JP2004159008A - データ通信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続したデータ端末装置DTEに対しUARTを介してPHS網とデータ通信させるデータ通信機が、該DTEの既設ドライバソフトを用い、データ通信中に該DTEとの間でステータスや制御コマンドの送受を可能にする。
【解決手段】DTEの一例のパソコン20とPCMCIAインタフェース1を介して接続し、UART2aからCPU3aに取り込んだデータを無線部3bにより送信する、逆に、無線部3bで受信しCPU3aからUART2aに送出したデータをPCMCIAインタフェース1を介してパソコン20に送信するデータ通信中にあるか否かにより、パソコン20とCPU3aとの双方からアクセス可能で、相手側にそれぞれのステータス又は制御コマンドを通知し合うことが可能なステータスレジスタ2bの蓄積内容を異ならせ、例えば、データ通信中の状態にある場合、16550互換UART規約と異なるステータス又は制御コマンドの表示とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ通信機に関し、特に、データ端末装置DTE(Data Terminal Equipment)例えばパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略記する)に接続し、該パソコンがPHS(Personal Handy−phone System)インタフェース経由でデータ通信を行なうデータ通信機に関する。例えば、データ端末装置DTEの一つであるパソコンに備えられたカードスロットに装着可能なPHS一体型通信カードからなるデータ通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術によれば、データ端末装置DTE例えばパソコンとPCMCIAインタフェースを介して接続し、UART(16550互換)部を介してCPUに取り込んだデータを、PHS用無線部を用いて、PHS用アンテナを介して送受信するような例えばPHS一体型通信カードのごとき形態のデータ通信機においては、該データ通信機側のCPUとパソコンとの間の通信経路としては、通常、UART部のみである。従って、例えば、PHS一体型通信カードのごとき形態のデータ通信機の該UART部を経由したパソコンとのデータ通信中において、パソコンとデータ通信機側のCPUとの間で、制御コマンドやステータス情報のやり取りをする通信を行なうことはできなく、制御コマンドやステータス情報のやり取りを行ないたい場合には、パソコンのUART部を介したPHSインタフェースによるデータ通信を一旦停止することが必要であった。
【0003】
また、例えば、図2や図3に示すように、パソコンのUART部を介したPHSインタフェースによるデータ通信中において、該データ通信を中断させることなく、UART部に設けられているアトリビュートメモリと電界強度ポートとを用いてあるいはスクラッチパッドメモリを用いて、パソコンとデータ通信機側のCPUとの間の通信を行なう技術も開発されている(特許文献1,2を参照のこと)。
【0004】
図2は、アトリビュートメモリと電界強度ポートとをUART部に備えている無線カードの従来技術を示すブロック構成図である。図2において、パソコンに装着して使用する形態のデータ通信機を構成する無線カード10′は、CPU3aの制御に基づいて、PCMCIAインタフェース1を介してパソコンとの間でデータを送受信することができ、送受信したデータは、UART部2′のUART2a及び通信制御ブロック3cを介して、無線部3bからアンテナ4′との間で送受信することを可能としている。更に、UART部2′には、通常の通信制御用のステータスをパソコンとの間で読み書きするアトリビュートメモリ2cの他に、アンテナ4′の受信レベルをパソコン側に表示するための電界強度ポート2dも備えられており、データ通信中の状態にあっても、電界強度ポート2dの内容をパソコンから読み取ることを可能としている。
【0005】
また、図3は、制御用情報を格納するスクラッチパッドメモリをUART部に備えているデータ通信機の従来技術を示すブロック構成図である。図3において、パソコンに装着するカード形式のデータ通信機10″は、PHS部3″内のCPU3aの制御に基づいて、PCMCIAインタフェース1を介してパソコンとの間でデータを送受信することができ、送受信したデータは、UART部2″のUART2a及びCPU3aを介して、無線部3bからPHS用アンテナ4″との間で送受信することを可能としている。更に、UART部2″には、通信制御用の各種ステータスをパソコンとの間で読み書きすることを可能とするスクラッチパッドメモリ2eを備えており、データ通信中の状態においても、パソコンとの間で各種の制御用ステータスを送受信することを可能とし、例えば、データ通信機10″のPHS用アンテナ4″の電界強度即ち受信レベルをパソコンに通知することも可能である。
【0006】
