JP2004155315A

JP2004155315A - Vehicular sun visor and method for manufacturing the same

Info

Publication number: JP2004155315A
Application number: JP2002323001A
Authority: JP
Inventors: Nobuaki Matsuki; 伸明松木
Original assignee: TEIMU ENTERPRISE KK; Kyowa Sangyo Co Ltd; TIM Enterprise Co Ltd
Current assignee: TEIMU ENTERPRISE KK; Kyowa Sangyo Co Ltd; TIM Enterprise Co Ltd
Priority date: 2002-11-06
Filing date: 2002-11-06
Publication date: 2004-06-03

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a vehicular sun visor which is configured to efficiently use an illuminator mounted on a visor body. <P>SOLUTION: The vehicular sun visor 1 has the visor body 2 to be formed by joining of two constituent bodies 4, 5 in width direction. At least one constituent body (5) of the two constituent bodies 4, 5 is formed of a transparent material or a semi-transparent material. Light emitted from the illuminator 34 mounted between the two constituent bodies 4, 5 is configured to permeate the constituent body (5). <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車室天井面に取り付けられて車室内への光の侵入を防ぐ車両用サンバイザとその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
車両用サンバイザは、様々な構成を備えるものが知られていた。
例えば特許文献１に記載の車両用サンバイザが知られており、その車両用サンバイザは、ミラーと照明具をバイザ本体に有していた。そして照明具の発光体は、ミラーを利用する際に乗員側を照らすために利用される形態であった。
【０００３】
【特許文献１】
特開２０００−１７７３８６号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし他の用途に発光体が利用される形態は、ほとんど知られていなかった。そしてその用途を構成するための合理的な構造もほとんど知られていなかった。
そこで本発明は、バイザ本体に設けられた発光体を有効に利用することができる構成を備える車両用サンバイザとその製造方法を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明は、上記各請求項に記載の通りの構成を備える車両用サンバイザおよびその製造方法であることを特徴とする。
請求項１に記載の発明によると、二つの構成体を厚み方向に結合させることで形成されるバイザ本体を有する。そして二つの構成体のうちの少なくとも一つの構成体は、透明材料または半透明材料から形成されている。そして二つの構成体の間に設けられた発光体の発する光が構成体を透過する構成になっている。
【０００６】
すなわち二つの構成体の間に発光体が設けられ、その発光体の光は、一の構成体もしくは両方の構成体を透過する。そのため発光体は、次のような利用形態として利用され得る。すなわちバイザ本体を車室天井面に沿った収納位置にし、発光体の光を車室天井面側から乗員側に投光させることで発光体は、車内灯として利用され得る。あるいは発光体の光によって構成体を明るくし、発光体がバイザ本体の装飾性を高める光源として利用され得る。
したがって車両用サンバイザは、発光体を車内灯もしくはバイザ本体の装飾性を高めるために有効に利用することができる形態になっている。
またその構成は、バイザ本体を構成する構成体を透明材料または半透明材料から形成することで構成されるため、容易な構成になっている。
なお発光体の光が両方の構成体を透過する形態の場合であっても、バイザ本体は、両方の構成体によって車室内へ差し込む光を減光し、これによって車室内への光の侵入を実質的に防ぐ構成を備える。
【０００７】
請求項２に記載の発明によれば、透明材料または半透明材料から形成された構成体は、発光体の光によって色を発するために、所定の波長の光を吸収したり、あるいは所定の波長の光を反射する構成になっている。
すなわち構成体は、発光体の発する光のうち、所定の波長の光を吸収し、他の波長の光を透過する構成になっている。これにより構成体は、色を発する。あるいは構成体は、発光体の発する光のうち所定の波長の光を発光体側に反射させ、他の波長の光を透過する方向へ反射する。これにより構成体は、色を発する。
したがって構成体は、発光体の光によって装飾性が高められ、発光体は、バイザ本体の装飾性を高めるために有効に利用される。
【０００８】
請求項３に記載の発明によれば、透明材料または半透明材料から形成された構成体は、発光体の光を受けて発光している様に見せる凹凸を内面または外面に有する。
すなわち構成体は、内面または外面に凹凸を有する。そして発光体の光は、凹凸によって投光方向が変わる。そのため構成体は、発光体の光を受けて発光している様に見える。
かくして構成体は、発光体の光によって装飾性が高められ、発光体は、バイザ本体の装飾性を高めるために有効に利用される。
【０００９】
請求項４に記載の発明によれば、二つの構成体のうちの一の構成体が透明材料または半透明材料から形成される。そして二つの構成体のうちの他の構成体が、可視光を透過させない材料から形成されるとともに、ミラーと、発光体の光を通過させるための開口窓とを有する。
