JP2004156309A

JP2004156309A - Flush toilet bowl

Info

Publication number: JP2004156309A
Application number: JP2002323040A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Tomonari; 弘志友成; Kenichi Nakamura; 健一中村; Kyoji Asada; 協二浅田; Toshifumi Yoneda; 敏文米田; Masaaki Hayashi; 雅章林
Original assignee: Toto Ltd
Current assignee: Toto Ltd
Priority date: 2002-11-06
Filing date: 2002-11-06
Publication date: 2004-06-03
Anticipated expiration: 2022-11-06
Also published as: JP4048921B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a flush toilet bowl of which the mounting work of a flushing water jetting nozzle and a maintenance work can be carried out with ease. <P>SOLUTION: In the flush toilet bowl, a bowl having an excrements receive face and a rim water passage formed to go around on the upper peripheral edge of the bowl are shaped to have a continuous curved face. The flushing water is supplied to the excrement receive face through the rim water passage from the flushing water jetting nozzle spouting the washing water. This flushing toilet bowl is provided with a mounting part for mounting the extremity of the flushing water spouting nozzle and a support supporting the basal end of the flushing water spouting nozzle. The flushing water jett nozzle is detachably mounted between the mounting parts. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄水噴出ノズルの取り付けが容易に行えるようにした水洗便器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、水洗便器の一形態として、排泄物受け面を有するボウル部と、同ボウル部の上周縁部を周回するように形成したリム通水路とを連続した曲面に形成し、同リム通水路に臨ませてノズル取付部を形成して、同ノズル取付部に洗浄水噴出ノズルを取り付けると共に、同洗浄水噴出ノズルよりリム通水路を通して上記排泄物受け面に洗浄水を供給するようにしたものがある（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
すなわち、ノズル取付部は、略垂直に立設したノズル取付壁にノズル取付孔を形成している。
【０００４】
そして、洗浄水噴出ノズルは、先端部に係合片を半径方向に膨出させて形成し、同係合片を上記ノズル取付孔中に外方より斜め方向に挿入すると共に、同係合片をパッキンを介してノズル取付孔の内側の周縁部に係合させ、同状態にて洗浄水噴出ノズルの外周面に螺着したナットをパッキンを介してノズル取付孔の外側の周縁部に押圧状態に当接させて、同ノズル取付孔に洗浄水噴出ノズルを取り付けるようにしている。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００１−２０３５８号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した水洗便器では、ノズル取付孔に洗浄水噴出ノズルを取り付ける際に、半径方向に膨出させて形成した係合片をノズル取付孔中に外方より斜め方向に挿入しなければならないが、かかる係合片の挿入作業が煩雑で手間を要するという不具合がある。
【０００７】
また、洗浄水噴出ノズルのメンテナンスを行う際には、同洗浄水噴出ノズルをノズル取付孔から取り外す必要性があるが、この場合も、ノズル取付孔から係合片を抜き取る作業が煩雑で手間を要するという不具合がある。
【０００８】
そして、メンテナンス終了後に、再度、ノズル取付孔に洗浄水噴出ノズルを取り付ける必要性があるが、前記したように係合片の挿入作業が煩雑で手間を要するという不具合がある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、排泄物受け面を有するボウル部と、同ボウル部の上周縁部を周回するように形成したリム通水路とを連続した曲面に形成し、洗浄水を噴出する洗浄水噴出ノズルより上記リム通水路を通して上記排泄物受け面に洗浄水を供給するようにした水洗便器において、洗浄水噴出ノズルの先端側部を取り付ける取付部と、洗浄水噴出ノズルの基端側部を支持する支持部とを具備して、洗浄水噴出ノズルを取付部と支持部との間に着脱自在に取り付け可能としたことを特徴とする水洗便器を提供するものである。
【００１０】
また、本発明は、以下の構成にも特徴を有する。
【００１１】
（１）取付部に洗浄水噴出ノズルの先端側部を取り付けるための取付孔を形成する一方、洗浄水噴出ノズルの先端側部に上記取付孔の周縁部に当接する先端側当接フランジ部を設け、支持部に、取付孔と対向する方向と上方とが開口した支持用凹面を形成して、同支持用凹面に洗浄水噴出ノズルの基端側部を載置する一方、洗浄水噴出ノズルの中途部外周面に基端側当接フランジ部を有する雌ネジ部を螺着して、同支持部の端面に雌ネジ部を介して上記基端側当接フランジ部を押圧状態に当接可能としたこと。
【００１２】
（２）リム通水路に臨ませてボウル部と同一素材にて一体成形した洗浄水吐出口を形成し、同洗浄水吐出口から離隔した位置に洗浄水噴出ノズルの先端側部を配置して、同洗浄水噴出ノズルより噴出した洗浄水を洗浄水吐出口を通してリム通水路に吐出するようにしたこと。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
【００１４】
すなわち、本発明に係る水洗便器は、排泄物受け面を有するボウル部と、同ボウル部の上周縁部を周回するように形成したリム通水路とを連続した曲面に形成し、洗浄水を噴出する洗浄水噴出ノズルより上記リム通水路を通して上記排泄物受け面に洗浄水を供給するようにしており、洗浄水噴出ノズルの先端側部を取り付ける取付部と、洗浄水噴出ノズルの基端側部を支持する支持部とを具備して、洗浄水噴出ノズルを取付部と支持部との間に着脱自在に取り付け可能としている。
