JP2004142554A

JP2004142554A - Vehicle side body structure of automobile

Info

Publication number: JP2004142554A
Application number: JP2002308599A
Authority: JP
Inventors: Masanori Igarashi; 五十嵐　正典
Original assignee: Fuji Heavy Industries Ltd
Current assignee: Subaru Corp
Priority date: 2002-10-23
Filing date: 2002-10-23
Publication date: 2004-05-20
Anticipated expiration: 2022-10-23
Also published as: JP4245895B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a vehicle side body structure of an automobile that can assure a wider area that can be crushed and deformed on a vehicle front portion and that can obtain a sufficient impact absorption effect inside a limited vehicle body space. <P>SOLUTION: In this vehicle side body structure of an automobile that includes a side sill 10 with a side sill inner panel 11 and a side sill outer panel 16, that extends, having substantially the same closed section, to the longitudinal direction of the vehicle along the side portion of a vehicle floor and that has a front end portion facing to a front tire T, and a front pillar 20 with a front pillar inner 21 and a front pillar outer panel 26, that is connected to the front end portion of the side sill 10 and extends toward upward from the front end portion, joint flanges 11c, 16c and 26d are formed by bending to the vehicle width direction to connect the front end of the side sill 10 and a lower front end of the front pillar 20 to each other. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の車体側部構造に関する。
【０００２】
【従来技術】
図７は、従来の自動車の車体側部構造を説明する図であり、図８は、図７のＣ−Ｃ線断面図、図９は、図７のＤ−Ｄ線断面図である。符号１０１は、図示していない車体フロアの側部に沿って車体前後方向に延在し前端部がフロントタイヤＴに対向するサイドシルである。サイドシル１０１は、サイドシルインナパネル１０２とサイドシルアウタパネル１０３によって形成されている。サイドシルインナパネル１０２とサイドシルアウタパネル１０３は、それぞれ車体前後方向に延在する断面コ字状を有しており、これらの上端部と下端部には、サイドシルインナパネル１０２とサイドシルアウタパネル１０３を互いに結合するための上方フランジ１０２ａと１０３ａ、及び下方フランジ１０２ｂと１０３ｂが各々折曲形成されている。
【０００３】
また、サイドシル１０１は、図８に示すように、車体前方に向かって移行するにしたがって、サイドシルインナパネル１０２とサイドシルアウタパネル１０３が互いに漸次接近する先細り形状を有しており、その前端部には車体前方に向かって突出する前方フランジ１０２ｃと１０３ｃが形成されている。
【０００４】
符号１１１は、サイドシル１０１の前端部から上方に向かって延出し上下方向に延在するフロントピラーである。フロントピラー１１１は、フロントピラーインナパネル１１２とフロントピラーアウタパネル１１３によって形成されている。フロントピラーインナパネル１１２とフロントピラーアウタパネル１１３は、それぞれ断面コ字状を有しており、上下方向に延在するピラー部分の前端部と後端部には、フロントピラーインナパネル１１２とフロントピラーアウタパネル１１３を互いに結合するための前方フランジ１１２ａと１１３ａ、及び後方フランジ１１２ｂと１１３ｂが各々折曲形成されている。また、サイドシル１０１の前端部に被せられて車体後方に沿って延出する基台部分の上端部と下端部には、上方フランジ１１２ｃと１１３ｃ、及び下方フランジ１１２ｄと１１３ｄが各々折曲形成されている。
【０００５】
フロントピラー１１１の前方フランジ１１２ａと１１３ａは、図８に示すように、サイドシル１０１の前方フランジ１０２ｃと１０３ｃを車幅方向両側から挟み込むように重ね合わされ、スポット溶接により溶接されている。また、フロントピラー１１１の上方フランジ１１２ｃと１１３ｃ、及び下方フランジ１１２ｄと１１３ｄは、サイドシル１０１の上方フランジ１０２ａと１０３ａ、及び下方フランジ１０２ｂと１０３ｂを車幅方向両側から挟み込むように重ね合わされ、スポット溶接により互いに結合されている。
【０００６】
