【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、介護用品として使用されることの多い回転椅子、シャワー用回転椅子等に適用される回転板付き椅子に関し、更に言えば、主にパイプと継手の構造材を使用して組み立てられる椅子における回転板付き椅子の技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のこの種椅子では、図９のように回転機構としてターンテーブル４１を椅子１ａの座面３ｂに配置する形態のものがあり、２枚の円盤をすべり材を介して向かいあわせて回転する該ターンテーブル４１を、主にパイプと継手の構造材を使用して組み立てられた椅子１ａの座面３ｂ上に配置して、人が腰掛けた状態でその体を回転できるようにした椅子がある。
また、座面を回転させる椅子としては、特許文献１、特許文献２がある。
【０００３】
【特許文献１】
実用新案登録第３０８３８３５号公報（第４−９頁、図１）
【特許文献２】
実用新案登録第３０６３８６２号公報（第６−１３頁、図１、２、３）
【０００４】
従来のターンテーブルを使用したような回転機構は、構成部品点数を多く使用するため製造コストが高価になる問題点がある。
また、被介護者、身体障害者等は、身体の大きさや疾病の症状、身体的障害の程度が個々人で相違しているため、個々人の条件に応じて改造する必要がある。改造する場合は、パイプと継手の構造材を使用して組み立てられた椅子本体は比較的簡単に変更可能であるものの、回転機構の径寸法を変更する場合は、ターンテーブル自体が一体製品である為、各個人に合わせて変更できず、いろいろな径寸法のターンテーブルを用意する必要があり、コスト面で無理があった。
そこで、本発明はこれらの問題点に鑑み創案されたもので、主にパイプと継手の構造材を使用して組み立てられる椅子とし、少ない部品点数で回転部を構成しえる安価に製造可能な回転板付き椅子の提供を目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の請求項１に係る回転板付き椅子は、
主にパイプと継手の構造材を使用して組み立てられる椅子において、
座板フレームには鉛直に複数の脚を配置し、前記座板フレーム上には所定大きさの円孔を設けた座板を載置固定し、該脚間には、軸受が挿着可能で、円孔の中心直下に配置される受け口を直角に起立させた中央継手を配置した脚部補強部を横架させた椅子本体と、前記円孔よりやや小さい外径の回転板を有し、該回転板の下面中央に回転軸を垂下させた回転部と、回転軸の他端を挿着可能な軸受とからなり、回転部の回転軸の一方端は回転板に固定し、他端は軸受を介して受け口に回転自在に軸着させたことを特徴としている。
【０００６】
また、請求項２の発明においては、請求項１記載の回転部の回転軸の一方端は中央継手の受口に固定し、他端は軸受を介して回転板に回転自在に配設したことを特徴としている。
従前のパイプと継手の構造材を使用して組立てる椅子では、座面に人が座った場合に、その重み（荷重）から脚同士の間隔が外側へ広がるので、この広がることを防止する事と脚間の補強を兼ねる目的で各脚間にパイプを横架して脚部補強部を設けている（図９参照）。上記請求項１、２の発明は、前記目的の脚部補強部における中央継手を利用し、該中央継手に軸受けを介して回転軸を軸着した回転板付きの椅子を実現している。
【０００７】
請求項３の発明においては、請求項１又は２記載の脚部補強部の上方であって、受け口の直上位置に、貫通孔を設けた継手が配置された回転軸支承部を横架させ、回転軸は貫通孔を挿通させて該回転軸を支承することを特徴としている。回転軸が短い場合は不具合の発生はほとんどないが、長い回転軸を使用した場合は回転軸が傾いたり倒れると回転部の回転が不安定になる。請求項３の発明は、脚部補強部より上方に回転軸支承部を設けて回転軸の傾きや倒れ等が原因で回転部の回転が不安定になるのを防止している。
【０００８】
請求項４の発明においては、請求項１、２、３のいずれかに記載の回転板付き椅子は、背もたれ位置と該背もたれ位置とほぼ直角位置の脚を座板フレームの高さ位置より所定高さ上方に延長部を延設し、その延長部にＬ字形の手すりを交差方向で配設して背もたれ部を形成したことを特徴としている。
請求項４の発明では、Ｌ字形の手すりを配置して座面上における開放空間を広く取り、乗り移りの際の行動範囲の自由度を増大させている。
【０００９】
請求項５の発明においては、請求項１、２、３、４のいずれかに記載の回転板は、その上面を座板上面の高さと同じか又はやや上方に突出させて配置したことを特徴としている。回転板の上面と座板上面の高さを同じ高さに設定した場合は、回転板と座板間に段差がなくなるので、人は乗り移りがスムーズにできる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
図１〜８は本発明の回転板付き椅子１に関し、この回転板付き椅子１の第１実施例を図１、図４により説明する。
回転板付き椅子１の椅子本体１ａは、主として外径が約２８ｍｍぐらいの樹脂被覆鋼管（以下パイプという）と継手を使用して組み立てられており、上面に座板３を載置する座板フレーム３１には鉛直に複数の脚５を配置し、該各脚５間には脚部補強部６を水平に横架し、 さらにその上方には回転軸支承部７を水平に横架し、脚５は上方に延設して背もたれ部２ａが形成されている。また、椅子本体１ａに組み込まれる回転部４ａは、脚部補強部６に軸受４７を介して回転軸４２が回転自在に挿着されている。
