【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉体またはドレッシング等の液体の調味量を内部に貯留しておき、少量ずつ取り出して使用するために用いる調味料容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
食卓で使用される粉状の調味料は容器内で固化しやすく、また、分離液状ドレッシング等の液体調味料は、油層と水層の比重が異なるため分離しやすく、さらに、他のドレッシングや調味液においても沈殿物が発生することがあるため、容器に入った調味料を使用するときには、蓋を閉じた状態で容器を振り、内部の粉状調味料の塊を攪拌して粉砕し、また、調味液を攪拌して混合してから使用している。
【０００３】
このような攪拌を補助する容器として、例えば、特許文献１に記載されたものがある。この容器は、円筒状の容器内に攪拌板を配置し、容器の中心軸に沿って設けた棒を軸方向に動かすことにより、内容物が攪拌板内の孔部を通過して攪拌される。そして、攪拌後は、攪拌板を取り外して、内容物を取り出す構造となっている。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００１−２５３４４９号公報 （第１−２頁、第１図）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、分離液状ドレッシング等の調味液は、攪拌により油層と水層が一旦分離するが、特許文献１に記載されたような容器では、攪拌板を外すのに時間がかかるため、使用時には、元のように分離してしまうという問題がある。
【０００６】
また、容器は、通常は食卓の上に置いておくものであるが、食卓には、ドレッシング以外にも多数の調味料が並べられるため、前記従来の容器の様な形態では、構造が複雑になり、容器が大きくなりすぎて邪魔になるという問題もある。
【０００７】
また、調味料の容器等は、レストラン等の外出先でも使用されるため、ある程度汎用化する必要があり、前記従来の容器のような特殊な使用形態とすると、初めて使用する者には、使い方がわかりにくいという問題もある。
また、粉状の調味料は攪拌板に設けられた孔を通過しにくく攪拌が不十分になるという問題がある。
【０００８】
そこで本発明が解決しようとする課題は、攪拌後にすぐに使用でき、コンパクトに形成し、簡単に使用できて攪拌効率をよくする調味料容器を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の調味料容器は、容器本体の上部に抽出口を有し、さらにこの抽出口を開閉可能な蓋部を有する調味料容器において、前記容器本体の内部には、自由に移動可能な攪拌体が設けられていることを特徴とする。
【００１０】
抽出口は容器本体に直接形成したものの他、容器本体に取り付けた別部材に形成したものも含まれる。攪拌体は例えば、金属や硬質プラスチック等から形成され、形状、大きさ、数は問わない。
【００１１】
分離液状ドレッシング等の液状調味料や胡椒等の粉状調味料を調味料容器に入れ、蓋部によって抽出口を閉じた状態で容器本体を振ると、攪拌体が調味料中を移動し、攪拌が促進されるという作用を有する。
【００１２】
前記攪拌体を、硬質プラスチックで形成すると、金属ほど重量が大きくないため、容器本体の内壁に傷をつけることがなく、特に、容器本体や蓋部と同じ素材の硬質プラスチックで形成すると、使用後に調味料容器を廃棄するときの分別作業が不要となり、容器本体とともに捨てることができるという作用を有する。硬質プラスチックの材質としては、食品用容器として多く用いられるＰＥＴ、ＰＰ、ＰＥを主体とするものが好ましい。また、液状調味料を攪拌する場合において、ＰＰやＰＥを用いる場合には、他の材質のプラスチックと混合し、液状調味料内に沈降するように比重を調整することが好ましい。
【００１３】
前記攪拌体に、攪拌体本体と、この攪拌体本体の表面に形成され、攪拌を促進する突起部とを設け、前記突起部の先端を結んだ面を、球面に形成すると、突起部により攪拌効率が向上するとともに、容器本体の内壁に接触したときの引っかかりがなく、転動しやすくなり、攪拌を妨げることがなくなるという作用を有する。
【００１４】