【００１５】
すなわち、取付部に洗浄水噴出ノズルの先端側部を取り付けるための取付孔を形成する一方、洗浄水噴出ノズルの先端側部に上記取付孔の周縁部に当接する先端側当接フランジ部を設け、支持部に、取付孔と対向する方向と上方とが開口した支持用凹面を形成して、同支持用凹面に洗浄水噴出ノズルの基端側部を載置する一方、洗浄水噴出ノズルの中途部外周面に基端側当接フランジ部を有する雌ネジ部を螺着して、同支持部の端面に雌ネジ部を介して上記基端側当接フランジ部を押圧状態に当接可能としている。
【００１６】
そして、リム通水路に臨ませてボウル部と同一素材にて一体成形した洗浄水吐出口を形成し、同洗浄水吐出口から離隔した位置に洗浄水噴出ノズルの先端側部を配置して、同洗浄水噴出ノズルより噴出した洗浄水を洗浄水吐出口を通してリム通水路に吐出するようにしている。
【００１７】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
【００１８】
図１は、本発明にかかる水洗便器Ａの斜視説明図であり、同水洗便器Ａは、便器本体１の後側上部に機能部としてのバルブユニット２や手動バルブ操作手段３等を配設しており、同バルブユニット２には、流入側接続部２ａに給水管４の先端部を接続する一方、第１流出側接続部２ｂにリム通水管５の基端部を接続すると共に、第２流出側接続部２ｃにゼット通水管６の基端部を接続している。７は分岐栓、８は、便器本体１に接続した排水管である。
【００１９】
便器本体１は、図２〜図７に示すように、排泄物受け面１０ａを有するボウル部１０と、同ボウル部１０の底部に連通連設したサイホントラップ部１１と、同サイホントラップ部１１の後部上方位置でかつボウル部１０の後方位置に形成した機能部設置部１２と、同機能部設置部１２の右側前方位置に形成したノズル配設部１３と、同ノズル配設部１３の前方位置に連通させて形成した空間形成部１４とを具備している。
【００２０】
そして、ボウル部１０は、図２及び図５に示すように、上周縁部に略水平に延在する環状凹部１５を形成し、同環状凹部１５の上周縁部に環状のオーバーハング部１６を介して環状のリム部１７を形成しており、上記環状凹部１５内にボウル部１０の上周縁部を周回するようにリム通水路１８を形成し、同リム通水路１８とボウル部１０の排泄物受け面１０ａとを連続した曲面に形成して、同リム通水路１８を通して上記排泄物受け面１０ａに後述する洗浄水供給手段としての洗浄水噴出ノズル１９より洗浄水（図２に示すリム洗浄水Ｗｒ）を供給するようにしている。
【００２１】
サイホントラップ部１１は、図５に示すように、基端部をボウル部１０の底部に連通連設すると共に、先端部を前記排水管８（図１参照）に接続している。
【００２２】
機能部設置部１２は、図１、図２、図５及び図６に示すように、ボウル部１０の直後方位置にて左右方向に横長の凹状に形成して、機能部としてのバルブユニット２や手動バルブ操作手段３等を設置している。
【００２３】
ノズル配設部１３は、図６〜図９に示すように、洗浄水供給手段としての洗浄水噴出ノズル１９の先端側部を取り付ける取付部２０と、洗浄水噴出ノズル１９の基端側部を支持する支持部２１とを具備して、洗浄水噴出ノズル１９を取付部２０と支持部２１との間で着脱自在に取り付け可能としている。
【００２４】
そして、取付部２０は、後述する空間形成部１４の後壁を兼用する取付壁２０ａに、洗浄水噴出ノズル１９の先端側部を取り付けるための取付孔２０ｂを形成している。
【００２５】
また、支持部２１は、上記取付孔２０ｂと対向する前後方向と上方とが開口したＵ字状の支持用凹面２１ａと、同支持用凹面２１ａの左右側上端より左右外側方へ延設した支持用天井面２１ｂ，２１ｂとを形成している。２１ｃは底面である。
【００２６】
ここで、洗浄水噴出ノズル１９について説明すると、同洗浄水噴出ノズル１９は、図７、図９及び図１０に示すように、前後方向に伸延するノズル本体１９ａの先端側部（前端周縁部）に、前記取付部２０の取付孔２０ｂの周縁部に当接する先端側当接フランジ部１９ｂを設け、同先端側当接フランジ部１９ｂの直後方に位置するノズル本体１９ａの部分に空気取入部１９ｃを設け、同空気取入部１９ｃの直後方に位置するノズル本体１９ａの外周面の部分に筒状の雌ネジ部１９ｄを螺着している。
【００２７】
そして、筒状の雌ネジ部１９ｄの前端周縁部には基端側当接フランジ部１９ｅを形成する一方、同雌ネジ部１９ｄの後端縁部には正面視正六角形の回動操作面部１９ｆを形成している。
【００２８】
また、ノズル本体１９ａの先端部には、案内用筒体２２を着脱自在に接続するようにしており、同案内用筒体２２の基端部周面にはリング状のパッキン２３を嵌合すると共に、同パッキン２３を、案内用筒体２２の基端部外周面に形成した鍔状係止片２２ａに係止する一方、ノズル本体１９ａの基端部には、前記したリム通水管５の先端部を着脱自在に接続している。
【００２９】
空気取入部１９ｃには、逆止弁２６を介して吸気管２４を接続するようにしており、同吸気管２４の先端開口部２４ａから外気をエジェクタ効果によりノズル本体１９ａ内に吸気して、同ノズル本体１９ａより空気混じりのリム洗浄水Ｗｒを噴出することができるようにしている。
【００３０】
このようにして、ノズル本体１９ａから噴出するリム洗浄水Ｗｒ中に多数の気泡を分散・混入させて気泡流を形成するようにしており、同気泡流は、固体表面に衝突する際の水跳ねや騒音が少なく、固体表面に衝突する際に発生する高周波振動により高い洗浄力を有する。従って、水洗便器Ａの静粛性と便器洗浄力を高めることができる。
【００３１】
また、図７、図９及び図１０中、２５はノズル支持用ブラケットであり、同ノズル支持用ブラケット２５は、前記したＵ字状の支持用凹面２１ａと符合するＵ字状凹部２５ａを有するブラケット本体２５ｂと、同ブラケット本体２５ｂの左右側上端部に連設して、前記した支持用天井面２１ｂ，２１ｂに係止するための上部係止片２５ｃ，２５ｃと、支持部２１の底面２１ｃに係止するための下部係止片２５ｄとを具備している。
【００３２】
次に、上記のように構成した洗浄水噴出ノズル１９を取り付ける手順について、図７及び図９を参照しながら説明する。
【００３３】
（１）取付孔２０ｂ中に案内用筒体２２を後方から挿通し、同案内用筒体２２の基端部周面に嵌合したリング状のパッキン２３を取付孔２０ｂの周縁部に当接させる。
【００３４】
（２）案内用筒体２２の後端部に洗浄水噴出ノズル１９の先端開口部を接続すると共に、先端側当接フランジ部１９ｂを上記パッキン２３に当接させる。
【００３５】
（３）ノズル支持用ブラケット２５のＵ字状凹部２５ａを支持用凹面２１ａに符合させ、上部係止片２５ｃ，２５ｃを支持用天井面２１ｂ，２１ｂに係止すると共に、下部係止片２５ｄを支持部２１の底面２１ｃに係止する。
【００３６】
（４）Ｕ字状凹部２５ａと支持用凹面２１ａに洗浄水噴出ノズル１９の雌ネジ部１９ｄを嵌合・載置する。
【００３７】
（５）回動操作面部１９ｆを介して雌ネジ部１９ｄを回動させることにより、同雌ネジ部１９ｄを後方へ後退移動させて、基端側当接フランジ部１９ｅをノズル支持用ブラケット２５のブラケット本体２５ｂに押圧状態に当接させる。
【００３８】
このようにして、先端側当接フランジ部１９ｂをパッキン２３を介して取付孔２０ｂの周縁部に押圧状態に当接させると共に、基端側当接フランジ部１９ｅをノズル支持用ブラケット２５のブラケット本体２５ｂを介して支持部２１の前端面に押圧状態に当接させることにより、洗浄水噴出ノズル１９を取付部２０と支持部２１との間に簡単に取り付けることができて、同洗浄水噴出ノズル１９の取付作業を楽に行うことができる。
