【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、背負いバッグやウエストポーチ等の身体に接触させて保持するバッグに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に背負いバッグは、バッグ本体を背中へ密着させるため、背中とバッグ本体相互間にはほとんど通気性がなく、蒸れたり、汗でべとつく等の問題が発生する。
【０００３】
そこで上記問題を解決するものとして、背中と接触する部分をクッション材とし、前記クッション材が凹凸を有すると共に背中に接触する面をメッシュとしたものとしたものが提案されている（特許文献１、２。）。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００１−２０４５４７号公報（図４）
【０００５】
【特許文献２】
実用新案登録第３０６９５６５号公報（図１）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献１のものでは、背中に接触する膨らみ部分では蒸れたり、汗でべたついたりし、また、特許文献２のものでは、背中に接触する正方形状の凸部分で同様のことが生じる。つまり、これらの背負いバッグでは背中へのフィット感が悪く且つバッグ本体と背中相互間は十分な通気性を有するものとはなっていない。
【０００７】
なお、上記のような問題は、背負いバッグだけではなく、ウエストポーチでも同様に存在している。
【０００８】
そこで、この発明では、身体へのフィット感に優れ且つバッグ本体と背中相互間に十分な通気性を持たせることができるバッグを提供することを課題とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
（請求項１記載の発明）
この発明のバッグは、身体に対してバッグ本体が接触する態様で支持されるバッグにおいて、身体への接触部分の全体又は大部分が、立体構造状ネットで構成されている。
（請求項２記載の発明）
この発明のバッグは、上記請求項１記載の発明に関し、立体構造状ネットは、経編編成により、ネット構造をなす表裏素地とこれら両素地を連結する立体構造状ネット連結糸とにより構成されたものである。
（請求項３記載の発明）
この発明のバッグは、上記請求項１又は２記載の発明に関し、バッグ本体は背負いバンドで背負われるものであり、背中に接触する部分が立体構造状ネットである。
（請求項４記載の発明）
この発明のバッグは、上記請求項１又は２記載の発明に関し、バッグ本体はベルトにより腰部に取り付けられるものであり、腹部又は臀部と接触する部分が立体構造状ネットである。
【００１０】
なお、上記発明のバッグの作用・効果については、発明の実施の形態の欄で明らかにする。
【００１１】
【発明の実施の形態】
この発明の実施形態のバッグを図面に従って説明する。
〔実施形態１〕
図１はこの発明の実施形態の背負いバッグＢの斜視図、図２は前記背負いバッグＢを前部から見た斜視図、図３は前記背負いバッグＢを構成する経編編成の立体構造状ネットの拡大斜視図。
（バッグＢの構成について）
この実施形態の背負いバッグＢは、図１や図２に示すように、バッグ本体１と、前記バッグ本体１の一方の面に逢着された大型ポケット２と、前記バッグ本体１の上部に逢着されている把手３と、前記バッグ本体１に逢着された背負いバンド４，４とから構成されている。
（バッグ本体１の構成について）
このバッグ本体１は、図１や図２に示すように、前・後部１０，１１と、両マチ部１２，１２と、上・下マチ部１３，１４とから構成されており、一方の横マチ部１２から上マチ部１３を通って他方の横マチ部１２に至るまでファスナー５で開閉できるようにしてある、
上記した後部１１、横マチ部１２，１２，上マチ部１３及び底マチ部１４は、耐水性を有する合成繊維（ナイロンやポリエステル等、以下記載を省略）から成る布状（織物）状のものから構成されている。
【００１２】
背中に接する前部１０は、図２や図３に示すように、ネット構造をなす表・裏素地１０ａ，１０ｂ，とこれら両素地を連結する連結糸１０ｃとにより構成された立体構造状ネットにより形成されている。この立体構造状ネットは、ネット目空間を画成する立体紐部の保形性がよく、方向性を制御できて構造安定性及び耐圧性に優れると共に適度に弾力性を保持でき、また張力を与えるだけで簡単に立体紐部を構成でき、空隙保有率が高く軽量なものとしている。
【００１３】
ここで、この立体構造状ネットは、通常は合成繊維糸が使用され、ナイロン糸や炭素繊維糸その他の各種の合成繊維のマルチフィラメント糸やモノフィラメント糸、或いはその加工糸や引き揃え糸、合成繊維紡績糸等が好適に用いられる。
もちろん、各種の天然繊維糸や混紡繊維の糸を用いることもできる。
【００１４】
他方、この前部１０の上域部分には、耐水性を有する合成繊維より成る内・外帯体１０Ａ，１０Ｂを逢着してあり、更に、前記外帯体１０Ａ，１０Ｂの両端は両マチ部１２，１２に逢着されている。
【００１５】
なお、前部１０を構成する立体構造状ネットは、図４に示す形態のものでもよい。