前記突起部を、角部を丸めたリング状に複数形成すると、容器本体の内壁に接触したときに傷がつきにくくなり、また、突起部の強度が増加するという作用を有する。
【００１５】
前記突起部を、前記攪拌体を平面上に載置したときに、前記攪拌体本体と前記平面との間に隙間が形成されるような大きさに形成すると、調味料容器を逆さにして抽出口を下方に向けたときに、抽出口と攪拌体本体との間に隙間が形成されるので、調味料の詰まりを防止するという作用を有する。
【００１６】
前記蓋部に、前記抽出口内に嵌入されて前記容器本体内に突出する棒状突起を設けると、調味液が棒状突起により攪拌され、攪拌効率が向上するという作用を有する。棒状突起には、抽出口から出し入れ可能な形状であれば、屈曲して形成されているものも含まれる。また、棒状突起の先端は、容器本体の中央レベルより下方レベルまで突出していることが好ましい。
【００１７】
前記抽出口を、前記容器本体に固定された蓋台座に設け、前記蓋台座に、前記容器本体の内部に突出する棒状突起を設けると、調味料が棒状突起により攪拌され、攪拌効率が向上するという作用を有する。
【００１８】
前記棒状突起に、前記攪拌体が蓋部に当接することを防止するストッパを形成すると、攪拌体が抽出口に近接することを防止して、抽出口からの調味液の流出量を減少させずに使い勝手を向上させることができるという作用を有する。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
（第１の実施の形態）
図１は本発明の第１の実施の形態の調味料容器の正断面図である。図１に示すように、本発明の第１の実施の形態の調味料容器１は、下部が少し膨らんだ有底円筒状の容器本体２の上部に蓋台座６を固着し、この蓋台座６には、円筒状の抽出口３を上方に突出させて形成している。また、蓋台座６の抽出口３の外側には雄ねじ部が形成され、この雄ねじ部には、抽出口３を開閉可能な蓋部４の内側に形成された雌ねじ部が螺合されている。また、容器本体２の上部には、フランジ部７が形成され、このフランジ部７には、半球状の外蓋８が着脱可能に嵌合している。そして、容器本体２の内部には、調味料の一例であるドレッシングが充填され、ドレッシング内には、自由に移動可能な攪拌体５が沈めて配置されている。
【００２０】
容器本体２は、硬質プラスチックであるＰＥＴ（ポリエチレン・テレフタレート）で形成されている。また、蓋台座６はＰＥ（ポリエチレン）で形成され、蓋部４および外蓋８は、ＰＰ（ポリプロピレン）で形成されている。これらの材料は、再利用品を用いることも可能である。
【００２１】
図２は、攪拌体本体の断面図である。図２に示すように、攪拌体５は、容器本体２と同様に、ＰＥＴで形成されている。攪拌体５は、例えば、直径１０〜３０ｍｍ程度に形成された球状の攪拌体本体９と、球体の最大外周に沿って形成された２つのリング状の突起部１０，１１を有している。リング状の突起部１０，１１は、それぞれ直交するように配置されている。突起部１０，１１を設けることによって、攪拌体５が移動するときに調味料を確実に掴まえて、攪拌効率を向上させることができる。
【００２２】
突起部１０，１１の先端部は角を丸めて形成され、また、突起部１０，１１の先端は攪拌体本体９と同心の断面円形に形成されている。すなわち、突起部１０，１１の先端を結んだ仮想面１２は、攪拌体本体９と同心で、かつ攪拌体本体９より直径が大きい球面に形成されている。
【００２３】
突起部１０，１１は、攪拌体５を平面上に載置したときに、攪拌体本体９と平面との間に隙間を有するような大きさに形成されている。すなわち、図２に示すように、突起部１０，１１の先端を結ぶ直線Ｌ１が、攪拌体本体９の外周と重ならないように形成している。このように形成することにより、調味料容器１の抽出口３を下方に向けたときには、攪拌体５の突起部１０，１１が蓋台座６の裏面に当接するので、抽出口３が攪拌体本体９によって塞がれることがなくなり、調味料の流出が妨げられなくなる。
【００２４】
攪拌体本体９は、中実に形成されているが、中空状に形成することも可能である。中空部の大きさを調整することにより見かけの比重を変え、調味料の成分に合わせて、より攪拌しやすい見かけ比重にすることができる。例えば、攪拌により混合しにくい液体調味料で、比重が大きい場合には、中実に形成して見かけ比重を大きくし、逆に比重が小さくて混合が容易な液体調味料の場合には、中空に形成して見かけ比重を小さくすることができる。また、粉状の調味料の場合には、攪拌体の材質を比重が大きい材質に変えて対応することができる。
