JP2004157889A - 電子回路特性解析コンピュータプログラム及び特性解析方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電圧の異なる複数の電源で駆動するLSIのEMC/EMIシミュレーション用モデルにおいて、各電源毎に内部インピーダンスと電流源の並列接続からなる回路を有し、かつ各電源における内部インピーダンスがそれぞれ相互インピーダンスで結合していることを特徴とするLSIのEMC/EMIシミュレーション用モデル。
【効果】これまで困難であった、電圧の異なる複数の電源で駆動、または複数の電源−グランドピンを有するLSIに対して高精度なEMC/EMIシミュレーション用モデル化が可能なため、このLSIを搭載した電子機器のEMC/EMIシミュレーションを高精度に行うことが出来る。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器のEMC(Electro Magnetic Compatibility)/EMI(Electro Magnetic Interference)シミュレーション技術において、ノイズの発生源としてのLSIモデルおよびその導出法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、LSI(大規模集積回路)の高速化に伴い、これを搭載した電子機器からの不要電磁放射による他の電子機器への障害(EMC/EMI)が課題となっている。電子機器からの不要電磁放射の主因として、LSI内部回路の高速スイッチング動作で発生する高周波電流が考えられる。この高周波電流によりPCB(Printed Circuit Board:プリント回路基板)の電源−グランド層が励振され共振を起こすことや、PCBへ伝播した高周波電流がさらにケーブルへと伝播し、このケーブルがアンテナとなることで不要電磁放射が発生する。電子機器からの不要電磁放射低減のためには、設計段階で不要電磁放射対策を考慮することが重要となる。これには、EMC/EMIシミュレーション技術により製品完成後の不要電磁放射レベルを予測評価することが非常に有効となる。
【0003】
電子機器設計に用いるEMC/EMIシミュレーションでは、高周波電流発生源であるLSI、およびLSIが実装されるプリント回路基板、このプリント回路基板上に実装されるコンデンサやダイオード等部品を高精度にモデル化する技術が重要となる。このなかで、LSIモデルに関しては、これまで様々なモデルが考案され使用されている。例えば、特開2000−137742号公報や特開2001−222573号公報などがある。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−137742号公報
【特許文献2】
特開2001−222573号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
低消費電力化の目的で、5Vや3.3V,1.8Vといった電圧の異なる複数の電源で駆動し、かつ複数の電源−グランドピンを有するLSIが開発されている。しかし、これまで考案されてきたEMC/EMIシミュレーション用LSIモデルでは、電圧の等しい1つの電源にしか対応していない。さらに、LSIの各電源ピンで異なる高周波電流レベルを再現することが出来ない。
【0006】
そこで、本発明の目的は、電圧の異なる複数の電源で駆動するLSIのEMC/EMIシミュレーション用モデルを提供することである。さらに、LSIの各電源ピン毎に異なる高周波電流レベルを高精度に再現するLSIのEMC/EMIシミュレーション用モデルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一つの特徴は、電子回路特性解析コンピュータプログラムを、電源端子を有する複数の電源系に対する各電源系の内部インピーダンス値が入力され、各電源系間の相互インピーダンス値が入力され、入力された内部インピーダンス値及び相互インピーダンス値に基づいて前記各電源端子における周波数毎の電流値を計算により導出した各電源端子における周波数毎の電流値を表示するものとする。
【0008】
また、本発明の他の特徴は、電子回路特性解析コンピュータプログラムを、電源端子を有する複数の電源系に対する各電源系の内部インピーダンス値及び電流源のスペクトル値が入力され、各電源系間の相互インピーダンス値が入力され、入力された内部インピーダンス値,電流源のスペクトル値及び相互インピーダンス値に基づいて前記各電源端子における周波数毎の電流値を計算により導出し、導出した各電源端子における周波数毎の電流値を表示するものとする。
