JP2004147702A - 縫合器 - Google Patents

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Abstract

【課題】外科手術に用いられ、人体の生体組織の縫合を行う縫合器において、縫合作業を行う際の組織把持機構を改良する。
【解決手段】先端作動部が、複数のステープルが複数のステープル列を構成して格納されるステープルカートリッジ34と、ステープルカートリッジ34に対して開閉可能に連結されステープルを成形する成形部を有するアンビル36と、を有し、ステープルカートリッジ34内には、ステープルをアンビル36の方向へと押し出すべくステープルカートリッジ34内を近位位置から遠位位置まで移動するステープル押出部材54と、カッター48と、ステープル押出部材54及びカッター48と共に連動してステープルカートリッジ34内を近位位置から途中位置まで移動すると共に、該途中位置において停止してアンビル36とステープルカートリッジ34の離反を阻止するアンビルロック50と、を備える。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外科手術に用いられ、人体の生体組織の縫合を行う縫合器に関し、特にその改良された把持機構を有する縫合器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の縫合器としては、その先端作動部に、ステープル及びカッターを収容するステープルカートリッジと、アンビルとを備えており、縫合の際には、ステープルカートリッジ内にあるステープルをアンビルの方向へと押し出して、ステープルを成形すると共に、ステープル列の間をカッターを移動させていき、組織の縫合及び切断を行うものが知られている。このステープルの成形を確実に行うためには、アンビルの押出し時に、ステープルカートリッジとアンビルとの間で組織が確実に把持されていることが必要である。
【0003】
この把持を維持するための手段として、カートリッジとアンビルに両者を閉じたときに互いに係合する係合手段を設けたものが知られている(特許文献1参照。)。この特許文献1記載では、係合手段として、例えば、カートリッジの先端部に係止爪、アンビルの先端部に係止軸を設けており、縫合及び切断の操作と同時に、係止爪が係止軸に係合するようになっている。
【0004】
また、これ以外にカートリッジとアンビルとの把持を行うための手段として、縫合及び切断の操作の際に、作動機構が、アンビルとステープルカートリッジとを徐々に接近させながら、ステープルをアンビルに向かって押し出して成形するものが知られている(特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−317322号公報(第1欄第7行〜第10行、第4欄第30行〜第5欄第3行)
【特許文献2】
特開平8−173437号公報(第1欄第14行〜第19行)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載されたような構成では、アンビルとカートリッジの先端部に係合爪と係止軸といった係合手段を備えなければならないため、構造が非常に複雑になり、さらに、その先端部の外径が太くなるという問題がある。また、操作部を操作したときに、係合手段を互いに係合させるための操作部材が移動し、それと共に、ステープルを打ち出すためのプッシャプレート及びナイフが前進するようになっているが、係合部材が係合した後は、操作部材が移動しないようにするための機構が必要であり、構造が複雑になる。また、把持した組織を越えて係合手段を互いに係合させなければならないため、その係合が確実に行われるかどうかの安定性に欠けるという問題もある。
【0007】
また、特許文献2に記載されたような構成では、把持と縫合とを同時に行っていくために、例えば、非常に組織が厚い場合に、操作中に大きな摩擦抵抗が作用し、大きな操作力を要し、術者にかかる負担が大きくなる。また、作動機構が途中で動かなくなる危険性もある、という問題がある。
