JP2004154278A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技機を誤作動させるような電波を発信することで不当な利益を得ようとするような不正な行為を防止する可能性を向上させた遊技機を提供する。
【解決手段】本発明における遊技機10は、入賞ラインを発光させるライン発光手段と、電波を検知する電波検知手段と、を備え、前記ライン発光手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、前記入賞ラインを発光させる機能を有することにより、遊技場管理者等に不正があったことの報知を行う。
【選択図】 図7
【解決手段】本発明における遊技機10は、入賞ラインを発光させるライン発光手段と、電波を検知する電波検知手段と、を備え、前記ライン発光手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、前記入賞ラインを発光させる機能を有することにより、遊技場管理者等に不正があったことの報知を行う。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に関するものであり、具体的にはリールを備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スロット遊技機においては、複数の図柄が描かれた回転自在な複数のリールと、回転駆動された複数のリールの各々における複数の図柄を入賞ライン上に停止させ、その複数の図柄の停止態様に応じて払出を行うものとして知られている(例えば、特許文献1。)。
【0003】
また、スロット遊技機をはじめとする遊技機は、内蔵されている制御基板によって制御されており、遊技者を楽しませるための遊技を提供している。更には、このようなリールは、遊技者に対して表示窓を挟んで視認可能なように設けられており、遊技者の視線が向き易いような位置に配置されている。また、この表示窓には、上述した入賞ラインが描かれている。
【0004】
【特許文献1】
特公平3−72313号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような遊技機においては、その遊技機に内蔵された制御基板に対して電磁波を発信させて誤動作を行わせるという不正な操作が行われるおそれがある。特に、内蔵されたリールを視認可能とする表示窓には、電磁波を防止するような対策が打ちにくく、不正な行為を常習している遊技者も少なくはない。
【0006】
また、このような不正な操作を防止するため、各種の対策がなされてきたが、それらの中には、その不正な操作を検知し、その検知の結果に基づいて報知を行うものがあるが、その不正な操作を行った遊技者に対して、その報知を逸早く認識させることとなり、不正な操作を行った遊技者を捕まえることは容易なことではなく、常習性を含んでいる不正な操作を再度招きかねない。
【0007】
更には、各種の対策がなされても、不正な操作を行う遊技者にばれてしまうこともあり、それらの「各種の対策」に対する対策が打たれ、「いたちごっこ」となっており、不正な操作を防止するための本質的な問題として挙げられている。
【0008】
本発明は、上述した如き課題に鑑みてなされたものであり、不正な行為を防止する可能性を向上させた遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明の遊技機は、前記入賞ラインを発光させるライン発光手段と、電波を検知する電波検知手段と、を備え、前記ライン発光手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、前記入賞ラインを発光させる機能を有することを特徴とする。
【0010】
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
【0011】
(1) 複数の図柄が描かれた回転自在な複数のリールと、当該複数のリールの各々を回転駆動させる駆動手段と、前記駆動手段により回転駆動された複数のリールの各々における複数の図柄のいずれかを入賞ライン上に停止させる停止手段と、停止手段により入賞ライン上に停止された前記複数の図柄のいずれかにおける停止態様に基づいて役の判定を行う役判定手段と、を備えた遊技機であって、前記入賞ラインを発光させるライン発光手段と、不正電波を検知する電波検知手段と、を備え、前記ライン発光手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、前記入賞ラインを発光させる機能を有することを特徴とする遊技機。
【0012】
(1)の発明によれば、「前記入賞ラインを発光させるライン発光手段と、不正電波を検知する電波検知手段と、を備え、前記ライン発光手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、前記入賞ラインを発光させる機能を有する」ので、遊技場の係員に対して電磁気を用いた不正な行為が行われた旨を報知することとなり、不正な行為を減少させることができる。
【0013】
また、入賞ラインが設けられたリールの前面においては、遊技者に対して内蔵されたリールを視認可能としなければならず、電磁波を用いた不正な行為を防止すべく、電磁波検知手段の一部を構成する電磁波検知部品が設けられる。この電磁波検知部品から報知手段である入賞ラインへの距離は、可能な限り短縮することができることとなり、遊技機の内部配線等他の部品に対する干渉も少なく、遊技機におけるサイズの大型化を招くおそれはない。
【0014】
更には、入賞ラインが発光されるように構成したので、遊技機において行われている各種の演出と同じように、電磁気を用いた不正な行為が行われた旨の報知を行う機能を備えることとなる。このため、より自然に、報知を行う装置を備えることとなり、予め遊技者に気づかれる可能性が低く、不正な行為を報知する可能性を高めることができる。
【0015】
更にまた、このような遊技機においては、リールとともに入賞ラインを遊技者に対して視認し易い位置に備えているのが一般的であり、電磁気による不正な行為が検知された場合には、その入賞ラインを発光させることにより、電磁気による不正な行為を行った遊技者を驚かせ、人によっては、大きな動揺を与える結果となる。このため、不正な行為を行った遊技者を、慌てさせることにより、ときには、その発光が起こったという事実に対するショック、即ち発光による間接的なショックにより、逃がすことなく捕まえる可能性を高めることができる。
【0016】
(2) 遊技者を撮像するための撮像手段を備え、前記撮像手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、遊技者を撮像する機能を有することを特徴とする(1)記載の遊技機。
【0017】
(2)の発明によれば、「遊技者を撮像するための撮像手段を備え、前記撮像手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、遊技者を撮像する機能を有する」ので、電磁気を用いた不正な行為を行った遊技者を撮像することが可能であり、不正な行為を行った証拠となる。
【0018】
また、(1)に記載した発光可能な入賞ラインを用いているため、遊技者を撮像するための発光量は充分であり、遊技者を明瞭に撮像することができる。
【0019】
尚、この「遊技者を撮像するための撮像手段」は、遊技機における前面に対面する遊技者を撮像するために設けられており、その遊技者を撮像可能な位置に備えられておればよいが、入賞ラインが設けられたリールの前面においては、遊技者に対して内蔵されたリールを視認可能としているため、遊技者の顔等、遊技者を特定するための部位がリールに近づく可能性が高く、更には、そのリールを視認するため、遊技者の顔は、そのリール方向に向いていることが多い。このため、遊技機の前面方向に備えられることが好ましく、その中でも、リールの近傍に備えられることが特に好適である。
【0020】
また、この「撮像手段」は、遊技機に固定されていても着脱可能に取り付けされていてもよいが、着脱可能なものである場合には、遊技場の管理者による選択の余地があり、汎用性のある遊技機を提供することができる。また、この「撮像手段」は、静止画像と動画像とを問わない。
【0021】
更には、この撮像手段に撮像日時等、時間を特定するための画像を写し込むことにより、撮像された画像のみで、いつ、だれが、どのように電磁波を用いた不正な行為を行ったか特定することが可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。尚、本実施例は、本発明における遊技機をパチスロ機に適用した実施例について説明する。また、この遊技機10は、遊技媒体であるコイン、メダル又はトークンなどを用いて遊技する遊技機であるが、以下においては、コインを用いるものとして説明する。
【0023】
[遊技機の構成]
遊技機10の概略を示す図を図1に示す。
【0024】
この遊技機10の全体を形成している筐体12の正面には、略垂直に形成された縦長矩形の3つの表示窓14(14L、14C、14R)が設けられている。これらの表示窓14L、14C、14Rには、5本の入賞ライン、即ち、水平に3本(中央L1、上下L2A、L2B)、及び斜めに2本(斜め右下がりL3A,斜め右上がりL3B)の入賞ラインが設けられている。これらの入賞ラインL1、L2A、L2B、L3A及びL3Bの左端部と右端部とには、投入されたコインの枚数により有効となった入賞ライン(以下、入賞ラインと称する)と、コインの賭け枚数と、を表示するための賭け枚数表示部18が、上から順に「3」、「2」、「1」、「2」、「3」の如く設けられている。
【0025】
後述する1−BETスイッチ20を遊技者が操作したときには、5本の入賞ラインのうちの1本、例えば入賞ラインL1を有効化し、2−BETスイッチ22を操作したときには、5本の入賞ラインのうちの3本、例えば入賞ラインL1、L2A及びL2Bを有効化し、最大BETスイッチ24を操作したときには、5本の入賞ラインの全て、即ちL1、L2A、L2B、L3A及びL3Bを有効化する。有効化された入賞ラインは、賭け枚数表示部18の背面に設けられている有効ライン表示ランプ44(図5参照)を点灯することにより明示される。
