【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声会議システムを用いた会議において、議事録作成作業を支援する発言記録装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、会議が行われる場合、会議時に発言された内容や決定事項などを記録し、議事録を作成することが行われている。従来、議事録を作成する場合は、専門の書記や議事録担当者が会議の進行と同時に発言者の発言内容を手書きにより記録、或いはテープレコーダ等の録音装置に録音し、会議終了後にワープロやパソコンのワープロソフト等で編集して議事録を作成するという手法が採用されていた。
【０００３】
また、遠隔地にいるメンバーとの会議を実現する目的で電子会議システムや音声会議システム、ＴＶ会議システムなど幾つか会議システムが考案されている。このような遠隔地にいるメンバーとの会議を実現するタイプの会議システムで交換される発言情報を記録して議事録作成を支援するものも提案されている。このような会議システムをＦａｃｅ ｔｏ Ｆａｃｅ会議での議事録作成にも利用することができるが、システム規模の大きさや関係のない機能などが多いことなどの理由、さらに、手書きによる記録やテープレコーダによる記録と比較してそれほどのメリットが得られないことなどの理由から、あまり利用されていない。
【０００４】
テープレコーダや発言情報を記録するだけの会議システムでは、会議後に情報を再生して確認するときに、発言者が誰であったのかを識別することが困難であり、議事録作成時において非常に大きな問題であった。この問題を解決するために、ある種の会議システムでは、発言入力装置と記録装置が有線接続され、接続端子毎に発言入力装置を識別し、識別情報を発言情報と共に記録する方法や、発言入力装置と記録装置が無線接続され、発言入力装置毎に発言者に関する情報を事前に入力しておき、それを発言者識別情報として発言情報毎に発言者識別情報を付加して伝送し記録していく方法が取られている。
【０００５】
さらに、例えば、特開平８−７９２４３号公報には発言者識別情報を付加する手段を備えた発言入力装置を用いる会議システム、また特開平１１−２７２６６３号公報にはにおいて、議事録作成が容易になるように、音声情報を文字情報に変換する手段を備え、文字情報を記録する方法も提案されている。この他、例えば、特開平７−１９１６９０号公報には受け取った発言情報を音声認識処理し、発言者を識別する方法が記載されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の手法によれば、手書きにより記録するものでは、その記録のために多くの時間と労力を費やし、さらに議事録作成者は会議中の発言やその他の情報を書き留めることに集中しなければならず、会議に積極的に参加することが難しいという問題があった。また録音装置により発言を録音するものでは、会議終了後に録音された音声を再生して議事録を作成する必要があるので、議事録作成のために多くの時間を費やすという問題点および発言者識別が困難であるという問題点があった。
【０００７】
また、特開平８−７９２４３号公報のような発言者識別情報を付加する手段を備える方法では、発言入力装置が専用端末である必要があったり、発言者識別情報を発言情報毎に付加するため無線通信における伝送データが冗長になるという問題点があった。また、特開平１１−２７２６６３号公報のような音声情報を文字情報に変換して記録する方法では、会議中の背景雑音や音声／文字変換のミスにより誤った変換処理が発生する場合があり、記録された文字情報から議事録を作成する場合に、何を話していたかを認識できないような文章になってしまっていることが発生するという問題点があった。また、特開平７−１９１６９０号公報のような受け取った発言情報を音声認識処理し、発言者を識別する方法では、音声認識により発言者の識別を誤る可能性があるという問題点があった。
【０００８】