【0008】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、その目的は、縫合作業を行う際に、組織把持の改良がなされた縫合器を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明は、ハンドル部と、ハンドル部の遠位側に位置する先端作動部と、ハンドル部と先端作動部とを連結する連結部と、を備え、先端作動部は、複数のステープルが複数のステープル列を構成して格納されるステープルカートリッジと、該ステープルカートリッジに対して開閉可能に連結されステープルを成形する成形部を有するアンビルと、を有し、ステープルカートリッジ内には、ステープルをアンビルの方向へと押し出すべくステープルカートリッジ内を近位位置から遠位位置まで移動するステープル押出部材と、ステープル押出部材と共に近位位置から遠位位置までステープル列の間を移動するカッターと、前記ハンドル部の操作に連動して、ステープル押出部材及びカッターを駆動する駆動部と、を備える縫合器において、
前記先端作動部は、さらに、前記ステープル押出部材及びカッターと共に連動して近位位置から途中位置まで移動すると共に、該途中位置において停止してアンビルとステープルカートリッジの離反を阻止するアンビルロックを備えることを特徴とする。
【0010】
この構成により、縫合・切断を行うために、ハンドル部を操作して駆動部により、ステープル押出部材及びカッターとを駆動して、ステープル押出部材及びカッターとをそれぞれ近位位置から移動させると、これらに連動して、アンビルロックが移動し、途中位置まで達すると停止して、アンビルとステープルカートリッジの離反を阻止する。これにより、その途中位置よりもさらに遠位位置に向かってステープル押出部材とカッターとが縫合及び切断を行うために移動しても、そのときに、アンビルロックが途中位置において、アンビルとステープルカートリッジとの間の離反を阻止するために、結果としてアンビルがステープルカートリッジに対して閉じて組織を把持する状態が確実に維持されて、アンビルとステープルカートリッジとによるステープルの成形が確実に行われる。こうして、特に把持力が弱くなりやすい遠位位置において、アンビルとステープルカートリッジによる把持を確保するので、縫合を確実に最後まで行うことができる。
【0011】
アンビルロックは、途中位置において停止した状態でのみ、アンビルとステープルカートリッジの離反を阻止するために、ステープル押出部材及びカッターを移動させる際の操作において大きな抵抗力が作用することはない。
【0012】
アンビルロックは複数設けることができ、各アンビルロックが異なる途中位置において、アンビルとステープルカートリッジの離反を阻止することができる。ステープル押出部材とカッターの近位位置から遠位位置までの移動ストロークが長い場合には、複数の途中位置において、アンビルロックがアンビルとステープルカートリッジの離反を阻止するとより効果的となる。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記アンビルロックの上端部は、前記アンビルに形成されたスロット内を移動して、前記途中位置において、該スロットに形成された係合部に係合することを特徴とする。この構成により、近位位置から途中位置までは、アンビルロックは、アンビルのスロット内を移動するだけであるので、アンビル及びアンビルロックは係合しておらず、両者の間で大きな力が作用することはない。よって操作性は良好である。また、アンビルロックがアンビルに途中位置においてスロットの端部にある係合部に係合した後も、組織は、アンビル及びステープルカートリッジに把持されている状態が維持されているので、特別に大きな操作力を要することはない。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のものにおいて、前記アンビルロックの上端部及びスロットの係合部は、互いに摺接可能なテーパ面となっていることを特徴とする。この構成により、アンビルロックが途中位置において、アンビルに係合する際に、両者のテーパ面が摺接することで円滑に係合動作を行うことができる。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のものにおいて、前記アンビルロックは、係合手段を介してステープル押出部材及びカッターのいずれか一方と連結され、先端作動部は、該係合手段が近位位置から途中位置までステープル押出部材及びカッターのいずれか一方と係合し、該途中位置において、係合が外れるように、係合手段を誘導する誘導手段をさらに備えることを特徴とする。この構成により、1つの駆動部の動作のみで、ステープル押出部材及びカッターと共にアンビルロックを初期位置から途中位置まで移動させて、そして、途中位置でアンビルロックのみを停止させることができる。この誘導手段は、例えば、ステープルカートリッジ内またはアンビル内に設けることができる。
【0016】
前記アンビルロックは、近位位置から途中位置までカッターの後側を追随して移動するようにすることができる。
【0017】