しかしながら、かかるアトリビュートメモリ2c及び電界強度ポート2dを併用したりあるいはスクラッチパッドメモリ2eを新たに用いる方法は、パソコン側に例えば電界強度ポート2dに対応可能なアプリケーションソフトを新たに開発することが必要となるし、また、パソコン側の既設のOS(Operating System)によっては、全く使用できない場合が存在してしまう。
【0007】
また、パソコンとデータ通信機(又は無線カード)側のCPUとの双方からアクセス可能な別メモリ(又はレジスタ)を新設したとしても、パソコンOSに備えられている16550互換の既設UARTドライバソフトのままではアクセスすることができず、新設された別メモリ(又はレジスタ)にアクセスすることができるように、専用のドライバソフトを開発することが必要になってしまい、製造コストの上昇を余儀なくされてしまう。
【0008】
【特許文献1】
特開平09−167125号公報(第2頁、図2)
【特許文献2】
特開2002−183069号公報(第3−4頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、従来の技術によれば、データ端末装置DTE例えばパソコンによるデータ通信機(例えば、データ端末装置DTEの一つであるパソコンなどのカードスロットに装着して用いるPHS一体型通信カードの形態からなるデータ通信機)を利用したデータ通信においては、データ通信中に制御コマンドやステータス情報をパソコンと該データ通信機側のCPUとの間でやり取りするためには、一旦データ通信を停止する必要があった。あるいは、データ通信中に制御コマンドやステータス情報をやり取りするための専用のレジスタを新規に設け、パソコンOSとして、かかる新設レジスタへのアクセスを可能とする専用のドライバソフトを開発する必要があった。
【0010】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、データ端末装置DTE例えばパソコンによるデータ通信機(例えば、データ端末装置DTEの一つであるパソコンなどのカードスロットに装着して用いるPHS一体型通信カードの形態からなるデータ通信機)を利用したデータ通信中であっても、データ端末装置DTE例えばパソコンのOSに備えられている既設のUART(16550互換)ドライバソフトをそのまま使用しても、パソコンと該データ通信機側のCPUとの間で制御コマンドやステータス情報のやり取りを行なうことを可能にせんとすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、データ端末装置DTE(Data Terminal Equipment)とPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)インタフェースを介して接続し、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)からCPUに取り込んだデータをPHS(Personal Handy−phone System)インタフェースにより送信したり、あるいは、逆に、該PHSインタフェースにより受信したデータを前記CPUから前記UARTに送出し、前記PCMCIAインタフェースを介して前記データ端末装置DTEに送信したりして、PHS網経由のデータ通信を行なうデータ通信機において、前記データ通信端末DTEと前記CPUとの双方からアクセス可能であり、かつ、前記データ端末装置DTEと当該データ通信機との双方の複数種類のステータス又は制御コマンドをそれぞれ表示することにより互いに相手側に通知し合うことが可能なステータスレジスタを備え、該ステータスレジスタのいずれか1乃至複数種類の前記ステータス又は制御コマンドを示す蓄積内容として、前記PHSインタフェースにより前記UARTがデータ通信中の状態にあるか否かにより、異なるステータス又は制御コマンドの表示を前記データ端末装置DTE又は前記CPUに対して行なうデータ通信機とすることを特徴とするものである。
【0012】
第2の発明は、前記第1の発明に記載のデータ通信機において、前記ステータスレジスタの前記蓄積内容として、前記PHSインタフェースにより前記UARTがデータ通信中の状態にない場合は、16550互換UART規約として通常定義されているステータス又は制御コマンドの表示とし、データ通信中の状態にある場合には、16550互換UART規約として通常定義されていない任意のステータス又は制御コマンドの表示に切り換えて用いるデータ通信機とすることを特徴とするものである。
【0013】
第3の発明は、前記第2の発明に記載のデータ通信機において、前記ステータスレジスタとして、前記PHSインタフェースからの前記データ端末装置DTEに対する着信表示を前記データ端末装置DTEに対して行なう被呼表示信号用レジスタを用い、該被呼表示信号用レジスタの前記蓄積内容として、前記PHSインタフェースにより前記UARTがデータ通信中の状態にない場合には、前記PHSインタフェースからの着信表示を行なう被呼表示用ステータス表示とする一方、データ通信中の状態にある場合には、当該データ通信機の前記PHSインタフェースにより送受信するPHS用アンテナの電波信号の電界強度をステータス表示するデータ通信機とすることを特徴とするものである。