上記の車体側部構造は、例えば特開平１０−７０２０に開示されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の車体側部構造によれば、図８に示すように、サイドシル１０１の前端部から前方フランジ１０２ｃ、１０３ｃ、１１２ａ、１１３ａが車体前方に向かって突出している。したがって、車体前方からの衝撃荷重により車体前部が車体前方から車体後方に向かって圧潰変形し、その車体前部の圧潰変形によってフロントタイヤＴが車体後方に向かって移動した場合に、フロントタイヤＴが前方フランジ１０２ｃ、１０３ｃ、１１２ａ、１１３ａの前端に当接して、前方フランジ１０２ｃ、１０３ｃ、１１２ａ、１１３ａの突出分だけフロントタイヤＴの後退を阻害し、車体前部の車体後方への圧潰変形範囲を狭めるおそれがあり、衝撃吸収性能の低下が懸念される。
【０００８】
また、サイドシル１０１の前端部は、図８に示すように、先細り形状を有しており、閉断面形状が車体前後方向で変化し、一定ではないので、サイドシル１０１に車体前方から衝撃荷重が加えられた場合に、サイドシル１０１に局部的な集中応力が生じやすく、安定した特性が得られないという問題がある。このため、荷重を円滑に車体後方に伝達できず、衝撃エネルギを車体全体で吸収することが困難となるおそれがある。
【０００９】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、限られた車体スペース内で、車体前部の圧潰変形可能な範囲をより広く確保し、十分な衝撃吸収効果を得ることができる自動車の車体側部構造を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記の点に鑑みなされた自動車の車体側部構造の発明は、サイドシルインナパネルとサイドシルアウタパネルを有し、車体フロアの側部に沿って車体前後方向に略同一の閉断面で延在し前端部がフロントタイヤに対向するサイドシルと、フロントピラーインナパネルとフロントピラーアウタパネルを有し、サイドシルの前端部に結合され前端部から上方に向かって延出するフロントピラーとを有し、サイドシルの前端とフロントピラーの下部前端とを互いに結合する結合フランジを車幅方向に折曲して形成したことを特徴とする。
【００１１】
この発明によると、サイドシルの前端とフロントピラーの下部前端とを結合する結合フランジが車幅方向に折曲して形成されており、サイドシルの前端部から車体前方に向かって突出しないので、車体前方からの衝撃荷重により後退するフロントタイヤの後退移動可能な範囲を、限られた車体スペース内でより広く確保することができる。したがって、衝撃エネルギを十分に吸収することができ、より高い衝撃吸収性能を得ることができる。また、サイドシルは、ほぼ同一の閉断面を有して前端部まで延出するので、サイドシルに車体前方からの衝撃荷重が加えられた場合に、局部的な応力集中を生ずることなく、荷重を円滑に車体後方に伝達し、車体全体で衝撃エネルギを吸収することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による自動車の車体側部構造の実施の形態について図により説明する。
【００１３】
（第１の実施の形態）
図１から図４によって第１の実施の形態について説明する。図１は、本実施の形態における自動車の車体側部を要部拡大により示す斜視図、図２は、図１の分解斜視図、図３は、図１のＡ−Ａ線断面図、図４は、図１のＢ−Ｂ線断面図である。尚、各図は、車体左側について示しているが、右側も実質的に対称であり、図中矢印Ｆは車体前方方向、ＵＰは上方、ＯＵＴは車幅方向外方を示している。
【００１４】
符号１０は、サイドシルである。サイドシル１０は、図１に示すように、サイドシルインナパネル１１とサイドシルアウタパネル１６によって形成されており、図示していない車体フロアの側部に沿って車体前後方向に略同一の閉断面で延在し、前端部がフロントタイヤＴの後方位置でフロントタイヤＴに対向するように構成されている。
【００１５】
サイドシルインナパネル１１は、図２に示すように、内側面部１２と、内側面部１２の上端及び下端でそれぞれ車幅方向外方に向かって折曲されて対峙する上面部１３及び下面部１４とを有する縦断面が略コ字形を有しており、サイドシルアウタパネル１６は、外側面部１７と、外側面部１７の上端及び下端でそれぞれ車幅方向内方に向かって折曲されて対峙する上面部１８及び下面部１９とを有する縦断面が略コ字形を有している。
【００１６】
また、サイドシルインナパネル１１とサイドシルアウタパネル１６の上端部と下端部には、サイドシルインナパネル１１とサイドシルアウタパネル１６を互いに結合するための上方フランジ１１ａと１６ａ、及び下方フランジ１１ｂと１６ｂが各々折曲形成されている。
【００１７】
そして、サイドシルインナパネル１１の前端部には、後述するフロントピラーインナパネル２１に結合されるサイドシルインナパネル結合フランジ１１ｃが設けられている。サイドシルインナパネル結合フランジ１１ｃは、サイドシルインナパネル１１の前端で車幅方向外方に向かって折曲することによって形成されている。
【００１８】
また、サイドシルアウタパネル１２の前端部には、後述するフロントピラーインナパネルに結合されるサイドシルアウタパネル結合フランジ１６ｃが設けられている。サイドシルアウタパネル結合フランジ１６ｃは、サイドシルアウタパネル１６の前端で車幅方向外方に向かって折曲することによって形成されている。
【００１９】
符号２０は、フロントピラーである。フロントピラー２０は、フロントピラーインナパネル２１とフロントピラーアウタパネル２６によって閉断面を有するように形成されており、サイドシル１０の前端部に結合されることによって、上方に向かって延出するように構成されている。
【００２０】
フロントピラーインナパネル２１は、図２及び図４に示すように、上下方向に延在する内壁部２２と、内壁部２２の後端で車幅方向外方に向かって折曲される後壁部２３を有している。内壁部２２は、下部がサイドシルインナパネル１１の内側面部１２に重ね合わされる形状を有しており、その前端には、フロントピラーインナパネル結合フランジ２１ａが設けられている。フロントピラーインナパネル結合フランジ２１ａは、サイドシルインナパネル１１のサイドシルインナパネル結合フランジ１１ｃに沿うように、フロントピラーインナパネル２１の前端で車幅方向に向かって折曲して形成されている。
【００２１】
