JP2004157578A - コミュニケーション方法および装置並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】写真画像等のコンテンツの投稿を受け付け、投稿者と閲覧者との間でメッセージを送信するに際し、投稿者と閲覧者とが安心してコミュニケーションを図ることができるようにする。
【解決手段】写真画像ウェブサイト投稿された写真画像を閲覧したユーザは投稿者にメッセージを送信できる。メッセージの送信時において、ウェブサイトに登録した登録ユーザはIDおよびパスワードによりウェブサイトにログインする。登録していない非登録ユーザはゲスト用のIDおよびパスワードによりウェブサイトにログインする。メッセージは登録ユーザおよび非登録ユーザとに分類されてウェブサーバ1に保管される。メッセージを読む際には、登録ユーザのメッセージおよび非登録ユーザのメッセージが分類されて表示される。
【選択図】 図1
【解決手段】写真画像ウェブサイト投稿された写真画像を閲覧したユーザは投稿者にメッセージを送信できる。メッセージの送信時において、ウェブサイトに登録した登録ユーザはIDおよびパスワードによりウェブサイトにログインする。登録していない非登録ユーザはゲスト用のIDおよびパスワードによりウェブサイトにログインする。メッセージは登録ユーザおよび非登録ユーザとに分類されてウェブサーバ1に保管される。メッセージを読む際には、登録ユーザのメッセージおよび非登録ユーザのメッセージが分類されて表示される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウェブサイトに投稿された複数の写真画像等のコンテンツに対する閲覧者と投稿者との間でメッセージによるコミュニケーションを図るコミュニケーション方法および装置並びにコミュニケーション方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ウェブサイトの閲覧者によるウェブサイトに対するコメントの入力を受け付けたり、ウェブサイトに関連する情報交換の場を提供するために、ウェブサイトに電子掲示板を開設することが行われている。また、ウェブサイトの方針に応じて、写真画像や音楽等のコンテンツの投稿を受け付け、投稿されたコンテンツを投稿者別にウェブサイトに掲示することが行われている。例えば、写真会社が提供するウェブサイトにおいては、投稿された写真画像が投稿者毎に掲示される。このようなウェブサイトにおいては、ウェブサイトの閲覧者が投稿者のコンテンツを楽しんだり、コンテンツに対してコメントを書き込んだりすることが行われている。また、投稿者が投稿したコンテンツを掲示するウェブページには投稿者のメールアドレスが記載されている場合が多く、このような場合は、閲覧者が個人的に投稿者に対して電子メールを送信して投稿者とコミュニケーションを図ることができる。
【0003】
また、登録されたコンテンツを料金の支払いと引き替えに閲覧者が閲覧できるようにして、優れたコンテンツが埋もれてしまうことを防止するようにしたシステムが提案されている(特許文献1参照)
【0004】
【特許文献1】
特開2002−63387号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電子メールを用いたコミュニケーションにおいては、投稿者にはコンテンツの閲覧者から分別なく電子メールが送信されるため、電子メールを見たり電子メールに対して返信したりする作業が投稿者にとっては非常に煩わしいものとなる。とくに、自分の素性を証さない悪意のある閲覧者からは、投稿者が見たくもないような内容の電子メールが届く場合もある。しかしながら、送信者のメールアドレスを見るだけでは送信者が悪意のある閲覧者であるか否かは判断できず、その結果、投稿者はやはり見たくもない電子メールを見て閲覧者が悪意のある者であるか否かを判断するしか術はなく、投稿者の心労の負担が大きい。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、投稿者と閲覧者とが安心してコミュニケーションを図ることができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によるコミュニケーション方法は、ウェブサイトに登録された投稿者が投稿したコンテンツに対する閲覧者のメッセージを、前記ウェブサイトが有する前記投稿者のメッセージフォルダに保管して前記投稿者に前記メッセージを表示するに際し、
前記ウェブサイトに登録された登録閲覧者からのメッセージと、該ウェブサイトに非登録の非登録閲覧者からのメッセージとを分類して前記メッセージフォルダに保管し、
前記登録閲覧者からのメッセージと前記非登録閲覧者からのメッセージとを分類して表示することを特徴とするものである。
【0008】
「登録閲覧者」はウェブサイトに自身の素性を証して登録している者をいう。登録には、氏名、住所、電話番号等をウェブサイトに示してIDおよびパスワード等の認証情報をウェブサイトから取得する必要があり、ウェブサイトから発行された認証情報によりメッセージが登録閲覧者からのものであるか、非登録閲覧者からのものであるかを判定できる。
【0009】
「分類」とは、メッセージを見たときに登録閲覧者からのメッセージと非登録閲覧者からのメッセージとが区別できるようにすることを意味し、例えば保管するフォルダを分けたり、メッセージを表すデータにフラグを付与する等により、登録閲覧者からのメッセージと非登録閲覧者からのメッセージとを分類することができる。
【0010】
なお、本発明によるコミュニケーション方法においては、前記登録閲覧者からのメッセージに対してのみ、前記投稿者からの返信を受け付けるようにしてもよい。
【0011】
また、本発明によるコミュニケーション方法においては、前記非登録閲覧者からのメッセージを、所定期間経過後に削除してもよい。
【0012】
本発明によるコミュニケーション装置は、ウェブサイトに登録された投稿者が投稿したコンテンツに対する閲覧者のメッセージを、前記ウェブサイトが有する前記投稿者のメッセージフォルダに保管して前記投稿者に前記メッセージを表示するに際し、
前記ウェブサイトに登録された登録閲覧者からのメッセージと、該ウェブサイトに非登録の非登録閲覧者からのメッセージとを分類して前記メッセージフォルダに保管する手段と、
前記登録閲覧者からのメッセージと前記非登録閲覧者からのメッセージとを分類して表示する手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
なお、本発明によるコミュニケーション装置においては、前記登録閲覧者からのメッセージに対してのみ、前記投稿者からの返信を受け付ける手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0014】
また、本発明によるコミュニケーション装置においては、前記非登録閲覧者からのメッセージを、所定期間経過後に削除する手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0015】
なお、本発明によるコミュニケーション方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、投稿者が投稿したコンテンツに対する閲覧者のメッセージは、ウェブサイトが有する投稿者のメッセージフォルダに保管される。この際、ウェブサイトに登録された登録閲覧者からのメッセージと、ウェブサイトに登録されていない非登録閲覧者からのメッセージとが分類されてメッセージフォルダに保管される。また、投稿者がメッセージを読む際には、登録閲覧者からのメッセージと非登録閲覧者からのメッセージとが分類されて表示される。このため、投稿者がメッセージを読む場合、メッセージが登録閲覧者からのものであるか非登録閲覧者からのものであるかを判断することができる。したがって、投稿者はウェブサイトに登録することにより自身の素性を明らかにした登録閲覧者からのメッセージのみを選択的に読むことができ、素性の分からない非登録閲覧者からのメッセージは、気が向いたときや時間があるときにのみ読むようにできる。よって、閲覧者から電子メールが送信される場合と比較して、投稿者の心労を大幅に低減することができ、その結果、投稿者と閲覧者は安心してコミュニケーションを図ることができる。
【0017】
また、登録閲覧者からのメッセージに対してのみ、投稿者からの返信を受け付けるようにすれば、投稿者は素性を証した閲覧者に対してのみメッセージの返信を行うことができるため、素性を証していない悪意のある非登録閲覧者からの見たくもないようなメッセージに誤って返信してしまい、見たくもないメッセージが再度送られてしまうことを防止することができる。
【0018】
