JP2004145653A - Security system and glass breakage detection device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス割れ検出装置にてガラスの割れを検出し、ガラスが割れた状態を表す信号を、無線を用いて警報装置に伝達し警報動作を行うセキュリティシステム及び、当該セキュリティシステムに用いるガラス割れ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、セキュリティシステムとしては、車両用盗難防止装置、家庭用防犯装置、プラント等の設備の異常検出装置などが知られている。特に、車両用盗難防止装置として、例えば、車体の窓ガラスの破壊時に発生する衝撃音を、車内に設けたマイクロホンを備えるガラス割れ検出装置により検出し、該ガラス割れ検出装置がガラス割れを検出したときに警報装置を作動させるようにしたものなどが知られている(特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭55−161647号(第1頁、第1図)
【特許文献2】
特開昭57−123489号公報(第2−24頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来技術の構成によると、ガラス割れ検出装置は通常の集音用マイクロホンから成るので、検出される衝撃音は専ら可聴周波数帯域(特に低周波領域)の音波であり、窓ガラスの破壊音のみならず、車外の騒音、例えば接近した他の車のクラクション音や広報車からの拡声音等をも誤検出してしまい、警報装置の誤動作を生じさせやすく、実用に即しないという問題がある。
【0005】
そこで、ガラスの破壊音を検出することなく、精度の高いガラス割れを検出することが可能なガラス割れ検出装置として、ガラスの内部若しくは表面にセンサとして抵抗体を設置し、ガラスが割られたときに、その抵抗体が断線することによる抵抗増を検出してガラスの割れを検出する装置など、ガラスに対しガラスの割れを検出するセンサを取り付けるガラス割れ検出装置が考えられている。
【0006】
ところで、これらガラスに取り付けたセンサによりガラス割れを検出するガラス割れ検出装置においては、センサを取り付けるガラスが開閉するため、ガラス割れ検出装置から警報装置までの配線をガラスの開閉動作に対応するよう工夫が必要であった。このため、このガラス割れ検出装置を用いたセキュリティシステムの利便性を高めるため、ガラス割れ検出装置と、警報装置との間の信号伝達に無線通信を用いて、この間の配線を無くすことが考えられている。
【0007】
これにより、ガラス割れ検出装置及び警報装置を取り付ける際に、配線を気にすることなく自由に取り付けることが可能となり、セキュリティシステムとして車両への搭載性を向上することができる。
しかし、このような利点がある反面、無線通信を用いるようにした時、ガラス割れ検出装置が送信する送信周波数と同じ送信周波数の無線信号が、車内又は車外で、ガラス割れ検出装置の無線信号と同時に送信されていると、ガラス割れ検出装置が送信した無線信号と混信してしまい、警報装置にてガラス割れ検出装置からの無線信号を正常に受信できない場合があるという問題や、
ガラス割れ検出装置が送信した無線信号により、他の機器に対して妨害が発生する問題や、
無線通信を用いるようにしたがために、ガラス割れ検出装置への電気的入力の手段が省略され、ガラス割れ検出装置の機能確認ができなくなってしまう問題など、各種の問題が発生することが考えられる。
【0008】
本発明は、こうした問題点に鑑みなされたものであり、無線通信を用いたセキュリティシステム及び、該セキュリティシステムにて用いられるガラス割れ検出装置における、無線通信の使用に伴い発生する混信による通信不良の問題を防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1記載のセキュリティシステムにおいては、ガラスに設置され、ガラスの割れた状態を検知可能に構成されたガラス割れ検出装置が、ガラスの割れを検知すると、ガラスが割れたことを表すガラス割れ信号を無線で繰り返し送信し、ガラス割れ信号を受信可能に構成された警報装置が、該ガラス割れ信号を受信すると警報動作を行う。
【0010】
そして、ガラス割れ検出装置は、複数種類の送信周波数によるガラス割れ信号を送信可能に構成され、警報装置は、ガラス割れ検出装置が送信する複数種類の送信周波数によるガラス割れ信号を受信可能に構成されている。
この結果、本発明のセキュリティシステムによれば、複数種類の送信周波数でガラス割れ信号を送受信するため、送信するガラス割れ信号の内一つの送信周波数のガラス割れ信号が、外部からの無線信号と混信しても、他の送信周波数でのガラス割れ信号を警報装置で受信できるため、外部からの無線信号との混信によるガラス割れ信号の伝達不良の可能性を低くできる。
【0011】
尚、ガラス割れ検出装置での、ガラス割れの検知方法としては種々有り、いずれの方法によっても良い。例えば、センサとして、ガラスに透明な導電体を貼っておき、ガラスが割られると増加する透明な導電体の抵抗を検知してガラスの割れを検出する方法や、ガラスに振動を検知するセンサを貼り、ガラスの振動を検知してガラスの割れを検出する方法などでも良い。
【0012】
また、ガラス割れ検出装置における複数種類の送信周波数によるガラス割れ信号の送信は、複数の送信機を用いて、送信機毎に違う送信周波数のガラス割れ信号を送信するものであっても良いし、一つの送信機にて、時分割で送信する周波数を変えて送信するものであってもよい。
【0013】
また、警報装置における複数種類の送信周波数でのガラス割れ信号の受信は、複数の受信機を用いて各送信周波数の信号を受信するものであっても良いし、一つの受信機にて、時分割で受信する周波数を変えて受信するようなものであっても良い。
【0014】
ところで、セキュリティシステムが装備される箇所には、複数のガラスがある場合が多く、ガラス割れ検出装置が設置されていないガラスが割られてしまっては防犯にならないので、防犯に必要なガラスの全てにガラス割れ検出装置を設置するのが望ましい。例えば4ドアの車両の場合、ドアの窓ガラス毎に計4つのガラス割れ検出装置を設置して、各窓ガラスのガラス割れを検出できるようにすることが望ましい。
【0015】
従って、請求項2記載のセキュリティシステムにおいては、複数のガラスに夫々設置された、複数のガラス割れ検出装置を備える。
また、請求項2記載のセキュリティシステムのように、複数のガラスに夫々ガラス割れ検出装置を設置した場合、これらのうち2箇所以上のガラスが同時に割られ、2つ以上のガラス割れ検出装置からガラス割れ信号が同時に出力されると、これらのガラス割れ信号同士が混信してしまい、警報装置でガラス割れ信号が正しく受信されず、警報動作がされないという問題がある。このように、システム内部の無線信号による混信の影響が出る場合がある。
【0016】
この問題は、ガラス割れ検出装置毎にガラス割れ信号の送信周波数を変えれば防げる問題であるが、このためには警報装置で、ガラス割れ検出装置の数だけ違う送信周波数によるガラス割れ信号を受信できるようにする必要があり、警報装置の規模が大きくなってしまい得策ではない。そこで、こうしたシステム内部の無線信号による混信の影響を抑える対策としては、請求項3のセキュリティシステムのように、ガラス割れ信号を送信の際に、ガラス割れ信号を送信しない休止期間を設けると良い。
【0017】
即ち、請求項3記載のセキュリティシステムにおいては、ガラス割れ検出装置各々は、ガラス割れ信号の送信周波数と送信タイミングとが指定された送信パターンでガラス割れ信号を送信するよう構成され、ガラス割れ検出装置各々に設定される送信パターンの内、全て、若しくは1つを除く送信パターンは、あらかじめ規定された送信周波数のガラス割れ信号について送信しない休止期間を含む。そして、この休止期間は、ガラス割れ検出装置でガラス割れ信号を1回送信する期間以上の期間で、かつガラス割れ検出装置毎に違う期間である。
【0018】
この結果、本発明(請求項3)のセキュリティシステムによれば、複数のガラスが同時に割られて、複数のガラス割れ検出装置が同時にガラス割れ信号を送信するようになった時には、ガラス割れ検出装置毎に休止期間が違うため、ガラス割れ検出装置毎のガラス割れ信号の送信タイミングが、ガラス割れ信号を繰り返し送信する度にずれる。そして、ガラス割れ信号を繰り返し送信する内に、一つのガラス割れ検出装置がガラス割れ信号を送信するときに、他方が休止期間となるタイミング(典型的な例としては、一つのガラス割れ検出装置が、ガラス割れ信号を送信開始した時に、その他のガラス割れ検出装置全てが、ガラス割れ信号の送信を休止するタイミングとなるとき。)が生じ、休止期間がガラス割れ信号を1回送信する時間以上あるため、この間で警報装置がガラス割れ信号を受信し、警報動作を行うことができる。
【0019】
このように、ガラス割れ信号の送信周波数が共通のガラス割れ検出装置が複数あっても、警報装置に警報動作を行わせることができ、セキュリティシステム内部の無線信号による混信の影響を抑えることができる。
尚、本発明の、休止期間を含む送信パターンで送信するガラス割れ検出装置同士では、ガラス割れ信号を繰り返し送信する内に、どのガラス割れ検出装置もガラス割れ信号を送信しない期間が生じる。これに対し、セキュリティシステムとしては、1つのガラス割れ信号しか送信されない期間があれば良いため、休止期間を含まない送信パターンで送信するガラス割れ検出装置がセキュリティシステム中に1つまであっても良い。
【0020】
また、複数種類の送信周波数で送信されるガラス割れ信号のうち、違う送信周波数のガラス割れ信号同士は、混信の影響は考慮しなくて良いため、休止期間とは、ある1つの送信周波数のガラス割れ信号に着目して、送信されない期間があれば良い。つまり、全ての種類の送信周波数でのガラス割れ信号にて休止期間を持つ必要は無く、複数種類の送信周波数で送信されるガラス割れ信号のうち、あらかじめ規定の送信周波数のガラス割れ信号に対して休止期間を持つ送信パターンであれば良い。
【0021】
一方、ガラス割れ検出装置が送信するガラス割れ信号が、他の機器に対し混信の影響を及ぼす場合がある。例えば、コスト低減などのために、車両のドアのロック/アンロックを行う指令を送信するキーレスエントリー送信機と、ガラス割れ検出装置とが、同じ送信周波数の無線信号を用い、受信を一つの受信装置(この場合警報装置)で行うような場合、ガラス割れ検出装置は、ガラスが割られるとガラス割れ信号を繰り返し送信し続けるため、ガラスが割られた後キーレスエントリー送信機から信号を送信しても、キーレスエントリー送信機からの信号はガラス割れ信号と混信してしまい、警報装置で受信されなくなる。このため、セキュリティシステムが警報動作中には、キーレスエントリー送信機からの信号が警報装置で受信されないためドアのロック/アンロックが出来ず、また、ドアのロック/アンロックにより警報動作が解除されるようになっていても、キーレスエントリー送信機では、セキュリティシステムの警報の解除が出来ないという問題が生ずる。
【0022】
これに対し、請求項4記載のセキュリティシステムにおいては、ガラス割れ検出装置が、ガラス割れ信号の送信を開始してから、警報装置が該ガラス割れ信号を受信するのに十分な時間として設定された受信可能時間以降に、送信中のガラス割れ信号の内、あらかじめ規定された送信周波数でのガラス割れ信号の送信を停止するよう構成される。
【0023】
この結果、本発明(請求項4)のセキュリティシステムによれば、ガラス割れ信号が、受信可能時間以降には送信を停止するため、キーレスエントリー送信機などのガラス割れ検出装置と同じ送信周波数で送信する機器からの無線信号が、対応する受信装置で受信されるようになり、ガラス割れ検出装置からのガラス割れ信号が他の機器へ影響するのを抑えることができる。
【0024】
尚、ガラス割れ検出装置で用いられる複数の送信周波数の内、受信可能時間以降に停止する送信周波数は、キーレスエントリー送信機など、同じ車内での使用が想定され、混信が懸念される特定の送信周波数に限定して規定しても良いし、全ての送信周波数に対して規定し停止するようにしても良い。
【0025】
また、受信可能時間としては、セキュリティシステムの使用条件に合わせて種々の時間に設定される。例えば、ガラス割れ信号の送受信に特に障害が無い環境であれば、ガラス割れ信号を1回送信するだけの時間を設定しても良いし、請求項3でのようなセキュリティシステム内部の無線信号による混信の影響を抑えるようにしたシステムでの使用を考えると、警報装置がガラス割れ信号を受信するのに十分な時間として、セキュリティシステム内部のガラス割れ検出装置すべてがガラス割れ信号を送信するような状態になった時に、ガラス割れ信号の送信を繰り返して、1つのガラス割れ検出装置以外全てが休止期間となるまでの時間について、最悪の状態を想定して設定するようにしても良い。
【0026】