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、会社や学校などにおいて非常によく開かれるタイプの会議であるＦａｃｅ ｔｏ Ｆａｃｅ会議において、専門の記録者を必要とせず、議事録作成者が会議に集中し積極的に参加することができ、かつ会議後には正確な議事録を容易に且つ迅速に作成することを可能にし、かつシステムを構成する場合においても発言入力装置に発言者識別情報を付加する手段を必要とせず、同じローカル無線接続方式により音声情報を伝送可能なものであれば汎用の音声入力装置を利用することが可能となる発言記録装置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、無線端末毎に固有な識別番号を持ち、リアルタイムで音声情報を伝送することが可能なパケット方式を備えたローカル無線通信方式を利用して会議参加者の発言を音声パケット化して無線伝送する音声会議システムにおいて、議事録作成作業を支援する発言記録装置であって、電波を送受信するアンテナ部と、ローカル無線通信を制御し実行する無線部を備え、かつ受信し無線部より送られた音声パケットから音声情報を取り出して所定の条件が満たされるまで蓄積する一時記憶部と、蓄積された音声情報を文字情報に変換する音声／文字変換部と、少なくとも音声情報及び文字情報及び発言者識別情報及び発言時間情報をテーブル化して関連付けて記憶する主記憶部と、外部情報端末が主記憶部にアクセスするためのデータインターフェイス部と、ユーザが各種設定及び操作を行うユーザインターフェイス部と、各構成部の動作及び情報の伝達を制御する制御部を備えた発言記録装置である。
【００１０】
【発明の実施の形態】
（実施例）
本提案の発言記録装置を用いた音声会議システムの構成例を図１に示す。本実施例のシステムは、無線伝送式音声入力装置１、発言記録装置２、ＬＡＮ３、外部情報端末４で構成されている。無線伝送式音声入力装置１は入力された音声情報を音声パケット化して無線伝送するローカル通信方式の無線マイクである。発言記録装置２は本発明の装置で、ローカル無線通信方式を実施する手段を備え、無線伝送式音声入力装置１により送信された音声パケットを受信し、受信した音声パケットから音声情報を発言端末毎に仕分けを行い、所定量の音声情報を蓄積してから文字情報に変換し、少なくとも音声情報及び文字情報及び発言者識別情報及び発言情報を関連付けて記憶する手段を備えた装置である。
【００１１】
ＬＡＮ３は発言記録装置２と外部情報端末４間の情報交換を行う為の情報伝送路であり、有線でも無線でもよい。外部情報端末４はＰＣなどの装置であり、発言記録装置２にアクセスして記録されている発言情報の編集を行うことで、議事録作成を行う端末である。
【００１２】
本提案の発言記録装置の構成例を図２に示す。本提案の発言記録装置２は少なくとも、アンテナ部２０１、無線部２０２、制御部２０３、一時記憶部２０４、音声／文字変換部２０５、主記憶部２０６、データインターフェイス部２０７（以下、データＩ／Ｆ部２０７と略記）、ユーザインターフェイス部２０８（以下、ユーザＩ／Ｆ部２０８と略記）で構成される。ローカル無線通信方式は、例えばＢｌｕｅｔｏｏｔｈ無線通信方式で実現できる。
【００１３】
Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ無線通信方式では、通信接続処理時にＢｌｕｅｔｏｏｔｈ無線端末に固有の識別番号（以下、ＢＤ＿ＡＤＤＲと略記）をお互いに交換する。この他、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ無線端末に設定されているユーザフレンドリな名称（以下、ＢＤ＿ＮＡＭＥと略記）を通信接続処理時に交換することも可能であり、また通信開始時の初期において交換することも可能である。これらＢＤ＿ＡＤＤＲとＢＤ＿ＮＡＭＥの交換は通常のＢｌｕｅｔｏｏｔｈ無線通信方式の処理において行われることであり、特別で付加的な処理手順ではない。
【００１４】
以下に、本発明の発言記録装置２の各構成部を説明する。
【００１５】
アンテナ部２０１は、無線部２０２と接続されており、電波を送受信する。無線部２０２は、発言者側のＢｌｕｅｔｏｏｔｈ無線通信方式により音声パケットを伝送可能な無線伝送式音声入力装置１から音声パケットを受信し、パケット毎にＢＤ＿ＡＤＤＲ、ＢＤ＿ＮＡＭＥ、パケット受信時間情報を付加して一時記憶部２０４へ送る。制御部２０３は、発言記録装置２の装置内での情報伝送および各構成部を制御する。
【００１６】
一時記憶部２０４は、音声パケットから音声情報を取り出し、文章になるまで適当な期間、ＢＤ＿ＡＤＤＲに従って分別して蓄積する。これは、１パケットだけでは単なる音であり、言葉として認識できないためである。適当な音声情報量を蓄積した後、主記憶部２０６へ音声情報、ＢＤ＿ＡＤＤＲ、ＢＤ＿ＮＡＭＥ、蓄積した先頭パケットの受信時間情報を送る。適当な音声情報量の判断として、所定データ量分の音声情報を蓄積するように構成すること、または所定期間分の音声情報を蓄積するように構成すること、前記諸条件に加え、無音状態であることを認識し、所定量が連続して観測された場合、音声情報の蓄積を中断する処理を加えた構成とすることも有効である。また、音声情報は音声／文字変換部２０５にも送る。その後、送信済みの記憶内容を消去又は上書き許可とする。
