【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は医療情報システムの入力システムに関する。特に医用画像の診断報告である読影レポートの入力に対し、入力項目の種類とその内容の候補を予め提示するテンプレート方式のシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
医用画像の電子保存および電子カルテの普及に伴い、医用画像の診断報告である読影レポートも電子保存が求められている。しかし、レポートの文章をキーボードで入力する従来方式では、手間と時間を要する問題があった。
【０００３】
このような入力時間の問題に対しては、テンプレート入力方式の適用が効果的である。テンプレート入力方式とは、入力項目の候補を提示し、選択入力させる方式である。入力項目の候補は予めテンプレートとして定義している。このようなテンプレートによる入力効率向上方式は一般的であり、電子カルテ等医療情報システムにおいても広く採用されている。例えば（非特許文献１）には、ＮＴＴ東日本病院の電子カルテのテンプレートの例が記載されている。
【０００４】
テンプレート入力では、適切な候補を選択するだけでその内容が入力できるため、一般に、キーボードによる文章直接入力と比較して入力速度が速くなる利点がある。
【０００５】
【非特許文献１】
（株）エム・イー振興協会発行の雑誌「月刊新医療」２００１年７月号（ＩＳＳＮ０９１０−７９９１）の、４８ページから５２ページ
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
一方、テンプレート入力の欠点として、同時に提示される候補の数が多い場合、選択に時間がかかる点が挙げられる。このため、場合によってはキーボード入力より遅くなる懸念もある。
【０００７】
医用画像の分野でも、入力が必要な読影箇所の数は、対象とする臓器やその疾患の状態により、最小数カ所から最大十数箇所まで大きな幅がある。このため、単純にテンプレート入力を採用した場合、全ての読影箇所を表示した場合、冗長となり入力時間の増加を招く恐れがあった。
【０００８】
また、テンプレート入力の結果としては、選択された選択肢の羅列しか得ることができない。一方、一般に読影レポートの内容すなわち所見は、日本語の文章として記述されている。このため、テンプレート入力として選択された選択肢をつなぎ合わせ、日本語の文章として構成する必要がある。
【０００９】
さらに、医療画像の分野が対象とする疾患の数は非常に多い。検査装置を限定したとしても、その装置で発見できる疾患の数は非常に多いため、テンプレートを疾患別に作成するのは非常に煩雑であり、利用する立場で見ても非効率である。すなわち、一つのテンプレートのカバーする疾患は検査の対象となる臓器を単位とする範囲に抑えることが有用である。別の言い方をすれば、一つの検査装置で対応できるすべての疾患を網羅するのではなく、一つの臓器に対する複数の疾患は全てをまとめて記述できる様にすることが、テンプレートの記述・表現形式として有用であると言うことができる。
【００１０】
本発明の目的は、読影レポート入力にテンプレート方式を適用した環境において、多数の入力箇所や候補がある場合でも、効率よく入力できるシステムを提供することにある。また本発明の別の目的は、テンプレートにより選択された複数の候補に基づき、日本語の文章を生成するシステムを提供することにある。本発明のさらに別の目的は、複数の疾患に対して共通で使用できるテンプレートの記述方式とシステムを提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、医用画像報告書入力システムにおいて、読影箇所とその回答候補の内容およびそれらの表示順序をテンプレート定義として保持する手段、テンプレート定義に基づいて読影箇所とその回答候補（所見）を表示する手段、使用者が選択した回答個補に依存して次に表示する読影箇所とその回答候補を指定するテンプレート定義手段、回答候補に対応する所見文を保持するテンプレート定義手段、選択された回答候補に対する所見文を一つの所見文に結合する手段、により達成される。
【００１２】
さらに本発明の目的は、前記手段に加え、音声入力を識別する手段、識別した音声と回答候補を比較する手段により達成される。
【００１３】
【発明の実施の形態】
（第一の実施例）
次に図１〜図１０を用いて本発明の第一の実施例を説明する。
【００１４】
図１（Ａ）は本発明の第一の実施例の構成を機能単位で見たブロック図を、（Ｂ）はそれを実現するパソコンシステムの構成を、それぞれ、示す。読影レポート入力システム１は、入力情報解析機能２、テンプレート定義格納手段３、出力情報制御機能４、画面構成定義格納手段８を主要な要素として構成されている。テンプレート定義格納手段３は、テンプレートの定義を格納し、入力情報解析機能２の要求に応じて、テンプレート定義情報を提供する。入力情報解析機能２は、キーボードやマウス等の入力装置５と接続され、入力情報を受け取ると共に、その内容とテンプレート定義情報に基づき、必要な表示内容を出力情報制御機能４に指示する。出力情報制御機能４は、コンピュータディスプレイ等の表示装置と接続され、入力情報解析機能２からの指示と、画面構成定義格納手段８からの画面構成定義情報に基づき、使用者に対するレポート入力画面を生成する。画面構成定義格納手段８は、画面上の入力ボタンや入力ボックス等、レポート入力画面レイアウトの位置情報を保持し、出力情報制御機能４にその情報を提供する。また入力情報解析機能２は、レポート内容格納手段７と接続し、入力したレポート内容の格納と保存を行う。
【００１５】
図１（Ａ）の構成は、図１（Ｂ）に一般的な構成が示されるパソコンシステムにより構成できる。バス５１にはＣＰＵ５２、メモリ５３、Ｉ／Ｏインタフェイス５４およびハードディスク５８が接続される。Ｉ／Ｏインタフェイス５４にはマウス５５およびキーボード５６の入力装置、表示装置５７が接続される。ハードディスク５８には、テンプレート定義５９、画面構成定義６０が格納される他、必要なプログラムが格納される。本発明は、このパソコンシステムに特徴があるわけではないので、システムの全体構成についての説明はこれ以上は省略する。
【００１６】
図２に、本発明の特徴とするテンプレート定義情報の一例を示す。この例では、読影レポートの対象として臓器「胆管」に対するテンプレート定義を示している。テンプレート定義は図の左上から始まる有向グラフにより表現する。各ノードは、ノード名、選択候補、選択時所見文字列により構成する。
【００１７】
図２の最初のノード１００は、「肝内胆管の拡張は」がノード名であり、このノード１００には選択候補１０１「有り」と選択候補１０２「無し」がある。それぞれの選択候補について選択時所見文字列が準備されており、選択候補１０１「有り」には選択時所見文字列１１０「肝内胆管の拡張が有り、」が、選択候補１０２「無し」には選択時所見文字列１１１「肝内胆管の拡張は無い。」が準備されている。選択時所見文字列は、その左隣の選択候補が選択された場合に、所見文の一部として使用する文字列の定義である。
【００１８】
図２の最初のノード１００では、選択候補が二種類であるが、さらに選択候補が増えた場合、選択候補と選択時所見文字列の組がノードの下部に追加される。例えば、ノード３００「範囲は」は選択候補が三個の場合、ノード８００「内部は」は選択候補が四個の場合を示している。
【００１９】
上記は選択入力を要求するノードの定義であるが、数値等の自由な情報の入力定義は次のようになっている。ノード２００「最大径は（ｍｍ）」は、選択候補欄２０１に＜数値＞と表記されて、数値入力を要求するノードの定義であることを表示している。この場合、選択時所見文字列２１０は、入力された数値を含む文字列とされており、読影レポートの作成者により入力装置５を介して入力された数値データが文字列の＜数値＞の位置に入力される。
【００２０】
ノードから延びている矢印は、次の入力に対する定義を記述したノードを示している。また、選択時所見文字列から延びている矢印がある場合は、その候補を選択した場合の、次の入力に対する定義を記述したノードを示している。選択した候補の選択時所見文字列から矢印が延びていない場合は、ノードから延びている矢印に従う。選択した候補の選択時所見文字列から矢印が延びておらず、かつノードからも矢印が延びていない場合は、定義の終わりを意味し、テンプレート入力はそこで終了する。
【００２１】
このようなテンプレートの定義は、先にも述べたように、診断の対象となる臓器別程度の分類で構成することが望ましい。すなわち、全ての臓器に対する定義グラフを一つにまとめることも可能であるが、読影レポートの入力作業が複雑になるとともに、読影レポートの保守も複雑となる。このため、本実施例では、上部腹部超音波検査の場合、テンプレートの定義を肝臓（びまん性病変のケース）、肝臓（嚢胞性病変のケース）、肝臓（非嚢胞性病変のケース）、門脈、胆嚢、胆管、膵臓、脾臓、腎臓、リンパ節、虫垂と臓器別に分けた。
【００２２】
テンプレートの定義に従った臓器のテンプレート入力画面の表示について、基本となる実施形態について図３−図１１を参照しながら詳細に説明する。
【００２３】
図３は、図２に示すテンプレートを利用して、読影レポートを作成しようとするときに最初に表示される画面例である。読影レポートの対象となる検査名および読影レポートの書誌的事項を入力するための読影レポート対象選択画面１０００である。この画面には、上部腹部超音波検査を指定するためのボタン１００１、下腹部超音波検査を指定するためのボタン１００２、乳腺超音波検査を指定するためのボタン１００３、頭部ＣＴ検査を指定するためのボタン１００４、頭部ＭＲＩ検査を指定するためのボタン１００５−−−と言うように、本発明のシステムで読影レポートを作成するに適した検査をボタン操作で指定できる。この画面では、読影レポートの書誌的事項を入力することも行われる。この操作は、本実施例のフローチャートを示す図１１におけるステップ９７１で実行される。