【0026】
筐体12の内部には、各々の外周面に複数種類の図柄が描かれた3個のリール26(26L、26C、26R)が回転自在に設けられている。これらのリール26L、26C、26Rの各々は、上述した表示窓14L、14C、14Rを介して視認可能に設けられている。後述する如く、リール26L、26C、26Rは、表示窓14L、14C、14Rにおいて、リール26L、26C、26Rの外周面に描かれた図柄が上から下に向かって移動するように回転駆動される。
【0027】
また、上述した表示窓14L、14C、14Rの下方には、略水平の台座部28が設けられており、その中央には液晶ディスプレイパネルからなる表示装置30が設けられている。この表示装置30においては、遊技履歴が表示されたり、ボーナス遊技における画像演出が行われたりする。
【0028】
表示装置30の右側には、遊技機10にコインを投入するためのコイン投入口31が設けられている。
【0029】
また、表示装置30の左側には、1回の押動操作により、既に投入されているコインのうちの1枚だけを遊技の賭けの対象とするための1−BETスイッチ20と、既に投入されているコインのうちの2枚だけを遊技の賭けの対象とするための2−BETスイッチ22と、既に投入されているコインのうち1回の遊技に可能な最大枚数のコインを遊技の賭けの対象とするための最大BETスイッチ24とが設けられている。これらのBETスイッチ20、22又は24を押動操作することで、押動操作されたBETスイッチに応じて上述した入賞ラインが有効化されることとなる。
【0030】
台座部28の前面の左側には、スタートレバー32が傾動可能に設けられている。このスタートレバー32を遊技者が傾動操作することにより、上述した3つのリール26L、26C、26Rの回転が開始される。3つのリール26L、26C、26Rが回転したときには、リール26L、26C、26Rの各々の外周面に描かれている図柄が、表示窓14L、14C、14Rの各々において変動表示されることとなる。
【0031】
上述した3つのリール26L、26C、26Rの回転速度が一定の速度に達したときには後述する停止ボタン34L、34C、34Rの遊技者による操作が有効となる。
【0032】
台座部28の前面の中央には、3個の停止ボタン34L、34C、34Rが設けられている。停止ボタン34Lはリール26Lに対応し、停止ボタン34Cはリール26Cに対応し、停止ボタン34Rはリール26Rに対応している。停止ボタン34Lを遊技者が押動操作したときには、リール26Lが停止し、停止ボタン34Cを遊技者が押動操作したときには、リール26Cが停止し、停止ボタン34Rを遊技者が押動操作したときには、リール26Rが停止するようになされている。
【0033】
リール26L、リール26C、リール26Rが停止するときには、リール26L、リール26C、リール26Rの各々の外周面に描かれている図柄が上述した入賞ラインL1、L2A、L2B、L3A及びL3Bに位置付けられて停止表示されるように制御される。
【0034】
スタートレバー32の左側には、払出しボタン36が設けられている。遊技者が払出しボタン36を押動操作したときには、投入されているコインが正面下部のコイン払出口38からコインが払い出され、払い出されたコインはコイン受け部40に溜められる。
【0035】
また、このコイン受け部40の上側には、筐体12の内部に収納されたスピーカ41(図4参照)から発せられた音を筐体12の外部へ出すための透音口42が設けられている。
【0036】
遊技機10の表示窓14(14L、14C、14R)及びリール26(26L、26C、26R)付近の拡大正面図を図2に示す。尚、図2において、リール26Lは停止した状態、リール26C及び26Rは、回転している状態を示しているが、回転していることを図面上に表現することは困難であるので、回転しているかのように表している。
【0037】
上述したように、遊技機10の表示窓14L、14C、14Rの背後にはリール26L、26C、26Rが各々設置されており、各リールの表面に描かれた複数の図柄のうちの3個が同時に表示窓14から視認可能となっている。
【0038】
表示窓14の前面部には、5本の入賞ラインL1、L2A、L2B、L3A及びL3Bが設けられており、リール26L、26C、26Rの各々の表面に描かれた、複数の図柄のうちの3個が、この入賞ライン上に停止するのである。そして、各入賞ライン上に配列した3個の図柄の組合せ態様によって、遊技結果が決定するのである。
【0039】
また、入賞ラインL1、L2A、L2B、L3A及びL3Bは、ただ単に表示窓14上に直線が描かれているのではなく、各々のラインが発光するように構成されている。
【0040】
本実施形態においては、表示窓14を覆っている透明板には5本の入賞ラインに沿うように光ファイバが当接されており、且つ、当該光ファイバはその一部においてクラッド部を削剥することによりコア部が露出している。これにより、当該光ファイバは、伝送されてきた光をファイバ軸に沿うことなく、横方向へ放出することができるのである。そして、遊技者に対して、入賞ラインが光っていることを認識させることが可能となるのである。
【0041】
また、当該光ファイバを発光させるための光源である入賞ライン灯64(図5参照)は、複数色の光が発光可能に構成されている。これにより、入賞ラインを発光させることによる演出において、複数種類の演出が可能となる。また、後述する電波センサ50において不正な電波と思われる電波を感知した場合には、通常と異なる色の光による入賞ラインの発光を行うことが可能となる。これにより、遊技者に対しては当該色による入賞ラインの発光が演出の一環と思わせつつ、遊技場管理者に対して当該電波の感知がなされたことを報知することが可能となるのである。
【0042】
尚、本実施形態においては、不正電波の感知を入賞ラインの発光の色の違いにより報知するように構成されているが、本発明はこれに限らず、入賞ラインが発光可能な光の色は一色であり、入賞ラインの点滅のリズムなどの違いにより、通常の演出と不正電波の検知の報知とを区別可能とするように構成しても良い。
【0043】
また、本実施形態においては、入賞ラインに光ファイバを用いて発光可能とするように構成されているが、本発明はこれに限らず、例えば、表示窓14を覆っている透明板に有機EL素子を含ませることでライン発光を可能にするもの、当該透明板の側面方向から、レーザー光線を照射させることによりライン発光を可能にするものなど、背後に位置するリール26が視認し難くならない程度のものにより、ライン発光が可能となるものであれば、どのような方法で入賞ラインが発光されていてもよい。
【0044】
上述のように構成することにより、「前記入賞ラインを発光させるライン発光手段と、不正電波を検知する電波検知手段と、を備え、前記ライン発光手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、前記入賞ラインを発光させる機能を有する」こととなるので、遊技場の係員に対して電磁気を用いた不正な行為が行われた旨を報知することとなり、不正な行為を減少させることができるのである。
【0045】
また、その入賞ラインを発光させることにより、電磁気による不正な行為を行った遊技者を驚かせ、人によっては、大きな動揺を与える結果となり、不正な行為を行った遊技者を、慌てさせることにより、ときには、その発光が起こったという事実に対するショック、即ち発光による間接的なショックにより、逃がすことなく捕まえる可能性を高めることも可能となるのである。
【0046】
表示窓14Cと表示窓14Rとの間には、リール26Cとリール26Rとの間に設けられた撮影装置52(図4参照)遊技者を撮影するためのストロボ54とカメラ56(図5参照)のレンズ部57が視認可能となっている。
【0047】
カメラ56は、後述する電波センサ50において不正な電波と思われる電波を感知した場合には、遊技者が当該電波により不正を働いているものとみなし、当該遊技者の顔写真を撮影するのである。そのため、極力遊技者の正面に位置するように設けるのが望ましく、その好適な実施形態として、本実施形態はリール26Cとリール26Rとの間に位置するようにカメラ56を設けている。これにより、遊技者が3つのリール26の方を向いている状態において正面から撮影することが可能となるのである。尚、当然にカメラ56はリール26Lとリール26Cとの間に位置していてもよい。
【0048】
尚、本実施形態においては、電波センサ50が不正な電波を検知した場合には、入賞ラインが発光する機能と、カメラによって遊技者を撮影する機能との、2つの機能を有するように構成されているが、本発明はこれに限らず、入賞ラインが発光する機能のみを有するように構成されていてもよい。
【0049】
また、カメラ56は3つのリール26のうちの2つの間に設ける以外にも、3つのリール26の近傍に位置するように構成しても、比較的正面から遊技者の顔を撮影することが可能である。特に、リール26Cの下方に設けた場合には、カメラ56は、リール26Cと表示装置30との間に位置することとなるので、遊技者がカメラ56の方向を向く機会は多く、遊技者を正面から撮影をすることができる可能性は高くなるのである。この位置にカメラ56を設置した実施形態における3つのリール26付近の拡大正面図を図3に示す。
【0050】
また、図2及び図3においては、ストロボ54及びレンズ部57は正面から視認可能となっているが、本発明はこれに限らず、前面に位置する透明板に着色し、遊技者からはストロボ54及びレンズ部57の存在を認識不可能な状態となるように構成しても良い。このように構成することで、不正を行おうとする遊技者に対してこれらの存在を気付かせることなく、不正電波検知時には無警戒な状態における遊技者の顔を撮影することが可能となるのである。
【0051】
上述のように構成することにより、「遊技者を撮像するための撮像手段を備え、前記撮像手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、遊技者を撮像する機能を有する」こととなるので、電磁気を用いた不正な行為を行った遊技者を撮像することが可能であり、不正な行為を行った証拠となるのである。
【0052】