後壁部２３は、上方から下方に向かいサイドシルインナパネル１１の上面部１３に漸次接近するにしたがって後方に向かって滑らかな曲線を描いて移行し、下端がサイドシルインナパネル１１の上面部１３に重ね合わされる形状を有している。また、後壁部２３には、フロントピラーアウタパネル２６に結合するための後方フランジ２１ｂが設けられている。
【００２２】
フロントピラーアウタパネル２６は、上下方向に延在する外壁部２７と、外壁部２７の前端及び後端でそれぞれ車幅方向内方に向かって折曲されて対峙する前壁部２８と後壁部２９を有している。前壁部２８は、上方から下方に移行するにしたがって漸次車体前方に向かって移行し、サイドシル１１よりも上方位置にその下端が形成されている。前壁部２８には、フロントピラーインナパネル２１に結合するための前方フランジ２６ａが設けられている。後壁部２９は、上方から下方に向かいサイドシルアウタパネル１６の上面部１８に接近するにしたがって漸次後方に向かって滑らかな曲線を描いて移行し、下端がサイドシルアウタパネル１６の上面部１８に重ね合わされる形状を有している。後壁部２９には、フロントピラインナパネル２１に結合するための後方フランジ２６ｂが設けられている。外壁部２７は、下部がサイドシルアウタパネル１６の外側面部１７に重ね合わされる形状を有しており、その下端には、サイドシルアウタパネル１６の下方フランジ１６ｂに結合するための下方フランジ２６ｃが設けられている。また、外壁部２７の下部前端には、フロントピラーアウタパネル結合フランジ２６ｄが設けられている。フロントピラーアウタパネル結合フランジ２６ｄは、サイドシルアウタパネル結合フランジ１６ｃに沿ってフロントピラアウタパネル２６の前端で車幅方向外方に向かって折曲して形成されている。
【００２３】
符号３０は、図示していない車体フロアの前端で車幅方向に延在して車体前部と車室との間を仕切るトーボードである。トーボード３０は、サイドシルインナパネル結合フランジ１１ｃとフロントピラーインナパネル結合フランジ２１ａに側端部３１が対向配置され、サイドシルアウタパネル結合フランジ１６ｃとフロントピラーアウタパネル結合フランジ２６ｄに側端部３１から車幅方向外方に向かって延出する延出部３２が対向配置されている。
【００２４】
上記形状に形成された各部材の組み立ては、例えばサイドシルインナパネル１１とサイドシルアウタパネル１６の上方フランジ１１ａと１６ａ及び下方フランジ１１ｂと１６ｂを互いに重ねて結合し、サイドシルインナパネル１１とサイドシルアウタパネル１６によって略同一の閉断面で車体前後方向に延在するサイドシル１０を形成する。
【００２５】
そして、フロントピラーインナパネル２１とフロントピラーアウタパネル２６を、その下部でサイドシル１０の前端部を左右両側から挟み込むように互いに接近させ、サイドシルインナパネル１１の内側面部１２にフロントピラーインナパネル２１の内壁部２２の下部を重ね合わせて互いに結合し、また、サイドシルアウタパネル１６の外側面部１７にフロントピラーアウタパネル２６の外壁部２７の下部を重ね合わせて互いに結合する。
【００２６】
それから、フロントピラーインナパネル２１の後方フランジ２１ｂとフロントピラーアウタパネル２６の後方フランジ２６ｂとを互いに結合し、サイドシルアウタパネル１６の下方フランジ１６ｂとフロントピラーアウタパネル２６の下方フランジ２６ｃとを互いに結合し、更にフロントピラーアウタパネル２６の前方フランジ２６ａをフロントピラーインナパネル２１の内壁部２２に結合して、フロントピラー２０を形成する。
【００２７】
そして、サイドシルインナパネル結合フランジ１１ｃとフロントピラーインナパネル結合フランジ２１ａとを互いに重ね合わせた部分にトーボード３０の側端部３１を結合し、更に、サイドシルアウタパネル結合フランジ１６ｃとフロントピラーアウタパネル結合フランジ２６ｄとを互いに重ね合わせた部分にトーボード３０の延出部３２を結合する。これにより、サイドシル１０の前端とフロントピラ２０の下部前端とを互いに結合し、更に、トーボード３０の側端部に結合する。尚、サイドシル１０の前端及びフロントピラー２０の下部前端は、トーボード３０によって閉塞される。
【００２８】
上記各部材の結合固定は、スポット溶接によって行われ、被溶接部材が４枚重ね以上となる部分については、所定部材について一部切欠部を設けることにより、４枚重ね以上の溶接とならないようにし、スポット溶接の有効補償範囲である３枚重ね状態での溶接固定を行い、結合固定状態の安定化を達成している。
【００２９】
上述の第１の実施の形態における自動車の車体側部構造によると、結合フランジ１１ｃ、１６ｃ、２１ａ、２６ｄがサイドシル１０の前端から車体前方に向かって突出せず、車体前方からの衝撃荷重によるフロントタイヤＴの後退移動可能な範囲を限られた車体スペース内でより広く確保できる。したがって、衝撃エネルギを十分に吸収することができ、高い衝撃吸収性能を得ることができる。
【００３０】
また、サイドシル１０をほぼ同一の閉断面形状で前端まで延出させることができるので、サイドシル１０に車体前方からの衝撃荷重が加えられた場合に、局部的な応力集中を生ずることなく、荷重を円滑に車体後方に伝達することができ、車体全体で衝撃エネルギを吸収することができる。
【００３１】
尚、特に図示していないが、上述のフロントピラーアウタパネル２６のフロントピラーアウタパネル結合フランジ２６ｄに、フロントフェンダパネルの取付部（図示せず）を設けて、フロントフェンダパネルの車体への取り付けにより、結合フランジ１１ｃ、１６ｃ、２１ａ、２６ｄがフロントフェンダによって覆われる構成としてもよい。
【００３２】
これにより、フロントフェンダパネルの取付部を別個に設ける必要がなく、構造の簡素化を図ることができる。また、フロントフェンダパネルによってフロントピラー結合フランジを隠すことができる。
【００３３】
（第２の実施の形態）
本発明の第２の実施の形態について図５に基づいて以下に説明する。尚、図５は、上述の第１の実施の形態を説明する図３に対応する説明図であり、同様の構成要素には同一の符号を付することでその詳細な説明を省略し、異なる部分を主に説明する。
【００３４】
本実施の形態では、サイドシルインナパネル結合フランジ１１ｃとフロントピラーインナパネル結合フランジ２１ａは、それぞれ前端で車幅方向内方に向かって折曲されて形成されている。そして、サイドシルアウタパネル１６とフロントピラーアウタパネル２６は、前端で車幅方向内方に向かって折曲されて突出し、先端がサイドシルインナパネル結合フランジ１１ｃとフロントピラーインナパネル結合フランジ２１ａの先端とほぼ等しい位置まで延出するように形成されている。トーボード３０は、その側端部３１がフロントピラーインナパネル２１の内壁部２２まで延出し、フロントピラー結合フランジ２１ａの後面に対向するように形成されている。