【００１１】
次に、本発明を詳細に説明する。椅子本体１ａの座板フレーム３１は、対角線上で対向する二つの継手３２に水平方向に一対のＬ字形パイプ３１ａを方形に接着固定して組立てられており、座板フレーム３１の四隅位置に配置した二つの継手３２と継手３３及び継手３４により、鉛直方向に４本のパイプの脚５が配置されている。また、床面と接する各脚５の下端には、滑り止め用のゴムキャップ５１が装着されている。
椅子本体１ａの座板３は、樹脂製板で製作されていて、人が腰掛ける上面側にはクッション性を有する発泡材が貼着され（図示省略）、該座板３は座板フレーム３１の適宜位置に固定した取付具３７により座板フレーム３１上に載置固定されている。また、座板３のほぼ中央には、所定の大きさの円孔３ａが設けられている。
椅子本体１ａの４本の脚５間には、荷重で脚５同士の間隔が外側に広がるのを防止し、かつ脚５間を堅固に補強する目的で、座板フレーム３１の下方位置に脚部補強部６が配置されている。
この脚部補強部６は、図４のように、円孔３ａの中心直下に対応する位置に受け口６４を直角に起立させて十字形に形成された中央継手６２を持ち、該脚部補強部６は、脚５に固定される第１継手６１と中央継手６２に下パイプ６５を介して対角線方向に連結して、脚５間に水平に横架されている。
これは、人が座っている状態から起立しようとした時に、足が座面下に潜り込む姿勢になることが不可欠であるので、足が置かれる椅子の前面側の床と座面との下空間が確保されるようなパイプの連結の仕方で、出来るだけ足の邪魔にならないようにしている。
【００１２】
回転部４ａは、図４のように、回転板４と該回転板４の下面中央部から垂下させた回転軸４２で概略構成されている。この回転板４は、前述した座板３と同じ材料で製造され、円孔３ａへ干渉することなく回転可能に、円孔３ａよりやや小さい外径に形成されている。
回転板４の下面中心位置には、中央に受け口４９を垂下させた十字形の継手４８を配置し、該継手４８にパイプ４６を水平方向に接着固定し、そのパイプ４６の端面にキャップ４４ａを嵌着し、パイプ４６へ固定した取付具４４でビス止め固定して、回転板４を固定している。
また、この回転軸４２は、図５のように、脚部補強部６における中央継手６２の受け口６４に挿着可能な外径のパイプを使用し、その一方端４２ａは継手４８の受け口４９に接着固定し、やや縮径された他端４３は軸受４７を介して受け口６４に回転自在に軸着されている。
回転部４ａは、剛性のある鉄板等で作った回転板４の下面中央部に鉄パイプ等で製造した回転軸４２を垂下させて溶接等で固着しても良いが、回転部４ａを継手とパイプで構成した場合は、製品を軽量化でき、その上、回転板４は利用者の大きさに対応して簡単に変更し易いのでより好ましい。
回転軸４２の一方端４２ａは、図５のように、受け口６４に挿着可能な外径に形成し、回転軸４２の縮径された他端４３は、脚部補強部６における中央継手６２の受け口６４に挿着された軸受４７に回転自在に挿着し、回転部４ａが回転可能になっている。 また、回転軸４２の一方端４２ａは、図６のように、脚部補強部６の中央継手６２の受け口６４に接着固定し、他端４３は継手４８の受け口４９に挿入された軸受４７に回転自在に挿着して回転部４ａを回転可能にしても良い。
【００１３】
また、軸受４７は、図４、図５のように、受け口６４の開口部に掛止可能に上端部にフランジ４７ａを設けるのが好ましい。さらに、図示は省略したが、このＰＯＭ樹脂の軸受の代わりにベアリングを利用しても良いし、受け口６４の内面に例えば、摩擦係数が低く耐磨耗性が良いテフロンシート等を貼り付けて軸受けとしてもよい。
【００１４】
また、回転板付き椅子１の第１実施例を図示した図１、図４、第３実施例を図示した図３、第４の実施例を図示した図７は、回転軸の全長を長くした場合で、脚５間には回転軸支承部７が配置されている。
この回転軸支承部７は、図４〜６のように、脚部補強部６の上方であって、脚部補強部６の中央継手６２の受け口６４の直上位置に貫通孔７３を設けた継手７２を持ち、脚部５に固定される第２継手７１と継手７２に上パイプ７５を介して対角線に連結して脚５間に水平に横架させ、前記貫通孔７３に回転軸４２を挿通して該回転軸４２を垂直に支承している。回転軸４２の全長を長くしても回転軸支承部７によって回転軸４２が倒れ込むのを防止し、回転ブレの発生を防ぐため回転軸４２の回転をスムーズにできる。 この回転軸支承部７は、座板フレーム３１にできるだけ近づけて横架させるのが望ましい。
また、第２実施例を図示した図２、第５実施例を図示した図８のように、回転軸４２の全長を短くした場合は、回転軸４２は倒れ込まないので、回転軸支承部７を取り付けなくても良い。
【００１５】
第５実施例を図示した図８は、脚部補強部６のもう一つの実施例であり、この脚部補強部６は、図８のように円孔３ａの中心直下に対応する位置に受け口６４を向けて配置した十字形の中央継手６２ａをもち、左右両側前後脚５間を継手とパイプで連結した連結部５２の中間同士を、下パイプ６５で中央継手６２ａと連結し脚５間に水平に横架している。
【００１６】