また、入賞ライン灯を発光させることにより、遊技者を明瞭に撮像することが可能となるのである。
【0053】
尚、本発明におけるカメラは、遊技機に固定されていても着脱可能に取り付けされていてもよいが、着脱可能なものである場合には、遊技場の管理者による選択の余地があり、汎用性のある遊技機を提供することができる。また、このカメラは、静止画像用のカメラと動画像用のビデオカメラとを問わない。
【0054】
また、このカメラにおいて撮像日時等、時間を特定するための画像を写し込むことにより、撮像された画像のみで、いつ、だれが、どのように電磁波を用いた不正な行為を行ったか特定することが可能である。
【0055】
遊技機10のフロントドア48を左側に開いた状態を図4に示す。
【0056】
フロントドア48の裏面下方には、スピーカ41が上述した透音口42の後背部に位置するように設けられている。
【0057】
表示窓14L、14C、14Rの上方には、不正な電波を検知するための電波センサ50が設けられている。当該不正な電波とは、遊技者が遊技機10の制御回路に誤作動を生じさせ、遊技状態を自らに有利な状態に移行させようとするための電波であり、通常、遊技者が所有する特殊な装置から発せられるものである。従って、上述の位置に電波センサを設置することは、遊技者と遊技機10の奥部に設置された主制御回路100との略中央部に位置することとなるので、当該不正な電波の検知がし易くなる可能性があるのである。
【0058】
但し、本発明における電波センサ50の設置位置は上述の位置には限られず、遊技機内における他の装置の稼動の妨げとならない位置であれば、どの位置に設置されるものであってもよい。
【0059】
筐体12の下方には、遊技者の投入したコインを貯留し、また、遊技結果等に基づいて遊技者に対してコインの払出しを行うためのホッパー126も設けられている。
【0060】
[遊技機の制御装置の構成]
遊技機10を制御する制御回路と、これに電気的に接続されている周辺装置とを含む回路構成を示すブロック図を図5に示す。
【0061】
上述したスタートレバー32は、主制御回路100のインターフェイス回路群102に接続され、インターフェイス回路群102は、入出力バス104に接続されている。スタートレバー32から発せられた始動開始信号は、インターフェイス回路群102において所望の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。入出力バス104は、中央処理回路(以下、CPUと称する)106にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。
【0062】
また、上述したインターフェイス回路群102には、停止ボタン34L、34C、34R、1−BETスイッチ20、2−BETスイッチ22、最大BETスイッチ24及び払出しボタン36も接続されている。これらのボタンやスイッチから発せられる信号もインターフェイス回路群102に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
【0063】
更に、インターフェイス回路群102には、コインセンサ70も接続されている。これらのセンサから発せられる信号もインターフェイス回路群102に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
【0064】
更にまた、インターフェイス回路群102には、電波センサ50も接続されている。これらのセンサから発せられる信号もインターフェイス回路群102に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
【0065】
上述した入出力バス104には、ROM(リード・オンリー・メモリ)108及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)110も接続されている。ROM108は、スロットマシンの全体の流れを制御する制御プログラムや、後述する図7に示すサブルーチンを実行するためのプログラムを記憶する。更に、ROM108は、制御プログラムを実行するための初期データや、表示装置30において表示されるメッセージ等の文字データや、スピーカ41から発せられる音声のための音声データも記憶する。
【0066】
また、RAM110は、上述した制御プログラムで使用するフラグや変数の値を一時的に記憶する。
【0067】
入出力バス104には、乱数を発生するための乱数発生部112も設けられている。乱数発生部112は、一定の範囲の数値、例えば0〜65535(2の16乗)に含まれる乱数を発生する。尚、本実施形態においては、乱数は上述の如きCPU106の外部に設けられた乱数発生部112において発生させているが、本発明においてはこれに限らず、乱数発生部を設けることなくCPU106の演算処理により発するように構成してもよい。
【0068】
入出力バス104には、モータ駆動回路114が接続されている。モータ駆動回路114には、上述した3つのリール26L、26C、26Rの各々を回転駆動するステッピングモータ62L、62C、62Rが接続されている。ステッピングモータ62L、62C、62Rの各々は、3つのリール26L、26C、26Rの内部に設けられ、ステッピングモータ62L、62C、62Rの回転シャフトがリール26L、26C、26Rの回転中心となるように、リール26L、26C、26Rは、ステッピングモータ62L、62C、62Rに設けられている。
【0069】
CPU106から発せられる駆動制御命令は、モータ駆動回路114により駆動信号に変換され、駆動信号はステッピングモータ62L、62C、62Rに供給される。尚、駆動制御命令には、回転速度の命令も含まれており、ステッピングモータ62L、62C、62Rの回転制御及び停止制御を行うとともに、回転速度の制御も行う。
【0070】
CPU106が、上述した如き、ステッピングモータ62L、62C、62Rに対する制御をすることにより、リール26L、26C、26Rの回転制御及び停止制御を行うとともに、回転速度の制御を行うことができるのである。
【0071】
リール26L、26C、26Rの各々には、各リールの回転角度位置を検出するための回転角度位置センサ(図示せず)が設けられており、回転角度位置センサは、リール回転角度位置検出回路116に接続されている。リール26L、26C、26Rの各々の回転角度位置を示す信号が回転角度位置センサから発せられたときには、リール回転角度位置検出回路116に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
【0072】
CPU106は、供給された回転角度位置から図柄のコード番号を算出し、表示窓14L、14C、14Rの各々に表示される図柄の画像を特定することができるのである。
【0073】
入出力バス104には、表示装置30、スピーカ41、有効ライン表示ランプ44、停止ボタンランプ35L、35C、35R、リール背後灯27L、27C、27R、及び入賞ライン灯64といった、遊技者に対する報知に係る部位を駆動するための副制御回路120も接続されている。この副制御回路120の構成については後述する。
【0074】
更に、入出力バス104には、フラッシュメモリ113も接続されており、ビッグ・ボーナスやレギュラー・ボーナス等への移行する権利が獲得されたことを示すフラグの数などを記憶する。尚、本実施形態においては、ボーナスゲームに移行する権利の獲得を示すフラグの数などをフラッシュメモリに記憶させているが、本発明はこれに限らず、ハードディスクドライブなどの書き換え可能である不揮発性メモリであればいかなるメモリを使用しても良い。
【0075】
更にまた、入出力バス104には、通信用インターフェイス回路111も接続されており、遊技場に設置された各遊技機を管理するためのサーバ等に対して、遊技状況や、不正な電波の検知がされたことなどを通信することを可能としている。
【0076】
更にまた、入出力バス104には、ホッパー駆動回路124も接続されており、CPU106は、払出しボタン36が押動されたことを示す信号を受信した、又は、遊技において入賞がなされたことによりコインを払い出す必要が生じたときには、ホッパー駆動回路124にコインの払出しを行う旨の信号を送り、ホッパー駆動回路124は更に接続されているホッパー126を駆動し、必要枚数のコインの払出しをするのである。
【0077】
更にまた、入出力バス104には、撮影回路60も接続されており、CPU106は、電波センサ50が不正な電波を検知したことを示す信号を受信したときには、撮影回路60に遊技者の顔写真を撮影する旨の信号を送り、撮影回路60は自己に接続されている撮影装置52に内蔵されたストロボ54及びカメラ56を駆動させ、遊技者の顔を撮影するのである。
【0078】
また、撮影回路60には画像記録用メモリ58も接続されており、上述のカメラ56によって撮影された遊技者の顔写真の画像は、ここに記録される。そして、通信用インターフェイス回路111を介して外部の管理サーバ等に当該データは転送されるのである。
【0079】
或いは、画像記録用メモリ58は、取り外し自在なメモリーカードなどによって構成されていても良く、この場合、外部サーバ等と接続されていなくとも、遊技場管理者等によって当該メモリーカードごと取り出すことで、当該画像データの取出しが可能となるのである。
【0080】
上述した副制御回路120の回路を示すブロック図を図6に示す。
【0081】
インターフェイス回路202は、入出力バス204に接続されており、上述した主制御回路100から発せられた画像表示命令は、インターフェイス回路202を介して入出力バス204に供給される。入出力バス204は、CPU206にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。
【0082】
上述した入出力バス204には、ROM208及びRAM210も接続されている。ROM208は、主制御回路100から発せられた画像表示命令に基づいて表示装置30に供給する駆動信号を生成するための表示制御プログラムを記憶する。一方、RAM210は、上述したプログラムで使用するフラグや変数の値を記憶する。
【0083】