また、受信可能時間以降でのガラス割れ信号の送信の停止は、送信を停止してから、ずっと送信を停止したままでも良いし、キーレスエントリー送信機などの特定の機器からの信号の出力が想定される期間などで区切って送信を再開しても良い。
【0027】
ところで、請求項3記載のセキュリティシステムでの、セキュリティシステム内部の無線信号による混信の影響を抑えることができる効果は、請求項1又は請求項2記載のセキュリティシステムに関連したもので無くても、請求項5記載のセキュリティシステムのように、独立の効果としてセキュリティシステムに持たせても良い。
【0028】
即ち、請求項5記載のセキュリティシステムにおいては、複数あるガラス毎に設置されて、該ガラスの割れた状態を検知可能に構成された複数のガラス割れ検出装置が、ガラスの割れを検知すると、ガラスが割れたことを表すガラス割れ信号を、無線で繰り返し送信し、前記ガラス割れ信号を受信可能に構成された警報装置が、ガラス割れ信号を受信すると警報動作を行う。
【0029】
そして、ガラス割れ検出装置各々は、ガラス割れ信号の送信タイミングを指定した送信パターンでガラス割れ信号を送信可能に構成され、ガラス割れ検出装置各々に設定される前記送信パターンの内、全て、若しくは1つを除く送信パターンは、ガラス割れ検出装置でガラス割れ信号を1回送信する期間以上の期間で、かつガラス割れ検出装置毎に違う期間である休止期間を含む。
【0030】
この結果、本発明(請求項5)のセキュリティシステムによれば、請求項3記載のセキュリティシステム同様、セキュリティシステム内部の無線信号による混信の影響を抑えることができる。
また、この請求項5記載のセキュリティシステムに対し、請求項4記載のセキュリティシステムでの、ガラス割れ検出装置からのガラス割れ信号が他の機器へ影響するのを抑える効果を、請求項6記載のセキュリティシステムのようにして持たせても良い。
【0031】
即ち、請求項6記載のセキュリティシステムにおいては、請求項5記載のセキュリティシステムであって、ガラス割れ検出装置が、ガラス割れ信号の送信を開始してから、警報装置が該ガラス割れ信号を受信するのに十分な時間として設定された受信可能時間以降に、送信中のガラス割れ信号の送信を停止するよう構成される。
【0032】
また、請求項4及び請求項6記載のセキュリティシステムでの、ガラス割れ検出装置からのガラス割れ信号が他の機器へ影響するのを抑える効果は、請求項7記載のセキュリティシステムのように独立に実現するものであっても良い。
即ち、請求項7記載のセキュリティシステムにおいては、ガラスに設置されて、ガラスの割れた状態を検知可能に構成されたガラス割れ検出装置が、ガラスの割れを検知すると、ガラスが割れたことを表すガラス割れ信号を、無線で繰り返し送信し、ガラス割れ信号を受信可能に構成された警報装置が、ガラス割れ信号を受信すると警報動作を行う。
【0033】
そして、ガラス割れ検出装置は、ガラス割れ信号の送信を開始してから、警報装置が該ガラス割れ信号を受信するのに十分な時間として設定された受信可能時間以降に、ガラス割れ信号の送信を停止する。
ところで、ガラス割れ検出装置と警報装置が有線で繋がれている場合には、ガラス割れ検出装置に、既存の配線を用いて電気的指令を送れるようにするのは容易であり、ガラス割れ検出装置にテスト動作を行う電気的指令を送り、ガラス割れ検出装置が一時的にガラス割れ信号を出力するようにして、セキュリティシステムの動作確認を行うようにできる。しかし、無線信号を用いてガラス割れ検出装置と警報装置との間で通信を行う場合、ガラス割れ検出装置を、設置個所内部に埋め込むと、電気的な指令を与えるのは困難(ガラス割れ検出装置側に無線の受信装置を新たに持たせれば、可能であるが、機能確認のためだけに受信装置を持たせることは困難である。)である。このため、このようにガラス割れ検出装置を、設置箇所内部に埋め込んだ場合の動作確認は、実際にガラスを割ってみるしか方法がない。
【0034】
これに対し、請求項8記載のセキュリティシステムにおいては、ガラス割れ検出装置の模擬入力手段が、外部からの機械的入力により、ガラス割れ検出装置がガラスの割れを検知した状態となるよう、ガラスが割れた状態を模擬する。
この結果、本発明(請求項8)のセキュリティシステムによれば、模擬入力手段が、外部からの機械的入力により、ガラスが割れた状態を模擬する場合でも、ガラス割れ検出装置を、ガラス割れを検知した状態にできる。これにより、ガラス割れ検出装置からガラス割れ信号が送信され、警報装置が動作するので、実際にガラスを割ることなくセキュリティシステムの動作を確認できる。
【0035】
尚、ガラス割がれた状態の模擬は、ガラス割れの検出の方法に応じて種々の方法があり、例えば、ガラスに貼り付けたセンサからの信号を基にガラス割れを検知する方法の場合、センサの出力点に信号発生器つないでおき、備え付けのスイッチを閉にすると、信号発生器が動作してガラスが割れたときにセンサが出力する信号を出力するようにした物であっても良いし、センサからの出力の変動を検知する方法の場合、センサの出力点をスイッチでグランドとつなぎ、スイッチを閉にすることによりグランド電圧に低下させる方法や、逆に電源につなぎ電圧を上昇させるようにしてセンサ出力を変動させるものであってもよい。
【0036】
また、模擬入力手段は、請求項1〜請求項7にいずれか記載のセキュリティシステムに備えると良いが、単に、ガラスが割れたことを表すガラス割れ信号を無線で送信するガラス割れ検出装置と、ガラス割れ信号を受信すると警報動作を行う警報装置とからなるセキュリティシステムであれば、どのようなセキュリティシステムに備えられるものであっても良く、同様の効果を得ることができる。
【0037】
一方、車両にて用いるセキュリティシステムの場合、車両には種々の無線を使用する機器が使用され、種々の無線信号が飛び交う場所に移動するなど、車両内外でガラス割れ信号と同じ送信周波数の無線信号が使用され、混信が発生する状況に遭遇する可能性が高く、また車両内に複数のガラスがある場合がほとんどで、複数のガラス割れ検出装置が用いられる。従って、前述の発明(請求項1から請求項8)のセキュリティシステムを、請求項9記載のように車両に搭載して用いることにより、その効果をより発揮できる。
【0038】
一方、請求項10記載のガラス割れ検出装置においては、ガラスに設置された検出手段が、ガラスの割れた状態を検知し、検出手段がガラスの割れを検知すると送信手段が、ガラスが割れたことを表すガラス割れ信号を、複数種類の送信周波数による無線で送信し、送信制御手段が、送信手段で送信するガラス割れ信号の送信周波数及び送信タイミングを制御する。
【0039】
この結果、本発明(請求項10)のガラス割れ検出装置によれば、請求項1記載のセキュリティシステムのガラス割れ検出装置として用いることにより、請求項1記載のセキュリティシステムでの外部からの無線信号に対し、混信の影響を抑えることができる。
【0040】
また、請求項11記載のガラス割れ検出装置においては、送信制御手段が、ガラス割れ信号の送信周波数と送信タイミングとが指定された送信パターンで、ガラス割れ信号を送信するよう送信手段を制御する。そして、送信パターンは、あらかじめ規定された送信周波数のガラス割れ信号について送信しない休止期間を含み、この休止期間は、ガラス割れ検出装置でガラス割れ信号を1回送信する期間以上の期間で、かつ他のガラス割れ検出装置の休止期間と違う期間となるような外部からの指定に基づく期間である。
【0041】
この結果、本発明(請求項11)のガラス割れ検出装置によれば、請求項3記載のセキュリティシステムに用いることにより、セキュリティシステム内部の無線信号による混信の影響を抑えることができる。
また、請求項12記載のガラス割れ検出装置において、送信制御手段は、送信手段がガラス割れ信号の送信を開始してから、警報装置がガラス割れ信号を受信するのに十分な時間として設定された受信可能時間以降に、送信中のガラス割れ信号の内、あらかじめ規定の送信周波数でのガラス割れ信号の送信を停止するよう送信手段を制御する。
【0042】
この結果、本発明(請求項12)のガラス割れ検出装置によれば、請求項4記載のセキュリティシステムに用いることにより、セキュリティシステム内部の無線信号による混信の影響を抑えることができる。
また、請求項13記載のガラス割れ検出装置においては、ガラスに設置された検出手段が、ガラスの割れた状態を検知し、検出手段がガラスの割れを検知すると送信手段が、ガラスが割れたことを表すガラス割れ信号を無線で繰り返し送信し、送信制御手段が、送信手段で送信するガラス割れ信号の、送信タイミングを制御する。そして、送信制御手段は、ガラス割れ信号の送信タイミングが指定された送信パターンで、ガラス割れ信号を送信するよう送信手段を制御し、この送信パターンは、ガラス割れ信号について送信しない休止期間を含み、この休止期間は、送信手段でガラス割れ信号を1回送信する期間以上の期間で、かつ他のガラス割れ検出装置の休止期間と違う期間となるような外部からの指定に基づく期間である。
【0043】
この結果、本発明(請求項13)のガラス割れ検出装置によれば、請求項5記載のセキュリティシステムに用いることにより、セキュリティシステム内部の無線信号による混信の影響を抑えることができる。
また、請求項14記載のガラス割れ検出装置においては、送信手段がガラス割れ信号の送信を開始してから、警報装置がガラス割れ信号を受信するのに十分な時間として設定された受信可能時間以降に、送信制御手段が、ガラス割れ信号の送信を停止するよう送信手段を制御する。
【0044】
この結果、本発明(請求項14)のガラス割れ検出装置によれば、請求項6記載のセキュリティシステムに用いることにより、ガラス割れ検出装置からのガラス割れ信号が他の機器へ影響するのを抑えることができる。
また、請求項15記載のガラス割れ検出装置においては、ガラスに設置された検出手段が、ガラスの割れた状態を検知し、検出手段がガラスの割れを検知すると送信手段が、ガラスが割れたことを表すガラス割れ信号を無線で繰り返し送信し、送信制御手段が、送信手段で送信するガラス割れ信号の送信タイミングを制御する。
【0045】
そして、送信制御手段は、送信手段がガラス割れ信号の送信を開始してから、警報装置がガラス割れ信号を受信するのに十分な時間として設定された受信可能時間以降に、ガラス割れ信号の送信を停止するよう送信手段を制御する。
この結果、本発明(請求項15)のガラス割れ検出装置によれば、請求項7記載のセキュリティシステムに用いることにより、ガラス割れ検出装置からのガラス割れ信号が他の機器へ影響するのを抑えることができる。
【0046】
また、請求項16記載のガラス割れ検出装置においては、模擬入力手段が、外部からの機械的入力により、ガラス割れ検出装置がガラスの割れを検知した状態となるよう、ガラスが割れた状態を模擬する。
この結果、本発明(請求項16)のガラス割れ検出装置によれば、請求項8記載のセキュリティシステムに用いることにより、実際にガラスを割ることなくセキュリティシステムの動作を確認できる。
【0047】
尚、模擬入力手段は、請求項10〜請求項15にいずれか記載のガラス割れ検出装置に備えると良いが、単に、ガラスの割れを検知する検出手段と、ガラスが割れたことを表すガラス割れ信号を無線で送信する送信手段とからなるガラス割れ検出装置であれば、どのようなガラス割れ検出装置に備えられても良く、同様の効果を得ることができる。
【0048】
また、請求項17記載のガラス割れ検出装置において、電源の電源電圧を分圧する複数の抵抗体と、電源電圧の分圧値を検出する分圧検出手段とを備える検出手段は、複数の抵抗体の内少なくとも一つの抵抗体が、ガラスの表面若しくは内部に設置され、分圧検出手段にて検出される分圧値が変化した場合に、ガラスの割れ状態と判定して検知し、模擬入力手段は、外部からの機械的入力により、分圧検出手段の分圧値の検出点を接地する。
【0049】
この結果、本発明(請求項17)のガラス割れ検出装置によれば、模擬入力手段の機械的入力として、検出点を接地できればよく、オン/オフスイッチなどの簡易な機構を追加するだけで模擬入力手段を実現できる。
また、前述の発明(請求項10から請求項17)のガラス割れ検出装置は、請求項9記載のセキュリティシステム同様、請求項18記載のガラス割れ検出装置のように車両に搭載され用いられると、その効果をより発揮できる。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
本実施例のセキュリティシステムは、図1に示すように、車両のドア3の窓ガラス4に設置されたガラス割れ検出装置2と、当該車両内に設置された警報装置20とで構成され、窓ガラス4が割られた場合に、ガラス割れ検出装置2において、窓ガラス4に貼り付けたセンサ9の抵抗値が変化するのを検知して、トランスミッタモジュール(以降Txモジュールと呼ぶ。)10からガラスが割れたことを表すガラス割れ信号をアンテナ8を介して無線で送信して、警報装置20において、ガラス割れ検出装置2から送信されたガラス割れ信号を、アンテナ21を介してf1リモートレシーバ22若しくはf2リモートレシーバ23で受信すると、コントローラ24が警報器25及びフラッシャ26を動作させる。
