JP2004145409A - 記憶装置および記憶装置サブシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】冗長データを保持する記憶装置サブシステムにおいて、上位装置からのファイル単位でのアクセス要求を、該記憶装置サブシステムを構成する複数の記憶装置間で協調して処理する制御方式を提供する。
【解決手段】記憶装置サブシステムを構成する個々の記憶装置が、上位装置からのファイル単位でのアクセス要求処理、並びに、該アクセス要求に伴う冗長データの更新処理を実施する手段を具備する。更に、記憶装置は、自身が格納するファイル毎に記録媒体上の位置情報、アクセス履歴情報等を保持し、任意の条件で格納領域の再配置を実施する手段とを具備する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の記憶装置から構成され、冗長データを保持する記憶装置サブシステム及びその記憶装置サブシステムに使用される記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な記憶装置サブシステムは、複数の記憶装置と、複数の記憶装置と接続してそれらを制御する記憶制御装置とから構成される。記憶制御装置は、ユーザデータ及び冗長データを固定長のサイズ(ブロック)に分割し、各記憶装置に振り分けて格納する(例えば、非特許文献1参照)。記憶制御装置と記憶装置とは、SCSI(Small Computer System Interface)等のインタフェースで接続され、ブロック単位のサイズでデータの送受信を行う。そして、ブロックデータを振り分けられたそれぞれの記憶装置が、独立して振り分けられたブロックデータの読み書き処理を実行することにより、多重処理による性能向上を実現している。
【0003】
記憶制御装置は、記憶装置と上位装置との間のデータ交換の制御を行うために、少なくとも、上位装置とのインタフェース制御を実行する装置と、記憶装置とのインタフェース制御を実行する装置と、上位装置と記憶装置との間で転送されるデータを保持するキャッシュメモリと、それらを統括管理する装置を備え、上位装置と記憶装置間のデータ交換のためにブロックへの分割処理、記憶装置への配置処理、上位装置用のファイルデータへの変換処理等様々な処理を行っている。これら複数の記憶装置に対する制御を記憶制御装置が一括して実行しているため、記憶制御装置は大量のデータ処理を高速に行うことが要求され、このために通常、高速で高価なプロセッサや大容量のキャッシュメモリを搭載することで性能の向上を実現している。
【0004】
また、記憶装置サブシステムにおける他の高性能化技術として、データ更新時の冗長データの作成処理をデータ更新対象の記憶装置に行わせて、記憶制御装置の負担を軽減させる技術も考えられている。(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−261946号公報
【非特許文献1】
”A Case for Redundant Array of Inexpensive Disks (RAID)”(Proceedings of ACM SIGMOD、1988)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の記憶装置サブシステムにおいては、記憶制御装置が上位装置から送られるファイル単位のアクセス要求の、記憶装置の処理単位であるブロック単位へのデータの変換や、変換したブロックデータの記憶装置への割当等の記憶装置へのアクセス制御を集中して行っているため、データの読み出しや新規書き込みの際に、記憶制御装置の処理性能がボトルネックとなり、記憶装置サブシステム全体の処理性能向上の妨げとなっている。
【0007】
また、記憶装置サブシステムの性能を向上させるために、記憶制御装置に最高性能のプロセッサや大容量のキャッシュメモリを準備して対応することが、記憶装置サブシステムの価格をつりあげる結果になっている。
【0008】
さらに近年、記憶装置サブシステムを構成する記憶装置台数が増加する傾向にあり、上記の状況にますます拍車がかかっている。上述した最高性能のプロセッサ等を準備してもなお記憶装置サブシステムの処理性能の向上を妨げることが考えられる。
【0009】
また、記憶制御装置が連続領域として指定した領域が、個々の記憶装置におけるフラグメント処理等によって、実際には不連続な領域となる場合がある。この様な場合、記憶制御装置が連続した領域を指定したアクセス要求を発行しても、実際の記憶装置のアクセスは不連続な領域へのアクセスとなる為、シーク動作やディスクの回転を待つため等の時間がかかり、アクセス性能が低下する。従来の技術では、記憶制御装置が連続領域として指定した領域が、実際には不連続な領域である場合の、データの適切な格納について考慮していない。
【0010】
本発明の目的は、記憶装置サブシステムにおいて、上位装置からのファイル単位のアクセス要求に応じる処理に関して、従来負荷が集中していた記憶制御装置の負担を軽減し、記憶装置サブシステムの性能向上や低価格化を図るものである。
【0011】
本発明の他の目的は、記憶装置サブシステムを構成する個々の記憶装置において、上位装置からのファイル単位でのアクセス要求に対応し、ファイルを構成するブロックデータの格納領域を最適に制御することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、記憶装置サブシステムを構成する記憶装置の各々にファイル単位のアクセス要求を処理する手段をもたせ、記憶制御装置または少なくとも1の記憶装置に、上位装置から受信するアクセス要求を処理する記憶装置を選択してその記憶装置へアクセス要求を送出する記憶装置選択部を備えさせた。
【0013】
記憶装置及び記憶制御装置に上記の手段を持たせることにより、ファイル単位のアクセス要求を処理するための、ファイルのブロックデータへの変換、変換したブロックデータをアクセスする記憶装置の割り振り及びブロックデータを読み出すための記憶装置の制御、ブロック単位データのファイルへの変換等の処理の全部または一部を記憶制御装置で行う必要がなくなり、アクセス要求処理における記憶制御装置の負担を軽減して記憶装置サブシステムの性能向上が図れる。なお、上記の記憶装置選択部を1の記憶装置にもたせることで、記憶制御装置をもたない記憶装置サブシステムが提供できる。
【0014】
また、記憶装置は通常ブロック単位でメディア部にデータを格納するが、当該記憶装置を制御するメイン制御部が、アクセス要求が前記メディア部に格納されているデータの読み出し要求である場合、前記メディア部に格納されているブロック単位のデータを、ファイル単位のデータに整形して要求元に出力し、アクセス要求がデータの書き込み要求である場合には、外部から受信したファイル単位のデータを、ブロック単位のデータに整形して前記メディア部に格納することで、通常のブロック単位でデータを格納するメディア部を有する記憶装置においてファイル単位のデータのアクセス要求を処理可能とする。
【0015】
更に、記憶装置のメイン制御部が、データを書き込む際に、ブロック単位に分割したデータが連続してアクセス可能なメディア部の領域に格納するように制御を行うことで、メディア部からの読み書きの時間を早めている。データの書き込み時に限らず不連続な領域に格納されているデータを、該データの先頭ブロックのアドレスと、先頭ブロックに連続するブロック数を検出して、データの再配置を行わせることもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
[第一の実施形態](記憶制御装置によるコマンド振り分け)
以下、本発明に係る第一の実施形態を、図1〜7を用いて説明する。
【0017】
図1は、記憶制御装置2と複数台の記憶装置1を有する記憶装置サブシステム3と上位装置5とから構成される情報処理システムの一例を示す。複数台の記憶装置1は、記憶制御装置2と、サブシステム内ネットワーク4を介して接続されている。また、記憶制御装置2は、上位装置5とネットワーク6を介して接続されている。
【0018】
記憶制御装置2は、記憶装置選択部20、ネットワークインタフェース制御部21、メモリ22、記憶装置インタフェース制御部23、記憶制御装置内ネットワーク7を具備する。メモリ22は、記憶装置選択管理情報を備える。記憶装置選択管理情報には、特定の記憶装置を選択する為の情報として、記憶装置サブシステムが格納する全てのファイルと、実際にファイルを格納する記憶装置との関連付け情報、各記憶装置の空き情報(あとどのくらいの容量のデータを格納できるかを示す)、並びに、サブシステム管理情報と同等の情報が含まれる。尚、メモリ22は、不揮発性であることが望ましい。
【0019】
記憶制御装置2は、記憶装置選択管理情報と、上位装置5から記憶装置1に対するファイル単位でのアクセス要求とに基づき、アクセス要求を特定の記憶装置1に対して転送する。以下、上位装置から記憶装置に対するファイル単位でのアクセス要求のことをCmdと書く。
【0020】
記憶装置1は、情報保持部10、メイン制御部11、バッファ部12、更新情報生成部13、メディア部14、インタフェース制御部15、バッファ制御部16、メディア制御部17、記憶装置内ネットワーク8を備える。
【0021】
情報保持部10は、ファイル管理情報、サブシステム管理情報、メディア管理情報を格納する。これらの情報については、後述する。
【0022】