第１実施例を図示した図１、図４、第４の実施例を図示した図７、第５実施例を図示した図８のように、背もたれ位置の２本の脚５と、円孔３ａの近傍で、該背もたれ位置と直角位置にある１本の脚５は、座板フレーム３１の高さ位置より所定高さ上方に延長部５ａを延設し、その延長部５ａ上端に継手３５、３６によりＬ字形の手すり２を交差方向、この実施例では延長部５ａに直角方向に取り付けて背もたれ部２ａを形成している。
なお、第２実施例を図示した図２や第３実施例を図示した図３のように、背もたれ部２ａを取り付けなくても良い。
【００１７】
また、回転板４は、第５実施例を図示した図８のように、その上面を座板３上面の高さよりやや突出させて配置しても良い。これは、障害者等が座面に座った状態で回転板上で体を回転させる時、下肢が不自由で足を持ち上げられない人等の場合は、腿の裏を座板３の縁に擦ることが多いので、回転板４の上面を座板３上面の高さよりやや突出させて回転板４２の回転を妨げないようにしている。
また、第１実施例を図示した図１のように、回転板４の上面を座板３上面の高さと同じ高さに設定した場合は、段差がなくなるので、人が乗り移る場合には乗り移りがスムーズにできる。この回転板４の高低は障害者の程度によって決定される。
【００１８】
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏するものである。
（１）本発明の椅子は、回転部の構成を単純化し、かつ比較的安価に入手可能なパイプや継手等の構造材で組立てる構成としたことにより、従来の製品より安い価格で提供できる。
（２）椅子を構成するパイプや継手等の構造材は、自由にかつ簡単に変更可能な材料を使用しているため、身長や障害箇所や障害程度等の条件に対応して各個人に合わせて変更や加工ができる。
（３）椅子の手すりはＬ字状に形成し、座面の開放面積を広くしたことにより、利用者は乗り移りの際の空間が広く取れる。従って、被介護者や身体的障害者の行動範囲の自由度が大きくなる。
（４）回転部は脱着が簡単であるから、回転部を外せば座板の円孔から内部の汚れ等の掃除が楽にできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例における、背もたれ部を備えた回転板付き椅子の斜視図である。
【図２】本発明の第２実施例における、背もたれ部、回転軸支承部のない回転板付き椅子の斜視図である。
【図３】本発明の第３実施例における、背もたれ部のない回転板付き椅子の斜視図である。
【図４】本発明の第１実施例における、背もたれ部を備えた回転板付き椅子の分解斜視図である。
【図５】第１実施例における中央縦断面図である。
【図６】回転軸の一方端を脚部補強部の受け口に固定し、他端を受け口の軸受に挿着した実施例における中央縦断面図である。
【図７】本発明の第４実施例における回転板付き椅子の斜視図である。
【図８】本発明の第５実施例における回転支承部を省いた回転板付き椅子の斜視図である。
【図９】従来の実施例図である。
【符号の説明】
１ 回転板付き椅子
１ａ 椅子本体
２ 手すり
２ａ 背もたれ部
３ 座板
３ａ 円孔
３１ 座板フレーム
３２、３３、３４、３５、３６ 継手
３７ 取付具
４ａ 回転部
４ 回転板
４２ 回転軸
４２ａ 一方端
４３ 他端
４４ 取付具
４６ パイプ
４７ 軸受
４８ 継手
４９ 受け口
５ 脚
５１ ゴムキャップ
５２ 連結部
６ 脚部補強部
６１ 第１継手
６２、６２ａ 中央継手
６４ 受け口
６５ 下パイプ
７ 回転軸支承部
７１ 第２継手
７２ 継手
７３ 貫通孔
７５ 上パイプ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a swivel chair often used as a nursing care product, a swivel chair applied to a swivel chair for a shower, and the like, and more particularly, a chair assembled mainly using structural materials of pipes and joints. The present invention relates to the technology of a chair with a rotating plate.
[0002]
[Prior art]
As this kind of conventional chair, as shown in FIG. 9, there is a type in which a turntable 41 is arranged on a seating surface 3b of a chair 1a as a rotating mechanism, and the two disks are rotated by facing each other via a sliding member. There is a chair in which a turntable 41 is arranged on a seat surface 3b of a chair 1a assembled mainly using structural materials of pipes and joints so that a person can rotate the body while sitting on the chair.
Patent Literatures 1 and 2 disclose chairs that rotate a seat surface.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Registration No. 3083835 (page 4-9, FIG. 1)
[Patent Document 2]
Japanese Utility Model Registration No. 3068362 (page 6-13, FIGS. 1, 2, and 3)
[0004]
A rotating mechanism using a conventional turntable has a problem that the manufacturing cost is high because the number of components is large.
Cared persons, physically handicapped persons, and the like need to be remodeled according to their individual conditions, because the size of the body, the symptoms of the disease, and the degree of physical disability differ among individuals. When remodeling, the chair body assembled using the structural material of the pipe and the joint can be changed relatively easily, but when changing the diameter of the rotating mechanism, the turntable itself is an integral product Therefore, it cannot be changed according to each individual, and it is necessary to prepare turntables of various diameters, which has been impossible in terms of cost.
Therefore, the present invention was devised in view of these problems, and is a chair that can be assembled mainly using pipes and joint structural materials. The purpose is to provide chairs with boards.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, a chair with a rotating plate according to claim 1 of the present invention is:
In chairs that are mainly assembled using structural materials of pipes and joints,
A plurality of legs are arranged vertically on the seat plate frame, and a seat plate provided with a circular hole of a predetermined size is placed and fixed on the seat plate frame, and a bearing can be inserted between the legs. A chair body having a leg reinforcing portion arranged side by side with a central joint in which a receptacle arranged immediately below the center of the circular hole is erected at a right angle, and a rotating plate having an outer diameter slightly smaller than the circular hole, A rotating portion having a rotating shaft suspended at the center of the lower surface of the rotating plate, and a bearing into which the other end of the rotating shaft can be inserted. One end of the rotating shaft of the rotating portion is fixed to the rotating plate. It is characterized in that it is rotatably mounted on a receiving port via a bearing.
