硬質部材を使用した筐体１に、電磁型あるいは圧電素子などによる、電気振動変換器２を接着剤などで固定する。この電気振動変換器２に施工されている鉄などを主成分としたアマチュアー３は、前記筐体１の短辺面側から突出し、この突出したアマチュアー３の先端に、硬質部材の振動伝達部４を接着剤などで固定する。軟質ゴムなどの防塵リング５は、筐体１と振動伝達部４の間隙部に施工をする。電気振動変換器２への入力端子６は、前記筐体１の振動伝達部４が施工されている反対側の短辺面に、接着剤などで固定されて、外耳道内挿入型骨伝導受話器となっている。
【００１４】
図２は使用に供する時の一実施例で、筐体１に施工されている突部を使用し、本外耳道内挿入型骨伝導受話器が、外装ケースに組み込まれたものである。この実施例では電気振動変換器の電磁型による、一実施例を示したものである。プラグ本体１１の内部で、外部入力用コード１３とプラグ１２が結線されている。外装ケース９に施工されているジャック孔１０から、プラグ１２を挿入すれば、接触バネ接点７に接触し導通状態が維持される。接触バネ接点７と接続されている入力端子６はスルーホール加工などで、出力増幅器１７に半田ボンディングなどで接続されている。コイル１６とコイル１６ａは中空構造の巻き線で、巻き始めと巻き終わりの電線を介して、出力増幅器１７に接続されている。磁石１５と磁石１５ａは永久磁石で、アマチュアー３の振幅方向両端に間隙を持って配され、ヨーク１４とヨーク１４ａに、それぞれスポット溶接などで固定している。前記アマチュアー３はヨの字形状の中間に施工された可動片で、ヨの字形状の両端にあたる固定端は、ヨーク１４とヨーク１４ａにそれぞれスポット溶接などで固定される。前記アマチュアー３は振動が励起される可動片で、図２の上下に振幅振動をする。
【００１５】
図２における電気振動変換の概略は、外部入力コード１３に印可された電気信号が、プラグ１２を介して接触バネ接点７に伝えられ、入力端子６を経て出力増幅器１７に入力される。この出力増幅器１７で増幅された電気信号は、コイル１６とコイル１６ａに入力され、入力された電気信号の変化に追従してアマチュアー３が励磁される。この励磁の状態を反映して、アマチュアー３は磁石１４と磁石１４ａの間で振幅振動が励起される。このアマチュアー３の先端に固定されている振動伝達部４は、この振幅振動に同期する振幅振動をすることで、前記電気振動変換が行われることになる。
【００１６】
図３は外装ケース９に組み込まれた本発明の骨伝導受話器２１が、外耳道２３内に装用された時の略図である。外耳道開口端２４から挿入された、前記骨伝導受話器２１の振動伝達部２２は、略円筒形状の外耳道２３の内壁２５に圧接して装用される。即ち略円筒形状の外耳道２３内壁２５の両端面に、振動伝達部２２が圧接する装用状態に保たれることになる。
【００１７】
図４は本骨伝導受話器２１の振動伝達部２２を、外耳道２３の内壁２５に圧接する装用がされた部位を拡大した概略図である。振動伝達部２２は、略円筒形状の外耳道２３内壁２５の皮膚３４に接する。外耳道２３内の皮膚３４の周囲に骨２８があり、前記振動伝達部２２の振幅振動は、前記皮膚３４を介して前記骨２８に伝達される。この伝達された振幅振動を前記骨２８が、骨伝導作用で図３で図示した中耳部３６内耳部３９などの聴覚器官に、骨伝導振動として伝達することになる。
【００１８】
図５は装用幅調整アダプター関連の図である。本骨伝導受話器振動伝達部４３に、装用幅調整アダプター４０が接合される。ここで図３及び図４の外耳道２３の略円筒形状の大きさなどが相違する場合に対しては、オプションとして用意される前記装用幅アダプター４０と略近似形状で、大きさの違う装用幅調整アダプター大４１、装用幅調整アダプター小４２などで対応する。
【００１９】
又、図３及び図４の外耳道２３は各人毎に固有の形状を有しており、前記オプションで用意された図５のアダプター４０などで対応不能の場合があるので、軟質プラスチックなどを使用し前記外耳道２３の形状を採形し、プラスチックなどの硬質部材で別途装用幅調整アダプターを作成し、図５の振動伝達部４３に接合することも可能である。
【００２０】
図６は本発明の外耳道内挿入型骨伝導受話器を使用した、骨伝導補聴器の概略図である。骨伝導受話器部４６は、外耳道内挿入型骨伝導受話器が組み込まれ、衝撃吸収効果のある軟質ゴムなどを使用した伝達振動抑制部４４を介して、マイクロホン４７などが組み込まれた補聴器の外装ケースと結合される。
【００２１】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【００２２】
本発明の外耳道内挿入型骨伝導受話器は、外耳道内に挿入し使用するので、図３の中耳部３６の耳小骨３７や内耳部３９の蝸牛３０などの聴覚器官の近傍に、前記受話器の振動伝達部が装用されるので、伝達される振動の減衰は軽微であり、骨伝導による聴覚器官の聴感誘発を得やすい。一般的に媒質中の減衰は２０ｌｏｇｒ１／ｒ２で与えられ、距離が２倍、１０倍になると単純にはそれぞれ−６ｄＢ、−２０ｄＢの減衰となるので、前記振動伝達部が前記聴覚器官近傍に装用される点は、優位性を有することになる。