また、非登録閲覧者からのメッセージを所定期間経過後に削除することにより、それほど重要ではないメッセージを減らしてメッセージフォルダの空き容量を効率よく増やすことができ、これによりウェブサイトを管理するウェブサーバの負担を軽減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態によるコミュニケーション装置を備えたコミュニケーションシステムの構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、本実施形態によるコミュニケーションシステムは、ウェブサイトに投稿された写真画像についてのメッセージのやり取りを行うものであり、写真画像ウェブサイトを管理するウェブサーバ1と、ウェブサーバ1とインターネット等のネットワーク3を介して接続された複数の端末装置2との間で情報のやり取りを行うものである。
【0020】
ウェブサーバ1は、写真画像の投稿を受け付け、投稿された写真画像を投稿者別に掲示する写真画像ウェブサイトを管理する。このため、ウェブサーバ1は、投稿された写真画像を表す画像データS0を投稿者別に管理するデータベースDB1および写真画像へのメッセージ等を記憶するハードディスクのような記憶媒体1Aを備えてなるものである。
【0021】
ここで、ウェブサーバ1は、写真画像ウェブサイトに投稿された多数の写真画像を表す画像データを投稿者別に分類してデータベースDB1に保管するとともに、投稿者別に写真画像を閲覧可能なようにウェブページを生成する。また、写真画像を閲覧したユーザから送信されたメッセージを投稿者別に分類して記憶媒体1Aに保管する。具体的には、投稿者別にメッセージフォルダが作成され、さらにメッセージフォルダ内に登録されたユーザ用のフォルダおよび非登録のユーザ用のフォルダが作成され、登録されたユーザからのメッセージおよび非登録のユーザからのメッセージがそれぞれのフォルダに分類されて保管される。
【0022】
なお、登録されたユーザからのメッセージに対してのみフラグを付与することにより、登録されたユーザからのメッセージと登録されていないユーザからのメッセージとを分類してもよい。
【0023】
なお、写真画像を投稿する際には、端末装置2のユーザは写真画像ウェブサイトに自身を登録し、IDおよびパスワードの発行を受ける必要がある。なお、ユーザの登録は、氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス等、ユーザの素性が分かる情報をウェブサーバ1に送信することにより行うことができる。
【0024】
なお、写真画像ウェブサイトに写真画像を投稿する際、投稿する写真画像のカテゴリを選択することができる。カテゴリとしては、例えば「セルフポートレート」、「めざせ!ネットアイドル」、「アーティスト」、「俺たちスーパーイケメン!」、「My Policy」、「My history」等、写真画像の種類に応じた複数のカテゴリが用意されており、写真画像を投稿するユーザは投稿時に写真画像のカテゴリを選択することにより、選択したカテゴリに写真画像を投稿することができる。
【0025】
端末装置2は、パソコン、携帯電話、PDA等、ネットワーク3に接続してウェブサーバ1が管理する写真画像ウェブサイトにアクセス可能なあらゆる手段を用いることができるが、本実施形態においては、パソコンから写真画像ウェブサイトにアクセスするものとして説明する。ここで、端末装置2には端末装置のユーザがデジタルカメラ等により取得した画像データを整理するための画像整理アプリケーションおよびウェブブラウザがインストールされているものとする。また、画像整理アプリケーションはウェブブラウザと連携しており、画像整理アプリケーションを起動して所定の操作を行うことにより、ウェブブラウザが起動されて写真画像ウェブサイトにアクセスするようにプログラムが構成されてる。
【0026】
次いで、本実施形態の動作について説明する。図2は本実施形態において写真画像の閲覧時に行われる処理を示すフローチャートである。なお、写真画像ウェブサイトには複数の投稿者による写真画像が投稿されているものとする。写真画像の投稿については後述する。
【0027】
まず、端末装置2において画像整理アプリケーションが起動され(ステップS1)、画像整理画面が端末装置2に表示される(ステップS2)。
【0028】
図3は画像整理画面を示す図である。図3に示すように画像整理画面30には、端末装置2のフォルダを表示するフォルダフィールド30Aと、フォルダフィールド30Aにおいてユーザが選択したフォルダに保管されている画像データのサムネイル画像の一覧30Bと、種々の作業をウェブサーバ1に行わせるための複数の指示ボタンからなる指示ボタン群30Cとが表示される。指示ボタン群30Cには、画像データの投稿を行うための投稿ボタン30Dと、投稿された写真画像を閲覧するためのポートレートボタン30Eとが含まれる。
【0029】
そして、ポートレートボタン30Eがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS3)、ステップS3が肯定されるとウェブブラウザが起動され(ステップS4)、ポートレートトップページ表示指示がウェブサーバ1に対して行われる(ステップS5)。ウェブサーバ1においてはポートレートトップページ画面が生成され(ステップS6)、端末装置2にポートレートトップページ画面が表示される(ステップS7)。
【0030】
図4はポートレートトップページ画面を示す図である。図4に示すように、ポートレートトップページ画面31には、タイトル31Aと、投稿された写真画像のカテゴリ31Bとが表示される。カテゴリ31Bとしては、「セルフポートレート」、「めざせ!ネットアイドル」、「アーティスト」、「俺たちスーパーイケメン!」、「My Policy」、「My history」が表示される。各カテゴリ31Bには、カテゴリの説明文とそのカテゴリのページへ移動するための移動ボタン31Cとが表示されている。
【0031】
端末装置2のユーザは、閲覧したい写真画像のカテゴリ31Bにおける移動ボタン31Cをクリックすることにより、そのカテゴリのページへ移動することができる。このため、ステップS7に続いて移動ボタン31Cがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS8)、ステップS8が肯定されるとウェブサーバ1によりユーザが選択したカテゴリのページが生成され(ステップS9)、選択したカテゴリページが端末装置2に表示される(ステップS10)。
【0032】
図5はカテゴリページを示す図である。なお、本実施形態においてはポートレートトップページ画面31において、「My history」のカテゴリが選択されたものとする。図5に示すようにカテゴリページ32には、タイトル32Aと、投稿者別の説明フィールド32Bと、投稿者の説明フィールド32Bをさらに表示するための次へボタン32Cとが表示される。説明フィールド32Bには、投稿者が投稿した写真画像を代表する写真画像のサムネイル画像32Dと、投稿者のプロフィール32Eと、その投稿者の写真画像を表示するための「もっと見る」ボタン32Fとが表示される。
【0033】
端末装置2のユーザは、次へボタン32Cをクリックすることにより、別の投稿者の説明フィールド32Bを端末装置2に表示することができる。また、説明フィールド32Bにより、投稿者のプロフィールや代表写真画像を知ることができる。
【0034】
ステップS10に続いてユーザが選択した投稿者について「もっと見る」ボタン32Fがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS11)、ステップS11が肯定されると、ユーザが選択した投稿者が投稿した写真画像を表示する写真画像表示画面がウェブサーバ1により生成され(ステップS12)、端末装置2に写真画像表示画面が表示される(ステップS13)。
【0035】
図6は写真画像表示画面を示す図である。図6に示すように写真画像表示画面33には、ユーザが選択した投稿者の写真画像のサムネイル画像の一覧33Aと、投稿者にメッセージを送信するためのメッセージボタン33Bとが表示される。ユーザは、一覧33Aにおける所望とするサムネイル画像をクリックすることにより、図7に示す拡大表示画面34を表示することができる。
【0036】
図7に示すように拡大表示画面34には、選択したサムネイル画像に対応する写真画像の拡大画像34Aと、表示される拡大画像34Aを切り替えるための切替ボタン34B,34Cと、写真画像表示画面33に戻るための戻るボタン34Dとが表示される。ユーザは、拡大表示画面34において切替ボタン34B,34Cをクリックすることにより、拡大表示画面34に表示される拡大画像34Aを切り替えることができる。また、戻るボタン34Dをクリックすることにより写真画像表示画面33に戻ることができる。
