JP2004149094A

JP2004149094A - Seat belt device for vehicle

Info

Publication number: JP2004149094A
Application number: JP2002319705A
Authority: JP
Inventors: Kengo Nakamura; 健吾中村; Tetsuya Umeki; 哲哉梅木
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 2002-11-01
Filing date: 2002-11-01
Publication date: 2004-05-27
Anticipated expiration: 2022-11-01
Also published as: JP3931791B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a seat belt device for a vehicle comprising: a tongue holder for fixing a tongue at seat belt unused time; a first holder for holding a first tongue in an upper part of the tongue holder; and a second holder for holding a second tongue in a lower part of the first holder, thereby containing the first tongue and the second tongue in each holder of the tongue holders by one operation, easily detachable and preventing the occurrence of an abnormal sound caused by a contact of both tongues. <P>SOLUTION: A seat belt device for a vehicle is provided with a retractor device 16 of a seat belt 12 arranged in a roof section, and a tongue holder 26 for fixing tongues 13 and 15 at seat belt 12 unused time. The device is also provided with a first tongue 13 that engages with an anchor section in tip side, and a second tongue 15 that engages with a buckle section in an intermediate part, wherein the tongue holder 26 has a first holder 28 formed in the upper part for holding the first tongue 13, and a second holder 29 formed in the lower part of the first holder for holding the second tongue 15. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シートベルトのリトラクタ装置がルーフ部に配設されると共に、シートベルト非使用時にタングを固定するタングホルダが設けられたような車両用シートベルト装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、後席中央に着座した乗員を拘束する車両用シートベルト装置としては、ルーフ部にシートベルトのリトラクタ装置を配設する一方、トップシーリングの所定部にベゼルを取付け、このベゼルのシートベルト挿通孔から車室内に導出させたシートベルトにて上記乗員を拘束し、シートベルト非使用時には、シートベルトが垂れ下がって揺動することを回避する目的で、上述のシートベルト先端に設けられたタングプレートを、上記ベゼルに形成したタングプレート保持部に係止させるように構成したものがある（例えば特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献】
特開２００１−１９１８９８号公報。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来構造の車両用シートベルト装置はショルダベルトの先端に単一のタングプレートを設けたもので、このタングプレートを上記保持部に保持させることは比較的簡単であるが、シートベルトに対してバックル部に係合する中間タングと、アンカ部に係合する先端タングとの合計２つのタングを設けた場合には、シートベルト非使用時のタングの固定が比較的煩雑となる。
【０００５】
すなわち、中間タングと先端タングとを固定する場合、２つのタングを重ね合わせてルーフ側の凹部に収納させる構造が考えられるが、この場合には車両走行中の振動等により各タング先端の金具が接触して異音が発生する問題点があった。
【０００６】
また、中間タングと先端タングとをそれぞれ別々にルーフ側の凹部に収納する構造も考えられるが、この場合には、異音の発生は防止できるものの、２つのタングをそれぞれ別々に収納する必要があるので、収納操作性が悪化する問題点があった。
【０００７】
そこで、この発明は、シートベルト非使用時にタングを固定するタングホルダを設け、このタングホルダの上部に第１タングを保持する第１保持部を設け、この第１保持部の下部に第２タングを保持する第２保持部を設けることで、第１タングおよび第２タングをワン操作でタングホルダの各保持部に収納でき、着脱も容易かつ両タングの接触による異音の発生も防止することができる車両用シートベルト装置の提供を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両用シートベルト装置は、シートベルトのリトラクタ装置がルーフ部に配設されると共に、シートベルト非使用時にタングを固定するタングホルダが設けられた車両用シートベルト装置であって、上記シートベルトは先端にアンカ部と係合する第１タングと、中間部にバックル部と係合する第２タングとを備え、上記タングホルダは上部に第１タングを保持する第１保持部と、該第１保持部の下部に第２タングを保持する第２保持部とが形成されたものである。
【０００９】
上記構成の第１タングは先端タングまたは固定タングを構成し、第２タングは中間タングまたは可動タングで構成してもよい。
上記構成によれば、タングホルダの上部に第１保持部を形成し、この第１保持部の下部に第２保持部を形成したので、シートベルト非使用時に際して第１タングと第２タングとをタングホルダに収納固定する場合には、第１タングおよび第２タングをワン操作で上記タングホルダの各保持部に収納でき、着脱も容易かつ両タングの接触による異音の発生も防止することができる。
【００１０】
なお、シートベルトの使用時に、第１タングをアンカ部に係合させ、第２タングをバックル部と係合させると、シートベルトはショルダベルト部とラップベルト部とに区分されて、乗員を３点式シートベルト構造にて拘束することができる。