更に、入出力バス204には、画像データプロセッサ(以下、VDPと称する)212も接続されている。このVDP212は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の回路を含み、表示装置30に画像を表示させるための種々の処理を行うことができる処理装置である。
【0084】
上述したVDP212には、主制御回路100から発せられた画像表示命令に応じた画像データを記憶するためのビデオRAM214と、背景の画像データや、図柄の画像データや、キャラクタの画像データ等の画像データを記憶する画像データ用ROM216と、が接続されている。更に、VDP212には、表示装置30を駆動するための駆動信号を発する駆動回路218も接続されている。
【0085】
上述したCPU206は、ROM208に記憶されている表示制御プログラムを読み出して実行することにより、主制御回路100から発せられた画像表示命令に応じて表示装置30に表示する画像データをビデオRAM214に記憶させる。主制御回路100から発せられる画像表示命令には、背景表示命令や、図柄表示命令、キャラクタ表示命令等の表示命令が含まれる。
【0086】
また、画像データ用ROM216は、識別情報画像である図柄の画像のデータや、演出画面として表示される動体物等のキャラクタのキャラクタ画像データ、表示装置30に表示される背景を構成する背景画像データ等の画像データを記憶する。
【0087】
上述した図柄の画像データは、表示装置30において図柄を変動表示するときや、停止表示する際に用いるものであり、多様の表示態様、例えば、拡大した画像、縮小した画像、変形した画像等に応じた画像データを含むものである。また、上述したキャラクタ画像データは、キャラクタが一連の動作をする態様を表示するのに必要となる画像データを含むものである。
【0088】
また、入出力バス204には、スピーカ41を駆動するためのスピーカ駆動回路220も接続されており、CPU206は、ROM208に記憶されている音声データを読み出し、そのデータをスピーカ駆動回路220に供給する。このようにしたことより、スピーカ41から所定の音声が発せられるのである。
【0089】
更に、入出力バス204には、ランプ駆動回路222も接続されている。CPU206は、1−BETスイッチ20、2−BETスイッチ22又は最大BETスイッチ24が押動された旨の信号を主制御回路100より受けた場合には、各スイッチから発せられる信号に応じて駆動指令をランプ駆動回路222に発し、駆動指令に応じて有効ライン表示ランプ44の各々を点灯駆動するのである。
【0090】
また、CPU206は遊技状況に応じて、停止ボタンランプ35L、35C、35R、及びリール背後灯27L、27C、27Rの各々を点灯又は消灯する旨の駆動指令をランプ駆動回路222に発し、当該駆動指令に応じて各ランプは点灯又は消灯されるのである。ここでいう遊技状況とは、例えばアシストタイムなどの副制御回路によって制御される特別遊技において遊技者に対して3つの停止ボタンを押動する順番を逐次報知する場合などである。そして、この場合には、次に遊技者が押すべき停止ボタンが3つのうちのどれであるかを報知するために、該当する停止ボタンに備えられた停止ボタンランプと、対応するリール背後灯のみを点灯させ、残りのランプは消灯させるのである。
【0091】
更に、CPU206は遊技の結果、入賞ライン上に役が成立した場合には、当該入賞ラインにかかる入賞ライン灯64を点灯させ、遊技者に当選した図柄の組合せの位置する入賞ラインを報知するのである。
【0092】
更にまた、CPU206は、主制御回路100から、不正な電波が検知された旨の信号を受信した場合には、ランプ駆動回路222を介して入賞ライン灯64を通常と異なる色によって点灯させる。これによって、遊技者に対しては単なる遊技演出の一環と思わせつつ、遊技場管理者に不正が行われていることを報知することが可能となるのである。
【0093】
[不正報知処理]
上述した主制御回路100において実行される、遊技機10における不正の検知と及び報知に関するサブルーチンを図7に示す。尚、図7に示したサブルーチンは、予め実行されている遊技機10のメインプログラムから所定のタイミングで呼び出されて実行されるものである。
【0094】
最初に、ステップS11の処理では、不正な電波の検知がなされたか否かの判断が行われる。この処理において、CPU106は、電波センサ50からの不正な電波と思われる電波を検知した旨の信号を受信したか否かの判断を行う。CPU106は、当該信号を受信しなかったと判別した場合には、特別に処理を行う必要がないので、ステップS14に処理を移し、当該信号を受信したと判別した場合には、ステップS12に処理を移す。
【0095】
次いでステップS12の処理では、撮影処理が行われる。この処理において、CPU106は、撮影回路60に遊技者の顔写真を撮影する旨の信号を送り、当該信号を受信した撮影回路60は、接続する撮影装置52に内蔵されたストロボ54及びカメラ56を駆動し、遊技者の顔写真の撮影を行う。
【0096】
そして、撮影された画像は、カメラ56から撮影回路60を介して、画像記録用メモリ58に記録されるのである。
【0097】
以上の処理が終了した後、ステップS13に処理を移す。
【0098】
次いでステップS13の処理では、入賞ライン点灯処理が行われる。この処理において、CPU106は、副制御回路120に対して、入賞ラインを点灯させることにより不正な電波が検出されたことを報知する旨の信号を送る。当該信号を受信した副制御回路120に内蔵されたCPU206は、ランプ駆動回路222を介して、入賞ライン灯64を点灯させるのである。このときの入賞ライン灯64の点灯する光の色は、通常遊技における演出のものとは異なるのである。或いは、通常遊技における演出の点滅パターンとは異なる点滅の仕方がされるのである。
【0099】
以上の処理が終了した後、ステップS14に処理を移す。
【0100】
次いでステップS14の処理では、不正電波が検知されたことの報知を解除する旨の信号が入力されたか否かの判断が行われる。この処理において、CPU106は、遊技場管理者によって、遊技機10に内蔵された所定のスイッチ(図示せず)を操作することで、不正電波が検知されたことの報知を解除する旨の信号が入力された、或いは、遊技機10と接続された外部の管理サーバ等から不正電波が検知されたことの報知を解除する旨の信号が入力されたか否かの判断を行う。CPU106は、当該信号が入力されていないと判別した場合には、まだ遊技場管理者等に当該報知の内容が確認されていないので、何ら処理を行うことなく直ちに本サブルーチンを終了させ、当該信号が入力されたと判別した場合には、遊技場管理者等が当該報知の内容を確認しているので、ステップS15に処理を移す。
【0101】
次いでステップS15の処理では、入賞ライン消灯処理が行われる。この処理において、CPU106は、副制御回路120に対して、入賞ラインを消灯させる旨の信号を送る。当該信号を受信した副制御回路120に内蔵されたCPU206は、ランプ駆動回路222を介して、入賞ライン灯64を消灯させるのである。以上の処理が終了した後、直ちに本サブルーチンを終了させる。
【0102】
以上の処理を行うことにより、「前記ライン発光手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、前記入賞ラインを発光させる」ことが可能となるので、遊技場の係員に対して電磁気を用いた不正な行為が行われた旨を報知することとなり、不正な行為を減少させることが可能となり、また、「前記撮像手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、遊技者を撮像する」ことが可能となるので、電磁気を用いた不正な行為を行った遊技者を撮像し、不正な行為を行った証拠とすることが可能となるのである。
【0103】
尚、本実施形態においては、ステップS12の撮影処理とステップS13の入賞ライン点灯処理の両方を行うように構成されているが、本発明はこれに限らず、撮影処理を行わないように構成されているものであってもよい。
【0104】
本明細書に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本明細書に記載されたものに限定されるものではない。
【0105】
【発明の効果】
本発明によれば、「前記入賞ラインを発光させるライン発光手段と、電波を検知する電波検知手段と、を備え、前記ライン発光手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、前記入賞ラインを発光させる機能を有する」ので、遊技場の係員に対して電磁気を用いた不正な行為が行われた旨を報知することとなり、不正な行為を減少させることができる。
【0106】
また、「遊技者を撮像するための撮像手段を備え、前記撮像手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、遊技者を撮像する機能を有する」ので、電磁気を用いた不正な行為を行った遊技者を撮像することが可能であり、不正な行為を行った証拠となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遊技機10の概観を示す斜視図である。
【図2】遊技機10の表示窓14及びリール26付近の拡大正面図である。
【図3】遊技機10の表示窓14及びリール26付近の拡大正面図である。
【図4】遊技機10のフロントドア48を左側に開いた状態を示す図である。
【図5】遊技機10を制御する主制御回路と、これに電気的に接続されている周辺装置とを含む回路構成を示すブロック図である。
【図6】遊技機10における表示装置30や各種ランプなどを制御する副制御回路と、これに電気的に接続されている周辺装置とを含む回路構成を示すブロック図である。
【図7】主制御回路100において実行される不正電波の検知に関するサブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 遊技機
14 表示窓
26 リール
50 電波センサ
52 撮影装置
54 ストロボ
56 カメラ
57 レンズ部
58 画像記録用メモリ
60 撮影回路
64 入賞ライン灯
