JP2004164095A - 受診者カード、これを用いた健康診断システム、診療方法及び診療システム - Google Patents

受診者カード、これを用いた健康診断システム、診療方法及び診療システム Download PDF

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武直 金子
Kenji Uchinokura
健司 内之倉
Hidenori Konno
英徳 昆野
Masakazu Hasegawa
正和 長谷川
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Abstract

【課題】医療機関での受診に必要となる情報や各種の情報を、情報の読み取り書き込み可能なカードに記録した受診者カード、この受診者カードを用いた健康診断システム、診療方法及び診療システムを提供すること。
【解決手段】医療機関における受診に必要となる受診者カ−ドとして、情報の読み取り書き込みが可能なカード21を用いたので、健康診断データ36,42を含む各種の情報を記録することができ、総合的な情報の確認が可能となる。また、このカード21を金融機関サーバ13に対応しておけば、医療費の個人負担分をカード決済することもできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、健康診断や医療の電子化に対応する受診者カード、このカードを用いた健康診断方法断システム、診療方法及び診療システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、病気や怪我等の治療を受ける場合、医療機関に健康保険証又は、診察券を提示して受診する。受診記録は医師によってカルテとして記録され保管されている。また、他の医療機関で受診した場合にも、同様にカルテが作成され、保管されている。すなわち、受診した医療機関毎にカルテが作成保管されており、一個人である受診者に関し、診療機関相互でのデータ共有化が行われていない。
【0003】
一方、人間ドック等で健康診断を受ける場合、専門の医療機関で受診し、受診者に関する健康診断記録が作成される。この健康診断記録は、通常、本人に通知され、各人が保管することになる。
【0004】
このように、受診記録や健康診断結果は、個々別々に保管されているため、これらの記録を総合して確認することができなかった。
【0005】
ところで、近年、健康診断結果や診療結果を記録媒体に保管するなど、医療機関における電子化が進んでおり、このような技術に関する提案がなされている。例えば、光カ−ド記録媒体に健康診断デ−タ(日付、検査デ−タ、正常または異常の判定結果デ−タ)を記録し、この健康診断デ−タを読出してマトリスク形式で表示器に表示し、検査デ−タ項目の指示に応じて、その検査デ−ダを表示(グラフ等)する提案(例えば特許文献1参照)や、受信者本人をID番号で認識し、その基本情報(検診コ−ス、受診回数)と検診コ−スから問診コ−スの問診内容と回答パタ−ンを読出し、タッチスクリ−ンから回答デ−タを収集するもの(例えば、特許文献2参照)等がある。
【0006】
【特許文献1】
特許第2505780号公報
【特許文献2】
特公平7−4386号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらは医療機関単位での電子化であり、受診記録や健康診断結果を総合して確認することは、依然として行われていない。
【0008】
本発明の目的は、医療機関での受診に必要となる情報や各種の情報を、情報の読み取り書き込み可能なカードに記録した受診者カード、このカードを用いた健康診断システム、診療方法及び診療システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による受診者カ−ドは、医療機関での受診に必要となる受診者の情報が登録され、情報の読み取り書き込みが電子的に可能なカ−ドを用いている。
【0010】
このカ−ドには、金融機関口座に対応され、金融機関により金融決済可能であるものを用いるとよい。
【0011】
また、本発明の受診者カ−ドは、医療機関での受診に必要となる受診者の情報が登録され、情報の読み取り書き込みが電子的に可能で、受診者の健康診断デ−タが記録されるものでもよい。
【0012】
本発明による健康診断システムは、医療機関での受診に必要となる受診者の情報が登録され、情報の読み取り書き込みが電子的に可能なカードを用いた受診者カ−ドと、前記被受診者の健康診断データを蓄積する健康診断管理サーバと、この健康診断管理サーバに蓄積された受診者の健康診断データを、該当する受診者カードに記録させるカード記録手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
本発明による健康診断システムでは、健康診断管理サーバは、カード記録手段により健康診断データをカードに記録させた後、このカードに記録した健康診断データを、自身の蓄積部から削除するとよい。
【0014】
本発明による診療方法は、医療機関での受診に必要となる受診者の情報が登録され、情報の読み取り書き込みが電子的に可能なカードによる受診者カ−ドが用いられ、診療施設側コンピュータシステムにより、受診者が有する前記カードに登録された情報を読み出すとともに、受診者への診療内容に対応した医療事務処理を行なう段階と、前記カードに登録された受診者に関する情報毎にレセプトを作成し、その受診者の個人負担金の情報を送信する段階とを有することを特徴とする。
【0015】
この診療方法は、診療施設側コンピュータシステムから送られてくデータを受信し、受診者毎の個人負担金を金融機関に通知する段階を含んでもよい。
【0016】