すなわち発光体は、一の構成体を透過することで車内灯またはバイザ本体の装飾性を高めるために利用される。そしてその発光体は、ミラーを有する構成体側の開口窓を通過する。そのため発光体は、ミラーを利用する際にも利用され得る。したがって発光体は、少なくとも二つの利用形態に利用され、車両用サンバイザは、部品の共通化によって部品点数が減る。
なお「可視光を透過させない材料」とは、可視光をまったく透過させない材料のみならず、実質的に可視光を透過させない材料をも含む。
【００１０】
請求項５に記載の発明によれば、請求項１から４のいずれかに記載の車両用サンバイザの製造方法であって、二つの構成体は、熱可塑性樹脂を素材として形成される。また二つの構成体のうちの一の構成体は、透明材料または半透明材料から形成され、かつ二つの構成体のうちの他の構成体よりもレーザービームが透過しやすい高い透過係数を有する。また他の構成体は、一の構成体よりもレーザービームを吸収しやすい高い吸収係数を有する。
そして二つの構成体を厚み方向に重ね、一の構成体側からレーザービームを照射して、一の構成体を透過したレーザービームを他の構成体に吸収させ、これによって二つの構成体を溶着する。
【００１１】
すなわち一の構成体は、他の構成体よりもレーザービームが透過しやすい。そして他の構成体は、一の構成体よりもレーザービームを吸収しやすい。そして一の構成体側からレーザービームを照射する。したがってレーザービームの一部が一の構成体を透過し、他の構成体に吸収される。そのため他の構成体は、レーザービームによって溶融し、一の構成体は、他の構成体からの熱伝導によって溶融する。したがって二つの構成体は、レーザービームによって溶着される。
また一の構成体は、透明材料または半透明材料から形成されている。したがって一の構成体は、その透明性によってレーザービームが透過しやすい構造になっており、その透明性を利用して二つの構成体がレーザービームによって溶着されている。
【００１２】
【発明の実施の形態】
実施の形態を図にしたがって説明する。
実施の形態にかかる車両用サンバイザ１は、図１に示すように板状のバイザ本体２と、そのバイザ本体２に差し込まれてバイザ本体２を回動可能に支持する支軸１３を有する。また車両用サンバイザ１は、ミラー３０と照明具３を有しており、照明具３は、バイザ本体２内に設けられた発光体３４と、その発光体３４を保護する保護カバー３２とを有する。
また車両用サンバイザ１は、バイザ本体２の外表面に表皮が被覆されておらず、バイザ本体２が外表面に表れる表皮レスタイプの車両用サンバイザである。
【００１３】
支軸１３は、図１に示すように縦軸１３ａと横軸１３ｂとを有して略Ｌ字状に形成されている。そして横軸１３ｂにバイザ本体２が軸周り方向に回動可能に装着される。また縦軸１３ａは、取付ブラケット１４を介して車室天井面１０に回動可能に装着される。
したがってバイザ本体２は、横軸１３ｂ周りに回動されることで、車室天井面１０に沿う収納位置と、その収納位置から下に降ろされてフロントガラス１１に沿った遮光位置とに回動する。またバイザ本体２は、支軸１３を縦軸１３ａ周りに回動させることで遮光位置とサイドガラス１２に沿ったサイド位置とに回動する。
【００１４】
バイザ本体２は、図２に示すように厚み方向に重ねられた二つの構成体（第一の構成体４と第二の構成体５）を有する。第二の構成体５は、バイザ本体２が遮光位置における乗員側に配され、第一の構成体４は、フロントガラス１１側に配される。また図３に示すようにバイザ本体２が収納位置にされた場合は、第二の構成体５が車室天井面１０に沿った位置に配され、第一の構成体４が乗員側に配される。
【００１５】
第一の構成体４と第二の構成体５は、図４に示すように略板状の平面部４０，５０と、その平面部４０，５０の周縁から起立する側壁４１，５１とを有する。すなわち第一の構成体４と第二の構成体５は、シェル状に形成されている。そして側壁４１，５１の先端同士を突き合わせた状態で第一の構成体４と第二の構成体５が結合され、第一の構成体４と第二の構成体５との間に中空部が形成される。すなわちバイザ本体２は、中空板状に形成される。
【００１６】
第二の構成体５は、図４に示すようにミラー３０の鏡面を露出するための開口窓５４と、発光体３４の発する光を通過させるための開口窓５５を有する。
また第二の構成体５は、開口窓５４の周縁にミラー３０を取付けるための取付部を有し、開口窓５５の周縁には、保護カバー３２を取付けるための取付部を有する。そしてミラー３０と保護カバー３２は、第二の構成体５の裏面側に取付けられる。
【００１７】
保護カバー３２は、透明材料または半透明材料の樹脂材から形成されており、照明具３の一部材を構成する。また保護カバー３２は、発光体３４の発する光が透過する構成になっているとともに、発光体３４を外傷から保護する。
したがって発光体３４の発する光は、保護カバー３２を透過し、開口窓５５を通過する。そして発光体３４の光は、図２に示すように遮光位置におけるバイザ本体２から乗員側に投光される。
【００１８】
発光体３４は、例えばランプやバルブであって、電力が供給されることで可視光を発する部材である。この発光体３４は、図４に示すように第一の構成体４の平面部４０に突設された取付部４４に取付けられ、第一の構成体４と第二の構成体５との間に設けられる。
また照明具３は、発光体３４と電気的に接続されたハーネス３３を有する。
【００１９】
また支軸１３には、図１に示すように照明具３に電流を供給するためにハーネス２０が挿通されている。そしてハーネス２０の一端に（図４に示す）照明具３のハーネス３３が接続され、他端に車両のバッテリと電気的に接続されたハーネスが接続される。このため照明具３は、ハーネス２０，３３を介してバッテリと電気的に接続される。
また図１などへの記載は、省略しているが、照明具３とバッテリの間には、電源経路を開閉するためのスイッチが設けられている。そしてそのスイッチは、例えばバイザ本体２または車室天井面１０に設けられている。
【００２０】
第一の構成体４は、半透明材料から形成されている。すなわち第一の構成体４は、可視光の透過を許容する構成になっている。一方、第二の構成体５は、可視光を透過させないダーク系の材料から形成されている。