【００２５】
また、突起部の形状や数を変更することも可能である。例えば、３以上のリング状突起部をそれぞれが交差するように形成することができ、また、板状や棒状の突起部を多数形成することも可能である。突起部の数を増やすことにより、突起部の高さを低くしても、突起部の先端を結ぶ直線が攪拌体本体の外周と重ならないので、抽出口３を塞ぐことがない。なお、突起部を省略してもよく、この場合でも攪拌体５によって攪拌が促進される。
【００２６】
また、攪拌体５の数を増やしてもよく、数を増やすことにより、より攪拌効率が向上する。
【００２７】
蓋台座６の裏面には、容器本体２の内部に突出する棒状突起１３，１４が設けられている。棒状突起１３，１４は、丸棒状に形成され、かつ、先端を半球状に形成されており、この先端と攪拌体５との衝突時の衝撃を緩和するように形成されている。また、棒状突起１３，１４の中間部には、多数の溝部が形成されている。
【００２８】
棒状突起１３，１４は、蓋台座６とは別部材として形成され、溶着により接合することができるが、棒状突起１３，１４の基部と蓋台座６の裏面に、凸部および凹部をそれぞれ形成し、嵌合または掛合させて固定する構造としてもよい。
【００２９】
棒状突起１３，１４の溝部は周方向に形成されているので、調味料が容器本体２の抽出口３と底部の間を往復するときには、溝部に衝突して攪拌が促進される。また、調味料が容器本体２の半径方向または周方向に移動するときには、棒状突起１３，１４の本体に衝突して攪拌が促進されることになる。なお、棒状突起は、１本でもよく、また、攪拌体５の移動を邪魔しない範囲であれば、３本以上形成することも可能である。
【００３０】
次に、調味料容器１の使用状態について説明する。
調味料容器１内の調味料を攪拌するときには、蓋部４を閉じ、容器本体２を片手で持ち、調味料容器１を振る。このとき、調味料が容器本体２の内壁および棒状突起１３，１４に衝突して攪拌されるとともに、攪拌体５が調味料内を移動するので攪拌が促進される。
【００３１】
調味料を調味料容器１から取り出して使用するときには、蓋部４を開けて取り外し、抽出口３を下方に向ける。調味料は、抽出口３から外部に流出する。このとき、攪拌体５は下方に移動するが、突起部１０，１１が設けられているので抽出口を塞ぐことはない。
【００３２】
調味料が無くなった後は、調味料容器１は、各自治体の分別区分によって捨てることができる。すなわち、調味料容器１をそのまま捨てたり、蓋部４および抽出口３を外してそれぞれ分別して捨てることができる。このとき、攪拌体５は容器本体２と同じ材質なので、容器本体５といっしょに捨てることができ、また、攪拌体５のみを回収して再利用することも可能である。
【００３３】
（第２の実施の形態）
図３は、第２の実施の形態の調味料容器の部分断面図である。
第２の実施の形態の調味料容器１５は、第１の実施の形態の調味料容器１の棒状突起１３，１４の上部に、攪拌体５が蓋部４に当接することを防止するストッパ１６を形成したものである。
ストッパ１６の形状は、容器本体２の平断面形状に合わせて平板状に形成されているが、矩形や三角形等に形成することも可能である。また、ストッパ１６は、棒状突起１３，１４とは別部材とし、溶着や掛合により固定しているが、棒状突起１３，１４の成形時に一体的に形成することも可能である。
【００３４】
調味料容器１５を振ったときには、攪拌体５は、容器本体２の底部とストッパ１６との間を移動しながら調味料を攪拌し、調味料容器１５の抽出口３を下方に向けたときには、攪拌体５はストッパ１６に当接して停止し、蓋部４に当接して抽出口３を塞ぐことがなくなるので、調味料の流量に変化がなくなり、使い勝手が向上する。
【００３５】
（第３の実施の形態）
図４は、第３の実施の形態の調味料容器の断面図である。図４に示すように、第３の実施の形態の調味料容器１７は、容器本体１８の上部に抽出口１９が形成された蓋台座２０を設け、容器本体１８の上部外周に形成された雄ねじ部に蓋部２１の内周に形成された雌ねじ部を螺合する構造となっている。また、容器本体１８内には、攪拌体５が配置されている。
【００３６】