【００２４】
図４は、図３で上部腹部超音波検査を指定するためのボタン１００１が操作されたときのテンプレート入力画面の初期画面の例を示す図である。図４で、１０は読影対象とすべき臓器名を表示するエリア、２５はテンプレートにしたがって表示される臓器の状態の入力エリア、３３は質問の自動展開の指定をするための自動展開入力エリア、２３は入力の終了処理を指定をするための終了入力エリア、２４はレポート文章全体をプレビューするための表示エリアである。レポート文書プレビューエリア２４には、今回実行しようとする臓器の読影の前に実行された臓器「肝臓」の読影のレポート文章が表示されている。しかし、今、開始しようとする臓器の読影に関するデータは何も表示されていない。臓器名を表示するエリア１０には、先に説明したように、上部腹部超音波検査の読影のためのテンプレートの定義を肝臓（びまん性病変のケース）、肝臓（嚢胞性病変のケース）、肝臓（非嚢胞性病変のケース）、門脈、胆嚢、胆管、膵臓、脾臓、腎臓、リンパ節、虫垂と臓器別に分けたことに対応する形で、それぞれの選択ボタン１１−２２が表示されている。臓器の状態の入力エリア２５にはテンプレート定義と選択された選択肢に基づく所見文を表示するためのエリア２６が設けられる。さらに、所見文の末尾を修正することが必要となったときその動作を指示するための文章末尾修正指示ボタン３２が設けられる。自動展開入力エリア３３には質問の自動展開の指定をするためのボタン３４と、自動展開が指定されていることを表示するための窓３４ａが設けられる。終了入力エリア２３には、選択された臓器の読影が終了したことを指示する終了入力ボタン３５と読影が終了していないが、都合で中断したいときに終了するための中断入力ボタン３６が備えられる。なお、入力が誰の検査結果に付いて行われているかをいつでも見られるように、例えば、カルテ番号と患者氏名とが画面上に表示される。
【００２５】
読影レポートの作成者が、臓器選択エリア１０に表示された臓器別に分けられたテンプレート定義に対応した入力ボタン（１１〜２２）の一つをクリックすることで、ボタンに対応した臓器のテンプレート入力画面が、エリア２５に表示され、読影の作業が開始される。
【００２６】
図５は、臓器として胆管を選択した場合のテンプレート入力画面の例を示す図である。図１１は、以下具体的に説明する入力画面の表示の処理のフロー図であり、図１１を参照しながら、テンプレート入力画面を説明する。
【００２７】
臓器として胆管を選択するために、ステップ９００で入力者がボタン１５を押したことは、ステップ９０１で何らかのボタンがクリックされたことが認識（Ｙｅｓ）され、ステップ９０５で臓器選択ボタンがクリックされたことが認識（Ｙｅｓ）される結果、ステップ９０８で選択ボタンで選択された臓器に対応したテンプレート入力画面となる。この段階で、胆管の選択に対応して、図２のテンプレート定義の最初のノード１００に対応した内容が表示される。テンプレート定義におけるノード１００は、入力項目のタイトル２８として表示される。
【００２８】
このノード１００の選択肢を選択するためにプルダウン２７が表示される。タイトル２８の表示にあわせて表示される選択肢は、プルダウン２７を押すことにより、入力ボックス２９の下部に表示され、希望の選択肢をクリックすることで選択肢を選択できる。図１１のフロー図で見ると、ステップ９００で入力者がプルダウン２７を操作すると、ステップ９０１ではボタンのクリックはＮｏとなり、ステップ９０２でプルダウン２７がクリックされたことが認識（Ｙｅｓ）される。これによってステップ９１１に進み、図２に示す選択肢１０１（有り）および１０２（無し）がタイトル２８の下部の入力ボックス２９の下部に表示される。
【００２９】
その後、選択肢１０１（有り）および１０２（無し）の表示に対応した選択肢のクリックが行われると、ステップ９０１およびステップ９０２のＮｏを通ってステップ９０３に進む。ここで、読影レポートの作成者が選択肢のいずれかをクリックして選択したことが認識（Ｙｅｓ）されるから、ステップ９１２で図２の選択肢１０１（有り）および１０２（無し）に対応する所見文１１０（肝内胆管の拡張があり、）および１１１（肝内胆管の拡張が無い。）のいずれかが所見文を表示するためのエリア２６に表示される。
【００３０】
図６は、ノード１００「肝内胆管の拡張は」で選択肢１０１「有り」が選択された直後の画面例を示す図である。図２に示すテンプレート定義に従い、所見文「肝内胆管の拡張が有り、」が生成され、エリア２６とプレビューエリア２４に表示されるとともに、ステップ９１３でテンプレート定義に従い、次のノード２００「最大径は（ｍｍ）」が表示され、次の入力を促す。
【００３１】
図１１では、ステップ９１３に次いで質問の自動展開のフラグが”１”であるかどうかを調べるステップ９１６がある。このフラグの初期設定は”０”であり、質問の自動展開のボタンが操作されるときにのみ”１”に反転する（ステップ９１７およびステップ９１８を参照。質問の自動展開については後述する）。今は、ステップ９１６はＮｏであるので、ノード２００の表示に続く操作を説明する。
【００３２】
この図６に示す画面でも、ノード２００のタイトル「最大径は（ｍｍ）」の下段に入力ボックス３１を有するプルダウンがタイトルとともに表示される。この後、ステップ９０１ではＮｏとなり、ステップ９０２でプルダウンがクリックされたことが認識（Ｙｅｓ）される結果、ステップ９１１で数値入力を要求する選択肢２０１が表示される。その後、ステップ９０１，９０２のＮｏを通ってステップ９０３に進む。ここで、読影レポートの作成者が選択肢２０１をクリックすることによりステップ９１２で所見文「最大径は＜数値＞ｍｍ」が表示される。この段階で、読影レポートの作成者は入力ボックス３１にデータを入力する。
【００３３】
図７は、ノード２００のタイトル「最大径（ｍｍ）」の入力ボックス３１にデータを１２として入力した直後の画面例を示す図である。テンプレート定義に従い、所見文「最大径は１２ｍｍ」が生成され、以前の所見文に続けて加えられた内容が、エリア２６とプレビューエリア２４に表示される。またテンプレート定義に従い、次のノード３００「範囲は」が表示され、次の入力を促す。
【００３４】
図８は、ノード１００「肝内胆管の拡張は」で選択肢１０２「無し」を選択した場合の画面例を示す図である。図２に示すテンプレート定義に従い、所見文「肝内胆管の拡張は無い。」が生成され、エリア２６とプレビューエリア２４に表示される。またテンプレート定義に従い、次のノード４００で定義してある「総胆管拡張は」が表示され、次の入力を促す。先にも説明したように、ノードで選択した候補の選択時所見文字列から矢印が延びていない場合は、ノードから延びている矢印に従うから、ノード１００で選択肢１０２「無し」が選択されたときはノード４００に飛ぶことになる。以下、ノード４００で選択肢の選択に進み、さらに、テンプレートに従って次々と進むのであるが、詳細な説明は省略する。
【００３５】
本発明のテンプレート入力方式では、選択入力した内容によって、次の入力の質問を前段での選択に対応した最適なものにすることができる。上記の例では、ノード１００での選択が肝内胆管の拡張が有る場合には、肝内胆管の状態に関する質問である最大径や範囲を尋ねる。しかし、ノード１００での選択肢の選択が「無し」１０２の場合には、肝内胆管の状態に関する質問であるノード２００での最大径やノード３００での範囲を尋ねること無しで、ノード４００「総胆管の拡張は」へ飛ぶことができる。この機能により、必要な入力項目のみへの対応とすることができ入力効率向上が図れる。一般的な、どのような検査に対しても、全ての項目の表示がなされ、入力が必要なものを全ての項目から選択して入力するテンプレート方式と比較すれば、明らかに本発明が有利である。これは、単に効率が良いと言うだけでなく、必要な項目については見落とさない、と言う面でのメリットがあることも意味する。
【００３６】
さらに医学的には、肝内胆管の拡張の有無に係わらず、総胆管拡張の有無をチェックする必要がある。このような場合に対しても、本発明ではテンプレート定義から明らかなように、ノード１００「肝内胆管の拡張は」で選択肢１０１「有り」、１０２「無し」のどちらを選択しても、ノード４００「総胆管拡張は」の入力を促す。このような分岐と合流があるテンプレート定義により、テンプレート定義に簡潔性と柔軟性が生まれ、同一臓器の複数の疾患に対して適用可能なテンプレートが容易に記述できる。
【００３７】
所見文は、選択された選択肢に対応する選択時所見文字列を順番につなぎ合わせて生成する。選択肢と選択時所見文字列はテンプレートにより定義している。ここで、選択所見文字列の句読点や「てにをは」は、本テンプレート入力システムを使用する医師等が自分の感覚に基づき、自然な流れになるように定義する。しかし、入力を途中で終わらせた場合、所見の文章が読点で終わってしまう場合もある。
【００３８】
例えば、図２に示した胆管のテンプレート定義では、ノード１００「肝内胆管の拡張は」が選択肢１０２「無し」、ノード４００「総胆管拡張は」が選択肢４０１「有り」、ノード５００「ＣＢＤは（ｍｍ）」が選択肢５０１が＜数値＞「１２」、ノード６００「壁の肥厚は」が選択肢６０１「有り」の場合、所見文は「肝内胆管の拡張は無い。総胆管拡張を認め、ＣＢＤは１２ｍｍ。壁の肥厚を認め、」となる。ここで入力を終わらせたい場合（終了処理については後述する）、所見文の最後が読点となり、日本語の文章としては誤った形式となる。
【００３９】
この問題は、所見文をキーボード入力により任意に修正できるようにすることにより、人手で文章の最後を「認める。」のように修正して対応することができる。この処理は、読影レポートの作成者が所見表示エリア２６にカーソルを移動させることにより、図１１のステップ９０４でＹｅｓと認識され、カーソル位置にキーボードで入力された文字列を挿入することができる。一方、入力効率向上のため、なるべくキーボードを使わない方法が望まれるため、本発明では文章末尾の自動修正もできる。
【００４０】