メイン制御部11は、コマンド処理制御部30、格納ブロック制御部31を備え、記憶装置を統括管理する。コマンド処理制御部30は、Cmdと情報保持部10に格納されている情報に基づき、Cmdに対する処理を制御する。格納ブロック制御部31は、上位装置5から受信した書き込みデータ(以下、ライトデータと呼ぶ)を、後述するメディア部14に格納する際の、最適なブロック検出や割当て処理を制御する。
【0023】
バッファ部12は、コマンド格納部35、送受信データ格納部36、更新情報格納部37を備え、メディア部14と上位装置5との間で転送されるデータを一時保存する。コマンド格納部35は、上位装置5から受信したCmdを保持する。送受信データ格納部36は、上位装置5との間で送受信されるデータを保持する。更新情報格納部37は、更新情報生成部13にて生成された更新情報を保持する。
【0024】
更新情報生成部13は、上位装置5から受信したライトデータと、メディア部14の更新対象データとから排他的論理和演算等による更新情報を生成する。
【0025】
メディア部14は、上位装置5がアクセスするデータ、または、該データに対応する冗長データを保持する記憶媒体である。
【0026】
インタフェース制御部15は、記憶制御装置20との間の通信を、所定のプロトコルに基づいて制御する。
【0027】
バッファ制御部16は、バッファ部12に対するアクセスを制御する。
【0028】
メディア制御部17は、メディア部14に対する記録再生処理を実行する。
【0029】
尚、図1の各要素は、ハードウェアとして実現されるものとして描いているが、メイン制御部11におけるコマンド処理制御部30と格納ブロック制御部31は、プロセッサがソフトウェアとして実現されるものであってもよい。
【0030】
図2は、情報保持部10に格納されるファイル管理情報の構成の一例を示す。ファイル管理情報は、ファイルを識別するためのファイルIDで構成される。ファイルIDは、アクセス権、ユーザID、サイズ、レプリカ管理情報、アクセス履歴、優先順位、メディア格納位置などの情報を含む。
【0031】
アクセス権は、そのファイルがリード要求に対処可能か否か、または、ライト要求に対処可能か否かを示す情報である。
【0032】
ユーザIDは、ユーザを識別するための識別子である。
【0033】
サイズは、メディア部14に格納されたファイルの、バイト単位のサイズと、ブロック数とから構成される。
【0034】
レプリカ管理情報とは、ファイルに対するCmd毎の記憶装置に優先順位をつけた情報である。例えば、優先順位をつけた装置識別子情報等を設定したものであってもよい。
【0035】
アクセス履歴は、ファイルに対するアクセス頻度の指標として用いる情報である。例えば、ファイルが生成されてからの期間、または、任意の期間におけるアクセス回数等である。
【0036】
優先順位は、上位装置がファイルを作成する際に指定する情報である。例えば、上位装置から見てアクセス頻度の高いファイルに高い優先度、または、関連してアクセスされる可能性の高い複数ファイルに同一の優先度を設定する。または、ファイルの重要性に応じて、ユーザが予め優先度を設定してもよい。
【0037】
メディア格納位置は、メディア部14に格納した先頭ブロックのアドレスと、連続するブロックの数とから構成される。ここで、ファイル更新等に伴い、メディア部14の連続領域を確保できない(分断が発生する)場合、分断された領域毎にメディア格納位置の情報を追加する。図に示した1〜Nの番号は、分断された領域毎につけられた番号である。
【0038】
尚、ファイル管理情報における、これらの情報すべては必須ではない。実施例に応じて、必要な情報を用いればよい。
【0039】
図3は、情報保持部10に格納されるサブシステム管理情報の構成の一例を示す。ここでは、サブシステム管理情報は、記憶装置フラグ、記憶装置ID、格納データ種、冗長管理情報を含む。
【0040】
記憶装置フラグは、第二の実施形態における、複数の記憶装置中の、記憶装置選択処理を行う記憶装置の識別子を示す。
【0041】
記憶装置IDは、記憶装置を識別するための、記憶装置毎に固有の識別子である。
【0042】
格納データ種は、格納しているデータが、ユーザデータであるか、冗長データであるかを示す情報である。
【0043】
冗長管理情報は、データ記憶装置ID、冗長データ記憶装置ID、動作モード、障害記憶装置ID、RAIDレベル、データ記憶装置台数、パリティ記憶装置台数、パリティ配置方式、冗長データ管理サイズを含む。データ記憶装置IDは、格納されている冗長データに対応するデータがどの記憶装置に格納されているかを示す情報である。冗長データ記憶装置IDは、格納されているデータに対応する冗長データがどの記憶装置に格納されているかを示す情報である。動作モードは、記憶装置が正常か縮退かを示す情報である。ここで、縮退とは、記憶装置に障害が発生し、冗長データを用いて、Cmdを処理している状態を指す。障害記憶装置IDとは、障害が発生した記憶装置のIDを示す情報である。冗長データ管理サイズは、冗長データのサイズを示す情報である。RAIDレベルは、RAID0〜RAID5までのRAIDの種類を表す。データ記憶装置台数は、あるパリティグループにおいて、冗長データを作成するためのデータを保持する記憶装置の台数である。ここで、パリティグループとは、一つの記憶装置に障害が発生しても、データを復旧することが可能なグループのことを指す。パリティ記憶装置台数は、複数の記憶装置に格納されるデータによって作成された冗長データを保持する記憶装置の台数である。通常、台数は1である。パリティ配置方式は、従来方式等、様々な方式の種類を表す。
【0044】
尚、サブシステム管理情報における、これらの情報すべては必須ではない。実施例に応じて、必要な情報を用いればよい。
【0045】
情報保持部10に格納されるメディア管理情報は、メディア部14へのアクセスに対するシーク動作のヘッドの変更が発生しない、または、発生頻度を最小にするアクセス領域(連続領域)を検出するための各種パラメータ情報、該連続領域の使用状況、不良ブロック情報等から構成される。
【0046】
以下、Cmdを、記憶装置1−1〜1−4が協調して処理する動作について説明する。尚、第一の実施形態では、記憶装置1−1がアクセス対象の装置であるとする。また、図4、6では、Cmdの流れを点線で示し、ユーザデータの流れは実線で示した。図5、7では、Cmdの流れは省略している。
(1)ファイル単位のリード要求処理
図4は、上位装置5から記憶装置サブシステム3に対し、ファイル単位の読み出し要求(以下、リード要求と呼ぶ)が発行された場合の処理例を示す。尚、以下の図において、説明上必要のない部位は省略している。
【0047】
まず、記憶制御装置2は、Cmdを、ネットワーク6を介して受信する。
【0048】
記憶制御装置2は、記憶装置選択部20において、受信したCmdを構成する各種情報と、記憶装置選択管理情報とに基づき、Cmdが記憶装置1−1に格納するファイルに対するリード要求であることを検出し、Cmdを記憶装置1−1に対して転送する。ここで、各種情報とは、Cmdがリード要求か、書き込み要求(以下、ライト要求と呼ぶ)かを判別する情報や、ファイルを識別するための情報等を含む。 記憶装置1−1は、転送されたCmdを、インタフェース制御部15−1、バッファ制御部16−1を介して、バッファ部12−1のコマンド格納部35−1に格納する。次に、メイン制御部11のコマンド処理制御部30−1は、Cmdを構成する各種情報と、情報保持部10のファイル管理情報とに基づき、アクセス種がリード要求であること、メディア部11に格納されているアクセス対象の先頭ブロックのアドレス、そして、先頭ブロックに連続するブロック数を検出する。ここで、アクセス種とは、Cmdが、リード要求か、新規の書き込み(以下、生成と呼ぶ)要求か、または、更新要求か、を示す情報である。
【0049】
コマンド処理制御部30−1は、メディア制御部17−1を介してメディア部14−1からアクセス対象として検出した、ファイル単位でアクセスされたデータ(以下、ファイルデータと呼ぶ)を含む、ブロック単位のデータ(以下、ブロックデータと呼ぶ)を、バッファ部12−1の送受信データ格納部36−1に読み出す処理を開始する。
【0050】
次に、コマンド処理制御部30−1は、読み出したブロック単位のデータを、ファイル管理情報のバイト単位のサイズに基づき整形する。その後、インタフェース制御部15−1を介して、上位装置5に対して、ファイル単位のデータを送信する。
(2)ファイル単位のライト要求処理
図5は、上位装置5から記憶装置サブシステム3に対し、ファイル単位のライト要求が発行された場合の処理例を示す。Cmdの流れは、(1)と同様なので、図5では省略している。また、ここでのライト要求は、生成要求と、更新要求の両方を含むものとする。
【0051】
(1)と同様、記憶制御装置2は、Cmdがライト要求であること及び、ライト要求が既に当該記憶装置サブシステムが記憶しているファイルに対する更新要求であるか、新しいファイルの書き込み要求であるかを検出する。Cmdが更新ライト要求である場合には記憶装置選択管理情報のファイルと記憶装置との関連付け情報を参照し当該更新ライト要求を転送する記憶装置を選択して更新ライト要求を転送する。ここでは記憶装置1−1が当該ファイルを既に格納しているものとし、記憶装置1−1に対してCmdを転送する。Cmdが生成ライト要求(新しいファイルの書き込み要求)であると判断した場合は、記憶装置選択管理情報中の各記憶装置の空き情報を参照してアクセス要求を転送すべき記憶装置を決定し、決定した記憶装置に対してCmdを転送する。ここでは記憶装置1−1が生成ファイルを格納するのに適切であると判定したものとし、記憶装置1−1に転送するものとする。