【００１１】
この発明の一実施態様においては、上記タングホルダは、シートベルトが通る開口部の後方に縦壁が形成され、上記第１保持部は縦壁上方から上記開口部と反対側に突出し第１タングを収容するタング収容部にて構成され、上記第２保持部は縦壁下方に第２タングを挿通保持するタング保持部にて構成されたものである。
【００１２】
上記構成によれば、縦壁上方の第１タング収容用のタング収容部と、縦壁下方の第２タング挿通保持用のタング保持部とを上下に区画することができるので、両タングの接触をより一層確実に防止して、異音発生を阻止することができる。
【００１３】
この発明の一実施態様においては、上記タング収容部の下面には第２タングの金具を保持するタング係止部が形成されたものである。
上記構成によれば、タング収容部の下面にタング係止部を形成したので、第１タングの収容部を利用しつつ、簡単な構成にて第２タングの保持性能向上を図ることができる。
【００１４】
この発明の一実施態様においては、上記タング保持部はタング挿通孔に設定され、該タング挿通孔の孔縁後部には第２タングの挿入ガイド部が形成されたものである。
上記構成によれば、挿入ガイド部が第２タング挿入時の案内部となるので、タング挿入操作性が向上する。
【００１５】
この発明の一実施態様においては、上記第２タングは第１タングとの間のベルト部を折返してタング保持部に係止され、タング収容部とタング保持部との間隔はベルト折返しの反力により第２タングを保持できる間隔に設定されたものである。
上記構成によれば、シートベルトのベルト折返し部の反力を利用して、第１タングと第２タングとの保持の安定性を向上させることができる。
【００１６】
この発明の一実施態様においては、上記リトラクタ装置はブラケットを介してルーフ部に取付けられ、タングホルダはブラケットに取付けられるものであって、上記ルーフ部にシートベルト装置が取付けられた後に、シートベルトを挿通させるベゼルが設けられたものである。
【００１７】
上記構成によれば、トップシーリングおよびベゼルの組付け時に、タングはタングホルダの所定位置に保持されており、トップシーリング、ベゼルの組付け時においてタングを一旦トップシーリングの開口部に挿通させるような作業が不要となって、組付け性が向上する。
【００１８】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両用シートベルト装置を示し、図１はシートベルト使用時の概略図、図２は図１の拡大断面図、図３はシートベルト非使用時の断面図である。
【００１９】
この実施例のシートベルト装置は後席中央（リヤ中央席）に着座した乗員Ａを拘束するものである。リヤ中央席１は図１の示すように、シートクッション２とシートバック３とを備える一方、車体側のルーフ部を構成するルーフパネル４の後端部下面には図２に示すように車幅方向に延びるレインフォースメント５を介してリヤヘッダ６を接合し、同方向に延びる閉断面７，８を形成している。
【００２０】
また上述のルーフパネル４の車幅方向側部には図４に示す如く車両の前後方向に延びるルーフレールアウタ９およびルーフレールインナ１０を接合し、このルーフレールアウタ９とルーフレールインナ１０との間には車両の前後方向に延びる閉断面１１が形成されている。
【００２１】
一方、上述の乗員Ａを拘束するシートベルト１２は、アンカ部（図示せず）と係合する第１タングとしての先端タング１３（図３参照）と、図１に示すバックル部１４と係合する第２タングとしての中間タング１５とを備えると共に、リトラクタ装置１６により繰出し可能に巻取られるように構成している。なお、各タング１３，１５は把持部と係止金具とで構成されている。
【００２２】
このリトラクタ装置１６はブラケット１７に固定され、該ブラケット１７の複数箇所がボルト１８，１９によりルーフ部としてのルーフレールインナ１０およびリヤヘッダ６に取付けられている。
【００２３】
上述のブラケット１７は図４〜図７に示すように、リトラクタ装置１６を取付けるための主面１７Ａと、この主面１７Ａから車両前後方向の前方に向けて略Ｌ字状に延設されて、ボルト１８用の挿通孔２０を有する取付け片１７Ｂと、上述の主面１７Ａから後方に向けて延設されて、ボルト１９用の挿通孔２１，２２を有する取付け片１７Ｃ，１７Ｄとが一体形成されたものである。
【００２４】
ここで、取付け片１７Ｂは図４に示すようにボルト１８を用いてルーフレールインナ１０に固定され、取付け片１７Ｃ，１７Ｄはボルト１９，１９を用いてリヤヘッダ６に固定される。なお、２３はルーフレールインナ１０の閉断面１１側に予め溶接固定されたナットである。
上述のブラケット１７の下面には図２、図３に示すように、取付け部材２４，２５を用いて例えば合成樹脂製のタングホルダ２６を固定している。
【００２５】
このタングホルダ２６はシートベルト１２が通る開口部２６ａを形成したトップデッキ部２６ｂと、上述の開口部２６ａの後方に形成された縦壁２６ｃと、この縦壁２６ｃの車幅方向両端部からホルダ空間部２７を囲繞するようにトップデッキ部２６ｂの外端部に沿って吊設されたスカート部２６ｄと、ブラケット１７に対する取付け部２６ｅ，２６ｆとが一体形成されたもので、前側の取付け部２６ｅが取付け部材２４を用いてブラケット１７の下面に取付けられると共に、後側の取付け部２６ｆが取付け部材２５を用いてブラケット１７の下面に取付けられている。
【００２６】
しかも、図２、図３に示すように上述のタングホルダ２６の縦壁２６ｃ上方には開口部２６ａと反対側のリヤ側に突出して、先端タング１３を収容する凹状のタング収容部２８（第１保持部）が一体形成され、このタング収容部２８下方の縦壁２６ｃ下部には中間タング１５を挿通保持するタング保持部としてのタング挿通孔２９（第２保持部）が形成されている。上述のタング収容部２８およびタング挿通孔２９はホルダ空間部２７と連通するものである。
【００２７】
また上述のタング収容部２８の下面には中間タング１５の金具１５ａを保持するタング係止部としてのタング係止爪３０，３１が一体形成され、一方のタング係止爪３０で中間タング１５の金具１５ａにおける開口部の口縁を係止し、他方のタング係止爪３１で中間タング１５の金具１５ａ先端を係止すべく構成している。
さらに上述のタング挿通孔２９の下部孔縁の後部（リヤ側）には中間タング１５の挿入ガイド部３２を一体形成している。
【００２８】
ところで、図２に示すようにタングホルダ２６の開口部２６ａと対応してブラケット１７側に設けられた開口部３３にはシートベルト挿通用の開口を有するガイド部材３４が取付けられており、リトラクタ装置１６からのシートベルト１２はガイド部材３４のシートベルト挿通用の開口、タングホルダ２６の開口部２６ａを介して下方側つまり車室側へ導出されるものである。
【００２９】
さらに詳しくは、上述のタングホルダ２６の下方には、複数のピン３５およびナット部材３６を用いてトップシーリング３７に取付けられたベゼル３８を配設し、リトラクタ装置１６からのシートベルト１２はガイド部材３４のシートベルト挿通用の開口、タングホルダ２６の開口部２６ａ、ホルダ空間部２７およびベゼル３８の空間部３９を介して車室４０（図１参照）側へ導出されるものである。
【００３０】
上述のベゼル３８の空間部３９はタングホルダ２６のホルダ空間部２７と対向すると共に、先端タング１３および中間タング１５を把持した乗員Ａの手が入る程度の大きさに設定されている。