【００３５】
そして、車体前方から後方に向かって、フロントピラーアウタパネル結合フランジ２６ｄ、サイドシルアウタパネル結合フランジ１６ｃ、サイドシルインナパネル結合フランジ１１ｃ、フロントピラーインナパネル結合フランジ２１ａ、トーボード３０の側端部３１の順番で重ね合わされ、互いに結合することによって組み立てられる。各部材の被溶接部分は、５枚重ねのスポット溶接とはせず、所定部材について一部切欠部を設けることにより、２〜３枚重ねの溶接としている。
【００３６】
上述の第２の実施の形態によると、第１の実施の形態と同様に、結合フランジがサイドシルの前端から車体前方に向かって突出しないので、車体前方からの衝撃荷重によるフロントタイヤの後退移動可能な範囲をより広く確保できる。また、サイドシルがほぼ同一の閉断面形状で前端まで延出するので、サイドシルに車体前方からの衝撃荷重が加えられた場合に、荷重を円滑に車体後方に伝達することができる。
【００３７】
（第３の実施の形態）
本発明の第３の実施の形態について図６に基づいて以下に説明する。尚、図６は、上述の第１の実施の形態を説明する図３に対応する説明図であり、同様の構成要素には同一の符号を付することでその詳細な説明を省略し、異なる部分を主に説明する。
【００３８】
本実施の形態では、フロントピラーアウタパネル２６は、サイドシル１０の前端で車幅方向内方に向かって折曲されてサイドシルアウタパネル１６の前端からサイドシルインナパネル１１の前端に亘って延出し、サイドシル１０の前端を閉塞するように前端が形成され、前端で車体後方に向かって折曲されてサイドシルインナパネル１１の内壁面内側に沿うように突出するフロントピラー結合フランジ２６ｅを有している。また、フロントピラーインナパネル２１は、サイドシル１０の前端とほぼ等しい位置に下部前端が配置されるように形成されている。
【００３９】
サイドシルアウタパネル１６は、前端で車幅方向内方に向かって折曲され、フロントピラーアウタパネル２６の前端に沿うようにサイドシルインナパネル１１の前端に亘り、更に車体後方に向かって折曲されて突出するサイドシル結合フランジ１６ｄを有している。また、サイドシルインナパネル１１は、フロントピラーインナパネル２１の前端とほぼ等しい位置に下部前端が配置されるように形成されている。
【００４０】
トーボード３０の側端部３１には、サイドシル１０及びフロントピラー２０に結合するためのトーボード結合フランジ３３が設けられている。トーボード結合フランジ３３は、サイドシルインナパネル１１の前端まで車幅方向外方に向かって延出するトーボード３０の側端で車体後方に向かって折曲されてフロントピラーインナパネル２１の内壁部２２に沿うように形成されている。
【００４１】
そして、サイドシルアウタパネル１６の前端部にフロントピラーアウタパネル２６を被せるように取り付け、車幅方向内方に向かって、サイドシルアウタパネル１６のサイドシル結合フランジ１６ｄ、フロントピラーアウタパネル２６のフロントピラー結合フランジ２６ｅ、サイドシルインナパネル１１の前端部、フロントピラーインナパネル２１の下部前端部、トーボード結合フランジ３３の順番で重ね合わされ、互いに結合することによって組み立てられる。各部材の被溶接部分は、５枚重ねのスポット溶接とはせず、所定部材について一部切欠部を設けることにより、２〜３枚重ねの溶接としている。
【００４２】
上述の第３の実施の形態によると、第１の実施の形態と同様に、結合フランジ１６ｄ、２６ｅがサイドシル１０の前端から車体前方に向かって突出しないので、車体前方からの衝撃荷重によるフロントタイヤＴの後退移動可能な範囲をより広く確保できる。また、サイドシル１０がほぼ同一の閉断面形状で前端まで延出するので、サイドシル１０に車体前方からの衝撃荷重が加えられた場合に、荷重を円滑に車体後方に伝達することができる。
【００４３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る自動車の車体側部構造によれば、サイドシルの前端とフロントピラーの下部前端とを結合する結合フランジが車幅方向に折曲して形成されており、サイドシルの前端部から車体前方に向かって突出しないので、車体前方からの衝撃荷重により後退するフロントタイヤの後退移動可能な範囲を、限られた車体スペース内でより広く確保することができる。したがって、衝撃エネルギを十分に吸収することができ、より高い衝撃吸収性能を得ることができる。また、サイドシルは、ほぼ同一の閉断面を有して前端部まで延出するので、サイドシルに車体前方からの衝撃荷重が加えられた場合に、局部的な応力集中を生ずることなく、荷重を円滑に車体後方に伝達し、車体全体で衝撃エネルギを吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１の実施の形態における自動車の車体側部を要部拡大により示す斜視図である。
【図２】図１の分解斜視図である。
【図３】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図４】図１のＢ−Ｂ線断面図である。
【図５】第２の実施の形態を説明する断面図である。
【図６】第３の実施の形態を説明する断面図である。
【図７】従来技術を説明する斜視図である。
【図８】図７のＣ−Ｃ線断面図である。
【図９】図７のＤ−Ｄ線断面図である。
【符号の説明】
１０　サイドシル
１１　サイドシルインナパネル
１１ｃ　サイドシルインナパネル結合フランジ
１６　サイドシルアウタパネル
１６ｃ　サイドシルアウタパネル結合フランジ
２０　フロントピラー
２１　フロントピラーインナパネル
２１ａ　フロントピラーインナパネル結合フランジ
２６　フロントピラーインナパネル
２６ｄ　フロントピラーアウタパネル結合フランジ
３０　トーボード
３１　側端部
３２　延出部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle body side structure of an automobile.