本発明による診療システムは、医療機関での受診に必要となる受診者の情報が登録され、情報の読み取り書き込みが電子的に可能なカードを用いた受診者カ−ドと、診療施設に設けられ、受診者が有する前記カードに登録された情報を読み出すとともに、受診者への診療内容に対応した医療事務処理を行ない、かつ前記カードに登録された受診者に関する情報を基にレセプトを作成し、この受診者の個人負担金のデータを送信する診療施設側コンピュータシステムとを備えたことを特徴とする。
【0017】
また、この診療システムでは、診療施設側コンピュータシステムの他に、受診者の健康診断結果データを蓄積する健康診断管理サーバを備え、前記診療施設側コンピュータシステムは、健康診断管理サーバに蓄積された受診者の健康診断結果データを、該当する受診者カードに記録させるカード記録手段を有する構成でもよい。
【0018】
また、これらの診療システムは、診療施設側コンピュータシステムから送られてくデータを受信し、受診者毎の個人負担金を金融機関に通知するシステム管理サーバを有する構成としてもよい。
【0019】
また、これらの診療システムにおける、医療事務処理は、投薬情報作成処理、個人医療費算出、処方箋印刷、処方箋ラベル印刷、薬袋用ラベル印刷、薬剤情報印刷、個人医療費レシート印刷、の少なくともいずれかを含む。
【0020】
さらに、これらの診療システムでは、健康保険機関から提供される有資格者リストと金融機関から提供される金融決済可能者リストとを用い、カードに登録されている受診者が有資格者かチェックするチェック手段を設けてもよい。
【0021】
本発明の健康診断システム及び診療システムにおける健康診断管理サーバは、カード記録手段により健康診断データをカードに記録させた後、このカードに記録した健康診断データを、自身の蓄積部から削除するように構成してもよい。
【0022】
また、カードに記録された健康診断データは数年分であり、記録された健康診断データの特定された項目について、各年毎の値をグラフ表示し、数年分の遷移を表す表示手段を有するように構成してもよい。
【0023】
さらに、表示される特定項目が互いに異なる複数項目であり、これら複数項目の各年毎の値を折れ線グラフで同一画面に複合表示するとともに、各折れ線グラフの間隔が大きい場合、両折れ線グラフの少なくとも一方を相手側に移動させて間隔を縮小する表示手段を有するように構成してもよい。
【0024】
また、本発明による健康診断システム及び診療システムでは、カードに記録された健康管理データの各項目の値から、予め設定した条件により健康度を数値として求め、この数値を表示するようにしてもよい。
【0025】
また、健康診断結果に対応した複数の献立メニューをデータベースに記憶させておき、カードに記録された健康診断データを読み出し、この読み出された健康診断データに対応する献立メニューを選択して表示するようにしてもよい。
【0026】
また、健康診断結果に対応した複数の運動メニューをデータベースに記憶させておき、カードに記録された健康診断データを読み出し、この読み出された健康診断データに対応する運動メニューを選択して表示するようにしてもよい。
【0027】
さらに、本発明による健康診断システム及び診療システムでは、カードは金融機関口座に対応され、金融機関により金融決済可能であるものを用いるとよい。
【0028】
また、本発明による受診者カード、健康診断システム、診療方法及び診療システムでは、カードに登録された情報が、健康保険組合が管轄する被保険者の健康保険情報であり、健康保険証カードとして用いられる。
【0029】
また、本発明による受診者カード、健康診断システム、診療方法及び診療システムでは、カードに登録された情報が、医療機関及び受診者に関する情報であり、医療機関の診察券として用いられるものでもよい。
【0030】
これらの発明では、医療機関での受診に必要となる受診者カ−ドとして、情報の読み取り書き込みが可能なカードを用いたので、健康診断データを含む各種の情報を記録することができ、総合的な情報の確認が可能となる。また、このカードを金融機関口座に対応しておけば、医療費の個人負担分をカード決済することもできる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明による受診者カードを用いた企業内での健康管理システムにおける健康診断システム及び診療システムの一実施の形態を示すシステム構成図である。
【0032】
図1において、11はシステム全体を統括制御するシステム管理サーバで、健康組合サーバ12、金融機関サーバ13、診療施設側コンピュータシステム14を構成する健康管理室サーバ15とそれぞれ接続している。また、診療施設側コンピュータシステム14は、健康管理室サーバ15に接続された診療端末16及び図示しない業務端末を有し、これらでコンピュータシステム14を構成している。
【0033】
上記診療端末16は、カード読み取り書き込み装置(以下、カードR/Wと呼ぶ)17、プリンタ18及びラベルプリンタ19を有する。さらに、外部に設けられた健康診断管理サーバ20とも接続している。
【0034】
ここで、診療施設側コンピュータシステム14が設けられる診療施設とは、この実施の形態では、企業の複数の事業所にそれぞれ設けられた健康管理室を指している。この診療施設に設けられたコンピュータシステム(図は1つのシステムを示しているが、複数の診療施設に設けられた複数システムでもよい)14は、システム管理サーバ11との間で、それぞれ情報の授受を行う。
【0035】
21は受診者カードで、ここでは診察の際に必要となる健康保険証情報を記憶した健康保険証カードとする。この健康保険証カード21には、情報の読み取り書き込み可能なカード、例えば、ICカード(以下、ICカードとして説明する)を用いている。このICカード21は健康保険組合により発行されるもので、健康保険組合が管轄する被保険者の健康保険情報、例えば、被保険者番号や本人及び家族の氏名など、が登録されている。また、このICカード21は、各種情報の入力エリアが設定されており、健康診断管理サーバ20に蓄積されている被保険者の健康診断データや緊急医療情報(血液型、アレルギー等)、診療データ、保健指導データ等を記録することができる。