【００３１】
シートベルト１２の非使用時には図３に示すように、先端タング１３はタングホルダ２６のタング収容部２８に収容され、中間タング１５はタングホルダ２６のタング挿通孔２９に挿入保持されるが、図３に示すように中間タング１５は先端タング１３との間のベルト部を折返してタング挿通孔２９に係止され、タング収容部２８とタング挿通孔２９との間の上下間隔はベルト折返し部１２Ａの反力によって中間タング１５を保持できる間隔に設定されている。
【００３２】
すなわち、シートベルト１２は中間タング１５の把持部開口を通った後に、先端タング１３の把持部開口を通り、かつシートベルト１２を構成するウエビングは先端タング１３の把持部開口の前後において縫合されて２重構造になっており、タング収納時にはこのウエビングの２重構造部が図３に示すように折返されて上述のベルト折返し部１２Ａが形成され、タング挿通孔２９に挿入保持させた中間タング１５には、ベルト折返し部１２Ａの反力が付勢されて、該中間タング１５を保持するものである。
【００３３】
一方、上述のリトラクタ装置１６はブラケット１７を介してルーフ部としてのルーフレールインナ１０およびリヤヘッダ６に取付けられ、タングホルダ２６はブラケット１７に取付けられるものであって、トップシーリング３７およびベゼル３８の車体に対する組付け以前に、図３に示すように各タング１３，１５がタング収容部２８とタング挿通孔２９とにそれぞれ保持された状態のシートベルト装置が上述のルーフ部に組付けられた後に、トップシーリング３７およびベゼル３８が車体に対して組付けられ、シートベルト１２の使用に際しては乗員Ａがベゼル３８の空間部３９からタングホルダ２６のホルダ空間部２７に手を差し入れて２つのタング１３，１５を車室４０側へ取出すものである。
【００３４】
このように構成した車両用シートベルト装置において、シートベルト１２にて乗員Ａを拘束するには、タングホルダ２６から取出した２つのタング１３，１５のうち、先端タング１３をアンカ部と係合させると共に、中間タング１５をバックル部１４に係合させると、図１に示すようにシートベルト１２はショルダベルト部１２Ｓとラップベルト部１２Ｌとに区分されて、乗員Ａを３点式シートベルト構造にて拘束することができる。
【００３５】
一方、シートベルト１２の非使用時には、各タング１３，１５をアンカ部、バックル部１４から取外した後に、先端タング１３と中間タング１５との間にベルト折返し部１２Ａが形成されるように両タング１３，１５を上下に重ね合わせ、これら両タング１３，１５をベゼル３８の空間部３９からホルダ空間部２７を介して、先端タング１３の金具１３ａをタング収容部２８に挿入すると共に、中間タング１５の金具１５ａをタング挿通孔２９に挿入すると、図３に示すように２つのタング１３，１５を同時に格納保持させることができる。
なお、図中矢印Ｆは車両前方を示し、Ｒは車両後方を示し、ＩＮは車両内方を示し、ＯＵＴは車両外方を示すものである。
【００３６】
このように上記実施例の車両用シートベルト装置は、シートベルト１２のリトラクタ装置１６がルーフ部に配設されると共に、シートベルト１２の非使用時にタング１３，１５を固定するタングホルダ２６が設けられた車両用シートベルト装置であって、上記シートベルト１２は先端にアンカ部と係合する第１タング（先端タング１３参照）と、中間部にバックル部１４と係合する第２タング（中間タング１５参照）とを備え、上記タングホルダ２６は上部に第１タング（先端タング１３参照）を保持する第１保持部（タング収容部２８参照）と、該第１保持部の下部に第２タング（中間タング１５参照）を保持する第２保持部（タング挿通孔２９参照）とが形成されたものである。
【００３７】
この構成によれば、タングホルダ２６の上部に第１保持部（タング収容部２８参照）を形成し、この第１保持部の下部に第２保持部（タング挿通孔２９参照）を形成したので、シートベルト１２の非使用時に際して第１タング（先端タング１３参照）と第２タング（中間タング１５参照）とをタングホルダ２６に収納固定する場合には、第１タング（先端タング１３参照）および第２タング（中間タング１５参照）をワン操作で上記タングホルダ２６の各保持部（タング収容部２８、タング挿通孔２９参照）に収納でき、使い勝手がよく着脱も容易かつ両タング１３，１５の接触による異音の発生も防止することができる。
【００３８】
なお、シートベルト１２の使用時に第１タング（先端タング１３参照）をアンカ部に係合させ、第２タング（中間タング１５参照）をバックル部１４と係合させると、シートベルト１２はショルダベルト部１２Ｓとラップベルト部１２Ｌとに区分されて、乗員Ａを３点式シートベルト構造にて拘束することができる。
【００３９】
また、上記タングホルダ２６は、シートベルト１２が通る開口部２６ａの後方に縦壁２６ｃが形成され、上記第１保持部は縦壁２６ｃ上方から上記開口部２６ａと反対側に突出し第１タング（先端タング１３参照）を収容するタング収容部２８にて構成され、上記第２保持部は縦壁２６ｃ下方に第２タング（中間タング１５参照）を挿通保持するタング保持部（タング挿通孔２９参照）にて構成されたものである。
【００４０】
この構成によれば、縦壁２６ｃ上方の第１タング（先端タング１３参照）収容用のタング収容部２８と、縦壁２６ｃ下方の第２タング（中間タング１５参照）挿通保持用のタング保持部（タング挿通孔２９参照）とを上下に区画することができるので、両タング１３，１５の接触をより一層確実に防止して、異音発生を阻止することができる。
【００４１】
さらに、上記タング収容部２８の下面には第２タング（中間タング１５参照）の金具１５ａを保持するタング係止部（タング係止爪３０，３１参照）が形成されたものである。
【００４２】
この構成によれば、タング収容部２８の下面にタング係止部（タング係止爪３０，３１参照）を形成したので、第１タング（先端タング１３参照）の収容部２８を利用しつつ、簡単な構成にて第２タング（中間タング１５参照）の保持性能向上を図ることができる。
【００４３】
加えて、上記第２保持部としてのタング保持部はタング挿通孔２９に設定され、該タング挿通孔２９の孔縁後部には第２タング（中間タング１５参照）の挿入ガイド部３２が形成されたものである。
この構成によれば、挿入ガイド部３２が第２タング（中間タング１５参照）挿入時の案内部となるので、タング挿入操作性が向上する。
【００４４】
しかも、上記第２タング（中間タング１５参照）は第１タング（先端タング１３参照）との間のベルト部を折返してタング保持部（タング挿通孔２９参照）に係止され、タング収容部２８とタング保持部（タング挿通孔２９参照）との間隔はベルト折返し部１２Ａの反力により第２タング（中間タング１５参照）を保持できる間隔に設定されたものである。
この構成によれば、シートベルト１２のベルト折返し部１２Ａの反力を利用して、第１タング（先端タング１３参照）と第２タング（中間タング１５参照）との保持の安定性を向上させることができ、特に中間タング１５の収納姿勢が安定する。
【００４５】
さらには、上記リトラクタ装置１６はブラケット１７を介してルーフ部（ルーフレールインナ１０、リヤヘッダ６参照）に取付けられ、タングホルダ２６はブラケット１７に取付けられるものであって、上記ルーフ部にシートベルト装置１６が取付けられた後に、シートベルト１２を挿通させるベゼル３８が設けられたものである。
【００４６】