【0051】
これにより、窓ガラス4を割った者に対する警告及び、周囲の人への報知を行い、窓ガラス4を割って車内に侵入し、車内の物品を盗もうとする行為を阻止しようとするシステムである。
尚、本実施例のセキュリティシステムの警報装置20は、キーレスエントリー送信機(以降キーレス送信機と呼ぶ。)30からの無線で送信される信号に対しても、f1リモートレシーバ22で受信して、コントローラ24によりモータ27を駆動してドア3のロック/アンロックの動作ができるようになっている。
【0052】
次に、本実施例のセキュリティシステムは、図1に示すように、ガラス割れ検出装置2が、車両のドア3の窓ガラス4に装着されたTxモジュール10、アンテナ8、及び、窓ガラス4に貼り付けられたセンサ9で構成され、警報装置20が、アンテナ21、f1リモートレシーバ22、f2リモートレシーバ23、コントローラ24、警報器25、フラッシャ26、及びドアのロック/アンロック用のモータ27で構成されている。
【0053】
また、本実施例の車両には、図示していないがドア3が4つあり、窓ガラス4、センサ9、Txモジュール10、アンテナ8は、各ドア3に装備されている。尚、センサ9は、透明導電膜であり、光の透過性が良く窓ガラス4に貼り付けても窓ガラス4の透過視認性を損なうことなく、端点間で一定の抵抗値をもち、ガラスの割れなどにより寸断されると、抵抗値が増加する。
【0054】
また、Txモジュール10は図2に示すように、Txモジュール10全体に電力を供給するバッテリ18、抵抗器である分圧抵抗17、コンパレータ16、Txモジュール10全体の動作を制御するマイコン15、スイッチ11、周波数「f1」の正弦波を出力するf1発振器12、周波数「f2」の正弦波を出力するf2発振器13、マイコン15からの信号を変調して出力する変調器14、窓ガラス割れの模擬に用いる模擬信号スイッチ5、ガラス割れ検出装置2の取り付け位置を表すディップスイッチ19で構成されている。
【0055】
また、センサ9と分圧抵抗17は、直列に接続され、この両端にバッテリ18の電圧が印加される。そして、センサ9と分圧抵抗17の接続点の電圧、即ち、センサ9の抵抗値と分圧抵抗17の抵抗値とでバッテリ18の電圧を分圧した電圧が、コンパレータ16の入力電圧となる。
【0056】
また、コンパレータ16は、入力電圧に対する比較元となる基準電圧を、センサ9と分圧抵抗17での分圧値の低い方にマージンを持たせた値で設定してあり、入力電圧が基準電圧より高い場合は、「Lo」を出力し、入力電圧が基準電圧より低い場合に「Hi」を出力する。例えば、センサ9の抵抗値が100kΩで、分圧抵抗17の抵抗値が200kΩで、バッテリ18の電圧が3Vの場合、コンパレータ16への入力電圧は2Vとなる。そして、コンパレータ16の基準電圧を1.5Vに設定しておけば、窓ガラスが割れていない状態では、コンパレータ16への入力電圧が基準電圧より大きいためコンパレータ16の出力は「Lo」であり、ガラスが割られてセンサ9の抵抗値が2倍より大きく増大すると、コンパレータ16への入力電圧が基準電圧より低くなる(センサ9が完全な断線状態の場合は0V)ためコンパレータ16の出力は「Hi」となる。
【0057】
また、マイコン15は、コンパレータ16の出力が「Hi」になると、図3に示すフローチャートによる処理手順(詳細は後述する。)に従い、変調器14に、窓ガラス4が割れたことを表すガラス割れ信号であるフレーム信号を出力する。
【0058】
また、スイッチ11は、変調器14への入力を、f1発振器12、f2発振器13、及び、空き端子の中から、マイコン15からのコマンドにより選択し切り換える。
また、変調器14は、スイッチ11で選択された発振器からの正弦波信号を基にした搬送波に、マイコン15からのフレーム信号を変調して、アンテナ8から送信する。
【0059】
また、f1リモートレシーバ22は、アンテナ11を介して周波数「f1」の搬送波に変調されたフレーム信号を受信できるようになっており、f2リモートレシーバ23は、アンテナ11を介して周波数「f2」の搬送波に変調されたフレーム信号を受信できるようになっている。例えば、f1、f2リモートレシーバ22、23は、受信したフレーム信号の内容に応じたコマンドをコントローラ24に出力する。
【0060】
また、コントローラ24は、f1、f2リモートレシーバ22、23からコマンドを受けると、コマンドに応じた動作を実施する。そして、ガラス割れ検出装置2からのガラス割れ信号であるフレーム信号によるコマンドの場合、警報器25から警報音を出力させ、フラッシャ26を点滅させる。また、キーレス送信機30からのドア3のロック/アンロック信号であるフレーム信号によるコマンドの場合、モータ27を駆動してドア3をロック若しくはアンロックする。尚、コントローラ24は、ドア3をロック/アンロックする時に、警報器25及びフラッシャ26が動作している場合、これらの動作を停止させる。
【0061】
また、ディップスイッチ19は、2つの開閉接点からなり、車両の製造時、Txモジュール10を取りつける窓ガラス4の位置に応じて接点の状態が設定される。例えば、4つの窓ガラス4を窓ガラス4A、4B、4C、4Dのように識別すると、2つの接点の状態は、窓ガラス4Aでは、「開開」、窓ガラス4Bでは「開閉」、窓ガラス4Cでは「閉開」、窓ガラス4Dでは「閉閉」のように設定される。
【0062】
また、模擬信号スイッチ5は、接点が閉の状態になると、コンパレータ16の入力点が電気的接地点と繋がるように配置されている。そして、窓ガラス4が所定の位置において、ドア3に設けられた点検孔から専用の器具により、Txモジュール10上に配置された模擬信号スイッチ5を押す(即ち閉にする。)ことが出来るようになっている。また、マイコン15は、バッテリ18からの電流を一時的に遮断するリセットボタンを備えており、同じく点検孔から、このリセットボタンが押されることにより、一旦バッテリ18からの電源を切り、マイコン15を起動初期の状態に戻すようになっている。これより、ガラス割れ検出装置2を、模擬信号スイッチ5を押して、ガラス割れ信号が送信される状態にした場合に、このリセットボタンを押すことにより、繰り返し送信されるガラス割れ信号の送信を止める。
【0063】
ところで、Txモジュール10は、出来るだけバッテリ18の交換期間を長くするため、消費電力を低減するよう、バッテリを挿入して起動した初期の段階では、マイコン15によりスリープモードとして消費電力を抑える状態となっている。このスリープモードでは、スイッチ11、f1発振器12、f2発振器13、変調器14には通電せず、マイコン15も、できるだけ消費電力を抑えた動作をするようになっている。そして、コンパレータ16の出力が「Hi」となると、マイコン15が本来の動作状態となり、マイコン15によりf1発振器12、f2発振器13及び変調器14に通電して起動したウェイクモードとなる。
【0064】
また、f1リモートレシーバ22及びf2リモートレシーバ23は、消費電力低減のために間欠的に起動して、受信動作するようになっており、フレーム信号を受信すると、フレーム信号が受信されている間、続けて受信動作を行うようになっている。このため、f1、f2リモートレシーバ22、23が起動していない期間中に送信されたフレーム信号に対しては、受信漏れや、フレーム信号の途中から受信する場合もあるため、受信されやすいように、Txモジュール10は、同じフレーム信号3つを1セットとして送信するようにしている。
【0065】
一方、キーレス送信機30は、キーレス送信機30上に配置されたボタンが押されると、押されたボタンに対応するフレーム信号(例えば、ドアのロック/アンロックを指令する信号)を、送信周波数「f1」の無線で送信する。
次に、Txモジュール10でガラス割れ信号を送信する際の、マイコン15の処理手順を、図3に示すフローチャートにより説明する。
【0066】
まず、S110で、コンパレータ16の出力を読み込む。
次に、S120で、コンパレータ16の出力が「Hi」となったか判定する。そして、「Hi」で無い場合(即ち「Lo」の場合)、S110に移行し、「Hi」の場合には、S130に移行する。
【0067】
次に、S130で、マイコン15の動作モードをスリープモードから、ウェイクモードに切り換え、f1発振器12、f2発振器13、変調器14に通電して起動する。
次に、S140で、ディップスイッチ19の接点の開閉状態を確認して、当該Txモジュール10が設置された窓ガラス4を識別し、識別した窓ガラス4に応じたフレーム信号の内容及び休止期間を設定する。尚、休止期間は、窓ガラス4Aでは「0」に、窓ガラス4Bでは「1」に、窓ガラス4Cでは「2」に、窓ガラス4Dでは「3」に、それぞれフレーム信号を3回送信する時間を乗じた時間を設定する。
【0068】
次に S150で、スイッチ11に、f1発振器12を選択するようコマンドを出す。
次に、S160で、変調器14にフレーム信号を3フレーム分出力する。
次に S170で、スイッチ11に、f2発振器13を選択するようコマンドを出す。
【0069】
次に、S180で、変調器14にフレーム信号を3フレーム分出力する。
次に S190で、スイッチ11に、スイッチ11の空き端子を選択するようコマンドを出す。
次に、S200で、S140で設定の休止期間だけウエイトする。
【0070】
次に、S210で、フレーム信号の出力を開始してからの時間と、規定時間であるフレーム信号24セット分の出力時間とを比較して、規定時間に達していない場合は、S150へ移行し、規定時間を越えている場合は、S220に移行する。
【0071】
次に、S220で、スイッチ11に、f2発振器13を選択するよう指令を出す。
次に、S230で、変調器14にフレーム信号を3フレーム分出力する。
以降、S230を繰り返し実施する。
【0072】
尚、S140で設定するフレーム信号の内容は、送信するデータを、フレーム信号の始まりであることを表すBOF(Beginning of Frame)データと、終わりであることを表すEOF(End of Frame)データの中に挟み、中のデータには、信号の発信元を表すID情報、伝送したい内容のコマンド情報(今回の場合は、窓ガラス4が割れたことを表す情報)を入れる。また、ID情報の下位2ビットはディップスイッチ19の接点の状態による窓ガラス4の識別情報となっている。例えば、窓ガラス4Aからのフレーム信号の場合、ID情報の下位2ビットが「00」、同様に、窓ガラス4Bの場合「01」、窓ガラス4Cの場合「10」、窓ガラス4Dの場合「11」に設定される。このように、Txモジュール10から送信されるフレーム信号には、Txモジュール10が取り付けられている窓ガラス4を識別するID情報が含まれるのを利用し、コントローラ24は、ID情報を判別して他の車両からのフレーム信号を受けての誤動作をしないようになっている。
【0073】
また、本実施例での、送信周波数「f1」で3回、送信周波数「f2」で3回フレーム信号を送信後、休止期間をとるといった、フレーム信号を送信する送信周波数、及び、送信タイミングの送信パターンは、マイコン15に設定された、S150〜S230の処理ステップの内容、及び、その順番で決まり、この送信パターンを変更する場合には、マイコン15に設定された、これらのステップの内容及び順番の変更により行う。
【0074】
[効果]
以上説明したセキュリティシステムによれば、窓ガラス4A〜Dが割られて、ガラス割れ検出装置2において、前述の処理手順でマイコン15が動作すると、Txモジュール10から図4に示す以下のようなフレーム信号が送信される。
【0075】
まず、窓ガラス4Aのガラス割れ検出装置2では、3つのフレーム信号を1セットとして、送信周波数「f1」、「f2」でのフレーム信号が交互に送信され、24セット分送信後、送信周波数「f2」のフレーム信号だけ送信される。また、窓ガラス4Bのガラス割れ検出装置2では、送信周波数「f1」、「f2」でのフレーム信号が1セットずつ送信されたあと、1セット分の休止期間が経過すると、再度送信周波数「f1」、「f2」でのフレーム信号の送信が繰り返される。そして24セット分の時間が経過後、周波数「f2」のフレーム信号だけ送信されるようになる。また、窓ガラス4Cのガラス割れ検出装置2では、窓ガラス4Bのガラス割れ検出装置2での休止期間が2セット分となった信号が送信される。また、窓ガラス4Dのガラス割れ検出装置2では、窓ガラス4Bのガラス割れ検出装置2での休止期間が3セット分となった信号が送信される。
【0076】
そして、図4のように、窓ガラスAが含まれる各窓ガラスが全く同時に割られた場合では、窓ガラス4Aのガラス割れ検出装置2からのフレーム信号が、3セット目に混信しない状態となり警報装置20で受信可能である。そして、窓ガラス4Aが含まれず、窓ガラス4Bが含まれる窓ガラスが割られた場合は、4セット目に窓ガラスBのガラス割れ検出装置2からの信号が、窓ガラス4Cと窓ガラス4Dだけが割られた場合は、5セット目に窓ガラスCのガラス割れ検出装置2からの信号が、混信しない状態となり警報装置20で受信可能である。