図９は文章末尾自動修正のための文章末尾変換テーブル４０の一例を示す図である。文章末尾変換テーブルは、テンプレートと同様に、テンプレート格納手段３に記憶される。文章末尾変換テーブル４０は、変換前文字列４１と変換後文字列４２の組を保持する。テンプレート入力画面２５の文章末尾修正ボタン３２が押された場合、ステップ９０７でＹｅｓと認識され、ステップ９１０で入力情報解析機能２は、所見文章末尾の文字列と文章末尾変換テーブル４０の変換前文字列４１の文字列を逐次比較し、該当する変換前文字列があった場合は変換後文字列４２の対応する文字列と置換する。この機能により、テンプレート入力を途中で終了する場合でも、日本語の文章として正しい所見文を直ちに生成できる。
【００４１】
また、入力情報解析機能２によるレポート内容格納手段への所見文の格納は、生成した所見文のいわゆるテキスト形式での記録に加え、選択肢の選択内容も格納する。すなわち、テンプレート定義中の、どの選択肢を選択したかに関する情報も格納する。この機能により、以前の状態の再現が可能となり、テンプレート入力の途中での中断と後の再開が容易になる。
【００４２】
これまでは、質問内容がテンプレートで定義した順番に一つ一つ表示される例を示してきた。すなわち、テンプレートの定義で分岐がある場合、そこでの選択肢が入力されないと、次のノードは確定できず、次ぎに進めない。しかし、患者の状態によっては、不要な質問内容を飛ばして入力したいケースもある。あるいは、入力者が少し先の質問内容まで見ながら入力したいこともある。これに対応するため、本実施例では質問の自動展開機能を付加したものとした。質問の自動展開機能とは、その段階で入力可能な質問を全部表示する機能である。すなわち、質問の自動展開機能は、テンプレート定義の任意のノードを起点として、その先の分岐があるノードで定義された質問までを全部表示する機能である。
【００４３】
図１０は質問の自動展開機能を使用した画面例を示す図である。質問の自動展開機能は、質問の自動展開ボタン３４を押すことにより有効となる。先にも述べたように、質問の自動展開のフラグは初期設定としては”０”であるが、質問の自動展開ボタン３４が押されると、図１１のステップ９１７でこれが認識（Ｙｅｓ）され、ステップ９１８で質問の自動展開のフラグを反転させる。すなわち”１”にする。その結果、先に説明したステップ９１６の質問の自動展開のフラグは”１”がＹｅｓとなる。このため、ステップ９０３の選択肢のクリックから始まるステップ９１２、ステップ９１３に続いて、ステップ９１５の質問が実行されるようになる。ステップ９１５がＮｏであると、ステップ９１３に戻って次の定義を表示するとともに、ステップ９１６を介して再びステップ９１５に回る。ステップ９１５の「次のノードは選択の内容により文岐がある？」がＹｅｓになるまで、これは繰り返される。図１０では、質問の自動展開ボタン３４をあらかじめ押して置いた場合、あるいは、ノード１００「肝内胆管の拡張は」で選択肢１０１「有り」を選択した段階で、質問の自動展開ボタン３４を押した場合のテンプレート入力画面の例を示している。この結果、その先の分岐があるノード４００「総胆管拡張は」までが自動的に展開される。ノード１００「肝内胆管の拡張は」で選択肢１０１「有り」を選択したのみで質問の自動展開ボタン３４を操作しなかった場合のテンプレート入力画面（図６）と比較して明らかなように、質問の自動展開が無い場合にはノード２００「最大径は」までの質問が表示されているに過ぎないのに対し、質問の自動展開を指定したときはノード４００「総胆管拡張は」までが表示される。その先の質問はノード４００のタイトル「総胆管拡張は」の選択入力によって異なるため表示されない。
【００４４】
質問の自動展開機能は、フラグを再び反転させるまで生きている。この状態は自動展開が指定されていることを表示するための窓３４ａにチェックマークを表示するとか色を付けるとかの方法で表示され、認識できるようになされる。質問の自動展開機能が生きている状態で、ノード４００のタイトル「総胆管拡張は」の選択肢４０１あるいは４０２を操作すると、表示画面には、ノード４００からノード６００までの質問が一度に表示されることになる。このように、質問の自動展開機能を用いることにより、テンプレート定義の任意のノードを起点として、その先の分岐があるノードで定義された質問までを全部表示し、その範囲で必要最小限の事項だけを入力することが可能となり、入力効率向上に寄与する。質問の自動展開機能をノード４００以降では止めたいときは、質問の自動展開ボタン３４を再び押せば良い。そうすると、ステップ９１８で質問の自動展開機能のフラグが反転させられて”０”となるので、質問が一つずつ表れるようになる。
【００４５】
次に入力処理を終了する場合について説明する。先に述べたように、終了処理選択エリア２３には終了入力ボタン３５と中断入力ボタン３６とが設けられている。入力者がテンプレートに従った質問に全て回答した状態で、終了入力ボタン３５を押すと、図１１のステップ９０６でこれが認識（Ｙｅｓ）され、ステップ９０９に進んで終了入力があったこととそのときの入力画面データが保存される。入力者がテンプレートに従った質問に回答中の段階で入力を打ち切りたいと思ったときは、中断入力ボタン３６を押すと、図１１のステップ９２０でこれが認識（Ｙｅｓ）され、ステップ９０９に進んで中断入力があったこととそのときの入力画面データが保存される。
【００４６】
ここまで、臓器の選択が胆管であった場合について詳細に説明したが、他のいくつかの臓器についてのテンプレートを紹介しておく。こられの表示は図２と同様に、ノードは太線で囲い、その他は細い線で示すに止め、それ以上の説明は省略する。
【００４７】
図１２、図１３は胆嚢の報告の入力のためのテンプレートを示す図である。ここで、図１２、図１３の関係は、図１２（Ａ）から図１３（Ａ）に繋がるものである。胆嚢の報告の入力のためのテンプレートは壁が肥厚している場合は、三層構造像の有無を入力し、壁が不均一に肥厚している場合は、内腔に突出の腫瘤の有無を入力し、病変に移動性がある場合は、その病変に対する、シャドウの有無、エコーの状態、個数を入力し、病変に移動性がない場合は、その病変に対する、部位、サイズ、有茎無茎の状態、エコーの状態、性状、個数の入力を促すものとしている。
【００４８】
また、図１４、図１５および図１６は膵臓の報告の入力のためのテンプレートを示す図である。ここで、図１４−図１６の関係は、図１４（Ａ）から図１５（Ａ）に、図１５（Ｂ）から図１６（Ｂ）に繋がるものである。膵臓の報告の入力のためのテンプレートとしては、膵臓が腫大又は萎縮している場合は、その範囲を入力し、膵管の拡張がある場合は、その拡張範囲、最大径、性状を入力し、腫瘤が嚢胞性の場合は、その腫瘤に対する、場所、大きさ、形状、個数、嚢胞壁の状態、隔壁の状態を入力し、腫瘤が非嚢胞性の場合は、その腫瘤に対する、場所、大きさ、個数、境界の状態、輪郭の状態、形状、辺縁エコーの状態、内部エコーの状態、後方エコーの状態、外側エコーの状態の入力を促すものとしている。
【００４９】
また、図１７、図１８は脾臓の報告の入力のためのテンプレートを示す図である。ここで、図１７、図１８の関係は、図１７（Ａ）から図１８（Ａ）に繋がるものである。脾臓の報告の入力のためのテンプレートとしては、アコウスティック・シャドウがある場合は、その個数を入力し、腫瘤が嚢胞性の場合は、その腫瘤に対する、場所、大きさ、形状、個数、嚢胞壁の状態、隔壁の状態、副脾の有無を入力し、腫瘤が非嚢胞性の場合は、その腫瘤に対する、場所、大きさ、個数、境界の状態、輪郭の状態、形状、辺縁エコーの状態、内部エコーの状態、後方エコーの状態、外側エコーの状態、石灰化の状態、副脾の有無の入力を促すものとしている。
【００５０】
さらには、図１９、図２０および図２１は腎臓の報告の入力のためのテンプレートを示す図である。ここで、図１９−図２１の関係は、図１９（Ａ）から図２０（Ａ）に、図２０（Ｂ）から図２０（Ｂ）に繋がるものである。腎臓の報告の入力のためのテンプレートとしては、腎臓が腫大又は萎縮している場合は、そのサイズを入力し、ストロングエコーが認められる場合は、そのシャドウ、大きさを入力し、腎杯の拡張がある場合は、尿管の拡張の有無を入力し、尿管の拡張がある場合は、その大きさを入力し、腫瘤が嚢胞性の場合は、その腫瘤に対する、大きさ、形状、個数、嚢胞壁の状態、隔壁の状態を入力し、腫瘤が非嚢胞性の場合は、その腫瘤に対する、大きさ、個数、境界の状態、輪郭の状態、形状、辺縁エコーの状態、内部エコーの状態、後方エコーの状態、外側エコーの状態、石灰化の状態の入力を促すものとしている。
【００５１】
（第二の実施例）
次に本発明の第二の実施例を説明する。第一の実施例では、入力操作をマウスとキーボードの使用によることを前提としていたが、第二の実施例では音声入力を使用する。図２２（Ａ）に本発明の第二の実施例のブロック構成図を示す。基本的に、本発明の第一の実施例に、音声入力装置５０が付加された構成である。また、図２２（Ａ）の構成は、第一の実施例と同様、図２２（Ｂ）に一般的な構成が示されるパソコンシステムにより構成できる。第二の実施例ではハードディスク５８に音声定義６１および解析の為のプログラムが付加されるが、説明は省略する。音声入力装置５０は音声を解析し、発音を表す文字列を生成する。その内容は入力情報解析機能２に送られ、発声内容に基づいた入力動作を行う。
【００５２】
本実施例では、従来マウスやキーボードで指示していた選択候補を、音声で指示する。画面構成およびテンプレートは第一の実施例と同じである。本実施例の場合の読影レポート入力システムの動作のフローチャートを図２３に示す。
【００５３】
具体的な動作は次のようになる。ステップ９２０およびステップ９２１又はステップ９２５およびステップ９２６に記述したように、音声入力との認識が行われると、認識した発音を表す文字列が生成される。この文字列を音声文字列と呼ぶ。音声文字列は、全てひらがなやカタカナで表現された単語と見ることもできる。
【００５４】