この構成によれば、トップシーリング３７およびベゼル３８の組付け時に、タング１３，１５はタングホルダ２６の所定位置（図３参照）に保持されており、トップシーリング３７、ベゼル３８の組付け時においてタング１３，１５を一旦トップシーリング３７の開口部（ベゼル３８の空間部３９参照）に挿通させるような作業が不要となって、組付け性が向上する。
【００４７】
図８は車両用シートベルト装置の他の実施例を示し、この実施例ではブラケット１７の開口部３３（図３参照）の部分にその主面１７Ａから下方にガイド片１７Ｅ，１７Ｆを一体に折り返し形成して、シートベルト１２を挿通案内させるように構成したものである。
このように構成すると、図３で示したガイド部材３４を省略して、部品点数の低減を図ることができる。
【００４８】
図８に示すこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図８において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【００４９】
図９は車両用シートベルト装置のさらに他の実施例を示し、タングホルダ２６におけるタング挿通孔２９の手前側にフロント側が広く、リヤ側が狭くなるテーパ部４１を一体形成すると共に、縦壁２６ｃ背面と挿入ガイド部３２下面との間に補強部としてのリブ４２を一体形成したものである。
【００５０】
このように構成すると、中間タング１５の金具１５ａがテーパ部４１で案内されながらタング挿通孔２９に至るので、この中間タング１５の収納操作をさらに円滑に行なうことができると共に、リブ４２によりタングホルダ２６の剛性向上を図ることができる。
【００５１】
図９に示すこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図９において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【００５２】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の第１タングは、実施例の先端タング１３に対応し、
以下同様に、
第２タングは、中間タング１５に対応し、
第１保持部は、タング収容部２８に対応し、
第２保持部およびタング保持部は、タング挿通孔２９に対応し、
タング係止部は、タング係止爪３０，３１の少なくとも何れか一方に対応し、
ルーフ部は、リヤヘッダ６、ルーフレールインナ１０に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【００５３】
【発明の効果】
この発明によれば、シートベルト非使用時にタングを固定するタングホルダを設け、このタングホルダの上部に第１タングを保持する第１保持部を設け、この第１保持部の下部に第２タングを保持する第２保持部を設けたので、第１タングおよび第２タングをワン操作でタングホルダの各保持部に収納でき、着脱も容易かつ両タングの接触による異音の発生も防止することができる車両用シートベルト装置の提供を目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の車両用シートベルト装置を示す概略側面図。
【図２】図１の要部拡大断面図。
【図３】両タング収納時の説明図。
【図４】図１のＢ−Ｂ線に沿う要部拡大断面図。
【図５】図１の要部拡大側面図。
【図６】リトラクタ装置およびブラケットの平面図。
【図７】ブラケットおよびタングホルダを斜め下方から見た状態で示す斜視図。
【図８】車両用シートベルト装置の他の実施例を示す断面図。
【図９】車両用シートベルト装置のさらに他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
６…リヤヘッダ（ルーフ部）
１０…ルーフレールインナ（ルーフ部）
１２…シートベルト
１２Ａ…ベルト折返し部
１３…先端タング（第１タング）
１４…バックル部
１５…中間タング（第２タング）
１５ａ…金具
１６…リトラクタ装置
１７…ブラケット
２６…タングホルダ
２６ａ…開口部
２６ｃ…縦壁
２８…タング収容部（第１保持部）
２９…タング挿通孔（第２保持部）
３０，３１…タング係止爪（タング係止部）
３２…挿入ガイド部
３８…ベゼル[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a vehicle seatbelt device in which a seatbelt retractor device is provided on a roof portion and a tongue holder for fixing a tongue when the seatbelt is not used is provided.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a vehicle seat belt device for restraining an occupant seated in the center of a rear seat, a retractor device for a seat belt is provided on a roof portion, a bezel is attached to a predetermined portion of a top ceiling, and the seat belt is inserted into the bezel. A tongue plate provided at the end of the above-mentioned seatbelt for the purpose of restraining the occupant with a seatbelt led out of the hole into the passenger compartment and preventing the seatbelt from hanging down and swinging when the seatbelt is not used. (See, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document]
JP-A-2001-191898.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The above-mentioned conventional vehicle seat belt device is provided with a single tongue plate at the tip of the shoulder belt, and it is relatively easy to hold the tongue plate on the holding portion. When a total of two tongues, an intermediate tongue that engages with the buckle portion and a tip tongue that engages with the anchor portion, are provided, fixing the tongue when the seat belt is not used becomes relatively complicated.