【0052】
ライト要求のCmdを転送された記憶装置1−1のコマンド処理制御部30−1は、Cmdを構成するファイルの識別子情報が自身の情報保持部10に格納されるファイル管理情報に登録済みか否かで、該Cmdが生成要求であるか更新要求であるかの判断を行う。そして、格納ブロック制御部31−1に制御を渡す。
【0053】
格納ブロック制御部31−1は、メディア部14に格納するのに最適なアクセス対象の先頭ブロックのアドレスと、先頭ブロックに連続するブロック数とを検出し、それらの情報をファイル管理情報のメディア格納位置として登録(又は更新)し、メディア管理情報の連続領域の使用状況を登録(又は更新)する。
【0054】
コマンド処理制御部30−1はさらに、受信したバイト単位でのファイルデータから、任意の数のブロックに整形した新ブロックデータを生成する。また、アクセス対象のブロックデータを更新情報生成部13−1に読み出す。次に、新ブロックデータとアクセス対象のブロックデータの差分となるデータ(以下、差分ブロックデータと呼ぶ)を、排他的論理和演算等により、更新情報生成部13−1で生成し、冗長データを格納する記憶装置1−4に対して冗長データ更新要求を発行する。次に、ファイルデータに関連するファイル管理情報の更新要求を発行する。更に、新ブロックデータを、メディア制御部14−1を介してメディア部11−1に格納する。
【0055】
一方、記憶装置1−4は、記憶装置1−1からの冗長データ更新要求を、インタフェース制御部15−4、バッファ制御部16−4を介して受信し、コマンド格納部35−4に格納する。次に、記憶装置1−4は、コマンド処理制御部30−4において、受信した冗長データ更新要求を構成する各種情報に基づき、メディア部14−4の、アクセス対象の先頭ブロックのアドレスと、先頭ブロックに連続するブロック数とを検出する。
【0056】
コマンド処理制御部30−4は、メディア制御部17−4を介してメディア部14−4からアクセス対象として検出したブロック(旧冗長ブロックデータ)を、送受信データ格納部36−4に読み出す処理を開始する。
【0057】
記憶装置1−1から受信した差分ブロックデータと旧冗長ブロックデータとから、新冗長ブロックデータを更新情報生成部13−4で生成し、新冗長ブロックデータを、メディア制御部17−4を介してメディア部14−4に格納し、冗長ブロックデータの更新処理に関連するファイル管理情報を更新する。
【0058】
(3)分断されたブロックデータの再配置処理
上位装置5から記憶装置サブシステム3に対し、データの更新要求が発行された場合、ファイルデータの増大等により、メディア部14において、連続したアクセス対象のブロックに対する連続した領域を確保できず、同一のファイルを構成するブロックデータが分断される(不連続となる)場合がある。このときのブロックデータの再配置処理について、以下、説明する。
【0059】
データを格納する対象の記憶装置1において、格納ブロック制御部31は、ファイル管理情報のメディア格納位置を用いて、不連続な領域に格納されているブロックデータを検出する。
【0060】
格納ブロック制御部は、ファイル管理情報のサイズ、メディア格納位置と、メディア管理情報の連続領域の使用状況等を用いて、新たにメディア部14に格納するのに最適なアクセス対象の先頭ブロックのアドレスと、先頭ブロックに連続するブロック数とを検出し、それらの情報をファイル管理情報のメディア格納位置として更新し、メディア管理情報の連続領域の使用状況も更新する。
【0061】
コマンド処理制御部30は、再配置処理対象のブロックデータと、再配置先のブロックデータとから、排他的論理和演算等による更新情報を更新情報生成部13で生成し、冗長データを格納する記憶装置に対して冗長データ更新要求を発行する。そして、再配置処理対象のブロックデータを、メディア制御部17を介してメディア部14に格納する。
【0062】
冗長データを格納する記憶装置1における処理は、(2)と同様である。
【0063】
他の最適配置の例として、格納される領域に応じてアクセス速度に性能差が生じることによる、ファイルの格納領域を指定する方法、または、関連してアクセスされるファイルをより近傍に配置することによる、シーク動作待ち、ディスク回転待ちの発生頻度を低減する方法がある。
【0064】
ファイル管理情報のアクセス履歴を用いれば、記憶装置1の格納ブロック制御部31において、よりアクセス頻度の高いファイルを、アクセス速度の速い領域に再配置することによって、上位装置から見た高速化を実現できる。更に、優先順位とメディア管理情報等も用いれば、より優先度の高いファイルを、アクセス速度の速い領域に、または、同一優先度のファイルを近傍の領域に再配置することによって、上位装置から見た高速化を実現できる。
【0065】
尚、分断されたブロックデータの再配置処理により、メディア部14に発生した未使用領域を用いて、既に格納されたファイルデータの再配置を実行することも可能である。
【0066】
既に格納されたファイルデータの再配置を実行する記憶装置は、ファイル管理情報の更新処理と、再配置対象のブロックデータと再配置先のブロックデータとから、排他的論理和演算等による差分ブロックデータを生成し、再配置対象のブロックデータをメディア部に格納し、差分ブロックデータを冗長データが格納される記憶装置に対して送信する。
【0067】
冗長データを格納する記憶装置においても、先述の冗長ブロックデータ更新処理と同様の処理を実行することで、既に格納されたファイルデータの再配置処理を実現できる。
【0068】
尚、未使用領域は,ファイルデータの再配置処理だけではなく、ファイルデータの削除によっても発生し、その際、既に格納されたファイルデータの再配置を実行することも可能である。
【0069】
(4)ファイル単位のリード要求処理(縮退)
(1)から(3)では、記憶装置1が正常の場合について説明した。以下、記憶装置1−1〜1−3の何れかに障害が発生した(縮退)場合での処理例について説明する。
【0070】
図6は、上位装置5から記憶装置サブシステム3に対しファイル単位のリード要求が発行された場合の処理例を示す。(4)と(5)では、記憶装置1−1が障害を起こしているとする。
【0071】
先述と同様、記憶制御装置2は、Cmdが記憶装置1−1に格納するファイルに対するリード要求であることを検出する。また、記憶装置選択管理情報を用いて、記憶装置1−1が障害を起こしていることを検出し、Cmdを冗長データが格納される記憶装置1−4に対して転送する。
【0072】
また、記憶装置1−4は、記憶制御装置2からCmdを受信し、コマンド処理制御部30−4において、アクセス種が記憶装置1−1に対するリード要求であること、アクセス対象の先頭ブロックのアドレス、そして先頭ブロックに連続するブロック数とを検出する。
【0073】
コマンド処理制御部30−4は、検出した情報に基づき、更新情報生成部16−4へ、アクセス対象のブロックデータに対応する冗長ブロックデータを読み出す処理を開始する。そして、アクセス対象のブロックデータに対応するブロックデータが格納される記憶装置1−2、1−3に対して、該ブロックデータのリード要求を発行する。
【0074】
記憶装置1−4からリード要求を受信した記憶装置1−2、1−3は、リード要求に基づくブロックデータを記憶装置1−4に送信する。
【0075】
更に、記憶装置1−4の更新情報生成部13−4において、記憶装置1−2、1−3から受信したブロックデータと冗長ブロックデータとから、記憶装置1−1のブロックデータを復元し、ファイル管理情報のバイト単位のサイズに基づき、復元したブロックデータをファイル単位に整形する。そして、上位装置5に対するファイルデータの送信処理を実行する。
【0076】
(5)ファイル単位のライト要求処理(縮退)
図7は、上位装置5から記憶装置サブシステム3に対しファイル単位のライト要求が発行された場合の処理例を示す。
【0077】
(2)、(4)と同様、記憶装置1−4のコマンド処理制御部30−4は、Cmdのアクセス種が記憶装置1−1に対するライト要求であること等を検出し、記憶装置1−2、1−3に対して、ブロックデータのリード要求を発行する。そして、記憶装置1−2、1−3は、リード要求に基づくブロックデータを記憶装置1−4に送信する。
【0078】
次に、記憶装置1−4は、記憶装置1−2、1−3から受信したブロックデータと、上位装置5から受信したバイト単位でのファイルデータを、コマンド処理制御部30−4によって、任意の数のブロックに整形した新ブロックデータとから、新冗長ブロックデータを更新情報生成部13−4で生成し、該新冗長ブロックデータを、メディア制御部17−4を介してメディア部14−4に格納(更新)し、冗長ブロックデータの更新処理に関連するファイル管理情報を更新する。
【0079】
(1)〜(5)の処理によって、複数の記憶装置から構成され、冗長データを保持する記憶装置サブシステムにおいて、Cmdを、複数の記憶装置と、簡易な記憶制御装置とで処理する制御方式を実現できる。
【0080】
また、記憶装置サブシステムを構成する個々の記憶装置において、ファイルの格納領域の最適化制御方法による記憶装置の性能を有効活用する記憶装置サブシステム、または、記憶制御装置の負荷削減による、性能が向上する記憶装置サブシステムを実現できる。