【００３９】
この際、洗浄水噴出ノズル１９は、先端側当接フランジ部１９ｂをパッキン２３に押圧状態に当接させることができるため、取付強度や水密性を良好に確保することができる。
【００４０】
また、上記とは反対の手順をたどることにより洗浄水噴出ノズル１９を簡単に取り外すことができて、メンテナンス作業を楽に行うことができる。
【００４１】
前記した空間形成部１４は、図６〜図９及び図１１に示すように、環状凹部１５と連続する左側面部１４ａと、環状凹部１５の一部を形成する右側面部１４ｂと、底面部１４ｃと、天井面部１４ｄと、後壁としての前記取付壁２０ａとから内部に空間Ｓを形成すると共に、前部に洗浄水吐出口３０をリム通水路１８に臨ませて形成している。
【００４２】
このようにして、洗浄水噴出ノズル１９より供給されるリム洗浄水Ｗｒを、空間Ｓを通して洗浄水吐出口３０よりリム通水路１８に吐出させるようにしているため、空間Ｓを介して洗浄水吐出口３０と洗浄水噴出ノズル１９との間に一定の離隔した間隔を設けることができて、洗浄水吐出口３０から飛散した排泄物や汚水等が空間Ｓ内に侵入した場合でも、洗浄水噴出ノズル１９には上記汚水等が付着しないようにすることができる。
【００４３】
そして、空間Ｓ内に侵入した汚水等は、洗浄水噴出ノズル１９によりリム洗浄水Ｗｒを空間Ｓを通して洗浄水吐出口３０から吐出させた際に、空間Ｓ内から洗浄水吐出口３０を通して洗い出されるため、これらの汚水等が空間Ｓ内に滞留するのを防止することができる。
【００４４】
また、空間Ｓは、洗浄水噴出ノズル１９側、すなわち、取付壁２０ａから洗浄水吐出口３０に向けて漸次縮径させて先細り状に形成している。
【００４５】
このようにして、空間Ｓを洗浄水噴出ノズル１９側から洗浄水吐出口３０に向けて漸次縮径させて先細り状に形成しているため、洗浄水噴出ノズル１９から吐出されたリム洗浄水Ｗｒの圧力損失を小さくすることができると共に、かかるリム洗浄水Ｗｒは、空間Ｓを形成する側壁に沿って洗浄水吐出口３０に誘導されて、同洗浄水吐出口３０から円滑に吐出される。
【００４６】
この際、漸次縮径されて先細り状に形成された空間Ｓには、洗浄水噴出ノズル１９から供給されたリム洗浄水Ｗｒの量が、洗浄水吐出口３０から吐出される量よりも多いため、同空間Ｓ内にリム洗浄水Ｗｒが滞留して満水状態となる。
【００４７】
その結果、▲１▼空間Ｓ内に排泄物や汚水等が侵入するのを確実に防止することができ、▲２▼洗浄水吐出口３０から吐出されるリム洗浄水Ｗｒを整流化することができ、▲３▼空間Ｓ内への空気の巻き込みを防止することができて、雑音の発生を防止することができ、▲４▼洗浄水吐出口３０の周囲を洗剤等を使用して清掃した場合でも、洗剤が洗浄水噴出ノズル１９に付着するのを回避することができて、同洗浄水噴出ノズル１９の変色等の薬品汚染を防止することができる。
【００４８】
また、洗浄水噴出ノズル１９は、洗浄水吐出口３０から空間Ｓを介して離隔した所望の位置に配置することができるため、同洗浄水噴出ノズル１９を取付作業やメンテナンスを行い易い位置に配置することにより、同洗浄水噴出ノズル１９の取付作業性やメンテナンス性を良好に確保することができる。
【００４９】
また、空間Ｓの底面を形成する底面部１４ｃは、ボウル部１０に向かって下り傾斜面に形成し、また、空間Ｓの天井面を形成する天井面部１４ｄは、ボウル部１０に向かって下り傾斜面に形成している。
【００５０】
このようにして、空間Ｓの底面を形成する底面部１４ｃを、ボウル部１０に向かって下り傾斜面に形成して、水勾配を設けているため、洗浄水噴出ノズル１９から吐出されたリム洗浄水Ｗｒは、水勾配を有する底面部１４ｃに沿って洗浄水吐出口３０に誘導されて、同洗浄水吐出口３０から円滑に吐出される。
【００５１】
また、洗浄水噴出ノズル１９からリム洗浄水Ｗｒを供給していない時には、空間Ｓ内のリム洗浄水Ｗｒは底面部１４ｃに沿って洗浄水吐出口３０からボウル部１０内に流出されて、空間Ｓ内に滞留しないようにすることができる。
【００５２】
そして、空間Ｓの天井面を形成する天井面部１４ｄを、ボウル部１０に向かって下り傾斜面に形成しているため、洗浄水噴出ノズル１９から吐出されたリム洗浄水Ｗｒは、傾斜面を有する天井面部１４ｄに沿って洗浄水吐出口３０に誘導されて、同洗浄水吐出口３０から円滑に吐出される。
【００５３】
また、洗浄水吐出口３０は、図６に示すように、ボウル部１０の上面開口部３１に形成されている右側の最大短径部３２の近傍位置に配置している。
【００５４】
このようにして、洗浄水吐出口３０をボウル部１０の直線形状に近いところに配置して、吐水後のリム洗浄水Ｗｒが直ちにボウル部１０の曲面部分に当たらないようにして、ボウル部１０外へのリム洗浄水Ｗｒの飛散を抑制しつつ洗浄機能を良好に確保することができるようにしている。
【００５５】
しかも、洗浄水吐出口３０から吐出されたリム洗浄水Ｗｒが、環状凹部１５に沿って旋回した際に、同洗浄水吐出口３０に逆流しないようにすることができる。
【００５６】
なお、最大短径部３２とは、平面形状が卵形をした上面開口部３１の左右方向の横幅の内径が最も大きい部分をいう。
【００５７】
上記のように構成した洗浄水吐出口３０から吐出される洗浄水であるリム洗浄水Ｗｒは、図２に白抜き矢印で示すように、環状凹部１５に沿って上方から見て反時計廻りに流れ、同環状凹部１５から下方へ流下し、排泄物受け面１０ａ上を徐々に下降しかつ複数の枝流に分岐しながら流れ、環状凹部１５を含む排泄物受け面１０ａを一回以上旋回した後、ボウル部１０の底部に貯留させた溜水（図示せず）に到達する。
【００５８】
この際、リム洗浄水Ｗｒにより排泄物受け面１０ａに付着している汚物が洗い流される。そして、リム洗浄水Ｗｒが溜水に合流することにより、溜水が反時計廻りに旋回され、旋回する溜水は、汚物と共にサイホントラップ部１１へ流入する。
【００５９】
また、リム洗浄水Ｗｒが溜水に到達した後、バルブユニット２が駆動してリム通水管５への流入と停止させ、洗浄水をゼット通水管６へ流入させるようにしており、同ゼット通水管６に流入した洗浄水は、ボウル部１０の底部に形成したゼット吐水口４５（図５参照）からサイホントラップ部１１に向けてゼット洗浄水Ｗｚとして吐出され、同ゼット洗浄水Ｗｚは溜水を連行してサイホントラップ部１１へ流入する。
【００６０】
このように、リム洗浄水Ｗｒが合流した溜水とゼット洗浄水Ｗｚとがサイホントラップ部１１へ流入することにより、サイホントラップ部１１が満水状態となり、サイホン現象が発現して、ボウル部１０内の汚水と汚物とが一気にサイホントラップ部１１を通って排出管８へ排出される。
【００６１】
そして、ボウル部１０が空になった後、バルブユニット２が駆動して、ゼット通水管６への洗浄水の流入を停止させると共に、洗浄水をリム通水管５へ流入させて、洗浄水吐出口３０から吐出されたリム洗浄水Ｗｒがボウル部１０の底部に溜水を形成する。
【００６２】
さらに、溜水が形成された後に、バルブユニット２が駆動してリム通水管５への洗浄水の流入を停止させて、便器洗浄を終了する。
【００６３】
また、洗浄水吐出口３０と空間Ｓは、ボウル部１０と同一素材（粘土質）にて一体成形しており、以下にかかる洗浄水吐出口３０と空間Ｓを具備する陶器製の便器本体１の製造方法について、図３、図４、図８、図９、図１１及び図１２を参照しながら説明する。