【００１７】
音声／文字変換部２０５は、音声情報をテキスト文章に変換し、変換後の文字情報を主記憶部２０６に送る。主記憶部２０６は、一時記憶部２０６から受け取った情報と音声／文字変換部２０５から受け取った情報を関連付けて記憶する。また、外部情報端末４とのインターフェイスを持ち、ユーザはＰＣなどの情報端末から内容を参照可能し、議事録作成を実行する。関連付けられた情報（ＢＤ＿ＡＤＤＲ、ＢＤ＿ＮＡＭＥ、パケット受信時間情報、音声情報、文字情報）は相互に容易に検索可能なようにする。
【００１８】
データＩ／Ｆ部２０７は、ユーザインターフェイス及び外部情報端末４とのデータ送受信を行うためのインターフェイスで、ＬＡＮ３で接続されたＰＣなどの外部情報端末４から主記憶部２０６にアクセスして、発言記録を呼び出し、編集して議事録を作成するための情報入出力部である。
【００１９】
ユーザＩ／Ｆ部２０８は、ユーザが各種設定や操作を行うインターフェイスである。ユーザはこれを用いて、ローカル無線通信の設定や操作、発言記録処理の各種パラメータの設定を行うことができる。
【００２０】
以下に、本発明の発言記録装置を用いた音声会議システムの使用手順の一例を説明する。
【００２１】
会議参加者は発言記録装置のある会議室に集合する。各会議参加者は持参のＢｌｕｅｔｏｏｔｈマイク１、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈヘッドセット１、または各個人に貸し出されたＢｌｕｅｔｏｏｔｈマイク１及び発言記録装置２の電源を入れる。
会議主催者は発言記録装置２のユーザＩ／Ｆ部２０８を操作し通信接続処理を実行する。
【００２２】
通信接続処理の中で、発言記録装置２は各会議参加者のＢｌｕｅｔｏｏｔｈ端末１のＢＤ＿ＡＤＤＲをそれぞれ認識し、また各端末に設定されているＢＤ＿ＮＡＭＥを認識し、主記憶部２０６に用意されたテーブルに記憶する。図４に示すように、ユーザＩ／Ｆ部２０８を用いてユーザ名を入力して、これも関連付けてテーブルに記憶させておいてもよい。このようにテーブル化されたＢＤ＿ＡＤＤＲ、ＢＤ＿ＮＡＭＥ、ＵＳＥＲ＿ＮＡＭＥは等価の発言者識別情報として扱う。
【００２３】
実際に会議を行う。発言記録装置２は各無線伝送式音声入力装置１からの音声パケット空音声情報を取り出し、発言者識別情報別に仕分けして所定量蓄積し、その後、音声／文字変換処理を行い、図５に示すようにテーブル化して発言情報を記録する。
【００２４】
会議終了後、会議主催者は発言記録装置２のユーザＩ／Ｆ部２０８を操作し通信切断処理を実行する。通信切断処理は各会議参加者の各無線伝送式音声入力装置１から行ってもよい。
【００２５】
各会議参加者は持参のＢｌｕｅｔｏｏｔｈマイク１、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈヘッドセット１、または各個人に貸し出されたＢｌｕｅｔｏｏｔｈマイク１及び発言記録装置２の電源を切る。
【００２６】
議事録担当者は、自分のＰＣ４を用いてＬＡＮ３を介して発言記録装置２にアクセスし、記録されている発言文字情報を閲覧し、発言時間毎にソートしたり、発言者毎にソートしたり、不必要な発言を削除したり、補足説明を加えたりして編集作業を行い議事録を作成する。このとき、記録された発言文字情報を読んでみて、記録時の雑音の影響や誤変換により意味の分らない文章になっていた場合は、図３に示すように、意味のわからない文章部分をクリックするなどして指定する。発言記録装置２の制御部は文章指定を検知すると、前記指定された文章に対応する音声情報をテーブルから選択し、音声情報をＰＣ４へ伝送し、議事録担当者はその音声情報を聞きくことができる。議事録担当者はこのようにして、誤った変換の文章があっても、発言時の音声を聞き取ることで正しい文章に訂正することができるため安心である。
【００２７】
以上のようにして、本発明の発言記録装置を利用して、会議後に正確な議事録を容易に且つ迅速に作成することが可能である。
【００２８】
【発明の効果】
発言者識別情報としてローカル無線通信方式の通常の接続処理手続き中で交換される端末毎に固有に持っている識別番号を用いているので、パケット送信毎に発言者識別番号を付加する必要がなく、また、発言者識別番号を付加する手段を備える必要がない。さらには、使用するローカル無線通信方式にユーザフレンドリな名称を交換する手続きが備わっている場合、ユーザが議事録作成時に視覚的に識別が容易になるようにこのフレンドリな名称を用いることが可能である。さらには、音声／文字変換手段で誤った変換をして、理解できない文章になってしまっても、本発言記録装置の主記憶部に変換前の音声情報が残っており、また変換後の文章に関連付けて保存されているので、簡単に呼び出すことが可能である。