【0036】
このうち、健康診断データは、数年分(例えば、過去5年間)を記録することができる。また、この健康診断データは、健康保険組合でICカード21を発行する際に、記録してもよく、或いは、診療端末16から後述するように記録してもよい。
【0037】
また、このICカード21は、金融機関の発行するクレジットカードの子カードとして位置づけられるもので、後述するように、医療費の個人負担分を被保険者の口座から引き落とすことができる。すなわち、このICカード21は、被保険者のクレジットカ−ドに対応されるもので金融機関に登録された口座と連携され、金融機関により金融決済可能なカードでもある。
【0038】
前記システム管理サーバ11は、システムの最上位サーバであり、健康保険組合或いはその上部組織に設けられている。このシステム管理サーバ11には、健康保険組合サーバ12からCSV(Comma Separated Values)形式のファイルで被保険者基本ファイルや被扶養者基本ファイル等が送られてくるので、これに基づいて健康保険証基本情報マスタ(以下、健保マスタと呼ぶ)26を作成する。また、金融機関サ−バ13からは、同じくCSVファイル形式のファイルでクレジット加入者ファイルが送られてくるので、これに基づいてクレジットマスタ54を作成する。これら両マスタ26,54はデータベース25に格納する。この健保マスタ26とクレジットマスタ54は、各診療施設の健康管理室サーバ15に配信され、全システムで常に同一のマスタを参照できるように整合性を保っている。
【0039】
ここで、システム管理サーバ11が健康保険組合サーバ12と金融機関サ−バ13から、健保マスタ26とクレジットマスタ54に関するファイルを受信するタイミングは、例えば、毎日深夜0時に指定フォルダでファイルを受信し、深夜1時からこのファイルを基に健保マスタ26とクレジットマスタ54を作成する。
【0040】
また、このシステム管理サーバ11は、後述するように、各診療施設の健康管理室サーバ15から送られてくるCSV方式の個人医療費に関するクレジットデータ27をデータベース25に蓄積する。システム管理サーバ11は、このクレジットデータ27を、予め設定した特定日にCSV形式でファイル出力し、ファイル転送で金融機関サーバ13にデータを渡す。したがって、金融機関では、個人医療費の個人負担金を、該当する被保険者の口座から引き落とすことができる。
【0041】
さらに、このシステム管理サーバ11は、各診療施設の健康管理室サーバ15から送られてくる電子レセプト(診療報酬明細書)データを受け取り、データベース25に蓄える。この電子レセプトデータは、一般的には外部に渡さないが、あるタイミングで健康保険組合サーバ12に渡すようにしてもよい。
【0042】
次に、各診療施設に設けられた診療施設側コンピュータシステム14を構成する健康管理室サーバ15を説明する。この健康管理室サーバ15は、システム管理サーバ11のクライアントとして位置付けられ、各種マスタの最新情報を常に受け取って管理するとともに、健康管理室に設置される診療端末16や図示しない業務端末(医療事務用)のサーバマシンとしても位置つけられる。
【0043】
この健康管理室サーバ15は、健保資格送信手段(APL:アプリケーションプログラム)29によって、システム管理サーバ11から送られてくる健保マスタ26とクレジットマスタ54を受け、データベース30に蓄積し、システム管理サーバ11のマスタを反映させる。健康管理室サーバ15は、診療端末16に対し、この健保マスタ26とクレジットマスタ54から、資格チェック用のデータを供給する。
【0044】
また、この健康管理室サーバ15は、診療端末16が作成する個人医療費を含むクレジットデータ27を受け、これをデータベース30に蓄積する。このクレジットデータ27は、月次処理後の予め設定された日に、クレジット送信手段31によってシステム管理サーバ11に送信する。
【0045】
さらに、健康管理室サーバ15は、図示しない業務端末が月次処理によって作成した電子レセプトデータを管理し、この電子レセプトデータを、月次処理後の予め設定された特定日にシステム管理サーバ11に送信する。
【0046】
次に、診療端末16について説明する。この診療端末16は、ドクターが診療行為に伴って取り扱う端末で、前述のようにカードR/W17を持っている。このカードR/W17によってICカード21から読み込まれた各種情報は、カード読み込み手段33によって記憶部34に記録される。すなわち、記憶部34には、ICカード21から読み込まれた健康保険証基本情報35、健康診断データ36、診療データ37等が記録される。
【0047】
また、診療端末16は、カードR/W17によって読み取られたICカード21が有効かをチェックする資格チェック手段38を有する。この資格チェック手段38は、記憶部34に記録された健康保険証基本情報35を読み出し、健康管理室サーバ15のデータベース30に蓄積された健保マスタ26とクレジットマスタ5の有資格者リストと照合して、カードR/W17で読み取ったICカード21の健康保険証資格とクレジット利用資格が喪失していないかをチェックする。
【0048】
また、カードR/W17に対しては情報書き込み用としてカード記録手段39が設けられており、ICカード21に対して最新の情報を書き込む。例えば、記憶部34に記録された診療データ37は、後述するように、ドクターの診療に伴うデ−タ入力手段53を用いたデータ入力によりレセプトコンピュータ手段40を経て更新される。この更新された最新の診療データが、カード記録手段39によってカードR/W17を介してICカード21に記録される。