【００６４】
すなわち、洗浄水吐出口３０と空間Ｓは、一側形成体としての上部形成体４０と、他側形成体としての下部形成体４１とを上下方向に突き合わせて、同状態にて釉薬を塗布して一体的に焼成するようにしている。
【００６５】
この際、図１２（ａ）（ｂ）に示すように、洗浄水吐出口３０及び空間Ｓを形成する空間形成部１４内に接着剤吸収性と弾性収縮性とを有するスポンジ等の接着剤吸収体４２を充填して、両形成体４０，４１の突き合わせ面４０ａ，４１ａ同士を接着剤としての接着泥しょう４３を介して接着する。
【００６６】
そして、図１２（ｃ）（ｄ）に示すように、空間形成部１４内にはみ出した接着泥しょう４３は、接着剤吸収体４２に吸収させる。
【００６７】
続いて、図１２（ｅ）（ｆ）に示すように、洗浄水吐出口３０より接着剤吸収体４２を引き出しながら空間形成部１４内にはみ出した接着泥しょう４３を拭き取る。
【００６８】
このようにして、洗浄水吐出口３０と空間Ｓを形成する空間形成部１４内に、接着剤吸収体４２を充填しておくことにより、上部形成体４０と下部形成体４１の突き合わせ面４０ａ，４１ａ同士を接着泥しょう４３により接着した際に、同接着泥しょう４３が空間形成部１４内にはみ出した場合でも、このはみ出した接着泥しょう４３は接着剤吸収体４２に吸収させると共に、同接着剤吸収体４２を洗浄水吐出口３０から引き出しながら拭き取ることができるようにしているため、空間形成部１４の接着部分の内周面を滑らかに形成することができる。
【００６９】
従って、空間形成部１４内の空間Ｓを通して流れるリム洗浄水Ｗｒは、乱されることなく整流された状態にて洗浄水吐出口３０からリム通水路１８に吐出されることになり、かかるリム洗浄水Ｗｒによりボウル部１０の排泄物受け面１０ａを確実に洗浄することができる。
【００７０】
【発明の効果】
（１）請求項１記載の本発明では、排泄物受け面を有するボウル部と、同ボウル部の上周縁部を周回するように形成したリム通水路とを連続した曲面に形成し、洗浄水を噴出する洗浄水噴出ノズルより上記リム通水路を通して上記排泄物受け面に洗浄水を供給するようにした水洗便器において、洗浄水噴出ノズルの先端側部を取り付ける取付部と、洗浄水噴出ノズルの基端側部を支持する支持部とを具備して、洗浄水噴出ノズルを取付部と支持部との間に着脱自在に取り付け可能としている。
【００７１】
このようにして、洗浄水噴出ノズルを取付部と支持部との間に着脱自在に取り付けているため、同洗浄水噴出ノズルの取付作業や、メンテナンス作業を楽に行うことができる。
【００７２】
（２）請求項２記載の本発明では、取付部に洗浄水噴出ノズルの先端側部を取り付けるための取付孔を形成する一方、洗浄水噴出ノズルの先端側部に上記取付孔の周縁部に当接する先端側当接フランジ部を設け、支持部に、取付孔と対向する方向と上方とが開口した支持用凹面を形成して、同支持用凹面に洗浄水噴出ノズルの基端側部を載置する一方、洗浄水噴出ノズルの中途部外周面に基端側当接フランジ部を有する雌ネジ部を螺着して、同支持部の端面に雌ネジ部を介して上記基端側当接フランジ部を押圧状態に当接可能としている。
【００７３】
このようにして、洗浄水噴出ノズルを取り付ける際には、取付孔中に先端部を符合させると共に、同先端側部に設けた先端側当接フランジ部を取付孔の中縁部に当接させ、支持部の支持用凹面に洗浄水噴出ノズルの基端側図を載置し、同状態にて雌ネジ部を回動させて基端側当接フランジ部を支持部の端面に押圧状態に当接させることにより、容易に洗浄水噴出ノズルを取り付けることができる。
【００７４】
また、反対の操作を行うことにより、容易に洗浄水噴出ノズルを取り外すことができる。
【００７５】
従って、洗浄水噴出ノズルのメンテナンス等も楽に行うことができる。
【００７６】
（３）請求項３記載の本発明では、リム通水路に臨ませてボウル部と同一素材にて一体成形した洗浄水吐出口を形成し、同洗浄水吐出口から離隔した位置に洗浄水噴出ノズルの先端側部を配置して、同洗浄水噴出ノズルより噴出した洗浄水を洗浄水吐出口を通してリム通水路に吐出するようにしている。
【００７７】
このようにして、洗浄水噴出ノズルより噴出した洗浄水を、ボウル部と同一素材にて一体成形した洗浄水吐出口を通してリム通水路に吐出するようにしているため、同洗浄水吐出口の周囲に凹凸部が形成されないようにすることができる。
【００７８】
そのため、飛散した排泄物や汚水等が洗浄水吐出口に付着した場合には、同洗浄水吐出口より洗浄水が吐出された際に、これらの汚水等は洗い落とされ、また、飛散した排泄物や汚水等が洗浄水吐出口の周囲に付着した場合には、これらの汚水等を清掃具等により簡単に清掃することができる。
【００７９】
しかも、洗浄水吐出口から離隔した位置に洗浄水噴出ノズルの先端側部を配置しているため、同洗浄水吐出口と洗浄水噴出ノズルとの間に一定の離隔した間隔を設けることができて、飛散した排泄物や汚水等が洗浄水吐出口から侵入したとしても、同汚水等が洗浄水噴出ノズルに付着するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる水洗便器の斜視説明図。
【図２】便器本体の斜視説明図。
【図３】同便器本体の側面図。
【図４】同便器本体の正面図。
【図５】同便器本体の断面側面図。
【図６】同便器本体の平面図。
【図７】ノズル配設部と空間形成部の断面平面図。
【図８】同ノズル配設部と空間形成部の断面側面図。
【図９】洗浄水噴出ノズル取付状態でのノズル配設部と空間形成部の断面側面図。
【図１０】洗浄水噴出ノズルの斜視説明図。
【図１１】洗浄水吐出口の断面正面図。
【図１２】空間形成部の製造工程説明図。
【符号の説明】
Ａ水洗便器
１便器本体
２バルブユニット
３手動バルブ操作手段
４吸水管
５リム通水管
６ゼット通水管[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a flush toilet in which a flush water jet nozzle can be easily attached.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as one form of a flush toilet, a bowl portion having an excrement receiving surface, and a rim water passage formed around the upper peripheral edge of the bowl portion are formed in a continuous curved surface, and the rim water passage is formed in the rim water passage. The washing water ejection nozzle is attached to the nozzle attachment portion, and the washing water ejection nozzle is supplied from the washing water ejection nozzle to the excrement receiving surface through the rim water passage. (For example, see Patent Document 1).