[0006]
Further, in the invention of claim 2, one end of the rotating shaft of the rotating portion according to claim 1 is fixed to the receiving port of the central joint, and the other end is rotatably disposed on the rotating plate via a bearing. It is characterized by.
In a chair that is assembled using conventional pipe and joint structural materials, when a person sits on the seat, the weight (load) spreads the distance between the legs outwards. For the purpose of reinforcing the legs, a leg reinforcing portion is provided by bridging a pipe between the legs (see FIG. 9). The invention according to claims 1 and 2 realizes a chair with a rotating plate in which a rotary joint is pivotally mounted on the central joint via a bearing by using a central joint in the leg reinforcing portion of the object.
[0007]
In the invention according to claim 3, a rotary shaft support portion in which a joint having a through-hole is disposed at a position directly above the receptacle above the leg reinforcing portion according to claim 1 or 2, The rotating shaft is characterized in that the rotating shaft is inserted through the through hole to support the rotating shaft. When the rotating shaft is short, there is almost no problem, but when a long rotating shaft is used, the rotation of the rotating unit becomes unstable when the rotating shaft is tilted or tilted. According to the third aspect of the present invention, the rotation shaft supporting portion is provided above the leg reinforcing portion to prevent the rotation of the rotation portion from becoming unstable due to the inclination or falling down of the rotation shaft.
[0008]
According to a fourth aspect of the present invention, in the chair with a rotating plate according to any one of the first to third aspects, the backrest position and the legs substantially perpendicular to the backrest position are set at a predetermined height from the height position of the seat plate frame. An extension is extended upward, and an L-shaped handrail is arranged in the extension in the cross direction to form a backrest portion.
According to the fourth aspect of the present invention, an L-shaped handrail is arranged to provide a wide open space on the seating surface, thereby increasing the degree of freedom of the range of movement at the time of transfer.
[0009]
According to a fifth aspect of the present invention, the rotating plate according to any one of the first, second, third, and fourth aspects is arranged such that an upper surface thereof is equal to or slightly higher than the height of the upper surface of the seat plate. And When the height of the upper surface of the rotary plate and the height of the upper surface of the seat plate are set to the same height, there is no step between the rotary plate and the seat plate, so that a person can move smoothly.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
1 to 8 relate to a chair 1 with a rotating plate according to the present invention. A first embodiment of the chair 1 with a rotating plate will be described with reference to FIGS.
The chair main body 1a of the chair 1 with a rotating plate is assembled mainly using a resin-coated steel pipe (hereinafter referred to as a pipe) having an outer diameter of about 28 mm and a joint, and a seat plate frame on which the seat plate 3 is placed on the upper surface. A plurality of legs 5 are vertically disposed on 31. A leg reinforcing portion 6 is horizontally laid between the legs 5, and a rotation shaft support portion 7 is horizontally laid horizontally above the legs. Reference numeral 5 extends upward to form a backrest 2a. The rotating shaft 4 is rotatably inserted into the leg reinforcing portion 6 of the rotating portion 4 a incorporated in the chair body 1 a via a bearing 47.
[0011]
Next, the present invention will be described in detail. The seat plate frame 31 of the chair body 1a is assembled by horizontally bonding a pair of L-shaped pipes 31a to two joints 32 facing each other on a diagonal line, and is disposed at four corner positions of the seat plate frame 31. With the two joints 32, the joints 33, and the joints 34, four pipe legs 5 are arranged in the vertical direction. Further, a rubber cap 51 for preventing slippage is attached to a lower end of each leg 5 in contact with the floor surface.
The seat plate 3 of the chair body 1a is made of a resin plate, and a foam material having a cushioning property is adhered to an upper surface side on which a person sits (not shown). It is placed and fixed on the seat plate frame 31 by a fixture 37 fixed at an appropriate position. A circular hole 3a of a predetermined size is provided substantially at the center of the seat plate 3.
Between the four legs 5 of the chair main body 1a, the legs are placed below the seat plate frame 31 in order to prevent the distance between the legs 5 from spreading outward due to the load and to firmly reinforce the space between the legs 5. The part reinforcement part 6 is arrange | positioned.