【００２３】
本発明の骨伝導受話器の振動伝達部は、アマチュアの先端に結合されるので、このアマチュアーの最大振幅を前記振動伝達部が振幅振動として、略円筒形状の外耳道内壁に圧接する両端面に伝達することになる。これは前記振動伝達部が片端面に接した状態と単純に比較して、振動伝達部位が２倍となるので、一般的に振動圧力の増加比は、２０ｌｏｇ２／１で表され、この場合は６ｄＢの振動伝達増加比となるので、前記振動伝達部による効率的な振動伝達動作となる。
【００２４】
図３において本発明の外耳道内挿入型骨伝導受話器を外耳道内に挿入すれば、外装ケースに組み込まれた骨伝導受話器２１は、外耳道開口端２４で保持されると共に、この受話器の振動伝達部２２は、前記外耳道内内壁２５の両端面に圧接する装用となり、特別な押圧付加機構を必要としない容易な装用とその維持が図れ、安定した骨伝導聴感を獲得出来るので、伝音難聴者などに対して利便を提供できる。
【００２５】
本発明の骨伝導受話器の振動伝達部に、略円筒形状の外耳道の断面形状に近似の、図５に於ける装用幅調整アダプターを、オプションとして選択し接合することが可能である。又、特別な外耳道形状に近似の装用幅調整アダプターを作成し、前記振動伝達部に接合することも可能であるので、これらの装用幅調整アダプターを使用して、各固有の前記外耳道内壁へ最適な装用が可能となり、各人各様の外耳道条件に対し、前記振動伝達部の良好な装用の保持と、その維持を提供できる。
【００２６】
図１において本骨伝導受話器に防塵リング５が施工されるが、電気振動変換器２への防塵の働きと、耳垢などの介在物の進入を阻む働きをする。又、前記振動伝達部４と前記電気振動変換器筐体１とが重なり合う構造なので、前記防塵リング５との相乗効果により、前記振動伝達部４の過大振動の抑制と、この振動伝達部４への過大負荷が要因となる、アマチュアー３の変形や損傷を防止できる。
【００２７】
本発明の電気振動変換器の筐体内に出力増幅器を施工できる。図２におけるこの出力増幅器１７の施工によれば、外部増幅回路の簡略化が図れるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本骨伝導受話器の、一実施例を示す側面からの断面図である。
【図２】本骨伝導受話器電気振動変換器の、電磁型の一実施例を示す概略側断面図である。
【図３】外装ケースに組み込んだ本骨伝導受話器の、外耳道内での装用状態を示す一例で、その時の概略断面図である。
【図４】本骨伝導受話器振動伝達部の、外耳道内装用状態を拡大した概略図である。
【図５】本骨伝導受話器振動部に取り付ける装用幅調整アダプターのオプション関連の図である。
【図６】本骨伝導受話器を使用した外耳道内挿入型骨伝導補聴器の概略実施図である。
【符号の説明】
１ 筐体
２ 電気振動変換器
３ アマチュアー
４、２２、４３ 振動伝達部
５ 防塵リング
６ 入力端子
７ 接触バネ接点
８ 突部
９ 外装ケース
１０ ジャック孔
１１ プラグ本体
１２ プラグ
１３ 外部入力コード
１４、１４ａ ヨーク
１５、１５ａ 磁石
１６、１６ａ コイル
１７ 出力増幅器
２１ 外装ケースに組み込まれた骨伝導受話器
２３ 外耳道
２４ 外耳道開口端
２５ 内壁
２６ 耳介
２７ 頭部
２８ 骨
２９ 半規管
３０ 蝸牛
３１ 蝸牛神経
３２ 前庭神経
３３ 外耳部
３４ 皮膚
３５ 鼓膜
３６ 中耳部
３７ 耳小骨
３８ 耳管
３９ 内耳部
４０ 装用幅調整アダプター
４１ 装用幅調整アダプター大
４２ 装用幅調整アダプター小
４４ 伝達振動抑制部
４５ 補聴器の外装ケース
４６ 骨伝導受話器部
４７ マイクロホン
４８ 増幅器
４９ 電池
５０ ボリューム[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
According to the present invention, in order to efficiently obtain bone conduction hearing, a person with sound conduction hearing loss inserts a vibration transmitting unit into the external auditory canal, and wears the vibration transmitting unit against both end surfaces of the inner wall of the external auditory canal, The present invention relates to a bone conduction receiver inserted into an external auditory canal, which is a method for efficiently acquiring bone conduction hearing.