なお「可視光を透過させない材料」とは、可視光をまったく透過させない材料のみならず、実質的に可視光を透過させない材料をも含んでいる。そして第二の構成体５は、第一の構成体４と協働して車室内へ差し込む光を減光し、車室内への光の侵入を防ぐ。
【００２１】
また発光体３４の光の一部は、図３に示すように第一の構成体４を透過する。そして第一の構成体４を透過した光は、バイザ本体２が収納位置の際において車室天井面１０側から乗員側へ差し込む。
また第一の構成体４は、発光体３４の光の一部を吸収し、光を帯びる。また第一の構成体４は、所定の波長の光を吸収し、他の波長の光を透過し、これによって所定の色を帯びる構成でもある。例えば第一の構成体４の材料には、所定の波長の光を吸収する顔料が混入されており、その顔料によって第一の構成体４が所定の色を帯びる構成になっている。
【００２２】
したがって発光体３４は、バイザ本体２が収納位置においての第一の構成体４の装飾性を高めるために利用される。
あるいは第一の構成体４は、次のように構成される。すなわち第一の構成体４が発光体３４の発する光のうち、所定の波長の光を発光体３４側に反射させ、他の波長の光を透過する方向へ反射する構成である。例えば第一の構成体４の材料に所定の波長の光を反射する顔料が混入されており、その顔料によって第一の構成体４が所定の色を帯びる構成になっている。このため第一の構成体４は、発光体３４の発する光によって色を発する。
【００２３】
また第一の構成体４は、バイザ本体２をサイド位置にした際にも乗員側に配される（図１参照）。そのため発光体３４は、バイザ本体２をサイド位置にし、その際の第一の構成体４の装飾性を高めることにも利用され得る。
また発光体３４は、ミラー３０を利用する際にも利用される。
すなわち図２に示すようにバイザ本体２を遮光位置にした際の発光体３４は、第二の構成体５の開口窓５５を通過して乗員側を投光する。したがって照明具３は、ミラー３０を利用する際の乗員側を照らし、発光体３４は、ミラー３０の利用の際に利用される。
【００２４】
また第一の構成体４と第二の構成体５は、第一の構成体４が半透明材料から形成されて光を透過しやすく、第二の構成体５が光を透過しにくい構成になっている性質を利用して図５に示すようにレーザービームＬによって溶着される。
これら第一の構成体４と第二の構成体５は、どちらも熱可塑性樹脂を素材として形成されている。例えば、ポリエチレン（ＰＥ）、ポリプロピレン（ＰＰ）、ポリカーボネート（ＰＣ）、ポリアミド（ＰＡ）、ポリアセタール（ＰＯＭ）、ＡＢＳ樹脂を素材として形成されている。
【００２５】
そして第一の構成体４と第二の構成体５は、異なるレーザービームＬの透過係数と、異なるレーザービームＬの吸収係数を有する。すなわち第一の構成体４は、半透明材料によって形成されるために第二の構成体５よりもレーザービームＬを透過しやすい高い透過係数を有する。また第一の構成体４は、第二の構成体５よりも低い吸収係数を有する。一方、第二の構成体５は、第一の構成体４よりも低い透過係数を有し、第一の構成体４よりも高い吸収係数を有する。
【００２６】
例えば第二の構成体５は、熱可塑性樹脂を主材とし、その主材にレーザービームを吸収しやすい顔料を添加し、その材料から形成される。そして前記した顔料は、例えばカーボンブラックなどである。
また第一の構成体４は、例えば、熱可塑性樹脂に特別な添加物を添加していない材料（ナチュラル材料）、あるいは熱可塑性樹脂を主材とし、その主材にレーザービームが透過しやすい顔料を添加した材料などから形成される。
【００２７】
次に、車両用サンバイザ１の製造方法を説明する。
（部材準備工程）先ず、図４に示すように第一の構成体４、第二の構成体５およびミラー３０、保護カバー３２および発光体３４を準備する。
（組付け工程）そして第一の構成体４の取付部４４に発光体３４を取付け、第二の構成体５にミラー３０と保護カバー３２を取付ける。そして第一の構成体４と第二の構成体５を厚み方向に重ねる。
【００２８】
（レーザー溶着工程）次に、図５に示すように第一の構成体４側からレーザービームＬを照射する。レーザービームＬは、図６に示すようにバイザ本体２の厚み方向に照射され、レーザービームＬの一部は、第一の構成体４の側壁４１を透過する。そして第一の構成体４を透過したレーザービームＬは、第二の構成体５へ到達し、第二の構成体５に吸収される。
第二の構成体５は、側壁５１の先端面側の所定厚さ範囲５１ａにおいてレーザービームＬを特に吸収する。したがって側壁５１の先端面側の所定厚さ範囲５１ａがレーザービームＬのエネルギーを受けて発熱し溶融する。
一方、第一の構成体４は、第二の構成体５側からの熱伝導によって熱を受け、側壁４１の先端面側の所定厚さ範囲４１ａが溶融する。
【００２９】
そしてレーザービームＬを図５に示すようにバイザ本体２の周縁、すなわち第一の構成体４および第二の構成体５の側壁４１，５１に沿って除々に移動する。
したがって溶融した第一の構成体４と第二の構成体５は、相互に混じった状態で冷えて固まり、第一の構成体４と第二の構成体５の界面がレーザービームＬによって溶着する。そして第一の構成体４と第二の構成体５は、その外周縁のほぼ全周に渡って溶着する。
（軸体組付け工程）次に、図１に示すようにバイザ本体２に支軸１３を差込み、筒状のサポート軸１５をバイザ本体２に取付ける。
【００３０】
以上のようにして、車両用サンバイザ１が製造される。
すなわち二つの構成体４，５の間に発光体３４が設けられ、その発光体３４の光は、一の構成体（第一の構成体４）を透過する。そのため発光体３４は、発光体３４の光によって構成体４を明るくし、発光体３４は、バイザ本体２の装飾性を高める光源として利用され得る。
したがって車両用サンバイザ１は、発光体３４をバイザ本体２の装飾性を高めるために有効に利用することができる形態になっている。
またその構成は、バイザ本体２を構成する第一の構成体４を半透明材料から形成することで構成されるため、容易な構成になっている。
【００３１】
また第一の構成体４は、発光体３４の発する光のうち、所定の波長の光を吸収し、他の波長の光を透過する構成になっている。これにより第一の構成体４は、色を発する。あるいは第一の構成体４は、発光体３４の発する光のうち所定の波長の光を発光体３４側に反射させ、他の波長の光を透過する方向へ反射する。これにより第一の構成体４は、色を発する。
したがって第一の構成体４は、発光体３４の光によって装飾性が高められ、発光体３４は、バイザ本体２の装飾性を高めるために有効に利用される。