【0077】
このように、窓ガラス4が複数同時に割られても、警報装置20において、混信しない状態で、送信周波数「f1」のフレーム信号を、f1リモートレシーバ22で、又は、送信周波数「f2」のフレーム信号をf2リモートレシーバで受信して、コントローラ24により、警報器25及びフラッシャ26を動作するこてができる。
【0078】
一方、図4のような、全く同時に信号が送信される場合ばかりでは無く、例えば、図5に示すような若干ずれて送信される場合で、一番厳しい状況でもフレーム信号を繰り返し送信している内に、図4の矢印部のように、送信周波数「f1」の信号では23セット目、送信周波数「f2」の信号では24セット目には、窓ガラス4Aのフレーム信号だけが送信する状態となり、警報装置20でガラス割れ信号であるフレーム信号を受信できる。尚、1セットの中の信号の内、1フレーム分が正しく受信されればよいため、f1、f2リモートレシーバ22、23の動作状態により(停止期間中で無ければ)、もっと早い内に正しく受信されることが考えられるが、24セットの期間をとっておけば、1セット分の信号が混信しない状態で続けて送信される状態があるため受信が確実にできる。
【0079】
また、キーレス送信機30若しくは別の信号源からの送信周波数「f1」の無線信号が送信され、ガラス割れ検出装置2からの送信周波数「f1」のフレーム信号が混信していても、送信周波数「f2」のフレーム信号がf2リモートレシーバ23で受信され、警報器25及びフラッシャ26を動作できる。このように、ガラス割れ検出装置2が、送信周波数「f1」と「f2」の2つの周波数で、フレーム信号を送信するため、冗長性が2倍となり、一つの送信周波数のフレーム信号が混信しても、もう一方の送信周波数でのフレーム信号が受信され、外部からの無線信号との混信により警報装置20が動作しない可能性を低くできる。
【0080】
また、フレーム信号の送信を開始してから24セットより後は、送信周波数「f1」のフレーム信号は送信されないため、キーレス送信機30及びその他からの送信周波数「f1」のフレーム信号をf1リモートレシーバ22で受信することができ、ガラス割れ検出装置2からのガラス割れ信号が他の機器へ影響するのを抑えることができる。
【0081】
また、模擬信号スイッチ5を押すと、コンパレータ16の入力点が接地され、コンパレータ16への入力信号が「0」Vとなり、コンパレータ16の出力が「Hi」となる。すると、窓ガラス4が割られた時のように、マイコン15が動作して、当該Txモジュール10から窓ガラス4が割れたことを知らせるフレーム信号が出力される。これにより、窓ガラス4を割ること無く、当該セキュリティシステムが正常に働くか確認することが出来る。尚、Txモジュール10を元の状態に戻すには、マイコン15に設けられたリセットボタンを押すことにより、Txモジュール10を再起動して初期状態に戻せる。このように、模擬信号スイッチ5のような簡易な機構で、当該セキュリティシステムの動作確認を行えるようにできる。
[本発明との対応関係]
上述した、ガラス割れ検出装置2の内、センサ9、分圧抵抗17、バッテリ18、コンパレータ16で構成される箇所が、本発明の検出手段に該当し、マイコン15が、本発明の送信制御手段に該当し、アンテナ8、切り換えスイッチ11、変調器14、f1発振器12、f2発振器13で構成される箇所が、本発明の送信手段に該当し、模擬信号スイッチ5が、本発明の模擬入力手段に該当する。
【0082】
また、警報装置20の内、アンテナ21、f1リモートレシーバ22、f2リモートレシーバ23で構成される箇所が、本発明の受信手段に該当し、コントローラ24、警報器25及びフラッシャ26が、本発明の警報手段に該当する。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されず、このほかにも様々な形態で実施することができる。
【0083】
例えば、本実施例では、車両の盗難防止用のセキュリティシステムについて説明したが、他の用途に用いたものでもよく、例えば、家屋のガラスに、それぞれガラス割れ検出装置2を取り付け、家屋への侵入のためなどによりガラスが割られると、ガラス割れ検出装置2からガラス割れ信号が送信され、警報装置20を動作させる家庭用防犯装置などとして用いるものであってもよい。
【0084】
また、Txモジュール10は、送信周波数「f1」及び送信周波数「f2」によるフレーム信号を、スイッチ11を切り替えて送信するようにしているが、変調器14をもう一つ装備し、2つの送信周波数によるフレーム信号を、同時に送信するようにしても良い。また、Txモジュール10での発信器の数を増やし、警報装置20でのリモートレシーバも、これに対応するように増加して、送信するフレーム信号の送信周波数の種類を2種類より増やしたものでも良く、送信周波数の種類が増えると外部からの無線信号による混信の影響に対する冗長性がより高くなるため良い。
【0085】
また、Txモジュール10のマイコン15による処理で、S210での、ガラス割れを検出してからの規定時間後は、S230で、送信周波数「f2」のフレーム信号だけを送信するようにしているが、ガラス割れ検出装置2からのガラス割れ信号が他の機器へ影響するのを抑えるには、S220、S230を無くして、送信周波数「f1」、「f2」の両方のフレーム信号とも送信を止めるようにしても良し、S230の次に、キーレス送信機30が出力する信号の出力時間に対する期間などから規定した期間になったかを判定する処理を追加し、判定を満足すると、再び送信周波数「f1」、「f2」でのフレーム信号を送信するようにしても良い。
【0086】
また、ガラス割れ検出装置2が送信するガラス割れ信号であるフレーム信号の送信パターンは、前述のように3種類の混信の影響を抑えるように、送信周波数「f1」でのフレーム信号と、送信周波数「f2」でのフレーム信号と、休止期間とで構成しているが、単一の効果を示す送信パターンでガラス割れ信号を送信するガラス割れ検出装置であっても良い。例えば、外部からの無線信号との混信によるガラス割れ信号の伝達不良の影響を抑えることだけを考慮して、送信パターンを、休止期間が無く、送信周波数「f1」と送信周波数「f2」でのフレーム信号を繰り返し送信し続けるだけとしても良い。つまり、マイコン15における処理のS190とS200及びS210〜S230を無くして、S180の後はS150へ移行するようにしたものでも良い。
【0087】
また、セキュリティシステム内部の無線信号による混信の影響を押さえることだけを考慮して、送信パターンを、送信周波数「f1」のフレーム信号に休止期間を持たせて、繰り返し送信し続けるだけとしても良い。つまり、f2発信器13が無く、マイコン15における処理のS170とS180及びS210〜S230を無くして、S200の後は、S150へ移行するようにしたものでも良い。
【0088】
また、ガラス割れ検出装置2から送信されるフレーム信号が、他の機器へ影響するのを抑えることだけを考慮して、送信周波数「f1」のフレーム信号を繰り返し送信し、規定時間後、送信周波数「f1」のフレーム信号の送信を停止するようにしたものでも良い。つまり、f2発信器13が無く、マイコン15における処理のS170〜S200及び、S220とS230を無くし、S210で「Yes」となると処理を終了するようにしたものでも良い。
【0089】
また、これらを3つの効果の内2つを組み合わせて持つようにしたものでも良い。
更に、セキュリティシステムにて機能確認が不要な場合には、模擬信号スイッチ5を持たないTxモジュール10であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を表す図である。
【図2】実施例のTxモジュール10の構成を説明する図である。
【図3】実施例のマイコン15での処理手順のフローチャート図である。
【図4】実施例のTxモジュール10から出力される信号を説明する図である。
【図5】実施例のTxモジュール10から出力される信号を説明する図である。
【符号の説明】
2…ガラス割れ検出装置、3…ドア、4…窓ガラス、5…模擬信号スイッチ、8…アンテナ、9…センサ、10…Txモジュール、11…スイッチ、12…f1発振器、13…f2発振器、14…変調器、15…マイコン、16…コンパレータ、17…分圧抵抗、18…バッテリ、19…ディップスイッチ、20…警報装置、21…アンテナ、22…f1リモートレシーバ、23…f2リモートレシーバ、24…コントローラ、25…警報器、26…フラッシャ、27…モータ、30…キーレスエントリー送信機。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a security system that detects a break in glass with a glass break detection device, transmits a signal indicating the state of breakage of the glass to an alarm device by radio, and performs an alarm operation, and glass used in the security system. The present invention relates to a crack detection device.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a security system, a vehicle anti-theft device, a home security device, an abnormality detection device for equipment such as a plant, and the like are known. In particular, as a vehicle anti-theft device, for example, an impact sound generated when a window glass of a vehicle body is broken is detected by a glass break detection device including a microphone provided in the vehicle, and the glass break detection device detects a glass break. There are known devices that sometimes activate an alarm device (see
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 55-161647 (
[Patent Document 2]
JP-A-57-123489 (page 2-24, FIG. 1)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the configuration of the related art, since the glass breakage detecting device includes a normal microphone for collecting sound, the impact sound to be detected is exclusively a sound wave in an audible frequency band (especially a low frequency region), and the window glass is broken. In addition to the noise, the noise outside the vehicle, such as the horn sound of another approaching vehicle or the loud sound from a public relations vehicle, is erroneously detected, and the alarm device is likely to malfunction, which is not practical. is there.
[0005]
Therefore, as a glass crack detection device that can detect a high-precision glass break without detecting the breaking sound of the glass, a resistor is installed as a sensor inside or on the surface of the glass, and when the glass is broken In addition, there has been proposed a glass breakage detection device in which a sensor for detecting glass breakage is attached to glass, such as a device for detecting breakage of glass by detecting an increase in resistance due to the disconnection of the resistor.