蓋部２１には、抽出口１９内に外側から嵌入されて容器本体１８内に突出する棒状突起２２が設けられている。棒状突起２２は、棒状突起１３，１４と同様に丸棒状に形成され、かつ、先端を半球状に形成され、攪拌体５との衝突時の衝撃を緩和するように形成されている。また、棒状突起２２の中間部には、周方向に形成された溝部が多数配置されている。
【００３７】
蓋部２１を取り付けるときには、抽出口１９内に棒状突起２２を挿入し、その後、容器本体の雄ねじ部に雌ねじ部を螺合させると、棒状突起２２の基部によって抽出口１９が閉じられ、調味料が抽出口１９から零れることがなくなる。また、調味料を取り出すときには、雄ねじ部および雌ねじ部の螺合を解除し、棒状突起を抜き取ってから容器本体１８の抽出口１９を下方に向ける。
【００３８】
なお、本発明は、容器本体として、ガラス等の割れやすい材料が用いることもできるが、攪拌体がＰＥＴからなるので、容器を内側から破損することはない。
また、粉状の調味料を使用するときには、容器本体として金属製またはプラスチック製のものを使用し、攪拌体として、金属等の重量が大きいものを使用することが好ましい。
【００３９】
【発明の効果】
本発明によれば次の効果を奏する。
（１）本発明の調味料容器は、容器本体の内部に、自由に移動可能な攪拌体を設けているので、分離液状ドレッシング等の液状調味料や胡椒等の粉状調味料を調味料容器に入れ、蓋部によって抽出口を閉じた状態で容器本体を振ると、攪拌体が調味料中を移動し、攪拌が促進される。そして、攪拌後にすぐに使用でき、外形をコンパクトに形成し、簡単に使用できて攪拌効率をよくすることができる。
（２）攪拌体を、硬質プラスチックで形成すると、金属ほど重量が大きくないため、容器本体の内壁に傷をつけることがなく、特に、容器本体や蓋部と同じ素材の硬質プラスチックで形成すると、使用後に調味料容器を廃棄するときの分別作業が不要となり、容器本体とともに捨てることができ、使い勝手が向上する。
（３）攪拌体の表面に、攪拌を促進する突起部を形成し、この突起部の先端を結んだ面を、球面に形成すると、突起部により攪拌効率が向上するとともに、容器本体の内壁に接触したときの引っかかりがなく、転動しやすくなり、攪拌を妨げることがなくなり、攪拌効率が向上する。
（４）突起部を、角部を丸めたリング状に複数形成すると、容器本体の内壁に接触したときに傷がつきにくくなり、また、突起部の強度が増加し、調味料容器の寿命が長くなる。
（５）突起部を、攪拌体を平面上に載置したときに、攪拌体本体と平面との間に隙間が形成されるような大きさに形成すると、調味料容器を逆さにして抽出口を下方に向けたときに、抽出口と攪拌体本体との間に隙間が形成されるので、調味料の詰まりを防止することができ、簡単に使用することができる。
（６）蓋部に、抽出口内に嵌入されて容器本体内に突出する棒状突起を設けると、調味液が棒状突起により攪拌され、攪拌効率が向上する。
（７）抽出口を、容器本体に固定された蓋台座に設け、蓋台座に、容器本体の内部に突出する棒状突起を設けると、調味料が棒状突起により攪拌され、攪拌効率が向上する。
（８）棒状突起に、攪拌体が蓋部に当接することを防止するストッパを形成すると、抽出口からの調味液の流出量を減少させずに使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態の調味料容器の正断面図である。
【図２】同調味料容器の攪拌体本体の断面図である。
【図３】第２の実施の形態の調味料容器の部分断面図である。
【図４】第３の実施の形態の調味料容器の断面図である。
【符号の説明】
１ 調味料容器
２ 容器本体
３ 抽出口
４ 蓋部
５ 攪拌体
６ 蓋台座
７ フランジ部
８ 外蓋
９ 攪拌体本体
１０，１１ 突起部
１２ 仮想面
１３，１４ 棒状突起
１５ 調味料容器
１６ ストッパ
１７ 調味料容器
１８ 容器本体
１９ 抽出口
２０ 蓋台座
２１ 蓋部
２２ 棒状突起[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a seasoning container used to store a seasoning amount of a liquid such as a powder or a dressing therein, and to take out and use it little by little.