音声入力時の動作も基本的にはマウス等を使用した場合と同様であり、図５の状態で、「肝内胆管の拡張は」と発声すると、選択肢の一覧が表示され、「有り」と発声すると「有り」が選択され、画面は図６に移行する。同様に「最大径は」と発声し、「１２」と発声すると、数値入力として「１２」が入力される。
【００５５】
ステップ９２２やステップ９２８で実施される音声文字列との一致処理は、テンプレート定義のノード名と選択候補の文字列に対して行われる。効率向上のため、テンプレート定義のノード名と選択候補の文字列に対して行われる音声との一致は、先頭一致方式で行われる。例えば、図７の状態の場合、「範囲は」と発声する必要はなく、「はん」と発声するだけで、「範囲は」の選択肢を表示する。同様に「範囲は」の選択肢を選択するのに、「両葉」と発声する必要はなく、「りょう」と発声するだけで「両葉」の選択肢が選択される。
【００５６】
先頭一致方式のより具体的な処理は、まず、音声文字列の第一文字目と一致する項目を検索する。一致する項目が複数個ある場合は、音声文字列の第一文字目から第二文字目までと一致する項目を検索する。ここでも複数個一致する場合は、音声文字列の第一文字目から第三文字目と一致する項目を検索、のように、一つずつ、検索に用いる音声文字列の長さを増やしていき、一致する項目が一つになった時点で、その項目を選択する。先頭一致を実現するため、音声一致の対象となるテンプレートの項目は、その発音もテンプレート定義情報に定義してある。
【００５７】
またテンプレート定義により、数値入力が求められている箇所に対する音声入力の場合、選択候補との一致処理は行わず、音声文字列を、その発音が意味する数字に変換して入力とする。
【００５８】
このような先頭一致方式とすることにより、発声の時間短縮効果により、さらなる入力効率向上も達成できる。
【００５９】
また順番入力モードと呼ぶ、さらに簡易な選択方式も利用できる。これは、例えば「範囲は」の選択肢を選択する場合、「両葉」や「りょう」だけでなく、「１」とか「２」とか数字を発声することにより、その順番にある選択肢を選択することもできる。すなわち、「範囲は」の選択肢を選択する場合、「１」と発声すると「両葉」が、「２」と発声すると「右葉」が、「３」と発声すると「左葉」が選択される。これはステップ９３０で記述したように、音声文字列を、その発音が意味する数字に変換し、その数字の順番の選択候補を選択したとして処理することで実現する。
【００６０】
さらにこの順番モードでは、音声認識率の向上も得られる。これは、発声内容が数字の読みだけとなることを利用し、音声入力処理装置５０内での音声認識処理において、数字以外の認識結果候補を除外することができるからである。
【００６１】
このように数字の発声による選択方式も採用することにより、選択肢の先頭数文字の内容が同じ場合や、選択肢の読みが判らない場合でも素早く選択することが可能になる。
【００６２】
このように、本発明は、予め定義されたテンプレート情報に基づき、入力項目名と選択候補群を表示し、選択入力を受け付けるシステムであって、前記テンプレート情報は、入力項目名とその選択候補群の組を複数保持し、さらに前記テンプレート情報には、前記の組を表示する順番が定義され、前記定義された順番に従って、入力項目名と選択候補群を表示し、選択入力を受け付け、前記選択候補群と所見文の対応は、前記テンプレート情報に定義され、選択入力された選択項目に対応する所見文を、選択された順番に結合して、最終的な所見文を作成することを特徴とする医用画像報告書入力システムを提供することができる。
【００６３】
更に、本発明は以下の特徴を持つものとして実現できる。
【００６４】
（１）テンプレート定義は、任意の入力項目名と選択候補群に対し、その選択内容に応じて、次に表示される入力項目名と選択候補群の組が異なるように定義でき、さらに、複数の異なった入力項目名と選択候補群の組に対し、次に表示される入力項目名と選択候補群の組を、同一のものに指定できること。
【００６５】
（２）ある入力項目に対し入力がされた場合はその後でその次の入力項目名と選択候補群を表示し、ある入力項目に対し入力がされない場合、その次の入力項目名と選択候補群を、次々に表示し、前記表示の動作は、テンプレート定義情報で、選択内容に応じて次に表示される入力項目名と選択候補群の組が異なるように定義されている、入力項目名と選択候補群の組で止まること。
【００６６】
（３）日本語の文章として誤った文末表現とその訂正方法の組を保持し、作成した所見文と前記の組と比較し、日本語の文章として誤った文末表現を訂正すること。
【００６７】
（４）作成した所見文に加え、選択した選択候補の情報も保存すること。
【００６８】
（５）テンプレートで作成された所見文を、入力者が入力画面上で自由に編集できること。
【００６９】
（６）選択候補の選択を音声入力で行うこと。
【００７０】
（７）上記（６）に記載の医用画像報告書入力システムにおいて、テンプレート定義情報に、その項目の発音の情報も定義してあること。
【００７１】
（８）上記（６）に記載の医用画像報告書入力システムにおいて、音声入力と選択候補の一致確認処理を、先頭一致方式で行い、先頭の一部の文字列の一致により、前記の選択候補を選択した判断して処理を開始すること。
【００７２】
（９）上記（６）に記載の医用画像報告書入力システムにおいて、選択候補の選択動作において、数字を音声入力することで、その順番にある候補を選択したと判断して処理を開始すること。
【００７３】
【発明の効果】
本発明によれば、読影レポート入力にテンプレート方式を適用した環境において、多数の入力箇所や候補がある場合でも効率よく入力できる。また、テンプレートにより選択された複数の候補に基づき、所見文を日本語の文章として生成できる。さらに、音声入力により効率的なテンプレートの入力ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（Ａ）は本発明の第一の実施例の構成を機能単位で見たブロック図を、（Ｂ）はそれを実現するパソコンシステムの構成を示す図。
【図２】本発明の特徴とするテンプレート定義情報の一例を示す図。
【図３】図２に示すテンプレートを利用して、読影レポートを作成しようとするときに最初に表示される画面例であり、読影レポートの対象となる検査名を選択するための読影レポート対象選択画面を示す図。
【図４】図３で上部腹部超音波検査を指定するためのボタン１００１が操作されたときのテンプレート入力画面の初期画面の例を示す図。
【図５】臓器として胆管を選択した場合のテンプレート入力画面の例を示す図。
【図６】ノード１００「肝内胆管の拡張は」で選択肢１０１「有り」が選択された直後の画面例を示す図。
【図７】ノード２００のタイトル「最大径（ｍｍ）」の入力ボックス３１にデータを１２として入力した直後の画面例を示す図。
【図８】ノード１００「肝内胆管の拡張は」で選択肢１０２「無し」を選択した場合の画面例を示す図。
【図９】文章末尾自動修正のための文章末尾変換テーブルの一例を示す図。
【図１０】質問の自動展開機能を使用した画面例を示す図。
【図１１】図１に示す読影レポート入力システムの動作処理のフローチャートの一例を示す図。
【図１２】胆嚢の報告の入力のためのテンプレートの一部を示す図。
【図１３】胆嚢の報告の入力のためのテンプレートの一部を示す図。
【図１４】膵臓の報告の入力のためのテンプレートの一部を示す図。
【図１５】膵臓の報告の入力のためのテンプレートの一部を示す図。
【図１６】膵臓の報告の入力のためのテンプレートの一部を示す図。
【図１７】脾臓の報告の入力のためのテンプレートの一部を示す図。
【図１８】脾臓の報告の入力のためのテンプレートの一部を示す図。
【図１９】腎臓の報告の入力のためのテンプレートの一部を示す図。
【図２０】腎臓の報告の入力のためのテンプレートの一部を示す図。
【図２１】腎臓の報告の入力のためのテンプレートの一部を示す図。
【図２２】（Ａ）は本発明の第二の実施例の構成を機能単位で見たブロック図を、（Ｂ）はそれを実現するパソコンシステムの構成を示す図。
【図２３】本発明の第二の実施例の読影レポート入力システムの動作のフローチャートを示す図。
【符号の説明】
１…読影レポート入力システム、２…入力情報解析機能、３…テンプレート定義格納手段、４…出力情報制御手段、５…入力装置、６…出力装置、７…レポート内容格納手段、１１…肝臓（びまん性病変の場合）のテンプレート入力開始ボタン、１２…肝臓（嚢胞性病変の場合）のテンプレート入力開始ボタン、１３…肝臓（非嚢胞性病変の場合）のテンプレート入力開始ボタン、１４…門脈のテンプレート入力開始ボタン、１５…胆管のテンプレート入力開始ボタン、１６…脾臓のテンプレート入力開始ボタン、１７…リンパ節のテンプレート入力開始ボタン、１８…その他の場合入力開始ボタン、１９…胆嚢のテンプレート入力開始ボタン、２０…膵臓のテンプレート入力開始ボタン、２１…腎臓のテンプレート入力開始ボタン、２２…虫垂のテンプレート入力開始ボタン、２３…Ｃｏｎｃｌｕｓｉｏｎ入力ボタン、３２…文章末尾修正ボタン、３３…質問の自動展開チェックボックス、５０…音声入力装置、５１…バス、５２…ＣＰＵ、５３…メモリ、５４…Ｉ／Ｏインタフェイス、５８…ハードディスク、５５…マウス、５６…キーボード、５７…表示装置、５９…テンプレート定義、６０…画面構成定義。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an input system for a medical information system. In particular, the present invention relates to a template system that presents in advance the types of input items and candidates for their contents when an interpretation report, which is a medical image diagnostic report, is input.