[0005]
In other words, when fixing the intermediate tongue and the tip tongue, a structure in which the two tongues are overlapped and stored in the concave portion on the roof side can be considered. There was a problem that abnormal noise was generated upon contact.
[0006]
Further, a structure in which the intermediate tongue and the tip tongue are separately housed in the recess on the roof side is also conceivable. In this case, although generation of abnormal noise can be prevented, it is necessary to house the two tongues separately. As a result, there is a problem that the storage operability is deteriorated.
[0007]
Therefore, the present invention provides a tongue holder for fixing the tongue when the seat belt is not used, a first holding portion for holding the first tongue at an upper portion of the tongue holder, and holding a second tongue at a lower portion of the first holding portion. By providing the second holding portion, the first tongue and the second tongue can be stored in each holding portion of the tongue holder by one operation, and the vehicle can be easily attached / detached and can prevent generation of abnormal noise due to contact between both tongues. The purpose of the present invention is to provide a seat belt device.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The vehicle seatbelt device according to the present invention is a vehicle seatbelt device in which a seatbelt retractor device is provided on a roof portion and a tongue holder for fixing a tongue when the seatbelt is not used is provided. The belt has a first tongue that engages with the anchor portion at the tip, and a second tongue that engages with the buckle portion at the intermediate portion. The tongue holder has a first holding portion that holds the first tongue at an upper portion, A second holding part for holding the second tongue is formed below the one holding part.
[0009]
The first tongue of the above configuration may constitute a tip tongue or a fixed tongue, and the second tongue may comprise an intermediate tongue or a movable tongue.
According to the above configuration, since the first holding portion is formed on the upper portion of the tongue holder and the second holding portion is formed on the lower portion of the first holding portion, the first tongue and the second tongue can be separated when the seat belt is not used. In the case where the first tongue and the second tongue are stored and fixed in the tongue holder, the first tongue and the second tongue can be stored in each holding portion of the tongue holder by one operation, so that the tongue can be easily attached and detached and generation of abnormal noise due to contact between the tongues can be prevented.
[0010]
When the seat belt is used, when the first tongue is engaged with the anchor portion and the second tongue is engaged with the buckle portion, the seat belt is divided into a shoulder belt portion and a lap belt portion, and the occupant is moved by three. It can be restrained by a point type seat belt structure.
[0011]
In one embodiment of the present invention, in the tongue holder, a vertical wall is formed behind an opening through which a seat belt passes, and the first holding portion protrudes from above the vertical wall to a side opposite to the opening to form a first tongue. The second holding portion is constituted by a tongue holding portion for inserting and holding the second tongue below the vertical wall.
[0012]
According to the above configuration, the tongue holding portion for storing the first tongue above the vertical wall and the tongue holding portion for inserting and holding the second tongue below the vertical wall can be vertically divided. Can be more reliably prevented, and the generation of abnormal noise can be prevented.
[0013]
In one embodiment of the present invention, a tongue engaging portion for holding a metal fitting of the second tongue is formed on a lower surface of the tongue accommodating portion.
According to the above configuration, since the tongue locking portion is formed on the lower surface of the tongue receiving portion, the holding performance of the second tongue can be improved with a simple configuration while using the receiving portion of the first tongue.
[0014]
In one embodiment of the present invention, the tongue holding portion is set to a tongue insertion hole, and an insertion guide portion of a second tongue is formed at a rear portion of a hole edge of the tongue insertion hole.
According to the above configuration, the insertion guide portion serves as a guide portion when the second tongue is inserted, so that the tongue insertion operability is improved.
[0015]
In one embodiment of the present invention, the second tongue is locked by the tongue holding portion by folding back a belt portion between the first tongue and the interval between the tongue storing portion and the tongue holding portion is a reaction force of the belt folding. Is set to an interval capable of holding the second tongue.
According to the configuration described above, the stability of holding the first tongue and the second tongue can be improved by utilizing the reaction force of the belt folded portion of the seat belt.
[0016]
In one embodiment of the present invention, the retractor device is attached to a roof portion via a bracket, and the tongue holder is attached to the bracket. After the seat belt device is attached to the roof portion, the seat belt is removed. A bezel to be inserted is provided.
[0017]
According to the above configuration, the tongue is held at a predetermined position of the tongue holder at the time of assembling the top sealing and the bezel. Is unnecessary, and the assembling property is improved.
[0018]
【Example】
An embodiment of the present invention will be described below in detail with reference to the drawings.
The drawings show a vehicle seat belt device, FIG. 1 is a schematic diagram when a seat belt is used, FIG. 2 is an enlarged sectional view of FIG. 1, and FIG. 3 is a sectional view when a seat belt is not used.
[0019]
The seat belt device of this embodiment restrains an occupant A seated in the center of a rear seat (rear center seat). As shown in FIG. 1, the rear center seat 1 includes a seat cushion 2 and a seat back 3, while a lower surface of a rear end of a roof panel 4 constituting a roof portion on the vehicle body side has a vehicle width as shown in FIG. The rear header 6 is joined via a reinforcement 5 extending in the direction, thereby forming closed sections 7 and 8 extending in the direction.
[0020]
As shown in FIG. 4, a roof rail outer 9 and a roof rail inner 10 extending in the front-rear direction of the vehicle are joined to a side portion of the roof panel 4 in the vehicle width direction. A cross section 11 extending in the front-rear direction is formed.