【００２９】
以上により、会社や学校などにおいて非常によく開かれるタイプの会議であるＦａｃｅ ｔｏ Ｆａｃｅ会議において、専門の記録者を必要とせず、議事録作成者が会議に集中し積極的に参加することができ、かつ会議後には正確な議事録を容易に且つ迅速に作成することを可能にし、かつシステムを構成する場合においても発言入力装置に発言者識別情報を付加する手段を必要とせず、同じローカル無線接続方式により音声情報を伝送するものであれば汎用の音声入力装置を利用することが可能となる発言記録装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】発明した発言記録装置の使用例
【図２】発明した発言記録装置の構成例
【図３】外部情報端末で発言情報を編集しているイメージ図
【図４】主記憶部の記録内容例（発言者識別情報）
【図５】主記憶部の記録内容例（発言情報）
【符号の説明】
１． 無線伝送式音声入力装置
２． 発言記録装置
２０１． アンテナ
２０２． 無線部
２０３． 制御部
２０４． 一時記憶部
２０５． 音声／文字変換部
２０６． 主記憶部
２０７． データインターフェイス部（データＩ／Ｆ部）
２０８． ユーザインターフェイス部（ユーザＩ／Ｆ部）
３． ＬＡＮ
４． 外部情報端末[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an utterance recording device that supports a minutes preparation operation in a conference using a voice conference system.
[0002]
[Prior art]
Generally, when a meeting is held, the contents of statements and decisions made at the time of the meeting are recorded and the minutes are created. Conventionally, when creating the minutes, a professional secretary or minutes person records the contents of the speaker by handwriting at the same time as the meeting progresses, or records it on a recording device such as a tape recorder, and after the meeting, a word processor or The method of editing the minutes with word processing software on a personal computer to create the minutes was adopted.
[0003]
Some conference systems such as an electronic conference system, a voice conference system, and a TV conference system have been devised for the purpose of realizing a conference with a member at a remote place. There has also been proposed a system that records speech information exchanged by a conference system of a type that realizes a conference with a member at a remote place and supports the creation of minutes. Such a conference system can also be used for creating minutes in a Face-to-Face conference. However, there are many reasons such as the size of the system and many unrelated functions. It is rarely used because it does not provide much merit compared to records.