【0009】
さらに、本発明のその他の特徴は本願特許請求の範囲に記載の通りです。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明第一の原理を説明する。図1に、第一の実施形態に基づくLSIのEMC/EMIシミュレーション用モデルを示す。図1のモデルは、電源系11における電源ピン11a、および内部インピーダンス11c,内部電流源11dを有する。電源系12に対しても、電源ピン12a、および内部インピーダンス12c,内部電流源12dを有する。電源系13に対して、電源ピン13a、および内部インピーダンス13c,内部電流源13dを有する。電源系14に対しても、電源ピン14a、および内部インピーダンス14c,内部電流源14dを有する。また、各電源系で共通のグランドピン15を有する。さらに、電源系11に対する内部インピーダンス11cは、電源系12,電源系13,電源系14に対する内部インピーダンス12c,13c,14cとそれぞれ相互インピーダンス112c,113c,114cで結合している。同様に、電源系12に対する内部インピーダンス12cは、電源系13,電源系14に対する内部インピーダンス13c,14cとそれぞれ相互インピーダンス123c,124cで結合している。同様に、電源系13に対する内部インピーダンス13cは、電源系14に対する内部インピーダンス14cと相互インピーダンス134cで結合している。ここで、LSIを駆動する各電源系11,12,13,…,14は全て電圧が異なる。このように、本発明第1の実施例は、LSIを駆動するための電圧の異なる各電源毎に内部インピーダンスと電流源の並列接続からなる回路を有し、かつ各電源における内部インピーダンスがそれぞれ相互インピーダンスで結合した構成となっている。
【0011】
ここで、実際のLSIに対するEMC/EMIシミュレーション用モデルの導出法と、導出したモデルの精度検証を行う。まず。LSIのEMC/EMIシミュレーションモデル導出法について説明する。図2に、QFP(Quad Flat Pitch )パッケージに封止されたLSI20を示す。このLSIは、信号入出力用電源ピン21,内部演算用電源ピン22、およびグランドピン24,25,26を有する。このとき、信号入出力用電源ピン21は5.0V の、内部演算用電源ピン22は3.0V の電圧がそれぞれ供給される。LSIのモデル化に際して、まずネットワークアナライザ30によりLSIの各電源間におけるSパラメータを測定する。Sパラメータ測定においては、QFPパッケージに封止されたLSIを評価基板に実装して測定する。このSパラメータ測定における測定系の近似的な等価回路を図3に示す。図3に示す通り、LSIのグランドピン24,25,26を全て評価基板のグランド31に接続する。また、Sパラメータ測定のポート1におけるシグナル端子32を信号入出力用電源ピン21と接続し、ポート1におけるグランド端子33を評価基板グランド31と接続する。また、Sパラメータ測定のポート2におけるシグナル端子34を内部演算用電源ピン22と接続し、ポート2におけるグランド端子35を評価基板グランド31と接続する。このようにしてLSIのSパラメータを測定した。この結果を図4に示す。さらに、このSパラメータを式1によりインピーダンスパラメータに変換する。
【0012】
【数1】
【0013】
この結果を図5に示す。図5のインピーダンスパラメータでは、Z11はポート1、すなわちLSIの信号用電源ピンと評価基板グランド間における入力インピーダンスとなる。同様に、Z22は内部演算用電源ピンと評価基板グランド間における入力インピーダンスとなる。さらに、Z12は、信号用電源ピンと評価基板グランド間における入力インピーダンスZ11と、内部演算用電源ピンと評価基板グランド間における入力インピーダンスZ22との間の相互インピーダンスとなる。Z11のグラフより、低周波領域(<30MHz)では、インピーダンスは容量成分が支配的であり、グラフの傾きより容量の値は900pFである。また、Z11グラフ30MHz近傍では、インピーダンスは抵抗が支配的となり、その値は600mΩである。さらに、Z11グラフの高周波域(>30MHz)では、インダクタンス成分が支配的となり、その値は9.2nH である。