[0003]
That is, the nozzle mounting portion forms the nozzle mounting hole in the nozzle mounting wall which stands substantially vertically.
[0004]
The washing water jet nozzle is formed by swelling an engaging piece at the tip end in a radial direction, inserting the engaging piece obliquely from the outside into the nozzle mounting hole, and Is engaged with the inner peripheral portion of the nozzle mounting hole via packing, and in the same state, a nut screwed on the outer peripheral surface of the washing water ejection nozzle is pressed against the outer peripheral portion of the nozzle mounting hole via packing. , And a washing water ejection nozzle is attached to the nozzle attachment hole.
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2001-20358 A
[Problems to be solved by the invention]
However, in the flush toilet described above, when attaching the washing water ejection nozzle to the nozzle attachment hole, the engagement piece formed by bulging in the radial direction must be obliquely inserted from the outside into the nozzle attachment hole. However, there is a problem that the operation of inserting the engagement piece is complicated and requires much time and effort.
[0007]
Also, when performing maintenance of the washing water jet nozzle, it is necessary to remove the washing water jet nozzle from the nozzle mounting hole, but also in this case, the work of removing the engagement piece from the nozzle mounting hole is complicated and troublesome. There is a problem that it takes.
[0008]
Then, after the maintenance is completed, it is necessary to attach the washing water ejection nozzle to the nozzle attachment hole again. However, as described above, there is a problem that the operation of inserting the engagement piece is complicated and time-consuming.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in the present invention, a bowl having a waste receiving surface and a rim water passage formed so as to go around the upper peripheral edge of the bowl are formed on a continuous curved surface, and the flush water jetting jets the wash water. In a flush toilet configured to supply washing water from the nozzle to the excrement receiving surface through the rim water passage, a mounting portion for attaching a distal end side of the washing water ejection nozzle and a base end side of the washing water ejection nozzle are supported. A flush toilet is provided, comprising: a washing portion for ejecting the washing water between the attaching portion and the supporting portion.
[0010]
In addition, the present invention is also characterized by the following configurations.
[0011]
(1) A mounting hole for mounting the tip side of the washing water ejection nozzle is formed in the attachment portion, and a tip side contact flange portion that contacts the peripheral portion of the mounting hole is provided on the tip side of the cleaning water ejection nozzle. A supporting concave portion is formed in the supporting portion, the supporting concave surface having an opening in a direction facing the mounting hole and an upper side, and the base end portion of the washing water ejecting nozzle is placed on the supporting concave surface, while the washing water ejecting nozzle is provided. A female screw portion having a proximal contact flange portion is screwed onto the outer peripheral surface of the intermediate portion, and the proximal contact flange portion is pressed against the end surface of the support portion via a female screw portion in a pressed state. What was made possible.
[0012]
(2) A wash water discharge port integrally formed of the same material as the bowl portion is formed so as to face the rim water passage, and the tip side of the wash water jet nozzle is disposed at a position separated from the wash water discharge port. The washing water ejected from the washing water ejection nozzle is discharged to the rim water passage through the washing water discharge port.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
[0014]
That is, the flush toilet according to the present invention has a bowl portion having an excrement receiving surface and a rim water passage formed around the upper peripheral portion of the bowl portion on a continuous curved surface, and the flush water is ejected. A washing water is supplied from the washing water jet nozzle to the excrement receiving surface through the rim water passage, and a mounting portion for attaching a tip side portion of the wash water jet nozzle, and a base end portion of the wash water jet nozzle And a supporting portion for supporting the washing water, so that the washing water jet nozzle can be detachably attached between the attaching portion and the supporting portion.
[0015]
That is, a mounting hole for mounting the tip side portion of the washing water ejection nozzle is formed in the attachment portion, and a tip side contact flange portion that contacts the peripheral portion of the mounting hole is provided on the tip side portion of the cleaning water ejection nozzle. Forming a supporting concave surface in the supporting portion, the direction facing the mounting hole and the upper side being opened, and mounting the base end portion of the washing water jetting nozzle on the supporting concave surface, A female screw having a proximal contact flange can be screwed onto the outer peripheral surface of the intermediate part, and the proximal contact flange can be pressed against the end surface of the support via a female screw. And
[0016]
Then, a washing water discharge port integrally formed of the same material as the bowl portion is formed facing the rim water passage, and the tip side of the washing water ejection nozzle is arranged at a position separated from the washing water discharge port, The washing water ejected from the washing water ejection nozzle is discharged to the rim water passage through the washing water discharge port.
[0017]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0018]
FIG. 1 is an explanatory perspective view of a flush toilet A according to the present invention. In the flush toilet A, a valve unit 2 as a functional unit, a manual valve operating means 3 and the like are disposed on a rear upper portion of a toilet body 1. In the valve unit 2, the distal end of the water supply pipe 4 is connected to the inflow side connection 2 a, while the base end of the rim water pipe 5 is connected to the first outflow side connection 2 b, and the second The base end of the jet water pipe 6 is connected to the outflow side connection portion 2c. Reference numeral 7 denotes a branch tap, and reference numeral 8 denotes a drain pipe connected to the toilet body 1.
[0019]
As shown in FIGS. 2 to 7, the toilet body 1 includes a bowl portion 10 having an excrement receiving surface 10 a, a siphon trap portion 11 communicated with a bottom portion of the bowl portion 10, and a siphon trap portion 11. A functional part installation part 12 formed at a rear upper position and a rear part of the bowl part 10, a nozzle arrangement part 13 formed at a right front position of the function part installation part 12, and a front position of the nozzle arrangement part 13 And a space forming portion 14 formed so as to communicate with the.
[0020]
As shown in FIGS. 2 and 5, the bowl portion 10 has an annular recess 15 extending substantially horizontally at an upper peripheral edge thereof, and an annular overhang portion 16 at an upper peripheral edge of the annular recess 15. An annular rim 17 is formed through the rim, and a rim water passage 18 is formed in the annular recess 15 so as to go around the upper peripheral edge of the bowl 10, and excretion of the rim water passage 18 and the bowl 10. The object receiving surface 10a is formed into a continuous curved surface, and the washing water (a rim washing device shown in FIG. Water Wr) is supplied.