【００３２】
また発光体３４は、第一の構成体４を透過することでバイザ本体２の装飾性を高めるために利用される。そしてその発光体３４は、ミラー３０を有する第二の構成体５の開口窓５５を通過する。そのため発光体３４は、ミラー３０を利用する際にも利用され得る。したがって発光体３４は、少なくとも二つの利用形態に利用され、車両用サンバイザ１は、部品の共通化によって部品点数が減る。
【００３３】
また二つの構成体４，５は、レーザービームＬによって溶着される。
また第一の構成体４は、半透明材料から形成されている。したがって第一の構成体４は、その透明性によってレーザービームＬが透過しやすい構造になっており、その透明性を利用して二つの構成体４，５がレーザービームＬによって溶着されている。
【００３４】
また二つの構成体４，５は、溶着によって結合する。そのため二つの構成体４，５は、複雑な爪などを設けることなく容易な構成によって強く結合する。
またレーザービームＬは、図６に示すようにビーム発生装置７から照射される。そしてビーム発生装置７は、第一の構成体４に対して非接触状態でレーザービームＬを照射する。そのため第一の構成体４と第二の構成体５の外表面は、傷付けられるおそれが少なく、バイザ本体２の外表面が傷付けられにくい。したがって本製造方法によると、表皮レスタイプの車両用サンバイザ１に適した特別な効果、すなわちバイザ本体２が傷付けられにくいという効果を得ることができる。
【００３５】
また車両用サンバイザ１は、照明具３を有する。この照明具３は、振動に弱いＩＣなどの精密部品を有するものも少なくない。これに対し二つの構成体４，５は、レーザービームＬによって溶着される。そしてレーザービームＬは、二つの構成体４，５にほとんど振動を与えず、照明具３にもほとんど振動を与えない。したがって照明具３は、振動によって破損するおそれが少ない。
【００３６】
（他の実施の形態）
また本発明は、上記の実施の形態に限らず、次の形態であってもよい。
（１）すなわち上記の実施形態の第一の構成体が、次の構成を備える形態でもよい。例えば第一の構成体が、内面または外面に凹凸を有する。そして発光体の光が第一の構成体の凹凸によって投光方向が変わる構成を備える形態であってもよい。そしてこれによって第一の構成体は、発光体の光を受けて発光している様に見える。
かくして第一の構成体は、発光体の光によって装飾性が高められ、発光体は、バイザ本体の装飾性を高めるために有効に利用される。
（２）また上記の実施の形態における第二の構成体は、可視光をほとんど透過させない材料から形成されていた。しかし第二の構成体が第一の構成体と同様に形成される形態であってもよい。すなわち第二の構成体が半透明材料から形成され、かつ発光体の光によって光を帯びる構造であってもよい。これによって二つの構成体は、その装飾性が発光体によって高められる。
（３）また上記の実施の形態では、第一の構成体が半透明材料から形成されていた。しかし第一の構成体がほぼ透明の透明材料から形成され、発光体の光のほとんどが第一の構成体を透過できる形態であってもよい。この形態によると発光体は、車内灯として利用され得る。すなわちバイザ本体を収納位置にした際において発光体の光を車室内に透過させることができる。
（４）また上記の実施の形態は、第一の構成体が所定の波長の光を吸収する構成になっていた。しかし第一の構成体が所定の波長の光を反射するプリズム構造を有する形態であってもよい。すなわち構成体が所定の波長の光を反射することで所定の色を発し、発光体がバイザ本体の装飾性を高める形態であってもよい。
（５）また次の構成を備える形態であってもよい。すなわち発光体からの光が発光体近傍から多く透過してしまうことを防止する構造を備え、これによって第一の構成体から透過する光量をできる限り均一化することができる構造を備える形態であってもよい。例えば発光体と第一の構成体の間に半透明状の板材、もしくは光を散乱させるために表面に凹凸を有する板材を設ける構造である。
（６）また上記の実施の形態の車両用サンバイザは、発光体を一つのみ有する形態であった。しかし発光体をバイザ本体内に複数備える形態であってもよい。そして複数の発光体は、第一の構成体を装飾するために利用され、前記複数の発光体のうちの少なくとも一つの発光体は、第二の構成体の開口窓を通過してミラーを利用する際に利用される。
また照明具が制御部を有し、その制御部によって前記複数の発光体を所定間隔で点滅させる形態であってもよい。
（７）また上記の実施の形態では、第一の構成体が発光体を吸収する材料から形成されていた。しかし第一の構成体が透明材料または半透明材料から形成され、第一の構成体の外表面あるいは内側表面に半透明フィルムを備える。そしてその半透明フィルムが発光体の光によって色を発するために、所定の波長の光を吸収する構造、あるいは所定の波長の光を反射する構造を備える形態であってもよい。
【００３７】
【発明の効果】
本発明によれば、バイザ本体に設けられた発光体を有効に利用することができる。例えば発光体を車内灯やバイザ本体の装飾性を高めるために有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】車両用サンバイザの斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面矢視図である。
【図３】バイザ本体を収納位置にした際の図２に相当する断面図である。
【図４】二つの構成体、ミラー、保護カバーおよび発光体の斜視図である。
【図５】バイザ本体の組立工程図である。
【図６】バイザ本体の一部断面図である。
【符号の説明】
１…車両用サンバイザ
２…バイザ本体
３…照明具
４…構成体（第一の構成体、一の構成体）
５…構成体（第二の構成体、他の構成体）
１０…車室天井面
１１…フロントガラス
１２…サイドガラス
３０…ミラー
３４…発光体
５４，５５…開口窓[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a sun visor for a vehicle, which is mounted on a ceiling surface of a vehicle compartment to prevent light from entering a vehicle interior, and a method of manufacturing the same.