【0037】
ステップS13に続いて、メッセージボタン33Bがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS14)、ステップS14が肯定されると、ログイン画面が表示される(ステップS15)。
【0038】
図8はログイン画面を示す図である。ログイン画面35には、IDを入力するID入力ボックス35Aと、パスワードを入力するパスワード入力ボックス35Bと、ログインボタン35Cとが表示される。
【0039】
写真画像を閲覧中のユーザは自身のIDをID入力ボックス35Aに、パスワードをパスワード入力ボックス35Bにそれぞれ入力する。ここで、閲覧中のユーザが写真画像ウェブサイトに登録している登録ユーザである場合には、IDおよびパスワードの発行を受けているが、登録を受けていない非登録ユーザである場合にはIDおよびパスワードの発行を受けていない。この場合であっても非登録ユーザは予め定められたゲスト用のID(例えばguest)およびパスワード(例えばguest)をログイン画面35に入力することにより投稿者にメッセージを送信することができる。このため、ログイン画面35とともに、登録されていないユーザのIDおよびパスワードがguestである旨を表示する画面が表示される。
【0040】
そして、IDおよびパスワードの入力後、ログインボタン35Cがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS16)、ステップS16が肯定されると、ウェブサーバ1においてIDおよびパスワードを用いてユーザの認証が行われ、認証がOKであるか否かが判定される(ステップS17)。ステップS17が否定されると、IDおよびパスワードを再度入力させるための指示が端末装置2に対して行われ(ステップS18)、ステップS15に戻る。ステップS17が肯定されるとメッセージを送信するためのメッセージ送信画面が生成され(ステップS19)、端末装置2にメッセージ送信画面が表示される(ステップS20)。
【0041】
図9はメッセージ送信画面を示す図である。図9に示すようにメッセージ送信画面36には、タイトル36Aと、日付および送信者名の表示フィールド36Bと、メッセージを入力するメッセージ入力ボックス36Cと、メッセージを送信する送信ボタン36Dとが表示される。なお、表示フィールド36Bの日付にはメッセージを送信する日付が、送信者名にはユーザIDに基づくユーザ名が表示される。なお、メッセージを送信するユーザが非登録ユーザである場合には送信者名には例えばguestと表示される。
【0042】
ユーザは、メッセージ送信画面36のメッセージ入力ボックス36Cにメッセージを入力し、送信ボタン36Dをクリックすることにより、閲覧中の写真画像を投稿した投稿者にメッセージを送信することができる。このため、送信ボタン36Dがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS21)、ステップS36が肯定されると入力したメッセージがウェブサーバ1に送信される(ステップS22)。
【0043】
ウェブサーバ1においては、メッセージが登録ユーザと非登録ユーザとに分類されて、閲覧者であるユーザがメッセージを送信した投稿者であるユーザのメッセージフォルダに保管され(ステップS23)、処理を終了する。
【0044】
次いで、写真画像の投稿時に行われる処理について説明する。図10は写真画像の投稿時に行われる処理を示すフローチャートである。なお、写真画像を投稿する端末装置2のユーザは、写真画像ウェブサイトに自身を登録し、IDおよびパスワードの発行を受けているものとする。まず、端末装置2において画像整理アプリケーションが起動され(ステップS31)、図3に示す画像整理画面が端末装置2に表示される(ステップS32)。
【0045】
端末装置2のユーザが、フォルダフィールド30Aから投稿しようとする画像データが保管されたフォルダを選択すると、選択したフォルダに保管された画像データが一覧30Bに表示される。さらに、一覧30Bから投稿したい写真画像を選択する。この際、複数の写真画像を選択することも可能である。
【0046】
そして、投稿する写真画像の選択後、投稿ボタン30Dがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS33)、ステップS33が肯定されるとウェブブラウザが起動され(ステップS34)、図8に示すログイン画面が表示される(ステップS35)。
【0047】
端末装置2のユーザは自身のIDをID入力ボックス35Aに、パスワードをパスワード入力ボックス35Bにそれぞれ入力する。そして、IDおよびパスワードの入力後、ログインボタン35Cがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS36)、ステップS36が肯定されると、ウェブサーバ1においてIDおよびパスワードを用いてユーザの認証が行われ、認証がOKであるか否かが判定される(ステップS37)。ステップS37が否定されると、IDおよびパスワードを再度入力させるための指示が端末装置2に対して行われ(ステップS38)、ステップS35に戻る。ステップS37が肯定されると投稿ページ画面が生成され(ステップS39)、端末装置2に投稿ページ画面が表示される(ステップS40)。
【0048】
図11は投稿ページ画面を示す図である。図11に示すように投稿ページ画面40には、タイトル40Aと、画像整理画面30においてユーザが投稿すると選択した写真画像のサムネイル画像の一覧40Bと、投稿する写真画像のカテゴリを設定するプルダウンメニュー40Cと、テーマを選択するプルダウンメニュー40Dと、投稿者であるユーザのプロフィールを入力するプロフィール入力フィールド40Eと、メッセージを受け取るか否かを設定するチェックボックス40Fと、投稿された写真画像を閲覧するポートレートトップページ画面31へ移動するための「ポートレートトップへ」ボタン40Gと、投稿する写真画像をウェブサーバ1にアップロードするためのアップロードボタン40Hとが表示される。なお、一覧40Bにおける各サムネイル画像には最終的に投稿する場合にチェックされるチェックボックス40Iが付与される。
【0049】
写真画像を投稿するユーザは、チェックボックス40Iをチェックすることにより投稿する写真画像を選択する。また、プルダウンメニュー40Cから投稿する写真画像が属するカテゴリを、プルダウンメニュー40Dから投稿する写真画像のテーマを選択する。ここで、カテゴリは「セルフポートレート」、「めざせ!ネットアイドル」、「アーティスト」、「俺たちスーパーイケメン!」、「MyPolicy」、「My history」から選択することができる。テーマは「楽しみ!」等から選択することができる。さらに、ユーザはプロフィール入力フィールド40Eにプロフィールを入力し、チェックボックス40Fにより閲覧者からのメッセージを受け取るか否かの設定を行う。なお、図11においてはメッセージを受け取る方のチェックボックスがチェックされた状態を示している。
【0050】
ここで、図11に示す投稿ページ画面40のプロフィール入力フィールド40Eには、プロフィールとしてニックネームと趣味およびこれらを入力する2つの入力ボックスが表示されている。このプロフィール入力フィールド40Eに表示されるプロフィールはプルダウンメニュー40Cにおいて選択したカテゴリに応じて変更される。例えば、ニックネーム、誕生日、趣味、星座、好きなタレント、職業、血液型および最近夢中になっていること等の項目から1または複数の項目がカテゴリに応じて選択されてプロフィール入力フィールド40Eに表示される。
【0051】
ユーザは、ポートレートトップへボタン40Gをクリックすることにより、図4に示すポートレートトップページ画面31へ移動することができる。また、アップロードボタン40Hをクリックすることにより、投稿ページ画面40に入力したプロフィール等の情報とともに、アップロードする写真画像を表す画像データを端末装置2からウェブサーバ1に送信することができる。
【0052】
このため、ステップS40に続いて、ポートレートトップへボタン40Gがクリックされたか否かが判定され(ステップS41)、ステップS41が肯定されると、図2に示すフローチャートのステップS7へ進む。ステップS41が否定されると、アップロードボタン40Hがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS42)、ステップS42が肯定されると投稿ページ画面40に入力した情報とともにアップロードする写真画像を表す画像データが端末装置2からウェブサーバ1に送信される(ステップS43)。
【0053】