[第二の実施形態](記憶制御装置を不要とした記憶装置サブシステム)
以下、本発明に係る第二の実施形態を、図8を用いて説明する。
【0081】
図8は、複数台の記憶装置1から構成される記憶装置サブシステム3と、上位装置5とから構成される情報処理システムの一例を示す。
【0082】
図1と違う点は、記憶装置サブシステム3が複数台の記憶装置1−1〜1−Nから構成されること、記憶装置1−1のみが上位装置5とネットワーク6を介して接続されていること、インタフェース制御部15が上位装置5との間の通信を所定のプロトコルに基づいて制御すること、記憶装置選択部20が記憶装置1内にあること、情報保持部が記憶装置選択管理情報を具備すること、である。
【0083】
本実施形態によれば、上位装置からのファイル単位でのアクセス要求を、記憶装置サブシステムを構成する複数の記憶装置のみで処理する制御方式、即ち、記憶制御装置を不要とした記憶装置サブシステムを実現できる。
【0084】
尚、ネットワーク6とサブシステム内ネットワーク4は、独立したネットワークとして描いてあるが、共通のネットワークで接続することも可能である。例えば、FC−AL等のループ接続であり、同一のループに上位装置と記憶装置が接続される構成である。
【0085】
この場合、図3のサブシステム管理情報において、記憶装置サブシステムIDのエントリに、フラグがたてられた記憶装置において、先述の記憶装置選択処理を実行させてもよい。1台の記憶装置に記憶装置選択処理や、障害を起こしている記憶装置の検出処理を実行させてもよいし、記憶装置選択処理に係る負荷を軽減させるため、複数の記憶装置で実行させてもよい。
【0086】
処理の一例としては、上位装置5からのファイル単位のアクセス要求を、記憶装置サブシステム3を構成する全ての記憶装置に一斉通知する方式がある。これをブロードキャスト方式と呼ぶ。
【0087】
一斉通知されたアクセス要求を受領した個々の記憶装置において、記憶装置選択管理情報に基づき、アクセス要求を自身で処理するか否かの判別を実行する。
【0088】
この場合、個々の記憶装置は、アクセス要求を自身で処理するか否の判別処理を実行すれば良いことから、記憶制御装置において記憶装置選択処理を全て行うことに対し、負荷が軽減される。
【0089】
そして、記憶装置は、判別処理の結果に基づき、第一の実施形態と同様に、以降の処理を実行する。
【0090】
尚、複数の記憶装置は、それぞれ同じ種類である必要はない。例えば、冗長データを格納する記憶装置については、アクセスが集中することが予想されることから、よりアクセス速度の速い記憶装置を用いて構成することも可能である。
【0091】
本実施例によれば、記憶制御装置を不要とした記憶装置サブシステムを実現できるとともに、従来の記憶装置サブシステムを構成する際の、記憶制御装置と記憶装置との接続距離の課題が解消され、記憶装置の配置における自由度が向上し、冗長構成を取る個々の記憶装置を充分に離れた場所に配置することによって、地震等の災害に対するデータの保全性を向上することができる。
[第三の実施形態](RAID5、パリティ跨り無し)
第一と第二の実施形態においては、冗長データを格納する記憶装置を固定とした場合を例に説明したが、これに限るものではない。
【0092】
以下、本発明に係る第三の実施形態として、冗長データを格納する記憶装置を固定しない場合、即ち、RAID5適用時の処理例について説明する。
【0093】
本実施形態では、第二の実施形態における記憶装置選択処理を、個々の記憶装置で実行し、RAID5を適用するので、上位装置と個々の記憶装置は、共通のネットワークで接続されるものとする。
【0094】
また、本実施形態では、Cmdを共有する手段と、Cmdを構成する各種情報と、ファイル管理情報やサブシステム管理情報に基づき、自身での処理要否を判別する手段と、複数の記憶装置で連携した処理が必要な場合、記憶装置間で、ブロックデータの転送処理を実行する手段とを新たに具備する。
【0095】
ファイル管理情報は、ファイルID毎に一つのメディア格納位置を保持する構成である。即ち、図2において、メディア格納位置が、一つしかない状態を表す。
【0096】
図9〜11を用いて、データ転送処理について説明する。
【0097】
図9は、上位装置5から記憶装置サブシステム3に対しファイル単位のライト要求が発行された場合の処理、及びパリティデータ更新処理の一例を示す。
【0098】
記憶装置サブシステムを構成する記憶装置は、図8と同様の構成であるが,本実施形態の以下の説明において不要な部位は省略している。また、メディア部14は、データを格納するデータストライプ(図中S0〜S14)とパリティデータを格納するパリティストライプ(図中P0〜P4)とに論理的に分割し管理されている。例えば、データストライプS3〜S5とパリティストライプP1とでパリティグループを構成している。
【0099】
尚、図9において、Cmdの転送処理は省略してあるが、各記憶装置1−1〜1−4がCmdを受領し、記憶装置1−2がファイルデータ更新処理対象、記憶装置1−3がパリティデータ更新対象であることを判別するものとする。
【0100】
また、Cmdと、コマンド処理の詳細(自身での処理要否の判別処理、複数の記憶装置で連携した処理が必要な場合の、記憶装置間でのブロックデータの転送処理等)については後述する。
【0101】
記憶装置1−2は、更新情報生成部13−3で、少なくとも、上位装置5から受信したファイルデータ(図中、新データ)40と、新データに対応し自身が既に格納しているデータ(図中、旧データ)41とから生成した差分データ42をパリティデータ更新対象である記憶装置1−3に送信し、新データを自身のメディア部14−2(S4)に格納(更新)する。
【0102】
一方、記憶装置1−3は、記憶装置1−2から受信した差分データ42と、差分データに対応し自身が既に格納しているパリティデータ(図中、旧パリティ)43とから新たなパリティデータ(図中、新パリティ)44を生成し、自身のメディア部14−3(P1)に格納(更新)する。
【0103】
尚、先述の説明において、差分データの生成、パリティデータの更新処理は、ストライピング単位で実行することも可能である。
【0104】
図10は、障害発生の記憶装置1−2に格納されたファイルデータに対するファイル単位のリード要求が発行された場合の、パリティデータを用いた処理の一例を示す。
【0105】
パリティグループを構成する記憶装置1−1〜1−4は、アクセス要求対象のファイルデータに対応するパリティグループデータ(図中、PGデータ)50−1と50−4を、記憶装置1−3に送信する。
【0106】
記憶装置1−3は、パリティグループデータ50−1と50−4と自身が格納するパリティデータ(図中、パリティ)51とから、アクセス要求対象のファイルデータ(図中、復旧データ)52を復旧し、上位装置5に送信する。
【0107】
図11は、障害発生の記憶装置1−2に格納されたファイルデータに対するファイル単位のライト要求が発行された場合の、パリティデータ更新処理の一例を示す。
【0108】
パリティグループを構成する記憶装置1−1と1−4は、アクセス要求対象のファイルデータに対応するパリティグループデータ(図中、PGデータ)50−1と50−4を,記憶装置1−3に送信する。
【0109】
一方、記憶装置1−3は、上位装置5から受信したファイルデータ40と、記憶装置1−1と1−4から受信したパリティグループデータ50−1と50−4とから新たなパリティデータ(図中、新パリティ)44を生成し、自身のメディア部14−3(P1)に格納(更新)する。
【0110】
次に、コマンド処理について説明する。
【0111】
記憶装置は、▲1▼上位装置からCmdを受信し、▲2▼Cmdの解釈を実行し、▲3▼Cmdとファイル管理情報やサブシステム管理情報とに基づく、Cmdに応じた処理を実行し、▲4▼Cmdを削除して処理を完了する。
(1)リード系コマンド処理例
図12は、Cmdがリード系のコマンドである場合の処理例を示す。
【0112】
Cmdを受信した記憶装置では、▲2▼の結果に基づき、Cmd対象のファイルを自身が格納するか否かを判別する(200)。
【0113】
自身がCmd対象のファイルを格納する記憶装置は、Cmdの情報に基づき、メディア部14からのディスクリード処理を起動する(201)。ここで、ディスクリード処理とは、メディア部14のデータをバッファ部12の送受信データ格納部36に読み出す処理のことを示す。次に、先述の実施形態と同様の処理を通じてファイルデータの生成を行い(202)、処理で生成したファイルデータ、並びに完了報告を上位装置に対して送信し(203、204)、Cmdを削除して(103)、処理を完了する。
【0114】
一方、自身がCmd対象のファイルを格納しない記憶装置は、Cmdの情報と、ファイル管理情報やサブシステム管理情報とに基づき、Cmd対象のファイルを格納する記憶装置における障害の有無を検出する(205)。
【0115】
障害が無い場合(正常時)、記憶装置は、Cmdを削除して(103)、処理を完了する。
【0116】
障害が有る場合(縮退時)、記憶装置は、Cmd対象のファイルに対応するパリティデータを自身が格納するか否かを判別する(206)。
【0117】
自身がパリティデータを格納する場合、記憶装置は、Cmdの情報等に基づき、メディア部14からのパリティデータのディスクリード処理を起動する(207)。更に、パリティグループを構成する他の記憶装置からのパリティグループデータの受信(208)を待ち、パリティデータとパリティグループデータとから復旧データの生成(209)を行い、復旧データ、並びに完了報告を上位装置に対して送信(203、204)した後、Cmdを削除して(103)、処理を完了する。