これにより、アンビルロックは、カッターによって組織が切断された後を移動することができ、アンビルロックの移動によって組織から受ける抵抗力を小さくすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。以下の実施形態は本発明を限定するものではない。尚、説明において、術者側を近位側、術者から遠ざかる側を遠位側ということにする。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態に係る縫合器の全体の斜視図である。この縫合器は、既存のものの主構成と同様に、主として、器具の近位側に位置するハンドル部10と、器具の遠位側に位置する先端作動部30と、先端作動部30とハンドル部10とを連結するシャフト部20と、から構成される。
【0020】
ハンドル部10には、先端作動部30に組織を把持させるためのクランプハンドル12と、該クランプハンドル12よりも遠位側にあって、先端作動部30に切断・縫合を行わせるためのファイヤハンドル14とが設けられる。
【0021】
シャフト部20内には、クランプハンドル12の操作力をアンビルに伝達する第1の伝達部と、ファイヤハンドル14の操作力をアンビルに伝達する第2の伝達部とが配設される。また、シャフト部20の近位端には、回転ダイヤル26が設けられており、回転ダイヤル26を回転させることにより、シャフト部20を回転させて、先端作動部30をシャフト部20の軸線を中心として回転させて所望の回転位置に変えることができるようになっている。
【0022】
先端作動部30には、体内組織を挟持する開閉自在のジョー部32が設けられる。このジョー部32は、ステープルカートリッジ34と、このステープルカートリッジ34に対して開閉可能に連結されるアンビル36とから構成される。
【0023】
図2に示すように、ステープルカートリッジ34はカートリッジハウジング40を有する。カートリッジハウジング40は、半円形横断面をなして複数のステープル52を収納するカートリッジ44を受け入れるためのもので、カートリッジハウジング40の上端部には、カートリッジ44に形成され横方向に突出する凸部44aが係止する鉤部40aが設けられており、カートリッジハウジング40に対してカートリッジ44が着脱可能・交換可能に受け入れられる。
【0024】
カートリッジハウジング40内には、主にコ字状横断面をなしてカートリッジ44が着座するカートリッジ受けであるケース42が設けられる。図3に示すように、ケース42の両側にあるフランジ42cには、前記カートリッジ44の横方向に突出する凸部44bと嵌合するための嵌合孔42dが形成されている。
【0025】
また、ケース42のベース42aには、その横方向中央部に、長手方向に沿ってスリット42bが形成される。ケース42の平坦なベース42aと、半円形横断面を有するカートリッジハウジング40との間に形成される空間には、図4及び5に示すように、前記第2の伝達部に連結されたファイヤアクチュエータ46が長手方向に移動可能に配設される。また、このケース42のスリット42bには、後述の組織の切断を行うカッター48と、アンビル36のロックを行うアンビルロック50とが挿通される。
【0026】
カートリッジ44には、その上面に複数の小さな孔44cが形成されており、各孔44cには、U字型のステープル52がその両端部をアンビル36の方へと向けて、該孔44cから放出可能に格納されている。この孔44cは、カートリッジ44の長手方向に整列したものを一列として、複数の列を形成しており、同列の孔は、下部において、互いに連通した溝となっている。
【0027】
また、各孔44cには、ステープル52の下側にステープル52を支持すると共に縫合時にステープル52をアンビル36の方へと押し出すためのプッシャー53(図5参照)が配設されている。プッシャー53の近位側の下面は、テーパ状のカム面となっている。
【0028】
また、カートリッジ44の横方向中央部には、中央にある2つのステープル列の間で且つ前記ケース42のスリット42bと整合するようにして、スロット44dが形成される。そして、そのスリット44dの両溝側面には、その横方向に凹んだ凹面44eが形成されており、図7に示したように、その凹面の領域は、近位端の下端において、近位端に向かうに従ってその高さが高くなったカム面44fとなっており、また、遠位端の上端において、遠位端に向かうに従ってその高さが低くなったカム部44gとなっている。これらの凹面44e、カム面44f、44gは、後述のロックピン56を誘導する誘導路(誘導手段)を構成する。
【0029】