ウェブサーバ1においては受信した情報および画像データを用いて、投稿者であるユーザの投稿画像を表示するMyポートレートページ画面が生成され(ステップS44)、端末装置2にMyポートレートページ画面が表示される(ステップS45)。
【0054】
図12はMyポートレートページ画面を示す図である。図12に示すようにMyポートレートページ画面41には、タイトル41Aと、投稿した写真画像のサムネイル画像の一覧41Bと、投稿者であるユーザに送信されたメッセージを表示するためのメッセージフィールド41Cが表示される。
【0055】
メッセージフィールド41Cには、既読メッセージの数41Dと、既読メッセージを表示する表示ボタン41Eと、未読メッセージの数41Fと、未読メッセージを表示する表示ボタン41Gとが表示される。
【0056】
投稿者であるユーザは、Myポートレートページ画面41の一覧41Bにおいて投稿した写真画像を確認することができる。また、表示ボタン41E,41Gをクリックすることにより、ユーザ宛に送信されたメッセージを表示することができる。したがって、ステップS45に続いて表示ボタン41E,41Gがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS46)、ステップS46が肯定されるとメッセージ表示画面がウェブサーバ1により生成され(ステップS47)、メッセージ表示画面が端末装置2に表示される(ステップS48)。
【0057】
図13はメッセージ表示画面を示す図である。なお、図13(a)は登録ユーザから送信されたメッセージのうち未読メッセージを表示する登録ユーザメッセージ表示画面を、図13(b)は非登録ユーザから送信されたメッセージのうち未読メッセージを表示する非登録ユーザメッセージ表示画面をそれぞれ示す。図13(a)に示すように、登録ユーザメッセージ表示画面42には、タイトル42Aと、メッセージが送信された日付および送信者名を表示する表示フィールド42Bと、メッセージを表示するメッセージ表示フィールド42Cと、Myポートレートページ画面41に戻るための戻るボタン42Dと、表示するメッセージを変更する変更ボタン42E,42Fと、メッセージに返信するための返信ボタン42Gとが表示される。
【0058】
一方、非登録ユーザメッセージ表示画面43には、タイトル43Aと、メッセージが送信された日付および送信者名を表示する表示フィールド43Bと、メッセージを表示するメッセージ表示フィールド43Cと、Myポートレートページ画面41に戻るための戻るボタン43Dと、表示するメッセージを変更する変更ボタン43E,43Fとが表示され、返信ボタンは表示されない。なお、表示フィールド43Bにおける氏名は、非登録ユーザであることからguestとなっている。
【0059】
なお、既読メッセージの表示画面は、登録ユーザメッセージの表示画面42および非登録ユーザメッセージの表示画面43におけるタイトルが「既読メッセージ」に変更されるのみで、画面構成は未読メッセージの表示画面と同一である。
【0060】
投稿者であるユーザはメッセージ表示画面42,43において、ユーザに送信された閲覧者であるユーザからのメッセージを読むことができる。また、登録ユーザから送信されたメッセージに対しては、返信ボタン42Gをクリックすることにより、返信することができるが、非登録ユーザに対しては非登録ユーザメッセージ表示画面43には返信ボタンが表示されないため、返信することはできない。
【0061】
ステップS48に続いて、処理を終了する指示が入力がなされたか否かの監視が開始され(ステップS49)、ステップS49が肯定されると処理を終了する。
【0062】
次いで、ウェブサーバ1において行われるメッセージの管理処理について説明する。図14はメッセージの管理処理を示すフローチャートである。なお、メッセージの管理処理は、登録ユーザおよび非登録ユーザとで別個に行われるが、こここでは非登録ユーザが送信したメッセージの管理処理について説明する。
【0063】
まず、ウェブサーバ1に保管されている非登録ユーザのメッセージのうち、送信した日時が最も古いメッセージについて、送信日時が現在の日時と比較される(ステップS51)。そして、そのメッセージが送信されてから所定期間(例えば3日)経過している場合には、そのメッセージは削除され(ステップS52)、ステップS53に進む。一方、所定期間が経過していない場合には、ステップS53において全てのメッセージについて比較が終了したか否かが判定され、ステップS53が肯定されると処理を終了する。ステップS53が否定されると、次に撮影日時が古いメッセージに処理の対象が変更され(ステップS54)、ステップS51に戻る。
【0064】
なお、登録ユーザのメッセージについては所定期間が非登録ユーザのものよりも長く設定されている(例えば7日)。このため、登録ユーザから送信されたメッセージは、非登録ユーザから送信されたメッセージよりも長期間ウェブサーバ1に保管される。
【0065】
このように、本実施形態においては、ウェブサイトに登録された登録ユーザからのメッセージと、写真画像ウェブサイトに登録されていない非登録ユーザからのメッセージとを分類して保管し、登録ユーザからのメッセージと非登録ユーザからのメッセージとを分類して表示するようにしたため、投稿者であるユーザがメッセージを読む場合、メッセージが登録ユーザからのものであるか非登録ユーザからのものであるかを判断することができる。したがって、投稿者は写真画像ウェブサイトに登録することにより自身の素性を明らかにした登録ユーザからのメッセージのみを選択的に読むことができ、素性の分からない非登録ユーザからのメッセージは、気が向いたときや時間があるときにのみ読むようにすることができる。よって、投稿者の写真画像を閲覧した閲覧者から電子メールが送信される場合と比較して、投稿者が受ける心労を大幅に低減することができ、その結果、投稿者と閲覧者は安心してコミュニケーションを図ることができる。
【0066】
また、登録ユーザからのメッセージに対してのみ、投稿者であるユーザからの返信を受け付けるようにしているため、投稿者は素性を証した閲覧者に対してのみメッセージの返信を行うことができる。したがって、素性を証していない悪意のある非登録ユーザからの見たくもないようなメッセージに誤って返信してしまい、見たくもないメッセージが再度送られてしまうことを防止することができる。
【0067】
また、非登録ユーザからのメッセージを登録ユーザからのメッセージよりも短い保管期間により削除することにより、メッセージフォルダの空き容量を効率よく増やすことができ、これにより写真画像ウェブサイトを管理するウェブサーバ1の負担を軽減することができる。
【0068】
なお、上記実施形態においては、写真画像ウェブサイトにおける写真画像の投稿者に対して、写真画像を閲覧したユーザがメッセージを送信する場合について説明しているが、プロのカメラマンが自身が撮影した写真画像をウェブサイトにアップロードしてウェブ上で写真展を開催している場合がある。このような場合にも、写真展のウェブサイトの閲覧者がカメラマンにメッセージを送信できるようにし、さらに、ウェブサイトへの登録の有無に応じてメッセージを分類して保管および表示できるようにしてもよい。
【0069】
なお、上記実施形態においては、写真画像の投稿を受け付けるウェブサイトに本発明を適用しているが、小説、俳句、動画像、音声等の種々のコンテンツの投稿を受け付けて公開するウェブサイトに対しても本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるコミュニケーションシステムの構成を示す概略ブロック図
【図2】写真画像の閲覧時に行われる処理を示すフローチャート
【図3】画像整理画面を示す図
【図4】ポートレートトップページ画面を示す図
【図5】カテゴリページを示す図
【図6】写真画像表示画面を示す図
【図7】拡大表示画面を示す図
【図8】ログイン画面を示す図
【図9】メッセージ送信画面を示す図
【図10】写真画像の投稿時に行われる処理を示すフローチャート
【図11】投稿ページ画面を示す図
【図12】Myポートレートページ画面を示す図
【図13】メッセージ表示画面を示す図
【図14】メッセージの管理処理を示すフローチャート
【符号の説明】
1 ウェブサーバ
2 端末装置