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に関するものであり、具体的にはリールを備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スロット遊技機においては、複数の図柄が描かれた回転自在な複数のリールと、回転駆動された複数のリールの各々における複数の図柄を入賞ライン上に停止させ、その複数の図柄の停止態様に応じて払出を行うものとして知られている(例えば、特許文献1。)。
【0003】
また、スロット遊技機をはじめとする遊技機は、内蔵されている制御基板によって制御されており、遊技者を楽しませるための遊技を提供している。更には、このようなリールは、遊技者に対して表示窓を挟んで視認可能なように設けられており、遊技者の視線が向き易いような位置に配置されている。また、この表示窓には、上述した入賞ラインが描かれている。
【0004】
【特許文献1】
特公平3−72313号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような遊技機においては、その遊技機に内蔵された制御基板に対して電磁波を発信させて誤動作を行わせるという不正な操作が行われるおそれがある。特に、内蔵されたリールを視認可能とする表示窓には、電磁波を防止するような対策が打ちにくく、不正な行為を常習している遊技者も少なくはない。
【0006】
また、このような不正な操作を防止するため、各種の対策がなされてきたが、それらの中には、その不正な操作を検知し、その検知の結果に基づいて報知を行うものがあるが、その不正な操作を行った遊技者に対して、その報知を逸早く認識させることとなり、不正な操作を行った遊技者を捕まえることは容易なことではなく、常習性を含んでいる不正な操作を再度招きかねない。
【0007】
更には、各種の対策がなされても、不正な操作を行う遊技者にばれてしまうこともあり、それらの「各種の対策」に対する対策が打たれ、「いたちごっこ」となっており、不正な操作を防止するための本質的な問題として挙げられている。
【0008】
本発明は、上述した如き課題に鑑みてなされたものであり、不正な行為を防止する可能性を向上させた遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明の遊技機は、前記入賞ラインを発光させるライン発光手段と、電波を検知する電波検知手段と、を備え、前記ライン発光手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、前記入賞ラインを発光させる機能を有することを特徴とする。
【0010】
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
【0011】
(1) 複数の図柄が描かれた回転自在な複数のリールと、当該複数のリールの各々を回転駆動させる駆動手段と、前記駆動手段により回転駆動された複数のリールの各々における複数の図柄のいずれかを入賞ライン上に停止させる停止手段と、停止手段により入賞ライン上に停止された前記複数の図柄のいずれかにおける停止態様に基づいて役の判定を行う役判定手段と、を備えた遊技機であって、前記入賞ラインを発光させるライン発光手段と、不正電波を検知する電波検知手段と、を備え、前記ライン発光手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、前記入賞ラインを発光させる機能を有することを特徴とする遊技機。
【0012】
(1)の発明によれば、「前記入賞ラインを発光させるライン発光手段と、不正電波を検知する電波検知手段と、を備え、前記ライン発光手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、前記入賞ラインを発光させる機能を有する」ので、遊技場の係員に対して電磁気を用いた不正な行為が行われた旨を報知することとなり、不正な行為を減少させることができる。
【0013】
また、入賞ラインが設けられたリールの前面においては、遊技者に対して内蔵されたリールを視認可能としなければならず、電磁波を用いた不正な行為を防止すべく、電磁波検知手段の一部を構成する電磁波検知部品が設けられる。この電磁波検知部品から報知手段である入賞ラインへの距離は、可能な限り短縮することができることとなり、遊技機の内部配線等他の部品に対する干渉も少なく、遊技機におけるサイズの大型化を招くおそれはない。
【0014】
更には、入賞ラインが発光されるように構成したので、遊技機において行われている各種の演出と同じように、電磁気を用いた不正な行為が行われた旨の報知を行う機能を備えることとなる。このため、より自然に、報知を行う装置を備えることとなり、予め遊技者に気づかれる可能性が低く、不正な行為を報知する可能性を高めることができる。
【0015】
更にまた、このような遊技機においては、リールとともに入賞ラインを遊技者に対して視認し易い位置に備えているのが一般的であり、電磁気による不正な行為が検知された場合には、その入賞ラインを発光させることにより、電磁気による不正な行為を行った遊技者を驚かせ、人によっては、大きな動揺を与える結果となる。このため、不正な行為を行った遊技者を、慌てさせることにより、ときには、その発光が起こったという事実に対するショック、即ち発光による間接的なショックにより、逃がすことなく捕まえる可能性を高めることができる。
【0016】
(2) 遊技者を撮像するための撮像手段を備え、前記撮像手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、遊技者を撮像する機能を有することを特徴とする(1)記載の遊技機。
【0017】
(2)の発明によれば、「遊技者を撮像するための撮像手段を備え、前記撮像手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、遊技者を撮像する機能を有する」ので、電磁気を用いた不正な行為を行った遊技者を撮像することが可能であり、不正な行為を行った証拠となる。
【0018】
また、(1)に記載した発光可能な入賞ラインを用いているため、遊技者を撮像するための発光量は充分であり、遊技者を明瞭に撮像することができる。
【0019】
尚、この「遊技者を撮像するための撮像手段」は、遊技機における前面に対面する遊技者を撮像するために設けられており、その遊技者を撮像可能な位置に備えられておればよいが、入賞ラインが設けられたリールの前面においては、遊技者に対して内蔵されたリールを視認可能としているため、遊技者の顔等、遊技者を特定するための部位がリールに近づく可能性が高く、更には、そのリールを視認するため、遊技者の顔は、そのリール方向に向いていることが多い。このため、遊技機の前面方向に備えられることが好ましく、その中でも、リールの近傍に備えられることが特に好適である。
【0020】
また、この「撮像手段」は、遊技機に固定されていても着脱可能に取り付けされていてもよいが、着脱可能なものである場合には、遊技場の管理者による選択の余地があり、汎用性のある遊技機を提供することができる。また、この「撮像手段」は、静止画像と動画像とを問わない。
【0021】
更には、この撮像手段に撮像日時等、時間を特定するための画像を写し込むことにより、撮像された画像のみで、いつ、だれが、どのように電磁波を用いた不正な行為を行ったか特定することが可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。尚、本実施例は、本発明における遊技機をパチスロ機に適用した実施例について説明する。また、この遊技機10は、遊技媒体であるコイン、メダル又はトークンなどを用いて遊技する遊技機であるが、以下においては、コインを用いるものとして説明する。
【0023】
[遊技機の構成]
遊技機10の概略を示す図を図1に示す。
【0024】
この遊技機10の全体を形成している筐体12の正面には、略垂直に形成された縦長矩形の3つの表示窓14(14L、14C、14R)が設けられている。これらの表示窓14L、14C、14Rには、5本の入賞ライン、即ち、水平に3本(中央L1、上下L2A、L2B)、及び斜めに2本(斜め右下がりL3A,斜め右上がりL3B)の入賞ラインが設けられている。これらの入賞ラインL1、L2A、L2B、L3A及びL3Bの左端部と右端部とには、投入されたコインの枚数により有効となった入賞ライン(以下、入賞ラインと称する)と、コインの賭け枚数と、を表示するための賭け枚数表示部18が、上から順に「3」、「2」、「1」、「2」、「3」の如く設けられている。
【0025】
後述する1−BETスイッチ20を遊技者が操作したときには、5本の入賞ラインのうちの1本、例えば入賞ラインL1を有効化し、2−BETスイッチ22を操作したときには、5本の入賞ラインのうちの3本、例えば入賞ラインL1、L2A及びL2Bを有効化し、最大BETスイッチ24を操作したときには、5本の入賞ラインの全て、即ちL1、L2A、L2B、L3A及びL3Bを有効化する。有効化された入賞ラインは、賭け枚数表示部18の背面に設けられている有効ライン表示ランプ44(図5参照)を点灯することにより明示される。
【0026】
筐体12の内部には、各々の外周面に複数種類の図柄が描かれた3個のリール26(26L、26C、26R)が回転自在に設けられている。これらのリール26L、26C、26Rの各々は、上述した表示窓14L、14C、14Rを介して視認可能に設けられている。後述する如く、リール26L、26C、26Rは、表示窓14L、14C、14Rにおいて、リール26L、26C、26Rの外周面に描かれた図柄が上から下に向かって移動するように回転駆動される。
【0027】
また、上述した表示窓14L、14C、14Rの下方には、略水平の台座部28が設けられており、その中央には液晶ディスプレイパネルからなる表示装置30が設けられている。この表示装置30においては、遊技履歴が表示されたり、ボーナス遊技における画像演出が行われたりする。
【0028】
表示装置30の右側には、遊技機10にコインを投入するためのコイン投入口31が設けられている。
【0029】