[0002]
[Prior art]
With the prevalence of electronic preservation of medical images and electronic medical records, electronic preservation of interpretation reports, which are diagnostic reports of medical images, is also required. However, the conventional method of inputting the text of a report using a keyboard has a problem that it requires time and effort.
[0003]
To deal with such a problem of the input time, application of the template input method is effective. The template input method is a method in which candidates for input items are presented and selected and input. Input item candidates are defined in advance as templates. Such an input efficiency improving method using a template is generally used and widely used in medical information systems such as electronic medical records. For example, (Non-Patent Document 1) describes an example of an electronic medical record template of NTT East Japan Hospital.
[0004]
In the template input, the content can be input simply by selecting an appropriate candidate, so that there is an advantage that the input speed is generally faster than that of direct text input using a keyboard.
[0005]
[Non-patent document 1]
Pages 48 to 52 of the magazine "Monthly New Medical Care" issued by M.E. Promotion Association, July 2001 issue (ISSN0910-7991)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
On the other hand, a drawback of template input is that it takes a long time to select when the number of candidates presented simultaneously is large. For this reason, in some cases, there is a concern that the input is slower than the keyboard input.
[0007]
Also in the field of medical images, the number of interpretation points that need to be input varies widely from a minimum of several to a dozen or more, depending on the target organ and the state of the disease. For this reason, when template input is simply adopted, when all image interpretation points are displayed, there is a possibility that the input becomes redundant and the input time increases.
[0008]
Further, as a result of the template input, only a list of the selected options can be obtained. On the other hand, in general, the contents of the interpretation report, that is, the findings, are described as Japanese sentences. For this reason, it is necessary to connect the options selected as the template input and compose them as Japanese sentences.
[0009]
Furthermore, the number of diseases targeted in the field of medical imaging is very large. Even if the inspection apparatus is limited, the number of diseases that can be detected by the apparatus is very large, so that it is very complicated to create a template for each disease, and it is inefficient even from the viewpoint of using the template. That is, it is useful to suppress the disease covered by one template to the range of the organ to be examined as a unit. In other words, instead of covering all the diseases that can be handled by one test device, it is necessary to describe all the diseases for one organ at once as a template description / expression format. Can be said to be useful.
[0010]
An object of the present invention is to provide a system capable of efficiently inputting an interpretation report even when there are many input locations and candidates in an environment where a template method is applied to the input. Another object of the present invention is to provide a system for generating a Japanese sentence based on a plurality of candidates selected by a template. Still another object of the present invention is to provide a template description method and system that can be used in common for a plurality of diseases.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The above-mentioned object is to provide a medical image report input system, a means for holding the contents of an image interpretation part and its answer candidate and their display order as a template definition, and displaying the image interpretation part and its answer candidate (findings) based on the template definition. Means, template definition means for designating the image to be displayed next and the answer candidate depending on the answer candidate selected by the user, template definition means for holding the finding corresponding to the answer candidate, selected answer candidate By means of combining the remarks on to one remark.
[0012]
Further, the object of the present invention is achieved by means for identifying a voice input and means for comparing the identified voice with an answer candidate in addition to the above means.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(First embodiment)
Next, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0014]
FIG. 1A is a block diagram showing the configuration of the first embodiment of the present invention in functional units, and FIG. 1B shows the configuration of a personal computer system for realizing it. The interpretation report input system 1 includes an input information analysis function 2, a template definition storage means 3, an output information control function 4, and a screen configuration definition storage means 8 as main elements. The template definition storage unit 3 stores the definition of the template and provides the template definition information in response to a request from the input information analysis function 2. The input information analysis function 2 is connected to an input device 5 such as a keyboard or a mouse, receives input information, and instructs the output information control function 4 on necessary display contents based on the contents and template definition information. The output information control function 4 is connected to a display device such as a computer display, and generates a report input screen for the user based on an instruction from the input information analysis function 2 and screen configuration definition information from the screen configuration definition storage unit 8. I do. The screen configuration definition storage unit 8 holds the position information of the report input screen layout such as input buttons and input boxes on the screen, and provides the information to the output information control function 4. The input information analysis function 2 is connected to the report content storage means 7 to store and save the input report content.
[0015]
The configuration in FIG. 1A can be configured by a personal computer system whose general configuration is shown in FIG. To the bus 51, a CPU 52, a memory 53, an I / O interface 54, and a hard disk 58 are connected. An input device of a mouse 55 and a keyboard 56 and a display device 57 are connected to the I / O interface 54. The hard disk 58 stores a template definition 59 and a screen configuration definition 60, as well as necessary programs. Since the present invention is not unique to this personal computer system, the description of the overall configuration of the system is omitted.
[0016]
FIG. 2 shows an example of template definition information which is a feature of the present invention. In this example, a template definition for an organ “bile duct” is shown as a target of an interpretation report. The template definition is represented by a directed graph starting from the upper left of the figure. Each node is composed of a node name, a selection candidate, and a character string at the time of selection.
[0017]
The first node 100 in FIG. 2 has a node name of “expansion of intrahepatic bile duct”, and this node 100 has a selection candidate 101 “present” and a selection candidate 102 “absent”. A selection finding character string is prepared for each of the selection candidates, and the selection finding character string 110 “there is an extension of the intrahepatic bile duct” in the selection candidate 101 “Yes”, and the selection candidate 102 “No” in the selection candidate 102 “Yes”. At the time of selection, a finding character string 111 "There is no dilation of intrahepatic bile duct" is prepared. The finding character string at the time of selection is a definition of a character string to be used as a part of the finding sentence when the selection candidate on the left is selected.
[0018]
In the first node 100 in FIG. 2, there are two types of selection candidates, but when the number of selection candidates further increases, a set of the selection candidates and the character string at the time of selection is added to the lower part of the node. For example, the node 300 “Range” indicates a case where there are three selection candidates, and the node 800 “Inside” indicates a case where there are four selection candidates.
[0019]
The above is the definition of a node that requires selection input. The input definition of free information such as numerical values is as follows. The node 200 “maximum diameter is (mm)” is described in the selection candidate column 201 as <numerical value>, indicating that it is a definition of a node that requires a numerical value input. In this case, the selected finding character string 210 is a character string including the input numerical value, and the numerical data input via the input device 5 by the creator of the interpretation report is the position of the <numeric value> of the character string. Is input to
[0020]
The arrow extending from the node indicates the node that describes the definition for the next input. In addition, when there is an arrow extending from the finding character string at the time of selection, it indicates a node that describes the definition for the next input when the candidate is selected. When the arrow does not extend from the finding character string at the time of selection of the selected candidate, it follows the arrow extending from the node. When the arrow does not extend from the finding character string at the time of selection of the selected candidate and the arrow does not extend from the node, it means the end of the definition, and the template input ends there.