[0002]
[Prior art]
Vehicle sun visors with various configurations have been known.
For example, a vehicle sun visor described in Patent Literature 1 is known, and the vehicle sun visor has a mirror and a lighting device in a visor body. The illuminator of the lighting fixture was used to illuminate the occupant side when using the mirror.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-177386
[Problems to be solved by the invention]
However, the form in which the luminous body is used for other uses was hardly known. Also, little was known about the rational structure for configuring its use.
Accordingly, it is an object of the present invention to provide a vehicle sun visor having a configuration in which a light emitting body provided in a visor body can be effectively used, and a method of manufacturing the sun visor.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is characterized in that it is a vehicle sun visor having a configuration as described in the above claims and a method of manufacturing the same.
According to the first aspect of the present invention, there is provided a visor body formed by connecting two components in the thickness direction. At least one of the two components is formed from a transparent material or a translucent material. The light emitted from the light emitter provided between the two components is transmitted through the components.
[0006]
That is, a light emitter is provided between the two components, and the light of the light emitter transmits through one component or both components. Therefore, the luminous body can be used in the following usage modes. That is, the luminous body can be used as an interior light by setting the visor body to the storage position along the ceiling of the vehicle compartment and projecting light from the luminous body toward the occupant from the ceiling surface side of the vehicle compartment. Alternatively, the light-emitting body may be used as a light source that brightens the structure by the light of the light-emitting body and enhances decorativeness of the visor body.
Therefore, the vehicle sun visor has a form in which the luminous body can be effectively used to enhance the decorativeness of the interior light or the visor body.
In addition, the configuration is simple because the configuration that forms the visor body is formed from a transparent material or a translucent material.
Even in the case where the light of the illuminant is transmitted through both components, the visor body reduces the light entering the vehicle interior by both components, thereby preventing light from entering the vehicle interior. It is provided with a configuration to substantially prevent.
[0007]
According to the invention described in claim 2, the structure formed of the transparent material or the translucent material absorbs light of a predetermined wavelength or emits light of a predetermined wavelength in order to emit color by light of the luminous body. Is reflected.
That is, the structure is configured to absorb light of a predetermined wavelength and transmit light of other wavelengths among the light emitted from the light emitter. This causes the structure to emit color. Alternatively, the component reflects light of a predetermined wavelength out of the light emitted by the light emitter toward the light emitter, and reflects the light in the direction of transmitting light of another wavelength. This causes the structure to emit color.
Therefore, the decorativeness of the structure is enhanced by the light of the illuminant, and the illuminant is effectively used to enhance the decorativeness of the visor body.
[0008]
According to the third aspect of the present invention, the structure formed of the transparent material or the translucent material has, on the inner surface or the outer surface, unevenness which makes it appear as if it is emitting light by receiving light from the light emitting body.
That is, the structure has irregularities on the inner surface or the outer surface. The light projection direction of the light from the light emitter changes depending on the unevenness. Therefore, the component appears to emit light in response to the light of the light emitter.
Thus, the decorativeness of the structure is enhanced by the light of the illuminant, and the illuminant is effectively used to enhance the decorativeness of the visor body.
[0009]
According to the fourth aspect of the present invention, one of the two components is formed of a transparent material or a translucent material. The other component of the two components is formed of a material that does not transmit visible light, and has a mirror and an opening window for transmitting light of the light emitter.
That is, the luminous body is used to enhance the decorativeness of the interior light or the visor body by transmitting through one component. Then, the illuminant passes through the opening window on the component side having the mirror. Thus, the illuminant can also be used when using a mirror. Therefore, the luminous body is used in at least two usage modes, and the number of components of the vehicle sun visor is reduced by sharing the components.
The “material that does not transmit visible light” includes not only a material that does not transmit visible light at all, but also a material that does not substantially transmit visible light.
[0010]
According to a fifth aspect of the present invention, in the method for manufacturing a vehicle sun visor according to any one of the first to fourth aspects, the two components are formed using a thermoplastic resin as a raw material. One of the two components is formed of a transparent or translucent material and has a higher transmission coefficient than the other of the two components, which allows the laser beam to pass therethrough. Other components have a higher absorption coefficient that is easier to absorb the laser beam than one component.
Then, the two components are stacked in the thickness direction, and a laser beam is irradiated from one component side, and the laser beam transmitted through one component is absorbed by another component, thereby welding the two components. .
[0011]
That is, one component is more likely to transmit a laser beam than the other components. And other components are easier to absorb the laser beam than one component. Then, a laser beam is irradiated from one of the components. Therefore, part of the laser beam passes through one component and is absorbed by the other component. Therefore, the other components are melted by the laser beam, and one component is melted by heat conduction from the other component. Thus, the two components are welded by the laser beam.
One structure is formed from a transparent material or a translucent material. Therefore, one component has a structure in which a laser beam is easily transmitted by its transparency, and two components are welded by the laser beam using the transparency.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the vehicle sun visor 1 according to the embodiment has a plate-shaped visor body 2 and a support shaft 13 inserted into the visor body 2 and rotatably supporting the visor body 2. The vehicle sun visor 1 has a mirror 30 and a lighting device 3, and the lighting device 3 has a light-emitting body 34 provided in the visor body 2 and a protective cover 32 for protecting the light-emitting body 34. .
Further, the vehicle sun visor 1 is a skin-less type vehicle sun visor in which the outer surface of the visor main body 2 is not covered with the skin, and the visor main body 2 appears on the outer surface.