3 ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウェブサイトに投稿された複数の写真画像等のコンテンツに対する閲覧者と投稿者との間でメッセージによるコミュニケーションを図るコミュニケーション方法および装置並びにコミュニケーション方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ウェブサイトの閲覧者によるウェブサイトに対するコメントの入力を受け付けたり、ウェブサイトに関連する情報交換の場を提供するために、ウェブサイトに電子掲示板を開設することが行われている。また、ウェブサイトの方針に応じて、写真画像や音楽等のコンテンツの投稿を受け付け、投稿されたコンテンツを投稿者別にウェブサイトに掲示することが行われている。例えば、写真会社が提供するウェブサイトにおいては、投稿された写真画像が投稿者毎に掲示される。このようなウェブサイトにおいては、ウェブサイトの閲覧者が投稿者のコンテンツを楽しんだり、コンテンツに対してコメントを書き込んだりすることが行われている。また、投稿者が投稿したコンテンツを掲示するウェブページには投稿者のメールアドレスが記載されている場合が多く、このような場合は、閲覧者が個人的に投稿者に対して電子メールを送信して投稿者とコミュニケーションを図ることができる。
【0003】
また、登録されたコンテンツを料金の支払いと引き替えに閲覧者が閲覧できるようにして、優れたコンテンツが埋もれてしまうことを防止するようにしたシステムが提案されている(特許文献1参照)
【0004】
【特許文献1】
特開2002−63387号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電子メールを用いたコミュニケーションにおいては、投稿者にはコンテンツの閲覧者から分別なく電子メールが送信されるため、電子メールを見たり電子メールに対して返信したりする作業が投稿者にとっては非常に煩わしいものとなる。とくに、自分の素性を証さない悪意のある閲覧者からは、投稿者が見たくもないような内容の電子メールが届く場合もある。しかしながら、送信者のメールアドレスを見るだけでは送信者が悪意のある閲覧者であるか否かは判断できず、その結果、投稿者はやはり見たくもない電子メールを見て閲覧者が悪意のある者であるか否かを判断するしか術はなく、投稿者の心労の負担が大きい。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、投稿者と閲覧者とが安心してコミュニケーションを図ることができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によるコミュニケーション方法は、ウェブサイトに登録された投稿者が投稿したコンテンツに対する閲覧者のメッセージを、前記ウェブサイトが有する前記投稿者のメッセージフォルダに保管して前記投稿者に前記メッセージを表示するに際し、
前記ウェブサイトに登録された登録閲覧者からのメッセージと、該ウェブサイトに非登録の非登録閲覧者からのメッセージとを分類して前記メッセージフォルダに保管し、
前記登録閲覧者からのメッセージと前記非登録閲覧者からのメッセージとを分類して表示することを特徴とするものである。
【0008】
「登録閲覧者」はウェブサイトに自身の素性を証して登録している者をいう。登録には、氏名、住所、電話番号等をウェブサイトに示してIDおよびパスワード等の認証情報をウェブサイトから取得する必要があり、ウェブサイトから発行された認証情報によりメッセージが登録閲覧者からのものであるか、非登録閲覧者からのものであるかを判定できる。
【0009】
「分類」とは、メッセージを見たときに登録閲覧者からのメッセージと非登録閲覧者からのメッセージとが区別できるようにすることを意味し、例えば保管するフォルダを分けたり、メッセージを表すデータにフラグを付与する等により、登録閲覧者からのメッセージと非登録閲覧者からのメッセージとを分類することができる。
【0010】
なお、本発明によるコミュニケーション方法においては、前記登録閲覧者からのメッセージに対してのみ、前記投稿者からの返信を受け付けるようにしてもよい。
【0011】
また、本発明によるコミュニケーション方法においては、前記非登録閲覧者からのメッセージを、所定期間経過後に削除してもよい。
【0012】
本発明によるコミュニケーション装置は、ウェブサイトに登録された投稿者が投稿したコンテンツに対する閲覧者のメッセージを、前記ウェブサイトが有する前記投稿者のメッセージフォルダに保管して前記投稿者に前記メッセージを表示するに際し、
前記ウェブサイトに登録された登録閲覧者からのメッセージと、該ウェブサイトに非登録の非登録閲覧者からのメッセージとを分類して前記メッセージフォルダに保管する手段と、
前記登録閲覧者からのメッセージと前記非登録閲覧者からのメッセージとを分類して表示する手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
なお、本発明によるコミュニケーション装置においては、前記登録閲覧者からのメッセージに対してのみ、前記投稿者からの返信を受け付ける手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0014】
また、本発明によるコミュニケーション装置においては、前記非登録閲覧者からのメッセージを、所定期間経過後に削除する手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0015】
なお、本発明によるコミュニケーション方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、投稿者が投稿したコンテンツに対する閲覧者のメッセージは、ウェブサイトが有する投稿者のメッセージフォルダに保管される。この際、ウェブサイトに登録された登録閲覧者からのメッセージと、ウェブサイトに登録されていない非登録閲覧者からのメッセージとが分類されてメッセージフォルダに保管される。また、投稿者がメッセージを読む際には、登録閲覧者からのメッセージと非登録閲覧者からのメッセージとが分類されて表示される。このため、投稿者がメッセージを読む場合、メッセージが登録閲覧者からのものであるか非登録閲覧者からのものであるかを判断することができる。したがって、投稿者はウェブサイトに登録することにより自身の素性を明らかにした登録閲覧者からのメッセージのみを選択的に読むことができ、素性の分からない非登録閲覧者からのメッセージは、気が向いたときや時間があるときにのみ読むようにできる。よって、閲覧者から電子メールが送信される場合と比較して、投稿者の心労を大幅に低減することができ、その結果、投稿者と閲覧者は安心してコミュニケーションを図ることができる。
【0017】
また、登録閲覧者からのメッセージに対してのみ、投稿者からの返信を受け付けるようにすれば、投稿者は素性を証した閲覧者に対してのみメッセージの返信を行うことができるため、素性を証していない悪意のある非登録閲覧者からの見たくもないようなメッセージに誤って返信してしまい、見たくもないメッセージが再度送られてしまうことを防止することができる。
【0018】
また、非登録閲覧者からのメッセージを所定期間経過後に削除することにより、それほど重要ではないメッセージを減らしてメッセージフォルダの空き容量を効率よく増やすことができ、これによりウェブサイトを管理するウェブサーバの負担を軽減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態によるコミュニケーション装置を備えたコミュニケーションシステムの構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、本実施形態によるコミュニケーションシステムは、ウェブサイトに投稿された写真画像についてのメッセージのやり取りを行うものであり、写真画像ウェブサイトを管理するウェブサーバ1と、ウェブサーバ1とインターネット等のネットワーク3を介して接続された複数の端末装置2との間で情報のやり取りを行うものである。
【0020】
ウェブサーバ1は、写真画像の投稿を受け付け、投稿された写真画像を投稿者別に掲示する写真画像ウェブサイトを管理する。このため、ウェブサーバ1は、投稿された写真画像を表す画像データS0を投稿者別に管理するデータベースDB1および写真画像へのメッセージ等を記憶するハードディスクのような記憶媒体1Aを備えてなるものである。
【0021】
ここで、ウェブサーバ1は、写真画像ウェブサイトに投稿された多数の写真画像を表す画像データを投稿者別に分類してデータベースDB1に保管するとともに、投稿者別に写真画像を閲覧可能なようにウェブページを生成する。また、写真画像を閲覧したユーザから送信されたメッセージを投稿者別に分類して記憶媒体1Aに保管する。具体的には、投稿者別にメッセージフォルダが作成され、さらにメッセージフォルダ内に登録されたユーザ用のフォルダおよび非登録のユーザ用のフォルダが作成され、登録されたユーザからのメッセージおよび非登録のユーザからのメッセージがそれぞれのフォルダに分類されて保管される。
【0022】
なお、登録されたユーザからのメッセージに対してのみフラグを付与することにより、登録されたユーザからのメッセージと登録されていないユーザからのメッセージとを分類してもよい。
【0023】