【0049】
また、このカード記録手段39は、健康診断管理サーバ20のデータベース41に蓄積されている被保険者の健康診断データを、カードR/W17を介してICカード21に記録する。このICカード21は、本年度健康診断データ42を含む数年分(この例では5年分)の健康診断データを記録できるものとする。カード記録手段39は、健康診断データをICカード21に記録させた後、健康診断管理サーバ20に対し、ICカード21に記録された健康管理データの削除指令をだす。
【0050】
健康診断管理サーバ20は、毎年行われる健康診断により得られた健康診断データを、個人別にデータベース41に蓄積している。したがって、データベース41には、ICカード21に未だ記録されていない、例えば、本年度分健康診断データ42が蓄積されている。そして、診療端末16からの読み出し指令があると、該当する被保険者の健康診断データを読み出し、診療端末16に送信する。また、診療端末16のカード記録手段39からの削除指令により、該当する健康診断データ(ICカード21に記録済みの健康診断データ)をデータベース41から削除する。
【0051】
診療端末16に設けられたレセプトコンピュータ手段40は、ドクターが診療しながらデ−タ入力手段53から入力するデータ項目(投薬した薬剤名、診療行為、注射など)に基づいて診療データを作成するアプリケーションである。
【0052】
なお、このデ−タ入力手段53は、キ−ボ−ド及び表示器等から構成し、表示を選択する形態とすることで構成される。
【0053】
作成された受診者の診療データは、診療の都度、記憶部34の診療データ37のエリアに蓄積され、この診療データ37を最新の状態に更新する。
【0054】
また、作成されたデータは、図示しない業務端末によるレセプト(診療報酬明細書)を作成するための基データとなる。すなわち、医療事務職が、業務端末より操作してレセプトを月単位で作成し、このレセプトを健康保険組合あるいは、支払い基金に提出することで、患者負担金以外が、患者の加入先健康保険組合から診療施設に支払われる。
【0055】
さらに、レセプトコンピュータ手段40により作成された診療データとICカ−ド21から入力された健康保険証基本情報35は、診療端末16における医療事務処理、例えば、投薬情報作成処理、個人医療費算出、処方箋印刷、処方箋ラベル印刷、薬袋用ラベル印刷、薬剤情報印刷、個人医療費レシート印刷等に用いられる。
【0056】
この医療事務処理は診療支援手段44やクレジット生成手段45によって実行される。すなわち、記憶部34から、受診者の診療データ37と健康保険証基本情報35を取り出し、プリンタ18及びラベルプリンタ19に出力し、これらを動作させる。プリンタ18は処方箋47及び薬剤情報55を印刷し、ラベルプリンタ19は薬袋、領収書、カルテラベル等46を印刷する。クレジット生成手段45は、記憶部34に記録された診療データ37から受診者の個人医療費に関するデータを取り出し、その個人医療費のクレジットデータを作成し、健康管理室サーバ15に送る。健康管理室サーバ15は、送られてきたクレジットデータを、データベース30のクレジットデータ27用エリアに蓄積する。
【0057】
診療端末16に設けられた健康指導支援手段48は、ICカード21から読み出され、診療端末16の記憶部34に記録された健康診断データ36や、データベース49に予め蓄積された運動メニューデータ50或いは献立メニューデータ51に基づいて、受診者に対する各種の健康指導支援データを作成し、表示手段52に表示させる。
【0058】
例えば、健康診断データ36は数年分あるため、記録された健康診断データの特定された項目について、各年毎の値をグラフ表示し、数年分の遷移を表す表示手段を有するように構成される。例えば、図3は総コレステロールの値を、図4は中性脂肪の値を、それぞれ平成9年から平成13年まで、各年毎に折れ線グラフ表示し、5年分の遷移を表している。もちろん、折れ線グラフに限らず、各年毎の値を棒グラフで表示してもよい。
【0059】
また、表示される特定項目を互いに異なる複数項目とし、これら複数項目の各年毎の値を折れ線グラフで同一画面に複合表示してもよい。すなわち、各項目毎にグラフ表示を行うと、グラフの数が項目分必要になり、沢山のグラフができてしまう。そこで、医学的観点で関連する項目や類似する項目は、同一画面上に表示する。例えば、上述した総コレステロールと中性脂肪とは、同一画面で一緒に表示した方が説明し易いので、図5で示すように2つの折れ線グラフを重ねて、同一画面で複合表示する。
【0060】
また、この場合、各折れ線グラフの間隔が大きくて比較し難かったり、或いは一方のグラフが画面から外れてしまうような場合は、両折れ線グラフの少なくとも一方を相手側に移動させて間隔を縮小する。例えば、グラフ1>グラフ2の場合、グラフ1の最下点とグラフ2の最高点に基準のレンジをつなげる形で寄せればよい。上記基準レンジは、各々のグラフに応じて指定するが、通常、表示レンジの5%を目安とする。
【0061】
また、健康診断データの各項目の値から、予め設定した条件により健康度を数値として求め、この数値を表示するようにしてもよい。例えば、7点満点で総合評価をする場合の条件を以下のように設定し、これらを全て満足すれば満点とし、満足しない場合は各項目の状態に応じて数値を定めるようにする。
【0062】
(1) 問診票の睡眠時間が「7時間以上」
(2) 健診結果の体重が理想体重の±15%以内
(3) 問診票の喫煙歴とX線の結果
(4) 問診票の飲酒歴が適正範囲内にあり、かつ、γ−GTPが規定値である
なお、上記条件は一例であり、様々な条件を設定することができる。要するに健康度を表す数値毎に条件を設定し、その条件をクリアしたか、によって数値を決定すればよい。