（大型ポケット２の構成について）
大型ポケット２は、図１に示すように、耐水性を有する合成繊維から成る偏平な袋状のものであり、外周部をバッグ本体１に逢着して取り付けている。なお、この実施形態のバッグでは、図１に示すように、ファスナー２０を開状態にすることにより大型ポケット２自体に対して収容物を出し入れし得るようにしてあり、またファスナー２１を開状態にすることによりバッグ本体１と大型ポケット２の間に対して収容物を出し入れし得るようにしてある。
（把手３の構成について）
把手３は、図１や図２に示すように、耐水性を有する合成繊維の織物から成る帯体３０の両端部を、上マチ部１３に逢着して構成させてある。なお、前記帯体３０には手による握り感を良くするため革体３１を巻回した状態で逢着してある。
（背負いバンド４，４の構成について）
背負いバンド４，４は、図１や図２に示すように、耐水性を有する合成繊維の織物から成る帯体４０と、前記帯体４０と同部材より成る紐体４１と、前記４０と紐体４１とを長さ調整可能に止める止め具４２とから構成されており、帯体４０の上端を内・外帯体１０Ａ，１０Ｂに、紐体４１の下端をマチ部１２の下部に、それぞれ逢着してある。
【００１６】
なお、上記帯体４０内にはクッション材を収容させてあり、これにより肩への負担を軽減している。
（この背負いバッグＢの機能について）
人Ｍがこの背負いバッグＢを背負った状態を図５や図６に示す。この状態において、人Ｍの背中から臀部にかけて、立体構造状ネットで構成された前部１０が接触する。このバッグＢでは、前記接触状態において以下のような優れた機能を発揮する。
▲１▼．前部１０は立体構造状ネットで構成されており、この立体構造状ネットは表・裏素地１０ａ，１０ｂを連結する連結糸１０ｃの弾力性により、Ｍの背中から臀部にかけての形状に倣ってフィットする。したがって、身体へのフィット感が優れたものになる。
▲２▼．前部１０である立体構造状ネットは、表・裏素地１０ａ，１０ｂがネット目であり且つ表・裏素地１０ａ，１０ｂ相互は連結糸１０ｃで連結されているだけであるから、空隙保有率が非常に高い。よって、通気性が非常に高く前部１０が、Ｍの背中から臀部にかけての形状に倣ってフィットしていても、蒸れたり、汗でべたついたりするようなことはない。つまり、バッグ本体１と人Ｍの背中相互間には十分な通気性がある。
▲３▼．バッグ本体１内に濡れ物が入っていても、通気性が良いので湿気がこもるようなこともない。
〔実施形態２〕
図７はこの発明の実施形態のウエストポーチＢ１（バッグ）の斜視図である。
【００１７】
このウエストポーチＢ１は、図７に示すように、バッグ本体６の両端部にそれぞれベルト７，７を逢着し、前記ベルト７，７相互を止めるバックル８を設けて成るものである。
【００１８】
ここで、このウエストポーチＢ１では、腹部又は臀部と接触する内面部６０が立体構造状ネットで、他の部分は耐水性を有する合成繊維の織物で、それぞれ形成してある。なお、内面部６０を構成する立体構造状ネットは実施形態１と同様の構成のものを採用できる。
【００１９】
このウエストポーチＢ１は上記のような構成であるから、腹部又は臀部へのフィット感に優れ、且つフィットしている身体部分が蒸れたり、汗でべたついたりするようなことはない。また、バッグ本体６内に濡れ物が入っていても、通気性が良いので湿気がこもるようなこともない。
【００２０】
更に、このウエストポーチＢ１では、内面部６０が立体構造状ネットで構成されているから、内部の入れられた携帯電話等の着信音もよく聞こえる。
〔他の実施形態〕
上記実施形態１、２の構成にかえてバッグ本体１の全体を、耐水性を有する合成繊維の織物や布で構成し、背中と接触する部分に立体構造状ネットを逢着するようにしてもよい。バッグ本体６についても同様である。
【００２１】
また、上記実施形態１，２では、前部１０や内面部６０の全体を立体構造状ネットで構成させたが、これに限定されることなく、大部分であってもよい。
【００２２】
更に、背負いバンド４の身体と接触する部分（肩部、胸部、脇部にかけた部分）に立体構造状ネットを逢着することもできる。
【００２３】
【発明の効果】
この発明は上記のような構成であるから次の効果を有する。
【００２４】
発明の実施の形態の欄に記載した内容から、身体へのフィット感に優れ且つバッグ本体と背中相互間に十分な通気性を持たせることができるバッグを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施形態１の背負いバッグの斜視図。
【図２】前記背負いバッグを背中と接触する部分から見た斜視図。
【図３】前記背負いバッグを構成する経編編成の立体構造状ネットの斜視図。
【図４】前記背負いバッグを構成する他の実施形態の経編編成の立体構造状ネットの斜視図。
【図５】人が前記背負いバッグを背負った状態を示す側面図。
【図６】人が前記背負いバッグを背負った状態を示す平面図。
【図７】この発明の実施形態２のバッグ（ウエストポーチ）の斜視図。
【符号の説明】
Ｂ 背負いバッグ
Ｂ１ ウエストポーチ
１ バッグ本体
４ 背負いバンド
６ バッグ本体
７ ベルト
１０ 前部（立体構造状ネット）