[0002]
[Prior art]
7 is a view for explaining a conventional vehicle body side structure, FIG. 8 is a cross-sectional view taken along line CC of FIG. 7, and FIG. 9 is a cross-sectional view taken along line DD of FIG. Reference numeral 101 denotes a side sill extending in the vehicle front-rear direction along a side of a vehicle floor (not shown) and having a front end facing the front tire T. The side sill 101 is formed by a side sill inner panel 102 and a side sill outer panel 103. The side sill inner panel 102 and the side sill outer panel 103 each have a U-shaped cross-section extending in the vehicle front-rear direction, and the upper and lower ends thereof connect the side sill inner panel 102 and the side sill outer panel 103 to each other. Upper flanges 102a and 103a and lower flanges 102b and 103b are formed by bending.
[0003]
As shown in FIG. 8, the side sill 101 has a tapered shape in which the side sill inner panel 102 and the side sill outer panel 103 gradually approach each other as it moves toward the front of the vehicle body. Front flanges 102c and 103c protruding forward are formed.
[0004]
Reference numeral 111 denotes a front pillar extending upward from the front end of the side sill 101 and extending vertically. The front pillar 111 is formed by a front pillar inner panel 112 and a front pillar outer panel 113. The front pillar inner panel 112 and the front pillar outer panel 113 each have a U-shaped cross section, and a front pillar inner panel 112 and a front pillar outer panel are provided at front and rear ends of a pillar portion extending in the vertical direction. Front flanges 112a and 113a and rear flanges 112b and 113b for connecting the 113 to each other are formed by bending. In addition, upper and lower flanges 112c and 113c and lower flanges 112d and 113d are respectively formed at upper and lower ends of a base portion that extends over the front end of the side sill 101 and extends rearward of the vehicle body. I have.
[0005]
As shown in FIG. 8, the front flanges 112a and 113a of the front pillar 111 are overlapped so as to sandwich the front flanges 102c and 103c of the side sill 101 from both sides in the vehicle width direction, and are welded by spot welding. The upper flanges 112c and 113c and the lower flanges 112d and 113d of the front pillar 111 are overlapped so as to sandwich the upper flanges 102a and 103a and the lower flanges 102b and 103b of the side sill 101 from both sides in the vehicle width direction, and are spot-welded. Linked to each other.
[0006]
The above vehicle body side structure is disclosed, for example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-7020.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the above-described conventional vehicle body side structure, as shown in FIG. 8, the front flanges 102c, 103c, 112a, and 113a protrude forward from the front end of the side sill 101. Therefore, when the front portion of the vehicle body is crushed and deformed from the front side of the vehicle body to the rear side of the vehicle body due to the impact load from the front side of the vehicle body, and the front tire T moves toward the rear side of the vehicle body due to the crushing deformation of the front portion of the vehicle body, the front tire T Abuts against the front ends of the front flanges 102c, 103c, 112a, 113a, hinders the retreat of the front tire T by the amount of protrusion of the front flanges 102c, 103c, 112a, 113a, and the crush deformation range of the front portion of the vehicle body toward the rear of the vehicle body May be reduced, and there is a concern that the shock absorbing performance may be reduced.
[0008]
The front end of the side sill 101 has a tapered shape as shown in FIG. 8, and the closed cross-sectional shape changes in the front-rear direction of the vehicle body and is not constant. In this case, there is a problem that local concentrated stress is likely to be generated in the side sill 101 and stable characteristics cannot be obtained. Therefore, the load cannot be smoothly transmitted to the rear of the vehicle body, and it may be difficult to absorb the impact energy by the entire vehicle body.
[0009]
The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to secure a wider range in which a front portion of a vehicle body can be crushed and deformed and obtain a sufficient shock absorbing effect in a limited vehicle body space. It is an object of the present invention to provide a vehicle body side structure that can be used.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In view of the above, the invention of a vehicle body side structure includes a side sill inner panel and a side sill outer panel, and extends along a side of a vehicle body floor in a substantially same closed cross section in a vehicle front-rear direction and has a front end portion. Has a side sill facing the front tire, a front pillar inner panel and a front pillar outer panel, a front pillar coupled to a front end of the side sill and extending upward from the front end, and a front sill of the side sill and a front end. A connecting flange for connecting the lower front end of the pillar to each other is formed by being bent in the vehicle width direction.
[0011]
According to the present invention, the connecting flange for connecting the front end of the side sill and the lower front end of the front pillar is formed by bending in the vehicle width direction, and does not protrude forward from the front end of the side sill. Thus, the range in which the front tire that is retracted due to the impact load from the front can be moved backward can be secured wider in a limited body space. Therefore, impact energy can be sufficiently absorbed, and higher impact absorption performance can be obtained. Also, the side sill has almost the same closed cross section and extends to the front end, so that when an impact load is applied to the side sill from the front of the vehicle body, the load can be smoothed without local stress concentration. And the shock energy can be absorbed by the entire vehicle body.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of a vehicle body side structure according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0013]
(First Embodiment)
The first embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a perspective view showing a vehicle body side portion of the present embodiment by enlarging a main part, FIG. 2 is an exploded perspective view of FIG. 1, FIG. 3 is a sectional view taken along line AA of FIG. FIG. 2 is a sectional view taken along line BB of FIG. 1. Although each figure shows the left side of the vehicle body, the right side is also substantially symmetrical. In the drawings, an arrow F indicates a forward direction of the vehicle body, UP indicates an upward direction, and OUT indicates an outward direction in the vehicle width direction.
[0014]
Reference numeral 10 is a side sill. As shown in FIG. 1, the side sill 10 is formed by a side sill inner panel 11 and a side sill outer panel 16, and extends along a side portion of a vehicle body floor (not shown) with a substantially identical closed cross section in the vehicle front-rear direction. The front end portion is configured to face the front tire T at a position behind the front tire T.
[0015]
As shown in FIG. 2, the side sill inner panel 11 includes an inner side surface portion 12 and an upper surface portion 13 and a lower surface portion 14 which are bent outward at the upper and lower ends of the inner side surface portion 12 and face each other in the vehicle width direction. The side sill outer panel 16 has an outer surface portion 17 and upper surface portions 18 which are bent inward at the upper end and lower end of the outer surface portion 17 inward in the vehicle width direction, respectively. The vertical section having the lower surface 19 has a substantially U-shape.