カートリッジ44の近位端には、カートリッジ44とケース42のベース部42aの間に、前記プッシャー53のカム面と係合して、プッシャー53を押し出すためのステープル押出部材54が移動可能に配設される。ステープル押出部材54の遠位側の上面は、前記プッシャー53のカム面と協働するテーパ状のカム面となっており、ステープル押出部材54は、初期時には、図4に示すように、カートリッジ44の近位端に配置され、その後方に配置されるカッター48によって遠位側へと押出し可能となっている。
【0030】
カートリッジハウジング40内のカートリッジ44及びケース42よりも近位側には、横方向両側に2つのガイド部材60、62が配設される(図6)。このガイド部材60、62は、初期時において、これらの間で、カッター48及びアンビルロック50を格納するためのものである。ガイド部材60、62には、中央部にカートリッジ44の長手方向に伸びる溝60a、62aがそれぞれが形成されており、また、その上面は平坦面60b、62bとなっており、該平坦面60b、62bは、アンビル36が閉じた時にアンビル36を受ける面となる。
【0031】
前記カッター48には、その遠位端において切断面48aが形成されている。カッター48は、前記ケース42のスリット42bを上下方向に挿通しており、その下端には横方向に折曲された折曲部48bが形成され、該折曲部48bは、前記ケース42のベース42aとカートリッジハウジング40の間に形成される空間内に挿入され、そこでファイヤアクチュエータ46と連結する。さらに、カッター48には、後端部へと延びる延長部48cが形成されており、この延長部48cは爪形状をなしており、後述のロックピン56を係止している。
【0032】
また、初期時においてカッター48よりもやや後方の近位側には、前記アンビルロック50が配置される。アンビルロック50は、その上端部に遠位方向に突出したエッジ部50aが形成されており、このエッジ部50aは、後述のアンビル36の係合部36cに係合可能となるように、テーパ形状をなしている。また、中央部に開口50bが形成されており、該開口50bを横方向に伸びるロックピン56(係合手段)が挿通されている。開口50bは、ロックピン56が上下方向に移動可能なるよう、上下方向に伸びている。そして、開口50bの上下方向中央部には弾性突起50dが形成されており、ロックピン56は、開口50bの上位位置にあるときには、弾性突起50dで引っ掛かることで、その上位位置を維持する。
【0033】
また、アンビルロック50は、前記ケース42のスリット42b及びカートリッジ44のスロット44dを上下方向に挿通しており、その下端には横方向に折曲された折曲部50cが形成されている。折曲部50cの横断面は、前記ケース42のベース42aとカートリッジハウジング40の間に形成される空間の横断面に合致した形状となっており、該空間内に挿入される(図5参照)。
【0034】
カッター48及びアンビルロック50は、初期時において、カートリッジハウジング40の近位端にあり、そこで、ガイド部材60、62の間にある。アンビルロック50の開口50bを挿通するロックピン56の両端は、ガイド部材60、62の溝60a、62aに受け入れられており、ロックピン56は、開口50bの上位位置にあり、その位置で、ロックピン56にカッター48の延長部48cが係合し、アンビル50はカッター48と連結される。
【0035】
次に、アンビル36には、図8ないし図10に示すように、前記カートリッジ44の孔44cに対応して、カートリッジ44の対向面に、前記U字型のステープル52を成形するための複数の成形凹面36a(成形部)が形成されている。同様に、アンビル36のカートリッジ44の対向面には、前記カートリッジ44のスロット44dに対応して、横方向中央部に長手方向に伸びるスロット36bが形成される。このスロット36bは、アンビル36の近位端から遠位端まで伸びており、近位端から途中位置となる長手方向中間部までは深さが深く、途中位置から遠位端は深さが浅くなっており、深さが変化する途中位置の長手方向中間部には、上方へと向いたテーパ面となった係合部36cが形成されている。そして、スロット36bの近位端から途中位置までの深さの深い部分を、前記アンビルロック50のエッジ部50aが摺動可能となっており、そして、アンビルロック50のエッジ部50aが途中位置に達すると、そこで、テーパ部36cに係合して、アンビルロック50はそれ以上遠位側へと移動することはできない。アンビル36の近位端部の両側には、ステープルカートリッジ34側へと下方へと伸びる耳部36dが設けられており、この耳部36dには、第1の伝達部に連結されるアンビルアクチュエータ45が軸着されており、また、耳部36dには、横方向外方にピン36eが突設されており、このピン36eは、カートリッジハウジング40の近位端部において設けられた溝部内で移動可能となっている。