[0021]
As described above, it is desirable that the definition of such a template be configured based on the classification of each organ to be diagnosed. That is, it is possible to combine the definition graphs for all the organs into one, but the operation of inputting the interpretation report becomes complicated, and the maintenance of the interpretation report also becomes complicated. For this reason, in the present embodiment, in the case of upper abdominal ultrasonography, the template is defined as liver (case of diffuse lesion), liver (case of cystic lesion), liver (case of non-cystic lesion), and portal vein. , Gallbladder, bile duct, pancreas, spleen, kidney, lymph node, appendix and organ.
[0022]
Regarding the display of the template input screen of the organ according to the definition of the template, a basic embodiment will be described in detail with reference to FIGS.
[0023]
FIG. 3 is an example of a screen displayed first when an interpretation report is created using the template shown in FIG. 11 is an image interpretation report selection screen 1000 for inputting an examination name to be an image interpretation report and bibliographic items of the image interpretation report. On this screen, a button 1001 for designating an upper abdominal ultrasound examination, a button 1002 for designating a lower abdominal ultrasound examination, a button 1003 for designating a breast gland ultrasound examination, and a head CT examination are designated. A button 1004 for designating a head MRI examination and a button 1005 for designating a head MRI examination can be designated by a button operation. On this screen, bibliographic items of the interpretation report are also input. This operation is executed in step 971 in FIG. 11 showing the flowchart of this embodiment.
[0024]
FIG. 4 is a diagram showing an example of the initial screen of the template input screen when the button 1001 for designating the upper abdominal ultrasound examination in FIG. 3 is operated. In FIG. 4, 10 is an area for displaying the name of an organ to be interpreted, 25 is an input area for the state of the organ displayed according to the template, 33 is an automatic expansion input area for specifying automatic expansion of a question, Reference numeral 23 denotes an end input area for designating input end processing, and reference numeral 24 denotes a display area for previewing the entire report text. In the report document preview area 24, a report sentence of the interpretation of the organ “liver” executed before the interpretation of the organ to be executed this time is displayed. However, no data on the interpretation of the organ to be started is displayed. In the area 10 for displaying the organ name, as described above, the definition of the template for the interpretation of the upper abdominal ultrasonography includes the liver (case of diffuse lesion), the liver (case of cystic lesion), and the liver. (Cases of non-cystic lesions), each of the selection buttons 11-22 are displayed in a form corresponding to the division by portal vein, gallbladder, bile duct, pancreas, spleen, kidney, lymph node, appendix and organ. . The input area 25 for the state of the organ is provided with an area 26 for displaying a finding based on the template definition and the selected option. Further, a sentence end correction instruction button 32 is provided for instructing the operation of correcting the end of the finding sentence when it becomes necessary. The automatic expansion input area 33 is provided with a button 34 for specifying automatic expansion of a question and a window 34a for displaying that automatic expansion is specified. The end input area 23 is provided with an end input button 35 for instructing that the interpretation of the selected organ has been completed, and an interruption input button 36 for terminating the interpretation when the interpretation has not been completed but is desired to be interrupted. . For example, a chart number and a patient's name are displayed on the screen so that it is possible to see at any time who test result is input.
[0025]
When the creator of the interpretation report clicks one of the input buttons (11 to 22) corresponding to the template definition classified by organ displayed in the organ selection area 10, the template input screen of the organ corresponding to the button is clicked. Is displayed in the area 25, and the reading operation is started.
[0026]
FIG. 5 is a diagram showing an example of a template input screen when a bile duct is selected as an organ. FIG. 11 is a flowchart of the input screen display process specifically described below. The template input screen will be described with reference to FIG.
[0027]
In order to select a bile duct as an organ, the fact that the input person pressed the button 15 in step 900 is recognized that a button was clicked in step 901 (Yes), and the organ selection button was clicked in step 905. As a result (Yes), a template input screen corresponding to the organ selected by the selection button in step 908 is displayed. At this stage, the content corresponding to the first node 100 of the template definition of FIG. 2 is displayed in accordance with the selection of the bile duct. The node 100 in the template definition is displayed as the title 28 of the input item.
[0028]
A pull-down 27 is displayed to select an option of the node 100. The options displayed in accordance with the display of the title 28 are displayed at the bottom of the input box 29 by pressing the pull-down 27, and the options can be selected by clicking the desired option. Referring to the flowchart of FIG. 11, when the input person operates the pull-down 27 in step 900, the button is not clicked in step 901 and it is recognized that the pull-down 27 is clicked in step 902 (Yes). This causes the process to proceed to step 911, where options 101 (present) and 102 (absent) shown in FIG. 2 are displayed below the input box 29 below the title 28.
[0029]
Thereafter, when an option corresponding to the display of the options 101 (present) and 102 (absent) is clicked, the process advances to step 903 through No in steps 901 and 902. Here, since it is recognized (Yes) that the creator of the interpretation report has selected one of the options by clicking on it, a finding sentence corresponding to the options 101 (present) and 102 (absent) in FIG. Either 110 (the intrahepatic bile duct is dilated) or 111 (there is no intrahepatic bile duct dilation) is displayed in the area 26 for displaying a remark.
[0030]
FIG. 6 is a diagram illustrating a screen example immediately after the option 101 “Yes” is selected in the node 100 “Expansion of intrahepatic bile duct”. According to the template definition shown in FIG. 2, a finding sentence “the intrahepatic bile duct is expanded,” is generated and displayed in the area 26 and the preview area 24. In step 913, according to the template definition, the next node 200 “maximum diameter” Is displayed (mm), and prompts for the next input.
[0031]
In FIG. 11, following step 913, there is a step 916 for checking whether the flag for automatic expansion of the question is “1”. The initial setting of this flag is "0", and is inverted to "1" only when the button for automatically expanding a question is operated (see steps 917 and 918. Automatic expansion of a question will be described later). Now, since step 916 is No, the operation following the display of the node 200 will be described.
[0032]
Also on the screen shown in FIG. 6, a pull-down having an input box 31 below the title of the node 200 "maximum diameter is (mm)" is displayed together with the title. Thereafter, No is obtained in step 901, and it is recognized (Yes) in step 902 that the pull-down is clicked. As a result, in step 911, an option 201 requesting a numerical value input is displayed. Thereafter, the process proceeds to step 903 through No of steps 901 and 902. Here, when the creator of the interpretation report clicks the option 201, the finding sentence “the maximum diameter is <numerical value> mm” is displayed in step 912. At this stage, the creator of the interpretation report inputs data into the input box 31.
[0033]
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of a screen immediately after inputting data as 12 in the input box 31 of the title “maximum diameter (mm)” of the node 200. According to the template definition, a remark sentence “maximum diameter is 12 mm” is generated, and the content added following the previous remark is displayed in the area 26 and the preview area 24. Also, according to the template definition, the next node 300 “Range” is displayed to prompt the next input.
[0034]
FIG. 8 is a diagram illustrating a screen example when the option 102 “none” is selected in the node 100 “Expansion of intrahepatic bile duct”. According to the template definition shown in FIG. 2, a finding sentence “There is no extension of intrahepatic bile duct” is generated and displayed in area 26 and preview area 24. In accordance with the template definition, “common bile duct extension” defined at the next node 400 is displayed to prompt the next input. As described above, when the arrow does not extend from the finding character string at the time of selection of the candidate selected at the node, the arrow follows from the node. Will fly to node 400. Hereinafter, the process proceeds to selection of an option at the node 400, and further proceeds one after another according to the template, but detailed description thereof will be omitted.
[0035]
According to the template input method of the present invention, the next input question can be optimized according to the selection in the preceding stage, depending on the content of the selection input. In the above example, if the selection at the node 100 includes dilation of the intrahepatic bile duct, the maximum diameter and range that are questions regarding the state of the intrahepatic bile duct are asked. However, when the selection of the option at the node 100 is “none” 102, the node 400 “total” is not asked without asking the maximum diameter at the node 200 and the range at the node 300, which are questions regarding the state of the intrahepatic bile duct. Bile duct dilation can fly to ". With this function, only the necessary input items can be handled, and the input efficiency can be improved. The present invention is clearly advantageous when compared with a template system in which all items are displayed for any general examination and items that require input are selected from all items and input. is there. This means not only that it is efficient, but also that it has the advantage of not overlooking required items.
[0036]
Furthermore, medically, it is necessary to check for the presence of dilation of the common bile duct regardless of the presence or absence of dilation of the intrahepatic bile duct. Even in such a case, according to the present invention, as is apparent from the template definition, the node 100 “extension of the intrahepatic bile duct” selects the option 101 “present” or 102 “absent”. The user is prompted to enter 400 "common bile duct dilation". Such a template definition having branching and merging brings simplicity and flexibility to the template definition, so that a template applicable to a plurality of diseases of the same organ can be easily described.