【0063】
診療端末16のデータベース49には、前述のように、運動メニューデータ50や献立メニューデータ51を記憶させておく。これら運動メニューデ−タ50や献立メニューデ−タ51は、医学的に確立されているものによるもので、例えば、塩分を抑えた食材による献立や運動量による散歩等の各種運動が記録されている。
【0064】
健康指導支援手段48は、ICカード所有者の、記憶部34に記憶された健康診断データ36を読み出し、この読み出された健康診断データに対応する運動メニューデータや献立メニューデータを選択して、ICカード所有者に対する健康指導支援データを作成し、表示手段52に表示させる。
【0065】
なお、表示手段52は、健康指導支援手段48が作成する各種の健康支援データや、レセプトコンピュータ手段40の処理に基づく各種情報、さらにはドクターが入力した各種のデータを表示することができる。
【0066】
次に、全体の動作の流れを説明する。
【0067】
システム管理サーバ11には、健康保険組合サーバ12から被保険者に関するデータと金融機関サ−バ13からクレジットに関するデ−タが毎日送られてきて、データベース25に蓄積された健保マスタ26とクレジットマスタ54を更新している。この健保マスタ26とクレジットマスタ54は、複数の診療施設に送信され、各健康管理室サーバ15のデータベース30に蓄積された健保マスタ26とクレジットマスタ54を更新する。このため、複数の診療施設15は共通の健保マスタ26とクレジットマスタ54を有し、それぞれ毎日更新される。
【0068】
次に、各診療施設側のコンピュータシステム14の動作を、図2のフローチャートを用いて説明する。
【0069】
各、被保険者は、所属する健康保険組合が発行したICカード21による健康保険証を所有している。このICカード21には健康保険証番号等の健康保険証基本情報のほかに、既に受けた健康診断データなどが記録されている。
【0070】
この被保険者が、診療施設で診療や健康相談などを受ける場合、その診療施設の受付に、ICカード21を提出する。このICカード21は診療端末16のカードR/W17に挿入され、ICカード21に記録されている各種データは、カード読み込み手段33によって読み込み処理される(S201)。読み込まれた各種データは、診療端末16の記憶部34に記録される。
【0071】
なお、カードR/W17に挿入されたカードが、ICカード21でない場合は、カード読み込み処理に戻る(S202)。カードR/W17に挿入されたカードがICカード21による健康保険証の場合、ICカード21から読み込まれて記憶部34に記憶されている健康保険証基本情報35と、健康管理室サーバ15のデータベースに蓄積されている健保マスタ26及びクレジットマスタ54のデータとを、資格チェック手段38で比較し、ICカード21による健康保険証が有効であるかをチェックする(S203)。
【0072】
次に、診療端末16から、健康診断管理サーバ20のデータベース41に蓄積されている被保険者の健康診断データを取得する(S204)。健康診断管理サーバ20のデータベース41に、該当する被保険者のICカード21に未だ記録されていない未記録健康診断データ、例えば、本年度分の健康診断データ42があれば(S205)これを読み出し、カード記録手段39により、カードR/W17を介して該当するICカード21に、未記録の健康診断データ42を記録させる(S206)。
【0073】
このように、ICカード21には最新の健康診断データ及び過去数年分の健康診断データが記録されるので、診療時や、健康相談に際して、これら健康診断データを読み出すことにより、医療従事者は、被保険者の健康状態の遷移を知ることができ、適切な診療及び健康相談を行なう上で参考となる。
【0074】
カード記録手段39は、ICカード21への未記録健康診断データ記録処理後、健康診断管理サーバ20のデータベース41に蓄積されていた該当する未記録健康診断データ42に対する削除指令を送る(S207)。健康診断管理サーバ20は、この削除指令を受け、データベース41から該当する健康診断データ42を削除する。
【0075】
このように、ICカード21に記録済みの健康診断データを、健康診断管理サーバ20から削除することにより、健康診断管理サーバ20が扱うデータ量を、大幅に削減することができ、さらにセキュリティの向上が図れる。特に、この健康診断管理サーバ20が扱うデータは、被保険者全員の分であり、データ削除によるデータ量の削減効果はきわめて大きい。また、健康診断デ−タは、個人情報であるので、健康診断管理サ−バ20からそのデ−タを削除することで他に漏洩することを防止することができる。
【0076】
次に、処理内容を選択すべく表示手段52により、メニュー表示を行う(S208)。表示されたメニューから「診療」を選択した場合(S209)、ドクターが診療内容を入力手段53から入力する(S210)。その入力されたデータに基づいてレセプトコンピュータ手段40が診療データを作成し、記憶部34の診療データ37を更新する。
【0077】
そして、この診療データ37からクレジット生成手段45により医療費を計算する(S211)。また、診療支援手段44により、ラベルプリンタ19を動作させて薬袋ラベルを印刷し(S212)、領収書を印刷し(S213)、カルテ添付ラベルを印刷する(S214)。さらに、プリンタ18を動作させ、処方箋47と薬剤情報55を印刷する(S216)。また、クレジットデータを健康管理室サーバ15のデータベース30に記録する(S216)とともに、診療履歴や投薬情報をカード記録手段39によりカードR/W17を介してICカード21に記録する(S217)。
【0078】