[0016]
Further, upper and lower flanges 11a and 16a and lower flanges 11b and 16b for connecting the side sill inner panel 11 and the side sill outer panel 16 to each other are formed at upper and lower ends of the side sill inner panel 11 and the side sill outer panel 16, respectively. Have been.
[0017]
The front end of the side sill inner panel 11 is provided with a side sill inner panel connecting flange 11c that is connected to a front pillar inner panel 21 described later. The side sill inner panel connecting flange 11c is formed by bending outward at the front end of the side sill inner panel 11 in the vehicle width direction.
[0018]
At the front end of the side sill outer panel 12, a side sill outer panel connecting flange 16c to be connected to a front pillar inner panel described later is provided. The side sill outer panel coupling flange 16c is formed by bending outward at the front end of the side sill outer panel 16 in the vehicle width direction.
[0019]
Reference numeral 20 denotes a front pillar. The front pillar 20 is formed to have a closed cross section by a front pillar inner panel 21 and a front pillar outer panel 26, and is configured to extend upward by being coupled to a front end of the side sill 10. ing.
[0020]
As shown in FIGS. 2 and 4, the front pillar inner panel 21 includes an inner wall portion 22 extending in the up-down direction and a rear wall portion bent outward at the rear end of the inner wall portion 22 in the vehicle width direction. 23. The inner wall portion 22 has a shape such that a lower portion is overlapped with the inner side surface portion 12 of the side sill inner panel 11, and a front pillar inner panel coupling flange 21a is provided at a front end thereof. The front pillar inner panel connecting flange 21a is formed by bending in the vehicle width direction at the front end of the front pillar inner panel 21 along the side sill inner panel connecting flange 11c of the side sill inner panel 11.
[0021]
The rear wall portion 23 transitions from the upper side to the lower side, drawing a smooth curve as it gradually approaches the upper surface portion 13 of the side sill inner panel 11, and the lower end overlaps the upper surface portion 13 of the side sill inner panel 11. It has the shape which is done. The rear wall portion 23 is provided with a rear flange 21b for coupling to the front pillar outer panel 26.
[0022]
The front pillar outer panel 26 includes an outer wall portion 27 extending in the up-down direction, and a front wall portion 28 and a rear wall portion 29 which are bent inward at the front end and the rear end of the outer wall portion 27 to face inward in the vehicle width direction, respectively. have. The front wall portion 28 gradually moves toward the front of the vehicle body as it moves downward from above, and has a lower end formed above the side sill 11. The front wall portion 28 is provided with a front flange 26a for coupling to the front pillar inner panel 21. The rear wall portion 29 gradually moves rearward as it approaches the upper surface portion 18 of the side sill outer panel 16 from below to approach the upper surface portion 18 of the side sill outer panel 16, and a lower end is overlapped with the upper surface portion 18 of the side sill outer panel 16. It has a shape. The rear wall portion 29 is provided with a rear flange 26b for coupling to the front pipeline panel 21. The outer wall portion 27 has a shape in which a lower portion is overlapped with the outer side surface portion 17 of the side sill outer panel 16, and a lower flange 26 c for coupling to a lower flange 16 b of the side sill outer panel 16 is provided at a lower end thereof. . A front pillar outer panel connecting flange 26d is provided at a lower front end of the outer wall portion 27. The front pillar outer panel connection flange 26d is formed by bending outward at the front end of the front pillar outer panel 26 along the side sill outer panel connection flange 16c in the vehicle width direction.
[0023]
Reference numeral 30 denotes a toe board that extends in the vehicle width direction at the front end of a vehicle body floor (not shown) and separates the front of the vehicle body from the passenger compartment. The toe board 30 has a side end 31 opposed to the side sill inner panel connecting flange 11c and the front pillar inner panel connecting flange 21a, and a side sill outer panel connecting flange 16c and a front pillar outer panel connecting flange 26d that are outside the vehicle width direction from the side end 31. The extension part 32 which extends toward the direction is arrange | positioned facing.
[0024]
The assembling of the members formed in the above-described shape is performed, for example, by combining the upper flanges 11a and 16a and the lower flanges 11b and 16b of the side sill inner panel 11 and the side sill outer panel 16 with each other and joining them together. A side sill 10 extending in the vehicle front-rear direction with the same closed cross section is formed.
[0025]
Then, the front pillar inner panel 21 and the front pillar outer panel 26 are brought close to each other so as to sandwich the front end of the side sill 10 from the left and right sides at the lower portion thereof, and the inner wall portion of the front pillar inner panel 21 is placed on the inner side surface 12 of the side sill inner panel 11. The lower portions of the outer pillars 27 of the front pillar outer panel 26 are overlapped on the outer side surface 17 of the side sill outer panel 16 and are connected to each other.
[0026]
Then, the rear flange 21b of the front pillar inner panel 21 and the rear flange 26b of the front pillar outer panel 26 are connected to each other, and the lower flange 16b of the side sill outer panel 16 and the lower flange 26c of the front pillar outer panel 26 are connected to each other. The front flange 26 a of the pillar outer panel 26 is connected to the inner wall 22 of the front pillar inner panel 21 to form the front pillar 20.
[0027]
Then, the side end 31 of the toeboard 30 is connected to a portion where the side sill inner panel connecting flange 11c and the front pillar inner panel connecting flange 21a are overlapped with each other, and further, the side sill outer panel connecting flange 16c and the front pillar outer panel connecting flange 26d. Are connected to the extended portion 32 of the toe board 30 at the portion where they are overlapped with each other. As a result, the front end of the side sill 10 and the lower front end of the front pillar 20 are connected to each other, and further to the side end of the toe board 30. The front end of the side sill 10 and the lower front end of the front pillar 20 are closed by a toe board 30.