[0037]
The finding sentence is generated by sequentially connecting the finding finding character strings at the time of selection corresponding to the selected option. The choices and character strings at the time of selection are defined by a template. Here, the punctuation of the selected finding character string and “te ni wo” are defined so that a doctor or the like who uses the template input system has a natural flow based on his / her own sense. However, if the input is terminated halfway, the sentence of the finding may end with a reading point.
[0038]
For example, in the template definition of the bile duct shown in FIG. 2, the node 100 “expansion of intrahepatic bile duct” is option 102 “none”, the node 400 “common bile duct extension” is option 401 “present”, and the node 500 “CBD (Mm) "when the option 501 is <numerical value>" 12 "and the node 600" Thickening of the wall "is the option 601" Yes ", the finding is" There is no expansion of the intrahepatic bile duct. The CBD is 12 mm. If the user wants to end the input here (end processing will be described later), the end of the finding is a reading point, which is in an incorrect format as a Japanese sentence.
[0039]
This problem can be dealt with by manually revising the end of the sentence as "Accept." By making it possible to arbitrarily correct the remarks by keyboard input. In this process, when the creator of the interpretation report moves the cursor to the finding display area 26, the result is recognized as Yes in step 904 of FIG. 11, and the character string input by the keyboard can be inserted at the cursor position. On the other hand, in order to improve the input efficiency, it is desired to use a method that does not use a keyboard as much as possible.
[0040]
FIG. 9 is a diagram showing an example of the sentence end conversion table 40 for automatic sentence end correction. The sentence end conversion table is stored in the template storage unit 3 in the same manner as the template. The sentence end conversion table 40 holds a set of a character string 41 before conversion and a character string 42 after conversion. When the sentence end correction button 32 on the template input screen 25 is pressed, Yes is recognized in step 907, and in step 910, the input information analysis function 2 executes the character string at the end of the finding sentence and the character before conversion in the sentence end conversion table 40. The character strings in column 41 are successively compared, and if there is a corresponding character string before conversion, it is replaced with the corresponding character string in character string 42 after conversion. With this function, a correct finding sentence can be immediately generated as a Japanese sentence even when the template input is terminated halfway.
[0041]
When the input information analysis function 2 stores the remarks in the report content storage means, in addition to the recording of the generated remarks in a so-called text format, the selection contents of the options are also stored. That is, information on which option is selected in the template definition is also stored. With this function, it is possible to reproduce the previous state, and it is easy to interrupt the template input in the middle and restart it later.
[0042]
So far, an example has been shown in which question contents are displayed one by one in the order defined in the template. In other words, if there is a branch in the definition of the template, the next node cannot be determined unless an option is input, and the process cannot proceed. However, depending on the condition of the patient, there is a case where the user wants to skip unnecessary questions. Alternatively, the input user may want to input while looking at the contents of the question a little earlier. In order to cope with this, in this embodiment, an automatic expansion function of a question is added. The automatic question expansion function is a function for displaying all questions that can be input at that stage. That is, the question automatic expansion function is a function of displaying all questions up to a question defined by a node having a branch from the arbitrary node of the template definition as a starting point.
[0043]
FIG. 10 is a diagram showing an example of a screen using the automatic question expanding function. The question automatic expansion function is activated by pressing the question automatic expansion button 34. As described above, the flag for automatic expansion of a question is "0" as an initial setting, but when the automatic expansion button 34 for a question is pressed, this is recognized (Yes) in step 917 of FIG. At step 918, the flag for automatically expanding the question is inverted. That is, it is set to “1”. As a result, the flag of the automatic expansion of the question in step 916 described above becomes "1" and is Yes. For this reason, the question in step 915 is executed following the steps 912 and 913 starting from the click of the option in step 903. If step 915 is No, the process returns to step 913 to display the next definition, and returns to step 915 via step 916 again. This is repeated until “No in the next node has a sentence depending on the content of the selection?” In step 915 becomes Yes. In FIG. 10, the question automatic expansion button 34 is pressed when the question automatic expansion button 34 is pressed and set in advance, or when the option 101 “Yes” is selected in the node 100 “Expansion of intrahepatic bile duct”. The example of the template input screen in the case is shown. As a result, up to the node 400 "common bile duct dilation" where the branch is located is automatically expanded. As is clear from the template input screen (FIG. 6) when only the option 101 “Yes” is selected in the node 100 “Expansion of intrahepatic bile duct” and the question automatic expansion button 34 is not operated, When there is no automatic expansion of the question, only the question up to node 200 "maximum diameter" is displayed, whereas when the automatic expansion of the question is specified, the node 400 "total bile duct expansion" is displayed. Is displayed. Subsequent questions are not displayed because they differ depending on the selection input of the title “common bile duct expansion” of the node 400.
[0044]
The automatic question expansion feature is alive until the flag is inverted again. This state is displayed in such a manner that a check mark is displayed or a color is added to the window 34a for displaying that the automatic expansion is designated, and can be recognized. When the option 401 or 402 of the title “common bile duct expansion” of the node 400 is operated in a state where the automatic question expansion function is alive, the questions from the node 400 to the node 600 are displayed on the display screen at one time. Will be. In this way, by using the question automatic expansion function, all questions up to the question defined at the node with a branch from the arbitrary node of the template definition as a starting point are displayed, and the minimum necessary items within the range are displayed. Can be input, which contributes to an improvement in input efficiency. To stop the automatic question expansion function from the node 400 onward, the question automatic expansion button 34 may be pressed again. Then, in step 918, the flag of the automatic expansion function of the question is inverted to “0”, so that the questions appear one by one.
[0045]
Next, a case where the input processing is ended will be described. As described above, the end processing selection area 23 is provided with the end input button 35 and the interruption input button 36. When the input user answers all the questions in accordance with the template and presses the end input button 35, this is recognized (Yes) in step 906 in FIG. 11, and the flow advances to step 909 to confirm that the end input has been made. Input screen data is saved. If the input user wants to terminate the input while answering the question according to the template, the user presses the interruption input button 36, and this is recognized (Yes) in step 920 in FIG. 11, and the process proceeds to step 909. The interruption input and the input screen data at that time are saved.
[0046]
So far, the case where the selection of the organ is the bile duct has been described in detail, but templates for some other organs will be introduced. In this display, as in FIG. 2, nodes are surrounded by thick lines, and others are indicated by thin lines, and further description is omitted.
[0047]
12 and 13 are diagrams showing templates for inputting a report of the gallbladder. Here, the relationship between FIG. 12 and FIG. 13 is linked from FIG. 12 (A) to FIG. 13 (A). If the wall is thickened, the template for entering the report of the gallbladder should include the presence or absence of a three-layer structure image.If the wall is unevenly thickened, the presence or absence of a protruding mass in the lumen If the lesion has mobility, enter the presence / absence of shadow, the state of echo, and the number of the lesion, and if the lesion has no mobility, the site, size, pedicles and pedicles for the lesion The user is prompted to input the state of the echo, the state of the echo, the properties, and the number.
[0048]
FIGS. 14, 15 and 16 show templates for inputting pancreatic reports. Here, the relationship between FIG. 14 and FIG. 16 is linked to FIG. 14 (A) to FIG. 15 (A) and FIG. 15 (B) to FIG. 16 (B). As a template for the input of the report of the pancreas, if the pancreas is swollen or atrophied, enter its range; if there is dilation of the pancreatic duct, enter its expanded range, maximum diameter, and properties, If the mass is cystic, enter the location, size, shape, number, state of the cyst wall, and the condition of the septum for the mass; if the mass is non-cystic, enter the location and size for the mass The number, boundary state, outline state, shape, marginal echo state, internal echo state, rear echo state, and external echo state are prompted.
[0049]
17 and 18 are diagrams showing templates for inputting a report of a spleen. Here, the relationship between FIG. 17 and FIG. 18 is linked from FIG. 17 (A) to FIG. 18 (A). As a template for entering the spleen report, enter the number of acoustic shadows, if any, and if the tumor is cystic, enter the location, size, shape, number, and cyst wall for the tumor. Enter the state of the septum, the state of the septum, and the presence or absence of the accessory spleen. If the tumor is non-cystic, the location, size, number, boundary state, contour state, shape, marginal echo state for the tumor The user is prompted to input the state of the internal echo, the state of the back echo, the state of the outer echo, the state of calcification, and the presence or absence of the accessory spleen.
[0050]
Further, FIGS. 19, 20 and 21 show templates for inputting a report of a kidney. Here, the relationship between FIG. 19 and FIG. 21 is linked to FIG. 19 (A) to FIG. 20 (A) and FIG. 20 (B) to FIG. 20 (B). As a template for entering a report of the kidney, enter the size of the kidney if it is swollen or atrophied, and if strong echo is observed, enter its shadow and size. If there is dilation, enter the presence or absence of dilation of the ureter.If there is dilation of the ureter, enter the size.If the tumor is cystic, the size, shape, number of the tumor , Enter the state of the cyst wall, the state of the septum, if the tumor is non-cystic, size, number, boundary state, outline state, shape, marginal echo state, internal echo The user is prompted to input the state, the state of the back echo, the state of the outer echo, and the state of calcification.