ここで、ICカード21は個人が所有し、健康保険証として診療施設には必ず携行するものである。このため、診療履歴や投薬情報を含む診療データが記録されることは、診療施設や診療者が診療途中で異なっても、これまでの診療状況を確実に知ることができ、適切な診療を行うことができる。
【0079】
また、メニュー表示(S208)により、「保健指導」を選択した場合(S218)は、表示手段52により、図3乃至図6で示したような、各種のグラフや・一覧表を表示する(S219)。表示されるものは、健康診断結果に基づくデータや、診療履歴、投薬履歴などである。次に、健康診断データから求められた健康度を数値化し、表示する(S221)。さらに、健康診断データに基づき、保健婦等によって作成された保健指導内容を入力手段53で入力し(S221)、これをICカード21に書き込み記録する(S222)。
【0080】
このように、ICカード21に記録された各種のデータを基に、健康指導支援手段48等によって作られた過去数年分の遷移を表すグラフや、総合的な健康度を数値で表現するので、保健指導に当たって、指導を受ける被保険者に対して解り易く健康状態を説明することができる。また、保健指導内容をICカード21に書込むことにより、次回の保健指導時、前回どのような保健指導を行ったかを確実に知ることができ、今後の保健指導に参考になる。
【0081】
また、メニュー表示(S208)により、「運動メニュー作成」を選択すると(S223)、健康診断データに基づき、データベース49に蓄積されている運動メニュー50から適切なものを選択して運動メニューを作成し(S224)、この運動メニューを表示する(S225)。同様に、「献立作成」を選択した場合(S226)も、健康診断データに基づき、データベース49に蓄積されている献立メニュー51から適切なものを選択して献立メニューを作成し(S227)、この献立メニューを表示する(S228)。
【0082】
このように健康診断データに基づいて運動メニューや献立メニューを作成し表示するので、被保険者は、健康状態に適した運動メニューや献立メニューを知ることができ、健康管理上好ましい結果を得られる。
【0083】
また、メニュー表示により、「健康保険証再発行」を選択すると(S229)、該当する被保険者の健康保険証記号を入力し(S230)、健康保険証記号を書替える(S231)。
【0084】
さらに、メニュー表示(S208)により「月次処理」を指定する(S232)と、クレジットデータ生成手段45によって月単位(前月分)のクレジットデータ27を作成し(S233)、健康管理室サーバ15からクレジット送信手段31により、クレジットデータ27を、健康保険組合側のシステム管理サーバ11に送信する(S234)。また、図示しない業務端末を動作させレセプトを印刷させる(S235)。さらに、この月次処理により、図示しない業務端末によって前月分の電子レセプトデータを作成し、健康管理端末15からシステム管理サーバ11に送信する。
【0085】
このように、診療毎に入力され、レセプトコンピュータ手段40によって作成された診療データ37に基づき、月次処理により、クレジットデータ27やレセプトを自動的に作成し、健康管理室サーバ15からシステム管理サーバ11に送信するので、医療事務を合理化でき、大幅な効率化、省力化が可能となる。
【0086】
システム管理サーバ11には、各診療施設のコンピュータシステム14から、月毎の特定された日に、1月分のクレジットデータ27及び図示しない電子レセプトデータが送信され、データベース25に蓄積される。このうち、被保険者の医療費個人負担分に関するデータは、被保険者が登録されている金融機関サーバ13に送信される。このため、該当する被保険者の口座から医療費個人負担分が引き落とされる。
【0087】
このように、ICカード21による健康保険証により診療及び健康診断を受けると、診察料や健康診断料を現金払いせずに、カードにより口座引き落としする、所謂キャッシュレスにすることができる。
【0088】
次に、図7を参照して他実施の形態を説明する。この図7においては一般の病院における実施例を示すもので、受診者カード110は診察券として用いられる。この受診者カード110には、情報の読み取り書き込みが電子的に可能なカ−ド、例えばICカ−ドを用いる(以下、診察ICカードとして説明する)。全体的なシステムは、図1の構成及び動作と概ね同一であり、異なる構成について説明する。
【0089】
管理室サ−バ100は、事務局等に設置されシステム全体を制御するもので、金融機関のサ−バ13と各診察科に設置される診察端末16にそれぞれ接続されている。この管理室サ−バ100には、発行した受診者の診察ICカ−ド110の受診者基本情報(病院名、受診者の氏名、生年月日、性別、いままでに受診した診察科)と診察デ−タを記録する受診者マスタ120が作成される。
【0090】
診察ICカ−ド110は、受診者の所有する金融機関のクレジットカ−ドの子カ−ドとしてその口座と対応して発行されるもので、受診者基本情報、診察デ−タ、健康診断デ−タ等の情報が記録され、診察に際してカ−ドR/W17によって読み込まれる。これらの情報は、受診者基本情報350,健康診断デ−タ36,診察デ−タ37として記憶部34に記録される。
【0091】
そして、医師による診療デ−タである診察デ−タ37は、記憶部34に記録され、医療事務処理に応じて管理室サ−バ100の診察マスタ120に蓄積される。
【0092】
即ち、診察券としてICカ−ド110を用い、図1の健康管理室サ−バ15の健保マスタ26、診察端末16の記憶部34の健康保険基本デ−タ35が管理室サ−バ100の診察マスタ120,受信者基本情報350に変更して構成されるもので、その他の構成は対応しており、同一の符号を用いている。
【0093】