【0014】
第4の発明は、前記第1乃至第3の発明のいずれかに記載のデータ通信機において、当該データ通信機と接続する前記データ端末装置DTEが、パーソナルコンピュータ又は携帯情報端末PDA又は携帯電話を含む各種電子機器からなっているデータ通信機とすることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るデータ通信機の実施形態の一例について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るデータ通信機(例えば、データ端末装置DTEの一つであるパソコンなどのカードスロットに装着して用いるPHS一体型通信カードの形態からなるデータ通信機)の構成の一例を示すブロック構成図である。図1に示すように、本発明に係るデータ通信機10は、データ端末装置DTE(Data Terminal Equipment)の一例を示すパソコン20との間をPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)インタフェース1を介して接続し、UART部2(例えば、16550互換UART部)内のUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)2aによりパソコン20から送信されてくるデータをパラレル信号からシリアル信号に変換して、PHS(Personal Handy−phone System)部3内に設けられて、当該データ通信機10内の各回路部を制御するCPU3aに転送し、更に、無線部3bにおいてPHS用無線信号に変換されて、PHS用アンテナ4から電波信号として送信されるように構成されている。
【0016】
逆に、PHS用アンテナ4から受信する場合は、逆の経路を経て、即ち、PHS部3内の無線部3bを介してCPU3aに送信され、UART部2内のUART2aによりシリアル信号からパラレル信号に変換されてPCMCIAインタフェース1を介してパソコン20側へと送信される。
【0017】
また、データを送受信するに当たって、データ通信機10側とパソコン20側とのステータスや制御コマンドを双方に通知し合うために、パソコン20側からもPCMCIAインタフェース1を介して読み取り・書き込みが可能なステータスレジスタ2bがUART部2内に備えられており、パソコン20側は、読み取ったステータスレジスタ2bの内容により、該データ通信機10のPHSインタフェースからのパソコン20への着信状態を検知したり、逆に、パソコン20からステータスレジスタ2bに発信要求を書き込むことにより、データ通信機10側のCPU3aはパソコン20の発信要求を検知することができる。
【0018】
即ち、データ通信機10には、UART部2(例えば、16550互換UART部)が備えられており、該データ通信機10に接続しているデータ端末装置DTEの一例であるパソコン20と、当該データ通信機10側のCPU3aと、の間のUART部2(例えば、16550互換UART部)におけるデータ送受信経路としては、通常のデータを送受信するための経路であるUART2aを介したデータ経路(α)と、データ通信機10側又はパソコン20側のステータスや制御コマンドを互いに通知し合うためのステータスレジスタ2bを介したデータ経路(β)との2つが存在している。
【0019】
かかる2つのデータ送受信経路のうち、ステータスレジスタ2bを介したデータ経路(β)においては、前述のごとく、通常、データ通信機10側の各種のステータスや制御コマンドを通知するために、以下の信号情報が、データ通信機10からデータ端末装置DTEのパソコン20に対して通知される。
【0020】
即ち、
(1)データセットレディ信号(DSR信号:Data Set Ready):データ通信が可能になっていることを通知する信号
(2)送信レディ信号(CTS信号:Clear To Send):送信要求信号(RTS:Request To Send)とペアで使用することにより、データの送受信量のフロー制御を行なうための信号
(3)受信データ信号(RxD信号:Receive Data):データ通信機10からのバイトデータをデータ端末装置DTEのパソコン20が受信することを示す信号
(4)キャリア検出信号(CD信号:Carrier Detect):モデム即ち本データ通信機10が通信相手側と接続されていることを通知する信号
(5)被呼表示信号(RI信号:Ring Indicator):電話の着信音が鳴動している状態を示す信号即ちPHS網からの着信を通知する信号
【0021】
しかしながら、前述の各信号のうち、いくつかは、データ通信の開始・終了時には必要となるものの、データ通信中の状態に移行している間においては、必ずしも必要としないものも含まれている。