【0118】
一方、自身がパリティデータを格納しない場合、記憶装置は、自身が格納するパリティグループデータを、パリティデータを格納する記憶装置に送信する為、Cmdの情報等に基づき、ディスクリード処理を起動し(212)、読み出したパリティグループデータ、並びに完了報告をパリティデータを格納する記憶装置に対して送信(213、214)し、Cmdを削除して(103)、処理を完了する。
(2)ライト系コマンド処理例
図13は、Cmdがライト系のコマンドである場合の処理例を示す。
【0119】
Cmdを受信した記憶装置では、▲2▼の結果に基づき、Cmd対象のファイルを自身が格納するか否かを判別する(300)。
【0120】
自身がアクセス要求対象のファイルを格納する場合の処理A(301)については、後述する。
【0121】
ファイルを格納しない場合、記憶装置は、Cmd対象のファイルに対応するパリティデータを格納するか否かを判別(302)する。パリティデータを格納する場合の処理B(303)、格納しない場合の処理C(304)についても、後述する。処理A、B、Cの後、Cmdを削除して(103)、処理を完了する。
【0122】
以下、処理A、処理B、処理Cについて説明する。
【0123】
(2−a)ファイルを格納する記憶装置における処理(処理A)
図14は、Cmd対象のファイルを格納する記憶装置における、ライト系の処理例を示す。
【0124】
記憶装置は、Cmd対象のファイルに対応するパリティデータを格納する記憶装置の障害の有無を検出する(310)する。これにより、パリティデータの更新処理の要否を判別する。
【0125】
対応するパリティデータを格納する記憶装置に障害が無い場合、記憶装置は、Cmdの情報等に基づき、ディスクリード処理を起動する(311)。次に、上位装置からの新データの受信(312)を待ち,新データとディスクリード処理によるデータとから差分データを生成する(313)。更に、新データをメディア部14へ格納し(314)、(313)の処理で生成した差分データ、並びに完了報告をパリティを格納する記憶装置に対して送信(316、317)した後、Cmdを削除して(103)、処理を完了する。
【0126】
一方、対応するパリティデータを格納する記憶装置に障害が有る場合、記憶装置は、上位装置からの新データの受信(318)を待ち、Cmd等に基づき、新データをメディア部14へ格納し(319)、完了報告を上位装置に対して送信(320)した後、Cmdを削除して(103)、処理を完了する。
(2−b)パリティデータを格納する記憶装置における処理(処理B)
図15は、Cmd対象のファイルに対応するパリティデータを格納する記憶装置における、ライト系の処理例を示す。
【0127】
記憶装置は、Cmd対象のファイルを格納する記憶装置の障害の有無を検出(330)する。
【0128】
Cmd対象のファイルを格納する記憶装置に障害が無い場合、記憶装置は、Cmdの情報等に基づき、メディア部14からの旧パリティデータのディスクリード処理を起動(331)する。更に、Cmd対象のファイルを格納する記憶装置からの差分データの受信(332)を待ち、旧パリティデータと差分データとから新パリティデータの生成及び更新処理(333)を実行する。更に、Cmd対象のファイルを格納する記憶装置から受信した完了報告(334)と、自身の処理結果に基づく完了報告を上位装置に対して送信(335)した後、Cmdを削除して(103)、一連の処理を完了する。
【0129】
一方、Cmd対象のファイルを格納する記憶装置に障害が有る場合、記憶装置は、Cmdの情報等に基づき、メディア部14からの旧パリティデータのディスクリード処理を起動(336)する。更に、上位装置からの新データの受信(337)及びパリティグループを構成する記憶装置からのパリティグループデータの受信(338)を待ち、新データとパリティグループデータとから新パリティデータの生成及び更新処理(339)を実行する。更に、パリティグループを構成する記憶装置から受信した完了報告(340)と、自身の処理結果に基づく完了報告を上位装置に対して送信(335)した後、Cmdを削除して(103)、一連の処理を完了する。
(2−c)その他の記憶装置における処理(処理C)
図16は、Cmd対象のファイル、またはファイルに対応するパリティデータを格納しない記憶装置におけるライト系の処理例を示す。
【0130】
記憶装置は、Cmd対象のファイルを格納する記憶装置の障害の有無を検出(350)する。
【0131】
Cmd対象のファイルを格納する記憶装置に障害が無い場合、記憶装置は、Cmdを削除して(103)、一連の処理を完了する。
【0132】
一方、Cmd対象のファイルを格納する記憶装置に障害が有る場合、記憶装置は、Cmdの情報等に基づき、メディア部14からパリティグループのディスクリード処理を起動(351)し、パリティデータを格納する記憶装置に対しパリティグループデータを送信する(352)。更に、パリティデータを格納する記憶装置に対して完了報告を送信(353)した後、Cmdを削除して(103)、一連の処理を完了する。
【0133】
以上のコマンド処理を、記憶装置サブシステム3を構成する個々の記憶装置で実行することによって、先述の実施形態における、記憶制御装置2、または、少なくとも一台の記憶装置1で実行していた記憶装置選択処理を、個々の記憶装置で実行できる。更に、冗長データを格納する記憶装置を固定しない(RAID5)処理を実現できる。
[第四の実施形態](RAID5,パリティ跨り無し,マスタ制御型)
先述の実施形態では、記憶装置サブシステムを構成する個々の記憶装置が、Cmdの情報に対して、自身でのコマンド処理要否の判別を実行するものである。しかし、これを実現する為には、個々の記憶装置が、記憶装置サブシステムに格納される全てのファイルについて、ファイル管理情報を保持する必要があり、更に、ファイル管理情報を構成するメディア格納位置として、ファイルを格納する記憶装置IDなどの情報を付加して保持する必要がある。そこで、個々の記憶装置が保持する管理情報の削減を目的とする実施形態について説明する。
【0134】
本実施形態では、パリティデータの更新等、パリティ制御が必要な場合において、対応するパリティデータを格納する記憶装置が、これらの処理を実行する。このときの記憶装置をマスタと呼ぶ。これにより、記憶装置サブシステムを構成する個々の記憶装置は、自身が格納するファイルデータと、パリティデータに関するファイル管理情報を保持することで、先述と同様の処理を実現できる。
【0135】
図17は、パリティデータに関するファイル管理情報の構成例を示す。ファイル管理情報は、自身のパリティストライプ毎に対応するファイルIDを含む。ファイルIDは、アクセス権、ユーザID、サイズ、メディア格納位置などの情報を含む。
【0136】
次に、コマンド処理について説明する。
【0137】
記憶装置は、Cmd受信を契機として、Cmd情報の解釈を実行する。次に、解釈の結果に基づき、Cmd対象のファイルデータ、またはファイルデータに対応するパリティデータを自身が格納するか否かを判別する。処理が必要な場合、Cmdに応じたコマンド処理を実行し、Cmdを削除して、一連の処理を完了する。処理が不要な場合、Cmdを削除して、一連の処理を完了する。
(1)リード系コマンド処理例
図18は、Cmdがリード系のコマンドである場合の処理例を示す。
【0138】
尚、ファイルデータを格納する記憶装置における処理は、先述と同様なので省略し、パリティデータを格納する記憶装置と、パリティグループを構成する記憶装置におけるコマンド処理のみ図示している。
【0139】
パリティデータを格納する記憶装置では、サブシステム管理情報等に基づき、Cmd対象のファイルデータを格納する記憶装置における障害の有無を検出する(401)。
【0140】
障害が無い場合、Cmdを削除して(416)、一連の処理を完了する。
【0141】
障害が有る場合、パリティグループを構成する記憶装置、並びにパリティグループのデータを格納するアドレス情報等を検出し(403)、該パリティグループのデータを格納する記憶装置に対するリード要求を生成し、発行する(404)。
更に、パリティデータのディスクリード処理を起動し(405)、パリティグループを構成する他の記憶装置からのパリティグループのデータの受信(406)を待つ。そして、パリティデータとパリティグループデータとから復旧データを生成し(407)、生成した復旧データ、並びに完了報告を上位装置に対して送信(408/409)した後、Cmdを削除して(416)、一連の処理を完了する。
また、パリティデータを格納する記憶装置から、パリティグループのデータのリード要求を受信(410)した記憶装置は、Cmdの情報の解釈(図中、コマンド解釈)を実行し(411)、該コマンド解釈の結果に基づき、自身でのコマンド処理要否を判別する(412)。 自身でのコマンド処理が必要と判別した記憶装置は、自身が格納するパリティグループデータを、パリティデータを格納する記憶装置に送信する為、Cmd情報等に基づき、ディスクリード処理を起動し(413)、読み出したパリティグループデータ、並びに完了報告をパリティデータを格納する記憶装置に対して送信(414、415)し、Cmdを削除して(416)、一連の処理を完了する。
(2)ライト系コマンド処理例