[0006]
By the way, in a glass break detection device that detects a glass break by a sensor attached to the glass, since the glass to which the sensor is attached opens and closes, the wiring from the glass break detection device to the alarm device is designed to correspond to the opening and closing operation of the glass. Was needed. For this reason, in order to enhance the convenience of the security system using the glass break detection device, it is conceivable to use wireless communication for signal transmission between the glass break detection device and the alarm device, and to eliminate the wiring therebetween. ing.
[0007]
This makes it possible to freely attach the glass break detection device and the alarm device without worrying about the wiring, and improve the mountability of the security system on a vehicle.
However, in spite of such advantages, when wireless communication is used, a radio signal having the same transmission frequency as the transmission frequency transmitted by the glass break detection device is output inside or outside the vehicle, and the radio signal of the glass break detection device. If they are transmitted at the same time, interference with the wireless signal transmitted by the glass break detection device may occur, and the alarm device may not be able to normally receive the wireless signal from the glass break detection device,
Problems caused by interference with other devices due to radio signals transmitted by the glass break detection device,
Since wireless communication is used, various problems such as a problem that an electric input means to the glass break detection device is omitted and a function of the glass break detection device cannot be confirmed may occur. Can be
[0008]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above problems, and has been described in a security system using wireless communication and a glass breakage detection device used in the security system. The purpose is to prevent problems.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the security system according to
[0010]
The glass break detection device is configured to be able to transmit a glass break signal with a plurality of types of transmission frequencies, and the alarm device is configured to be able to receive a glass break signal with a plurality of types of transmission frequencies transmitted by the glass break detection device. ing.
As a result, according to the security system of the present invention, since the glass break signal is transmitted and received at a plurality of types of transmission frequencies, the glass break signal of one of the transmitted glass break signals may interfere with an external radio signal. Even so, since a glass break signal at another transmission frequency can be received by the alarm device, the possibility of poor transmission of the glass break signal due to interference with an external radio signal can be reduced.
[0011]
Note that there are various methods for detecting glass breakage in the glass breakage detection device, and any method may be used. For example, as a sensor, a transparent conductor is affixed to glass, and a method of detecting breakage of glass by detecting the resistance of the transparent conductor, which increases when the glass is broken, and a sensor that detects vibration on the glass. A method of detecting the glass breakage by detecting the vibration of the glass may be used.
[0012]
Further, the transmission of the glass break signal by a plurality of types of transmission frequencies in the glass break detection device may be a method of transmitting a glass break signal having a different transmission frequency for each transmitter using a plurality of transmitters, The transmission may be performed by changing the frequency to be transmitted in a time-division manner by one transmitter.
[0013]
Further, the alarm device may receive a glass break signal at a plurality of transmission frequencies by using a plurality of receivers to receive a signal at each transmission frequency. The reception may be performed by changing the reception frequency by division.
[0014]
By the way, there are many cases where there is more than one glass at the place where the security system is equipped, and if the glass without the glass break detection device is broken, it will not be a crime prevention. It is desirable to install a glass break detection device in the area. For example, in the case of a four-door vehicle, it is desirable to install a total of four glass breakage detection devices for each window glass so that glass breakage of each window glass can be detected.
[0015]
Therefore, the security system according to the second aspect includes a plurality of glass breakage detection devices respectively installed on the plurality of glasses.
Further, when a glass break detection device is installed in each of a plurality of glasses as in the security system according to the second aspect, two or more of these glasses are simultaneously broken, and the glass breakage is detected by two or more glass break detection devices. If the breaking signals are output simultaneously, these glass breaking signals interfere with each other, and there is a problem that the glass breaking signal is not correctly received by the alarm device, and the alarm operation is not performed. As described above, there is a case where the influence of the interference due to the radio signal inside the system occurs.