６０ 内面部（立体構造状ネット）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a bag that is held in contact with a body, such as a backpack or a waist pouch.
[0002]
[Prior art]
Generally, in a bag carrying a bag, since the bag body is brought into close contact with the back, there is almost no air permeability between the back and the bag body, and problems such as stuffiness and stickiness due to sweat occur.
[0003]
In order to solve the above-mentioned problem, there has been proposed a structure in which a portion in contact with the back is made of a cushion material, and the cushion material has irregularities and a surface in contact with the back is made of a mesh (Patent Document 1, 2).
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2001-204547 A (FIG. 4)
[0005]
[Patent Document 2]
Japanese Utility Model Registration No. 3069565 (FIG. 1)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of Patent Literature 1, the bulging portion that comes into contact with the back gets stuffy or sticky with sweat, and in the case of Patent Literature 2, the same occurs with the square convex portion that comes into contact with the back. In other words, these carrying bags have a poor fit to the back and do not have sufficient air permeability between the bag body and the back.
[0007]
In addition, the above-mentioned problem exists not only in a carrying bag but also in a waist pouch.
[0008]
In view of the above, an object of the present invention is to provide a bag which has an excellent fit to the body and can have a sufficient air permeability between the bag body and the back.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
(Invention of claim 1)
The bag of the present invention is a bag that is supported in such a manner that the bag body comes into contact with the body, and the whole or most of the contact portion with the body is formed of a three-dimensional structure net.
(Invention of claim 2)
The bag according to the present invention relates to the invention according to claim 1, wherein the three-dimensionally structured net is formed by warp knitting with front and back fabrics forming a net structure and three-dimensionally structured net connecting yarns connecting these two fabrics. Things.