なお、写真画像を投稿する際には、端末装置2のユーザは写真画像ウェブサイトに自身を登録し、IDおよびパスワードの発行を受ける必要がある。なお、ユーザの登録は、氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス等、ユーザの素性が分かる情報をウェブサーバ1に送信することにより行うことができる。
【0024】
なお、写真画像ウェブサイトに写真画像を投稿する際、投稿する写真画像のカテゴリを選択することができる。カテゴリとしては、例えば「セルフポートレート」、「めざせ!ネットアイドル」、「アーティスト」、「俺たちスーパーイケメン!」、「My Policy」、「My history」等、写真画像の種類に応じた複数のカテゴリが用意されており、写真画像を投稿するユーザは投稿時に写真画像のカテゴリを選択することにより、選択したカテゴリに写真画像を投稿することができる。
【0025】
端末装置2は、パソコン、携帯電話、PDA等、ネットワーク3に接続してウェブサーバ1が管理する写真画像ウェブサイトにアクセス可能なあらゆる手段を用いることができるが、本実施形態においては、パソコンから写真画像ウェブサイトにアクセスするものとして説明する。ここで、端末装置2には端末装置のユーザがデジタルカメラ等により取得した画像データを整理するための画像整理アプリケーションおよびウェブブラウザがインストールされているものとする。また、画像整理アプリケーションはウェブブラウザと連携しており、画像整理アプリケーションを起動して所定の操作を行うことにより、ウェブブラウザが起動されて写真画像ウェブサイトにアクセスするようにプログラムが構成されてる。
【0026】
次いで、本実施形態の動作について説明する。図2は本実施形態において写真画像の閲覧時に行われる処理を示すフローチャートである。なお、写真画像ウェブサイトには複数の投稿者による写真画像が投稿されているものとする。写真画像の投稿については後述する。
【0027】
まず、端末装置2において画像整理アプリケーションが起動され(ステップS1)、画像整理画面が端末装置2に表示される(ステップS2)。
【0028】
図3は画像整理画面を示す図である。図3に示すように画像整理画面30には、端末装置2のフォルダを表示するフォルダフィールド30Aと、フォルダフィールド30Aにおいてユーザが選択したフォルダに保管されている画像データのサムネイル画像の一覧30Bと、種々の作業をウェブサーバ1に行わせるための複数の指示ボタンからなる指示ボタン群30Cとが表示される。指示ボタン群30Cには、画像データの投稿を行うための投稿ボタン30Dと、投稿された写真画像を閲覧するためのポートレートボタン30Eとが含まれる。
【0029】
そして、ポートレートボタン30Eがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS3)、ステップS3が肯定されるとウェブブラウザが起動され(ステップS4)、ポートレートトップページ表示指示がウェブサーバ1に対して行われる(ステップS5)。ウェブサーバ1においてはポートレートトップページ画面が生成され(ステップS6)、端末装置2にポートレートトップページ画面が表示される(ステップS7)。
【0030】
図4はポートレートトップページ画面を示す図である。図4に示すように、ポートレートトップページ画面31には、タイトル31Aと、投稿された写真画像のカテゴリ31Bとが表示される。カテゴリ31Bとしては、「セルフポートレート」、「めざせ!ネットアイドル」、「アーティスト」、「俺たちスーパーイケメン!」、「My Policy」、「My history」が表示される。各カテゴリ31Bには、カテゴリの説明文とそのカテゴリのページへ移動するための移動ボタン31Cとが表示されている。
【0031】
端末装置2のユーザは、閲覧したい写真画像のカテゴリ31Bにおける移動ボタン31Cをクリックすることにより、そのカテゴリのページへ移動することができる。このため、ステップS7に続いて移動ボタン31Cがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS8)、ステップS8が肯定されるとウェブサーバ1によりユーザが選択したカテゴリのページが生成され(ステップS9)、選択したカテゴリページが端末装置2に表示される(ステップS10)。
【0032】
図5はカテゴリページを示す図である。なお、本実施形態においてはポートレートトップページ画面31において、「My history」のカテゴリが選択されたものとする。図5に示すようにカテゴリページ32には、タイトル32Aと、投稿者別の説明フィールド32Bと、投稿者の説明フィールド32Bをさらに表示するための次へボタン32Cとが表示される。説明フィールド32Bには、投稿者が投稿した写真画像を代表する写真画像のサムネイル画像32Dと、投稿者のプロフィール32Eと、その投稿者の写真画像を表示するための「もっと見る」ボタン32Fとが表示される。
【0033】
端末装置2のユーザは、次へボタン32Cをクリックすることにより、別の投稿者の説明フィールド32Bを端末装置2に表示することができる。また、説明フィールド32Bにより、投稿者のプロフィールや代表写真画像を知ることができる。
【0034】
ステップS10に続いてユーザが選択した投稿者について「もっと見る」ボタン32Fがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS11)、ステップS11が肯定されると、ユーザが選択した投稿者が投稿した写真画像を表示する写真画像表示画面がウェブサーバ1により生成され(ステップS12)、端末装置2に写真画像表示画面が表示される(ステップS13)。
【0035】
図6は写真画像表示画面を示す図である。図6に示すように写真画像表示画面33には、ユーザが選択した投稿者の写真画像のサムネイル画像の一覧33Aと、投稿者にメッセージを送信するためのメッセージボタン33Bとが表示される。ユーザは、一覧33Aにおける所望とするサムネイル画像をクリックすることにより、図7に示す拡大表示画面34を表示することができる。
【0036】
図7に示すように拡大表示画面34には、選択したサムネイル画像に対応する写真画像の拡大画像34Aと、表示される拡大画像34Aを切り替えるための切替ボタン34B,34Cと、写真画像表示画面33に戻るための戻るボタン34Dとが表示される。ユーザは、拡大表示画面34において切替ボタン34B,34Cをクリックすることにより、拡大表示画面34に表示される拡大画像34Aを切り替えることができる。また、戻るボタン34Dをクリックすることにより写真画像表示画面33に戻ることができる。
【0037】
ステップS13に続いて、メッセージボタン33Bがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS14)、ステップS14が肯定されると、ログイン画面が表示される(ステップS15)。
【0038】
図8はログイン画面を示す図である。ログイン画面35には、IDを入力するID入力ボックス35Aと、パスワードを入力するパスワード入力ボックス35Bと、ログインボタン35Cとが表示される。
【0039】
写真画像を閲覧中のユーザは自身のIDをID入力ボックス35Aに、パスワードをパスワード入力ボックス35Bにそれぞれ入力する。ここで、閲覧中のユーザが写真画像ウェブサイトに登録している登録ユーザである場合には、IDおよびパスワードの発行を受けているが、登録を受けていない非登録ユーザである場合にはIDおよびパスワードの発行を受けていない。この場合であっても非登録ユーザは予め定められたゲスト用のID(例えばguest)およびパスワード(例えばguest)をログイン画面35に入力することにより投稿者にメッセージを送信することができる。このため、ログイン画面35とともに、登録されていないユーザのIDおよびパスワードがguestである旨を表示する画面が表示される。
【0040】
そして、IDおよびパスワードの入力後、ログインボタン35Cがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS16)、ステップS16が肯定されると、ウェブサーバ1においてIDおよびパスワードを用いてユーザの認証が行われ、認証がOKであるか否かが判定される(ステップS17)。ステップS17が否定されると、IDおよびパスワードを再度入力させるための指示が端末装置2に対して行われ(ステップS18)、ステップS15に戻る。ステップS17が肯定されるとメッセージを送信するためのメッセージ送信画面が生成され(ステップS19)、端末装置2にメッセージ送信画面が表示される(ステップS20)。
【0041】