[0051]
(Second embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described. In the first embodiment, it is assumed that the input operation is performed by using a mouse and a keyboard, but in the second embodiment, voice input is used. FIG. 22A shows a block diagram of a second embodiment of the present invention. Basically, the configuration is such that the voice input device 50 is added to the first embodiment of the present invention. The configuration in FIG. 22A can be configured by a personal computer system whose general configuration is shown in FIG. 22B, as in the first embodiment. In the second embodiment, a voice definition 61 and a program for analysis are added to the hard disk 58, but the description is omitted. The voice input device 50 analyzes voice and generates a character string representing pronunciation. The content is sent to the input information analysis function 2, and the input operation is performed based on the utterance content.
[0052]
In the present embodiment, a selection candidate conventionally designated by a mouse or a keyboard is designated by voice. The screen configuration and the template are the same as in the first embodiment. FIG. 23 shows a flowchart of the operation of the image interpretation report input system in the case of the present embodiment.
[0053]
The specific operation is as follows. As described in step 920 and step 921 or step 925 and step 926, when recognition with a voice input is performed, a character string representing the recognized pronunciation is generated. This character string is called a voice character string. The voice character string can be viewed as words all expressed in hiragana and katakana.
[0054]
The operation at the time of voice input is basically the same as when using a mouse or the like. In the state of FIG. 5, when "Expansion of intrahepatic bile duct is performed" is spoken, a list of options is displayed, and "Yes" is displayed. When the user utters, "Yes" is selected, and the screen shifts to FIG. Similarly, when saying "maximum diameter" and saying "12", "12" is input as a numerical value input.
[0055]
The matching process with the voice character string performed in step 922 or step 928 is performed on the node name of the template definition and the character string of the selection candidate. In order to improve efficiency, the matching between the node name of the template definition and the voice performed on the character string of the selection candidate is performed by a head matching method. For example, in the case of the state of FIG. 7, it is not necessary to say “range”, but just say “han” to display the option “range”. Similarly, it is not necessary to say “both leaves” to select the “range is” option, but simply say “Ryo” to select the “both leaves” option.
[0056]
More specifically, in the head matching method, first, an item that matches the first character of the voice character string is searched. When there are a plurality of matching items, an item matching the first character to the second character of the voice character string is searched. Here, if more than one matches, search for items that match the first to third characters of the voice character string, and so on, increasing the length of the voice character string used for search one by one, When there is one matching item, select that item. In order to achieve the head match, the pronunciation of the template item to be subjected to voice matching is also defined in the template definition information.
[0057]
In addition, in the case of a voice input at a place where a numerical value input is required according to the template definition, the matching process with the selection candidate is not performed, and the voice character string is converted into a number that means its pronunciation and input.
[0058]
By adopting such a head-matching method, further improvement in input efficiency can be achieved by the effect of shortening the utterance time.
[0059]
Further, a simpler selection method called an order input mode can also be used. This means that, for example, when selecting the option of “range is”, not only “both leaves” and “Ryo”, but also a number such as “1” or “2”, and the option in that order is selected. You can also. That is, when selecting the option of “range,” uttering “1” selects “both leaves”, uttering “2” selects “right lobe”, and uttering “3” selects “left lobe”. You. As described in step 930, this is realized by converting the voice character string into a number that the pronunciation means, and processing assuming that a selection candidate in the order of the number has been selected.
[0060]
Further, in this order mode, the speech recognition rate can be improved. This is because a recognition result candidate other than a number can be excluded in the voice recognition processing in the voice input processing device 50 by utilizing the fact that the utterance content is only reading of a number.
[0061]
By adopting the selection method by uttering numbers as described above, it is possible to make a quick selection even when the contents of the first few characters of the options are the same or when the reading of the options is unknown.
[0062]
Thus, the present invention is a system that displays an input item name and a selection candidate group based on template information defined in advance and receives a selection input, wherein the template information includes an input item name and a selection candidate group thereof. And the template information defines the order in which the sets are displayed, displays input item names and selection candidate groups in accordance with the defined order, accepts selection input, and accepts the selection. The correspondence between the candidate group and the remark is defined in the template information, and the remarks corresponding to the selection items selected and input are combined in the selected order to form a final remark. A medical image report input system can be provided.
[0063]
Further, the present invention can be realized as having the following features.
[0064]
(1) The template definition can be defined such that a set of an input item name and a selection candidate group to be displayed next is different depending on the selected content for an arbitrary input item name and a selection candidate group. For a different set of input item names and selection candidate groups, the same set of input item names and selection candidate groups to be displayed next can be specified.
[0065]
(2) When an input item is input, a next input item name and a selection candidate group are displayed thereafter, and when an input item is not input, the next input item name and a selection candidate group are displayed. Are displayed one after another, and the operation of the display is defined in the template definition information so that a set of an input item name and a selection candidate group to be displayed next is different according to the selected content. Stop at the set of selection candidates.
[0066]
(3) To maintain a set of erroneous sentence-ending expressions as a Japanese sentence and a method of correcting the same, compare the created finding sentence with the above-mentioned pair, and correct an incorrect sentence-ending expression as a Japanese sentence.
[0067]
(4) In addition to the prepared remarks, information on the selected selection candidate is also stored.
[0068]
(5) The input sentence can be freely edited on the input screen by the input sentence created by the template.
[0069]
(6) Selection of a selection candidate is performed by voice input.
[0070]
(7) In the medical image report input system described in (6), the pronunciation information of the item is also defined in the template definition information.
[0071]
(8) In the medical image report input system according to the above (6), the matching process between the voice input and the selection candidate is performed by a head matching method, and the selection candidate is determined by matching a partial character string at the head. Judge that you have selected and start the process.
[0072]
(9) In the medical image report input system according to the above (6), in the selection candidate selecting operation, by inputting a voice of a numeral, it is determined that the candidate in that order is selected and the process is started. .
[0073]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, in the environment which applied the template method to the interpretation report input, even if there exist many input places and candidates, it can input efficiently. In addition, based on a plurality of candidates selected by the template, a finding sentence can be generated as a Japanese sentence. Further, efficient template input can be performed by voice input.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a block diagram showing a configuration of a first embodiment of the present invention in functional units, and FIG. 1B is a diagram showing a configuration of a personal computer system realizing the configuration.
FIG. 2 is a diagram showing an example of template definition information which is a feature of the present invention.
FIG. 3 is an example of a screen displayed first when an image interpretation report is to be created using the template shown in FIG. 2, and an image interpretation report target selection for selecting an examination name to be an image interpretation report target; The figure which shows a screen.
FIG. 4 is a diagram showing an example of an initial screen of a template input screen when a button 1001 for designating an upper abdominal ultrasonic examination in FIG. 3 is operated.
FIG. 5 is a diagram showing an example of a template input screen when a bile duct is selected as an organ.
FIG. 6 is a diagram showing a screen example immediately after an option 101 “Yes” is selected in the node 100 “Expansion of intrahepatic bile duct”.
FIG. 7 is a view showing an example of a screen immediately after inputting data as 12 in an input box 31 of a title “maximum diameter (mm)” of a node 200;
FIG. 8 is a diagram showing an example of a screen when an option 102 “None” is selected in a node 100 “Expansion of intrahepatic bile duct”.
FIG. 9 is a diagram showing an example of a sentence end conversion table for automatic sentence end correction.
FIG. 10 is a diagram showing an example of a screen using an automatic question expanding function.
FIG. 11 is a view showing an example of a flowchart of operation processing of the image interpretation report input system shown in FIG. 1;
FIG. 12 is a diagram showing a part of a template for inputting a report of a gallbladder.
FIG. 13 is a diagram showing a part of a template for inputting a report of a gallbladder.
FIG. 14 shows a part of a template for inputting a report of a pancreas.
FIG. 15 shows a part of a template for inputting a pancreas report.
FIG. 16 shows a part of a template for inputting a pancreatic report.
FIG. 17 shows a part of a template for inputting a spleen report.
FIG. 18 shows a part of a template for inputting a spleen report.
FIG. 19 shows a part of a template for inputting a kidney report.
FIG. 20 shows a part of a template for inputting a kidney report.
FIG. 21 shows a part of a template for inputting a kidney report.
FIG. 22A is a block diagram showing the configuration of the second embodiment of the present invention in functional units, and FIG. 22B is a diagram showing the configuration of a personal computer system realizing the configuration.
FIG. 23 is a diagram showing a flowchart of the operation of the image interpretation report input system according to the second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Interpretation report input system, 2 ... Input information analysis function, 3 ... Template definition storage means, 4 ... Output information control means, 5 ... Input device, 6 ... Output device, 7 ... Report content storage means, 11 ... Liver (diffusion) Start button for template input for cystic lesion), 12 ... Start button for template input for liver (for cystic lesion), 13 ... Start button for template input for liver (for cystic lesion), 14 ... Portal vein template An input start button, 15 a bile duct template input start button, 16 a spleen template input start button, 17 a lymph node template input start button, 18 an input start button in other cases, 19 a gallbladder template input start button, Reference numeral 20: a pancreatic template input start button, 21: a kidney template input start button, 22 ... Vertical template input start button, 23 Confusion input button, 32 Text end correction button, 33 Automatic question expansion check box, 50 Voice input device, 51 Bus, 52 CPU, 53 Memory, 54 I / O interface, 58 hard disk, 55 mouse, 56 keyboard, 57 display device, 59 template definition, 60 screen configuration definition.