[0021]
On the other hand, the seat belt 12 that restrains the occupant A is engaged with a tip tongue 13 (see FIG. 3) as a first tongue that engages with an anchor portion (not shown) and a buckle portion 14 shown in FIG. An intermediate tongue 15 is provided as a second tongue, and is configured to be wound up by a retractor device 16 so as to be able to be fed out. Each of the tongues 13 and 15 is composed of a grip portion and a lock.
[0022]
The retractor device 16 is fixed to a bracket 17, and a plurality of portions of the bracket 17 are attached to a roof rail inner 10 as a roof portion and a rear header 6 by bolts 18 and 19.
[0023]
As shown in FIGS. 4 to 7, the bracket 17 described above is provided with a main surface 17A for mounting the retractor device 16 and a substantially L-shape extending from the main surface 17A toward the front in the vehicle front-rear direction. A mounting piece 17B having an insertion hole 20 for a bolt 18 and a mounting piece 17C, 17D extending rearward from the main surface 17A and having insertion holes 21 and 22 for a bolt 19 are integrally formed. It is a thing.
[0024]
Here, the mounting pieces 17B are fixed to the roof rail inner 10 using bolts 18 as shown in FIG. 4, and the mounting pieces 17C and 17D are fixed to the rear header 6 using bolts 19 and 19. Reference numeral 23 denotes a nut which is welded and fixed to the roof rail inner 10 on the closed section 11 side in advance.
As shown in FIGS. 2 and 3, a tongue holder 26 made of, for example, a synthetic resin is fixed to the lower surface of the bracket 17 using attachment members 24 and 25.
[0025]
The tongue holder 26 includes a top deck 26b formed with an opening 26a through which the seat belt 12 passes, a vertical wall 26c formed behind the above-described opening 26a, and a holder space from both ends in the vehicle width direction of the vertical wall 26c. A skirt portion 26d suspended along the outer end of the top deck portion 26b so as to surround the portion 27 and mounting portions 26e and 26f for the bracket 17 are integrally formed, and the front mounting portion 26e is formed. The mounting member 24 is mounted on the lower surface of the bracket 17, and the rear mounting portion 26 f is mounted on the lower surface of the bracket 17 using the mounting member 25.
[0026]
In addition, as shown in FIGS. 2 and 3, above the vertical wall 26c of the tongue holder 26, the concave tongue housing portion 28 (the first tongue housing portion 28) that projects to the rear side opposite to the opening portion 26a to house the tip tongue 13 is provided. A tongue insertion hole 29 (second holding part) as a tongue holding part for inserting and holding the intermediate tongue 15 is formed below the tongue housing part 28 below the vertical wall 26c. The tongue housing portion 28 and the tongue insertion hole 29 described above communicate with the holder space portion 27.
[0027]
Further, on the lower surface of the above-mentioned tongue housing part 28, tongue engaging claws 30, 31 as tongue engaging parts for holding the metal fittings 15a of the intermediate tongue 15 are integrally formed. The edge of the opening of the metal fitting 15a is locked, and the tip of the metal fitting 15a of the intermediate tongue 15 is locked by the other tongue locking claw 31.
Further, an insertion guide portion 32 of the intermediate tongue 15 is formed integrally with a rear portion (rear side) of a lower hole edge of the tongue insertion hole 29 described above.
[0028]
By the way, as shown in FIG. 2, a guide member 34 having an opening for inserting a seat belt is attached to an opening 33 provided on the bracket 17 side corresponding to the opening 26a of the tongue holder 26. The seat belt 12 is led out to the lower side, that is, the vehicle compartment side, through the opening for inserting the seat belt of the guide member 34 and the opening 26a of the tongue holder 26.
[0029]
More specifically, below the tongue holder 26, a bezel 38 attached to a top ceiling 37 using a plurality of pins 35 and a nut member 36 is disposed, and the seat belt 12 from the retractor device 16 is guided by a guide member 34. Through the opening for inserting the seat belt, the opening 26a of the tongue holder 26, the holder space 27 and the space 39 of the bezel 38 to the vehicle compartment 40 (see FIG. 1).
[0030]
The space 39 of the above-mentioned bezel 38 faces the holder space 27 of the tongue holder 26 and is set to have such a size that the occupant A holding the tip tongue 13 and the intermediate tongue 15 can enter.
[0031]
When the seat belt 12 is not used, as shown in FIG. 3, the tip tongue 13 is housed in a tongue housing portion 28 of the tongue holder 26, and the intermediate tongue 15 is inserted and held in the tongue insertion hole 29 of the tongue holder 26. As shown in the figure, the intermediate tongue 15 folds the belt portion between the leading end tongue 13 and is locked in the tongue insertion hole 29, and the vertical interval between the tongue storage portion 28 and the tongue insertion hole 29 is opposite to the belt folding portion 12A. The interval is set so that the intermediate tongue 15 can be held by force.
[0032]
That is, after the seat belt 12 passes through the gripper opening of the intermediate tongue 15, it passes through the gripper opening of the distal tongue 13, and the webbing forming the seat belt 12 is stitched before and after the gripper opening of the distal tongue 13. When the tongue is stored, the double structure portion of the webbing is folded as shown in FIG. 3 to form the above-mentioned belt folded portion 12A, and the intermediate tongue 15 inserted and held in the tongue insertion hole 29. , The reaction force of the belt folding portion 12A is urged to hold the intermediate tongue 15.
[0033]
On the other hand, the above-described retractor device 16 is attached to a roof rail inner 10 as a roof portion and a rear header 6 via a bracket 17, and the tongue holder 26 is attached to the bracket 17. Prior to attachment, after the seat belt device in a state in which the tongues 13 and 15 are respectively held in the tongue receiving portion 28 and the tongue insertion hole 29 as shown in FIG. When the seat belt 12 is used, the occupant A inserts his hand from the space 39 of the bezel 38 into the holder space 27 of the tongue holder 26 and removes the two tongues 13 and 15 from the vehicle. It is taken out to the room 40 side.