[0002]
[Prior art]
Powdered seasonings used on the table are easy to solidify in a container, and liquid seasonings such as separated liquid dressings are easy to separate because the specific gravity of the oil layer and the aqueous layer are different, and further, other dressings and seasonings Since sediment may also be generated in the liquid, when using the seasoning contained in the container, shake the container with the lid closed, stir and pulverize the lump of the powdered seasoning inside, The seasoning liquid is used after stirring and mixing.
[0003]
As a container for assisting such stirring, for example, there is a container described in Patent Document 1. In this container, a stir plate is arranged in a cylindrical container, and by moving a rod provided along the central axis of the container in the axial direction, the contents are stirred by passing through a hole in the stir plate. . After the stirring, the stirring plate is removed to take out the contents.
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2001-253449 A (Page 1-2, FIG. 1)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in a seasoning liquid such as a separated liquid dressing, an oil layer and an aqueous layer are once separated by stirring. However, in the container described in Patent Document 1, it takes time to remove the stirring plate. There is a problem that they are separated like this.
[0006]
In addition, the container is usually placed on a table, but since a large number of seasonings are arranged on the table in addition to dressing, the structure of the conventional container is complicated. There is also a problem that the container becomes too large to be in the way.
[0007]
In addition, since seasoning containers and the like are used even when going out of a restaurant or the like, it is necessary to generalize to some extent. There is also a problem that is difficult to understand.
Further, there is a problem that the powdery seasoning is difficult to pass through the holes provided in the stirring plate and the stirring becomes insufficient.
[0008]
The problem to be solved by the present invention is to provide a seasoning container which can be used immediately after stirring, is compactly formed, can be easily used, and improves stirring efficiency.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the seasoning container of the present invention has an extraction port at the top of the container body, and further has a lid capable of opening and closing the extraction port. And a freely movable stirrer is provided.
[0010]
The extraction port may be formed directly on the container body, or may be formed on another member attached to the container body. The stirrer is formed of, for example, metal or hard plastic, and the shape, size, and number are not limited.
[0011]
Put a liquid seasoning such as a separated liquid dressing or a powder seasoning such as pepper into a seasoning container, shake the container body with the extraction port closed by the lid, and the stirring body moves through the seasoning and stirs. Is promoted.
[0012]
When the agitator is formed of hard plastic, the weight is not as large as metal, so that the inner wall of the container body is not damaged. There is no need to separate the seasoning container when it is discarded, and the seasoning container can be discarded together with the container body. As the material of the hard plastic, those mainly composed of PET, PP, and PE, which are often used as food containers, are preferable. Further, when PP or PE is used in stirring the liquid seasoning, it is preferable to mix with plastic of another material and adjust the specific gravity so as to settle in the liquid seasoning.
[0013]
The stirrer is provided with a stirrer main body and a protrusion formed on the surface of the stirrer main body to promote stirring. When a surface connecting the tips of the protrusions is formed into a spherical surface, the stirrer is used for stirring. Efficiency is improved, and there is an effect that there is no snag when coming into contact with the inner wall of the container main body, rolling becomes easy, and stirring is not hindered.
[0014]
When the protrusions are formed in a ring shape with rounded corners, the protrusions are less likely to be scratched when they come into contact with the inner wall of the container body, and the strength of the protrusions is increased.
[0015]
When the protrusion is formed in such a size that a gap is formed between the stirrer body and the plane when the stirrer is placed on a plane, the seasoning container is extracted upside down. When the mouth is directed downward, a gap is formed between the extraction port and the main body of the stirring body, and thus has an effect of preventing clogging of the seasoning.