図19は、Cmdがライト系のコマンドである場合の処理例を示す。
尚、ファイルデータを格納する記憶装置における処理は、先述と同様の処理なので省略し、パリティデータを格納する記憶装置とパリティグループを構成する記憶装置におけるコマンド処理のみ図示している。
【0142】
パリティデータを格納する記憶装置では、サブシステム管理情報等に基づき、Cmd対象のファイルデータを格納する記憶装置における障害の有無を検出する(401)。
【0143】
障害が無い場合、旧パリティデータのディスクリード処理(331)、差分データの受信(332)、旧パリティデータと差分データとから新パリティデータの生成及び更新処理(333)、更に、Cmd対象のファイルを格納する記憶装置から受信した完了報告(334)とが行われ、自身の処理結果に基づく完了報告を上位装置に対して送信(335)した後、Cmdを削除して(416)、一連の処理を完了する。
【0144】
一方、障害が有る場合、パリティグループを構成する記憶装置、並びにパリティグループデータを格納するアドレス情報等を検出し(403)、該パリティグループデータを格納する記憶装置に対するリード要求を生成し発行する(404)。
【0145】
更に、上位装置からの新データと、パリティグループを構成する他の記憶装置からのパリティグループデータの受信とを待ち(417、406)、新データとパリティグループのデータとから新パリティデータの生成および更新(418)を行い、完了報告を上位装置に対して送信(409)した後、Cmdを削除して(416)、一連の処理を完了する。
【0146】
また、パリティデータを格納する記憶装置から、パリティグループのデータのリード要求を受信(410)した記憶装置は、Cmd情報の解釈(図中、コマンド解釈)を実行し(411)、解釈の結果に基づき、自身でのコマンド処理要否を判別する(412)。
【0147】
自身でのコマンド処理が必要と判別した記憶装置は、自身が格納するパリティグループのデータを、パリティデータを格納する記憶装置に送信する為、Cmdの情報等に基づき、ディスクリード処理を起動し(413)、読み出したパリティグループのデータ、並びに完了報告をパリティデータを格納する記憶装置に対して送信(414、415)し、Cmdを削除して(416)、一連の処理を完了する。
【0148】
先述の通り、パリティデータの更新等、パリティ制御が必要な場合における処理を実現できる。これにより、記憶装置サブシステムを構成する個々の記憶装置は、自身が格納するファイルデータと、パリティデータに関する管理情報を保持することで、先述と同様の処理を実現でき、記憶装置が保持する管理情報の削減、並びに、記憶装置で実行されるコマンド処理要否の判別処理の負荷を軽減することができる。
[第五の実施形態](RAID5、パリティ跨り有り)
先述の実施形態では、Cmd対象のファイルデータが、単一ストライプに格納される場合を例に説明したが、これに限るものではない。
【0149】
そこで、Cmd対象のファイルデータが、複数ストライプに格納される場合の実施形態について、図20〜図22を用いて、以下説明する。
【0150】
まず、上位装置5から記憶装置サブシステム3に対し、複数のストライプに格納されたファイルデータに対するリード要求が発行された場合の、ファイル単位のリード処理の一例を示す。
【0151】
各記憶装置は、先述の実施形態と同様に、Cmdの情報とファイル管理情報やサブシステム管理情報とに基づくコマンド解釈処理、並びに自身でのコマンド処理要否の判別処理を実行する。
【0152】
自身がCmd対象のファイルを格納する記憶装置である場合、Cmd情報に基づき、ディスクリード処理を起動し、先述の実施形態と同様の処理を通じてファイルデータの生成、処理で生成したファイルデータ、並びに完了報告を上位装置に対して送信し、Cmdを削除して、一連の処理を完了する。
【0153】
ここで、ディスクリード処理を、個別の独立した処理として実行し、それぞれの読み出したデータを統合することで、ファイルデータの生成処理を実行してもよい。また、ディスクリード処理を一回の処理として実行し、複数のデータストライプがパリティデータを跨っている場合には、パリティデータを読み飛ばすことによって、ファイルデータの生成処理を実行してもよい。
【0154】
図20は、上位装置5から記憶装置サブシステム3に対し、複数のストライプに格納されたファイルデータに対するライト要求が発行された場合の、ファイル単位のライト処理およびパリティ更新処理の一例を示す。尚、図20〜22においては、記憶装置1−2がCmd対象のファイルを格納しているものとする。
【0155】
自身がCmd対象のファイルを格納する記憶装置1−2は、更新情報生成部13−3で、上位装置5から受信した新データ40と、新データに対応し自身が既に格納している旧データ41−1、41−2とから生成した差分データ42−1、42−2をパリティデータ更新対象である記憶装置1−1、1−3に送信し、新データを自身のメディア部11−2(S4、S9)に格納することで一連の処理を完了する。
【0156】
一方、記憶装置1−1、1−3は、記憶装置1−2から受信した差分データ42−1、42−2と、差分データに対応し自身が既に格納している旧パリティ43−1、43−2とから新パリティ44−1、44−3を生成し、自身のメディア部14−1、14−3(P3、P1)に格納することで一連の処理を完了する。
【0157】
図21は、障害が発生した記憶装置1−2の複数のストライプに格納されたファイルデータに対するファイル単位のリード要求が発行された場合の、ファイル単位のリード処理の一例を示す。
【0158】
図21、22では、S4、S9に格納されているファイルデータに対応するパリティデータを、それぞれパリティ1、パリティ2、同パリティグループデータをPG1データ、PG2データと図示している。S4、S9が構成するパリティグループをそれぞれパリティグループ1、パリティグループ2とする。
【0159】
パリティグループ1を構成する記憶装置1−1、1−4は、Cmd対象のファイルデータに対応するPG1データ50−1−1、50−1−4を、パリティ1である51−3を格納する記憶装置1−3に送信する。
【0160】
パリティグループ2を構成する記憶装置1−3、1−4は、Cmd対象のファイルデータに対応するPG2データ50−2−3、50−2−4を、パリティ2である51−1を格納する記憶装置1−1に送信する。
【0161】
記憶装置1−1は、パリティグループ2のデータ50−2−3、50−2−4と自身が格納するパリティ2である51−1とから、Cmd対象のファイルデータの一部(図中、復旧データ2)52−1を復旧し、記憶装置1−3に送信することで一連の処理を完了する。
【0162】
記憶装置1−3は、パリティグループ1のデータ50−1−1、50−1−4と自身が格納するパリティ1である51−3とから、Cmd対象のファイルデータの一部(図中、復旧データ1)52−3を復旧し、更に、復旧データ1と復旧データ2とから上位装置に対する復旧データ52を生成し、上位装置5に送信することで一連の処理を完了する。
【0163】
図22は、障害が発生した記憶装置1−2の複数のストライプに格納されたファイルデータに対するファイル単位のライト要求が発行された場合の、パリティ更新処理の一例を示す。
【0164】
パリティグループ1を構成する記憶装置1−1、1−4は、Cmd対象のファイルデータに対応するPG1データ50−1−1、50−1−4を、パリティ1である51−3を格納する記憶装置1−3に送信する。
【0165】
パリティグループ2を構成する記憶装置1−3、1−4は、Cmd対象のファイルデータに対応するPG2データ50−2−3、50−2−4を、パリティ2である51−1を格納する記憶装置1−1に送信する。
【0166】
記憶装置1−1は、パリティグループ2のデータ50−2−3、50―2−4と上位装置から受信した新データ40(の一部)とから、新パリティ2である44−1を生成し、自身のメディア部14−1(P3)に格納することで一連の処理を完了する。
【0167】
記憶装置1−3は、パリティグループ1のデータ50−1−1、50−1−4と上位装置から受信した新データ40(の一部)とから、新パリティ144−3を生成し、自身のメディア部14−1(P3)に格納することで一連の処理を完了する。
【0168】
先述の通り、Cmd対象のファイルデータが、複数のストライプに格納される場合についても本発明を適用することができる。
【0169】
尚、本発明をRAID1に適用することも可能である。以下、レプリカ制御に係る処理の一例を示す。ここで、レプリカ制御とは、同じデータを2重に持たせた2台1組のハードディスクドライブを用いた制御のことを指す。
【0170】
この場合、記憶装置サブシステムは、更新情報生成部を不要とした2台の記憶装置から構成するものとする。また、サブシステム管理情報は、図3の構成に対し、記憶装置サブシステム管理情報は、記憶装置♯1、記憶装置♯2のみである。
【0171】
アクセス対象である記憶装置の検出、検出された1台の記憶装置におけるファイル単位のリード処理、そして、検出された2台の記憶装置におけるファイル単位のライト処理は、先述の実施形態と同様に実行される。
【0172】
データを受信した個々の記憶装置におけるメディア部への格納や、2台の記憶装置に対するデータの転送処理においても、先述の実施形態と同様に実行される。記憶装置サブシステムを構成する第一の記憶装置がファイル単位のデータを受信した後、または、受信しながら、第二の記憶装置に対して転送すればよい。