【0036】
アンビルアクチュエータ45及びファイアアクチュエータ46(駆動部)は、主に弾性線状部材から構成されており、これらは、図9に示すように2層構造となっており、アンビルアクチュエータ45内にファイアアクチュエータ46が摺動可能に配設されている。アンビルアクチュエータ45の最遠位端は、アンビル36の耳部36dに軸着され、ファイヤアクチュエータ46は、アンビルアクチュエータ45からさらに遠方へと伸びて、その最遠位端はカッター48の折曲部48bに連結している。アンビルアクチュエータ45及びファイアアクチュエータ46は互いに独立して動き、連動はしない。
【0037】
ガイド部材62の横方向外側には、アンビル回転ロック64が配設される(図6、13参照)。アンビル回転ロック64には、コイルバネ66が巻回されており、コイルバネ66の一端は、カートリッジハウジング40に形成された溝40bに挿入されている。カートリッジ44がカートリッジハウジング40内に取り付けられていない状態では、コイルバネ66の付勢力によって、アンビル回転ロック64の先端は、カートリッジハウジング40から突出して、アンビル36に形成された側溝36fにはめ込まれている。これにより、アンビル36は閉鎖が阻止される。カートリッジ44がカートリッジハウジング40に取り付けられると、アンビル回転ロック64の他端が押されて、下方へと回転させるので、アンビル回転ロック64の一端が、アンビル36の側溝36fから外れて、アンビル36の閉鎖が可能となる。つまり、カートリッジ44がカートリッジハウジング40内に受け入れられていない状態においては、アンビル36が閉鎖できないようになっている。さらに、ハンドル部10においては、アンビル36が閉鎖されないと、ファイヤハンドル14を操作することができないようになっており、これにより、カートリッジ44が装填されていない状態で、カッター48及びアンビルロック50が遠位方向へと移動できないようにして、誤動作を防止している。
【0038】
以上のように構成される縫合器においてその作用を説明する。尚、カートリッジ44は、既に装填されているとする。
【0039】
まず、目的部位が決まると、組織の把持を行うためにクランプハンドル12を操作する。クランプハンドル12への操作力は、第1伝達部に伝達し、アンビルアクチュエータ45を近位端へと引き込む。アンビルアクチュエータ45は、アンビル36の耳部36dに軸着されており、アンビル36の後端部が近位側に引き込まれる。アンビル36が引き込まれると、アンビル36がカートリッジハウジング40の近位端側へと引き込まれ、アンビル36のピン36eがカートリッジハウジング40の溝内で移動して、アンビル36が閉鎖し、アンビル36とカートリッジハウジング40との間で組織が把持される(図10参照)。
【0040】
こうして、アンビル36とカートリッジハウジング40との間に組織が把持されると、次に組織の切断・縫合を行うために、ファイヤハンドル14が操作される。ファイヤハンドル14の操作力は、第2伝達部に伝達し、ファイヤアクチュエータ46を遠位方向へと押し出す。これによりファイヤアクチュエータ46の遠位端に連結するカッター48の折曲部48bが遠位方向へと移動する。カッター48が移動すると、カッター48によって、ステープル押出部材54が押し出されて、移動する。また、カッター48の延長部48cに係止されたロックピン56及びそのロックピン56が挿通するアンビルロック50が共に遠位方向への移動を開始する。
【0041】
ステープル押出部材54の移動に伴い、ステープル押出部材54のテーパ面が、近位から遠位まで順に配列された各プッシャー53のテーパ面に順次摺接し、各プッシャー53を上方のアンビル36方向へと押し出す。これにより、プッシャー53がステープル52をカートリッジ44から放出させる。ステープル52は、組織を貫通して、アンビル36の成形凹面36aによって成形されて、組織を縫合する。
【0042】
また、カッター48は、ステープル52による縫合列の中央列の間を移動して、その切断面48aが組織を切断していく。
【0043】
アンビルロック50は、ロックピン56を介してカッター48に牽引されていく。アンビルロック50はカッター48と共にカートリッジ44のスロット44d内を移動していき、ロックピン56の両端は、カートリッジ44のスロット44dの両溝側面に形成された凹面44e内に嵌入されて、該凹面44e内を移動していく。また、アンビルロック50のエッジ部50aは、アンビル36のスロット36b内を移動していく。