図9はメッセージ送信画面を示す図である。図9に示すようにメッセージ送信画面36には、タイトル36Aと、日付および送信者名の表示フィールド36Bと、メッセージを入力するメッセージ入力ボックス36Cと、メッセージを送信する送信ボタン36Dとが表示される。なお、表示フィールド36Bの日付にはメッセージを送信する日付が、送信者名にはユーザIDに基づくユーザ名が表示される。なお、メッセージを送信するユーザが非登録ユーザである場合には送信者名には例えばguestと表示される。
【0042】
ユーザは、メッセージ送信画面36のメッセージ入力ボックス36Cにメッセージを入力し、送信ボタン36Dをクリックすることにより、閲覧中の写真画像を投稿した投稿者にメッセージを送信することができる。このため、送信ボタン36Dがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS21)、ステップS36が肯定されると入力したメッセージがウェブサーバ1に送信される(ステップS22)。
【0043】
ウェブサーバ1においては、メッセージが登録ユーザと非登録ユーザとに分類されて、閲覧者であるユーザがメッセージを送信した投稿者であるユーザのメッセージフォルダに保管され(ステップS23)、処理を終了する。
【0044】
次いで、写真画像の投稿時に行われる処理について説明する。図10は写真画像の投稿時に行われる処理を示すフローチャートである。なお、写真画像を投稿する端末装置2のユーザは、写真画像ウェブサイトに自身を登録し、IDおよびパスワードの発行を受けているものとする。まず、端末装置2において画像整理アプリケーションが起動され(ステップS31)、図3に示す画像整理画面が端末装置2に表示される(ステップS32)。
【0045】
端末装置2のユーザが、フォルダフィールド30Aから投稿しようとする画像データが保管されたフォルダを選択すると、選択したフォルダに保管された画像データが一覧30Bに表示される。さらに、一覧30Bから投稿したい写真画像を選択する。この際、複数の写真画像を選択することも可能である。
【0046】
そして、投稿する写真画像の選択後、投稿ボタン30Dがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS33)、ステップS33が肯定されるとウェブブラウザが起動され(ステップS34)、図8に示すログイン画面が表示される(ステップS35)。
【0047】
端末装置2のユーザは自身のIDをID入力ボックス35Aに、パスワードをパスワード入力ボックス35Bにそれぞれ入力する。そして、IDおよびパスワードの入力後、ログインボタン35Cがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS36)、ステップS36が肯定されると、ウェブサーバ1においてIDおよびパスワードを用いてユーザの認証が行われ、認証がOKであるか否かが判定される(ステップS37)。ステップS37が否定されると、IDおよびパスワードを再度入力させるための指示が端末装置2に対して行われ(ステップS38)、ステップS35に戻る。ステップS37が肯定されると投稿ページ画面が生成され(ステップS39)、端末装置2に投稿ページ画面が表示される(ステップS40)。
【0048】
図11は投稿ページ画面を示す図である。図11に示すように投稿ページ画面40には、タイトル40Aと、画像整理画面30においてユーザが投稿すると選択した写真画像のサムネイル画像の一覧40Bと、投稿する写真画像のカテゴリを設定するプルダウンメニュー40Cと、テーマを選択するプルダウンメニュー40Dと、投稿者であるユーザのプロフィールを入力するプロフィール入力フィールド40Eと、メッセージを受け取るか否かを設定するチェックボックス40Fと、投稿された写真画像を閲覧するポートレートトップページ画面31へ移動するための「ポートレートトップへ」ボタン40Gと、投稿する写真画像をウェブサーバ1にアップロードするためのアップロードボタン40Hとが表示される。なお、一覧40Bにおける各サムネイル画像には最終的に投稿する場合にチェックされるチェックボックス40Iが付与される。
【0049】
写真画像を投稿するユーザは、チェックボックス40Iをチェックすることにより投稿する写真画像を選択する。また、プルダウンメニュー40Cから投稿する写真画像が属するカテゴリを、プルダウンメニュー40Dから投稿する写真画像のテーマを選択する。ここで、カテゴリは「セルフポートレート」、「めざせ!ネットアイドル」、「アーティスト」、「俺たちスーパーイケメン!」、「MyPolicy」、「My history」から選択することができる。テーマは「楽しみ!」等から選択することができる。さらに、ユーザはプロフィール入力フィールド40Eにプロフィールを入力し、チェックボックス40Fにより閲覧者からのメッセージを受け取るか否かの設定を行う。なお、図11においてはメッセージを受け取る方のチェックボックスがチェックされた状態を示している。
【0050】
ここで、図11に示す投稿ページ画面40のプロフィール入力フィールド40Eには、プロフィールとしてニックネームと趣味およびこれらを入力する2つの入力ボックスが表示されている。このプロフィール入力フィールド40Eに表示されるプロフィールはプルダウンメニュー40Cにおいて選択したカテゴリに応じて変更される。例えば、ニックネーム、誕生日、趣味、星座、好きなタレント、職業、血液型および最近夢中になっていること等の項目から1または複数の項目がカテゴリに応じて選択されてプロフィール入力フィールド40Eに表示される。
【0051】
ユーザは、ポートレートトップへボタン40Gをクリックすることにより、図4に示すポートレートトップページ画面31へ移動することができる。また、アップロードボタン40Hをクリックすることにより、投稿ページ画面40に入力したプロフィール等の情報とともに、アップロードする写真画像を表す画像データを端末装置2からウェブサーバ1に送信することができる。
【0052】
このため、ステップS40に続いて、ポートレートトップへボタン40Gがクリックされたか否かが判定され(ステップS41)、ステップS41が肯定されると、図2に示すフローチャートのステップS7へ進む。ステップS41が否定されると、アップロードボタン40Hがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS42)、ステップS42が肯定されると投稿ページ画面40に入力した情報とともにアップロードする写真画像を表す画像データが端末装置2からウェブサーバ1に送信される(ステップS43)。
【0053】
ウェブサーバ1においては受信した情報および画像データを用いて、投稿者であるユーザの投稿画像を表示するMyポートレートページ画面が生成され(ステップS44)、端末装置2にMyポートレートページ画面が表示される(ステップS45)。
【0054】
図12はMyポートレートページ画面を示す図である。図12に示すようにMyポートレートページ画面41には、タイトル41Aと、投稿した写真画像のサムネイル画像の一覧41Bと、投稿者であるユーザに送信されたメッセージを表示するためのメッセージフィールド41Cが表示される。
【0055】
メッセージフィールド41Cには、既読メッセージの数41Dと、既読メッセージを表示する表示ボタン41Eと、未読メッセージの数41Fと、未読メッセージを表示する表示ボタン41Gとが表示される。
【0056】
投稿者であるユーザは、Myポートレートページ画面41の一覧41Bにおいて投稿した写真画像を確認することができる。また、表示ボタン41E,41Gをクリックすることにより、ユーザ宛に送信されたメッセージを表示することができる。したがって、ステップS45に続いて表示ボタン41E,41Gがクリックされたか否かの監視が開始され(ステップS46)、ステップS46が肯定されるとメッセージ表示画面がウェブサーバ1により生成され(ステップS47)、メッセージ表示画面が端末装置2に表示される(ステップS48)。
【0057】
図13はメッセージ表示画面を示す図である。なお、図13(a)は登録ユーザから送信されたメッセージのうち未読メッセージを表示する登録ユーザメッセージ表示画面を、図13(b)は非登録ユーザから送信されたメッセージのうち未読メッセージを表示する非登録ユーザメッセージ表示画面をそれぞれ示す。図13(a)に示すように、登録ユーザメッセージ表示画面42には、タイトル42Aと、メッセージが送信された日付および送信者名を表示する表示フィールド42Bと、メッセージを表示するメッセージ表示フィールド42Cと、Myポートレートページ画面41に戻るための戻るボタン42Dと、表示するメッセージを変更する変更ボタン42E,42Fと、メッセージに返信するための返信ボタン42Gとが表示される。
【0058】