[0021]
As shown in FIG. 5, the siphon trap portion 11 has a base end portion communicating with the bottom portion of the bowl portion 10 and a tip end portion connected to the drain pipe 8 (see FIG. 1).
[0022]
As shown in FIGS. 1, 2, 5, and 6, the functional part installation part 12 is formed in a horizontally long concave shape in the left-right direction at a position immediately behind the bowl part 10, and the valve unit 2 as a functional part And manual valve operating means 3 are installed.
[0023]
As shown in FIGS. 6 to 9, the nozzle disposing portion 13 includes a mounting portion 20 for attaching a distal end portion of a washing water jet nozzle 19 as a washing water supply unit, and a base end portion of the washing water jet nozzle 19. A supporting portion 21 for supporting the washing water is provided, so that the washing water jet nozzle 19 can be detachably attached between the attaching portion 20 and the supporting portion 21.
[0024]
The mounting portion 20 has a mounting hole 20b for mounting the tip side portion of the cleaning water jet nozzle 19 on a mounting wall 20a which also serves as a rear wall of the space forming portion 14 described later.
[0025]
Further, the support portion 21 has a U-shaped supporting concave surface 21a which is open in the front-rear direction and upper side facing the mounting hole 20b, and a support extending right and left outward from an upper end on the left and right sides of the supporting concave surface 21a. Ceiling surfaces 21b, 21b. 21c is a bottom surface.
[0026]
Here, the washing water ejection nozzle 19 will be described. The washing water ejection nozzle 19 is, as shown in FIGS. 7, 9 and 10, a front end side (front end peripheral portion) of a nozzle body 19a extending in the front-rear direction. Is provided with a front end contact flange portion 19b which comes into contact with the peripheral portion of the mounting hole 20b of the mounting portion 20, and an air intake portion 19c is provided at a portion of the nozzle body 19a located immediately behind the front end side contact flange portion 19b. And a cylindrical female screw portion 19d is screwed to a portion of the outer peripheral surface of the nozzle body 19a located immediately behind the air intake portion 19c.
[0027]
A proximal end contact flange portion 19e is formed at the front end peripheral portion of the cylindrical female screw portion 19d, and a regular hexagonal turning operation surface portion 19f is formed at the rear end edge of the female screw portion 19d. Is formed.
[0028]
A guide cylinder 22 is detachably connected to the distal end of the nozzle body 19a, and a ring-shaped packing 23 is fitted on the peripheral surface of the base end of the guide cylinder 22. At the same time, the packing 23 is locked on a flange-shaped locking piece 22a formed on the outer peripheral surface of the base end portion of the guide tubular body 22, while the base end portion of the nozzle body 19a is provided with the rim water pipe 5 described above. The tip is detachably connected.
[0029]
An intake pipe 24 is connected to the air intake section 19c via a check valve 26. External air is sucked into the nozzle body 19a by an ejector effect from a distal end opening 24a of the intake pipe 24, and the same. The rim cleaning water Wr mixed with air can be ejected from the nozzle body 19a.
[0030]
In this manner, a large number of bubbles are dispersed and mixed in the rim cleaning water Wr ejected from the nozzle body 19a to form a bubble flow, and the bubble flow splashes when colliding with the solid surface. It has low cleaning noise due to high frequency vibration generated when it collides with a solid surface. Therefore, the quietness and flushing power of the flush toilet A can be improved.
[0031]
7, 9 and 10, reference numeral 25 denotes a nozzle supporting bracket, which is a bracket having a U-shaped concave portion 25a corresponding to the U-shaped supporting concave surface 21a. The main body 25b, the upper locking pieces 25c, 25c connected to the upper ends on the left and right sides of the bracket main body 25b for locking to the support ceiling surfaces 21b, 21b, and the bottom surface 21c of the support portion 21 And a lower locking piece 25d for locking.
[0032]
Next, a procedure for attaching the cleaning water jet nozzle 19 configured as described above will be described with reference to FIGS. 7 and 9.
[0033]
(1) The guide cylinder 22 is inserted into the mounting hole 20b from the rear, and the ring-shaped packing 23 fitted on the peripheral surface of the base end portion of the guide cylinder 22 abuts on the peripheral edge of the mounting hole 20b. Let it.
[0034]
(2) The front end opening of the washing water jet nozzle 19 is connected to the rear end of the guide cylinder 22, and the front end contact flange 19 b is brought into contact with the packing 23.
[0035]
(3) The U-shaped concave portion 25a of the nozzle supporting bracket 25 is matched with the supporting concave surface 21a, the upper locking pieces 25c, 25c are locked on the supporting ceiling surfaces 21b, 21b, and the lower locking piece 25d is locked. It is locked to the bottom surface 21c of the support portion 21.
[0036]
(4) The female screw portion 19d of the washing water jet nozzle 19 is fitted and mounted on the U-shaped concave portion 25a and the supporting concave surface 21a.
[0037]
(5) By rotating the female screw portion 19d via the rotation operation surface portion 19f, the female screw portion 19d is moved rearward and backward, and the proximal end contact flange portion 19e is moved to the nozzle supporting bracket 25. It is brought into contact with the bracket body 25b in a pressed state.
[0038]
In this manner, the distal contact flange 19b is pressed against the peripheral edge of the mounting hole 20b via the packing 23, and the proximal contact flange 19e is connected to the bracket body of the nozzle supporting bracket 25. By contacting the front end surface of the support portion 21 in a pressed state via the support 25b, the washing water ejection nozzle 19 can be easily attached between the attachment portion 20 and the support portion 21, and the washing water ejection nozzle 19 can be easily performed.
[0039]
At this time, since the cleaning water jet nozzle 19 can make the front end side contact flange portion 19b abut against the packing 23 in a pressed state, it is possible to ensure good mounting strength and water tightness.
[0040]
Further, by following the procedure opposite to the above, the cleaning water jet nozzle 19 can be easily removed, and maintenance work can be performed easily.
[0041]
As shown in FIGS. 6 to 9 and 11, the space forming part 14 includes a left side part 14 a continuous with the annular concave part 15, a right side part 14 b forming a part of the annular concave part 15, and a bottom part 14 c. A space S is formed inside from the ceiling surface portion 14d and the mounting wall 20a as a rear wall, and a washing water discharge port 30 is formed at a front portion facing the rim water passage 18.
[0042]
In this manner, the rim cleaning water Wr supplied from the cleaning water jet nozzle 19 is discharged from the cleaning water discharge port 30 to the rim water passage 18 through the space S. A certain distance can be provided between the outlet 30 and the washing water jet nozzle 19 so that even when excrement or sewage or the like scattered from the washing water discharge port 30 enters the space S, the washing water is jetted. The above-mentioned sewage and the like can be prevented from adhering to the nozzle 19.
[0043]
When the rim cleaning water Wr is discharged from the cleaning water discharge port 30 through the space S by the cleaning water jet nozzle 19, the sewage or the like that has entered the space S is washed out from the space S through the cleaning water discharge port 30. Therefore, it is possible to prevent such sewage and the like from staying in the space S.
[0044]
Further, the space S is tapered by gradually reducing the diameter from the washing water jet nozzle 19 side, that is, from the mounting wall 20a to the washing water discharge port 30.