[0016]
If the lid is provided with a rod-like projection fitted into the extraction port and projecting into the container body, the seasoning liquid is stirred by the rod-like projection, and the stirring efficiency is improved. The rod-shaped projections include those formed to be bent as long as the projections can be taken in and out of the extraction port. Further, it is preferable that the tip of the rod-shaped projection protrudes to a level lower than the central level of the container body.
[0017]
When the extraction port is provided on the lid pedestal fixed to the container main body, and the lid pedestal is provided with a rod-shaped projection protruding inside the container main body, the seasoning is stirred by the rod-shaped projection, and the stirring efficiency is improved. It has the action of:
[0018]
By forming a stopper on the rod-shaped projection to prevent the agitating body from contacting the lid, the agitating body is prevented from approaching the extraction port, and the amount of the seasoning liquid flowing out from the extraction port is not reduced. This has the effect that the usability can be improved.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
(First Embodiment)
FIG. 1 is a front sectional view of the seasoning container according to the first embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1, a seasoning container 1 according to a first embodiment of the present invention has a lid base 6 fixed to an upper portion of a bottomed cylindrical container body 2 having a slightly expanded lower part. Has a cylindrical extraction port 3 protruding upward. A male screw portion is formed outside the extraction port 3 of the lid pedestal 6, and a female screw portion formed inside the lid portion 4 that can open and close the extraction port 3 is screwed to this male screw portion. A flange 7 is formed on the upper portion of the container body 2, and a hemispherical outer lid 8 is detachably fitted to the flange 7. The interior of the container body 2 is filled with a dressing, which is an example of a seasoning, and a freely movable stirring body 5 is disposed in the dressing.
[0020]
The container body 2 is formed of PET (polyethylene terephthalate) which is a hard plastic. The lid pedestal 6 is made of PE (polyethylene), and the lid 4 and the outer lid 8 are made of PP (polypropylene). These materials can be reused.
[0021]
FIG. 2 is a sectional view of the stirring body main body. As shown in FIG. 2, the stirrer 5 is formed of PET similarly to the container body 2. The stirrer 5 has, for example, a spherical stirrer main body 9 formed to have a diameter of about 10 to 30 mm, and two ring-shaped protrusions 10 and 11 formed along the maximum outer circumference of the sphere. The ring-shaped protrusions 10 and 11 are arranged so as to be orthogonal to each other. By providing the projections 10 and 11, the seasoning can be reliably grasped when the stirring body 5 moves, and the stirring efficiency can be improved.
[0022]
The tips of the projections 10 and 11 are formed with rounded corners, and the tips of the projections 10 and 11 are formed in a circular cross section concentric with the agitator body 9. That is, the virtual surface 12 connecting the tips of the projections 10 and 11 is formed as a spherical surface which is concentric with the stirring body 9 and has a larger diameter than the stirring body 9.
[0023]
The protrusions 10 and 11 are formed in such a size that there is a gap between the stirring body main body 9 and the plane when the stirring body 5 is placed on a plane. That is, as shown in FIG. 2, the straight line L1 connecting the tips of the projections 10 and 11 is formed so as not to overlap with the outer periphery of the stirring body 9. With this configuration, when the extraction port 3 of the seasoning container 1 is directed downward, the projections 10 and 11 of the stirring body 5 abut against the back surface of the lid base 6, so that the extraction port 3 is connected to the stirring body main body. 9 and the outflow of the seasoning is not hindered.
[0024]
The stirrer main body 9 is formed solid, but may be formed in a hollow shape. By adjusting the size of the hollow portion, the apparent specific gravity can be changed, and the apparent specific gravity can be more easily stirred according to the components of the seasoning. For example, in the case of a liquid seasoning that is difficult to mix by stirring and has a large specific gravity, it is formed solid to increase the apparent specific gravity, and conversely, in the case of a liquid seasoning that has a small specific gravity and is easy to mix, it is hollow. When formed, the apparent specific gravity can be reduced. In the case of a powdered seasoning, the material of the stirring body can be changed to a material having a large specific gravity.