[0013]
As shown in FIG. 1, the support shaft 13 has a vertical axis 13a and a horizontal axis 13b, and is formed in a substantially L-shape. The visor body 2 is mounted on the horizontal shaft 13b so as to be rotatable around the axis. The vertical axis 13a is rotatably mounted on the vehicle interior ceiling surface 10 via the mounting bracket 14.
Accordingly, the visor main body 2 is rotated around the horizontal axis 13b, so that the visor main body 2 is rotated between a storage position along the vehicle interior ceiling surface 10 and a light-shielding position along the windshield 11 lowered from the storage position. I do. Further, the visor body 2 rotates between the light shielding position and the side position along the side glass 12 by rotating the support shaft 13 around the vertical axis 13 a.
[0014]
The visor body 2 has two components (a first component 4 and a second component 5) stacked in the thickness direction as shown in FIG. The second component 5 is disposed on the occupant side in the visor main body 2 at the light blocking position, and the first component 4 is disposed on the windshield 11 side. When the visor body 2 is in the storage position as shown in FIG. 3, the second component 5 is disposed at a position along the passenger compartment ceiling surface 10, and the first component 4 is disposed on the occupant side. Is done.
[0015]
As shown in FIG. 4, the first component 4 and the second component 5 have substantially plate-shaped flat portions 40, 50 and side walls 41, 51 rising from the periphery of the flat portions 40, 50. . That is, the first component 4 and the second component 5 are formed in a shell shape. Then, the first structural member 4 and the second structural member 5 are joined in a state where the tips of the side walls 41 and 51 abut each other, and a hollow portion is formed between the first structural member 4 and the second structural member 5. It is formed. That is, the visor main body 2 is formed in a hollow plate shape.
[0016]
As shown in FIG. 4, the second structure 5 has an opening window 54 for exposing the mirror surface of the mirror 30 and an opening window 55 for passing light emitted from the light emitter 34.
The second component 5 has an attachment portion for attaching the mirror 30 to the periphery of the opening window 54, and has an attachment portion for attaching the protective cover 32 to the periphery of the opening window 55. Then, the mirror 30 and the protective cover 32 are attached to the back surface of the second component 5.
[0017]
The protective cover 32 is formed from a resin material of a transparent material or a translucent material, and forms one member of the lighting device 3. The protective cover 32 is configured to transmit light emitted from the light emitter 34 and protects the light emitter 34 from external damage.
Therefore, the light emitted from the light emitter 34 passes through the protective cover 32 and passes through the opening window 55. Then, the light of the light emitter 34 is emitted from the visor body 2 at the light shielding position to the occupant side as shown in FIG.
[0018]
The light emitter 34 is, for example, a lamp or a bulb, and is a member that emits visible light when electric power is supplied. As shown in FIG. 4, the light-emitting body 34 is attached to an attaching portion 44 protruding from the plane portion 40 of the first component 4, and is provided between the first component 4 and the second component 5. Is provided.
The lighting fixture 3 has a harness 33 that is electrically connected to the light emitter 34.
[0019]
A harness 20 is inserted through the support shaft 13 to supply a current to the lighting fixture 3 as shown in FIG. The harness 33 of the lighting fixture 3 (shown in FIG. 4) is connected to one end of the harness 20, and the harness electrically connected to the battery of the vehicle is connected to the other end. Therefore, the lighting fixture 3 is electrically connected to the battery via the harnesses 20 and 33.
Although not shown in FIG. 1 and the like, a switch for opening and closing a power supply path is provided between the lighting device 3 and the battery. The switch is provided, for example, on the visor body 2 or the vehicle interior ceiling surface 10.
[0020]
The first structure 4 is formed from a translucent material. That is, the first structure 4 is configured to allow transmission of visible light. On the other hand, the second component 5 is formed from a dark material that does not transmit visible light.
The “material that does not transmit visible light” includes not only a material that does not transmit visible light at all, but also a material that does not substantially transmit visible light. Then, the second component 5 cooperates with the first component 4 to reduce the light that enters the vehicle interior and prevents light from entering the vehicle interior.
[0021]
A part of the light of the light emitting body 34 passes through the first structure 4 as shown in FIG. Then, the light transmitted through the first structure 4 enters the passenger from the passenger compartment ceiling surface 10 when the visor body 2 is in the storage position.
Further, the first structure 4 absorbs a part of the light of the light emitting body 34 and takes on the light. The first structure 4 also has a configuration in which light of a predetermined wavelength is absorbed and light of another wavelength is transmitted, thereby taking on a predetermined color. For example, a pigment that absorbs light of a predetermined wavelength is mixed in the material of the first component 4, and the first component 4 is configured to have a predetermined color by the pigment.
[0022]
Therefore, the illuminant 34 is used to enhance the decorativeness of the first component 4 when the visor main body 2 is in the storage position.
Alternatively, the first structure 4 is configured as follows. That is, the first component 4 reflects light of a predetermined wavelength, out of the light emitted by the light emitter 34, toward the light emitter 34, and reflects light of other wavelengths in the direction of transmission. For example, a pigment that reflects light of a predetermined wavelength is mixed in the material of the first component 4, and the first component 4 is configured to have a predetermined color by the pigment. Therefore, the first structure 4 emits a color by the light emitted from the light emitting body 34.
[0023]
The first structure 4 is also arranged on the occupant side when the visor body 2 is at the side position (see FIG. 1). Therefore, the light-emitting body 34 can also be used to place the visor body 2 at the side position and to enhance the decorativeness of the first structure 4 at that time.
The light emitter 34 is also used when the mirror 30 is used.