【0173】
尚、二台以上の記憶装置を1組として、RAID1を本発明に適用することもできる。
[第六の実施形態](レプリケーション(RAID1))
本実施形態では、Cmdに対するレプリカ制御に係る処理の一例を、図23を用いて説明する。ここで、レプリカ制御とは、同じデータを2重に持たせた2台1組のハードディスクドライブを用いた制御のことを指す。
【0174】
図23は、2台の記憶装置を有する記憶装置サブシステム3と上位装置5とから構成される情報処理システムの一例を示す。この場合、更新情報生成部は不要である。また、サブシステム管理情報は、図3の構成に対し、記憶装置サブシステム管理情報は、記憶装置♯1、記憶装置♯2のみである。
【0175】
まず、記憶装置サブシステム3がCmdを受信すると、アクセス対象の記憶装置が検出される。この処理では、記憶制御装置が記憶装置選択管理情報等を用いて、記憶装置1−1を検出してもよいし、2台とも検出してもよい。記憶制御装置がない場合には、記憶装置が記憶装置選択管理情報等を有し、記憶装置1−1のみがCmdを受信してもよいし、2台とも受信してもよい。
【0176】
Cmdがリード要求の場合、記憶装置1−1のみが、データを読み出せばよい。ゆえに、記憶装置1−2は、Cmdを受信しても、自身はアクセス対象の記憶装置であると判断せず、処理を行わない。尚、記憶装置1−1に障害が起きている場合は、記憶装置1−2にCmdが送信され、記憶装置1−2が処理を行う。
【0177】
Cmdがライト要求の場合、2台の記憶装置にデータを書き込む必要がある。この場合、まず、記憶装置1−1は、Cmdを受信する。次に、データを受信して書き込みを行い、書き込んだデータと同じデータを記憶装置1−2に送信する。データの書き込みを行いながら送信してもよい。尚、記憶装置1−1に障害が起きている場合は、記憶装置1−2にCmdが送信され、記憶装置1−2にデータが書き込まれる。
【0178】
尚、二台以上の記憶装置を1組とすることも可能である。
【0179】
以下、本発明の他のバリエーションについて説明する。
【0180】
まず、Cmd対象のファイルデータが、パリティストライプを跨いだ複数のストライプに格納される場合、個々の記憶装置での再配置処理(連続したストライプへの再配置処理)、並びに、パリティグループを構成する記憶装置間でのパリティデータの更新処理を実行することが可能である。
【0181】
また、記憶装置サブシステムを構成する個々の記憶装置において、格納領域によるアクセス速度に差異がある場合、個々のファイルデータへのアクセス履歴を記録することによって、該ファイルデータのアクセス特性に応じた再配置処理(アクセス頻度の高いファイルデータをアクセス速度の速い領域に格納する再配置処理)、並びに、パリティグループを構成する記憶装置間でのパリティデータの更新処理を実行することが可能である。
【0182】
尚、記憶装置は磁気媒体を使うことが多いが、光学的媒体などの他の媒体を利用する装置であってもよい。
【0183】
【発明の効果】
本発明により、記憶装置サブシステムにおいて、上位装置からのファイル単位のアクセス要求に応じる処理に関して、記憶制御装置の負荷を軽減し、記憶装置サブシステムの性能向上や低価格化を実現できる。また、記憶装置サブシステムを構成する個々の記憶装置において、上位装置からのファイル単位のアクセス要求に対応し、ファイルを構成するブロックデータの格納領域を最適に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報処理システムの一構成例を示す図
【図2】第一実施形態に係る記憶装置の一構成例を示す図
【図3】第一実施形態に係るファイル管理情報の一構成例を示す図
【図4】第一実施形態に係るサブシステム管理情報の構成及び設定例を示す図
【図5】第一実施形態に係るファイル単位のリード処理の一例を示す図
【図6】第一実施形態に係るファイル単位のライト処理の一例を示す図
【図7】第一実施形態に係るファイル単位のリード処理(縮退)の一例を示す図
【図8】第一実施形態に係るファイル単位のライト処理(縮退)の一例を示す図
【図9】第三実施形態に係るファイル単位のライト処理の一例を示す図
【図10】第三実施形態に係るファイル単位のリード処理(縮退)の一例を示す図
【図11】第三実施形態に係るファイル単位のライト処理(縮退モード)の一例を示す図
【図12】第三実施形態に係るリード系コマンド処理の一例を示す図
【図13】第三実施形態に係るライト系コマンド処理(概要)の一例を示す図
【図14】第三実施形態に係るライト系コマンド処理の一例を示す図
【図15】第三実施形態に係るライト系コマンド処理の一例を示す図
【図16】第三実施形態に係るライト系コマンド処理の一例を示す図
【図17】第四実施形態に係るコマンド処理(概要)の一例を示す図
【図18】第四実施形態に係るリード系コマンド処理の一例を示す図
【図19】第四実施形態に係るライト系コマンド処理の一例を示す図
【図20】第五実施形態に係るファイル単位のライト処理の一例を示す図
【図21】第五実施形態に係るファイル単位のリード処理(縮退)の一例を示す図
【図22】第五実施形態に係るファイル単位のライト処理(縮退)の一例を示す図
【図23】第六実施形態に係る情報処理システムの一構成例を示す図
【符号の説明】
1・・・記憶装置、2・・・記憶制御装置、3・・・記憶装置サブシステム、4・・・サブシステム内ネットワーク、5・・・上位装置、6・・・ネットワーク、11・・・メイン制御部、12・・・バッファ部、13・・・更新情報生成部、14・・・メディア部(記憶媒体)、15・・・インタフェース制御部、17・・・メディア制御部、16・・・バッファ制御部、30・・・コマンド処理制御部、31・・・格納ブロック制御部、35・・・コマンド格納部、36・・・送受信データ格納部、37・・・更新情報格納部、20・・・記憶装置選択部。

Claims (26)

  1. 記憶制御装置と複数の記憶装置からなる記憶装置サブシステムにおいて、
    前記記憶制御装置は、外部装置から受信したファイル単位のアクセス要求を処理する記憶装置を選択する記憶装置選択部と、
    前記記憶装置選択部が選択した記憶装置に前記ファイル単位のアクセス要求を送信する手段とを備え、
    前記記憶装置は、当該記憶装置を制御するメイン制御部と、データを格納するメディア部を備え、
    前記メイン制御部は、送信された前記ファイル単位のアクセス要求を解析して、当該解析に応じた処理を実行することを特徴とする、記憶装置サブシステム。
  2. 前記メイン制御部は、
    前記アクセス要求が前記メディア部に格納されているデータの読み出し要求である場合、前記メディア部に格納されているブロック単位のデータを、ファイル単位のデータに整形して前記記憶制御装置へ出力し、
    前記外部装置から送信されたデータの書き込み要求である場合、前記外部装置から受信したファイル単位のデータを、ブロック単位のデータに整形して前記メディア部に格納することを特徴とする、請求項1記載の記憶装置サブシステム。
  3. 前記記憶装置は、前記メディア部が格納するファイルに関するファイル管理情報を有し、
    前記ファイル管理情報は、前記ファイルのバイト単位のサイズと、前記ファイルのブロック数の情報を含み、
    前記メイン制御部による前記ファイル単位のデータへの整形、および、前記ブロック単位のデータへの整形は、前記バイト単位のサイズと前記ブロック数に基づき、整形することを特徴とする、請求項2記載の記憶装置サブシステム。
  4. 前記ファイル管理情報は、前記メディア部に格納されたデータの、先頭ブロックのアドレスと、前記先頭ブロックに連続するブロック数とから構成され、ファイルの分断された領域毎に追加される、メディア格納位置の情報を含み、
    前記メイン制御部は、前記メディア格納位置を用いて、不連続な領域に格納されているブロックデータを検出する手段と、
    前記ブロック数と前記メディア格納位置を用いて、前記メディア部に格納するための先頭ブロックのアドレスと、先頭ブロックに連続するブロック数とを検出する手段を有することを特徴とする、請求項3記載の記憶装置サブシステム。
  5. 前記メイン制御部は、整形したブロック単位のデータと、前記メディア部に格納されているアクセス対象のデータから、差分データを生成し、冗長データを格納する記憶装置に対して、前記差分データを送信することを特徴とする、請求項2記載の記憶装置サブシステム。
  6. 前記ファイル管理情報は、前記ファイルに対する任意の期間におけるアクセス回数を表すアクセル履歴を更に含み、
    前記メイン制御部は、前記アクセス履歴を用いて、アクセス頻度の高いファイルをアクセス速度の速い領域に配置する手段を有することを特徴とする、請求項4記載の記憶装置サブシステム。
  7. 前記ファイル管理情報は、前記ファイルの重要性に応じて設定される優先順位を更に含み、
    前記メイン制御部は、前記優先順位を用いて、重要性の高いファイルをアクセス速度の速い領域に配置する手段を有することを特徴とする、請求項4記載の記憶装置サブシステム。
  8. 障害を起こした記憶装置に対して、ファイル単位のアクセス要求が発行された場合、
    前記記憶制御装置は、前記記憶装置選択管理情報を用いて、前記障害を起こした記憶装置を検出する手段と、
    前記障害を起こした記憶装置の冗長データを有する記憶装置に、前記アクセス要求を転送する手段を有し、
    前記冗長データを有する記憶装置における前記メイン制御部は、前記アクセス要求に応じて、前記記憶装置サブシステムを構成する他の記憶装置に対して、アクセス対象のファイルに対応するデータを、前記冗長データを有する記憶装置に送信するよう指示する手段と、
    前記送信されたデータと、前記冗長データを有する記憶装置が有する冗長データを用いて、前記障害を起こした記憶装置に格納されているアクセス対象のデータを復元する手段と、
    前記復元したデータを、前記ファイル単位のデータに整形する手段を有する、記憶装置1記載の記憶装置サブシステム。
  9. 外部装置と接続され、複数の記憶装置からなる記憶装置サブシステムにおいて、
    前記複数の記憶装置は前記記憶装置を制御するメイン制御部と、データを格納するためのメディア部を備え、
    前記複数の記憶装置の少なくとも1の記憶装置は、更に前記外部装置から受信したファイル単位のアクセス要求を処理する記憶装置を選択して前記ファイル単位のアクセス要求を送信する記憶装置選択部を備え、
    前記メイン制御部は送信された前記アクセス要求を解析して、当該解析に応じた処理を実行することを特徴とする記憶装置サブシステム。
  10. 前記メイン制御部は、
    前記アクセス要求が前記メディア部に格納されているデータの読み出し要求であるか、前記外部装置から送信されたデータの書き込み要求であるかを判断する手段と、
    読み出し要求であると判断した場合、前記メディア部に格納されているブロック単位のデータを、ファイル単位のデータに整形する手段と、
    書き込み要求であると判断した場合、前記上位装置から受信したファイル単位のデータを、ブロック単位のデータに整形する手段を有することを特徴とする請求項9記載の記憶装置サブシステム。
  11. 前記記憶装置は、前記メディア部が格納するファイルに関するファイル管理情報を有し、
    前記ファイル管理情報は、前記ファイルのバイト単位のサイズと、前記ファイルのブロック数の情報を含み、
    前記メイン制御部による前記ファイル単位のデータへの整形、および、前記ブロック単位のデータへの整形は、前記バイト単位のサイズと前記ブロック数に基づき、整形することを特徴とする請求項10記載の記憶装置サブシステム。
  12. 前記ファイル管理情報は、前記メディア部に格納されたデータの、先頭ブロックのアドレスと、前記先頭ブロックに連続するブロック数とから構成され、ファイルの分断された領域毎に追加される、メディア格納位置の情報を含み、
    前記メイン制御部は、前記メディア格納位置を用いて、不連続な領域に格納されているブロックデータを検出する手段と、
    前記ブロック数と前記メディア格納位置を用いて、前記メディア部に格納するための先頭ブロックのアドレスと、先頭ブロックに連続するブロック数とを検出する手段を有することを特徴とする請求項11記載の記憶装置サブシステム。
  13. 前記メイン制御部は、整形したブロック単位のデータと、前記メディア部に格納されているアクセス対象のデータから、差分データを生成し、冗長データを格納する記憶装置に対して、前記差分データを送信することを特徴とする請求項10記載の記憶装置サブシステム。
  14. 外部装置との通信を行うインタフェース部と、
    データをブロック単位で格納するメディア部と、
    前記メディア部へのアクセスを制御するメディア制御部とを備えた記憶装置において、
    前記インタフェース部で受けた外部装置からのファイル単位のアクセス要求を解析して、ブロック単位の処理に変換して、前記メディア制御部による前記メディア部へのアクセスを行うメイン制御部を備えることを特徴とする、記憶装置。
  15. 前記メイン制御部は、前記アクセス要求が前記メディア部に格納されているデータの読み出し要求であるか書き込み要求であるかを判断する手段と、
    読み出し要求であると判断した場合、前記メディア部に格納されているブロック単位のデータを、ファイル単位のデータに整形する手段と、
    書き込み要求であると判断した場合、前記外部装置から受信したファイル単位のデータを、ブロック単位のデータに整形する手段を有する請求項14記載の記憶装置。
  16. 外部装置との通信を行うインタフェース部と、
    データを格納するメディア部と、
    前記メディア部へのアクセスを制御するメディア制御部とを備えた記憶装置において、
    前記インタフェース部で受けた外部装置からのファイル単位のアクセス要求を処理すべき記憶装置が自記憶装置であるかを判定する判定部と、
    自記憶装置で処理すべき前記ファイル単位のアクセス要求を解析して、前記メディア制御部による前記メディア部へのアクセスを行うメイン制御部とを備えたことを特徴とする記憶装置。
  17. 前記判定部で前記アクセス要求が自記憶装置で処理すべきアクセス要求でないと判定した場合に当該アクセス要求を前記インタフェース部から他の記憶装置へ送信することを特徴とする請求項16の記憶装置。
  18. 同一通信路に接続する他の記憶装置の管理情報を保持する情報保持部を備え、前記アクセス要求を送信すべき他の記憶装置を選定し、選定した記憶装置宛に当該アクセス要求を送信することを特徴とする請求項17の記憶装置。
  19. 前記メイン制御部は、前記アクセス要求が前記メディア部に格納されているデータの読み出し要求であるか書き込み要求であるかを判断する手段と、
    読み出し要求であると判断した場合、前記メディア部に格納されているブロック単位のデータを、ファイル単位のデータに整形する手段と、
    書き込み要求であると判断した場合、前記外部装置から受信したファイル単位のデータを、ブロック単位のデータに整形する手段を有する請求項18記載の記憶装置。
  20. 前記記憶装置は、前記メディア部が格納するファイルに関するファイル管理情報を有し、
    前記ファイル管理情報は、前記ファイルのバイト単位のサイズと、前記ファイルのブロック数の情報を含み、
    前記メイン制御部による前記ファイル単位のデータへの整形、および、前記ブロック単位のデータへの整形は、前記バイト単位のサイズと前記ブロック数に基づき、整形することを特徴とする請求項19記載の記憶装置。
  21. 前記ファイル管理情報は、前記メディア部に格納されたデータの、先頭ブロックのアドレスと、前記先頭ブロックに連続するブロック数とから構成され、ファイルの分断された領域毎に追加される、メディア格納位置の情報を含み、
    前記メイン制御部は、前記メディア格納位置を用いて、不連続な領域に格納されているブロックデータを検出する手段と、
    前記ブロック数と前記メディア格納位置を用いて、前記メディア部に格納するための先頭ブロックのアドレスと、先頭ブロックに連続するブロック数とを検出する手段を有することを特徴とする請求項20記載の記憶装置。
  22. 前記メイン制御部は、整形したブロック単位のデータと、前記メディア部に格納されているアクセス対象のデータから、差分データを生成し、
    冗長データを格納する記憶装置に対して、前記差分データを送信することを特徴とする、請求項21記載の記憶装置。
  23. 前記ファイル管理情報は、前記ファイルに対する任意の期間におけるアクセス回数を表すアクセル履歴を更に含み、
    前記メイン制御部は、前記アクセス履歴を用いて、アクセス頻度の高いファイルをアクセス速度の速い領域に配置する手段を有することを特徴とする、請求項22記載の記憶装置。
  24. 前記ファイル管理情報は、前記ファイルの重要性に応じて設定される優先順位を更に含み、
    前記メイン制御部は、前記優先順位を用いて、重要性の高いファイルをアクセス速度の速い領域に配置する手段を有することを特徴とする、請求項23記載の記憶装置。
  25. 障害を起こした記憶装置に対して、ファイル単位のアクセス要求が発行された場合、
    前記判定部は、前記障害を起こした記憶装置を検出する手段と、
    前記障害を起こした記憶装置の冗長データを有する記憶装置に、前記アクセス要求を転送する手段を有し、
    前記冗長データを有する記憶装置は、前記アクセス要求に応じて、前記記憶装置サブシステムを構成する他の記憶装置に対して、アクセス対象のファイルに対応するデータを、前記冗長データを有する記憶装置に送信するよう指示する手段と、
    前記送信されたデータと、前記冗長データを有する記憶装置が有する冗長データを用いて、前記障害を起こした記憶装置に格納されているアクセス対象のデータを復元する手段と、
    前記復元したデータを、前記ファイル単位のデータに整形する手段を有することを特徴とする、請求項17記載の記憶装置。
  26. 外部装置と接続され、データを2重に2台1組の両方もたせた記憶装置を有する記憶装置サブシステムにおいて、
    前記記憶装置は、前記外部装置から受信した、ファイル単位のアクセス要求を送信する対象とする記憶装置を選択する記憶装置選択部と、前記記憶装置を制御するメイン制御部と、データを格納するためのメディア部を備え、
    前記記憶装置は、前記記憶装置選択部が選択した記憶装置に前記アクセス要求を送信する手段と
    送信された前記アクセス要求を前記メイン制御部によって解析する手段と
    前記解析の結果に応じて、前記アクセス要求に対する処理を実行する手段を有することを特徴とする、記憶装置サブシステム。
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