(Invention of claim 3)
The bag according to the present invention relates to the invention described in claim 1 or 2, wherein the bag main body is carried by a backing band, and a portion in contact with the back is a three-dimensionally structured net.
(Invention of Claim 4)
The bag according to the present invention relates to the first or second aspect of the present invention, wherein the bag body is attached to a waist by a belt, and a portion in contact with the abdomen or buttocks is a three-dimensionally structured net.
[0010]
The operation and effect of the bag of the invention will be clarified in the section of the embodiment of the invention.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
A bag according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[Embodiment 1]
FIG. 1 is a perspective view of a backing bag B according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a perspective view of the backing bag B as viewed from the front, and FIG. 3 is a three-dimensional structure net of warp knitting constituting the backing bag B. FIG.
(About the structure of the bag B)
As shown in FIGS. 1 and 2, the backpack B of this embodiment has a bag body 1, a large pocket 2 attached to one surface of the bag body 1, and an upper part of the bag body 1. And a backing band 4 attached to the bag body 1.
(About the configuration of the bag body 1)
As shown in FIGS. 1 and 2, the bag body 1 includes front and rear portions 10 and 11, both gusset portions 12 and 12, and upper and lower gusset portions 13 and 14. It can be opened and closed with the fastener 5 from the gusset part 12 to the other side gusset part 12 through the upper gusset part 13,
The above-mentioned rear part 11, lateral gusset parts 12, 12, top gusset part 13, and bottom gusset part 14 are cloth-like (woven) made of water-resistant synthetic fiber (nylon, polyester, etc., omitted from the following description). It is composed of
[0012]
As shown in FIGS. 2 and 3, the front portion 10 contacting the back is formed by a three-dimensional structure net constituted by front and back base materials 10a and 10b forming a net structure and a connecting yarn 10c connecting these base materials. Is formed. This three-dimensional structural net has good shape retention of the three-dimensional string that defines the net space, can control directionality, is excellent in structural stability and pressure resistance, can hold moderate elasticity, and can maintain tension. The three-dimensional cord part can be easily configured simply by giving it, and it has a high void holding ratio and is lightweight.
[0013]
Here, this three-dimensional structural net is usually made of synthetic fiber yarn, such as multi-filament yarn or monofilament yarn of various kinds of synthetic fibers such as nylon yarn, carbon fiber yarn or the like, processed yarn, drawn yarn, synthetic fiber yarn. Spun yarn and the like are preferably used.
Of course, various natural fiber yarns and yarns of blended fibers can also be used.
[0014]
On the other hand, inner and outer bands 10A and 10B made of water-resistant synthetic fibers are adhered to the upper region of the front portion 10, and both ends of the outer bands 10A and 10B are provided with both gusset portions. It is met on 12,12.
[0015]
The three-dimensional structural net constituting the front part 10 may be in the form shown in FIG.
(About the configuration of the large pocket 2)
As shown in FIG. 1, the large pocket 2 is a flat bag made of water-resistant synthetic fiber, and has an outer peripheral portion attached to the bag body 1. In the bag of this embodiment, as shown in FIG. 1, the fastener 20 is opened so that the contents can be taken in and out of the large pocket 2 itself, and the fastener 21 is opened. By doing so, it is possible to put in and out the contents between the bag body 1 and the large pocket 2.
(About configuration of handle 3)
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the handle 3 has a structure in which both ends of a band 30 made of a woven fabric of water-resistant synthetic fiber meet the upper gusset 13. The band 30 is wound around a leather body 31 in order to improve the grip by hand.
(About the structure of the carrying bands 4 and 4)
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the backing bands 4 and 4 include a band 40 made of a woven fabric of water-resistant synthetic fiber, a string 41 made of the same member as the band 40, And a stopper 42 for stopping the body 41 so that the length thereof can be adjusted. The upper end of the band body 40 is located at the inner / outer band bodies 10A and 10B, and the lower end of the string body 41 is located at the lower part of the gusset part 12, respectively. I have met.