一方、非登録ユーザメッセージ表示画面43には、タイトル43Aと、メッセージが送信された日付および送信者名を表示する表示フィールド43Bと、メッセージを表示するメッセージ表示フィールド43Cと、Myポートレートページ画面41に戻るための戻るボタン43Dと、表示するメッセージを変更する変更ボタン43E,43Fとが表示され、返信ボタンは表示されない。なお、表示フィールド43Bにおける氏名は、非登録ユーザであることからguestとなっている。
【0059】
なお、既読メッセージの表示画面は、登録ユーザメッセージの表示画面42および非登録ユーザメッセージの表示画面43におけるタイトルが「既読メッセージ」に変更されるのみで、画面構成は未読メッセージの表示画面と同一である。
【0060】
投稿者であるユーザはメッセージ表示画面42,43において、ユーザに送信された閲覧者であるユーザからのメッセージを読むことができる。また、登録ユーザから送信されたメッセージに対しては、返信ボタン42Gをクリックすることにより、返信することができるが、非登録ユーザに対しては非登録ユーザメッセージ表示画面43には返信ボタンが表示されないため、返信することはできない。
【0061】
ステップS48に続いて、処理を終了する指示が入力がなされたか否かの監視が開始され(ステップS49)、ステップS49が肯定されると処理を終了する。
【0062】
次いで、ウェブサーバ1において行われるメッセージの管理処理について説明する。図14はメッセージの管理処理を示すフローチャートである。なお、メッセージの管理処理は、登録ユーザおよび非登録ユーザとで別個に行われるが、こここでは非登録ユーザが送信したメッセージの管理処理について説明する。
【0063】
まず、ウェブサーバ1に保管されている非登録ユーザのメッセージのうち、送信した日時が最も古いメッセージについて、送信日時が現在の日時と比較される(ステップS51)。そして、そのメッセージが送信されてから所定期間(例えば3日)経過している場合には、そのメッセージは削除され(ステップS52)、ステップS53に進む。一方、所定期間が経過していない場合には、ステップS53において全てのメッセージについて比較が終了したか否かが判定され、ステップS53が肯定されると処理を終了する。ステップS53が否定されると、次に撮影日時が古いメッセージに処理の対象が変更され(ステップS54)、ステップS51に戻る。
【0064】
なお、登録ユーザのメッセージについては所定期間が非登録ユーザのものよりも長く設定されている(例えば7日)。このため、登録ユーザから送信されたメッセージは、非登録ユーザから送信されたメッセージよりも長期間ウェブサーバ1に保管される。
【0065】
このように、本実施形態においては、ウェブサイトに登録された登録ユーザからのメッセージと、写真画像ウェブサイトに登録されていない非登録ユーザからのメッセージとを分類して保管し、登録ユーザからのメッセージと非登録ユーザからのメッセージとを分類して表示するようにしたため、投稿者であるユーザがメッセージを読む場合、メッセージが登録ユーザからのものであるか非登録ユーザからのものであるかを判断することができる。したがって、投稿者は写真画像ウェブサイトに登録することにより自身の素性を明らかにした登録ユーザからのメッセージのみを選択的に読むことができ、素性の分からない非登録ユーザからのメッセージは、気が向いたときや時間があるときにのみ読むようにすることができる。よって、投稿者の写真画像を閲覧した閲覧者から電子メールが送信される場合と比較して、投稿者が受ける心労を大幅に低減することができ、その結果、投稿者と閲覧者は安心してコミュニケーションを図ることができる。
【0066】
また、登録ユーザからのメッセージに対してのみ、投稿者であるユーザからの返信を受け付けるようにしているため、投稿者は素性を証した閲覧者に対してのみメッセージの返信を行うことができる。したがって、素性を証していない悪意のある非登録ユーザからの見たくもないようなメッセージに誤って返信してしまい、見たくもないメッセージが再度送られてしまうことを防止することができる。
【0067】
また、非登録ユーザからのメッセージを登録ユーザからのメッセージよりも短い保管期間により削除することにより、メッセージフォルダの空き容量を効率よく増やすことができ、これにより写真画像ウェブサイトを管理するウェブサーバ1の負担を軽減することができる。
【0068】
なお、上記実施形態においては、写真画像ウェブサイトにおける写真画像の投稿者に対して、写真画像を閲覧したユーザがメッセージを送信する場合について説明しているが、プロのカメラマンが自身が撮影した写真画像をウェブサイトにアップロードしてウェブ上で写真展を開催している場合がある。このような場合にも、写真展のウェブサイトの閲覧者がカメラマンにメッセージを送信できるようにし、さらに、ウェブサイトへの登録の有無に応じてメッセージを分類して保管および表示できるようにしてもよい。
【0069】
なお、上記実施形態においては、写真画像の投稿を受け付けるウェブサイトに本発明を適用しているが、小説、俳句、動画像、音声等の種々のコンテンツの投稿を受け付けて公開するウェブサイトに対しても本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるコミュニケーションシステムの構成を示す概略ブロック図
【図2】写真画像の閲覧時に行われる処理を示すフローチャート
【図3】画像整理画面を示す図
【図4】ポートレートトップページ画面を示す図
【図5】カテゴリページを示す図
【図6】写真画像表示画面を示す図
【図7】拡大表示画面を示す図
【図8】ログイン画面を示す図
【図9】メッセージ送信画面を示す図
【図10】写真画像の投稿時に行われる処理を示すフローチャート
【図11】投稿ページ画面を示す図
【図12】Myポートレートページ画面を示す図
【図13】メッセージ表示画面を示す図
【図14】メッセージの管理処理を示すフローチャート
【符号の説明】
1 ウェブサーバ
2 端末装置
3 ネットワーク
Claims (9)
- ウェブサイトに登録された投稿者が投稿したコンテンツに対する閲覧者のメッセージを、前記ウェブサイトが有する前記投稿者のメッセージフォルダに保管して前記投稿者に前記メッセージを表示するに際し、
前記ウェブサイトに登録された登録閲覧者からのメッセージと、該ウェブサイトに非登録の非登録閲覧者からのメッセージとを分類して前記メッセージフォルダに保管し、
前記登録閲覧者からのメッセージと前記非登録閲覧者からのメッセージとを分類して表示することを特徴とするコミュニケーション方法。 - 前記登録閲覧者からのメッセージに対してのみ、前記投稿者からの返信を受け付けることを特徴とする請求項1記載のコミュニケーション方法。
- 前記非登録閲覧者からのメッセージを、所定期間経過後に削除することを特徴とする請求項1または2記載のコミュニケーション方法。
- ウェブサイトに登録された投稿者が投稿したコンテンツに対する閲覧者のメッセージを、前記ウェブサイトが有する前記投稿者のメッセージフォルダに保管して前記投稿者に前記メッセージを表示するに際し、
前記ウェブサイトに登録された登録閲覧者からのメッセージと、該ウェブサイトに非登録の非登録閲覧者からのメッセージとを分類して前記メッセージフォルダに保管する手段と、
前記登録閲覧者からのメッセージと前記非登録閲覧者からのメッセージとを分類して表示する手段とを備えたことを特徴とするコミュニケーション装置。 - 前記登録閲覧者からのメッセージに対してのみ、前記投稿者からの返信を受け付ける手段をさらに備えたことを特徴とする請求項4記載のコミュニケーション装置。
- 前記非登録閲覧者からのメッセージを、所定期間経過後に削除する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項4または5記載のコミュニケーション装置。
- ウェブサイトに登録された投稿者が投稿したコンテンツに対する閲覧者のメッセージを、前記ウェブサイトが有する前記投稿者のメッセージフォルダに保管して前記投稿者に前記メッセージを表示するに際し、
前記ウェブサイトに登録された登録閲覧者からのメッセージと、該ウェブサイトに非登録の非登録閲覧者からのメッセージとを分類して前記メッセージフォルダに保管する手順と、
前記登録閲覧者からのメッセージと前記非登録閲覧者からのメッセージとを分類して表示する手順とを有するプログラム。 - 前記登録閲覧者からのメッセージに対してのみ、前記投稿者からの返信を受け付ける手順をさらに有する請求項7記載のプログラム。
- 前記非登録閲覧者からのメッセージを、所定期間経過後に削除する手順をさらに有する請求項7または8記載のプログラム。
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