[0004]
In a tape recorder or a conference system that only records utterance information, it is difficult to identify who was the speaker when playing back and confirming the information after the conference. It was a big problem. In order to solve this problem, in a certain conference system, a speech input device and a recording device are connected by wire, a speech input device is identified for each connection terminal, and a method of recording identification information together with speech information, a speech input device, The device and the recording device are wirelessly connected, and information about the speaker is input in advance for each of the utterance input devices, and the utterance identification information is added to the utterance information for each utterance information and transmitted and recorded. There are ways to go.
[0005]
Further, for example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-79243, a conference system using a speech input device provided with means for adding speaker identification information, and in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-272666, minutes can be easily created. A method of recording voice information by providing a means for converting voice information into text information has also been proposed. In addition, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-191690 describes a method of performing speech recognition processing on received utterance information to identify a utterer.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the above-mentioned conventional method, in the case of recording by hand, a lot of time and effort is spent for the recording, and the minutes creator concentrates on writing down remarks and other information during the meeting. And it was difficult to actively participate in the conference. In addition, in the case of recording a speech by a recording device, since it is necessary to reproduce the recorded voice after the meeting and create the minutes, there is a problem that a lot of time is spent for preparing the minutes and the speaker identification. There is a problem that it is difficult.
[0007]
Further, in a method including means for adding speaker identification information as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-79243, the speaker input device needs to be a dedicated terminal, or the speaker input information is added for each statement information. There is a problem that transmission data in wireless communication becomes redundant. Further, in the method of converting voice information into text information and recording it as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-272663, an erroneous conversion process may occur due to background noise during a conference or a mistake in voice / text conversion. When creating the minutes from the recorded character information, there is a problem that the sentence may not be able to recognize what was being spoken. Also, in the method of performing speech recognition processing of received utterance information and identifying a speaker as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 7-191690, there is a problem that the speaker may be erroneously identified by voice recognition.
[0008]
The present invention has been made in order to solve the above problems, and an object of the present invention is to require a professional recorder in a face-to-face meeting, which is a very common type of meeting held at a company or school. In this case, the minutes creator can concentrate on the meeting and actively participate in the meeting, and can easily and quickly create accurate minutes after the meeting. There is no need for a means for adding speaker identification information to the utterance input device, and a utterance recording device that can use a general-purpose voice input device as long as it can transmit voice information by the same local wireless connection method. To provide.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides conference participants using a local wireless communication system having a packet system capable of transmitting voice information in real time, having a unique identification number for each wireless terminal. In a voice conference system that wirelessly transmits the utterance of the utterance in a voice packet, a utterance recording device that supports the minutes creation work, comprising an antenna unit that transmits and receives radio waves, and a wireless unit that controls and executes local wireless communication, A temporary storage unit that extracts audio information from an audio packet received and transmitted from the wireless unit and stores the audio information until predetermined conditions are satisfied; a voice / character conversion unit that converts the stored audio information into character information; A main storage unit that stores voice information, character information, speaker identification information, and utterance time information in a table and stores them in an associated manner. A data interface unit for Seth, a comment recording apparatus comprising: a user interface unit, a control unit for controlling the transmission of operation and information of each component which the user performs various settings and operations.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(Example)
FIG. 1 shows a configuration example of a voice conference system using the message recording device of the present proposal. The system of the present embodiment includes a wireless transmission type voice input device 1, a speech recording device 2, a LAN 3, and an external information terminal 4. The wireless transmission type voice input device 1 is a local communication type wireless microphone that converts input voice information into voice packets and wirelessly transmits the voice packets. The utterance recording device 2 is a device of the present invention, including means for implementing a local wireless communication system, receiving a voice packet transmitted by the wireless transmission type voice input device 1, and converting voice information from the received voice packet to each voice terminal. And a means for storing a predetermined amount of voice information, converting the voice information into text information, and storing at least the voice information, text information, speaker identification information, and speech information in association with each other.