As shown in FIG. 4, the leg reinforcing portion 6 has a central joint 62 formed in a cross shape with the receiving port 64 erected at a right angle at a position directly below the center of the circular hole 3a. Reference numeral 6 denotes a first joint 61 fixed to the leg 5 and a central joint 62 connected diagonally via a lower pipe 65, and is horizontally laid between the legs 5.
This is because it is indispensable for the feet to go under the seat when the person is trying to stand up from the sitting state, so the space under the seat and the floor on the front side of the chair where the feet are placed The pipes are connected in such a way as to ensure that they do not interfere with the feet as much as possible.
[0012]
As shown in FIG. 4, the rotating part 4a is generally constituted by a rotating plate 4 and a rotating shaft 42 suspended from the center of the lower surface of the rotating plate 4. The rotary plate 4 is made of the same material as the seat plate 3 described above, and has an outer diameter slightly smaller than that of the circular hole 3a so as to be rotatable without interfering with the circular hole 3a.
At the center of the lower surface of the rotating plate 4, a cross-shaped joint 48 having a receiving port 49 suspended at the center is arranged, a pipe 46 is adhesively fixed to the joint 48 in a horizontal direction, and a cap 44 a is attached to an end face of the pipe 46. The rotating plate 4 is fixed by being screwed and fixed by a fitting 44 fixed to the pipe 46.
Further, as shown in FIG. 5, the rotating shaft 42 uses a pipe having an outer diameter that can be inserted into the receiving port 64 of the central joint 62 in the leg reinforcing portion 6, and one end 42 a of the pipe is connected to the receiving port 49 of the joint 48. The other end 43, which has been adhesively fixed and has a slightly reduced diameter, is rotatably mounted on a receiving port 64 via a bearing 47.
The rotating part 4a may be fixed by welding or the like by hanging a rotating shaft 42 made of an iron pipe or the like at the center of the lower surface of the rotating plate 4 made of a rigid iron plate or the like. The use of a pipe is more preferable because the product can be reduced in weight and the rotating plate 4 can be easily changed according to the size of the user.
As shown in FIG. 5, one end 42a of the rotating shaft 42 is formed to have an outer diameter that can be inserted into the receiving port 64, and the reduced-diameter other end 43 of the rotating shaft 42 is connected to the central joint 62 of the leg reinforcing portion 6. The rotatable portion 4a is rotatably inserted into a bearing 47 inserted into the receiving port 64 of the rotary member 4a. As shown in FIG. 6, one end 42a of the rotating shaft 42 is adhesively fixed to a receiving port 64 of a central joint 62 of the leg reinforcing portion 6, and the other end 43 is connected to a bearing 47 inserted into a receiving port 49 of the joint 48. The rotation unit 4a may be rotatably inserted so as to be rotatable.
[0013]
Further, as shown in FIGS. 4 and 5, the bearing 47 is preferably provided with a flange 47a at the upper end so as to be able to be hooked on the opening of the receiving port 64. Further, although not shown, a bearing may be used instead of the POM resin bearing, or a Teflon sheet having a low friction coefficient and good abrasion resistance is attached to the inner surface of the receiving port 64, for example. It may be.
[0014]
1 and 4 illustrating the first embodiment of the rotating plate-mounted chair 1, FIG. 3 illustrating the third embodiment, and FIG. 7 illustrating the fourth embodiment, the overall length of the rotating shaft is increased. In some cases, between the legs 5 a rotary shaft bearing 7 is arranged.
As shown in FIGS. 4 to 6, the rotary shaft bearing 7 is provided with a through hole 73 at a position above the leg reinforcing portion 6 and directly above the receiving hole 64 of the central joint 62 of the leg reinforcing portion 6. A second joint 71 fixed to the leg 5 and a joint 72 are connected diagonally to the joint 72 via an upper pipe 75 so as to be horizontally laid between the legs 5, and the rotary shaft 42 is inserted into the through hole 73. Thus, the rotating shaft 42 is supported vertically. Even if the entire length of the rotating shaft 42 is increased, the rotating shaft support 7 prevents the rotating shaft 42 from falling down, and the rotation of the rotating shaft 42 can be smoothly performed to prevent the occurrence of rotation blur. It is desirable that the rotary shaft support 7 be laid horizontally as close as possible to the seat frame 31.