[0034]
To restrain the occupant A with the seatbelt 12 in the vehicle seatbelt device configured as described above, of the two tongues 13 and 15 taken out from the tongue holder 26, the leading end tongue 13 is engaged with the anchor portion. When the intermediate tongue 15 is engaged with the buckle portion 14, the seat belt 12 is divided into a shoulder belt portion 12S and a lap belt portion 12L as shown in FIG. Can be restrained.
[0035]
On the other hand, when the seat belt 12 is not used, the tongues 13 and 15 are removed from the anchor portion and the buckle portion 14, and then the both tongues are formed so that the belt folded portion 12 </ b> A is formed between the leading tongue 13 and the intermediate tongue 15. The tongues 13 and 15 are vertically overlapped. The metal tongue 13 a of the tip tongue 13 is inserted into the tongue accommodating portion 28 via the holder space 27 from the space 39 of the bezel 38, and the intermediate tongue 15 is inserted. When the metal fitting 15a is inserted into the tongue insertion hole 29, the two tongues 13 and 15 can be simultaneously stored and held as shown in FIG.
In the drawings, arrow F indicates the front of the vehicle, R indicates the rear of the vehicle, IN indicates the inside of the vehicle, and OUT indicates the outside of the vehicle.
[0036]
As described above, in the vehicle seatbelt device of the embodiment, the retractor device 16 of the seatbelt 12 is provided on the roof portion, and the tongue holder 26 for fixing the tongues 13 and 15 when the seatbelt 12 is not used is provided. A seat belt device for a vehicle, wherein the seat belt 12 has a first tongue (see a front tongue 13) at an end thereof and a second tongue (an intermediate tongue) at an intermediate portion thereof which engages with a buckle portion 14. 15, the tongue holder 26 has a first holding portion (see the tongue housing portion 28) for holding the first tongue (see the tip tongue 13) at the upper portion, and a second tongue (see the lower portion of the first holding portion). A second holding portion (see the tongue insertion hole 29) for holding the intermediate tongue 15) is formed.
[0037]
According to this configuration, the first holding portion (see the tongue housing portion 28) is formed above the tongue holder 26, and the second holding portion (see the tongue insertion hole 29) is formed below the first holding portion. When the first tongue (see the tip tongue 13) and the second tongue (see the intermediate tongue 15) are stored and fixed in the tongue holder 26 when the seat belt 12 is not used, the first tongue (see the tip tongue 13) and the The two tongues (see the intermediate tongue 15) can be stored in each holding part (see the tongue receiving part 28 and the tongue insertion hole 29) of the tongue holder 26 by one operation, and it is easy to use, easy to attach and detach, and by contact between the tongues 13 and 15. Generation of abnormal noise can also be prevented.
[0038]
In addition, when the first tongue (see the leading end tongue 13) is engaged with the anchor portion and the second tongue (see the intermediate tongue 15) is engaged with the buckle portion 14 when the seat belt 12 is used, the seat belt 12 becomes a shoulder belt. The occupant A can be restrained by a three-point seat belt structure by being divided into a portion 12S and a lap belt portion 12L.
[0039]
The tongue holder 26 has a vertical wall 26c formed behind the opening 26a through which the seat belt 12 passes, and the first holding portion projects from above the vertical wall 26c to the side opposite to the opening 26a to form a first tongue (tip). The tongue holding portion 28 (see the tongue 13) stores the tongue holding portion 28 for holding the second tongue (see the intermediate tongue 15) below the vertical wall 26c. It is composed of
[0040]
According to this configuration, the tongue housing portion 28 for housing the first tongue (see the tip tongue 13) above the vertical wall 26c and the tongue holding portion for inserting and holding the second tongue (see the intermediate tongue 15) below the vertical wall 26c. (See the tongue insertion hole 29) can be vertically divided, so that the contact between the tongues 13 and 15 can be more reliably prevented, and the generation of abnormal noise can be prevented.
[0041]
Further, a tongue engaging portion (see the tongue engaging claws 30, 31) for holding the metal fitting 15a of the second tongue (see the intermediate tongue 15) is formed on the lower surface of the tongue accommodating portion 28.
[0042]
According to this configuration, since the tongue engaging portion (see the tongue engaging claws 30 and 31) is formed on the lower surface of the tongue accommodating portion 28, while using the accommodating portion 28 of the first tongue (see the tip tongue 13), The holding performance of the second tongue (see the intermediate tongue 15) can be improved with a simple configuration.
[0043]
In addition, the tongue holding portion as the second holding portion is set in the tongue insertion hole 29, and an insertion guide portion 32 of the second tongue (see the intermediate tongue 15) is formed at the rear of the edge of the tongue insertion hole 29. It is a thing.
According to this configuration, the insertion guide portion 32 serves as a guide portion when the second tongue (see the intermediate tongue 15) is inserted, so that the tongue insertion operability is improved.
[0044]
In addition, the second tongue (see the intermediate tongue 15) is locked by the tongue holding part (see the tongue insertion hole 29) by folding back the belt part between the first tongue (see the tip tongue 13) and the tongue receiving part 28. The interval between the tongue holding portion (see the tongue insertion hole 29) is set so as to hold the second tongue (see the intermediate tongue 15) by the reaction force of the belt turn-back portion 12A.
According to this configuration, the stability of the holding of the first tongue (see the tip tongue 13) and the second tongue (see the intermediate tongue 15) is improved by utilizing the reaction force of the belt folded portion 12A of the seat belt 12. In particular, the storage position of the intermediate tongue 15 is stabilized.
[0045]
Further, the retractor device 16 is attached to a roof portion (see the roof rail inner 10 and the rear header 6) via a bracket 17, and the tongue holder 26 is attached to the bracket 17, and the seat belt device 16 is attached to the roof portion. After being attached, a bezel 38 for inserting the seat belt 12 is provided.