[0016]
This problem can be prevented by changing the transmission frequency of the glass break signal for each glass break detection device. For this purpose, an alarm device can receive a glass break signal having a different transmission frequency by the number of glass break detection devices. It is necessary to do so, and the scale of the alarm device becomes large, which is not a good idea. Therefore, as a countermeasure for suppressing the influence of the interference caused by the radio signal inside the system, it is preferable to provide a pause period during which the glass break signal is not transmitted when transmitting the glass break signal as in the security system according to the third aspect.
[0017]
That is, in the security system according to the third aspect, each of the glass break detection devices is configured to transmit a glass break signal in a transmission pattern in which a transmission frequency and a transmission timing of the glass break signal are designated. The transmission pattern except for all or one of the transmission patterns set for each of the transmission patterns includes a pause period during which no glass break signal having a predetermined transmission frequency is transmitted. The pause period is a period that is equal to or longer than a period during which the glass break detection device transmits a glass break signal once, and is a period different for each glass break detection device.
[0018]
As a result, according to the security system of the present invention (claim 3), when a plurality of glasses are simultaneously broken and a plurality of glass break detection devices simultaneously transmit a glass break signal, the glass break detection device Since the pause period is different for each, the transmission timing of the glass break signal for each glass break detection device shifts every time the glass break signal is repeatedly transmitted. Then, while repeatedly transmitting the glass break signal, when one glass break detection device transmits the glass break signal, the other becomes a pause period (typically, one glass break detection device When the transmission of the glass break signal is started, all the other glass break detection devices have to stop transmitting the glass break signal.), And the pause period is longer than the time for transmitting the glass break signal once. Therefore, during this time, the alarm device can receive the glass break signal and perform the alarm operation.
[0019]
As described above, even if there are a plurality of glass breakage detection devices having a common glass breakage signal transmission frequency, the alarm device can be caused to perform an alarming operation, and the influence of interference by a wireless signal inside the security system can be suppressed. .
In the meantime, in the glass break detection devices of the present invention that transmit in a transmission pattern including a pause period, a period during which none of the glass break detection devices transmits a glass break signal occurs while repeatedly transmitting a glass break signal. On the other hand, since the security system only needs to have a period during which only one glass break signal is transmitted, the security system may include only one glass break detection device that transmits a transmission pattern that does not include the pause period. .
[0020]
Further, among the glass break signals transmitted at a plurality of types of transmission frequencies, the glass break signals having different transmission frequencies do not need to consider the influence of interference. It is sufficient if there is a period during which transmission is not performed, focusing on the crack signal. In other words, it is not necessary to have a pause period in the glass break signals at all types of transmission frequencies, and among the glass break signals transmitted at a plurality of types of transmission frequencies, Any transmission pattern having a pause period may be used.
[0021]
On the other hand, a glass break signal transmitted by the glass break detection device may affect other devices due to interference. For example, in order to reduce costs, a keyless entry transmitter for transmitting a command to lock / unlock a vehicle door and a glass breakage detection device use a radio signal of the same transmission frequency and receive one reception. In the case of using a device (in this case, an alarm device), the glass break detection device sends a signal from the keyless entry transmitter after the glass is broken to continuously transmit a glass break signal when the glass is broken. However, the signal from the keyless entry transmitter interferes with the glass break signal and is not received by the alarm device. Therefore, during the alarm operation of the security system, since the signal from the keyless entry transmitter is not received by the alarm device, the door cannot be locked / unlocked, and the alarm operation is released by locking / unlocking the door. However, the keyless entry transmitter has a problem that the alarm of the security system cannot be released.
[0022]
On the other hand, in the security system according to the fourth aspect, the time period is set as a time sufficient for the alarm device to receive the glass break signal after the glass break detection device starts transmitting the glass break signal. After the receivable time, transmission of a glass break signal at a predetermined transmission frequency among the glass break signals being transmitted is stopped.
[0023]
As a result, according to the security system of the present invention (claim 4), since the glass break signal stops transmitting after the receivable time, it is transmitted at the same transmission frequency as a glass break detection device such as a keyless entry transmitter. The wireless signal from the device that performs the breakage is received by the corresponding receiving device, and it is possible to prevent the glass breakage signal from the glass breakage detection device from affecting other devices.
[0024]
Among the multiple transmission frequencies used in the glass break detection device, the transmission frequency that stops after the receivable time is assumed to be used in the same vehicle, such as a keyless entry transmitter, and is a specific transmission that may cause interference. The frequency may be limited to the frequency, or may be defined for all transmission frequencies and stopped.
[0025]
The receivable time is set to various times according to the use conditions of the security system. For example, in an environment in which transmission and reception of the glass break signal is not particularly hindered, a time period for transmitting the glass break signal only once may be set, or a wireless signal inside the security system as in claim 3 may be used. Considering the use in systems designed to mitigate the effects of interference, there should be enough time for the alarm device to receive a glass break signal, such that all glass break detectors inside the security system will send a glass break signal. When the state is reached, the transmission of the glass break signal may be repeated, and the time until all but one of the glass break detection devices enter the suspension period may be set assuming the worst state.
[0026]
In addition, the transmission of the glass break signal after the receivable time may be stopped after the transmission is stopped, or the signal output from a specific device such as a keyless entry transmitter is assumed. The transmission may be resumed after being separated by a period such as a predetermined period.
[0027]
By the way, in the security system according to the third aspect, the effect of suppressing the influence of interference due to the radio signal inside the security system is not limited to the one related to the security system according to the first or second aspect. Like the security system according to the fifth aspect, the security system may have an independent effect.
[0028]
That is, in the security system according to the fifth aspect, when a plurality of glass breakage detection devices installed for each of a plurality of glasses and configured to detect a broken state of the glass detect the breakage of the glass, A glass break signal indicating that the glass break has been transmitted is repeatedly transmitted wirelessly, and an alarm device configured to be able to receive the glass break signal performs an alarm operation upon receiving the glass break signal.
[0029]
Each of the glass break detection devices is configured to be able to transmit a glass break signal in a transmission pattern designating the transmission timing of the glass break signal, and all or one of the transmission patterns set in each of the glass break detection devices are configured. The transmission patterns other than the above include a pause period that is equal to or longer than the period during which the glass break detection device transmits the glass break signal once and that is different for each glass break detection device.
[0030]
As a result, according to the security system of the present invention (claim 5), similarly to the security system of claim 3, it is possible to suppress the influence of interference due to radio signals inside the security system.
Further, in contrast to the security system according to the fifth aspect, the security system according to the fourth aspect has an effect of suppressing a glass break signal from the glass break detection device from affecting other devices. You may have it like a security system.
[0031]
That is, in the security system according to
[0032]
Further, the effect of suppressing the glass break signal from the glass break detection device from affecting other devices in the security system according to the fourth and sixth aspects is independent of the security system according to the seventh aspect. It may be realized.
That is, in the security system according to the seventh aspect, when the glass breakage detecting device installed on the glass and configured to detect the broken state of the glass detects the broken glass, it indicates that the glass is broken. The alarm device configured to repeatedly transmit the glass break signal wirelessly and receive the glass break signal performs an alarm operation upon receiving the glass break signal.
[0033]
Then, the glass break detection device starts transmission of the glass break signal, and then transmits the glass break signal after a receivable time set as a time sufficient for the alarm device to receive the glass break signal. Stop.
By the way, when the glass break detection device and the alarm device are connected by a wire, it is easy to send an electrical command to the glass break detection device using existing wiring. , An electrical command to perform a test operation is sent, and the glass break detection device temporarily outputs a glass break signal, thereby confirming the operation of the security system. However, when communication is performed between the glass break detection device and the alarm device using a wireless signal, it is difficult to give an electrical command if the glass break detection device is embedded in the installation location (the glass break detection device). It is possible if a wireless receiving device is newly provided on the side, but it is difficult to provide a receiving device only for function confirmation.) For this reason, the operation confirmation when the glass breakage detecting device is embedded in the installation location in this way can only be performed by actually breaking the glass.
[0034]
On the other hand, in the security system according to the eighth aspect, the simulated input means of the glass breakage detecting device is configured so that the glass breakage detecting device detects the breakage of the glass by an external mechanical input. Simulate a cracked state.
As a result, according to the security system of the present invention (claim 8), even when the simulation input means simulates a state in which the glass is broken by a mechanical input from the outside, the simulation apparatus detects the glass break and causes the glass break detection apparatus to detect the glass break. Can be detected. Thereby, a glass break signal is transmitted from the glass break detection device, and the alarm device operates, so that the operation of the security system can be confirmed without actually breaking the glass.
[0035]
Incidentally, simulation of the state of broken glass, there are various methods according to the method of detecting the glass break, for example, in the case of a method of detecting a glass break based on a signal from a sensor attached to the glass, When the signal generator is connected to the output point of the sensor and the provided switch is closed, the signal generator operates to output a signal output from the sensor when the glass is broken. In the case of the method of detecting the fluctuation of the output from the sensor, the output point of the sensor is connected to the ground with a switch, and the switch is closed to reduce the voltage to the ground voltage, or conversely, the voltage is connected to the power supply and the voltage is increased. In this way, the sensor output may be changed.
[0036]
In addition, the simulation input means may be provided in the security system according to any one of
[0037]
On the other hand, in the case of a security system used in a vehicle, a device using various radios is used in the vehicle, and a radio signal having the same transmission frequency as the glass break signal inside and outside the vehicle, such as moving to a place where various radio signals fly. Are used, and there is a high possibility of encountering a situation where interference occurs. In most cases, there are a plurality of glasses in a vehicle, and a plurality of glass breakage detecting devices are used. Therefore, by using the security system according to the above-described invention (claims 1 to 8) mounted on a vehicle as described in claim 9, the effect can be more exerted.
[0038]
On the other hand, in the glass break detecting device according to
[0039]
As a result, according to the glass break detection device of the present invention (claim 10), by using the glass break detection device of the security system of
[0040]
Further, in the glass breakage detecting device according to the eleventh aspect, the transmission control means controls the transmission means to transmit the glass breakage signal in a transmission pattern in which the transmission frequency and the transmission timing of the glass breakage signal are specified. The transmission pattern includes a pause period during which the glass break signal having a predetermined transmission frequency is not transmitted, and the pause period is a period equal to or longer than a period during which the glass break signal is transmitted once by the glass break detection device, and other periods. This is a period based on an external designation that is different from the suspension period of the glass breakage detection device.