Further, as shown in FIG. 2 illustrating the second embodiment and FIG. 8 illustrating the fifth embodiment, when the entire length of the rotating shaft 42 is shortened, the rotating shaft 42 does not fall down. You do not need to attach
[0015]
FIG. 8 showing the fifth embodiment is another embodiment of the leg reinforcing portion 6, and the leg reinforcing portion 6 is provided at a position corresponding to immediately below the center of the circular hole 3a as shown in FIG. A center joint 62a having a cross-shaped arrangement facing 64 is connected to the center joint 62a with a lower pipe 65 to connect the middle of the connecting portion 52 where the left and right front and rear legs 5 are connected by a joint and a pipe. It lays horizontally.
[0016]
As shown in FIG. 1, FIG. 4 illustrating the first embodiment, FIG. 7 illustrating the fourth embodiment, and FIG. 8 illustrating the fifth embodiment, two legs 5 at the backrest position and a circular hole 3a , One leg 5 at a position perpendicular to the backrest position has an extension 5a extending a predetermined height above the height position of the seat plate frame 31, and a joint 35 is provided at the upper end of the extension 5a. 36, the L-shaped handrail 2 is attached in the cross direction, in this embodiment, at right angles to the extension 5a to form the backrest 2a.
Note that the backrest 2a may not be attached as in FIG. 2 illustrating the second embodiment and FIG. 3 illustrating the third embodiment.
[0017]
Further, as shown in FIG. 8 illustrating the fifth embodiment, the rotating plate 4 may be arranged with its upper surface slightly protruding from the height of the upper surface of the seat plate 3. This is because when a person with a disability rotates his / her body on a rotating plate while sitting on a seat, in the case of a person who has difficulty in lifting his / her limbs and cannot lift his / her legs, the back of the thigh is placed on the edge of the seat plate 3. Since the rubbing often occurs, the upper surface of the rotary plate 4 is slightly protruded from the height of the upper surface of the seat plate 3 so as not to hinder the rotation of the rotary plate 42.
When the upper surface of the rotary plate 4 is set at the same height as the upper surface of the seat plate 3 as in FIG. 1 illustrating the first embodiment, there is no step. Can be smooth. The height of the rotating plate 4 is determined by the degree of the disabled person.
[0018]
【The invention's effect】
The present invention has the following effects.
(1) The chair of the present invention can be provided at a lower price than conventional products by simplifying the configuration of the rotating part and assembling it with structural materials such as pipes and joints that can be obtained relatively inexpensively.
(2) Since the structural materials such as pipes and joints that make up the chair are made of materials that can be freely and easily changed, they can be tailored to each individual according to the conditions such as height, obstacle location and degree of obstacle. Can be changed and processed.
(3) The handrail of the chair is formed in an L shape, and the open area of the seat surface is widened, so that the user can have a large space when transferring. Therefore, the degree of freedom of the range of action of the care receiver and the physically handicapped person increases.
(4) Since the rotating part is easily detachable, removing the rotating part makes it easy to clean the inside of the seat plate from the circular holes.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a chair with a rotating plate having a backrest according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a chair with a rotating plate without a backrest and a rotating shaft support according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view of a chair with a rotating plate without a backrest according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an exploded perspective view of a chair with a rotating plate having a backrest according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a central longitudinal sectional view in the first embodiment.
FIG. 6 is a central longitudinal sectional view of an embodiment in which one end of a rotating shaft is fixed to a receptacle of a leg reinforcing portion and the other end is inserted into a bearing of the receptacle.
FIG. 7 is a perspective view of a chair with a rotating plate according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a perspective view of a chair with a rotating plate without a rotating bearing according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram of a conventional example.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 1 chair with rotating plate 1a chair body 2 handrail 2a backrest 3 seat plate 3a circular hole 31 seat plate frames 32, 33, 34, 35, 36 joint 37 mounting fixture 4a rotating unit 4 rotating plate 42 rotating shaft 42a one end 43 other End 44 Mounting tool 46 Pipe 47 Bearing 48 Joint 49 Receptacle 5 Leg 51 Rubber cap 52 Connecting part 6 Leg reinforcement 61 First joint 62, 62 a Central joint 64 Receptacle 65 Lower pipe 7 Rotary shaft bearing 71 Second joint 72 Joint 73 Through hole 75 Upper pipe