同様に、Z22のグラフより、低周波領域(<30MHz)では、インピーダンスは容量成分が支配的であり、グラフの傾きより容量の値は4400pFである。また、Z22グラフ30MHz近傍では、インピーダンスは抵抗が支配的となり、その値は1300mΩである。さらに、Z22グラフの高周波域(>30MHz)では、インダクタンス成分が支配的となり、その値は9.0nH である。一方で、Z11とZ22との相互インピーダンスであるZ12のグラフでは、低周波域(<30MHz)では容量成分が支配的であり、その値は400pFである。さらにZ12グラフの高周波域(>30MHz)ではインダクタンス成分が支配的であり、その値は1.2nH となる。これらの値をまとめ表1に示す。Z12グラフの高周波域におけるインダクタンス成分は、Z11とZ22の各インダクタンスにおける相互インダクタンスであり、これらインダクタンスはQFPパッケージのリードフレームに起因する。また、Z12グラフの低周波領域における容量成分は、Z11とZ22の各容量における相互容量であり、これら容量はチップ内部の寄生容量に起因する。以上より、パッケージリードフレームのインダクタンス成分を考慮したLSIのEMC/EMIシミュレーション用モデルは図6となる。図6において、信号入出力用電源における内部インピーダンスと電流源はC11とR11の直列接続、およびI11である。内部演算用電源における内部インピーダンスと電流源はC22とR22の直列接続、およびI22である。また、信号入出力用電源における内部インピーダンスと内部演算用電源における内部インピーダンスとの相互容量はC12である。さらに、信号入出力用電源ピン21のリードフレームインダクタンスはL11であり、内部演算用電源ピン22のリードフレームインダクタンスはL22であり、L11とL22との相互インダクタンスがM12となる。図6の各パラメータは表1の値となる。
【0014】
【表1】
【0015】
次に、図6において、LSIモデルの各内部インピーダンスに並列に接続される電流源I11およびI22のスペクトルを導出する。この電流スペクトル導出では、QFPパッケージに封止されたLSIを評価基板に実装し、LSI駆動時の各電源における電流スペクトル測定値を用いる。信号入出力用電源の電流スペクトル測定時の近似的な等価回路を図7に示す。図7に示すように、LSIの各グランドピン24,25,26は評価基板のグランド70に接続される。信号入出力用電源ピン21へ電力を供給する配線71には、高周波電流が電池72へ流れ込むのをカットするためのインダクタ73が実装される。同じく、内部演算用系電源ピン22へ電力を供給する配線74には、高周波電流が電池75へ流れ込むのをカットするためのインダクタ76が実装される。このとき、信号入出力用電源ピン21と実装基板グランド70との間に電流計77を接続し、LSI駆動時に信号入出力用電源ピン21から流れ出る高周波電流を測定する。測定した信号入出力用電源ピン21から流れ出る電流スペクトルを図8に示す。次に、内部演算用電源の電流スペクトル測定時の近似的な等価回路を図9に示す。図9に示すように、LSIの各グランドピン23,24,25は評価基板のグランド90に接続される。信号入出力用電源ピン21へ電力を供給する配線91には、高周波電流が電池92へ流れ込むのをカットするためのインダクタ93が実装される。同じく、内部演算用系電源ピン22へ電力を供給する配線94には、高周波電流が電池95へ流れ込むのをカットするためのインダクタ96が実装される。このとき、内部演算用電源ピン22と実装基板グランド90のと間に電流計を接続し、LSI駆動時に内部演算用電源ピン22から流れ出る高周波電流を測定する。測定した内部演算用電源ピン22から流れ出る電流スペクトルを図10に示す。最後に、測定した電流スペクトルからLSIモデルの各内部インピーダンスに並列に接続される電流源I11,I22の各スペクトルを求める。これには、先に導出した、図6に示すLSIモデルの各インピーダンスパラメータを元に、各電流源位置から各電流測定位置での電流減衰率を算出し、この逆数を測定した各電流スペクトルに掛け合わせることで、各電流源I11,I22のスペクトルを導出する。このようにして導出した、信号入出力用電源の内部電流源I11のスペクトルを図11に、内部演算用電源の内部電流源I22のスペクトルを図12に示す。
【0016】