That is, as shown in FIG. 2, when the visor body 2 is in the light blocking position, the light emitter 34 passes through the opening window 55 of the second component 5 and emits light to the occupant. Therefore, the lighting fixture 3 illuminates the occupant side when using the mirror 30, and the light emitter 34 is used when using the mirror 30.
[0024]
In addition, the first component 4 and the second component 5 have a configuration in which the first component 4 is formed of a translucent material to easily transmit light, and the second component 5 is difficult to transmit light. Utilizing the properties described above, welding is performed by a laser beam L as shown in FIG.
Both the first component 4 and the second component 5 are formed using a thermoplastic resin as a material. For example, it is formed using polyethylene (PE), polypropylene (PP), polycarbonate (PC), polyamide (PA), polyacetal (POM), and ABS resin as materials.
[0025]
The first component 4 and the second component 5 have different transmission coefficients of the laser beam L and different absorption coefficients of the laser beam L. That is, the first component 4 has a high transmission coefficient that is easier to transmit the laser beam L than the second component 5 because the first component 4 is formed of a translucent material. Also, the first component 4 has a lower absorption coefficient than the second component 5. On the other hand, the second component 5 has a lower transmission coefficient than the first component 4 and has a higher absorption coefficient than the first component 4.
[0026]
For example, the second structural member 5 is formed from a thermoplastic resin as a main material, and a pigment which easily absorbs a laser beam is added to the main material, and the second material 5 is formed from the material. The pigment is, for example, carbon black.
The first component 4 is made of, for example, a material (natural material) in which no special additive is added to a thermoplastic resin, or a thermoplastic resin as a main material, and a pigment through which a laser beam is easily transmitted. And the like.
[0027]
Next, a method of manufacturing the vehicle sun visor 1 will be described.
(Member Preparing Step) First, as shown in FIG. 4, a first component 4, a second component 5, a mirror 30, a protective cover 32, and a light emitter 34 are prepared.
(Assembling process) Then, the light emitting body 34 is attached to the attaching portion 44 of the first component 4, and the mirror 30 and the protective cover 32 are attached to the second component 5. Then, the first component 4 and the second component 5 are overlapped in the thickness direction.
[0028]
(Laser Welding Step) Next, as shown in FIG. 5, a laser beam L is irradiated from the first structural body 4 side. The laser beam L is applied in the thickness direction of the visor main body 2 as shown in FIG. 6, and a part of the laser beam L passes through the side wall 41 of the first structure 4. Then, the laser beam L transmitted through the first component 4 reaches the second component 5 and is absorbed by the second component 5.
The second structure 5 particularly absorbs the laser beam L in a predetermined thickness range 51 a on the tip end surface side of the side wall 51. Therefore, the predetermined thickness range 51a on the tip end side of the side wall 51 receives the energy of the laser beam L and generates heat and melts.
On the other hand, the first component 4 receives heat due to heat conduction from the second component 5 side, and the predetermined thickness range 41 a on the tip end surface side of the side wall 41 is melted.
[0029]
Then, the laser beam L gradually moves along the periphery of the visor main body 2, that is, along the side walls 41 and 51 of the first and second components 4 and 5 as shown in FIG. 5.
Therefore, the melted first component 4 and second component 5 cool and solidify in a mixed state, and the interface between the first component 4 and the second component 5 is welded by the laser beam L. . Then, the first component 4 and the second component 5 are welded over substantially the entire outer peripheral edge thereof.
(Shaft Assembling Step) Next, as shown in FIG. 1, the support shaft 13 is inserted into the visor body 2, and the cylindrical support shaft 15 is attached to the visor body 2.
[0030]
As described above, the vehicle sun visor 1 is manufactured.
That is, the light-emitting body 34 is provided between the two structural bodies 4 and 5, and the light of the light-emitting body 34 transmits through one structural body (the first structural body 4). Therefore, the light-emitting body 34 brightens the structure 4 by the light of the light-emitting body 34, and the light-emitting body 34 can be used as a light source that enhances the decorativeness of the visor body 2.
Accordingly, the vehicle sun visor 1 is in a form in which the light emitter 34 can be effectively used to enhance the decorativeness of the visor body 2.
In addition, the configuration is simple by forming the first component 4 forming the visor main body 2 from a translucent material.
[0031]
In addition, the first structure 4 is configured to absorb light of a predetermined wavelength and transmit light of another wavelength among the light emitted from the light emitting body 34. Thereby, the first structure 4 emits a color. Alternatively, the first structure 4 reflects light of a predetermined wavelength out of the light emitted by the light emitting body 34 toward the light emitting body 34, and reflects the light of other wavelengths in a transmitting direction. Thereby, the first structure 4 emits a color.
Therefore, the decorativeness of the first structure 4 is enhanced by the light of the light emitting body 34, and the light emitting body 34 is effectively used to enhance the decorativeness of the visor body 2.
[0032]
The light emitter 34 is used to transmit the first component 4 to enhance the decorativeness of the visor body 2. Then, the light-emitting body 34 passes through the opening window 55 of the second structure 5 having the mirror 30. Therefore, the light emitter 34 can be used when the mirror 30 is used. Therefore, the light-emitting body 34 is used in at least two usage forms, and the number of components of the vehicle sun visor 1 is reduced due to the common use of components.
[0033]
The two components 4, 5 are welded by the laser beam L.
The first structure 4 is formed from a translucent material. Therefore, the first component 4 has a structure in which the laser beam L is easily transmitted by its transparency, and the two components 4 and 5 are welded by the laser beam L by utilizing the transparency.
[0034]
The two components 4, 5 are joined by welding. Therefore, the two components 4 and 5 are strongly connected by an easy configuration without providing complicated claws or the like.