[0025]
It is also possible to change the shape and the number of the projections. For example, three or more ring-shaped projections can be formed so as to cross each other, and a large number of plate-shaped or rod-shaped projections can be formed. By increasing the number of projections, even if the height of the projections is reduced, the straight line connecting the tips of the projections does not overlap with the outer periphery of the main body of the stirring body, so that the extraction port 3 is not closed. Note that the protrusion may be omitted, and even in this case, the stirring is promoted by the stirring body 5.
[0026]
Further, the number of the stirring bodies 5 may be increased, and by increasing the number, the stirring efficiency is further improved.
[0027]
On the back surface of the lid pedestal 6, bar-shaped projections 13 and 14 projecting into the container body 2 are provided. The rod-like projections 13 and 14 are formed in a round bar shape and have a hemispherical tip, and are formed so as to reduce the impact at the time of collision between the tip and the stirring body 5. In addition, a large number of grooves are formed in the middle of the rod-shaped projections 13 and 14.
[0028]
The rod-shaped projections 13 and 14 are formed as separate members from the lid pedestal 6 and can be joined by welding. However, a projection and a depression are respectively formed on the bases of the rod-shaped projections 13 and 14 and the back surface of the lid pedestal 6. Alternatively, it may be configured to be fixed by fitting or hooking.
[0029]
Since the grooves of the rod-shaped projections 13 and 14 are formed in the circumferential direction, when the seasoning reciprocates between the extraction port 3 and the bottom of the container body 2, the seasoning collides with the grooves to promote agitation. Further, when the seasoning moves in the radial direction or the circumferential direction of the container main body 2, the seasoning collides with the main bodies of the rod-shaped projections 13 and 14, and the stirring is promoted. The number of the rod-shaped protrusions may be one, and three or more rod-shaped protrusions may be formed as long as the movement of the stirring body 5 is not hindered.
[0030]
Next, the use state of the seasoning container 1 will be described.
When stirring the seasoning in the seasoning container 1, the lid 4 is closed, the container body 2 is held with one hand, and the seasoning container 1 is shaken. At this time, the seasoning collides with the inner wall of the container body 2 and the rod-shaped projections 13 and 14 and is stirred, and the stirring is promoted because the stirring body 5 moves in the seasoning.
[0031]
When the seasoning is taken out of the seasoning container 1 and used, the lid 4 is opened and removed, and the extraction port 3 is directed downward. The seasoning flows out of the extraction port 3 to the outside. At this time, the stirrer 5 moves downward, but does not block the extraction port because the projections 10 and 11 are provided.
[0032]
After the seasonings have been consumed, the seasoning containers 1 can be discarded according to the classification of each municipality. That is, the seasoning container 1 can be discarded as it is, or the lid portion 4 and the extraction port 3 can be separated and discarded. At this time, since the stirring body 5 is made of the same material as the container body 2, the stirring body 5 can be discarded together with the container body 5, or the stirring body 5 alone can be collected and reused.
[0033]
(Second embodiment)
FIG. 3 is a partial cross-sectional view of the seasoning container of the second embodiment.
The seasoning container 15 of the second embodiment has a stopper 16 on the top of the rod-shaped projections 13 and 14 of the seasoning container 1 of the first embodiment for preventing the agitator 5 from contacting the lid 4. Is formed.
Although the shape of the stopper 16 is formed in a flat plate shape in accordance with the flat cross-sectional shape of the container body 2, it may be formed in a rectangular shape or a triangular shape. The stopper 16 is a member separate from the rod-shaped projections 13 and 14 and is fixed by welding or hooking. However, the stopper 16 can be formed integrally when the rod-shaped projections 13 and 14 are formed.
[0034]
When the seasoning container 15 is shaken, the stirring body 5 stirs the seasoning while moving between the bottom of the container body 2 and the stopper 16, and when the extraction port 3 of the seasoning container 15 is directed downward, The agitator 5 stops in contact with the stopper 16 and does not contact the lid 4 to block the extraction port 3, so that the flow rate of the seasoning does not change, and the usability is improved.
[0035]
(Third embodiment)
FIG. 4 is a sectional view of the seasoning container of the third embodiment. As shown in FIG. 4, the seasoning container 17 of the third embodiment is provided with a lid pedestal 20 having an extraction port 19 formed at an upper portion of a container main body 18, and a male screw formed at an upper outer periphery of the container main body 18. The female screw portion formed on the inner periphery of the lid portion 21 is screwed into the portion. Further, the stirring body 5 is disposed in the container body 18.