【0022】
例えば、PHS一体型データ通信カードのごとく、パソコン20に備えられたカードスロットに装着して、PCMCIAインタフェース1を介してパソコン20と接続するデータ通信機10においては、データ通信中にある場合に、更に着信を認めることはあり得ないものであり、新たな着信(被呼)があることを示すRI信号を、データ通信中の状態においては、被呼表示信号とは別の用途に使用することが可能である。
ここで、一例として、図1に示すように、パソコン20上において、データ通信機10を介してPHS無線回線を利用したテレビ電話を実施するためのアプリケーションソフトである「テレビ電話アプリケーションソフト」が起動されている場合に、データ通信機10の無線部3bが検出しているPHS用アンテナ4の電波受信レベルをパソコン20側のモニタ画面に画面表示する表示方法について説明する。
【0023】
テレビ電話で通信中のテレビ電話に関する映像情報及び音声情報は、図1に示したデータ通信機10中のデータ経路(α)を占有して送受信されており、該データ経路(α)上に、PHS用アンテナ4の電波受信レベルを重畳させてパソコン20側に送信することはできない。即ち、パソコン20側の「テレビ電話アプリケーションソフト」によるテレビ電話の通信中においては、データ通信機10のCPU3aは、無線部3bが検知したPHS用アンテナ4の電波受信レベルを表示するためのアンテナ情報を、データ経路(αββ)を用いてパソコン20側に送信することは不可能である。
【0024】
そこで、本発明に係るデータ通信機10においては、データ経路(β)として、ステータスレジスタ2bを介してステータスや制御コマンドの伝達が行なわれる複数種類の信号のうち、データ通信中においては使用されることがない1乃至複数種類の信号、例えば、被呼表示信号RI信号を、PHS用アンテナ4の電波受信レベルをパソコン20側に通知するための信号として利用することを可能としている。
【0025】
即ち、RI信号は、通常、データ通信機10(例えば、データ端末装置DTEの一つであるパソコン20などのカードスロットに装着して用いるPHS一体型通信カードの形態からなるデータ通信機)に着信があったことを示す信号として用いられるものであるが、前述の例のごとく、例えば、パソコン20側の「テレビ電話アプリケーションソフト」によるテレビ電話の通信中の状態にあり、UART部2のUART2aが通信中の状態にある場合には、更なる着信があることはデータ通信機10としてはあり得ない状態であるので、パソコン20側の「テレビ電話アプリケーションソフト」とデータ通信機10との間で、テレビ電話の通信中の状態にある限り、RI信号として被呼表示(着信表示)を更に通知せんとすることは生起しない。
【0026】
従って、パソコン20側の「テレビ電話アプリケーションソフト」によるテレビ電話の通信中の状態にある場合には、パソコン20側の「テレビ電話アプリケーションソフト」とデータ通信機10との間で、RI信号を被呼表示とは異なる用途として用いることとして、例えば、PHS用アンテナ4の電波信号の電界強度即ち受信レベルを表示するためのステータス情報をパソコン20側に伝達するということを予め取り決めることとし、データ経路(β)を用いて、PHS用アンテナ4の電波信号の受信レベルに関する情報を、例えばPHS一体型データ通信カードのごときデータ通信機10からデータ端末装置DTEの一例であるパソコン20へ送信することを可能とする。
【0027】
具体的に、予め取り決める一例を示すと次の通りである。ステータスレジスタ2bにおけるRI信号用(被呼表示信号用)のステータスレジスタ部は1ビットの信号であり、ON/OFFのいずれかの情報しか表示することができないが、データ通信中の状態にある場合に、該RI信号用のステータスレジスタ部のビット位置を、PHS部3のCPU3aの制御により例えば1秒間に10回の頻度でON/OFFを繰り返させた場合には、PHS用アンテナ4の電波信号の電界強度即ち受信レベルが十分であることを示す「アンテナ+受信レベルバー3本」の表示を画面表示することとし、また、1秒間に5回の頻度でON/OFFを繰り返させた場合には、PHS用アンテナ4の電波信号の電界強度即ち受信レベルが中程度の程々の状態にあることを示す「アンテナ+受信レベルバー2本」の表示を画面表示することとする。もって、データ端末装置DTEの一例であるパソコン20のOSに備えられている既設のUART(16550互換)ドライバソフトをそのまま使用したとしても、該パソコン20のアプリケーションソフトに対して、データ通信中の状態における当該データ通信機10のPHS用アンテナ4において送受信されている電波信号の電界強度を認識させることができる。
【0028】