この実施例における動作は、図2の動作における資格チェック(S203)において、当該病院の診察ICカ−ド120か否かがチェックされた後、健康診断デ−タの更新がなされ、診察が行われる。診察デ−タは、管理室サ−バ100の診察マスタ120に記録されるとともにICカ−ド110にも記録され、医療費は、金融機関サ−バ13に送信され決済が行われる。
【0094】
その他の詳細である健康診断のグラフ表示、健康度数値の表示、献立メニュ−の表示、運動メニュ−の表示、医療事務処理等の動作に関しては、上述した図1のものと同様であり省略する。
【0095】
この実施の形態においてもICカ−ド110に、健康に係わるデ−タを記録して総合して確認が可能となるとともに医療費用の支払事務効率を向上できる。
【0096】
【発明の効果】
本発明によれば、医療機関における受診に必要となる受診者カ−ドを、情報の読み取り書き込み可能なカードとして、各種情報の記録を可能としたので、健康診断データや診療デ−タ等を含む各種の情報を記録することができ、総合的な情報の確認が可能となる。また、このカードが金融機関と対応しているので、医療費の個人負担分をカード決済することもでき、さらに医療事務の効率化、省力化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、診療システムの一実施の形態を示すシステム構成図である。
【図2】同上一実施の形態における全体動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】同上一実施の形態において表示される特定健康診断項目の折れ線グラフを示す図である。
【図4】同上一実施の形態において表示される別の特定健康診断項目の折れ線グラフを示す図である。
【図5】図3及び図4の折れ線グラフを重ね合わせて表示した状態を表す図である。
【図6】図5で示した2つのグラフの間隔を縮小して表示した場合の図である。
【図7】本発明による診療システムの他実施の形態を示すシステム図である。
【符号の説明】
11 システム管理サーバ
12 健康保険組合サーバ
13 金融機関サーバ
14 診療施設側コンピュータシステム
15 健康管理室サーバ
16 診療端末
17 カード読み取り書き込み機
20 健康診断管理サーバ
21 健康保険証カード
26 健保マスタ
27 クレジットデータ
33 カード読み込み手段
35 健康保険証基本情報
36 健康診断データ
37 診療データ
38 資格チェック手段
39 カード記録手段
40 レセプトコンピュータ手段
48 健康指導支援手段
50 運動メニューデータ
51 献立メニューデータ
52 表示手段
53 入力手段
54 クレジットマスタ
55 薬剤情報
110 診察ICカ−ド

Claims (32)

  1. 医療機関での受診に必要となる受診者の情報が登録され、情報の読み取り書き込みが電子的に可能なカ−ドを用いた受診者カ−ド。
  2. 前記カ−ドは、金融機関口座に対応され、金融機関により金融決済可能であることを特徴とする請求項1に記載の受診者カ−ド。
  3. 医療機関での受診に必要となる受診者の情報が登録され、情報の読み取り書き込みが電子的に可能で、受診者の健康診断デ−タが記録されることを特徴とする受診者カ−ド。
  4. 登録された情報が、健康保険組合が管轄する被保険者の健康保険情報であり、健康保険証カードとして用いられることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の受診者カード。
  5. 登録された情報が、医療機関及び受診者に関する情報であり、医療機関の診察券として用いられることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の受診者カード。
  6. 医療機関での受診に必要となる受診者の情報が登録され、情報の読み取り書き込みが電子的に可能なカードを用いた受診者カ−ドと、
    前記被受診者の健康診断データを蓄積する健康診断管理サーバと、
    この健康診断管理サーバに蓄積された受診者の健康診断データを、該当する受診者カードに記録させるカード記録手段と、
    を備えたことを特徴とする健康診断システム。
  7. 健康診断管理サーバは、カード記録手段により健康診断データをカードに記録させた後、このカードに記録した健康診断データを、自身の蓄積部から削除することを特徴とする請求項6に記載の健康診断システム。
  8. カードに記録された健康診断データは数年分であり、記録された健康診断データの特定された項目について、各年毎の値をグラフ表示し、数年分の遷移を表す表示手段を有することを特徴とする請求項7に記載の健康診断システム。
  9. 表示される特定項目が互いに異なる複数項目であり、これら複数項目の各年毎の値を折れ線グラフで同一画面に複合表示するとともに、各折れ線グラフの間隔が大きい場合、両折れ線グラフの少なくとも一方を相手側に移動させて間隔を短縮する表示制御手段を有することを特徴とする請求項8に記載の健康診断システム。
  10. カードに記録された健康診断データの各項目の値から、予め設定した条件により健康度を数値として求め、この数値を表示することを特徴とする請求項6に記載の健康診断システム。
  11. 健康診断結果に対応した複数の献立メニューをデータベースに記憶させておき、カードに記録された健康診断データを読み出し、この読み出された健康診断データに対応する献立メニューを選択して表示することを特徴とする請求項6に記載の健康診断システム。
  12. 健康診断結果に対応した複数の運動メニューをデータベースに記憶させておき、カードに記録された健康診断データを読み出し、この読み出された健康診断データに対応する運動メニューを選択して表示することを特徴とする請求項6に記載の健康診断システム。
  13. 受診者カードに登録された情報が、健康保険組合が管轄する被保険者の健康保険情報であり、健康保険証カードとして用いられることを特徴とする請求項6に記載の健康診断システム。