[0036]
The cover 21 is provided with a bar-shaped projection 22 that is fitted into the extraction port 19 from the outside and protrudes into the container body 18. The rod-shaped protrusion 22 is formed in a round bar shape like the rod-shaped protrusions 13 and 14, and is formed to have a hemispherical tip, so as to reduce an impact at the time of collision with the stirring body 5. In the middle part of the rod-shaped projection 22, a large number of grooves formed in the circumferential direction are arranged.
[0037]
When the cover 21 is attached, the bar-shaped projection 22 is inserted into the extraction port 19, and then the female thread is screwed into the male thread of the container body. Does not spill from the extraction port 19. When the seasoning is to be taken out, the screwing of the male screw portion and the female screw portion is released, the rod-shaped projection is pulled out, and the extraction port 19 of the container body 18 is turned downward.
[0038]
In the present invention, a fragile material such as glass can be used for the container body, but since the stirring body is made of PET, the container is not damaged from the inside.
When a powdery seasoning is used, it is preferable to use a metal or plastic material for the container body and use a heavy metal or the like as the stirring body.
[0039]
【The invention's effect】
According to the present invention, the following effects can be obtained.
(1) The seasoning container of the present invention is provided with a freely movable stirrer inside the container body, so that a liquid seasoning such as a separated liquid dressing or a powdered seasoning such as pepper can be used as a seasoning container. When the container body is shaken in a state where the extraction port is closed by the lid, the stirring body moves in the seasoning and the stirring is promoted. Then, it can be used immediately after stirring, the outer shape can be formed compactly, it can be easily used, and the stirring efficiency can be improved.
(2) When the stirrer is formed of hard plastic, since it is not as heavy as metal, it does not damage the inner wall of the container body. Particularly, if the stirrer is formed of hard plastic of the same material as the container body and the lid, Separation work when disposing of the seasoning container after use becomes unnecessary, and can be discarded together with the container body, thereby improving usability.
(3) If a projection for promoting stirring is formed on the surface of the stirrer, and the surface connecting the tips of the projections is formed into a spherical surface, the projection improves the stirring efficiency and the inner wall of the container body. There is no catch at the time of contact, the rolling becomes easy, the stirring is not hindered, and the stirring efficiency is improved.
(4) When a plurality of protrusions are formed in a ring shape with rounded corners, they are less likely to be scratched when they come into contact with the inner wall of the container body, and the strength of the protrusions increases, and the life of the seasoning container increases. become longer.
(5) When the protrusion is formed in such a size that a gap is formed between the main body of the stirrer and the flat surface when the stirrer is placed on a flat surface, the seasoning container is turned upside down and the extraction port is formed. When is turned downward, a gap is formed between the extraction port and the stirring body main body, so that clogging of the seasoning can be prevented, and it can be used easily.
(6) When the lid is provided with a rod-like projection fitted into the extraction port and projecting into the container body, the seasoning liquid is stirred by the rod-like projection, and the stirring efficiency is improved.
(7) When the extraction port is provided on the lid pedestal fixed to the container main body, and the lid pedestal is provided with a rod-shaped projection protruding inside the container main body, the seasoning is agitated by the rod-shaped projection and the stirring efficiency is improved.
(8) If a stopper is formed on the rod-shaped projection to prevent the agitator from coming into contact with the lid, the usability can be improved without reducing the amount of the seasoning liquid flowing out of the extraction port.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front sectional view of a seasoning container according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view of a stirring body main body of the seasoning container.
FIG. 3 is a partial cross-sectional view of a seasoning container according to a second embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a seasoning container according to a third embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Seasoning container 2 Container main body 3 Extraction port 4 Lid part 5 Stirrer 6 Lid base 7 Flange part 8 Outer lid 9 Stirrer main body 10, 11 Projection part 12 Virtual surface 13, 14 Rod-like projection 15 Seasoning container 16 Stopper 17 Seasoning Material container 18 container body 19 extraction port 20 lid base 21 lid part 22 rod-shaped projection