また、表示装置30の左側には、1回の押動操作により、既に投入されているコインのうちの1枚だけを遊技の賭けの対象とするための1−BETスイッチ20と、既に投入されているコインのうちの2枚だけを遊技の賭けの対象とするための2−BETスイッチ22と、既に投入されているコインのうち1回の遊技に可能な最大枚数のコインを遊技の賭けの対象とするための最大BETスイッチ24とが設けられている。これらのBETスイッチ20、22又は24を押動操作することで、押動操作されたBETスイッチに応じて上述した入賞ラインが有効化されることとなる。
【0030】
台座部28の前面の左側には、スタートレバー32が傾動可能に設けられている。このスタートレバー32を遊技者が傾動操作することにより、上述した3つのリール26L、26C、26Rの回転が開始される。3つのリール26L、26C、26Rが回転したときには、リール26L、26C、26Rの各々の外周面に描かれている図柄が、表示窓14L、14C、14Rの各々において変動表示されることとなる。
【0031】
上述した3つのリール26L、26C、26Rの回転速度が一定の速度に達したときには後述する停止ボタン34L、34C、34Rの遊技者による操作が有効となる。
【0032】
台座部28の前面の中央には、3個の停止ボタン34L、34C、34Rが設けられている。停止ボタン34Lはリール26Lに対応し、停止ボタン34Cはリール26Cに対応し、停止ボタン34Rはリール26Rに対応している。停止ボタン34Lを遊技者が押動操作したときには、リール26Lが停止し、停止ボタン34Cを遊技者が押動操作したときには、リール26Cが停止し、停止ボタン34Rを遊技者が押動操作したときには、リール26Rが停止するようになされている。
【0033】
リール26L、リール26C、リール26Rが停止するときには、リール26L、リール26C、リール26Rの各々の外周面に描かれている図柄が上述した入賞ラインL1、L2A、L2B、L3A及びL3Bに位置付けられて停止表示されるように制御される。
【0034】
スタートレバー32の左側には、払出しボタン36が設けられている。遊技者が払出しボタン36を押動操作したときには、投入されているコインが正面下部のコイン払出口38からコインが払い出され、払い出されたコインはコイン受け部40に溜められる。
【0035】
また、このコイン受け部40の上側には、筐体12の内部に収納されたスピーカ41(図4参照)から発せられた音を筐体12の外部へ出すための透音口42が設けられている。
【0036】
遊技機10の表示窓14(14L、14C、14R)及びリール26(26L、26C、26R)付近の拡大正面図を図2に示す。尚、図2において、リール26Lは停止した状態、リール26C及び26Rは、回転している状態を示しているが、回転していることを図面上に表現することは困難であるので、回転しているかのように表している。
【0037】
上述したように、遊技機10の表示窓14L、14C、14Rの背後にはリール26L、26C、26Rが各々設置されており、各リールの表面に描かれた複数の図柄のうちの3個が同時に表示窓14から視認可能となっている。
【0038】
表示窓14の前面部には、5本の入賞ラインL1、L2A、L2B、L3A及びL3Bが設けられており、リール26L、26C、26Rの各々の表面に描かれた、複数の図柄のうちの3個が、この入賞ライン上に停止するのである。そして、各入賞ライン上に配列した3個の図柄の組合せ態様によって、遊技結果が決定するのである。
【0039】
また、入賞ラインL1、L2A、L2B、L3A及びL3Bは、ただ単に表示窓14上に直線が描かれているのではなく、各々のラインが発光するように構成されている。
【0040】
本実施形態においては、表示窓14を覆っている透明板には5本の入賞ラインに沿うように光ファイバが当接されており、且つ、当該光ファイバはその一部においてクラッド部を削剥することによりコア部が露出している。これにより、当該光ファイバは、伝送されてきた光をファイバ軸に沿うことなく、横方向へ放出することができるのである。そして、遊技者に対して、入賞ラインが光っていることを認識させることが可能となるのである。
【0041】
また、当該光ファイバを発光させるための光源である入賞ライン灯64(図5参照)は、複数色の光が発光可能に構成されている。これにより、入賞ラインを発光させることによる演出において、複数種類の演出が可能となる。また、後述する電波センサ50において不正な電波と思われる電波を感知した場合には、通常と異なる色の光による入賞ラインの発光を行うことが可能となる。これにより、遊技者に対しては当該色による入賞ラインの発光が演出の一環と思わせつつ、遊技場管理者に対して当該電波の感知がなされたことを報知することが可能となるのである。
【0042】
尚、本実施形態においては、不正電波の感知を入賞ラインの発光の色の違いにより報知するように構成されているが、本発明はこれに限らず、入賞ラインが発光可能な光の色は一色であり、入賞ラインの点滅のリズムなどの違いにより、通常の演出と不正電波の検知の報知とを区別可能とするように構成しても良い。
【0043】
また、本実施形態においては、入賞ラインに光ファイバを用いて発光可能とするように構成されているが、本発明はこれに限らず、例えば、表示窓14を覆っている透明板に有機EL素子を含ませることでライン発光を可能にするもの、当該透明板の側面方向から、レーザー光線を照射させることによりライン発光を可能にするものなど、背後に位置するリール26が視認し難くならない程度のものにより、ライン発光が可能となるものであれば、どのような方法で入賞ラインが発光されていてもよい。
【0044】
上述のように構成することにより、「前記入賞ラインを発光させるライン発光手段と、不正電波を検知する電波検知手段と、を備え、前記ライン発光手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、前記入賞ラインを発光させる機能を有する」こととなるので、遊技場の係員に対して電磁気を用いた不正な行為が行われた旨を報知することとなり、不正な行為を減少させることができるのである。
【0045】
また、その入賞ラインを発光させることにより、電磁気による不正な行為を行った遊技者を驚かせ、人によっては、大きな動揺を与える結果となり、不正な行為を行った遊技者を、慌てさせることにより、ときには、その発光が起こったという事実に対するショック、即ち発光による間接的なショックにより、逃がすことなく捕まえる可能性を高めることも可能となるのである。
【0046】
表示窓14Cと表示窓14Rとの間には、リール26Cとリール26Rとの間に設けられた撮影装置52(図4参照)遊技者を撮影するためのストロボ54とカメラ56(図5参照)のレンズ部57が視認可能となっている。
【0047】
カメラ56は、後述する電波センサ50において不正な電波と思われる電波を感知した場合には、遊技者が当該電波により不正を働いているものとみなし、当該遊技者の顔写真を撮影するのである。そのため、極力遊技者の正面に位置するように設けるのが望ましく、その好適な実施形態として、本実施形態はリール26Cとリール26Rとの間に位置するようにカメラ56を設けている。これにより、遊技者が3つのリール26の方を向いている状態において正面から撮影することが可能となるのである。尚、当然にカメラ56はリール26Lとリール26Cとの間に位置していてもよい。
【0048】
尚、本実施形態においては、電波センサ50が不正な電波を検知した場合には、入賞ラインが発光する機能と、カメラによって遊技者を撮影する機能との、2つの機能を有するように構成されているが、本発明はこれに限らず、入賞ラインが発光する機能のみを有するように構成されていてもよい。
【0049】
また、カメラ56は3つのリール26のうちの2つの間に設ける以外にも、3つのリール26の近傍に位置するように構成しても、比較的正面から遊技者の顔を撮影することが可能である。特に、リール26Cの下方に設けた場合には、カメラ56は、リール26Cと表示装置30との間に位置することとなるので、遊技者がカメラ56の方向を向く機会は多く、遊技者を正面から撮影をすることができる可能性は高くなるのである。この位置にカメラ56を設置した実施形態における3つのリール26付近の拡大正面図を図3に示す。
【0050】
また、図2及び図3においては、ストロボ54及びレンズ部57は正面から視認可能となっているが、本発明はこれに限らず、前面に位置する透明板に着色し、遊技者からはストロボ54及びレンズ部57の存在を認識不可能な状態となるように構成しても良い。このように構成することで、不正を行おうとする遊技者に対してこれらの存在を気付かせることなく、不正電波検知時には無警戒な状態における遊技者の顔を撮影することが可能となるのである。
【0051】
上述のように構成することにより、「遊技者を撮像するための撮像手段を備え、前記撮像手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、遊技者を撮像する機能を有する」こととなるので、電磁気を用いた不正な行為を行った遊技者を撮像することが可能であり、不正な行為を行った証拠となるのである。
【0052】
また、入賞ライン灯を発光させることにより、遊技者を明瞭に撮像することが可能となるのである。
【0053】
尚、本発明におけるカメラは、遊技機に固定されていても着脱可能に取り付けされていてもよいが、着脱可能なものである場合には、遊技場の管理者による選択の余地があり、汎用性のある遊技機を提供することができる。また、このカメラは、静止画像用のカメラと動画像用のビデオカメラとを問わない。
【0054】
また、このカメラにおいて撮像日時等、時間を特定するための画像を写し込むことにより、撮像された画像のみで、いつ、だれが、どのように電磁波を用いた不正な行為を行ったか特定することが可能である。
【0055】
遊技機10のフロントドア48を左側に開いた状態を図4に示す。
【0056】
フロントドア48の裏面下方には、スピーカ41が上述した透音口42の後背部に位置するように設けられている。
【0057】