即ち、データ通信端末DTEの一例であるパソコン20とCPU3aとの双方からアクセス可能であり、かつ、前記データ端末装置DTEの一例であるパソコン20と当該データ通信機10との双方の複数種類のステータス又は制御コマンドをそれぞれ表示することにより互いに相手側に通知し合うことが可能なステータスレジスタ2bを備え、ステータスレジスタ2bのいずれか1乃至複数種類の前記ステータス又は制御コマンドを示す蓄積内容として、無線部3bを介した前記PHSインタフェースによりUART2aがデータ通信中の状態にあるか否かにより、異なるステータス又は制御コマンドの表示をデータ端末装置DTEの一例であるパソコン20又はCPU3aに対して行なうことを可能としている。
【0029】
更に、ステータスレジスタ2bの前記蓄積内容として、無線部3bを介したPHSインタフェースによりUART2aがデータ通信中の状態にない場合は、16550互換UART規約として通常定義されているステータス又は制御コマンドの表示とし、データ通信中の状態にある場合には、16550互換UART規約として通常定義されていない任意のステータス又は制御コマンドの表示に切り換えて用いることを可能とする。もって、無線部3bを介したPHSインタフェースによりUART2aがデータ通信中の状態にある場合においても、データ端末装置DTE例えばパソコン20のOSに備えられている既設のUART(16550互換)ドライバソフトをそのまま使用して、該パソコン20と当該データ通信機10側のCPU3aとの間で制御コマンドやステータス情報のやり取りを行なうことを可能としている。
【0030】
更に、ステータスレジスタ2bとして、無線部3bを介した前記PHSインタフェースからのデータ端末装置DTEの一例であるパソコン20に対する着信表示を該パソコン20に対して行なう被呼表示信号用ステータスレジスタ部を用い、該被呼表示信号用レジスタ部の蓄積内容として、無線部3bを介した前記PHSインタフェースによりUART2aがデータ通信中の状態にない場合には、無線部3bを介した前記PHSインタフェースからの着信表示を行なう被呼表示用ステータス表示とする一方、データ通信中の状態にある場合には、当該データ通信機10の無線部3bを介したPHSインタフェースにより送受信するPHS用アンテナ4の電波信号の電界強度をステータス表示することを可能としている。
【0031】
なお、これらの具体的取り決めに関しては、本実施例に示す場合に限定するものではなく、データ通信中の状態では無効となる信号であれば如何なる信号でも構わなく、被呼表示用のRI信号即ち被呼表示信号用スタータスレジスタ部のみに限るものではない。また、ステータスレジスタ2bを用いて、データ通信中の状態において通知するステータスや制御コマンドの情報としても、PHS用アンテナ4の電波信号の電界強度である受信レベル表示のみに限るものではなく、例えば、CTS信号によるフロー制御のみならず、通信相手先との間でのデータ送受信量を制御するためのウィンドウ幅などに関するフロー制御用に拡大して用いることとするなど応用用途を更に拡大することも可能である。
【0032】
また、データ通信機10とPCMCIAインタフェース1を介して接続するデータ端末装置DTE(Data Terminal Equipment)としては、前述の実施例のごときパソコン20のみに限定されるものではなく、かかるデータ通信機10とPCMCIAインタフェース1を介して接続することが可能な電子機器であれば、例えば、携帯情報端末PDAや携帯電話であっても良く、あるいは、家電機器であっても構わない。
【0033】
【発明の効果】
本発明に係るデータ通信機は、以上説明したように構成されているので、以下のような効果を奏することができる。
即ち、データ端末装置DTEにPCMCIAインタフェースを介して接続し、UARTからCPUに取り込んだデータをPHSインタフェースにより送信したり、あるいは、逆に、該PHSインタフェースにより受信したデータを前記CPUから前記UARTに送出し、PCMCIAインタフェースを介して前記データ端末装置に送信したりして、PHS網経由のデータ通信を行なうデータ通信機において、前記データ通信端末DTEと当該データ通信機内の前記CPUとの双方からアクセス可能であり、かつ、前記データ端末装置DTEと当該データ通信機との双方の複数種類のステータスや制御コマンドをそれぞれ表示することにより互いに相手側に通知し合うことが可能なステータスレジスタを備え、該ステータスレジスタのいずれか1乃至複数種類の前記ステータス又は制御コマンドを示す蓄積内容として、前記PHSインタフェースにより前記UARTがデータ通信中の状態にあるか否かにより、異なるステータス又は制御コマンドの表示を前記データ端末装置DTE又は前記CPUに対して行なうことを可能としており、データ端末装置DTE例えばパソコンのOSに備えられている既設のUART(16550互換)ドライバソフトをそのまま使用しても、該パソコンと当該データ通信機側のCPUとの間で制御コマンドやステータス情報のやり取りを行なうことを可能としている。
【0034】
もって、データ端末装置DTE例えばパソコンの製造コストの上昇を招くことなく、PHS網経由のデータ通信中であっても、例えば、当該データ通信機(即ちPHS一体型通信カード)の状態をデータ端末装置例えばパソコンに対して通知することが可能である。