[0041]
As a result, according to the glass breakage detecting device of the present invention (claim 11), by using the glass breakage detecting device according to claim 3, it is possible to suppress the influence of interference due to radio signals inside the security system.
Further, in the glass breakage detecting device according to
[0042]
As a result, according to the glass breakage detecting device of the present invention (claim 12), by using the glass breakage detecting device according to
Further, in the glass breakage detecting device according to the thirteenth aspect, the detecting means provided on the glass detects the broken state of the glass, and when the detecting means detects the broken glass, the transmitting means determines that the glass is broken. Is repeatedly transmitted wirelessly, and the transmission control means controls the transmission timing of the glass break signal transmitted by the transmission means. The transmission control unit controls the transmission unit to transmit the glass break signal in a transmission pattern in which the transmission timing of the glass break signal is specified, and the transmission pattern includes a pause period in which the glass break signal is not transmitted, This pause period is a period based on an external designation that is equal to or longer than the period during which the transmitting means transmits the glass break signal once and is different from the pause period of the other glass break detectors.
[0043]
As a result, according to the glass breakage detecting device of the present invention (claim 13), by using the glass breakage detecting device according to
Further, in the glass breakage detecting device according to the present invention, after the transmitting means starts transmitting the glass breakage signal, the receivable time set as a sufficient time for the alarm device to receive the glass breakage signal is set. Then, the transmission control means controls the transmission means to stop transmitting the glass break signal.
[0044]
As a result, according to the glass breakage detecting device of the present invention (claim 14), by using the glass breakage detecting device according to
Further, in the glass breakage detecting device according to the fifteenth aspect, the detecting means provided on the glass detects the broken state of the glass, and when the detecting means detects the broken glass, the transmitting means determines that the glass is broken. Is repeatedly transmitted wirelessly, and the transmission control means controls the transmission timing of the glass break signal transmitted by the transmission means.
[0045]
Then, the transmission control means transmits the glass break signal after a receivable time set as a time sufficient for the alarm device to receive the glass break signal after the transmission means starts transmitting the glass break signal. Is controlled to stop the transmission.
As a result, according to the glass break detection apparatus of the present invention (claim 15), by using the glass break detection apparatus according to claim 7, the glass break signal from the glass break detection apparatus is prevented from affecting other devices. be able to.
[0046]
Further, in the glass breakage detecting device according to the sixteenth aspect, the simulation input means simulates a state in which the glass is broken so that the glass breakage detecting device detects a glass breakage by an external mechanical input. I do.
As a result, according to the glass breakage detecting device of the present invention (claim 16), the operation of the security system can be confirmed without actually breaking the glass by using the security system according to
[0047]
The simulation input means may be provided in the glass breakage detecting device according to any one of
[0048]
The detecting means comprising a plurality of resistors for dividing a power supply voltage of a power supply and a divided voltage detecting means for detecting a divided voltage value of the power supply voltage, wherein the detecting means comprises a plurality of resistors. At least one of the resistors is installed on the surface or inside of the glass, and when the partial pressure value detected by the partial pressure detecting means changes, it is determined to be a broken state of the glass and detected, and the simulation input means , The detection point of the partial pressure value of the partial pressure detecting means is grounded by an external mechanical input.
[0049]
As a result, according to the glass break detection device of the present invention (claim 17), it is sufficient that the detection point can be grounded as the mechanical input of the simulation input means, and simulation can be performed only by adding a simple mechanism such as an on / off switch. Input means can be realized.
Further, the glass breakage detecting device according to the above-mentioned inventions (claims 10 to 17) can be mounted on a vehicle and used like the glass breakage detecting device according to claim 18 like the security system according to claim 9. The effect can be exhibited more.
[0050]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the security system according to the present embodiment includes a glass
[0051]
In this way, a system that warns the person who broke the
The
[0052]
Next, in the security system according to the present embodiment, as shown in FIG. 1, the glass
[0053]
Although not shown, the vehicle of this embodiment has four doors 3, and the
[0054]
As shown in FIG. 2, the
[0055]
The sensor 9 and the
[0056]
Further, the
[0057]
Further, when the output of the
[0058]
The
The
[0059]
Further, the f1
[0060]
Further, upon receiving a command from the f1 and f2
[0061]
The
[0062]
The
[0063]
By the way, in order to extend the replacement period of the battery 18 as much as possible, the
[0064]
Further, the f1
[0065]
On the other hand, when a button arranged on the
Next, a processing procedure of the
[0066]
First, in S110, the output of the
Next, in S120, it is determined whether the output of the
[0067]
Next, in S130, the operation mode of the
Next, in S140, the open / close state of the contact of the
[0068]
Next, in S150, a command is issued to the
Next, in S160, three frame signals are output to the
Next, in S170, a command is issued to the
[0069]
Next, in S180, three frame signals are output to the
Next, in S190, a command is issued to the
Next, in S200, the process waits for the suspension period set in S140.
[0070]
Next, in S210, the time from the start of the output of the frame signal is compared with the output time for 24 sets of the frame signal, which is the specified time, and if the specified time has not been reached, the process proceeds to S150. If the time exceeds the specified time, the process proceeds to S220.
[0071]
Next, in S220, a command is issued to the
Next, in S230, three frame signals are output to the
Thereafter, S230 is repeatedly performed.
[0072]
Note that the contents of the frame signal set in S140 include the data to be transmitted in BOF (Beginning of Frame) data indicating the start of the frame signal and EOF (End of Frame) data indicating the end of the frame signal. In the data inside, ID information indicating the source of the signal and command information of the content to be transmitted (information indicating that the
[0073]
Further, in the present embodiment, the transmission frequency of the frame signal and the transmission timing, such as taking a pause after transmitting the frame signal three times at the transmission frequency “f1” and three times at the transmission frequency “f2”, are taken. The transmission pattern is determined by the contents of the processing steps of S150 to S230 set in the
[0074]
[effect]
According to the above-described security system, when the window glass 4A to 4D is broken and the
[0075]
First, in the glass
[0076]
Then, as shown in FIG. 4, when each window glass including the window glass A is split at exactly the same time, the frame signal from the glass
[0077]
As described above, even when a plurality of
[0078]
On the other hand, not only when the signals are transmitted at exactly the same time as in FIG. 4 but also when the signals are transmitted with a slight shift as shown in FIG. 5, for example, the frame signal is repeatedly transmitted even in the severest situation. 4, only the frame signal of the window glass 4A is transmitted in the 23rd set for the signal of the transmission frequency “f1” and in the 24th set for the signal of the transmission frequency “f2”, as indicated by the arrow in FIG. The
[0079]
Further, even if a radio signal of the transmission frequency “f1” from the
[0080]
Further, after the transmission of the frame signal is started, the frame signal of the transmission frequency “f1” is not transmitted after 24 sets, so that the frame signal of the transmission frequency “f1” from the
[0081]
When the
[Correspondence with the present invention]
In the glass
[0082]
In the
[Modification]
As described above, the embodiments of the present invention have been described. However, the present invention is not limited to the above specific embodiments, and can be implemented in various other modes.
[0083]
For example, in this embodiment, the security system for preventing theft of a vehicle is described. However, the security system may be used for other purposes. For example, the glass
[0084]
In addition, the
[0085]
In the processing by the
[0086]
The transmission pattern of the frame signal, which is the glass break signal transmitted by the glass
[0087]
Further, in consideration of only suppressing the influence of interference by a radio signal inside the security system, the transmission pattern may be configured such that the frame signal of the transmission frequency “f1” has a pause and the frame is only repeatedly transmitted. That is, the f2 transmitter 13 may not be provided, S170 and S180 and S210 to S230 in the
[0088]
Further, the frame signal of the transmission frequency “f1” is repeatedly transmitted only in consideration of suppressing the influence of the frame signal transmitted from the glass
[0089]
Further, these may have a combination of two of the three effects.
Furthermore, if the security system does not require a function check, the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an overall configuration of an embodiment.
FIG. 2 is a diagram illustrating a configuration of a
FIG. 3 is a flowchart of a processing procedure in a
FIG. 4 is a diagram illustrating a signal output from a Tx module according to the embodiment.
FIG. 5 is a diagram illustrating signals output from a Tx module according to the embodiment.
[Explanation of symbols]
2 glass break detection device 3
Claims (18)
前記ガラス割れ信号を受信可能に構成され、該ガラス割れ信号を受信すると警報動作を行う警報装置と、
を備えるセキュリティシステムにおいて、
前記ガラス割れ検出装置は、複数種類の送信周波数による前記ガラス割れ信号を、送信可能に構成され、
前記警報装置は、前記ガラス割れ検出装置が送信する複数種類の送信周波数によるガラス割れ信号を受信可能に構成されている、
ことを特徴とするセキュリティシステム。A glass break detection device that is installed on the glass and configured to be able to detect a broken state of the glass, and detects a break of the glass, and transmits a glass break signal indicating that the glass has broken, wirelessly and repeatedly.
An alarm device configured to be capable of receiving the glass break signal, and performing an alarm operation upon receiving the glass break signal,
In a security system with
The glass break detection device is configured to be able to transmit the glass break signal with a plurality of types of transmission frequencies,
The alarm device is configured to be able to receive a glass break signal by a plurality of types of transmission frequencies transmitted by the glass break detection device,
A security system characterized by the following.
該ガラス割れ検出装置各々に設定される前記送信パターンの内、全て、若しくは1つを除く前記送信パターンは、あらかじめ規定された送信周波数のガラス割れ信号について送信しない休止期間を含み、
該休止期間は、前記ガラス割れ検出装置でガラス割れ信号を1回送信する期間以上の期間で、かつ前記ガラス割れ検出装置毎に違う期間である、
ことを特徴とする請求項2記載のセキュリティシステム。Each of the glass break detection devices is configured to transmit the glass break signal in a transmission pattern in which a transmission frequency and a transmission timing of the glass break signal are designated,
Of the transmission patterns set in each of the glass break detection devices, all, or the transmission pattern except for one, includes a pause period in which a glass break signal of a predetermined transmission frequency is not transmitted,
The pause period is a period that is equal to or longer than a period in which the glass break detection device transmits a glass break signal once, and a period that is different for each glass break detection device.