  14. 受診者カードに登録された情報が、医療機関及び受診者に関する情報であり、医療機関の診察券として用いられることを特徴とする請求項6に記載の健康診断システム。
  15. 医療機関での受診に必要となる受診者の情報が登録され、情報の読み取り書き込みが電子的に可能なカードによる受診者カ−ドが用いられ、
    診療施設側コンピュータシステムにより、受診者が有する前記カードに登録された情報を読み出すとともに、受診者への診療内容に対応した医療事務処理を行なう段階と、
    前記カードに登録された受診者に関する情報毎にレセプトを作成し、その受診者の個人負担金の情報を送信する段階と、
    を有することを特徴とする診療方法。
  16. 診療施設側コンピュータシステムから送られてくデータを受信し、受診者毎の個人負担金を金融機関に通知する段階を含む請求項15に記載の診療方法。
  17. 受診者カードに登録された情報が、健康保険組合が管轄する被保険者の健康保険情報であり、健康保険証カードとして用いられることを特徴とする請求項15に記載の診療方法。
  18. 受診者カードに登録された情報が、医療機関及び受診者に関する情報であり、医療機関の診察券として用いられることを特徴とする請求項15に記載の診療方法。
  19. 医療機関での受診に必要となる受診者の情報が登録され、情報の読み取り書き込みが電子的に可能なカードを用いた受診者カ−ドと、
    診療施設に設けられ、受診者が有する前記カードに登録された情報を読み出すとともに、受診者への診療内容に対応した医療事務処理を行ない、かつ前記カードに登録された受診者に関する情報を基にレセプトを作成し、この受診者の個人負担金のデータを送信する診療施設側コンピュータシステムと、
    を備えたことを特徴とする診療システム。
  20. カードは金融機関口座に対応され、金融機関により金融決済可能であることを特徴とする請求項19に記載の診療システム。
  21. 医療機関での受診に必要となる受診者の情報が登録され、情報の読み取り書き込みが電子的に可能なカードを用いた受診者カ−ドと、
    診療施設に設けられ、受診者が有する前記カードに登録された情報を読み出すとともに、受診者への診療内容に対応した医療事務処理を行い、かつ前記カードに登録された受診者に関する情報を基にレセプトを作成し、このレセプト及び個人負担金のデータを送信する診療施設側コンピュータシステムと、
    受診者の健康診断結果データを蓄積する健康診断管理サーバとを備え、
    前記診療施設側コンピュータシステムは、健康診断管理サーバに蓄積された受診者の健康診断結果データを、該当する受診者カードに記録させるカード記録手段を有することを特徴とする診療システム。
  22. 診療施設側コンピュータシステムから送られてくデータを受信し、受診者毎の個人負担金を金融機関に通知するシステム管理サーバを有することを特徴とする請求項19又は請求項21に記載の診療システム。
  23. 医療事務処理は、投薬情報作成処理、個人医療費算出、処方箋印刷、処方箋ラベル印刷、薬袋用ラベル印刷、薬剤情報印刷、個人医療費レシート印刷、の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項19又は請求項21に記載の診療システム。
  24. 健康保険機関から提供される有資格者リストと金融機関から提供される金融決済可能者リストを用い、カードに登録されている受診者が有資格者かチェックするチェック手段を有することを特徴とする請求項19、請求項20、請求項21、請求項22のいずれかに記載の診療システム。
  25. 健康診断管理サーバは、カード記録手段により健康診断データをカードに記録させた後、このカードに記録した健康診断データを、自身の蓄積部から削除することを特徴とする請求項21に記載の診療システム。
  26. カードに記録された健康診断データは数年分であり、記録された健康診断データの特定された項目について、各年毎の値をグラフ表示し、数年分の遷移を表す表示手段を有することを特徴とする請求項21に記載の診療システム。
  27. 表示される特定項目が互いに異なる複数項目であり、これら複数項目の各年毎の値を折れ線グラフで同一画面に複合表示するとともに、各折れ線グラフの間隔が大きい場合、両折れ線グラフの少なくとも一方を相手側に移動させて間隔を縮小する表示制御手段を有することを特徴とする請求項26に記載の診療システム。
  28. カードに記録された健康管理データの各項目の値から、予め設定した条件により健康度を数値として求め、この数値を表示することを特徴とする請求項21に記載の診療システム。
  29. 健康診断結果に対応した複数の献立メニューをデータベースに記憶させておき、カードに記録された健康診断データを読み出し、この読み出された健康診断データに対応する献立メニューを選択して表示することを特徴とする請求項21に記載の診療システム。
  30. 健康診断結果に対応した複数の運動メニューをデータベースに記憶させておき、カードに記録された健康診断データを読み出し、この読み出された健康診断データに対応する運動メニューを選択して表示することを特徴とする請求項21に記載の診療システム。
  31. 受診者カードに登録された情報が、健康保険組合が管轄する被保険者の健康保険情報であり、健康保険証カードとして用いられることを特徴とする請求項19、請求項28、請求項24のいずれかに記載の診療システム。
  32. 受診者カードに登録された情報が、医療機関及び受診者に関する情報であり、医療機関の診察券として用いられることを特徴とする請求項19、請求項21のいずれかに記載の診療システム。
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