[0046]
According to this configuration, the tongues 13 and 15 are held at the predetermined positions of the tongue holder 26 (see FIG. 3) when the top sealing 37 and the bezel 38 are assembled. The work of once inserting the 13 and 15 into the opening of the top ceiling 37 (see the space 39 of the bezel 38) becomes unnecessary, and the assemblability is improved.
[0047]
FIG. 8 shows another embodiment of the vehicle seatbelt device. In this embodiment, guide pieces 17E and 17F are integrally folded at the opening 33 (see FIG. 3) of the bracket 17 downward from the main surface 17A. The seat belt 12 is formed so as to be inserted and guided.
With this configuration, the guide member 34 shown in FIG. 3 can be omitted, and the number of components can be reduced.
[0048]
In this embodiment shown in FIG. 8, the other configurations, operations, and effects are almost the same as those of the previous embodiment. Therefore, in FIG. Description is omitted.
[0049]
FIG. 9 shows still another embodiment of the vehicle seatbelt device. A tapered portion 41 having a wide front side and a narrow rear side is formed integrally with a tongue insertion hole 29 in the tongue holder 26 in front of the tongue insertion hole 29, and a vertical wall 26c is formed on the rear side. A rib 42 as a reinforcing portion is formed integrally with the lower surface of the insertion guide portion 32.
[0050]
With such a configuration, the fitting 15a of the intermediate tongue 15 reaches the tongue insertion hole 29 while being guided by the tapered portion 41, so that the storing operation of the intermediate tongue 15 can be performed more smoothly, and the tongue holder 26 is provided by the rib 42. Rigidity can be improved.
[0051]
In this embodiment shown in FIG. 9, the other configurations, operations, and effects are almost the same as those of the previous embodiment. Therefore, in FIG. Description is omitted.
[0052]
In correspondence between the configuration of the present invention and the above-described embodiment,
The first tongue of the present invention corresponds to the tip tongue 13 of the embodiment,
Similarly,
The second tongue corresponds to the intermediate tongue 15,
The first holding portion corresponds to the tongue housing portion 28,
The second holding portion and the tongue holding portion correspond to the tongue insertion hole 29,
The tongue locking portion corresponds to at least one of the tongue locking claws 30, 31.
The roof part corresponds to the rear header 6 and the roof rail inner 10,
The present invention is not limited only to the configuration of the above embodiment.
[0053]
【The invention's effect】
According to the present invention, the tongue holder for fixing the tongue when the seat belt is not used is provided, the first holding portion for holding the first tongue is provided above the tongue holder, and the second tongue is held below the first holding portion. Since the second holding portion is provided, the first tongue and the second tongue can be stored in each holding portion of the tongue holder by one operation, and the vehicle can be easily attached / detached and can prevent generation of abnormal noise due to contact between both tongues. The purpose of the present invention is to provide a seat belt device.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic side view showing a vehicle seat belt device of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged sectional view of a main part of FIG.
FIG. 3 is an explanatory view when both tongues are stored.
FIG. 4 is an enlarged sectional view of a main part along line BB in FIG. 1;
FIG. 5 is an enlarged side view of a main part of FIG. 1;
FIG. 6 is a plan view of the retractor device and a bracket.
FIG. 7 is a perspective view showing the bracket and the tongue holder as viewed obliquely from below.
FIG. 8 is a sectional view showing another embodiment of the vehicle seat belt device.
FIG. 9 is a sectional view showing still another embodiment of the vehicle seat belt device.
[Explanation of symbols]
6. Rear header (roof)
10. Roof rail inner (roof part)
12: Seat belt 12A: Belt folded portion 13: Tip tongue (first tongue)
14: buckle part 15: middle tongue (second tongue)
15a ... fitting 16 ... retractor device 17 ... bracket 26 ... tongue holder 26a ... opening 26c ... vertical wall 28 ... tongue receiving part (first holding part)
29: Tongue insertion hole (second holding part)
30, 31 ... tongue locking claw (tongue locking portion)
32: insertion guide 38: bezel

Claims

A vehicle seat belt device provided with a seat belt retractor device provided on a roof portion and a tongue holder for fixing a tongue when the seat belt is not used,
The seat belt includes a first tongue that engages with an anchor portion at a distal end, and a second tongue that engages with a buckle portion at an intermediate portion,
A seat belt device for a vehicle, wherein the tongue holder has a first holding portion for holding a first tongue at an upper portion and a second holding portion for holding a second tongue at a lower portion of the first holding portion.

The tongue holder has a vertical wall formed behind the opening through which the seat belt passes,
The first holding portion is configured by a tongue storage portion that protrudes from the upper portion of the vertical wall to the opposite side to the opening and stores the first tongue,
2. The vehicle seatbelt device according to claim 1, wherein the second holding portion includes a tongue holding portion that inserts and holds the second tongue below the vertical wall.

3. The vehicle seatbelt device according to claim 2, wherein a tongue engaging portion for holding a second tongue is formed on a lower surface of the tongue accommodating portion.

3. The vehicle seat belt device according to claim 2, wherein the tongue holding portion is set in a tongue insertion hole, and an insertion guide portion for a second tongue is formed at a rear portion of an edge of the tongue insertion hole.

The second tongue is folded back on the belt portion between the first tongue and the second tongue is locked by the tongue holding portion,
4. The vehicle seatbelt device according to claim 3, wherein an interval between the tongue accommodating portion and the tongue holding portion is set to an interval capable of holding the second tongue by a reaction force of the belt folding.

The retractor device is attached to a roof portion via a bracket, the tongue holder is attached to the bracket, and a bezel for inserting a seat belt is provided after the seat belt device is attached to the roof portion. The vehicle seat belt device according to any one of claims 1 to 5.