表示窓14L、14C、14Rの上方には、不正な電波を検知するための電波センサ50が設けられている。当該不正な電波とは、遊技者が遊技機10の制御回路に誤作動を生じさせ、遊技状態を自らに有利な状態に移行させようとするための電波であり、通常、遊技者が所有する特殊な装置から発せられるものである。従って、上述の位置に電波センサを設置することは、遊技者と遊技機10の奥部に設置された主制御回路100との略中央部に位置することとなるので、当該不正な電波の検知がし易くなる可能性があるのである。
【0058】
但し、本発明における電波センサ50の設置位置は上述の位置には限られず、遊技機内における他の装置の稼動の妨げとならない位置であれば、どの位置に設置されるものであってもよい。
【0059】
筐体12の下方には、遊技者の投入したコインを貯留し、また、遊技結果等に基づいて遊技者に対してコインの払出しを行うためのホッパー126も設けられている。
【0060】
[遊技機の制御装置の構成]
遊技機10を制御する制御回路と、これに電気的に接続されている周辺装置とを含む回路構成を示すブロック図を図5に示す。
【0061】
上述したスタートレバー32は、主制御回路100のインターフェイス回路群102に接続され、インターフェイス回路群102は、入出力バス104に接続されている。スタートレバー32から発せられた始動開始信号は、インターフェイス回路群102において所望の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。入出力バス104は、中央処理回路(以下、CPUと称する)106にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。
【0062】
また、上述したインターフェイス回路群102には、停止ボタン34L、34C、34R、1−BETスイッチ20、2−BETスイッチ22、最大BETスイッチ24及び払出しボタン36も接続されている。これらのボタンやスイッチから発せられる信号もインターフェイス回路群102に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
【0063】
更に、インターフェイス回路群102には、コインセンサ70も接続されている。これらのセンサから発せられる信号もインターフェイス回路群102に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
【0064】
更にまた、インターフェイス回路群102には、電波センサ50も接続されている。これらのセンサから発せられる信号もインターフェイス回路群102に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
【0065】
上述した入出力バス104には、ROM(リード・オンリー・メモリ)108及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)110も接続されている。ROM108は、スロットマシンの全体の流れを制御する制御プログラムや、後述する図7に示すサブルーチンを実行するためのプログラムを記憶する。更に、ROM108は、制御プログラムを実行するための初期データや、表示装置30において表示されるメッセージ等の文字データや、スピーカ41から発せられる音声のための音声データも記憶する。
【0066】
また、RAM110は、上述した制御プログラムで使用するフラグや変数の値を一時的に記憶する。
【0067】
入出力バス104には、乱数を発生するための乱数発生部112も設けられている。乱数発生部112は、一定の範囲の数値、例えば0〜65535(2の16乗)に含まれる乱数を発生する。尚、本実施形態においては、乱数は上述の如きCPU106の外部に設けられた乱数発生部112において発生させているが、本発明においてはこれに限らず、乱数発生部を設けることなくCPU106の演算処理により発するように構成してもよい。
【0068】
入出力バス104には、モータ駆動回路114が接続されている。モータ駆動回路114には、上述した3つのリール26L、26C、26Rの各々を回転駆動するステッピングモータ62L、62C、62Rが接続されている。ステッピングモータ62L、62C、62Rの各々は、3つのリール26L、26C、26Rの内部に設けられ、ステッピングモータ62L、62C、62Rの回転シャフトがリール26L、26C、26Rの回転中心となるように、リール26L、26C、26Rは、ステッピングモータ62L、62C、62Rに設けられている。
【0069】
CPU106から発せられる駆動制御命令は、モータ駆動回路114により駆動信号に変換され、駆動信号はステッピングモータ62L、62C、62Rに供給される。尚、駆動制御命令には、回転速度の命令も含まれており、ステッピングモータ62L、62C、62Rの回転制御及び停止制御を行うとともに、回転速度の制御も行う。
【0070】
CPU106が、上述した如き、ステッピングモータ62L、62C、62Rに対する制御をすることにより、リール26L、26C、26Rの回転制御及び停止制御を行うとともに、回転速度の制御を行うことができるのである。
【0071】
リール26L、26C、26Rの各々には、各リールの回転角度位置を検出するための回転角度位置センサ(図示せず)が設けられており、回転角度位置センサは、リール回転角度位置検出回路116に接続されている。リール26L、26C、26Rの各々の回転角度位置を示す信号が回転角度位置センサから発せられたときには、リール回転角度位置検出回路116に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
【0072】
CPU106は、供給された回転角度位置から図柄のコード番号を算出し、表示窓14L、14C、14Rの各々に表示される図柄の画像を特定することができるのである。
【0073】
入出力バス104には、表示装置30、スピーカ41、有効ライン表示ランプ44、停止ボタンランプ35L、35C、35R、リール背後灯27L、27C、27R、及び入賞ライン灯64といった、遊技者に対する報知に係る部位を駆動するための副制御回路120も接続されている。この副制御回路120の構成については後述する。
【0074】
更に、入出力バス104には、フラッシュメモリ113も接続されており、ビッグ・ボーナスやレギュラー・ボーナス等への移行する権利が獲得されたことを示すフラグの数などを記憶する。尚、本実施形態においては、ボーナスゲームに移行する権利の獲得を示すフラグの数などをフラッシュメモリに記憶させているが、本発明はこれに限らず、ハードディスクドライブなどの書き換え可能である不揮発性メモリであればいかなるメモリを使用しても良い。
【0075】
更にまた、入出力バス104には、通信用インターフェイス回路111も接続されており、遊技場に設置された各遊技機を管理するためのサーバ等に対して、遊技状況や、不正な電波の検知がされたことなどを通信することを可能としている。
【0076】
更にまた、入出力バス104には、ホッパー駆動回路124も接続されており、CPU106は、払出しボタン36が押動されたことを示す信号を受信した、又は、遊技において入賞がなされたことによりコインを払い出す必要が生じたときには、ホッパー駆動回路124にコインの払出しを行う旨の信号を送り、ホッパー駆動回路124は更に接続されているホッパー126を駆動し、必要枚数のコインの払出しをするのである。
【0077】
更にまた、入出力バス104には、撮影回路60も接続されており、CPU106は、電波センサ50が不正な電波を検知したことを示す信号を受信したときには、撮影回路60に遊技者の顔写真を撮影する旨の信号を送り、撮影回路60は自己に接続されている撮影装置52に内蔵されたストロボ54及びカメラ56を駆動させ、遊技者の顔を撮影するのである。
【0078】
また、撮影回路60には画像記録用メモリ58も接続されており、上述のカメラ56によって撮影された遊技者の顔写真の画像は、ここに記録される。そして、通信用インターフェイス回路111を介して外部の管理サーバ等に当該データは転送されるのである。
【0079】
或いは、画像記録用メモリ58は、取り外し自在なメモリーカードなどによって構成されていても良く、この場合、外部サーバ等と接続されていなくとも、遊技場管理者等によって当該メモリーカードごと取り出すことで、当該画像データの取出しが可能となるのである。
【0080】
上述した副制御回路120の回路を示すブロック図を図6に示す。
【0081】
インターフェイス回路202は、入出力バス204に接続されており、上述した主制御回路100から発せられた画像表示命令は、インターフェイス回路202を介して入出力バス204に供給される。入出力バス204は、CPU206にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。
【0082】
上述した入出力バス204には、ROM208及びRAM210も接続されている。ROM208は、主制御回路100から発せられた画像表示命令に基づいて表示装置30に供給する駆動信号を生成するための表示制御プログラムを記憶する。一方、RAM210は、上述したプログラムで使用するフラグや変数の値を記憶する。
【0083】
更に、入出力バス204には、画像データプロセッサ(以下、VDPと称する)212も接続されている。このVDP212は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の回路を含み、表示装置30に画像を表示させるための種々の処理を行うことができる処理装置である。
【0084】
上述したVDP212には、主制御回路100から発せられた画像表示命令に応じた画像データを記憶するためのビデオRAM214と、背景の画像データや、図柄の画像データや、キャラクタの画像データ等の画像データを記憶する画像データ用ROM216と、が接続されている。更に、VDP212には、表示装置30を駆動するための駆動信号を発する駆動回路218も接続されている。
【0085】
上述したCPU206は、ROM208に記憶されている表示制御プログラムを読み出して実行することにより、主制御回路100から発せられた画像表示命令に応じて表示装置30に表示する画像データをビデオRAM214に記憶させる。主制御回路100から発せられる画像表示命令には、背景表示命令や、図柄表示命令、キャラクタ表示命令等の表示命令が含まれる。