[0002]
[Prior art]
In a conventional bone conduction handset, in order to obtain bone conduction hearing by the bone conduction handset, the bone conduction handset is held at a site such as a temporal region or near an ear using an auricle. 1 and Patent Literature 3), worn on the open end of the ear canal (for example, see Patent Literatures 1 and 2), or has an elastic mechanism such as a vine for eyeglasses or a headband that also serves to hold a bone conduction receiver. A structure has been added (see, for example, Patent Document 1, Patent Document 2, and Patent Document 3), pressure has been applied to the bone conduction receiver, and the vibration of the receiver vibrator has been obtained to achieve the object.
[0003]
[Patent Document 1]
63-117190
[Patent Document 2]
JP-A-2000-166959
[Patent Document 3]
JP 2001-320790 A
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the past, the oscillating part of a bone conduction receiver was worn on the temporal region, etc., to obtain a sense of hearing due to bone conduction, but the oscillating part is located outside the head, away from the hearing organ in the head. Since it is worn, there is a problem that it is difficult to obtain bone conduction hearing.
[0005]
Also, in the conventional bone conduction receiver wearing pressure applying mechanism by a method such as a headband, the bone conduction receiver vibrating portion is displaced from the wearing portion during use, and the receiver vibrating portion is worn. There is a problem that the wearing vibration of the receiver vibrating part is often required for the wearing part such as the temporal region, and the wearing part needs to be corrected.
[0006]
According to the present invention, a bone conduction receiver is inserted into an external auditory canal, and a vibration transmission unit of the bone conduction receiver is worn near a hearing organ for the purpose of obtaining an efficient bone conduction hearing. Further, the bone conduction receiver is worn to press the vibration transmitting portion against both end surfaces of the inner wall of the external auditory canal, to efficiently transmit vibration to the inner wall of the external auditory canal, and to maintain the worn state of the vibration transmitting portion. It aims to solve the problem by maintaining it.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned object, the bone conduction handset inserted into the external auditory canal of the present invention is incorporated into an external case and used for convenience of insertion into the external auditory canal.
[0008]
It is effective to attach a vibration transmitting section directly to the armature tip of the electric vibration converter, and this vibration transmitting section uses a hard member such as plastic.
[0009]
The inside of the vibration transmission unit has a structure that has a gap and overlaps with a part of the electric vibration converter housing, and the outside of the vibration transmission unit can be equipped with a wearing width adjustment adapter using a hard member such as plastic. Structured.
[0010]
It is effective to install a dustproof ring between the inside of the vibration transmission unit and the gap between the electric vibration converter casing.
[0011]
Projections were formed on the housing of the electric vibration converter of the present invention. This protrusion is a construction object intended to be used when the electric vibration converter or the like is incorporated into an outer case or the like.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
In the embodiment of the present invention, the housing of the electric vibration converter is a substantially rectangular parallelepiped, and the electric vibration converter formed of an electromagnetic type or a piezoelectric element is fixed inside the housing with an adhesive or the like. An armature of the converter is projected to the outside on the short side of the housing. The vibration transmitting section is fixed to the tip of the armature protruding to the outside with an adhesive or the like. A wearing width adjusting adapter can be joined to the vibration transmitting section with an adhesive or the like. Then, a projection is constructed on the housing. When used, it is incorporated into an outer case or the like using this projection.
[0013]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described based on examples with reference to the drawings.
In FIG. 1, an electric vibration converter 2 of an electromagnetic type or a piezoelectric element is fixed to a housing 1 using a hard member with an adhesive or the like. An armature 3 mainly composed of iron or the like, which is installed in the electric vibration converter 2, protrudes from the short side of the housing 1, and a vibration transmitting portion 4 of a hard member is attached to a tip of the protruding armature 3. Is fixed with an adhesive or the like. The dust-proof ring 5 made of soft rubber or the like is installed in a gap between the housing 1 and the vibration transmitting unit 4. The input terminal 6 to the electric vibration converter 2 is fixed to the short side surface on the opposite side of the housing 1 on which the vibration transmitting section 4 is installed by an adhesive or the like, and is connected to the bone conduction receiver inserted into the ear canal. Has become.