【0044】
カッター48がカートリッジ44の途中位置まで到達すると、ロックピン56の両端が凹面44eの遠位端にあるカム部44gにまで達して、該カム部44gによりロックピン56は下方へと誘導される。これにより、ロックピン56は、アンビルロック50の開口50b内において、弾性突起50dに抗して下位位置へと移動し、カッター48の延長部48cとの係合は外れることになる。また、これと同じタイミングにおいて、アンビルロック50のエッジ部50aがアンビル36のスロット36bの遠位端にある係合部36cまで達し、そこで係合する(図11)。
【0045】
こうして、アンビルロック50だけは途中位置の長手方向中間部付近に留まり、カッター48及びステープル押出部材54は、ファイヤアクチュエータ46の移動と共にさらに遠位方向へと移動して、切断及び縫合を行う。
【0046】
アンビルロック50は、長手方向中間部付近において、その下端の折曲部50cがケース42のベース42aとカートリッジハウジング40の間の空間に係合しており、その上端のエッジ部50aがアンビル36の係合部36cに係合している。つまり、アンビルロック50は、その長手方向中間位置付近において、アンビル36とステープルカートリッジ34との間の離反を阻止しており、このアンビルロック50が留まっている地点が、アンビル36にとっての新たな支点となる。よって、アンビル36の支点から遠位端までの距離が短くなり、アンビル36の閉鎖状態が維持されることとなる。
【0047】
このようにして、アンビル36が確実にステープルカートリッジ34に閉じた状態を維持するために、ステープル52の成形が確実に行われることとなる。
【0048】
ステープル押出部材54及びカッター48が、カートリッジ44の遠位端まで移動すると、縫合及び切断が終了する(図12)。ハンドル部10におけるファイヤ解除動作により、ファイヤアクチュエータ46は近位方向へと移動する。これにより、ファイヤアクチュエータ46の遠位端に係合しているカッター48の折曲部48bが近位方向へと移動する。カッター48が近位方向へと移動して、長手方向中間付近まで達すると、カッター48が下位位置にあるロックピン56に当接し、ロックピン56をアンビルロック50と共に近位方向へと移動させる。
【0049】
さらに、カッター48と共にロックピン56及びアンビルロック50がカートリッジ44の近位端へと移動すると、ロックピン56の両端がカートリッジ44のスロット44d内の凹面44eの近位端にあるカム面44fにまで達して、該カム面44fによりロックピン56は上方へと誘導される。これにより、ロックピン56は、アンビルロック50の開口50b内において、弾性突起50dに抗して上位位置へと戻り、さらに、近位方向へと移動して、ガイド部材60、62の溝60a、62a内へと移動し、初期状態に戻る。
【0050】
この後、必要に応じてカートリッジ44をカートリッジハウジング40から取り出し、ステープル52が充填された新たなカートリッジ44に交換して、再度、組織の挟持、縫合及び切断を行うことができる。
【0051】
以上の実施形態において、アンビルロック50は、ステープルカートリッジ34及びアンビル36の新たな支点を提供する。従って、アンビルロック50の停止位置を、ステープルカートリッジ34及びアンビル36の長手方向中間位置付近にすると、効果的である。
【0052】
以上の実施形態では、アンビルロック50に上下方向に移動可能なロックピン56と、該ロックピン56を誘導するカートリッジ44の凹面44eによる誘導路と、を用いて、アンビルロック56を途中位置に停止させる構成について説明したが、これに限るものではない。アンビルロック50を途中位置で停止させるものとして、アンビル36に、アンビルロック50を途中位置でアンビル36の係合部に誘導させる誘導手段を設けることも可能である。例えば、誘導手段としては、以上の実施形態で表したアンビル36のスロット36bの係合部36cに形成されたテーパ面を用いることができる。係合部36cは、アンビルロック50のエッジ部50aに形成されたテーパ面に係合するので、この係合部36cのテーパ面によって、アンビルロック50をアンビル36の方へと移動させて、この移動により、アンビルロック50とカッター48との係合を解除するとよい。
【0053】