The laser beam L is emitted from a beam generator 7 as shown in FIG. Then, the beam generator 7 irradiates the first component 4 with the laser beam L in a non-contact state. Therefore, the outer surfaces of the first component 4 and the second component 5 are less likely to be damaged, and the outer surfaces of the visor body 2 are less likely to be damaged. Therefore, according to the present manufacturing method, it is possible to obtain a special effect suitable for the sun visor 1 for a vehicle without a skin, that is, an effect that the visor main body 2 is hardly damaged.
[0035]
The vehicle sun visor 1 has a lighting device 3. Many of the lighting fixtures 3 have precision parts such as ICs that are vulnerable to vibration. On the other hand, the two components 4, 5 are welded by the laser beam L. The laser beam L hardly vibrates the two components 4 and 5 and hardly vibrates the lighting device 3. Therefore, the lighting fixture 3 is less likely to be damaged by vibration.
[0036]
(Other embodiments)
Further, the present invention is not limited to the above embodiment, but may be the following embodiment.
(1) That is, the first configuration of the above embodiment may have the following configuration. For example, the first structure has irregularities on the inner surface or the outer surface. The light emitting body may have a configuration in which the light projection direction is changed by the unevenness of the first constituent body. Thus, the first structure appears to emit light by receiving light from the light emitter.
Thus, the decorativeness of the first structure is enhanced by the light of the illuminant, and the illuminant is effectively used to enhance the decorativeness of the visor body.
(2) The second structure in the above embodiment is formed of a material that hardly transmits visible light. However, a form in which the second component is formed in the same manner as the first component may be adopted. That is, the second structure may be formed of a translucent material and may have a structure in which light is emitted by the light of the light emitting body. Thereby, the decorativeness of the two components is enhanced by the luminous body.
(3) In the above embodiment, the first component is formed from a translucent material. However, the first component may be formed of a substantially transparent transparent material so that most of the light of the light emitter can pass through the first component. According to this aspect, the light emitter can be used as an interior light. That is, when the visor body is in the storage position, light from the light emitter can be transmitted into the vehicle interior.
(4) In the above embodiment, the first structure absorbs light of a predetermined wavelength. However, the first structure may have a prism structure that reflects light of a predetermined wavelength. That is, the configuration may be such that the component reflects light of a predetermined wavelength to emit a predetermined color, and the luminous body enhances the decorativeness of the visor body.
(5) Further, a mode having the following configuration may be adopted. In other words, a mode is provided in which a structure for preventing a large amount of light from the luminous body from being transmitted from the vicinity of the luminous body is provided, whereby a light amount transmitted from the first structural body can be made as uniform as possible. You may. For example, a structure in which a translucent plate material or a plate material having unevenness on the surface for scattering light is provided between the light emitting body and the first structure.
(6) The sun visor for a vehicle according to the above-described embodiment has only one illuminant. However, a configuration in which a plurality of light emitters are provided in the visor body may be employed. The plurality of illuminants are used to decorate a first component, and at least one of the plurality of illuminants passes through an opening window of the second component and uses a mirror. Used when doing.
The lighting device may have a control unit, and the control unit may cause the plurality of light emitters to blink at predetermined intervals.
(7) In the above embodiment, the first component is formed from a material that absorbs the luminous body. However, the first structure is formed from a transparent or translucent material and comprises a translucent film on the outer or inner surface of the first structure. The translucent film may have a structure that absorbs light of a predetermined wavelength or reflects light of a predetermined wavelength so that the translucent film emits color by the light of the luminous body.
[0037]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the luminous body provided in the visor main body can be used effectively. For example, the luminous body can be effectively used to enhance the decorativeness of the interior light and the visor body.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a vehicle sun visor.
FIG. 2 is a sectional view taken along line AA of FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 2 when a visor main body is in a storage position.
FIG. 4 is a perspective view of two components, a mirror, a protective cover, and a light emitter.
FIG. 5 is an assembly process diagram of a visor body.
FIG. 6 is a partial sectional view of a visor body.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Sun visor 2 for vehicles 2 ... Visor main body 3 ... Lighting equipment 4 ... Constituent body (first structural body, one structural body)
5. Constituent (second constituent, other constituent)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Ceiling surface 11 ... Windshield 12 ... Side glass 30 ... Mirror 34 ... Light-emitting body 54, 55 ... Opening window

Claims

A sun visor for a vehicle having a visor body formed by coupling two components in a thickness direction,
At least one component of the two components is formed of a transparent material or a translucent material, and light emitted from a light emitter provided between the two components transmits the component. A sun visor for a vehicle, comprising:

The vehicle sun visor according to claim 1,
A structure formed of a transparent material or a translucent material is configured to absorb light of a predetermined wavelength or reflect light of a predetermined wavelength in order to emit color by light of a light emitting body. A sun visor for a vehicle, characterized in that:

The vehicle sun visor according to claim 1 or 2,
A sun visor for a vehicle, wherein a structure formed of a transparent material or a translucent material has, on an inner surface or an outer surface, unevenness which makes it appear as if it emits light by receiving light from a light emitting body.

The sun visor for a vehicle according to any one of claims 1 to 3,
One of the two components is formed from a transparent or translucent material;
The other component of the two components is formed of a material that does not transmit visible light, and has a mirror and an opening window for transmitting light of the light emitter. Sun visor.

It is a manufacturing method of the sun visor for vehicles according to any one of claims 1 to 4,
The two components are formed from a thermoplastic resin,
One of the two components is formed of a transparent or translucent material and has a high transmission coefficient through which the laser beam is more likely to transmit than the other of the two components. And the other component has a high absorption coefficient that is easier to absorb the laser beam than the one component,
The two components are stacked in the thickness direction, and a laser beam is irradiated from the one component side, and the laser beam transmitted through the one component is absorbed by the other component, whereby the two components are combined. A method for manufacturing a sun visor for a vehicle, comprising welding a body.