[0045]
In this manner, since the space S is gradually reduced in diameter from the cleaning water ejection nozzle 19 side toward the cleaning water discharge port 30 so as to be tapered, the rim cleaning water Wr discharged from the cleaning water ejection nozzle 19 is formed. And the rim cleaning water Wr is guided to the cleaning water discharge port 30 along the side wall forming the space S, and is smoothly discharged from the cleaning water discharge port 30.
[0046]
At this time, the amount of the rim cleaning water Wr supplied from the cleaning water ejection nozzle 19 is larger than the amount discharged from the cleaning water discharge port 30 in the tapered space S that is gradually reduced in diameter. Then, the rim cleaning water Wr stays in the space S and becomes full.
[0047]
As a result, (1) it is possible to reliably prevent excrement and wastewater from entering the space S, and (2) it is possible to rectify the rim cleaning water Wr discharged from the cleaning water discharge port 30. (3) It is possible to prevent air from being trapped in the space S, thereby preventing generation of noise, and (4) cleaning around the cleaning water discharge port 30 using a detergent or the like. Even in this case, it is possible to prevent the detergent from adhering to the washing water ejection nozzle 19, and it is possible to prevent chemical contamination such as discoloration of the washing water ejection nozzle 19.
[0048]
Further, since the washing water ejection nozzle 19 can be arranged at a desired position separated from the washing water ejection port 30 via the space S, the washing water ejection nozzle 19 is arranged at a position where mounting work and maintenance can be easily performed. By doing so, it is possible to satisfactorily secure the mounting workability and maintainability of the washing water jet nozzle 19.
[0049]
Further, the bottom surface portion 14c forming the bottom surface of the space S is formed on a downward slope toward the bowl portion 10, and the ceiling surface portion 14d forming the ceiling surface of the space S is downwardly sloped toward the bowl portion 10. Formed on the surface.
[0050]
In this manner, since the bottom surface portion 14c forming the bottom surface of the space S is formed on the inclined surface descending toward the bowl portion 10 and has a water gradient, the rim cleaning discharged from the cleaning water jet nozzle 19 is provided. The water Wr is guided to the cleaning water discharge port 30 along the bottom surface portion 14c having the water gradient, and is smoothly discharged from the cleaning water discharge port 30.
[0051]
Further, when the rim cleaning water Wr is not supplied from the cleaning water jet nozzle 19, the rim cleaning water Wr in the space S flows out from the cleaning water discharge port 30 into the bowl portion 10 along the bottom surface portion 14c, and the space R is removed. It is possible not to stay in S.
[0052]
Since the ceiling surface portion 14d forming the ceiling surface of the space S is formed on the inclined surface descending toward the bowl portion 10, the rim cleaning water Wr discharged from the cleaning water jet nozzle 19 has an inclined surface. The water is guided to the cleaning water discharge port 30 along the ceiling surface portion 14d, and is smoothly discharged from the cleaning water discharge port 30.
[0053]
Further, as shown in FIG. 6, the washing water discharge port 30 is disposed at a position near the right largest short diameter portion 32 formed in the upper surface opening 31 of the bowl portion 10.
[0054]
In this manner, the washing water discharge port 30 is arranged near the linear shape of the bowl portion 10 so that the rim washing water Wr after water discharge does not immediately hit the curved surface portion of the bowl portion 10. The cleaning function can be satisfactorily ensured while suppressing scattering of the rim cleaning water Wr to the outside.
[0055]
Moreover, the rim cleaning water Wr discharged from the cleaning water discharge port 30 can be prevented from flowing back to the cleaning water discharge port 30 when the rim cleaning water Wr turns along the annular concave portion 15.
[0056]
Note that the maximum minor diameter portion 32 refers to a portion where the inner diameter of the lateral width of the upper surface opening portion 31 having an oval planar shape is the largest in the left-right direction.
[0057]
The rim cleaning water Wr, which is the cleaning water discharged from the cleaning water discharge port 30 configured as described above, moves counterclockwise along the annular recess 15 as viewed from above along the annular concave portion 15 as shown by a white arrow in FIG. The water flows downward from the annular recess 15, gradually descends on the excrement receiving surface 10 a, flows while branching into a plurality of branch flows, and turns on the excrement receiving surface 10 a including the annular recess 15 at least once. Thereafter, the water reaches the stored water (not shown) stored at the bottom of the bowl portion 10.
[0058]
At this time, dirt adhering to the excrement receiving surface 10a is washed away by the rim cleaning water Wr. Then, the rim cleaning water Wr merges with the stored water, whereby the stored water is swirled counterclockwise, and the swirled stored water flows into the siphon trap unit 11 together with the waste.
[0059]
Also, after the rim washing water Wr reaches the reservoir water, the valve unit 2 is driven to stop and flow into the rim water pipe 5 so that the washing water flows into the jet water pipe 6. The washing water that has flowed into the water pipe 6 is discharged as jet cleaning water Wz from a jet water outlet 45 (see FIG. 5) formed at the bottom of the bowl section 10 toward the siphon trap section 11, and the jet cleaning water Wz is stored water. And flow into the siphon trap section 11.
[0060]
As described above, the pool water into which the rim cleaning water Wr has merged and the jet cleaning water Wz flow into the siphon trap section 11, so that the siphon trap section 11 becomes full and a siphon phenomenon occurs, and the inside of the bowl section 10 The waste water and waste are discharged to the discharge pipe 8 through the siphon trap portion 11 at a stretch.
[0061]
Then, after the bowl portion 10 becomes empty, the valve unit 2 is driven to stop the flow of the cleaning water into the jet water pipe 6 and to flow the cleaning water into the rim water pipe 5 to discharge the cleaning water. The rim cleaning water Wr discharged from the outlet 30 forms stored water at the bottom of the bowl portion 10.
[0062]
Further, after the reservoir water is formed, the valve unit 2 is driven to stop the flow of the cleaning water into the rim water pipe 5, thereby terminating the toilet flush.
[0063]
Further, the wash water discharge port 30 and the space S are integrally formed of the same material (clay) as the bowl portion 10, and the ceramic toilet body 1 having the wash water discharge port 30 and the space S described below. Will be described with reference to FIGS. 3, 4, 8, 9, 11, and 12. FIG.
[0064]
That is, the cleaning water discharge port 30 and the space S are formed by applying an upper surface forming body 40 as one side forming body and a lower forming body 41 as the other side forming body in a vertical direction, and applying a glaze in the same state. To be fired integrally.
[0065]
At this time, as shown in FIGS. 12A and 12B, an adhesive such as a sponge having adhesive absorbency and elastic shrinkage is provided in the cleaning water discharge port 30 and the space forming portion 14 forming the space S. The body 42 is filled, and the butted surfaces 40a, 41a of the two formed bodies 40, 41 are adhered to each other via an adhesive plasma 43 as an adhesive.
[0066]
Then, as shown in FIGS. 12 (c) and 12 (d), the adhesive plasma 43 protruding into the space forming portion 14 is absorbed by the adhesive absorbent 42.