[0014]
FIG. 2 shows an embodiment for use, in which the projections provided on the housing 1 are used, and the bone conduction receiver inserted into the external auditory canal is incorporated in an outer case. In this embodiment, an embodiment using an electromagnetic type electric vibration transducer is shown. Inside the plug body 11, the external input code 13 and the plug 12 are connected. When the plug 12 is inserted through the jack hole 10 formed in the outer case 9, the conductive member is kept in contact with the contact spring contact 7 when the plug 12 is inserted. The input terminal 6 connected to the contact spring contact 7 is connected to the output amplifier 17 by solder bonding or the like by through-hole processing or the like. The coil 16 and the coil 16a are windings having a hollow structure, and are connected to an output amplifier 17 via winding start and end wires. The magnet 15 and the magnet 15a are permanent magnets, are arranged with a gap at both ends in the amplitude direction of the armature 3, and are fixed to the yoke 14 and the yoke 14a by spot welding or the like. The armature 3 is a movable piece installed in the middle of the Y-shape, and fixed ends corresponding to both ends of the Y-shape are fixed to the yoke 14 and the yoke 14a by spot welding or the like. The armature 3 is a movable piece whose vibration is excited, and oscillates vertically in FIG.
[0015]
In the outline of the electric vibration conversion in FIG. 2, an electric signal applied to the external input code 13 is transmitted to the contact spring contact 7 via the plug 12 and is input to the output amplifier 17 via the input terminal 6. The electric signal amplified by the output amplifier 17 is input to the coil 16 and the coil 16a, and the armature 3 is excited by following a change in the input electric signal. Reflecting the state of the excitation, the armature 3 is excited by the amplitude vibration between the magnet 14 and the magnet 14a. The vibration transmitting unit 4 fixed to the tip of the armature 3 performs the amplitude vibration synchronized with the amplitude vibration, so that the electric vibration conversion is performed.
[0016]
FIG. 3 is a schematic view when the bone conduction receiver 21 of the present invention incorporated in the outer case 9 is worn in the external auditory canal 23. The vibration transmitting unit 22 of the bone conduction receiver 21 inserted from the ear canal opening end 24 is worn by being pressed against the inner wall 25 of the substantially cylindrical ear canal 23. That is, the vibration transmitting unit 22 is kept in a wearing state in which the vibration transmitting unit 22 is pressed against the both end surfaces of the inner wall 25 of the external ear canal 23 having a substantially cylindrical shape.
[0017]
FIG. 4 is an enlarged schematic view of a portion where the vibration transmitting unit 22 of the bone conduction receiver 21 is pressed against the inner wall 25 of the external auditory meatus 23. The vibration transmission unit 22 contacts the skin 34 on the inner wall 25 of the external auditory canal 23 having a substantially cylindrical shape. There is a bone 28 around the skin 34 in the external auditory canal 23, and the amplitude vibration of the vibration transmission unit 22 is transmitted to the bone 28 via the skin 34. The transmitted amplitude vibration is transmitted by the bone 28 to the hearing organ such as the middle ear 36 and the inner ear 39 shown in FIG.
[0018]
FIG. 5 is a view related to the wearing width adjustment adapter. The wearing width adjustment adapter 40 is joined to the bone conduction receiver vibration transmitting section 43. Here, when the size of the substantially cylindrical shape of the ear canal 23 shown in FIGS. 3 and 4 is different, the wearing width adjustment having a different size is substantially similar to the wearing width adapter 40 prepared as an option. A large adapter 41 and a small width adjustment adapter 42 are used.
[0019]
The ear canal 23 shown in FIGS. 3 and 4 has a unique shape for each person, and may not be compatible with the optional adapter 40 shown in FIG. It is also possible to form the shape of the external auditory canal 23, separately prepare a wearing width adjustment adapter with a hard member such as plastic, and join the adapter to the vibration transmitting section 43 in FIG.
[0020]
FIG. 6 is a schematic view of a bone conduction hearing aid using the bone conduction receiver inserted into the ear canal of the present invention. The bone conduction receiver unit 46 includes an external case of a hearing aid in which a bone conduction receiver inserted into the external auditory canal is incorporated, and a microphone 47 and the like are incorporated through a transmission vibration suppressing unit 44 using soft rubber or the like having a shock absorbing effect. Be combined.
[0021]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, it has the following effects.