また、ステープルカートリッジ34及びアンビル36の長手方向長さが長い場合には、複数のアンビルロック50を設けることも可能である。この場合、複数のアンビルロック50をカートリッジのスロット44d及びアンビル36のスロット36b内で並列に配置して、順次アンビルロック50をアンビル36の複数の係合部36cに係合させていく。これにより、複数の地点にて、アンビル36とステープルカートリッジ34との離反を阻止するので、縫合及び切断の距離が長い場合でも、その全距離に亘って、アンビル36とステープルカートリッジ34とのよる組織把持を確保することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、アンビルロックが途中位置において、アンビルとステープルカートリッジとの間の離反を阻止するために、結果としてアンビルがステープルカートリッジに対して閉じて組織を把持する状態が確実に維持されて、よって、アンビルとステープルカートリッジとによるステープルの成形が確実に行われることになる。こうして、特に把持力が弱くなりやすい遠位位置において、アンビルとステープルカートリッジによる把持を確保するので、縫合を確実に最後まで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る縫合器の全体斜視図である。
【図2】ステープルカートリッジの斜視図である。
【図3】ステープルカートリッジに収納されるカートリッジ及びケースの分解斜視図である。
【図4】先端作動部の破断斜視図である(ガイド部材を省略している)。
【図5】ステープルカートリッジの横断面図である。
【図6】ステープルカートリッジの収納されるステープル押出部材、カッター、アンビルロック、ガイド部材、アンビル回転ロックの分解斜視図である。
【図7】ステープルカートリッジの破断側面図である。
【図8】アンビルの斜視図である。
【図9】アンビルの裏面から見た斜視図である。
【図10】ステープルカートリッジ及びアンビルの破断側面図であり、初期状態を表す。
【図11】ステープルカートリッジ及びアンビルの破断側面図であり、アンビルロックが途中位置にある状態を表す。
【図12】ステープルカートリッジ及びアンビルの破断側面図であり、アンビルロックが途中位置にあり、縫合と切断が終了した状態を表す。
【図13】アンビル回転ロックと、アンビルの一部の側面図である。
【符号の説明】
10 ハンドル部
20 連結部
30 先端作動部
34 ステープルカートリッジ
36 アンビル
36a 成形凹面(成形部)
36b スロット
36c 係合部
44e 凹面(誘導手段)
44f カム面(誘導手段)
44g カム面(誘導手段)
46 ファイアアクチュエータ(駆動部)
48 カッター
50 アンビルロック
50a エッジ部
52 ステープル
54 ステープル押出部材
56 ロックピン(係合手段)

Claims (4)

  1. ハンドル部と、ハンドル部の遠位側に位置する先端作動部と、ハンドル部と先端作動部とを連結する連結部と、を備え、先端作動部は、複数のステープルが複数のステープル列を構成して格納されるステープルカートリッジと、該ステープルカートリッジに対して開閉可能に連結されステープルを成形する成形部を有するアンビルと、を有し、ステープルカートリッジ内には、ステープルをアンビルの方向へと押し出すべくステープルカートリッジ内を近位位置から遠位位置まで移動するステープル押出部材と、ステープル押出部材と共に近位位置から遠位位置までステープル列の間を移動するカッターと、前記ハンドル部の操作に連動して、ステープル押出部材及びカッターを駆動する駆動部と、を備える縫合器において、
    前記先端作動部は、さらに、前記ステープル押出部材及びカッターと共に連動して近位位置から途中位置まで移動すると共に、該途中位置において停止してアンビルとステープルカートリッジの離反を阻止するアンビルロックを備えることを特徴とする縫合器。
  2. 前記アンビルロックの上端部は、前記アンビルに形成されたスロット内を移動して、前記途中位置において、該スロットに形成された係合部に係合することを特徴とする請求項1記載の縫合器。
  3. 前記アンビルロックの上端部及びスロットの係合部は、互いに摺接可能なテーパ面となっていることを特徴とする請求項2記載の縫合器。
  4. 前記アンビルロックは、係合手段を介してステープル押出部材及びカッターのいずれか一方と連結され、先端作動部は、該係合手段が近位位置から途中位置までステープル押出部材及びカッターのいずれか一方と係合し、該途中位置において、係合が外れるように、係合手段を誘導する誘導手段をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の縫合器。
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