[0067]
Subsequently, as shown in FIGS. 12E and 12F, the adhesive slurry 43 protruding into the space forming part 14 is wiped off while the adhesive absorbent 42 is pulled out from the washing water discharge port 30.
[0068]
In this manner, by filling the adhesive absorbing body 42 in the space forming part 14 that forms the space S with the washing water discharge port 30, the abutting surfaces 40a, 40a of the upper forming body 40 and the lower forming body 41 are formed. Even when the adhesive plasma 43 protrudes into the space forming part 14 when the adhesive plasma 43a is adhered to each other by the adhesive plasma 43, the extruded adhesive plasma 43 is absorbed by the adhesive absorbent 42 and the adhesive Since the agent absorber 42 can be wiped while being pulled out from the cleaning water discharge port 30, the inner peripheral surface of the bonding portion of the space forming portion 14 can be formed smoothly.
[0069]
Therefore, the rim cleaning water Wr flowing through the space S in the space forming section 14 is discharged from the cleaning water discharge port 30 to the rim water passage 18 in a rectified state without being disturbed. The excrement receiving surface 10a of the bowl portion 10 can be reliably washed with the water Wr.
[0070]
【The invention's effect】
(1) According to the first aspect of the present invention, the washing water is formed by continuously forming the bowl portion having the excrement receiving surface and the rim water passage formed around the upper peripheral portion of the bowl portion. A flush water flushing nozzle that supplies flush water to the excrement receiving surface through the rim water passage from the flush water ejecting nozzle, and a mounting portion for mounting a tip side portion of the flush water ejecting nozzle; A support portion for supporting the base end portion is provided, so that the washing water jet nozzle can be detachably attached between the attachment portion and the support portion.
[0071]
In this manner, since the washing water ejection nozzle is detachably attached between the attachment portion and the support portion, the attachment work and the maintenance operation of the washing water ejection nozzle can be performed easily.
[0072]
(2) According to the second aspect of the present invention, a mounting hole for mounting the tip side portion of the cleaning water jet nozzle is formed in the mounting portion, and the mounting hole is formed on the tip side portion of the cleaning water jet nozzle in the peripheral portion of the mounting hole. Providing a contact flange on the distal end side, forming a supporting concave portion on the supporting portion with the opening facing upward and in the direction facing the mounting hole, and forming the base end portion of the washing water jet nozzle on the supporting concave surface. On the other hand, a female screw having a base contact flange is screwed onto the middle outer peripheral surface of the washing water jetting nozzle, and the base end contact is inserted into the end of the support via a female screw. The contact flange portion can be brought into contact in a pressed state.
[0073]
In this manner, when the washing water jet nozzle is mounted, the front end portion is aligned with the mounting hole, and the front end contact flange portion provided on the front end side portion is brought into contact with the middle edge portion of the mounting hole. Then, the base end side view of the washing water jet nozzle is placed on the supporting concave surface of the support part, and the female screw part is rotated in the same state, so that the base side contact flange part is pressed against the end surface of the support part. By bringing the nozzles into contact with each other, the washing water jet nozzle can be easily attached.
[0074]
Further, by performing the opposite operation, the washing water jet nozzle can be easily removed.
[0075]
Therefore, maintenance and the like of the cleaning water jet nozzle can be easily performed.
[0076]
(3) According to the third aspect of the present invention, the washing water discharge port is formed integrally with the bowl portion by the same material so as to face the rim water passage, and the cleaning water is ejected to a position separated from the washing water discharge port. The tip side of the nozzle is arranged so that the washing water ejected from the washing water ejection nozzle is discharged to the rim water passage through the washing water discharge port.
[0077]
In this manner, the washing water ejected from the washing water ejection nozzle is discharged to the rim water passage through the washing water discharge port integrally formed of the same material as the bowl portion. The uneven portion can be prevented from being formed on the substrate.
[0078]
For this reason, if the scattered excrement or sewage adheres to the washing water discharge port, when the rinsing water is discharged from the washing water discharge port, the sewage or the like is washed off, and the scattered excretion is discharged. When things, sewage and the like adhere to the periphery of the washing water discharge port, the sewage and the like can be easily cleaned with a cleaning tool or the like.
[0079]
In addition, since the tip side of the washing water ejection nozzle is arranged at a position separated from the washing water ejection port, a certain distance can be provided between the washing water ejection port and the washing water ejection nozzle. Thus, even if scattered excrement, sewage, and the like enter the washing water discharge port, the sewage and the like can be prevented from adhering to the washing water ejection nozzle.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory perspective view of a flush toilet according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory perspective view of a toilet body.
FIG. 3 is a side view of the toilet body.
FIG. 4 is a front view of the toilet body.
FIG. 5 is a sectional side view of the toilet body.
FIG. 6 is a plan view of the toilet body.
FIG. 7 is a cross-sectional plan view of a nozzle arrangement portion and a space forming portion.
FIG. 8 is a cross-sectional side view of the nozzle arrangement portion and the space forming portion.
FIG. 9 is a cross-sectional side view of the nozzle disposing portion and the space forming portion in a state where the washing water ejection nozzle is attached.
FIG. 10 is an explanatory perspective view of a cleaning water jet nozzle.
FIG. 11 is a cross-sectional front view of a cleaning water discharge port.
FIG. 12 is a view illustrating a manufacturing process of a space forming portion.
[Explanation of symbols]
A flush toilet 1 toilet body 2 valve unit 3 manual valve operating means 4 water absorption pipe 5 rim water pipe 6 zet water pipe

Claims

A bowl portion having an excrement receiving surface and a rim water passage formed around the upper peripheral edge of the bowl portion are formed on a continuous curved surface, and the rim water passage is formed by a washing water jet nozzle for jetting washing water. A flush toilet that supplies flush water to the excrement receiving surface through
Equipped with a mounting part for attaching the tip side of the washing water jetting nozzle and a support part for supporting the base end part of the washing water jetting nozzle. The washing water jetting nozzle is detachable between the mounting part and the supporting part. A flush toilet characterized by being attachable to a toilet.

While forming a mounting hole for mounting the tip side of the washing water ejection nozzle to the attachment portion, a tip side contact flange portion is provided on the tip side of the washing water ejection nozzle to contact the peripheral edge of the mounting hole,
A support concave surface is formed in the support portion, the support concave surface being open in the direction opposite to the mounting hole and the upper side, and the base end portion of the wash water jet nozzle is placed on the support concave surface while the wash water jet nozzle is in the middle. A female screw portion having a proximal contact flange portion is screwed to the outer peripheral surface of the support portion, and the proximal contact flange portion can be brought into contact with the end surface of the support portion in a pressed state via a female screw portion. The flush toilet according to claim 1, wherein

A cleaning water discharge port is formed integrally with the bowl part, facing the rim water passage, and the tip side of the cleaning water jet nozzle is located at a position separated from the cleaning water discharge port to perform the same cleaning. The flush toilet according to claim 1 or 2, wherein the flush water spouted from the water spout nozzle is discharged to the rim water passage through the flush water discharge port.