[0028]
The fixing of the above members is performed by spot welding. For a portion where the number of members to be welded is four or more, a notch portion is provided for a predetermined member so that welding of four or more is prevented. In addition, by performing welding fixing in a three-sheet overlapping state, which is an effective compensation range of spot welding, stabilization of a joint fixing state is achieved.
[0029]
According to the vehicle body side structure in the first embodiment described above, the coupling flanges 11c, 16c, 21a, and 26d do not protrude forward from the front end of the side sill 10, and the front due to the impact load from the vehicle front. A wider range in which the tire T can move backward can be secured within a limited body space. Therefore, impact energy can be sufficiently absorbed, and high impact absorption performance can be obtained.
[0030]
Also, since the side sill 10 can be extended to the front end with substantially the same closed cross-sectional shape, when an impact load is applied to the side sill 10 from the front of the vehicle body, the load can be reduced without causing local stress concentration. It can be transmitted smoothly to the rear of the vehicle body, and the entire vehicle body can absorb impact energy.
[0031]
Although not particularly shown, a mounting portion (not shown) of the front fender panel is provided on the front pillar outer panel connecting flange 26d of the front pillar outer panel 26, and the front fender panel is mounted on the vehicle body. The flanges 11c, 16c, 21a, and 26d may be covered by the front fender.
[0032]
Thus, there is no need to separately provide a mounting portion for the front fender panel, and the structure can be simplified. Further, the front pillar connecting flange can be hidden by the front fender panel.
[0033]
(Second embodiment)
A second embodiment of the present invention will be described below with reference to FIG. FIG. 5 is an explanatory view corresponding to FIG. 3 illustrating the above-described first embodiment. The same components are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted. The parts will be mainly described.
[0034]
In the present embodiment, the side sill inner panel connecting flange 11c and the front pillar inner panel connecting flange 21a are each formed by bending inward in the vehicle width direction at the front end. The side sill outer panel 16 and the front pillar outer panel 26 are bent at the front ends and project inward in the vehicle width direction, and the ends are substantially equal to the ends of the side sill inner panel connecting flange 11c and the front pillar inner panel connecting flange 21a. It is formed so as to extend to. The toe board 30 is formed such that its side end 31 extends to the inner wall 22 of the front pillar inner panel 21 and faces the rear surface of the front pillar coupling flange 21a.
[0035]
The front pillar outer panel connecting flange 26d, the side sill outer panel connecting flange 16c, the side sill inner panel connecting flange 11c, the front pillar inner panel connecting flange 21a, and the side end 31 of the toe board 30 are superimposed in this order from the front to the rear of the vehicle body. Assembled by joining together. The portion to be welded of each member is not a five-piece spot weld, but a two- or three-piece weld by providing a cutout portion for a predetermined member.
[0036]
According to the second embodiment described above, similarly to the first embodiment, since the coupling flange does not protrude forward from the front end of the side sill, the front tire can be moved backward by an impact load from the front of the vehicle body. Wider range can be secured. In addition, since the side sill extends to the front end with substantially the same closed cross-sectional shape, when an impact load is applied to the side sill from the front of the vehicle body, the load can be smoothly transmitted to the rear of the vehicle body.
[0037]
(Third embodiment)
A third embodiment of the present invention will be described below with reference to FIG. FIG. 6 is an explanatory view corresponding to FIG. 3 illustrating the above-described first embodiment. The same components are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted. The parts will be mainly described.
[0038]
In the present embodiment, the front pillar outer panel 26 is bent inward in the vehicle width direction at the front end of the side sill 10 and extends from the front end of the side sill outer panel 16 to the front end of the side sill inner panel 11. A front end is formed so as to close the front end, and has a front pillar coupling flange 26e that is bent toward the rear of the vehicle body at the front end and protrudes along the inner wall surface of the side sill inner panel 11. The front pillar inner panel 21 is formed such that the lower front end is disposed at a position substantially equal to the front end of the side sill 10.
[0039]
The side sill outer panel 16 is bent inward at the front end in the vehicle width direction, is bent along the front end of the side sill inner panel 11 along the front end of the front pillar outer panel 26, and is further bent and protrudes rearward of the vehicle body. It has a side sill coupling flange 16d. The side sill inner panel 11 is formed such that the lower front end is disposed at a position substantially equal to the front end of the front pillar inner panel 21.
[0040]
A toeboard coupling flange 33 for coupling to the side sill 10 and the front pillar 20 is provided at the side end 31 of the toeboard 30. The toeboard coupling flange 33 is bent toward the rear of the vehicle body at the side end of the toeboard 30 extending outward in the vehicle width direction to the front end of the side sill inner panel 11 and follows the inner wall portion 22 of the front pillar inner panel 21. It is formed as follows.
[0041]
Then, the front pillar outer panel 26 is mounted on the front end of the side sill outer panel 16 so as to cover the front end thereof. The side sill connecting flange 16d of the side sill outer panel 16, the front pillar connecting flange 26e of the front pillar outer panel 26, and the side sill inner The front end of the panel 11, the lower front end of the front pillar inner panel 21, and the toeboard connecting flange 33 are superimposed in this order, and are assembled by being joined together. The portion to be welded of each member is not a five-piece spot weld, but a two- or three-piece weld by providing a cutout portion for a predetermined member.
[0042]
According to the above-described third embodiment, similarly to the first embodiment, since the coupling flanges 16d and 26e do not protrude forward from the front end of the side sill 10, the front tire due to an impact load from the front of the vehicle body. A wider range in which T can move backward can be secured. Further, since the side sill 10 extends to the front end with substantially the same closed cross-sectional shape, when an impact load is applied to the side sill 10 from the front of the vehicle body, the load can be smoothly transmitted to the rear of the vehicle body.