[0022]
Since the bone conduction receiver inserted into the external auditory canal of the present invention is used by inserting it into the external auditory canal, it is located near an auditory organ such as the ossicle 37 of the middle ear 36 and the cochlea 30 of the inner ear 39 in FIG. Since the vibration transmission unit is worn, the transmitted vibration is slightly attenuated, and it is easy to induce the auditory sense of the hearing organ by bone conduction. Generally, the attenuation in a medium is given by 20logr1 / r2, and when the distance becomes twice and ten times, the attenuation becomes simply -6 dB and -20 dB, respectively. Therefore, the vibration transmitting unit is worn near the hearing organ. This is an advantage.
[0023]
Since the vibration transmitting portion of the bone conduction receiver according to the present invention is coupled to the tip of the armature, the maximum amplitude of the armature is transmitted as amplitude vibration to both end surfaces of the armature which are pressed against the inner wall of the external ear canal having a substantially cylindrical shape. Will be. This is because the vibration transmitting portion is doubled as compared with the state where the vibration transmitting portion is in contact with one end surface. Therefore, the increase ratio of the vibration pressure is generally expressed by 20 log 2/1. Since the vibration transmission increase ratio is 6 dB, an efficient vibration transmission operation by the vibration transmission unit is achieved.
[0024]
In FIG. 3, if the bone conduction handset of the present invention is inserted into the ear canal, the bone conduction receiver 21 incorporated in the outer case is held by the open end 24 of the ear canal and the vibration transmitting part 22 of the handset Can be worn by pressing against both end faces of the inner wall 25 of the ear canal, and can be easily worn without requiring a special pressing mechanism and can be maintained, so that a stable bone conduction hearing can be obtained. Convenience can be provided.
[0025]
The wearing width adjustment adapter shown in FIG. 5, which is similar to the cross-sectional shape of a substantially cylindrical external auditory canal, can be optionally selected and joined to the vibration transmitting portion of the bone conduction receiver of the present invention. It is also possible to create a wearing width adjustment adapter that approximates a special ear canal shape and join it to the vibration transmission section, so that these wearing width adjustment adapters can be used to optimally fit each unique ear canal inner wall. Therefore, it is possible to provide good holding and maintenance of the vibration transmission unit for various ear canal conditions.
[0026]
In FIG. 1, a dust-proof ring 5 is installed on the bone conduction receiver of the present invention. In addition, since the vibration transmitting unit 4 and the electric vibration converter housing 1 overlap each other, the synergistic effect of the dustproof ring 5 suppresses excessive vibration of the vibration transmitting unit 4 and the vibration transmitting unit 4 Can prevent the amateur 3 from being deformed or damaged due to excessive load.
[0027]
An output amplifier can be installed in the housing of the electric vibration converter of the present invention. According to the construction of the output amplifier 17 in FIG. 2, there is an effect that the external amplifier circuit can be simplified.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view showing an embodiment of the present bone conduction receiver.
FIG. 2 is a schematic sectional side view showing an electromagnetic type embodiment of the present bone conduction receiver electric vibration transducer.
FIG. 3 is a schematic sectional view showing an example of a wearing state of the present bone conduction receiver incorporated in an outer case in an external auditory canal.
FIG. 4 is an enlarged schematic view of the bone conduction receiver vibration transmitting section in a state of internal ear canal interior.
FIG. 5 is a view related to options of a wearing width adjustment adapter to be attached to the bone conduction receiver vibration unit.
FIG. 6 is a schematic diagram showing a bone conduction hearing aid inserted into an external auditory canal using the bone conduction receiver.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Housing 2 Electric vibration converter 3 Amateur 4, 22, 43 Vibration transmission part 5 Dustproof ring 6 Input terminal 7 Contact spring contact 8 Projection 9 Outer case 10 Jack hole 11 Plug body 12 Plug 13 External input cord 14, 14a Yoke 15, 15a Magnet 16, 16a Coil 17 Output amplifier 21 Bone conduction receiver 23 incorporated in outer case 23 External auditory canal 24 External ear canal open end 25 Inner wall 26 Pinna 27 Head 28 Bone 29 Semicircular canal 30 Cochlea 31 Cochlear nerve 32 Vestibular nerve 33 Outer ear part Reference Signs List 34 skin 35 eardrum 36 middle ear 37 ear ossicle 38 eustachian tube 39 inner ear 40 wearing width adjustment adapter 41 wearing width adjustment adapter large 42 wearing width adjustment adapter small 44 transmission vibration suppression unit 45 hearing aid outer case 46 bone conduction receiver unit 47 Microphone 48 Amplifier 49 Battery 50 Volume