【0035】
例えば、前記ステータスレジスタとして、前記PHSインタフェースからの前記データ端末装置DTEに対する着信表示を前記データ端末装置DTEに対して行なう被呼表示信号用レジスタを用い、該被呼表示信号用レジスタの蓄積内容として、前記PHSインタフェースにより前記UARTがデータ通信中の状態にない場合には、前記PHSインタフェースからの着信表示を行なう被呼表示用ステータス表示とする一方、データ通信中の状態にある場合には、当該データ通信機の前記PHSインタフェースにより送受信するPHS用アンテナの電波信号の電界強度をステータス表示することを、当該データ通信機とデータ端末装置例えばパソコンとの間で予め取り決めることにより、データ端末装置例えばパソコンのOSに備えられている既設のUART(16550互換)ドライバソフトをそのまま使用したとしても、該パソコンのアプリケーションソフトに対して、当該データ通信機のPHS用アンテナの電波信号の電界強度を認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ通信機の構成の一例を示すブロック構成図である。
【図2】アトリビュートメモリと電界強度ポートとをUART部に備えている無線カードの従来技術を示すブロック構成図である。
【図3】制御用情報を格納するスクラッチパッドメモリをUART部に備えているデータ通信機の従来技術を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1…PCMCIAインタフェース、2,2′,2″…UART部、2a…UART、2b…ステータスレジスタ、2c…アトリビュートメモリ、2d…電界強度ポート、2e…スクラッチパッドメモリ、3,3″…PHS部、3a…CPU、3b…無線部、3c…通信制御ブロック、4,4″…PHS用アンテナ、4′…アンテナ、10,10″…データ通信機、10′…無線カード、20…パソコン。

Claims (4)

  1. データ端末装置DTE(Data Terminal Equipment)とPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)インタフェースを介して接続し、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)からCPUに取り込んだデータをPHS(Personal Handy−phone System)インタフェースにより送信したり、あるいは、逆に、該PHSインタフェースにより受信したデータを前記CPUから前記UARTに送出し、前記PCMCIAインタフェースを介して前記データ端末装置DTEに送信したりして、PHS網経由のデータ通信を行なうデータ通信機において、前記データ通信端末DTEと前記CPUとの双方からアクセス可能であり、かつ、前記データ端末装置DTEと当該データ通信機との双方の複数種類のステータス又は制御コマンドをそれぞれ表示することにより互いに相手側に通知し合うことが可能なステータスレジスタを備え、該ステータスレジスタのいずれか1乃至複数種類の前記ステータス又は制御コマンドを示す蓄積内容として、前記PHSインタフェースにより前記UARTがデータ通信中の状態にあるか否かにより、異なるステータス又は制御コマンドの表示を前記データ端末装置DTE又は前記CPUに対して行なうことを特徴とするデータ通信機。
  2. 請求項1に記載のデータ通信機において、前記ステータスレジスタの前記蓄積内容として、前記PHSインタフェースにより前記UARTがデータ通信中の状態にない場合は、16550互換UART規約として通常定義されているステータス又は制御コマンドの表示とし、データ通信中の状態にある場合には、16550互換UART規約として通常定義されていない任意のステータス又は制御コマンドの表示に切り換えて用いることを特徴とするデータ通信機。
  3. 請求項2に記載のデータ通信機において、前記ステータスレジスタとして、前記PHSインタフェースからの前記データ端末装置DTEに対する着信表示を前記データ端末装置DTEに対して行なう被呼表示信号用レジスタを用い、該被呼表示信号用レジスタの前記蓄積内容として、前記PHSインタフェースにより前記UARTがデータ通信中の状態にない場合には、前記PHSインタフェースからの着信表示を行なう被呼表示用ステータス表示とする一方、データ通信中の状態にある場合には、当該データ通信機の前記PHSインタフェースにより送受信するPHS用アンテナの電波信号の電界強度をステータス表示することを特徴とするデータ通信機。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のデータ通信機において、当該データ通信機と接続する前記データ端末装置DTEが、パーソナルコンピュータ又は携帯情報端末PDA又は携帯電話を含む各種電子機器からなっていることを特徴とするデータ通信機。
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