[0043]
【The invention's effect】
As described above, according to the vehicle body side structure according to the present invention, the connecting flange that connects the front end of the side sill and the lower front end of the front pillar is formed by bending in the vehicle width direction. Does not protrude toward the front of the vehicle body from the front end of the front tire, so that the range in which the front tires that retreat due to the impact load from the front of the vehicle body can move backward can be secured more widely within the limited vehicle body space. Therefore, impact energy can be sufficiently absorbed, and higher impact absorption performance can be obtained. Also, the side sill has almost the same closed cross section and extends to the front end, so that when an impact load is applied to the side sill from the front of the vehicle body, the load can be smoothed without local stress concentration. And the shock energy can be absorbed by the entire vehicle body.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a vehicle body side portion of an automobile according to a first embodiment by enlarging a main part thereof.
FIG. 2 is an exploded perspective view of FIG.
FIG. 3 is a sectional view taken along line AA of FIG. 1;
FIG. 4 is a sectional view taken along line BB of FIG. 1;
FIG. 5 is a sectional view illustrating a second embodiment.
FIG. 6 is a cross-sectional view illustrating a third embodiment.
FIG. 7 is a perspective view illustrating a conventional technique.
FIG. 8 is a sectional view taken along line CC of FIG. 7;
FIG. 9 is a sectional view taken along line DD of FIG. 7;
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 10 side sill 11 side sill inner panel 11c side sill inner panel connecting flange 16 side sill outer panel 16c side sill outer panel connecting flange 20 front pillar 21 front pillar inner panel 21a front pillar inner panel connecting flange 26 front pillar inner panel 26d front pillar outer panel connecting flange 30 toe board 31 side End 32 Extension

Claims

A side sill having a side sill inner panel and a side sill outer panel, extending at substantially the same closed cross section in the vehicle longitudinal direction along the side of the vehicle body floor, and having a front end facing the front tire;
A front pillar having a front pillar inner panel and a front pillar outer panel, having a front pillar coupled to a front end of the side sill and extending upward from the front end;
A vehicle body side structure, wherein a connecting flange for connecting a front end of a side sill and a lower front end of a front pillar to each other is bent in a vehicle width direction.

A toeboard extending in a vehicle width direction at a front end of the vehicle body floor to partition between a vehicle body front part and a vehicle compartment,
The vehicle body side structure according to claim 1, wherein the connecting flange is connected to a side end of the toe board.

A side sill inner panel connecting flange formed by being bent in a vehicle width direction at a front end of the side sill inner panel,
A lower front end of the front pillar inner panel is bent in the vehicle width direction, and is overlapped with the side sill inner panel connecting flange by overlapping a lower end of the front pillar inner panel on a front end of the side sill inner panel. A front pillar inner panel coupling flange,
A side sill outer panel connecting flange formed by being bent in a vehicle width direction at a front end of the side sill outer panel,
A front pillar outer panel connection formed by being bent in a vehicle width direction at a lower front end of the front pillar outer panel and being overlapped with the side sill outer panel connection flange by overlapping a lower portion of the front pillar outer panel on a front end of the side sill outer panel. And a flange,
The side sill inner panel connection flange and the front pillar inner panel connection flange are overlapped and connected to the side end of the toeboard,
3. The side sill outer panel connecting flange and the front pillar outer panel connecting flange are overlapped and connected to an extending portion extending outward from a side end of the toe board in the vehicle width direction. Car body side structure.

A side sill inner panel connecting flange formed by being bent in a vehicle width direction at a front end of the side sill inner panel; and a front end of the side sill inner panel formed by being bent in a vehicle width direction at a front end of the front pillar inner panel. A front pillar inner panel connecting flange overlapped with the side sill inner panel connecting flange by overlapping a lower portion of the front pillar inner panel with a side sill; An outer panel connecting flange formed by being bent in a vehicle width direction at a lower front end of the front pillar outer panel and a lower portion of the front pillar outer panel being overlapped with a front end of the side sill outer panel; Vehicle body side structure for an automobile according to claim 1 in which the front pillar outer panel coupling flange, superimposed with each other, characterized in that attached to superimposed lunge.

A toeboard extending in a vehicle width direction at a front end of the vehicle body floor to partition between a vehicle body front part and a vehicle compartment,
5. The side sill inner panel connecting flange, the front pillar inner panel connecting flange, the side sill outer panel connecting flange, and the front pillar outer panel connecting flange are connected to a side end of the toe board. 6. Car side structure.

A side sill having a side sill inner panel and a side sill outer panel, extending at substantially the same closed cross section in the vehicle longitudinal direction along the side of the vehicle body floor, and having a front end facing the front tire;
A front pillar having a front pillar inner panel and a front pillar outer panel, having a front pillar coupled to a front end of the side sill and extending upward from the front end;
A lower front end portion of the front pillar inner panel, a front end portion of the side sill inner panel, a side sill outer panel connecting flange formed by bending from a front end portion of the side sill outer panel toward the vehicle rear, and along the side sill outer panel. A vehicle body side structure for an automobile, wherein a front pillar outer panel connecting flange formed by bending from a front end of the front pillar outer panel toward the vehicle rear is overlapped and connected to each other.

A toeboard extending in a vehicle width direction at a front end of the vehicle body floor to partition between a vehicle body front part and a vehicle compartment,
The lower front end of the front pillar inner panel, the front end of the side sill inner panel, the side sill outer panel connecting flange, and the front pillar outer panel connecting flange are bent from the side end of the toeboard toward the rear of the vehicle body. The vehicle body side structure according to claim 6, wherein the vehicle body side structure is coupled to the formed toeboard coupling flange.

The vehicle body side structure according to any one of claims 1 to 7, wherein the coupling flange is covered by a front fender panel.

The vehicle body side structure according to any one of claims 1 to 8, wherein the coupling flange has a front fender panel mounting portion for mounting the front fender panel.