ここで、作成したLSIのEMC/EMIシミュレーション用モデルの精度を検証する。精度の検証には、評価基盤を用いた測定結果と、本LSIのEMC/EMIシミュレーション用モデルを用いた解析結果とを比較した。この評価結果を図13に示す。図13より、解析結果は実測に対して、信号入出力電源系では平均差1.7dB 、内部演算用電源系では平均差4.9dB で一致しており、高精度なモデルであることが分かる。
【0017】
次に、本発明第2の実施形態について説明する。図14に、実施形態2に基づいたLSIのEMC/EMIシミュレーションモデルを示す。図14のモデルは、電源ピン141における内部インピーダンス141a,内部電流源141bを、電源ピン142における内部インピーダンス142a,内部電流源142bを、電源ピン143における内部インピーダンス143a,内部電流源143bを、電源ピン144における内部インピーダンス144a,内部電流源144bを有する。また、内部インピーダンス141aは、内部インピーダンス142a,143a,144aとそれぞれ相互インピーダンス1412,1413,1414で結合している。おなじく、内部インピーダンス142aは、内部インピーダンス143a,144aとそれぞれ相互インピーダンス1423,1424で結合している。おなじく、内部インピーダンス143aは、内部インピーダンス144aと相互インピーダンス1434で結合している。電源ピン141,142,143,…,144のうち、いずれかの電源ピン電圧が同じでもよい。本発明第2の実施例における、LSIのEMC/EMIシミュレーション用モデルの各パラメータは、前述した本発明の第1の実施例と同様の方法で導出することができる。
【0018】
なお、実際に本発明の特性解析方法を使用する場合は、上記実施形態で示した手順を実行するコンピュータプログラムをコンピュータにインストールして使用する方法をとるのが現実的である。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、これまで困難であった、電圧の異なる複数の電源で駆動、または複数の電源−グランドピンを有するLSIに対して高精度なEMC/EMIシミュレーション用モデル化が可能なため、このLSIを搭載した電子機器のEMC/EMIシミュレーションを高精度に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に基づくLSIのEMC/EMIシミュレーション用モデル。
【図2】LSIが封止されたQFPパッケージ。
【図3】Sパラメータ測定時の近似的な等価回路。
【図4】Sパラメータ測定結果。
【図5】Sパラメータ測定結果から変換されたZパラメータ。
【図6】図2のLSIに対して導出されたEMC/EMIシミュレーション用モデル。
【図7】信号入出力用電源からの高周波電流測定時における近似的な等価回路。
【図8】信号入出力用電源からの高周波電流測定結果。
【図9】内部演算用電源からの高周波電流測定時における近似的な等価回路。
【図10】内部演算用電源からの高周波電流測定結果。
【図11】図2のLSIに対するEMC/EMIシミュレーション用モデルにおける、信号入出力用電源系の内部電流源スペクトル。
【図12】図2のLSIに対するEMC/EMIシミュレーション用モデルにおける、内部演算用電源系の内部電流源スペクトル。
【図13】図2のLSIにおけるEMC/EMIシミュレーション用モデルの精度検証結果。
【図14】実施形態2のシミュレーション用モデル。
【符号の説明】
11…電源系1、11a…電源系1の電源ピン、11c…電源系1の内部インピーダンス、11d…電源系1の内部電流源、12…電源系2、12a…電源系2の電源ピン、12c…電源系2の内部インピーダンス、12d…電源系2の内部電流源、13…電源系3、13a…電源系3の電源ピン、13c…電源系3の内部インピーダンス、13d…電源系3の内部電流源、14…電源系4、14a…電源系4の電源ピン、14c…電源系4の内部インピーダンス、14d…電源系4の内部電流源、20…QFPパッケージに封止されたLSI、21…信号入出力用電源ピン、22…内部演算用電源ピン、24,25,26…グランドピン、30…ネットワークアナライザ、31,70,90…評価基板グランド、32…測定ポート1のシグナル、33…測定ポート1のグランド、34…測定ポート2のシグナル、35…測定ポート2のグランド、71,91…信号入出力用電源への電源配線、72,92…信号入出力用電源に対する電池、73,93…信号入出力用電源に対する電池への高周波電流をカットするインダクタ、74,94…内部演算用電源への電源配線、75,95…内部演算用電源に対する電池、76,96…内部演算用電源に対する電池への高周波電流をカットするインダクタ、77…信号入出力用電源からの高周波電流を測定する電流計、97…内部演算用電源からの高周波電流を測定する電流系、112c…電源系1と電源系1の内部インピーダンス間の相互インピーダンス、113c…電源系1と電源系3の内部インピーダンス間の相互インピーダンス、114c…電源系1と電源系4の内部インピーダンス間の相互インピーダンス、123c…電源系2と電源系3の内部インピーダンス間の相互インピーダンス、124c…電源系2と電源系4の内部インピーダンス間の相互インピーダンス、134c…電源系3と電源系4の内部インピーダンス間の相互インピーダンス、141,142,143,144…LSIの電源ピン、141a…電源ピン141に対する内部インピーダンス、141b…電源ピン141に対する内部電流源、142a…電源ピン142に対する内部インピーダンス、142b…電源ピン142に対する内部電流源、143a…電源ピン143に対する内部インピーダンス、143b…電源ピン143に対する内部電流源、144a…電源ピン144に対する内部インピーダンス、144b…電源ピン144に対する内部電流源、1412…内部インピーダンス141aと142aとの間の相互インピーダンス、1413…内部インピーダンス141aと143aとの間の相互インピーダンス、1414…内部インピーダンス141aと144aとの間の相互インピーダンス、1423…内部インピーダンス142aと143aとの間の相互インピーダンス、1424…内部インピーダンス142aと144aとの間の相互インピーダンス、1434…内部インピーダンス143aと144aとの間の相互インピーダンス。
Claims (10)
- 電源端子を有する複数の電源系に対する各電源系の内部インピーダンス値が入力され、
前記各電源系間の相互インピーダンス値が入力され、
前記入力された内部インピーダンス値及び相互インピーダンス値に基づいて前記各電源端子における周波数毎の電流値を計算により導出し、
前記導出した各電源端子における周波数毎の電流値を表示することを特徴とする電子回路特性解析コンピュータプログラム。 - 電源端子を有する複数の電源系に対する各電源系の内部インピーダンス値及び電流源のスペクトル値が入力され、
前記各電源系間の相互インピーダンス値が入力され、
前記入力された内部インピーダンス値、電流源のスペクトル値及び相互インピーダンス値に基づいて前記各電源端子における周波数毎の電流値を計算により導出し、
前記導出した各電源端子における周波数毎の電流値を表示することを特徴とする電子回路特性解析コンピュータプログラム。 - 請求項1において、前記各電源系の内部インピーダンス値は各電源系の抵抗値,インダクタンス値及び容量値であることを特徴とする電子回路特性解析コンピュータプログラム。
- 請求項1において、前記電源系の供給電圧値の少なくとも一つの値が、当該電源系の他の電源系の供給電圧値と異なることを特徴とする電子回路特性解析コンピュータプログラム。
- 電源端子を有する複数の電源系に対する各電源系の内部インピーダンス値を入力する手順と、
各電源系間の相互インピーダンス値を入力する手順と、
前記入力された内部インピーダンス値及び相互インピーダンス値に基づいて前記各電源端子における周波数毎の電流値を計算により導出する手順とを有することを特徴とする電子回路の特性解析方法。 - 請求項5において、前記各電源系の内部インピーダンス値は各電源系の抵抗値,インダクタンス値及び容量値であることを特徴とする電子回路の特性解析方法。
- 請求項5において、前記電源系の供給電圧値の少なくとも一つの値が、当該電源系の他の電源系の供給電圧値と異なることを特徴とする電子回路の特性解析方法。
- 請求項5において、前記導出した各電源端子における周波数毎の電流値を表示することを特徴とする電子回路の特性解析方法。
- 請求項5において、前記各電源系の内部インピーダンス値は各電源系の抵抗値,インダクタンス値及び容量値であることを特徴とする電子回路の特性解析方法。
- 請求項5において、前記電源系の供給電圧値の少なくとも一つの値が、当該電源系の他の電源系の供給電圧値と異なることを特徴とする電子回路の特性解析方法。
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