[0011]
The LAN 3 is an information transmission path for exchanging information between the message recording device 2 and the external information terminal 4, and may be wired or wireless. The external information terminal 4 is a device such as a PC, and is a terminal that accesses the statement recording device 2 and edits recorded statement information to create minutes.
[0012]
FIG. 2 shows a configuration example of the message recording device of the present proposal. The message recording device 2 of the present proposal includes at least an antenna unit 201, a wireless unit 202, a control unit 203, a temporary storage unit 204, a voice / character conversion unit 205, a main storage unit 206, and a data interface unit 207 (hereinafter, data I / F). Unit 207) and a user interface unit 208 (hereinafter abbreviated as user I / F unit 208). The local wireless communication system can be realized by, for example, a Bluetooth wireless communication system.
[0013]
In the Bluetooth wireless communication method, an identification number (hereinafter, abbreviated as BD_ADDR) unique to a Bluetooth wireless terminal is exchanged with each other during communication connection processing. In addition, a user-friendly name (hereinafter, abbreviated as BD_NAME) set for the Bluetooth wireless terminal can be exchanged at the time of communication connection processing, or can be exchanged at an early stage of communication start. The exchange of the BD_ADDR and the BD_NAME is performed in the process of the normal Bluetooth wireless communication system, and is not a special and additional processing procedure.
[0014]
Hereinafter, each component of the comment recording device 2 of the present invention will be described.
[0015]
The antenna unit 201 is connected to the wireless unit 202 and transmits and receives radio waves. The wireless unit 202 receives a voice packet from the wireless transmission type voice input device 1 capable of transmitting a voice packet by the speaker's Bluetooth wireless communication method, and temporarily adds BD_ADDR, BD_NAME, and packet reception time information to each packet. Send to storage unit 204. The control unit 203 controls information transmission in the comment recording device 2 and each component.
[0016]
The temporary storage unit 204 extracts audio information from the audio packet, and separates and accumulates the audio information according to BD_ADDR for an appropriate period until it becomes a sentence. This is because one packet is merely a sound and cannot be recognized as a word. After storing an appropriate amount of voice information, voice information, BD_ADDR, BD_NAME, and reception time information of the stored first packet are sent to the main storage unit 206. As a determination of an appropriate amount of audio information, it is configured to accumulate audio information for a predetermined data amount or to accumulate audio information for a predetermined period. It is also effective to adopt a configuration in which it is recognized that a certain amount has been continuously observed and processing for interrupting the accumulation of voice information has been added. The voice information is also sent to the voice / character conversion unit 205. Thereafter, the transmitted storage contents are permitted to be erased or overwritten.
[0017]
The voice / character conversion unit 205 converts the voice information into a text sentence, and sends the converted character information to the main storage unit 206. The main storage unit 206 stores the information received from the temporary storage unit 206 and the information received from the voice / character conversion unit 205 in association with each other. In addition, it has an interface with the external information terminal 4 so that the user can refer to the contents from an information terminal such as a PC, and executes minutes creation. The associated information (BD_ADDR, BD_NAME, packet reception time information, voice information, character information) can be easily searched for each other.
[0018]
The data I / F unit 207 is an interface for transmitting and receiving data to and from the user interface and the external information terminal 4. The external information terminal 4 such as a PC connected via the LAN 3 accesses the main storage unit 206 to record a message. This is an information input / output unit for calling, editing, and creating minutes.
[0019]
The user I / F unit 208 is an interface through which the user performs various settings and operations. Using this, the user can set and operate the local wireless communication and set various parameters of the message recording process.
[0020]
Hereinafter, an example of a use procedure of the audio conference system using the comment recording device of the present invention will be described.
[0021]
Conference participants gather in a conference room with a speech recording device. Each conference participant turns on the Bluetooth microphone 1, the Bluetooth headset 1, or the Bluetooth microphone 1 and the statement recording device 2 lent to each individual.