3. The security system according to claim 2, wherein:
前記ガラス割れ信号の送信を開始してから、前記警報装置が該ガラス割れ信号を受信するのに十分な時間として設定された受信可能時間以降に、送信中の前記ガラス割れ信号の内、あらかじめ規定された送信周波数での前記ガラス割れ信号の送信を停止するよう構成される、
ことを特徴とする請求項1から請求項3にいずれか記載のセキュリティシステム。The glass break detection device,
From the start of transmission of the glass break signal, after the receivable time set as a time sufficient for the alarm device to receive the glass break signal, the glass break signal being transmitted is specified in advance. Configured to stop transmitting the glass break signal at the transmitted transmission frequency,
The security system according to any one of claims 1 to 3, wherein:
前記ガラス割れ信号を受信可能に構成され、該ガラス割れ信号を受信すると警報動作を行う警報装置と、
を備えるセキュリティシステムにおいて、
前記ガラス割れ検出装置各々は、ガラス割れ信号の送信タイミングが指定された送信パターンで、前記ガラス割れ信号を送信可能に構成され、
該ガラス割れ検出装置各々に設定される前記送信パターンの内、全て、若しくは1つを除く前記送信パターンは、前記ガラス割れ検出装置でガラス割れ信号を1回送信する期間以上の期間で、かつ前記ガラス割れ検出装置毎に違う期間である休止期間を含む、
ことを特徴とするセキュリティシステム。A plurality of glasses that are installed for each of a plurality of glasses and are configured to detect a broken state of the glass, and when the broken glass is detected, a glass breaking signal indicating that the glass has been broken is repeatedly transmitted wirelessly. Crack detection device,
An alarm device configured to be capable of receiving the glass break signal, and performing an alarm operation upon receiving the glass break signal,
In a security system with
Each of the glass break detection devices is configured to be capable of transmitting the glass break signal in a transmission pattern in which a transmission timing of the glass break signal is specified,
Of the transmission patterns set in each of the glass break detection devices, all, or the transmission pattern except for one is a period longer than a period of transmitting a glass break signal once by the glass break detection device, and Including a pause period that is a different period for each glass break detection device,
A security system characterized by the following.
前記ガラス割れ信号の送信を開始してから、前記警報装置が該ガラス割れ信号を受信するのに十分な時間として設定された受信可能時間以降に、前記ガラス割れ信号の送信を停止するよう構成される、
ことを特徴とする請求項5記載のセキュリティシステム。The glass break detection device,
After starting transmission of the glass break signal, the alarm device is configured to stop transmitting the glass break signal after a receivable time set as a time sufficient for receiving the glass break signal. ,
6. The security system according to claim 5, wherein:
前記ガラス割れ検出装置と離れた場所にあり、前記ガラス割れ信号を受信可能に構成され、該ガラス割れ信号を受信すると警報動作を行う警報装置と、
を備えるセキュリティシステムにおいて、
前記ガラス割れ検出装置は、前記ガラス割れ信号の送信を開始してから、前記警報装置が該ガラス割れ信号を受信するのに十分な時間として設定された受信可能時間以降に、前記ガラス割れ信号の送信を停止するよう構成されることを特徴とするセキュリティシステム。A glass break detection device that is installed on the glass and configured to be able to detect a broken state of the glass, and detects a break of the glass, and transmits a glass break signal indicating that the glass has broken, wirelessly and repeatedly.
An alarm device that is located at a distance from the glass break detection device, is configured to be able to receive the glass break signal, and performs an alarm operation when the glass break signal is received,
In a security system with
The glass breakage detecting device, after starting transmission of the glass breakage signal, after the receivable time set as a time sufficient for the alarm device to receive the glass breakage signal, A security system configured to stop transmission.
外部からの機械的入力により、ガラスの割れを検知した状態となるよう、前記ガラスが割れた状態を模擬する模擬入力手段、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項7にいずれか記載のセキュリティシステム。The glass break detection device,
Simulation input means for simulating a state in which the glass is broken, so that the glass is broken by a mechanical input from outside,
The security system according to any one of claims 1 to 7, further comprising:
前記検出手段が該ガラスの割れを検知すると、ガラスが割れたことを表すガラス割れ信号を、複数種類の送信周波数による無線で送信する送信手段と、
前記送信手段で送信するガラス割れ信号の、送信周波数及び送信タイミングを制御する送信制御手段と、
を備えることを特徴とするガラス割れ検出装置。Detection means installed on the glass, for detecting a broken state of the glass,
When the detecting means detects the breakage of the glass, a transmitting means for transmitting a glass break signal indicating that the glass has broken, wirelessly at a plurality of transmission frequencies,
Transmission control means for controlling the transmission frequency and transmission timing of the glass break signal transmitted by the transmission means,
A glass crack detection device, comprising:
前記送信パターンは、あらかじめ規定された送信周波数のガラス割れ信号について送信しない休止期間を含み、
該休止期間は、前記ガラス割れ検出装置でガラス割れ信号を1回送信する期間以上の期間で、かつ他のガラス割れ検出装置の前記休止期間と違う期間となるような外部からの指定に基づく期間である、
ことを特徴とする請求項10記載のガラス割れ検出装置。The transmission control unit controls the transmission unit to transmit the glass break signal in a transmission pattern in which a transmission frequency and a transmission timing of the glass break signal are designated,
The transmission pattern includes a pause period in which transmission is not performed for a glass break signal having a predetermined transmission frequency,
The pause period is a period that is equal to or longer than a period during which the glass break detection device transmits a glass break signal once, and a period based on an external designation that is different from the pause period of another glass break detection device. Is,
The glass crack detection device according to claim 10, wherein:
前記送信手段が前記ガラス割れ信号の送信を開始してから、前記警報装置が該ガラス割れ信号を受信するのに十分な時間として設定された受信可能時間以降に、送信中の前記ガラス割れ信号の内、あらかじめ規定の送信周波数での前記ガラス割れ信号の送信を停止するよう前記送信手段を制御する、
ことを特徴とする請求項10又は請求項11記載のガラス割れ検出装置。The transmission control means,
After the transmission means starts transmitting the glass break signal, after the receivable time set as a time sufficient for the alarm device to receive the glass break signal, the glass break signal being transmitted is transmitted. Within, controlling the transmission means to stop transmitting the glass break signal at a predetermined transmission frequency,
The glass breakage detection device according to claim 10 or 11, wherein:
該検出手段がガラスの割れを検知すると、ガラスが割れたことを表すガラス割れ信号を無線で繰り返し送信する送信手段と、
該送信手段で送信するガラス割れ信号の、送信タイミングを制御する送信制御手段とを備え、
前記送信制御手段は、ガラス割れ信号の送信タイミングが指定された送信パターンで、前記ガラス割れ信号を送信するよう送信手段を制御し、
前記送信パターンは、ガラス割れ信号について送信しない休止期間を含み、
該休止期間は、前記送信手段でガラス割れ信号を1回送信する期間以上の期間で、かつ他のガラス割れ検出装置の前記休止期間と違う期間となるような外部からの指定に基づく期間である、
ことを特徴とするガラス割れ検出装置。Detection means installed on the glass, for detecting a broken state of the glass,
When the detecting means detects a break in the glass, a transmitting means for repeatedly transmitting a glass break signal wirelessly indicating that the glass has broken,
Transmission control means for controlling the transmission timing of the glass break signal transmitted by the transmission means,
The transmission control unit controls the transmission unit to transmit the glass break signal in a transmission pattern in which a transmission timing of the glass break signal is specified,
The transmission pattern includes a pause in which the glass break signal is not transmitted,
The pause period is a period that is equal to or longer than a period during which the transmission means transmits a glass break signal once, and is a period based on an external designation that is different from the pause period of another glass break detection device. ,
A glass breakage detecting device characterized by the above-mentioned.
前記送信手段が前記ガラス割れ信号の送信を開始してから、前記警報装置が前記ガラス割れ信号を受信するのに十分な時間として設定された受信可能時間以降に、前記ガラス割れ信号の送信を停止するよう前記送信手段を制御する、
ことを特徴とする請求項13記載のガラス割れ検出装置。The transmission control means,
After the transmission means starts transmitting the glass break signal, the alarm device stops transmitting the glass break signal after a receivable time set as a time sufficient for the alarm device to receive the glass break signal. Controlling the transmission means to perform
The glass breakage detecting device according to claim 13, wherein:
該検出手段がガラスの割れを検知すると、ガラスが割れたことを表すガラス割れ信号を無線で繰り返し送信する送信手段と、
該送信手段で送信するガラス割れ信号の送信タイミングを制御する送信制御手段とを備え、
前記送信制御手段は、前記送信手段が前記ガラス割れ信号の送信を開始してから、前記警報装置が該ガラス割れ信号を受信するのに十分な時間として設定された受信可能時間以降に、前記ガラス割れ信号の送信を停止するよう前記送信手段を制御する、
ことを特徴とするガラス割れ検出装置。Detection means installed on the glass, for detecting a broken state of the glass,
When the detecting means detects a break in the glass, a transmitting means for repeatedly transmitting a glass break signal wirelessly indicating that the glass has broken,
Transmission control means for controlling the transmission timing of the glass break signal transmitted by the transmission means,
The transmission control means, after the transmission means starts transmitting the glass break signal, after the receivable time set as a sufficient time for the alarm device to receive the glass break signal, the glass Controlling the transmission means to stop transmitting the crack signal,
A glass breakage detecting device characterized by the above-mentioned.
電源の電源電圧を分圧する複数の抵抗体と、
前記電源電圧の分圧値を検出する分圧検出手段とを備え、
前記複数の抵抗体の内少なくとも一つの抵抗体は、ガラスの表面若しくは内部に設置され、
前記分圧検出手段にて検出される分圧値が変化した場合に、前記ガラスの割れ状態と判定して検知し、
前記模擬入力手段は、外部からの機械的入力により、前記分圧検出手段の分圧値の検出点を接地する、
ことを特徴とする請求項16記載のガラス割れ検出装置。The detecting means,
A plurality of resistors for dividing a power supply voltage of the power supply,
Voltage division detecting means for detecting a voltage division value of the power supply voltage,
At least one resistor of the plurality of resistors is provided on or inside glass.
When the partial pressure value detected by the partial pressure detecting means changes, it is determined and determined that the glass is in a broken state,
The simulation input means grounds a detection point of a partial pressure value of the partial pressure detection means by an external mechanical input,
17. The glass breakage detecting device according to claim 16, wherein:
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