【0086】
また、画像データ用ROM216は、識別情報画像である図柄の画像のデータや、演出画面として表示される動体物等のキャラクタのキャラクタ画像データ、表示装置30に表示される背景を構成する背景画像データ等の画像データを記憶する。
【0087】
上述した図柄の画像データは、表示装置30において図柄を変動表示するときや、停止表示する際に用いるものであり、多様の表示態様、例えば、拡大した画像、縮小した画像、変形した画像等に応じた画像データを含むものである。また、上述したキャラクタ画像データは、キャラクタが一連の動作をする態様を表示するのに必要となる画像データを含むものである。
【0088】
また、入出力バス204には、スピーカ41を駆動するためのスピーカ駆動回路220も接続されており、CPU206は、ROM208に記憶されている音声データを読み出し、そのデータをスピーカ駆動回路220に供給する。このようにしたことより、スピーカ41から所定の音声が発せられるのである。
【0089】
更に、入出力バス204には、ランプ駆動回路222も接続されている。CPU206は、1−BETスイッチ20、2−BETスイッチ22又は最大BETスイッチ24が押動された旨の信号を主制御回路100より受けた場合には、各スイッチから発せられる信号に応じて駆動指令をランプ駆動回路222に発し、駆動指令に応じて有効ライン表示ランプ44の各々を点灯駆動するのである。
【0090】
また、CPU206は遊技状況に応じて、停止ボタンランプ35L、35C、35R、及びリール背後灯27L、27C、27Rの各々を点灯又は消灯する旨の駆動指令をランプ駆動回路222に発し、当該駆動指令に応じて各ランプは点灯又は消灯されるのである。ここでいう遊技状況とは、例えばアシストタイムなどの副制御回路によって制御される特別遊技において遊技者に対して3つの停止ボタンを押動する順番を逐次報知する場合などである。そして、この場合には、次に遊技者が押すべき停止ボタンが3つのうちのどれであるかを報知するために、該当する停止ボタンに備えられた停止ボタンランプと、対応するリール背後灯のみを点灯させ、残りのランプは消灯させるのである。
【0091】
更に、CPU206は遊技の結果、入賞ライン上に役が成立した場合には、当該入賞ラインにかかる入賞ライン灯64を点灯させ、遊技者に当選した図柄の組合せの位置する入賞ラインを報知するのである。
【0092】
更にまた、CPU206は、主制御回路100から、不正な電波が検知された旨の信号を受信した場合には、ランプ駆動回路222を介して入賞ライン灯64を通常と異なる色によって点灯させる。これによって、遊技者に対しては単なる遊技演出の一環と思わせつつ、遊技場管理者に不正が行われていることを報知することが可能となるのである。
【0093】
[不正報知処理]
上述した主制御回路100において実行される、遊技機10における不正の検知と及び報知に関するサブルーチンを図7に示す。尚、図7に示したサブルーチンは、予め実行されている遊技機10のメインプログラムから所定のタイミングで呼び出されて実行されるものである。
【0094】
最初に、ステップS11の処理では、不正な電波の検知がなされたか否かの判断が行われる。この処理において、CPU106は、電波センサ50からの不正な電波と思われる電波を検知した旨の信号を受信したか否かの判断を行う。CPU106は、当該信号を受信しなかったと判別した場合には、特別に処理を行う必要がないので、ステップS14に処理を移し、当該信号を受信したと判別した場合には、ステップS12に処理を移す。
【0095】
次いでステップS12の処理では、撮影処理が行われる。この処理において、CPU106は、撮影回路60に遊技者の顔写真を撮影する旨の信号を送り、当該信号を受信した撮影回路60は、接続する撮影装置52に内蔵されたストロボ54及びカメラ56を駆動し、遊技者の顔写真の撮影を行う。
【0096】
そして、撮影された画像は、カメラ56から撮影回路60を介して、画像記録用メモリ58に記録されるのである。
【0097】
以上の処理が終了した後、ステップS13に処理を移す。
【0098】
次いでステップS13の処理では、入賞ライン点灯処理が行われる。この処理において、CPU106は、副制御回路120に対して、入賞ラインを点灯させることにより不正な電波が検出されたことを報知する旨の信号を送る。当該信号を受信した副制御回路120に内蔵されたCPU206は、ランプ駆動回路222を介して、入賞ライン灯64を点灯させるのである。このときの入賞ライン灯64の点灯する光の色は、通常遊技における演出のものとは異なるのである。或いは、通常遊技における演出の点滅パターンとは異なる点滅の仕方がされるのである。
【0099】
以上の処理が終了した後、ステップS14に処理を移す。
【0100】
次いでステップS14の処理では、不正電波が検知されたことの報知を解除する旨の信号が入力されたか否かの判断が行われる。この処理において、CPU106は、遊技場管理者によって、遊技機10に内蔵された所定のスイッチ(図示せず)を操作することで、不正電波が検知されたことの報知を解除する旨の信号が入力された、或いは、遊技機10と接続された外部の管理サーバ等から不正電波が検知されたことの報知を解除する旨の信号が入力されたか否かの判断を行う。CPU106は、当該信号が入力されていないと判別した場合には、まだ遊技場管理者等に当該報知の内容が確認されていないので、何ら処理を行うことなく直ちに本サブルーチンを終了させ、当該信号が入力されたと判別した場合には、遊技場管理者等が当該報知の内容を確認しているので、ステップS15に処理を移す。
【0101】
次いでステップS15の処理では、入賞ライン消灯処理が行われる。この処理において、CPU106は、副制御回路120に対して、入賞ラインを消灯させる旨の信号を送る。当該信号を受信した副制御回路120に内蔵されたCPU206は、ランプ駆動回路222を介して、入賞ライン灯64を消灯させるのである。以上の処理が終了した後、直ちに本サブルーチンを終了させる。
【0102】
以上の処理を行うことにより、「前記ライン発光手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、前記入賞ラインを発光させる」ことが可能となるので、遊技場の係員に対して電磁気を用いた不正な行為が行われた旨を報知することとなり、不正な行為を減少させることが可能となり、また、「前記撮像手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、遊技者を撮像する」ことが可能となるので、電磁気を用いた不正な行為を行った遊技者を撮像し、不正な行為を行った証拠とすることが可能となるのである。
【0103】
尚、本実施形態においては、ステップS12の撮影処理とステップS13の入賞ライン点灯処理の両方を行うように構成されているが、本発明はこれに限らず、撮影処理を行わないように構成されているものであってもよい。
【0104】
本明細書に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本明細書に記載されたものに限定されるものではない。
【0105】
【発明の効果】
本発明によれば、「前記入賞ラインを発光させるライン発光手段と、電波を検知する電波検知手段と、を備え、前記ライン発光手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、前記入賞ラインを発光させる機能を有する」ので、遊技場の係員に対して電磁気を用いた不正な行為が行われた旨を報知することとなり、不正な行為を減少させることができる。
【0106】
また、「遊技者を撮像するための撮像手段を備え、前記撮像手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、遊技者を撮像する機能を有する」ので、電磁気を用いた不正な行為を行った遊技者を撮像することが可能であり、不正な行為を行った証拠となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遊技機10の概観を示す斜視図である。
【図2】遊技機10の表示窓14及びリール26付近の拡大正面図である。
【図3】遊技機10の表示窓14及びリール26付近の拡大正面図である。
【図4】遊技機10のフロントドア48を左側に開いた状態を示す図である。
【図5】遊技機10を制御する主制御回路と、これに電気的に接続されている周辺装置とを含む回路構成を示すブロック図である。
【図6】遊技機10における表示装置30や各種ランプなどを制御する副制御回路と、これに電気的に接続されている周辺装置とを含む回路構成を示すブロック図である。
【図7】主制御回路100において実行される不正電波の検知に関するサブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 遊技機
14 表示窓
26 リール
50 電波センサ
52 撮影装置
54 ストロボ
56 カメラ
57 レンズ部
58 画像記録用メモリ
60 撮影回路
64 入賞ライン灯
Claims (2)
- 複数の図柄が描かれた回転自在な複数のリールと、当該複数のリールの各々を回転駆動させる駆動手段と、前記駆動手段により回転駆動された複数のリールの各々における複数の図柄のいずれかを入賞ライン上に停止させる停止手段と、停止手段により入賞ライン上に停止された前記複数の図柄のいずれかにおける停止態様に基づいて役の判定を行う役判定手段と、を備えた遊技機であって、
前記入賞ラインを発光させるライン発光手段と、不正電波を検知する電波検知手段と、を備え、
前記ライン発光手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、前記入賞ラインを発光させる機能を有することを特徴とする遊技機。 - 遊技者を撮像するための撮像手段を備え、
前記撮像手段は、前記電磁波検知手段により電磁波が検知された場合には、遊技者を撮像する機能を有することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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