[0016]
Note that a cushion material is accommodated in the band body 40, thereby reducing the burden on the shoulder.
(About the function of this bag B)
A state in which the person M carries the bag B is shown in FIGS. In this state, the front part 10 formed of the three-dimensionally structured net comes into contact with the person M from the back to the buttocks. The bag B exhibits the following excellent functions in the contact state.
▲ 1 ▼. The front part 10 is formed of a three-dimensionally structured net. The three-dimensionally structured net fits in the shape from the back to the buttocks of M due to the elasticity of the connecting yarn 10c connecting the front and back bases 10a and 10b. I do. Therefore, the fit to the body is excellent.
▲ 2 ▼. In the three-dimensional structural net which is the front part 10, the front and back bases 10a and 10b are nets, and the front and back bases 10a and 10b are merely connected to each other by the connecting yarn 10c. Very high. Therefore, even if the front part 10 has a very high air permeability and fits according to the shape from the back to the buttocks of M, it does not become stuffy or sticky with sweat. That is, there is sufficient air permeability between the bag body 1 and the back of the person M.
(3). Even if wet matter is contained in the bag body 1, since the air permeability is good, there is no dampness.
[Embodiment 2]
FIG. 7 is a perspective view of a waist pouch B1 (bag) according to the embodiment of the present invention.
[0017]
As shown in FIG. 7, the waist pouch B1 has belts 7, 7 attached to both ends of a bag body 6, and buckles 8 for stopping the belts 7, 7 are provided.
[0018]
Here, in the waist pouch B1, the inner surface portion 60 that comes into contact with the abdomen or buttocks is formed of a three-dimensionally structured net, and the other portions are formed of water-resistant synthetic fiber fabric. The three-dimensionally structured net constituting the inner surface portion 60 may have the same configuration as that of the first embodiment.
[0019]
Since the waist pouch B1 is configured as described above, the waist pouch B1 has an excellent fit to the abdomen or buttocks, and the fitted body part does not get stuffy or sticky with sweat. Further, even if a wet substance is contained in the bag body 6, since the air permeability is good, there is no dampness.
[0020]
Further, in the waist porch B1, the inner surface portion 60 is formed of a three-dimensionally structured net, so that a ring tone of a mobile phone or the like inserted therein can be heard well.
[Other embodiments]
Instead of the configuration of the first and second embodiments, the entire bag body 1 may be composed of a woven fabric or cloth of synthetic fiber having water resistance, and a three-dimensional structural net may be attached to a portion that comes into contact with the back. . The same applies to the bag body 6.
[0021]
In the first and second embodiments, the entirety of the front portion 10 and the inner surface portion 60 is configured by a three-dimensionally structured net. However, the present invention is not limited to this, and may be the majority.
[0022]
Further, a three-dimensional structure net can be attached to a portion of the backpack band 4 that comes into contact with the body (a portion applied to the shoulder, chest, and side portions).
[0023]
【The invention's effect】
The present invention has the following effects because it has the above configuration.
[0024]
From the content described in the section of the embodiment of the present invention, it was possible to provide a bag having an excellent fit to the body and sufficient air permeability between the bag body and the back.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a backpack according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of the backpack as viewed from a portion in contact with a back.
FIG. 3 is a perspective view of a three-dimensionally structured net of warp knitting constituting the backpack.
FIG. 4 is a perspective view of a three-dimensionally structured net of warp knitting according to another embodiment constituting the backpack.
FIG. 5 is a side view showing a state in which a person carries the carrying bag.
FIG. 6 is a plan view showing a state in which a person carries the bag.
FIG. 7 is a perspective view of a bag (waist pouch) according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
B Backpack B1 Waist pouch 1 Bag body 4 Backpack band 6 Bag body 7 Belt 10 Front (3-dimensional net)
60 Inner surface (three-dimensional structural net)