The meeting organizer operates the user I / F unit 208 of the statement recording device 2 to execute a communication connection process.
[0022]
During the communication connection process, the message recording device 2 recognizes the BD_ADDR of the Bluetooth terminal 1 of each conference participant, recognizes the BD_NAME set for each terminal, and stores the table in the table prepared in the main storage unit 206. Remember. As shown in FIG. 4, a user name may be input using the user I / F unit 208 and may be stored in the table in association with this. The BD_ADDR, BD_NAME, and USER_NAME tabulated in this way are treated as equivalent speaker identification information.
[0023]
Hold a meeting. The utterance recording device 2 extracts the vacant voice information of the voice packet from each wireless transmission type voice input device 1, sorts the vacant voice information by the utterer identification information, accumulates a predetermined amount, and then performs voice / character conversion processing, as shown in FIG. The statement information is recorded in a table as described above.
[0024]
After the meeting, the meeting organizer operates the user I / F unit 208 of the message recording device 2 to execute a communication disconnection process. The communication disconnection process may be performed from each wireless transmission type voice input device 1 of each conference participant.
[0025]
Each conference participant turns off the Bluetooth microphone 1, the Bluetooth headset 1, or the Bluetooth microphone 1 and the statement recording device 2 lent to each individual.
[0026]
The minutes clerk accesses the utterance recording device 2 via the LAN 3 using his / her PC 4, browses the recorded utterance character information, sorts by utterance time, or sorts by utterer. , Delete unnecessary remarks, add supplementary explanations, and edit to create minutes. At this time, when reading the recorded speech character information, if the sentence becomes incomprehensible due to the influence of noise at the time of recording or erroneous conversion, as shown in FIG. And specify it. When the control unit of the utterance recording device 2 detects the text specification, the voice information corresponding to the specified text is selected from the table, the voice information is transmitted to the PC 4, and the minutes clerk listens to the voice information. Can be. In this way, the minutes clerk can be assured that even if there is an erroneously converted sentence, it can be corrected to the correct sentence by listening to the voice at the time of speech.
[0027]
As described above, accurate minutes can be easily and quickly created after a meeting by using the statement recording device of the present invention.
[0028]
【The invention's effect】
Since the speaker identification information uses an identification number unique to each terminal exchanged in the normal connection processing procedure of the local wireless communication system, it is not necessary to add the speaker identification number every time a packet is transmitted. Also, there is no need to provide a means for adding a speaker identification number. Furthermore, if the local wireless communication system used has a procedure for exchanging user-friendly names, it is possible to use this friendly name so that the user can easily visually identify the minutes when preparing the minutes. is there. Furthermore, even if the sentence cannot be understood due to erroneous conversion by the speech / character conversion means, the speech information before the conversion remains in the main storage unit of the speech recording device, and the sentence after the conversion is obtained. Since it is stored in association with, it can be easily called.
[0029]
As described above, in a face-to-face meeting, which is a very common type of meeting held at companies and schools, the minutes creator can concentrate on the meeting and actively participate in the meeting without requiring a specialized recorder. The same local wireless system enables accurate minutes to be easily and quickly created after a meeting, and does not require means for adding speaker identification information to a speech input device even when a system is configured. It is possible to provide a statement recording device that can use a general-purpose voice input device as long as voice information is transmitted by a connection method.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an example of use of the invented statement recording apparatus. FIG. 2 is a configuration example of the invented statement recording apparatus. FIG. 3 is an image diagram in which statement information is edited by an external information terminal. FIG. 4 is recorded contents of a main storage unit. Example (speaker identification information)
FIG. 5 is an example of recorded contents of a main storage unit (utterance information).
[Explanation of symbols]
1. 1. Wireless transmission type voice input device Comment recording device 201. Antenna 202. Radio section 203. Control unit 204. Temporary storage unit 205. Voice / character converter 206. Main storage unit 207. Data interface (data I / F)
208. User interface (user I / F)
3. LAN
4. External information terminal
